JPWO2010122605A1 - 電磁変換器 - Google Patents

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Abstract

一対のフレーム16,17を組み合わせた際に空洞の内部が形成され、一対のフレーム16,17の内部に配置された永久磁石32,33には磁束を集中させるプレート38が設けられており、振動板21は、プレート38からの磁束を受けるコイルパターン21bが振動膜21a上に形成され、厚さを均一にした振動膜21aが凹凸形状の立体構造に形成されている。

Description

この発明は、永久磁石と振動板とを組み合わせて、オーディオ信号から音声再生を行う電磁変換器に関するものである。
永久磁石と振動板とを組み合わせた従来の電磁変換器は、永久磁石と振動板とを対向するように配置し、また、永久磁石と振動板との間に緩衝材を配置したものがある。これらの永久磁石、振動板及び緩衝材は、フレーム等の部材に挟み込まれるように覆われて、例えばスピーカの筺体に取り付けられる。
この種の電磁変換器の永久磁石は、一定の間隔を持って交互に異なる極性に配置された帯状の磁石部位(多極着磁パターンとも言う)を有している。また、振動板は、永久磁石の異なる磁極の境界にある間隙、すなわち磁界のニュートラルゾーンと称される部分に対向する位置に蛇行コイルパターンを配置したものである。振動板に配置された蛇行コイルパターンに音声信号が流れると、蛇行コイルパターンと永久磁石の多極着磁パターンとが電磁的に作用し、フレミングの法則に従って振動板が振動する。この振動によって、周囲の空気が振動して音波が発生する。この発生した音波は永久磁石及びフレームにあけられた音放射孔を通して電磁変換器の外部に放射され、オーディオ再生が行われる(例えば、特許文献1参照)。
また、振動板が繰り返し振動を受けて蛇行コイルパターンが金属疲労により断線するのを防止するために、振動板が剛性付与部材等で補強されている構成が開示されている(例えば特許文献2参照)。
また、従来から、上記の電磁変換器と同様の構成で、上記の永久磁石に替えて棒状磁石で構成した「ガムーゾン型」と呼ばれる薄型スピーカが存在している。このガムーゾン型スピーカでは、所定の間隔で隣り合う棒状磁石を交互に異なる極性で並べ、対向する棒状磁石の磁極を同一(N極とN極、またはS極とS極)に配置し、棒状磁石が中央に配置された振動板を表裏方向から挟み込んでいる。その他の部材は上記の電磁変換器と同一の部材で構成される。このような薄型スピーカは、ポリエステル、ポリイミド等からなる基材に銅やアルミニウムなどの金属導体の箔を蒸着もしくは接着した振動板部材に、コイルパターンをエッチングにより配置した振動板を有している(例えば、非特許文献1参照)。この薄型スピーカも上記の電磁変換器と同様の音波発生動作でオーディオ再生を行う。
これら従来の電磁変換器には、薄く柔軟な高分子フィルムからなる平板形状の振動板が用いられている。
特許第3192372号公報 国際公開WO2003/073787号公報
山本武雄編著、スピーカー・システム、ラジオ技術社、1977年7月発行
しかしながら、上述した従来の電磁変換器は、薄く柔軟な高分子フィルムからなる平板形状の振動板が用いられており、低音域を再生する場合、振動板が振動する際に振動板が共振して異音を発生するという課題があった。また、振動板が共振することにより、性能が悪いという課題があった。
この発明は、上述した課題を解決するためになされたもので、異音の発生を抑制した性能の良い電磁変換器を提供することを目的とする。
この発明に係る電磁変換器は、組み合わせた際に空洞の内部を形成する一対のフレームと、フレームの内部に配置され、磁束を集中させるプレートが設けられた永久磁石と、プレートにより集中された磁束を受けるようコイルパターンが形成された振動板とを備え、振動板の厚さが均一で凹凸形状の立体構造に形成されているものである。
この発明に係る電磁変換器によれば、振動板は、厚さが均一で凹凸形状の立体構造に形成されたことにより、振動板自体の剛性を向上させることができ、低音域を再生する場合であっても、振動板が振動する際に振動板の共振が生じにくく、異音の発生を抑制することができる。また、振動板の共振を抑制するので、性能を良くすることができる。
実施の形態1の電磁変換器の外観を示しており、図1(a)が外観前面図、図1(b)及び図1(c)が外観側面図、図1(d)が外観背面図である。 実施の形態1の電磁変換器の構成を示す断面図であり、図2(a)が図1(a)のA−A線断面図であり、図2(b)が図1(a)のB−B線断面図である。 実施の形態1の振動板の外観斜視図である。 実施の形態1の電磁変換器の他の振動板の外観を示す斜視図である。 実施の形態1の電磁変換器の他の振動板の外観を示す斜視図である。 実施の形態1の電磁変換器の他の振動板の外観を示す斜視図である。 実施の形態1の電磁変換器の他の振動板の外観を示す斜視図である。 実施の形態2の電磁変換器の外観を示しており、図8(a)が外観前面図、図8(b)及び図8(c)が外観側面図、図8(d)が外観背面図である。 実施の形態2の電磁変換器の構成を示す断面図であり、図9(a)が図8(a)のC−C線断面図、図9(b)が図8(a)のD−D線断面図である。 実施の形態2の振動板の外観斜視図である。 実施の形態2の電磁変換器の他の振動板の外観斜視図である。 実施の形態2の電磁変換器の他の振動板の外観斜視図である。 実施の形態2の電磁変換器の他の振動板の外観斜視図である。
以下、この発明をより詳細に説明するために、この発明を実施するための形態について、添付の図面に従って説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1の電磁変換器10の外観を示しており、図1(a)が電磁変換器10の外観を示す前面図、図1(b)が長手側面から見た電磁変換器10の外観を示す側面図、図1(c)が短手側面から見た電磁変換器10の外観を示す側面図、図1(d)が電磁変換器10の外観を示す背面図である。
図1(a)、図1(d)に示すように、電磁変換器10は、フレーム15に一定の間隔をおいて形成された音放射孔15aを両面に有しており、図1(b)、図1(c)に示すように、フレーム15は、上側フレーム16及び下側フレーム17を組み合わせて構成されている。なお、説明のため、上側フレーム16と下側フレーム17とで上下の区別をつけているが、図1(a)〜図1(d)に示すように、上側フレーム16及び下側フレーム17の形状は略同一であり、上下を反転させた構成であっても良い。
図2は、この発明の実施の形態1の電磁変換器10の構成を示す断面図であり、図2(a)は、図1(a)に示すA−A線に沿って切断した場合の電磁変換器10の断面図である。
図2(a)に示すように、電磁変換器10は、フレーム15、振動板21、振動板支持材24、上側永久磁石32、下側永久磁石33、プレート38から構成されている。フレーム15は、上側フレーム16と下側フレーム17とを組み合わせた際に空洞の内部を形成する筺体構造であり、フレーム15の空洞の内部に振動板21、振動板支持材24、永久磁石32,33、プレート38を覆うように収容している。
また、図2(a)に示すように、振動板21は、数十ミクロンから数百ミクロンの薄い高分子フィルムからなり、厚さを略均一にした振動膜21aを凹凸形状の立体構造となるよう形成しており、振動膜21aの表面には、電気導体からなるコイルパターン21bを形成している。コイルパターン21bは、銅やアルミの電気導体の箔をエッチングやプレスなどにより打ち抜いて形成され、振動膜21aの表面に接着されている。この振動板21の短手端部と下側フレーム17の内壁面には、振動板支持材24が取り付けられており、振動板21は振動板支持材24を介して下側フレーム17に振動可能に支持されている。
また、図2(a)に示すように、上側フレーム16と下側フレーム17の対向する内壁面には、永久磁石32,33が配置されている。永久磁石32は、上側フレーム16の内壁面に取り付けられており、永久磁石33は、下側フレーム17の内壁面に取り付けられており、永久磁石32に対向する下側フレーム17の位置には永久磁石33は配置されていない。また、永久磁石33に対向する上側フレーム16の位置には永久磁石32は配置されていない。よって、永久磁石32,33は、上側フレーム16及び下側フレーム17の対向する内壁面に互い違いに千鳥配置で取り付けられている。
また、図2(a)に示すように、永久磁石32の磁極は、上側フレーム16に固定されている面がN極、上側フレーム16に固定されている面に相対する面がS極であり、永久磁石33の磁極は、下側フレーム17に固定されている面がS極、下側フレーム17に固定されている面に相対する面がN極である。よって、永久磁石32,33は同一の磁極方向で着磁されている。
また、図2(a)に示すように、永久磁石32の上側フレーム16に固定されている面に相対する面及び永久磁石33の下側フレーム17に固定されている面に相対する面には、プレート38が載置されており、プレート38が水平方向に一定の間隔をあけて一直線上に並んで配置されている。プレート38は、鉄板などの磁性体で構成され、永久磁石32,33の磁束を水平方向に隣り合うプレート38へ集中させるヨークとして作用している。
さらに、図2(a)に示すように、振動板21の振動膜21aは、永久磁石33とフレーム15との間、プレート38と上側フレーム16との間、プレート38と下側フレーム17との間、及びプレート38間を通るように凹凸形状に形成されており、凹凸形状の降り曲がった立ち上がり及び立ち下がりの部分は略垂直になるよう形成されている。コイルパターン21bは、フレーム15とプレート38の間、及びプレート38間に形成されている。この構成により、ヨークとしてのプレート38により磁力を集中させた位置にコイルパターン21bが配置されている。
図2(b)は、図1(a)に示すB−B線に沿って切断した場合の電磁変換器10の断面図である。図2(b)に示すように、振動板21の長手端部と下側フレーム17との間には、振動板支持材24が取り付けられている。また、上述したように振動板21の短手端部にも振動板支持材24が取り付けられている。よって、振動板支持材24が振動板21の外周端部と下側フレーム17との間に取り付けられており、振動板21は、振動板支持材24を介して下側フレーム17に振動可能に支持されている。
図3は、実施の形態1の振動板21の外観を斜めから見た斜視図である。
図3に示すように、振動板21は、振動膜21aが凹凸形状の立体構造に形成されている。振動膜21aの表面には、電気導体からなるコイルパターン21bが蛇行形状に形成されている。コイルパターン21bの両端は、図示しない制御部等からのオーディオ信号がコイルパターン21bに供給されるように外部と接続されている。
また、図3に示すように、振動板21の外周部には、皺状の重なり部21cが形成されており、重なり部21cは、振動膜21aを皺状に形成し重ね合わせ厚みを作ることで、振動板21外周部の強度を向上させている。
次に、電磁変換器10の動作原理について説明する。
電磁変換器10では、永久磁石32,33に載置されたプレート38間に高い磁束密度で磁界が発生している。外部から振動板21上のコイルパターン21bにオーディオ信号としての電流が供給されると、プレート38間の磁束とコイルパターン21bに流れる電流とが作用することにより、永久磁石32,33上のプレート38と振動板21のコイルパターン21bとが電磁的に結合し、コイルパターン21bには、フレミングの法則にしたがって駆動力が発生する。コイルパターン21bが駆動されることで振動板21が振動し、振動板21の振動によりフレーム15内の空気が振動する。フレーム15内の空気の振動は、オーディオ振動として音放射孔15aから外部に放射される。
次に振動板21の剛性を高める構成について説明する。
図3に示すように、振動板21は、厚さを略均一にした薄膜からなる振動膜21aにより凹凸形状の立体構造に形成されたことにより、従来の平板形状の振動板に比べ振動板自体の剛性が向上している。
また、図3に示すように、振動板21の外周部には、振動膜21aを皺状に形成し重ね合わせた重なり部21cを形成したことにより、振動板21外周部の剛性を向上させている。
なお、振動板21の剛性を向上させる構成であれば、他の構成であってもよい。
ここで、振動板21の剛性を向上させる他の構成の例について説明する。
図4は、実施の形態1の電磁変換器10の他の振動板21の外観を示す斜視図であり、図3の重なり部21cに替えて、補強用コイルパターン21dを形成している。補強用コイルパターン21dは、振動板21のコイルパターン21b間、すなわち振動板21の凸形状表面の長手方向及び長手方向に略直角の短手方向に形成されており、コイルパターン21bとは電気的にも切り離されて形成されている。
図5は、実施の形態1の電磁変換器10の他の振動板21の外観を示す斜視図であり、図4の補強コイルパターン21dに替えて、補強リブ21eを形成している。補強リブ21eは、振動板21表面のコイルパターン21bの間、即ち振動板21の凸形状上面の短手方向に溝形状を形成している。
図6は、実施の形態1の電磁変換器10の他の振動板21の外観を示す斜視図であり、図3の重なり部21cに替えて、補強板21fを設けている。補強板21fは、振動板21の材質と同等又は比重の小さい材質から構成され、振動板21の凸形状の隣り合う長手端部同士を繋ぐように設けられており、振動板21の凸形状を補強している。
図7は、実施の形態1の電磁変換器10の他の振動板21の外観を示す斜視図であり、図6の補強板21fに替えて、補強板21gを設けている。補強板21gは、振動板21の材質と同等又は比重の小さい材質から構成され、振動板21の凸形状の内壁面又は凸形状の外壁面に設けられており、振動板21の凸形状を補強している。なお、図示しないが、振動板21の内壁面に沿って補強板21gを設ける場合、永久磁石32,33及びプレート38は、分割もしくは切り欠いた構造になっており、振動板21が振動しても補強板21gがプレート38や永久磁石32,33に接触しない構成となっている。
以上のように、実施の形態1の電磁変換器10によれば、振動板21は、厚さを略均一にした薄膜からなる振動膜21aにより凹凸形状の立体構造に形成されると共に、プレート38により集中された磁束を受けるコイルパターン21bが振動膜上に形成されたことにより、振動板21自体の剛性を向上させることができ、低音域を再生する場合であっても、振動板21が振動する際に振動板21の共振が生じにくく、異音の発生を抑制することができるという効果が得られる。また、振動板21の共振を抑制するので、性能が良くなるという効果を奏する。
また、実施の形態1の電磁変換器10によれば、振動板21の外周部には、振動膜21aを皺状に形成し重ね合わせた重なり部21cを形成したことにより、振動板21外周部の剛性が向上して振動板21が変形せず、より異音の発生を抑制することができるという効果が得られる。
また、実施の形態1の電磁変換器10によれば、振動板21の凸形状の表面にコイルパターン21bと電気的に切り離した補強用コイルパターン21dを形成したことにより、振動板21の剛性が向上して振動板21が変形せず、異音の発生を抑制することができるという効果が得られる。
また、実施の形態1の電磁変換器10によれば、振動板21表面のコイルパターン21bの間、即ち凸形状上面に溝形状の補強リブ21eを形成したことにより、振動板21の剛性が向上して振動板21が変形せず、異音の発生を抑制することができるという効果が得られる。
また、実施の形態1の電磁変換器10によれば、振動板21の材質と同等又は比重の小さい材質からなる補強板21f,21gで振動板21の凸形状を補強したことにより、振動板21の剛性が向上して振動板21が変形せず、異音の発生を抑制することができるという効果が得られる。
さらに、振動板21の凹凸形状の立ち上がり部を略垂直に形成したことにより、永久磁石32,33間の磁気ギャップを狭くすることができ、磁気回路の磁束密度を大きくすることができる。
実施の形態2.
実施の形態1では、永久磁石32,33が複数設けられた構成について説明したが、実施の形態2は、電磁変換器10の寸法を小型化する構成について図8〜図13を用いて説明する。なお、説明の重複を避けるため、実施の形態1と同一の構成については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
図8は、この発明の実施の形態2の電磁変換器10の外観を示しており、図8(a)が電磁変換器10の外観を示す前面図、図8(b)が長手側面から見た電磁変換器10の外観を示す側面図、図8(c)が短手側面から見た電磁変換器10の外観を示す側面図、図8(d)が電磁変換器10の外観を示す背面図である。
図8(a)に示すように、上側フレーム16は、音放射孔15aとともに、上側フレーム16の中央部に音放射孔15aよりも大きい音放射孔15bが形成されており、音放射孔15bは、振動板21の凸形状と略同じ大きさである。
図8(b)及び図8(c)に示すように、上側フレーム16は、平板形状であり、下側フレーム17の一面を覆って空洞の内部を形成するように構成されており、上側フレーム16の音放射孔15bから、振動板21が外部に露出している。
図8(d)に示すように、下側フレーム17には、音放射孔15aが形成されているが、音放射孔15bは形成されていない。
図9は、この発明の実施の形態2の電磁変換器10の構成を示す断面図であり、図9(a)は、図8(a)に示すC−C線に沿って切断した場合の電磁変換器10の断面図である。
図9(a)に示すように、上側フレーム16は、中央部に音放射孔15bが形成されており、音放射孔15bと所定の間隔をあけて音放射孔15aが形成されている。
また、図9(a)に示すように、永久磁石33は、下側フレーム17の上側フレーム16と対向する内壁面の中央に配置固定されており、永久磁石33の下側フレーム17の固定された面に相対する面にはヨークとしてのプレート38が載置されている。プレート38は、上側フレーム16の水平方向に一直線上に配置されており、上側フレーム16との間に磁束密度の高い磁界を発生させている。
さらに、図9(a)に示すように、振動膜21aが永久磁石33と下側フレーム17との間、プレート38と上側フレーム16との間、プレート38と対向する位置を通る凸形状に形成されており、また、コイルパターン21bがプレート38と上側フレーム16との間に形成されている。
図9(b)は、図8(a)に示すD−D線に沿って切断した場合の電磁変換器10の断面図である。図9(b)に示すように、振動板21の凸形状の上面は、上側フレーム16の音放射孔15bから突出して露出している。
なお、電磁変換器10の動作原理については、実施の形態1と同様である。
次に振動板21の剛性を高める構成について説明する。
図10は、実施の形態2の振動板21を斜めから見た斜視図である。
図10に示すように、振動板21は、厚さを略均一にした薄膜からなる振動膜21aにより凹凸形状の立体構造に形成されると共に、プレート38により集中された磁束を受けるコイルパターン21bが振動膜上に形成されたことにより、従来の平板形状の振動板に比べ振動板自体の剛性が向上している。
また、図10に示すように、振動板21の外周部には、振動膜21aを皺状に形成し重ね合わせた重なり部21cを形成したことにより、振動板21外周部の剛性を向上させている。
なお、実施の形態1と同様に、振動板21の剛性を向上させる構成であれば、他の構成であってもよい。
ここで、振動板21の剛性を向上させる他の構成について示す。
図11は、実施の形態2の電磁変換器10の他の振動板21の外観を示す斜視図であり、図10の重なり部21cに替えて、振動板21の凸形状表面に補強用コイルパターン21dを形成している。
図12は、実施の形態2の電磁変換器10の他の振動板21の外観を示す斜視図であり、図11の補強コイルパターン21dに替えて、補強リブ21eを形成している。補強リブ21eは、振動板21表面のコイルパターン21bの間、即ち凸形状上面の短手方向に溝形状を形成したものである。
図13は、実施の形態2の電磁変換器10の他の振動板21の外観を示す斜視図であり、図10の重なり部21cに替えて、補強板21gを設けている。補強板21gは、振動板21の凸形状の内壁面に設けられており、振動板21の凸形状を補強している。
以上のように、実施の形態2の電磁変換器10によれば、実施の形態1の電磁変換器10と同じ効果が得られると共に、電磁変換器10の寸法を小型化することができるという効果が得られる。
なお、実施の形態1,2において、蛇行形状のコイルパターン21bが振動板11の表面に形成されていると記載しているが、振動膜21aの両面にコイルパターン21bを構成するものであっても良い。また、振動板21にコイルパターン21bが埋め込まれた構成であっても良い。
また、実施の形態1,2において、永久磁石12,13が3列及び1列の場合の例を示したが、その他の列数でも良く、振動板21を同様に構成することで同様の効果が得られる。
また、振動膜21aに補強用コイルパターン21dを設ける例、振動膜21aに溝形状の補強リブ21eを形成する例、振動板11の外周部や内部に振動板21の構成部品と同等または比重の小さい材料から成る補強板21f,21gを設けた例を示したが、各々単独で用いても、複数用いても、組み合わせで構成しても良く、同様の効果が得られる。
また、説明のため、上側フレーム16と下側フレーム17とで上下の区別をつけているが、上下を反転させた構成であっても良い。
また、本発明の実施の形態で示した各図は、わかりやすく説明するために誇張拡大して示しており、各構成の厚み等の関係は実際と異なるものである。
以上のように、この発明に係る電磁変換器は、振動板自体の剛性を向上させることができ、低音域を再生する場合であっても、振動板が振動する際に振動板の共振が生じにくく、異音の発生を抑制することができると共に、振動板の共振を抑制して性能を良くすることができるので、オーディオシステムのスピーカなどに用いるのに適している。
この発明に係る電磁変換器は、組み合わせた際に空洞の内部を形成する一対のフレームと、フレームの内部に配置され、磁束を集中させるプレートが設けられた永久磁石と、プレートにより集中された磁束を受けるようコイルパターンが振動膜の長手側面に配置され、当該長手側面に配置されたコイルパターン間をつなぐコイルパターンが上記振動膜の天面または底面に配置された振動板とを備え、振動板の厚さが均一で凹凸形状の立体構造に形成されているものである。

Claims (5)

  1. 組み合わせた際に空洞の内部を形成する一対のフレームと、
    上記フレームの内部に配置され、磁束を集中させるプレートが設けられた永久磁石と、
    厚さを均一にした振動膜により凹凸形状の立体構造に形成されると共に、上記プレートにより集中された磁束を受けるコイルパターンが上記振動膜上に形成された振動板とを備えた電磁変換器。
  2. 上記振動板の外周には、皺状に形成し重ね合わせた重なり部が形成されていることを特徴とする請求項1記載の電磁変換器。
  3. 上記振動板の表面に上記コイルパターンと電気的に切り離した補強用コイルパターンが形成されていることを特徴とする請求項1記載の電磁変換器。
  4. 上記振動板表面のコイルパターン間に溝形状の補強リブを形成したことを特徴とする請求項1記載の電磁変換器。
  5. 上記振動板の立体構造を補強する補強板を設けたことを特徴とする請求項1記載の電磁変換器。
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