JPWO2009123090A1 - 再構成可能集積回路 - Google Patents

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Abstract

再構成可能回路を構成する電界効果トランジスタの動作特性を回路動作時に適切に制御し、高速性と低消費電力性を両立した再構成可能集積回路が提供される。この再構成可能集積回路は、回路構成情報により論理関数を演算する回路を構成する複数の回路構成回路と、回路構成回路の間を接続する回路配線回路と、回路構成回路または回路配線回路の内部信号の変化を検出する信号状態検出回路と、信号状態検出回路により検出された状態変化信号を回路構成回路または回路配線回路に伝送する状態変化配線回路と、回路構成回路または回路配線回路の部分回路ごとに電界効果トランジスタの動作特性を設定する動作速度設定回路とを備える。

Description

本発明は、再構成可能回路を集積回路により作製する場合に、回路を構成する電界効果トランジスタの動作特性を回路動作時に適切に制御することによって、高速性と低消費電力性を両立した再構成可能集積回路に関するものである。
従来、トランジスタの動作特性をプログラマブルに調整できる再構成可能集積回路においては、例えば、特許文献1に開示されるように、動作モードデータ(しきい値電圧の高低)は論理機能を設計する際に設計データ(ネットリスト)を分析し、高速に動作させなければならない領域とそうでない領域を区別し、回路構成情報が回路構成用記憶装置に転送されるのに併せて、動作モード制御用記憶装置に転送する構成とする。このような構成とすることにより、高速性と低消費電力性を同時に実現できる再構成可能集積回路が開発されている。
MOS(Metal Oxided Semiconductor)トランジスタのボディ電位最適化の手法として、特許文献2では、前段回路によって後段回路のボディ電位を最適化する先行制御方法が開示されている。半導体集積回路の設計時に前段回路と後段回路にあらかじめ分けられた回路において、後段回路のボディ電位を前段回路の出力信号により可変とすることで、例えば、前段回路の出力信号がローレベルのときには、後段回路を低消費電力モードに、前段回路の出力信号がハイレベルのときには、後段回路を高速モードに制御する。これにより、ボディ電圧の最適化を行うことができる。
マイクロプロセッサにおける低消費電力化手法としては、非特許文献1に提案されているように、典型的な信号入力にのみタイミング制約を満たせばよいという設計方針に基づいて、例えば、動作速度の点でクリティカルな部分回路を、典型的な信号入力では正しい値を保証するように(ただし、すべての信号入力に対して保証はしない)設計したメイン部と、すべての信号入力において結果が正しいことを保証するエラー検出部の二つを用意し、典型的な信号入力時にはメイン部の電源電圧を低電圧化することによって、低消費電力化を行い、非典型的な信号入力があり、メイン部でタイミング違反が発生した場合は、エラー検出部の結果を用いて、処理を回復させる。これにより、正常動作を保証しつつ、低消費電力化を実現している。
特開2007−082017号公報 特開2007−201236号公報 Daniel Ernst etal. "Razor: A Low-Power Pipeline Based on Circuit-Level Timing Speculation"ACM/IEEE International Symposium on Microarchitecture (MICRO), pp.7-18, November, 2003.
特許文献1に記載されているように、従来タイプのしきい値電圧をプログラマブルに調整できる再構成可能集積回路では、回路構成情報ごとに動作モードデータが静的(回路動作時は変化しない)であり、しきい値電圧が低く設定されている部分回路が不活性時において、無駄な電力が消費されてしまうという問題があった。
本発明は、このような問題点を解決するためになされたものであり、本発明の目的は、再構成可能回路を集積回路により作製する場合に、回路を構成する電界効果トランジスタの動作特性を回路動作時に適切に制御できるような構成とすることにより、高速性と低消費電力性を両立した再構成可能集積回路を提供することにある。
上記のような目的を達成するため、本発明による再構成可能集積回路は、回路構成情報により論理関数を演算する回路を構成する複数の回路構成回路と、前記回路構成回路の間を接続する回路配線回路と、前記回路構成回路または前記回路配線回路の内部信号の変化を検出する信号状態検出回路と、前記信号状態検出回路により検出された状態変化信号を前記回路構成回路または前記回路配線回路に伝送する状態変化配線回路と、前記回路構成回路または前記回路配線回路の部分回路ごとに前記状態変化信号に基づいて電界効果トランジスタの動作特性を設定する動作速度設定回路を備えることを特徴とする。
この場合に、再構成可能集積回路において、前記回路構成回路または前記回路配線回路は、部分回路ごとにトランジスタの動作特性を設定する動作速度設定回路を備えたフィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)であり、また、前記信号状態検出回路が回路構成回路によって生成される。
また、この再構成可能集積回路において、前記信号状態検出回路があらかじめ再構成可能集積回路に実装されており、前記信号状態検出回路の活性化がプログラムにより制御されるように構成される。
この場合に、信号状態検出回路の生成位置、あるいは、信号状態検出回路のどこを活性化するか否かは、再構成可能集積回路の設定ソフトウェアによって設定されるように構成される。または、信号状態検出回路の生成位置、あるいは、信号状態検出回路のどこを活性化するか否かは、ユーザによりデザインされた論理機能に基づいて設定されるように構成される。
また、再構成可能集積回路において、電界効果トランジスタの動作特性は、電界効果トランジスタのしきい値電圧の変更によって制御されるように構成される。または、電界効果トランジスタの動作特性は、電源電圧によって制御されるように構成される。
状態変化配線回路は、前記回路配線回路とは独立に設けるように構成されても良く、または、状態変化配線回路は、前記回路配線回路を用いて構成されるように構成されてもよい。この場合に、例えば、信号状態検出回路が出力した状態変化信号は、パルス信号であり、動作速度設定回路は、トランジスタの動作特性を1つ以上保持できる動作モード記憶装置を有しており、前記動作モード記憶装置の内容によって部分回路の動作速度と消費電力を決定するように構成される。
また、動作速度消費電力設定回路の動作モード記憶装置の出力は、パルス状の状態変化信号によって切り替えられる1つ以上のフリップフロップ回路で構成され、動作速度消費電力設定回路の動作モード記憶装置の出力は、パルス状の状態変化信号によって切り替えられるものであり、二つ以上のランダムアクセスメモリまたは二つ以上のシフトレジスタに記憶された動作モードをパルスによって切り替えるように構成される。
本発明の再構成可能集積回路によれば、トランジスタの動作特性をプログラマブルに調整可能な再構成可能集積回路において、典型的な信号入力に着目したアプローチを応用することによって、回路動作時に信号入力に応じて動作速度と消費電力を動的に調整することができ、従来手法では常に静的(回路動作時は変化しない)であった動作速度と消費電力に基づくトランジスタの動作特性を、回路動作時に適切に設定することができるようになる。これにより、再構成可能集積回路をさらに低消費電力化または高速化することが可能となる。
本発明の一実施例に係る再構成可能集積回路の構成を説明する図である。 本発明の再構成可能集積回路において回路を構成するための設定方法の一例を説明する図である。 5ステージパイプラインプロセッサにおける実装例である。 再構成可能集積回路の構成例の一例を示す図である。 再構成可能集積回路の構成例の他の例を示す図である。 信号状態検出回路の構成例の一例を示す図である。 動作速度消費電力設定回路の構成例の一例を示す図である。 動作速度消費電力設定回路の構成例の他の例を示す図である。 動作速度消費電力設定回路をCMOSインバータ回路に適用例の一例を示す図である。 動作速度消費電力設定回路をCMOSインバータ回路に適用例の他の例を示す図である。 動作速度消費電力設定回路をCMOSインバータ回路に適用例の他の例を示す図である。 一般的なアイランドスタイルFPGAの構成例の一例を示す図である。 一般的な再構成可能論理回路ブロック(CLB)タイルの構造例の一例を示す図である。 一般的な入出力回路ブロックタイルの構造例の一例を示す図である。 一般的な空回路ブロック(NULL)タイルの構造例の一例を示す図である。 一般的な再構成可能論理ブロックの構造例の一例を示す図である。 一般的な基本論理回路要素(BLE)の構造例の一例を示す図である。 一般的なスイッチブロック(SB)の構造例の一例を示す図である。 本発明の再構成可能論理回路ブロックタイルの構造例の一例を示す図である。 本発明の再構成可能論理回路ブロックの構造例の一例を示す図である。 本発明の再構成可能論理回路ブロックの構造例の他の例を示す図である。 本発明のスイッチ回路ブロックの構造例の一例を示す図である。 本発明のスイッチ回路ブロックの構造例の他の例を示す図である。 本発明の電力スイッチ回路ブロック(PSB)の構造例の一例を示す図である。 本発明の再構成可能論理回路ブロックタイルの構造例の他の例を示す図である。 本発明の再構成可能論理回路ブロックの構造例の他の例を示す図である。 本発明の再構成可能論理回路ブロックの構造例の他の例を示す図である。 本発明のスイッチ回路ブロックの構造例の他の例を示す図である。 本発明のスイッチ回路ブロックの構造例の他の例を示す図である。 本発明の再構成可能論理回路ブロックタイルの構造例の他の例を示す図である。 本発明の再構成可能論理回路ブロックタイルの構造例の他の例を示す図である。 本発明の基本論理回路要素の構造例の他の例を示す図である。 本発明の再構成可能論理回路ブロックの構造例の他の例を示す図である。 本発明の再構成可能論理回路ブロックの構造例において信号状態検出回路を実現した例を示す図である。 本発明の再構成可能論理回路ブロックの構造例の他の例を示す図である。 本発明の再構成可能論理回路ブロックの構造例において信号状態検出回路を実現した例を示す図である。
符号の説明
10 再構成可能集積回路
11 論理関数が実現された領域
12 信号状態検出回路
13 状態変化信号
14 被動的制御領域
15 回路構成回路
16 回路配線回路
17 回路用配線
18 状態変化信号配線回路
19 状態変化信号用配線
20 動作速度消費電力設定回路
21 回路配線・状態変化信号配線回路
22 回路・状態変化信号用配線
図1は本発明の一実施例に係る再構成可能集積回路の構成を説明する図である。図1において、10は再構成可能集積回路、11は回路構成情報により論理関数が実現される領域、12は信号状態検出回路、13は状態変化信号である。また、14は動的に動作速度が制御される被動的制御領域を示す。この被動的制御領域14は、動作速度が制御されると共に電力消費についても制御される。
図2は本発明の再構成可能集積回路において回路を構成するための設定方法の一例を説明する図である。図1および図2を参照して、本発明の再構成可能集積回路の構成の一実施例について説明する。回路設計者はCAD(Computer Aided Design)システムを用いて、ユーザデザインを作成し、クリティカルパス(最長経路を含む経路に対してタイミング余裕のない経路)を高速モードに、非クリティカルパスを低消費電力モードに自動的に設定して、回路構成情報Aを生成する。回路構成情報Aは、特許文献1に記載されているような公知の最適化手法で生成されたものと同等なものであり、例えば、回路構成情報Aにより、静的な動作速度と消費電力の最適化が行われた回路構成情報が得られる。
本発明の再構成可能集積回路においては、回路構成情報Aに対して、動的制御を自動的に決定するか、回路設計者の設定情報により決定するかの2つの処理フローにより、さらに動的制御を行うための回路構成情報Bを得る。
まず、自動的に決定する処理フローについて説明する。CADシステムにおいては、回路構成情報Aを解析し、クリティカルパスを活性化する条件を見つけて信号状態検出回路12の挿入位置を決定する。と共に、被動的制御領域14を決定する。具体例で説明すると、例えば、図3に示すように、5段パイプラインプロセッサを論理関数として実現する場合、除算命令がクリティカルパスになる場合には、命令読み出し(IF)において除算命令が読み出しされた場合にクリティカルパスを活性化すればよいことから、命令読み出し(IF)内に信号状態検出回路12を挿入する。次に、クリティカルパスである演算実行(EX)フェーズの除算回路部分を、被動的制御領域14とする。
次に、回路構成情報Aに対して信号状態検出回路12を挿入し、信号状態検出回路12から被動的制御領域14に自動配線を行って、状態変化信号13の伝送する経路を生成する。そして、被動的制御領域14において、動作モードが変更されるために要する時間を計算し、タイミング情報を生成する。生成したタイミング情報により動作モードを変更するために要する時間が、回路設計者が望むタイミング要求を満たしていなければ、そのタイミング情報に基づいて被動的制御領域14を縮小し、再度、自動配線およびタイミング解析を行う。タイミング要求が満たされていれば、そして、回路設計者が望む消費電力を満たしていれば、その回路構成による回路構成情報Bを生成し、満たしていなければ、再度もしくは新たに信号状態検出回路12と被動的制御領域14を決定し、要求された消費電力を満たすまで、この処理を繰り返す。
回路設計者が決定する処理フローは、前述した自動的に決定する処理フローと同様である。信号状態検出回路12の挿入位置と被動的制御領域14の初期領域を決定する手順のみが異なっている。
このように、再構成可能集積回路10上の論理関数が実現された領域11中に設けられた信号状態検出回路12は、クリティカルパス信号の変化を監視し、状態が変化すると被動的制御領域14に対して状態変化信号13を送信し、動的に動作速度と消費電力とが制御できるように回路を構成する。
図4は、再構成可能集積回路10の一構成例を説明する図である。図4において、12は信号状態検出回路、15は回路構成回路、16は回路配線回路、17は回路用配線、18は状態変化信号配線回路、19は状態変化信号用配線、20は動作速度消費電力設定回路である。
回路構成回路15は、フリップフロップ、インバータ、アンドゲート、オアゲート、ルックアップテーブルなど、基本的な論理機能ゲートを構成する回路から構成されており、回路構成回路ごと、前記基本的な論理ゲートを構成する回路ごと、または、それらを構成するトランジスタごとに、電源電圧、ダブルゲートMOSトランジスタの第2ゲートへの入力電圧、SOI(Silicon On Insulator)構造およびバルク構造のMOSトランジスタへのボディ電圧を設定し、動作速度と消費電力を制御する回路構成とする。
回路配線回路16は、複数の回路用配線17および回路用配線17と回路構成回路15とを結線するスイッチ回路から構成され、それぞれの回路構成回路15の間の結線を行う結線スイッチ回路である。回路配線回路16では、回路配線回路ごと、または、前記回路配線回路を構成するスイッチ回路ごと、または、それらを構成するトランジスタごとに、電源電圧、ダブルゲートMOSトランジスタの第2ゲートへの入力電圧、SOI構造およびバルク構造のMOSトランジスタへのボディ電圧を設定し、動作速度と消費電力を制御する回路構成とする。
状態変化信号配線回路17は、複数の状態変化信号用配線18および状態変化信号用配線18と信号状態検出回路12および状態変化信号用配線18と動作速度消費電力設定回路20とを結線するスイッチ回路から構成され、それぞれの信号状態検出回路12と動作速度消費電力設定回路20の間の結線を行う結線スイッチ回路である。
図4の構成例によって図1で説明した回路構成が実現される。これについて説明する。回路構成回路15、回路配線回路16および回路用配線17によって、論理関数が実現された領域11が回路構成として設定される。回路構成回路内に信号状態検出回路12を生成し、もしくは回路構成回路内に備えてあった信号状態検出回路12を活性化すると、状態変化信号配線回路18および状態変化信号用配線19を介して、被動的制御領域14中の後述する各動作速度消費電力設定回路20に状態変化信号が伝送される。伝送された状態変化信号により動的に動作速度と消費電力が制御される。動作速度消費電力設定回路20は、例えば、高速動作モードまたは低消費電力モードのトランジスタの動作特性を、保持できる動作モード記憶装置を有しており、この動作モード記憶装置に保持された内容によって部分回路における動作速度と消費電力を設定する。
図5は、再構成可能集積回路10のもう一つの構成例を示す図である。図5において、12は信号状態検出回路、15は回路構成回路、20は動作速度消費電力設定回路、21は回路配線・状態変化信号用配線回路、22は回路・状態変化信号用配線を示す。
回路配線・状態変化信号配線回路21は、複数の回路・状態変化信号用配線22および回路・状態変化信号用配線22と回路構成回路15および回路・状態変化信号用配線22と信号状態検出回路12および回路・状態変化信号用配線22と動作速度消費電力設定回路20とを結線するスイッチ回路から構成され、それぞれの回路構成回路15の間およびそれぞれの信号状態検出回路12と動作速度消費電力設定回路20の間の結線を行う結線スイッチ回路である。
図5においても、図4と同様に図1の回路構成の実施例が実現できることを次に説明する。回路構成回路15および回路配線・状態変化信号用配線回路21および回路・状態変化信号用配線22によって、論理関数が実現された領域11を実現し、回路構成回路15内に信号状態検出回路12を生成し、もしくは回路構成回路15内に備えてあった信号状態検出回路12を活性化する。信号状態検出回路12が生成した状態変化信号は、回路配線・状態変化信号用配線回路21および回路・状態変化信号用配線22を介して、被動的制御領域中の各動作速度消費電力設定回路20に状態変化信号を送信する。これにより、動的に動作速度と消費電力が制御される回路構成となる。
図6は信号状態検出回路の実装例を説明する図である。図6(a)は順序回路における信号状態検出回路を示したもので、「Data In」に検出すべき信号(図3でいえば特定の命令を読み込みした状態を示す信号)を入力し、「Clock」にクロックを入力することで、上段のD型フリップフロップ回路(以下、D−FF)はクロックの立下りで状態変化を読み取り、「Data Out」から後段の回路へ信号が伝送される。それと同時に、下段のD−FFでは一世代前の上段のD−FFの状態を保持していることから、排他的論理和回路からは監視中の信号状態が変化したことを示すパルス状の状態変化信号が発生し、「State Change」から出力される。図6(b)は組合せ回路における信号状態検出回路を示したもので、図6(a)の回路と動作は似ているが、同期のためのクロックが存在しない代わりに遅延回路を挿入し、「Data In」に入力された信号と遅延回路によって遅らせた信号とを排他的論理和回路で比較し、入力された信号が変化すれば、パルス状の状態変化信号が発生し、「State Change」から出力される。
図7は、動作速度消費電力設定回路の実装例を説明する図である。図7(a)はダブルゲートMOSトランジスタの第2ゲートへの入力電圧、SOI構造およびバルク構造のMOSトランジスタへのボディ電圧を設定し、MOSトランジスタのしきい値電圧を制御するための回路である。信号状態検出回路が送信したパルス状の状態変化信号は、状態変化信号配線回路および状態変化信号用配線、または、回路配線回路および回路用配線を介して、図7(a)の「State Change」端子に到着する。「State Change」信号は、T型フリップフロップ回路(以下、T−FF)へ入力され、T−FFの出力を切り替え、その出力はレベルシフタ(LS)を介してマルチプレクサへと送信され、N型トランジスタ用とP型トランジスタ用の各2組の電圧を切り替え、各電圧をトランジスタへ供給する。なお、T−FFの出力電圧とマルチプレクサで切り替えを行う電圧のレベルが同一であれば必ずしもレベルシフタ(LS)は必要としない。また、この例では、各2組の電圧を切り替えているが、2組以上の電圧を切り替えることもできる。その場合は、T−FFを直列に複数段組み合わせ、かつ、マルチプレクサの入力数を増やし、それぞれのT−FFの出力をマルチプレクサに入力することで実現することができる。また、T−FFは出力を規定の値にする初期化機能を有しており、この例では「Reset」端子がイネーブルになるとT−FFは初期化される。
図7(b)はダブルゲート構造、または、SOI構造、または、バルク構造のMOSトランジスタで構成されるCMOS回路の電源電圧を設定し、CMOS回路の性能を制御するための回路である。信号状態検出回路が送信したパルス状の状態変化信号は、状態変化信号配線回路および状態変化信号用配線、または、回路配線回路および回路用配線を介して図7(b)の「State Change」端子へと到着する。「State Change」信号はT−FFへ入力され、T−FFの出力を切り替え、その出力はレベルシフタ(LS)を介して、マルチプレクサへと送信され、CMOS回路用の1組の電源電圧を切り替え、トランジスタへ供給する。なお、T−FFの出力電圧とマルチプレクサで切り替えを行う電圧のレベルが、同一であれば、必ずしもレベルシフタ(LS)は必要としない。また、この例では1組の電圧を切り替えているが、1組以上の電圧を切り替えることもできる。その場合には、T−FFを直列に複数段組み合わせ、かつ、マルチプレクサの入力数を増やし、それぞれのT−FFの出力をマルチプレクサに入力することで実現することができる。また、T−FFは、出力を規定の値にする初期化機能を有しており、この例では「Reset」端子がイネーブルになると、T−FFは初期化される。
図8は、図7で示した動作速度消費電力設定回路のもう一つの実装例を説明する図である。図8(a)はダブルゲートMOSトランジスタの第2ゲートへの入力電圧や、SOI構造およびバルク構造のMOSトランジスタへのボディ電圧を設定し、MOSトランジスタのしきい値電圧を制御するための回路である。信号状態検出回路が送信したパルス状の状態変化信号は、状態変化信号配線回路および状態変化信号用配線、または、回路配線回路および回路用配線を介して、図8(a)の回路の「State Change」端子へと到着する。「State Change」信号は、T−FFへ入力されT−FFの出力を切り替え、その出力はSRAM選択用マルチプレクサへと送信されて、2つのSRAMの出力を切り替え、このSRAMのどちらかの出力は、レベルシフタ(LS)を介して、後段の2組のマルチプレクサへ送信され、N型トランジスタ用とP型トランジスタ用の各2組の電圧を切り替えトランジスタへ供給する。なお、SRAMの出力電圧と後段のマルチプレクサで切り替えを行う電圧のレベルが同一であれば、必ずしもレベルシフタ(LS)は必要としない。また、この例では各2組の電圧を切り替えているが、2組以上の電圧を切り替えることもできる。その場合は、T−FFを直列に複数段組み合わせ、かつ、SRAMを適宜増加させ、かつ、マルチプレクサの入力数を増やし、それぞれのT−FFの出力をSRAM用マルチプレクサに入力することで実現する。また、T−FFは出力を規定の値にする初期化機能を有しており、この例では「Reset」端子がイネーブルになるとT−FFは初期化される。
図8(b)はダブルゲート構造、または、SOI構造、または、バルク構造のMOSトランジスタで構成されるCMOS回路の電源電圧を設定し、CMOS回路の性能を制御するための回路である。信号状態検出回路が送信したパルス状の状態変化信号は、状態変化信号配線回路および状態変化信号用配線、または、回路配線回路および回路用配線を介して図8(b)の「State Change」端子へと到着する。「State Change」信号はT−FFへ入力され、T−FFの出力を切り替え、その出力はSRAM選択用マルチプレクサへと送信され2つのSRAMの出力を切り替え、このSRAMのどちらかの出力は、レベルシフタ(LS)を介して後段のマルチプレクサへ送信され、CMOS回路用の電源電圧を切り替え、トランジスタへ供給する。なお、SRAMの出力電圧と後段のマルチプレクサで切り替えを行う電圧のレベルが同一であれば、必ずしもレベルシフタ(LS)は必要としない。また、この例では、1組の電圧を切り替えているが、2組以上の電圧を切り替えることもできる。その場合は、T−FFを直列に複数段組み合わせ、かつ、SRAMを適宜増加させ、かつ、マルチプレクサの入力数を増やし、それぞれのT−FFの出力をSRAM用マルチプレクサに入力することで実現することができる。また、T−FFは出力を規定の値にする初期化機能を有しており、この例において「Reset」端子がイネーブルになるとT−FFは初期化される。
図9は、図7(a)の動作速度消費電力設定回路をCMOSインバータ回路に適応した回路を例示している。なお、簡単化のため動作速度消費電力設定回路の「Reset」端子の記載は以後省略する。図9(a)は、ダブルゲートMOSトランジスタで構成されたCMOSインバータ回路である。動作速度消費電力設定回路へ入力されたN型トランジスタ用とP型トランジスタ用の各2組の電圧をState Change信号によって切り替え、CMOSインバータ回路のそれぞれN型トランジスタ、および、P型トランジスタの第二ゲートへ印加している。例えば、Vb_p1がP型トランジスタを高速モードで動作させるための電圧、Vb_p2がP型トランジスタを低消費電力モードで動作させるための電圧、Vb_n1がN型トランジスタを高速モードで動作させるための電圧、Vb_n2がN型トランジスタを低消費電力モードで動作させるための電圧であった場合、動作速度消費電力設定回路の出力Vb_pとVb_nは、「State Change」信号が入力されるごとに、高速モード(Vb_p1およびVb_n1)と低消費電力モード(Vb_p2およびVb_n2)に切り替わり、CMOSインバータ回路の電流駆動能力と漏れ電流が制御され、動作速度と消費電力が同様に制御される。ここでは、ダブルゲートMOSトランジスタを用いる回路構成を示しているが、他の回路構成として、図9(b)の回路構成のように、SOI構造またはバルク構造のMOS型トランジスタの基板電位を変化させるように構成されても良い。
図10(a)および図10(b)は、図7(b)の動作速度消費電力設定回路をダブルゲートMOSトランジスタで構成したCMOSインバータ回路の電源供給回路に適応した回路の例を例示している。動作速度消費電力設定回路へ入力された2組の電圧を、「State Change」信号によって切り替え、CMOSインバータ回路の電源端子Vddへ接続している。例えば、Vdd1がCMOS回路を高速モードで動作させるための電圧、Vdd2がCMOS回路を低消費電力モードで動作させるための電圧であった場合、動作速度消費電力設定回路の出力Vddは、「State Change」信号が入力されるごとに、高速モード(Vdd1)と低消費電力モード(Vdd2)に切り替わる。これにより、CMOSインバータ回路の電圧振幅が変化し、動作速度と消費電力が同様に制御される。この例では、ダブルゲートMOSトランジスタを用いる回路構成を示しているが、他の回路構成の例として、図11(a)および図11(b)のように、SOI構造またはバルク構造のMOS型トランジスタの電源電圧を変化させる回路構成でも良い。
次に、再構成可能集積回路の具体的な一例としてFPGAを用いた構成の実施例について説明する。図12は、アイランドスタイルFPGAの概略図である。FPGAは主に中心部の再構成可能論理回路ブロックのCLB(Configurable Logic Block)タイル、周辺部の入出力回路ブロックのIOB(Input/Output Block)タイル、空回路ブロックのNULLタイルの3種類で構成される。図13にCLBタイルの基本構造を示している。CLBタイルは、縦方向の回路用配線チャネルおよび横方向の回路用配線チャネルおよび論理機能を構成する再構成可能論理回路CLBおよびこれら2つの回路用配線チャネルと再構成可能論理回路(CLB)との接続を行うスイッチ回路ブロックSB(Switch Block)から構成される。図14は、IOBタイルの基本構造の一例を示す図である。縦方向の回路用配線チャネルおよび横方向の回路用配線チャネルとチップ外部との入出力を行う入出力回路ブロックIOBおよび前記2つの回路用配線チャネルと入出力回路ブロックIOBとの接続を行うスイッチ回路ブロックSBから構成される。図15に、空回路ブロックのNULLタイルの基本構造の一例を示している。縦方向の回路用配線チャネルおよび横方向の回路用配線チャネルおよび前記2つの回路用配線チャネルとの接続を行うスイッチ回路ブロックSBのみから構成される。
図16に一般的な再構成可能論理回路CLBの基本構造例を示す。再構成可能論理回路CLBは基本論理回路要素BLE(Basic Logic Element)およびローカルマルチプレクサLMUX(Local Multiplexer)および入力信号マルチプレクサIMUX(Input Multiplexer)および出力信号マルチプレクサOMUX(Output Multiplexer)から構成される。基本論理回路要素BLEは、図4および図5における再構成可能集積回路の回路構成回路15に相当し、一般的な構造は、図17に示されるようなルックアップテーブル(LUT)およびフリップフロップ(D−FF)を有する論理ゲートを構成する回路である。ローカルマルチプレクサLMUXは、それぞれの基本論理回路要素BLE間および入力信号マルチプレクサIMUXと基本論理回路要素BLEを結線するスイッチ回路、入力信号マルチプレクサIMUXはスイッチ回路ブロックSBからの入力を結線するスイッチ回路、出力信号マルチプレクサOMUXはスイッチ回路ブロックSBへの出力を結線するスイッチ回路である。
図18に一般的なスイッチ回路ブロックSBの基本構造例を示す。スイッチ回路ブロックSBは複数のスイッチマトリックスSM(Switch Matrix)から構成されており、各スイッチマトリックスSMは縦方向回路用配線チャネルおよび横方向回路用配線チャネルおよび再構成可能論理回路ブロックCLBまたは入出力回路ブロックIOBを結線するスイッチ回路から構成される。
図19は、本発明における再構成可能論理回路ブロックCLBタイルの基本構造例を示す。縦方向の回路用配線チャネルおよび横方向の回路用配線チャネルおよび論理機能を構成する再構成可能論理回路ブロックCLBおよび前記2つの回路用配線チャネルと再構成可能論理回路ブロックCLBとの接続を行うスイッチ回路ブロックスイッチ回路ブロックSBおよび縦方向パワー用配線チャネルおよび横方向パワー用配線チャネルおよび前記2つのパワー用配線チャネルと、再構成可能論理回路ブロックCLBとスイッチ回路ブロックSBとの接続を行う電力配線スイッチ回路ブロックPSB(Power Switch Block)からなる。図13の再構成可能論理回路ブロックCLBタイルと比べて、状態変化信号(State Change信号)を伝送する電力配線スイッチ回路ブロックPSBが追加されており、再構成可能論理回路ブロックCLBから発せられた状態変化信号は、電力配線スイッチ回路ブロックPSBおよびパワー用配線チャネルを介し、FPGA全体に送信することができ、電力配線スイッチ回路ブロックPSBに到着した状態変化信号はスイッチ回路ブロックSBおよび再構成可能論理回路ブロックCLBへ送信される。
図20および図21は、本発明における再構成可能論理回路ブロックCLBの基本構造例を示す図である。図16に示した再構成可能論理回路ブロックCLBと比較すると、各基本論理回路要素BLEの出力が1本追加され、それらは電力配線スイッチ回路ブロックPSBと接続されている供給電力出力マルチプレクサPOMUX(Power Output Multiplexer)へ接続されている。また、電力配線スイッチ回路ブロックPSBからの状態変化信号を受け取る供給電力入力マルチプレクサPIMUX(Power Input Multiplexer)を備え、供給電力入力マルチプレクサPIMUXで選択された状態変化信号は動作速度消費電力設定回路へ送られ、図20の場合は、再構成可能論理回路ブロックCLB全体の動作モードを制御し、図21の場合は、再構成可能論理回路ブロックCLB内の要素ごとに動作モードの制御が行われる。図20および図21においては、2つの動作速度と消費電力の制御方法を示したが、これに固定する必要はなく様々な範囲で制御することもできる。
図22および図23は、本発明におけるスイッチ回路ブロックSBの基本構造例を示す図である。スイッチ回路ブロックSBは、複数のスイッチマトリックスSMおよび電力配線スイッチ回路ブロックPSBから状態変化信号を受け取る供給電力入力マルチプレクサPIMUXおよび動作速度消費電力設定回路から構成され、各スイッチマトリックスSMは、縦方向回路用配線チャネルおよび横方向回路用配線チャネルおよび再構成可能論理回路ブロックCLBまたは入出力回路ブロックIOBを結線するスイッチ回路から構成される。供給電力入力マルチプレクサPIMUXで選択された状態変化信号は動作速度消費電力設定回路へ送られる。図22の場合は、SB全体の動作モードを制御し、図23の場合は、SB内のSMごとに動作モードの制御が行われる。図22および図23では、2つの動作速度と消費電力の制御方法を示したが、これに固定する必要はなく様々な範囲で制御することもできる。
図24は、本発明における電力配線スイッチ回路ブロックPSBの基本構造例を示す。電力配線スイッチ回路ブロックPSBは複数の電力配線スイッチマトリックスPSM(Power Switch Matrix)から構成され、各電力配線スイッチマトリックスPSMは縦方向パワー用配線チャネルおよび横方向パワー用配線チャネルおよび再構成可能論理回路ブロックCLBまたはスイッチ回路ブロックSBを結線するスイッチ回路から構成される。
図25は、本発明におけるもう一つの再構成可能論理回路ブロックCLBタイルの基本構造例を示す図である。縦方向の回路用配線チャネルおよび横方向の回路用配線チャネルおよび論理機能を構成する再構成可能論理回路ブロックCLBおよび前記2つの回路用配線チャネルと再構成可能論理回路ブロックCLBとの接続を行うスイッチ回路ブロックSBからなる。状態変化信号(State Change信号)はスイッチ回路ブロックSBおよび回路用配線チャネルを介してFPGA全体に送信することができ、また、スイッチ回路ブロックSBに到着した状態変化信号は再構成可能論理回路ブロックCLBへ送信される。
図26および図27は、本発明におけるもう一つの再構成可能論理回路ブロックCLBの基本構造例を示す。図16に示した再構成可能論理回路ブロックCLBと比較すると、スイッチ回路ブロックSBからの状態変化信号を受け取る供給電力入力マルチプレクサPIMUXを備え、供給電力入力マルチプレクサPIMUXで選択された状態変化信号は動作速度消費電力設定回路へ送られ、図26の場合は、再構成可能論理回路ブロックCLB全体の動作モードを制御し、図27の場合は、再構成可能論理回路ブロックCLB内の要素ごとに動作モードの制御が行われる。図26および図27においては、2つの動作速度と消費電力の制御方法を示したが、これに固定する必要はなく様々な範囲で制御することもできる。
図28および図29は、本発明におけるもう一つのスイッチ回路ブロックSBの基本構造例を示す。スイッチ回路ブロックSBは複数のスイッチマトリックスSMおよびスイッチマトリックスSMから出力される状態変化信号(State Change信号)を受け取る供給電力入力マルチプレクサPIMUXおよび動作速度消費電力設定回路から構成され、各スイッチマトリックスSMは縦方向回路用配線チャネルおよび横方向回路用配線チャネルおよび再構成可能論理回路ブロックCLBまたは入出力回路ブロックIOBを結線するスイッチ回路から構成される。供給電力入力マルチプレクサPIMUXで選択された状態変化信号は、動作速度消費電力設定回路へ送られ、図28の場合は、スイッチ回路ブロックSB全体の動作モードを制御し、図29の場合は、スイッチ回路ブロックSB内のスイッチマトリックスSMごとに動作モードの制御が行われる。図28および図29においては、2つの動作速度と消費電力の制御方法を示したが、これに固定する必要はなく様々な範囲で制御することもできる。
図30および図31は、本発明におけるもう一つのCLBタイルの基本構造例を示す図である。図30においては、図19の再構成可能論理回路ブロックCLBタイルと比較すると、電力配線スイッチ回路ブロックPSBからの状態変化信号が再構成可能論理回路ブロックCLBではなく、直接に供給電力入力マルチプレクサPIMUXを介して動作速度消費電力設定回路へ接続されている。図31においては、図25の再構成可能論理回路ブロックCLBタイルと比較すると、スイッチ回路ブロックSBからの状態変化信号が再構成可能論理回路ブロックCLBではなく、直接に供給電力入力マルチプレクサPIMUXを介して動作速度消費電力設定回路へ接続されている。これによってタイル単位で動作モードの制御が行われる。
図32は、本発明における基本論理回路要素BLEの構造の一例を示す図である。図32(a)は、図17に示される基本論理回路要素BLEの最後段(2入力マルチプレクサ)の後にデマルチプレクサを挿入することによって、通常のデータ信号または状態変化信号(State Change信号)を出力することができる。図32(b)は、図17に示される基本論理回路要素BLEのD−FFの後段に、図6(a)に示される状態検出回路を組み込んだものであり、図32(b)中のメモリ(SR)によって、状態検出回路を活性化もしくは切り離すことができる。これら図32(a)および図32(b)の基本論理回路要素BLEを、図20や図21に示す再構成可能論理回路ブロックCLBの基本論理回路要素BLEとして適用することにより、状態検出回路をFPGAで実現することができる。
図33は、図20もしくは図21の再構成可能論理回路ブロックCLBの基本論理回路要素BLEに図32(a)の基本論理回路要素BLEを適用した再構成可能論理回路ブロックCLBを示す図である。なお、図の簡単化のため供給電力入力マルチプレクサPIMUXおよび動作速度消費電力設定回路に関する図は削除して記載している。
図34は、図33の再構成可能論理回路ブロックCLBにおいて、図6(a)と等価な信号状態検出回路を実現する方法を説明する図である。データが通過したパスは実線矢印で示し、クロックが通過したパスは破線矢印で示している。図34において「A」点の部分は、図6(a)における初めの「Data In」信号が入力されたD−FFに相当し、クロックの立下りで状態変化を読み取り「B」点から「Data Out」としてSBへデータが出力され、同時に「C」点のルックアップテーブル(LUT)では、データをそのままの状態で通過するように設定され、「D」点のD−FFへ「A」点の出力がそのまま到着し、クロックの立ち上がりのタイミングで、「A」点の出力が保持される。「D」点のD−FFの出力は、一世代前の「A」点のD−FFの出力を保持していることから、「D」点のD−FFの出力と「A」点のD−FFの出力の排他的論理和を「E」点のLUTでとり、「F」点のデマルチプレクサにより、供給電力出力マルチプレクサPOMUXへ出力を切り替えることによって、「G」点から状態変化信号(State Change信号)を出力することができる。
図35は、図20もしくは図21の再構成可能論理回路ブロックCLBの基本論理回路要素BLEに図32(b)の基本論理回路要素BLEを適用した再構成可能論理回路ブロックCLBを示す図である。なお、図の簡単化のため供給電力入力マルチプレクサPIMUXおよび動作速度消費電力設定回路に関する図は削除して記載している。
図36は、図35の再構成可能論理回路ブロックCLBにおいて、図6(a)と等価な信号状態変化検出回路を実現する方法を説明する図である。「H」点のメモリ(SR)の出力をオン状態にすることによって、図6(a)と同等の信号状態検出回路が1つのBLE内で構成されて、供給電力出力マルチプレクサPOMUXを介して状態変化信号(State Change信号)が出力される。
本発明による再構成可能論理回路は、FPGAなどの再構成可能集積回路をひとつのコアとして有するシステムLSIや、それらの主要な応用分野である、モバイル端末、デジタル家電、通信機器、サーバ、ストレージ、スーパーコンピュータに利用できる。

Claims (14)

  1. 回路構成情報により論理関数を演算する回路を構成する複数の回路構成回路と、
    前記回路構成回路の間を接続する回路配線回路と、
    前記回路構成回路または前記回路配線回路の内部信号の変化を検出する信号状態検出回路と、
    前記信号状態検出回路により検出された状態変化信号を前記回路構成回路または前記回路配線回路に伝送する状態変化配線回路と、
    前記回路構成回路または前記回路配線回路の部分回路ごとに前記状態変化信号に基づいて電界効果トランジスタの動作特性を設定する動作速度設定回路と、
    を備えることを特徴とする再構成可能集積回路。
  2. 請求項1に記載の再構成可能集積回路において、
    前記回路構成回路または前記回路配線回路は、部分回路ごとにトランジスタの動作特性を設定する動作速度設定回路を備えたフィールドプログラマブルゲートアレイである
    ことを特徴とする再構成可能集積回路。
  3. 請求項1または2に記載の再構成可能集積回路において、
    前記信号状態検出回路が回路構成回路によって生成される
    ことを特徴とする再構成可能集積回路。
  4. 請求項1または2に記載の再構成可能集積回路において、
    前記信号状態検出回路があらかじめ再構成可能集積回路に実装されており、前記信号状態検出回路の活性化は回路構成情報に基づいて設定される
    ことを特徴とする再構成可能集積回路。
  5. 請求項3または4に記載の再構成可能集積回路において、
    信号状態検出回路の生成位置、あるいは、信号状態検出回路のどこを活性化するか否かは、再構成可能集積回路の設定ソフトウェアによって設定される
    ことを特徴とする再構成可能集積回路。
  6. 請求項3または4に記載の再構成可能集積回路において、
    信号状態検出回路の生成位置、あるいは、信号状態検出回路のどこを活性化するか否かは、ユーザによりデザインされた論理機能に基づいて設定される
    ことを特徴とする再構成可能集積回路。
  7. 請求項1または2に記載の再構成可能集積回路において、
    電界効果トランジスタの動作特性は、電界効果トランジスタのしきい値電圧の変更によって制御される
    ことを特徴とする再構成可能集積回路。
  8. 請求項1または2に記載の再構成可能集積回路において、
    電界効果トランジスタの動作特性は、電源電圧によって制御される
    ことを特徴とする再構成可能集積回路。
  9. 請求項1または2に記載の再構成可能集積回路において、
    状態変化配線回路は、前記回路配線回路とは独立に設ける
    ことを特徴とする再構成可能集積回路。
  10. 請求項1または2に記載の再構成可能集積回路において、
    状態変化配線回路は、前記回路配線回路を用いて構成される
    ことを特徴とする再構成可能集積回路。
  11. 請求項1または2に記載の再構成可能集積回路において、
    信号状態検出回路が出力した状態変化信号は、パルス信号である
    ことを特徴とする再構成可能集積回路。
  12. 請求項1または2に記載の再構成可能集積回路において、
    動作速度設定回路は、トランジスタの動作特性を1つ以上保持できる動作モード記憶装置を有しており、前記動作モード記憶装置の内容によって部分回路の動作速度と消費電力を決定する
    ことを特徴とする再構成可能集積回路。
  13. 請求項12に記載の再構成可能集積回路において、
    動作速度消費電力設定回路の動作モード記憶装置の出力は、パルス状の状態変化信号によって切り替えられる1つ以上のフリップフロップ回路で構成される
    ことを特徴とする再構成可能集積回路。
  14. 請求項12に記載の再構成可能集積回路において、
    動作速度消費電力設定回路の動作モード記憶装置の出力は、パルス状の状態変化信号によって切り替えられるものであり、二つ以上のランダムアクセスメモリまたは二つ以上のシフトレジスタに記憶された動作モードをパルスによって切り替える
    ことを特徴とする再構成可能集積回路。
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