JPWO2009013810A1 - 通信システム及び個別制御情報送受信方法 - Google Patents

通信システム及び個別制御情報送受信方法 Download PDF

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Abstract

共通制御チャネルを用いて複数のユーザ端末へそれぞれの個別制御情報を送信する通信システムにおいて、基地局装置は、ユーザ端末宛に個別制御情報と所定の制御情報を送信する場合、ユーザ端末を該ユーザ端末宛の制御情報の内容に応じてグループ分けし、各ユーザ端末宛の個別制御情報を所定のグループ順に配列し、各グループに所属するユーザ端末の所属数をグループ順に配列した所属数情報を作成し、該グループ順に各ユーザ端末宛の個別制御情報を送信すると共に所属数情報を送信する。ユーザ端末は基地局装置から個別制御情報と所属数情報を受信し、自分宛の個別制御情報の順番を判別し、該順番と所属数情報とから自分が所属するグループを求め、該所属グループに基づいて制御情報を復元する。

Description

本発明は、共通制御チャネルを用いて複数のユーザ端末へそれぞれの個別制御情報を送信する通信システム、基地局装置、ユーザ端末並びにそれらの個別制御情報送受信方法および個別情報送信方法に関する。
パケット通信を行う移動通信システムにおいて、基地局装置は各ユーザ端末(UE)の受信環境に基づいてスケジューリングを行い、それぞれのユーザ端末(User Equipment:UE)に対して無線リソースを割り当てる。通常、リソース割り当て情報は共通制御チャネルを通じて基地局より各UEに送信され、各UEは共通制御チャネルよりリソース割り当て情報を受信して自分宛の割り当て情報の有無を検出する。UEは下りリンクのリソースを割り当てられた場合、該当リソースより下り方向の自分宛データを抽出して復調する。また上りリンクのリソースを割り当てられた場合、UEはそのリソースを用いて送信バッファに溜まっているデータを基地局に向けて送信する。
3GPPのHSDPA(High Speed Downlink Packet Access)仕様において、基地局はHS-PDSCH(High Speed-Physical Downlink Shared Channel)を用いて下りリンクのパケット送信を行い、HS-SCCH(High-speed Shared Control Channel)を用いて各UEへのリソース割り当て情報を送信する。すなわち、HSDPA においてHS-SCCH、HS-PDSCHは共に下り方向の共通チャネル(shared channel)であり、HS-SCCHは、HS-PDSCHにて送信するデータに関する各種パラメータを送信する。各種パラメータとしては、例えば、どのUEにデータを送信するかを示す宛先情報、コード番号、伝送フォーマット等の情報がある。伝送フォーマットには、ビットレート情報、変調方式情報、符号化レート情報等の情報が含まれている。
3GPPのLTE(Long Term Evolution)仕様において、基地局は下りリンクの送信方式にOFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiplex Access)を適用する。このLTEでは、図16に示すようにサブフレーム(subframe)1の先頭部分に共通制御チャネルを配置して各UEへリソース割り当て情報を送信する。サブフレーム1はサブキャリア数×0.5msec分のシンボルで構成され、先頭に共通制御チャネル2が配置され、共通制御チャネル2の後にデータチャネル3が配置され、データチャネル3には複数のUE(User#a,User#b,User#c,…)宛のデータが周波数多重および時間多重されている。サブフレーム1において、Cは制御信号、Dは送信データ信号、Rはパイロット信号(基準信号)である。パイロット信号Rは周波数方向及び時間方向に離散的に配置され、UEは該パイロット信号Rを用いてチャネル推定すると共に、周波数方向及び時間方向に平均処理及び補間処理することにより各サブキャリアにおけるチャネルを推定する。
共通制御チャネル2により送信される各UEへのリソース割り当て情報にはユーザ識別子(UE-ID)が付加されており、UEは該UE-IDを参照することにより自分宛のリソース割り当て情報を選択できるようになっている。リソース割り当て情報として、上りリンクまたは下りリンクの周波数帯域を特定する情報、伝送フォーマット情報、MIMO送信情報などがある。共通制御チャネルにおけるリソース割り当て情報の並び順が既知であれば、UE-IDが付加されていなくてもUEは自分に割り当てられた順番のリソース割り当て情報を検出、抽出して所定の送受信制御を行うことができる。しかし、HSDPAやLTEにおいて、共通制御チャネルにおけるリソース割り当て情報の並び順は既知でない。このため、各UEはリソース割り当て情報に付加されているUE-IDを参照して自分宛のリソース割り当て情報を識別して選択する。
ところで、3GPP LTEでは共通制御チャネルにおいて、リソース割り当て情報以外に、送信電力制御 (Transmission Power Control) のためのTPCコマンド、送信タイミング調整(Timing Adjustment)のためのTAコマンド、上りデータに対する受信成功/失敗を示すACK/NACKを送信することが予定されている。TPCは目標受信電力と実際の受信電力を比較し、両者が一致するようにUEの送信電力を調整する技術で、異なるUEからの上り信号同士の干渉を抑えることによりシステム容量を増大させる効果がある。TAは3GPP LTEのように上りリンク同期が必要なシステムに必須な機能で、実際の受信タイミングが理想的な受信タイミングから外れないようにUEの送信タイミングを調整する技術である。一般にUEの移動によって基地局における受信電力あるいは受信タイミングが目標値から外れるので、基地局は受信電力あるいは受信タイミングの目標値からのズレを測定し、該ズレが零となるようにUE宛にTPCコマンドやTAコマンドを送信してUEの送信電力や送信タイミングの制御を行う。第1従来技術は、これらTPCコマンドやTAコマンドをリソース割り当て情報と一緒にUE毎にまとめて送信する(非特許文献1)。
一方、ACK/NACKは共通制御チャネルで割り当てた上りリソースにおけるデータの送達確認情報を表すフィードバック情報である。第2従来技術は、共通制御チャネルにおけるリソース割り当て情報の位置と該割り当てたリソースを使った上りデータ送信に対するACK/NACKの位置を関連づけることにより制御ビット数の増加を抑えることを提案している(非特許文献2)。ACK/NACKにUE-IDを付加するとすれば、1ビットのACK/NACKを送るために数ビットのUE-ID特定ビットが必要になる。そこで、第2従来技術は、共通制御チャネル上の各UEへのリソース割り当て情報の順番、例えばUE#01→UE#05→UE#04→UE#08→・・・を記憶しておき、ACK/NACK 情報をこのリソース割り当て情報と同じ順番で各UEに送信する技術である。すなわち、第2従来技術において、基地局は、(1)タイミングTAにおける共通制御チャネル上の各UEへの上りリソース割り当て情報の順番を記憶しておき、(2)タイミングTBにおいて該割り当てリソースからデータを正しく受信できたかどうか調べ、(3)受信結果を示す確認情報(ACK/NACK)をタイミングTCにおいて前記順番に従って共通制御チャネルに載せてUEに通知する。UEは自分の上りリソース割り当て情報の順番を知っているから、該順番における確認情報(ACK/NACK)を取り込んで再送制御を行う。
第2従来技術は、リソース割り当て情報を送信するタイミングと相応のACK/NACKの送信タイミングが異なっている場合において、上りリソース割り当て情報と上り送信データに対するACK/NACK情報とが必ず1対1で行われるという性質を利用したものである。第2従来技術によれば、リソース割り当て情報の順番を利用するが、リソース割り当て情報をなんらかのルールに従って並べる必要はない。しかも、第2従来技術によれば、ACK/NACK情報へUE-IDの付加を必要としないため使用するビット数を減少できるメリットがある。
・従来技術の問題点
第1従来技術ではリソース割り当て情報やTPCコマンド、TAコマンドなどの個別制御情報をUE毎にまとめ、TPCコマンドやTAコマンドの実際の数値のバイナリ表記で制御情報を表現している。例えば、TPCコマンドの取りうる値を[-3,-2,-1,0,1,2,3]の7通りとすると、3ビットでTPCコマンドを表記している。一般的に制御ステップ数(TPCの場合には電力制御ステップ数)をxとすると、1UEの1制御情報当り
Figure 2009013810
ビットを費やしている。ここで、
Figure 2009013810
はyより小さくない整数の最小値を表す。第1従来技術では、TPCコマンドの取りうる値を前述のように[-3,-2,-1,0,1,2,3]の7通りとすると1UE当たり3ビットを必要とし、UE数
をNとすれば、総計3×Nビットを必要とする。
無線システムでは制御情報を確実に相手に届けるために、データに比べてより冗長度の高い符号化を加えてから送信を行う。即ち、制御情報が1ビット増えると、それ以上にデータの送信レートが下がってしまう。以上より、いかにして制御情報のビット数を減らすかが大きな課題である。換言すれば、制御情報のビット数を減らす方法が要望されている。
第2従来技術は、前述のように、上りリソース割り当て情報と上り送信データに対するACK/NACK情報とが必ず1対1で行われるという性質を利用したものであり、1対1に対応しない場合には採用できない。このため、必要に応じて送信したりしなかったりする制御情報の送信に採用できない。例えば、TPCコマンドやTAコマンドは受信電力あるいは受信タイミングが目標値からズレがなければ、あるいはズレが小さければ、原理的に送信する必要はない。かかる場合に第2従来技術を採用できない。
また、第2従来技術は、宛先情報を省略してビット数を減少するものであるが、制御情報そのもののビット数を減らすものではない。
以上より、本発明の目的は、制御情報を送信するためのビット数を減らすことである。
本発明の別の目的は、リソース割り当て情報と制御情報とが1対1に対応しない場合であっても、該制御情報を少ないビット数で送信することである。
本発明の別の目的は、宛先情報を送信する必要がなく、しかも、制御情報そのもののビット数を減らすことである。
特開2003−318781 3GPP TSG RAN WG1 Meeting#47, Riga, Latvia, R1−063070 3GPP TSG RAN WG1 Meeting#47bis, Sorrento, Italy, R1−070105
・個別制御情報送信方法
本発明の第1は、共通制御チャネルを用いて複数のユーザ端末へそれぞれの個別制御情報を送信する通信システムにおける個別制御情報送信方法である。
第1の個別制御情報送信方法は、ユーザ端末宛に個別制御情報と所定の制御情報を送信する場合、ユーザ端末を該ユーザ端末宛の制御情報の内容に応じてグループ分けするステップ、各ユーザ端末宛の個別制御情報を所定のグループ順に配列するステップ、各グループに所属するユーザ端末の所属数を前記グループ順に配列した所属数情報を作成するステップ、前記グループ順に各ユーザ端末宛の個別制御情報を送信すると共に前記所属数情報を送信するステップ、を備えている。
第2の個別制御情報送信方法は、ユーザ端末宛に個別制御情報と所定の制御情報を送信する場合、ユーザ端末を該ユーザ端末宛の制御情報の内容に応じてグループ分けするステップ、各ユーザ端末宛の個別制御情報を所定グループ順に配列するステップ、各グループに所属するユーザ端末の個別制御情報の合計サイズを前記グループ順に配列したサイズ情報を作成するステップ、前記グループ順に各ユーザ端末宛の個別制御情報を送信すると共に前記サイズ情報を送信するステップ、を備えている。
前記第1、第2の個別制御情報送信方法において、グループ順は制御情報の優先度順であり、優先度の高いグループの前記所属数情報あるいは前記サイズ情報を送信し、優先度の低いグループの前記所属数情報あるいは前記サイズ情報を送信しない。
・個別制御情報送受信方法
本発明の第2は、共通制御チャネルを用いて複数のユーザ端末へそれぞれの個別制御情報を送信する通信システムにおける個別制御情報送受信方法である。
第1の個別制御情報送受信方法は、送信側において、ユーザ端末宛に個別制御情報と所定の制御情報を送信する場合、ユーザ端末を該ユーザ端末宛の制御情報の内容に応じてグ
ループ分けするステップ、各ユーザ端末宛の個別制御情報を所定のグループ順に配列するステップ、各グループに所属するユーザ端末の所属数を前記グループ順に配列した所属数情報を作成するステップ、前記グループ順に各ユーザ端末宛の個別制御情報を送信すると共に前記所属数情報を送信するステップを備え、
受信側において、基地局装置から前記個別制御情報と前記所属数情報を受信するステップ、自分宛の個別制御情報の順番を判別するステップ、該順番と前記所属数情報とから自分が所属するグループを求めるステップ、該所属グループに基づいて制御情報を復元するステップ、を備えている。
第2の個別制御情報送受信方法は、送信側において、ユーザ端末宛に個別制御情報と所定の制御情報を送信する場合、ユーザ端末を該ユーザ端末宛の制御情報の内容に応じてグループ分けするステップ、各ユーザ端末宛の個別制御情報を所定グループ順に配列するステップ、各グループに所属するユーザ端末の個別制御情報の合計サイズを前記グループ順に配列したサイズ情報を作成するステップ、前記グループ順に各ユーザ端末宛の個別制御情報を送信すると共に前記サイズ情報を送信するステップを備え、受信側において、
基地局装置から送信された前記個別制御情報と前記サイズ情報を受信するステップ、自分宛の個別制御情報の先頭からの位置を判別するステップ、該位置と前記サイズ情報とから自分が所属するグループを求めるステップ、該所属グループに基づいて制御情報を復元するステップ、を備えている。
・基地局装置
本発明の第3は、共通制御チャネルを用いて複数のユーザ端末へそれぞれの個別制御情報を送信する通信システムにおける基地局装置である。
第1の基地局装置は、ユーザ端末宛に個別制御情報と所定の制御情報を送信する場合、ユーザ端末を該ユーザ端末宛の制御情報の内容に応じてグループ分けするグルーピング部、各ユーザ端末宛の個別制御情報を所定のグループ順に配列する配列部、各グループに所属するユーザ端末の所属数を前記グループ順に配列した所属数情報を作成する所属数情報作成部、前記グループ順に各ユーザ端末宛の個別制御情報を送信すると共に前記所属数情報を送信する送信部、を備えている。
第2の基地局装置は、ユーザ端末宛に個別制御情報と所定の制御情報を送信する場合、ユーザ端末を該ユーザ端末宛の制御情報の内容に応じてグループ分けするグルーピング部、各ユーザ端末宛の個別制御情報を所定グループ順に配列する配列部、各グループに所属するユーザ端末の個別制御情報の合計サイズを前記グループ順に配列したサイズ情報を作成するサイズ情報作成部、前記グループ順に各ユーザ端末宛の個別制御情報を送信すると共に前記サイズ情報を送信する送信部、を備えている。
第1、第2の基地局装置において、前記配列部は、制御情報の優先順に前記グループ順を決定し、各ユーザ端末の個別制御情報を該グループ順に配列し、前記送信部は、優先度の高いグループの前記所属数情報あるいは前記サイズ情報を送信し、優先度の低いグループの前記所属数情報あるいは前記サイズ情報を送信しない。
・通信システム
本発明の第4は、共通制御チャネルを用いて複数のユーザ端末装置へ基地局装置よりそれぞれの個別制御情報を送信する通信システムである。
第1の通信システムにおいて、基地局装置は、ユーザ端末宛に個別制御情報と所定の制御情報を送信する場合、ユーザ端末を該ユーザ端末宛の制御情報の内容に応じてグループ分けするグルーピング部、各ユーザ端末宛の個別制御情報を所定のグループ順に配列する配列部、各グループに所属するユーザ端末の所属数を前記グループ順に配列した所属数情報を作成する所属数情報作成部、前記グループ順に各ユーザ端末宛の個別制御情報を送信すると共に前記所属数情報を送信する送信部を備え、ユーザ端末装置は、基地局装置から送信された前記個別制御情報と前記所属数情報を受信する受信部、自分宛の個別制御情報の順番を判別し、該順番と前記所属数情報とから自分が所属するグループを求め、該所属
グループに基づいて制御情報を復元する制御情報復元部、を備えている。
第2の通信システムにおいて、基地局装置は、ユーザ端末宛に個別制御情報と所定の制御情報を送信する場合、ユーザ端末を該ユーザ端末宛の制御情報の内容に応じてグループ分けするグルーピング部、各ユーザ端末宛の個別制御情報を所定グループ順に配列する配列部、各グループに所属するユーザ端末の個別制御情報の合計サイズを前記グループ順に配列したサイズ情報を作成するサイズ情報作成部、前記グループ順に各ユーザ端末宛の個別制御情報を送信すると共に前記サイズ情報を送信する送信部を備え、ユーザ端末装置は、基地局装置から送信された前記個別制御情報と前記サイズ情報を受信する受信部、自分宛の個別制御情報の先頭からの位置を判別し、該位置と前記サイズ情報とから自分が所属するグループを求め、該所属グループに基づいて制御情報を復元する制御情報復元部を備えている。
本発明の第1の個別制御情報送受信方法の第1の説明図である。 本発明の第1の個別制御情報送受信方法の第2の説明図である。 本発明の第1の個別制御情報送受信方法の第3の説明図である。 本発明の第2の個別制御情報送受信方法説明図である。 第1実施例の基地局装置の構成図である。 TPCグルーピング部の処理結果説明図である。 共通通制御チャネル上の個別制御情報例である。 共通制御チャネル生成部の処理フローである。 第1実施例のユーザ端末(UE)の構成図である。 TPCコマンド復元部の構成図である。 第2実施例の共通通制御チャネル上の個別制御情報例である。 第2実施例の個別制御情報送受信方法の説明図である。 第2実施例のTPCコマンド復元部の構成図である。 TAコマンド値を送信する基地局装装置の構成図ある。 TAコマンド値を受信するユーザ端末の構成図である。 OFDMAにおける送信フォーマット説明図である。
(A)本発明の概略
本発明は各ユーザ端末(UE)における制御情報A(例えばTPCコマンドやTAコマンド)の値を利用して該制御情報Aを送信するために使用するビット数を減らす。
そのために、基地局装置は、制御情報Aと該制御情報Aを除いたUE個別制御情報Bを共通制御チャネル上で別々に送信する。例えば、基地局装置は、UEを該UE宛の制御情報Aの値に応じてグループ分けし、各UE宛の個別制御情報を所定のグループ順(例えば、制御情報Aの絶対値が大きいグループ順)に配列する。また基地局装置は、各グループに所属するUEの所属数を前記グループ順に配列した所属数情報を作成し、前記グループ順に各UE宛の個別制御情報を送信すると共に前記所属数情報を送信する。
各UEは基地局装置から個別制御情報と所属数情報を受信し、自分宛の個別制御情報の順番を判別し、該順番と所属数情報とから自分が所属するグループを求め、該所属グループに基づいて制御情報を復元する。
以上のようにすることにより、制御情報Aに宛先情報(UE‐ID)を付加する必要がなく、しかも、制御情報Aそのものを送信する必要がないため、制御情報Aを送信するために使用するビット数を削減できる。また、上記グループ順を制御情報Aの優先順とし、優先度の低いものを送信しないことでも制御情報Aを送信するために使用するビット数を削減できる。制御情報Aに適しているのはUE数に比べてビット数が少ない制御情報で、TPCコマンド、TAコマンドあるいは変調方式情報などが考えられる。
(B)本発明の第1の個別制御情報送受信方法
図1乃至図3は本発明の個別制御情報送受信方法の説明図である。なお、以下では制御情報A がTPCコマンドであり、TPCコマンドを除いたUE個別制御情報が制御情報Bである場合について説明する。また、以降ではTPCコマンドを除いたUE個別制御情報をリソース割り当て情報と称し、リソース割り当て情報の先頭にUE-IDを配置することとする。
予め、TPCコマンドの値を[3,-3,2,-2,1,-1,0]とした場合、図1(A)に示すようにTPCコマンドの値とグループ番号(G1〜G7)とを対応つけておく。また、共通制御チャネル(図16参照)上に、リソース割り当て情報とTPCコマンドのそれぞれについて別々の領域を設ける。例えば、図2に示すように共通制御チャネル上にTPCコマンドのためのTPCコマンド領域11Aとリソース割り当て情報のためのリソース割り当て情報領域11Bを設ける。
かかる状況において、リソース割り当ての対象である各UEに指示するTPCコマンド値が図1(B)であるものとすれば、基地局装置は図1(C)に示すように、各UEをそのTPCコマンド値に応じたグループにグループ分けし(グルーピング)、各UEのリソース割り当て情報を所定のグループ順にリソース割り当て情報領域11Bに配列する。グループ順は例えば、TPCコマンド値の絶対値が大きいグループ順であり、図1(B)の例では、UE#7→UE#3→UE#2→UE#6→UE#8→UE#9の順に各UEのリソース割り当て情報が配列される。
ついで、基地局装置は図1(D)に示すように、前記グループ順(TPCコマンド値の絶対値が大きいグループ順)に、各グループに所属するUE数を特定する所属数情報を作成し、図2(A)に示すようにTPCコマンド領域11Aに配列する。図1(B)の例では、1012101がTPCコマンド領域11Aに配列される。しかる後、基地局装置は図2(A)に示す共通制御チャネル上に配列された各UEの個別制御情報を送信する。
UEは個別制御情報を受信すれば、リソース割り当て情報に含まれるUE‐IDを参照して自分宛のリソース割り当て情報の順番を判別する。例えばUEがUE#2であれば、自分宛のリソース割り当て情報の順番は3である。ついで、該順番と個別制御情報に含まれる所属数情報とから該自分宛のリソース割り当て情報が所属するグループを求める。求め方は、グループ番号G1から順に所属数を積算し、積算値が自分宛のリソース割り当て情報の順番以上となるグループを求めることにより行なわれる。例えば、UEがUE#2であれば、自分宛のリソース割り当て情報の順番は3であるから、積算値が4となるグループG4が所属グループとなる。最後に、所属グループに基づいてTPCコマンド値を推定する。例えば、所属グループがG4であれば、TPCコマンド値は絶対値が第4番目に大きな値であり図1(A)より−2となる。また、別の例としてUEがUE#9であれば、自分宛のリソース割り当て情報の順番は6であり、積算値が6以上となるグループはG7となり、TPCコマンド値は絶対値が第7番
目に大きな値であり図1(A)より0となる。なお、図2(A)の点線で示すように、最後のグループG7の所属数情報がなくてもよい。なぜならば、グループG6までの積算値は5であるから順番が6以降のUE#9の所属グループがG7であることは自明であるからである。
以上の例では、各グループに所属するUE数を特定する所属数情報1012101を作成し、図2(A)に示すようにTPCコマンド領域11Aに配列した。しかし、第1グループG1から着目グループまでの各グループの所属数の積算値を特定する積算情報1124556を作成し、図2(B)に示すようにTPCコマンド領域11Aに配列することもできる。なお、この場合にも最後のグループG7の積算情報は必ずしも必要ではない。
図2(B)の場合、UEは個別制御情報を受信すれば、リソース割り当て情報に含まれるUE‐IDを参照して自分宛のリソース割り当て情報の順番を判別する。例えばUEがUE#2であれば、自分宛のリソース割り当て情報の順番は3である。ついで、該順番と個別制御情報に含まれる積算情報とから自分宛リソース割り当て情報が所属するグループを求める。求め方は、積算値が自分宛リソース割り当て情報の順番以上となるグループを求めることにより行なわれる。例えば、UEがUE#2であれば、自分宛のリソース割り当て情報の順番は3であるから、積算値が4となるグループG4が所属グループとなる。最後に、所属グループに基づいてTPCコマンド値を推定する。
図2(A),(B)に示すように、各グループに所属するUE数や積算数をTPCコマンド領域11Aに配列する方法であると、グループ毎に最大UE数を表現するための数のビットが必要になり、グループ数が多い程、TPCコマンドを送信するに必要なビット数が増加する。換言すればグループ数が少ない場合に図2(A),(B)に示す方法は有効である。
図3はグループ数が2の場合の例であり、TPCコマンド値が1と−1の場合である。(A)に示すようにコマンド値=1のグループG1に属するUE端末がUE#3,UE#7,UE#8,UE#11,UE#14の5個、コマンド値=−1のグループG2に属するUE端末がUE#2,UE#6,UE#9の3個であるとすれば、基地局装置は各UEのリソース割り当て情報をTPCコマンド値の大きいグループ順(1→−1の順)にリソース割り当て情報領域11Bに配列する。図3(B)の例では、UE#3→UE#7→UE#8→UE#11→UE#14→UE#2→UE#6→UE#9の順に各UEのリソース割り当て情報を配列する。ついで、基地局装置はコマンド値=1のグループG1に属するUE数を特定する所属数情報を作成し、図3(B)に示すようにTPCコマンド領域11Aに配置する。図3(B)の例では、“5”がTPCコマンド領域11Aに配置される。なお、グループG2の所属数情報(=3)は省略している。すなわち、グループ数が2の場合には、最大UE数を表現できるビット数だけで全UEのTPC情報を送信することができる。
(C)本発明の第2の個別制御情報送受信方法
図4は本発明の第2の個別制御情報送受信方法説明図である。
基地局制御装置は、第1の個別制御情報送受信方法と同様に各UEをそのTPCコマンド値に応じたグループにグループ分けし、各UEのリソース割り当て情報を所定のグループ順(例えば、TPCコマンド値の絶対値が大きいグループ順)にリソース割り当て情報領域11Bに配列する。ついで、各グループに所属するUE数を特定する所属数情報を作成しTPCコマンド領域11Aに配列する。すなわち、各グループの間に0を配置してグループを区別し、各グループに所属するUE数に等しい数の1を所属数情報として該グループの両側の0の間に並べる。なお、グループを区別する最初と最後の0は省略することができる。図4(A)はグループG1,G2,G3,G4,…の所属数ntpcをn3,n‐3,n2,n‐2,...とした例であり、グループG1,G2,G3,G4,…にn3,n‐3,n2,n‐2,...個の”1”を配置する。図1の例では、図4(B)に示すようにグループG1〜G7にそれぞれ1個、0個、1個、2個、1個、0個、1個の”1”を配置する。なお、最後のグループG7の所属数は省略することができる
この方法はグループ数をn、UE数をmとすれば、グループの区切りに必要な(n−2)個の“0”とm個の“1”の総計(m+n−2)ビット必要になるだけである。また、この方法はUE数
mが少ない場合にも制御ビットを削減する効果がある。第1従来技術の方式では、収容UE数をmとすると、7ステップのTPCコマンドを表すのに、全部で3×mビットが必要である。これに対して図4の方式では、グループの区切りに必要な5個の“0”とm個の“1”の総計(m+5)ビット必要になるだけである。したがって、第1従来技術の方式と比較すると次式
3×m>m+5
が成立するUE数mであれば、すなわち、UE数mが3以上であれば図4の方法が有効となることがわかる。また上式よりmが大きいほど効果があることが分かる。
(D)第1実施例
図5は第1実施例の基地局装置の構成図であり、図4の第2の個別制御情報送受信方法を適用した場合の例である。
無線部21の受信部(図示せず)は各UEより受信した信号をベースバンド信号に周波数変換して出力する。分離部22は受信信号よりパイロット、制御データ、上り送信データを分離し、パイロットをSIR測定部23に入力する。SIR測定部23は各UEから送信されたパイロットを用いて各UEからの信号の受信SIRを測定し、該受信SIRを制御部24のリソース割り当て部24aと送信電力制御部24bに入力する。リソース割り当て部24aは各UEの受信SIRに基づいて周知のスケジューリング処理を行って各UEに上りリンク及び下りリンクのリソースを割り当てると共に、UE毎に伝送フォーマット(符号化レート、変調方式、サイズ)等を決定して共通制御チャネル生成部25のリソース割り当て情報領域生成部25aに入力する。また、送信電力制御部25bはUE毎の受信SIRに基づいて周知のアルゴリズムにしたがって送信電力制御を行って各UEに送信するTPCコマンドを決定して共通制御チャネル生成部25のTPCグルーピング部25bに入力する。
リソース割り当て情報領域生成部25aは入力情報を用いて各UEのリソース割り当て情報を作成して配列部25cに入力する。一方、TPCグルーピング部25bは、各UEを該UEのTPCコマンド値に応じたグループにグループ分けすると共に、各グループに所属するUEの数(所属数)を出力する。図6はTPCコマンド値を図1(A)に示す[3,-3,2,-2,1,-1,0]とし、各UEに指示するTPCコマンド値を図1(B)に示す値であるとしたときの、TPCグルーピング部25bの処理結果である。
配列順序決定部25dはグルーピング結果と配列規則にしたがって、各UEのリソース割り当て情報の配列順序を決定して配列部25cに入力する。配列規則は所定グループ順であり、たとえばTPCコマンド値の絶対値が大きいグループ順である。TPCコマンド値の絶対値が大きいグループ順の場合、各UEのリソース割り当て情報の配列順序は、図6の例ではUE#7→UE#3→UE#2→UE#6→UE#8→UE#9となる。
配列部25cは該配列順に従って各UEのリソース割り当て情報を共通制御チャネル領域部25eのリソース割り当て情報領域11Bに図7に示すように配列する。所属数情報作成部25fは、前記所定グループ番号順に、各グループに所属するユーザ端末の数を特定する所属数情報を作成して共通制御チャネル領域部25eのTPCコマンド領域11Aに図7に示すように配列する。すなわち、所属数情報作成部25fは、各グループの間に0を配置し(最初と最後の0は省略)、各グループに所属するユーザ端末の数(1、0、1、2、1、0、1)に等しい数の1を前記所属数情報として該グループの両側の0の間に並べてなる所属数情報を作成してTPCコマンド領域11Aに配列する。
チャネル多重部26は下りパイロット、各UEへ送信する下りデータ及び共通制御チャネル情報(各UE宛の個別制御情報)を、周波数軸方向及び時間軸方向に多重し(図16参照)、無線部21の送信部(図示せず)は該多重信号を無線信号にしてアンテナより送信する。
図8は共通制御チャネル生成部25の処理フローである。
共通制御チャネル生成部25は、各ユーザのTPC値にしたがってユーザをグループ分けし、各グループに所属するユーザ数を求める(ステップ101)。ついで、所定のグループ
順にユーザのリソース割り当て情報を配列する(ステップ102)。また、グループ順に各グループの所属数を特定する所属数情報を作成し(ステップ103)、最後に、ステップ102のリソース割り当て情報配列とステップ103で作成した所属数情報を合成してチャネル多重部26、無線部21を介して送信する(ステップ104)。
図9は第1実施例のユーザ端末(UE)の構成図である。
無線部51の受信部(図示せず)は基地局より受信した信号をベースバンド信号に周波数変換して出力する。データ分離部52は受信信号よりパイロット信号、個別制御信号、下り送信データ信号を分離し、パイロットを伝播路推定部53に入力し、個別制御信号を個別制御情報検出部54に入力し、下り送信データを下りデータ処理部55に入力する。伝播路推定部53は、パイロット信号を用いてチャネルを推定し、チャネル推定値を個別制御情報検出部54と下りデータ処理部55に入力する。個別制御情報検出部54はチャネル推定値を用いて個別制御信号にチャネル補償を施して個別制御情報を復号してTPCコマンド復元部56に入力すると共に、該個別制御情報に含まれる自分宛のリソース割り当て情報を抽出し、下りリソース情報を下りデータ処理部55に入力し、上りリソース情報を上りデータ信号処理部57に入力する。下りデータ処理部55はチャネル推定値を用いて下りデータ信号にチャネル補償処理を施し、しかる後、下りリソース情報を参照して自分宛の下りデータを抽出して出力する。
TPCコマンド復元部56は、個別制御情報に含まれるリソース割り当て情報のうち自分宛のリソース割り当て情報の順番を判別し、該順番と各グループに所属するユーザ端末数を特定する所属数情報とから、自分が所属するグループを求め、該所属グループに基づいてTPCコマンド値を復元し、送信電力調整部58に入力する。なお、TPCコマンド値の復元方法は図10に従って後述する。
上りデータ信号処理部57は上りリソース情報に基づいて上りデータに所定の信号処理を施し、多重部59は上りデータ信号処理部57から入力する上りデータとパイロット生成部60から入力するパイロットを周波数多重、時分割多重して送信電力調整部58に入力する。送信電力調整部58は、TPCコマンド復元部56から入力するTPCコマンド値に基づいて送信信号の電力を増減して無線部51に入力し、送信部(図示せず)は、入力された信号を高周波信号にしてアンテナより送信する。
図10はTPCコマンド復元部56の構成図であり、順番判別部56aは個別制御情報に含まれるリソース割り当て情報(図7参照)のうち自分宛のリソース割り当て情報の順番Nを判別する。すなわち、各リソース割り当て情報には宛先を示すUE-ID(UE識別子)が含まれているから自分のUE-IDを含むリソース割り当て情報を検出し、先頭からの順番Nを判別し、所属グループ取得部56bに入力する。所属数情報抽出部56cは個別制御情報(図7参照)に含まれる所属数情報を抽出して、所属グループ取得部56bに入力する。所属グループ取得部56bは入力された所属数情報において、N番目の”1”の位置(グループ番号)を判別し、TPC復元部56dは該グループ番号に応じたTPCコマンド値を復元する。なお、グループ番号Gは、N番目の”1”の前に存在するグループ区分用の“0”の数nに1を加算して得られる(グループ番号G=n+1)。例えば、UEがUE#6であればN=4、“0”の数nは3、グループ番号Gは4(=G4)であるから、図6を参照するとTPCコマンド値は−2となる。また、UEがUE#9であればN=6、“0”の数nは6、グループ番号Gは7(=G7)であるから、図6を参照するとTPCコマンド値は0となる。
実際には、予め、N番目の”1”の前に存在する”0”の数とTPCコマンド値の対応を示すTPC復元用テーブル56eが設けられており、TPC復元部56dはこのテーブルを参照してTPCコマンド値を復元する。たとえば、UEがUE#6であればN=4、“0”の数nは3であるから、テーブルを参照するとTPCコマンド値は−2となり、また、UE#9であればN=6、“0”の数nは6であるから、テーブルを参照するとTPCコマンド値は0となる。このTPC復元用テーブル56eはTPCコマンド値が[3,-3,2,-2,1,-1,0]の値をとる場合の例であるが、TPC
コマンド値がどのような値をとるかにより異なる。
第1実施例は、図7に示すように、各グループの間に0を配置してグループを区別し、各グループに所属するUE数に等しい数の1を該グループの両側の0の間に並べて所属数情報を作成し、該所属数情報を含む個別制御情報を送受信した例である。しかし、かかる場合に限らず、図2(A)に示すようにグループに所属するUE数を示す数値を並べることにより所属数情報を作成し、該所属数情報を含む個別制御情報を送受信することができる(第1の個別制御情報送受信方法を参照)。また、図2(B)に示すようにグループに所属するUE数を積算し、積算数を並べることにより所属数情報を作成し、該所属数情報を含む個別制御情報を送受信することができる
第1実施例はTPCコマンド値の絶対値が大きいグループ順にUEのリソース割り当て情報を並べた場合であるが、所定配列規則に従って、例えばTPCコマンド値の絶対値が小さいグループ順にUEのリソース割り当て情報を並べることができる。なお、一般に制御情報の内容に基づいてグループ順を決定することができる。
また、制御情報(例えばTPCコマンド値)の優先度に基づいて、リソース割り当て情報を配列するためのグループ順序を決定し、優先順位の高いグループの所属数のみを送信し、優先順位の低いグループの所属数の送信を省略し、使用するビット数を削減することができる。なお、絶対値が大きいほど優先度が高いものとすると、図7ではTPCコマンド値の優先度の高いグループ順に各UEの個別制御情報を整列していることになり、TPCコマンド値が[3,−3,2,−2]の所属数のみを送るものとすれば、所属数情報1001011を送るだけでよく、使用するビット数を5ビット削減することができる。
(E)第2実施例
第1実施例は、各UE宛のリソース割り当て情報のサイズSが同一の場合である。かかる場合、サイズS毎に自分のUE-IDが検出できるか否かをチェックするだけで、容易に自分宛のリソース割り当て情報を検出、抽出することができ、また、自分宛リソース割り当て情報の順番Nを取得することができる。しかし、各UE宛のリソース割り当て情報のサイズが異なる場合、リソース割り当て情報の区切りが不明となるため自分宛のリソース割り当て情報の抽出処理や順番取得処理が複雑になる。
第2実施例は、各UE宛のリソース割り当て情報のサイズが異なる場合にも制御情報(TPCコマンド値)を容易に復元できるようにするために、グループに所属するUEの所属数情報に替えてグループに所属する全UEのリソース割り当て情報のサイズ(総エレメント数)を用いる。
図11(A)は各UEのリソース割り当て情報のサイズ(エレメント数)が異なる場合における個別制御情報の一例である。なお、TPCコマンド値が図12(A)に示す値をとり、各UEに指示するTPCコマンド値及びリソース割り当て情報サイズ(エレメント数)が図12(B)に示す通りであるとする。
基地局制御装置の共通制御チャネル生成部25(図5)は、第1実施例と同様に各UEをそのTPCコマンド値に応じたグループにグループ分けし(図12(C)参照)、各UEのリソース割り当て情報を所定グループ順(TPCコマンド値の絶対値が大きいグループ順)に配列する(図11(A)参照)。ついで、共通制御チャネル生成部25は、各グループに所属する全UEのリソース割り当て情報サイズの総サイズを特定するサイズ情報(図12(D)参照)を作成しTPCコマンド領域11Aに配列する。
すなわち、共通制御チャネル生成部25は、(1)各グループの間に0を配置してグループを区別し、(2)グループ毎に、グループに所属する全UEのリソース割り当て情報サイズ(エレメント数)を合計して総エレメント数Mを求め、(3)各グループの総エレメント数Mに等しい数の1を該グループの両側の0の間に並べる。
以上の操作により、図11(A)に示すようにグループG1〜G7にそれぞれ総エレメント数1,0,2,5,1,0,2に等しい数の”1”が配置された個別制御情報が得られ、UE
に向けて送信される。
各UEのTPCコマンド復元部56(図9)は以下のようにTPCコマンドを復元する。
図13は第2実施例のTPCコマンド復元部56の構成図である。
エレメント番号判別部61は個別制御情報に含まれるリソース割り当て情報(図11(A)参照)の単位サイズ(エレメント)毎に自分のUE-IDがエレメント先頭に存在するか調べ、自分のUE-IDを検出したときのエレメント番号Eを所属グループ取得部62に入力する。TPCコマンド領域情報抽出部63は個別制御情報(図11(A)参照)に含まれるTPCコマンド領域情報(サイズ情報)を抽出して、所属グループ取得部62に入力する。所属グループ取得部62は入力されたサイズ情報において、E番目の”1”の位置(グループ位置)を判別し、TPC復元部64は該”1”の前に存在するグループ区分用の“0”の数nを求め、該nに応じたTPCコマンド値をTPC復元用テーブル65より復元する。例えば、UE#6であれば、図11(A)よりエレメント番号7において自分のUE-IDを検出するからE=7となる。この結果、7番目の”1”(グループG4)の前に存在する“0”の数nは3であるからTPCコマンド=−2となる。
第2実施例によれば各UE宛のリソース割り当て情報のサイズが異なる場合にもTPCコマンド値を容易に復元することができる。
・変形例
第2実施例ではエレメント毎にUE-IDの照合を行なうため受信処理が複雑になる。そこで、変形例では図11(B)に示すようにグループに所属するUE数と各UEのリソース割り当て情報サイズがわかるようにする。このために図11(B)では、グループに所属する各UEのリソース割り当て情報サイズ1,2,3,・・・を"10"、"110"、"1110"、・・・により表現する。
TPC復元に際して、エレメント番号判別部61は、(1)TPCコマンド領域11AのTPCコマンド領域情報(所属数及びサイズ情報)より、リソース割り当て情報領域11Bにおける各リソース割り当て情報のサイズ(エレメント数)を求め、(2)該サイズの先頭に自分のUE-IDが存在するか調べ、(3)自分のUE-IDを検出できればそのときのエレメント番号Eを所属グループ取得部62に入力する。TPCコマンド領域情報抽出部63は個別制御情報に含まれるTPCコマンド領域情報(所属数及びサイズ情報)を抽出して、所属グループ取得部62に入力する。所属グループ取得部62は入力されたTPCコマンド領域情報において、E番目の”1”の位置を判別し、TPC復元部64は該”1”の前に存在するグループ区分用の“0”の数nを求め(“1”の次の“0”はグループ区分用の“0”ではない)、該nに応じたTPCコマンド値をTPC復元用テーブル65より復元する。例えば、UE#6であれば、エレメント番号7において自分のUE-IDを検出するからE=7となる。この結果、7番目の”1”の前に存在するグループ区分用の“0”の数nは3であるからTPCコマンド=−2となる。
この変形例によればエレメント毎にUE-IDの照合を行なう必要がないため受信処理を容易におこなうことができる。
(F)第3実施例
図14、図15はそれぞれ、TPCコマンド値に替えてTAコマンド値を送信する基地局装置、ユーザ端末(UE)の構成図であり、図5、図9と同一部分には同一符号を付している。
図14の基地局装置が図5の基地局装置と異なる点は、受信タイミング測定部31が設けられている点、送信電力制御部やTPCグルーピング部を削除し、替わりに送信タイミング制御部24cとTAグルーピング部25gが設けられている点である。
受信タイミング決定部31は、UEからの信号の受信タイミングをパイロット信号に基づいて測定して送信タイミング制御部24cに入力し、送信タイミング制御部24cはUE毎に受信タイミングと目標タイミングの差がゼロとなるようにTAコマンドを決定して共通制御チャネル生成部25のTAグルーピング部25gに入力する。TAグルーピング部25gは、各UEを該UEのTAコマンド値に応じたグループにグループ分けすると共に、各グループに所属
するUEの数(所属数)を出力する。以後、TAコマンドがTPCコマンドと同じ値(図1(A))をとるものとすれば、基地局装置は図5と同様の制御を行って共通制御チャネル上に作成した個別制御情報を各UEに送信する。
図15のユーザ端末が図9のユーザ端末と異なる点は、TPCコマンド復元部や送信電力調整部を削除し、替わりにTAコマンド復元部71と送信タイミング調整部72が設けられている点である。TAコマンド復元部71はTPCコマンド復元処理と同様の処理によりTAコマンド値を復元して送信タイミング調整部72に設定する。これにより、送信タイミング調整部72は送信信号の送信タイミングをTAコマンド値に基づいて調整する。
以上では本発明をTPCコマンド、TAコマンドを送信する場合について説明したが、これらの他に変調方式情報、リソース割り当て有効期間(Duration of Assignment)情報等を送信する場合にも適用できる。なお、Duration of Assignmentは 割り当てたリソースをどれくらいの期間使用できるかを示す情報であり、例えば2bitであれば、有効期間として1ms, 2ms, 3ms, 4msの4パターンのいずれかを特定する。1回で3msや4msの長い期間の割り当てを行う対象は、データ量の多いUEや伝播路状況が安定して良いと推定できるUEである。
また、以上では、リソース割り当て情報とTPCコマンド情報を同時に送信する場合について説明したが、別々のタイミングで送信することもできる。
・発明の効果
以上本発明によれば、制御情報(TPCコマンドやTAコマンドなど)を送信するためのビット数を減らすことができる。
本発明によれば、リソース割り当て情報と制御情報とが1対1に対応していない場合であっても、該制御情報を少ないビット数で送信することができる。
本発明によれば、宛先情報を送信する必要がなく、しかも、制御情報そのもののビット数を減らすことができる。
本発明によれば、優先順位の高いグループの所属数情報のみを送信し、優先順位の低いグループの所属数情報を送信しないようにできるため制御情報を送信するために使用するビット数を削減することができる。
本発明によれば、グループに所属するUEの総リソース割り当て情報サイズがわかるように個別制御情報を送信するため、各UEのリソース割り当て情報サイズが異なる場合であっても制御情報を復元することができ、しかも、制御情報を送信するためのビット数を減らすことができる。
本発明によれば、グループに所属するUE数とリソース割り当て情報サイズがわかるように個別制御情報を送信するため、各UEのリソース割り当て情報サイズが異なる場合であっても簡単な受信処理により制御情報を復元することができ、しかも、制御情報を送信するためのビット数を減らすことができる。

Claims (28)

  1. 共通制御チャネルを用いて複数のユーザ端末へそれぞれの個別制御情報を送信する通信システムにおける個別制御情報送信方法において、
    ユーザ端末宛に個別制御情報と所定の制御情報を送信する場合、ユーザ端末を該ユーザ端末宛の制御情報の内容に応じてグループ分けし、
    各ユーザ端末宛の個別制御情報を所定のグループ順に配列し、
    各グループに所属するユーザ端末の所属数を前記グループ順に配列した所属数情報を作成し、
    前記グループ順に各ユーザ端末宛の個別制御情報を送信すると共に前記所属数情報を送信する、
    ことを特徴とする個別制御情報送信方法。
  2. 共通制御チャネルを用いて複数のユーザ端末へそれぞれの個別制御情報を送信する通信システムにおける個別制御情報送信方法において、
    ユーザ端末宛に個別制御情報と所定の制御情報を送信する場合、ユーザ端末を該ユーザ端末宛の制御情報の内容に応じてグループ分けし、
    各ユーザ端末宛の個別制御情報を所定グループ順に配列し、
    各グループに所属するユーザ端末の個別制御情報の合計サイズを前記グループ順に配列したサイズ情報を作成し、
    前記グループ順に各ユーザ端末宛の個別制御情報を送信すると共に前記サイズ情報を送信する、
    ことを特徴とする個別制御情報送信方法。
  3. 前記グループ順は制御情報の優先度順であり、優先度の高いグループの前記所属数情報あるいは前記サイズ情報を送信し、優先度の低いグループの前記所属数情報あるいは前記サイズ情報を送信しない、
    ことを特徴とする請求項1または2記載の個別制御情報送信方法。
  4. 前記所属数情報作成ステップにおいて、
    各グループの間に0を配置し、
    各グループに所属するユーザ端末の数に等しい数の1を前記所属数情報として該グループの両側の0の間に並べる、
    ことを特徴とする請求項1記載の個別制御情報送信方法。
  5. 前記サイズ情報作成ステップにおいて、
    各グループの間に0を配置し、
    グループに属する各ユーザ端末の個別制御情報の合計サイズに等しい数の1を前記サイズ情報として該グループの両側の0の間に並べる、
    ことを特徴とする請求項2記載の個別制御情報送信方法。
  6. グループに属する各ユーザ端末の個別制御情報サイズが識別可能となるように該サイズに等しい数の1の間に切れ目を付して両側の0の間に並べる、
    ことを特徴とする請求項5記載の個別制御情報送信方法。
  7. 共通制御チャネルを用いて複数のユーザ端末へそれぞれの個別制御情報を送信する通信システムにおける個別制御情報送受信方法において、
    送信側において、
    ユーザ端末宛に個別制御情報と所定の制御情報を送信する場合、ユーザ端末を該ユーザ端末宛の制御情報の内容に応じてグループ分けし、
    各ユーザ端末宛の個別制御情報を所定のグループ順に配列し、
    各グループに所属するユーザ端末の所属数を前記グループ順に配列した所属数情報を作成し、
    前記グループ順に各ユーザ端末宛の個別制御情報を送信すると共に前記所属数情報を送信し、
    受信側において、
    基地局装置から前記個別制御情報と前記所属数情報を受信し、
    自分宛の個別制御情報の順番を判別し、
    該順番と前記所属数情報とから自分が所属するグループを求め、
    該所属グループに基づいて制御情報を復元する、
    ことを特徴とする個別制御情報送受信方法。
  8. 共通制御チャネルを用いて複数のユーザ端末へそれぞれの個別制御情報を送信する通信システムにおける個別制御情報送受信方法において、
    送信側において、
    ユーザ端末宛に個別制御情報と所定の制御情報を送信する場合、ユーザ端末を該ユーザ端末宛の制御情報の内容に応じてグループ分けし、
    各ユーザ端末宛の個別制御情報を所定グループ順に配列し、
    各グループに所属するユーザ端末の個別制御情報の合計サイズを前記グループ順に配列したサイズ情報を作成し、
    前記グループ順に各ユーザ端末宛の個別制御情報を送信すると共に前記サイズ情報を送信し、
    受信側において、
    基地局装置から送信された前記個別制御情報と前記サイズ情報を受信し、
    自分宛の個別制御情報の先頭からの位置を判別し、
    該位置と前記サイズ情報とから自分が所属するグループを求め、
    該所属グループに基づいて制御情報を復元する、
    ことを特徴とする個別制御情報送受信方法。
  9. 前記グループ順は制御情報の優先度順であり、優先度の高いグループの前記所属数情報あるいは前記サイズ情報を送信し、優先度の低いグループの前記所属数情報あるいは前記サイズ情報を送信しない、
    ことを特徴とする請求項7または8記載の個別制御情報送受信方法。
  10. 前記所属数情報作成ステップにおいて、
    各グループの間に0を配置し、
    各グループに所属するユーザ端末の数に等しい数の1を前記所属数情報として該グループの両側の0の間に並べる、
    ことを特徴とする請求項7記載の個別制御情報送受信方法。
  11. 前記サイズ情報作成ステップにおいて、
    各グループの間に0を配置し、
    グループに属する各ユーザ端末の個別制御情報の合計サイズに等しい数の1を前記サイズ情報として該グループの両側の0の間に並べる、
    ことを特徴とする請求項8記載の個別制御情報送受信方法。
  12. グループに属する各ユーザ端末の個別制御情報サイズが識別可能となるように該サイズに等しい数の1の間に切れ目を付して両側の0の間に並べる、
    ことを特徴とする請求項11記載の個別制御情報送受信方法。
  13. 前記受信側における制御情報を復元するステップにおいて、
    前記各グループの前に存在する前記0の数と前記制御情報の内容との対応テーブルを設け、
    前記自分が所属するグループの前に存在する0の数を求め、
    該0の数に対応する制御情報の内容を前記対応テーブルより求める、
    ことを特徴とする請求項10または11記載の個別制御情報送受信方法。
  14. 共通制御チャネルを用いて複数のユーザ端末へそれぞれの個別制御情報を送信する通信システムにおける基地局装置において、
    ユーザ端末宛に個別制御情報と所定の制御情報を送信する場合、ユーザ端末を該ユーザ端末宛の制御情報の内容に応じてグループ分けするグルーピング部、
    各ユーザ端末宛の個別制御情報を所定のグループ順に配列する配列部、
    各グループに所属するユーザ端末の所属数を前記グループ順に配列した所属数情報を作成する所属数情報作成部、
    前記グループ順に各ユーザ端末宛の個別制御情報を送信すると共に前記所属数情報を送信する送信部、
    を備えることを特徴とする基地局装置。
  15. 共通制御チャネルを用いて複数のユーザ端末へそれぞれの個別制御情報を送信する通信システムにおける基地局装置において、
    ユーザ端末宛に個別制御情報と所定の制御情報を送信する場合、ユーザ端末を該ユーザ端末宛の制御情報の内容に応じてグループ分けするグルーピング部、
    各ユーザ端末宛の個別制御情報を所定グループ順に配列する配列部、
    各グループに所属するユーザ端末の個別制御情報の合計サイズを前記グループ順に配列したサイズ情報を作成するサイズ情報作成部、
    前記グループ順に各ユーザ端末宛の個別制御情報を送信すると共に前記サイズ情報を送信する送信部、
    を備えることを特徴とする基地局装置。
  16. 前記配列部は、制御情報の優先順に前記グループ順を決定し、各ユーザ端末の個別制御情報を該グループ順に配列し、
    前記送信部は、優先度の高いグループの前記所属数情報あるいは前記サイズ情報を送信し、優先度の低いグループの前記所属数情報あるいは前記サイズ情報を送信しない、
    ことを特徴とする請求項14または15記載の基地局装置。
  17. 前記所属数情報作成部は、
    各グループの間に0を配置し、各グループに所属するユーザ端末の数に等しい数の1を前記所属数情報として該グループの両側の0の間に並べる、
    ことを特徴とする請求項14記載の基地局装置。
  18. 前記サイズ情報作成部は、
    各グループの間に0を配置し、グループに属する各ユーザ端末の個別制御情報の合計サイズに等しい数の1を前記サイズ情報として該グループの両側の0の間に並べる、
    ことを特徴とする請求項15記載の基地局装置。
  19. 前記サイズ情報作成部は、
    グループに属する各ユーザ端末の個別制御情報サイズが識別可能となるように該サイズに等しい数の1の間に切れ目を付して両側の0の間に並べる、
    ことを特徴とする請求項18記載の基地局装置。
  20. 共通制御チャネルを用いて複数のユーザ端末装置へ基地局装置よりそれぞれの個別制御情報を送信する通信システムにおいて、
    基地局装置は、
    ユーザ端末宛に個別制御情報と所定の制御情報を送信する場合、ユーザ端末を該ユーザ端末宛の制御情報の内容に応じてグループ分けするグルーピング部、
    各ユーザ端末宛の個別制御情報を所定のグループ順に配列する配列部、
    各グループに所属するユーザ端末の所属数を前記グループ順に配列した所属数情報を作成する所属数情報作成部、
    前記グループ順に各ユーザ端末宛の個別制御情報を送信すると共に前記所属数情報を送信する送信部、
    を備え、ユーザ端末装置は、
    基地局装置から送信された前記個別制御情報と前記所属数情報を受信する受信部、
    自分宛の個別制御情報の順番を判別し、該順番と前記所属数情報とから自分が所属するグループを求め、該所属グループに基づいて制御情報を復元する制御情報復元部、
    を備えたことを特徴とする通信システム。
  21. 共通制御チャネルを用いて複数のユーザ端末装置へ基地局装置よりそれぞれの個別制御情報を送信する通信システムにおいて、
    基地局装置は、
    ユーザ端末宛に個別制御情報と所定の制御情報を送信する場合、ユーザ端末を該ユーザ端末宛の制御情報の内容に応じてグループ分けするグルーピング部、
    各ユーザ端末宛の個別制御情報を所定グループ順に配列する配列部、
    各グループに所属するユーザ端末の個別制御情報の合計サイズを前記グループ順に配列したサイズ情報を作成するサイズ情報作成部、
    前記グループ順に各ユーザ端末宛の個別制御情報を送信すると共に前記サイズ情報を送信する送信部、
    を備え、ユーザ端末装置は、
    基地局装置から送信された前記個別制御情報と前記サイズ情報を受信する受信部、
    自分宛の個別制御情報の先頭からの位置を判別し、該位置と前記サイズ情報とから自分が所属するグループを求め、該所属グループに基づいて制御情報を復元する制御情報復元部、
    を備えたことを特徴とする通信システム。
  22. 前記配列部は、制御情報の優先順に前記グループ順を決定し、各ユーザ端末の個別制御情報を該グループ順に配列し、
    前記送信部は、優先度の高いグループの前記所属数情報あるいは前記サイズ情報を送信し、優先度の低いグループの前記所属数情報あるいは前記サイズ情報を送信しない、
    ことを特徴とする請求項20または21記載の通信システム。
  23. 前記所属数情報作成部は、
    各グループの間に0を配置し、各グループに所属するユーザ端末の数に等しい数の1を前記所属数情報として該グループの両側の0の間に並べる、
    ことを特徴とする請求項20記載の通信システム。
  24. 前記サイズ情報作成部は、
    各グループの間に0を配置し、グループに属する各ユーザ端末の個別制御情報の合計サイズに等しい数の1を前記サイズ情報として該グループの両側の0の間に並べる、
    ことを特徴とする請求項21記載の通信システム。
  25. 前記サイズ情報作成部は、
    グループに属する各ユーザ端末の個別制御情報サイズが識別可能となるように該サイズに等しい数の1の間に切れ目を付して両側の0の間に並べる、
    ことを特徴とする請求項24記載の基地局装置。
  26. 前記受信側の前記制御情報復元部は、
    前記各グループの前に存在する前記0の数と前記制御情報の内容との対応テーブル、
    前記自分が所属するグループの前に存在する0の数を求め、該0の数に対応する制御情報の内容を前記対応テーブルより復元する復元部、
    を備えたことを特徴とする請求項23または24記載の通信システム。
  27. ユーザ端末宛に個別制御情報と所定の制御情報を送信する場合、基地局装置において、ユーザ端末を該ユーザ端末宛の制御情報の内容に応じてグループ分けし、各ユーザ端末宛の個別制御情報を所定のグループ順に配列し、各グループに所属するユーザ端末の所属数を前記グループ順に配列した所属数情報を作成し、前記グループ順に各ユーザ端末宛の個別制御情報を送信すると共に前記所属数情報を送信する通信システムにおけるユーザ端末において、
    基地局装置から送信された前記個別制御情報と前記所属数情報を受信する受信部、
    自分宛の個別制御情報の順番を判別し、該順番と前記所属数情報とから自分が所属するグループを求め、該所属グループに基づいて制御情報を復元する制御情報復元部、
    を備えたことを特徴とするユーザ端末。
  28. ユーザ端末宛に個別制御情報と所定の制御情報を送信する場合、基地局装置において、ユーザ端末を該ユーザ端末宛の制御情報の内容に応じてグループ分けし、各ユーザ端末宛の個別制御情報を所定グループ順に配列し、各グループに所属するユーザ端末の個別制御情報の合計サイズを前記グループ順に配列したサイズ情報を作成し、前記グループ順に各ユーザ端末宛の個別制御情報を送信すると共に前記サイズ情報を送信する通信システムにおけるユーザ端末において、
    基地局装置から送信された前記個別制御情報と前記サイズ情報を受信する受信部、
    自分宛の個別制御情報の先頭からの位置を判別し、該位置と前記サイズ情報とから自分が所属するグループを求め、該所属グループに基づいて制御情報を復元する制御情報復元部、
    を備えたことを特徴とするユーザ端末。
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