JPWO2010098159A1 - 立体表示装置 - Google Patents

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Abstract

ジェームズ・ギブソンが提唱する知覚心理学的な要素に着目し、立体再生像の飛び出し感が高く高臨場感のある立体表示装置を提供する。立体表示装置100は、第一及び第二の立体表示パネル101,102の各々の端辺部同士がヒンジ機構103で接続されて成り、ヒンジ機構103から折り曲げることにより、少なくとも、二つの立体表示パネル101,102の成す角度αが、90°以上の所定の角度から、下側の第二の立体表示パネル102を上側の第一の立体表示パネル101で覆う角度、の範囲で可変であると共に、第一及び第二の立体表示パネル101,102により、一つの立体映像が、下側の第二の立体表示パネル102上に再生されるよう立体表示を行う。

Description

本発明は、高い臨場感を実現するための立体表示装置に関する。
近年、大画面テレビの普及と高精細デジタル放送の開始で、二次元映像では、家庭で大画面高精細映像を楽しめる環境が整ってきた。一方、次世代映像システムとして、立体表示の高臨場感映像システムへの期待が高まってきている。
図9(A)は、従来例の立体ディスプレイ1000の外観を示す図で、図示するように、立体ディスプレイ1000は、前側に表示面を有する立体表示パネル1001を支持機構1002で支持して成る。通常、立体ディスプレイ1000は、略水平な面に設置され、立体表示パネル1001の表示面の法線方向が水平方向を中心に微調整できるように設計されている。
この立体表示パネル1001に用いられる方式には、観察者が専用メガネを掛ける必要のあるメガネ有り方式と、専用メガネが不要のメガネ無し方式があり、さらに、メガネ無し方式には、視差バリア方式と、レンチキュラレンズ方式がある。
図9(B)は、視差バリア方式の原理図を示している。ディスプレイ1003は、画素構造を持っており、画素を縦列毎に、2グループに分け、一方に右眼用の映像を表示し、他方に左眼用の映像を表示する。ディスプレイ1003の前面には、視差バリア1004が配置されている。視差バリア1004は、画素の縦列のピッチと略同じピッチで、光を透過する部分1004aと、不透過な部分1004bが繰り返され、縦縞模様状に見える光学フィルムである。
ディスプレイ1003の表示面と、視差バリア1004の間には、通常ガラス基板が存在し、一定の間隔を持つ配置となっている。そのため、図9(B)のように、透過部分1004aを左右の各眼用の画素グループの間に配置すると、右眼用の画素グループのみが見える領域と、左眼用の画素グループのみが見える領域を作ることができる。従って、各一方の画素グループのみが見える領域の間隔を眼の幅に合わせることで、観察者の左右の各眼に、右眼用と左眼用の映像を独立して提示することができるので、観察者の視覚に立体感を生じさせることができる。
視差バリア方式以外の方法でも、観察者の左右の眼に独立した映像を提示することで、観察者の視覚に立体感を生じさせる原理は同様である。
上記のように左右の各映像を観察者の眼に提示した場合、立体再生像が生じる位置について説明する。
図10において、立体表示パネル1001に右眼用画像1005と、左眼用画像1006が表示されており、右眼用画像1005が左眼用画像1006より画面に向かって左側に表示している状態を示している。この場合、観察者の左右各眼1007,1008が、立体表示パネル1001上の対応する映像のみを見える位置にある条件では、図中、矢印で示す光路を通り、観察者の各眼に映像が伝達されることになる。
すると、観察者の視覚は、類似する左右の映像がある場合、これらを一体の立体物からの光線として認識するので、原理的には、立体ディスプレイ1000の手前に立体再生像1009があるように知覚されることになる。
特開2005−102198号公報
ジェームズ・ギブソン著、「生態学的視覚論―ヒトの知覚世界を探る」、サイエンス社、1986年3月発行
しかし、実際には、上記従来例のような構成の立体表示装置において、立体の再生像を、手前に形成するように設計し、表示しても、再生像が立体表示装置内部あるいは、表面付近に留まり、必ずしも手前まで飛び出してくる印象を与えられないことがあった。
この問題点を解決する上で、重要な知覚心理学上の知見として、ギブソンの空間知覚における地面説がある(非特許文献1参照)。この説によると「自然空間内にある様々な対象は、それが置かれた地面との間で知覚的に構造化さているとともに、それらは相互に関連し合って存在している」と考え、特に奥行知覚においては、「観察者と対象の間に存在する連続した面が重要な規定要因である」と指摘している。
本発明は、上述のジェームズ・ギブソンが提唱する知覚心理学的な要素に着目し、立体再生像の飛び出し感が高く高臨場感のある立体表示装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の第1の技術手段は、立体表示装置であって、二つの立体表示パネルの各々の端辺部同士がヒンジ機構で接続されて成り、少なくとも、前記二つの立体表示パネルの成す角度が、90°以上の所定の角度から、下側の前記立体表示パネルを上側の前記立体表示パネルで覆う角度、の範囲で可変であるとともに、前記二つの立体表示パネルにより、一つの立体映像が、前記下側の立体表示パネル上に再生されるよう立体表示を行うことを特徴としたものである。
本発明の第2の技術手段は、第1の技術手段において、前記下側の立体表示パネルが、前記ヒンジ機構と反対側の端部に、表示面が平面で形成された平面表示部を有し、前記ヒンジ機構側の端部に、表示面が、前記平面表示部の表示面と連続すると共に該平面表示部の表示面から反り上がる曲面状に形成された曲面表示部を有することを特徴としたものである。
本発明の第3の技術手段は、第1又は第2の技術手段において、前記二つの立体表示パネルの成す角度を検出する角度センサと、該角度センサでの検出結果に基づき、前記立体表示に用いられるデータを生成する立体映像生成部と、を有することを特徴としたものである。
本発明によれば、水平方向(地面方向)にも立体表示パネルを設けたため、立体再生像の飛び出し感すなわち臨場感を増強するのに必須な地面方向の立体映像を表示することができる。また、二つの立体表示パネルの間にヒンジ部を設けているため、不使用時に、当該ヒンジ部から曲げて折り畳むこと可能であるので、収納と運搬が容易である。
実施形態1の立体表示装置の一例の外観を示す図である。 図1の立体表示装置の二つの立体表示パネルの成す角度を可変としたことを説明する図である。 実施形態1で表示される立体再生像を説明する図である。 実施形態2の立体表示装置の一例を説明する図である。 実施形態3の立体表示装置の構成例を説明する図である。 図5の立体映像生成部107で想定している、立体表示装置を基準とした観察者の視点位置を説明する図である。 図5の立体表示装置400で表示される立体像の一例を示す図である。 図5の立体表示装置400で表示される立体像の他の例を示す図である。 従来の立体ディスプレイの外観と表示方式を説明する図である。 従来の立体ディスプレイで表示される立体再生像の位置を説明する図である。 従来の立体ディスプレイで表示される立体再生像を説明する図である。
以下、図面を参照して本発明の立体表示装置に係る好適な実施形態について詳細に説明する。
<実施形態1>
従来の立体表示装置の映像表示部分は、通常、1枚の平面であり、観察者は、表示面に対して略法線方向から観察していた。図11は、従来の立体表示装置において、表示面より手前に立体再生像を飛び出させて表示した状況を示している。図10を用いて説明したように、左右眼用の映像1005,1006を表示し、その画面上でのずれの長さ(視差量)を、観察者の眼1007,1008の位置と左右眼の幅から計算して設定すれば、幾何学的関係から、理論上は、立体再生像1009の位置を立体表示装置と眼の間の任意の位置に再生することが可能である。
しかし、実際に立体表示装置を製作し、上記のように視差量を計算して左右眼用の映像を表示しても、計算された再生像の位置に飛び出して存在するように知覚されないことがあった。
この原因は、ヒトの空間知覚の特性にあると考えられている。実際、観察者から見て、立体再生像は図11のように見えるが、この立体再生像1010は、当然、観察者から見て立体表示装置の画面を見込む視野内にしか表示できないため、必然的に空中に浮かんでいる立体再生像しか表示できない。
ここで、ヒトの空間知覚で著名な研究者であるジェームズ・ギブソンが非特許文献1の著書「生態学的視覚論」で展開した地面説によると、ヒトの空間知覚においては、「観察者と対象の間に存在する連続した面が重要な規定要因であり」、「自然空間内にある様々な対象は、それが置かれた地面との間で知覚的に構造化されて理解される。」と指摘している。
従って、図11に示した従来の立体表示装置が作る立体再生像では、観察者から立体再生像までの地面のつながりが断絶されているため、立体再生像が幾何光学的に表示されているはずの場所に、立体再生像が実在するように感じられない結果になるものと理解できる。
本発明は、このような従来方式の課題をヒトの空間知覚特性の理解に基づいて解決するためになされたものであり、例えば、図1に示すような構成を持つものである。
図1は、実施形態1の立体表示装置の一例を示す外観図である。同図において、立体表示装置100は、第一及び第二の立体表示パネル101,102を備える。本実施形態では、両パネル101,102の表示面は平面となっている。立体表示装置100は、第一及び第二の立体表示パネル101,102の各々の端辺部同士がヒンジ機構103で接続されて成る。このヒンジ機構103により、第一及び第二の立体表示パネル101,102の成す角度(双方の表示面の成す角度)αが、例えば、0°(双方の表示面の法線方向が平行かつ逆方向である角度)〜180°(上記法線方向が平行かつ同方向である角度)の範囲で可変となっている。第一及び第二の立体表示パネル101,102には、視差バリア方式を用いるものとする。
この立体表示装置100は、第一及び第二の立体表示パネル101,102の成す角度αが所定の角度である使用状態において、例えば、図2(A)に示すように、角度αが90°である状態において、第一の立体表示パネル101に加えて下側に配される第二の立体表示パネル102にも画像を表示し、観察者から見て、第二の立体表示パネル102上に一つの立体映像が再生されるようにする。それによって、後述するように、立体再生映像の飛び出し感を高め臨場感を高めることができる。なお、立体表示装置100の使用状態において想定される角度αは、90°に限られず、図2(B)に示すように、90°より大きくてもよい。
また、立体表示装置100は、不使用時に、ヒンジ機構103から曲げることにより、図2(C)に示すように、第二の立体表示パネル102の上に第一の立体表示パネル101を重ねることができる。そのため、収納と運搬が容易となる。これは、家庭用及びオフィス用のポータブルな装置を実現する上での必須の効果である。
次に、本実施形態1の立体表示装置100と上述した従来の立体表示パネルの機能の違いについて説明する。
本実施形態1の立体表示装置100では、上下2枚の立体表示パネル101,102を備えているため、その各々に連続的な左右眼用映像を連動して表示することにより、図3(A)に示すように地面まで接続した立体再生像201を表示できる。また、観察者から見ると立体表示装置100には図3(B)の立体再生像202のように表示されている。
観察者からは、観察者の立っている位置から、例えば床面を通って立体表示装置100が置かれている机を通り、さらに下側の立体表示パネル102に繋がり、その上に立体再生像201が再生されるので、ジェームズ・ギブソンの地面説が指摘する「観察者と対象の間に存在する連続した面」が確立される。その結果、図3(A),(B)に示す立体再生像201,202が、あたかも下側の立体表示パネル102上に実在するかのようにリアリティをもって感覚されるようになる。
以上のように、本実施形態1により、従来課題であった、立体再生像の手前への飛び出し効果の低減を、解決することができ、高い臨場感を実現することができる。
<実施形態2>
図4は、実施形態2の立体表示装置の一例を示す外観図である。図4(A)に示す立体表示装置300は、図1の立体表示装置100と、下側の第二の立体表示パネル102’の構成が異なるものである。具体的には、下側の第二の立体表示パネル102’が、ヒンジ機構103と反対側に、表示面が平面である平面立体表示部104を有し、ヒンジ機構103側に、曲面立体表示部105を有する。曲面立体表示部105は、その表示面が、平面立体表示部104の表示面と連続すると共にその平面立体表示部104の表示面から反り上がる曲面状に形成されたものであり、ヒンジ機構103を介して、第一の立体表示パネル101と接続される。平面立体表示部104及び曲面立体表示部105はそれぞれ、例えば、一つの立体表示パネルで構成できる。
このような第二の立体表示パネル102’を備えることで、立体表示装置300では、第二の立体表示パネル102’ の表示面であって第一の立体表示パネル101との接続部分に近い部分が曲面となっているため、以下の効果がある。すなわち、図1の実施形態の構成において、第一の立体表示パネル101と第二の立体表示パネル102の境界が観察者に知覚されることで起こり得る立体再生像(立体虚像)のリアリティの損失を、上記接続部分の表示面を曲面として穏やかな変化にすることで防止し、立体再生像のリアリティを最大限引き出すことができる。
また、本立体表示装置300でも、不使用時に、ヒンジ機構103から曲げることにより、図4(B)に示すように、第二の立体表示パネル102’の上に第一の立体表示パネル101を重ねることができる。そのため、収納と運搬が容易である。
<実施形態3>
図5は、実施形態3の立体表示装置の一例を説明する図である。図5(A)に示す立体表示装置400は、図1の立体表示装置100の構成に、次の二つの要素を設けたものである。
(a)第一と第二の立体表示パネル101,102(の表示面)の成す角度を検出する表示面角度センサ106。
(b)表示面角度センサ106からの出力を読み込んで、第一と第二の立体表示パネル101,102の成す角度に適合した立体映像を生成し、第一と第二の立体表示パネル101,102に対して立体映像信号を出力する立体映像生成部107。
表示面角度センサ106は、例えば、図1のヒンジ機構103に内蔵されている。
立体映像生成部107は、例えば、立体映像生成で良く知られた以下の手順に従って動作する。
(1)まず3次元座標系を用意し、その中に表示したいCGモデルあるいは、実写から算出した対象データ列を準備する。
(2)続いて仮想カメラ位置と、対象データ列を投影するための仮想スクリーンの位置・形状を設定する。
(3)そして、仮想カメラ位置を基準点として、対象データを仮想スクリーン上に射影して2次元映像を得る。
本例では、立体表示方式として、2眼式の視差バリア方式を使用するため、立体映像生成部107における仮想カメラは、人の眼間距離(例えば、65mm)だけ離して置いた仮想ステレオカメラとなる。また、立体映像生成部107により得られる2次元映像は、仮想ステレオカメラの左右の仮想カメラに対応して、1組2枚の映像となる。
また、上述の仮想カメラ位置は、観察者の視点位置を想定し、その視点の座標に対応するよう設定される。視点位置は、予め保持した設定値に基づき定めることができる。例えば、第一の立体表示パネル101が、図6(A),(B)に示すように、観察者から第一の立体ディスプレイ101の上端と視線との角度βが垂直に調整された上で使用されることを前提とし、第一の立体表示パネル101の上端と観察者の眼の距離L(例えば、ユーザービリティ実験で決まる50cm)を定めると、立体表示パネル101を基準として、視点の座標が定まる。これに基づき、仮想カメラ位置を設定できる。
また、通常は、上述の仮想スクリーンを平面で定義(設定)するが、本実施形態では、立体映像生成部107は、表示面角度センサ106のデータに基づき、第一の立体表示パネル101と、第二の立体表示パネル102とから成る折れ曲がった面として仮想スクリーンを設定する。この折れ曲がった仮想スクリーンに基づき、立体表示装置400に表示する為の2次元映像の組が算出される。
以上の手順により、視聴者が、視点の移動に伴い、第一の立体表示パネル101を傾け、第二の立体表示パネル102とのなす角度αを変化させた場合に、一定の位置に安定した立体再生像を提供できる。
第一の立体表示パネル101と第二の立体表示パネル102との角度αが90°、110°のときに、両立体表示パネル101,102により再生される立体像の例と、その場合において立体表示装置400全体の観察者に認識される立体像の例を図7及び図8に示す。
上記角度αが90°の場合には、立体表示装置400は、第一の立体表示パネル101により図7(A)の立体像T1を再生させ、第二の立体表示パネル102により、図7(B)の立体像T2を再生させる。このとき、第一の立体表示パネル101の上端との角度βが90°であり距離Lが設定距離(50cm)の位置を視点位置とした観察者には、図7(C)のように、床面から立ち上がり、表示面からの飛び出し効果が大きい立体再生映像T3が表示されることになる。
上記角度αが110°の場合には、立体表示装置400は、第一の立体表示パネル101により図8(A)の立体像T4を再生させ、第二の立体表示パネル102により、図8(B)の立体像T5を再生させる。このとき、第一の立体表示パネル101の上端との角度βが110°であり距離Lが設定距離(50cm)の位置を視点位置とした観察者には、図8(C)のように、飛び出し効果が大きく、図7(C)のときより上方から見たような立体再生映像T6が表示されることになる。
上述の例では、立体表示用のデータの計算に用いる観察者の視点位置すなわち仮想カメラ位置は予め保持していた設定値に基づき設定していたが、観察者の実際の位置を検出する装置(第一の立体表示パネル101からの距離と方向を追尾するセンサーシステム)を追加して、当該装置による検出結果に基づいて設定してもよい。
また、本実施形態の発明は、図1の立体表示装置100だけでなく、図4の立体表示装置300にも適用できる。この場合は、表示面の形状が、図1のものと異なるので、これに対応するよう仮想スクリーンを設定すればよい。
以上では、立体表示パネルに、視差バリア方式を用いたが、用途に応じて、背景技術で説明した他の方式を用いることもできる。
また、上述の3種の実施形態は、性能、コスト、および、他の部材との整合性などの要求仕様により選択することができる。
本発明の立体表示装置は、CGゲームのプレイ、3Dフォト・ムービーの鑑賞、シミュレーション結果の3Dビジュアライゼーション、3Dプレゼンテーション、3Dデジタルサイネージあるいは、立体テレビ放送の視聴に利用可能である。
100,300,400…立体表示装置、101…第一の立体表示パネル、102,102’…第二の立体表示パネル、103…ヒンジ機構、104…平面立体表示部、105…曲面立体表示部、106…表示面角度センサ、107…立体映像生成部。
【0003】
[0009]
しかし、実際には、上記従来例のような構成の立体表示装置において、立体の再生像を、手前に形成するように設計し、表示しても、再生像が立体表示装置内部あるいは、表面付近に留まり、必ずしも手前まで飛び出してくる印象を与えられないことがあった。
この問題点を解決する上で、重要な知覚心理学上の知見として、ギブソンの空間知覚における地面説がある(非特許文献1参照)。この説によると「自然空間内にある様々な対象は、それが置かれた地面との間で知覚的に構造化さているとともに、それらは相互に関連し合って存在している」と考え、特に奥行知覚においては、「観察者と対象の間に存在する連続した面が重要な規定要因である」と指摘している。
[0010]
本発明は、上述のジェームズ・ギブソンが提唱する知覚心理学的な要素に着目し、立体再生像の飛び出し感が高く高臨場感のある立体表示装置を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段
[0011]
上記課題を解決するために、本発明の第1の技術手段は、立体表示装置であって、二つの立体表示パネルの各々の端辺部同士がヒンジ機構で接続されて成り、少なくとも、前記二つの立体表示パネルの成す角度が、90°以上の所定の角度から、下側の前記立体表示パネルを上側の前記立体表示パネルで覆う角度、の範囲で可変であるとともに、前記二つの立体表示パネルにより、一つの立体映像が、前記下側の立体表示パネル上に再生されるよう立体表示を行い、前記下側の立体表示パネルは、前記ヒンジ機構と反対側の端部に、表示面が平面で形成された平面表示部を有し、前記ヒンジ機構側の端部に、表示面が、前記平面表示部の表示面と連続すると共に該平面表示部の表示面から反り上がる曲面状に形成された曲面表示部を有することを特徴としたものである。
[0012]
[0013]
本発明の第2の技術手段は、第1の技術手段において、前記二つの立体表示パネルの成す角度を検出する角度センサと、該角度センサでの検

Claims (3)

  1. 二つの立体表示パネルの各々の端辺部同士がヒンジ機構で接続されて成るものであり、少なくとも、前記二つの立体表示パネルの成す角度が、90°以上の所定の角度から、下側の前記立体表示パネルを上側の前記立体表示パネルで覆う角度、の範囲で可変であるとともに、前記二つの立体表示パネルにより、一つの立体映像が、前記下側の立体表示パネル上に再生されるよう立体表示を行うことを特徴とする立体表示装置。
  2. 前記下側の立体表示パネルは、前記ヒンジ機構と反対側の端部に、表示面が平面で形成された平面表示部を有し、前記ヒンジ機構側の端部に、表示面が、前記平面表示部の表示面と連続すると共に該平面表示部の表示面から反り上がる曲面状に形成された曲面表示部を有することを特徴とする請求項1に記載の立体表示装置。
  3. 前記二つの立体表示パネルの成す角度を検出する角度センサと、
    該角度センサでの検出結果に基づき、前記立体表示に用いられるデータを生成する立体映像生成部と、を有することを特徴とする請求項1または2に記載の立体表示装置。
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