JP2009147713A - 電磁変換器 - Google Patents
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Abstract
【課題】振動膜の大振幅を均一に保つ共に、振動膜と永久磁石板が接触するのを防止することができる電磁変換器を得る。
【解決手段】帯状の多極着磁パターンが形成された永久磁石板2及び3と、永久磁石板2及び3における多極着磁パターンの形成面と対向配置されるコイルパターン4aを有し、コイルパターン4aに電流が流れると永久磁石板2及び3と電磁的に結合して振動する振動膜4と、永久磁石板2及び3及び振動膜4を覆って支持する上側金属フレーム11及び下側金属フレーム12とを備えた電磁変換器1において、振動膜4の外周部を挟み込み支持するスポンジエッジ5を備える。
【選択図】図1
【解決手段】帯状の多極着磁パターンが形成された永久磁石板2及び3と、永久磁石板2及び3における多極着磁パターンの形成面と対向配置されるコイルパターン4aを有し、コイルパターン4aに電流が流れると永久磁石板2及び3と電磁的に結合して振動する振動膜4と、永久磁石板2及び3及び振動膜4を覆って支持する上側金属フレーム11及び下側金属フレーム12とを備えた電磁変換器1において、振動膜4の外周部を挟み込み支持するスポンジエッジ5を備える。
【選択図】図1
Description
この発明は、振動膜の表面にコイルパターンを備えてオーディオ信号から音声再生を行う電磁変換器に関するものである。
永久磁石板と振動膜とを組合せた電磁変換器については、様々な技術が提案されている。例えば、特許文献1の電磁変換器は、永久磁石板とその永久磁石板に対向するように配置した振動膜と、これら永久磁石板と振動膜との間に配置された緩衝部材とを備えている。永久磁石板は、帯状の異なる磁極が一定の間隔をおいて交互に形成された多極着磁パターンを有する。また、振動膜は永久磁石板の異なる磁極同士の間隙部分のいわゆる着磁のニュートラルゾーンに対向する位置に、蛇行形状の導体パターンからなるコイルが全面に形成されている。振動膜のコイルに電流(オーディオ信号)が流れると、コイルと永久磁石板の多極着磁パターンとが電磁的に結合し、フレミングの法則にしたがって振動膜にオーディオ振動が発生する。これらの永久磁石板、振動膜及び緩衝部材は金属フレームに覆われ、スピーカ筐体に取り付けられる。
従来の電磁変換器は以上のように構成されているので、振動膜の一部分を金属フレームに貼付固定する必要があり、振動膜の振幅が制約されて大振幅しにくいという課題があった。また、振動膜の一部分を金属フレームに貼り付けることにより、大振幅させた場合に、振動膜が不均一に振幅して振動膜と永久磁石板が接触して異音が発生するという課題があった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、振動膜の振幅が大振幅となった場合にも、振幅を均一に保つと共に、振動膜と永久磁石板が接触するのを防止することができる電磁変換器を得ることを目的とする。
この発明に係る電磁変換器は、帯状の多極着磁パターンが形成された永久磁石板と、前記永久磁石板における多極着磁パターンの形成面と対向配置されるコイルパターンを有し、前記コイルパターンに電流が流れると前記永久磁石板と電磁的に結合して振動する振動膜と、前記永久磁石板及び前記振動膜を覆って支持するフレームとを備えた電磁変換器において、前記振動膜の外周部を挟み込み支持する緩衝部材を備えるものである。
この発明によれば、振動膜の外周部を挟み込み支持する緩衝部材を備えるように構成したので、緩衝部材の伸縮により振動膜を均一に大振幅させることが可能となり、振動膜と永久磁石板が接触して異音を発生するのを防止することができる。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係る電磁変換器の構成を示す分解斜視図であり、図2は、図1の電磁変換器のA−A線断面図である。
図1に示した電磁変換器1の永久磁石板2及び3は、振動膜4との対向面に帯状の多極着磁パターン(N極とS極とが交互に現れる平行縞状の多極着磁パターン)が形成されている。振動膜4は蛇行形状の導線パターンからなるコイルパターン4aが薄く柔軟なフィルム4b上にプリント配線されている。矩形の振動膜4の長手方向に延びるコイルパターン4aの直線部分は、上側の永久磁石板2及び下側の永久磁石板3のN極とS極のほぼ中間位置となるニュートラルゾーンに対応する位置に設けられている。振動膜4のコイルパターン4aに電流が流れると、永久磁石板2及び3と電磁的に結合して電磁変換器1の厚み方向に振動する。
図1は、この発明の実施の形態1に係る電磁変換器の構成を示す分解斜視図であり、図2は、図1の電磁変換器のA−A線断面図である。
図1に示した電磁変換器1の永久磁石板2及び3は、振動膜4との対向面に帯状の多極着磁パターン(N極とS極とが交互に現れる平行縞状の多極着磁パターン)が形成されている。振動膜4は蛇行形状の導線パターンからなるコイルパターン4aが薄く柔軟なフィルム4b上にプリント配線されている。矩形の振動膜4の長手方向に延びるコイルパターン4aの直線部分は、上側の永久磁石板2及び下側の永久磁石板3のN極とS極のほぼ中間位置となるニュートラルゾーンに対応する位置に設けられている。振動膜4のコイルパターン4aに電流が流れると、永久磁石板2及び3と電磁的に結合して電磁変換器1の厚み方向に振動する。
スポンジエッジ(緩衝部材)5は、振動膜4の外周部を狭持可能な矩形の枠形状を有し、例えばウレタンフォームなどの弾性部材で構成されている。図2に示すように、一対のスポンジエッジ5は、上側の永久磁石板2を配置した上側金属フレーム11と下側の永久磁石板3を配置した下側金属フレーム12の間に配置されて振動膜4を狭持するので、上側の永久磁石板2と振動膜4との間及び下側の永久磁石板3と振動膜4との間に一定の隙間を設けることができる。これにより振動膜4が振幅した場合にも、上側の永久磁石板2と振動膜4、あるいは下側の永久磁石板3と振動膜4とがぶつかることにより異音が発生するのを防止することができる。
さらに、振動膜4の中央付近に、振動膜4を介して一対のスポンジクッション(第2の緩衝部材)6を複数配置し、このスポンジクッション6対を上側の永久磁石板2と下側の永久磁石板3とで挟み込む。スポンジクッション6は、例えばウレタンフォームなどの弾性部材で構成される。また、スポンジクッション6の配置位置や配置個数は任意に設定可能である。スポンジクッション6を上側の永久磁石板2と振動膜4との間、及び下側の永久磁石板3との間に挟み込むことにより、振動膜4の不均一な変位を抑制することができる。
一対のスポンジエッジ5を振動膜4の外周部を狭持するように配置すると共に、振動膜4の中央付近に一対のスポンジクッション6を複数配置し、上側の永久磁石板2を配置した上側金属フレーム(フレーム)11と下側の永久磁石板3を配置した下側金属フレーム(フレーム)12とで挟み込んで接着することにより、金属フレーム(フレーム)10を構成する。上側金属フレーム11と下側金属フレーム12の振動膜4のコイルパターン4aに対向する面には、複数の放射音穴11a、12aが形成されている。
次に、電磁変換器1の動作について説明する。振動膜4は、永久磁石板2及び3における多極着磁パターンの形成面と対向配置されているので、表面に形成されているコイルパターン4aにオーディオ信号である電流が流れると、そのコイルパターン4aと永久磁石板2及び3の多極着磁パターンとが電磁的に結合し、フレミングの法則に従って振動膜4にオーディオ振動が発生する。オーディオ振動によって発生した音波が放射音穴11a及び12aを通って外部に放出され、オーディオ再生が行われる。
次に、この実施の形態1に係る電磁変換器の振動膜の変位について説明する。
振動膜4が振幅する際に振動膜4を狭持するスポンジエッジ5も伸縮して変位することにより、振動膜4の振幅を許容する。一方、スポンジエッジ5の圧縮量が増すと、スポンジエッジ5に対して元の形状に戻ろうとする復元力が発生し、振動膜4がさらに振幅するのを抑制する。これにより、振動膜4が永久磁石板2及び3に接触するのを抑制することができ、異音が発生するのを防ぐことができる。
振動膜4が振幅する際に振動膜4を狭持するスポンジエッジ5も伸縮して変位することにより、振動膜4の振幅を許容する。一方、スポンジエッジ5の圧縮量が増すと、スポンジエッジ5に対して元の形状に戻ろうとする復元力が発生し、振動膜4がさらに振幅するのを抑制する。これにより、振動膜4が永久磁石板2及び3に接触するのを抑制することができ、異音が発生するのを防ぐことができる。
図3は、この発明の実施の形態1に係る電磁変換器のスポンジエッジの他の実施例を示す図である。図3を用いてスポンジエッジ5の他の実施例について説明する。
図3(a)は上述した、振動膜4の外周部を全周に渡って狭持して支持するスポンジエッジ5対を設ける構成である。一方、図3(b)は、矩形の振動膜4の短手方向の向かい合う二辺のみを狭持して支持するスポンジエッジ5対を設ける構成を示している。また、図3(c)は矩形の振動膜4の長手方向の向かい合う二辺のみを狭持して支持するスポンジエッジ5対を設ける構成を示している。さらに、図3(d)は、振動膜4の四隅を狭持して支持するスポンジエッジ5対を設ける構成を示している。
図3(a)は上述した、振動膜4の外周部を全周に渡って狭持して支持するスポンジエッジ5対を設ける構成である。一方、図3(b)は、矩形の振動膜4の短手方向の向かい合う二辺のみを狭持して支持するスポンジエッジ5対を設ける構成を示している。また、図3(c)は矩形の振動膜4の長手方向の向かい合う二辺のみを狭持して支持するスポンジエッジ5対を設ける構成を示している。さらに、図3(d)は、振動膜4の四隅を狭持して支持するスポンジエッジ5対を設ける構成を示している。
以上のように、この実施の形態1によれば、スポンジエッジ対を上側の永久磁石板を配置した上側金属フレームと下側の永久磁石板を配置した下側金属フレームの間に配置して振動膜を狭持するように構成したので、振動膜が振幅するのと同時にスポンジエッジも変位して、振動膜の振幅を一定の範囲内で許容することが可能になる。これにより、振動膜が永久磁石板に接触して異音が発生するのを抑制することができる。
また、この実施の形態1によれば、振動膜の中央付近に、振動膜を介して一対のスポンジクッションを複数配置し、上側の永久磁石板と下側の永久磁石板とで挟み込むように構成したので、振動膜が不均一に変位するのを抑制することができる。
1 電磁変換器、2,3 永久磁石板、4 振動膜、4a コイルパターン、4b 樹脂フィルム、5 スポンジエッジ、6 スポンジクッション、10 金属フレーム、11 上側金属フレーム、12 下側金属フレーム、11a,12a 放射音穴。
Claims (3)
- 帯状の多極着磁パターンが形成された永久磁石板と、前記永久磁石板における多極着磁パターンの形成面と対向配置されるコイルパターンを有し、前記コイルパターンに電流が流れると前記永久磁石板と電磁的に結合して振動する振動膜と、前記永久磁石板及び前記振動膜を覆って支持するフレームとを備えた電磁変換器において、
前記振動膜の外周部を挟み込み支持する緩衝部材を備えることを特徴とする電磁変換器。 - 振動膜と永久磁石板との間に第2の緩衝部材を介在させることを特徴とする請求項1記載の電磁変換器。
- 緩衝部材は、矩形の振動膜の長手方向に延びる向かい合う二辺、または前記矩形の振動膜の短手方向に延びる向かい合う二辺、または前記振動膜の四隅を挟み込み支持することを特徴とする請求項1記載の電磁変換器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007323457A JP2009147713A (ja) | 2007-12-14 | 2007-12-14 | 電磁変換器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007323457A JP2009147713A (ja) | 2007-12-14 | 2007-12-14 | 電磁変換器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2009147713A true JP2009147713A (ja) | 2009-07-02 |
Family
ID=40917804
Family Applications (1)
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JP2007323457A Pending JP2009147713A (ja) | 2007-12-14 | 2007-12-14 | 電磁変換器 |
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JP (1) | JP2009147713A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113873405A (zh) * | 2021-09-02 | 2021-12-31 | 头领科技(昆山)有限公司 | 一种平板耳机 |
-
2007
- 2007-12-14 JP JP2007323457A patent/JP2009147713A/ja active Pending
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