JPWO2009022465A1 - 無線通信基地局装置およびチャネル割当方法 - Google Patents

無線通信基地局装置およびチャネル割当方法 Download PDF

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Abstract

データ伝送効率を向上させることができる無線通信基地局装置。この装置において、PDCCH割当部(101)は、入力される上り回線割当情報#1〜#KをPDCCH#1〜#Kのいずれかに割り当て、ACK/NACKチャネル割当部(105)は、各移動局に対する応答信号を、各移動局の上り回線割当情報が割り当てられたPDCCHを構成する複数のCCEのうちCCE番号が最も大きいCCEに関連付けられたACK/NACKチャネルに割り当て、配置部(106)は、応答信号が割り当てられたACK/NACKチャネルを、そのACK/NACKチャネルに確保された下り回線リソースに配置する。

Description

本発明は、無線通信基地局装置およびチャネル割当方法に関する。
移動体通信では、上り回線で無線通信移動局装置(以下、単に移動局という)から無線通信基地局装置(以下、単に基地局という)へ伝送される上り回線データに対してARQ(Automatic Repeat Request)が適用され、上り回線データの誤り検出結果を示す応答信号が下り回線で移動局へフィードバックされる。基地局は上り回線データに対しCRC(Cyclic Redundancy Check)判定を行って、CRC=OK(誤り無し)であればACK(Acknowledgment)信号を、CRC=NG(誤り有り)であればNACK(Negative Acknowledgment)信号を応答信号として移動局へフィードバックする。
ここで、上り回線データに同期HARQ(Hybrid ARQ)を適用することが検討されている。同期HARQでは、基地局は上り回線データの受信後、所定時間経過後に応答信号を移動局へフィードバックし、移動局は、基地局からNACK信号がフィードバックされた場合には、NACK信号の受信後、所定時間経過後に上り回線データを基地局へ再送する。
また、基地局は上り回線データのリソース割当結果を通知するための制御情報を移動局へ送信する。この制御情報は、例えばPDCCH(Physical Downlink Control Channel)等の下り回線制御チャネルを用いて移動局へ送信される。PDCCHは、CCE(Control Channel Element)と呼ばれる物理リソース単位で構成され、各PDCCHは1つまたは複数のCCEを占有する。基地局は、制御情報を通知するために必要なCCE数に従って、PDCCHを構成し、各PDCCHが占有するCCEに対応する物理リソースに制御情報を割り当てて送信する。
一方、同期HARQにおいて、下り回線の通信リソースを効率良く使用するために、上り回線リソースを各移動局に割り当てるためのPDCCHを構成する各CCEに、下り回線で応答信号を伝送するためのACK/NACKチャネルを関連付けることが検討されている(例えば、非特許文献1参照)。これにより、移動局は、ACK/NACKチャネルの割当情報を別途通知されなくても、基地局からのPDCCHに従って自局宛てのACK/NACKチャネルを判断することができる。なお、従来技術では、PDCCHが複数のCCEで構成される場合、CCE番号が最も小さいCCEに関連付けられたACK/NACKチャネルを使用する。
また、上り回線データに同期HARQを適用する場合、データの送信タイミングが予め設定されているため、2回目送信以降(再送)の上り回線データを基地局へ送信する移動局に対しては、2回目送信以降(再送)の上り回線データのリソース割当のためのPDCCHが送信されない。また、2回目送信以降(再送)の上り回線データに対する応答信号は、1回目送信(初回送信)時に使用したACK/NACKチャネルと同一のACK/NACKチャネルを用いて送信される。
3GPP RAN WG1 Meeting document, R1-073106, "LTE downlink ACK Channel mapping linked to CCE", Samsung, June 2007
上記従来技術では、基地局は、新たな移動局に対する制御情報を割り当てたPDCCHを送信する際、そのPDCCHで割り当てられた上り回線データに対する応答信号と、2回目送信以降(再送)の上り回線データに対する応答信号とが衝突しないようにPDCCHを構成する。また、基地局では、2回目送信以降(再送)の上り回線データに対する応答信号が割り当てられるACK/NACKチャネルに対応するCCEと、そのCCEよりCCE番号が小さいCCEを含む複数のCCEとでPDCCHを構成することにより、2回目送信以降(再送)の上り回線データに対する応答信号が割り当てられるACK/NACKチャネルに対応するCCEを使用することができる。
例えば、12個のCCE#1〜#12を用いる場合、CCE#5で構成されるPDCCH#5で割り当てられた上り回線データに対する応答信号は、CCE#5に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#5に割り当てられる。ここで、PDCCH#5で割り当てられた上り回線データの2回目送信(1回目再送)が必要である場合、基地局では、新たな移動局に対する制御情報を割り当てるPDCCHとして、CCE#4およびCCE#5で構成されるPDCCH#4を使用する。これにより、PDCCH#4で割り当てられた上り回線データに対する応答信号は、CCE#4に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#4に割り当てられる。このため、PDCCH#4でCCE#5を使用してもPDCCH#5で割り当てられた上り回線データに対する応答信号が割り当てられたACK/NACKチャネルCH#5での衝突は発生しない。
ここで、CCE番号が最も小さいCCE#1でPDCCH#1を構成する場合、そのPDCCHで割り当てられた上り回線データに対する応答信号は、CCE#1に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#1に割り当てられる。また、PDCCHで割り当てられた上り回線データの2回目送信(1回目再送)が必要である場合、その上り回線データに対する応答信号も、ACK/NACKチャネルCH#1に割り当てられる。このとき、基地局では、新たな移動局に対する制御情報を割り当てるPDCCHにCCE#1が含まれる場合、ACK/NACKチャネルCH#1で衝突が生じてしまうため、CCE#1を使用することができない。つまり、ACK/NACKチャネルCH#1が2回目送信以降(再送)の上り回線データを送信する移動局に割り当てられている間は、CCE#1を新たに使用できない状態が発生してしまい通信リソースが無駄になる。これにより、データ伝送効率が低減してしまう。
本発明の目的は、データ伝送効率を向上させることができる基地局およびチャネル割当方法を提供することである。
本発明の基地局は、上り回線データのリソース割当情報を1つまたは複数のCCEで構成される第1制御チャネルに割り当てる第1割当手段と、前記上り回線データに対する応答信号を、前記上り回線データの初回送信時または2回目送信時において、前記複数のCCEのうちCCE番号が最も小さいCCE以外のCCEに関連付けられた第2制御チャネルに割り当てる第2割当手段と、を具備する構成を採る。
本発明によれば、データ伝送効率を向上させることができる。
本発明の実施の形態1に係る基地局の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態1に係るCCEとACK/NACKチャネルとの関連付けを示す図 本発明の実施の形態2に係るCCEとACK/NACKチャネルとの関連付けを示す図 本発明の実施の形態3に係るCCEのCCE番号とACK/NACKチャネルのチャネル番号との鏡像関係を示す図 本発明の実施の形態3に係るCCEとACK/NACKチャネルとの関連付けを示す図(鏡像関係の場合) 本発明の実施の形態3に係るCCEとACK/NACKチャネルとの関連付けを示す図(巡回シフトの場合) 本発明の本実施の形態4に係るHARQフレームを示す図 本発明の実施の形態4に係るCCEとACK/NACKチャネルとの関連付けを示す図 本発明の実施の形態5に係るCCEとACK/NACKチャネルとの関連付けを示す図(HARQフレーム番号が奇数の場合) 本発明の実施の形態5に係るCCEとACK/NACKチャネルとの関連付けを示す図(HARQフレーム番号が偶数の場合)
以下、本発明の実施の形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。
(実施の形態1)
本実施の形態に係る基地局100の構成を図1に示す。
なお、説明が煩雑になることを避けるために、図1では、本発明と密接に関連する上り回線割当情報の下り回線での送信、上り回線データに対する応答信号の下り回線での送信および、上り回線データの受信に係わる構成部を示し、下り回線データの送信に係わる構成部の図示および説明を省略する。
図1に示す基地局100において、PDCCH割当部101には、最大K個の移動局#1〜#Kに対して、どの上り回線リソースをどの移動局に割り当てたかを示す上り回線割当情報#1〜#Kが入力される。PDCCH割当部101は、入力される上り回線割当情報#1〜#KをPDCCH#1〜#Kのいずれかに割り当てる。なお、各PDCCHは、CCE#1〜#Mのうち1つまたは複数のCCEで構成される。そして、PDCCH割当部101は、上り回線割当情報#1〜#Kを割り当てたPDCCHそれぞれに対応する符号化・変調部102−1〜102−Kにそれぞれ出力する。また、PDCCH割当部101は、どの移動局の上り回線割当情報をどのCCEに割り当てたかを示すCCE割当情報をACK/NACKチャネル割当部105に出力する。
符号化・変調部102−1〜102−Kは、PDCCH#1〜#Kに対応して備えられる。符号化・変調部102−1〜102−Kにおいて、各符号化部11は、入力される各上り回線割当情報を符号化して各変調部12に出力する。そして、各変調部12は、各符号化部11から入力される符号化後の各上り回線割当情報を変調して上り回線割当情報シンボルを生成し、配置部106に出力する。
変調部103は、誤り検出部112から入力される各移動局の応答信号を変調する。そして、変調部103は、変調後の応答信号をACK/NACKチャネル割当部105に出力する。
送信判別部104は、誤り検出部112から入力される各移動局の応答信号に基づいて各移動局の上り回線データの送信回数をカウントし、各移動局の上り回線データが1回目送信(初回送信)であるか2回目送信以降(再送)であるかを判別する。そして、送信判別部104は、初回送信または再送を示す判別結果をACK/NACKチャネル割当部105に出力する。
ACK/NACKチャネル割当部105は、変調部103から入力される応答信号を、PDCCH割当部101から入力されるCCE割当情報と送信判別部104から入力される判別結果とに基づくACK/NACKチャネルに割り当てる。具体的には、ACK/NACKチャネル割当部105は、送信判別部104からの判別結果が初回送信である場合には、各移動局に対する応答信号を、各移動局の上り回線割当情報が割り当てられたPDCCHを構成するCCEに関連付けられたACK/NACKチャネルに割り当てる。ここで、ACK/NACKチャネル割当部105は、PDCCHを構成するCCEが複数の場合、PDCCHを構成する複数のCCEのうちCCE番号が最も大きいCCEに関連付けられたACK/NACKチャネルに応答信号を割り当てる。一方、ACK/NACKチャネル割当部105は、送信判別部104からの判別結果が再送である場合には、各移動局に対する応答信号を、1回目送信(初回送信)時に使用したACK/NACKチャネルと同一のACK/NACKチャネルに割り当てる。そして、ACK/NACKチャネル割当部105は、ACK/NACKチャネルに割り当てられた応答信号を配置部106に出力する。ACK/NACKチャネル割当部105におけるACK/NACKチャネル割り当て処理の詳細については後述する。
配置部106は、上り回線割当情報シンボルが割り当てられたPDCCHをPDCCHに確保された下り回線リソースに配置し、応答信号が割り当てられたACK/NACKチャネルをACK/NACKチャネルに確保された下り回線リソースに配置する。そして、配置部106は、各チャネルを配置した後の信号を無線送信部107に出力する。
無線送信部107は、配置部106から入力される信号に対しD/A変換、増幅およびアップコンバート等の送信処理を行ってアンテナ108から各移動局へ送信する。
一方、無線受信部109は、各移動局から送信された上り回線データをアンテナ108を介して受信し、この上り回線データに対しダウンコンバート、A/D変換等の受信処理を行う。
復調部110は、上り回線データを復調し、復調後の上り回線データを復号部111に出力する。
復号部111は、復調後の上り回線データを復号し、復号後の上り回線データを誤り検出部112に出力する。
誤り検出部112は、復号後の上り回線データに対してCRC判定を用いた誤り検出を行って、CRC=OK(誤り無し)の場合はACK信号を、CRC=NG(誤り有り)の場合はNACK信号を応答信号として生成し、生成した応答信号を変調部103および送信判別部104に出力する。また、誤り検出部112は、CRC=OK(誤り無し)の場合、復号後の上り回線データを受信データとして出力する。
一方、各移動局では、基地局から自局宛てのPDCCHを受信した場合、上り回線割当情報およびMCS(Modulation and Coding Scheme)に従って送信データを基地局に送信する。また、各移動局は、自局宛てに割り当てられたPDCCHを構成するCCEに関連付けられたACK/NACKチャネルに割り当てられた応答信号を受信する。ここで、各移動局では、どのACK/NACKチャネルがどの下り回線リソースに対応しているかを上位レイヤで指示されるか、予め規定される。そして、各移動局は、応答信号がACK信号である場合、次の送信データを送信するために、基地局から自局宛てのPDCCHが送信されるまで待機する。一方、各移動局は、応答信号がNACK信号である場合、送信データを再送する。
次に、ACK/NACKチャネル割当部105におけるACK/NACKチャネル割り当て処理の詳細について説明する。
以下の説明では、図2上段に示すように、12個のCCE#1〜#12を用いる。また、上り回線割当用のPDCCHはCCE#1からCCE#8に昇順で使用され、下り回線割当用のPDCCHはCCE#12からCCE#9に降順で使用される。また、上り回線割当用のPDCCHおよび下り回線割当用のPDCCHは、12個のCCEのうち、1個のCCEまたはCCE番号が隣接する複数のCCEで構成される。例えば、図2上段に示すように、PDCCH#1はCCE#1の1つのCCEで構成され、PDCCH#2はCCE#2およびCCE#3の2つのCCEで構成され、PDCCH#4はCCE#4およびCCE#5の2つのCCEで構成され、PDCCH#6はCCE#6の1つのCCEで構成され、PDCCH#7はCCE#7およびCCE#8の2つのCCEで構成される。なお、より低いMCSレベルに対応するPDCCHほど、より多くのCCEで構成される。
また、基地局では、図2下段に示すように、12個のCCE#1〜#12にそれぞれ対応する最大12個のACK/NACKチャネルCH#1〜#12を配置する下り回線リソースを予め確保する。例えば、図2下段に示すように、下り回線リソース1〜12には、CCE#1〜#12にそれぞれ関連付けられたACK/NACKチャネルCH#1〜#12が配置される。
図2に示すように、PDCCH#1を構成するCCEはCCE#1であるので、ACK/NACKチャネル割当部105は、1回目送信(初回送信)時には、PDCCH#1で割り当てられた上り回線データに対する応答信号を、CCE#1に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#1に割り当てる。また、図2に示すように、PDCCH#2を構成するCCEはCCE#2およびCCE#3であり、2つのCCEのうち、CCE番号が最も大きいCCEはCCE#3である。そこで、ACK/NACKチャネル割当部105は、1回目送信(初回送信)時には、PDCCH#2で割り当てられた上り回線データに対する応答信号を、CCE#3に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#3に割り当てる。PDCCH#4,#6,#7についても同様である。
ここで、上り回線データに誤りが有り、上り回線データの2回目送信(1回目再送)が必要である場合、基地局では、2回目送信(1回目再送)時の上り回線データに対する応答信号を、1回目送信(初回送信)時に割り当てたACK/NACKチャネルと同一のACK/NACKチャネルに割り当てる。例えば、1回目送信(初回送信)時の上り回線データに対する応答信号が、図2に示すACK/NACKチャネルCH#1に割り当てられた移動局に対しては、2回目送信(1回目再送)時の上り回線データに対する応答信号もACK/NACKチャネルCH#1に割り当てる。
また、基地局は、2回目送信(1回目再送)の上り回線データに対する応答信号が割り当てられるACK/NACKチャネルとの衝突回避を考慮して、新たな移動局に対するPDCCHを割り当てる。
例えば、図2に示すように、1回目送信(初回送信)時にACK/NACKチャネルCH#1に応答信号が割り当てられた移動局で2回目送信(1回目再送)が必要である場合には、基地局は、2回目送信(1回目再送)時にも使用されるACK/NACKチャネルCH#1以外のACK/NACKチャネルに、新たな上り回線データに対する応答信号が割り当てられるようにPDCCHを構成する。ここで、PDCCHを構成するCCEのうちのCCE番号が最大であるCCEに関連付けられたACK/NACKチャネルに応答信号が割り当てられるため、CCE#1が単独で構成されるPDCCH#1以外を使用することができる。つまり、CCE#1を含む複数のCCEでPDCCHを構成すればよい。これにより、そのPDCCHで新たに割り当てられた上り回線データに対する応答信号は、CCE#1以外のCCEに関連付けられたACK/NACKチャネルに割り当てられる。すなわち、新たな上り回線データに対する応答信号がCCE#1に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#1に割り当てられることは無い。よって、新たな移動局に対して、CCE#1を含む複数のCCEでPDCCHを構成する場合でも、2回目送信(1回目再送)時にも使用されるACK/NACKチャネルCH#1での衝突を回避できる。
また、図2に示すCCE#8は上り回線割当用のPDCCHに使用されるCCEのうちCCE番号が最も大きい。よって、CCE#8単独で構成されるPDCCH#8のみでなく、CCE#8を含む複数のCCEで構成されるPDCCHで割り当てられた上り回線データに対する応答信号は、いずれもACK/NACKチャネルCH#8に割り当てられる。よって、ACK/NACKチャネルCH#8が2回目送信(1回目再送)時に使用される場合、ACK/NACKチャネルCH#8に対応するCCE#8を含むいずれのPDCCHも構成することができない。しかし、図2に示すように、CCE#8は、下り回線割当用のPDCCHとして使用することもできるため、CCE#8と隣接するCCE#9とで構成される下り回線割当用のPDCCHとして使用することで、通信リソースが無駄になることを防ぐことができる。
また、サブフレーム毎にPDCCHが送信される移動局数が異なる場合、PDCCHを構成するCCE数を可変にすることが考えられる。この場合、PDCCHが割り当てられる移動局数が最大であるときしかCCE番号の最も大きいCCEは使用されない。よって、図2に示すように、上り回線割当用のPDCCHに使用されるCCE#1〜#8のうち、CCE番号が最も大きいCCE#8に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#8に応答信号が割り当てられる確率は小さい。よって、ACK/NACKチャネルCH#8が2回目送信(1回目再送)時に使用される確率も小さくなるため、CCE#8を上り回線割当用PDCCHに使用できなくなる確率も小さく、システム全体に及ぼす影響は少ない。
このように、本実施の形態によれば、PDCCHが複数のCCEで構成される場合、複数のCCEのうちCCE番号が最も大きいCCEに関連付けられたACK/NACKチャネルに応答信号を割り当てる。これにより、チャネル番号が最も小さいACK/NACKチャネル(図2に示すACK/NACKチャネルCH#1)を再送のために使用し続ける場合でも、そのACK/NACKチャネルに対応するCCEと隣接する他のCCEとでPDCCHを構成することで、CCE番号が最も小さいCCEが使用できなくなる状態を低減することができ、通信リソースの無駄を防ぐことができる。よって、本実施の形態によれば、データ伝送効率を向上することができる。
また、本実施の形態によれば、CCE番号が最も小さいCCEをすべてのサブフレームで使用することができるため、サブフレーム毎にCCEの送信をON/OFFすることで生じる他セルに与える干渉電力の増減を抑えることができる。これにより、例えば、他セルにおける送信電力制御および適応MCS制御の精度を向上することができ、システムスループットを向上することができる。
なお、本実施の形態では、上り回線割当用のPDCCHがCCE番号の最も小さいCCEから昇順で使用され、下り回線割当用のPDCCHがCCE番号の最も大きいCCEから降順で使用される場合について説明した。しかし、本発明は、上り回線割当用のPDCCHがCCE番号の最も大きいCCEから降順で使用され、下り回線割当用のPDCCHがCCE番号の最も小さいCCEから昇順で使用される場合についても適用することができる。このとき、PDCCHを構成するCCEが複数の場合、PDCCHを構成する複数のCCEのうちCCE番号が最も小さいCCEに関連付けられたACK/NACKチャネルに応答信号を割り当てる。
また、本実施の形態では、2回目送信以降(再送)の上り回線データに対する応答信号を、1回目送信(初回送信)時に割り当てたACK/NACKチャネルと同一のACK/NACKチャネルに割り当てる場合について説明した。しかし、本発明は、2回目送信以降(再送)の上り回線データに対する応答信号を、1回目送信(初回送信)時に使用されたPDCCHを構成するCCEに関連付けられたACK/NACKチャネルに割り当ててもよい。これにより、例えば、CCEとACK/NACKチャネルとの関連付けが時間の経過と伴に変化する場合でも、基地局では、2回目送信以降(再送)の上り回線データに対する応答信号が割り当てられるACK/NACKチャネルとそのACK/NACKチャネルに関連付けられたCCEとを把握することができる。このため、基地局は、2回目送信以降(再送)の上り回線データに対する応答信号が割り当てられるACK/NACKチャネルと衝突しないCCEを使用して、新たな移動局に対するPDCCHを割り当てることができる。
また、本実施の形態では、1回目送信(初回送信)時の上り回線データに対してのみに、上り回線割当情報をPDCCHに割り当てて移動局に送信したが、2回目送信以降(再送)の上り回線データに対しても上り回線割当情報をPDCCHに割り当てて移動局に送信することが考えられる。この場合、本実施の形態で説明した1回目送信(初回送信)時の上り回線データを、PDCCHで割り当てられた上り回線データとして置き換えて適用し、本実施の形態で説明した2回目以降(再送)の上り回線データを、PDCCHで割り当てられなかった上り回線データとして置き換えて適用すればよい。
また、本実施の形態では、1個のCCEまたは2個のCCEで構成されるPDCCHの場合について説明したが、PDCCHを3個以上のCCEで構成してもよい。この場合、PDCCHで割り当てられた上り回線データに対する応答信号を、PDCCHを構成するCCEのうち、CCE番号が最も小さいCCEおよび最も大きいCCE以外のCCEに関連付けられたACK/NACKチャネルに割り当ててもよい。これにより、CCE番号が最も小さいCCEおよび最も大きいCCEに関連付けられたACK/NACKチャネルが使用されている間、CCE番号が最も小さいCCEおよび最も大きいCCEが使用できなくなることを防ぐことができる。
(実施の形態2)
本実施の形態では、2回目送信以降(再送)の上り回線データに対する応答信号を、1回目送信(初回送信)時に割り当てたACK/NACKチャネルから再送回数だけ昇順にシフトしたACK/NACKチャネルを使用する。
本実施の形態に係るACK/NACKチャネル割当部105(図1)は、送信判別部104からの判別結果が初回送信である場合には、変調部103から入力される応答信号を、PDCCH割当部101から入力されるCCE割当情報に基づくACK/NACKチャネルに割り当てる。また、ACK/NACKチャネル割当部105は、PDCCHを構成するCCEが複数の場合、PDCCHを構成する複数のCCEのうちCCE番号が最も小さいCCEに関連付けられたACK/NACKチャネルに応答信号を割り当てる。一方、ACK/NACKチャネル割当部105は、送信判別部104からの判別結果が再送である場合には、応答信号を、1回目送信(初回送信)時に割り当てたACK/NACKチャネルから再送回数だけ昇順にシフトさせたACK/NACKチャネルに割り当てる。
以下の説明では、図3上段に示すように、実施の形態1と同様、12個のCCE#1〜#12を用いる。また、実施の形態1と同様、上り回線割当用のPDCCHはCCE#1からCCE#8に昇順で使用され、下り回線割当用のPDCCHはCCE#12からCCE#9に降順で使用される。ここでは、図3上段に示すように、CCE#1〜#8により上り回線割当用PDCCH#1、#3、#4、#6および#7が構成される。
また、基地局では、図3下段に示すように、実施の形態1と同様、12個のCCE#1〜#12にそれぞれ対応する最大12個のACK/NACKチャネルCH#1〜#12を配置する下り回線リソース1〜12を予め確保する。
図3に示すように、PDCCH#1を構成するCCEはCCE#1およびCCE#2であり、2つのCCEのうち、CCE番号が最も小さいCCEはCCE#1である。そこで、ACK/NACKチャネル割当部105は、1回目送信(初回送信)時には、PDCCH#1で割り当てられた上り回線データに対する応答信号を、CCE#1に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#1に割り当てる。また、図3に示すように、PDCCH#3を構成するCCEはCCE#3であるので、ACK/NACKチャネル割当部105は、1回目送信(初回送信)時には、PDCCH#3で割り当てられた上り回線データに対する応答信号を、CCE#3に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#3に割り当てる。PDCCH#4,#6,#7についても同様である。
次いで、上り回線データに誤りが有り、上り回線データの2回目送信(1回目再送)が必要である場合、基地局では、2回目送信(1回目再送)時の上り回線データに対する応答信号を、1回目送信(初回送信)時に割り当てたACK/NACKチャネルから1つ昇順にシフトしたACK/NACKチャネルに割り当てる。例えば、1回目送信(初回送信)時の上り回線データに対する応答信号が、ACK/NACKチャネルCH#1に割り当てられた移動局に対しては、2回目送信(1回目再送)時の上り回線データに対する応答信号を、図3に示すように、ACK/NACKチャネルCH#1から1つ昇順にシフトしたACK/NACKチャネルCH#2に割り当てる。
また、基地局では、実施の形態1と同様、2回目送信(1回目再送)の上り回線データに対する応答信号が割り当てられるACK/NACKチャネルとの衝突回避を考慮して、新たな移動局に対するPDCCHを割り当てる。
例えば、図3に示すように、1回目送信(初回送信)時にACK/NACKチャネルCH#1に応答信号が割り当てられた移動局で2回目送信(1回目再送)が必要である場合には、基地局は、2回目送信(1回目再送)時に使用されるACK/NACKチャネルCH#2以外のACK/NACKチャネルに、新たな上り回線データに対する応答信号が割り当てられるようにPDCCHを構成する。ここで、PDCCHを構成するCCEのうちのCCE番号が最小であるCCEに関連付けられたACK/NACKチャネルに応答信号が割り当てられるため、CCE番号が最小であるCCEがCCE#2でなければ、CCE#2を含む複数のPDCCHを構成してもよい。これにより、そのPDCCHで新たに割り当てられた上り回線データに対する応答信号は、CCE#2以外のCCEに関連付けられたACK/NACKチャネルに割り当てられる。すなわち、新たな上り回線データに対する応答信号がCCE#2に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#2に割り当てられることはない。よって、新たな移動局に対して、CCE#2よりもCCE番号が小さいCCE#1を含むPDCCH#1を構成する場合でも、2回目送信(1回目再送)時にも使用されるACK/NACKチャネルCH#2での衝突を回避できる。
また、図3に示すACK/NACKチャネルCH#1〜#12のうち、チャネル番号が最小であるACK/NACKチャネルCH#1に2回目送信(再送)の上り回線データに対する応答信号が割り当てられることは無い。よって、ACK/NACKチャネルCH#1には、常に1回目送信(初回送信)の上り回線データに対する応答信号を割り当てることができる。すなわち、基地局では、新たに制御情報を割り当てる移動局の上り回線割当用のPDCCHとして、ACK/NACKチャネルCH#1に対応するCCE#1を常に使用することができる。
このように、本実施の形態によれば、上り回線データの2回目以降の送信(再送)が必要である場合、その上り回線データに対する応答信号を、1回目送信(初回送信)時に割り当てたACK/NACKチャネルから再送回数だけ昇順にシフトしたACK/NACKチャネルに割り当てる。これにより、チャネル番号が最も小さいACK/NACKチャネル(図3に示すACK/NACKチャネルCH#1)は常に1回目送信(初回送信)時のみに使用されるため、そのACK/NACKチャネルに対応するCCE番号が最も小さいCCEが使用できなくなることを防ぐことができる。よって、本実施の形態によれば、実施の形態1と同様、データ伝送効率を向上することができる。
なお、本実施の形態では、上り回線割当用のPDCCHに使用されるCCEのうちCCE番号が最も大きいCCE(例えば、図3に示すCCE#8)に関連付けられたACK/NACKチャネル(例えば、図3に示すACK/NACKチャネルCH#8)において、2回目の送信(1回目再送)が必要である場合、CCE番号が最も小さいCCE(例えば、図3に示すCCE#1)に関連付けられたACK/NACKチャネル(例えば、図3に示すACK/NACKチャネルCH#1)に巡回シフトしてもよい。なお、PDCCHが割り当てられる移動局数が最大であるときしかCCE番号の最も大きいCCEは使用されない。よって、上り回線割当用のPDCCHに使用されるCCEのうち、CCE番号が最も大きいCCE関連付けられたACK/NACKチャネルに応答信号が割り当てられる確率は小さい。よって、CCE番号が最も大きいCCE関連付けられたACK/NACKチャネルが2回目送信(1回目再送)時に使用される確率も小さくなるため、CCE番号が最も小さいCCEに関連付けられたACK/NACKチャネルに巡回シフトする確率も小さく、システム全体に及ぼす影響は少ない。
また、本実施の形態では、2回目の送信(1回目再送)が必要である場合、1回目送信(初回送信)時に割り当てたACK/NACKチャネルから1つだけ昇順にシフトしたACK/NACKチャネルを使用する場合について説明したが、1回目送信(初回送信)時に割り当てたACK/NACKチャネルから2つ以上昇順にシフトしたACK/NACKチャネルを使用してもよい。
(実施の形態3)
本実施の形態では、2回目送信以降(再送)の上り回線データに対する応答信号を、1回目送信(初回送信)時に割り当てたACK/NACKチャネルのチャネル番号がより小さいほどチャネル番号がより大きいACK/NACKチャネルに割り当てる。すなわち、2回目送信以降(再送)の上り回線データに対する応答信号を、1回目送信(初回送信)時に割り当てたACK/NACKチャネルのチャネル番号と鏡像関係にあるチャネル番号のACK/NACKチャネルに割り当てる。
本実施の形態に係るACK/NACKチャネル割当部105(図1)は、送信判別部104からの判別結果が初回送信である場合には、変調部103から入力される応答信号を、PDCCH割当部101から入力されるCCE割当情報に基づくACK/NACKチャネルに割り当てる。また、ACK/NACKチャネル割当部105は、PDCCHを構成するCCEが複数の場合、実施の形態2と同様、PDCCHを構成する複数のCCEのうちCCE番号が最も小さいCCEに関連付けられたACK/NACKチャネルに応答信号を割り当てる。一方、ACK/NACKチャネル割当部105は、送信判別部104からの判別結果が再送である場合には、応答信号を、1回目送信(初回送信)時に割り当てたACK/NACKチャネルのチャネル番号がより小さいほどチャネル番号がより大きいACK/NACKチャネルに割り当てる。具体的には、CCE総数(ACK/NACKチャネル数と同数)をNとし、1回目送信(初回送信)時に割り当てたACK/NACKチャネルのチャネル番号を#kとする場合、ACK/NACKチャネル割当部105は、応答信号を、チャネル番号CH#(N−(k−1))のACK/NACKチャネルに割り当てる。つまり、ACK/NACKチャネル割当部105は、図4に示すように、応答信号を、1回目送信(初回送信)時に割り当てたACK/NACKチャネルのチャネル番号と鏡像関係にあるチャネル番号のACK/NACKチャネルに割り当てる。
以下の説明では、図5上段に示すように、実施の形態1と同様、12個(N=12)のCCE#1〜#12を用いる。また、上り回線割当用のPDCCHはCCE#1からCCE#6に昇順で使用され、下り回線割当用のPDCCHはCCE#12からCCE#7に降順で使用される。ここでは、図5上段に示すように、CCE#1〜#6により上り回線割当用PDCCH#1、#3、#4および#6が構成される。
また、基地局では、図5中段に示すように、実施の形態1と同様、12個のCCE#1〜#12にそれぞれ対応する最大12個のACK/NACKチャネルCH#1〜#12を配置する下り回線リソース1〜12を予め確保する。
図5中段に示すように、ACK/NACKチャネル割当部105は、1回目送信(初回送信)時には、実施の形態2と同様にして、PDCCH#1,#3,#4,#6で割り当てられた上り回線データに対する応答信号を、ACK/NACKチャネルCH#1,CH#3,CH#4,CH#6にそれぞれ割り当てる。
次いで、上り回線データに誤りが有り、上り回線データの2回目送信(1回目再送)が必要である場合、基地局では、2回目送信(1回目再送)時の上り回線データに対する応答信号を、1回目送信(初回送信)時に割り当てたACK/NACKチャネルのチャネル番号がより小さいほどチャネル番号がより大きいACK/NACKチャネルに割り当てる。例えば、1回目送信(初回送信)時の上り回線データに対する応答信号が、ACK/NACKチャネルCH#1(k=1)に割り当てられた移動局に対しては、2回目送信(1回目再送)時の上り回線データに対する応答信号を、図5下段に示すように、ACK/NACKチャネルCH#12(=12−(1−1))に割り当てる。同様に、1回目送信(初回送信)時の上り回線データに対する応答信号が、ACK/NACKチャネルCH#3(k=3)に割り当てられた移動局に対しては、2回目送信(1回目再送)時の上り回線データに対する応答信号を、図5下段に示すように、ACK/NACKチャネルCH#10(=12−(3−1))に割り当てる。1回目送信(初回送信)時の上り回線データに対する応答信号が、図5に示すACK/NACKチャネルCH#4,#6に割り当てられた移動局についても同様である。このように、基地局では、2回目送信(1回目再送)時の上り回線データに対する応答信号を、1回目送信(初回送信)時の上り回線データに対する応答信号が割り当てられたACK/NACKチャネル(図4に示すACK/NACKチャネルCH#1,CH#3,CH#4,CH#6)と鏡像関係にあるACK/NACKチャネル(図4に示すACK/NACKチャネルCH#12,CH#10,CH#9,CH#7)に割り当てられる。
また、基地局では、実施の形態2と同様、2回目送信(1回目再送)の上り回線データに対する応答信号が割り当てられるACK/NACKチャネルとの衝突回避を考慮して、新たな移動局に対するPDCCHを割り当てる。
例えば、図5に示すように、1回目送信(初回送信)時にACK/NACKチャネルCH#1に応答信号が割り当てられた移動局で2回目送信(1回目再送)が必要である場合には、基地局は、2回目送信(1回目再送)時に使用されるACK/NACKチャネルCH#12以外のACK/NACKチャネルに、新たな上り回線データに対する応答信号が割り当てられるように上り回線割当用のPDCCHを構成する。
ここで、図5に示すCCE#1〜#12において、CCE番号が最も小さいCCE#1は上り回線割当用のPDCCHとしての使用頻度が最も高く、CCE番号が最も大きいCCE#12は下り回線割当用のPDCCHとしての使用頻度が最も高い。換言すると、CCE番号が最も大きいCCE#12は上り回線割当用のPDCCHとしての使用頻度が最も低い。従って、チャネル番号が最大であるACK/NACKチャネルCH#12(k=12)に1回目送信(初回送信)の上り回線データに対する応答信号が割り当てられる確率は小さい。換言すると、2回目送信(1回目再送)時に応答信号がACK/NACKチャネルCH#1(=12−(12−1))に割り当てられる確率は小さい。つまり、チャネル番号が最小であるACK/NACKチャネルCH#1には、高い確率で1回目送信(初回送信)の上り回線データに対する応答信号を割り当てることができる。すなわち、基地局では、新たに制御情報を割り当てる移動局の上り回線割当用のPDCCHとして、ACK/NACKチャネルCH#1に対応するCCE#1を高い確率で使用することができる。
このように、2回目送信(1回目再送)の上り回線データに対する応答信号は、上り回線割当用のPDCCHが割り当てられる頻度がより低いCCE(下り回線割当用のPDCCHに割り当てられる頻度がより高いCCE)に関連付けられたACK/NACKチャネルに割り当てられやすくなる。ここで、CCEが下り回線割当用のPDCCHとして使用される場合には、そのCCEに関連付けられたACK/NACKチャネルは使用されない。
よって、上り回線データの2回目送信(1回目再送)が必要である場合でも、基地局では、上り回線割当用のPDCCHに使用される頻度が高いCCE、つまり、再送時の応答信号が割り当てられる確率が低いACK/NACKチャネルに対応するCCE(例えば、図5に示すCCE#1〜#6)を使用して、新たな移動局に対するPDCCHを割り当てることができる。また、上り回線割当用のPDCCHとしての使用頻度がより低いCCE(例えば、CCE#7〜#12)に関連付けられたACK/NACKチャネルに、再送時の応答信号が割り当てられる確率がより高くなる。このため、基地局は、ACK/NACKチャネルが配置される下り回線リソース1〜12を有効利用することができる。
このようにして、本実施の形態によれば、2回目送信(1回目再送)時の上り回線データに対する応答信号を、1回目送信(初回送信)時に割り当てたACK/NACKチャネルのチャネル番号と鏡像関係にあるACK/NACKチャネルに割り当てる。これにより、チャネル番号が最も小さいACK/NACKチャネル(図5に示すACK/NACKチャネルCH#1)は高い確率で1回目送信(初回送信)時に使用することができるため、そのACK/NACKチャネルに対応するCCE番号が最も小さいCCEが使用できなくなることを防ぐことができる。よって、本実施の形態によれば、実施の形態1と同様、データ伝送効率を向上することができる。
さらに、本実施の形態によれば、2回目送信(1回目再送)の応答信号を、上り回線割当用のPDCCHに使用される頻度がより低いCCEに関連付けられたACK/NACKチャネルに割り当てる。このため、基地局では、新たな移動局に対するPDCCHを割り当てる際に、2回目送信(1回目再送)の応答信号が割り当てられたACK/NACKチャネルとの衝突回避のためのCCEの使用制限がより小さくなる。よって、本実施の形態によれば、CCEの利用効率を向上することができる。また、2回目送信(1回目再送)の応答信号を、上り回線割当用のPDCCHに使用される頻度がより低いCCEに関連付けられたACK/NACKチャネルに割り当てるため、ACK/NACKチャネルが配置される下り回線リソースの利用効率を向上することができる。
なお、本実施の形態では、2回目送信(1回目再送)までのACK/NACKチャネルの割当方法について説明したが、3回目送信(2回目再送)以降についても本発明を適用してもよい。具体的には、各再送時の上り回線データに対する応答信号を、前回送信時に使用したACK/NACKチャネルと鏡像関係(上述したチャネル番号#kとチャネル番号#(N−(k−1))との関係)にあるACK/NACKチャネルに割り当てる。例えば、ACK/NACKチャネル割当部105は、上述したように、1回目送信(初回送信)時の上り回線データに対する応答信号をACK/NACKチャネルCH#1に割り当て、2回目送信(1回目再送)時の上り回線データに対する応答信号をACK/NACKチャネルCH#12(ACK/NACKチャネルCH#1と鏡像関係)に割り当てる。そして、ACK/NACKチャネル割当部105は、3回目送信(2回目再送)時の上り回線データに対する応答信号をACK/NACKチャネルCH#1(ACK/NACKチャネルCH#12と鏡像関係)に割り当てる。これにより、3回目以降の送信(2回目以降の再送)が必要な場合でも、2回目送信(1回目再送)時の上り回線データに対する応答信号が割り当てられたACK/NACKチャネルと3回目送信以降(2回目再送以降)の上り回線データに対する応答信号が割り当てられたACK/NACKチャネルとの衝突を回避できる。よって、3回目送信以降(2回目再送以降)の上り回線データに対する応答信号を割り当てるACK/NACKチャネルを別途確保する必要がなくなる。なお、3回目送信以降(2回目再送以降)の応答信号が割り当てられたACK/NACKチャネルとの衝突回避のために、新たな移動局に対するCCEの使用制限が生じる。しかし、3回目送信以降(2回目再送以降)が必要になる確率は小さく、システム全体に与える影響は少ない。
また、本実施の形態において、複数の上り回線割当用のPDCCHによって使用されるCCE数が7個以上の場合、CCE番号が7以上のCCEで通知された移動局の1回目送信(初回送信)時の上り回線データに対する応答信号は、チャネル番号が7以上のACK/NACKチャネルに割り当てられる。ここで、2回目送信(1回目再送)が必要である場合、1回目送信(初回送信)時のACK/NACKチャネルと鏡像関係(図4)にあるACK/NACKチャネルのチャネル番号は6以下となる。このため、2回目送信(1回目再送)時のACK/NACKチャネルと新たな移動局が使用するACK/NACKチャネルとの衝突を回避するために、新たな移動局に対するCCEの使用制限が生じる。しかし、複数の上り回線割当用のPDCCHによって使用されるCCE数が7個以上必要となる場合、つまり、CCE総数の半数以上が必要となる場合は稀であり、システム全体に与える影響は少ない。
また、2回目以降の送信(再送)が必要である場合、その上り回線データに対する応答信号を、1回目送信(初回送信)時に割り当てたACK/NACKチャネルからCCE総数の半数だけ巡回シフトしたACK/NACKチャネルに割り当ててもよい。具体的には、CCE総数をNとし、1回目送信(初回送信)時に割り当てたACK/NACKチャネルのチャネル番号を#kとする場合、ACK/NACKチャネル割当部105は、2回目送信(1回目再送)時の上り回線データに対する応答信号を、チャネル番号CH#(((k−1)+N/2)mod N)+1のACK/NACKチャネルに割り当てる。例えば、1回目送信(初回送信)時の上り回線データに対する応答信号が、ACK/NACKチャネルCH#1(k=1)に割り当てられた移動局に対しては、2回目送信(1回目再送)時の上り回線データに対する応答信号を、図6下段に示すように、ACK/NACKチャネルCH#7(=(((1−1)+6)mod 12)+1)に割り当てる。同様に、1回目送信(初回送信)時の上り回線データに対する応答信号が、ACK/NACKチャネルCH#3(k=3)に割り当てられた移動局に対しては、2回目送信(1回目再送)時の上り回線データに対する応答信号を、図6下段に示すように、ACK/NACKチャネルCH#9(=(((3−1)+6)mod 12)+1)に割り当てる。1回目送信(初回送信)時の上り回線データに対する応答信号が、図6に示すACK/NACKチャネルCH#4,#6に割り当てられた移動局についても同様である。これにより、2回目送信以降(再送)の上り回線データに対する応答信号を送信し続ける場合でも、本実施の形態と同様、2回目送信(1回目再送)の応答信号を、CCE番号がより大きいCCE、つまり、上り回線割当用のPDCCHに使用される頻度がより低いCCEに関連付けられたACK/NACKチャネルに割り当てることができるため、本実施の形態と同様の効果を得ることができる。
(実施の形態4)
本実施の形態では、1回目送信(初回送信)時の上り回線データに対する応答信号が割り当てられるACK/NACKチャネルを、所定の単位時間で切り替える。
ここでは、所定の時間単位をHARQのRTD(Round Trip Delay)時間、つまり、1回目送信(初回送信)してから2回目送信(1回目再送)するまでの時間間隔として説明する。図7に示すように、HARQプロセスが8であれば、RTD時間内には8つのHARQプロセス(HARQプロセス#1〜#8)が存在する。すなわち、RTD時間は8サブフレームとなる。また、RTD時間で区切った時間単位をHARQフレームと呼ぶ。
本実施の形態に係るACK/NACKチャネル割当部105(図1)は、送信判別部104からの判別結果が初回送信である場合には、変調部103から入力される応答信号を、HARQフレーム番号とPDCCH割当部101から入力されるCCE割当情報とに基づくACK/NACKチャネルに割り当てる。具体的には、ACK/NACKチャネル割当部105は、HARQフレーム番号が奇数であるHARQフレームでは、PDCCHを構成する複数のCCEのうちCCE番号が最も小さいCCEのCCE番号(CCE番号#k)と同一のチャネル番号(チャネル番号CH#k)のACK/NACKチャネルに応答信号を割り当てる。また、ACK/NACKチャネル割当部105は、HARQフレーム番号が偶数であるHARQフレームでは、PDCCHを構成する複数のCCEのうちCCE番号が最も小さいCCEのCCE番号(CCE番号#k)と鏡像関係にあるチャネル番号(チャネル番号CH#(N−(k−1)))のACK/NACKチャネルに応答信号を割り当てる。
一方、ACK/NACKチャネル割当部105は、送信判別部104からの判別結果が再送である場合には、応答信号を、1回目送信(初回送信)時に割り当てたACK/NACKチャネルと同一のACK/NACKチャネルに割り当てる。
以下の説明では、図8上段に示すように、実施の形態1と同様、12個のCCE#1〜#12を用いる。また、実施の形態3と同様、上り回線割当用のPDCCHはCCE#1からCCE6に昇順で使用され、下り回線割当用のPDCCHはCCE#12からCCE#7に降順で使用される。また、図8上段に示すように、CCE#1〜#6により上り回線割当用PDCCH#1、#3、#4および#6が構成される。
また、基地局では、図8下段に示すように、実施の形態1と同様、12個のCCE#1〜#12にそれぞれ対応する最大12個のACK/NACKチャネルCH#1〜#12を配置する下り回線リソース1〜12を予め確保する。
まず、HARQフレーム番号が奇数のHARQフレームにおけるACK/NACKチャネルの割当について説明する。ACK/NACKチャネル割当部105は、図8に示すように、1回目送信(初回送信)時の上り回線データに対する応答信号を、各PDCCHを構成する複数のCCEのうちCCE番号が最も小さいCCEのCCE番号と同一のチャネル番号のACK/NACKチャネル(図8に示す実線の矢印)に割り当てる。具体的には、図8に示すように、ACK/NACKチャネル割当部105は、HARQフレーム番号が奇数のHARQフレームにおける1回目送信(初回送信)時には、PDCCH#1,#3,#4,#6で割り当てられた上り回線データに対する応答信号を、ACK/NACKチャネルCH#1,CH#3,CH#4,CH#6にそれぞれ割り当てる。
次いで、HARQフレーム番号が偶数のHARQフレームにおけるACK/NACKチャネルの割当について説明する。ACK/NACKチャネル割当部105は、図8に示すように、1回目送信(初回送信)時の上り回線データに対応する応答信号を、各PDCCHを構成する複数のCCEのうちCCE番号が最も小さいCCEのCCE番号と鏡像関係にあるチャネル番号のACK/NACKチャネル(図8に示す鎖線の矢印)に割り当てる。具体的には、図8に示すように、ACK/NACKチャネル割当部105は、HARQフレーム番号が偶数のHARQフレームにおける1回目送信(初回送信)時には、PDCCH#1,#3,#4,#6で割り当てられた上り回線データに対する応答信号を、ACK/NACKチャネルCH#12,CH#10,CH#9,CH#7にそれぞれ割り当てる。
また、上り回線データの2回目送信(1回目再送)が必要である場合、ACK/NACKチャネル割当部105は、2回目送信(1回目再送)時の上り回線データに対する応答信号を、1回目送信(初回送信)時に割り当てたACK/NACKチャネルと同一のACK/NACKチャネルに割り当てる。例えば、図8に示すように、ACK/NACKチャネル割当部105は、HARQフレーム番号が偶数のHARQフレームにおける2回目送信(1回目再送)時の上り回線データに対する応答信号を、HARQフレーム番号が奇数のHARQフレームにおける1回目送信(初回送信)時に割り当てたACK/NACKチャネルと同一のACK/NACKチャネルCH#1,CH#3,CH#4,CH#6に割り当てる。
このように、図8の実線の矢印および鎖線の矢印で示すように、HARQフレーム毎にCCEとACK/NACKチャネルとの関連付けを切り替える。例えば、HARQフレーム番号が偶数のHARQフレームでは、2回目送信(1回目再送)の応答信号が、上り回線割当用のPDCCHに使用される頻度がより高いCCE(図8に示すCCE#1〜#6)のCCE番号と同一のチャネル番号のACK/NACKチャネルCH#1〜#6のいずれかに割り当てられる。これに対し、HARQフレーム番号が偶数のHARQフレームでは、1回目送信(初回送信)の応答信号が、上り回線割当用のPDCCHに使用される頻度がより高いCCE(図8に示すCCE#7〜#12)のCCE番号と鏡像関係にあるチャネル番号のACK/NACKチャネルCH#12〜#7のいずれかに割り当てられる。
また、上り回線割当用のPDCCHには、CCE番号がより小さいCCEから昇順に割り当てられるため、HARQフレーム番号が偶数のHARQフレームでは、2回目送信(つまり、HARQフレーム番号が奇数のHARQフレームで初回送信された移動局の再送)の応答信号が、チャネル番号がより小さいACK/NACKチャネルに割り当てられる確率がより高くなる。一方、HARQフレーム番号が偶数のHARQフレームでは、上り回線割当用のPDCCHに使用されるCCEのCCE番号と鏡像関係にあるチャネル番号のACK/NACKチャネルを用いるため、1回目送信(初回送信)の応答信号が、チャネル番号がより大きいACK/NACKチャネルに割り当てられる確率がより高くなる。つまり、2回目送信(1回目再送)の応答信号が割り当てられるACK/NACKチャネルと1回目送信(初回送信)の応答信号が割り当てられるACK/NACKチャネルとが同一になる確率がより小さくなる。よって、HARQフレーム番号が偶数のHARQフレームでは、基地局は、2回目送信(1回目再送)の応答信号が割り当てられるACK/NACKチャネルとの衝突回避を考慮して、新たな移動局に対するPDCCHを構成するCCEを割り当てるものの、CCEの使用制限はほとんどない。また、HARQフレーム番号が奇数のHARQフレームにおいても同様である。
このようにして、本実施の形態によれば、HARQフレーム番号が奇数のHARQフレームの場合には、上り回線割当用のPDCCHに割り当てられたCCEのCCE番号と同一のチャネル番号のACK/NACKチャネルに応答信号を割り当てる。また、HARQフレーム番号が偶数のHARQフレームの場合には、上り回線割当用のPDCCHに割り当てられたCCEのCCE番号と鏡像関係にあるチャネル番号のACK/NACKチャネルに応答信号を割り当てる。これより、チャネル番号が最も小さいACK/NACKチャネル(図8に示すACK/NACKチャネルCH#1)が2回目送信(初回送信)に使用される場合でも、そのACK/NACKチャネルに対応するCCE番号が最も小さいCCEは、次のHARQフレームにおいて、異なるACK/NACKチャネルに関連付けられる。よって、CCE番号が最も小さいCCEが使用できなくなることを防ぐことができる。よって、本実施の形態によれば、CCE番号が最も小さいCCEが使用できなくなることを防ぐことができ、実施の形態1と同様、データ伝送効率を向上することができる。
さらに、本実施の形態によれば、例えば、HARQフレーム番号が奇数のHARQフレームでは、上り回線割当用のPDCCHとして使用される頻度がより高いCCE(CCE番号がより小さいCCE)に関連付けられたACK/NACKチャネルが使用される。そして、そのACK/NACKチャネルを使用した移動局の2回目送信(1回目再送)が行われるHARQフレーム番号が偶数のHARQフレームでは、新たな移動局の1回目送信(初回送信)時の応答信号に対して、チャネル番号がより大きいACK/NACKチャネルが使用される。このため、HARQフレーム番号が偶数のHARQフレームでは、基地局が新たな移動局への上り回線割当用のPDCCHを割り当てる際に、2回目送信(1回目再送)のACK/NACKチャネルとの衝突を回避するためのCCEの使用制限がより小さくなる。よって、本実施の形態によれば、基地局でのCCE使用効率が向上する。なお、HARQフレーム番号が奇数のHARQフレームでも同様である。
なお、3回目送信(2回目再送)が必要である場合、3回目送信(2回目再送)の応答信号が割り当てられたACK/NACKチャネルと新たな移動局の1回目送信(初回送信)の応答信号が割り当てられるACK/NACKチャネルとの衝突回避のために、新たな移動局に対するCCEの使用制限が生じる。しかし、3回目送信以降(2回目再送以降)が必要になる確率は小さく、システム全体に与える影響は少ない。
また、本実施の形態のHARQフレーム番号が偶数のHARQフレームにおけるCCEとACK/NACKチャネルとの関連付けは、上り回線割当用のPDCCHに使用されるCCEのCCE番号からCCE総数の半数だけ巡回シフトしたチャネル番号のACK/NACKチャネルに割り当ててもよい。具体的には、CCE総数をNとし、上り回線割当用のPDCCHに使用されるCCE番号を#kとする場合、ACK/NACKチャネル割当部105は、応答信号を、チャネル番号CH#(((k−1)+N/2)mod N)+1のACK/NACKチャネルに割り当てる。これにより、本実施の形態と同様、HARQフレーム番号が偶数のHARQフレームでは、2回目送信(1回目再送)のACK/NACKチャネルとして、上り回線割当用のPDCCHに使用される頻度がより低いCCE(下り回線割当用のPDCCHに使用される頻度がより高いCCE)に関連付けられたACK/NACKチャネルが使用される。よって、本実施の形態と同様の効果を得ることができる。
また、本実施の形態において、複数の上り回線割当用のPDCCHによって使用されるCCE数が7個以上の場合には、CCE番号が7以上のCCEで通知された移動局の2回目送信(1回目再送)時の上り回線データに対する応答信号が割り当てられたACK/NACKチャネルのチャネル番号は6以下となる。このため、新たな移動局への1回目送信(初回送信)時の上り回線データに対する応答信号が割り当てられるACK/NACKチャネルと衝突する可能性がある。よって、そのACK/NACKチャネルでの衝突を回避するために、新たな移動局に対するCCEの使用制限が生じる。しかし、複数の上り回線割当用のPDCCHによって使用されるCCE数が7個以上必要となる場合、つまり、CCE総数の半数以上が必要となる場合は稀であり、システム全体に与える影響は少ない。
また、本実施の形態では、HARQプロセス数が偶数(つまり、RTD時間が偶数サブフレーム)である場合について説明したが、HARQプロセス数が奇数(つまり、RTD時間が奇数サブフレーム)である場合にも本発明を適用することができる。HARQプロセス数が奇数である場合には、サブフレーム単位で1回目送信(初回送信)時の上り回線データに対する応答信号に用いるACK/NACKチャネルを切り替えるようにしてもよい。この場合、2回目送信以降(再送)の応答信号が割り当てられるACK/NACKチャネルと新たな移動局の1回目送信(初回送信)時の上り回線データに対する応答信号が割り当てられるACK/NACKチャネルとは、CCEとの関連付けが互いに異なるため、本実施の形態と同様の効果を得ることができる。
(実施の形態5)
本実施の形態では、上り回線割当用のPDCCHおよび下り回線割当用のPDCCHが配置されるCCEを所定の単位時間で切り替える。
ここでは、実施の形態4と同様、所定の時間単位を図7に示すHARQのRTD時間として説明する。
本実施の形態に係るPDCCH割当部101(図1)は、HARQフレーム番号が奇数であるHARQフレームでは、上り回線割当用のPDCCHをCCE番号がより小さいCCEから昇順に割り当て、下り回線割当用のPDCCHをCCE番号がより大きいCCEから降順に割り当てる。一方、HARQフレーム番号が偶数であるHARQフレームでは、上り回線割当用のPDCCHをCCE番号がより大きいCCEから降順に割り当て、下り回線割当用のPDCCHをCCE番号がより小さいCCEから昇順に割り当てる。
本実施の形態に係るACK/NACKチャネル割当部105(図1)は、送信判別部104からの判別結果が初回送信である場合には、変調部103から入力される応答信号を、PDCCH割当部101から入力されるCCE割当情報に基づくACK/NACKチャネルに割り当てる。具体的には、ACK/NACKチャネル割当部105は、PDCCHを構成する複数のCCEのうちCCE番号が最も小さいCCEのCCE番号に関連付けられたACK/NACKチャネルに応答信号を割り当てる。また、ACK/NACKチャネル割当部105は、送信判別部104からの判別結果が再送である場合には、応答信号を、1回目送信(初回送信)時に割り当てたACK/NACKチャネルと同一のACK/NACKチャネルに割り当てる。
以下の説明では、図9上段および図10上段に示すように、実施の形態1と同様、12個のCCE#1〜#12を用いる。また、基地局では、図9下段および図10下段に示すように、実施の形態1と同様、12個のCCE#1〜#12にそれぞれ対応する最大12個のACK/NACKチャネルCH#1〜#12を配置する下り回線リソース1〜12を予め確保する。また、図9上段および図10上段に示すように、上り回線割当用PDCCHとして、6個のCCEにより、2個のCCEから成るPDCCHが2個構成され、1個のCCEから成るPDCCHが2個構成される。
まず、HARQフレーム番号が奇数のHARQフレームにおけるACK/NACKチャネルの割当について説明する。HARQフレーム番号が奇数のHARQフレームでは、図9に示すように、上り回線割当用のPDCCHは、CCE#1からCCE#6に昇順で使用される。そこで、図9上段に示すように、CCE#1〜#6の6個のCCEにより上り回線割当用PDCCH#1、#3、#4および#6が構成される。よって、ACK/NACKチャネル割当部105は、図9に示すように、1回目送信(初回送信)時の上り回線データに対する応答信号を、各PDCCHを構成する複数のCCEのうちCCE番号が最も小さいCCEに関連付けられたACK/NACKチャネルに割り当てる。具体的には、図9に示すように、ACK/NACKチャネル割当部105は、PDCCH#1,#3,#4,#6で割り当てられた上り回線データに対する応答信号を、ACK/NACKチャネルCH#1,CH#3,CH#4,CH#6にそれぞれ割り当てる。
次いで、HARQフレーム番号が偶数のHARQフレームにおけるACK/NACKチャネルの割当について説明する。HARQフレーム番号が偶数のHARQフレームでは、図10に示すように、上り回線割当用のPDCCHは、CCE#12からCCE#7に降順で使用される。そこで、図10上段に示すように、CCE#12〜#7の6個のCCEにより上り回線割当用PDCCH#11、#10、#8および#7が構成される。よって、ACK/NACKチャネル割当部105は、図10に示すように、1回目送信(初回送信)時の上り回線データに対する応答信号を、各PDCCHを構成する複数のCCEのうちCCE番号が最も小さいCCEに関連付けられたACK/NACKチャネルに割り当てる。具体的には、図10に示すように、ACK/NACKチャネル割当部105は、PDCCH#11,#10,#8,#7で割り当てられた上り回線データに対する応答信号を、ACK/NACKチャネルCH#11,CH#10,CH#8,CH#7にそれぞれ割り当てる。
また、上り回線データの2回目送信(1回目再送)が必要である場合、ACK/NACKチャネル割当部105は、2回目送信(1回目再送)時の上り回線データに対する応答信号を、1回目送信(初回送信)時に割り当てたACK/NACKチャネルと同一のACK/NACKチャネルに割り当てる。例えば、図9に示すように、ACK/NACKチャネル割当部105は、HARQフレーム番号が偶数のHARQフレームにおける2回目送信(1回目再送)時の上り回線データに対する応答信号を、HARQフレーム番号が奇数のHARQフレームにおける1回目送信(初回送信)時に割り当てたACK/NACKチャネルと同一のACK/NACKチャネルCH#1,CH#3,CH#4,CH#6に割り当てる。
また、基地局では、実施の形態1と同様、2回目送信(1回目再送)の上り回線データに対する応答信号が割り当てられるACK/NACKチャネルとの衝突回避を考慮して、新たな移動局に対するPDCCHを割り当てる。
図9および図10に示すように、上り回線割当用のPDCCHおよび下り回線割当用のPDCCHが配置されるCCEをHARQフレーム毎に切り替える。例えば、HARQフレーム番号が偶数のHARQフレームでは、2回目送信(1回目再送)の応答信号が、図9に従って上り回線割当用のPDCCHに割り当てられたCCE、つまり、チャネル番号がより小さいCCE(図9に示すCCE#1〜#6)に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#1〜#6のいずれかに割り当てられる。これに対し、HARQフレーム番号が偶数のHARQフレームでは、1回目送信(初回送信)の応答信号が、図10に従って上り回線割当用のPDCCHに割り当てられたCCE、つまり、チャネル番号がより大きいCCE(図10に示すCCE#12〜#7)に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#12〜#7のいずれかに割り当てられる。
また、HARQフレーム番号が奇数のHARQフレームでは、上り回線割当用のPDCCHには、CCE番号がより小さいCCEから昇順に割り当てられる。このため、HARQフレーム番号が偶数のHARQフレームでは、2回目送信(1回目再送)の応答信号が、チャネル番号がより小さいACK/NACKチャネルに割り当てられる確率がより高くなる。一方、HARQフレーム番号が偶数のHARQフレームでは、上り回線割当用のPDCCHには、CCE番号がより大きいCCEから降順に割り当てられる。このため、HARQフレーム番号が偶数のHARQフレームでは、1回目送信(初回送信)の応答信号が、チャネル番号がより大きいACK/NACKチャネルに割り当てられる確率がより高くなる。つまり、実施の形態4と同様、2回目送信(1回目再送)の応答信号が割り当てられるACK/NACKチャネルと1回目送信(初回送信)の応答信号が割り当てられるACK/NACKチャネルとが同一になる確率がより小さくなる。従って、HARQフレーム番号が偶数のHARQフレームでは、基地局は、実施の形態4と同様、2回目送信(1回目再送)の応答信号が割り当てられるACK/NACKチャネルとの衝突回避を考慮して、新たな移動局に対するPDCCHを構成するCCEを割り当てるものの、CCEの使用制限はほとんどない。また、HARQフレーム番号が奇数のHARQフレームにおいても同様である。
このようにして、本実施の形態によれば、HARQフレーム番号が奇数のHARQフレームの場合には、上り回線割当用のPDCCHをCCE番号がより小さいCCEから昇順に割り当て、HARQフレーム番号が偶数のHARQフレームの場合には、上り回線割当用のPDCCHをCCE番号がより大きいCCEから降順に割り当てる。これより、チャネル番号が最も小さいACK/NACKチャネル(図9に示すACK/NACKチャネルCH#1)が2回目送信(初回送信)に使用される場合でも、そのACK/NACKチャネルに対応するCCE番号が最も小さいCCEは、次のHARQフレームにおいて、下り回線割当用PDCCHに割り当てることができる。よって、CCE番号が最も小さいCCEが使用できなくなることを防ぐことができる。よって、本実施の形態によれば、CCE番号が最も小さいCCEが使用できなくなることを防ぐことができ、実施の形態1と同様、データ伝送効率を向上することができる。
さらに、本実施の形態によれば、例えば、HARQフレーム番号が奇数のHARQフレームでは、上り回線割当用のPDCCHとして使用される頻度がより高いCCE(CCE番号がより小さいCCE)に関連付けられたチャネル番号がより小さいACK/NACKチャネルがより高い頻度で使用される。そして、そのACK/NACKチャネルを使用した移動局の2回目送信(1回目再送)が行われるHARQフレーム番号が偶数のHARQフレームでは、新たな移動局の1回目送信(初回送信)時の上り回線データに対する応答信号は、CCE番号がより大きいCCEに関連付けられたチャネル番号がより大きいACK/NACKチャネルが使用される。このため、HARQフレーム番号が偶数のHARQフレームでは、基地局が新たな移動局への上り回線割当用のPDCCHを割り当てる際に、2回目送信(1回目再送)のACK/NACKチャネルとの衝突を回避するためのCCEの使用制限がより小さくなる。よって、本実施の形態によれば、基地局でのCCE使用効率が向上する。なお、HARQフレーム番号が奇数のHARQフレームでも同様である。
なお、3回目送信(2回目再送)が必要である場合、3回目送信(2回目再送)の応答信号が割り当てられたACK/NACKチャネルと新たな移動局の1回目送信(初回送信)の応答信号が割り当てられるACK/NACKチャネルとの衝突回避のために、新たな移動局に対するCCEの使用制限が生じる。しかし、3回目送信以降(2回目再送以降)が必要になる確率は小さく、システム全体に与える影響は少ない。
また、本実施の形態において、複数の上り回線割当用のPDCCHによって使用されるCCE数が7個以上の場合には、CCE番号が7以上のCCEで通知された移動局の2回目送信(1回目再送)時の上り回線データに対する応答信号が割り当てられたACK/NACKチャネルのチャネル番号は6以下となる。このため、新たな移動局への1回目送信(初回送信)時の上り回線データに対する応答信号が割り当てられるACK/NACKチャネルと衝突する可能性がある。よって、そのACK/NACKチャネルでの衝突を回避するために、新たな移動局に対するCCEの使用制限が生じる。しかし、複数の上り回線割当用のPDCCHによって使用されるCCE数が7個以上必要となる場合、つまり、CCE総数の半数以上が必要となる場合は稀であり、システム全体に与える影響は少ない。
以上、本発明の各実施の形態について説明した。
なお、上記実施の形態では上り回線データの応答信号を伝送する場合について説明したが、本発明を下り回線データの応答信号に適用することもできる。例えば、移動局が上記基地局100と同様の処理を行うことにより、本発明を下り回線データの応答信号に適用することができる。ただし、下り回線リソースの割当は、基地局が行う。すなわち、移動局では、上記基地局100におけるPDCCH割当部101と同様の処理を行わない。よって、移動局は下り回線データの割当要求用上り制御チャネルで使用されるCCEに関連付けられたACK/NACKチャネルを用いて応答信号を送信する。あるいは、移動局は下り回線データの割当通知用下り制御チャネルで使用されるCCEに関連付けられたACK/NACKチャネルを用いて応答信号を送信する。
また、上記実施の形態の説明で用いたPDCCHは、SCCH(Shared Control Channel)、L1/L2 Control Channel、UL grantチャネル、およびCCCH(Common Control Channel)と称されることもある。また、ACK/NACKチャネルは、PHICH(Physical Hybrid ARQ Indicator Channel)およびHICH(Hybrid ARQ Indicator Channel)と称されることもある。
また、移動局はUE、基地局はNode Bと称されることもある。
また、誤り検出の方法はCRC判定に限られない。
また、上記実施の形態では、本発明をハードウェアで構成する場合を例にとって説明したが、本発明はソフトウェアで実現することも可能である。
また、上記実施の形態の説明に用いた各機能ブロックは、典型的には集積回路であるLSIとして実現される。これらは個別に1チップ化されてもよいし、一部または全てを含むように1チップ化されてもよい。ここでは、LSIとしたが、集積度の違いにより、IC、システムLSI、スーパーLSI、ウルトラLSIと呼称されることもある。
また、集積回路化の手法はLSIに限るものではなく、専用回路または汎用プロセッサで実現してもよい。LSI製造後に、プログラムすることが可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)や、LSI内部の回路セルの接続や設定を再構成可能なリコンフィギュラブル・プロセッサを利用してもよい。
さらには、半導体技術の進歩または派生する別技術によりLSIに置き換わる集積回路化の技術が登場すれば、当然、その技術を用いて機能ブロックの集積化を行ってもよい。バイオ技術の適用等が可能性としてありえる。
2007年8月13日出願の特願2007−211103および2007年11月1日出願の特願2007−285601の日本出願に含まれる明細書、図面および要約書の開示内容は、すべて本願に援用される。
本発明は、移動体通信システム等に適用することができる。
本発明は、無線通信基地局装置およびチャネル割当方法に関する。
移動体通信では、上り回線で無線通信移動局装置(以下、単に移動局という)から無線通信基地局装置(以下、単に基地局という)へ伝送される上り回線データに対してARQ(Automatic Repeat Request)が適用され、上り回線データの誤り検出結果を示す応答信号が下り回線で移動局へフィードバックされる。基地局は上り回線データに対しCRC(Cyclic Redundancy Check)判定を行って、CRC=OK(誤り無し)であればACK(Acknowledgment)信号を、CRC=NG(誤り有り)であればNACK(Negative Acknowledgment)信号を応答信号として移動局へフィードバックする。
ここで、上り回線データに同期HARQ(Hybrid ARQ)を適用することが検討されている。同期HARQでは、基地局は上り回線データの受信後、所定時間経過後に応答信号を移動局へフィードバックし、移動局は、基地局からNACK信号がフィードバックされた場合には、NACK信号の受信後、所定時間経過後に上り回線データを基地局へ再送する。
また、基地局は上り回線データのリソース割当結果を通知するための制御情報を移動局へ送信する。この制御情報は、例えばPDCCH(Physical Downlink Control Channel)等の下り回線制御チャネルを用いて移動局へ送信される。PDCCHは、CCE(Control Channel Element)と呼ばれる物理リソース単位で構成され、各PDCCHは1つまたは複数のCCEを占有する。基地局は、制御情報を通知するために必要なCCE数に従って、PDCCHを構成し、各PDCCHが占有するCCEに対応する物理リソースに制御情報を割り当てて送信する。
一方、同期HARQにおいて、下り回線の通信リソースを効率良く使用するために、上り回線リソースを各移動局に割り当てるためのPDCCHを構成する各CCEに、下り回線で応答信号を伝送するためのACK/NACKチャネルを関連付けることが検討されている(例えば、非特許文献1参照)。これにより、移動局は、ACK/NACKチャネルの割当情報を別途通知されなくても、基地局からのPDCCHに従って自局宛てのACK/NACKチャネルを判断することができる。なお、従来技術では、PDCCHが複数のCCEで構成される場合、CCE番号が最も小さいCCEに関連付けられたACK/NACKチャネルを使用する。
また、上り回線データに同期HARQを適用する場合、データの送信タイミングが予め設定されているため、2回目送信以降(再送)の上り回線データを基地局へ送信する移動局に対しては、2回目送信以降(再送)の上り回線データのリソース割当のためのPDCCHが送信されない。また、2回目送信以降(再送)の上り回線データに対する応答信号は、1回目送信(初回送信)時に使用したACK/NACKチャネルと同一のACK/NACKチャネルを用いて送信される。
3GPP RAN WG1 Meeting document, R1-073106, "LTE downlink ACK Channel mapping linked to CCE", Samsung, June 2007
上記従来技術では、基地局は、新たな移動局に対する制御情報を割り当てたPDCCH
を送信する際、そのPDCCHで割り当てられた上り回線データに対する応答信号と、2回目送信以降(再送)の上り回線データに対する応答信号とが衝突しないようにPDCCHを構成する。また、基地局では、2回目送信以降(再送)の上り回線データに対する応答信号が割り当てられるACK/NACKチャネルに対応するCCEと、そのCCEよりCCE番号が小さいCCEを含む複数のCCEとでPDCCHを構成することにより、2回目送信以降(再送)の上り回線データに対する応答信号が割り当てられるACK/NACKチャネルに対応するCCEを使用することができる。
例えば、12個のCCE#1〜#12を用いる場合、CCE#5で構成されるPDCCH#5で割り当てられた上り回線データに対する応答信号は、CCE#5に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#5に割り当てられる。ここで、PDCCH#5で割り当てられた上り回線データの2回目送信(1回目再送)が必要である場合、基地局では、新たな移動局に対する制御情報を割り当てるPDCCHとして、CCE#4およびCCE#5で構成されるPDCCH#4を使用する。これにより、PDCCH#4で割り当てられた上り回線データに対する応答信号は、CCE#4に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#4に割り当てられる。このため、PDCCH#4でCCE#5を使用してもPDCCH#5で割り当てられた上り回線データに対する応答信号が割り当てられたACK/NACKチャネルCH#5での衝突は発生しない。
ここで、CCE番号が最も小さいCCE#1でPDCCH#1を構成する場合、そのPDCCHで割り当てられた上り回線データに対する応答信号は、CCE#1に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#1に割り当てられる。また、PDCCHで割り当てられた上り回線データの2回目送信(1回目再送)が必要である場合、その上り回線データに対する応答信号も、ACK/NACKチャネルCH#1に割り当てられる。このとき、基地局では、新たな移動局に対する制御情報を割り当てるPDCCHにCCE#1が含まれる場合、ACK/NACKチャネルCH#1で衝突が生じてしまうため、CCE#1を使用することができない。つまり、ACK/NACKチャネルCH#1が2回目送信以降(再送)の上り回線データを送信する移動局に割り当てられている間は、CCE#1を新たに使用できない状態が発生してしまい通信リソースが無駄になる。これにより、データ伝送効率が低減してしまう。
本発明の目的は、データ伝送効率を向上させることができる基地局およびチャネル割当方法を提供することである。
本発明の基地局は、上り回線データのリソース割当情報を1つまたは複数のCCEで構成される第1制御チャネルに割り当てる第1割当手段と、前記上り回線データに対する応答信号を、前記上り回線データの初回送信時または2回目送信時において、前記複数のCCEのうちCCE番号が最も小さいCCE以外のCCEに関連付けられた第2制御チャネルに割り当てる第2割当手段と、を具備する構成を採る。
本発明によれば、データ伝送効率を向上させることができる。
以下、本発明の実施の形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。
(実施の形態1)
本実施の形態に係る基地局100の構成を図1に示す。
なお、説明が煩雑になることを避けるために、図1では、本発明と密接に関連する上り回線割当情報の下り回線での送信、上り回線データに対する応答信号の下り回線での送信および、上り回線データの受信に係わる構成部を示し、下り回線データの送信に係わる構成部の図示および説明を省略する。
図1に示す基地局100において、PDCCH割当部101には、最大K個の移動局#1〜#Kに対して、どの上り回線リソースをどの移動局に割り当てたかを示す上り回線割当情報#1〜#Kが入力される。PDCCH割当部101は、入力される上り回線割当情報#1〜#KをPDCCH#1〜#Kのいずれかに割り当てる。なお、各PDCCHは、CCE#1〜#Mのうち1つまたは複数のCCEで構成される。そして、PDCCH割当部101は、上り回線割当情報#1〜#Kを割り当てたPDCCHそれぞれに対応する符号化・変調部102−1〜102−Kにそれぞれ出力する。また、PDCCH割当部101は、どの移動局の上り回線割当情報をどのCCEに割り当てたかを示すCCE割当情報をACK/NACKチャネル割当部105に出力する。
符号化・変調部102−1〜102−Kは、PDCCH#1〜#Kに対応して備えられる。符号化・変調部102−1〜102−Kにおいて、各符号化部11は、入力される各上り回線割当情報を符号化して各変調部12に出力する。そして、各変調部12は、各符号化部11から入力される符号化後の各上り回線割当情報を変調して上り回線割当情報シンボルを生成し、配置部106に出力する。
変調部103は、誤り検出部112から入力される各移動局の応答信号を変調する。そして、変調部103は、変調後の応答信号をACK/NACKチャネル割当部105に出力する。
送信判別部104は、誤り検出部112から入力される各移動局の応答信号に基づいて各移動局の上り回線データの送信回数をカウントし、各移動局の上り回線データが1回目送信(初回送信)であるか2回目送信以降(再送)であるかを判別する。そして、送信判別部104は、初回送信または再送を示す判別結果をACK/NACKチャネル割当部105に出力する。
ACK/NACKチャネル割当部105は、変調部103から入力される応答信号を、PDCCH割当部101から入力されるCCE割当情報と送信判別部104から入力される判別結果とに基づくACK/NACKチャネルに割り当てる。具体的には、ACK/NACKチャネル割当部105は、送信判別部104からの判別結果が初回送信である場合には、各移動局に対する応答信号を、各移動局の上り回線割当情報が割り当てられたPDCCHを構成するCCEに関連付けられたACK/NACKチャネルに割り当てる。ここで、ACK/NACKチャネル割当部105は、PDCCHを構成するCCEが複数の場合、PDCCHを構成する複数のCCEのうちCCE番号が最も大きいCCEに関連付けられたACK/NACKチャネルに応答信号を割り当てる。一方、ACK/NACKチャネル割当部105は、送信判別部104からの判別結果が再送である場合には、各移動局に対する応答信号を、1回目送信(初回送信)時に使用したACK/NACKチャネルと同一のACK/NACKチャネルに割り当てる。そして、ACK/NACKチャネル割当部105は、ACK/NACKチャネルに割り当てられた応答信号を配置部106に出力する。ACK/NACKチャネル割当部105におけるACK/NACKチャネル割り当て処理の詳細については後述する。
配置部106は、上り回線割当情報シンボルが割り当てられたPDCCHをPDCCHに確保された下り回線リソースに配置し、応答信号が割り当てられたACK/NACKチャネルをACK/NACKチャネルに確保された下り回線リソースに配置する。そして、配置部106は、各チャネルを配置した後の信号を無線送信部107に出力する。
無線送信部107は、配置部106から入力される信号に対しD/A変換、増幅およびアップコンバート等の送信処理を行ってアンテナ108から各移動局へ送信する。
一方、無線受信部109は、各移動局から送信された上り回線データをアンテナ108を介して受信し、この上り回線データに対しダウンコンバート、A/D変換等の受信処理を行う。
復調部110は、上り回線データを復調し、復調後の上り回線データを復号部111に出力する。
復号部111は、復調後の上り回線データを復号し、復号後の上り回線データを誤り検出部112に出力する。
誤り検出部112は、復号後の上り回線データに対してCRC判定を用いた誤り検出を行って、CRC=OK(誤り無し)の場合はACK信号を、CRC=NG(誤り有り)の場合はNACK信号を応答信号として生成し、生成した応答信号を変調部103および送信判別部104に出力する。また、誤り検出部112は、CRC=OK(誤り無し)の場合、復号後の上り回線データを受信データとして出力する。
一方、各移動局では、基地局から自局宛てのPDCCHを受信した場合、上り回線割当情報およびMCS(Modulation and Coding Scheme)に従って送信データを基地局に送信する。また、各移動局は、自局宛てに割り当てられたPDCCHを構成するCCEに関連付けられたACK/NACKチャネルに割り当てられた応答信号を受信する。ここで、各移動局では、どのACK/NACKチャネルがどの下り回線リソースに対応しているかを上位レイヤで指示されるか、予め規定される。そして、各移動局は、応答信号がACK信号である場合、次の送信データを送信するために、基地局から自局宛てのPDCCHが送信されるまで待機する。一方、各移動局は、応答信号がNACK信号である場合、送信データを再送する。
次に、ACK/NACKチャネル割当部105におけるACK/NACKチャネル割り当て処理の詳細について説明する。
以下の説明では、図2上段に示すように、12個のCCE#1〜#12を用いる。また、上り回線割当用のPDCCHはCCE#1からCCE#8に昇順で使用され、下り回線割当用のPDCCHはCCE#12からCCE#9に降順で使用される。また、上り回線割当用のPDCCHおよび下り回線割当用のPDCCHは、12個のCCEのうち、1個のCCEまたはCCE番号が隣接する複数のCCEで構成される。例えば、図2上段に示すように、PDCCH#1はCCE#1の1つのCCEで構成され、PDCCH#2はCCE#2およびCCE#3の2つのCCEで構成され、PDCCH#4はCCE#4およびCCE#5の2つのCCEで構成され、PDCCH#6はCCE#6の1つのCCEで構成され、PDCCH#7はCCE#7およびCCE#8の2つのCCEで構成される。なお、より低いMCSレベルに対応するPDCCHほど、より多くのCCEで構成される。
また、基地局では、図2下段に示すように、12個のCCE#1〜#12にそれぞれ対応する最大12個のACK/NACKチャネルCH#1〜#12を配置する下り回線リソースを予め確保する。例えば、図2下段に示すように、下り回線リソース1〜12には、CCE#1〜#12にそれぞれ関連付けられたACK/NACKチャネルCH#1〜#12が配置される。
図2に示すように、PDCCH#1を構成するCCEはCCE#1であるので、ACK/NACKチャネル割当部105は、1回目送信(初回送信)時には、PDCCH#1で割り当てられた上り回線データに対する応答信号を、CCE#1に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#1に割り当てる。また、図2に示すように、PDCCH#2を構成するCCEはCCE#2およびCCE#3であり、2つのCCEのうち、CCE番号が最も大きいCCEはCCE#3である。そこで、ACK/NACKチャネル割当部105は、1回目送信(初回送信)時には、PDCCH#2で割り当てられた上り回線データに対する応答信号を、CCE#3に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#3に割り当てる。PDCCH#4,#6,#7についても同様である。
ここで、上り回線データに誤りが有り、上り回線データの2回目送信(1回目再送)が必要である場合、基地局では、2回目送信(1回目再送)時の上り回線データに対する応答信号を、1回目送信(初回送信)時に割り当てたACK/NACKチャネルと同一のACK/NACKチャネルに割り当てる。例えば、1回目送信(初回送信)時の上り回線データに対する応答信号が、図2に示すACK/NACKチャネルCH#1に割り当てられた移動局に対しては、2回目送信(1回目再送)時の上り回線データに対する応答信号もACK/NACKチャネルCH#1に割り当てる。
また、基地局は、2回目送信(1回目再送)の上り回線データに対する応答信号が割り当てられるACK/NACKチャネルとの衝突回避を考慮して、新たな移動局に対するPDCCHを割り当てる。
例えば、図2に示すように、1回目送信(初回送信)時にACK/NACKチャネルCH#1に応答信号が割り当てられた移動局で2回目送信(1回目再送)が必要である場合には、基地局は、2回目送信(1回目再送)時にも使用されるACK/NACKチャネルCH#1以外のACK/NACKチャネルに、新たな上り回線データに対する応答信号が割り当てられるようにPDCCHを構成する。ここで、PDCCHを構成するCCEのうちのCCE番号が最大であるCCEに関連付けられたACK/NACKチャネルに応答信
号が割り当てられるため、CCE#1が単独で構成されるPDCCH#1以外を使用することができる。つまり、CCE#1を含む複数のCCEでPDCCHを構成すればよい。これにより、そのPDCCHで新たに割り当てられた上り回線データに対する応答信号は、CCE#1以外のCCEに関連付けられたACK/NACKチャネルに割り当てられる。すなわち、新たな上り回線データに対する応答信号がCCE#1に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#1に割り当てられることは無い。よって、新たな移動局に対して、CCE#1を含む複数のCCEでPDCCHを構成する場合でも、2回目送信(1回目再送)時にも使用されるACK/NACKチャネルCH#1での衝突を回避できる。
また、図2に示すCCE#8は上り回線割当用のPDCCHに使用されるCCEのうちCCE番号が最も大きい。よって、CCE#8単独で構成されるPDCCH#8のみでなく、CCE#8を含む複数のCCEで構成されるPDCCHで割り当てられた上り回線データに対する応答信号は、いずれもACK/NACKチャネルCH#8に割り当てられる。よって、ACK/NACKチャネルCH#8が2回目送信(1回目再送)時に使用される場合、ACK/NACKチャネルCH#8に対応するCCE#8を含むいずれのPDCCHも構成することができない。しかし、図2に示すように、CCE#8は、下り回線割当用のPDCCHとして使用することもできるため、CCE#8と隣接するCCE#9とで構成される下り回線割当用のPDCCHとして使用することで、通信リソースが無駄になることを防ぐことができる。
また、サブフレーム毎にPDCCHが送信される移動局数が異なる場合、PDCCHを構成するCCE数を可変にすることが考えられる。この場合、PDCCHが割り当てられる移動局数が最大であるときしかCCE番号の最も大きいCCEは使用されない。よって、図2に示すように、上り回線割当用のPDCCHに使用されるCCE#1〜#8のうち、CCE番号が最も大きいCCE#8に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#8に応答信号が割り当てられる確率は小さい。よって、ACK/NACKチャネルCH#8が2回目送信(1回目再送)時に使用される確率も小さくなるため、CCE#8を上り回線割当用PDCCHに使用できなくなる確率も小さく、システム全体に及ぼす影響は少ない。
このように、本実施の形態によれば、PDCCHが複数のCCEで構成される場合、複数のCCEのうちCCE番号が最も大きいCCEに関連付けられたACK/NACKチャネルに応答信号を割り当てる。これにより、チャネル番号が最も小さいACK/NACKチャネル(図2に示すACK/NACKチャネルCH#1)を再送のために使用し続ける場合でも、そのACK/NACKチャネルに対応するCCEと隣接する他のCCEとでPDCCHを構成することで、CCE番号が最も小さいCCEが使用できなくなる状態を低減することができ、通信リソースの無駄を防ぐことができる。よって、本実施の形態によれば、データ伝送効率を向上することができる。
また、本実施の形態によれば、CCE番号が最も小さいCCEをすべてのサブフレームで使用することができるため、サブフレーム毎にCCEの送信をON/OFFすることで生じる他セルに与える干渉電力の増減を抑えることができる。これにより、例えば、他セルにおける送信電力制御および適応MCS制御の精度を向上することができ、システムスループットを向上することができる。
なお、本実施の形態では、上り回線割当用のPDCCHがCCE番号の最も小さいCCEから昇順で使用され、下り回線割当用のPDCCHがCCE番号の最も大きいCCEから降順で使用される場合について説明した。しかし、本発明は、上り回線割当用のPDCCHがCCE番号の最も大きいCCEから降順で使用され、下り回線割当用のPDCCHがCCE番号の最も小さいCCEから昇順で使用される場合についても適用することがで
きる。このとき、PDCCHを構成するCCEが複数の場合、PDCCHを構成する複数のCCEのうちCCE番号が最も小さいCCEに関連付けられたACK/NACKチャネルに応答信号を割り当てる。
また、本実施の形態では、2回目送信以降(再送)の上り回線データに対する応答信号を、1回目送信(初回送信)時に割り当てたACK/NACKチャネルと同一のACK/NACKチャネルに割り当てる場合について説明した。しかし、本発明は、2回目送信以降(再送)の上り回線データに対する応答信号を、1回目送信(初回送信)時に使用されたPDCCHを構成するCCEに関連付けられたACK/NACKチャネルに割り当ててもよい。これにより、例えば、CCEとACK/NACKチャネルとの関連付けが時間の経過と伴に変化する場合でも、基地局では、2回目送信以降(再送)の上り回線データに対する応答信号が割り当てられるACK/NACKチャネルとそのACK/NACKチャネルに関連付けられたCCEとを把握することができる。このため、基地局は、2回目送信以降(再送)の上り回線データに対する応答信号が割り当てられるACK/NACKチャネルと衝突しないCCEを使用して、新たな移動局に対するPDCCHを割り当てることができる。
また、本実施の形態では、1回目送信(初回送信)時の上り回線データに対してのみに、上り回線割当情報をPDCCHに割り当てて移動局に送信したが、2回目送信以降(再送)の上り回線データに対しても上り回線割当情報をPDCCHに割り当てて移動局に送信することが考えられる。この場合、本実施の形態で説明した1回目送信(初回送信)時の上り回線データを、PDCCHで割り当てられた上り回線データとして置き換えて適用し、本実施の形態で説明した2回目以降(再送)の上り回線データを、PDCCHで割り当てられなかった上り回線データとして置き換えて適用すればよい。
また、本実施の形態では、1個のCCEまたは2個のCCEで構成されるPDCCHの場合について説明したが、PDCCHを3個以上のCCEで構成してもよい。この場合、PDCCHで割り当てられた上り回線データに対する応答信号を、PDCCHを構成するCCEのうち、CCE番号が最も小さいCCEおよび最も大きいCCE以外のCCEに関連付けられたACK/NACKチャネルに割り当ててもよい。これにより、CCE番号が最も小さいCCEおよび最も大きいCCEに関連付けられたACK/NACKチャネルが使用されている間、CCE番号が最も小さいCCEおよび最も大きいCCEが使用できなくなることを防ぐことができる。
(実施の形態2)
本実施の形態では、2回目送信以降(再送)の上り回線データに対する応答信号を、1回目送信(初回送信)時に割り当てたACK/NACKチャネルから再送回数だけ昇順にシフトしたACK/NACKチャネルを使用する。
本実施の形態に係るACK/NACKチャネル割当部105(図1)は、送信判別部104からの判別結果が初回送信である場合には、変調部103から入力される応答信号を、PDCCH割当部101から入力されるCCE割当情報に基づくACK/NACKチャネルに割り当てる。また、ACK/NACKチャネル割当部105は、PDCCHを構成するCCEが複数の場合、PDCCHを構成する複数のCCEのうちCCE番号が最も小さいCCEに関連付けられたACK/NACKチャネルに応答信号を割り当てる。一方、ACK/NACKチャネル割当部105は、送信判別部104からの判別結果が再送である場合には、応答信号を、1回目送信(初回送信)時に割り当てたACK/NACKチャネルから再送回数だけ昇順にシフトさせたACK/NACKチャネルに割り当てる。
以下の説明では、図3上段に示すように、実施の形態1と同様、12個のCCE#1〜
#12を用いる。また、実施の形態1と同様、上り回線割当用のPDCCHはCCE#1からCCE#8に昇順で使用され、下り回線割当用のPDCCHはCCE#12からCCE#9に降順で使用される。ここでは、図3上段に示すように、CCE#1〜#8により上り回線割当用PDCCH#1、#3、#4、#6および#7が構成される。
また、基地局では、図3下段に示すように、実施の形態1と同様、12個のCCE#1〜#12にそれぞれ対応する最大12個のACK/NACKチャネルCH#1〜#12を配置する下り回線リソース1〜12を予め確保する。
図3に示すように、PDCCH#1を構成するCCEはCCE#1およびCCE#2であり、2つのCCEのうち、CCE番号が最も小さいCCEはCCE#1である。そこで、ACK/NACKチャネル割当部105は、1回目送信(初回送信)時には、PDCCH#1で割り当てられた上り回線データに対する応答信号を、CCE#1に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#1に割り当てる。また、図3に示すように、PDCCH#3を構成するCCEはCCE#3であるので、ACK/NACKチャネル割当部105は、1回目送信(初回送信)時には、PDCCH#3で割り当てられた上り回線データに対する応答信号を、CCE#3に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#3に割り当てる。PDCCH#4,#6,#7についても同様である。
次いで、上り回線データに誤りが有り、上り回線データの2回目送信(1回目再送)が必要である場合、基地局では、2回目送信(1回目再送)時の上り回線データに対する応答信号を、1回目送信(初回送信)時に割り当てたACK/NACKチャネルから1つ昇順にシフトしたACK/NACKチャネルに割り当てる。例えば、1回目送信(初回送信)時の上り回線データに対する応答信号が、ACK/NACKチャネルCH#1に割り当てられた移動局に対しては、2回目送信(1回目再送)時の上り回線データに対する応答信号を、図3に示すように、ACK/NACKチャネルCH#1から1つ昇順にシフトしたACK/NACKチャネルCH#2に割り当てる。
また、基地局では、実施の形態1と同様、2回目送信(1回目再送)の上り回線データに対する応答信号が割り当てられるACK/NACKチャネルとの衝突回避を考慮して、新たな移動局に対するPDCCHを割り当てる。
例えば、図3に示すように、1回目送信(初回送信)時にACK/NACKチャネルCH#1に応答信号が割り当てられた移動局で2回目送信(1回目再送)が必要である場合には、基地局は、2回目送信(1回目再送)時に使用されるACK/NACKチャネルCH#2以外のACK/NACKチャネルに、新たな上り回線データに対する応答信号が割り当てられるようにPDCCHを構成する。ここで、PDCCHを構成するCCEのうちのCCE番号が最小であるCCEに関連付けられたACK/NACKチャネルに応答信号が割り当てられるため、CCE番号が最小であるCCEがCCE#2でなければ、CCE#2を含む複数のPDCCHを構成してもよい。これにより、そのPDCCHで新たに割り当てられた上り回線データに対する応答信号は、CCE#2以外のCCEに関連付けられたACK/NACKチャネルに割り当てられる。すなわち、新たな上り回線データに対する応答信号がCCE#2に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#2に割り当てられることはない。よって、新たな移動局に対して、CCE#2よりもCCE番号が小さいCCE#1を含むPDCCH#1を構成する場合でも、2回目送信(1回目再送)時にも使用されるACK/NACKチャネルCH#2での衝突を回避できる。
また、図3に示すACK/NACKチャネルCH#1〜#12のうち、チャネル番号が最小であるACK/NACKチャネルCH#1に2回目送信(再送)の上り回線データに対する応答信号が割り当てられることは無い。よって、ACK/NACKチャネルCH#
1には、常に1回目送信(初回送信)の上り回線データに対する応答信号を割り当てることができる。すなわち、基地局では、新たに制御情報を割り当てる移動局の上り回線割当用のPDCCHとして、ACK/NACKチャネルCH#1に対応するCCE#1を常に使用することができる。
このように、本実施の形態によれば、上り回線データの2回目以降の送信(再送)が必要である場合、その上り回線データに対する応答信号を、1回目送信(初回送信)時に割り当てたACK/NACKチャネルから再送回数だけ昇順にシフトしたACK/NACKチャネルに割り当てる。これにより、チャネル番号が最も小さいACK/NACKチャネル(図3に示すACK/NACKチャネルCH#1)は常に1回目送信(初回送信)時のみに使用されるため、そのACK/NACKチャネルに対応するCCE番号が最も小さいCCEが使用できなくなることを防ぐことができる。よって、本実施の形態によれば、実施の形態1と同様、データ伝送効率を向上することができる。
なお、本実施の形態では、上り回線割当用のPDCCHに使用されるCCEのうちCCE番号が最も大きいCCE(例えば、図3に示すCCE#8)に関連付けられたACK/NACKチャネル(例えば、図3に示すACK/NACKチャネルCH#8)において、2回目の送信(1回目再送)が必要である場合、CCE番号が最も小さいCCE(例えば、図3に示すCCE#1)に関連付けられたACK/NACKチャネル(例えば、図3に示すACK/NACKチャネルCH#1)に巡回シフトしてもよい。なお、PDCCHが割り当てられる移動局数が最大であるときしかCCE番号の最も大きいCCEは使用されない。よって、上り回線割当用のPDCCHに使用されるCCEのうち、CCE番号が最も大きいCCE関連付けられたACK/NACKチャネルに応答信号が割り当てられる確率は小さい。よって、CCE番号が最も大きいCCE関連付けられたACK/NACKチャネルが2回目送信(1回目再送)時に使用される確率も小さくなるため、CCE番号が最も小さいCCEに関連付けられたACK/NACKチャネルに巡回シフトする確率も小さく、システム全体に及ぼす影響は少ない。
また、本実施の形態では、2回目の送信(1回目再送)が必要である場合、1回目送信(初回送信)時に割り当てたACK/NACKチャネルから1つだけ昇順にシフトしたACK/NACKチャネルを使用する場合について説明したが、1回目送信(初回送信)時に割り当てたACK/NACKチャネルから2つ以上昇順にシフトしたACK/NACKチャネルを使用してもよい。
(実施の形態3)
本実施の形態では、2回目送信以降(再送)の上り回線データに対する応答信号を、1回目送信(初回送信)時に割り当てたACK/NACKチャネルのチャネル番号がより小さいほどチャネル番号がより大きいACK/NACKチャネルに割り当てる。すなわち、2回目送信以降(再送)の上り回線データに対する応答信号を、1回目送信(初回送信)時に割り当てたACK/NACKチャネルのチャネル番号と鏡像関係にあるチャネル番号のACK/NACKチャネルに割り当てる。
本実施の形態に係るACK/NACKチャネル割当部105(図1)は、送信判別部104からの判別結果が初回送信である場合には、変調部103から入力される応答信号を、PDCCH割当部101から入力されるCCE割当情報に基づくACK/NACKチャネルに割り当てる。また、ACK/NACKチャネル割当部105は、PDCCHを構成するCCEが複数の場合、実施の形態2と同様、PDCCHを構成する複数のCCEのうちCCE番号が最も小さいCCEに関連付けられたACK/NACKチャネルに応答信号を割り当てる。一方、ACK/NACKチャネル割当部105は、送信判別部104からの判別結果が再送である場合には、応答信号を、1回目送信(初回送信)時に割り当てた
ACK/NACKチャネルのチャネル番号がより小さいほどチャネル番号がより大きいACK/NACKチャネルに割り当てる。具体的には、CCE総数(ACK/NACKチャネル数と同数)をNとし、1回目送信(初回送信)時に割り当てたACK/NACKチャネルのチャネル番号を#kとする場合、ACK/NACKチャネル割当部105は、応答信号を、チャネル番号CH#(N−(k−1))のACK/NACKチャネルに割り当てる。つまり、ACK/NACKチャネル割当部105は、図4に示すように、応答信号を、1回目送信(初回送信)時に割り当てたACK/NACKチャネルのチャネル番号と鏡像関係にあるチャネル番号のACK/NACKチャネルに割り当てる。
以下の説明では、図5上段に示すように、実施の形態1と同様、12個(N=12)のCCE#1〜#12を用いる。また、上り回線割当用のPDCCHはCCE#1からCCE#6に昇順で使用され、下り回線割当用のPDCCHはCCE#12からCCE#7に降順で使用される。ここでは、図5上段に示すように、CCE#1〜#6により上り回線割当用PDCCH#1、#3、#4および#6が構成される。
また、基地局では、図5中段に示すように、実施の形態1と同様、12個のCCE#1〜#12にそれぞれ対応する最大12個のACK/NACKチャネルCH#1〜#12を配置する下り回線リソース1〜12を予め確保する。
図5中段に示すように、ACK/NACKチャネル割当部105は、1回目送信(初回送信)時には、実施の形態2と同様にして、PDCCH#1,#3,#4,#6で割り当てられた上り回線データに対する応答信号を、ACK/NACKチャネルCH#1,CH#3,CH#4,CH#6にそれぞれ割り当てる。
次いで、上り回線データに誤りが有り、上り回線データの2回目送信(1回目再送)が必要である場合、基地局では、2回目送信(1回目再送)時の上り回線データに対する応答信号を、1回目送信(初回送信)時に割り当てたACK/NACKチャネルのチャネル番号がより小さいほどチャネル番号がより大きいACK/NACKチャネルに割り当てる。例えば、1回目送信(初回送信)時の上り回線データに対する応答信号が、ACK/NACKチャネルCH#1(k=1)に割り当てられた移動局に対しては、2回目送信(1回目再送)時の上り回線データに対する応答信号を、図5下段に示すように、ACK/NACKチャネルCH#12(=12−(1−1))に割り当てる。同様に、1回目送信(初回送信)時の上り回線データに対する応答信号が、ACK/NACKチャネルCH#3(k=3)に割り当てられた移動局に対しては、2回目送信(1回目再送)時の上り回線データに対する応答信号を、図5下段に示すように、ACK/NACKチャネルCH#10(=12−(3−1))に割り当てる。1回目送信(初回送信)時の上り回線データに対する応答信号が、図5に示すACK/NACKチャネルCH#4,#6に割り当てられた移動局についても同様である。このように、基地局では、2回目送信(1回目再送)時の上り回線データに対する応答信号を、1回目送信(初回送信)時の上り回線データに対する応答信号が割り当てられたACK/NACKチャネル(図4に示すACK/NACKチャネルCH#1,CH#3,CH#4,CH#6)と鏡像関係にあるACK/NACKチャネル(図4に示すACK/NACKチャネルCH#12,CH#10,CH#9,CH#7)に割り当てられる。
また、基地局では、実施の形態2と同様、2回目送信(1回目再送)の上り回線データに対する応答信号が割り当てられるACK/NACKチャネルとの衝突回避を考慮して、新たな移動局に対するPDCCHを割り当てる。
例えば、図5に示すように、1回目送信(初回送信)時にACK/NACKチャネルCH#1に応答信号が割り当てられた移動局で2回目送信(1回目再送)が必要である場合
には、基地局は、2回目送信(1回目再送)時に使用されるACK/NACKチャネルCH#12以外のACK/NACKチャネルに、新たな上り回線データに対する応答信号が割り当てられるように上り回線割当用のPDCCHを構成する。
ここで、図5に示すCCE#1〜#12において、CCE番号が最も小さいCCE#1は上り回線割当用のPDCCHとしての使用頻度が最も高く、CCE番号が最も大きいCCE#12は下り回線割当用のPDCCHとしての使用頻度が最も高い。換言すると、CCE番号が最も大きいCCE#12は上り回線割当用のPDCCHとしての使用頻度が最も低い。従って、チャネル番号が最大であるACK/NACKチャネルCH#12(k=12)に1回目送信(初回送信)の上り回線データに対する応答信号が割り当てられる確率は小さい。換言すると、2回目送信(1回目再送)時に応答信号がACK/NACKチャネルCH#1(=12−(12−1))に割り当てられる確率は小さい。つまり、チャネル番号が最小であるACK/NACKチャネルCH#1には、高い確率で1回目送信(初回送信)の上り回線データに対する応答信号を割り当てることができる。すなわち、基地局では、新たに制御情報を割り当てる移動局の上り回線割当用のPDCCHとして、ACK/NACKチャネルCH#1に対応するCCE#1を高い確率で使用することができる。
このように、2回目送信(1回目再送)の上り回線データに対する応答信号は、上り回線割当用のPDCCHが割り当てられる頻度がより低いCCE(下り回線割当用のPDCCHに割り当てられる頻度がより高いCCE)に関連付けられたACK/NACKチャネルに割り当てられやすくなる。ここで、CCEが下り回線割当用のPDCCHとして使用される場合には、そのCCEに関連付けられたACK/NACKチャネルは使用されない。
よって、上り回線データの2回目送信(1回目再送)が必要である場合でも、基地局では、上り回線割当用のPDCCHに使用される頻度が高いCCE、つまり、再送時の応答信号が割り当てられる確率が低いACK/NACKチャネルに対応するCCE(例えば、図5に示すCCE#1〜#6)を使用して、新たな移動局に対するPDCCHを割り当てることができる。また、上り回線割当用のPDCCHとしての使用頻度がより低いCCE(例えば、CCE#7〜#12)に関連付けられたACK/NACKチャネルに、再送時の応答信号が割り当てられる確率がより高くなる。このため、基地局は、ACK/NACKチャネルが配置される下り回線リソース1〜12を有効利用することができる。
このようにして、本実施の形態によれば、2回目送信(1回目再送)時の上り回線データに対する応答信号を、1回目送信(初回送信)時に割り当てたACK/NACKチャネルのチャネル番号と鏡像関係にあるACK/NACKチャネルに割り当てる。これにより、チャネル番号が最も小さいACK/NACKチャネル(図5に示すACK/NACKチャネルCH#1)は高い確率で1回目送信(初回送信)時に使用することができるため、そのACK/NACKチャネルに対応するCCE番号が最も小さいCCEが使用できなくなることを防ぐことができる。よって、本実施の形態によれば、実施の形態1と同様、データ伝送効率を向上することができる。
さらに、本実施の形態によれば、2回目送信(1回目再送)の応答信号を、上り回線割当用のPDCCHに使用される頻度がより低いCCEに関連付けられたACK/NACKチャネルに割り当てる。このため、基地局では、新たな移動局に対するPDCCHを割り当てる際に、2回目送信(1回目再送)の応答信号が割り当てられたACK/NACKチャネルとの衝突回避のためのCCEの使用制限がより小さくなる。よって、本実施の形態によれば、CCEの利用効率を向上することができる。また、2回目送信(1回目再送)の応答信号を、上り回線割当用のPDCCHに使用される頻度がより低いCCEに関連付
けられたACK/NACKチャネルに割り当てるため、ACK/NACKチャネルが配置される下り回線リソースの利用効率を向上することができる。
なお、本実施の形態では、2回目送信(1回目再送)までのACK/NACKチャネルの割当方法について説明したが、3回目送信(2回目再送)以降についても本発明を適用してもよい。具体的には、各再送時の上り回線データに対する応答信号を、前回送信時に使用したACK/NACKチャネルと鏡像関係(上述したチャネル番号#kとチャネル番号#(N−(k−1))との関係)にあるACK/NACKチャネルに割り当てる。例えば、ACK/NACKチャネル割当部105は、上述したように、1回目送信(初回送信)時の上り回線データに対する応答信号をACK/NACKチャネルCH#1に割り当て、2回目送信(1回目再送)時の上り回線データに対する応答信号をACK/NACKチャネルCH#12(ACK/NACKチャネルCH#1と鏡像関係)に割り当てる。そして、ACK/NACKチャネル割当部105は、3回目送信(2回目再送)時の上り回線データに対する応答信号をACK/NACKチャネルCH#1(ACK/NACKチャネルCH#12と鏡像関係)に割り当てる。これにより、3回目以降の送信(2回目以降の再送)が必要な場合でも、2回目送信(1回目再送)時の上り回線データに対する応答信号が割り当てられたACK/NACKチャネルと3回目送信以降(2回目再送以降)の上り回線データに対する応答信号が割り当てられたACK/NACKチャネルとの衝突を回避できる。よって、3回目送信以降(2回目再送以降)の上り回線データに対する応答信号を割り当てるACK/NACKチャネルを別途確保する必要がなくなる。なお、3回目送信以降(2回目再送以降)の応答信号が割り当てられたACK/NACKチャネルとの衝突回避のために、新たな移動局に対するCCEの使用制限が生じる。しかし、3回目送信以降(2回目再送以降)が必要になる確率は小さく、システム全体に与える影響は少ない。
また、本実施の形態において、複数の上り回線割当用のPDCCHによって使用されるCCE数が7個以上の場合、CCE番号が7以上のCCEで通知された移動局の1回目送信(初回送信)時の上り回線データに対する応答信号は、チャネル番号が7以上のACK/NACKチャネルに割り当てられる。ここで、2回目送信(1回目再送)が必要である場合、1回目送信(初回送信)時のACK/NACKチャネルと鏡像関係(図4)にあるACK/NACKチャネルのチャネル番号は6以下となる。このため、2回目送信(1回目再送)時のACK/NACKチャネルと新たな移動局が使用するACK/NACKチャネルとの衝突を回避するために、新たな移動局に対するCCEの使用制限が生じる。しかし、複数の上り回線割当用のPDCCHによって使用されるCCE数が7個以上必要となる場合、つまり、CCE総数の半数以上が必要となる場合は稀であり、システム全体に与える影響は少ない。
また、2回目以降の送信(再送)が必要である場合、その上り回線データに対する応答信号を、1回目送信(初回送信)時に割り当てたACK/NACKチャネルからCCE総数の半数だけ巡回シフトしたACK/NACKチャネルに割り当ててもよい。具体的には、CCE総数をNとし、1回目送信(初回送信)時に割り当てたACK/NACKチャネルのチャネル番号を#kとする場合、ACK/NACKチャネル割当部105は、2回目送信(1回目再送)時の上り回線データに対する応答信号を、チャネル番号CH#(((k−1)+N/2)mod N)+1のACK/NACKチャネルに割り当てる。例えば、1回目送信(初回送信)時の上り回線データに対する応答信号が、ACK/NACKチャネルCH#1(k=1)に割り当てられた移動局に対しては、2回目送信(1回目再送)時の上り回線データに対する応答信号を、図6下段に示すように、ACK/NACKチャネルCH#7(=(((1−1)+6)mod 12)+1)に割り当てる。同様に、1回目送信(初回送信)時の上り回線データに対する応答信号が、ACK/NACKチャネルCH#3(k=3)に割り当てられた移動局に対しては、2回目送信(1回目再送)
時の上り回線データに対する応答信号を、図6下段に示すように、ACK/NACKチャネルCH#9(=(((3−1)+6)mod 12)+1)に割り当てる。1回目送信(初回送信)時の上り回線データに対する応答信号が、図6に示すACK/NACKチャネルCH#4,#6に割り当てられた移動局についても同様である。これにより、2回目送信以降(再送)の上り回線データに対する応答信号を送信し続ける場合でも、本実施の形態と同様、2回目送信(1回目再送)の応答信号を、CCE番号がより大きいCCE、つまり、上り回線割当用のPDCCHに使用される頻度がより低いCCEに関連付けられたACK/NACKチャネルに割り当てることができるため、本実施の形態と同様の効果を得ることができる。
(実施の形態4)
本実施の形態では、1回目送信(初回送信)時の上り回線データに対する応答信号が割り当てられるACK/NACKチャネルを、所定の単位時間で切り替える。
ここでは、所定の時間単位をHARQのRTD(Round Trip Delay)時間、つまり、1回目送信(初回送信)してから2回目送信(1回目再送)するまでの時間間隔として説明する。図7に示すように、HARQプロセスが8であれば、RTD時間内には8つのHARQプロセス(HARQプロセス#1〜#8)が存在する。すなわち、RTD時間は8サブフレームとなる。また、RTD時間で区切った時間単位をHARQフレームと呼ぶ。
本実施の形態に係るACK/NACKチャネル割当部105(図1)は、送信判別部104からの判別結果が初回送信である場合には、変調部103から入力される応答信号を、HARQフレーム番号とPDCCH割当部101から入力されるCCE割当情報とに基づくACK/NACKチャネルに割り当てる。具体的には、ACK/NACKチャネル割当部105は、HARQフレーム番号が奇数であるHARQフレームでは、PDCCHを構成する複数のCCEのうちCCE番号が最も小さいCCEのCCE番号(CCE番号#k)と同一のチャネル番号(チャネル番号CH#k)のACK/NACKチャネルに応答信号を割り当てる。また、ACK/NACKチャネル割当部105は、HARQフレーム番号が偶数であるHARQフレームでは、PDCCHを構成する複数のCCEのうちCCE番号が最も小さいCCEのCCE番号(CCE番号#k)と鏡像関係にあるチャネル番号(チャネル番号CH#(N−(k−1)))のACK/NACKチャネルに応答信号を割り当てる。
一方、ACK/NACKチャネル割当部105は、送信判別部104からの判別結果が再送である場合には、応答信号を、1回目送信(初回送信)時に割り当てたACK/NACKチャネルと同一のACK/NACKチャネルに割り当てる。
以下の説明では、図8上段に示すように、実施の形態1と同様、12個のCCE#1〜#12を用いる。また、実施の形態3と同様、上り回線割当用のPDCCHはCCE#1からCCE6に昇順で使用され、下り回線割当用のPDCCHはCCE#12からCCE#7に降順で使用される。また、図8上段に示すように、CCE#1〜#6により上り回線割当用PDCCH#1、#3、#4および#6が構成される。
また、基地局では、図8下段に示すように、実施の形態1と同様、12個のCCE#1〜#12にそれぞれ対応する最大12個のACK/NACKチャネルCH#1〜#12を配置する下り回線リソース1〜12を予め確保する。
まず、HARQフレーム番号が奇数のHARQフレームにおけるACK/NACKチャネルの割当について説明する。ACK/NACKチャネル割当部105は、図8に示すように、1回目送信(初回送信)時の上り回線データに対する応答信号を、各PDCCHを
構成する複数のCCEのうちCCE番号が最も小さいCCEのCCE番号と同一のチャネル番号のACK/NACKチャネル(図8に示す実線の矢印)に割り当てる。具体的には、図8に示すように、ACK/NACKチャネル割当部105は、HARQフレーム番号が奇数のHARQフレームにおける1回目送信(初回送信)時には、PDCCH#1,#3,#4,#6で割り当てられた上り回線データに対する応答信号を、ACK/NACKチャネルCH#1,CH#3,CH#4,CH#6にそれぞれ割り当てる。
次いで、HARQフレーム番号が偶数のHARQフレームにおけるACK/NACKチャネルの割当について説明する。ACK/NACKチャネル割当部105は、図8に示すように、1回目送信(初回送信)時の上り回線データに対応する応答信号を、各PDCCHを構成する複数のCCEのうちCCE番号が最も小さいCCEのCCE番号と鏡像関係にあるチャネル番号のACK/NACKチャネル(図8に示す鎖線の矢印)に割り当てる。具体的には、図8に示すように、ACK/NACKチャネル割当部105は、HARQフレーム番号が偶数のHARQフレームにおける1回目送信(初回送信)時には、PDCCH#1,#3,#4,#6で割り当てられた上り回線データに対する応答信号を、ACK/NACKチャネルCH#12,CH#10,CH#9,CH#7にそれぞれ割り当てる。
また、上り回線データの2回目送信(1回目再送)が必要である場合、ACK/NACKチャネル割当部105は、2回目送信(1回目再送)時の上り回線データに対する応答信号を、1回目送信(初回送信)時に割り当てたACK/NACKチャネルと同一のACK/NACKチャネルに割り当てる。例えば、図8に示すように、ACK/NACKチャネル割当部105は、HARQフレーム番号が偶数のHARQフレームにおける2回目送信(1回目再送)時の上り回線データに対する応答信号を、HARQフレーム番号が奇数のHARQフレームにおける1回目送信(初回送信)時に割り当てたACK/NACKチャネルと同一のACK/NACKチャネルCH#1,CH#3,CH#4,CH#6に割り当てる。
このように、図8の実線の矢印および鎖線の矢印で示すように、HARQフレーム毎にCCEとACK/NACKチャネルとの関連付けを切り替える。例えば、HARQフレーム番号が偶数のHARQフレームでは、2回目送信(1回目再送)の応答信号が、上り回線割当用のPDCCHに使用される頻度がより高いCCE(図8に示すCCE#1〜#6)のCCE番号と同一のチャネル番号のACK/NACKチャネルCH#1〜#6のいずれかに割り当てられる。これに対し、HARQフレーム番号が偶数のHARQフレームでは、1回目送信(初回送信)の応答信号が、上り回線割当用のPDCCHに使用される頻度がより高いCCE(図8に示すCCE#7〜#12)のCCE番号と鏡像関係にあるチャネル番号のACK/NACKチャネルCH#12〜#7のいずれかに割り当てられる。
また、上り回線割当用のPDCCHには、CCE番号がより小さいCCEから昇順に割り当てられるため、HARQフレーム番号が偶数のHARQフレームでは、2回目送信(つまり、HARQフレーム番号が奇数のHARQフレームで初回送信された移動局の再送)の応答信号が、チャネル番号がより小さいACK/NACKチャネルに割り当てられる確率がより高くなる。一方、HARQフレーム番号が偶数のHARQフレームでは、上り回線割当用のPDCCHに使用されるCCEのCCE番号と鏡像関係にあるチャネル番号のACK/NACKチャネルを用いるため、1回目送信(初回送信)の応答信号が、チャネル番号がより大きいACK/NACKチャネルに割り当てられる確率がより高くなる。つまり、2回目送信(1回目再送)の応答信号が割り当てられるACK/NACKチャネルと1回目送信(初回送信)の応答信号が割り当てられるACK/NACKチャネルとが同一になる確率がより小さくなる。よって、HARQフレーム番号が偶数のHARQフレームでは、基地局は、2回目送信(1回目再送)の応答信号が割り当てられるACK/N
ACKチャネルとの衝突回避を考慮して、新たな移動局に対するPDCCHを構成するCCEを割り当てるものの、CCEの使用制限はほとんどない。また、HARQフレーム番号が奇数のHARQフレームにおいても同様である。
このようにして、本実施の形態によれば、HARQフレーム番号が奇数のHARQフレームの場合には、上り回線割当用のPDCCHに割り当てられたCCEのCCE番号と同一のチャネル番号のACK/NACKチャネルに応答信号を割り当てる。また、HARQフレーム番号が偶数のHARQフレームの場合には、上り回線割当用のPDCCHに割り当てられたCCEのCCE番号と鏡像関係にあるチャネル番号のACK/NACKチャネルに応答信号を割り当てる。これより、チャネル番号が最も小さいACK/NACKチャネル(図8に示すACK/NACKチャネルCH#1)が2回目送信(初回送信)に使用される場合でも、そのACK/NACKチャネルに対応するCCE番号が最も小さいCCEは、次のHARQフレームにおいて、異なるACK/NACKチャネルに関連付けられる。よって、CCE番号が最も小さいCCEが使用できなくなることを防ぐことができる。よって、本実施の形態によれば、CCE番号が最も小さいCCEが使用できなくなることを防ぐことができ、実施の形態1と同様、データ伝送効率を向上することができる。
さらに、本実施の形態によれば、例えば、HARQフレーム番号が奇数のHARQフレームでは、上り回線割当用のPDCCHとして使用される頻度がより高いCCE(CCE番号がより小さいCCE)に関連付けられたACK/NACKチャネルが使用される。そして、そのACK/NACKチャネルを使用した移動局の2回目送信(1回目再送)が行われるHARQフレーム番号が偶数のHARQフレームでは、新たな移動局の1回目送信(初回送信)時の応答信号に対して、チャネル番号がより大きいACK/NACKチャネルが使用される。このため、HARQフレーム番号が偶数のHARQフレームでは、基地局が新たな移動局への上り回線割当用のPDCCHを割り当てる際に、2回目送信(1回目再送)のACK/NACKチャネルとの衝突を回避するためのCCEの使用制限がより小さくなる。よって、本実施の形態によれば、基地局でのCCE使用効率が向上する。なお、HARQフレーム番号が奇数のHARQフレームでも同様である。
なお、3回目送信(2回目再送)が必要である場合、3回目送信(2回目再送)の応答信号が割り当てられたACK/NACKチャネルと新たな移動局の1回目送信(初回送信)の応答信号が割り当てられるACK/NACKチャネルとの衝突回避のために、新たな移動局に対するCCEの使用制限が生じる。しかし、3回目送信以降(2回目再送以降)が必要になる確率は小さく、システム全体に与える影響は少ない。
また、本実施の形態のHARQフレーム番号が偶数のHARQフレームにおけるCCEとACK/NACKチャネルとの関連付けは、上り回線割当用のPDCCHに使用されるCCEのCCE番号からCCE総数の半数だけ巡回シフトしたチャネル番号のACK/NACKチャネルに割り当ててもよい。具体的には、CCE総数をNとし、上り回線割当用のPDCCHに使用されるCCE番号を#kとする場合、ACK/NACKチャネル割当部105は、応答信号を、チャネル番号CH#(((k−1)+N/2)mod N)+1のACK/NACKチャネルに割り当てる。これにより、本実施の形態と同様、HARQフレーム番号が偶数のHARQフレームでは、2回目送信(1回目再送)のACK/NACKチャネルとして、上り回線割当用のPDCCHに使用される頻度がより低いCCE(下り回線割当用のPDCCHに使用される頻度がより高いCCE)に関連付けられたACK/NACKチャネルが使用される。よって、本実施の形態と同様の効果を得ることができる。
また、本実施の形態において、複数の上り回線割当用のPDCCHによって使用されるCCE数が7個以上の場合には、CCE番号が7以上のCCEで通知された移動局の2回
目送信(1回目再送)時の上り回線データに対する応答信号が割り当てられたACK/NACKチャネルのチャネル番号は6以下となる。このため、新たな移動局への1回目送信(初回送信)時の上り回線データに対する応答信号が割り当てられるACK/NACKチャネルと衝突する可能性がある。よって、そのACK/NACKチャネルでの衝突を回避するために、新たな移動局に対するCCEの使用制限が生じる。しかし、複数の上り回線割当用のPDCCHによって使用されるCCE数が7個以上必要となる場合、つまり、CCE総数の半数以上が必要となる場合は稀であり、システム全体に与える影響は少ない。
また、本実施の形態では、HARQプロセス数が偶数(つまり、RTD時間が偶数サブフレーム)である場合について説明したが、HARQプロセス数が奇数(つまり、RTD時間が奇数サブフレーム)である場合にも本発明を適用することができる。HARQプロセス数が奇数である場合には、サブフレーム単位で1回目送信(初回送信)時の上り回線データに対する応答信号に用いるACK/NACKチャネルを切り替えるようにしてもよい。この場合、2回目送信以降(再送)の応答信号が割り当てられるACK/NACKチャネルと新たな移動局の1回目送信(初回送信)時の上り回線データに対する応答信号が割り当てられるACK/NACKチャネルとは、CCEとの関連付けが互いに異なるため、本実施の形態と同様の効果を得ることができる。
(実施の形態5)
本実施の形態では、上り回線割当用のPDCCHおよび下り回線割当用のPDCCHが配置されるCCEを所定の単位時間で切り替える。
ここでは、実施の形態4と同様、所定の時間単位を図7に示すHARQのRTD時間として説明する。
本実施の形態に係るPDCCH割当部101(図1)は、HARQフレーム番号が奇数であるHARQフレームでは、上り回線割当用のPDCCHをCCE番号がより小さいCCEから昇順に割り当て、下り回線割当用のPDCCHをCCE番号がより大きいCCEから降順に割り当てる。一方、HARQフレーム番号が偶数であるHARQフレームでは、上り回線割当用のPDCCHをCCE番号がより大きいCCEから降順に割り当て、下り回線割当用のPDCCHをCCE番号がより小さいCCEから昇順に割り当てる。
本実施の形態に係るACK/NACKチャネル割当部105(図1)は、送信判別部104からの判別結果が初回送信である場合には、変調部103から入力される応答信号を、PDCCH割当部101から入力されるCCE割当情報に基づくACK/NACKチャネルに割り当てる。具体的には、ACK/NACKチャネル割当部105は、PDCCHを構成する複数のCCEのうちCCE番号が最も小さいCCEのCCE番号に関連付けられたACK/NACKチャネルに応答信号を割り当てる。また、ACK/NACKチャネル割当部105は、送信判別部104からの判別結果が再送である場合には、応答信号を、1回目送信(初回送信)時に割り当てたACK/NACKチャネルと同一のACK/NACKチャネルに割り当てる。
以下の説明では、図9上段および図10上段に示すように、実施の形態1と同様、12個のCCE#1〜#12を用いる。また、基地局では、図9下段および図10下段に示すように、実施の形態1と同様、12個のCCE#1〜#12にそれぞれ対応する最大12個のACK/NACKチャネルCH#1〜#12を配置する下り回線リソース1〜12を予め確保する。また、図9上段および図10上段に示すように、上り回線割当用PDCCHとして、6個のCCEにより、2個のCCEから成るPDCCHが2個構成され、1個のCCEから成るPDCCHが2個構成される。
まず、HARQフレーム番号が奇数のHARQフレームにおけるACK/NACKチャネルの割当について説明する。HARQフレーム番号が奇数のHARQフレームでは、図9に示すように、上り回線割当用のPDCCHは、CCE#1からCCE#6に昇順で使用される。そこで、図9上段に示すように、CCE#1〜#6の6個のCCEにより上り回線割当用PDCCH#1、#3、#4および#6が構成される。よって、ACK/NACKチャネル割当部105は、図9に示すように、1回目送信(初回送信)時の上り回線データに対する応答信号を、各PDCCHを構成する複数のCCEのうちCCE番号が最も小さいCCEに関連付けられたACK/NACKチャネルに割り当てる。具体的には、図9に示すように、ACK/NACKチャネル割当部105は、PDCCH#1,#3,#4,#6で割り当てられた上り回線データに対する応答信号を、ACK/NACKチャネルCH#1,CH#3,CH#4,CH#6にそれぞれ割り当てる。
次いで、HARQフレーム番号が偶数のHARQフレームにおけるACK/NACKチャネルの割当について説明する。HARQフレーム番号が偶数のHARQフレームでは、図10に示すように、上り回線割当用のPDCCHは、CCE#12からCCE#7に降順で使用される。そこで、図10上段に示すように、CCE#12〜#7の6個のCCEにより上り回線割当用PDCCH#11、#10、#8および#7が構成される。よって、ACK/NACKチャネル割当部105は、図10に示すように、1回目送信(初回送信)時の上り回線データに対する応答信号を、各PDCCHを構成する複数のCCEのうちCCE番号が最も小さいCCEに関連付けられたACK/NACKチャネルに割り当てる。具体的には、図10に示すように、ACK/NACKチャネル割当部105は、PDCCH#11,#10,#8,#7で割り当てられた上り回線データに対する応答信号を、ACK/NACKチャネルCH#11,CH#10,CH#8,CH#7にそれぞれ割り当てる。
また、上り回線データの2回目送信(1回目再送)が必要である場合、ACK/NACKチャネル割当部105は、2回目送信(1回目再送)時の上り回線データに対する応答信号を、1回目送信(初回送信)時に割り当てたACK/NACKチャネルと同一のACK/NACKチャネルに割り当てる。例えば、図9に示すように、ACK/NACKチャネル割当部105は、HARQフレーム番号が偶数のHARQフレームにおける2回目送信(1回目再送)時の上り回線データに対する応答信号を、HARQフレーム番号が奇数のHARQフレームにおける1回目送信(初回送信)時に割り当てたACK/NACKチャネルと同一のACK/NACKチャネルCH#1,CH#3,CH#4,CH#6に割り当てる。
また、基地局では、実施の形態1と同様、2回目送信(1回目再送)の上り回線データに対する応答信号が割り当てられるACK/NACKチャネルとの衝突回避を考慮して、新たな移動局に対するPDCCHを割り当てる。
図9および図10に示すように、上り回線割当用のPDCCHおよび下り回線割当用のPDCCHが配置されるCCEをHARQフレーム毎に切り替える。例えば、HARQフレーム番号が偶数のHARQフレームでは、2回目送信(1回目再送)の応答信号が、図9に従って上り回線割当用のPDCCHに割り当てられたCCE、つまり、チャネル番号がより小さいCCE(図9に示すCCE#1〜#6)に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#1〜#6のいずれかに割り当てられる。これに対し、HARQフレーム番号が偶数のHARQフレームでは、1回目送信(初回送信)の応答信号が、図10に従って上り回線割当用のPDCCHに割り当てられたCCE、つまり、チャネル番号がより大きいCCE(図10に示すCCE#12〜#7)に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#12〜#7のいずれかに割り当てられる。
また、HARQフレーム番号が奇数のHARQフレームでは、上り回線割当用のPDCCHには、CCE番号がより小さいCCEから昇順に割り当てられる。このため、HARQフレーム番号が偶数のHARQフレームでは、2回目送信(1回目再送)の応答信号が、チャネル番号がより小さいACK/NACKチャネルに割り当てられる確率がより高くなる。一方、HARQフレーム番号が偶数のHARQフレームでは、上り回線割当用のPDCCHには、CCE番号がより大きいCCEから降順に割り当てられる。このため、HARQフレーム番号が偶数のHARQフレームでは、1回目送信(初回送信)の応答信号が、チャネル番号がより大きいACK/NACKチャネルに割り当てられる確率がより高くなる。つまり、実施の形態4と同様、2回目送信(1回目再送)の応答信号が割り当てられるACK/NACKチャネルと1回目送信(初回送信)の応答信号が割り当てられるACK/NACKチャネルとが同一になる確率がより小さくなる。従って、HARQフレーム番号が偶数のHARQフレームでは、基地局は、実施の形態4と同様、2回目送信(1回目再送)の応答信号が割り当てられるACK/NACKチャネルとの衝突回避を考慮して、新たな移動局に対するPDCCHを構成するCCEを割り当てるものの、CCEの使用制限はほとんどない。また、HARQフレーム番号が奇数のHARQフレームにおいても同様である。
このようにして、本実施の形態によれば、HARQフレーム番号が奇数のHARQフレームの場合には、上り回線割当用のPDCCHをCCE番号がより小さいCCEから昇順に割り当て、HARQフレーム番号が偶数のHARQフレームの場合には、上り回線割当用のPDCCHをCCE番号がより大きいCCEから降順に割り当てる。これより、チャネル番号が最も小さいACK/NACKチャネル(図9に示すACK/NACKチャネルCH#1)が2回目送信(初回送信)に使用される場合でも、そのACK/NACKチャネルに対応するCCE番号が最も小さいCCEは、次のHARQフレームにおいて、下り回線割当用PDCCHに割り当てることができる。よって、CCE番号が最も小さいCCEが使用できなくなることを防ぐことができる。よって、本実施の形態によれば、CCE番号が最も小さいCCEが使用できなくなることを防ぐことができ、実施の形態1と同様、データ伝送効率を向上することができる。
さらに、本実施の形態によれば、例えば、HARQフレーム番号が奇数のHARQフレームでは、上り回線割当用のPDCCHとして使用される頻度がより高いCCE(CCE番号がより小さいCCE)に関連付けられたチャネル番号がより小さいACK/NACKチャネルがより高い頻度で使用される。そして、そのACK/NACKチャネルを使用した移動局の2回目送信(1回目再送)が行われるHARQフレーム番号が偶数のHARQフレームでは、新たな移動局の1回目送信(初回送信)時の上り回線データに対する応答信号は、CCE番号がより大きいCCEに関連付けられたチャネル番号がより大きいACK/NACKチャネルが使用される。このため、HARQフレーム番号が偶数のHARQフレームでは、基地局が新たな移動局への上り回線割当用のPDCCHを割り当てる際に、2回目送信(1回目再送)のACK/NACKチャネルとの衝突を回避するためのCCEの使用制限がより小さくなる。よって、本実施の形態によれば、基地局でのCCE使用効率が向上する。なお、HARQフレーム番号が奇数のHARQフレームでも同様である。
なお、3回目送信(2回目再送)が必要である場合、3回目送信(2回目再送)の応答信号が割り当てられたACK/NACKチャネルと新たな移動局の1回目送信(初回送信)の応答信号が割り当てられるACK/NACKチャネルとの衝突回避のために、新たな移動局に対するCCEの使用制限が生じる。しかし、3回目送信以降(2回目再送以降)が必要になる確率は小さく、システム全体に与える影響は少ない。
また、本実施の形態において、複数の上り回線割当用のPDCCHによって使用される
CCE数が7個以上の場合には、CCE番号が7以上のCCEで通知された移動局の2回目送信(1回目再送)時の上り回線データに対する応答信号が割り当てられたACK/NACKチャネルのチャネル番号は6以下となる。このため、新たな移動局への1回目送信(初回送信)時の上り回線データに対する応答信号が割り当てられるACK/NACKチャネルと衝突する可能性がある。よって、そのACK/NACKチャネルでの衝突を回避するために、新たな移動局に対するCCEの使用制限が生じる。しかし、複数の上り回線割当用のPDCCHによって使用されるCCE数が7個以上必要となる場合、つまり、CCE総数の半数以上が必要となる場合は稀であり、システム全体に与える影響は少ない。
以上、本発明の各実施の形態について説明した。
なお、上記実施の形態では上り回線データの応答信号を伝送する場合について説明したが、本発明を下り回線データの応答信号に適用することもできる。例えば、移動局が上記基地局100と同様の処理を行うことにより、本発明を下り回線データの応答信号に適用することができる。ただし、下り回線リソースの割当は、基地局が行う。すなわち、移動局では、上記基地局100におけるPDCCH割当部101と同様の処理を行わない。よって、移動局は下り回線データの割当要求用上り制御チャネルで使用されるCCEに関連付けられたACK/NACKチャネルを用いて応答信号を送信する。あるいは、移動局は下り回線データの割当通知用下り制御チャネルで使用されるCCEに関連付けられたACK/NACKチャネルを用いて応答信号を送信する。
また、上記実施の形態の説明で用いたPDCCHは、SCCH(Shared Control Channel)、L1/L2 Control Channel、UL grantチャネル、およびCCCH(Common Control Channel)と称されることもある。また、ACK/NACKチャネルは、PHICH(Physical Hybrid ARQ Indicator Channel)およびHICH(Hybrid ARQ Indicator Channel)と称されることもある。
また、移動局はUE、基地局はNode Bと称されることもある。
また、誤り検出の方法はCRC判定に限られない。
また、上記実施の形態では、本発明をハードウェアで構成する場合を例にとって説明したが、本発明はソフトウェアで実現することも可能である。
また、上記実施の形態の説明に用いた各機能ブロックは、典型的には集積回路であるLSIとして実現される。これらは個別に1チップ化されてもよいし、一部または全てを含むように1チップ化されてもよい。ここでは、LSIとしたが、集積度の違いにより、IC、システムLSI、スーパーLSI、ウルトラLSIと呼称されることもある。
また、集積回路化の手法はLSIに限るものではなく、専用回路または汎用プロセッサで実現してもよい。LSI製造後に、プログラムすることが可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)や、LSI内部の回路セルの接続や設定を再構成可能なリコンフィギュラブル・プロセッサを利用してもよい。
さらには、半導体技術の進歩または派生する別技術によりLSIに置き換わる集積回路化の技術が登場すれば、当然、その技術を用いて機能ブロックの集積化を行ってもよい。バイオ技術の適用等が可能性としてありえる。
2007年8月13日出願の特願2007−211103および2007年11月1日出願の特願2007−285601の日本出願に含まれる明細書、図面および要約書の開
示内容は、すべて本願に援用される。
本発明は、移動体通信システム等に適用することができる。
本発明の実施の形態1に係る基地局の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態1に係るCCEとACK/NACKチャネルとの関連付けを示す図 本発明の実施の形態2に係るCCEとACK/NACKチャネルとの関連付けを示す図 本発明の実施の形態3に係るCCEのCCE番号とACK/NACKチャネルのチャネル番号との鏡像関係を示す図 本発明の実施の形態3に係るCCEとACK/NACKチャネルとの関連付けを示す図(鏡像関係の場合) 本発明の実施の形態3に係るCCEとACK/NACKチャネルとの関連付けを示す図(巡回シフトの場合) 本発明の本実施の形態4に係るHARQフレームを示す図 本発明の実施の形態4に係るCCEとACK/NACKチャネルとの関連付けを示す図 本発明の実施の形態5に係るCCEとACK/NACKチャネルとの関連付けを示す図(HARQフレーム番号が奇数の場合) 本発明の実施の形態5に係るCCEとACK/NACKチャネルとの関連付けを示す図(HARQフレーム番号が偶数の場合)

Claims (5)

  1. 上り回線データのリソース割当情報を1つまたは複数のCCEで構成される第1制御チャネルに割り当てる第1割当手段と、
    前記上り回線データに対する応答信号を、前記上り回線データの初回送信時または2回目送信時において、前記複数のCCEのうちCCE番号が最も小さいCCE以外のCCEに関連付けられた第2制御チャネルに割り当てる第2割当手段と、
    を具備する無線通信基地局装置。
  2. 前記第2割当手段は、前記第1制御チャネルが複数のCCEで構成される場合、前記応答信号を、前記複数のCCEのうちCCE番号が最も大きいCCEに関連付けられた第2制御チャネルに割り当てる、
    請求項1記載の無線通信基地局装置。
  3. 前記第2割当手段は、前記第1制御チャネルが複数のCCEで構成される場合、前記応答信号を、前記複数のCCEのうち前記CCE番号が最も小さいCCEおよび前記CCE番号が最も大きいCCE以外のいずれかのCCEに関連付けられた第2制御チャネルに割り当てる、
    請求項1記載の無線通信基地局装置。
  4. 前記第2割当手段は、前記応答信号を、初回送信時に使用した第2制御チャネルから送信回数の昇順にシフトした第2制御チャネルに割り当てる、
    請求項1記載の無線通信基地局装置。
  5. 第1制御チャネルに割り当てられたリソース割当情報に従って割り当てられた上り回線データに対する応答信号を、前記上り回線データの初回送信時または2回目送信時において、前記複数のCCEのうちCCE番号が最も小さいCCE以外のCCEに関連付けられた第2制御チャネルに割り当てる、
    チャネル割当方法。
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