JPWO2008117747A1 - 薬液注入装置および該薬液注入装置の制御方法 - Google Patents

薬液注入装置および該薬液注入装置の制御方法 Download PDF

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Abstract

薬液注入装置は、シリンジのピストンをシリンダ内に押し込むことによってシリンジ内に充填されている薬液を被験者に注入するための、モータを駆動源としたピストン駆動機構を有し、注入圧力をリアルタイムで検出しながら薬液を注入する。薬液の注入中、注入圧力がリミット圧力PLに達したら、リミット圧力PLを基準にモータのオン/オフ切り替え制御を行う。その間、注入圧力が安定範囲RS内で安定したら、それ以降は安定した注入圧力となる一定の注入速度で薬液が注入されるようにピストン駆動機構の動作が制御される。

Description

本発明は、シリンジ内に充填された薬液をシリンジのピストンをシリンダに押し込むことによって被験者の血管に注入する薬液注入装置、およびその制御方法に関する。
医療用の画像診断装置としては、CT(Computed Tomography)スキャナ、MRI(Magnetic Resonance Imaging)装置、PET(Positron Emission Tomography)装置、アンギオ装置、およびMRA(MR Angio)装置などがある。これらの装置を使用する際は、被験者に造影剤や生理食塩水などの薬液を注入することが多い。
通常、薬液はシリンジに充填されている。シリンジは一般に、薬液を収容したシリンダと、シリンダ内にその軸方向に移動可能に挿入されたピストンとを有する。シリンダには延長チューブを介して注入針が接続される。この注入針を被験者の血管に穿刺し、その状態でピストンをシリンダに押し込むことで、シリンジ内の薬液を被験者に注入することができる。
画像診断に用いられる薬液は粘度が高い場合が多く、そのような高粘度の薬液の注入には高い圧力が必要とされる。そのため、被験者への薬液の注入は、薬液注入装置を用いて自動的に行うのが一般的である。薬液注入装置は、シリンジが着脱自在に装着される注入ヘッドを有している。注入ヘッドは、ピストン駆動機構を備えており、このピストン駆動機構によってシリンジのピストンをシリンダ内に押し込む。
シリンジ、延長チューブおよび注入針にはそれぞれ許容圧力があり、その許容圧力を超える圧力がシリンジ、延長チューブまたは注入針に加わると、シリンジ、延長チューブまたは注入針が破損するおそれがある。したがって、これらの許容圧力を超えないように薬液を注入する必要がある。
そこで、特許文献1には、ピストンを押圧する荷重を検出するロードセルをピストン駆動機構に設けた薬液注入装置が開示されている。薬液注入装置は、ロードセルによって検出された荷重に基づいて薬液の注入圧力をリアルタイムに測定し、モニタする。
注入圧力をリアルタイムにモニタできる薬液注入装置では、許容圧力よりも低い圧力を設定圧力として予め設定しておき、薬液注入装置は被験者の身体情報や撮像部位などに基づいて決められた所定の注入速度で薬液を注入する。薬液の注入動作中、ロードセルの出力に基づいて注入圧力が検出されており、検出された注入圧力が設定圧力を超えたら、ピストン駆動機構の動作が停止される。
ピストン駆動機構の動作が停止してもシリンジの内圧は依然として高く、その圧力によってシリンジ内の薬液は被験者に注入される。薬液が被験者に注入されていくとシリンジの内圧は徐々に低下し、これに伴って注入圧力も低下していく。注入圧力が設定圧力よりも低下すると、ピストン駆動機構は動作を再開し、これによってピストンがシリンダ内にさらに押し込まれる。
薬液注入装置は、以上の一連の動作を繰り返し行うことで、許容圧力を超えることなく薬液を被験者に注入することができる。
特許文献1:特開2003−290343号公報
しかしながら、注入圧力を検出する従来の薬液注入装置では、注入圧力が設定圧力に達した場合、それ以降はピストン駆動機構の動作と停止が繰り返される。ピストン駆動機構はモータを駆動源としているので、ピストン駆動機構の動作および停止は、モータのオン/オフの切り替えによって行われる。モータのオン/オフの切り替えを繰り返すことによって、注入ヘッドに騒音や振動が発生する。注入ヘッドの騒音や振動は、その程度によっては被験者に不安感を抱かせる。また特に、注入ヘッドの振動は、注入ヘッドの各構成要素の機能に悪影響を及ぼすおそれもある。
本発明は、注入圧力が所定の圧力を超えないようにピストン駆動機構のモータをオン/オフ制御する場合において、モータのオン/オフの切り替えを抑制する薬液注入装置およびその制御方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため本発明の薬液注入装置は、シリンダとピストンとを有するシリンジが装着され、ピストンをシリンダ内に押し込むことによってシリンジ内に充填されている薬液を注入する薬液注入装置であって、ピストンをシリンダに押し込むための、駆動源としてモータを備えたピストン駆動機構と、薬液の注入圧力をリアルタイムで検出する注入圧力検出手段と、を有し、注入圧力検出手段によって検出された注入圧力が予め設定されたリミット値を超えた場合にリミット値を基準に前記モータのオン/オフが切り替え制御される。このようなモータの切り替え制御を行う薬液注入装置において、本発明では特に、切り替え制御によって注入圧力が安定したら、それ以降は安定した注入圧力となる一定の注入速度で薬液が注入されるようにピストン駆動機構の動作を制御する。
上記モータの切り替え制御中、最後にモータのオン/オフを切り替えた時間と、その少なくとも1回前にモータのオン/オフを切り替えた時間との間の期間中に、予め決められた圧力範囲から外れた注入圧力が前記注入圧力検出手段によって検出されていなければ、前記注入圧力が安定したと判断することが好ましい。
この場合、予め決められた圧力範囲は、リミット値を中心に定めることができる。また、モータのオン/オフの切り替え制御によってモータが停止しているときに注入圧力が安定したかどうかの判断を行ってもよい。さらに、一定の注入速度は上記期間中の平均注入速度であることが好ましい。
さらに本発明は、シリンダとピストンとを有するシリンジが装着され、駆動源としてモータを備えたピストン駆動機構で前記ピストンをシリンダ内に押し込むことによってシリンジ内に充填されている薬液を注入する薬液注入装置の制御方法を提供する。本発明の制御方法は、薬液の注入圧力のリミット値を予め設定するステップと、注入圧力をリアルタイムで検出し、注入圧力がリミット値を超えた場合に、リミット値を基準にモータのオン/オフの切り替え制御を行うステップと、切り替え制御中、注入圧力が安定したかどうかを判断するステップと、注入圧力が安定したと判断されたら、それ以降は安定した注入圧力となる一定の注入速度で薬液が注入されるようにピストン駆動機構の動作を制御するステップと、を有する。
本発明の薬液注入装置の制御方法において、注入圧力が安定したかどうかを判断するステップは、最後にモータのオン/オフを切り替えた時間と、その少なくとも1回前にモータのオン/オフを切り替えた時間との間の期間中に、予め決められた圧力範囲から外れた注入圧力が検出されていなければ、注入圧力が安定したと判断することを含んでいることが好ましい。
この場合、予め決められた圧力範囲はリミット値を中心に定められていてもよい。また、注入圧力が安定したかどうかを判断するステップを、モータのオン/オフの切り替え制御によってモータが停止しているときに行ってもよい。さらにピストン駆動機構の動作を制御するステップは、一定の注入速度として上記期間中の平均注入速度を求めることを含むことが好ましい。
本発明によれば、ピストン駆動機構のモータのオン/オフ切り替えによって薬液の注入圧力が所定の圧力を超えないように制御される。その際、注入圧力が安定したら、それ以降は安定した注入圧力となる一定の注入速度で薬液が注入されるようにピストン駆動機構の動作を制御するので、モータのオン/オフ切り替え回数を抑制することができる。そのことによって、注入圧力が安定するまでの初期の期間を除いて、モータのオン/オフ切り替えに伴う騒音や振動が発生しなくなる。
本発明が適用される薬液注入システムの一例の斜視図である。 図1に示す薬液注入装置の斜視図である。 図2に示す注入ヘッドを、それに装着されるシリンジとともに示す斜視図である。 図3に示す注入ヘッドの電気系統のブロック図である。 薬液注入装置による薬液注入動作の一例を示すフローチャートである。 図5に示すフローに従って薬液を注入したときの、薬液の注入時間と注入圧力との関係の例を示すグラフである。 薬液注入装置による薬液注入動作の他の例を示すフローチャートである。
符号の説明
100 薬液注入装置
101 注入制御ユニット
110 注入ヘッド
130 ピストン駆動機構
141 制御部
142 モータ制御回路
143 モータドライバ
144 モータ
145 ロータリーエンコーダ
146 ロードセル
200C、200P シリンジ
210 シリンダ
220 ピストン
300 CT装置
1000 薬液注入システム
図1を参照すると、薬液注入装置100と、透視撮像装置であるCT装置300とを有する、本発明の一実施形態による薬液注入システム1000が示される。CT装置300と薬液注入装置100とは、相互間で情報の送受信を行えるように、互いに接続されている。
CT装置300は、撮像動作を実行するスキャナ301と、スキャナ301の動作を制御する撮像制御ユニット302とを有している。なお、図1では、薬液注入システム1000の全ての構成要素が同じ室内に配されているように示されているが、実際に被験者の透視画像を撮像する際は、撮像制御ユニット302はスキャナ301および薬液注入装置100とは別室に配される。
薬液注入装置100は、例えば図2に示すように、スタンド111の上部にアーム112を介して装着された注入ヘッド110と、注入ヘッド110とケーブル102で接続された注入制御ユニット101と、を有している。注入制御ユニット101は、メイン操作パネル103、表示手段と入力手段とを兼ねたタッチパネル104、およびケーブル108で接続された、補助的な入力手段であるハンドユニット107等を備えている。
注入ヘッド110は、図3に示すように、ヘッド本体113の上面にシリンジ保持部として2つの凹部114が形成されており、この凹部114に2つのシリンジ200Cおよび200Pが保持される。シリンジ200C、200Pは、シリンダ210とピストン220を有している。例えば、一方のシリンジ200Cには、薬液として造影剤が充填され、もう一方のシリンジ200Pには生理食塩水が充填されている。ヘッド本体113に装着された2つのシリンジ200C、200Pの先端は、中間部で1本に合流し先端に注入針が接続される連結チューブ230によって接続される。
注入ヘッド110には、凹部114に保持されたシリンジ200C、200Pを操作するために互いに独立して駆動される2つのピストン駆動機構130が、各凹部114に対応して設けられている。
ピストン駆動機構130は、凹部114の長手方向に沿って進退移動可能に設けられたロッド131と、ロッド131の先端に設けられた、ピストン220のフランジを把持するためのグリッパ132と、ロッド131を進退移動させる駆動源であるモータと、モータの回転を直線運動に変換してロッド131に伝達する動力伝達装置と、グリッパ132に設けられたロードセルと、を有する。動力伝達装置としては、例えば、ボールねじ機構を用いることができる。ロードセルは、薬液の注入圧力を検出する圧力検出手段の一部を構成する。
ピストン駆動機構130は、グリッパ132でピストンのフランジを把持した状態で、ロッド131を前進させるようにモータが駆動される。これによって、凹部114にそれぞれ装着されたシリンジ200C、200Pは、ピストン220がシリンダ210内に押し込まれるように動作される。このようにシリンジ200C、200Pを操作することよって、シリンジ200P、200Cに充填されている造影剤および生理食塩水を、別々に、または同時に被験者へ注入することができる。
また、注入ヘッド110による薬液の注入動作中、グリッパ132に設けられた圧力センサによって、ピストン220に対する押圧力が検出される。この押圧力から、薬液の注入圧力を求めることができる。
注入ヘッド110の、シリンジ200P、200Cを保持するための機構、およびピストン駆動機構130については、この種の注入装置に一般に用いられる公知の機構を採用することができる。
以上、注入ヘッド110について機械的な構成を中心に説明した。次に、注入ヘッド110の電気的な構成を説明する。
図4に、注入ヘッド110電気系統のブロック図を示す。なお、図3には補助的な表示ディスプレイおよび操作ボタンが示されているが、これらは図4では省略する。また、図4に示す各ブロックは、ハードウェアとして構成されていてもよいし、論理回路として構成されていてもよい。
図4において、制御部141は、注入ヘッド110全体の動作を制御する。制御部141は、薬液の注入速度およびリミット圧力を示す信号を注入制御ユニット101(図2参照)から受信する。注入速度は、注入制御ユニット101に直接入力されるか、あるいは被験者の体重および撮像部位などに基づいて注入制御ユニット101で求められる。リミット圧力は、注入に用いる用具(シリンジ、延長チューブおよび注入針)にその許容圧力を超える圧力が加わらないように注入圧力を制限する基準であり、用いる用具の許容圧力よりも小さな値として注入制御ユニット101から与えられる。
モータ制御回路142は、制御部141から送られた注入速度に従って、モータドライバ143を介してモータ144を制御する。モータ144の回転は、前述した動力伝達装置を介してロッド131(図3参照)を直進移動させる。ロッド131の移動速度はモータ144の回転速度と比例関係にあり、また、シリンジからの薬液の注入速度はロッド131の移動速度と比例関係にある。よって、モータ144の回転速度と薬液の注入速度とは互いに比例関係にある。
モータ144のロータにはロータリーエンコーダ145が装着されている。ロータリーエンコーダ145は、モータ144の回転速度に対応した周波数でパルス信号を出力し、このパルス信号からモータ144の回転速度が分る。ロータリーエンコーダ145から出力されたパルス信号は、制御部141およびモータ制御回路142に入力され、これによって薬液の注入速度がフィードバック制御される。
ロードセル146は、前述したグリッパ132(図3参照)に設けられているものであり、グリッパ132がピストン220(図3参照)を押圧したときにピストン220から受ける応力に応じた電気信号を出力する。ロードセル146から出力された電気信号は増幅器147で増幅されて制御部141に入力される。制御部141は、入力された電気信号に基づいて薬液の注入圧力を求める。
次に、本形態の薬液注入装置100による薬液の注入手順を説明する。
まず、注入準備として、操作者は、被験者に穿刺された注入針に延長チューブ230を介してシリンジ200C、200Pを連結する。その状態で、シリンダ210を注入ヘッド110の凹部114に保持させるとともにピストン220をグリッパ132に把持させることによって、それらシリンジ200C、200Pを注入ヘッド110に装着する。
次いで、操作者は、注入制御ユニット101のメイン操作パネル103等を介して、薬液の注入に必要なデータを入力する。薬液の注入に必要なデータとは、被験者の体重、性別、撮像部位、薬液の注入量、注入する薬液の種類、シリンジ200C、200Pの型式、薬液の注入速度、および前述したリミット圧力などである。薬液の注入に必要なデータは、その全てが操作者によって入力されてもよいし、一部のデータのみが入力され、残りのデータは入力されたデータに基づいて注入制御ユニット101によって求められてもよい。
薬液の注入に必要なデータが得られたら、注入制御ユニット101は、得られた注入速度およびリミット圧力をデータとして注入ヘッド110に送る。注入ヘッド110は、注入制御ユニット101から送られた注入速度およびリミット圧力に従って、2つのピストン駆動機構130の動作を制御し、シリンジ200C、200Pから被験者へ薬液を注入させる。
以下に、注入ヘッド110の動作について、図5のフローチャートに従って説明する。なお、ここでは、説明を簡単にするため、一方のシリンジについての薬液注入動作を説明するが、他方のシリンジについても同様である。
注入速度およびリミット圧力がデータとして注入ヘッド110に送られると、注入ヘッド110の制御部141は、まず、注入速度をモータ制御回路142に設定し(ステップS11)、リミット圧力を、注入圧力の制御基準値として制御部141内に設定する(ステップS12)。
次いで、制御部141はモータ制御回路142に動作指令を発する。モータ制御回路142は、設定された注入速度で薬液が注入されるように、ロータリーエンコーダ145からの検出結果がフィードバックされながら、その注入速度に対応した回転速度でモータ144を回転させる。これによって薬液の注入が開始される(ステップS13)。注入開始と同時に、ロードセル146による、グリッパ132がピストン220を押圧する荷重の検出が開始される。ロードセル146での検出結果は、リアルタイムで制御部141へ送られ、制御部141で注入圧力のデータに変換される。
次いで、制御部141は、設定されているリミット圧力とロードセル146で検出された注入圧力との大小関係を比較する(ステップS14)。
検出された注入圧力がリミット圧力以下であれば、注入動作を継続する。具体的には、モータ144が停止しているか否かを判断し(ステップS15)、停止していればモータ144を回転させ(ステップS16)、回転していれば次のステップへ進む。モータ144の回転は、制御部141からモータ制御回路142へ回転指令が送られることによって行われる。
一方、検出された注入圧力がリミット圧力よりも大きければ、注入動作を中断する。具体的には、モータ144が停止しているか否かを判断し(ステップS17)、動作していればモータ144を停止させ(ステップS18)、停止していれば次のステップへ進む。モータ144の停止は、制御部141からモータ制御回路142へ停止指令が送られることによって行われる。
次いで、制御部141は、現在の薬液注入動作が、注入圧力が制限された状態であるか否かを判断する(ステップS19)。本形態では、一度、検出された注入圧力がリミット圧力を超えると、それ以降は注入圧力を安定させるべくモータ144のオン/オフの切り替え制御を行う(ステップS14〜S18)。注入圧力が制限された状態とは、このモータ144のオン/オフが切り替え制御されている状態である。言い換えれば、一度、検出された注入圧力がリミット圧力を超えれば、それ以降は注入圧力が制限された状態である。
注入圧力が制限された状態でない場合、制御部141は、薬液の注入が完了したか否かを判断する(ステップS20)。薬液の注入量は、ピストン220の移動量、すなわちモータ144の回転数に依存する。したがって、薬液の注入が完了したか否かは、モータ144の回転数が、目的とする薬液の注入量に対応する回転数に達したか否かで判断することができる。モータ144の回転数は、ロータリーエンコーダ145で検出することができる。
薬液の注入が完了していない場合は、ステップS14に戻って再び注入圧力とリミット圧力との大小を比較し、その結果に応じて以降のステップへ移行する。薬液の注入が完了した場合は、モータ144を停止させ(ステップS24)、薬液の注入動作を終了する。
ステップS19において、注入圧力が制限された状態である場合には、制御部141は、注入圧力が安定した状態であるか否かを判断する(ステップS21)。注入圧力が安定していなければ、ステップS14に戻って再び注入圧力とリミット圧力との大小を比較し、その結果に応じて以降のステップへ移行する。つまり、注入圧力が制限された状態では、検出した注入圧力とリミット圧力との大小関係に応じてモータ144のオン/オフが切り替えられ、これによって、注入圧力が次第に安定してくる。
一方、注入圧力が安定していれば、薬液の注入速度を、安定した注入圧力となるような一定の注入速度に変更し(ステップS22)、それ以降は、薬液の注入が完了するまで変更された注入速度で薬液を注入し(ステップS23、S24)、薬液の注入動作を終了する。
ここで、薬液の注入圧力が安定した状態であるかどうかの判断、および注入速度の変更について、注入開始からの時間と注入圧力との関係のグラフの一例を示す図6を参照しつつ、より詳しく説明する。
図6のグラフにおいて、横軸は注入開始からの時間を示し、縦軸は注入圧力を示す。また、「PL」は、上述したリミット圧力であり、許容圧力PAよりも小さい値として設定されている。例えば、リミット圧力PL±5psiといった、リミット圧力PLを中心にした所定の範囲に、安定範囲RSが定められている。
安定範囲RSは、制御された注入圧力が安定した状態であるかどうかの判断基準となるものであり、検出された注入圧力が、後述する条件でこの安定範囲RS内に入っていれば、注入圧力が安定したと判断される。安定範囲RSは、リミット圧力PLに応じて制御部141によって自動的に設定されてもよいし、操作者によって任意に設定されてもよい。
図6の曲線410は、注入圧力がリミット圧力PLに達することなく薬液の注入が行われる場合の、注入圧力の推移の一例を示している。この場合は、注入圧力が制限されずに、最初に設定された注入速度で最後まで薬液が注入される。
図6の曲線400は、注入圧力がリミット圧力PLを超える場合の、注入圧力の推移の一例を示している。
曲線400においては、注入開始から時間T1までは、注入圧力はリミット圧力PL以下であるので、最初に設定された注入速度で薬液が注入される。時間T1を過ぎると、注入圧力はリミット圧力PLを超える。その時点で制御部141からモータ制御回路142へ停止指令が送られ、それによってモータ144が停止され、注入圧力が制限された状態となる。
モータ144が停止されるとピストン220の移動も停止するので、注入圧力は低下してくる。しかし、モータ144のロータのイナーシャなどによって、制御部141から停止指令が送られてもモータ144の回転速度は直ちにはゼロにはならない。そのため、注入圧力は時間T1以降もわずかに上昇した後、低下し始める。
モータ144の停止によって注入圧力がリミット圧力PLまで低下すると、その時点(時間T2)で制御部141からモータ制御回路142へ回転指令が送られ、モータ144は再び回転を始める。モータ144が回転するとピストン220が移動し、注入圧力は再び上昇してくる。この場合もモータ144を停止させた場合と同様、ロータのイナーシャなどによって、制御部141から回転指令が送られてもモータ144は直ちには回転を始めない。そのため、注入圧力は時間T2以降もわずかに低下した後、上昇し始める。
モータ144の回転によって上昇した注入圧力がリミット圧力PLを超えると、その時点(時間T3)で、制御部141は再びモータ制御部142へ停止指令を送り、モータ144を停止させる。
それ以降は、上述したモータ144のオン/オフの切り替えが繰り返される。このようにしてモータ144のオン/オフの切り替えが繰り返されることによって、注入圧力は、リミット圧力PLを基準にして上昇と低下を繰り返す。各モータ停止期間中および各モータ回転期間中の、リミット圧力PLに対する注入圧力の上昇幅および低下幅は、当初は比較的大きいが、モータ144のオン/オフが切り替えられるごとに小さくなり、上記の安定範囲RS内に含まれるようになる。
制御部141は、検出した注入圧力をその時間とともに記憶している。また、モータ144のオン/オフが切り替えられると、制御部141は、モータ144のオン/オフが切り替えられた時間(T1、T2、T3・・・)を記憶する。そして制御部141は、注入圧力が安定した状態か否かを判断するステップにおいて、最後にモータ144のオン/オフを切り替えた時間と、その時間の少なくとも1回前にオン/オフを切り替えた時間との間の期間中に、安定範囲RSから外れた注入圧力が検出されている場合は、注入圧力が安定した状態にないと判断する。それ以外の場合は、注入圧力が安定した状態にあると判断する。
例えば、図6の曲線400において時間T4が経過した直後に、図5のフローチャートにおけるステップS14を実行する場合を考える。
この時点では、検出した注入圧力はリミット圧力PLよりも小さいので、ステップS14からステップS15へ進み、モータ144が回転していればそれを継続し、停止していれば回転させる(ステップS16)。
その次のステップS19では、注入圧力は既に制限されている状態であるのでステップS21に進み、注入圧力が安定した状態であるか否かの判断が行われる。ここで、最後にモータ144のオン/オフを切り替えた時間はT4であり、その1回前に切り替えた時間はT3である。最後に切り替えた時間T4とその1回前に切り替えた時間T3との間の期間(T4−T3)中は、グラフより、安定範囲RSから外れた注入圧力が検出されていることがわかる。
よって、この段階では、ステップS21において、注入圧力が安定した状態でないと判断され、ステップS14に戻って注入圧力とリミット圧力との比較が行われる。それ以降は、一旦低下した注入圧力が再び上昇し、次にモータ144のオン/オフが切り替えられる時間T5が経過するまで同様の処理が繰り返される。
時間T5を経過すると、検出された注入圧力はリミット圧力よりも大きくなる。よって、ステップS14の判断ではステップS17へ進んでモータ144が停止され、ステップS19を経て注入圧力が安定した状態であるかどうかの判断がなされる(ステップS21)。この時点で最後にモータ144のオン/オフを切り替えたのは時間T5である。この時間T5とその1回前に切り替えた時間T4との間の期間(T5−T4)中は、グラフより、安定範囲RSから外れた注入圧力が検出されていないことがわかる。
よって、ステップS21では、判断の基準となる期間が、最後にモータ144のオン/オフを切り替えた時間と、その時間の1回前にオン/オフを切り替えた時間との間の期間であれば、注入圧力が安定した状態にあると判断される。
一方、判断の基準となる期間が、最後にモータ144のオン/オフを切り替えた時間と、その時間の2回前にオン/オフを切り替えた時間との間の期間であれば、前述のように、時間T4と時間T3との間の期間中に、安定範囲RSから外れた注入圧力が検出されているので、注入圧力は安定した状態にないと判断される。なお、この場合は、さらにその次の時間T6が経過した後において、時間T6と時間T4との間の期間(T6−T4)中は安定範囲RSから外れた注入圧力が検出されていないので、この段階で、注入圧力が安定した状態にあると判断される。
ここでは、注入圧力が安定した状態にあるかどうかを判断するために注入圧力が安定範囲RSから外れていないかどうかを参照する期間を、モータのオン/オフを最後に切り替えた時間から1回前または2回前までの期間とした例を示したが、3回前まで、またはそれ以上の回数前までの期間としてもよい。
ステップS21において注入圧力が安定した状態にあると判断されたら、次に、制御部141は注入速度を変更する(ステップS22)。このステップでは、制御部141は、注入圧力が安定した状態であると判断した上記期間中での薬液の平均注入速度を求める。
前述したように、モータ144の実際の回転数はロータリーエンコーダ145で検出することができる。モータ144の回転数はピストン220の移動距離に比例し、ピストン220の移動距離は薬液の注入量に比例する。よって、モータ144の回転数とピストン220の移動距離との関係、およびピストン220の移動距離と薬液の注入量との関係を予め求めておけば、モータ144の回転数から薬液の注入量を求めることができる。薬液の注入量が求められれば、時間との関係から薬液の平均注入速度を求めることができる。
例えば、時間T5と時間T4との間の期間(T5−T4)で注入圧力が安定した状態であると判断した場合は、制御部141は、この期間(T5−T4)中でのモータ144の実際の回転数から薬液の注入量を求め、求められた注入量を期間(T5−T4)で除すことによって、その期間(T5−T4)での平均注入速度を求める。また、時間T6と時間T4との間の期間(T6−T4)で注入圧力が安定した状態であると判断した場合は、制御部141は、この期間(T6−T4)中でのモータ144の実際の回転数から薬液の注入量を求め、求められた注入量を期間(T6−T4)で除すことによって、その期間(T6−T4)での平均注入速度を求める。
ステップS22では、薬液の注入速度を以上のようにして求めた平均注入速度に変更する。すなわち、制御部141は、求められた平均注入速度を新たな注入速度としてモータ制御回路142に設定し、その設定に従って、モータ制御回路142はモータ144の回転速度を制御する。それ以降は、前述したように、薬液の注入が完了するまでその注入速度で薬液が注入され(ステップS23)、薬液の注入が完了したらモータが停止される(ステップS24)。
以上説明したように、本形態では、注入圧力が圧力リミットPLを超えた場合、第1段階PH1および第2段階PH2の2つの段階で薬液の注入を制御する。すなわち、第1段階PH1は、薬液の注入開始から、薬液の注入圧力が安定範囲RSに入るまでの、圧力リミットPLを基準としてモータ144のオン/オフ切り替えを繰り返す注入圧力制御段階であり、第2段階PH2は、薬液の注入圧力が安定範囲RSに入った以降の、定速度注入段階である。
このように、薬液の注入圧力が安定範囲RSに入った以降は一定の注入速度で薬液を注入するように制御することで、モータ144のオン/オフの回数を低減することができる。そして、第2段階PH2では薬液の注入が完了するまで一定の速度でモータ144が回転されるので、その間は注入ヘッド110に、モータ144のオン/オフ切り替えに伴う騒音や振動は発生しない。
しかも、第2段階PH2での薬液の注入速度は、薬液の注入圧力が安定範囲RS内にある状態での平均注入速度であるので、第2段階PH2において薬液の注入圧力が安定範囲RSを超えることはない。よって、注入圧力は許容圧力PA未満に保たれるので、シリンジ200C、200P、延長チューブ230および注入針が薬液の圧力で損傷することもなくなる。
以上、本発明について代表的な実施形態を例に挙げて説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲で種々の変更を加えることができる。
例えば、上述した実施形態では、「注入圧力が制限された状態」において、注入圧力が安定した状態であるかどうかを判断していた。「注入圧力が制限された状態」は、モータが回転している場合と停止している場合の両方を含むが、モータが停止していれば、注入圧力が制限された状態であるといえる。そこで、例えば図7に示すように、モータが停止している場合にのみ、注入圧力が安定した状態にあるかどうかの判断を行い(ステップS21)、モータが回転している場合には薬液の注入が完了したかどうかの判断を行う(ステップS20)ようにすれば、注入圧力が制限された状態であるかどうかの判断を省略することができる。
また、上述した実施形態では、注入ヘッド110に2本の薬液シリンジ200P、200Cが装着される例を示したが、注入ヘッド110に装着できる薬液シリンジの数は、1本でもよいし3本以上であってもよい。その場合、凹部114、およびピストン駆動機構130等は、装着される薬液シリンジの数に応じた数だけ設けられる。また、注入ヘッド110に装着できる薬液シリンジのサイズも任意であり、凹部114のサイズやロッド131のストローク等は、装着すべき薬液シリンジのサイズに適合するように設定される。複数の薬液シリンジを装着する場合、各薬液シリンジのサイズは互いに異なるものであってもよい。
さらに、上述した実施形態では、CT装置200に適用した薬液注入装置100について説明したが、本発明は、透視撮像装置がMRI装置、PET装置、アンギオ装置、あるいはMRA装置であっても適用することができる。

Claims (10)

  1. シリンダとピストンとを有するシリンジが装着され、前記ピストンを前記シリンダ内に押し込むことによって前記シリンジ内に充填されている薬液を注入する薬液注入装置であって、
    前記ピストンを前記シリンダに押し込むための、駆動源としてモータを備えたピストン駆動機構と、
    薬液の注入圧力をリアルタイムで検出する注入圧力検出手段と、
    を有し、
    前記注入圧力検出手段によって検出された注入圧力が予め設定されたリミット値を超えた場合に前記リミット値を基準に前記モータのオン/オフが切り替え制御され、該切り替え制御によって前記注入圧力が安定したら、それ以降は安定した注入圧力となる一定の注入速度で薬液が注入されるように前記ピストン駆動機構の動作が制御される薬液注入装置。
  2. 前記モータの切り替え制御中、最後に前記モータのオン/オフを切り替えた時間と、その少なくとも1回前に前記モータのオン/オフを切り替えた時間との間の期間中に、予め決められた圧力範囲から外れた注入圧力が前記注入圧力検出手段によって検出されていなければ、前記注入圧力が安定したと判断する、請求項1に記載の薬液注入装置。
  3. 前記予め決められた圧力範囲は前記リミット値を中心に定められている、請求項2に記載の薬液注入装置。
  4. 前記モータのオン/オフの切り替え制御によって前記モータが停止しているときに前記注入圧力が安定したかどうかの判断を行う、請求項2または3に記載の薬液注入装置。
  5. 前記一定の注入速度は前記期間中の平均注入速度である、請求項2から4のいずれか1項に記載の薬液注入装置。
  6. シリンダとピストンとを有するシリンジが装着され、駆動源としてモータを備えたピストン駆動機構で前記ピストンを前記シリンダ内に押し込むことによって前記シリンジ内に充填されている薬液を注入する薬液注入装置の制御方法であって、
    薬液の注入圧力のリミット値を予め設定するステップと、
    前記注入圧力をリアルタイムで検出し、前記注入圧力が前記リミット値を超えた場合に、前記リミット値を基準に前記モータのオン/オフの切り替え制御を行うステップと、
    前記切り替え制御中、前記注入圧力が安定したかどうかを判断するステップと、
    前記注入圧力が安定したと判断されたら、それ以降は安定した注入圧力となる一定の注入速度で薬液が注入されるように前記ピストン駆動機構の動作を制御するステップと、
    を有する薬液注入装置の制御方法。
  7. 前記注入圧力が安定したかどうかを判断するステップは、最後に前記モータのオン/オフを切り替えた時間と、その少なくとも1回前に前記モータのオン/オフを切り替えた時間との間の期間中に、予め決められた圧力範囲から外れた注入圧力が検出されていなければ、前記注入圧力が安定したと判断することを含む、請求項6に記載の薬液注入装置の制御方法。
  8. 前記予め決められた圧力範囲は前記リミット値を中心に定められている、請求項7に記載の薬液注入装置の制御方法。
  9. 前記注入圧力が安定したかどうかを判断するステップを、前記モータのオン/オフの切り替え制御によって前記モータが停止しているときに行う、請求項7または8に記載の薬液注入装置の制御方法。
  10. 前記ピストン駆動機構の動作を制御するステップは、前記一定の注入速度として前記期間中の平均注入速度を求めることを含む、請求項7から9のいずれか1項に記載の薬液注入装置の制御方法。
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