JPWO2008136194A1 - 無線通信基地局装置およびリソース共有方法 - Google Patents

無線通信基地局装置およびリソース共有方法 Download PDF

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Abstract

ACK/NACKチャネルに必要な下り回線リソースを減少させてデータ伝送効率を向上させることができる無線通信基地局装置。この装置において、割当用制御チャネル割当部(101)は、入力される上り回線割当情報#1〜#Kを割当用制御チャネルCH#1〜#Kのいずれかに割り当て、ACK/NACKチャネル割当部(105)は、各移動局に対する応答信号を、各移動局の上り回線割当情報が割り当てられた割当用制御チャネルおよび各移動局の上り回線データの送信回数に関連付けられたACK/NACKチャネルに割り当て、配置部(106)は、応答信号が割り当てられたACK/NACKチャネルを、そのACK/NACKチャネルを含む複数のACK/NACKチャネルによって共有される下り回線リソースに配置する。

Description

本発明は、無線通信基地局装置およびリソース共有方法に関する。
移動体通信では、上り回線で無線通信移動局装置(以下、単に移動局という)から無線通信基地局装置(以下、単に基地局という)へ伝送される上り回線データに対してARQ(Automatic Repeat Request)が適用され、上り回線データの誤り検出結果を示す応答信号が下り回線で移動局へフィードバックされる。基地局は上り回線データに対しCRC(Cyclic Redundancy Check)判定を行って、CRC=OK(誤り無し)であればACK(Acknowledgment)信号を、CRC=NG(誤り有り)であればNACK(Negative Acknowledgment)信号を応答信号として移動局へフィードバックする。
ここで、上り回線データに同期HARQ(Hybrid ARQ)を適用することが検討されている。同期HARQでは、基地局は上り回線データの受信後、所定時間経過後に応答信号を移動局へフィードバックし、移動局は、基地局からNACK信号がフィードバックされた場合には、NACK信号の受信後、所定時間経過後に上り回線データを基地局へ再送する。また、同期HARQにおいて、下り回線の通信リソースを効率良く使用するために、上り回線リソースを各移動局に割り当てるための下り回線の割当用制御チャネルおよび上り回線データの送信回数に、下り回線で応答信号を伝送するためのACK/NACKチャネルを関連付けることが検討されている(非特許文献1参照)。これにより、移動局は、ACK/NACKチャネルの割当情報を別途通知されなくても、基地局からの割当用制御チャネルおよび上り回線データの送信回数に従って自局宛てのACK/NACKチャネルを判断することができる。
3GPP RAN WG1 Meeting document,R1−070932,"Assignment of Downlink ACK/NACK Channel",Panasonic,February 2007
上記従来技術では、応答信号を伝送するために、割当用制御チャネル数と最大送信回数とを掛け合わせた数のACK/NACKチャネル数分だけ下り回線リソースを確保する必要がある。
しかし、想定される最大送信回数まで再送が行われることは稀であるため、多い送信回数の上り回線データに対する応答信号用に確保しているリソースは無駄である。
本発明の目的は、ACK/NACKチャネルに必要な下り回線リソースを減少させてデータ伝送効率を向上させることができる基地局およびリソース共有方法を提供することである。
本発明の基地局は、上り回線データのリソース割当情報を第1制御チャネルに割り当てる第1割当手段と、前記上り回線データに対する応答信号を、前記第1制御チャネルおよび前記上り回線データの送信回数に関連付けられた第2制御チャネルに割り当てる第2割当手段と、前記第2制御チャネルを、前記第2制御チャネルを含む複数の第2制御チャネルによって共有される下り回線リソースに配置する配置手段と、を具備する構成を採る。
本発明によれば、ACK/NACKチャネルに必要な下り回線リソースを減少させてデータ伝送効率を向上させることができる。
本発明の実施の形態1に係る基地局の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態1に係るARQのシーケンス図 本発明の実施の形態1に係る下り回線リソースを示す図(例1−1) 本発明の実施の形態1に係るARQのシーケンス図(例1−2) 本発明の実施の形態1に係る下り回線リソースを示す図(例1−3) 本発明の実施の形態1に係るMCSテーブルを示す図(例1−4) 本発明の実施の形態1に係る下り回線リソースを示す図(例1−4) 本発明の実施の形態1に係る下り回線リソースを示す図(例1−5) 本発明の実施の形態1に係る下り回線リソースを示す図(例1−6−1) 本発明の実施の形態1に係る下り回線リソースを示す図(例1−6−2) 本発明の実施の形態1に係る物理リソースを示す図 本発明の実施の形態2に係るCCEを示す図(例2−1) 本発明の実施の形態2に係る下り回線リソースを示す図(例2−1) 本発明の実施の形態2に係るCCEを示す図(例2−2) 本発明の実施の形態2に係る下り回線リソースを示す図(例2−2) 下り回線リソースを示す図(例1) 下り回線リソースを示す図(例2)
以下、本発明の実施の形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。
(実施の形態1)
本実施の形態に係る基地局100の構成を図1に示す。
なお、説明が煩雑になることを避けるために、図1では、本発明と密接に関連する上り回線割当情報の下り回線での送信、上り回線データに対する応答信号の下り回線での送信および、上り回線データの受信に係わる構成部を示し、下り回線データの送信に係わる構成部の図示および説明を省略する。
図1に示す基地局100において、割当用制御チャネル割当部101には、最大K個の移動局#1〜#Kに対して、どの上り回線リソースをどの移動局に割り当てたかを示す上り回線割当情報#1〜#Kが入力される。割当用制御チャネル割当部101は、入力される上り回線割当情報#1〜#Kを割当用制御チャネルCH#1〜#Kのいずれかに割り当てる。割当用制御チャネル割当部101は、上り回線割当情報#1〜#Kを割り当てた割当用制御チャネルそれぞれに対応する符号化・変調部102−1〜102−Kにそれぞれ出力する。また、割当用制御チャネル割当部101は、どの移動局の上り回線割当情報をどの割当用制御チャネルに割り当てたかを示す制御チャネル割当情報をACK/NACKチャネル割当部105に出力する。
符号化・変調部102−1〜102−Kは、割当用制御チャネル#1〜#Kに対応して備えられる。符号化・変調部102−1〜102−Kにおいて、各符号化部11は、入力される各上り回線割当情報を符号化して各変調部12に出力する。そして、各変調部12は、各符号化部11から入力される符号化後の各上り回線割当情報を変調して上り回線割当情報シンボルを生成し、配置部106に出力する。
変調部103は、誤り検出部112から入力される各移動局の応答信号を変調する。そして、変調部103は、変調後の応答信号をACK/NACKチャネル割当部105に出力する。
送信回数カウント部104は、誤り検出部112から入力される各移動局の応答信号に基づいて各移動局の上り回線データの送信回数をカウントする。すなわち、送信回数カウント部104は、NACK信号が連続して入力される回数をカウントし、ACK信号が入力されると送信回数をリセットする。そして、送信回数カウント部104は、送信回数をACK/NACKチャネル割当部105に出力する。
ACK/NACKチャネル割当部105は、変調部103から入力される応答信号を、割当用制御チャネル割当部101から入力される制御チャネル割当情報と送信回数カウント部104から入力される送信回数とに基づくACK/NACKチャネルに割り当てる。すなわち、ACK/NACKチャネル割当部105は、各移動局に対する応答信号を、各移動局の上り回線割当情報が割り当てられた割当用制御チャネルおよび各移動局の上り回線データの送信回数に関連付けられたACK/NACKチャネルに割り当てる。そして、ACK/NACKチャネル割当部105は、ACK/NACKチャネルに割り当てられた応答信号を配置部106に出力する。
配置部106は、上り回線割当情報シンボルが割り当てられた割当用制御チャネルを割当用制御チャネルに確保された下り回線リソースに配置し、応答信号が割り当てられたACK/NACKチャネルを、そのACK/NACKチャネルを含む複数のACK/NACKチャネルによって共有される下り回線リソースに配置する。そして、配置部106は、各チャネルを配置した後の信号を無線送信部107に出力する。ここで、下り回線リソースは複数の割当用制御チャネルにそれぞれ関連付けられた複数のACK/NACKチャネルによって共有される。下り回線リソースの共有例についての詳細な説明を後述する。
無線送信部107は、配置部106から入力される信号に対しD/A変換、増幅およびアップコンバート等の送信処理を行ってアンテナ108から各移動局へ送信する。
一方、無線受信部109は、各移動局から送信された上り回線データをアンテナ108を介して受信し、この上り回線データに対しダウンコンバート、A/D変換等の受信処理を行う。
復調部110は、上り回線データを復調し、復調後の上り回線データを復号部111に出力する。
復号部111は、復調後の上り回線データを復号し、復号後の上り回線データを誤り検出部112に出力する。
誤り検出部112は、復号後の上り回線データに対してCRC判定を用いた誤り検出を行って、CRC=OK(誤り無し)の場合はACK信号を、CRC=NG(誤り有り)の場合はNACK信号を応答信号として生成し、生成した応答信号を変調部103および送信回数カウント部104に出力する。また、誤り検出部112は、CRC=OK(誤り無し)の場合、復号後の上り回線データを受信データとして出力する。
一方、各移動局では、基地局から自局宛ての割当用制御チャネルを受信した場合、上り回線割当情報およびMCS(Modulation and Coding Scheme)に従って送信データを基地局に送信する。また、各移動局は、自局宛てに割り当てられた割当用制御チャネルおよび送信データの送信回数に関連付けられたACK/NACKチャネルに割り当てられた応答信号を受信する。ここで、各移動局では、どのACK/NACKチャネルがどの下り回線リソースに対応しているかを上位レイヤで指示されるか、予め規定される。そして、各移動局は、応答信号がACK信号である場合、次の送信データを送信するために、基地局から自局宛ての割当用制御チャネルが送信されるまで待機する。一方、各移動局は、応答信号がNACK信号である場合、送信データを再送する。
次に、本実施の形態に係る具体的なシーケンス例を図2に示す。図2に示す基地局は上記図1に示す構成を採る。ここで、割当用制御チャネルCH#xおよび送信回数yに関連付けられたACK/NACKチャネルをACK/NACKチャネルCH#x,yとする。
まず基地局は、サブフレーム1で、上り回線リソースを移動局1に割り当てることを示す上り回線割当情報を割当用制御チャネルCH#1に割り当てて送信し、上り回線リソースを移動局2に割り当てることを示す上り回線割当情報を割当用制御チャネルCH#2に割り当てて送信する。
自局宛ての上り回線割当情報を受信した移動局1は、サブフレーム2で上り回線データを送信(1回目送信)し、自局宛ての上り回線割当情報を受信した移動局2は、サブフレーム2で上り回線データを送信(1回目送信)する。
移動局1からの上り回線データを受信した基地局は、この上り回線データに対しCRC判定を行う。CRC=NG(誤り有り)の場合、基地局は、サブフレーム3で、NACK信号をフィードバックする。ここでフィードバックされるNACK信号は、割当用制御チャネルCH#1(x=1)および1回目送信(y=1)に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#1,1に割り当てられる。
一方、移動局2からの上り回線データを受信した基地局は、この上り回線データに対しCRC判定を行う。CRC=OK(誤り無し)の場合、基地局は、サブフレーム3で、ACK信号をフィードバックする。ここで、フィードバックされるACK信号は、割当用制御チャネルCH#2(x=2)および1回目送信(y=1)に関連付けられたACK/NACKチャネルCH2,1に割り当てられる。
さらに、基地局は、サブフレーム3で、上り回線リソースを移動局2に割当てることを示す上り回線割当情報を割当用制御チャネルCH#1に割り当てて送信する。
次いで、サブフレーム3でNACK信号を受信した移動局1は、サブフレーム4で上り回線データを再送(2回目送信)する。また、サブフレーム3でACK信号を受信し、さらに、自局宛ての上り回線割当情報を受信した移動局2は、サブフレーム4で上り回線データを送信(1回目送信)する。
移動局1からの上り回線データを受信した基地局は、この上り回線データに対しCRC判定を行う。CRC=OK(誤り無し)の場合、基地局は、サブフレーム5で、ACK信号をフィードバックする。ここで、フィードバックされるACK信号は、割当用制御チャネルCH#1(x=1)および2回目送信(y=2)に関連付けられたACK/NACKチャネルCH1,2に割り当てられる。
また、移動局2からの上り回線データを受信した基地局は、この上り回線データに対しCRC判定を行う。CRC=OK(誤り無し)の場合、基地局は、サブフレーム5で、ACK信号をフィードバックする。ここで、フィードバックされるACK信号は、割当用制御チャネルCH#1(x=1)および1回目送信(y=1)に関連付けられたACK/NACKチャネルCH1,1に割り当てられる。
次に、本実施の形態における下り回線リソースの共有例の詳細について説明する。以下の説明では、割当用制御チャネルは4個の割当用制御チャネルCH#1〜CH#4とし、想定する上り回線データの最大送信回数を6回とする。
<共有例1−1>
本例では、下り回線リソースは、多い送信回数に関連付けられたACK/NACKチャネルと少ない送信回数に関連付けられたACK/NACKチャネルとによって共有される。
具体的には、図3に示すように、下り回線リソース1は、割当用制御チャネルCH#1および1回目送信(初回送信)に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#1,1と割当用制御チャネルCH#2および最大送信回数の6回目送信(再送5回目)に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#2,6とによって共有される。また、下り回線リソース2は、割当用制御チャネルCH#1および2回目送信(再送1回目)に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#1,2と割当用制御チャネルCH#2および5回目送信(再送4回目)に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#2,5とによって共有される。また、下り回線リソース3は、割当用制御チャネルCH#1および3回目送信(再送2回目)に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#1,3と割当用制御チャネルCH#2および4回目送信(再送3回目)に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#2,4とによって共有される。また、下り回線リソース4は、割当用制御チャネルCH#1および4回目送信(再送3回目)に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#1,4と割当用制御チャネルCH#2および3回目送信(再送2回目)に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#2,3とによって共有される。また、下り回線リソース5は、割当用制御チャネルCH#1および5回目送信(再送4回目)に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#1,5と割当用制御チャネルCH#2および2回目送信(再送1回目)に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#2,2とによって共有される。また、下り回線リソース6は、割当用制御チャネルCH#1および最大送信回数の6回目送信(再送5回目)に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#1,6と割当用制御チャネルCH#2および1回目送信(初回送信)に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#2,1とによって共有される。
すなわち、図3に示すように、割当用制御チャネルCH#1に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#1,1〜CH#1,6は、送信回数が増加するに従い下り回線リソース1から下り回線リソース6に昇順で並ぶように配置される。また、割当用制御チャネルCH#2に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#2,1〜CH#2,6は、送信回数が増加するに従い下り回線リソース6から下り回線リソース1に降順で並ぶように配置される。
また、このとき、下り回線リソース1〜6において、多い送信回数と少ない送信回数との合計は同一である。つまり、下り回線リソース1〜6において、各々を共有するACK/NACKチャネルが関連付けられている送信回数の合計は全ての下り回線リソースで同一の7となる。
そして、下り回線リソース7〜12も同様にして、割当用制御チャネルCH#3に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#3,1〜CH#3,6および割当用制御チャネルCH#4に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#4,1〜CH#4,6において、図3に示すように、多い送信回数に関連付けられたACK/NACKチャネルと少ない送信回数に関連付けられたACK/NACKチャネルとによって共有される。つまり、図3に示すように、割当用制御チャネルCH#3に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#3,1〜CH#3,6は、送信回数が増加するに従い下り回線リソース7から下り回線リソース12に昇順で並ぶように配置される。また、割当用制御チャネルCH#4に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#4,1〜CH#4,6は、送信回数が増加するに従い下り回線リソース12から下り回線リソース7に降順で並ぶように配置される。
このように、割当用制御チャネルを4個として、上り回線データの最大送信回数を6回としたとき、各ACK/NACKチャネルにそれぞれ異なる下り回線リソースを使用する場合、24(4×6)個の下り回線リソースが必要になるのに対し、本例のように下り回線リソースを共有することで半分の12個の下り回線リソースを確保すればよい。つまり、残りの半分の12個の下り回線リソースをデータ用に確保することができ、データ伝送効率が向上する。
また、一般に、多くの移動局は少ない送信回数でデータ送信を完了することができるため、多い送信回数に関連づけられたACK/NACKチャネルが使用されることは極めて少ない。よって、図3に示す下り回線リソース1〜3(下り回線リソース7〜9)において、割当用制御チャネルCH#1(CH#3)および少ない送信回数に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#1,1〜CH#1,3(CH#3,1〜CH#3,3)は使用頻度が高く、割当用制御チャネルCH#2(CH#4)および多い送信回数に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#2,6〜CH#2,4(CH#4,6〜CH#4,4)は使用頻度が低い。
また、図3に示す下り回線リソース4〜6(下り回線リソース10〜12)において、割当用制御チャネルCH#1(CH#3)および多い送信回数に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#1,4〜CH#1,6(CH#3,4〜CH#3,6)は使用頻度が低く、割当用制御チャネルCH#2(CH#4)および少ない送信回数に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#2,3〜CH#2,1(CH#4,3〜CH#4,1)は使用頻度が高い。
これより、図3に示す下り回線リソース1〜6(下り回線リソース7〜12)において、同一下り回線リソースを共有する2つのACK/NACKチャネルが同一サブフレームで同時に使用される可能性は低くなる。
このように、本例によれば、下り回線リソースは、多い送信回数に関連付けられたACK/NACKチャネルと少ない送信回数に関連付けられたACK/NACKチャネルとによって共有される。このため、互いに異なるACK/NACKチャネルによって、下り回線リソース全体を万遍なく使用することができ、かつ、1つの下り回線リソースを共有する複数のACK/NACKチャネルが同時に使用される確率を低くすることができる。よって、ACK/NACKチャネル用の下り回線リソースを効率良く使用して、ACK/NACKチャネルに必要な下り回線リソースを削減することができる。
<共有例1−2>
共有例1−1のように、多い送信回数に関連付けられたACK/NACKチャネルと少ない送信回数に関連付けられたACK/NACKチャネルとによって下り回線リソースを共有することで、下り回線リソースを効率良く使用することができる。
しかしながら、複数の割当用制御チャネルにそれぞれ関連付けられた複数のACK/NACKチャネルで同時に同一下り回線リソースを使用することによるACK/NACKチャネルの衝突が生じる可能性は残る。例えば、割当用制御チャネルCH#1で割当てられた移動局1が4回目送信を行い、割当用制御チャネルCH#2で割当てられた移動局2が3回目送信を行った場合、基地局では、図3に示すように、ACK/NACKチャネルCH#1,4およびACK/NACKチャネルCH#2,3にそれぞれの応答信号を割当てるため、下り回線リソース4でACK/NACKチャネル同士の衝突が生じてしまう。
そこで、本例では、同一下り回線リソースでの異なるACK/NACKチャネル同士の衝突を回避するために、応答信号を、割当用制御チャネルが通知された後の上り回線データの送信回数に関連付けられたACK/NACKチャネルに割り当てる。
本例に係る割当用制御チャネル割当部101には、どの応答信号をどのACK/NACKチャネルに割り当てたかを示すACK/NACKチャネル割当情報がACK/NACKチャネル割当部105から入力される。割当用制御チャネル割当部101は、複数の応答信号が同一下り回線リソースに共有される複数のACK/NACKチャネルに同時に割り当てられるか否かをACK/NACKチャネル割当情報に基づいて判断する。そして、割当用制御チャネル割当部101は、複数の応答信号が複数のACK/NACKチャネルに同時に割り当てられる場合、それぞれのACK/NACKチャネルに関連付けられた割当用制御チャネルが割り当てられた移動局のいずれかに対する上り回線割当情報を同一割当用制御チャネルに再度割り当てる。
送信回数カウント部104には、割当用制御チャネル割当部101から制御チャネル割当情報が入力される。そして、送信回数カウント部104は、上り回線割当情報が割当制御チャネルに再度割り当てられたとき、その割当用制御チャネルが割り当てられている移動局からの上り回線データの送信回数を初期状態にする。
すなわち、割当用制御チャネルは、上り回線データの送信回数をリセットする役割を担う。
一方、移動局では、応答信号を受信するときに、同時に割当用制御チャネルも受信するようにする。そして、移動局は、NACK信号とともに自局宛ての割当用制御チャネルを受信した場合、次回以降の再送する上り回線データに対する応答信号を1回目送信に関連付けられたACK/NACKチャネルに再び戻って順次受信する。
次に、本例に係る具体的なシーケンス例を図4に示す。ここでは、共有例1−1と同様に、図3に示すように、下り回線リソースが互いに異なるACK/NACKチャネルによって共有される。
まず、基地局は、サブフレーム1で、上り回線リソースを移動局1に割り当てることを示す上り回線割当情報を割当用制御チャネルCH#1に割り当てて送信する。
自局宛ての上り回線割当情報を受信した移動局1は、サブフレーム2で上り回線データを送信(1回目送信)する。
移動局1からの上り回線データを受信した基地局は、この上り回線データに対しCRC判定を行う。CRC=NG(誤り有り)の場合、基地局は、サブフレーム3で、NACK信号をフィードバックする。ここでフィードバックされるNACK信号は、割当用制御チャネルCH#1および割当用制御チャネルCH#1が通知された後の1回目送信に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#1,1に割り当てられる。
また、基地局は、サブフレーム3で、上り回線リソースを移動局2に割り当てることを示す上り回線割当情報を割当用制御チャネルCH#2に割り当てて送信する。
サブフレーム3でNACK信号を受信した移動局1は、サブフレーム4で上り回線データを再送(2回目送信)する。また、サブフレーム3で自局宛ての上り回線割当情報を受信した移動局2は、サブフレーム4で上り回線データを送信(1回目送信)する。
そして、移動局1および移動局2からのそれぞれの上り回線データを受信した基地局は、それぞれの上り回線データに対してCRC判定を行い、それぞれCRC=NG(誤り有り)であった場合、サブフレーム5(図示せず)で各移動局に対するNACK信号をフィードバックする。ここで、移動局1に対するNACK信号は、割当用制御チャネルCH#1および割当用制御チャネルCH#1で通知された後の2回目送信に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#1,2に割り当てられる。一方、移動局2に対するNACK信号は、割当用制御チャネルCH#2および割当用制御チャネルCH#2で通知された後の1回目送信に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#2,1に割り当てられる。
さらに、サブフレーム6(図示せず)で移動局1は上り回線データを送信(3回目送信)し、移動局2は上り回線データを送信(2回目送信)する。
移動局1および移動局2からのそれぞれの上り回線データを受信した基地局は、同様にして、それぞれの上り回線データに対してCRC判定を行う。そして、基地局は、それぞれCRC=NG(誤り有り)であった場合、サブフレーム7で、各移動局に対するNACK信号をフィードバックする。移動局1に対するNACK信号は、割当用制御チャネルCH#1および割当用制御チャネルCH#1で通知された後の3回目送信に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#1,3に割り当てられ、移動局2に対するNACK信号は、割当用制御チャネルCH#2および割当用制御チャネルCH#2で通知された後の2回目送信に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#2,2に割り当てられる。
ここで、図3に示すように、ACK/NACKチャネルCH#1,3は下り回線リソース3に配置され、ACK/NACKチャネルCH#2,2は下り回線リソース5に配置される。よって、移動局1および移動局2から次のサブフレーム8で送信される上り回線データに対する応答信号は、ACK/NACKチャネルCH#1,4およびACK/NACKチャネルCH#2,3となる。つまり、同一下り回線リソース4を使用するため、ACK/NACKチャネル同士の衝突が生じてしまう。
そこで、基地局は、サブフレーム7で、移動局1にNACK信号を送信すると同時に、上り回線リソースを移動局1に割り当てることを示す上り回線割当情報をサブフレーム1のときと同一の割当用制御チャネルCH#1に割り当てて送信する。なお、割当用制御チャネルが送信される移動局は移動局1に限らず、移動局2でもよいが、送信回数のリセットを行うために割当用制御チャネルを送信する回数を低く抑えるために、ACK/NACKチャネルに関連付けられた送信回数が多い移動局に通知することが好ましい。
次いで、サブフレーム7で、NACK信号を受信した移動局1は、サブフレーム8で上り回線データを再送(4回目送信)する。ここで、サブフレーム7で自局宛ての上り回線割当情報を再度受信した移動局1は、再送された上り回線データに対する応答信号を1回目送信に関連付けられたACK/NACKチャネルで受信するように再設定する。また、サブフレーム7で、NACK信号を受信した移動局2は、サブフレーム8で上り回線データを送信(3回目送信)する。
移動局1からの上り回線データを受信した基地局は、この上り回線データに対しCRC判定を行う。CRC=OK(誤り無し)の場合、基地局は、サブフレーム9で、ACK信号をフィードバックする。ここで、フィードバックされるACK信号は、割当用制御チャネルCH#1および割当用制御チャネルCH#1で通知された後の1回目送信に関連付けられたACK/NACKチャネルCH1,1に割り当てられる。
また、移動局2からの上り回線データを受信した基地局は、この上り回線データに対しCRC判定を行う。CRC=OK(誤り無し)の場合、基地局は、サブフレーム9で、ACK信号をフィードバックする。ここで、フィードバックされるACK信号は、割当用制御チャネルCH#2および割当用制御チャネルCH#2で通知された後の3回目送信に関連付けられたACK/NACKチャネルCH2,3に割り当てられる。
このように、本例によれば、図4に示すサブフレーム9において、移動局1に対する応答信号を割り当てるACK/NACKチャネルをリセットすることで、移動局1に対する応答信号が割り当てられたACK/NACKチャネルと移動局2に対する応答信号が割り当てられたACK/NACKチャネルとが衝突することを回避することができる。
なお、本例では、割当用制御チャネルを移動局に対して再度通知した後に、1回目送信に関連付けられたACK/NACKチャネルを使用したが、本発明は、割当用制御チャネルを移動局に対して再度通知する際に、どのACK/NACKチャネルを使用するかを指示する情報を通知してもよい。
また、本例では、割当用制御チャネルを下り回線リソースの割当をリセットするために使用したが、割当用制御チャネルを、上り回線でシングルキャリア伝送が用いられる場合にデータ用リソースが分断され(Fragmentation)、データ伝送効率が悪くなることを回避するために使用してもよい。この場合、割当用制御チャネルには、どの移動局に対してどのデータ用リソースを再割当するかを示す情報を含めてもよい。
また、本例では、1回目送信(初回送信)時に上り回線リソース割当情報が割り当てられた割当用制御チャネル(例えば、割当用制御チャネルCH#1)と同一の割当用制御チャネルを下り回線リソースの割当をリセットするために使用したが、異なる割当用制御チャネル(例えば、割当用制御チャネルCH#3)を使用してもよい。この場合、次の再送に対しては新たに使用した割当用制御チャネルに関連付けられたACK/NACKチャネルを用いる。
<共有例1−3>
本例では、下り回線リソースは、多い送信回数に関連付けられたACK/NACKチャネルと少ない送信回数に関連付けられたACK/NACKチャネルとによって共有される点において共有例1−1と同一であるが、複数の下り回線リソースが、共に上り回線データの送信回数の昇順に並ぶ複数のACK/NACKチャネルによって共有される点において共有例1−1と相違する。
具体的には、図5に示すように、下り回線リソース1は、割当用制御チャネルCH#1および1回目送信(初回送信)に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#1,1と、割当用制御チャネルCH#4および4回目送信(再送3回目)に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#4,4とによって共有される。また、下り回線リソース2は、割当用制御チャネルCH#1および2回目送信(再送1回目)に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#1,2と、割当用制御チャネルCH#4および5回目送信(再送4回目)に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#4,5とによって共有される。また、下り回線リソース3は、割当用制御チャネルCH#1および3回目送信(再送2回目)に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#1,3と、割当用制御チャネルCH#4および最大送信回数の6回目送信(再送5回目)に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#4,6とによって共有される。また、下り回線リソース4は、割当用制御チャネルCH#1および4回目送信(再送3回目)に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#1,4と、割当用制御チャネルCH#2および1回目送信(初回送信)に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#2,1とによって共有される。また、下り回線リソース5は、割当用制御チャネルCH#1および5回目送信(再送4回目)に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#1,5と、割当用制御チャネルCH#2および2回目送信(再送1回目)に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#2,2とによって共有される。また、下り回線リソース6は、割当用制御チャネルCH#1および最大送信回数の6回目送信(再送5回目)に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#1,6と、割当用制御チャネルCH#2および3回目送信(再送2回目)に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#2,3とによって共有される。
同様に、図5に示すように、下り回線リソース7は、割当用制御チャネルCH#3および1回目送信(初回送信)に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#3,1と、割当用制御チャネルCH#2および4回目送信(再送3回目)に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#2,4とによって共有される。また、下り回線リソース8は、割当用制御チャネルCH#3および2回目送信(再送1回目)に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#3,2と、割当用制御チャネルCH#2および5回目送信(再送4回目)に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#2,5とによって共有される。また、下り回線リソース9は、割当用制御チャネルCH#3および3回目送信(再送2回目)に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#3,3と、割当用制御チャネルCH#2および最大送信回数の6回目送信(再送5回目)に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#2,6とによって共有される。また、下り回線リソース10は、割当用制御チャネルCH#3および4回目送信(再送3回目)に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#3,4と、割当用制御チャネルCH#4および1回目送信(初回送信)に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#4,1とによって共有される。また、下り回線リソース11は、割当用制御チャネルCH#3および5回目送信(再送4回目)に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#3,5と、割当用制御チャネルCH#4および2回目送信(再送1回目)に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#4,2とによって共有される。また、下り回線リソース12は、割当用制御チャネルCH#3および最大送信回数の6回目送信(再送5回目)に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#3,6と、割当用制御チャネルCH#4および3回目送信(再送2回目)に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#4,3とによって共有される。
すなわち、図5に示すように、割当用制御チャネルCH#1に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#1,1〜CH#1,6は、下り回線リソース1〜6において、送信回数が増加するに従い下り回線リソース1から下り回線リソース6に昇順で並ぶように配置される。また、割当用制御チャネルCH#2に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#2,1〜CH#2,6は、下り回線リソース4〜9において、送信回数が増加するに従い下り回線リソース4から下り回線リソース9に昇順で並ぶように配置される。また、割当用制御チャネルCH#3に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#3,1〜CH#3,6は、下り回線リソース7〜12において、送信回数が増加するに従い下り回線リソース7から下り回線リソース12に昇順で並ぶように配置される。また、割当用制御チャネルCH#4に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#4,1〜CH#4,6は、下り回線リソース10〜12および下り回線リソース1〜3において、送信回数が増加するに従い下り回線リソース10から下り回線リソース12および下り回線リソース1から下り回線リソース3に昇順で並ぶように配置される。つまり、下り回線リソース1〜12において、各割当用制御チャネルCH#1〜CH#4に関連付けられたACK/NACKチャネルは、図5に示すように割当制御チャネル毎に下り回線リソースを3個ずつずらして、送信回数の昇順に並んで配置される。
また、図5に示すように、下り回線リソース1〜12において、同一下り回線リソースを共有する2つのACK/NACKチャネルに関連付けられた送信回数は、(1回目送信と4回目送信)、(2回目送信と5回目送信)および(3回目送信と6回目送信)の組み合わせのいずれかである。つまり、下り回線リソースは、多い送信回数に関連付けられたACK/NACKチャネルと少ない送信回数に関連付けられたACK/NACKチャネルとによって共有されるため、同一下り回線リソースが同一サブフレームで同時に使用される可能性は低くなる。
さらに、基地局では、他の移動局に対する応答信号が、各割当用制御チャネルおよび1回目送信に関連付けられたACK/NACKチャネルと同一下り回線リソースを共有する他のACK/NACKチャネルに既に割り当てられている場合、既に割り当てられているACK/NACKチャネルと下り回線リソースを共有する1回目送信に関連付けられた割当用制御チャネル以外の割当用制御チャネルに上り回線割当情報を割り当てる。
例えば、図5に示す下り回線リソースにおいて、下り回線リソース4のACK/NACKチャネルCH#1,4に既に他の移動局に対する応答信号が割り当てられている場合、ACK/NACKチャネルCH#1,4と同一下り回線リソース4を共有するACK/NACKチャネルCH#2,1に関連付けられた割当用制御チャネルCH#2以外の割当用制御チャネルCH#1、CH#3またはCH#4のいずれかに上り回線割当情報を割り当てる。
このように、図5に示す下り回線リソース1〜12において、1回目送信に関連付けられたACK/NACKチャネルにおいて、ACK/NACKチャネル同士の衝突を予め回避すれば、送信回数が増加しても各割当用制御チャネルに関連付けられたACK/NACKチャネルは互いに平行して下り回線リソースを昇順にシフトする。そのため、ACK/NACKチャネル同士の衝突は発生しない。
このように、本例によれば、共有例1−2のようにACK/NACKチャネルの衝突を回避するために割当用制御チャネルを送信することなく、共有例1−1と同様の効果を得ることができる。また、共有例1−2のようにACK/NACKチャネルの衝突を回避するために送信した割当用制御チャネルに受信誤りが発生するとACK/NACKチャネルの衝突を回避できないことがあり得る。しかし、本例によれば、ACK/NACKチャネルの衝突を予め回避するように割当用制御チャネルを割り当てるため、確実に衝突を回避することができる。
<共有例1−4>
本例では、下り回線リソースは、高いMCSレベルの割当用制御チャネルに関連付けられたACK/NACKチャネルと低いMCSレベルの割当用制御チャネルに関連付けられたACK/NACKチャネルとによって共有される。
本例に係る割当用制御チャネル割当部101には、図示しないCQI(Channel Quality Indicator)測定部から各移動局の回線品質を示すCQI情報が入力される。割当用制御チャネル割当部101は、CQI情報に基づいて、上り回線割当情報#1〜#Kを割当用制御チャネルCH#1〜CH#Kのいずれかに割り当てる。具体的には、割当用制御チャネル割当部101は、図6に示すMCSテーブルおよびCQI情報に基づいて、上り回線割当情報を割当用制御チャネルCH#1〜CH#4のいずれかに割り当てる。例えば、CQI情報に対応するMCSが図6に示す変調方式QPSK、符号化率R=1/3の場合、割当用制御チャネル割当部101は、上り回線割当情報を割当用制御チャネルCH#1またはCH#2のいずれかに割り当てる。また、CQI情報に対応するMCSが図6に示す変調方式16QAM、符号化率R=1/2の場合、割当用制御チャネル割当部101は、上り回線割当情報を割当用制御チャネルCH#3またはCH#4のいずれかに割り当てる。
符号化・変調部102−1〜102−Kは、それぞれが異なるMCSレベルに固定して対応しており、割当用制御チャネル割当部101から入力される上り回線割当情報#1〜#KのいずれかをそれぞれのMCSに対応した符号化率で符号化し、それぞれのMCSに対応した変調方式で変調する。
本例のように複数のMCSの割当用制御チャネルが使用される場合、セル中心付近の移動局ほど、より高いMCSレベルの割当用制御チャネルが割り当てられる。
また、セル中心付近の移動局からの上り回線データを基地局では十分な送信電力によって受信できるため、セル中心付近の移動局からの上り回線データについては、誤り率特性が良く、送信回数が少なくなる。一方、セル境界付近の移動局からの上り回線データを基地局では十分な送信電力で受信することができないため、セル境界付近の移動局からの上り回線データについては、誤り率特性が悪く、送信回数が多くなる。
よって、高いMCSレベルの割当用制御チャネルが割り当てられたセル中心付近の移動局では、多い送信回数に関連付けられたACK/NACKチャネルの使用頻度が低くなる。一方、低いMCSレベルの割当用制御チャネルが割り当てられたセル境界付近の移動局では、多い送信回数に関連付けられたACK/NACKチャネルの使用頻度が高くなる。
そこで、高いMCSレベルの割当用制御チャネルに関連付けられたACK/NACKチャネルと低いMCSレベルの割当用制御チャネルに関連付けられたACK/NACKチャネルとによって下り回線リソースを共有する。これにより、同一下り回線リソースが、高いMCSレベルの割当用制御チャネルおよび多い送信回数に関連付けられたACK/NACKチャネルによって使用されずに、低いMCSレベルの割当用制御チャネルに関連付けられたACK/NACKチャネルによってのみ使用されることが多くなる。よって、ACK/NACKチャネル同士の衝突の確率が低くなる。よって、本例によれば、下り回線リソースを効率良く使用して、下り回線リソースの共有によってデータ伝送効率を向上することができる。
具体的には、図7に示すように、下り回線リソース1〜6(下り回線リソース7〜12)は、低いMCSレベルの割当用制御チャネルCH#1(CH#2)および1回目送信から6回目送信に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#1,1〜CH#1,6(ACK/NACKチャネルCH#2,1〜CH#2,6)と、高いMCSレベルの割当用制御チャネルCH#3(CH#4)および1回目送信から6回目送信に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#3,1〜CH#3,6(ACK/NACKチャネルCH#4,1〜CH#4,6)とによって共有される。
ここで、図7に示す下り回線リソース1〜6(下り回線リソース7〜12)の各下り回線リソースは、共有例1−1と同様に、多い送信回数に関連付けられたACK/NACKチャネルと少ない送信回数に関連付けられたACK/NACKチャネルとによって共有される。
このようにして、本例によれば、割当用制御チャネルが複数のMCSを使用可能な場合、下り回線リソースが、多い送信回数での下り回線リソースの使用頻度が高い(MCSレベルが低い)移動局と少ない送信回数での下り回線リソースの使用頻度が低い(MCSレベルが高い)移動局とによって共有される。このため、共有例1−1よりも下り回線リソースを効率良く使用することができる。
なお、本例では、高いMCSレベルの割当用制御チャネルと低いMCSレベルの割当用制御チャネルとにそれぞれ関連付けられた複数のACK/NACKチャネルにおいて、共有例1−1と同様に、多い送信回数に関連付けられたACK/NACKチャネルと少ない送信回数に関連付けられたACK/NACKチャネルとによって下り回線リソースを共有する場合について説明したが、共有例1−3と同様にして下り回線リソースを共有してもよい。
<共有例1−5>
本例では、下り回線リソースは、使用頻度が高い割当用制御チャネルに関連付けられたACK/NACKチャネルと使用頻度が低い割当用制御チャネルに関連付けられたACK/NACKチャネルとによって共有される。
本例に係る割当用制御チャネル割当部101は、割当用制御チャネルCH#1〜CH#4を、上り回線割当情報#1〜#4に対して割当用制御チャネルCH#1から昇順に割り当てる。例えば、上り回線割当情報が割り当てられる移動局の数が1個の場合、割当用制御チャネル割当部101は、上り回線割当情報を割当用制御チャネルCH#1に割り当て、上り回線割当情報が割り当てられる移動局の数が2個の場合、割当用制御チャネル割当部101は、各上り回線割当情報を割当用制御チャネルCH#1およびCH#2に割り当てる。
つまり、割当用制御チャネルCH#1〜CH#4において、割当用制御チャネルCH#1は上り回線割当情報が割り当てられる場合に必ず使用されるため使用頻度が最も高く、割当用制御チャネルCH#4は最大割当移動局数である4個の移動局に対して上り回線割当情報が割り当てられる場合のみに使用されるため使用頻度が最も低い。
そこで、使用頻度が高い割当用制御チャネルに関連付けられたACK/NACKチャネルと使用頻度が低い割当用制御チャネルに関連付けられたACK/NACKチャネルとによって下り回線リソースを共有する。これにより、一方のACK/NACKチャネルが使用されるときに他方のACK/NACKチャネルが使用されない確率が高くなる。よって、下り回線リソースを共有するACK/NACKチャネル同士の衝突の確率が低くなる。
以下、具体的に説明する。図8に示すように、下り回線リソース1〜6(下り回線リソース7〜12)は、使用頻度が高い割当用制御チャネルCH#1(CH#2)および1回目送信から6回目送信に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#1,1〜CH#1,6(ACK/NACKチャネルCH#2,1〜CH#2,6)と、使用頻度が低い割当用制御チャネルCH#4(CH#3)および1回目送信から6回目送信に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#4,1〜CH#4,6(ACK/NACKチャネルCH#3,1〜CH#3,6)とによって共有される。
ここで、図8に示す下り回線リソース1〜6(下り回線リソース7〜12)の各下り回線リソースは、共有例1−1と同様に、多い送信回数に関連付けられたACK/NACKチャネルと少ない送信回数に関連付けられたACK/NACKチャネルとによって共有される。
例えば、割当移動局数が2個の場合、各上り回線割当情報は、割当用制御チャネルCH#1およびCH#2に割り当てられる。よって、図8に示す下り回線リソース1〜6(下り回線リソース7〜12)では、ACK/NACKチャネルCH#1,1〜CH#1,6(ACK/NACKチャネルCH#2,1〜CH#2,6)のみが使用される。このため、ACK/NACKチャネルCH#3,1〜CH#3,6(ACK/NACKチャネルCH#4,1〜CH#4,6)と衝突することが一切無くなる。
このように、本例によれば、下り回線リソースでのACK/NACKチャネルの衝突確率が低くなるため、共有例1−1よりも下り回線リソースを効率良く使用することができる。
なお、本例では、使用頻度が高い割当用制御チャネルと使用頻度が低い割当用制御チャネルとにそれぞれ関連付けられた複数のACK/NACKチャネルにおいて、共有例1−1と同様に、多い送信回数に関連付けられたACK/NACKチャネルと少ない送信回数に関連付けられたACK/NACKチャネルとによって下り回線リソースを共有する場合について説明したが、共有例1−3と同様にして下り回線リソースを共有してもよい。
<共有例1−6>
本例では、下り回線リソースは、送信回数が多くなるほどより多いACK/NACKチャネルによって共有される。
まず、共有例1−6−1について具体的に説明する。
図9に示すように、下り回線リソース1〜8には、各割当用制御チャネルCH#1〜CH#4において、1回目送信または2回目送信にそれぞれ関連付けられたACK/NACKチャネルCH#1,1、CH#1,2、CH#2,1、CH#2,2、CH#3,1、CH#3,2、CH#4,1およびCH#4,2がそれぞれ1個ずつ配置される。
また、図9に示すように、下り回線リソース9は、割当用制御チャネルCH#1およびCH#2において、3回目送信にそれぞれ関連付けられたACK/NACKチャネルCH#1,3とCH#2,3とによって共有される。また、下り回線リソース10は、割当用制御チャネルCH#1およびCH#2において、4回目送信にそれぞれ関連付けられたACK/NACKチャネルCH#1,4とCH#2,4とによって共有される。同様に、下り回線リソース11は、割当用制御チャネルCH#3およびCH#4において、3回目送信にそれぞれ関連付けられたACK/NACKチャネルCH#3,3とCH#4,3とによって共有される。また、下り回線リソース12は、割当用制御チャネルCH#3およびCH#4において、4回目送信にそれぞれ関連付けられたACK/NACKチャネルCH#3,4とCH#4,4とによって共有される。
そして、図9に示すように、下り回線リソース13は、割当用制御チャネルCH#1〜CH#4において、5回目送信にそれぞれ関連付けられたACK/NACKチャネルCH#1,5とCH#2,5とCH#3,5とCH#4,5とによって共有される。また、下り回線リソース14は、割当用制御チャネルCH#1〜CH#4において、6回目送信にそれぞれ関連付けられたACK/NACKチャネルCH#1,6とCH#2,6とCH#3,6とCH#4,6とによって共有される。
すなわち、送信回数が1回目〜2回目では、各下り回線リソースには1個のACK/NACKチャネルのみ配置される。また、送信回数が3回目〜4回目では、各下り回線リソースが2個のACK/NACKチャネルによって共有される。また、送信回数が5回目〜6回目では、各下り回線リソースが4個のACK/NACKチャネルによって共有される。
これにより、より少ない送信回数に関連付けられたACK/NACKチャネルほど、他のACK/NACKチャネルと衝突する確率がより低くなる。一方、より多い送信回数に関連付けられたACK/NACKチャネルほど、他のACK/NACKチャネルと衝突する確率が高くなるものの、各移動局で上り回線データの送信回数が多くなることは極めて少ないため、ACK/NACKチャネル同士で衝突する確率は低くなる。
次に、共有例1−6−2について具体的に説明する。
図10に示すように、下り回線リソース1および7(下り回線リソース8および14)には、割当用制御チャネルCH#1およびCH#2(割当用制御チャネルCH#3およびCH#4)において、1回目送信にそれぞれ関連付けられたACK/NACKチャネルCH#1,1およびCH#2,1(ACK/NACKチャネルCH#3,1およびCH#4,1)がそれぞれ1個ずつ配置される。
また、図10に示すように、下り回線リソース2〜6(下り回線リソース9〜13)は、割当用制御チャネルCH#1(割当用制御チャネルCH#3)および2回目送信〜6回目送信にそれぞれ関連付けられたACK/NACKチャネルCH#1,2〜CH#1,6(ACK/NACKチャネルCH#3,2〜CH#3,6)と、割当用制御チャネルCH#2(割当用制御チャネルCH#4)および2回目送信〜6回目送信にそれぞれ関連付けられたACK/NACKチャネルCH#2,2〜CH#2,6(ACK/NACKチャネルCH#4,2〜CH#4,6)とによって共有される。
ここで、図10に示す下り回線リソース2〜6(下り回線リソース9〜13)の各下り回線リソースには、共有例1−1と同様に、多い送信回数に関連付けられたACK/NACKチャネルと少ない送信回数に関連付けられたACK/NACKチャネルとによって共有される。
基地局は移動局から送信された上り回線データに対してACK信号またはNACK信号のいずれかを必ず送信するため、各割当制御チャネルに関連付けられたACK/NACKチャネルのうち、1回目送信に対応付けられたACK/NACKチャネルは必ず使用される。
よって、図10に示すように、必ず使用される1回目送信に対応付けられたACK/NACKチャネルの下り回線リソースを他のACK/NACKチャネルと共有しないことで、確実に互いに異なるACK/NACKチャネルの衝突を回避することができる。また、再送が発生した場合に使用され得る2回目送信以降に関連付けられたACK/NACKチャネルを複数のACK/NACKチャネルによって共有することで、下り回線リソースを効率良く使用することができる。
このように、本例によれば、使用頻度が多いACK/NACKチャネルほど同一下り回線リソースを使用する他のACK/NACKチャネルの数が少なくなるため、ACK/NACKチャネル同士の衝突の確率を低くすることができる。
以上、共有例1−1〜1−6について説明した。
なお、上記図3、図5、図7、図8、図9および図10に示した下り回線リソースは論理レベルの下り回線リソースであり、実際には、物理レベルのACK/NACKチャネル用リソースに各ACK/NACKチャネルが配置される。例えば、図11に示すように、周波数領域および時間領域で定義される物理レベルのACK/NACKチャネル用リソースに図3に示す各ACK/NACKチャネルが配置される。なお、図11では、周波数および時間をACK/NACKチャネル用の物理リソースとしたが、ACK/NACKチャネル用の物理リソースとして、空間、符号を用いてもよい。また、ACK/NACKチャネル用の物理リソースは、図11に示すように連続して構成されずに、周波数領域または時間領域で分散して構成されてもよい。
このようにして本実施の形態によれば、互いに異なる割当用制御チャネルおよび互いに異なる送信回数に関連付けられたACK/NACKチャネルが効率良く下り回線リソースを共有するため、ACK/NACKチャネルが配置される下り回線リソースを削減することができ、よって、データ伝送効率を向上させることができる。
(実施の形態2)
本実施の形態では、割当用制御チャネルが複数のCCE(Control Channel Element)と呼ばれるリソース単位で構成される場合について説明する。
以下、本実施の形態における下り回線リソースの共有例の詳細について説明する。
<共有例2−1>
以下の説明では、図12に示すように、4個のCCE#1〜#4を用いる。また、割当用制御チャネルは、4個のCCEのうちのCCE番号が隣接するCCEで構成され、サブフレーム毎に可変のCCE数で構成される。例えば、図12に示すように、割当用制御チャネルCH#1はCCE#1の1つのCCEで構成され、割当用制御チャネルCH#2はCCE#2の1つのCCEで構成され、割当用制御チャネルCH#3はCCE#3およびCCE#4の2つのCCEで構成される。また、より低いMCSレベルに対応する割当用制御チャネルほど、より多くのCCEで構成される。
本例では、下り回線リソースは、互いに隣接する複数のCCEでそれぞれ構成される複数の割当用制御チャネルに関連付けられた複数のACK/NACKチャネルによって共有される。
以下、具体的に説明する。ここでは、図12に示すように4個のCCE#1〜#4を用いて割当用制御チャネルCH#1〜CH#3を構成する。ただし、基地局では、割当用制御チャネルとして、4個のCCE#1〜#4にそれぞれ対応する最大4個の割当用制御チャネルCH#1〜CH#4の下り回線リソースを予め確保する。また、想定する上り回線データの最大送信回数を6回とする。
図13に示すように、下り回線リソース1〜6(下り回線リソース7〜12)は、割当用制御チャネルCH#1(CH#3)の1回目送信から6回目送信に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#1,1〜CH#1,6(ACK/NACKチャネルCH#3,1〜CH#3,6)と、割当用制御チャネルCH#1(CH#3)に隣接する割当用制御チャネルCH#2(CH#4)の1回目送信から6回目送信に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#2,1〜CH#2,6(ACK/NACKチャネルCH#4,1〜CH#4,6)とによって共有される。
ここで、図13に示す下り回線リソース1〜6(下り回線リソース7〜12)の各下り回線リソースは、実施の形態1の共有例1−1と同様に、多い送信回数に関連付けられたACK/NACKチャネルと少ない送信回数に関連付けられたACK/NACKチャネルとによって共有される。
よって、図13に示す下り回線リソース1〜6は、CCE#1で構成される割当用制御チャネルCH#1に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#1,1〜CH#1,6とCCE#2で構成される割当用制御チャネルCH#2に関連付けられたCH#2,1〜CH#2,6とによって共有され、共有例1−1と同様の効果を得ることができる。
一方、図13に示す下り回線リソース7〜12では、割当用制御チャネルCH#3がCCE#3およびCCE#4によって構成され、割当用制御チャネルCH#3で割り当てられた移動局の上り回線データに対する応答信号は1個である。このため、ここでは割当用制御チャネルCH#4は使用されず、割当用制御チャネルCH#4に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#4,1〜CH#4,6は使用されない。すなわち、下り回線リソース7〜12では、ACK/NACKチャネルの衝突が一切発生しない。
このように、本例によれば、下り回線リソースが、互いに隣接する複数のCCEで構成される割当用制御チャネルに関連付けられた複数のACK/NACKチャネルによって共有される。このため、複数のCCEを連結して1つの割当用制御チャネルを構成する場合、ACK/NACKチャネルの衝突が無くなり、下り回線リソースを効率良く使用することができる。
なお、本例では、実施の形態1の共有例1−1と同様に、多い送信回数に関連付けられたACK/NACKチャネルと少ない送信回数に関連付けられたACK/NACKチャネルとによって下り回線リソースを共有する場合について説明したが、実施の形態1の共有例1−3と同様にして下り回線リソースを共有してもよい。
<共有例2−2>
本例では、上り回線割当用制御チャネルと下り回線割当用制御チャネルとで複数のCCEが共有して使用される場合について説明する。
以下、具体的に説明する。ここでは、図14に示すように、8個のCCE#1〜#8を用いる。また、上り回線割当用制御チャネルはCCE#1からCCE#8に昇順で使用され、下り回線割当用制御チャネルはCCE#8からCCE#1に降順で使用される。また、上り回線割当用制御チャネルとして使用されるCCE数および下り回線割当用制御チャネルとして使用されるCCE数はサブフレーム毎に可変となる。すなわち、上り回線の通信量が多い場合は上り回線割当用制御チャネルとして使用されるCCE数を多くし、下り回線の通信量が多い場合は下り回線割当用制御チャネルとして使用されるCCE数を多くする。
つまり、図14に示すCCE#1〜CCE#8において、CCE#1は上り回線割当用制御チャネルとしての使用頻度が最も高く、CCE#8は下り回線割当用制御チャネルとしての使用頻度が最も高い。換言すると、CCE#8は上り回線割当用制御チャネルとしての使用頻度が最も低い。
そこで、本例では、実施の形態1の共有例1−5と同様にして、下り回線リソースは、使用頻度が高いCCEで構成される上り回線割当用制御チャネルに関連付けられたACK/NACKチャネルと使用頻度が低いCCEで構成される上り回線割当用制御チャネルに関連付けられたACK/NACKチャネルとによって共有される。
以下、具体的に説明する。ここでは、図14に示すように、上り回線割当用制御チャネルにCCE#1〜#4が使用され、下り回線割当用制御チャネルにCCE#5〜#8が使用される。また、CCE#1〜#4によって、図14に示すように割当用制御チャネルCH#1〜CH#3が構成される。ただし、基地局では、割当用制御チャネルとして、8個のCCE#1〜#8にそれぞれ対応する最大8個の割当用制御チャネルCH#1〜CH#8の下り回線リソースを予め確保する。また、想定する上り回線データの最大送信回数を6回とする。また、ここでは、説明を簡単にするため、CCE#1で構成される上り回線割当用制御チャネルCH#1およびCCE#2で構成される上り回線割当用制御チャネルCH#2についてのみ説明する。
図15に示すように、下り回線リソース1〜6(下り回線リソース7〜12)は、割当用制御チャネルCH#1(CH#2)の1回目送信から6回目送信に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#1,1〜CH#1,6(ACK/NACKチャネルCH#2,1〜CH#2,6)と、割当用制御チャネルCH#8(CH#7)の1回目送信から6回目送信に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#8,1〜CH#8,6(ACK/NACKチャネルCH#7,1〜CH#7,6)とによって共有される。
ここで、図15に示す下り回線リソース1〜6(下り回線リソース7〜12)の各下り回線リソースには、実施の形態1の共有例1−1と同様に、多い送信回数に関連付けられたACK/NACKチャネルと少ない送信回数に関連付けられたACK/NACKチャネルとによって共有される。
図14に示すように、上り回線割当用制御チャネルにCCE#1〜#4が使用され、下り回線割当用制御チャネルにCCE#5〜#8が使用されるため、上り回線割当用制御チャネルに関連付けられたACK/NACKチャネルとして、ACK/NACKチャネルCH#8,1〜CH#8,6(ACK/NACKチャネルCH#7,1〜CH#7,6)が使用されることがない。
よって、図15に示す下り回線リソース1〜6(下り回線リソース7〜12)では、ACK/NACKチャネルCH#1,1〜CH#1,6(ACK/NACKチャネルCH#2,1〜CH#2,6)のみが使用され、ACK/NACKチャネルCH#8,1〜CH#8,6(ACK/NACKチャネルCH#7,1〜CH#7,6)と衝突することが一切無くなる。
このように、本例によれば、下り回線リソースは、使用頻度が高いACK/NACKチャネルと使用頻度が低いACK/NACKチャネルとで共有されるため、ACK/NACKチャネルが衝突する確率を低くすることができる。よって、上り回線データ割当用制御チャネルと下り回線データ割当用制御チャネルとで複数のCCEが共有して使用される場合でも、データ伝送効率を向上することができる。
なお、本例では、実施の形態1の共有例1−1と同様に、多い送信回数に関連付けられたACK/NACKチャネルと少ない送信回数に関連付けられたACK/NACKチャネルとによって下り回線リソースを共有する場合について説明したが、実施の形態1の共有例1−3と同様にして下り回線リソースを共有してもよい。
以上、共有例2−1〜2−2について説明した。
このように、本実施の形態によれば、割当用制御チャネルが複数のCCEで構成される場合でも、データ伝送効率を向上することができる。
以上、本発明の各実施の形態について説明した。
なお、上記各実施の形態では上り回線の応答信号を伝送する場合について説明したが、本発明を下り回線の応答信号に適用することもできる。例えば、移動局が上記基地局100と同様の処理を行うことにより、本発明を下り回線の応答信号に適用することができる。ただし、下り回線リソースの割当は、基地局が行う。すなわち、移動局では、上記基地局100における割当用制御チャネル割当部101と同様の処理を行わない。よって、移動局は下り回線データの割当要求用上り制御チャネルに関連付けられたACK/NACKチャネルを用いて応答信号を送信する。あるいは、移動局は下り回線データの割当通知用下り制御チャネルに関連付けられたACK/NACKチャネルを用いて応答信号を送信する。
また、上記各実施の形態では、下り回線リソースは、異なる割当用制御チャネルに関連付けられた複数のACK/NACKチャネルによって共有される場合について説明したが、下り回線リソースは、同一の割当用制御チャネルにおいて異なる送信回数に関連付けられた複数のACK/NACKチャネルによって共有されてもよい。例えば、図16に示すように、下り回線リソース1〜3において、実施の形態1の共有例1−1と同様にして、下り回線リソース1は、割当用制御チャネルCH#1および1回目送信に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#1,1と割当用制御チャネルCH#1および6回目送信に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#1,6とによって共有され、下り回線リソース2は、割当用制御チャネルCH#1および2回目送信に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#1,2と割当用制御チャネルCH#1および5回目送信に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#1,5とによって共有され、下り回線リソース3は、割当用制御チャネルCH#1および3回目送信に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#1,3と割当用制御チャネルCH#1および4回目送信に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#1,4とによって共有されてもよい。
また、図17に示すように下り回線リソース1〜3において、実施の形態1の共有例1−3と同様にして、下り回線リソース1は、割当用制御チャネルCH#1および1回目送信に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#1,1と割当用制御チャネルCH#1および4回目送信に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#1,4とによって共有され、下り回線リソース2は、割当用制御チャネルCH#1および2回目送信に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#1,2と割当用制御チャネルCH#1および5回目送信に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#1,5とによって共有され、下り回線リソース3は、割当用制御チャネルCH#1および3回目送信に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#1,3と割当用制御チャネルCH#1および6回目送信に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#1,6とによって共有されてもよい。
また、上記各実施の形態の説明で用いた割当用制御チャネルは、一般的にはPDCCH(Physical Downlink Control Channel)、SCCH(Shared Control Channel)、L1/L2 Control Channel、UL grantチャネル、およびCCCH(Common Control Channel)と称されることもある。また、ACK/NACKチャネルは、HICH(Hybrid ARQ Indicator Channel)と称されることもある。
また、上記各実施の形態では、全ての下り回線リソースについて複数のACK/NACKチャネルによって共有する場合について説明したが、本発明は一部の下り回線リソースに対して適用してもよい。
また、本発明は、上記各実施の形態で説明した下り回線リソース共有例を組み合わせて下り回線リソースを共有してもよい。
また、上記各実施の形態では、2個のACK/NACKチャネルを1つの下り回線リソースで共有する場合について説明したが、2個のACK/NACKチャネルに限らず、3個以上のACK/NACKチャネルを1つの下り回線リソースで共有してもよい。
また、移動局はUE、基地局はNode Bと称されることもある。
また、誤り検出の方法はCRC判定に限られない。
また、上記実施の形態では、本発明をハードウェアで構成する場合を例にとって説明したが、本発明はソフトウェアで実現することも可能である。
また、上記実施の形態の説明に用いた各機能ブロックは、典型的には集積回路であるLSIとして実現される。これらは個別に1チップ化されてもよいし、一部または全てを含むように1チップ化されてもよい。ここでは、LSIとしたが、集積度の違いにより、IC、システムLSI、スーパーLSI、ウルトラLSIと呼称されることもある。
また、集積回路化の手法はLSIに限るものではなく、専用回路または汎用プロセッサで実現してもよい。LSI製造後に、プログラムすることが可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)や、LSI内部の回路セルの接続や設定を再構成可能なリコンフィギュラブル・プロセッサーを利用してもよい。
さらには、半導体技術の進歩または派生する別技術によりLSIに置き換わる集積回路化の技術が登場すれば、当然、その技術を用いて機能ブロックの集積化を行ってもよい。バイオ技術の適用等が可能性としてありえる。
2007年5月1日出願の特願2007−120848の日本出願に含まれる明細書、図面および要約書の開示内容は、すべて本願に援用される。
本発明は、移動体通信システム等に適用することができる。
本発明は、無線通信基地局装置およびリソース共有方法に関する。
移動体通信では、上り回線で無線通信移動局装置(以下、単に移動局という)から無線通信基地局装置(以下、単に基地局という)へ伝送される上り回線データに対してARQ(Automatic Repeat Request)が適用され、上り回線データの誤り検出結果を示す応答信号が下り回線で移動局へフィードバックされる。基地局は上り回線データに対しCRC(Cyclic Redundancy Check)判定を行って、CRC=OK(誤り無し)であればACK(Acknowledgment)信号を、CRC=NG(誤り有り)であればNACK(Negative Acknowledgment)信号を応答信号として移動局へフィードバックする。
ここで、上り回線データに同期HARQ(Hybrid ARQ)を適用することが検討されている。同期HARQでは、基地局は上り回線データの受信後、所定時間経過後に応答信号を移動局へフィードバックし、移動局は、基地局からNACK信号がフィードバックされた場合には、NACK信号の受信後、所定時間経過後に上り回線データを基地局へ再送する。また、同期HARQにおいて、下り回線の通信リソースを効率良く使用するために、上り回線リソースを各移動局に割り当てるための下り回線の割当用制御チャネルおよび上り回線データの送信回数に、下り回線で応答信号を伝送するためのACK/NACKチャネルを関連付けることが検討されている(非特許文献1参照)。これにより、移動局は、ACK/NACKチャネルの割当情報を別途通知されなくても、基地局からの割当用制御チャネルおよび上り回線データの送信回数に従って自局宛てのACK/NACKチャネルを判断することができる。
3GPP RAN WG1 Meeting document, R1-070932, "Assignment of Downlink ACK/NACK Channel", Panasonic, February 2007
上記従来技術では、応答信号を伝送するために、割当用制御チャネル数と最大送信回数とを掛け合わせた数のACK/NACKチャネル数分だけ下り回線リソースを確保する必要がある。
しかし、想定される最大送信回数まで再送が行われることは稀であるため、多い送信回数の上り回線データに対する応答信号用に確保しているリソースは無駄である。
本発明の目的は、ACK/NACKチャネルに必要な下り回線リソースを減少させてデータ伝送効率を向上させることができる基地局およびリソース共有方法を提供することである。
本発明の基地局は、上り回線データのリソース割当情報を第1制御チャネルに割り当てる第1割当手段と、前記上り回線データに対する応答信号を、前記第1制御チャネルおよび前記上り回線データの送信回数に関連付けられた第2制御チャネルに割り当てる第2割当手段と、前記第2制御チャネルを、前記第2制御チャネルを含む複数の第2制御チャネルによって共有される下り回線リソースに配置する配置手段と、を具備する構成を採る。
本発明によれば、ACK/NACKチャネルに必要な下り回線リソースを減少させてデータ伝送効率を向上させることができる。
以下、本発明の実施の形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。
(実施の形態1)
本実施の形態に係る基地局100の構成を図1に示す。
なお、説明が煩雑になることを避けるために、図1では、本発明と密接に関連する上り回線割当情報の下り回線での送信、上り回線データに対する応答信号の下り回線での送信および、上り回線データの受信に係わる構成部を示し、下り回線データの送信に係わる構成部の図示および説明を省略する。
図1に示す基地局100において、割当用制御チャネル割当部101には、最大K個の移動局#1〜#Kに対して、どの上り回線リソースをどの移動局に割り当てたかを示す上り回線割当情報#1〜#Kが入力される。割当用制御チャネル割当部101は、入力される上り回線割当情報#1〜#Kを割当用制御チャネルCH#1〜#Kのいずれかに割り当てる。割当用制御チャネル割当部101は、上り回線割当情報#1〜#Kを割り当てた割当用制御チャネルそれぞれに対応する符号化・変調部102−1〜102−Kにそれぞれ出力する。また、割当用制御チャネル割当部101は、どの移動局の上り回線割当情報をどの割当用制御チャネルに割り当てたかを示す制御チャネル割当情報をACK/NACKチャネル割当部105に出力する。
符号化・変調部102−1〜102−Kは、割当用制御チャネル#1〜#Kに対応して備えられる。符号化・変調部102−1〜102−Kにおいて、各符号化部11は、入力される各上り回線割当情報を符号化して各変調部12に出力する。そして、各変調部12は、各符号化部11から入力される符号化後の各上り回線割当情報を変調して上り回線割当情報シンボルを生成し、配置部106に出力する。
変調部103は、誤り検出部112から入力される各移動局の応答信号を変調する。そ
して、変調部103は、変調後の応答信号をACK/NACKチャネル割当部105に出力する。
送信回数カウント部104は、誤り検出部112から入力される各移動局の応答信号に基づいて各移動局の上り回線データの送信回数をカウントする。すなわち、送信回数カウント部104は、NACK信号が連続して入力される回数をカウントし、ACK信号が入力されると送信回数をリセットする。そして、送信回数カウント部104は、送信回数をACK/NACKチャネル割当部105に出力する。
ACK/NACKチャネル割当部105は、変調部103から入力される応答信号を、割当用制御チャネル割当部101から入力される制御チャネル割当情報と送信回数カウント部104から入力される送信回数とに基づくACK/NACKチャネルに割り当てる。すなわち、ACK/NACKチャネル割当部105は、各移動局に対する応答信号を、各移動局の上り回線割当情報が割り当てられた割当用制御チャネルおよび各移動局の上り回線データの送信回数に関連付けられたACK/NACKチャネルに割り当てる。そして、ACK/NACKチャネル割当部105は、ACK/NACKチャネルに割り当てられた応答信号を配置部106に出力する。
配置部106は、上り回線割当情報シンボルが割り当てられた割当用制御チャネルを割当用制御チャネルに確保された下り回線リソースに配置し、応答信号が割り当てられたACK/NACKチャネルを、そのACK/NACKチャネルを含む複数のACK/NACKチャネルによって共有される下り回線リソースに配置する。そして、配置部106は、各チャネルを配置した後の信号を無線送信部107に出力する。ここで、下り回線リソースは複数の割当用制御チャネルにそれぞれ関連付けられた複数のACK/NACKチャネルによって共有される。下り回線リソースの共有例についての詳細な説明を後述する。
無線送信部107は、配置部106から入力される信号に対しD/A変換、増幅およびアップコンバート等の送信処理を行ってアンテナ108から各移動局へ送信する。
一方、無線受信部109は、各移動局から送信された上り回線データをアンテナ108を介して受信し、この上り回線データに対しダウンコンバート、A/D変換等の受信処理を行う。
復調部110は、上り回線データを復調し、復調後の上り回線データを復号部111に出力する。
復号部111は、復調後の上り回線データを復号し、復号後の上り回線データを誤り検出部112に出力する。
誤り検出部112は、復号後の上り回線データに対してCRC判定を用いた誤り検出を行って、CRC=OK(誤り無し)の場合はACK信号を、CRC=NG(誤り有り)の場合はNACK信号を応答信号として生成し、生成した応答信号を変調部103および送信回数カウント部104に出力する。また、誤り検出部112は、CRC=OK(誤り無し)の場合、復号後の上り回線データを受信データとして出力する。
一方、各移動局では、基地局から自局宛ての割当用制御チャネルを受信した場合、上り回線割当情報およびMCS(Modulation and Coding Scheme)に従って送信データを基地局に送信する。また、各移動局は、自局宛てに割り当てられた割当用制御チャネルおよび送信データの送信回数に関連付けられたACK/NACKチャネルに割り当てられた応答信号を受信する。ここで、各移動局では、どのACK/NACKチャネルがどの下り回線
リソースに対応しているかを上位レイヤで指示されるか、予め規定される。そして、各移動局は、応答信号がACK信号である場合、次の送信データを送信するために、基地局から自局宛ての割当用制御チャネルが送信されるまで待機する。一方、各移動局は、応答信号がNACK信号である場合、送信データを再送する。
次に、本実施の形態に係る具体的なシーケンス例を図2に示す。図2に示す基地局は上記図1に示す構成を採る。ここで、割当用制御チャネルCH#xおよび送信回数yに関連付けられたACK/NACKチャネルをACK/NACKチャネルCH#x,yとする。
まず基地局は、サブフレーム1で、上り回線リソースを移動局1に割り当てることを示す上り回線割当情報を割当用制御チャネルCH#1に割り当てて送信し、上り回線リソースを移動局2に割り当てることを示す上り回線割当情報を割当用制御チャネルCH#2に割り当てて送信する。
自局宛ての上り回線割当情報を受信した移動局1は、サブフレーム2で上り回線データを送信(1回目送信)し、自局宛ての上り回線割当情報を受信した移動局2は、サブフレーム2で上り回線データを送信(1回目送信)する。
移動局1からの上り回線データを受信した基地局は、この上り回線データに対しCRC判定を行う。CRC=NG(誤り有り)の場合、基地局は、サブフレーム3で、NACK信号をフィードバックする。ここでフィードバックされるNACK信号は、割当用制御チャネルCH#1(x=1)および1回目送信(y=1)に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#1,1に割り当てられる。
一方、移動局2からの上り回線データを受信した基地局は、この上り回線データに対しCRC判定を行う。CRC=OK(誤り無し)の場合、基地局は、サブフレーム3で、ACK信号をフィードバックする。ここで、フィードバックされるACK信号は、割当用制御チャネルCH#2(x=2)および1回目送信(y=1)に関連付けられたACK/NACKチャネルCH2,1に割り当てられる。
さらに、基地局は、サブフレーム3で、上り回線リソースを移動局2に割当てることを示す上り回線割当情報を割当用制御チャネルCH#1に割り当てて送信する。
次いで、サブフレーム3でNACK信号を受信した移動局1は、サブフレーム4で上り回線データを再送(2回目送信)する。また、サブフレーム3でACK信号を受信し、さらに、自局宛ての上り回線割当情報を受信した移動局2は、サブフレーム4で上り回線データを送信(1回目送信)する。
移動局1からの上り回線データを受信した基地局は、この上り回線データに対しCRC判定を行う。CRC=OK(誤り無し)の場合、基地局は、サブフレーム5で、ACK信号をフィードバックする。ここで、フィードバックされるACK信号は、割当用制御チャネルCH#1(x=1)および2回目送信(y=2)に関連付けられたACK/NACKチャネルCH1,2に割り当てられる。
また、移動局2からの上り回線データを受信した基地局は、この上り回線データに対しCRC判定を行う。CRC=OK(誤り無し)の場合、基地局は、サブフレーム5で、ACK信号をフィードバックする。ここで、フィードバックされるACK信号は、割当用制御チャネルCH#1(x=1)および1回目送信(y=1)に関連付けられたACK/NACKチャネルCH1,1に割り当てられる。
次に、本実施の形態における下り回線リソースの共有例の詳細について説明する。以下の説明では、割当用制御チャネルは4個の割当用制御チャネルCH#1〜CH#4とし、想定する上り回線データの最大送信回数を6回とする。
<共有例1−1>
本例では、下り回線リソースは、多い送信回数に関連付けられたACK/NACKチャネルと少ない送信回数に関連付けられたACK/NACKチャネルとによって共有される。
具体的には、図3に示すように、下り回線リソース1は、割当用制御チャネルCH#1および1回目送信(初回送信)に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#1,1と割当用制御チャネルCH#2および最大送信回数の6回目送信(再送5回目)に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#2,6とによって共有される。また、下り回線リソース2は、割当用制御チャネルCH#1および2回目送信(再送1回目)に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#1,2と割当用制御チャネルCH#2および5回目送信(再送4回目)に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#2,5とによって共有される。また、下り回線リソース3は、割当用制御チャネルCH#1および3回目送信(再送2回目)に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#1,3と割当用制御チャネルCH#2および4回目送信(再送3回目)に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#2,4とによって共有される。また、下り回線リソース4は、割当用制御チャネルCH#1および4回目送信(再送3回目)に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#1,4と割当用制御チャネルCH#2および3回目送信(再送2回目)に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#2,3とによって共有される。また、下り回線リソース5は、割当用制御チャネルCH#1および5回目送信(再送4回目)に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#1,5と割当用制御チャネルCH#2および2回目送信(再送1回目)に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#2,2とによって共有される。また、下り回線リソース6は、割当用制御チャネルCH#1および最大送信回数の6回目送信(再送5回目)に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#1,6と割当用制御チャネルCH#2および1回目送信(初回送信)に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#2,1とによって共有される。
すなわち、図3に示すように、割当用制御チャネルCH#1に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#1,1〜CH#1,6は、送信回数が増加するに従い下り回線リソース1から下り回線リソース6に昇順で並ぶように配置される。また、割当用制御チャネルCH#2に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#2,1〜CH#2,6は、送信回数が増加するに従い下り回線リソース6から下り回線リソース1に降順で並ぶように配置される。
また、このとき、下り回線リソース1〜6において、多い送信回数と少ない送信回数との合計は同一である。つまり、下り回線リソース1〜6において、各々を共有するACK/NACKチャネルが関連付けられている送信回数の合計は全ての下り回線リソースで同一の7となる。
そして、下り回線リソース7〜12も同様にして、割当用制御チャネルCH#3に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#3,1〜CH#3,6および割当用制御チャネルCH#4に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#4,1〜CH#4,6において、図3に示すように、多い送信回数に関連付けられたACK/NACKチャネルと少ない送信回数に関連付けられたACK/NACKチャネルとによって共有される。つまり、図3に示すように、割当用制御チャネルCH#3に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#3,1〜CH#3,6は、送信回数が増加するに従い下り回線リソース7
から下り回線リソース12に昇順で並ぶように配置される。また、割当用制御チャネルCH#4に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#4,1〜CH#4,6は、送信回数が増加するに従い下り回線リソース12から下り回線リソース7に降順で並ぶように配置される。
このように、割当用制御チャネルを4個として、上り回線データの最大送信回数を6回としたとき、各ACK/NACKチャネルにそれぞれ異なる下り回線リソースを使用する場合、24(4×6)個の下り回線リソースが必要になるのに対し、本例のように下り回線リソースを共有することで半分の12個の下り回線リソースを確保すればよい。つまり、残りの半分の12個の下り回線リソースをデータ用に確保することができ、データ伝送効率が向上する。
また、一般に、多くの移動局は少ない送信回数でデータ送信を完了することができるため、多い送信回数に関連づけられたACK/NACKチャネルが使用されることは極めて少ない。よって、図3に示す下り回線リソース1〜3(下り回線リソース7〜9)において、割当用制御チャネルCH#1(CH#3)および少ない送信回数に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#1,1〜CH#1,3(CH#3,1〜CH#3,3)は使用頻度が高く、割当用制御チャネルCH#2(CH#4)および多い送信回数に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#2,6〜CH#2,4(CH#4,6〜CH#4,4)は使用頻度が低い。
また、図3に示す下り回線リソース4〜6(下り回線リソース10〜12)において、割当用制御チャネルCH#1(CH#3)および多い送信回数に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#1,4〜CH#1,6(CH#3,4〜CH#3,6)は使用頻度が低く、割当用制御チャネルCH#2(CH#4)および少ない送信回数に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#2,3〜CH#2,1(CH#4,3〜CH#4,1)は使用頻度が高い。
これより、図3に示す下り回線リソース1〜6(下り回線リソース7〜12)において、同一下り回線リソースを共有する2つのACK/NACKチャネルが同一サブフレームで同時に使用される可能性は低くなる。
このように、本例によれば、下り回線リソースは、多い送信回数に関連付けられたACK/NACKチャネルと少ない送信回数に関連付けられたACK/NACKチャネルとによって共有される。このため、互いに異なるACK/NACKチャネルによって、下り回線リソース全体を万遍なく使用することができ、かつ、1つの下り回線リソースを共有する複数のACK/NACKチャネルが同時に使用される確率を低くすることができる。よって、ACK/NACKチャネル用の下り回線リソースを効率良く使用して、ACK/NACKチャネルに必要な下り回線リソースを削減することができる。
<共有例1−2>
共有例1−1のように、多い送信回数に関連付けられたACK/NACKチャネルと少ない送信回数に関連付けられたACK/NACKチャネルとによって下り回線リソースを共有することで、下り回線リソースを効率良く使用することができる。
しかしながら、複数の割当用制御チャネルにそれぞれ関連付けられた複数のACK/NACKチャネルで同時に同一下り回線リソースを使用することによるACK/NACKチャネルの衝突が生じる可能性は残る。例えば、割当用制御チャネルCH#1で割当てられた移動局1が4回目送信を行い、割当用制御チャネルCH#2で割当てられた移動局2が3回目送信を行った場合、基地局では、図3に示すように、ACK/NACKチャネルC
H#1,4およびACK/NACKチャネルCH#2,3にそれぞれの応答信号を割当てるため、下り回線リソース4でACK/NACKチャネル同士の衝突が生じてしまう。
そこで、本例では、同一下り回線リソースでの異なるACK/NACKチャネル同士の衝突を回避するために、応答信号を、割当用制御チャネルが通知された後の上り回線データの送信回数に関連付けられたACK/NACKチャネルに割り当てる。
本例に係る割当用制御チャネル割当部101には、どの応答信号をどのACK/NACKチャネルに割り当てたかを示すACK/NACKチャネル割当情報がACK/NACKチャネル割当部105から入力される。割当用制御チャネル割当部101は、複数の応答信号が同一下り回線リソースに共有される複数のACK/NACKチャネルに同時に割り当てられるか否かをACK/NACKチャネル割当情報に基づいて判断する。そして、割当用制御チャネル割当部101は、複数の応答信号が複数のACK/NACKチャネルに同時に割り当てられる場合、それぞれのACK/NACKチャネルに関連付けられた割当用制御チャネルが割り当てられた移動局のいずれかに対する上り回線割当情報を同一割当用制御チャネルに再度割り当てる。
送信回数カウント部104には、割当用制御チャネル割当部101から制御チャネル割当情報が入力される。そして、送信回数カウント部104は、上り回線割当情報が割当制御チャネルに再度割り当てられたとき、その割当用制御チャネルが割り当てられている移動局からの上り回線データの送信回数を初期状態にする。
すなわち、割当用制御チャネルは、上り回線データの送信回数をリセットする役割を担う。
一方、移動局では、応答信号を受信するときに、同時に割当用制御チャネルも受信するようにする。そして、移動局は、NACK信号とともに自局宛ての割当用制御チャネルを受信した場合、次回以降の再送する上り回線データに対する応答信号を1回目送信に関連付けられたACK/NACKチャネルに再び戻って順次受信する。
次に、本例に係る具体的なシーケンス例を図4に示す。ここでは、共有例1−1と同様に、図3に示すように、下り回線リソースが互いに異なるACK/NACKチャネルによって共有される。
まず、基地局は、サブフレーム1で、上り回線リソースを移動局1に割り当てることを示す上り回線割当情報を割当用制御チャネルCH#1に割り当てて送信する。
自局宛ての上り回線割当情報を受信した移動局1は、サブフレーム2で上り回線データを送信(1回目送信)する。
移動局1からの上り回線データを受信した基地局は、この上り回線データに対しCRC判定を行う。CRC=NG(誤り有り)の場合、基地局は、サブフレーム3で、NACK信号をフィードバックする。ここでフィードバックされるNACK信号は、割当用制御チャネルCH#1および割当用制御チャネルCH#1が通知された後の1回目送信に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#1,1に割り当てられる。
また、基地局は、サブフレーム3で、上り回線リソースを移動局2に割り当てることを示す上り回線割当情報を割当用制御チャネルCH#2に割り当てて送信する。
サブフレーム3でNACK信号を受信した移動局1は、サブフレーム4で上り回線デー
タを再送(2回目送信)する。また、サブフレーム3で自局宛ての上り回線割当情報を受信した移動局2は、サブフレーム4で上り回線データを送信(1回目送信)する。
そして、移動局1および移動局2からのそれぞれの上り回線データを受信した基地局は、それぞれの上り回線データに対してCRC判定を行い、それぞれCRC=NG(誤り有り)であった場合、サブフレーム5(図示せず)で各移動局に対するNACK信号をフィードバックする。ここで、移動局1に対するNACK信号は、割当用制御チャネルCH#1および割当用制御チャネルCH#1で通知された後の2回目送信に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#1,2に割り当てられる。一方、移動局2に対するNACK信号は、割当用制御チャネルCH#2および割当用制御チャネルCH#2で通知された後の1回目送信に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#2,1に割り当てられる。
さらに、サブフレーム6(図示せず)で移動局1は上り回線データを送信(3回目送信)し、移動局2は上り回線データを送信(2回目送信)する。
移動局1および移動局2からのそれぞれの上り回線データを受信した基地局は、同様にして、それぞれの上り回線データに対してCRC判定を行う。そして、基地局は、それぞれCRC=NG(誤り有り)であった場合、サブフレーム7で、各移動局に対するNACK信号をフィードバックする。移動局1に対するNACK信号は、割当用制御チャネルCH#1および割当用制御チャネルCH#1で通知された後の3回目送信に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#1,3に割り当てられ、移動局2に対するNACK信号は、割当用制御チャネルCH#2および割当用制御チャネルCH#2で通知された後の2回目送信に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#2,2に割り当てられる。
ここで、図3に示すように、ACK/NACKチャネルCH#1,3は下り回線リソース3に配置され、ACK/NACKチャネルCH#2,2は下り回線リソース5に配置される。よって、移動局1および移動局2から次のサブフレーム8で送信される上り回線データに対する応答信号は、ACK/NACKチャネルCH#1,4およびACK/NACKチャネルCH#2,3となる。つまり、同一下り回線リソース4を使用するため、ACK/NACKチャネル同士の衝突が生じてしまう。
そこで、基地局は、サブフレーム7で、移動局1にNACK信号を送信すると同時に、上り回線リソースを移動局1に割り当てることを示す上り回線割当情報をサブフレーム1のときと同一の割当用制御チャネルCH#1に割り当てて送信する。なお、割当用制御チャネルが送信される移動局は移動局1に限らず、移動局2でもよいが、送信回数のリセットを行うために割当用制御チャネルを送信する回数を低く抑えるために、ACK/NACKチャネルに関連付けられた送信回数が多い移動局に通知することが好ましい。
次いで、サブフレーム7で、NACK信号を受信した移動局1は、サブフレーム8で上り回線データを再送(4回目送信)する。ここで、サブフレーム7で自局宛ての上り回線割当情報を再度受信した移動局1は、再送された上り回線データに対する応答信号を1回目送信に関連付けられたACK/NACKチャネルで受信するように再設定する。また、サブフレーム7で、NACK信号を受信した移動局2は、サブフレーム8で上り回線データを送信(3回目送信)する。
移動局1からの上り回線データを受信した基地局は、この上り回線データに対しCRC判定を行う。CRC=OK(誤り無し)の場合、基地局は、サブフレーム9で、ACK信号をフィードバックする。ここで、フィードバックされるACK信号は、割当用制御チャネルCH#1および割当用制御チャネルCH#1で通知された後の1回目送信に関連付け
られたACK/NACKチャネルCH1,1に割り当てられる。
また、移動局2からの上り回線データを受信した基地局は、この上り回線データに対しCRC判定を行う。CRC=OK(誤り無し)の場合、基地局は、サブフレーム9で、ACK信号をフィードバックする。ここで、フィードバックされるACK信号は、割当用制御チャネルCH#2および割当用制御チャネルCH#2で通知された後の3回目送信に関連付けられたACK/NACKチャネルCH2,3に割り当てられる。
このように、本例によれば、図4に示すサブフレーム9において、移動局1に対する応答信号を割り当てるACK/NACKチャネルをリセットすることで、移動局1に対する応答信号が割り当てられたACK/NACKチャネルと移動局2に対する応答信号が割り当てられたACK/NACKチャネルとが衝突することを回避することができる。
なお、本例では、割当用制御チャネルを移動局に対して再度通知した後に、1回目送信に関連付けられたACK/NACKチャネルを使用したが、本発明は、割当用制御チャネルを移動局に対して再度通知する際に、どのACK/NACKチャネルを使用するかを指示する情報を通知してもよい。
また、本例では、割当用制御チャネルを下り回線リソースの割当をリセットするために使用したが、割当用制御チャネルを、上り回線でシングルキャリア伝送が用いられる場合にデータ用リソースが分断され(Fragmentation)、データ伝送効率が悪くなることを回避するために使用してもよい。この場合、割当用制御チャネルには、どの移動局に対してどのデータ用リソースを再割当するかを示す情報を含めてもよい。
また、本例では、1回目送信(初回送信)時に上り回線リソース割当情報が割り当てられた割当用制御チャネル(例えば、割当用制御チャネルCH#1)と同一の割当用制御チャネルを下り回線リソースの割当をリセットするために使用したが、異なる割当用制御チャネル(例えば、割当用制御チャネルCH#3)を使用してもよい。この場合、次の再送に対しては新たに使用した割当用制御チャネルに関連付けられたACK/NACKチャネルを用いる。
<共有例1−3>
本例では、下り回線リソースは、多い送信回数に関連付けられたACK/NACKチャネルと少ない送信回数に関連付けられたACK/NACKチャネルとによって共有される点において共有例1−1と同一であるが、複数の下り回線リソースが、共に上り回線データの送信回数の昇順に並ぶ複数のACK/NACKチャネルによって共有される点において共有例1−1と相違する。
具体的には、図5に示すように、下り回線リソース1は、割当用制御チャネルCH#1および1回目送信(初回送信)に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#1,1と、割当用制御チャネルCH#4および4回目送信(再送3回目)に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#4,4とによって共有される。また、下り回線リソース2は、割当用制御チャネルCH#1および2回目送信(再送1回目)に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#1,2と、割当用制御チャネルCH#4および5回目送信(再送4回目)に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#4,5とによって共有される。また、下り回線リソース3は、割当用制御チャネルCH#1および3回目送信(再送2回目)に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#1,3と、割当用制御チャネルCH#4および最大送信回数の6回目送信(再送5回目)に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#4,6とによって共有される。また、下り回線リソース4は、割当用制御チャネルCH#1および4回目送信(再送3回目)に関連付けられたACK/NA
CKチャネルCH#1,4と、割当用制御チャネルCH#2および1回目送信(初回送信)に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#2,1とによって共有される。また、下り回線リソース5は、割当用制御チャネルCH#1および5回目送信(再送4回目)に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#1,5と、割当用制御チャネルCH#2および2回目送信(再送1回目)に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#2,2とによって共有される。また、下り回線リソース6は、割当用制御チャネルCH#1および最大送信回数の6回目送信(再送5回目)に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#1,6と、割当用制御チャネルCH#2および3回目送信(再送2回目)に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#2,3とによって共有される。
同様に、図5に示すように、下り回線リソース7は、割当用制御チャネルCH#3および1回目送信(初回送信)に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#3,1と、割当用制御チャネルCH#2および4回目送信(再送3回目)に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#2,4とによって共有される。また、下り回線リソース8は、割当用制御チャネルCH#3および2回目送信(再送1回目)に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#3,2と、割当用制御チャネルCH#2および5回目送信(再送4回目)に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#2,5とによって共有される。また、下り回線リソース9は、割当用制御チャネルCH#3および3回目送信(再送2回目)に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#3,3と、割当用制御チャネルCH#2および最大送信回数の6回目送信(再送5回目)に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#2,6とによって共有される。また、下り回線リソース10は、割当用制御チャネルCH#3および4回目送信(再送3回目)に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#3,4と、割当用制御チャネルCH#4および1回目送信(初回送信)に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#4,1とによって共有される。また、下り回線リソース11は、割当用制御チャネルCH#3および5回目送信(再送4回目)に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#3,5と、割当用制御チャネルCH#4および2回目送信(再送1回目)に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#4,2とによって共有される。また、下り回線リソース12は、割当用制御チャネルCH#3および最大送信回数の6回目送信(再送5回目)に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#3,6と、割当用制御チャネルCH#4および3回目送信(再送2回目)に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#4,3とによって共有される。
すなわち、図5に示すように、割当用制御チャネルCH#1に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#1,1〜CH#1,6は、下り回線リソース1〜6において、送信回数が増加するに従い下り回線リソース1から下り回線リソース6に昇順で並ぶように配置される。また、割当用制御チャネルCH#2に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#2,1〜CH#2,6は、下り回線リソース4〜9において、送信回数が増加するに従い下り回線リソース4から下り回線リソース9に昇順で並ぶように配置される。また、割当用制御チャネルCH#3に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#3,1〜CH#3,6は、下り回線リソース7〜12において、送信回数が増加するに従い下り回線リソース7から下り回線リソース12に昇順で並ぶように配置される。また、割当用制御チャネルCH#4に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#4,1〜CH#4,6は、下り回線リソース10〜12および下り回線リソース1〜3において、送信回数が増加するに従い下り回線リソース10から下り回線リソース12および下り回線リソース1から下り回線リソース3に昇順で並ぶように配置される。つまり、下り回線リソース1〜12において、各割当用制御チャネルCH#1〜CH#4に関連付けられたACK/NACKチャネルは、図5に示すように割当制御チャネル毎に下り回線リソースを3個ずつずらして、送信回数の昇順に並んで配置される。
また、図5に示すように、下り回線リソース1〜12において、同一下り回線リソース
を共有する2つのACK/NACKチャネルに関連付けられた送信回数は、(1回目送信と4回目送信)、(2回目送信と5回目送信)および(3回目送信と6回目送信)の組み合わせのいずれかである。つまり、下り回線リソースは、多い送信回数に関連付けられたACK/NACKチャネルと少ない送信回数に関連付けられたACK/NACKチャネルとによって共有されるため、同一下り回線リソースが同一サブフレームで同時に使用される可能性は低くなる。
さらに、基地局では、他の移動局に対する応答信号が、各割当用制御チャネルおよび1回目送信に関連付けられたACK/NACKチャネルと同一下り回線リソースを共有する他のACK/NACKチャネルに既に割り当てられている場合、既に割り当てられているACK/NACKチャネルと下り回線リソースを共有する1回目送信に関連付けられた割当用制御チャネル以外の割当用制御チャネルに上り回線割当情報を割り当てる。
例えば、図5に示す下り回線リソースにおいて、下り回線リソース4のACK/NACKチャネルCH#1,4に既に他の移動局に対する応答信号が割り当てられている場合、ACK/NACKチャネルCH#1,4と同一下り回線リソース4を共有するACK/NACKチャネルCH#2,1に関連付けられた割当用制御チャネルCH#2以外の割当用制御チャネルCH#1、CH#3またはCH#4のいずれかに上り回線割当情報を割り当てる。
このように、図5に示す下り回線リソース1〜12において、1回目送信に関連付けられたACK/NACKチャネルにおいて、ACK/NACKチャネル同士の衝突を予め回避すれば、送信回数が増加しても各割当用制御チャネルに関連付けられたACK/NACKチャネルは互いに平行して下り回線リソースを昇順にシフトする。そのため、ACK/NACKチャネル同士の衝突は発生しない。
このように、本例によれば、共有例1−2のようにACK/NACKチャネルの衝突を回避するために割当用制御チャネルを送信することなく、共有例1−1と同様の効果を得ることができる。また、共有例1−2のようにACK/NACKチャネルの衝突を回避するために送信した割当用制御チャネルに受信誤りが発生するとACK/NACKチャネルの衝突を回避できないことがあり得る。しかし、本例によれば、ACK/NACKチャネルの衝突を予め回避するように割当用制御チャネルを割り当てるため、確実に衝突を回避することができる。
<共有例1−4>
本例では、下り回線リソースは、高いMCSレベルの割当用制御チャネルに関連付けられたACK/NACKチャネルと低いMCSレベルの割当用制御チャネルに関連付けられたACK/NACKチャネルとによって共有される。
本例に係る割当用制御チャネル割当部101には、図示しないCQI(Channel Quality Indicator)測定部から各移動局の回線品質を示すCQI情報が入力される。割当用制御チャネル割当部101は、CQI情報に基づいて、上り回線割当情報#1〜#Kを割当用制御チャネルCH#1〜CH#Kのいずれかに割り当てる。具体的には、割当用制御チャネル割当部101は、図6に示すMCSテーブルおよびCQI情報に基づいて、上り回線割当情報を割当用制御チャネルCH#1〜CH#4のいずれかに割り当てる。例えば、CQI情報に対応するMCSが図6に示す変調方式QPSK、符号化率R=1/3の場合、割当用制御チャネル割当部101は、上り回線割当情報を割当用制御チャネルCH#1またはCH#2のいずれかに割り当てる。また、CQI情報に対応するMCSが図6に示す変調方式16QAM、符号化率R=1/2の場合、割当用制御チャネル割当部101は、上り回線割当情報を割当用制御チャネルCH#3またはCH#4のいずれかに割り当て
る。
符号化・変調部102−1〜102−Kは、それぞれが異なるMCSレベルに固定して対応しており、割当用制御チャネル割当部101から入力される上り回線割当情報#1〜#KのいずれかをそれぞれのMCSに対応した符号化率で符号化し、それぞれのMCSに対応した変調方式で変調する。
本例のように複数のMCSの割当用制御チャネルが使用される場合、セル中心付近の移動局ほど、より高いMCSレベルの割当用制御チャネルが割り当てられる。
また、セル中心付近の移動局からの上り回線データを基地局では十分な送信電力によって受信できるため、セル中心付近の移動局からの上り回線データについては、誤り率特性が良く、送信回数が少なくなる。一方、セル境界付近の移動局からの上り回線データを基地局では十分な送信電力で受信することができないため、セル境界付近の移動局からの上り回線データについては、誤り率特性が悪く、送信回数が多くなる。
よって、高いMCSレベルの割当用制御チャネルが割り当てられたセル中心付近の移動局では、多い送信回数に関連付けられたACK/NACKチャネルの使用頻度が低くなる。一方、低いMCSレベルの割当用制御チャネルが割り当てられたセル境界付近の移動局では、多い送信回数に関連付けられたACK/NACKチャネルの使用頻度が高くなる。
そこで、高いMCSレベルの割当用制御チャネルに関連付けられたACK/NACKチャネルと低いMCSレベルの割当用制御チャネルに関連付けられたACK/NACKチャネルとによって下り回線リソースを共有する。これにより、同一下り回線リソースが、高いMCSレベルの割当用制御チャネルおよび多い送信回数に関連付けられたACK/NACKチャネルによって使用されずに、低いMCSレベルの割当用制御チャネルに関連付けられたACK/NACKチャネルによってのみ使用されることが多くなる。よって、ACK/NACKチャネル同士の衝突の確率が低くなる。よって、本例によれば、下り回線リソースを効率良く使用して、下り回線リソースの共有によってデータ伝送効率を向上することができる。
具体的には、図7に示すように、下り回線リソース1〜6(下り回線リソース7〜12)は、低いMCSレベルの割当用制御チャネルCH#1(CH#2)および1回目送信から6回目送信に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#1,1〜CH#1,6(ACK/NACKチャネルCH#2,1〜CH#2,6)と、高いMCSレベルの割当用制御チャネルCH#3(CH#4)および1回目送信から6回目送信に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#3,1〜CH#3,6(ACK/NACKチャネルCH#4,1〜CH#4,6)とによって共有される。
ここで、図7に示す下り回線リソース1〜6(下り回線リソース7〜12)の各下り回線リソースは、共有例1−1と同様に、多い送信回数に関連付けられたACK/NACKチャネルと少ない送信回数に関連付けられたACK/NACKチャネルとによって共有される。
このようにして、本例によれば、割当用制御チャネルが複数のMCSを使用可能な場合、下り回線リソースが、多い送信回数での下り回線リソースの使用頻度が高い(MCSレベルが低い)移動局と少ない送信回数での下り回線リソースの使用頻度が低い(MCSレベルが高い)移動局とによって共有される。このため、共有例1−1よりも下り回線リソースを効率良く使用することができる。
なお、本例では、高いMCSレベルの割当用制御チャネルと低いMCSレベルの割当用制御チャネルとにそれぞれ関連付けられた複数のACK/NACKチャネルにおいて、共有例1−1と同様に、多い送信回数に関連付けられたACK/NACKチャネルと少ない送信回数に関連付けられたACK/NACKチャネルとによって下り回線リソースを共有する場合について説明したが、共有例1−3と同様にして下り回線リソースを共有してもよい。
<共有例1−5>
本例では、下り回線リソースは、使用頻度が高い割当用制御チャネルに関連付けられたACK/NACKチャネルと使用頻度が低い割当用制御チャネルに関連付けられたACK/NACKチャネルとによって共有される。
本例に係る割当用制御チャネル割当部101は、割当用制御チャネルCH#1〜CH#4を、上り回線割当情報#1〜#4に対して割当用制御チャネルCH#1から昇順に割り当てる。例えば、上り回線割当情報が割り当てられる移動局の数が1個の場合、割当用制御チャネル割当部101は、上り回線割当情報を割当用制御チャネルCH#1に割り当て、上り回線割当情報が割り当てられる移動局の数が2個の場合、割当用制御チャネル割当部101は、各上り回線割当情報を割当用制御チャネルCH#1およびCH#2に割り当てる。
つまり、割当用制御チャネルCH#1〜CH#4において、割当用制御チャネルCH#1は上り回線割当情報が割り当てられる場合に必ず使用されるため使用頻度が最も高く、割当用制御チャネルCH#4は最大割当移動局数である4個の移動局に対して上り回線割当情報が割り当てられる場合のみに使用されるため使用頻度が最も低い。
そこで、使用頻度が高い割当用制御チャネルに関連付けられたACK/NACKチャネルと使用頻度が低い割当用制御チャネルに関連付けられたACK/NACKチャネルとによって下り回線リソースを共有する。これにより、一方のACK/NACKチャネルが使用されるときに他方のACK/NACKチャネルが使用されない確率が高くなる。よって、下り回線リソースを共有するACK/NACKチャネル同士の衝突の確率が低くなる。
以下、具体的に説明する。図8に示すように、下り回線リソース1〜6(下り回線リソース7〜12)は、使用頻度が高い割当用制御チャネルCH#1(CH#2)および1回目送信から6回目送信に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#1,1〜CH#1,6(ACK/NACKチャネルCH#2,1〜CH#2,6)と、使用頻度が低い割当用制御チャネルCH#4(CH#3)および1回目送信から6回目送信に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#4,1〜CH#4,6(ACK/NACKチャネルCH#3,1〜CH#3,6)とによって共有される。
ここで、図8に示す下り回線リソース1〜6(下り回線リソース7〜12)の各下り回線リソースは、共有例1−1と同様に、多い送信回数に関連付けられたACK/NACKチャネルと少ない送信回数に関連付けられたACK/NACKチャネルとによって共有される。
例えば、割当移動局数が2個の場合、各上り回線割当情報は、割当用制御チャネルCH#1およびCH#2に割り当てられる。よって、図8に示す下り回線リソース1〜6(下り回線リソース7〜12)では、ACK/NACKチャネルCH#1,1〜CH#1,6(ACK/NACKチャネルCH#2,1〜CH#2,6)のみが使用される。このため、ACK/NACKチャネルCH#3,1〜CH#3,6(ACK/NACKチャネルCH#4,1〜CH#4,6)と衝突することが一切無くなる。
このように、本例によれば、下り回線リソースでのACK/NACKチャネルの衝突確率が低くなるため、共有例1−1よりも下り回線リソースを効率良く使用することができる。
なお、本例では、使用頻度が高い割当用制御チャネルと使用頻度が低い割当用制御チャネルとにそれぞれ関連付けられた複数のACK/NACKチャネルにおいて、共有例1−1と同様に、多い送信回数に関連付けられたACK/NACKチャネルと少ない送信回数に関連付けられたACK/NACKチャネルとによって下り回線リソースを共有する場合について説明したが、共有例1−3と同様にして下り回線リソースを共有してもよい。
<共有例1−6>
本例では、下り回線リソースは、送信回数が多くなるほどより多いACK/NACKチャネルによって共有される。
まず、共有例1−6−1について具体的に説明する。
図9に示すように、下り回線リソース1〜8には、各割当用制御チャネルCH#1〜CH#4において、1回目送信または2回目送信にそれぞれ関連付けられたACK/NACKチャネルCH#1,1、CH#1,2、CH#2,1、CH#2,2、CH#3,1、CH#3,2、CH#4,1およびCH#4,2がそれぞれ1個ずつ配置される。
また、図9に示すように、下り回線リソース9は、割当用制御チャネルCH#1およびCH#2において、3回目送信にそれぞれ関連付けられたACK/NACKチャネルCH#1,3とCH#2,3とによって共有される。また、下り回線リソース10は、割当用制御チャネルCH#1およびCH#2において、4回目送信にそれぞれ関連付けられたACK/NACKチャネルCH#1,4とCH#2,4とによって共有される。同様に、下り回線リソース11は、割当用制御チャネルCH#3およびCH#4において、3回目送信にそれぞれ関連付けられたACK/NACKチャネルCH#3,3とCH#4,3とによって共有される。また、下り回線リソース12は、割当用制御チャネルCH#3およびCH#4において、4回目送信にそれぞれ関連付けられたACK/NACKチャネルCH#3,4とCH#4,4とによって共有される。
そして、図9に示すように、下り回線リソース13は、割当用制御チャネルCH#1〜CH#4において、5回目送信にそれぞれ関連付けられたACK/NACKチャネルCH#1,5とCH#2,5とCH#3,5とCH#4,5とによって共有される。また、下り回線リソース14は、割当用制御チャネルCH#1〜CH#4において、6回目送信にそれぞれ関連付けられたACK/NACKチャネルCH#1,6とCH#2,6とCH#3,6とCH#4,6とによって共有される。
すなわち、送信回数が1回目〜2回目では、各下り回線リソースには1個のACK/NACKチャネルのみ配置される。また、送信回数が3回目〜4回目では、各下り回線リソースが2個のACK/NACKチャネルによって共有される。また、送信回数が5回目〜6回目では、各下り回線リソースが4個のACK/NACKチャネルによって共有される。
これにより、より少ない送信回数に関連付けられたACK/NACKチャネルほど、他のACK/NACKチャネルと衝突する確率がより低くなる。一方、より多い送信回数に関連付けられたACK/NACKチャネルほど、他のACK/NACKチャネルと衝突する確率が高くなるものの、各移動局で上り回線データの送信回数が多くなることは極めて
少ないため、ACK/NACKチャネル同士で衝突する確率は低くなる。
次に、共有例1−6−2について具体的に説明する。
図10に示すように、下り回線リソース1および7(下り回線リソース8および14)には、割当用制御チャネルCH#1およびCH#2(割当用制御チャネルCH#3およびCH#4)において、1回目送信にそれぞれ関連付けられたACK/NACKチャネルCH#1,1およびCH#2,1(ACK/NACKチャネルCH#3,1およびCH#4,1)がそれぞれ1個ずつ配置される。
また、図10に示すように、下り回線リソース2〜6(下り回線リソース9〜13)は、割当用制御チャネルCH#1(割当用制御チャネルCH#3)および2回目送信〜6回目送信にそれぞれ関連付けられたACK/NACKチャネルCH#1,2〜CH#1,6(ACK/NACKチャネルCH#3,2〜CH#3,6)と、割当用制御チャネルCH#2(割当用制御チャネルCH#4)および2回目送信〜6回目送信にそれぞれ関連付けられたACK/NACKチャネルCH#2,2〜CH#2,6(ACK/NACKチャネルCH#4,2〜CH#4,6)とによって共有される。
ここで、図10に示す下り回線リソース2〜6(下り回線リソース9〜13)の各下り回線リソースには、共有例1−1と同様に、多い送信回数に関連付けられたACK/NACKチャネルと少ない送信回数に関連付けられたACK/NACKチャネルとによって共有される。
基地局は移動局から送信された上り回線データに対してACK信号またはNACK信号のいずれかを必ず送信するため、各割当制御チャネルに関連付けられたACK/NACKチャネルのうち、1回目送信に対応付けられたACK/NACKチャネルは必ず使用される。
よって、図10に示すように、必ず使用される1回目送信に対応付けられたACK/NACKチャネルの下り回線リソースを他のACK/NACKチャネルと共有しないことで、確実に互いに異なるACK/NACKチャネルの衝突を回避することができる。また、再送が発生した場合に使用され得る2回目送信以降に関連付けられたACK/NACKチャネルを複数のACK/NACKチャネルによって共有することで、下り回線リソースを効率良く使用することができる。
このように、本例によれば、使用頻度が多いACK/NACKチャネルほど同一下り回線リソースを使用する他のACK/NACKチャネルの数が少なくなるため、ACK/NACKチャネル同士の衝突の確率を低くすることができる。
以上、共有例1−1〜1−6について説明した。
なお、上記図3、図5、図7、図8、図9および図10に示した下り回線リソースは論理レベルの下り回線リソースであり、実際には、物理レベルのACK/NACKチャネル用リソースに各ACK/NACKチャネルが配置される。例えば、図11に示すように、周波数領域および時間領域で定義される物理レベルのACK/NACKチャネル用リソースに図3に示す各ACK/NACKチャネルが配置される。なお、図11では、周波数および時間をACK/NACKチャネル用の物理リソースとしたが、ACK/NACKチャネル用の物理リソースとして、空間、符号を用いてもよい。また、ACK/NACKチャネル用の物理リソースは、図11に示すように連続して構成されずに、周波数領域または時間領域で分散して構成されてもよい。
このようにして本実施の形態によれば、互いに異なる割当用制御チャネルおよび互いに異なる送信回数に関連付けられたACK/NACKチャネルが効率良く下り回線リソースを共有するため、ACK/NACKチャネルが配置される下り回線リソースを削減することができ、よって、データ伝送効率を向上させることができる。
(実施の形態2)
本実施の形態では、割当用制御チャネルが複数のCCE(Control Channel Element)と呼ばれるリソース単位で構成される場合について説明する。
以下、本実施の形態における下り回線リソースの共有例の詳細について説明する。
<共有例2−1>
以下の説明では、図12に示すように、4個のCCE#1〜#4を用いる。また、割当用制御チャネルは、4個のCCEのうちのCCE番号が隣接するCCEで構成され、サブフレーム毎に可変のCCE数で構成される。例えば、図12に示すように、割当用制御チャネルCH#1はCCE#1の1つのCCEで構成され、割当用制御チャネルCH#2はCCE#2の1つのCCEで構成され、割当用制御チャネルCH#3はCCE#3およびCCE#4の2つのCCEで構成される。また、より低いMCSレベルに対応する割当用制御チャネルほど、より多くのCCEで構成される。
本例では、下り回線リソースは、互いに隣接する複数のCCEでそれぞれ構成される複数の割当用制御チャネルに関連付けられた複数のACK/NACKチャネルによって共有される。
以下、具体的に説明する。ここでは、図12に示すように4個のCCE#1〜#4を用いて割当用制御チャネルCH#1〜CH#3を構成する。ただし、基地局では、割当用制御チャネルとして、4個のCCE#1〜#4にそれぞれ対応する最大4個の割当用制御チャネルCH#1〜CH#4の下り回線リソースを予め確保する。また、想定する上り回線データの最大送信回数を6回とする。
図13に示すように、下り回線リソース1〜6(下り回線リソース7〜12)は、割当用制御チャネルCH#1(CH#3)の1回目送信から6回目送信に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#1,1〜CH#1,6(ACK/NACKチャネルCH#3,1〜CH#3,6)と、割当用制御チャネルCH#1(CH#3)に隣接する割当用制御チャネルCH#2(CH#4)の1回目送信から6回目送信に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#2,1〜CH#2,6(ACK/NACKチャネルCH#4,1〜CH#4,6)とによって共有される。
ここで、図13に示す下り回線リソース1〜6(下り回線リソース7〜12)の各下り回線リソースは、実施の形態1の共有例1−1と同様に、多い送信回数に関連付けられたACK/NACKチャネルと少ない送信回数に関連付けられたACK/NACKチャネルとによって共有される。
よって、図13に示す下り回線リソース1〜6は、CCE#1で構成される割当用制御チャネルCH#1に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#1,1〜CH#1,6とCCE#2で構成される割当用制御チャネルCH#2に関連付けられたCH#2,1〜CH#2,6とによって共有され、共有例1−1と同様の効果を得ることができる。
一方、図13に示す下り回線リソース7〜12では、割当用制御チャネルCH#3がCCE#3およびCCE#4によって構成され、割当用制御チャネルCH#3で割り当てられた移動局の上り回線データに対する応答信号は1個である。このため、ここでは割当用制御チャネルCH#4は使用されず、割当用制御チャネルCH#4に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#4,1〜CH#4,6は使用されない。すなわち、下り回線リソース7〜12では、ACK/NACKチャネルの衝突が一切発生しない。
このように、本例によれば、下り回線リソースが、互いに隣接する複数のCCEで構成される割当用制御チャネルに関連付けられた複数のACK/NACKチャネルによって共有される。このため、複数のCCEを連結して1つの割当用制御チャネルを構成する場合、ACK/NACKチャネルの衝突が無くなり、下り回線リソースを効率良く使用することができる。
なお、本例では、実施の形態1の共有例1−1と同様に、多い送信回数に関連付けられたACK/NACKチャネルと少ない送信回数に関連付けられたACK/NACKチャネルとによって下り回線リソースを共有する場合について説明したが、実施の形態1の共有例1−3と同様にして下り回線リソースを共有してもよい。
<共有例2−2>
本例では、上り回線割当用制御チャネルと下り回線割当用制御チャネルとで複数のCCEが共有して使用される場合について説明する。
以下、具体的に説明する。ここでは、図14に示すように、8個のCCE#1〜#8を用いる。また、上り回線割当用制御チャネルはCCE#1からCCE#8に昇順で使用され、下り回線割当用制御チャネルはCCE#8からCCE#1に降順で使用される。また、上り回線割当用制御チャネルとして使用されるCCE数および下り回線割当用制御チャネルとして使用されるCCE数はサブフレーム毎に可変となる。すなわち、上り回線の通信量が多い場合は上り回線割当用制御チャネルとして使用されるCCE数を多くし、下り回線の通信量が多い場合は下り回線割当用制御チャネルとして使用されるCCE数を多くする。
つまり、図14に示すCCE#1〜CCE#8において、CCE#1は上り回線割当用制御チャネルとしての使用頻度が最も高く、CCE#8は下り回線割当用制御チャネルとしての使用頻度が最も高い。換言すると、CCE#8は上り回線割当用制御チャネルとしての使用頻度が最も低い。
そこで、本例では、実施の形態1の共有例1−5と同様にして、下り回線リソースは、使用頻度が高いCCEで構成される上り回線割当用制御チャネルに関連付けられたACK/NACKチャネルと使用頻度が低いCCEで構成される上り回線割当用制御チャネルに関連付けられたACK/NACKチャネルとによって共有される。
以下、具体的に説明する。ここでは、図14に示すように、上り回線割当用制御チャネルにCCE#1〜#4が使用され、下り回線割当用制御チャネルにCCE#5〜#8が使用される。また、CCE#1〜#4によって、図14に示すように割当用制御チャネルCH#1〜CH#3が構成される。ただし、基地局では、割当用制御チャネルとして、8個のCCE#1〜#8にそれぞれ対応する最大8個の割当用制御チャネルCH#1〜CH#8の下り回線リソースを予め確保する。また、想定する上り回線データの最大送信回数を6回とする。また、ここでは、説明を簡単にするため、CCE#1で構成される上り回線割当用制御チャネルCH#1およびCCE#2で構成される上り回線割当用制御チャネルCH#2についてのみ説明する。
図15に示すように、下り回線リソース1〜6(下り回線リソース7〜12)は、割当用制御チャネルCH#1(CH#2)の1回目送信から6回目送信に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#1,1〜CH#1,6(ACK/NACKチャネルCH#2,1〜CH#2,6)と、割当用制御チャネルCH#8(CH#7)の1回目送信から6回目送信に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#8,1〜CH#8,6(ACK/NACKチャネルCH#7,1〜CH#7,6)とによって共有される。
ここで、図15に示す下り回線リソース1〜6(下り回線リソース7〜12)の各下り回線リソースには、実施の形態1の共有例1−1と同様に、多い送信回数に関連付けられたACK/NACKチャネルと少ない送信回数に関連付けられたACK/NACKチャネルとによって共有される。
図14に示すように、上り回線割当用制御チャネルにCCE#1〜#4が使用され、下り回線割当用制御チャネルにCCE#5〜#8が使用されるため、上り回線割当用制御チャネルに関連付けられたACK/NACKチャネルとして、ACK/NACKチャネルCH#8,1〜CH#8,6(ACK/NACKチャネルCH#7,1〜CH#7,6)が使用されることがない。
よって、図15に示す下り回線リソース1〜6(下り回線リソース7〜12)では、ACK/NACKチャネルCH#1,1〜CH#1,6(ACK/NACKチャネルCH#2,1〜CH#2,6)のみが使用され、ACK/NACKチャネルCH#8,1〜CH#8,6(ACK/NACKチャネルCH#7,1〜CH#7,6)と衝突することが一切無くなる。
このように、本例によれば、下り回線リソースは、使用頻度が高いACK/NACKチャネルと使用頻度が低いACK/NACKチャネルとで共有されるため、ACK/NACKチャネルが衝突する確率を低くすることができる。よって、上り回線データ割当用制御チャネルと下り回線データ割当用制御チャネルとで複数のCCEが共有して使用される場合でも、データ伝送効率を向上することができる。
なお、本例では、実施の形態1の共有例1−1と同様に、多い送信回数に関連付けられたACK/NACKチャネルと少ない送信回数に関連付けられたACK/NACKチャネルとによって下り回線リソースを共有する場合について説明したが、実施の形態1の共有例1−3と同様にして下り回線リソースを共有してもよい。
以上、共有例2−1〜2−2について説明した。
このように、本実施の形態によれば、割当用制御チャネルが複数のCCEで構成される場合でも、データ伝送効率を向上することができる。
以上、本発明の各実施の形態について説明した。
なお、上記各実施の形態では上り回線の応答信号を伝送する場合について説明したが、本発明を下り回線の応答信号に適用することもできる。例えば、移動局が上記基地局100と同様の処理を行うことにより、本発明を下り回線の応答信号に適用することができる。ただし、下り回線リソースの割当は、基地局が行う。すなわち、移動局では、上記基地局100における割当用制御チャネル割当部101と同様の処理を行わない。よって、移動局は下り回線データの割当要求用上り制御チャネルに関連付けられたACK/NACKチャネルを用いて応答信号を送信する。あるいは、移動局は下り回線データの割当通知用
下り制御チャネルに関連付けられたACK/NACKチャネルを用いて応答信号を送信する。
また、上記各実施の形態では、下り回線リソースは、異なる割当用制御チャネルに関連付けられた複数のACK/NACKチャネルによって共有される場合について説明したが、下り回線リソースは、同一の割当用制御チャネルにおいて異なる送信回数に関連付けられた複数のACK/NACKチャネルによって共有されてもよい。例えば、図16に示すように、下り回線リソース1〜3において、実施の形態1の共有例1−1と同様にして、下り回線リソース1は、割当用制御チャネルCH#1および1回目送信に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#1,1と割当用制御チャネルCH#1および6回目送信に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#1,6とによって共有され、下り回線リソース2は、割当用制御チャネルCH#1および2回目送信に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#1,2と割当用制御チャネルCH#1および5回目送信に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#1,5とによって共有され、下り回線リソース3は、割当用制御チャネルCH#1および3回目送信に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#1,3と割当用制御チャネルCH#1および4回目送信に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#1,4とによって共有されてもよい。
また、図17に示すように下り回線リソース1〜3において、実施の形態1の共有例1−3と同様にして、下り回線リソース1は、割当用制御チャネルCH#1および1回目送信に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#1,1と割当用制御チャネルCH#1および4回目送信に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#1,4とによって共有され、下り回線リソース2は、割当用制御チャネルCH#1および2回目送信に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#1,2と割当用制御チャネルCH#1および5回目送信に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#1,5とによって共有され、下り回線リソース3は、割当用制御チャネルCH#1および3回目送信に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#1,3と割当用制御チャネルCH#1および6回目送信に関連付けられたACK/NACKチャネルCH#1,6とによって共有されてもよい。
また、上記各実施の形態の説明で用いた割当用制御チャネルは、一般的にはPDCCH(Physical Downlink Control Channel)、SCCH(Shared Control Channel)、L1/L2
Control Channel、UL grantチャネル、およびCCCH(Common Control Channel)と称されることもある。また、ACK/NACKチャネルは、HICH(Hybrid ARQ Indicator Channel)と称されることもある。
また、上記各実施の形態では、全ての下り回線リソースについて複数のACK/NACKチャネルによって共有する場合について説明したが、本発明は一部の下り回線リソースに対して適用してもよい。
また、本発明は、上記各実施の形態で説明した下り回線リソース共有例を組み合わせて下り回線リソースを共有してもよい。
また、上記各実施の形態では、2個のACK/NACKチャネルを1つの下り回線リソースで共有する場合について説明したが、2個のACK/NACKチャネルに限らず、3個以上のACK/NACKチャネルを1つの下り回線リソースで共有してもよい。
また、移動局はUE、基地局はNode Bと称されることもある。
また、誤り検出の方法はCRC判定に限られない。
また、上記実施の形態では、本発明をハードウェアで構成する場合を例にとって説明したが、本発明はソフトウェアで実現することも可能である。
また、上記実施の形態の説明に用いた各機能ブロックは、典型的には集積回路であるLSIとして実現される。これらは個別に1チップ化されてもよいし、一部または全てを含むように1チップ化されてもよい。ここでは、LSIとしたが、集積度の違いにより、IC、システムLSI、スーパーLSI、ウルトラLSIと呼称されることもある。
また、集積回路化の手法はLSIに限るものではなく、専用回路または汎用プロセッサで実現してもよい。LSI製造後に、プログラムすることが可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)や、LSI内部の回路セルの接続や設定を再構成可能なリコンフィギュラブル・プロセッサーを利用してもよい。
さらには、半導体技術の進歩または派生する別技術によりLSIに置き換わる集積回路化の技術が登場すれば、当然、その技術を用いて機能ブロックの集積化を行ってもよい。バイオ技術の適用等が可能性としてありえる。
2007年5月1日出願の特願2007−120848の日本出願に含まれる明細書、図面および要約書の開示内容は、すべて本願に援用される。
本発明は、移動体通信システム等に適用することができる。
本発明の実施の形態1に係る基地局の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態1に係るARQのシーケンス図 本発明の実施の形態1に係る下り回線リソースを示す図(例1−1) 本発明の実施の形態1に係るARQのシーケンス図(例1−2) 本発明の実施の形態1に係る下り回線リソースを示す図(例1−3) 本発明の実施の形態1に係るMCSテーブルを示す図(例1−4) 本発明の実施の形態1に係る下り回線リソースを示す図(例1−4) 本発明の実施の形態1に係る下り回線リソースを示す図(例1−5) 本発明の実施の形態1に係る下り回線リソースを示す図(例1−6−1) 本発明の実施の形態1に係る下り回線リソースを示す図(例1−6−2) 本発明の実施の形態1に係る物理リソースを示す図 本発明の実施の形態2に係るCCEを示す図(例2−1) 本発明の実施の形態2に係る下り回線リソースを示す図(例2−1) 本発明の実施の形態2に係るCCEを示す図(例2−2) 本発明の実施の形態2に係る下り回線リソースを示す図(例2−2) 下り回線リソースを示す図(例1) 下り回線リソースを示す図(例2)

Claims (14)

  1. 上り回線データのリソース割当情報を第1制御チャネルに割り当てる第1割当手段と、
    前記上り回線データに対する応答信号を、前記第1制御チャネルおよび前記上り回線データの送信回数に関連付けられた第2制御チャネルに割り当てる第2割当手段と、
    前記第2制御チャネルを、前記第2制御チャネルを含む複数の第2制御チャネルによって共有される下り回線リソースに配置する配置手段と、
    を具備する無線通信基地局装置。
  2. 前記下り回線リソースは、複数の第1制御チャネルにそれぞれ関連付けられた前記複数の第2制御チャネルによって共有される、
    請求項1記載の無線通信基地局装置。
  3. 前記下り回線リソースは、多い送信回数に関連付けられた第2制御チャネルと少ない送信回数に関連付けられた第2制御チャネルとによって共有される、
    請求項1記載の無線通信基地局装置。
  4. 複数の下り回線リソースにおいて、前記多い送信回数と前記少ない送信回数との合計が同一である、
    請求項3記載の無線通信基地局装置。
  5. 複数の下り回線リソースが、共に上り回線データの送信回数の昇順に並ぶ複数の第2制御チャネルによって共有される、
    請求項3記載の無線通信基地局装置。
  6. 前記第2割当手段は、前記応答信号を、前記第1制御チャネルが通知された後の前記送信回数に関連付けられた前記第2制御チャネルに割り当てる、
    請求項1記載の無線通信基地局装置。
  7. 前記下り回線リソースは、高いMCSレベルの第1制御チャネルに関連付けられた第2制御チャネルと低いMCSレベルの第1制御チャネルに関連付けられた第2制御チャネルとによって共有される、
    請求項1記載の無線通信基地局装置。
  8. 前記下り回線リソースは、使用頻度が高い第1制御チャネルに関連付けられた第2制御チャネルと使用頻度が低い第1制御チャネルに関連付けられた第2制御チャネルとによって共有される、
    請求項1記載の無線通信基地局装置。
  9. 前記下り回線リソースは、前記送信回数が多くなるほどより多数の第2制御チャネルによって共有される、
    請求項1記載の無線通信基地局装置。
  10. 前記第1割当手段は、複数のCCEで構成される前記第1制御チャネルに前記リソース割当情報を割り当てる、
    請求項1記載の無線通信基地局装置。
  11. 前記下り回線リソースは、互いに隣接する複数のCCEでそれぞれ構成される複数の第1制御チャネルに関連付けられた前記複数の第2制御チャネルによって共有される、
    請求項1記載の無線通信基地局装置。
  12. 前記下り回線リソースは、使用頻度が高いCCEで構成される第1制御チャネルに関連付けられた第2制御チャネルと使用頻度が低いCCEで構成される第1制御チャネルに関連付けられた第2制御チャネルとによって共有される、
    請求項1記載の無線通信基地局装置。
  13. 第1制御チャネルを用いて割り当てられた下り回線データに対する応答信号を、前記第1制御チャネルおよび前記下り回線データの送信回数に関連付けられた第2制御チャネルに割り当てる割当手段と、
    前記第2制御チャネルを、前記第2制御チャネルを含む複数の第2制御チャネルによって共有される上り回線リソースに配置する配置手段と、
    を具備する無線通信移動局装置。
  14. 上り回線データの互いに異なる送信回数にそれぞれ関連付けられた複数の第2制御チャネルによって1つの下り回線リソースを共有する、
    リソース共有方法。
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