JP5305923B2 - 無線通信基地局装置および制御チャネルのmcs制御方法 - Google Patents

無線通信基地局装置および制御チャネルのmcs制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、無線通信基地局装置および制御チャネルのMCS制御方法に関する。
近年、無線通信、特に移動体通信では、音声以外に画像やデータなどの様々な情報が伝送の対象になっている。今後は、さらに高速な伝送に対する要求がさらに高まるであろうと予想され、高速伝送を行うために、限られた周波数資源をより効率よく利用して、高い伝送効率を実現する無線伝送技術が求められている。
このような要求に応え得る無線伝送技術の一つにOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)がある。OFDMは、多数のサブキャリアを用いてデータを並列伝送するマルチキャリア伝送技術であり、高い周波数利用効率、マルチパス環境下のシンボル間干渉低減などの特徴を持ち、伝送効率の向上に有効であることが知られている。
このOFDMを下り回線に用い、複数の無線通信移動局装置(以下、単に移動局という)へのデータを複数のサブキャリアに周波数多重する場合に、周波数スケジューリング送信を行うことが検討されている。
周波数スケジューリング送信では、無線通信基地局装置(以下、単に基地局という)が各移動局での周波数帯域毎の受信品質に基づいて各移動局に対して適応的にサブキャリアを割り当てるため、最大限のマルチユーザダイバーシチ効果を得ることができる。一方で、周波数スケジューリング送信は、通常、隣接する複数のサブキャリアをいくつかまとめてブロック化したリソースブロック毎に行われるため、それほど高い周波数ダイバーシチ効果は得られない。
周波数スケジューリング送信を行うために基地局は、各サブフレームでのデータ送信先の移動局に対してサブフレーム毎に、データ送信に先立ってサブフレームの先頭で、移動局ID(ユーザID)、リソースブロック番号、データチャネルの変調方式および符号化率(Modulation and Coding Scheme:MCS)等からなる制御情報を送信する。また、この制御情報はSCCH(Shared Control Channel;共有制御チャネル)で伝送される。SCCHはそのサブフレームでデータが送信される移動局の数だけ存在し、1サブフレーム当たりの移動局数は例えば通信システムにおいて使用可能な周波数帯域幅(以下、システム帯域幅という)等により規定される。つまり、各サブフレームの先頭では、そのサブフレームにおけるデータチャネル数と同数のSCCHが同一時刻に多重される。
また、SCCHは移動局毎に送信電力制御がなされる。この送信電力制御では、基地局の許容送信電力内(最大送信電力内)において複数のSCCHが電力リソースを共有し、セル境界付近の移動局に対するSCCHは高い送信電力に、セル中心部分の移動局に対するSCCHは低い送信電力に制御される。この送信電力制御により、限られた電力リソースを移動局毎のSCCH間で融通しあって効率よく利用することができる。
一方、現段階の標準化検討においては、SCCHのMCSは、95%のカバレッジ目標を満たすMCS、つまり、セル内に存在する全移動局の95%の移動局が所要受信品質を満たすことができるようなMCSに設定される必要があるとされている。このため従来は、SCCHのMCSはMCSレベルが十分に低いMCSに固定されている。例えば、SCCHに対しては、95%のカバレッジ目標を満たす固定のMCSとして、変調方式がQPSK、符号化率がR=1/8のMCSが設定される(非特許文献1参照)。
3GPP RAN WG1 Meeting document, R1-061278
このように、従来は、SCCHのMCSはMCSレベルが十分に低いMCSに固定されているため、SCCHのために消費される通信リソース量(時間リソース量および周波数リソース量)が大きくなって、SCCHによる通信オーバーヘッドが大きくなってしまう。その結果、データのスループットが低下してしまう。SCCHのMCSが十分低いMCSレベルのMCSに固定されていることによるこのような悪影響は、SCCHの多重数、すなわち、1サブフレーム当たりの移動局数が多くなるほどより大きくなる。
本発明の目的は、SCCH等の制御チャネルによる通信オーバーヘッドを低減することができる基地局および制御チャネルのMCS制御方法を提供することである。
本発明の基地局は、複数の制御チャネルを同一時刻に多重する基地局装置であって、前記複数の制御チャネルを符号化する符号化手段と、前記複数の制御チャネルを変調する変調手段と、前記符号化手段および前記変調手段におけるMCSを前記制御チャネルの多重数に応じて設定する設定手段と、を具備する構成を採る。
本発明によれば、SCCH等の制御チャネルによる通信オーバーヘッドを低減することができる。
以下、本発明の実施の形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。
(実施の形態1)
本実施の形態に係る基地局100の構成を図1に示す。基地局100は、複数のSCCHを同一時刻に多重するものである。
基地局100において、SCCH用の符号化部11および変調部12からなる符号化・変調部101−1〜101−n、データチャネル用の符号化部21および変調部22からなる符号化・変調部104−1〜104−n、および、復調部31および復号部32からなる復調・復号部114−1〜114−nは、基地局100が通信可能な移動局の数nだけ備えられる。また、符号化・変調部101−1〜101−n、符号化・変調部104−1〜104−n、および、復調・復号部114−1〜114−nは、移動局1〜nにそれぞれ対応して備えられる。
MCS設定部120は、符号化・変調部101−1〜101−nにおけるMCSを設定する。MCS設定部120でのMCS設定の詳細については後述する。
符号化・変調部101−1〜101−nにおいて、各符号化部11は、MCS設定部120によって設定されるMCSに従って、移動局毎のSCCHで送信される移動局毎の制御情報に対して符号化処理を行い、各変調部12は、MCS設定部120によって設定されるMCSに従って、符号化後の制御情報に対して変調処理を行って配置部102に出力する。
配置部102は、各移動局への制御情報を、OFDMシンボルを構成する複数のサブキャリアのいずれかに配置して送信電力制御部103に出力する。つまり、配置部102は、移動局毎の複数のSCCHを、OFDMシンボルを構成する複数のサブキャリアのいずれかに配置する。配置部102でのこの配置処理により、複数のSCCHが同一時刻に周波数多重される。
送信電力制御部103は、各移動局から報告された受信品質情報に基づいて、許容送信電力内で制御情報の送信電力を制御して多重部106に出力する。この際、送信電力制御部103は、移動局毎の通信帯域全体の受信品質情報に基づいてSCCH毎に制御情報の送信電力を制御する。また、各移動局のSCCHの送信電力は、各移動局が十分な受信品質で制御情報を受信できる送信電力に設定される。より具体的には、送信電力制御部103は、受信品質が低いほど送信電力を高くし、受信品質が高いほど送信電力を低くする。これにより、セル境界付近の移動局に対するSCCHは高い送信電力に、セル中心部分の移動局に対するSCCHは低い送信電力に制御される。つまり、送信電力制御部103では、許容送信電力内で複数のSCCH各々の送信電力が各移動局での受信品質に応じて制御される。
符号化・変調部104−1〜104−nにおいて、各符号化部21は、移動局毎の送信データに対して符号化処理を行い、各変調部22は、符号化後の送信データに対して変調処理を行って配置部105に出力する。このときのMCSは適応制御部115から入力されるMCS情報に従う。
配置部105は、適応制御部115からの制御に従って、各移動局へのデータを、OFDMシンボルを構成する複数のサブキャリアのいずれかに配置して多重部106に出力する。この際、配置部105は、各移動局へのデータをリソースブロックを単位として複数のサブキャリアのいずれかに配置する。また、配置部105は、各データの配置情報(どの移動局へのデータをどのリソースブロックに配置したかを示す情報)として、移動局IDおよびリソースブロック番号を制御情報生成部116に出力する。
多重部106は、配置部105から入力される各データに送信電力制御部103から入力される制御情報を時間多重してIFFT(Inverse Fast Fourier Transform)部107に出力する。制御情報の多重は例えばサブフレーム毎に行われ、制御情報は各サブフレームの先頭に多重される。
IFFT部107は、制御情報が配置された複数のサブキャリアまたはデータが配置された複数のサブキャリアに対してIFFTを行って、マルチキャリア信号であるOFDMシンボルを生成する。つまり、IFFT部107は、複数のSCCHが周波数多重されたOFDMシンボルまたは複数のデータチャネルが周波数多重されたOFDMシンボルを生成する。また、SCCHからなるOFDMシンボルとデータチャネルからなるOFDMシンボルとが1サブフレームにおいて時間多重される。
CP(Cyclic Prefix)付加部108は、OFDMシンボルの後尾部分と同じ信号をCPとしてOFDMシンボルの先頭に付加する。
無線送信部109は、CP付加後のOFDMシンボルに対しD/A変換、増幅およびアップコンバート等の送信処理を行ってアンテナ110から各移動局へ送信する。
一方、無線受信部111は、最大n個の移動局から同時に送信されたn個のOFDMシンボルをアンテナ110を介して受信し、これらのOFDMシンボルに対しダウンコンバート、D/A変換等の受信処理を行う。
CP除去部112は、受信処理後のOFDMシンボルからCPを除去する。
FFT(Fast Fourier Transform)部113は、CP除去後のOFDMシンボルに対してFFTを行って、周波数領域で多重された移動局毎の信号を得る。ここで、各移動局は互いに異なるサブキャリアまたは互いに異なるリソースブロックを用いて信号を送信しており、移動局毎の信号にはそれぞれ、各移動局から報告される受信品質情報が含まれている。なお、各移動局では、受信品質の測定を、受信SNR、受信SIR、受信SINR、受信CINR、受信電力、干渉電力、ビット誤り率、スループット、所定の誤り率を達成できるMCS等により行うことができる。また、受信品質情報は、CQI(Channel Quality Indicator)やCSI(Channel State Information)等と表されることがある。
復調・復号部114−1〜114−nにおいて、各復調部31は、FFT後の信号対して復調処理を行い、各復号部32は、復調後の信号に対して復号処理を行う。これにより、受信データが得られる。受信データのうち受信品質情報が送信電力制御部103および適応制御部115に入力される。
適応制御部115は、各移動局から報告された受信品質情報に基づいて各移動局への送信データに対する適応制御を行う。すなわち、適応制御部115は、受信品質情報に基づいて、符号化・変調部104−1〜104−nに対しては、所要誤り率を満たすことができるMCSの選択を行ってMCS情報を出力する。この適応制御は、リソースブロック毎に行われる。つまり、適応制御部115は、複数のリソースブロック毎にデータチャネルの適応制御を行う。また、適応制御部115は、受信品質情報に基づいて、配置部105に対しては、Max SIR法やProportional Fairness法等のスケジューリングアルゴリズムを用いて、各移動局への送信データをどのリソースブロックに配置するかを決定する。また、適応制御部115は、移動局毎のMCS情報を制御情報生成部116に出力する。
制御情報生成部116は、移動局毎の配置情報および移動局毎のMCS情報からなる移動局毎の制御情報を生成して、それぞれ対応する符号化部11に出力する。
次いで、MCS設定部120でのMCS設定の詳細について説明する。
SCCHの多重数、すなわち、1サブフレーム当たりに割り当てられる移動局の数が少
ない場合(例えば、SCCHの多重数が2の場合)には、サンプル数が少ないことによる分散の増大のため、それらの移動局はセル内のある範囲に偏って存在する確率が高くなり、よって、すべての移動局がセル境界付近に存在する確率も高くなる。よって、この場合には、各移動局から報告される受信品質にも偏りが生じてすべての受信品質が低くなり、その結果、送信電力が高いSCCHのみが多重される確率が高くなる。また、基地局における許容送信電力はSCCHの多重数に比例する、すなわち、SCCHの多重数が少なくなるほど許容送信電力が低くなる。よって、SCCHの多重数が少なくなって送信電力が高いSCCHのみが多重されると、SCCHの送信電力の合計が許容送信電力内に収まらなくなる可能性が生じる。SCCHの送信電力の合計が許容送信電力内に収まらない場合、送信電力制御部103は、SCCHの送信電力の合計を許容送信電力内に収めるべく、各SCCHの送信電力を低下させる。よって、この場合には、各移動局におけるSCCHの受信品質が所要受信品質を満たせなくなってしまう。また、1サブフレーム当たりの移動局数が少ないため、所要受信品質を満たすことができない移動局がわずかでも存在すると、95%のカバレッジ目標を満たすことができなくなってしまう。よって、SCCHの多重数が少ない場合には、送信電力の低下に伴う受信品質の低下を、MCSレベルの低下による受信品質の増加で補う必要がある。つまり、SCCHの多重数が少ない場合には、SCCHのMCSをMCSレベルが低いMCSに設定する必要がある。
一方、SCCHの多重数、すなわち、1サブフレーム当たりに割り当てられる移動局の数が十分に多い場合(例えば、SCCHの多重数が12の場合)には、それらの移動局はセル内に一様に万遍なく分布して存在する確率が高くなる。よって、この場合には、各移動局から報告される受信品質も高いものから低いものまで一様に万遍なく存在し、その結果、送信電力が高いSCCHから送信電力が低いSCCHまで様々な送信電力のSCCHが多重されることになる。また、上記のように基地局における許容送信電力はSCCHの多重数に比例する、すなわち、SCCHの多重数が多くなるほど許容送信電力が高くなる。よって、この場合には、SCCHの送信電力の合計が許容送信電力内に収まる可能性が十分に高い。よって、SCCHの多重数が十分に多い場合には、すべての移動局のSCCHの送信電力を、所要受信品質を満たす送信電力にすることができる。また、1サブフレーム当たりの移動局数が十分に多いため、所要受信品質を満たすことができない移動局が多少存在しても、95%のカバレッジ目標を十分に満たすことができる。よって、SCCHの多重数が多い場合には、SCCHのMCSレベルを増加させることができる余裕がある。つまり、SCCHの多重数が多い場合には、SCCHのMCSをMCSレベルが高いMCSに設定して伝送レート(ビットレート)を高めることによりSCCHによる通信オーバーヘッドを低減することができる。
そこで、本実施の形態では、以下のようにしてSCCHのMCS、すなわち、符号化・変調部101−1〜101−nにおけるMCSを設定する。以下、MCS設定部120によるMCS設定例を示す。
なお、本実施の形態に係る設定例では、SCCHの多重数がサブフレーム毎に変化せず固定である場合について説明する。
また、以下の説明ではいずれも、図2に示すような、MCSレベルが1〜8のいずれかのMCSがSCCHに設定される。図2から明らかなように、変調方式についてはMCSレベルが高くなるほど変調レベルが高く(変調多値数が多く)なり、符号化率についてはMCSレベルが高くなるほど符号化率が高くなる。つまり、MCSレベルが高くなるほど伝送レート(ビットレート)が高くなる一方で、誤り率特性は劣化して所定の誤り率を満たすための所要送信電力は高くなる。
<MCS設定例1−1(図3A,図3B)>
本設定例では、MCS設定部120は、図3Aに示すテーブルを備え、SCCHのMCSをSCCHの多重数に応じて設定する。SCCHの多重数は、基地局100より上位のレイヤにある無線回線制御局装置(Radio Network Controller)から通知される。
MCS設定部120は、この通知に従って図3Aに示すテーブルを参照して4つのMCSの中からいずれか1つのMCSを選択する。例えば、SCCHの多重数が3の場合は、変調方式:QPSK,符号化率:R=1/3のMCSが選択されて符号化・変調部101−1〜101−nに設定され、SCCHの多重数が9の場合は、変調方式:16QAM,符号化率:R=1/2のMCSが選択されて符号化・変調部101−1〜101−nに設定される。つまり、MCS設定部120は、同一時刻に多重される複数のSCCHのMCSを、SCCHの多重数が多いほどMCSレベルがより高いMCSに設定する。また、MCS設定部120は、同一時刻に多重されるすべてのSCCHのMCSを同一のMCSに設定する。
なお、本設定例においては、図3Aに示すテーブルに代えて、図3Bに示すテーブルを用いてもよい。図3Bに示すテーブルでは、SCCHの多重数が多くなるほどMCSレベルがより高くなる点は図3Aに示すテーブルと同一である。しかし、図3Bに示すテーブルでは、SCCHの多重数が多くなるほど符号化率はより高くなるが、変調方式はSCCHの多重数によらずQPSKに固定される。
このように、本設定例によれば、SCCHのMCSをSCCHの多重数に応じて設定するため、カバレッジ目標を満たしつつSCCHの伝送レート(ビットレート)を高めることができ、よって、SCCHによる通信オーバーヘッドを低減することができる。
<MCS設定例1−2(図4A,図4B)>
一般に、システム帯域幅が広くなるほどより多くの移動局を収容することが可能となるので、システム帯域幅が広くなるほど1サブフレーム当たりの移動局数が多くなると考えられる。つまり、システム帯域幅が広くなるほどSCCHの多重数が多くなると考えられる。よって、SCCHのMCSを、SCCHの多重数に応じて設定する代わりに、システム帯域幅に応じて設定しても設定例1−1と同様の効果を得ることができる。
そこで、本設定例では、MCS設定部120は、図4Aに示すテーブルを備え、SCCHのMCSをシステム帯域幅に応じて設定する。システム帯域幅は、基地局100より上位のレイヤにある無線回線制御局装置から通知される。
MCS設定部120は、この通知に従って図4Aに示すテーブルを参照して4つのMCSの中からいずれか1つのMCSを選択する。例えば、システム帯域幅が5MHzの場合は、変調方式:QPSK,符号化率:R=1/3のMCSが選択されて符号化・変調部101−1〜101−nに設定され、システム帯域幅が20MHzの場合は、変調方式:16QAM,符号化率:R=1/2のMCSが選択されて符号化・変調部101−1〜101−nに設定される。つまり、MCS設定部120は、同一時刻に多重される複数のSCCHのMCSを、システム帯域幅が広いほどMCSレベルがより高いMCSに設定する。また、MCS設定部120は、同一時刻に多重されるすべてのSCCHのMCSを同一のMCSに設定する。
なお、本設定例においては、設定例1−1同様、図4Aに示すテーブルに代えて、図4Bに示すテーブルを用いてもよい。
このように、本設定例によれば、SCCHのMCSをシステム帯域幅に応じて設定するため、設定例1−1同様、カバレッジ目標を満たしつつSCCHの伝送レート(ビットレ
ート)を高めることができ、よって、SCCHによる通信オーバーヘッドを低減することができる。
<MCS設定例1−3(図5A,図5B)>
最近、マルチキャスト通信に関する検討が行われている。マルチキャスト通信は、ユニキャスト通信のような1対1の通信ではなく、1対多の通信となる。すなわち、マルチキャスト通信では、1つの基地局が複数の移動局に対し同じデータを送信する。このマルチキャスト通信により、移動体通信システムにおいて音楽データやビデオ画像データの配信サービス、テレビ放送等の放送サービス等が実現される。これに対し、ユニキャスト通信では、1つの基地局が複数の移動局に対し互いに異なるデータを送信する。
そして、最近、マルチキャスト通信とユニキャスト通信とをサブフレームを単位として切り替えることが検討されている。以下、マルチキャスト通信が行われるサブフレームをマルチキャストサブフレームと言い、ユニキャスト通信が行われるサブフレームをユニキャストサブフレームと言う。
なお、マルチキャスト通信がニュースグループ等そのサービスに加入している特定の移動局に対してのみ情報送信するような通信形態をとるのに対し、ブロードキャスト通信は現在のテレビ放送やラジオ放送のように全移動局に対して情報送信するような通信形態をとる。しかし、1つの基地局が複数の移動局に同じデータを送信する点において、マルチキャストとブロードキャストとは同一である。よって、マルチキャストはブロードキャストと称されることもある。また、マルチキャストとブロードキャストとを合わせてMBMS(Multimedia Broadcast/Multicast Service)と称することもある。
マルチキャストサブフレームでは、上記のように、移動局毎の個別のデータは送信されないため、その個別のデータのためのSCCHも存在しない。よって、マルチキャストサブフレームでは、ユニキャストサブフレームに比べ、SCCH多重数が少なくなる。よって、SCCHのMCSを、SCCHの多重数に応じて設定する代わりに、サブフレーム種別、すなわち、サブフレームがマルチキャストサブフレームであるかユニキャストサブフレームであるかに応じて設定しても設定例1−1と同様の効果を得ることができる。
そこで、本設定例では、MCS設定部120は、図5Aに示すテーブルを備え、SCCHのMCSをサブフレーム種別に応じて設定する。サブフレーム種別は、基地局100より上位のレイヤにある無線回線制御局装置から通知される。
MCS設定部120は、この通知に従って図5Aに示すテーブルを参照して2つのMCSの中からいずれか1つのMCSを選択する。すなわち、サブフレーム種別がマルチキャストサブフレームである場合は、変調方式:QPSK,符号化率:R=1/3のMCSが選択されて符号化・変調部101−1〜101−nに設定され、サブフレーム種別がユニキャストサブフレームである場合は、変調方式:16QAM,符号化率:R=1/2のMCSが選択されて符号化・変調部101−1〜101−nに設定される。つまり、MCS設定部120は、ユニキャストサブフレームで同一時刻に多重される複数のSCCHに対し、マルチキャストサブフレームで同一時刻に多重される複数のSCCHに対して設定するMCSのMCSレベルより高いMCSレベルのMCSを設定する。また、MCS設定部120は、同一時刻に多重されるすべてのSCCHのMCSを同一のMCSに設定する。
なお、本設定例においては、設定例1−1同様、図5Aに示すテーブルに代えて、図5Bに示すテーブルを用いてもよい。
このように、本設定例によれば、SCCHのMCSをサブフレーム種別に応じて設定す
るため、設定例1−1同様、カバレッジ目標を満たしつつSCCHの伝送レート(ビットレート)を高めることができ、よって、SCCHによる通信オーバーヘッドを低減することができる。
以上、MCS設定例1−1〜1−3について説明した。
このように、本実施の形態によれば、SCCHのMCSを、SCCHの多重数、システム帯域幅、または、サブフレーム種別に応じて設定するため、カバレッジ目標を満たしつつSCCHの伝送レート(ビットレート)を高めることができ、よって、SCCHによる通信オーバーヘッドを低減することができる。
また、本実施の形態によれば、基地局100は、SCCHの多重数、システム帯域幅、または、サブフレーム種別を全移動局へ共通に通知することにより全移動局に対しSCCHのMCSを通知すすることができる。よって、本実施の形態によれば、SCCHのMCSの移動局毎の通知を省くことができるため、SCCHによる通信オーバーヘッドをさらに低減することができる。
(実施の形態2)
実施の形態1では、SCCHの多重数がサブフレーム毎に変化せず固定である場合について説明した。これに対しSCCHの多重数がサブフレーム毎に変化する場合は、基地局の構成は図6に示すものとなる。なお、図6において図1(実施の形態1)と同一の構成部には同一符号を付し説明を省略する。
図6に示す基地局200において、適応制御部115は、実施の形態1で説明した処理に加え、サブフレーム毎の移動局数等を考慮して、サブフレーム毎にSCCHの多重数を決定し、決定したSCCHの多重数をMCS設定部120に出力する。
MCS設定部120は、実施の形態1のMCS設定例1−1と同様にして、SCCHのMCSをSCCHの多重数に応じて設定する。
このように、本実施の形態によれば、SCCHの多重数がサブフレーム毎に変化する場合でも、SCCHのMCSをSCCHの多重数に応じた最適なMCSに設定することができる。よって、SCCHの多重数がサブフレーム毎に変化する場合でも、カバレッジ目標を満たしつつ、SCCHによる通信オーバーヘッドを低減することができる。
(実施の形態3)
図2に示すような8つのMCSがSCCHのMCSとして設定可能な場合、設定されたMCSを各移動局へ通知するためには、8つのMCSにそれぞれ対応する‘000’〜‘111’の3ビットの情報が必要となる。
また、実施の形態1で説明したように、SCCHの多重数が少ない場合は、SCCHのMCSをMCSレベルが低いMCSに設定する必要がある。一方で、SCCHの多重数が多い場合には、SCCHのMCSをMCSレベルが高いMCSに設定することができる。
そこで、本実施の形態では、SCCHに設定可能なMCSを、SCCHの多重数、システム帯域幅、または、サブフレーム種別に応じて一部のMCS候補に限定することにより、MCSを通知するためのビット数を減少させてSCCHによる通信オーバーヘッドを低減する。
本実施の形態に係る基地局300の構成を図7に示す。なお、図7において図1(実施
の形態1)と同一の構成部には同一符号を付し説明を省略する。
図7に示す基地局300において、各復号部32は、復号処理により得られた受信データのうち受信品質情報を送信電力制御部103、適応制御部115およびMCS設定部201に出力する。
MCS設定部201は、符号化・変調部101−1〜101−nにおけるMCSを設定する。以下、MCS設定部201によるMCS設定例を示す。
なお、本実施の形態に係る設定例では、SCCHの多重数がサブフレーム毎に変化せず固定である場合について説明する。
<MCS設定例2−1(図8A,図8B,図8C)>
本設定例では、MCS設定部201は、図8Aに示すテーブルを備え、SCCHのMCS候補をSCCHの多重数に応じて限定する。また、MCS設定部201は、全移動局の平均受信品質に従って、限定されたMCS候補の中のいずれか1つのMCSをSCCHに設定する。SCCHの多重数は、基地局300より上位のレイヤにある無線回線制御局装置から通知される。
MCS設定部201は、この通知に従って図8Aに示すテーブルを参照して、まず、図2に示す8つのMCSのうち2つのMCS候補に限定する。例えば、SCCHの多重数が3の場合は、変調方式:QPSK,符号化率:R=1/4のMCS、および、変調方式:QPSK,符号化率:R=1/3のMCSの2つのMCSがSCCHのMCS候補とされる。また、SCCHの多重数が9の場合は、変調方式:16QAM,符号化率:R=1/2のMCS、および、変調方式:16QAM,符号化率:R=3/4のMCSの2つのMCSがSCCHのMCS候補とされる。つまり、MCS設定部201は、同一時刻に多重される複数のSCCHのMCS候補を、SCCHの多重数が多いほどMCSレベルがより高いMCSに限定する。
これにより、設定されたMCSを各移動局へ通知するためには2つのMCS候補にそれぞれ対応する‘0’または‘1’の1ビットの情報で足りるようになる。
次いで、MCS設定部201は、各復号部32から入力された受信品質情報から求めた全移動局の平均受信品質としきい値とを比較し、図8Aに示すテーブルを参照して、比較結果に応じて2つのMCS候補の中からいずれか1つのMCSを選択する。例えば、SCCHの多重数が3であり、平均受信品質がしきい値TH2未満の場合は、変調方式:QPSK,符号化率:R=1/4のMCSが選択されて符号化・変調部101−1〜101−nに設定される。一方、SCCHの多重数が3であり、平均受信品質がしきい値TH2以上の場合は、変調方式:QPSK,符号化率:R=1/3のMCSが選択されて符号化・変調部101−1〜101−nに設定される。また、MCS設定部201は、同一時刻に多重されるすべてのSCCHのMCSを同一のMCSに設定する。
なお、図8Aにおける各しきい値の関係は、TH1<TH2<TH3<TH4である。
また、本設定例においては、図8Aに示すテーブルに代えて、図8Bに示すテーブルを用いてもよい。図8Bに示すテーブルでは、SCCHの多重数が多くなるほどMCS候補の最大MCSレベルがより高くなる点は図8Aに示すテーブルと同一である。しかし、図8Bに示すテーブルでは、SCCHの多重数の区分間において一部のMCS候補がオーバーラップする。例えば、変調方式:QPSK,符号化率:R=1/4のMCSは、SCCHの多重数が3,4の場合、および、SCCHの多重数が5−8の場合双方のMCS候補
となる。
また、本設定例においては、図8Aに示すテーブルに代えて、図8Cに示すテーブルを用いてもよい。図8Cに示すテーブルでは、SCCHの多重数が多くなるほどMCS候補の最大MCSレベルがより高くなる点は図8Aに示すテーブルと同一である。しかし、図8Cに示すテーブルでは、SCCHの多重数の区分間において、一方の区分でのMCS候補の最大MCSレベルが、他方の区分でのMCS候補の最大MCSレベルと最小MCSレベルとの間にある。例えば、SCCHの多重数が3,4の場合の変調方式:QPSK,符号化率:R=1/3のMCS候補のMCSレベル(SCCHの多重数が3,4の場合の最大MCSレベル)は、SCCHの多重数が5−8の場合の変調方式:QPSK,符号化率:R=1/2のMCS候補のMCSレベル(SCCHの多重数が5−8の場合の最大MCSレベル)とSCCHの多重数が5−8の場合の変調方式:QPSK,符号化率:R=1/4のMCS候補のMCSレベル(SCCHの多重数が5−8の場合の最小MCSレベル)との間にある。
このように、本設定例によれば、SCCHのMCS候補をSCCHの多重数に応じて限定するため、実施の形態1同様、カバレッジ目標を満たしつつSCCHの伝送レート(ビットレート)を高めることができ、よって、SCCHによる通信オーバーヘッドを低減することができる。
また、本設定例によれば、SCCHのMCSを移動局へ通知するための情報に必要なビット数を減少させてシグナリング量を減少させることができるため、SCCHによる通信オーバーヘッドをさらに低減することができる。
また、受信品質を用いてMCSを設定するため、実施の形態1よりも正確なMCSを設定することができる。
<MCS設定例2−2(図9A,図9B,図9C)>
本設定例では、MCS設定部201は、図9Aに示すテーブルを備え、設定例2−1と同様にしてSCCHのMCS候補をSCCHの多重数に応じて限定する。また、MCS設定部201は、各移動局毎の受信品質に従って、各SCCH毎に、限定されたMCS候補の中のいずれか1つのMCSを設定する。SCCHの多重数は、基地局300より上位のレイヤにある無線回線制御局装置から通知される。本設定例におけるMCS候補の限定については設定例2−1のものと同一であるため説明を省略する。
MCS設定部201は、各復号部32から入力された受信品質情報から得られる各移動局毎の受信品質に基づき、各移動局を受信品質が低い第1グループと受信品質が高い第2グループとに分類する。そして、MCS設定部201は、図9Aに示すテーブルを参照して、各SCCH毎に2つのMCS候補の中からいずれか1つのMCSを選択する。例えば、SCCHの多重数が3である場合、第1グループに属する移動局のSCCHに対しては変調方式:QPSK,符号化率:R=1/4のMCSが選択されて、符号化・変調部101−1〜101−nのうちその移動局に対応する符号化・変調部に設定される。一方、SCCHの多重数が3である場合、第2グループに属する移動局のSCCHに対しては変調方式:QPSK,符号化率:R=1/3のMCSが選択されて、符号化・変調部101−1〜101−nのうちその移動局に対応する符号化・変調部に設定される。
なお、本設定例においては、設定例2−1同様、図9Aに示すテーブルに代えて、図9Bに示すテーブルまたは図9Cに示すテーブルを用いてもよい。
このように、本設定例によれば、設定例2−1同様、SCCHのMCS候補をSCCH
の多重数に応じて限定するため、カバレッジ目標を満たしつつSCCHの伝送レート(ビットレート)を高めることができ、よって、SCCHによる通信オーバーヘッドを低減することができる。
また、本設定例によれば、設定例2−1同様、SCCHのMCSを移動局へ通知するための情報に必要なビット数を減少させてシグナリング量を減少させることができるため、SCCHによる通信オーバーヘッドをさらに低減することができる。
また、移動局毎の受信品質を用いてSCCH毎にMCSを設定するため、設定例2−1よりさらに正確なMCSを設定することができる。
以上、MCS設定例2−1および2−2について説明した。
なお、設定例2−1および2−2ではSCCHの多重数に応じてMCS候補を限定したが、実施の形態1の設定例1−2および設定例1−3に倣って、システム帯域幅またはサブフレーム種別に応じてMCS候補を限定してもよい。
また、MCS設定部201は、SCCHの多重数、システム帯域幅、または、サブフレーム種別に応じて互いに異なるMCS候補が設定された複数のテーブルを有し、SCCHの多重数、システム帯域幅、または、サブフレーム種別に応じていずれか1つのテーブルを選択することによりMCS候補を限定してもよい。
このように、本実施の形態によれば、SCCHのMCS候補を、SCCHの多重数、システム帯域幅、または、サブフレーム種別に応じて設定するため、実施の形態1同様、カバレッジ目標を満たしつつSCCHの伝送レート(ビットレート)を高めることができ、よって、SCCHによる通信オーバーヘッドを低減することができる。
(実施の形態4)
実施の形態3では、SCCHの多重数がサブフレーム毎に変化せず固定である場合について説明した。これに対しSCCHの多重数がサブフレーム毎に変化する場合は、基地局の構成は図10に示すものとなる。なお、図10において図7(実施の形態3)と同一の構成部には同一符号を付し説明を省略する。
図10に示す基地局400において、適応制御部115は、実施の形態3で説明した処理に加え、移動局数等を考慮してSCCH多重数を決定し、決定したSCCH多重数をMCS設定部201に出力する。
MCS設定部201は、実施の形態3のMCS設定例2−1およびMCS設定例2−2と同様にして、SCCHのMCS候補をSCCHの多重数に応じて限定する。
このように、本実施の形態によれば、SCCHの多重数がサブフレーム毎に変化する場合でも、SCCHのMCS候補をSCCHの多重数に応じた最適なMCS候補に限定することができる。よって、SCCHの多重数がサブフレーム毎に変化する場合でも、カバレッジ目標を満たしつつ、SCCHによる通信オーバーヘッドを低減することができる。
以上、本発明の実施の形態について説明した。
なお、上記説明で用いたサブフレームは、例えばタイムスロットやフレーム等、他の送信時間単位であってもよい。
また、上記説明で用いたリソースブロックは、例えばサブキャリアブロック等、周波数領域の他の伝送単位であってもよい。
また、移動局はUE、基地局装置はNode B、サブキャリアはトーンと称されることもある。また、リソースブロックは、サブバンド、サブチャネル、サブキャリアブロック、または、チャンクと称されることもある。また、CPは、ガードインターバル(Guard Interval:GI)と称されることもある。
また、SCCHでは、移動局ID、リソースブロック番号、MCS情報の他、上り回線割当情報、Ack/Nack信号、PI(Paging Indicator)、ランダムアクセス応答等の制御信号を送信してもよい。また、SCCHはPDCCH(Physical Dowlink Control
CHannel)と称されることもある。
また、上記説明では、同一時刻に多重され、かつ、移動局毎に個別に送信電力制御がなされるチャネルの一例としてSCCHを挙げた。しかし、本発明はこれに限定されず、本発明は、同一時刻に多重され、かつ、移動局毎に個別に送信電力がなされるすべてのチャネルに対して適用することができる。
また、上記説明では、1つのSCCHでは1つの移動局に対する制御情報を送信するようにしたが、複数の移動局をグループ化し、グループ単位で1つのSCCHを使用するようにしてもよい。この場合、受信品質に基づく送信電力制御は、グループ内で最も受信品質が低い移動局に合わせて行われる。
また、上記説明では、SCCHがサブフレームの先頭に配置される例を挙げて説明したが、SCCHは、例えばサブフレームの2番目のOFDMシンボル等、サブフレームの先頭以外の位置に配置されてもよい。
また、上記説明では、SCCHとデータチャネルとを時間多重する例を挙げて説明したが、SCCHとデータチャネルとを周波数多重してもよい。
また、SCCHの多重方法は周波数多重に限定されず、例えばコード多重であってもよい。
また、上記説明では、SCCHを各サブキャリアに配置した後に送信電力制御を行ったが、SCCHに対する送信電力制御を行った後に各サブキャリアに配置してもよい。つまり、図1,図6,図7,図10において、配置部102と送信電力制御部103との位置を入れ替え、配置部102の前段に送信電力制御部103を設けてもよい。
また、周波数領域と時間領域との間の変換を行う方法は、IFFT、FFTに限られない。
また、MCSレベルが高いほど使用されるリソース量は少なくなるため、SCCHのMCSレベルに応じてSCCHに使用するリソース量(時間・周波数・アンテナ)を変えてもよい。例えば、実施の形態1のMCS設定例1−1のようにSCCHの多重数が多いほどMCSレベルを高くする場合には、SCCHの多重数が多いほど1つのSCCHに対して使用するリソース量を少なくするとよい。
また、本発明を1サブフレームに多重される複数のSCCHのうちの一部のSCCHのみに対して適用してもよい。例えば、1サブフレームに多重される複数のSCCHのうち、1つのSCCHについては送信電力を上げなくてもセル境界付近の移動局において所要
受信品質を得ることができるMCS(例えば、変調方式:QPSK,符号化率:R=1/8)に固定し、その他のSCCHについてはSCCHの多重数に応じたMCSを設定するようにしてもよい。
また、上記実施の形態では、本発明をハードウェアで構成する場合を例にとって説明したが、本発明はソフトウェアで実現することも可能である。
また、上記実施の形態の説明に用いた各機能ブロックは、典型的には集積回路であるLSIとして実現される。これらは個別に1チップ化されてもよいし、一部または全てを含むように1チップ化されてもよい。ここでは、LSIとしたが、集積度の違いにより、IC、システムLSI、スーパーLSI、ウルトラLSIと呼称されることもある。
また、集積回路化の手法はLSIに限るものではなく、専用回路または汎用プロセッサで実現してもよい。LSI製造後に、プログラムすることが可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)や、LSI内部の回路セルの接続や設定を再構成可能なリコンフィギュラブル・プロセッサーを利用してもよい。
さらには、半導体技術の進歩または派生する別技術によりLSIに置き換わる集積回路化の技術が登場すれば、当然、その技術を用いて機能ブロックの集積化を行ってもよい。バイオ技術の適用等が可能性としてありえる。
2006年12月26日出願の特願2006−349785の日本出願に含まれる明細書、図面および要約書の開示内容は、すべて本願に援用される。
本発明は、移動体通信システム等に適用することができる。
実施の形態1に係る基地局の構成を示すブロック図 実施の形態1に係るMCSレベルを示す図 実施の形態1のMCS設定例1−1に係る参照テーブル(テーブル例1) 実施の形態1のMCS設定例1−1に係る参照テーブル(テーブル例2) 実施の形態1のMCS設定例1−2に係る参照テーブル(テーブル例1) 実施の形態1のMCS設定例1−2に係る参照テーブル(テーブル例2) 実施の形態1のMCS設定例1−3に係る参照テーブル(テーブル例1) 実施の形態1のMCS設定例1−3に係る参照テーブル(テーブル例2) 実施の形態2に係る基地局の構成を示すブロック図 実施の形態3に係る基地局の構成を示すブロック図 実施の形態3のMCS設定例2−1に係る参照テーブル(テーブル例1) 実施の形態3のMCS設定例2−1に係る参照テーブル(テーブル例2) 実施の形態3のMCS設定例2−1に係る参照テーブル(テーブル例3) 実施の形態3のMCS設定例2−2に係る参照テーブル(テーブル例1) 実施の形態3のMCS設定例2−2に係る参照テーブル(テーブル例2) 実施の形態3のMCS設定例2−2に係る参照テーブル(テーブル例3) 実施の形態4に係る基地局の構成を示すブロック図

Claims (3)

  1. 複数の移動局に対する複数の制御チャネルが配置されるシステム帯域幅において、前記複数の制御チャネルを同一時刻に多重する無線通信基地局装置であって、
    前記複数の制御チャネルを符号化する符号化手段と、
    前記複数の制御チャネルを変調する変調手段と、
    前記符号化手段および前記変調手段におけるMCSを、前記システム帯域幅が広いほど、MCSレベルがより高いMCSに設定する設定手段と、
    を具備する無線通信基地局装置。
  2. 前記設定手段は、前記制御チャネルの多重数が多くなるほどMCSレベルがより高い前記MCSを設定する、
    請求項1記載の無線通信基地局装置。
  3. 複数の移動局に対する複数の制御チャネルが配置されるシステム帯域幅において、前記複数の制御チャネルを同一時刻に多重する無線通信基地局装置における制御チャネルのMCS制御方法であって、
    制御チャネルのMCSを、前記システム帯域幅が広いほど、MCSレベルがより高いMCSに設定する、
    MCS制御方法。
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