JPWO2010071175A1 - 電子メール配信システム - Google Patents

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Abstract

【課題】会員の個人情報を持たずに任意の配信条件で選択された会員に対して、当該会員の一意の会員番号だけで確実に会員に配信することができる電子メール配信装置を提供する。【解決手段】会員番号取得手段P11が管理装置20から会員番号を取得すると、識別情報作成手段P12が当該会員番号に対して一意的な識別データを割り振り、該割り振った識別データと前記取得した会員番号とを有する識別情報を作成すると、該識別情報に電子メール記憶手段D12を一対一に割り当てる。配信電子メール取得手段P14が選択会員番号と電子メールを管理装置20から取得すると、配信手段P15は取得した選択会員番号に一致する会員番号を有する識別情報を特定し、該特定した識別情報に対応する電子メール記憶手段D12に前記取得した電子メールを記憶する。【選択図】図1

Description

本発明は、登録した複数の会員の中で配信対象となる会員に電子メールを配信する電子メール配信装置、電子メール配信システム、および、電子メール配信プログラムに関する。
近年、コンピュータやインターネットの普及により、電子メールでの情報のやり取りが一般的に行われるようになっている。特に、情報提供者(情報管理者)が、電子メールを利用して、会員に対して情報を配信することが盛んに行われている。例えば、特許文献1に記載されている電子メール配信装置においては、会員として登録した利用者に対して、情報提供者により作成されたメール内容と共に情報提供サイトのアドレスを記載した電子メールを配信することが記載されている。
特開2001−283080号公報
上述した特許文献1などに記載された電子メール配信装置は、会員の個人情報に基づいて、配信対象となる会員に電子メールを配信していた。このような電子メール配信装置を用いる場合、会員は、氏名、年齢、性別、住所、メールアドレスなど会員の個人情報を登録する必要があった。そして、情報提供者は、配信対象の会員に対して、その会員の個人情報に登録された配信先、すなわち、会員が登録したメールアドレスに電子メールを配信していた。
また、情報提供者は、配信する情報によっては配信対象が異なるため、配信対象となる会員を選択して電子メールを配信する必要があった。例えば、配信する情報が女性向けの化粧品の内容だった場合、この情報は男性会員にとって不要である。そのため、会員の個人情報に登録された性別で会員を選択して配信していた。すなわち、この場合では登録してある複数の会員の中から女性会員だけを選んで、女性向けの化粧品の情報を示す電子メールを配信していた。このため、情報提供者は、登録した複数の会員の中から電子メールを配信する会員を選択するには、年齢、性別など会員の個人情報が必ず必要であった。そして、会員の個人情報を所有している情報提供者は、会員の個人情報の不用意な流出や個人情報の不正利用などを防ぐために、セキュリティを強化しなければならなかった。
また、電子メールの配信を他の企業などに委託する場合には、会員の個人情報を第3者に開示しなければならなかった。そのため、情報提供者がセキュリティの強化を図っても、その会員の個人情報が第3者から外部に漏洩する恐れがあった。
また、会員が登録した住所やメールアドレス等を変更した際には、登録されている会員の個人情報の内容の変更、追加などを変更すると共に、第3者に開示した会員の個人情報の変更、追加も必要となり、メンテナンスのコストが高くなってしまうという問題が生じる。さらに、登録してあるメールアドレス等の変更が会員から通知されていない場合や、会員がメールアドレスを持っていない場合には、その会員に対して電子メールを配信することができなかった。
そこで、本発明は、上記のような問題点に着目し、会員の個人情報を持たずに任意の配信条件で選択された会員に対して、当該会員の一意の会員番号だけで確実に電子メールを配信する電子メール配信装置、電子メール配信システム、および、電子メール配信プログラムを提供することを課題とする。
上記課題を解決するためになされた請求項1に記載の本発明の電子メール配信装置は、図1の基本構成図に示すように、登録した複数の会員の各々の個人情報と該会員を示す会員番号とを関連付けて管理する管理装置20との間で通信手段16を介した通信を行い、かつ、前記登録した複数の会員の中で配信対象となる会員に電子メールを配信する電子メール配信装置10において、前記管理装置20から前記通信手段16を介して前記会員の会員番号を取得する会員番号取得手段P11と、前記会員番号取得手段P11が取得した会員番号の各々に一意的な識別データを割り振り、該割り振った識別データと前記取得した会員番号とを有する識別情報を作成し、該識別情報に対応した前記電子メールを記憶する電子メール記憶手段D12を該識別情報と一対一に割り当てる識別情報作成手段P12と、前記作成した識別情報を前記管理装置に前記通信手段を介して通知する通知手段P13と、前記作成した識別情報を前記会員番号に関連付けて記憶する識別情報記憶手段D11と、前記管理装置20側で前記複数の会員番号の中から任意の配信条件で選択された選択会員番号と該選択会員番号に配信する前記電子メールとを、前記管理装置20から前記通信手段16を介して取得する配信電子メール取得手段P14と、前記取得した選択会員番号に一致する前記会員番号を有する前記識別情報を特定し、該特定した識別情報に対応する前記電子メール記憶手段D12に前記取得した電子メールを記憶する配信手段P15と、前記会員から指定された前記識別情報に対応した電子メール記憶手段D12を特定し、該電子メール記憶手段D12が記憶している前記電子メールを前記会員に対して送信する送信手段P16と、を有することを特徴とする。
上記請求項1に記載した本発明の電子メール配信装置によれば、会員番号取得手段P11が通信手段16を介して管理装置20から会員番号を取得すると、識別情報作成手段P12が当該会員番号に対して一意的な識別データを割り振り、該割り振った識別データと前記取得した会員番号とを有する識別情報を作成すると、該識別情報に電子メール記憶手段D12を一対一に割り当てる。また、該作成した識別情報は、会員番号に関連付けられて識別情報記憶手段D11に記憶されるとともに、通知手段P13によって管理装置20に通信手段16を介して通知される。そして、管理装置20側で複数の会員番号の中から任意の配信条件で選択された選択会員番号と該選択会員番号に配信する電子メールとが発生すると、配信電子メール取得手段P14が選択会員番号と電子メールを管理装置20から通信手段16を介して取得する。そして、配信手段P15は取得した選択会員番号に一致する会員番号を有する識別情報を特定し、該特定した識別情報に対応する電子メール記憶手段D12に前記取得した電子メールを記憶することで、配信対象の電子メール記憶手段D12にのみ電子メールが配信される。そして、会員から識別情報が指定されると、電子メール送信手段P16が当該指定された識別情報に対応した電子メール記憶手段D12を特定し、該電子メール記憶手段D12が記憶している前記電子メールを会員に対して送信する。
上記課題を解決するためになされた請求項2に記載の本発明の電子メール配信装置は、図1の基本構成図に示すように、請求項1に記載の電子メール配信装置10において、前記電子メール記憶手段D12に記憶している前記電子メールを前記会員に転送する転送先メールアドレスを、前記通信手段16を介して取得して前記電子メール記憶手段D12に関連付ける転送先メールアドレス取得手段P17と、前記電子メール記憶手段D12に記憶している前記電子メールを前記取得した転送先メールアドレスに転送する転送手段P18と、を有することを特徴とする。
上記請求項2に記載した本発明の電子メール配信装置によれば、転送先メールアドレス取得手段P17が電子メール記憶手段D12に記憶している電子メールを会員に転送する転送先メールアドレスを、例えば管理装置20、会員が利用する端末装置、等から通信手段16を介して取得すると、転送手段P18が電子メール記憶手段D12に記憶している電子メールを転送先メールアドレスに転送する。
上記課題を解決するためになされた請求項3に記載の本発明の電子メール配信装置は、図1の基本構成図に示すように、前記配信電子メール取得手段P14が取得した電子メールの前記選択会員番号に対する配信結果を示すログ情報を記憶するログ情報記憶手段D13を有することを特徴とする。
上記請求項3に記載した本発明の電子メール配信装置によれば、配信電子メール取得手段P14が選択会員番号と電子メールを取得して配信手段P15によって配信されると、選択会員番号に対する配信結果を示すログ情報がログ情報記憶手段D13に記憶される。
上記課題を解決するためになされた請求項4に記載の本発明の電子メール配信装置は、図1の基本構成図に示すように、前記ログ情報記憶手段D13が記憶しているログ情報を予め定めた送信先に送信するログ情報送信手段P19を有することを特徴とする。
上記請求項4に記載した本発明の電子メール配信装置によれば、ログ情報記憶手段D13に記憶しているログ情報は、ログ情報送信手段P19によって例えば配信情報の依頼者、管理装置20の管理者等の要求元に送信される。
上記課題を解決するためになされた請求項5に記載の本発明の電子メール配信システムは、図1の基本構成図に示すように、請求項1〜4のいずれか1項に記載の電子メール配信装置10と、前記管理装置20と、を有する電子メール配信システムであって、前記管理装置20は、前記会員の会員番号を前記電子メール配信装置に出力する会員番号出力手段P21と、前記複数の会員の中から任意の配信条件で前記選択会員番号を選択し、前記選択会員番号と該選択会員番号に配信する前記電子メールを前記電子メール配信装置に出力する会員番号選択手段P22と、を有することを特徴とする。
上記請求項5に記載した本発明の電子メール配信システムによれば、管理装置20の会員番号出力手段P21が会員番号を電子メール配信装置10に対して出力すると、電子メール配信装置10の会員番号取得手段P11が通信手段16を介して当該会員番号を取得する。電子メール配信装置10の識別情報作成手段P12が当該会員番号に対して一意的な識別データを割り振り、該割り振った識別データと前記取得した会員番号とを有する識別情報を作成すると、該識別情報に電子メール記憶手段D12が一対一に割り当てられる。また、該作成した識別情報は、会員番号に関連付けられて識別情報記憶手段D11に記憶されるとともに、通知手段P13によって管理装置20に通信手段16を介して通知される。そして、管理装置20の会員番号選択手段P22が複数の会員番号の中から任意の配信条件で選択された選択会員番号と該選択会員番号に配信する電子メールと電子メール配信装置10に出力すると、配信電子メール取得手段P14が選択会員番号と電子メールを管理装置20から通信手段16を介して取得する。そして、配信手段P15は取得した選択会員番号に一致する会員番号を有する識別情報を特定し、該特定した識別情報に対応する電子メール記憶手段D12に前記取得した電子メールを記憶することで、配信対象の電子メール記憶手段D12にのみ電子メールが配信される。そして、会員から識別情報が指定されると、電子メール送信手段P16が当該指定された識別情報に対応した電子メール記憶手段D12を特定し、該電子メール記憶手段D12が記憶している前記電子メールを会員に対して送信する。
上記課題を解決するためになされた請求項6に記載の本発明の電子メール配信プログラムは、図1の基本構成図に示すように、登録した複数の会員の各々の個人情報と該会員を示す会員番号とを関連付けて管理する管理装置20との間で通信手段16を介した通信を行い、かつ、前記登録した複数の会員の中で配信対象となる会員に電子メールを配信する電子メール配信装置10のコンピュータを、前記管理装置20から前記通信手段16を介して前記会員の会員番号を取得する会員番号取得手段P11、前記会員番号取得手段P11が取得した会員番号の各々に一意的な識別データを割り振り、該割り振った識別データと前記取得した会員番号とを有する識別情報を作成して識別情報記憶手段に記憶し、該識別情報に対応した前記電子メールを記憶する電子メール記憶手段を該識別情報と一対一に割り当てる識別情報作成手段P12、前記作成した識別情報を前記管理装置20に前記通信手段16を介して通知する通知手段P13、前記管理装置20側で前記複数の会員番号の中から任意の配信条件で選択された選択会員番号と該選択会員番号に配信する前記電子メールとを、前記管理装置20から前記通信手段16を介して取得する配信電子メール取得手段P14、前記取得した選択会員番号に一致する前記会員番号を有する前記識別情報を特定し、該特定した識別情報に対応する前記電子メール記憶手段D12に前記取得した電子メールを記憶する配信手段P15、前記会員から指定された前記識別情報に対応した電子メール記憶手段D12を特定し、該電子メール記憶手段D12が記憶している前記電子メールを前記会員に対して送信する送信手段P16、として機能させるための電子メール配信プログラムである。
上記請求項6に記載した本発明の電子メール配信プログラムによれば、電子メール配信装置10のコンピュータは、通信手段16を介して管理装置20から会員番号を取得すると、当該会員番号に対して一意的な識別データを割り振り、該割り振った識別データと前記取得した会員番号とを有する識別情報を作成すると、該識別情報に電子メール記憶手段D12が一対一に割り当てる。また、該作成した識別情報は、会員番号に関連付けられて識別情報記憶手段D11に記憶されるとともに、管理装置20に通信手段16を介して通知される。そして、管理装置20側で複数の会員番号の中から任意の配信条件で選択された選択会員番号と該選択会員番号に配信する電子メールとが発生すると、コンピュータは選択会員番号と電子メールを管理装置20から通信手段16を介して取得する。そして、コンピュータは取得した選択会員番号に一致する会員番号を有する識別情報を特定し、該特定した識別情報に対応する電子メール記憶手段D12に前記取得した電子メールを記憶することで、配信対象の電子メール記憶手段D12にのみ電子メールを配信する。そして、会員から識別情報が指定されると、コンピュータは当該指定された識別情報に対応した電子メール記憶手段D12を特定し、該電子メール記憶手段D12が記憶している前記電子メールを会員に対して送信する。
以上説明したように請求項1、5、6記載の本発明によれば、登録した複数の会員の中で配信対象となる会員に電子メールを配信する際、管理装置から会員の会員番号を取得して当該会員番号の各々に対応する識別情報を作成し、当該識別情報の各々に対応するメール記憶手段を設け、前記管理装置から選択された選択会員番号に対応したメール受信記憶手段に電子メールを記憶することで、電子メールを配信するようにしたことから、電子メールの配信側で会員の個人情報を持たずに、配信対象となる会員に確実に電子メールを配信することができるため、電子メールの配信を他の企業などに委託することができる。さらに、電子メールの配信側で個人情報を持つ必要がないので、会員の個人情報の不用意な流出や個人情報の不正利用を防ぐことができると共に、セキュリティを向上させることができる。
また、電子メールの配信を他の企業などに委託する際、会員の個人情報を第3者に開示する必要がなくなり、個人情報の漏洩を防止することができる。また、会員番号のみで管理することができるので、システムのメンテナンスコストを最小限に抑えることが可能である。
また、複数の会員の各々に一対一に対応した電子メール記憶手段を設けていることから、配信する電子メールを配信対象の電子メール記憶手段に配信することができるため、メールアドレスを個人情報として登録していない会員に対しても電子メールで情報を配信することができる。さらに、識別情報に一対一に対応した電子メール記憶手段に記憶している電子メールを会員に送信するので、会員個人のメールアドレスに電子メールが直接配信されることがなく、会員の個人情報を登録しなくても、会員が必要な配信情報を得ることができる。
請求項2記載の本発明によれば、会員が登録したメールアドレスにメール受信手段で受信した電子メールを転送するようにしたことから、メールアドレス以外の会員の個人情報を持たずに会員が利用しているメールアドレスに転送することができると共に、より高い確率で会員に配信した電子メールを見てもらうことが可能となる。
請求項3記載の本発明によれば、選択会員番号に対する電子メールの配信結果を示すログ情報を記憶するようにしたことから、例えば情報提供者側、管理装置側、等がログ情報を参照することで、配信条件によって選択した会員に電子メールが配信されたかを確認することができる。
請求項4記載の本発明によれば、ログ情報記憶手段に記憶しているログ情報を予め定めた送信先に送信するようにしたことから、送信先を情報提供者側、管理装置側、等と設定することで、情報提供者側、管理装置側、等は受信したログ情報に基づいて、情報提供者(情報送信者)が、どの会員に配信したかを確認することができると共に、そのログ情報で配信履歴等を管理することが可能である。
電子メール配信装置、管理装置、および、電子メール配信システムの基本構成を示す構成図である。 電子メール配信装置、管理装置、および、電子メール配信システムのシステム概略構成を示すシステム構成図である。 図2中の電子メール配信装置および管理装置の基本構成の一例を示す構成図である。 管理装置で用いられる個人情報データベースのテーブルを示す図である。 本発明の電子メール配信装置の一実施形態に用いられる識別情報データベースのテーブルを示す図である。 識別情報と電子メール記憶手段との関係を説明するための図である。 本発明の電子メール配信装置の一実施形態に用いられるログ情報データベースのテーブルを示す図である。 図3中の電子メール配信装置および管理装置の各CPUが会員登録時に実行する処理概要の一例を示すフローチャートである。 図3中の電子メール配信装置および管理装置の各CPUが配信依頼発生時に実行する処理概要の一例を示すフローチャートである。 図3中の電子メール配信処理のCPUが実行するメール出力処理の一例を示すフローチャートである。 図3中の電子メール配信装置および管理装置の各CPUが会員登録時に実行する処理概要の一例を示すフローチャートである。
1 電子メール配信システム
10 電子メール配信装置
16 通信手段
20 管理装置
P11 会員番号取得手段
P12 識別情報作成手段
P13 通知手段
P14 配信電子メール取得手段
P15 配信手段
P16 電子メール送信手段
P17 転送先メールアドレス取得手段
P18 転送手段
P19 ログ情報送信手段
P21 会員番号出力手段
P22 会員番号選択手段
D1 個人情報
D2 識別情報
D3 ログ情報
D11 識別情報記憶手段
D12 電子メール記憶手段
以下、上述した本発明の電子メール配信装置、電子メール配信システム、および、電子メール配信プログラムを、図1乃至図11の図面を参照して説明する。
図2に示すように、電子メール配信システム1は、電子メールを配信する会社等に設けられる電子メール配信装置10と、登録した複数の会員A〜Nの各々の個人情報を管理する会社等に設けられる管理装置20と、を有している。
電子メール配信装置10および管理装置20は、インターネット3を介して通信可能にそれぞれ接続されていて、各種データの送受信が可能な構成となっている。該インターネット3には、複数の会員A〜Nの各々が用いる例えば、パーソナル・コンピュータ、携帯電話機、等の各種端末装置70が電気的に接続されており、電子メール配信装置10と管理装置20と端末装置70との間で通信可能な構成となっている。なお、電子メール配信装置10および管理装置20の通信方法は、直接接続で無線/有線による通信を行うことも可能である。本実施形態では、インターネット3を介した通信を行う場合について説明するが、本発明はこれに限定するものではなく、各種通信網を介した通信とすることもできる。
まず、管理装置20について以下に説明する。管理装置20は、通信装置を有するコンピュータが用いられる。図3に示すように、管理装置20は、予め定めたプログラムに従って装置全体の動作の制御などを行う中央演算装置(CPU)21を有している。このCPU21には、バスBを介してCPU21のためのプログラム等を格納した読み出し専用のメモリであるROM22、CPU21の処理作業に必要な各種データを格納する作業エリア等を有する読み出し書き込み自在のメモリであるRAM23、が接続されている。
また、CPU21には、記憶装置24がバスBを介して接続されており、この記憶装置24にはハードディスク装置や大容量のメモリなどが用いられる。記憶装置24は、個人情報D1を管理するプログラムP2等の各種プログラムや、会員の会員番号と該会員の個人情報D1とを一対一に関連付けて格納する個人情報データベース(DB)40等の各種情報を記憶している。
個人情報D1は、登録された複数の会員を管理する会社側でのみ管理される情報となっている。個人情報D1は、図4に示すように、会員を一意に識別する例えば会員番号、氏名、年齢、性別、住所、メールアドレスなどの会員の個人的なデータを有して構成している。
また、記憶装置14に記憶している個人情報D1を管理するためのプログラムP2が、CPU21によって実行されることにより、会員の会員番号を電子メール配信装置10に出力する会員番号出力手段P21、複数の会員の中から任意の配信条件で前記選択会員番号を選択し、選択会員番号と該選択会員番号に配信する電子メールを電子メール配信装置10に出力する会員番号選択手段P22、等の各種手段としてCPU21が機能する。
なお、本実施形態では、管理装置20における記憶装置24に個人情報D1を記憶している場合について説明するが、本発明はこれに限定するものではなく、例えば、管理装置20がネットワークを介して読み出し可能であれば、他のパソコンのハードディスク装置等に記憶した個人情報に基づいて、会員に電子メールを配信することができる。
また、上述したCPU21には、図3に示すように、入力装置25、通信装置26、表示装置27等がバスBを介して接続されている。入力装置25は、キーボード、マウス等を有しており、入力装置25から入力された各種入力データは、バスBを介してCPU21に出力される。
通信装置26は、LANカード、携帯電話用モデム等の設置環境に適した通信機器を用いており、通信手段として機能している。そして、通信装置26は、受信した情報をCPU21に出力すると共に、インターネット3を介して、CPU21から入力された情報を指示された送信先に送信する。
表示装置27は、公知である液晶ディスプレイ、CRT等の各種表示器が用いられる。そして、表示装置27は、CPU21からの指示に基づいて各種表示を行う。
次に、電子メール配信装置10について以下に説明する。電子メール配信装置10は、上述した管理装置20と同様に、通信装置を有するコンピュータが用いられ、図3に示すCPU11、ROM12、RAM13、記憶装置14、入力装置15、請求項中の通信手段に相当する通信装置16、表示装置17等を有して構成している。したがって、前述した管理装置20と同一の構成部分に関しては説明を省略し、異なる部分のみを以下に説明する。
電子メール配信装置10における記憶装置14は、図2中の電子メール配信プログラムP1等の各種プログラムや、識別情報D2を格納する識別情報データベース(DB)50、電子メールの配信結果を示すログ情報D3を格納するログ情報データベース(DB)60等の各種情報等を記憶している。なお、電子メール配信プログラムP1等は、インターネットを介してダウンロードされたり、CD−ROM等の記憶媒体からインストールされたりして記憶装置14に記憶される。また、本実施形態では、識別情報D2およびログ情報D3を別々のデータベースとして格納したが、本発明はこれに限定するものではなく、識別情報D2およびログ情報D3を1つのデータベースに格納することもできる。
識別情報D2は、請求項中の識別情報に相当し、図5に示すように、管理装置20から取得する会員番号と、該会員番号に対応して割り振られたIDと、該IDの各々に対応して割り振られたメールアドレスと、そのパスワードと、会員等から指定された転送先メールアドレスと、を有して構成している。本実施形態では、複数の会員の各々に対して割り振ったIDと、メールアドレスと、そのパスワードと、を有する識別情報D2としているが、本発明はこれに限定するものではなく、会員番号を一意的に識別できる情報であればよい。ゆえに、識別情報D2を会員番号の各々に対応するIDのみ、または、会員番号の各々に対応するメールアドレスのみで構成することもできる。
また、識別情報D2のIDは、管理装置20から会員番号を取得したときに、例えば、発生させた乱数等に基づいて作成した一意的な番号、予め定められた未選択状態の複数の番号の中から選択した番号、等が電子メール配信装置10によって割り振られる。そして、識別情報D2のメールアドレスは、電子メール配信装置10等で予め用意した複数の未使用状態のメールアドレスの中から1つのメールアドレスが割り当てられる。そして、識別情報D2のパスワードは、電子メール配信装置20によって例えば4文字等のパスワードが生成されて設定される。そして、本実施形態では、会員等から選択された転送先メールアドレスが設定可能としており、会員によって設定されていない場合は、NULLが設定される。
また、本実施形態では、IDを文字列と数字とで作成したが、本発明はこれに限定するものではなく、会員番号に対して識別できる情報であれば文字列のみ、または、数字のみで作成することもできる。
ここで、上述した識別情報D2と該識別情報D2に対応する電子メール記憶手段D12との関係の一例を図6を参照して以下に説明する。
図6において、複数の電子メール記憶手段D12の各々は、識別情報D2に対応して一対一に設けられ、かつ、対応した識別情報D2の会員番号と一致した選択会員番号に配信する電子メールを記憶する。即ち、電子メール記憶手段D12は、選択的に配信する電子メールを保管しておく記憶領域であり、一般的なメールボックスに相当している。なお、本実施形態では記憶装置14の所定の記憶領域に複数の電子メール記憶手段D12を割り当てている。そして、電子メール記憶手段D12は、識別情報D2のメールアドレス等によって導き出される記憶装置14の所定の記憶領域となっており、管理装置20側で選択された会員番号に配信される電子メールが時系列的に記憶される。
電子メール配信装置10は、電子メールのアプリケーション・ソフトウェアをCPU11が実行することで、電子メール記憶手段D12の各々に記憶している複数の電子メールの一覧を表示する機能、会員等から要求された電子メールを当該要求元に送信する機能、等を有する。
図2に示す複数の会員A〜Nが管理装置20に会員登録されると、電子メール配信装置10は、図6に示すように、管理装置20から取得した会員A〜Nの会員番号の各々に対応した識別情報D2a〜nを作成して識別情報DB50に格納(登録)する。例えば、会員Aさんに対しては、識別情報D2aの会員番号に“101”、IDに“A001”、メールアドレスに“B001@xxxx.com”、パスワードに初期パスワードである“XXXX”、転送先メールアドレスに“アドレス001”がそれぞれ設定されて識別情報D2aを電子メール配信装置10は作成する。同様に、電子メール配信装置10は会員B〜Nさんに対する識別情報D2b〜nを作成する。
そして、電子メール配信装置10は、当該作成した識別情報D2a〜nの各々に対応した電子メール記憶手段D12a〜nを記憶装置14に割り当てる。そして、本実施形態では、識別情報D2のメールアドレスが前記電子メール記憶手段D12の先頭アドレスを指示するように構成している。なお、電子メール記憶手段D12a〜nについては、電子メール配信装置10の外部の記憶装置や電子メール配信装置10が接続可能なネットワーク上のパーソナル・コンピュータの記憶装置等とすることもできる。
ログ情報D3は、図6に示すように、配信情報の配信対象となる会員に対応したID、該IDに対する配信結果、等の各種データを有して構成している。なお、配信結果としては、配信情報の複数の電子メール記憶手段D12に対して記憶(配信)したか否かを配信結果としたり、電子メール記憶手段D12に記憶した配信情報を会員が参照したか否かを配信結果としたり、その双方の結果を段階的な配信結果とするなど、システムの仕様に応じて任意に定めることができる。
図2に示す電子メール配信プログラムP1は、登録した複数の会員の各々の個人情報と該会員を示す会員番号とを関連付けて管理する管理装置20との間で通信手段16を介した通信を行い、かつ、前記登録した複数の会員の中で配信対象となる会員に電子メールを配信する電子メール配信装置10のCPU(コンピュータ)11を、前記管理装置20から前記通信手段16を介して前記会員の会員番号を取得する会員番号取得手段P11、前記会員番号取得手段P11が取得した会員番号の各々に一意的な識別データを割り振り、該割り振った識別データと前記取得した会員番号とを有する識別情報を作成して識別情報記憶手段に記憶し、該識別情報に対応した前記電子メールを記憶する電子メール記憶手段を該識別情報と一対一に割り当てる識別情報作成手段P12、前記作成した識別情報を前記管理装置20に前記通信手段16を介して通知する通知手段P13、前記管理装置20側で前記複数の会員番号の中から任意の配信条件で選択された選択会員番号と該選択会員番号に配信する前記電子メールとを、前記管理装置20から前記通信手段16を介して取得する配信電子メール取得手段P14、前記取得した選択会員番号に一致する前記会員番号を有する前記識別情報を特定し、該特定した識別情報に対応する前記電子メール記憶手段D12に前記取得した電子メールを記憶する配信手段P15、前記会員から指定された前記識別情報に対応した電子メール記憶手段D12を特定し、該電子メール記憶手段D12が記憶している前記電子メールを前記会員に対して送信する送信手段P16、として機能させるための電子メール配信プログラムとなっている。そして、CPU11は電子メール配信プログラムP1を実行することで、上述した各種手段として機能することになる。
次に、上述したCPU21が上述した管理装置20のプログラムP2を実行したときの処理、および、上述したCPU11が上述した電子メール配信装置10の電子メール配信プログラムP1を実行したときの電子メール配信処理の一例を、図8乃至図11のフローチャートを参照して以下に説明する。
なお、本実施形態では、上述した電子メール配信システム1において、音楽配信会社等に登録した複数の会員A〜Nの個人情報D1に基づいて、複数の会員A〜Nの中から管理装置20で選択された選択会員番号の会員に電子メールを配信する場合について説明する。
(会員登録時)
まず、管理装置20に新たな会員が登録されたときに、管理装置20のCPU21と電子メール配信装置10のCPU11が実行する処理概要の一例を、図8の図面を参照して以下に説明する。
まず、管理装置20は、ステップT101において、個人情報DB40から配信対象として新たに登録する会員番号を取得し、ステップT102(会員番号出力手段に相当)において、取得した会員番号を電子メール配信装置10に通信装置26を介して出力する。なお、会員番号の取得方法の一例としては、予め定められた電子登録台帳等を用いて会員番号を割り振る方法等が用いられる。
一方、電子メール配信装置10は、ステップS11(識別情報取得手段P11に相当)において、通信装置16を介して管理装置20が出力した会員番号を取得(受信)し、その後ステップS12の処理に進む。なお、会員番号の取得方法としては、取り外し可能な記憶媒体に管理装置20が複数の会員番号を記憶し、電子メール配信装置10が該記憶媒体から会員番号を読み取って取得するなど種々異なる実施形態とすることができる。
電子メール配信装置10は、ステップS12(識別情報作成手段P12に相当)において、該取得した会員番号に対応した識別情報を作成し、その後ステップS13の処理に進む。詳細には、前記取得した会員番号の各々に一意的なID(識別データ)とメールアドレスとパスワードとを割り振り、取得した会員番号とIDとメールアドレスとパスワードとを有する識別情報D2(図5参照)を作成し、該識別情報D2のメールアドレスに対応した電子メールを記憶する前記電子メール記憶手段D12を、図6に示すように一対一に割り当てる。
電子メール配信装置10は、ステップS13において、ステップS12で作成した識別情報D2を会員番号に関連付けて識別情報DB50に記憶し、ステップS14(通知手段P13に相当)において、識別情報を管理装置20に通信装置16を介して出力(送信)することで管理装置20等に通知し、その後処理を終了する。
一方、管理装置20は、ステップT103において、通信装置26を介して管理装置20が出力した会員番号を取得(受信)すると、ステップT104において、該取得した識別情報を、識別情報の会員番号を参照して個人情報D1に関連付けて記憶装置24等に記憶すると共に、該識別情報を有する電子メール等を作成して会員等に送信し、その後処理を終了する。
これらの処理により、会員は管理装置20から通知された識別情報を参照することで、電子メール配信装置10によって割り振られたIDとメールアドレスとパスワードを確認することができる。
また、管理装置20は、会員から前記割り振られたIDとパスワードと転送先メールアドレスを取得すると、それらを電子メール配信装置10に通信装置14を介して出力する。すると、電子メール配信装置10は、転送先メールアドレス取得手段P17として機能して、通信装置14を介して管理装置20からID、パスワード、転送先メールアドレスを取得すると、IDとパスワードに基づいて認証を行い、認証が成立したときに、IDに対応した識別情報D2を識別情報DB50から抽出して転送先メールアドレスを設定する。
(配信依頼発生時)
次に、管理装置20において配信情報の配信依頼が発生したときに、管理装置20のCPU21と電子メール配信装置10のCPU11が実行する処理概要の一例を、図9の図面を参照して以下に説明する。
管理装置20は、ステップT111において、管理者、情報提供者、等によって任意の配信条件と配信情報を取得すると、ステップT112において、該配信条件と個人情報DB40の複数の個人情報D1とを比較して、該配信条件を満たす個人情報データベース40を選択し、該選択した個人情報D1に対応した会員番号を選択会員番号として選択する。管理装置20は、ステップT113において、ステップT112で選択した選択会員番号と前記配信情報(電子メールでもよい)を電子メール配信装置10に通信装置26を介して出力して処理を終了する。
なお、本実施形態では、管理装置20が前記配信情報を電子メール配信装置10に出力する場合について説明するが、前記配信情報は本発明の電子メールの内容であることから、電子メールとして前記配信情報を出力することもできる。また、配信条件とは、複数の会員の中から配信対象となる会員を選択するための選択情報であり、例えば、20歳から40歳までの女性、20歳代の男女、等が配信条件として挙げられる。また、配信条件の入力方法は、例えば、専用の入力画面で入力させるなど種々異なる入力方法で行うことができる。
一方、電子メール配信装置10は、ステップS21(配信電子メール取得取得手段P14に相当)において、通信装置16を介して管理装置20が出力した選択会員番号と前記配信情報(電子メール)を取得(受信)する。そして、電子メール配信装置10は、ステップS22(配信手段P15に相当)において、前記取得した選択会員番号と識別情報DB50の識別情報D2の会員番号とを比較し、前記取得した選択会員番号に一致する前記会員番号を有する識別情報D2を特定し、該特定した識別情報D2に対応する前記電子メール記憶手段D12に前記取得した配信情報を追加して記憶する。そして、電子メール配信装置10は、ステップS23において、前記特定した識別情報D2のIDと前記配信情報の配信結果とを有するログ情報D3を作成し、該ログ情報D3をログ情報DB60に前記配信情報に関連付けて記憶し、その後処理を終了する。
これらの処理により、複数の会員A〜Nの中で前記配信条件を満たす会員に対応した前記電子メール記憶手段D12にのみ、前記配信情報である電子メールが記憶されて配信され、また、前記配信条件を満たさない会員に対応した前記電子メール記憶手段D12には前記電子メールは配信されない。
(電子メール送信時)
次に、会員からの電子メールの出力要求が発生したときに、電子メール配信装置10のCPU11が実行するメール出力処理の一例を、図10のフローチャートを参照して以下に説明する。
電子メール配信装置10は、通信装置14を介して会員の端末装置等から出力要求の受信に応じてメール出力処理を実行すると、ステップS31において、会員のIDとパスワードを前記会員の端末装置等から通信装置16を介して取得し、ステップS32において、取得したIDとパスワードと識別情報DB50に記憶している識別情報D2のIDとパスワードとを比較して会員の認証を行う。
電子メール配信装置10は、ステップS32において、その認証結果に基づいて認証されたか否かを判定する。認証されていないと判定した場合(S32でN)、処理を終了する。一方、電子メール配信装置10は、認証されたと判定した場合(S32でY)、ステップS33において、IDに対応する電子メール記憶手段D12に、電子メールが記憶されている場合はその電子メールを取得して、ステップS34の処理に進む。なお、電子メールが電子メール記憶手段D12に記憶されていない場合の処理は省略するが、例えば、その旨を会員に通知する処理を行う。
電子メール配信装置10は、ステップS34(電子メール送信手段P16、転送手段P18に相当)において、前記取得した電子メールを前記会員の端末装置等に通信装置16を介して送信し、また、前記識別情報D2に転送先メールアドレスが設定されている場合は、前記取得した電子メールを前記転送先メールアドレスに通信装置16を介して転送する。そして、電子メール配信装置10は、ステップS35において、送信又は転送した電子メールの配信情報に対応したログ情報D3に、その送信結果を反映して更新し、処理を終了する。
(ログ情報転送時)
次に、管理装置20が電子メール配信装置10にログ情報D3の転送を要求するときに、管理装置20のCPU21と電子メール配信装置10のCPU11が実行する処理概要の一例を、図11の図面を参照して以下に説明する。
管理装置20は、ステップT131において、管理者、情報提供者、等によって任意の配信情報に対応するログ情報のログ転送要求が発生すると、通信装置24を介して電子メール配信装置10に該ログ転送要求を出力する。
一方、電子メール配信装置10はステップS41において、通信装置16を介して管理装置20からログ転送要求を取得すると、ステップS42において、ログ転送要求に対応するログ情報D3がログ情報DB60にあるか否かを判定する。電子メール配信装置10は、ログ情報D3がないと判定した場合(S42でN)、その結果を管理装置20に通知した後に処理を終了する。一方、電子メール配信装置10は、ログ情報D3があると判定した場合(S42でY)、ステップS43(ログ情報送信手段P19に相当)において、ログ情報D3をログ情報DB60から抽出し、該ログ情報D3を本実施形態の送信先である管理装置20に通信装置16を介して送信し、処理を終了する。なお、送信先は、任意に設定することができる。
一方、管理装置20は、ステップT132において、通信装置26を介して電子メール配信装置10からログ情報D3を取得すると、ステップT133において、前記取得したログ情報D3を表示装置27に出力して管理者、情報提供者、等に通知し、処理を終了する。
以上、説明した電子メール配信システム1および電子メール配信装置10によれば、登録した複数の会員A〜Nの中で配信対象となる会員に電子メールを配信する際、管理装置20から会員の会員番号を取得して当該会員番号の各々に対応する識別情報D2を作成し、当該識別情報D2の各々に対応するメール記憶手段D12を設け、前記管理装置20から選択された選択会員番号に対応したメール受信記憶手段D12に電子メールを記憶することで、電子メールを配信するようにしたことから、電子メールの配信側で会員の個人情報D1を持たずに、配信対象となる会員に確実に電子メールを配信することができるため、電子メールの配信を他の企業などに委託することができる。さらに、電子メールの配信側で個人情報D1を持つ必要がないので、会員の個人情報D1の不用意な流出や個人情報D1の不正利用を防ぐことができると共に、セキュリティを向上させることができる。
また、電子メールの配信を他の企業などに委託する際、会員の個人情報D1を第3者に開示する必要がなくなり、個人情報D1の漏洩を防止することができる。また、会員番号のみで管理することができるので、システムのメンテナンスコストを最小限に抑えることが可能である。
また、複数の会員の各々に一対一に対応した電子メール記憶手段D12を設けていることから、配信する電子メールを配信対象の電子メール記憶手段D12に配信することができるため、メールアドレスを個人情報D1として登録していない会員に対しても電子メールで情報を配信することができる。さらに、識別情報D2に一対一に対応した電子メール記憶手段D12に記憶している電子メールを会員に送信するので、会員個人のメールアドレスに電子メールが直接配信されることがなく、会員の個人情報を登録しなくても、会員が必要な配信情報を得ることができる。
さらに、会員が登録した転送先メールアドレスに電子メール記憶手段D12に記憶している電子メールを転送するようにしたことから、メールアドレス以外の会員の個人情報D1を持たずに会員が利用しているメールアドレスに転送することができると共に、より高い確率で会員に配信した電子メールを見てもらうことが可能となる。
また、選択会員番号に対する電子メールの配信結果を示すログ情報D3を記憶するようにしたことから、例えば情報提供者側、管理装置側、等がログ情報D3を参照することで、配信条件によって選択した会員に電子メールが配信されたかを確認することができる。
さらに、ログ情報DB60(ログ情報記憶手段)に記憶しているログ情報D3を予め定めた送信先に送信するようにしたことから、送信先を情報提供者側、管理装置20側、等と設定することで、情報提供者側、管理装置20側、等は受信したログ情報D3に基づいて、情報提供者(情報送信者)が、どの会員に配信したかを確認することができると共に、そのログ情報D3で配信履歴等を管理することが可能である。
このように上述した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
本発明は、登録した複数の会員の中で配信対象となる会員に電子メールを配信する電子メール配信装置、電子メール配信システム、および、電子メール配信プログラムに関する。
近年、コンピュータやインターネットの普及により、電子メールでの情報のやり取りが一般的に行われるようになっている。特に、情報提供者(情報管理者)が、電子メールを利用して、会員に対して情報を配信することが盛んに行われている。例えば、特許文献1に記載されている電子メール配信装置においては、会員として登録した利用者に対して、情報提供者により作成されたメール内容と共に情報提供サイトのアドレスを記載した電子メールを配信することが記載されている。
特開2001−283080号公報
上述した特許文献1などに記載された電子メール配信装置は、会員の個人情報に基づいて、配信対象となる会員に電子メールを配信していた。このような電子メール配信装置を用いる場合、会員は、氏名、年齢、性別、住所、メールアドレスなど会員の個人情報を登録する必要があった。そして、情報提供者は、配信対象の会員に対して、その会員の個人情報に登録された配信先、すなわち、会員が登録したメールアドレスに電子メールを配信していた。
また、情報提供者は、配信する情報によっては配信対象が異なるため、配信対象となる会員を選択して電子メールを配信する必要があった。例えば、配信する情報が女性向けの化粧品の内容だった場合、この情報は男性会員にとって不要である。そのため、会員の個人情報に登録された性別で会員を選択して配信していた。すなわち、この場合では登録してある複数の会員の中から女性会員だけを選んで、女性向けの化粧品の情報を示す電子メールを配信していた。このため、情報提供者は、登録した複数の会員の中から電子メールを配信する会員を選択するには、年齢、性別など会員の個人情報が必ず必要であった。そして、会員の個人情報を所有している情報提供者は、会員の個人情報の不用意な流出や個人情報の不正利用などを防ぐために、セキュリティを強化しなければならなかった。
また、電子メールの配信を他の企業などに委託する場合には、会員の個人情報を第3者に開示しなければならなかった。そのため、情報提供者がセキュリティの強化を図っても、その会員の個人情報が第3者から外部に漏洩する恐れがあった。
また、会員が登録した住所やメールアドレス等を変更した際には、登録されている会員の個人情報の内容の変更、追加などを変更すると共に、第3者に開示した会員の個人情報の変更、追加も必要となり、メンテナンスのコストが高くなってしまうという問題が生じる。さらに、登録してあるメールアドレス等の変更が会員から通知されていない場合や、会員がメールアドレスを持っていない場合には、その会員に対して電子メールを配信することができなかった。
そこで、本発明は、上記のような問題点に着目し、会員の個人情報を持たずに任意の配信条件で選択された会員に対して、当該会員の一意の会員番号だけで確実に電子メールを配信する電子メール配信装置、電子メール配信システム、および、電子メール配信プログラムを提供することを課題とする。
上記課題を解決するためになされた請求項1に記載の本発明の電子メール配信装置は、図1の基本構成図に示すように、登録した複数の会員の各々の個人情報と該会員を示す会員番号とを関連付けて管理する管理装置20との間で通信手段16を介した通信を行い、かつ、前記登録した複数の会員の中で配信対象となる会員の端末装置に電子メールを配信する電子メール配信装置10において、前記管理装置20から前記通信手段16を介して前記会員の会員番号を取得する会員番号取得手段P11と、前記会員番号取得手段P11が取得した会員番号の各々に一意的な識別データを割り振り、該割り振った識別データと前記取得した会員番号とを有する識別情報を作成する識別情報作成手段P12と、前記識別情報が有する識別データに対応して設けられ、前記会員の端末装置に配信する前記電子メールを記憶する電子メール記憶手段D12と、前記作成した識別情報を前記管理装置に前記通信手段を介して通知する通知手段P13と、前記作成した識別情報を前記会員番号に関連付けて記憶する識別情報記憶手段D11と、前記管理装置20側で前記複数の会員番号の中から選択された任意の配信条件を満たす前記個人情報に対応した選択会員番号と該選択会員番号に配信する前記電子メールとを、前記管理装置20から前記通信手段16を介して取得する配信電子メール取得手段P14と、前記取得した選択会員番号に一致する前記会員番号を有する前記識別情報を特定し、該特定した識別情報に対応する前記電子メール記憶手段D12に前記取得した電子メールを記憶する配信手段P15と、前記会員の端末装置から取得した前記識別データが示す前記識別情報に対応した前記電子メール記憶手段D12を特定し、該電子メール記憶手段D12が記憶している前記電子メールを前記会員の端末装置に対して送信する電子メール送信手段P16と、を有することを特徴とする。
上記請求項1に記載した本発明の電子メール配信装置によれば、会員番号取得手段P11が通信手段16を介して管理装置20から会員番号を取得すると、識別情報作成手段P12が当該会員番号に対して一意的な識別データを割り振り、該割り振った識別データと前記取得した会員番号とを有する識別情報を作成すると、該識別情報が有する識別データに対応した電子メール記憶手段が設けられる。また、該作成した識別情報は、会員番号に関連付けられて識別情報記憶手段D11に記憶されるとともに、通知手段P13によって管理装置20に通信手段16を介して通知される。そして、管理装置20側で複数の会員番号の中から任意の配信条件で選択された選択会員番号と該選択会員番号に配信する電子メールとが発生すると、配信電子メール取得手段P14が選択会員番号と電子メールを管理装置20から通信手段16を介して取得する。そして、配信手段P15は取得した選択会員番号に一致する会員番号を有する識別情報を特定し、該特定した識別情報に対応する電子メール記憶手段D12に前記取得した電子メールを記憶することで、配信対象の電子メール記憶手段D12にのみ電子メールが配信される。そして、会員の端末装置から識別情報が指定されると、電子メール送信手段P16が当該指定された識別情報に対応した電子メール記憶手段D12を特定し、該電子メール記憶手段D12が記憶している前記電子メールを会員の端末装置に対して送信する。
上記課題を解決するためになされた請求項2に記載の本発明の電子メール配信装置は、図1の基本構成図に示すように、請求項1に記載の電子メール配信装置10において、前記電子メール記憶手段D12に記憶している前記電子メールを転送する前記会員が指定した転送先メールアドレスと前記識別データを前記管理装置20から取得し、該取得した識別データに対応した前記識別情報を前記識別情報記憶手段D11から抽出し、該抽出した識別情報に前記取得した転送先メールアドレスを設定する転送先メールアドレス取得手段P17と、前記電子メール記憶手段D12に記憶している前記電子メールを前記識別情報に設定されている前記転送先メールアドレスに転送する転送手段P18と、を有することを特徴とする。
上記請求項2に記載した本発明の電子メール配信装置によれば、転送先メールアドレス取得手段P17が電子メール記憶手段D12に記憶している電子メールを会員に転送する転送先メールアドレスを、管理装置20から通信手段16を介して取得して識別情報に設定すると、転送手段P18が電子メール記憶手段D12に記憶している電子メールを転送先メールアドレスに転送する。
上記課題を解決するためになされた請求項3に記載の本発明の電子メール配信装置は、図1の基本構成図に示すように、請求項2に記載の電子メール配信装置10において、前記配信電子メール取得手段P14が取得した前記選択会員番号に配信する前記電子メールを前記電子メール送信手段が送信又は前記転送手段が転送した結果を示すログ情報を記憶するログ情報記憶手段D13を有することを特徴とする。
上記請求項3に記載した本発明の電子メール配信装置によれば、配信電子メール取得手段P14が選択会員番号と電子メールを取得して配信手段P15によって配信されると、選択会員番号に対する配信結果を示すログ情報がログ情報記憶手段D13に記憶される。
上記課題を解決するためになされた請求項4に記載の本発明の電子メール配信装置は、図1の基本構成図に示すように、請求項3に記載の電子メール配信装置10において、前記ログ情報記憶手段D13が記憶しているログ情報を、前記管理装置からログ転送要求を取得したときに前記管理装置に送信するログ情報送信手段P19を有することを特徴とする
上記請求項4に記載した本発明の電子メール配信装置によれば、ログ情報記憶手段D13に記憶しているログ情報は、ログ情報送信手段P19によって管理装置20に送信される。
上記課題を解決するためになされた請求項5に記載の本発明の電子メール配信システムは、図1の基本構成図に示すように、請求項1〜4のいずれか1項に記載の電子メール配信装置10と、前記管理装置20と、を有する電子メール配信システムであって、前記管理装置20は、前記会員の会員番号を前記電子メール配信装置に出力する会員番号出力手段P21と、前記複数の会員の中から任意の配信条件を満たす前記個人情報に対応した前記選択会員番号を選択し、前記選択会員番号と該選択会員番号に配信する前記電子メールを前記電子メール配信装置に出力する会員番号選択手段P22と、を有することを特徴とする。
上記請求項5に記載した本発明の電子メール配信システムによれば、管理装置20の会員番号出力手段P21が会員番号を電子メール配信装置10に対して出力すると、電子メール配信装置10の会員番号取得手段P11が通信手段16を介して当該会員番号を取得する。電子メール配信装置10の識別情報作成手段P12が当該会員番号に対して一意的な識別データを割り振り、該割り振った識別データと前記取得した会員番号とを有する識別情報を作成すると、該識別情報が有する識別データに対応した電子メール記憶手段が設けられる。また、該作成した識別情報は、会員番号に関連付けられて識別情報記憶手段D11に記憶されるとともに、通知手段P13によって管理装置20に通信手段16を介して通知される。そして、管理装置20の会員番号選択手段P22が複数の会員番号の中から任意の配信条件で選択された選択会員番号と該選択会員番号に配信する電子メールと電子メール配信装置10に出力すると、配信電子メール取得手段P14が選択会員番号と電子メールを管理装置20から通信手段16を介して取得する。そして、配信手段P15は取得した選択会員番号に一致する会員番号を有する識別情報を特定し、該特定した識別情報に対応する電子メール記憶手段D12に前記取得した電子メールを記憶することで、配信対象の電子メール記憶手段D12にのみ電子メールが配信される。そして、会員の端末装置から識別情報が指定されると、電子メール送信手段P16が当該指定された識別情報に対応した電子メール記憶手段D12を特定し、該電子メール記憶手段D12が記憶している前記電子メールを会員の端末装置に対して送信する。
上記課題を解決するためになされた請求項6に記載の本発明の電子メール配信プログラムは、図1の基本構成図に示すように、登録した複数の会員の各々の個人情報と該会員を示す会員番号とを関連付けて管理する管理装置20との間で通信手段16を介した通信を行い、かつ、前記登録した複数の会員の中で配信対象となる会員の端末装置に電子メールを配信する電子メール配信装置10のコンピュータを、前記管理装置20から前記通信手段16を介して前記会員の会員番号を取得する会員番号取得手段P11、前記会員番号取得手段P11が取得した会員番号の各々に一意的な識別データを割り振り、該割り振った識別データと前記取得した会員番号とを有する識別情報を作成する識別情報作成手段P12、前記作成した識別情報を前記管理装置20に前記通信手段16を介して通知する通知手段P13、前記管理装置20側で前記複数の会員番号の中から選択された任意の配信条件を満たす前記個人情報に対応した選択会員番号と該選択会員番号に配信する前記電子メールとを、前記管理装置20から前記通信手段16を介して取得する配信電子メール取得手段P14、前記取得した選択会員番号に一致する前記会員番号を有する前記識別情報を特定し、該特定した識別情報に対応して設けられた電子メール記憶手段D12に前記取得した電子メールを記憶する配信手段P15、前記会員の端末装置から取得した前記識別データが示す前記識別情報に対応した前記電子メール記憶手段D12を特定し、該電子メール記憶手段D12が記憶している前記電子メールを前記会員の端末装置に対して送信する電子メール送信手段P16、として機能させるための電子メール配信プログラムである。
上記請求項6に記載した本発明の電子メール配信プログラムによれば、電子メール配信装置10のコンピュータは、通信手段16を介して管理装置20から会員番号を取得すると、当該会員番号に対して一意的な識別データを割り振り、該割り振った識別データと前記取得した会員番号とを有する識別情報を作成すると、該識別情報が有する識別データに対応した電子メール記憶手段が設けられる。また、該作成した識別情報は、会員番号に関連付けられて識別情報記憶手段D11に記憶されるとともに、管理装置20に通信手段16を介して通知される。そして、管理装置20側で複数の会員番号の中から任意の配信条件で選択された選択会員番号と該選択会員番号に配信する電子メールとが発生すると、コンピュータは選択会員番号と電子メールを管理装置20から通信手段16を介して取得する。そして、コンピュータは取得した選択会員番号に一致する会員番号を有する識別情報を特定し、該特定した識別情報に対応する電子メール記憶手段D12に前記取得した電子メールを記憶することで、配信対象の電子メール記憶手段D12にのみ電子メールを配信する。そして、会員の端末装置から識別情報が指定されると、コンピュータは当該指定された識別情報に対応した電子メール記憶手段D12を特定し、該電子メール記憶手段D12が記憶している前記電子メールを会員の端末装置に対して送信する。
以上説明したように請求項1、5、6記載の本発明によれば、登録した複数の会員の中で配信対象となる会員に電子メールを配信する際、管理装置から会員の会員番号を取得して当該会員番号の各々に対応する識別情報を作成し、当該識別情報の各々に対応するメール記憶手段を設け、前記管理装置から選択された選択会員番号に対応したメール受信記憶手段に電子メールを記憶することで、電子メールを配信するようにしたことから、電子メールの配信側で会員の個人情報を持たずに、配信対象となる会員に確実に電子メールを配信することができるため、電子メールの配信を他の企業などに委託することができる。さらに、電子メールの配信側で個人情報を持つ必要がないので、会員の個人情報の不用意な流出や個人情報の不正利用を防ぐことができると共に、セキュリティを向上させることができる。
また、電子メールの配信を他の企業などに委託する際、会員の個人情報を第3者に開示する必要がなくなり、個人情報の漏洩を防止することができる。また、会員番号のみで管理することができるので、システムのメンテナンスコストを最小限に抑えることが可能である。
また、複数の会員の各々に一対一に対応した電子メール記憶手段を設けていることから、配信する電子メールを配信対象の電子メール記憶手段に配信することができるため、メールアドレスを個人情報として登録していない会員に対しても電子メールで情報を配信することができる。さらに、識別情報に一対一に対応した電子メール記憶手段に記憶している電子メールを会員に送信するので、会員個人のメールアドレスに電子メールが直接配信されることがなく、会員の個人情報を登録しなくても、会員が必要な電子メールを得ることができる。
請求項2記載の本発明によれば、管理装置から取得した転送先メールアドレスが識別情報に設定されると、電子メール記憶手段に記憶している電子メールをその転送先メールアドレスに転送するようにしたことから、メールアドレス以外の会員の個人情報を持たずに会員が利用しているメールアドレスに転送することができると共に、より高い確率で会員に配信した電子メールを見てもらうことが可能となる。
請求項3記載の本発明によれば、選択会員番号に対する電子メールの配信結果を示すログ情報を記憶するようにしたことから、例えば情報提供者側、管理装置側、等がログ情報を参照することで、配信条件によって選択した会員に電子メールが配信されたかを確認することができる。
請求項4記載の本発明によれば、ログ情報記憶手段に記憶しているログ情報を予め定めた送信先に送信するようにしたことから、送信先を情報提供者側、管理装置側、等と設定することで、情報提供者側、管理装置側、等は受信したログ情報に基づいて、情報提供者(情報送信者)が、どの会員に配信したかを確認することができると共に、そのログ情報で配信履歴等を管理することが可能である。
電子メール配信装置、管理装置、および、電子メール配信システムの基本構成を示す構成図である。 電子メール配信装置、管理装置、および、電子メール配信システムのシステム概略構成を示すシステム構成図である。 図2中の電子メール配信装置および管理装置の基本構成の一例を示す構成図である。 管理装置で用いられる個人情報データベースのテーブルを示す図である。 本発明の電子メール配信装置の一実施形態に用いられる識別情報データベースのテーブルを示す図である。 識別情報と電子メール記憶手段との関係を説明するための図である。 本発明の電子メール配信装置の一実施形態に用いられるログ情報データベースのテーブルを示す図である。 図3中の電子メール配信装置および管理装置の各CPUが会員登録時に実行する処理概要の一例を示すフローチャートである。 図3中の電子メール配信装置および管理装置の各CPUが配信依頼発生時に実行する処理概要の一例を示すフローチャートである。 図3中の電子メール配信処理のCPUが実行するメール出力処理の一例を示すフローチャートである。 図3中の電子メール配信装置および管理装置の各CPUが会員登録時に実行する処理概要の一例を示すフローチャートである。
1 電子メール配信システム
10 電子メール配信装置
16 通信手段
20 管理装置
P11 会員番号取得手段
P12 識別情報作成手段
P13 通知手段
P14 配信電子メール取得手段
P15 配信手段
P16 電子メール送信手段
P17 転送先メールアドレス取得手段
P18 転送手段
P19 ログ情報送信手段
P21 会員番号出力手段
P22 会員番号選択手段
D1 個人情報
D2 識別情報
D3 ログ情報
D11 識別情報記憶手段
D12 電子メール記憶手段
以下、上述した本発明の電子メール配信装置、電子メール配信システム、および、電子メール配信プログラムを、図1乃至図11の図面を参照して説明する。
図2に示すように、電子メール配信システム1は、電子メールを配信する会社等に設けられる電子メール配信装置10と、登録した複数の会員A〜Nの各々の個人情報を管理する会社等に設けられる管理装置20と、を有している。
電子メール配信装置10および管理装置20は、インターネット3を介して通信可能にそれぞれ接続されていて、各種データの送受信が可能な構成となっている。該インターネット3には、複数の会員A〜Nの各々が用いる例えば、パーソナル・コンピュータ、携帯電話機、等の各種端末装置70が電気的に接続されており、電子メール配信装置10と管理装置20と端末装置70との間で通信可能な構成となっている。なお、電子メール配信装置10および管理装置20の通信方法は、直接接続で無線/有線による通信を行うことも可能である。本実施形態では、インターネット3を介した通信を行う場合について説明するが、本発明はこれに限定するものではなく、各種通信網を介した通信とすることもできる。
まず、管理装置20について以下に説明する。管理装置20は、通信装置を有するコンピュータが用いられる。図3に示すように、管理装置20は、予め定めたプログラムに従って装置全体の動作の制御などを行う中央演算装置(CPU)21を有している。このCPU21には、バスBを介してCPU21のためのプログラム等を格納した読み出し専用のメモリであるROM22、CPU21の処理作業に必要な各種データを格納する作業エリア等を有する読み出し書き込み自在のメモリであるRAM23、が接続されている。
また、CPU21には、記憶装置24がバスBを介して接続されており、この記憶装置24にはハードディスク装置や大容量のメモリなどが用いられる。記憶装置24は、個人情報D1を管理するプログラムP2等の各種プログラムや、会員の会員番号と該会員の個人情報D1とを一対一に関連付けて格納する個人情報データベース(DB)40等の各種情報を記憶している。
個人情報D1は、登録された複数の会員を管理する会社側でのみ管理される情報となっている。個人情報D1は、図4に示すように、会員を一意に識別する例えば会員番号、氏名、年齢、性別、住所、メールアドレスなどの会員の個人的なデータを有して構成している。
また、記憶装置14に記憶している個人情報D1を管理するためのプログラムP2が、CPU21によって実行されることにより、会員の会員番号を電子メール配信装置10に出力する会員番号出力手段P21、複数の会員の中から任意の配信条件で前記選択会員番号を選択し、選択会員番号と該選択会員番号に配信する電子メールを電子メール配信装置10に出力する会員番号選択手段P22、等の各種手段としてCPU21が機能する。
なお、本実施形態では、管理装置20における記憶装置24に個人情報D1を記憶している場合について説明するが、本発明はこれに限定するものではなく、例えば、管理装置20がネットワークを介して読み出し可能であれば、他のパソコンのハードディスク装置等に記憶した個人情報に基づいて、会員に電子メールを配信することができる。
また、上述したCPU21には、図3に示すように、入力装置25、通信装置26、表示装置27等がバスBを介して接続されている。入力装置25は、キーボード、マウス等を有しており、入力装置25から入力された各種入力データは、バスBを介してCPU21に出力される。
通信装置26は、LANカード、携帯電話用モデム等の設置環境に適した通信機器を用いており、通信手段として機能している。そして、通信装置26は、受信した情報をCPU21に出力すると共に、インターネット3を介して、CPU21から入力された情報を指示された送信先に送信する。
表示装置27は、公知である液晶ディスプレイ、CRT等の各種表示器が用いられる。そして、表示装置27は、CPU21からの指示に基づいて各種表示を行う。
次に、電子メール配信装置10について以下に説明する。電子メール配信装置10は、上述した管理装置20と同様に、通信装置を有するコンピュータが用いられ、図3に示すCPU11、ROM12、RAM13、記憶装置14、入力装置15、請求項中の通信手段に相当する通信装置16、表示装置17等を有して構成している。したがって、前述した管理装置20と同一の構成部分に関しては説明を省略し、異なる部分のみを以下に説明する。
電子メール配信装置10における記憶装置14は、図2中の電子メール配信プログラムP1等の各種プログラムや、識別情報D2を格納する識別情報データベース(DB)50、電子メールの配信結果を示すログ情報D3を格納するログ情報データベース(DB)60等の各種情報等を記憶している。なお、電子メール配信プログラムP1等は、インターネットを介してダウンロードされたり、CD−ROM等の記憶媒体からインストールされたりして記憶装置14に記憶される。また、本実施形態では、識別情報D2およびログ情報D3を別々のデータベースとして格納したが、本発明はこれに限定するものではなく、識別情報D2およびログ情報D3を1つのデータベースに格納することもできる。
識別情報D2は、請求項中の識別情報に相当し、図5に示すように、管理装置20から取得する会員番号と、該会員番号に対応して割り振られたIDと、該IDの各々に対応して割り振られたメールアドレスと、そのパスワードと、会員等から指定された転送先メールアドレスと、を有して構成している。本実施形態では、複数の会員の各々に対して割り振ったIDと、メールアドレスと、そのパスワードと、を有する識別情報D2としているが、本発明はこれに限定するものではなく、会員番号を一意的に識別できる情報であればよい。ゆえに、識別情報D2を会員番号の各々に対応するIDのみ、または、会員番号の各々に対応するメールアドレスのみで構成することもできる。
また、識別情報D2のIDは、管理装置20から会員番号を取得したときに、例えば、発生させた乱数等に基づいて作成した一意的な番号、予め定められた未選択状態の複数の番号の中から選択した番号、等が電子メール配信装置10によって割り振られる。そして、識別情報D2のメールアドレスは、電子メール配信装置10等で予め用意した複数の未使用状態のメールアドレスの中から1つのメールアドレスが割り当てられる。そして、識別情報D2のパスワードは、電子メール配信装置20によって例えば4文字等のパスワードが生成されて設定される。そして、本実施形態では、会員等から選択された転送先メールアドレスが設定可能としており、会員によって設定されていない場合は、NULLが設定される。
また、本実施形態では、IDを文字列と数字とで作成したが、本発明はこれに限定するものではなく、会員番号に対して識別できる情報であれば文字列のみ、または、数字のみで作成することもできる。
ここで、上述した識別情報D2と該識別情報D2に対応する電子メール記憶手段D12との関係の一例を図6を参照して以下に説明する。
図6において、複数の電子メール記憶手段D12の各々は、識別情報D2に対応して一対一に設けられ、かつ、対応した識別情報D2の会員番号と一致した選択会員番号に配信する電子メールを記憶する。即ち、電子メール記憶手段D12は、選択的に配信する電子メールを保管しておく記憶領域であり、一般的なメールボックスに相当している。なお、本実施形態では記憶装置14の所定の記憶領域に複数の電子メール記憶手段D12を割り当てている。そして、電子メール記憶手段D12は、識別情報D2のメールアドレス等によって導き出される記憶装置14の所定の記憶領域となっており、管理装置20側で選択された会員番号に配信される電子メールが時系列的に記憶される。
電子メール配信装置10は、電子メールのアプリケーション・ソフトウェアをCPU11が実行することで、電子メール記憶手段D12の各々に記憶している複数の電子メールの一覧を表示する機能、会員等から要求された電子メールを当該要求元に送信する機能、等を有する。
図2に示す複数の会員A〜Nが管理装置20に会員登録されると、電子メール配信装置10は、図6に示すように、管理装置20から取得した会員A〜Nの会員番号の各々に対応した識別情報D2a〜nを作成して識別情報DB50に格納(登録)する。例えば、会員Aさんに対しては、識別情報D2aの会員番号に“101”、IDに“A001”、メールアドレスに“B001@xxxx.com”、パスワードに初期パスワードである“XXXX”、転送先メールアドレスに“アドレス001”がそれぞれ設定されて識別情報D2aを電子メール配信装置10は作成する。同様に、電子メール配信装置10は会員B〜Nさんに対する識別情報D2b〜nを作成する。
そして、電子メール配信装置10は、当該作成した識別情報D2a〜nの各々に対応した電子メール記憶手段D12a〜nを記憶装置14に割り当てる。そして、本実施形態では、識別情報D2のメールアドレスが前記電子メール記憶手段D12の先頭アドレスを指示するように構成している。なお、電子メール記憶手段D12a〜nについては、電子メール配信装置10の外部の記憶装置や電子メール配信装置10が接続可能なネットワーク上のパーソナル・コンピュータの記憶装置等とすることもできる。
ログ情報D3は、図6に示すように、配信情報の配信対象となる会員に対応したID、該IDに対する配信結果、等の各種データを有して構成している。なお、配信結果としては、配信情報を有する電子メールを複数の電子メール記憶手段D12に対して記憶(配信)したか否かを配信結果としたり、電子メール記憶手段D12に記憶した電子メールを会員が参照したか否かを配信結果としたり、その双方の結果を段階的な配信結果とするなど、システムの仕様に応じて任意に定めることができる。
図2に示す電子メール配信プログラムP1は、登録した複数の会員の各々の個人情報と該会員を示す会員番号とを関連付けて管理する管理装置20との間で通信手段16を介した通信を行い、かつ、前記登録した複数の会員の中で配信対象となる会員の端末装置70に電子メールを配信する電子メール配信装置10のCPU(コンピュータ)11を、前記管理装置20から前記通信手段16を介して前記会員の会員番号を取得する会員番号取得手段P11、前記会員番号取得手段P11が取得した会員番号の各々に一意的な識別データを割り振り、該割り振った識別データと前記取得した会員番号とを有する識別情報を作成する識別情報作成手段P12、前記作成した識別情報を前記管理装置20に前記通信手段16を介して通知する通知手段P13、前記管理装置20側で前記複数の会員番号の中から任意の配信条件で選択された選択会員番号と該選択会員番号に配信する前記電子メールとを、前記管理装置20から前記通信手段16を介して取得する配信電子メール取得手段P14、前記取得した選択会員番号に一致する前記会員番号を有する前記識別情報を特定し、該特定した識別情報に対応して設けられた電子メール記憶手段D12に前記取得した電子メールを記憶する配信手段P15、前記会員の端末装置から取得した前記識別データが示す前記識別情報に対応した前記電子メール記憶手段D12を特定し、該電子メール記憶手段D12が記憶している前記電子メールを前記会員の端末装置に対して送信する電子メール送信手段P16、として機能させるための電子メール配信プログラムとなっている。そして、CPU11は電子メール配信プログラムP1を実行することで、上述した各種手段として機能することになる。
次に、上述したCPU21が上述した管理装置20のプログラムP2を実行したときの処理、および、上述したCPU11が上述した電子メール配信装置10の電子メール配信プログラムP1を実行したときの電子メール配信処理の一例を、図8乃至図11のフローチャートを参照して以下に説明する。
なお、本実施形態では、上述した電子メール配信システム1において、音楽配信会社等に登録した複数の会員A〜Nの個人情報D1に基づいて、複数の会員A〜Nの中から管理装置20で選択された選択会員番号の会員に電子メールを配信する場合について説明する。
(会員登録時)
まず、管理装置20に新たな会員が登録されたときに、管理装置20のCPU21と電子メール配信装置10のCPU11が実行する処理概要の一例を、図8の図面を参照して以下に説明する。
まず、管理装置20は、ステップT101において、個人情報DB40から配信対象として新たに登録する会員番号を取得し、ステップT102(会員番号出力手段に相当)において、取得した会員番号を電子メール配信装置10に通信装置26を介して出力する。なお、会員番号の取得方法の一例としては、予め定められた電子登録台帳等を用いて会員番号を割り振る方法等が用いられる。
一方、電子メール配信装置10は、ステップS11(会員番号取得手段P11に相当)において、通信装置16を介して管理装置20が出力した会員番号を取得(受信)し、その後ステップS12の処理に進む。なお、会員番号の取得方法としては、取り外し可能な記憶媒体に管理装置20が複数の会員番号を記憶し、電子メール配信装置10が該記憶媒体から会員番号を読み取って取得するなど種々異なる実施形態とすることができる。
電子メール配信装置10は、ステップS12(識別情報作成手段P12に相当)において、該取得した会員番号に対応した識別情報を作成し、その後ステップS13の処理に進む。詳細には、前記取得した会員番号の各々に一意的なID(識別データ)とメールアドレスとパスワードとを割り振り、取得した会員番号とIDとメールアドレスとパスワードとを有する識別情報D2(図5参照)を作成し、該識別情報D2に対応した電子メールを記憶する前記電子メール記憶手段D12が図6に示すように設けられる。
電子メール配信装置10は、ステップS13において、ステップS12で作成した識別情報D2を会員番号に関連付けて識別情報DB50に記憶し、ステップS14(通知手段P13に相当)において、識別情報を管理装置20に通信装置16を介して出力(送信)することで管理装置20等に通知し、その後処理を終了する。
一方、管理装置20は、ステップT103において、通信装置26を介して管理装置20が出力した会員番号を取得(受信)すると、ステップT104において、該取得した識別情報を、識別情報の会員番号を参照して個人情報D1に関連付けて記憶装置24等に記憶すると共に、該識別情報を有する電子メール等を作成して会員等に送信し、その後処理を終了する。
これらの処理により、会員は管理装置20から通知された識別情報を参照することで、電子メール配信装置10によって割り振られたIDとメールアドレスとパスワードを確認することができる。
また、管理装置20は、会員から前記割り振られたIDとパスワードと転送先メールアドレスを取得すると、それらを電子メール配信装置10に通信装置14を介して出力する。すると、電子メール配信装置10は、転送先メールアドレス取得手段P17として機能して、通信装置14を介して管理装置20からID、パスワード、転送先メールアドレスを取得すると、IDとパスワードに基づいて認証を行い、認証が成立したときに、IDに対応した識別情報D2を識別情報DB50から抽出し、該抽出した識別情報D2に転送先メールアドレスを設定する。
(配信依頼発生時)
次に、管理装置20において配信情報の配信依頼が発生したときに、管理装置20のCPU21と電子メール配信装置10のCPU11が実行する処理概要の一例を、図9の図面を参照して以下に説明する。
管理装置20は、ステップT111において、管理者、情報提供者、等によって任意の配信条件と配信情報を取得すると、ステップT112において、該配信条件と個人情報DB40の複数の個人情報D1とを比較して、個人情報データベース40から該配信条件を満たす個人情報D1を選択し、該選択した個人情報D1に対応した会員番号を選択会員番号として選択する。管理装置20は、ステップT113において、ステップT112で選択した選択会員番号と前記配信情報を有する電子メールを電子メール配信装置10に通信装置26を介して出力して処理を終了する。
なお、配信条件とは、複数の会員の中から配信対象となる会員を選択するための選択情報であり、例えば、20歳から40歳までの女性、20歳代の男女、等が配信条件として挙げられる。また、配信条件の入力方法は、例えば、専用の入力画面で入力させるなど種々異なる入力方法で行うことができる。
一方、電子メール配信装置10は、ステップS21(配信電子メール取得取得手段P14に相当)において、通信装置16を介して管理装置20が出力した選択会員番号と前記電子メールを取得(受信)する。そして、電子メール配信装置10は、ステップS22(配信手段P15に相当)において、前記取得した選択会員番号と識別情報DB50の識別情報D2の会員番号とを比較し、前記取得した選択会員番号に一致する前記会員番号を有する識別情報D2を特定し、該特定した識別情報D2に対応する前記電子メール記憶手段D12に前記取得した電子メールを追加して記憶する。そして、電子メール配信装置10は、ステップS23において、前記特定した識別情報D2のIDと前記電子メールの配信結果とを有するログ情報D3を作成し、該ログ情報D3をログ情報DB60に前記電子メールに関連付けて記憶し、その後処理を終了する。
これらの処理により、複数の会員A〜Nの中で前記配信条件を満たす会員に対応した前記電子メール記憶手段D12にのみ、前記配信情報を有する電子メールが記憶されて配信され、また、前記配信条件を満たさない会員に対応した前記電子メール記憶手段D12には前記電子メールは配信されない。
(電子メール送信時)
次に、会員からの電子メールの出力要求が発生したときに、電子メール配信装置10のCPU11が実行するメール出力処理の一例を、図10のフローチャートを参照して以下に説明する。
電子メール配信装置10は、通信装置14を介して会員の端末装置等から出力要求の受信に応じてメール出力処理を実行すると、ステップS31において、会員のIDとパスワードを前記会員の端末装置70から通信装置16を介して取得し、ステップS32において、取得したIDとパスワードと識別情報DB50に記憶している識別情報D2のIDとパスワードとを比較して会員の認証を行う。
電子メール配信装置10は、ステップS32において、その認証結果に基づいて認証されたか否かを判定する。認証されていないと判定した場合(S32でN)、処理を終了する。一方、電子メール配信装置10は、認証されたと判定した場合(S32でY)、ステップS33において、IDに対応する電子メール記憶手段D12に、電子メールが記憶されている場合はその電子メールを取得して、ステップS34の処理に進む。なお、電子メールが電子メール記憶手段D12に記憶されていない場合の処理は省略するが、例えば、その旨を会員に通知する処理を行う。
電子メール配信装置10は、ステップS34(電子メール送信手段P16、転送手段P18に相当)において、前記取得した電子メールを前記会員の端末装置70に通信装置16を介して送信し、また、前記識別情報D2に転送先メールアドレスが設定されている場合は、前記取得した電子メールを前記転送先メールアドレスに通信装置16を介して転送する。そして、電子メール配信装置10は、ステップS35において、送信又は転送した電子メールに対応したログ情報D3に、その送信結果を反映して更新し、処理を終了する。
(ログ情報転送時)
次に、管理装置20が電子メール配信装置10にログ情報D3の転送を要求するときに、管理装置20のCPU21と電子メール配信装置10のCPU11が実行する処理概要の一例を、図11の図面を参照して以下に説明する。
管理装置20は、ステップT131において、管理者、情報提供者、等によって任意の配信情報を有する電子メールに対応するログ情報のログ転送要求が発生すると、通信装置24を介して電子メール配信装置10に該ログ転送要求を出力する。
一方、電子メール配信装置10はステップS41において、通信装置16を介して管理装置20からログ転送要求を取得すると、ステップS42において、ログ転送要求に対応するログ情報D3がログ情報DB60にあるか否かを判定する。電子メール配信装置10は、ログ情報D3がないと判定した場合(S42でN)、その結果を管理装置20に通知した後に処理を終了する。一方、電子メール配信装置10は、ログ情報D3があると判定した場合(S42でY)、ステップS43(ログ情報送信手段P19に相当)において、ログ情報D3をログ情報DB60から抽出し、該ログ情報D3を本実施形態の送信先である管理装置20に通信装置16を介して送信し、処理を終了する。なお、送信先は、任意に設定することができる。
一方、管理装置20は、ステップT132において、通信装置26を介して電子メール配信装置10からログ情報D3を取得すると、ステップT133において、前記取得したログ情報D3を表示装置27に出力して管理者、情報提供者、等に通知し、処理を終了する。
以上、説明した電子メール配信システム1および電子メール配信装置10によれば、登録した複数の会員A〜Nの中で配信対象となる会員に電子メールを配信する際、管理装置20から会員の会員番号を取得して当該会員番号の各々に対応する識別情報D2を作成し、当該識別情報D2の各々に対応するメール記憶手段D12を設け、前記管理装置20から選択された選択会員番号に対応したメール受信記憶手段D12に電子メールを記憶することで、電子メールを配信するようにしたことから、電子メールの配信側で会員の個人情報D1を持たずに、配信対象となる会員に確実に電子メールを配信することができるため、電子メールの配信を他の企業などに委託することができる。さらに、電子メールの配信側で個人情報D1を持つ必要がないので、会員の個人情報D1の不用意な流出や個人情報D1の不正利用を防ぐことができると共に、セキュリティを向上させることができる。
また、電子メールの配信を他の企業などに委託する際、会員の個人情報D1を第3者に開示する必要がなくなり、個人情報D1の漏洩を防止することができる。また、会員番号のみで管理することができるので、システムのメンテナンスコストを最小限に抑えることが可能である。
また、複数の会員の各々に一対一に対応した電子メール記憶手段D12を設けていることから、配信する電子メールを配信対象の電子メール記憶手段D12に配信することができるため、メールアドレスを個人情報D1として登録していない会員に対しても電子メールで情報を配信することができる。さらに、識別情報D2に一対一に対応した電子メール記憶手段D12に記憶している電子メールを会員に送信するので、会員個人のメールアドレスに電子メールが直接配信されることがなく、会員の個人情報を登録しなくても、会員が必要な電子メールを得ることができる。
さらに、管理装置20から取得した転送先メールアドレスが識別情報D2に設定されると、電子メール記憶手段D12に記憶している電子メールをその転送先メールアドレスに転送するようにしたことから、メールアドレス以外の会員の個人情報D1を持たずに会員が利用しているメールアドレスに転送することができると共に、より高い確率で会員に配信した電子メールを見てもらうことが可能となる。
また、選択会員番号に対する電子メールの配信結果を示すログ情報D3を記憶するようにしたことから、例えば情報提供者側、管理装置側、等がログ情報D3を参照することで、配信条件によって選択した会員に電子メールが配信されたかを確認することができる。
さらに、ログ情報DB60(ログ情報記憶手段)に記憶しているログ情報D3を予め定めた送信先に送信するようにしたことから、送信先を情報提供者側、管理装置20側、等と設定することで、情報提供者側、管理装置20側、等は受信したログ情報D3に基づいて、情報提供者(情報送信者)が、どの会員に配信したかを確認することができると共に、そのログ情報D3で配信履歴等を管理することが可能である。
このように上述した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
本発明は、登録した複数の会員の中で配信対象となる会員に電子メールを配信する電子メール配信システムに関する。
そこで、本発明は、上記のような問題点に着目し、会員の個人情報を持たずに任意の配信条件で選択された会員に対して、当該会員の一意の会員番号だけで確実に電子メールを配信する電子メール配信システムを提供することを課題とする。
上記課題を解決するためになされた請求項1に記載の本発明の電子メール配信システムは、図1の基本構成図に示すように、登録した複数の会員の各々の個人情報と該会員を示す会員番号とを関連付けて管理する管理装置20と、前記管理装置20との間で通信手段16を介した通信を行い且つ前記登録した複数の会員の中で配信対象となる会員の端末装置に電子メールを配信する電子メール配信装置10と、前記会員の端末装置と、を有する電子メール配信システムであって、前記電子メール配信装置10は、前記管理装置20から前記通信手段16を介して前記会員の会員番号を取得する会員番号取得手段P11と、前記会員番号取得手段P11が取得した会員番号の各々に一意的な識別データを割り振り、該割り振った識別データと前記取得した会員番号とを有する識別情報を作成する識別情報作成手段P12と、前記識別情報が有する識別データに対応して設けられ、前記会員の端末装置に配信する前記電子メールを記憶する複数の電子メール記憶手段D12と、前記作成した識別情報を前記管理装置に前記通信手段を介して通知する通知手段P13と、前記作成した識別情報を複数記憶する識別情報記憶手段D11と、前記管理装置20側で前記複数の会員番号の中から選択された任意の配信条件を満たす前記個人情報に対応した選択会員番号と該選択会員番号に配信する前記電子メールとを、前記管理装置20から前記通信手段16を介して取得する配信電子メール取得手段P14と、前記取得した選択会員番号に一致する前記会員番号を有する前記識別情報を特定し、該特定した識別情報に対応する前記電子メール記憶手段D12に前記取得した電子メールを記憶する記憶制御手段P15と、前記会員の端末装置から取得した前記識別データが示す前記識別情報に対応した前記電子メール記憶手段D12を複数の電子メール記憶手段の中から特定し、該電子メール記憶手段D12が記憶している前記電子メールを前記会員の端末装置に対して送信する電子メール送信手段P16と、を有することを特徴とする。
上記請求項1に記載した本発明の電子メール配信システムによれば、管理装置20の会員番号出力手段P21が会員番号を電子メール配信装置10に対して出力する。電子メール配信装置10の会員番号取得手段P11が通信手段16を介して管理装置20から会員番号を取得すると、識別情報作成手段P12が当該会員番号に対して一意的な識別データを割り振り、該割り振った識別データと前記取得した会員番号とを有する識別情報を作成すると、該識別情報が有する識別データに対応した電子メール記憶手段が設けられる。また、該作成した識別情報は、会員番号に関連付けられて識別情報記憶手段D11に記憶されるとともに、通知手段P13によって管理装置20に通信手段16を介して通知される。そして、管理装置20の会員番号選択手段P22が複数の会員番号の中から任意の配信条件で選択された選択会員番号と該選択会員番号に配信する電子メールと電子メール配信装置10に出力する。配信電子メール取得手段P14が選択会員番号と電子メールを管理装置20から通信手段16を介して取得する。そして、記憶制御手段P15は取得した選択会員番号に一致する会員番号を有する識別情報を特定し、該特定した識別情報に対応する電子メール記憶手段D12に前記取得した電子メールを記憶することで、配信対象の電子メール記憶手段D12にのみ電子メールが配信される。そして、会員の端末装置から識別情報が指定されると、電子メール送信手段P16が当該指定された識別情報に対応した電子メール記憶手段D12を複数の電子メール記憶手段D12の中から特定し、該電子メール記憶手段D12が記憶している前記電子メールを会員の端末装置に対して送信する。
上記課題を解決するためになされた請求項2に記載の本発明の電子メール配信システムは、図1の基本構成図に示すように、請求項1に記載の電子メール配信システムにおいて、前記電子メール配信装置10は、記電子メール記憶手段D12に記憶している前記電子メールを転送する前記会員が指定した転送先メールアドレスと前記識別データを前記管理装置20から取得し、該取得した識別データに対応した前記識別情報を前記識別情報記憶手段D11から抽出し、該抽出した識別情報に前記取得した転送先メールアドレスを設定する転送先メールアドレス取得手段P17と、前記電子メール記憶手段D12に記憶している前記電子メールを前記識別情報に設定されている前記転送先メールアドレスに転送する転送手段P18と、を有することを特徴とする。
上記請求項2に記載した本発明の電子メール配信システムによれば、転送先メールアドレス取得手段P17が電子メール記憶手段D12に記憶している電子メールを会員に転送する転送先メールアドレスを、管理装置20から通信手段16を介して取得して識別情報に設定すると、転送手段P18が電子メール記憶手段D12に記憶している電子メールを転送先メールアドレスに転送する。
上記課題を解決するためになされた請求項3に記載の本発明の電子メール配信システムは、図1の基本構成図に示すように、請求項2に記載の電子メール配信システムにおいて、電子メール配信装置10は、前記配信電子メール取得手段P14が取得した前記選択会員番号に配信する前記電子メールを前記電子メール送信手段が送信又は前記転送手段が転送した結果を示すログ情報を記憶するログ情報記憶手段D13を有することを特徴とする。
上記請求項3に記載した本発明の電子メール配信システムによれば、配信電子メール取得手段P14が選択会員番号と電子メールを取得して記憶制御手段P15によって電子メール記憶手段D12に記憶されると、選択会員番号に対する配信結果を示すログ情報がログ情報記憶手段D13に記憶される。
上記課題を解決するためになされた請求項4に記載の本発明の電子メール配信システムは、図1の基本構成図に示すように、請求項3に記載の電子メール配信システムにおいて、前記電子メール配信装置10は、前記ログ情報記憶手段D13が記憶しているログ情報を、前記管理装置からログ転送要求を取得したときに前記管理装置に送信するログ情報送信手段P19を有することを特徴とする。
上記請求項4に記載した本発明の電子メール配信システムによれば、ログ情報記憶手段D13に記憶しているログ情報は、ログ情報送信手段P19によって管理装置20に送信される。
以上説明したように請求項1記載の本発明によれば、登録した複数の会員の中で配信対象となる会員に電子メールを配信する際、管理装置から会員の会員番号を取得して当該会員番号の各々に対応する識別情報を作成し、当該識別情報の各々に対応するメール記憶手段を設け、前記管理装置から選択された選択会員番号に対応したメール受信記憶手段に電子メールを記憶することで、電子メールを配信するようにしたことから、電子メールの配信側で会員の個人情報を持たずに、配信対象となる会員に確実に電子メールを配信することができるため、電子メールの配信を他の企業などに委託することができる。さらに、電子メールの配信側で個人情報を持つ必要がないので、会員の個人情報の不用意な流出や個人情報の不正利用を防ぐことができると共に、セキュリティを向上させることができる。
1 電子メール配信システム
10 電子メール配信装置
16 通信手段
20 管理装置
P11 会員番号取得手段
P12 識別情報作成手段
P13 通知手段
P14 配信電子メール取得手段
P15 記憶制御手段
P16 電子メール送信手段
P17 転送先メールアドレス取得手段
P18 転送手段
P19 ログ情報送信手段
P21 会員番号出力手段
P22 会員番号選択手段
D1 個人情報
D2 識別情報
D3 ログ情報
D11 識別情報記憶手段
D12 電子メール記憶手段
図2に示す電子メール配信プログラムP1は、登録した複数の会員の各々の個人情報と該会員を示す会員番号とを関連付けて管理する管理装置20との間で通信手段16を介した通信を行い、かつ、前記登録した複数の会員の中で配信対象となる会員の端末装置70に電子メールを配信する電子メール配信装置10のCPU(コンピュータ)11を、前記管理装置20から前記通信手段16を介して前記会員の会員番号を取得する会員番号取得手段P11、前記会員番号取得手段P11が取得した会員番号の各々に一意的な識別データを割り振り、該割り振った識別データと前記取得した会員番号とを有する識別情報を作成する識別情報作成手段P12、前記作成した識別情報を前記管理装置20に前記通信手段16を介して通知する通知手段P13、前記管理装置20側で前記複数の会員番号の中から任意の配信条件で選択された選択会員番号と該選択会員番号に配信する前記電子メールとを、前記管理装置20から前記通信手段16を介して取得する配信電子メール取得手段P14、前記取得した選択会員番号に一致する前記会員番号を有する前記識別情報を特定し、該特定した識別情報に対応して設けられた電子メール記憶手段D12に前記取得した電子メールを記憶する記憶制御手段P15、前記会員の端末装置から取得した前記識別データが示す前記識別情報に対応した前記電子メール記憶手段D12を複数の電子メール記憶手段の中から特定し、該電子メール記憶手段D12が記憶している前記電子メールを前記会員の端末装置に対して送信する電子メール送信手段P16、として機能させるための電子メール配信プログラムとなっている。そして、CPU11は電子メール配信プログラムP1を実行することで、上述した各種手段として機能することになる。
電子メール配信装置10は、ステップS13において、ステップS12で作成した識別情報D2を識別情報DB50に記憶し、ステップS14(通知手段P13に相当)において、識別情報を管理装置20に通信装置16を介して出力(送信)することで管理装置20等に通知し、その後処理を終了する。
一方、電子メール配信装置10は、ステップS21(配信電子メール取得取得手段P14に相当)において、通信装置16を介して管理装置20が出力した選択会員番号と前記電子メールを取得(受信)する。そして、電子メール配信装置10は、ステップS22(記憶制御手段P15に相当)において、前記取得した選択会員番号と識別情報DB50の識別情報D2の会員番号とを比較し、前記取得した選択会員番号に一致する前記会員番号を有する識別情報D2を特定し、該特定した識別情報D2に対応する前記電子メール記憶手段D12に前記取得した電子メールを追加して記憶する。そして、電子メール配信装置10は、ステップS23において、前記特定した識別情報D2のIDと前記電子メールの配信結果とを有するログ情報D3を作成し、該ログ情報D3をログ情報DB60に前記電子メールに関連付けて記憶し、その後処理を終了する。
上記課題を解決するためになされた請求項1に記載の本発明の電子メール配信システムは、図1の基本構成図に示すように、登録した複数の会員の各々の個人情報と該会員を示す会員番号とを関連付けて管理する管理装置20と、前記管理装置20との間で通信手段16を介した通信を行い且つ前記登録した複数の会員の中で配信対象となる会員の端末装置に電子メールを配信する電子メール配信装置10と、前記会員の端末装置と、を有する電子メール配信システムであって、前記電子メール配信装置10は、前記管理装置20から前記通信手段16を介して前記会員の会員番号を取得する会員番号取得手段P11と、前記会員番号取得手段P11が取得した会員番号の各々に一意的な識別データを割り振り、該割り振った識別データと前記取得した会員番号とを有する識別情報を作成する識別情報作成手段P12と、前記識別情報が有する識別データに対応して設けられ、前記会員の端末装置に配信する前記電子メールを記憶する電子メール記憶手段D12と、前記作成した識別情報を前記管理装置に前記通信手段を介して通知する通知手段P13と、前記作成した識別情報を記憶する識別情報記憶手段D11と、前記管理装置20側で前記複数の会員番号の中から選択された任意の配信条件を満たす前記個人情報に対応した選択会員番号と該選択会員番号に配信する前記電子メールとを、前記管理装置20から前記通信手段16を介して取得する配信電子メール取得手段P14と、前記取得した選択会員番号に一致する前記会員番号を有する前記識別情報を特定し、該特定した識別情報に対応する前記電子メール記憶手段D12に前記取得した電子メールを記憶する記憶制御手段P15と、前記会員の端末装置から取得した前記識別データが示す前記識別情報に対応した前記電子メールを前記電子メール記憶手段D12から特定し、該特定した電子メールを前記会員の端末装置に対して送信する電子メール送信手段P16と、を有することを特徴とする。
上記請求項1に記載した本発明の電子メール配信システムによれば、管理装置20の会員番号出力手段P21が会員番号を電子メール配信装置10に対して出力する。電子メール配信装置10の会員番号取得手段P11が通信手段16を介して管理装置20から会員番号を取得すると、識別情報作成手段P12が当該会員番号に対して一意的な識別データを割り振り、該割り振った識別データと前記取得した会員番号とを有する識別情報を作成すると、該識別情報が有する識別データに対応した電子メール記憶手段が設けられる。また、該作成した識別情報は、会員番号に関連付けられて識別情報記憶手段D11に記憶されるとともに、通知手段P13によって管理装置20に通信手段16を介して通知される。そして、管理装置20の会員番号選択手段P22が複数の会員番号の中から任意の配信条件で選択された選択会員番号と該選択会員番号に配信する電子メールと電子メール配信装置10に出力する。配信電子メール取得手段P14が選択会員番号と電子メールを管理装置20から通信手段16を介して取得する。そして、記憶制御手段P15は取得した選択会員番号に一致する会員番号を有する識別情報を特定し、該特定した識別情報に対応する電子メール記憶手段D12に前記取得した電子メールを記憶することで、配信対象の電子メール記憶手段D12にのみ電子メールが配信される。そして、会員の端末装置から識別情報が指定されると、電子メール送信手段P16が当該指定された識別情報に対応した電子メールを電子メール記憶手段D12から特定し、該特定した前記電子メールを会員の端末装置に対して送信する。

Claims (6)

  1. 登録した複数の会員の各々の個人情報と該会員を示す会員番号とを関連付けて管理する管理装置との間で通信手段を介した通信を行い、かつ、前記登録した複数の会員の中で配信対象となる会員に電子メールを配信する電子メール配信装置において、
    前記管理装置から前記通信手段を介して前記会員の会員番号を取得する会員番号取得手段と、
    前記会員番号取得手段が取得した会員番号の各々に一意的な識別データを割り振り、該割り振った識別データと前記取得した会員番号とを有する識別情報を作成し、該識別情報に対応した前記電子メールを記憶する電子メール記憶手段を該識別情報と一対一に割り当てる識別情報作成手段と、
    前記作成した識別情報を前記管理装置に前記通信手段を介して通知する通知手段と、
    前記作成した識別情報を前記会員番号に関連付けて記憶する識別情報記憶手段と、
    前記管理装置側で前記複数の会員番号の中から任意の配信条件で選択された選択会員番号と該選択会員番号に配信する前記電子メールとを、前記管理装置から前記通信手段を介して取得する配信電子メール取得手段と、
    前記取得した選択会員番号に一致する前記会員番号を有する前記識別情報を特定し、該特定した識別情報に対応する前記電子メール記憶手段に前記取得した電子メールを記憶する配信手段と、
    前記会員から指定された前記識別情報に対応した電子メール記憶手段を特定し、該電子メール記憶手段が記憶している前記電子メールを前記会員に対して送信する送信手段と、
    を有することを特徴とする電子メール配信装置。
  2. 前記電子メール記憶手段に記憶している前記電子メールを前記会員に転送する転送先メールアドレスを、前記通信手段を介して取得して前記電子メール記憶手段に関連付ける転送先メールアドレス取得手段と、
    前記電子メール記憶手段に記憶している前記電子メールを前記取得した転送先メールアドレスに転送する転送手段と、
    を有することを特徴とする請求項1に記載の電子メール配信装置。
  3. 前記配信電子メール取得手段が取得した電子メールの前記選択会員番号に対する配信結果を示すログ情報を記憶するログ情報記憶手段を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の電子メール配信装置。
  4. 前記ログ情報記憶手段が記憶しているログ情報を予め定めた送信先に送信するログ情報送信手段を有することを特徴とする請求項3に記載の電子メール配信装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の電子メール配信装置と、前記管理装置と、を有する電子メール配信システムであって、
    前記管理装置は、前記会員の会員番号を前記電子メール配信装置に出力する会員番号出力手段と、前記複数の会員の中から任意の配信条件で前記選択会員番号を選択し、前記選択会員番号と該選択会員番号に配信する前記電子メールを前記電子メール配信装置に出力する会員番号選択手段と、を有することを特徴とする電子メール配信システム。
  6. 登録した複数の会員の各々の個人情報と該会員を示す会員番号とを関連付けて管理する管理装置との間で通信手段を介した通信を行い、かつ、前記登録した複数の会員の中で配信対象となる会員に電子メールを配信する電子メール配信装置のコンピュータを、
    前記管理装置から前記通信手段を介して前記会員の会員番号を取得する会員番号取得手段、
    前記会員番号取得手段が取得した会員番号の各々に一意的な識別データを割り振り、該割り振った識別データと前記取得した会員番号とを有する識別情報を作成して識別情報記憶手段に記憶し、該識別情報に対応した前記電子メールを記憶する電子メール記憶手段を該識別情報と一対一に割り当てる識別情報作成手段、
    前記作成した識別情報を前記管理装置に前記通信手段を介して通知する通知手段、
    前記管理装置側で前記複数の会員番号の中から任意の配信条件で選択された選択会員番号と該選択会員番号に配信する前記電子メールとを、前記管理装置から前記通信手段を介して取得する配信電子メール取得手段、
    前記取得した選択会員番号に一致する前記会員番号を有する前記識別情報を特定し、該特定した識別情報に対応する前記電子メール記憶手段に前記取得した電子メールを記憶する配信手段、
    前記会員から指定された前記識別情報に対応した電子メール記憶手段を特定し、該電子メール記憶手段が記憶している前記電子メールを前記会員に対して送信する送信手段、
    として機能させるための電子メール配信プログラム。
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