JPWO2008096767A1 - 肝細胞がんタンパク質マーカーとそれを用いた肝細胞がん検出方法及び装置 - Google Patents

肝細胞がんタンパク質マーカーとそれを用いた肝細胞がん検出方法及び装置 Download PDF

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Abstract

本発明の課題は肝細胞がん細胞において非肝がん細胞に比べ存在量が異なるタンパク質群を用いて肝細胞がんを判定する方法、ならびに該タンパク質群からなる肝細胞がん検出のための肝細胞がんタンパク質マーカーを用いた肝細胞がんを検出する装置を提供することである。本発明の肝細胞がんを検出する方法は、配列番号1で表されるアミノ酸からなるチュモールリジェクションアンチゲンgp96、配列番号2で表されるアミノ酸からなるバロシンコンティニングプロテイン、配列番号3で表されるアミノ酸からなるビメンチン、配列番号4で表されるアミノ酸からなるカーボニックアンヒドラーゼ2、配列番号5で表されるアミノ酸からなるマンガンスーパーオキシドディスミューターゼ、配列番号6で示されるアミノ酸からなるトリオースフォスフェイトイソメラーゼ1、配列番号7で表されるアミノ酸からなるペルオキシレドキシン5、配列番号8で表されるアミノ酸からなるチオレドキシンからなる群から選択される少なくとも1つのタンパク質からなる肝細胞がん検出のための肝細胞がんタンパク質マーカーを用いる、肝細胞がんを検出する方法である。

Description

本発明は、肝細胞がんの検出に用い得る新規なタンパク質マーカーおよびこのタンパク質マーカーを用いた肝細胞がんの検出方法及び装置に関する。
肝細胞がんは肝臓に原発する上皮性悪性腫瘍の一つで、肝細胞に似た腫瘍細胞からなる。
肝細胞がんは通常肝臓に多数の腫瘤を形成しており、肝血管内に増殖・進展する傾向が強く、しばしば門脈に腫瘍栓を形成する。
肝細胞がんは、日本を含むアジア、アフリカ地域に多発し、肝硬変が併存していることが多い。
肝細胞がん検出のためのマーカーとして、従来、Liebman HA,Furie BC,Tong MJ,Blanchard RA,Lo KJ,Lee SD,Coleman MS,Furie B.New Engl.J.Med.310,pp.1427−1431.(1984)記載のαフェトプロテイン(AFP)、PIVKA−II、また、Kumagai Y,Chiba J,Sata T,Ohtaki S,Mitamura K.Cancer Res.52,pp4987−4994.(1992)記載のKM−2、Elias J,Kew MC.Int.J.Cancer.46,pp805−807.(1990)記載のCA125等が用いられていた。
しかしながら、これらのマーカーは陽性判定率が十分でなかった。例えば、AFPとPIVKA−IIの肝細胞がん判定スクリーニング率は60〜70%である。
そのため、さらなる信頼性をもったマーカーが求められている。
本発明は、肝細胞がん細胞において非肝がん細胞に比べ存在量が異なるタンパク質群を用いて肝細胞がんを判定する方法を提供することを目的とする。
更に本発明は、該タンパク質群からなる肝細胞がん検出のための肝細胞がんタンパク質マーカーとそれを用いた肝細胞がん検出方法及び装置の提供を目的とする。
本発明者は、肝細胞がん組織において、非がん細胞に比べて発現量が増加もしくは減少するタンパク質を探索した。
その結果、特定のタンパク質群の発現量を測定することで肝細胞がん細胞と非がん細胞を判別することが可能であることを見出した。
即ち、本発明によれば、配列番号1で表されるアミノ酸からなるチュモールリジェクションアンチゲンgp96(tumor rejection antigen gp96)、配列番号2で表されるアミノ酸からなるバロシンコンティニングプロテイン(valosin−containing protein)、配列番号3で表されるアミノ酸からなるビメンチン(vimentin)、配列番号4で表されるアミノ酸からなるカーボニックアンヒドラーゼ2(carbonic anhydrase 2)、配列番号5で表されるアミノ酸からなるマンガンスーパーオキシドディスミューターゼ(manganese superoxide dismutase)、配列番号6で表されるアミノ酸からなるトリオースフォスフェイトイソメラーゼ1(triosephosphate isomerase 1)、配列番号7で表されるアミノ酸からなるペルオキシレドキシン5(peroxiredoxin 5)、配列番号8で表されるアミノ酸からなるチオレドキシン(thioredoxin)からなる群から選択される少なくとも1つのタンパク質を含むことを特徴とする肝細胞がんタンパク質マーカーが得られる。
また、本発明によれば、前記肝細胞がんタンパク質マーカーにおいて、前記肝細胞がんタンパク質マーカーとしての前記少なくとも1つのタンパク質が、肝細胞がん患者生体試料中において、健常人生体試料中と比較し増加または減少するものであることを特徴とする肝細胞がんタンパク質マーカーが得られる。
また、本発明によれば、肝細胞がんタンパク質マーカーを用いる肝細胞がんを検出する方法であって、前記肝細胞がんタンパク質マーカーは、配列番号1で表されるアミノ酸からなるチュモールリジェクションアンチゲンgp96(tumor rejection antigen gp96)、配列番号2で表されるアミノ酸からなるバロシンコンティニングプロテイン(valosin−containing protein)、配列番号3で表されるアミノ酸からなるビメンチン(vimentin)、配列番号4で表されるアミノ酸からなるカーボニックアンヒドラーゼ2(carbonic anhydrase 2)、配列番号5で表されるアミノ酸からなるマンガンスーパーオキシドディスミューターゼ(manganese superoxide dismutase)、配列番号6で表されるアミノ酸からなるトリオースフォスフェイトイソメラーゼ1(triosephosphate isomerase 1)、配列番号7で表されるアミノ酸からなるペルオキシレドキシン5(peroxiredoxin 5)、配列番号8で表されるアミノ酸からなるチオレドキシン(thioredoxin)からなる群から選択される少なくとも1つのタンパク質を含むことを特徴とする肝細胞がん検出方法が得られる。
また、本発明によれば、前記肝細胞がん検出方法において、前記肝細胞がんタンパク質マーカーとしての前記少なくとも1つのタンパク質が、肝細胞がん患者生体試料中において、健常人生体試料中と比較し増加または減少することを検出することを特徴とする肝細胞がん検出方法が得られる。
また、本発明によれば、前記いずれか一つの肝細胞がんの検出方法において、生体試料中における前記肝細胞がんタンパク質マーカーの前記少なくとも一つのタンパク質を測定し、健常人生体試料中と比較し増加または減少することをもって陽性と判断することを特徴とする肝細胞がんの検出方法が得られる。
また、本発明によれば、前記肝細胞がんの検出方法において、前記少なくとも一つのタンパク質を測定するにあたり、酵素免疫測定法、蛍光標識抗体法、ウェスタンブロット法、放射免疫測定法、免疫沈降法、電気泳動法、液体クロマトグラフィー法または質量分析法より選択される方法を用いることを特徴とする肝細胞がんの検出方法が得られる。
また、本発明の肝細胞がん検出装置は、前記肝細胞がんの検出方法を実施するための装置である。
本発明をさらに、具体的に述べると、配列番号1で表されるアミノ酸からなるチュモールリジェクションアンチゲンgp96(tumor rejection antigen gp96)、配列番号2で表されるアミノ酸からなるバロシンコンティニングプロテイン(valosin−containing protein)、配列番号3で表されるアミノ酸からなるビメンチン(vimentin)、配列番号4で表されるアミノ酸からなるカーボニックアンヒドラーゼ2(carbonic anhydrase 2)、配列番号5で表されるアミノ酸からなるマンガンスーパーオキシドディスミューターゼ(manganese superoxide dismutase)、配列番号6で表されるアミノ酸からなるトリオースフォスフェイトイソメラーゼ1(triosephosphate isomerase 1)、配列番号7で表されるアミノ酸からなるペルオキシレドキシン5(peroxiredoxin 5)、配列番号8で表されるアミノ酸からなるチオレドキシン(thioredoxin)からなる群から選択される少なくとも1つのタンパク質発現量を、酵素免疫測定法、蛍光標識抗体法、ウェスタンブロット法、放射免疫測定法、免疫沈降法、電気泳動法、液体クロマトグラフィー法または質量分析法より測定する方法を提供するものである。
本発明によれば、配列番号1で表されるアミノ酸からなるチュモールリジェクションアンチゲンgp96(tumor rejection antigen gp96)、配列番号2で表されるアミノ酸からなるバロシンコンティニングプロテイン(valosin−containing protein)、配列番号3で表されるアミノ酸からなるビメンチン(vimentin)、配列番号4で表されるアミノ酸からなるカーボニックアンヒドラーゼ2(carbonic anhydrase2)、配列番号5で表されるアミノ酸からなるマンガンスーパーオキシドディスミューターゼ(manganese superoxide dismutase)、配列番号6で表されるアミノ酸からなるトリオースフォスフェイトイソメラーゼ1(triosephosphate isomerase1)、配列番号7で表されるアミノ酸からなるペルオキシレドキシン5(peroxiredoxin5)、配列番号8で表されるアミノ酸からなるチオレドキシン(thioredoxin)からなる群から選択される少なくとも1つのタンパク質発現量を測定することで、肝細胞がんの判別が可能となる。
図1は、チュモールリジェクションアンチゲンgp96(GP96)の非がん部におけるタンパク質発現量とがん部におけるタンパク質発現量およびPMF法に用いた検出されたペプチドを示す図である。
図2は、図1のGP96の全アミノ酸配列を示す図である。
図3は、バロシンコンティニングプロテイン(VCP)の非がん部におけるタンパク質発現量とがん部におけるタンパク質発現量およびPMF法に用いた検出されたペプチドを示す図である。
図4は、図3のVCPの全アミノ酸配列を示す図である。
図5は、ビメンチン(VIM)の非がん部におけるタンパク質発現量とがん部におけるタンパク質発現量およびPMF法に用いた検出されたペプチドを示す図である。
図6は、図5のVIMの全アミノ酸配列を示す図である。
図7は、カーボニックアンヒドラーゼ2(CA2)の非がん部におけるタンパク質発現量とがん部におけるタンパク質発現量およびPMF法に用いた検出されたペプチドを示す図である。
図8は、図7のCA2の全アミノ酸配列を示す図である。
図9は、マンガンスーパーオキシドディスミューターゼ(MnSOD)の非がん部におけるタンパク質発現量とがん部におけるタンパク質発現量およびPMF法に用いた検出されたペプチドを示す図である。
図10は、図9のMnSODの全アミノ酸配列を示す図である。タンパク質スポットからトリプシン消化により得られたペプチドを下線で示してある。
図11は、トリオースフォスフェイトイソメラーゼ1(TPI1)の非がん部におけるタンパク質発現量とがん部におけるタンパク質発現量およびPMF法に用いた検出されたペプチドを示す図である。
図12は、図11のTPI1の全アミノ酸配列を示す図である。
図13は、ペルオキシレドキシン5(PRX5)の非がん部におけるタンパク質発現量とがん部におけるタンパク質発現量およびPMF法に用いた検出されたペプチドを示す図である。
図14は、図13のPRX5の全アミノ酸配列を示す図である。
図15は、チオレドキシン(TRX)の非がん部におけるタンパク質発現量とがん部におけるタンパク質発現量およびPMF法に用いた検出されたペプチドを示す図である
図16は、図15のTRXの全アミノ酸配列を示す図である。
図17は、ビメンチン(VIM)とカーボニックアンヒドラーゼ2(CA2)の、18人の患者から得られた非がん部、がん部におけるTRXの二次元電気泳動ゲル中のタンパク質スポットの蛍光強度を示す図である。
本発明についてさらに、詳細にのべる。
本発明は被験者から得られた生体試料中の、配列番号1で表されるアミノ酸からなるチュモールリジェクションアンチゲンgp96(tumor rejection antigen gp96)、配列番号2で表されるアミノ酸からなるバロシンコンティニングプロテイン(valosin−containing protein)、配列番号3で表されるアミノ酸からなるビメンチン(vimentin)、配列番号4で表されるアミノ酸からなるカーボニックアンヒドラーゼ2(carbonic anhydrase2)、配列番号5で表されるアミノ酸からなるマンガンスーパーオキシドディスミューターゼ(manganese superoxide dismutase)、配列番号6で表されるアミノ酸からなるトリオースフォスフェイトイソメラーゼ1(triosephosphate isomerase1)、配列番号7で表されるアミノ酸からなるペルオキシレドキシン5(peroxiredoxin5)、配列番号8で表されるアミノ酸からなるチオレドキシン(thioredoxin)からなる群から選択される少なくとも1つのタンパク質発現量の変動を測定することで肝細胞がんの判定を行う方法である。
本発明において、生体試料としては、生検(バイオプシー)試料、血液、血漿、血清、尿などが例示できる。
これらの生体試料中から上記タンパク質発現量を測定する方法としては、生体試料を等電点電気泳動およびSDSポリアクリルアミド電気泳動を組み合わせた二次元電気泳動法と分離されたタンパク質を発現量に応じて定量できる染色法を組み合わせて用いる方法がある。
さらに、イオン交換クロマトグラフィー、逆相クロマトグラフィー、ゲルろ過クロマトグラフィー等のクロマトグラフィーを組み合わせた多次元クロマトグラフィー法と分離されたタンパク質を紫外/可視吸光度や質量分析を用いて定量する方法、特定の抗体を用いる方法などがある。
ここで、特定の抗体とは、検出したいタンパク質の完全長を認識するもの、検出したいタンパク質の部分ペプチドを認識するものなどを指す。これらの抗体を単独もしくは複数用い、公知の方法である酵素免疫測定法(ELISA)、ウェスタンブロッティング法、放射免疫測定法、免疫沈降法などにより試料中のタンパク質を定量することができる。
本発明を以下の実施例によって具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例によって限定されるものではないことは勿論である。
(実施例1)
実施例1では、肝細胞がん患者由来のがん細胞抽出タンパク質および非がん細胞抽出タンパク質の二次元電気泳動解析について説明する。
18人の肝細胞がん患者から外科的に切除された組織より、病理学的に診断された、がん部位組織および非がん部位組織を、それぞれ細胞溶解液(30mM Tris−Cl(pH8.5)、7M尿素、2Mチオ尿素、4%(w/v)CHAPS、0.5mMEDTA、PMSF、Aprotinin、Pepstatin)中でガラスホモジェナイザーを用いて破砕後、37℃で1時間インキュベートした。
サンプルを遠心(13,000rpm、20分)した後、上清を採取した。上清中のタンパク質濃度はプロテインアッセイキット(バイオラッド社)を用い、ブラッドフォード法により測定した。50μgのがん部位抽出タンパク質と50μgの非がん部位抽出タンパク質をそれぞれCy3(GEヘルスケア社)、Cy5(GEヘルスケア社)の蛍光色素で標識した。蛍光標識した抽出タンパク質サンプルを混合し、固定化pHグラジェントゲル(Immobiline DryStrip pH 3−10、24cm:GEヘルスケア社)を用いて71,500Volt・時間の等電点電気泳動を行った(一次元電気泳動)。一次元電気泳動後のゲルに対し還元アルキル化を行った後、二次元目のSDS電気泳動を、12.5%のポリアクリルアミドゲル(24cm×20cm)を用いて行った。以上のように分離したゲル上のタンパク質スポットを、スキャナーを用いて蛍光イメージとして取得した。二次元電気泳動は、一人の患者から得られたサンプルで3回ずつ行い、合計54枚のゲルイメージを取得した。得られた蛍光イメージ上のタンパク質スポットを各ゲルにおいてマッチングさせ、各タンパク質スポットの蛍光強度を計算した。タンパク質スポットの蛍光強度はスポット中に含まれるタンパク質の量に比例するため、非がん部位に比べがん部位でスポットの蛍光強度が統計的に有意に変動しているスポット、スポットナンバー436、スポットナンバー464、スポットナンバー1046、スポットナンバー1977、スポットナンバー2187、スポットナンバー2027、スポットナンバー2301、スポットナンバー2399、の8スポットを、非がん部位に比べがん部位で発現量が変動しているものとして特定した。特定した8スポットをゲルから切り出し、トリプシンによるゲル内消化を行い、ペプチド化した。ゲル内消化したペプチドを飛行時間測定型の質量分析装置(MALDI−TOF/MS,Voyager DE STR:Applied Biosystems社)またはイオンスプレー型質量分析装置(ESI−MS,LCQ−Deca:Thermoelectron社)で測定し、ペプチドマスフィンガープリント法(PMF法)により、スポットのタンパク質同定を行った。
その結果、スポットナンバー436は、チュモールリジェクションアンチゲンgp96(以下GP96と略す)、スポットナンバー464は、バロシンコンティニングプロテイン(以下VCPと略す)、スポットナンバー1046は、ビメンチン(以下VIMと略す)、スポットナンバー1977は、カーボニックアンヒドラーゼ2(以下CA2と略す)、スポットナンバー2187は、マンガンスーパーオキシドディスミューターゼ(以下MnSODと略す)、スポットナンバー2027は、トリオースフォスフェイトイソメラーゼ1(以下TPI1と略す)、スポットナンバー2301は、ペルオキシレドキシン5(以下PRX5と略す)、スポットナンバー2399は、チオレドキシン(以下TRXと略す)であることがわかり、これらのタンパク質スポットの蛍光強度が、非がん部位に比べがん部位で変動していることが明らかとなった。
図1はチュモールリジェクションアンチゲンgp96(GP96)の非がん部におけるタンパク質発現量とがん部におけるタンパク質発現量およびPMF法に用いた検出されたペプチドを示す図で、18人の患者から得られた非がん部、がん部におけるGP96の二次元電気泳動ゲル中のタンパク質スポットの蛍光強度である。二次元電気泳動は3回行い、平均の蛍光強度と標準偏差を示してある。即ち、図1は同一患者から得られた非がん部とがん部サンプルの二次元電気泳動におけるスポットナンバー436の蛍光強度を示している。図1において、図中の数字は各患者番号に対応している。同一患者から得られた非がん部とがん部サンプルの二次元電気泳動は独立に3回行っているため、図中の蛍光強度は3回の平均値を示し、標準偏差をエラーバーで示した。ここで、「白丸」は患者1から得られたデータ、「黒丸」は患者2から得られたデータ、「白三角」は患者3から得られたデータ、「黒三角」は患者4から得られたデータ、「白四角」は患者5から得られたデータ、「黒四角」は患者6から得られたデータ、「白逆三角」は患者7から得られたデータ、「黒逆三角」は患者8から得られたデータ、「白菱形」は患者9から得られたデータ、「黒菱形」は患者10から得られたデータ、「+」は患者11から得られたデータ、「×」は患者12から得られたデータ、「二重丸」は患者13から得られたデータ、「二重三角」は患者14から得られたデータ、「二重四角」は患者15から得られたデータ、「二重逆三角」は患者16から得られたデータ、「二重菱形」は患者17から得られたデータ、及び「半黒丸」は患者18から得られたデータを夫々示している。なお、図3、図5、図7、図9、図11、図13、図15、及び図17においても同様に示されている。
図2は、GP96の全アミノ酸配列を示す図である。図2において、タンパク質スポットからトリプシン消化により得られたペプチドを下線で示してある。
つまり、図2はスポットナンバー436のPMF法によるタンパク質同定結果を表しており、GP96の全アミノ酸配列のうち、下線のペプチドが質量分析で測定されたことを示している。
図3は、バロシンコンティニングプロテイン(VCP)の非がん部におけるタンパク質発現量とがん部におけるタンパク質発現量およびPMF法に用いた検出されたペプチドを示す図で、18人の患者から得られた非がん部、がん部におけるVCPの二次元電気泳動ゲル中のタンパク質スポットの蛍光強度を示している。二次元電気泳動は3回行い、平均の蛍光強度と標準偏差を示してある。なお、記号は図1と同様の患者には、同様の記号を用いている。
図4は、VCPの全アミノ酸配列を示す図である。タンパク質スポットからトリプシン消化により得られたペプチドを下線で示してある。
図5はビメンチン(VIM)の非がん部におけるタンパク質発現量とがん部におけるタンパク質発現量およびPMF法に用いた検出されたペプチドを示す図で、18人の患者から得られた非がん部、がん部におけるVIMの二次元電気泳動ゲル中のタンパク質スポットの蛍光強度を示している。二次元電気泳動は3回行い、平均の蛍光強度と標準偏差を示してある。なお、記号は図1と同様の患者には、同様の記号を用いている。
図6はVIMの全アミノ酸配列を示す図で、タンパク質スポットからトリプシン消化により得られたペプチドを下線で示してある。
図7はカーボニックアンヒドラーゼ2(CA2)の非がん部におけるタンパク質発現量とがん部におけるタンパク質発現量およびPMF法に用いた検出されたペプチドを示す図で、18人の患者から得られた非がん部、がん部におけるCA2の二次元電気泳動ゲル中のタンパク質スポットの蛍光強度を示している。二次元電気泳動は3回行い、平均の蛍光強度と標準偏差を示してある。なお、記号は図1と同様の患者には、同様の記号を用いている。
図8はCA2の全アミノ酸配列を示す図である。図6において、タンパク質スポットからトリプシン消化により得られたペプチドを下線で示してある。
図9はマンガンスーパーオキシドディスミューターゼ(MnSOD)の非がん部におけるタンパク質発現量とがん部におけるタンパク質発現量およびPMF法に用いた検出されたペプチドを示す図で、18人の患者から得られた非がん部、がん部におけるMnSODの二次元電気泳動ゲル中のタンパク質スポットの蛍光強度。二次元電気泳動は3回行い、平均の蛍光強度と標準偏差を示してある。なお、記号は図1と同様の患者には、同様の記号を用いている。
図10はMnSODの全アミノ酸配列を示す図である。図10を参照すると、タンパク質スポットからトリプシン消化により得られたペプチドを下線で示してある。
図11はトリオースフォスフェイトイソメラーゼ1(TPI1)の非がん部におけるタンパク質発現量とがん部におけるタンパク質発現量およびPMF法に用いた検出されたペプチドを示す図で、前述した18人の患者から得られた非がん部、がん部におけるTPI1の二次元電気泳動ゲル中のタンパク質スポットの蛍光強度を示している。二次元電気泳動は3回行い、平均の蛍光強度と標準偏差を示してある。なお、記号は図1と同様の患者には、同様の記号を用いている。
図12はTPI1の全アミノ酸配列を示す図である。タンパク質スポットからトリプシン消化により得られたペプチドを下線で示してある。
図13はペルオキシレドキシン5(PRX5)の非がん部におけるタンパク質発現量とがん部におけるタンパク質発現量およびPMF法に用いた検出されたペプチドを示す図である。18人の患者から得られた非がん部、がん部におけるPRX5の二次元電気泳動ゲル中のタンパク質スポットの蛍光強度。二次元電気泳動は3回行い、平均の蛍光強度と標準偏差を示してある。なお、記号は図1と同様の患者には、同様の記号を用いている。
図14はPRX5の全アミノ酸配列を示す図である。タンパク質スポットからトリプシン消化により得られたペプチドを下線で示してある。
図15は、チオレドキシン(TRX)の非がん部におけるタンパク質発現量とがん部におけるタンパク質発現量およびPMF法に用いた検出されたペプチドを示す図である。18人の患者から得られた非がん部、がん部におけるTRXの二次元電気泳動ゲル中のタンパク質スポットの蛍光強度を示す図である。二次元電気泳動は3回行い、平均の蛍光強度と標準偏差を示してある。図中の記号は図1と同じである。
図16はTRXの全アミノ酸配列を示す図である。タンパク質スポットからトリプシン消化により得られたペプチドを下線で示してある。
(実施例2)
実施例2では、マーカータンパク質を用いたがん部と非がん部の判別について説明する。
図17はビメンチン(VIM)とカーボニックアンヒドラーゼ2(CA2)の、18人の患者から得られた非がん部、がん部におけるTRXの二次元電気泳動ゲル中のタンパク質スポットの蛍光強度を示す図で、X軸にVIMの蛍光強度を、Y軸にCA2の蛍光強度をプロットしたものを示している。二次元電気泳動は3回行い、平均の蛍光強度と標準偏差を示してある。蛍光強度のデータは実施例1で述べた通り、3回の二次元電気泳動の平均値を示し、標準偏差をエラーバーで示してある。なお、曲線1「白丸」は、非がん部から得られたVIMとCA2の蛍光強度を示す。また、曲線2「黒丸」はがん部から得られたVIMとCA2の蛍光強度を示している。
図17を参照すると、VIMとCA2の発現量を比較することにより、がん部と非がん部を判別できることは明らかであり、VIMとCA2の発現量の測定は肝細胞がんの診断に有用である。VIMとCA2の発現量測定をキット化することにより、新規な肝細胞がん診断キットとすることが可能になる。
また図1から図16に記載の他のタンパク質を用いても同様の結果を得ることができる。
以上の説明の通り、本発明の肝細胞がんタンパク質マーカーと、肝細胞がん検出方法と、肝細胞がん検出装置は、肝細胞がんの判定に適用されるものであり、従来と比べて、さらなるスクリーニング率の向上が図れる可能性がある。
なお、本出願は、2007年2月6日に出願された、日本国特許出願第2007−026942号からの優先権を基礎として、その利益を主張するものであり、その開示はここに全体として参考文献として取り込む。
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Figure 2008096767
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Claims (19)

  1. 配列番号1で表されるアミノ酸からなるチュモールリジェクションアンチゲンgp96(tumor rejection antigen gp96)を含むことを特徴とする肝細胞がんタンパク質マーカー。
  2. 配列番号2で表されるアミノ酸からなるバロシンコンティニングプロテイン(valosin−containing protein)を含むことを特徴とする肝細胞がんタンパク質マーカー。
  3. 配列番号3で表されるアミノ酸からなるビメンチン(vimentin)を含むことを特徴とする肝細胞がんタンパク質マーカー。
  4. 配列番号4で表されるアミノ酸からなるカーボニックアンヒドラーゼ2(carbonic anhydrase 2)を含むことを特徴とする肝細胞がんタンパク質マーカー。
  5. 配列番号5で表されるアミノ酸からなるマンガンスーパーオキシドディスミューターゼ(manganese superoxide dismutase)を含むことを特徴とする肝細胞がんタンパク質マーカー。
  6. 配列番号6で表されるアミノ酸からなるトリオースフォスフェイトイソメラーゼ1(triosephosphate isomerase 1)を含むことを特徴とする肝細胞がんタンパク質マーカー。
  7. 配列番号7で表されるアミノ酸からなるペルオキシレドキシン5(peroxiredoxin 5)を含むことを特徴とする肝細胞がんタンパク質マーカー。
  8. 配列番号8で表されるアミノ酸からなるチオレドキシン(thioredoxin)を含むことを特徴とする肝細胞がんタンパク質マーカー。
  9. 請求項1乃至8の内のいずれか一つに記載の肝細胞がんタンパク質マーカーにおいて、前記肝細胞がんタンパク質マーカーは、肝細胞がん患者生体試料中において、健常人生体試料中と比較し増加または減少するものであることを特徴とする肝細胞がんタンパク質マーカー。
  10. 請求項1乃至9の内のいずれか一つに記載の肝細胞がんタンパク質マーカーを用いることを特徴とする肝細胞検出方法。
  11. 配列番号1で表されるアミノ酸からなるチュモールリジェクションアンチゲンgp96(tumor rejection antigen gp96)、
    配列番号2で表されるアミノ酸からなるバロシンコンティニングプロテイン(valosin−containing protein)、
    配列番号3で表されるアミノ酸からなるビメンチン(vimentin)、
    配列番号4で表されるアミノ酸からなるカーボニックアンヒドラーゼ2(carbonic anhydrase 2)、
    配列番号5で表されるアミノ酸からなるマンガンスーパーオキシドディスミューターゼ(manganese superoxide dismutase)、
    配列番号6で表されるアミノ酸からなるトリオースフォスフェイトイソメラーゼ1(triosephosphate isomerase 1)、
    配列番号7で表されるアミノ酸からなるペルオキシレドキシン5(peroxiredoxin 5)、及び
    配列番号8で表されるアミノ酸からなるチオレドキシン(thioredoxin)からなる群から選択される少なくとも1つのタンパク質を含むことを特徴とする肝細胞がんタンパク質マーカー。
  12. 請求項11に記載の肝細胞がんタンパク質マーカーにおいて、
    前記肝細胞がんタンパク質マーカーとしての前記少なくとも1つのタンパク質が、肝細胞がん患者生体試料中において、健常人生体試料中と比較し増加または減少するものであることを特徴とする肝細胞がんタンパク質マーカー。
  13. 請求項11に記載の肝細胞がんタンパク質マーカーを用いることを特徴とする肝細胞がん検出方法。
  14. 請求項13に記載の肝細胞がん検出方法において、
    前記肝細胞がんタンパク質マーカーとしての前記少なくとも1つのタンパク質が、肝細胞がん患者生体試料中において、健常人生体試料中と比較し増加または減少することを検出することを特徴とする肝細胞がん検出方法。
  15. 請求項14に記載の肝細胞がんの検出方法において、生体試料中における前記肝細胞がんタンパク質マーカーの前記少なくとも一つのタンパク質を測定し、健常人生体試料中と比較し増加または減少することをもって陽性と判断することを特徴とする肝細胞がんの検出方法。
  16. 請求項15に記載の肝細胞がんの検出方法において、前記少なくとも一つのタンパク質を測定するにあたり、酵素免疫測定法、蛍光標識抗体法、ウェスタンブロット法、放射免疫測定法、免疫沈降法、電気泳動法、液体クロマトグラフィー法または質量分析法より選択される方法を用いることを特徴とする肝細胞がんの検出方法。
  17. 細胞がんタンパク質マーカーを用いて肝細胞がんを検出する装置であって、前記肝細胞がんタンパク質マーカーは、
    配列番号1で表されるアミノ酸からなるチュモールリジェクションアンチゲンgp96(tumor rejection antigen gp96)、
    配列番号2で表されるアミノ酸からなるバロシンコンティニングプロテイン(valosin−containing protein)、
    配列番号3で表されるアミノ酸からなるビメンチン(vimentin)、
    配列番号4で表されるアミノ酸からなるカーボニックアンヒドラーゼ2(carbonic anhydrase 2)、
    配列番号5で表されるアミノ酸からなるマンガンスーパーオキシドディスミューターゼ(manganese superoxide dismutase)、
    配列番号6で表されるアミノ酸からなるトリオースフォスフェイトイソメラーゼ1(triosephosphate isomerase 1)、
    配列番号7で表されるアミノ酸からなるペルオキシレドキシン5(peroxiredoxin 5)、及び
    配列番号8で表されるアミノ酸からなるチオレドキシン(thioredoxin)からなる群から選択される少なくとも1つのタンパク質を含むものを用い、前記肝細胞がんタンパク質マーカーとしての前記少なくとも1つのタンパク質が、肝細胞がん患者生体試料中において、健常人生体試料中と比較し増加または減少することを検出する特定タンパク質検出手段を備えていることを特徴とする肝細胞がん検出装置。
  18. 請求項17に記載の肝細胞がんの検出装置において、前記特定タンパク質検出手段の結果が、増加または減少を示す場合に、陽性と判断することを特徴とする肝細胞がんの検出装置。
  19. 請求項17又は18に記載の肝細胞がんの検出装置において、前記特定タンパク質検出手段は、酵素免疫測定法、蛍光標識抗体法、ウェスタンブロット法、放射免疫測定法、免疫沈降法、電気泳動法、液体クロマトグラフィー法または質量分析法より選択される方法を用いたものであることを特徴とする肝細胞がんの検出装置。
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