JPWO2009016750A1 - 服飾用物品、および服飾用物品の表示部の製造方法 - Google Patents

服飾用物品、および服飾用物品の表示部の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、透明な服飾物品本体の内部に凹設した図柄、文字等の表示部の表示を乱反射させて幾重にも見え、浮かび上がり、また、多色を発色し、デザイン的に変化があり、意外性を発揮させる等、装飾性を向上させるようにした服飾用物品、および服飾用物品の表示部の加工方法を提供することを目的とする。【解決手段】透明または半透明なガラス2、合成樹脂よりなる服飾物品本体1と、裏面に形成された金属薄膜層3と、裏面よりレーザ光Rを照射して金属薄層と服飾物品本体の裏面近傍とを除去した凹所部M、および、残った金属薄膜層の残存部、により構成され、服飾物品本体を通じて透視可能な表示部5と、服飾物品本体の境界面S付近の凹所部に形成されて入射光Iを乱反射させて表示部を浮き上がらせる凹凸面6と、を備えた。【選択図】図1

Description

本発明は、服飾用物品、および服飾用物品の表示部の製造方法に関し、例えばボタン、また、カフスボタン、スナップ、スライド形の面ファスナー本体、スライド形の面ファスナーのスライダー、バックル、ネックレス、ブレスレッド、キーホルダー等の服飾用物品の透明な服飾物品本体の内部に形成した適宜形状の図柄、文字等の表示部の表示を乱反射させて幾重にも見えるようにするとともに、浮かび上がらせるようにし、また、多色を発色させてデザイン的な装飾性を向上させ、意外性を発揮させることを目的とする。
従来、例えば、革、紙、ガラス、木、金属、繊維、合成樹脂、セラミックよりなるリベット、ボタン、ハトメ、ファスナー本体、ファスナーの引手、バックル等の服飾用物品として、服飾用物品の基礎部材の上に金属層及びメッキ層を設け、該メッキ層のみをレーザー光線を照射することにより炭化させて文字、図形などを需要者の要望や好みに応じた表示をするものがあった(例えば特許文献1参照)。
特開2005−7403号公報
しかしながら、特許文献1に記載の上記従来の服飾用物品は、服飾用物品の基礎部材の上に設けた金属層及びメッキ層にレーザー光線を照射して炭化させることにより文字、図形などを表示させるものであるので、金属層及びメッキ層にはただ単に文字、図形などが表示されたのに過ぎず、デザイン的に単純で変化がなく、見栄えがしないものであった。
本発明は上記従来の欠点を解決し、透明な服飾物品本体の内部に設けた図柄、文字等の表示部の表示を乱反射させて幾重にも見えるようにするとともに、浮かび上がらせるようにし、また、多色を発色させ、デザイン的に変化があり、意外性を発揮させることができる等、装飾性を向上させるようにした服飾用物品、および服飾用物品の表示部の製造方法を提供することを目的とする。
本発明の請求項1に記載の発明は、
透明または半透明なガラス或いは合成樹脂により形成される服飾物品本体と、
前記服飾物品本体の裏面に形成された金属薄膜層と、
前記金属薄膜層に裏面よりレーザ光を照射して該金属薄層と前記服飾物品本体の裏面近傍とを除去することにより凹設された凹所部、および、除去されずに残った前記金属薄膜層の残存部、により構成される、前記服飾物品本体を通じて透視可能に形成される適宜形状の図柄、文字等の表示部と、
前記服飾物品本体との境界面付近の前記凹所部に形成されて外部からの入射光を乱反射させて前記表示部を浮き上がらせる凹凸面と、
を備えたことを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1において、前記服飾物品本体が、縦断面を中高に形成されるとともに、外表面を多面体よりなるカット面に形成されることを特徴とする。
また、本発明の請求項3に記載の発明は、請求項1または2において、前記服飾物品本体が、ボタン、カフスボタン、スナップ、スライド形の面ファスナー本体、スライド形の面ファスナーのスライダー、バックル、ネックレス、ブレスレッド、ネクタイピンの飾り、キーホルダー等から選ばれる何れかであることを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1−3において、前記金属薄膜層が、アルミニウム、ニッケル、銅、クロム等の金属箔であるか、又は前記金属の蒸着膜やスパッタリングによる金属膜により形成されることを特徴とする。
また、請求項5に記載の発明は、請求項1−4において、前記凹凸面が、平行に設けられた連続した複数の溝状に形成されるか、または、多面形の突状体を多数設けられるかして形成されることを特徴とする。
また、請求項6に記載の発明は、
金属薄膜層を裏面に設けた透明または半透明なガラス或いは合成樹脂により形成される服飾物品本体の裏面側からレーザ光を前記金属薄膜層に照射して該金属薄膜層と、前記服飾物品本体の裏面近傍とを、加熱、除去させて外部からの入射光を乱反射させる凹凸面を有する凹所部を形成する工程と、
前記凹所部、および、除去されずに残った前記金属薄膜層の残存部、により構成される、前記服飾物品本体を通じて透視可能な適宜形状の図柄、文字等の表示部を形成する工程と、
を有することを特徴とする。
また、請求項7に記載の発明は、請求項6において、前記服飾物品本体が、真鍮またはアクリル樹脂よりなる保持皿内に天地逆に収容された後に前記服飾用物品の裏面側からレーザ光を前記金属薄膜層に照射することにより該金属薄膜層を加熱、除去させて適宜形状の図柄、文字等の表示を有する前記表示部を形成することを特徴とする。
また、請求項8に記載の発明は、請求項6または7において、前記服飾物品本体が、縦断面を中高に形成されるとともに、外表面を多面体よりなるカット面に形成されることを特徴とする。
また、請求項9に記載の発明は、請求項6−8の何れかにおいて、前記服飾物品本体が、ボタン、カフスボタン、スナップ、スライド形の面ファスナー本体、スライド形の面ファスナーのスライダー、バックル、ネックレス、ブレスレッド、ネクタイピンの飾り、キーホルダー等から選ばれる何れかであることを特徴とする。
また、請求項10に記載の発明は、請求項6−9の何れかにおいて、前記金属薄膜層がアルミニウム、ニッケル、銅、クロム等の金属箔であるか、又は前記金属の蒸着膜やスパッタリングによる金属膜により形成されることを特徴とする。
本発明の請求項1に記載の発明によれば、透明または半透明なガラス或いは合成樹脂により形成される服飾物品本体と、前記服飾物品本体の裏面に形成された金属薄膜層と、前記金属薄膜層に裏面よりレーザ光を照射して該金属薄膜層と前記服飾物品本体の裏面近傍とを除去することにより凹設された凹所部、および、除去されずに残った前記金属薄膜層の残存部、により構成される、前記服飾物品本体を通じて透視可能に形成される適宜形状の図柄、文字等の表示部と、前記服飾物品本体との境界面付近の前記凹所部に形成されて外部からの入射光を乱反射させて前記表示部を浮き上がらせる凹凸面と、を備えたことを特徴とするので、例えばボタン、また、カフスボタン、スナップ、スライド形の面ファスナー本体、スライド形の面ファスナーのスライダー、バックル、ネックレス、ブレスレッド、ネクタイピンの飾り、キーホルダー等の服飾用物品の透明な服飾物品本体の内部に設けた適宜形状の図柄、文字等の表示部の表示は、凹所部の内面に形成された凹凸面により乱反射させて幾重にも見えるとともに、浮かび上がって見える。また、表示部の表示は、服飾物品本体との境界面付近の凹所部の内面に形成された凹凸面により乱反射されるので、発色の波長帯域が広くなるため、表示部の表示は虹色に多色を発色される等、デザイン的な装飾性は向上され、意外性が発揮される。
また、請求項2に記載の発明によれば、前記服飾物品本体が、縦断面を中高に形成されるとともに、外表面を多面体よりなるカット面に形成されることを特徴とするので、例えばボタン、また、カフスボタン、スナップ、スライド形の面ファスナー本体、スライド形の面ファスナーのスライダー、バックル、ネックレス、ブレスレッド、ネクタイピンの飾り、金属薄膜層と服飾物品本体の裏面近傍とを除去することにより凹設された凹所部、および、除去されずに残った前記金属薄膜層の残存部、により構成される、適宜形状の図柄、文字等の表示部の表示は、前記凹所部に服飾物品本体との境界面付近に形成された凹凸面により乱反射されることにより、服飾物品本体の外表面に形成された多面体よりなるカット面により乱反射されるので、幾重にも見えるとともに、浮かび上がって見える。また、表示部の表示は、金属薄膜層をレーザ加工した凹所部の服飾物品本体との境界面付近に形成された前記凹凸面により乱反射されるとともに、服飾物品本体の外表面に形成された多面体よりなるカット面により乱反射されるので、発色の波長帯域が広くなるため、表示部の表示は虹色に多色を発色される等、デザイン的な装飾性は向上され、意外性が発揮される。
また、本発明の請求項3に記載の発明によれば、前記服飾物品本体が、ボタン、カフスボタン、スナップ、スライド形の面ファスナー本体、スライド形の面ファスナーのスライダー、バックル、ネックレス、ブレスレッド、ネクタイピンの飾り、キーホルダー等から選ばれる何れかであることを特徴とするので、金属薄膜層と服飾物品本体の裏面近傍とを除去することにより凹設された凹所部、および、除去されずに残った前記金属薄膜層の残存部、により構成される、適宜形状の図柄、文字等の表示部の表示は、服飾物品本体との境界面付近の凹所部の内面に形成された凹凸面により乱反射させて幾重にも見えるとともに、浮かび上がって見える。また、表示部の表示は、服飾物品本体との境界面付近の凹所部の内面に形成された前記凹凸面により乱反射されるので、発色の波長帯域が広くなり、表示部の表示は虹色に多色を発色される等、デザイン的な装飾性は向上されるため、ボタン、カフスボタン、スナップ、スライド形の面ファスナー本体、スライド形の面ファスナーのスライダー、バックル、ネックレス、ブレスレッド、ネクタイピンの飾り、キーホルダー等の斬新性を有する服飾物品が得られる。
また、請求項4に記載の発明によれば、前記金属薄膜層が、アルミニウム、ニッケル、銅、クロム等の金属箔であるか、又は前記金属の蒸着膜やスパッタリングによる金属膜により形成されることを特徴とするので、透明な服飾物品本体の裏面に、アルミニウム、ニッケル、銅、クロム等の金属箔であるか、又は前記金属の蒸着膜やスパッタリングによる金属薄膜層に、裏面からレーザ光を照射し、加熱、除去して形成される凹所部と該凹所部を形成することにより除去されずに残存される金属薄膜層の残存部とにより構成され、服飾物品本体を通じて透視可能な適宜形状の図柄、文字等の表示をなした表示部を容易且つ高精度に形成することができる。そして、該表示部を構成する凹所部の内面には、凹凸面を前記服飾物品本体との境界面付近に形成されているので、適宜形状の図柄、文字等の表示部の表示は、服飾物品本体の裏面に設けられた前記金属薄膜層により反射される反射光により間接的に照らされながら、服飾物品本体との境界面付近に形成された凹凸面により乱反射させて幾重にも見えるとともに、浮かび上がって見える。また、表示部の表示は、服飾物品本体との境界面付近に形成された前記凹凸面により乱反射されるので、発色の波長帯域が広くなるため、表示部の表示は虹色に多色を発色される等、デザイン的な意外性は向上され、斬新性が発揮される。
また、請求項5に記載の発明によれば、前記凹凸面が、平行に設けられた連続した複数の溝状に形成されるか、または、多面形の突状体を多数設けられるかして形成されることを特徴とするので、透明な服飾物品本体の裏面に形成された金属薄膜層に、レーザ光を裏面から照射し、加熱、除去することにより凹設される凹所部と、該凹所部が形成されることにより除去されずに残った金属薄膜層の残存部と、により構成され、服飾物品本体を通じて透視可能な適宜形状の図柄、文字等の表示をなした表示部を容易且つ高精度に、しかも、高輝度に形成することができる。
また、請求項6に記載の発明によれば、金属薄膜層を裏面に設けた透明または半透明なガラス或いは合成樹脂により形成される服飾物品本体の裏面側からレーザ光を前記金属薄膜層に照射して該金属薄膜層と、前記服飾物品本体の裏面近傍とを、加熱、除去させて外部からの入射光を乱反射させる凹凸面を有する凹所部を形成する工程と、前記凹所部、および、除去されずに残った前記金属薄膜層の残存部、により構成される、前記服飾物品本体を通じて透視可能な適宜形状の図柄、文字等の表示部を形成する工程と、を有することを特徴とするので、例えばボタン、また、カフスボタン、スナップ、スライド形の面ファスナー本体、スライド形の面ファスナーのスライダー、バックル、ネックレス、ブレスレッド、ネクタイピンの飾り、キーホルダー等の服飾用物品の透明な服飾物品本体の内部に設けた適宜形状の図柄、文字等の表示部の表示は、該表示部の服飾物品本体との境界面付近に凹所部の内面に形成された凹凸面により乱反射させて幾重にも見えるとともに、浮かび上がって見える。また、表示部の表示は、服飾物品本体との境界面付近の凹所部の内面に形成された凹凸面により乱反射されるので、発色の波長帯域が広くなるため、表示部の表示は虹色に多色を発色される等、デザイン的な装飾性は向上され、意外性が発揮される。
また、請求項7に記載の発明によれば、前記服飾物品本体が、真鍮またはアクリル樹脂よりなる保持皿内に天地逆に収容させた後に前記服飾用物品の裏面側からレーザ光を前記金属薄膜層に照射することにより該金属薄膜層を加熱、除去させて適宜形状の図柄、文字等の表示を有する前記表示部を形成することを特徴とするので、ガラスや合成樹脂により形成された服飾物品本体を真鍮またはアクリル樹脂よりなる保持皿内に天地逆に収容されて高熱により割れやカケを生じ易く、また、変形し易く、しかも、衝撃により破損され易い服飾物品本体を保護しながら、レーザ光を前記金属薄膜層に照射することにより金属薄膜層を加熱、除去して凹所部、および、金属薄膜層の除去されずに残った残存部により適宜形状の図柄、文字等の表示の表示部を容易かつ確実に形成することができる。
また、請求項8に記載の発明によれば、前記服飾物品本体が、縦断面を中高に形成されるとともに、外表面を多面体よりなるカット面に形成されることを特徴とするので、例えばボタン、また、カフスボタン、スナップ、スライド形の面ファスナー本体、スライド形の面ファスナーのスライダー、バックル、ネックレス、ブレスレッド、ネクタイピンの飾り、キーホルダー等の服飾用物品の金属薄膜層と服飾物品本体の裏面近傍とを除去することにより凹設された凹所部、および、除去されずに残った前記金属薄膜層の残存部、により構成される、適宜形状の図柄、文字等の表示部の表示は、凹所部の内面に服飾物品本体との境界面付近に形成された凹凸面により乱反射されるとともに、服飾物品本体の外表面に形成された多面体よりなるカット面により乱反射されるので、幾重にも見えるとともに、浮かび上がって見える。また、表示部の表示は、服飾物品本体との境界面付近に形成された前記凹凸面により乱反射されるとともに、服飾物品本体の外表面に形成された多面体よりなるカット面により乱反射されるので、発色の波長帯域が広くなるため、表示部の表示は虹色に多色を発色される等、デザイン的な装飾性は向上され、意外性が発揮される。
また、請求項9に記載の発明によれば、前記服飾物品本体が、ボタン、カフスボタン、スナップ、スライド形の面ファスナー本体、スライド形の面ファスナーのスライダー、バックル、ネックレス、ブレスレッド、キーホルダー等から選ばれる何れかであることを特徴とするので、金属薄膜層と服飾物品本体の裏面近傍とを除去することにより凹設された凹所部、および、除去されずに残った前記金属薄膜層の残存部、により構成される、適宜形状の図柄、文字等の表示部の表示は、凹所部の内面に服飾物品本体の境界面付近に形成された凹凸面により乱反射させて幾重にも見えるとともに、浮かび上がって見える。また、表示部の表示は、服飾物品本体との境界面付近に形成された前記凹凸面により乱反射されるので、発色の波長帯域が広くなり、表示部の表示は虹色に多色を発色される等、デザイン的な装飾性は向上され、意外性が発揮されるため、ボタン、カフスボタン、スナップ、スライド形の面ファスナー本体、スライド形の面ファスナーのスライダー、バックル、ネックレス、ブレスレッド、ネクタイピンの飾り、キーホルダー等の斬新な服飾物品が得られる。
また、請求項10に記載の発明によれば、前記金属薄膜層が、アルミニウム、ニッケル、銅、クロム等の金属箔であるか、又は前記金属の蒸着膜やスパッタリングによる金属膜により形成されることを特徴とするので、透明な服飾物品本体の裏面に、アルミニウム、ニッケル、銅、クロム等の金属箔であるか、又は前記金属の蒸着膜やスパッタリングによる金属膜により形成された金属薄膜層に、レーザ光を裏面より照射し、加熱、除去することにより形成される凹所部と、金属薄膜層の除去されずに残された残存部とにより構成され、服飾物品本体を通じて透視可能な適宜形状の図柄、文字等の表示をなした表示部を容易且つ高精度に形成することができる。そして、凹所部の内面には、凹凸面が、前記服飾物品本体との境界面付近に形成されているので、適宜形状の図柄、文字等の表示部の表示は、服飾物品本体の裏面に設けられた前記金属薄膜層により反射される反射光により間接的に照らされながら、該表示部の服飾物品本体との境界面付近に形成された凹凸面により乱反射させて幾重にも見えるとともに、浮かび上がって見える。また、表示部の表示は、凹所部の内面に服飾物品本体の境界面付近に形成された凹凸面により乱反射されるので、発色の波長帯域が広くなるため、表示部の表示は虹色に多色に発色される等、デザイン的な装飾性は向上され、意外性が発揮される。
図1は本発明の服飾用物品の実施形態を示す正面図である。 図2は同じくその服飾用物品を示す背面図である。 図3は同じく図1のA−A拡大断面図である。 図4は同じく本発明の服飾用物品の表示部の製造方法を説明的に示す断面図である。
符号の説明
1 服飾物品本体
2 ガラス
3 金属薄膜層
3A 金属箔
4 表示
5 表示部
6 凹凸面
6A 凹条
6B 凸条
7 カット面
8 保持皿
M 凹所部
R レーザ光
S 境界面
以下、図面に従って本発明の実施の最良の形態により、本発明の詳細を説明する。
図1は本発明の服飾用物品の実施形態を示す正面図、図2は同じくその服飾用物品を示す背面図、図3は同じく図1のA−A拡大断面図、図4は同じく本発明の服飾用物品の表示部の製造方法を説明的に示す断面図である。
本実施形態は、透明または半透明なガラス2或いは合成樹脂により形成される服飾物品本体1と、前記服飾物品本体1の裏面に形成された金属薄膜層3と、前記金属薄膜層3に裏面よりレーザ光Rを照射して該金属薄層3と前記服飾物品本体1の裏面近傍とを除去することにより凹設された凹所部M、および、除去されずに残った前記金属薄膜層3の残存部、により構成される、前記服飾物品本体1を通じて透視可能に形成される適宜形状の図柄、文字等の表示部5と、前記服飾物品本体1との境界面S付近の前記凹所部Mに形成されて外部からの入射光Iを乱反射させて前記表示部5を浮き上がらせる凹凸面6と、を備えたことを特徴とする。
前記服飾物品本体1が、図3に示すように、縦断面を中高に形成されるとともに、外表面を多面体よりなるカット面7に形成される。また、前記合成樹脂としては、例えば、アクリル樹脂、ポリカーボネート、ポリ塩化ビニールにより形成されるが、これは代表的な例示であり、これに限るものではない。この服飾物品本体1は縦断面が図3に示すように中高の多面体構造をしているが、図示するものに限ることなく、例えば縦断面が中高の台形であつてもよい。また、前記カット面7の設置個数図示するものに限るものではなく、設置個数が増えれば輝度は向上するが、増減変更は自由に行える。
また、前記服飾物品本体1が、図示する実施形態のように、例えばボタンのほか、図には示さないが、カフスボタン、スナップ、スライド形の面ファスナー本体、スライド形の面ファスナーのスライダー、バックル、ネックレス、ブレスレッド、ネクタイピンの飾り、キーホルダー等から選ばれる何れかである。
前記金属薄膜層3が、アルミニウム、ニッケル、銅、クロム等の金属箔3Aであるか、又は前記金属の蒸着膜やスパッタリングによる金属膜により形成される。
また、前記表示4は、具体的には例えば、社名、マーク、イニシャル、商品名、動物、植物、幾何学模様、動画や漫画等のキャラクターが挙げられる。しかも、前記凹凸面6が、断面U字状または断面V字状の平行に設けられる複数の溝状の凹条6Aと断面逆U字状または断面逆V字状の凸条6Bとが図に示すように横並びに連続して並設されるか、或いは図には示さないが縦並びに連続して並設される(図2参照)。図3では、凹凸面6が、理解し易いように誇張して描かれているが、この凹凸面6は実際は細かな幅と、高さを有するものである。また、凹凸面6は、上記説明のように、平行に設けられた連続した複数の溝状に形成されるのに限らず、図には示さないが、多面形、例えば四角錐形状の突状体を多数設けられるものであってもよい。
図4において8は真鍮またはアクリル樹脂により形成された保持皿であり、この保持皿8はガラス2又は合成樹脂により形成された服飾物品本体1の裏面に設けた金属薄膜層3に服飾用物品の裏面側からレーザ光Rを照射することにより該金属薄膜層3を加熱、除去させて形成される凹所部Mと、前記金属薄膜層3の除去されずに残された残存部とにより前記服飾物品本体1を通じて透視可能に形成される適宜形状の図柄、文字等の表示部5を形成する際に、ガラスや合成樹脂により形成された服飾物品本体1を真鍮またはアクリル樹脂よりなる保持皿8内に天地逆に収容させることにより高熱により割れやカケを生じ易く、また、変形し易く、しかも、衝撃により破損され易い服飾物品本体1を保護するためのものである。11は服飾物品本体1が取付けられた被取付外枠であり、この被取付外枠11は金属または合成樹脂により形成されるが、その内面にはアルミニウム、ニッケル、銅、クロム等の金属箔であるとか、又は前記金属の蒸着膜やスパッタリングによる金属膜が形成されることにより、外部から服飾物品本体1に入射する入射光Iに対する反射光の輝度を向上するようにしてもよい。
本実施形態では、レーザ光Rを得るためのレーザ加工機9として、ボネッティ社(国籍;イタリア)製の商品名;MUTIPLE−Bよりなる卓上回転式のものを用いて表示部5の加工を行った。10は表示部5を形成する際に、照射するレーザ光Rの焦点を調整するための光学部品である。
このレーザ加工機9の性能は、
出力 100W
照射範囲 130mm×130mm×50mm
照射速度 1000mm/s
である。
本実施形態の服飾用物品は以上の構成からなり、以下作用とともにこの服飾用物品の表示部5の製造方法を以下工程毎に説明する。
すなわち、金属薄膜層3を裏面に設けた透明または半透明なガラス2或いは合成樹脂により形成される服飾物品本体1に、表示部5を製造するのには、先ず、服飾物品本体1の裏面側からレーザ光Rを金属薄膜層3に照射して該金属薄膜層3と、前記服飾物品本体1の裏面近傍とを、加熱、除去させて外部からの入射光Iを乱反射させる凹凸面6を有する凹所部Mを前記服飾物品本体1との境界面S付近に形成する。
そして、上記のように凹所部Mが形成されることによってこの凹所部M、および、除去されずに残った前記金属薄膜層3の残存部により前記服飾物品本体1を通じて外部より透視可能な適宜形状の図柄、文字等の表示部5が構成される(図1参照)。
このように本発明の服飾用物品の表示部5の製造方法を実施して得られる服飾用物品として、例えば図示する本実施形態のようなボタンがあるが、このボタンは透明または半透明なガラス2或いは合成樹脂により形成される服飾物品本体1の裏面に形成された金属薄膜層3に、裏面よりレーザ光Rを照射して該金属薄膜層3と前記服飾物品本体1の裏面近傍とを除去することにより凹設される凹所部M、および、前記金属薄膜層3の除去されずに残った残存部とにより服飾物品本体1を通じて外部から透視可能に適宜形状の図柄、文字等の表示部5が形成される。そして、この凹所部Mには外部からの入射光Iを乱反射させる凹凸面6が形成されているので、透明な服飾物品本体1の内部に形成される適宜形状の図柄、文字等の表示部5の表示4は、断面U字状または断面V字状の平行に設けられる複数の溝状の凹条6Aと、断面逆U字状または断面逆V字状の凸条6Bとが図2に示すように横並びに連続して並設されるか、或いは図には示さないが縦並びに連続して並設される凹凸面6により乱反射されて外部からは幾重にも見えるとともに、浮かび上がって見える。また、表示部5の表示4は、前記凹所部Mの内面に服飾物品本体1との境界面S付近に形成された連続した複数の溝状の凹凸面6により乱反射されるので、表示部5から発色される波長帯域が広くなり、表示部5の表示4は虹色に多色を発色される等、デザイン的な装飾性は向上され、意外性が発揮される。
この際、服飾物品本体1の金属薄膜層3にレーザ光Rを照射することにより適宜形状の図柄、文字等の表示4に加熱、除去された凹所部Mを形成するのに、図4に示すように、ガラス2または合成樹脂により形成された服飾物品本体1が、真鍮またはアクリル樹脂よりなる保持皿8内に天地が逆に収容させた後に、服飾物品本体1の裏面側からレーザ光Rを金属薄膜層3に照射することにより該金属薄膜層3と、服飾物品本体1の裏面近傍とを加熱、除去させて凹所部Mを形成するとともに、金属薄膜層3の除去されずに残った残存部とにより適宜形状の図柄、文字等の表示4の表示部5を形成するようにすれば、ガラス2や合成樹脂により形成された服飾物品本体1は真鍮またはアクリル樹脂よりなる保持皿8内に収容されて保護される。従って、高熱により割れやカケを生じ易く、また、変形し易く、しかも、衝撃により破損され易い服飾物品本体1は、保持皿8により保護されながら、レーザ光Rは金属薄膜層3に照射されて加熱、除去されることにより、適宜形状の図柄、文字等の表示4の表示部5を容易かつ確実に形成することができる。このため、レーザ光Rを照射することにより該金属薄膜層3、および服飾物品本体1の裏面近傍を加熱、除去させて適宜形状の、例えば社名、マーク、イニシャル、商品名、動物、植物、幾何学模様、動画や漫画等のキャラクターよりなる図柄、文字等の表示4の表示部5を形成するのに、高熱により割れやカケを生じ易く、また、変形し易く、しかも、衝撃を受けて破損され易いガラス2や合成樹脂により形成された服飾物品本体1は、レーザ光Rの照射による熱により割れやカケを生ぜず、また、変形し難く、しかも、衝撃を受けて破損されずに表示部5を形成することができ、歩留まりも良く、高精度のものが得られる。
そして、前記凹凸面6が、レーザ光Rを金属薄膜層3に裏面から照射することにより設けられる凹所部Mには、透明な服飾物品本体1との境界面S付近に図には示さないように断面U字状または図3に示すように断面V字状の平行な溝状の凹条6Aと、図に示さないような断面逆U字状または図3に示すような断面逆V字状の凸条6Bとが横並びに連続して並設されるか、或いは縦並びに連続して並設されるので、透明な服飾物品本体1の裏面に形成された金属薄膜層3に、レーザ光Rを照射し、加熱、除去することにより、服飾物品本体1を通じて透視可能な適宜形状の図柄、文字等の表示4をなした表示部5を形成することができる。この際、凹条6Aと凸条6Bとの設置角度は、図3に示すものは例示であり、これに限るものではなく、増減変更は自由に行える。このように、レーザ光Rを服飾物品本体1の裏面側から照射し、服飾物品本体1の裏面に形成した金属薄膜層3を加熱、除去された凹所部Mと、この凹所部Mが形成されることによる金属薄膜層3の除去されずに残された残存部とにより適宜形状の図柄、文字等の表示4の表示部5は形成されるので、透明なガラス2や透明な合成樹脂にて形成された服飾物品本体1をレーザ光Rを照射することにより熱破壊したり、熱変形することがなくなり、金属薄膜層3に対する焦点合わせも容易かつ確実になるため、金属薄膜層3を加熱、除去することによって高精度にてかつ高輝度な適宜形状の、例えば社名、マーク、イニシャル、商品名、動物、植物、幾何学模様、動画や漫画等のキャラクターよりなる図柄、文字等の表示4を有する表示部5を容易かつ迅速に形成することができる。
また、前記服飾物品本体1が、図1、図3に示すように、縦断面を中高に形成されるとともに、外表面を多面体よりなる複数、例えば数個から数十個のカット面7に形成されているので、外部から入射光Iが入射されることにより、服飾用物品の透明な服飾物品本体1の内部に形成された適宜形状の図柄、文字等の表示部5の表示4は、凹所部Mの服飾物品本体1との境界面S付近の内面に形成された凹凸面6により乱反射されるとともに、服飾物品本体1の外表面に形成された多面体よりなるカット面7により乱反射されるため、幾重にも見えるとともに、浮かび上がって見える。また、表示部5の表示4は、前述のように、服飾物品本体1との境界面S付近の内面に形成された凹凸面6により乱反射されるとともに、服飾物品本体1の外表面に形成された多面体よりなるカット面7により乱反射されるので、乱反射による発色の波長帯域が広くなるため、表示部5の表示は虹色に多色を発色されて色彩的に華やかになる等、金属層またはメッキ層にレーザ光を照射するなどして炭化させることによってただ単に文字、図形が描かれた特許文献1に記載された従来の服飾用物品とは異なりデザイン的な装飾性は向上され、意外性が発揮される。
また、アルミニウム、ニッケル、銅、クロム等の金属箔であるか、又は前記金属の蒸着膜やスパッタリングにより形成された金属膜により透明な服飾物品本体1の裏面に形成された金属薄膜層3に、裏面からレーザ光Rを照射し、加熱、除去することにより、服飾物品本体1を通じて透視可能な適宜形状の図柄、文字等の表示をなした表示部5を容易且つ高精度に凹設することができる。そして、表示部5を構成する凹所部Mの内面には、連続した平行な溝状の凹凸面6が服飾物品本体1との境界面S付近に形成されているので、適宜形状の図柄、文字等の表示部5の表示4は、服飾物品本体1の裏面に設けられた金属薄膜層3により反射される反射光により間接的に照らされながら、該表示部5を構成する凹所部Mの服飾物品本体1との境界面S付近の内面に形成された連続した凹凸面6により乱反射されるため、幾重にも見えるとともに、浮かび上がって見える。また、表示部5の表示4は、服飾物品本体1との境界面S付近の内面に形成された凹凸面6により乱反射されるので、発色の波長帯域が広くなるため、表示部5の表示4は虹色に多色を発色される等、デザイン的な装飾性は向上され、意外性が発揮される。
なお図示する上記実施形態では、服飾物品本体1が、ボタンについて代表的に説明しているが、本発明はこれに限ることなく、本発明はこのほかにカフスボタン、スナップ、スライド形の面ファスナー本体、スライド形の面ファスナーのスライダー、バックル、ネックレス、ブレスレッド、ネクタイピンの飾り、キーホルダー等にも適用可能であり、広範に及ぶ。
しかも、上記説明では透明または半透明な服飾物品本体1の裏面に設けられた金属薄膜層3と服飾物品本体1の裏面近傍とを除去することにより凹設された凹所部M内に設けられる凹凸面6は、断面U字状または断面V字状の平行に設けられる複数の溝状の凹条6Aと、断面逆U字状または断面逆V字状の凸条6Bとが図示のように横並びに連続して並設されるか、或いは図には示さないが縦並びに連続して並設される場合を代表的な例示として説明しているが、凹凸面6は、上記説明のように、平行に設けられた連続した複数の溝状に形成されるのに限らず、例えば、図には示さないが、多面形の突状体を多数設けられるものであってもよく、本発明の精神を逸脱しない限り、表示部5の表示4を乱反射させて乱反射させることにより、幾重にも見えるとともに、浮かび上がって見える反射手段であれば如何様なものであってもよい。
本発明の服飾用物品、および服飾用物品の表示部の製造方法は、透明な服飾物品本体の内部に凹設した図柄、文字等の表示部の表示を乱反射させて幾重にも見えるとともに、浮かび上がらせるようにし、また、多色を発色し、デザイン的に変化があり、意外性を発揮させることができる等、装飾性を向上させるようにした用途・機能に適する。

Claims (10)

  1. 透明または半透明なガラス或いは合成樹脂により形成される服飾物品本体と、
    前記服飾物品本体の裏面に形成された金属薄膜層と、
    前記金属薄膜層に裏面よりレーザ光を照射して該金属薄層と前記服飾物品本体の裏面近傍とを除去することにより凹設された凹所部、および、除去されずに残った前記金属薄膜層の残存部、により構成される、前記服飾物品本体を通じて透視可能に形成される適宜形状の図柄、文字等の表示部と、
    前記服飾物品本体との境界面付近の前記凹所部に形成されて外部からの入射光を乱反射させて前記表示部を浮き上がらせる凹凸面と、
    を備えたことを特徴とする服飾用物品。
  2. 前記服飾物品本体が、縦断面を中高に形成されるとともに、外表面を多面体よりなるカット面に形成されることを特徴とする請求項1記載の服飾用物品。
  3. 前記服飾物品本体が、ボタン、カフスボタン、スナップ、スライド形の面ファスナー本体、スライド形の面ファスナーのスライダー、バックル、ネックレス、ブレスレッド、ネクタイピンの飾り、キーホルダー等から選ばれる何れかであることを特徴とする請求項1または2に記載の服飾用物品。
  4. 前記金属薄膜層が、アルミニウム、ニッケル、銅、クロム等の金属箔であるか、又は前記金属の蒸着膜やスパッタリングによる金属膜により形成されることを特徴とする請求項1−3に記載の服飾用物品。
  5. 前記凹凸面が、平行に設けられた連続した複数の溝状に形成されるか、または、多面形の突状体を多数設けられるかして形成されることを特徴とする請求項1−4に記載の服飾用物品。
  6. 金属薄膜層を裏面に設けた透明または半透明なガラス或いは合成樹脂により形成される服飾物品本体の裏面側からレーザ光を前記金属薄膜層に照射して該金属薄膜層と、前記服飾物品本体の裏面近傍とを、加熱、除去させて外部からの入射光を乱反射させる凹凸面を有する凹所部を形成する工程と、
    前記凹所部、および、除去されずに残った前記金属薄膜層の残存部、により構成される、前記服飾物品本体を通じて透視可能な適宜形状の図柄、文字等の表示部を形成する工程と、
    を有することを特徴とする服飾用物品の表示部の製造方法。
  7. 前記服飾物品本体が、真鍮またはアクリル樹脂よりなる保持皿内に天地逆に収容された後に前記服飾用物品の裏面側からレーザ光を前記金属薄膜層に照射することにより該金属薄膜層を加熱、除去させて適宜形状の図柄、文字等の表示を有する前記表示部を形成することを特徴とする請求項6に記載の服飾用物品の表示部の製造方法。
  8. 前記服飾物品本体が、縦断面を中高に形成されるとともに、外表面を多面体よりなるカット面に形成されることを特徴とする請求項6または7に記載の服飾用物品の表示部の製造方法。
  9. 前記服飾物品本体が、ボタン、カフスボタン、スナップ、スライド形の面ファスナー本体、スライド形の面ファスナーのスライダー、バックル、ネックレス、ブレスレッド、ネクタイピンの飾り、キーホルダー等から選ばれる何れかであることを特徴とする請求項6−8の何れかに記載の服飾用物品の表示部の製造方法。
  10. 前記金属薄膜層が、アルミニウム、ニッケル、銅、クロム等の金属箔であるか、又は前記金属の蒸着膜やスパッタリングによる金属膜により形成されることを特徴とする請求項6−9の何れかに記載の服飾用物品の表示部の製造方法。
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