JPWO2009008183A1 - エレベータ装置 - Google Patents
エレベータ装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JPWO2009008183A1 JPWO2009008183A1 JP2009522531A JP2009522531A JPWO2009008183A1 JP WO2009008183 A1 JPWO2009008183 A1 JP WO2009008183A1 JP 2009522531 A JP2009522531 A JP 2009522531A JP 2009522531 A JP2009522531 A JP 2009522531A JP WO2009008183 A1 JPWO2009008183 A1 JP WO2009008183A1
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- car
- door
- state
- open
- speed
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Maintenance And Inspection Apparatuses For Elevators (AREA)
Abstract
Description
6 モータ、 7 ブレーキ装置、 8 制御装置、 9 ブレーキ制御装置、
10 ブレーキ車、 11 ブレーキライニング、 12 ブレーキコイル、
13 制御指令部、 14 加速度計、 15 秤装置、 16 巻上機エンコーダ、
17 調速機、 18 調速機エンコーダ、 19 戸開走行判断部、
20 戸開状態判定部、 21 走行状態判定部、 22 戸開閉検知センサ、
23 階床位置センサ、 24 安全リレー、 25 境界線、 26 斜線部、
27 境界線、 28 斜線部、 29 境界線
図1はこの発明の実施の形態1におけるエレベータ装置を示す全体構成図、図2はこの発明の実施の形態1におけるエレベータ装置を示す要部構成図である。図1及び図2において、1はエレベータ昇降路内を昇降するかご、2は昇降路内をかご1とは逆方向に昇降する釣合い重り、3はかご1と釣合い重り2とを釣瓶式に懸架する主ロープ、4は主ロープ3を介してかご1を駆動するエレベータ用巻上機である。なお、上記主ロープ3は、ベルト等の他の懸架手段であっても構わない。
10は駆動綱車5に連動して回動するブレーキ車、11は図示しない弾性体の反発力によってブレーキ車10側に常時付勢されるブレーキライニング、12は電磁力を発生させてブレーキライニング11をブレーキ車10から離隔させるブレーキコイルである。通常運転におけるかご1の着床時、ブレーキ装置7は、ブレーキライニング11がブレーキ車10に押し付けられることによって生じる摩擦力により、駆動綱車5の回動を阻止して、かご1を停止保持する。また、かご1の走行時には、ブレーキコイル12により生じた電磁力によってブレーキライニング11をブレーキ車10から離隔させ、駆動綱車5を回動自在な状態にする。
所定の戸開走行状態のかご1を非常停止させる場合、有し得る最大速度V(以下、「戸開走行上限速度」という)は、次式によって算出できる。
また、次式は、非常停止指令が出力された後の力の平衡式であり、これにより上記t2が定められる。
また、t1は次式により定められる。
ブレーキ制御装置9は、制御装置8等から非常停止指令が発せられた場合に、戸開走行判断部19(戸開状態判定部20)によって所定の戸開状態が判定されると、戸開状態が検出されていない場合よりもかご1の停止距離が短くなるように、ブレーキ装置7に制動力を生じさせる。即ち、かかる場合には、実際のかご1の走行状態に関わらずかご1が所定の戸開走行状態にあると判断して、常にかご1を急停止させる。これにより、戸口とエレベータ乗場との間隔を十分に確保したままかご1を停止させることができるようになる。この発明の実施の形態3によれば、ブレーキ制御装置9は走行状態を判定する必要がなくなり、その構成を簡素化できるという利点を有する。
エレベータでは、通常走行時、戸は完全に閉鎖されている。しかし、エレベータでは、かご1の走行時にかご1内の乗客が故意に戸を開けてしまうような事態も想定される。かかる場合、エレベータでは、安全システムが作動し、かご1を非常停止する。
以下に、ケース1乃至3においてブレーキ制御装置9が行う具体的な制御について説明する。
ブレーキ制御装置9は、かご1を緩停止させるために、特に制限なくブレーキ装置7の制動力を制御する。戸が完全に閉鎖されている状態であれば、かご1の停止距離が長くなっても特に問題になることはなく、また、停止距離に制限を設けると、かご1を緩停止させるという、ブレーキ装置7を制御する本来の目的に沿った効果を十分に得ることができない場合があるためである。
ブレーキ制御装置9は、かご1が必要十分に短い距離で停止することができるように、ブレーキ装置7の制動力を制御する、或いは、制動力の制御を中止してブレーキ装置7に最大の制動力を生じさせる。かかる場合、非常停止時のかご1の速度は小さいため、ブレーキ装置7の制動力が最大まで立ち上がる前にかご1は停止する。したがって、非常停止時に生じる減速度は小さく、駆動綱車5と主ロープ3との間に滑りは生じ難い。また、かご1の速度が遅いために、仮に上記両者間に滑りが発生したとしてもその滑り量は小さく、停止距離が長くなることはない。また、かご1を意図的に急減速させるため、戸口とエレベータ乗場との間には、十分な間隔が確保される。
ブレーキ制御装置9は、許容される距離内でかご1が停止するように停止距離を制限しつつ、駆動綱車5と主ロープ3との間に滑りが生じない減速度でかご1が減速するように、ブレーキ装置7の制動力を制御する。これは、戸が開いた状態で走行する距離に制限を加えて停止距離が長くなるのを防止するとともに、駆動綱車5と主ロープ3との間に生じる滑りによって停止距離が長くなるのを防止するためである。
図6(図6a乃至図6c)はこの発明の実施の形態4におけるエレベータ装置の動作を説明するための図である。具体的に、図6aはかご1を非常停止させた際のかご位置の時間変化を、図6bはその時のかご速度の時間変化を、図6cはその時のかご減速度の時間変化を示している。
以下に、図7乃至図9に基づいて、安全リレー24を開閉制御することによって停止距離を制限する場合の具体的方法とその効果について説明する。
Aはかご1及び釣合い重り2の重量差が走行中のかご1に対して最も加速側に働く場合であって、制動力の制御が行われずにブレーキ装置7に最大の制動力を生じさせて、かご1を急停止させた場合に対応する。BはAの状態でトラクション能力が低下し、駆動綱車5と主ロープ3との間に滑りが発生した場合に対応する。即ち、Bはこのエレベータシステムにおいて、最もかご1が減速しない場合の状態を示している。なお、B´はかご1の状態量がBとなる時の駆動綱車5の状態量を示している。
以上は、ブレーキ装置7に最大の制動力を生じさせた際に最もかご1が減速しない場合の速度を越えないように境界線25を設定して、停止距離を短くした場合の例である。
図8(図8a及び図8b)は非常停止時に安全リレーを制御して停止距離を制限する際の他の動作を説明するための図である。具体的に、図8は、ケース1において最もかご1が減速しない場合よりも長い停止距離を許容するが、所定距離の範囲内で停止してかご1の昇降路端部進入を防止するための安全リレー24の開閉操作の例を示している。ここに示す安全リレー24の開閉操作では、図8bの境界線27を基準に安全リレー24を開閉する。なお、図8bでは、境界線27よりも遅い速度領域を示す斜線部28が、台形を呈する場合について示している。
Claims (5)
- エレベータ昇降路内を昇降するかごと、
通常運転における前記かごの着床時に、前記かごを停止させるブレーキ装置と、
通常走行する前記かごを非常停止させる際に、前記かごの減速度を制御しながら、前記ブレーキ装置に制動力を生じさせる制御指令部と、
前記かごの所定の戸開走行状態を判断した場合に、通常走行する前記かごを非常停止させる場合と比較して、前記かごの停止距離が短くなるように前記ブレーキ装置に制動力を生じさせる戸開走行判断部と、
を備えたことを特徴とするエレベータ装置。 - 戸の開閉状態を検出する戸開閉状態検出手段と、
かごの走行状態を検出する走行状態検出手段と、
を備え、
戸開走行判断部は、前記戸開閉状態検出手段の検出結果に基づいて所定の戸開状態が判定され、且つ、前記走行状態検出手段の検出結果に基づいて前記かごの所定の走行状態が判定された場合に、前記かごが戸開走行状態にあると判断することを特徴とする請求項1に記載のエレベータ装置。 - かごの速度を検出する速度検出手段と、
を備え、
戸開走行判断部は、前記かごを非常停止させる際に、前記速度検出手段によって検出された前記かごの速度が所定値よりも小さいと判断された場合に、戸開状態に関わらず、前記かごが戸開走行状態にあると判断することを特徴とする請求項1に記載のエレベータ装置。 - 戸の開閉状態を検出する戸開閉状態検出手段と、
を備え、
戸開走行判断部は、かごを非常停止させる際に、前記戸開閉状態検出手段の検出結果に基づいて所定の戸開状態が判定された場合に、前記かごの走行状態に関わらず、前記かごが戸開走行状態にあると判断することを特徴とする請求項1に記載のエレベータ装置。 - エレベータ昇降路内を昇降するかごと、
通常運転における前記かごの着床時に、前記かごを停止させるブレーキ装置と、
通常走行する前記かごを非常停止させる際に、前記かごの減速度を制御しながら、前記ブレーキ装置に制動力を生じさせる制御指令部と、
戸の開閉状態を検出する戸開閉状態検出手段と、
かごの速度を検出する速度検出手段と、
前記戸開閉状態検出手段の検出結果及び前記速度検出手段の検出結果に基づいて、前記ブレーキ装置の制動力の制御を、前記かごを非常停止させる際のエレベータの状態に対応して変更させる戸開走行判断部と、
を備え、
前記戸開走行判断部は、
所定の戸開状態が判定された場合に、前記所定の戸開状態が判定されない場合と比較して、前記かごの停止距離が短くなるように前記ブレーキ装置に制動力を生じさせるとともに、
前記所定の戸開状態が判定され且つ前記かごの速度が所定値以下の場合は、前記所定の戸開状態が判定され且つ前記かごの速度が前記所定値を超える場合と比較して、前記かごの停止距離が短くなるように前記ブレーキ装置に制動力を生じさせることを特徴とするエレベータ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009522531A JP5310551B2 (ja) | 2007-07-10 | 2008-01-09 | エレベータ装置 |
Applications Claiming Priority (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JPPCT/JP2007/063707 | 2007-07-10 | ||
PCT/JP2007/063707 WO2009008058A1 (ja) | 2007-07-10 | 2007-07-10 | エレベータ装置 |
PCT/JP2008/050127 WO2009008183A1 (ja) | 2007-07-10 | 2008-01-09 | エレベータ装置 |
JP2009522531A JP5310551B2 (ja) | 2007-07-10 | 2008-01-09 | エレベータ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPWO2009008183A1 true JPWO2009008183A1 (ja) | 2010-09-02 |
JP5310551B2 JP5310551B2 (ja) | 2013-10-09 |
Family
ID=49529594
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009522531A Active JP5310551B2 (ja) | 2007-07-10 | 2008-01-09 | エレベータ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5310551B2 (ja) |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56117966A (en) * | 1980-02-21 | 1981-09-16 | Mitsubishi Electric Corp | Controller for brake of elevator |
JPH0729746B2 (ja) * | 1984-01-11 | 1995-04-05 | 株式会社日立製作所 | エレベ−タ−の非常停止制御装置 |
US5002158A (en) * | 1990-08-03 | 1991-03-26 | Otis Elevator Company | Elevator safety |
JPH04153174A (ja) * | 1990-10-02 | 1992-05-26 | Mitsubishi Electric Corp | 斜行エレベータの制御装置 |
JPH07206288A (ja) * | 1994-01-14 | 1995-08-08 | Toshiba Corp | エレベーター |
JP4267335B2 (ja) * | 2003-01-30 | 2009-05-27 | 三菱電機株式会社 | エレベータの制動制御装置 |
-
2008
- 2008-01-09 JP JP2009522531A patent/JP5310551B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5310551B2 (ja) | 2013-10-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR101152565B1 (ko) | 엘리베이터 장치 | |
JP5214239B2 (ja) | エレベータ装置 | |
EP2695838B1 (en) | Multi-car elevator and method for controlling same | |
US9771243B2 (en) | Elevator safety arrangement for controlling elevator movement | |
EP2221267B1 (en) | Elevator device | |
EP2447201A1 (en) | Elevator device | |
JP2009220904A (ja) | エレベータシステム | |
CN108698790B (zh) | 电梯以及救援运转控制方法 | |
JP6299926B2 (ja) | エレベータの制御システム | |
EP3337745B1 (en) | Elevator control system and method of operating an elevator system | |
EP3750837A1 (en) | Elevator monitoring the traction of the hoisting machine and adjusting the emergency terminal speed limit threshold based on the traction. | |
JP4456945B2 (ja) | エレベータ装置 | |
JP4397720B2 (ja) | エレベータ装置 | |
JP5310551B2 (ja) | エレベータ装置 | |
JP5365090B2 (ja) | エレベーター装置 | |
JP5791490B2 (ja) | エレベータ非常停止装置およびエレベータ非常停止方法 | |
WO2022049673A1 (ja) | エレベーター |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120710 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120808 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130402 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130430 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130604 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130617 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5310551 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |