JPWO2010131641A1 - 細胞の状態を判別する方法 - Google Patents
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Abstract
Description
判別対象になっている細胞の持つ糖鎖又は当該糖鎖を含有している糖鎖含有サンプルを、液相中で複数種類のレクチンに結合させたまま測定することによって得た、前記複数種類のレクチンにそれぞれ結合した前記判別対象になっている細胞の量又は糖鎖含有サンプルの量を用いて細胞の状態を判別する方法
である。
前記細胞が幹細胞または前駆細胞であることを特徴とする請求項1記載の細胞の状態を判別する方法
である。
前記幹細胞が体性幹細胞、胚性幹細胞、核移植幹細胞、または、人工多能性幹細胞のいずれかであることを特徴とする請求項2記載の細胞の状態を判別する方法
である。
前記体性幹細胞が造血幹細胞、又は、間葉系幹細胞であることを特徴とする請求項3記載の細胞の状態を判別する方法
である。
前記細胞が哺乳動物由来、又は、ヒト由来であることを特徴とする請求項2乃至4いずれか一項記載の細胞の状態を判別する方法
である。
判別する細胞の状態が、細胞の未分化の状態及び、細胞の分化の状態を含むことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項記載の細胞の状態を判別する方法
である。
判別する細胞の状態が、細胞の分化傾向、又は、細胞の分化に対する抵抗性であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項記載の細胞の状態を判別する方法
である。
判別する細胞の状態が、細胞のがん化、又は細胞のがん化の傾向であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項記載の細胞の状態を判別する方法
である。
前記糖含有分子が糖タンパク質、糖ペプチド、糖脂質、プロテオグリカンの中のいずれか一種又は複数種であることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項記載の細胞の状態を判別する方法
である。
前記複数種類のレクチンがレクチンアレイ、ELISAプレート、磁気ビーズ、ラテックスビーズの中のいずれか一種に固定されていることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一項記載の細胞の状態を判別する方法
である。
前記細胞または糖鎖含有サンプルの量が蛍光測定または発光測定によって測定されることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか一項記載の細胞の状態を判別する方法
である。
前記蛍光測定がエバネッセント励起法または共焦点蛍光測定法であることを特徴とする請求項11記載の細胞の状態を判別する方法
である。
前記蛍光測定がフローサイトメトリーであることを特徴とする請求項11記載の細胞の状態を判別する方法
である。
細胞状態の判別方法が遺伝子発現解析、または対象となる状態の細胞の特異的マーカー抗体との結合測定の片方又は両方と組み合わせて行われることを特徴とする請求項1乃至13いずれか一項記載の細胞の状態を判別する方法
である。
細胞状態の判別方法が線形判別分析又は、非線形判別分析によって行われることを特徴とする請求項1乃至13のいずれか一項記載の細胞の状態を判別する方法
である。
前記非線形判別分析が、マハラノビス距離による判別分析であることを特徴とする請求項15記載の細胞の状態を判別する方法
である。
細胞状態の判別方法が教師あり機械学習手法または半教師あり機械学習手法によるものであることを特徴とする請求項1乃至13のいずれか一項記載の細胞の状態を判別する方法
である。
前記機械学習手法がk近傍法、ナイーブベイズ分類器、決定木、ニューラルネットワーク、サポートベクターマシン、バギング法、ブースティング法、ランダムフォレスト法から選ばれるいずれかの手法によって行われることを特徴とする請求項17記載の細胞の状態を判別する方法
である。
細胞状態の判別方法が、主成分分析、クラスター分析、自己組織化マップから選ばれるいずれかの手法によって行われることを特徴とする請求項1乃至13のいずれか一項記載の細胞の状態を判別する方法
である。
判別する細胞の状態がヒト胚性幹細胞またはヒト人工多能性幹細胞の未分化および分化であり、その判別に使用するレクチンがイヌエンジュレクチンI、インゲンマメレクチン(L)、インゲンマメレクチン(E)、スピンドルツリーレクチンの中のいずれか一種、またはこれらの中のいずれかのレクチンにそれぞれ類似の糖結合特異性を持つ分子からなる群から1つまたは複数選択されたものであることを特徴とする請求項1乃至19のいずれか一項記載の細胞の状態を判別する方法
である。
判別する細胞の状態がヒト間葉系幹細胞の未分化および骨分化であり、その判別に使用するレクチンがイヌエンジュレクチンI、ニワトコレクチン、ニホンニワトコレクチン、キカラスウリレクチン−I、デイゴマメレクチンの中のいずれか一種、またはこれらの中のいずれかのレクチンにそれぞれ類似の糖結合特異性を持つ分子からなる群から1つまたは複数選択されたものであることを特徴とする請求項1乃至19のいずれか一項記載の細胞の状態を判別する方法
である。
本発明によれば上記の判別方法により判別された細胞を提供することができる。
サンプルが細胞抽出物である場合の本発明のヒト未分化細胞判別方法の一例を説明する。
1x106〜5x106個のヒト胚性幹(hES)細胞およびhES細胞から分化させた胚葉体(EB)を凍結保存した細胞ペレットから、CelLytic MEM protein extraction kit(Sigma社製)を用いて、膜タンパク質を含む疎水性画分を分離抽出した。抽出液を20-60倍希釈してMicro BCA protein assay kit (PIERCE社製)を用いてタンパク質濃度を測定した。
疎水性画分に含まれるタンパク質0.2μgについて、Cy3-NHS(GEヘルスケア社製)を反応させ、蛍光標識を行った。反応後、Sephadex G-25カラムを用いて反応液から未反応の蛍光標識試薬を除いた。
蛍光ラベル化タンパク質を最終濃度0.5μg/mlまたは0.25μg/mlになるよう、1%Triton X-100, 0.5M Glycine, 1mM CaCl2, 1mM MnCl2 を含む TBS で調製し、レクチンマイクロアレイ上に載せ、4℃で一晩反応させた。これによりサンプル中の蛍光標識糖タンパク質は、それぞれの持つ糖とレクチンの特異性に応じて結合する。
反応液を取り除き、1%Triton X-100 含有TBSによる洗浄を行った後、エバネッセント場励起型スキャナー(GlycoStation Reader, GPバイオサイエンス社製)でレクチンマイクロアレイの蛍光測定を行った。測定時の露光時間を199msecとして、カメラゲインは70, 80, 90 ,100, 110の各段階で測定した。
各レクチンに対する蛍光強度を数値化し、得られた各レクチンの3スポットの数値データを平均したものをレクチンの示した蛍光強度とした。
1)説明変数の抽出
上記相対値を常用対数に変換した値を用いて、クラスター分析法及び主成分分析法によりレクチンのシグナルパターンを解析し、未分化細胞群(hES)と分化細胞群(EB)に分かれることを確認した(図2、 図3)。
線形判別分析法を用いて、1)で抽出したレクチンを説明変数とする以下の判別式(1)を求めた。MAL, PHA(E), EELはそれぞれのレクチンの上記相対値を示す。
上記2)で作成した判別式を、hES細胞、EB、ヒト肺組織由来線維芽細胞(MRC5)及びMRC5由来のiPS細胞をサンプルとして上記と同様に得たレクチンマイクロアレイデータに適用し、細胞の未分化及び分化の判別を行った(図4)。
上記2)で作成した判別式を、3)とは別に測定したヒト羊膜由来間葉系細胞、及び羊膜由来間葉系細胞由来のiPS細胞をサンプルとして上記と同様に得たレクチンマイクロアレイデータに適用し、未分化及び分化の判別を行った(図5)。
上記で抽出した3レクチンのデータを用いて、上記hES細胞及びEBを学習データ、上記MRC5及びMRC5由来iPS細胞をテストデータとして、k近傍法(k=3)により判別を行った。その結果、iPS細胞の21データは全てhES細胞のクラスに、MRC5の3データは全てEBのクラスに分類された。以上より、この手法が未分化の多能性幹細胞の判別に有効であることが確認された。
上記ES細胞及び EB(各3株)から抽出したRNAよりcDNAを合成し、hES細胞の未分化マーカー遺伝子の発現を定量real-time PCR (qRT-PCR)にて測定した。得られた結果についてhES細胞の発現量を1とした相対量として示した(図6)。この結果により、本実施例に用いたEBにおいてはhES細胞が示した未分化性マーカーが大幅に低下していることが確認された。
サンプルが細胞抽出物である場合の本発明のヒト未分化細胞判別方法の一例を説明する。
1x106〜5x106個のヒト間葉系幹細胞と、同細胞を2週間骨芽細胞分化誘導(LONZA,骨芽細胞分化培地で3日ごと培地交換)した細胞の細胞ペレットから、CelLytic MEM protein extraction kitを用いて、膜タンパク質を含む疎水性画分を分離抽出した。抽出液を20-60倍希釈してMicro BCA protein assay kitを用いてタンパク質濃度を測定した。
疎水性画分に含まれるタンパク質0.2μgについて、Cy3-NHSを反応させ、蛍光標識を行った。反応後、Sephadex G-25カラムを用いて反応液から未反応の蛍光標識試薬を除いた。
蛍光ラベル化タンパク質を最終濃度0.25μg/mlになるよう、1%Triton X-100, 0.5M Glycine, 1mM CaCl2, 1mM MnCl2 を含む TBS で調製し、実施例1で使用したものと同じレクチンマイクロアレイ(LecChip)上に載せ、4℃で一晩反応させた。これによりサンプル中の蛍光標識糖タンパク質は、それぞれの持つ糖とレクチンの特異性に応じて結合する。
反応液を取り除き、1%Triton X-100 含有TBSによる洗浄を行った後、エバネッセント場励起型スキャナー(GlycoStation Reader)でレクチンマイクロアレイの蛍光測定を行った。測定時の露光時間を199msecとして、カメラゲインは70, 80, 90 ,100, 110の各段階で測定した。
各レクチンに対する蛍光強度を数値化し、得られた各レクチンの3スポットの数値データを平均したものをレクチンの示した蛍光強度とした。
1)説明変数の抽出
上記相対値を常用対数に変換した値を用いて、主成分分析法によりレクチンのシグナルパターンを解析し、未分化間葉系幹細胞群と骨分化細胞群に分かれることを確認した(図7)。
線形判別分析法を用いて、1)で抽出したレクチンを説明変数とする以下の判別式(2)を求めた。MAL, SNA, SSA, TJA-I, ECAはそれぞれのレクチンの上記相対値を示す。
上記2)で作成した判別式を、上記測定方法と同様に得た間葉系幹細胞及び骨分化細胞のレクチンマイクロアレイデータに適用し、細胞の未分化性及び分化性の判別を行った(図8)。
サンプルが細胞抽出物である場合の本発明のヒト未分化細胞判別方法の一例を説明する。
hES細胞及びEBを凍結保存した細胞ペレット(1x106〜5x106個)から、CelLytic MEM protein extraction kitを用いて、膜タンパク質を含む疎水性画分を分離抽出した。抽出液を20-60倍希釈してMicro BCA protein assay kitを用いてタンパク質濃度を測定した。
疎水性画分に含まれるタンパク質0.2μgに対してCy3-NHSを反応させ、蛍光標識を行った。反応後、Sephadex G-25カラムを用いて反応液から未反応の蛍光標識試薬を除いた。
蛍光ラベル化タンパク質を最終濃度0.5μg/mlになるよう、1%Triton X-100, 0.5M Glycine, 1mM CaCl2, 1mM MnCl2 を含む TBS で調製し、実施例1で使用したものと同じレクチンマイクロアレイ(LecChip)上に載せ、20℃で一晩反応させた。これによりサンプル中の蛍光標識糖タンパク質は、それぞれの持つ糖とレクチンの特異性に応じて結合する。
反応液を取り除き、1%Triton X-100 含有TBSによる洗浄を行った後、エバネッセント場励起型スキャナー(GlycoStation Reader)でレクチンマイクロアレイの蛍光測定を行った。測定時の露光時間を199msecとして、カメラゲインは80, 90 ,100, 110の各段階で測定した。
各レクチンに対する蛍光強度を数値化し、得られた各レクチンの3スポットの数値データを平均したものをレクチンの示した蛍光強度とした。蛍光強度は実施例1と同様の手法により補正したデータを用いた。
上記相対値を常用対数に変換した値を用いて、クラスター分析法及び主成分分析法によりレクチンのシグナルパターンを解析し、それぞれの細胞群に分かれることを確認した(図9、 図10)。
サンプルが細胞抽出物である場合の本発明のヒトES細胞分化傾向の判別方法の一例を説明する。
分化傾向が調べられたヒトES細胞株3株(HUES 3, HUES 8, HUES 9)を凍結保存した細胞ペレット(1x106〜5x106個)から、CelLytic MEM protein extraction kitを用いて、膜タンパク質を含む疎水性画分を分離抽出した。抽出液を20-60倍希釈してMicro BCA protein assay kitを用いてタンパク質濃度を測定した。
それぞれの細胞株の分化傾向は以下の通りである(K. Osafune et al., Nature Biotechnology 2008, 26, 313-315)。HUES 3: 外胚葉、心臓への分化傾向を持つ。HUES 8: 中胚葉、内胚葉、皮膚、脂肪、血液、内皮、膵臓、肝臓、腸への分化傾向を持つ。HUES 9: 外胚葉、神経への分化傾向を持つ。
上記により得られた相対値を常用対数に変換した値を用いて、クラスター分析及び主成分分析法によりレクチンのシグナルパターンを解析したところ、それぞれの細胞株に分かれることが確認された(図12、図13)。
サンプルが細胞である場合の本発明のヒト間葉系幹細胞およびヒト胎児性癌細胞の判別方法の一例を説明する。
ヒト骨髄由来間葉系幹細胞2株(UEET12、UET13)およびヒト胎児性癌細胞1株(NCR G3)の培養細胞を5mM EDTA/ 2mM EGTAを含むPBSにより剥離させ回収した。細胞を4%ホルムアルデヒドを含むPBSを用いて30分間室温で固定化し、PBSにより2回洗浄を行った。
固定化した細胞を1μg/mLのビオチン化レクチンと60分間反応させた。細胞はPBSにより2回洗浄し、Alexa488標識ストレプトアビジンと60分間反応させた。さらに細胞をPBSにより2回洗浄し、セルストレーナーにより凝集した細胞を除いた。レクチンはWGA、SSA、SNA、MAH、PNA、BPL、ABA、ACA、PWM、MAL、AAL、LEL、DSA、ConA、PHA(E)、Jacalin、HPA、DBA、SBA、PHA(L)、PSAの21種類を使用した。
Beckman FC500フローサイトメーターによりフローサイトメトリー測定を行った。レクチン染色を行った細胞で検出された蛍光シグナルの平均値から、染色していない細胞で検出されたシグナルを引いた値を測定値とした。21種類のレクチンのシグナルのうち、最も高い値を示したレクチンのシグナルを1.0として、そのほかのレクチンのシグナルをそれに対する相対値として規格化を行った。
上記により得られた測定値を常用対数に変換した値を用いて、21種類のレクチンのうち、MAL、PHA(L)の2種類の値を用いてクラスター分析により解析したところ、胎児性癌細胞株と間葉系幹細胞株2種が分かれるという結果が得られた(図14)。
サンプルが細胞抽出物である場合の本発明の由来組織の異なるヒト間葉系幹細胞の判別方法の一例を示す。
それぞれ由来組織が臍帯血由来(UCB302)、骨髄由来(UET13、UBET7、3F0664)および子宮内膜由来(EPC100)であるヒト間葉系幹細胞株5株をサンプルとした。
各細胞株の遺伝子発現解析データは、NCBIのGEOデータベース(http://www.ncbi.nlm.nih.gov/geo/)に登録されているデータを使用した。各細胞株のIDは3F0664:GSM201145、UET13:GSM210397、UBET7:GSM210386、UCB302:GSM210404、EPC100:GSM210413である。
上記各細胞を凍結保存した細胞ペレットから、CelLytic MEM protein extraction kitを用いて、膜タンパク質を含む疎水性画分を分離抽出した。抽出液を20-60倍希釈してMicro BCA protein assay kitを用いてタンパク質濃度を測定した。
疎水性画分に含まれるタンパク質0.2μgについて、Cy3-NHSを反応させ、蛍光標識を行った。反応後、Sephadex G-25カラムを用いて反応液から未反応の蛍光標識試薬を除いた。
蛍光ラベル化タンパク質を最終濃度0.25μg/mlになるよう、1%Triton X-100, 0.5M Glycine, 1mM CaCl2, 1mM MnCl2 を含む TBS で調製し、実施例1で使用したものと同じレクチンマイクロアレイ(LecChip)上に載せ、4℃で一晩反応させた。これによりサンプル中の蛍光標識糖タンパク質は、それぞれの持つ糖とレクチンの特異性に応じて結合する。
反応液を取り除き、1%Triton X-100 含有TBSによる洗浄を行った後、エバネッセント場励起型スキャナー(GlycoStation Reader)でレクチンマイクロアレイの蛍光測定を行った。測定時の露光時間を199msecとして、カメラゲインは70, 80, 90 ,100, 110の各段階で測定した。
各レクチンに対する蛍光強度を数値化し、得られた各レクチンの3スポットの数値データを平均したものをレクチンの示した蛍光強度とした。
上記により得られた相対値を常用対数に変換した値を用いて、クラスター分析によりシグナルを解析したところ、細胞の由来組織を反映したグループ分けがなされることが確認された(図16)。
サンプルが細胞抽出物であり、判別する状態がヒト未分化細胞の未分化性及び細胞の分化度である場合の本発明の判別方法の一例を説明する。
ヒトiPS細胞およびiPS細胞から分化させた胚様体(EB)2種(分化誘導後4日後および16日後)を凍結保存した細胞ペレットから、CelLytic MEM protein extraction kit を用いて、親水性画分を分離抽出した。抽出液を20-60倍希釈してMicro BCA protein assay kitを用いてタンパク質濃度を測定した。
親水性画分に含まれるタンパク質1μgに対して、Cy3-NHS(GEヘルスケア社製)を反応させ、蛍光標識を行った。反応後、Sephadex G-25カラムを用いて反応液から未反応の蛍光標識試薬を除いた。
蛍光ラベル化タンパク質を最終濃度0.5μg/mlまたは0.25μg/mlになるよう、1%Triton X-100, 0.5M Glycine, 1mM CaCl2, 1mM MnCl2 を含む TBS で調製し、レクチン・抗体マイクロアレイ上に載せ、4℃で一晩反応させた。これによりサンプル中の蛍光標識糖タンパク質は、それぞれの持つ糖とレクチンの特異性に応じて結合し、サンプル中のマーカー物質はそれぞれの抗体の特異性に応じて結合する。
反応液を取り除き、1%Triton X-100 含有TBSによる洗浄を行った後、エバネッセント場励起型スキャナー(GlycoStation Reader, GPバイオサイエンス社製)でレクチンマイクロアレイの蛍光測定を行った。測定時の露光時間を199msecとして、カメラゲインは70, 80, 90 ,100, 110の各段階で測定した。
各レクチン及び抗体に対する蛍光強度を数値化し、得られた各レクチンの2スポットの数値データを平均したものをレクチン及び抗体の示した蛍光強度とした。蛍光強度は実施例1と同様の手法により補正したデータを用いた。
サンプルごとの各レクチンのシグナル値は、バックグラウンドの値を引いた後、全レクチンのうちで最大シグナル強度を示したレクチンのシグナルを基準値(100)と定めた相対値を以下の統計学的処理のために用いた。すべてのサンプルにおいて、1未満の上記相対値を示したレクチンのシグナルを全て1とした。
各サンプルに対して得られたシグナルは、iPS細胞のシグナルを1とした相対値として示した(図17)。この結果、本実施例に用いたEBにおいて、未分化マーカーが低下していることが確認され、細胞が未分化性を失っていることが確認できた。また分化誘導後4日後の細胞と16日後の細胞とではほとんど違いは見られなかった。
上記により得られた相対値を常用対数に変換した値を用いて、クラスター分析及び主成分分析法によりレクチンのシグナルパターンを解析したところ、iPS細胞とEBに判別されることが確認された(図18、図19)。また図19において、iPS細胞とEBの判別を行うことができる主成分1(PC1)によって、分化誘導後4日後のEBと16日後のEBも判別できることが示された。すなわちレクチンマイクロアレイ解析では、分化誘導後の状態をも判別できることが確認された。
サンプルが細胞抽出物である場合の本発明のヒト未分化細胞判別方法の他の一例を説明する。
サンプルが細胞抽出物であり、判別する状態が細胞の種類および細胞の由来組織である判別方法の一例を説明する。
1x106〜5x106個のヒト間葉系幹細胞(余剰指由来細胞(Yub)、余剰指骨髄由来細胞(Yub_BMC)、臍帯血由来細胞(UCB)、胎盤由来細胞(PL)、羊膜由来細胞(AM)、骨髄由来細胞(2F、3F、UET、UEET、UBET)、子宮内膜由来細胞(UtE、EPC)、月経血由来細胞(Edom))と、ヒト胎児性癌細胞(NCRG3)の細胞ペレットから、CelLytic MEM protein extraction kitを用いて、膜タンパク質を含む疎水性画分を分離抽出した。抽出液を20-60倍希釈してMicro BCA protein assay kitを用いてタンパク質濃度を測定した。
疎水性画分に含まれるタンパク質0.2μgについて、Cy3-NHSを反応させ、蛍光標識を行った。反応後、Sephadex G-25カラムを用いて反応液から未反応の蛍光標識試薬を除いた。
蛍光ラベル化タンパク質を最終濃度0.25μg/mlになるよう、1%Triton X-100, 0.5M Glycine, 1mM CaCl2, 1mM MnCl2 を含む TBS で調製し、実施例1で使用したものと同じレクチンマイクロアレイ(LecChip)上に載せ、4℃で一晩反応させた。これによりサンプル中の蛍光標識糖タンパク質は、それぞれの持つ糖とレクチンの特異性に応じて結合する。
反応液を取り除き、1%Triton X-100 含有TBSによる洗浄を行った後、エバネッセント場励起型スキャナー(GlycoStation Reader)でレクチンマイクロアレイの蛍光測定を行った。測定時の露光時間を199msecとして、カメラゲインは70, 80, 90 ,100, 110の各段階で測定した。
各レクチンに対する蛍光強度を数値化し、得られた各レクチンの3スポットの数値データを平均したものをレクチンの示した蛍光強度とした。
Yub判別用に4レクチン(GSL I B4, PTL-I, GSL I A4, PNA)を選別した。
Claims (21)
- 判別対象になっている細胞の持つ糖鎖又は当該糖鎖を含有している糖鎖含有サンプルを、液相中で複数種類のレクチンに結合させたまま測定することによって得た、前記複数種類のレクチンにそれぞれ結合した前記判別対象になっている細胞の量又は糖鎖含有サンプルの量を用いて細胞の状態を判別する方法。
- 前記細胞が幹細胞または前駆細胞であることを特徴とする請求項1記載の細胞の状態を判別する方法。
- 前記幹細胞が体性幹細胞、胚性幹細胞、核移植幹細胞、または、人工多能性幹細胞のいずれかであることを特徴とする請求項2記載の細胞の状態を判別する方法。
- 前記体性幹細胞が造血幹細胞、又は、間葉系幹細胞であることを特徴とする請求項3記載の細胞の状態を判別する方法。
- 前記細胞が哺乳動物由来、又は、ヒト由来であることを特徴とする請求項2乃至4いずれか一項記載の細胞の状態を判別する方法。
- 判別する細胞の状態が、細胞の未分化の状態及び、細胞の分化の状態を含むことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項記載の細胞の状態を判別する方法。
- 判別する細胞の状態が、細胞の分化傾向、又は、細胞の分化に対する抵抗性であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項記載の細胞の状態を判別する方法。
- 判別する細胞の状態が、細胞のがん化、又は細胞のがん化の傾向であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項記載の細胞の状態を判別する方法。
- 前記糖含有分子が糖タンパク質、糖ペプチド、糖脂質、プロテオグリカンの中のいずれか一種又は複数種であることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項記載の細胞の状態を判別する方法。
- 前記複数種類のレクチンがレクチンアレイ、ELISAプレート、磁気ビーズ、ラテックスビーズの中のいずれか一種に固定されていることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一項記載の細胞の状態を判別する方法。
- 前記細胞または糖鎖含有サンプルの量が蛍光測定または発光測定によって測定されることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか一項記載の細胞の状態を判別する方法。
- 前記蛍光測定がエバネッセント励起法または共焦点蛍光測定法であることを特徴とする請求項11記載の細胞の状態を判別する方法。
- 前記蛍光測定がフローサイトメトリーであることを特徴とする請求項11記載の細胞の状態を判別する方法。
- 細胞状態の判別方法が遺伝子発現解析、または対象となる状態の細胞の特異的マーカー抗体との結合測定の片方又は両方と組み合わせて行われることを特徴とする請求項1乃至13いずれか一項記載の細胞の状態を判別する方法。
- 細胞状態の判別方法が線形判別分析又は、非線形判別分析によって行われることを特徴とする請求項1乃至13のいずれか一項記載の細胞の状態を判別する方法。
- 前記非線形判別分析が、マハラノビス距離による判別分析であることを特徴とする請求項15記載の細胞の状態を判別する方法。
- 細胞状態の判別方法が教師あり機械学習手法または半教師あり機械学習手法によるものであることを特徴とする請求項1乃至13のいずれか一項記載の細胞の状態を判別する方法。
- 前記機械学習手法がk近傍法、ナイーブベイズ分類器、決定木、ニューラルネットワーク、サポートベクターマシン、バギング法、ブースティング法、ランダムフォレスト法から選ばれるいずれかの手法によって行われることを特徴とする請求項17記載の細胞の状態を判別する方法。
- 細胞状態の判別方法が、主成分分析、クラスター分析、自己組織化マップから選ばれるいずれかの手法によって行われることを特徴とする請求項1乃至13のいずれか一項記載の細胞の状態を判別する方法。
- 判別する細胞の状態がヒト胚性幹細胞またはヒト人工多能性幹細胞の未分化および分化であり、その判別に使用するレクチンがイヌエンジュレクチンI、インゲンマメレクチン(L)、インゲンマメレクチン(E)、スピンドルツリーレクチンの中のいずれか一種、またはこれらの中のいずれかのレクチンにそれぞれ類似の糖結合特異性を持つ分子からなる群から1つまたは複数選択されたものであることを特徴とする請求項1乃至19のいずれか一項記載の細胞の状態を判別する方法。
- 判別する細胞の状態がヒト間葉系幹細胞の未分化および骨分化であり、その判別に使用するレクチンがイヌエンジュレクチンI、ニワトコレクチン、ニホンニワトコレクチン、キカラスウリレクチン−I、デイゴマメレクチンの中のいずれか一種、またはこれらの中のいずれかのレクチンにそれぞれ類似の糖結合特異性を持つ分子からなる群から1つまたは複数選択されたものであることを特徴とする請求項1乃至19のいずれか一項記載の細胞の状態を判別する方法。
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