JPWO2010024418A1 - 動脈硬化評価装置 - Google Patents

動脈硬化評価装置 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2010024418A1
JPWO2010024418A1 JP2010526804A JP2010526804A JPWO2010024418A1 JP WO2010024418 A1 JPWO2010024418 A1 JP WO2010024418A1 JP 2010526804 A JP2010526804 A JP 2010526804A JP 2010526804 A JP2010526804 A JP 2010526804A JP WO2010024418 A1 JPWO2010024418 A1 JP WO2010024418A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wave
pulse wave
arteriosclerosis
waveform
incident
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010526804A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5016718B2 (ja
Inventor
真美 松川
真美 松川
渡辺 好章
好章 渡辺
雅史 齋藤
雅史 齋藤
隆昭 浅田
隆昭 浅田
未央 古谷
未央 古谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Doshisha Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
Doshisha Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murata Manufacturing Co Ltd, Doshisha Co Ltd filed Critical Murata Manufacturing Co Ltd
Priority to JP2010526804A priority Critical patent/JP5016718B2/ja
Publication of JPWO2010024418A1 publication Critical patent/JPWO2010024418A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5016718B2 publication Critical patent/JP5016718B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B5/00Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons
    • A61B5/02Detecting, measuring or recording pulse, heart rate, blood pressure or blood flow; Combined pulse/heart-rate/blood pressure determination; Evaluating a cardiovascular condition not otherwise provided for, e.g. using combinations of techniques provided for in this group with electrocardiography or electroauscultation; Heart catheters for measuring blood pressure
    • A61B5/026Measuring blood flow
    • A61B5/0285Measuring or recording phase velocity of blood waves
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B5/00Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons
    • A61B5/02Detecting, measuring or recording pulse, heart rate, blood pressure or blood flow; Combined pulse/heart-rate/blood pressure determination; Evaluating a cardiovascular condition not otherwise provided for, e.g. using combinations of techniques provided for in this group with electrocardiography or electroauscultation; Heart catheters for measuring blood pressure
    • A61B5/02007Evaluating blood vessel condition, e.g. elasticity, compliance
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B5/00Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons
    • A61B5/68Arrangements of detecting, measuring or recording means, e.g. sensors, in relation to patient
    • A61B5/6801Arrangements of detecting, measuring or recording means, e.g. sensors, in relation to patient specially adapted to be attached to or worn on the body surface
    • A61B5/6813Specially adapted to be attached to a specific body part
    • A61B5/6822Neck
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B8/00Diagnosis using ultrasonic, sonic or infrasonic waves
    • A61B8/06Measuring blood flow

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Surgery (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Hematology (AREA)
  • Cardiology (AREA)
  • Physiology (AREA)
  • Radiology & Medical Imaging (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Vascular Medicine (AREA)
  • Measuring Pulse, Heart Rate, Blood Pressure Or Blood Flow (AREA)

Abstract

1箇所の測定部位で検出された脈波データから入射波と反射波とを簡単に分離でき、動脈硬化度を簡易に判別・評価できる動脈硬化評価装置を提供する。生体の1箇所において動脈を伝わる脈波を脈波検出手段1,51によって検出し、その脈波を分解手段52によってフィット関数でフィッティングすることにより入射波と反射波とに分解する。分解された入射波と反射波との振幅強度(ピーク強度)から動脈硬化度を評価する。

Description

本発明は動脈硬化などの血管機能を評価する装置に関するものである。
現代社会は生活習慣の変化や高齢化に伴い、動脈硬化症に起因する循環器疾患が増加している。しかし、これらに対する早期発見のための医療制度は未確定な状態である。動脈硬化症に対しては血管壁の柔軟さの評価が大変重要であり、現在の診断装置としては、MRI,X線CTによる画像診断や脈波伝播速度法と呼ばれるものが一般的である。しかし、MRI,X線CTは検査費用が高く、日々のモニタリングには不向きである。また、脈波伝播速度法と呼ばれる手法は、血管壁の硬軟に応じて脈波の伝播速度が変化することを利用したものであり、検査が簡便に行えるため医療現場では一般的に用いられている手法であるが、年齢と脈波伝播速度の関係が不明瞭であり、特に予防という観点や個人差を考慮するとその診断精度が低い。
特許文献1には、生体の所定部位に装着される脈波検出装置と、この脈波検出装置の下流側に装着され、当該部位を圧迫することにより血流を抑制する圧迫装置とを備え、圧迫装置により血流が抑制されている状態で、脈波検出装置により検出される脈波の進行波成分のピークと反射波成分のピークとに基づいて、動脈硬化度を評価する装置が提案されている。具体的には、第1圧迫袋と第2圧迫袋とを一体に備えたカフを上腕部に装着し、第2圧迫袋によるその装着部位を止血した状態で第1圧迫袋により上腕脈波を検出すると、この上腕脈波は、進行波と第2圧迫袋の装着部位で生じた反射波との合成波となる。反射波は、動脈が硬いほど大きくなり且つ速度が速くなることから、動脈硬化情報算出手段により進行波成分のピークと反射波成分のピークとの時間差および強度比を算出すると、それら時間差および強度比は動脈硬化度によって変化するので、動脈硬化度を評価することができるとされている。
特許文献2には、別の血管機能診断装置が提案されている。この装置の場合、例えば上腕に設けられた第1の脈波検出装置から検出された上腕の脈波の立ち上がりからピーク位置までの時間をtp1 、例えば膝に設けられた第2の脈波検出装置から検出された弾性動脈の脈波の立ち上がりからピーク位置までの時間をtp2 とすれば、正常な場合は、時間tp1 と時間tp2 とはほぼ等しく、動脈硬化がある場合は、第2の脈波検出装置から検出される弾性動脈の脈波のピーク位置が早くなり、動脈閉塞がある場合は、第2 の脈波検出装置から検出される弾性動脈の脈波のピーク位置が遅れる。これにより血管機能の評価を行うことが出来るとされている。
特許文献1の場合、進行波と反射波の分離を行う手段として、第2圧迫袋を用いて動脈を止血させ、血流を抑制させた状態で脈波検出を行っている。このような手法を用いると、第1圧迫袋(測定部)と第2圧迫袋(止血部)の2種類の構成が必ず必要であり、2つの装置間の伝播経路を伝わる脈波の時間差から進行波と反射波を分離しているため、2つの装置間の距離ばらつきの影響を受ける。また、第2圧迫袋を用いることによる脈動への影響も考慮されておらず、第2圧迫袋の抑制力によって、その反射波成分の振幅強度は異なってしまう。さらに、皮下脂肪などは個人差があるため、その圧迫力の制御なども難しく、個体差を識別するための手法として不十分である。
特許文献2の場合、生体の上肢と下肢との脈波を検出する必要がある。心臓から上肢までの脈動経路と心臓から下肢までの脈動経路を同等と捉え、そのピーク位置までの時間のずれを比較することによって血管機能の評価を行おうとするものであるが、上肢と下肢までの経路は個人によって異なり、その測定精度は乏しいと考えられる。また、測定部位が二箇所必要であり、簡便に行うことが難しい。
特開2004−113593号公報 特開2006−158426号公報
本発明の目的は、1箇所の測定部位で検出された脈波データから入射波と反射波とを簡単に分離でき、動脈硬化度を簡易に判別・評価できる動脈硬化評価装置を提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明は、生体の1箇所において動脈を伝わる脈波を検出する脈波検出手段と、前記脈波検出手段で検出された脈波をフィット関数でフィッティングすることにより複数の展開波形に分解する分解手段と、前記分解された展開波形の振幅強度から動脈硬化度を評価する評価手段と、を備えたことを特徴とする動脈硬化評価装置を提供する。
脈波は、血管内を伝搬する圧力波が体表に変位として現れたものである。この脈波は心臓の血流駆出により生じた前進波による入射波成分と、それが血管を伝搬し末梢で反射されて生じた反射波成分とを含む(以下、各成分を入射波,反射波と呼ぶ)。反射波は末梢まで伝搬しているので、血管壁の粘弾性特性に強く依存し、血管壁の硬化により著しく変化する。したがって、入射波と反射波を分離し、反射波の評価を行えば、血管の硬化状態の判定が可能になると考えられる。
本発明では、まず生体の1箇所において動脈を伝わる脈波を脈波検出手段によって、例えば変位信号として検出する。脈波検出手段としては、変位出力の公知の脈波センサを用いてもよいし、圧電トランスデューサのようなセンサを用いてもよい。但し、速度出力の圧電トランスデューサの場合には、速度出力を時間積分することで、変位信号を得ることができる。圧電トランスデューサは脈波を速度信号及び変位信号のいずれでも検出することができるが、速度信号として検出する方が好ましい。脈波のような皮膚表面の微小な変位を測定するには、測定変位を増幅する必要がある一方で、皮膚表面は安静状態であっても測定時の呼吸、体のゆらぎ等により細かいノイズが発生しやすい。脈波を速度信号として検出することで、ノイズに強く、DC的なゆらぎをカットすることができるため、測定誤差が生じにくいという利点がある。このようにして検出された脈波は、入射波と反射波とを含む合成波である。
次に、入射波と反射波とを含む脈波(合成波)を、フィット関数でフィッティングすることにより複数の展開波形に分解する。脈波を分解する場合、最初に入射波を特定するためにフィット関数を用いる。フィット関数としては、公知の非線形フィット関数を用いてもよいし、予め独自に設定されたモデル関数を用いてもよい。非線形フィット関数としては、Exponential Gaussian関数、Gauss 関数、Voigt 関数、Log-Normal関数、ローレンツ関数等、脈波波形に応じて任意の関数を用いることができる。また、モデル関数としては、例えば医療機器などを使用して若年者から高齢者まで複数の入射波データを得ておき、これらデータから年齢層毎に典型的なモデル関数を設定しておいてもよい。実際の動脈硬化度の評価にあたっては、本評価装置で評価すべき者の年齢に応じてモデル関数を選択し、実際の脈波に対してフィッティングすればよい。さらに、測定部位毎にモデル関数を修正してもよい。脈波のうち最初の立ち上がり波形は、入射波を表すと考えられるので、この立ち上がり波形をフィット関数でフィッティングすることにより、入射波を特定することができる。その後、脈波から入射波を差し引くことで、反射波を求めることができる。
モデル関数として、血流速度波形から推定した入射波を用いてもよい。例えば各年齢の複数の被験者について、その血流速度波形を予め測定しておき、それらの血流速度波形を規格化することで各年齢における平均的な血流速度波形を求め、この平均的な血流速度波形から入射波を推定することができる。具体的には、まず各年齢の複数の被験者について、血流速度を例えば超音波診断装置のドップラー機能を用いて測定する。測定された血流速度の最大振幅から切痕までの時間間隔が等しくなるように規格化して平均的な血流速度波形を求める。最大振幅値を選択する理由は、血流速度波形のうち最大振幅値が最も大きなピークであり、把握しやすいためである。切痕を選択する理由は、切痕の形状はどの年代の被験者であっても類似の形状になり、把握しやすいからである。切痕とは、心臓の収縮期末期に大動脈弁が閉じて血液駆出が終了し、大動脈内から左心室に向かって流れる逆方向の血流のことである。心拍数により血流波形の1周期ごとの時間間隔は異なるので、最大振幅から切痕までの時間間隔が等しくなるように規格化することで、心拍数によるバラツキを無くすことができる。
平均的な血流速度波形を得た後、これを内圧波形(血管内圧の時間波形)に変換する。内圧波形への変換は、例えば公知の一次元流体モデルの連続の式と運動方程式等を用いて算出することができる。次に、変換された内圧波形を複素弾性率を用いて皮膚表面の変位信号に変換する。複素弾性率を表すモデルとしては、例えば一般化Voigt モデルやVoigtモデルを用いることができる。このように変換された変位信号は、実際の被験者の心臓の血流駆出により生じた脈波のうちの入射波を表すと考えられる。その理由は、動脈において、血流は心臓から動脈の末梢に至るまでほぼ一方向に流れ、この一方向に流れる血流から得られる変位情報が、血流と同じく心臓から発生する脈波の入射波成分の変位情報と近似すると考えられるからである。このように推定した入射波を、脈波の最初の波形に対してフィッティングし、脈波から入射波を差し引くことで、反射波を求めることができる。
以上のようにして得られた入射波と反射波との振幅強度(ピーク強度)から血管の動脈硬化度を評価する。例えば、反射波と入射波との振幅強度の差又は比を求め、この差又は比から動脈硬化度を評価することができる。一般に、動脈硬化が進むと、血管の粘弾性が低下し、反射波の振幅強度が高くなる傾向にあるため、入射波と反射波との振幅強度を比較することで動脈硬化度を評価することができる。なお、入射波をフィッティングする際に入射波の振幅を規格化しておけば、フィッティング後に得られた反射波の振幅は入射波の振幅に対する比となっているので、反射波の振幅を基準値と比較することで、動脈硬化度を容易に評価できる。
分解手段は、反射波をフィット関数によって複数の反射波に分解する手段をさらに含み、判定手段は、入射波と分解された複数の反射波のうちの最初の反射波との振幅強度から動脈硬化度を評価・判定してもよい。反射波には複数の波形が含まれると考えられるので、フィット関数でフィッティングすることにより複数の展開波形に分解することができる。その場合、最初に到達する反射波が動脈硬化度に最も影響を受ける場合と考えられるので、入射波と最初の反射波との振幅強度を比較することで、動脈の硬化度情報をより詳細に把握できる。
脈波検出手段としては、脈波を検出できるものであれば何でもよい。例えば圧電トランスデューサを使用した場合、医療用脈波センサに比べて小型で安価な検出器であり、人体の皮膚表面に接触させるだけで脈波を検出できるので、無傷、無痛で検出できる。また、従来のような脈波計のように脈圧を測定するのではなく、脈波の振動(変位情報)を直接測定するので、より簡単かつ正確に脈波を測定することができる。
以上のように、本発明によれば、単一の脈波検出器で体表面の脈波を検出し、得られた脈波波形をフィッティングにより複数の展開波形に分解し、それらの振幅強度から動脈硬化度を判定するため、簡便かつ安価な動脈硬化評価装置を実現できる。測定箇所が1箇所で済むので、複数の測定位置間の距離のバラツキによる測定誤差の問題がない。また、脈動を止血させるような圧迫装置を必要としないので、圧迫力の違いによる測定バラツキもない。無痛、無傷で、被験者が測定時に意識せずにデータの取得を行うことが可能となり、家庭内計測器として日々血管の変化を評価することができる。
本発明に係る動脈硬化評価装置の第1実施例のシステム図である。 圧電トランスデューサの一例の概略構造図である。 本発明に係る評価装置の内部回路図である。 20代の被験者2名と60代の被験者2名の頸動脈における脈波及び分解波形図である。 20代の被験者2名と60代の被験者2名の手首脈波及び分解波形図である。 本発明の第2実施例における予め設定された入射波モデル関数の例の波形図である。 図6に示すモデル関数を用いて図4に示す20代の被験者1と60代の被験者1の頸動脈の脈波を入射波と反射波とに分解した結果を示す。 本発明に係る動脈硬化評価装置の第3実施例の内部回路図である。 血流速度波形における最大振幅と切痕とを示す図である。 (a)は20代の被験者15名、(b)は60代の被験者6名の頸動脈における血流速度波形の測定結果と平均血流速度波形とを示す図である。 (a)は20代の被験者における頸動脈の脈波、入射波、反射波の各波形図、(b)は60代の被験者における頸動脈の脈波、入射波、反射波の各波形図である。
以下に、本発明の好ましい実施の形態を、実施例に基づいて説明する。
−第1実施例−
図1は動脈硬化評価装置の第1実施例を示す。この実施例では、圧電トランスデューサ1によって脈流波形(合成波)を得た後、この脈波波形から入射波と反射波とを分離する手法について説明する。ここでは、1個の圧電トランスデューサ1を用いて頸動脈の脈波を測定している。圧電トランスデューサ1は動脈を伝わる脈波を速度信号に変換する一種の音響センサである。圧電トランスデューサ1は配線を介して動脈硬化評価装置本体5に接続されている。動脈硬化評価装置5には、評価結果を表示する表示部5aが設けられている。表示部5aには、被験者の動脈硬化度が数値、記号、グラフなどによって表示される。測定箇所は頸部に限るものではなく、動脈の脈波を測定できる部位であれば、手首や足首、大腿部など如何なる部位でもよい。心臓の拍動の電気的な波形を測定する心電計の出力信号を動脈硬化評価装置5に接続し、脈波と心臓の拍動との同期を取ることもできる。
図2は圧電トランスデューサ1の構造の一例を示す。トランスデューサ1は圧電ユニモルフ構造を有し、有底筒状のケース10の底部11が振動面として構成され、その底部11内面に圧電セラミック素子12が固定されている。底部11の外表面が被験者Hの皮膚に接触される。ケース10の開口部は封止材13によって閉じられ、この封止材13を介してリード線14が引き出されている。なお、圧電トランスデューサ1は図2の構造に限らないことは勿論である。
図3は動脈硬化評価装置5の内部回路を示す。圧電トランスデューサ1で検出された脈波(速度信号)は、動脈硬化評価装置5の内部に設けられた増幅器50で増幅された後、ブロック51に入力される。入力された速度信号はブロック51で時間積分され、変位信号に変換される。この変位信号は、脈波の中の入射波と反射波とを含む合成波である。なお、圧電トランスデューサ1に代えて変位出力の脈波センサを使用してもよい。
ブロック51で得られた変位信号(脈波)は、ブロック52に送られ、ここで複数の展開波形(入射波と反射波)に分解される。分解手法として、Multipeak Fitting (マルチピークフィッティング)法を用いる。Multipeak Fitting 法とは、任意のフィット関数を用いて合成波形を展開波形に分解する手法であり、脈波を入射波と反射波に分解するために使用する。ここでは、フィット関数として入射波形に最も類似していると考えられるExponential Gaussian関数を用い、まず入射波を近似した。次に、脈波から入射波を差し引くことで、反射波を得た後、得られた反射波をExponential Gaussianの複数の展開波形に分解した。フィット関数としては、Exponential Gaussian関数のほか、Gauss 関数、Voigt 関数、Log-Normal関数、ローレンツ関数等、脈波波形に応じて任意の非線形フィット関数を選択することができる。
Multipeak Fitting 法を用いることによって、ブロック51で得られた変位波形は、入射波と反射波とに分解することができ、脈波はこれら波形の重ね合わせと捉えることが出来る。なお、ブロック52では、脈波から分離された反射波をさらに複数の展開波に分解してもよい。ブロック52で分解された入射波と反射波は、ブロック53でその振幅強度(ピーク強度)が比較され、比較結果がブロック54へ送られて、動脈硬化度が評価される。
−実験結果−
図4は、20代の被験者2名と60代の被験者2名の頸動脈における結果を示す。(a)は20代の被験者1、(b)は20代の被験者2、(c)は60代の被験者1、(d)は60代の被験者2であり、太い実線が検出された脈波、細い実線が脈波を分解した波形である。なお、60代の頸動脈における脈波波形の場合、最大ピークが入射波のピークではないため、波形の立ち上がりから始まって、最初の変極点で入射波のフィッティングを行った。ここでは、反射波を2つに分解しているが、分解しなくてもよいし、3つ以上に分解してもよい。入射波の最大振幅を1として各波形を規格化した。入射波の振幅強度を1とすると、反射波1の振幅強度(比)は、20代の被験者では0.2〜0.3程度であるのに対し、60代の被験者では0.6〜1.0程度であることがわかる。つまり、20代と60代とで最初の反射波1の振幅強度に顕著な差があることが見て取れる。なお、2番目の反射波2については、20代と60代とで有意差は見られなかった。一般的に動脈の硬化が進むと、血管壁が硬くなり反射波の減衰が小さくなる。つまり、20代の被験者と比較して、60代の被験者では、動脈壁の硬化が進み、脈波の伝播時の減衰が小さくなり、反射波1の振幅強度が大きくなったと考えられる。このような手法を用いることで、血管壁の硬軟を評価することが出来る。
図5は、図4と同じ20代の被験者2名と60代の被験者2名の手首脈波における結果を示す。手首脈波では、20代及び60代で共に脈波波形の最大ピークが入射波のピークとなるので、波形のピークで入射波のフィッティングを行った。手首脈波の場合、頸動脈の脈波に比べて反射波1の振幅が相対的に小さくなるが、20代の被験者と比較して60代の被験者では、反射波1の振幅強度が明らかに大きいことがわかる。すなわち、反射波1の振幅強度(比)は、20代の被験者では0.1程度であるのに対し、60代の被験者では0.2〜0.3程度であり、両者の動脈硬化度を評価できる。なお、手首脈波においても、2番目の反射波2については、20代と60代とで有意差は見られなかった。したがって、最初の反射波1の振幅強度を評価することで、手首脈波からでも動脈硬化度を評価することが可能である。
−第2実施例−
この実施例は、フィット関数として独自に設定したモデル関数を用いる例である。図4,図5から明らかなように、年齢層(又は動脈硬化度)によって脈波波形に違いが見られるため、入射波の波形も年齢層によって異なると考えられる。第1実施例では、年齢層に関係なくExponential Gaussian関数のような一定のフィット関数を使用したが、第2実施例では年齢層によって異なるフィット関数(モデル関数)を用いるものである。モデル関数としては、例えば公知の医療データを利用してモデル関数を設定してもよいし、超音波診断装置などを使用して若年者から高齢者まで複数の入射波データを統計的に求めておき、これらデータから年齢層(例えば20代,30代,40代・・・)毎にモデル関数を設定してもよい。また、上記に加えて性別によってモデル関数を設定してもよい。さらに、同一人の脈波であっても、頸動脈と手首脈波とでは波形が異なるので、モデル関数を測定部位毎に設定してもよい。
図6は、予め設定された入射波モデル関数の例を示す。(a)が若年者用の入射波モデル関数、(b)が高齢者用の入射波モデル関数である。このようなモデル関数を年齢層毎に複数個設定しておき、その中から、本評価装置を用いて動脈硬化度を測定したい者の年齢に応じて1つを選択し、そのモデル関数を用いてフィッティングすることにより、脈波から入射波を分離することができる。この方法の場合、Exponential Gaussian関数のような汎用のフィット関数を使用する場合に比べて、入射波を実際の年齢に応じて特定しやすくなり、その結果、反射波を精度よく分離することができる。
図7は、図6に示すモデル関数を用いて図4に示す20代の被験者1と60代の被験者1の頸動脈の脈波にフィッティングし、入射波と反射波とに分解した結果を示す。ここでは、分離した反射波を平滑処理し、ピークを求めやすくしてある。図7には、平滑処理前の反射波をドットで表し、平滑処理後の反射波を実線で表してある。図7から明らかなように、入射波の振幅強度を1とすると、反射波の振幅強度(比)は、20代の被験者では0.2程度であるのに対し、60代の被験者では0.8程度であり、顕著な差異があることがわかる。なお、図7では1つの反射波で動脈硬化度を評価しているが、反射波を公知のフィット関数を用いて複数の波形に分解し、分解された反射波のうちの何れかから動脈硬化度を評価してもよい。
−第3実施例−
図8は第3実施例における動脈硬化評価装置の構成を示す。この実施例は、第2実施例の応用例であり、フィット関数として超音波診断装置などで測定された血流速度波形から統計的に求めた入射波を用いたものである。圧電センサ1によって検出された脈波(速度信号)は、増幅・信号処理ブロック55で増幅,時間積分等の処理が施され、脈波は変位信号に変換される。この脈波は、脈波の中の入射波と反射波とを含む合成波である。
一方、各年齢の被験者について、各年齢における平均的な血流速度波形を統計的に求め、データベース56として保存しておく。平均的な血流速度波形とは、例えば各年齢の被験者について超音波診断装置のドップラー機能を用いて血流速度を測定し、測定した血流速度波形をその最大振幅値から切痕までの時間間隔が等しくなるように規格化することで、各年齢について求めたものである。
ブロック57では、データベース56に保存された平均的な血流速度波形から入射波を推定する。具体的な処理方法としては、まず平均的な血流速度波形を内圧波形(血管内圧の時間波形)に変換する。内圧波形への変換は、公知である一次元流体モデルの連続の式と運動方程式とから算出することができる。すなわち、血流速度から血管断面積の時間変化を推定し、血管断面積の時間変化と血管内圧との関係から、血管内圧の時間波形を推定する。次に、血管内圧pの時間波形を以下の(1),(2) 式に示す一般化Voigt モデルを用いて皮膚表面の変位信号εに変換する。このように変換された変位信号εは、血流波形から推定された体表面の変位であり、被験者Hの心臓の血流駆出により生じた脈波のうちの入射波を表すと考えられる。
Figure 2010024418
Figure 2010024418
但し、ずれ弾性定数γ、及びずれ粘性係数ηは被験者の年齢等によって変わるものであり、例えば若年者のγは5.6kPa〜16.0kPa 、高齢者のγは14.0kPa 〜40.0kPaを用いることができる。また、若年者及び高齢者共にηは230,000Pa ・s 〜1,100Pa ・s を用いることができる。なお、血管内圧を皮膚表面の変位信号に変換するための複素弾性率を表すモデルとして、ここでは一般化Voigtモデルを使用したが、Voigtモデルや他のモデルを使用してもよいことは勿論である。
ブロック55で得られた脈波と、ブロック57で推定された入射波とがブロック58へ送られ、ここで脈波に対し入射波をMultipeak Fitting 法でフィッティングし、差分を計算する。つまり、ブロック55で得られた脈波(合成波)からブロック57で推定された入射波を差し引いて反射波を計算し、そのデータを評価/診断ブロック59へ送る。ここで、図3と同様に入射波と反射波の振幅強度を比較するか、あるいは反射波を基準値と比較することで、動脈硬化度の評価又は診断を行う。
図9は、測定された血流速度波形の一例を示す。この血流速度波形の最初の最大ピークが最大振幅K1であり、振幅がほぼ0となる位置が切痕K2である。最大振幅値K1と切痕K2はそれぞれ心周期(心臓の収縮と拡張の周期)における収縮期の始まりと終わりとを表す。
図10は、20代の被験者15名(a)と60代の被験者6名(b)の頸動脈における血流速度波形の測定結果である。破線が各血流速度波形を、実線が平均的な血流速度波形を表す。各血流速度波形は、心拍数により1周期毎の時間間隔が異なるので、最大振幅値K1から切痕K2までの時間間隔が等しくなるように規格化し、加算平均することにより平均的な血流速度波形を求めた。
図11の(a)は、他の20代の被験者における頸動脈の脈波、入射波、反射波の各波形、図11の(b)は、他の60代の被験者における頸動脈の脈波、入射波、反射波の各波形を示す。なお、入射波及び反射波のうち、実線は、その被験者に対して超音波診断装置などを用いて実血流速度波形を測定し、その実血流速度波形から入射波を推定し、脈波との差分から反射波を求めたものである。破線は、超音波診断装置などで測定せずに、図10に示す平均血流速度波形を用いて入射波を推定し、脈波との差分から反射波を求めたものである。若年者の場合、実血流波形と平均血流波形とを用いて計算した結果の差は、反射波の振幅で±0.04程度の誤差しかなく、平均血流速度波形を用いた入射波の推定は精度が高いことが実証された。一方、高齢者の場合、被験者数が少ないため、実血流波形と平均血流波形を用いて計算した結果の差は、若年者よりも大きく反射波の振幅で±0.07程度のばらつきがあったが、それでも平均的な血流波形を用いた入射波の推定が有効であることがわかった。
本発明では、単一の脈波検出器で体表面の脈波を検出し、得られた脈波波形を入射波と反射波とに分解できるため、専門的知識を必要とせず、簡便かつ安価な動脈硬化評価装置を実現できる。脈波検出器として、圧電トランスデューサを使用した場合、公知の医療用アモルファス脈波センサと比べて格段に安価になると共に、脈波の圧力を測定するのではなく、脈波の振動(変位情報)を測定するので、測定箇所の皮膚の影響を受けにくく、安定した測定結果を得ることができる。さらに、脈動を止血させるような圧迫装置を必要とせず、無痛、無傷で、被験者が測定時に意識せずにデータの取得を行うことが可能となり、家庭内計測器として日々血管の変化を評価することができる。
本発明で使用される脈波検出手段は、圧電トランスデューサと積分器との組み合わせに限るものではなく、動脈を伝わる脈波を検出できるものであれば、公知の脈波センサなど如何なるセンサを用いることもできる。また、速度出力の圧電トランスデューサのように脈波を速度信号として検出する場合、血流速度波形を皮膚表面の速度信号に変換して、これを入射波として推定してもよい。すなわち、第3実施例では、血流速度波形を内圧波形に変換し、変換された内圧波形を複素弾性率を用いて皮膚表面の変位信号に変換することで入射波を推定したが、この方法に代えて、脈波を速度信号として求める一方、血流速度波形を皮膚表面の速度信号に変換して入射波として推定し、その入射波を脈波にフィッティングすることで、反射波を分離してもよい。
前記実施例では、反射波の振幅強度によって評価したが、反射波の波形の時間長さ(パルス幅)など、波形がどのように変化したか等の波形情報を用いて動脈硬化度を評価してもよい。また、脈波を変位信号として検出し、変位信号をフィット関数でフィッティングして複数の展開波形に分解したが、脈波を速度信号波形として検出し、それを複数の展開波形に分解し、評価することも可能である。
1 圧電トランスデューサ
5 動脈硬化評価装置本体
50 増幅ブロック
51 積分ブロック
52 波形分解ブロック
53 振幅強度比較ブロック
54 評価ブロック

Claims (10)

  1. 生体の1箇所において動脈を伝わる脈波を検出する脈波検出手段と、
    前記脈波検出手段で検出された脈波をフィット関数でフィッティングすることにより複数の展開波形に分解する分解手段と、
    前記分解された展開波形の振幅強度から動脈硬化度を評価する評価手段と、を備えたことを特徴とする動脈硬化評価装置。
  2. 前記脈波検出手段は前記脈波を変位信号として検出することを特徴とする、請求項1に記載の動脈硬化評価装置。
  3. 前記フィット関数はExponential Gaussian関数であることを特徴とする、請求項1又は2に記載の動脈硬化評価装置。
  4. 前記フィット関数は予め設定されたモデル関数であることを特徴とする、請求項1又は2に記載の動脈硬化評価装置。
  5. 前記予め設定されたモデル関数は、
    予め測定した各年齢の被験者の血流速度波形を、その最大振幅値から切痕までの時間間隔が等しくなるように規格化することで、平均的な血流速度波形を求め、当該平均的な血流速度波形を用いて推定された入射波である、請求項4に記載の動脈硬化評価装置。
  6. 前記分解手段は、
    前記脈波のうち最初の波形に入射波をフィッティングし、前記脈波から入射波を差し引くことで反射波を求める手段を含み、
    前記評価手段は、前記反射波の振幅強度、又は前記入射波と反射波との振幅強度の比較から、動脈硬化度を評価することを特徴とする、請求項5に記載の動脈硬化評価装置。
  7. 前記分解手段は、
    前記脈波のうち最初の波形をフィット関数でフィッティングして入射波を特定する手段と、
    前記脈波から入射波を差し引くことで反射波を求める手段と、を含み、
    前記評価手段は、前記入射波と反射波との振幅強度から動脈硬化度を評価することを特徴とする、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の動脈硬化評価装置。
  8. 前記分解手段は、前記反射波をフィット関数によって複数の反射波に分解する手段をさらに含み、
    前記評価手段は、前記入射波と前記分解された複数の反射波のうちの最初の反射波との振幅強度から動脈硬化度を評価することを特徴とする、請求項7に記載の動脈硬化評価装置。
  9. 前記脈波検出手段は、前記脈波を速度信号として検出する圧電トランスデューサを含むことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の動脈硬化評価装置。
  10. 前記脈波検出手段は、前記圧電トランスデューサの検出出力を時間積分する積分器を含むことを特徴とする請求項9に記載の動脈硬化評価装置。
JP2010526804A 2008-09-01 2009-08-29 動脈硬化評価装置 Expired - Fee Related JP5016718B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010526804A JP5016718B2 (ja) 2008-09-01 2009-08-29 動脈硬化評価装置

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008223847 2008-09-01
JP2008223847 2008-09-01
JP2010526804A JP5016718B2 (ja) 2008-09-01 2009-08-29 動脈硬化評価装置
PCT/JP2009/065125 WO2010024418A1 (ja) 2008-09-01 2009-08-29 動脈硬化評価装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2010024418A1 true JPWO2010024418A1 (ja) 2012-01-26
JP5016718B2 JP5016718B2 (ja) 2012-09-05

Family

ID=41721581

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010526804A Expired - Fee Related JP5016718B2 (ja) 2008-09-01 2009-08-29 動脈硬化評価装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US8696580B2 (ja)
JP (1) JP5016718B2 (ja)
WO (1) WO2010024418A1 (ja)

Families Citing this family (27)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6850788B2 (en) 2002-03-25 2005-02-01 Masimo Corporation Physiological measurement communications adapter
US8840549B2 (en) 2006-09-22 2014-09-23 Masimo Corporation Modular patient monitor
US9161696B2 (en) 2006-09-22 2015-10-20 Masimo Corporation Modular patient monitor
US9153112B1 (en) 2009-12-21 2015-10-06 Masimo Corporation Modular patient monitor
JP5644325B2 (ja) * 2010-09-28 2014-12-24 オムロンヘルスケア株式会社 血圧情報測定装置および該装置での動脈硬化度の指標の算出方法
JP5712573B2 (ja) * 2010-11-26 2015-05-07 花王株式会社 血流画像の形成方法
US9943269B2 (en) 2011-10-13 2018-04-17 Masimo Corporation System for displaying medical monitoring data
US9436645B2 (en) 2011-10-13 2016-09-06 Masimo Corporation Medical monitoring hub
US10307111B2 (en) 2012-02-09 2019-06-04 Masimo Corporation Patient position detection system
US10149616B2 (en) 2012-02-09 2018-12-11 Masimo Corporation Wireless patient monitoring device
US20140046202A1 (en) * 2012-08-13 2014-02-13 California Institute Of Technology Noninvasive systems for aortic aneurysm evaluation
US9749232B2 (en) 2012-09-20 2017-08-29 Masimo Corporation Intelligent medical network edge router
US10832818B2 (en) 2013-10-11 2020-11-10 Masimo Corporation Alarm notification system
DE102014008446A1 (de) * 2014-06-06 2015-12-17 Fresenius Medical Care Deutschland Gmbh Vorrichtung zur nicht invasiven Messung des Blutflusses
CN104127173B (zh) * 2014-07-14 2016-06-08 昆明理工大学 一种基于动态脉搏波特征参数的病理信息提取方法
EP3087915B1 (en) * 2015-04-27 2022-02-09 Tata Consultancy Services Limited Method and system for noise cleaning of photoplethysmogram signals for estimating blood pressure
US10448844B2 (en) 2015-08-31 2019-10-22 Masimo Corporation Systems and methods for patient fall detection
KR102501837B1 (ko) * 2015-11-09 2023-02-21 삼성전자주식회사 신호 특징 추출 방법 및 장치
US10617302B2 (en) 2016-07-07 2020-04-14 Masimo Corporation Wearable pulse oximeter and respiration monitor
WO2018071715A1 (en) 2016-10-13 2018-04-19 Masimo Corporation Systems and methods for patient fall detection
WO2018152675A1 (zh) * 2017-02-21 2018-08-30 深圳市和来科技有限公司 一种周围动脉硬化的早期筛查系统及方法
WO2019204368A1 (en) 2018-04-19 2019-10-24 Masimo Corporation Mobile patient alarm display
KR102576126B1 (ko) * 2019-09-19 2023-09-06 삼성전자주식회사 생체정보 추정 장치 및 방법
US11974833B2 (en) 2020-03-20 2024-05-07 Masimo Corporation Wearable device for noninvasive body temperature measurement
USD974193S1 (en) 2020-07-27 2023-01-03 Masimo Corporation Wearable temperature measurement device
USD980091S1 (en) 2020-07-27 2023-03-07 Masimo Corporation Wearable temperature measurement device
USD1000975S1 (en) 2021-09-22 2023-10-10 Masimo Corporation Wearable temperature measurement device

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1994022363A1 (en) * 1993-04-02 1994-10-13 Osachi Co., Ltd. Electronic blood pressure measuring instrument
JP3533406B2 (ja) * 2001-07-02 2004-05-31 コーリンメディカルテクノロジー株式会社 動脈硬化評価装置
JP3590613B2 (ja) * 2002-01-10 2004-11-17 コーリンメディカルテクノロジー株式会社 振幅増加指数算出装置および動脈硬化検査装置
JP3587837B2 (ja) * 2002-09-27 2004-11-10 コーリンメディカルテクノロジー株式会社 動脈硬化度評価装置
JP4581496B2 (ja) * 2004-06-14 2010-11-17 オムロンヘルスケア株式会社 脈波解析装置および脈波解析プログラム
JP2006158426A (ja) 2004-12-02 2006-06-22 Crosswell:Kk 血管機能判定方法及び装置
JP4253683B2 (ja) 2007-03-19 2009-04-15 独立行政法人産業技術総合研究所 動脈壁硬さ評価システム

Also Published As

Publication number Publication date
US20110208073A1 (en) 2011-08-25
US8696580B2 (en) 2014-04-15
WO2010024418A1 (ja) 2010-03-04
JP5016718B2 (ja) 2012-09-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5016718B2 (ja) 動脈硬化評価装置
EP3157416B1 (en) System for cuff-less blood pressure (bp) measurement of a subject
Nabeel et al. Bi-modal arterial compliance probe for calibration-free cuffless blood pressure estimation
KR101577343B1 (ko) 혈압 추정 방법 및 장치
JP3006123B2 (ja) 動脈硬さ観測装置
EP2260886B1 (en) Blood pressure estimation apparatus and blood pressure estimation method
US20120179053A1 (en) Apparatus for measuring a propagation velocity of a blood pressure wave
Saito et al. Noninvasive assessment of arterial stiffness by pulse wave analysis
JP6407757B2 (ja) 指標算出装置、指標算出システム、指標算出方法、および制御プログラム
US8414500B2 (en) Arteriosclerosis diagnostic device
Sahani et al. An imageless ultrasound device to measure local and regional arterial stiffness
Nabeel et al. Magnetic plethysmograph transducers for local blood pulse wave velocity measurement
JP4388585B2 (ja) 循環動態測定装置
WO2014030174A2 (en) Automated evaluation of arterial stiffness for a non-invasive screening
Joseph et al. Arterial compliance probe for calibration free pulse pressure measurement
JP4813815B2 (ja) 血管硬化度算出装置および血管硬化度算出プログラム
EP3936036B1 (en) A method and a system for estimating a measure of cardiovascular health of a subject
JP5016717B2 (ja) 動脈硬化評価装置
US20220000378A1 (en) Method and a system for estimating a measure of cardiovascular health of a subject
JP7175304B2 (ja) シャント音解析装置及び方法、コンピュータプログラム並びに記憶媒体
JP5344294B2 (ja) 血管壁硬軟度評価装置
Proença et al. Continuous non-occlusive blood pressure monitoring at the sternum
Nabeel et al. Non-invasive assessment of local pulse wave velocity as function of arterial pressure
Manoj et al. Measurement of Local Pulse Wave Velocity: Agreement Among Various Methodologies
Arathy et al. Carotid local pulse wave velocity measurement using dual-element accelerometric patch probe

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120605

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120608

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150615

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5016718

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees