JPWO2008072356A1 - 光通信システムならびにその光通信方法および通信装置 - Google Patents
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Abstract
本発明は、ネットワーク間通信の遅延・揺らぎを抑制し、品質向上を図る通信装置に関し、このために、当該通信装置と他の通信装置との間においてネットワークを介して設定される第1光通信方式による通信チャンネルを終端する第1終端部58と、第2光通信方式による信号を終端する第2終端部51〜53と、第1信号経路設定および第2信号経路設定のいずれか一方に選択的に切り替える経路設定切り替え部と、を備えるように構成する。
Description
本発明は、光通信システムならびにその光通信方法および通信装置に関し、特に、加入者に宛てた高速な光信号を、遅延、揺らぎを抑えて伝送する光アクセスネットワークシステムにおいて用いて好適な技術に関する。
近年、インターネットの普及とともに、通信システムの高速化、経済性の追求が重要な課題となっており、アクセス系のネットワークとして、PON(Passive Optical Network)が適用されている。PONは、典型的には一つの光線路終端装置(OLT:Optical Line Termination)と複数の光加入者網装置(ONU:Optical Network Unit)とを“1×N”の受動型光分配器(passive optical splitter)を用いて連結することにより、ツリー構造の分散トポロジーを形成する光加入者網構造である。
インターネット技術の発達により加入者網に求められる帯域幅の増大に伴い、点対多点(point to multi-point)のGE(Gigabit Ethernet:登録商標)−PONによる通信方式が提案されている(下記の特許文献1参照)。今後においても、PONの性能は、容量・伝送距離ともに更に向上すると考えられる。そのような中、サービスも多様化し、遅延・揺らぎに敏感なサービスも増加すると想定されるに到っている。
図7は上述のPONの実システムへの適用の一例として、メトロリングをなすノード装置ごとにPONを収容したネットワークシステムについて示す図である。ここで、メトロリング100は、複数(図中7つの)ノード装置101−1〜101−7によって構成されたものであって、ノード装置101−1〜101−3,101−5は、それぞれ、グループ♯1,♯2,♯4,♯3のPON102-1,102−2,102−4,102−3を収容している。尚、メトロリング100は、ノード101−4を通じてコアネットワーク110にも接続される。
このように構成されたネットワークシステムにおいては、PONが提供するサービスの多様化に伴って、互いに異なるPONが収容するONU間において相互に通信を行なうことが考えられている。具体的には、この図7に示すように、グループ♯1(図中“A”)のPON102−1におけるONUが、メトロリング100を介して他のグループ♯3(図中“D”)のPON102−3に属するONUと通信を行なう環境を設定することにより、ネットワークを介して複数のコンピュータが結ばれた仮想的な高性能コンピュータシステムであるグリッドコンピューティングを実現することができる。
特開2003−244178号公報
このようにメトロリング100内のリソースを使ってグリッドコンピューティングのごときシステムを構築することを想定した場合には、メトロリング100、またその先のPONで相互に接続された複数のコンピュータをそなえたシステム構成を具備することとなるが、メトロリング100内の異なるノード装置101に接続されているONU間の通信では、図8に示すように、レイヤ2(L2)又はレイヤ3(L3)での方路切り替えのための機能であるIP(Internet Protocol)ルータやレイヤ2スイッチが現状多数介在することになる。
たとえば、図7に示すように、グループ♯1(図中“A”参照)のPON102−1におけるONUが、メトロリング100を介して他のグループ♯3(図中“D”)のPON102−3に属するONUと通信を行なう場合を想定する。この場合には、それぞれのグループ♯1,♯3のPON102−1,102−3におけるOLTにおいてIPルータやレイヤ2スイッチによる処理が行なわれるほか(図8の“A”,“D”参照)、中継区間をなすメトロリング100をなすノード装置101−1,101−7,101−6,101−5においても、それぞれIPルータによる処理が行なわれることになる。尚、図8中においては、特にノード装置101−1(図8の“B”参照)およびノード装置101−5(図8の“C”参照)に着目して、それぞれ、IPルータによる処理が行なわれることついて図示している。
しかしながら、このような方路切り替えのためのレイヤ2スイッチやIPルータでは、通常、メッセージを中間の中継点に送信し、一時的に格納してから次の中継点に転送するストアアンドフォワード処理がなされる。このストアアンドフォワード処理は、情報転送の際の遅延や揺らぎの原因となり、特に上述のグリッドコンピューティングのごとき遅延・揺らぎに対する要求が高いと見込まれるシステムに対し、十分な品質を提供することが困難となることも想定される。
そこで、本発明の目的の一つは、ネットワーク間通信の遅延・揺らぎを抑制し、品質向上を図ることにある。
なお、上記目的に限らず、後述する発明を実施するための最良の形態に示す各構成により導かれる効果であって、従来の技術によっては得られない効果を奏することも本発明の他の目的の1つとして位置づけることができる。
なお、上記目的に限らず、後述する発明を実施するための最良の形態に示す各構成により導かれる効果であって、従来の技術によっては得られない効果を奏することも本発明の他の目的の1つとして位置づけることができる。
このため、本発明は、以下の光通信システムならびにその光通信方法および通信装置を特徴とするものである。
(1)すなわち、本発明の通信装置は、第1光通信方式で光信号の伝送が行なわれるネットワークを構成する少なくとも2つの拠点装置の配下にそれぞれ通信装置が接続され、かつ、それぞれの通信装置の配下には第2光通信方式で光信号の送受信が行なわれる端末装置が接続された光通信システムにおける通信装置であって、当該通信装置と、他の通信装置と、の間において前記ネットワークを介して設定される前記第1光通信方式による通信チャンネルを終端する第1終端部と、前記第2光通信方式による信号を終端する第2終端部と、当該通信装置と配下の端末装置との間の第2光通信方式による信号を該第2終端部で終端させるとともに、該第1終端部を通じ前記第1光通信方式による通信チャンネルを介して接続される他の通信装置に収容される端末装置との間の前記第2光通信方式による信号についても該第2終端部で終端させるべく信号経路を設定する第1信号経路設定、および当該通信装置と配下の端末装置との間の第2光通信方式による信号を該他の通信装置で終端させるべく、前記第1光通信方式による通信チャンネルを介して出力するとともに、該他の通信装置から該第1終端部を通じ前記第1光通信方式による通信チャンネルを介して入力された前記第2光通信方式による信号を、該第2終端部による終端処理をスキップして当該通信装置の配下に接続される端末装置に出力すべく信号経路を設定する第2信号経路設定、のいずれか一方に選択的に切り替える経路設定切り替え部と、をそなえたことを特徴としている。
(1)すなわち、本発明の通信装置は、第1光通信方式で光信号の伝送が行なわれるネットワークを構成する少なくとも2つの拠点装置の配下にそれぞれ通信装置が接続され、かつ、それぞれの通信装置の配下には第2光通信方式で光信号の送受信が行なわれる端末装置が接続された光通信システムにおける通信装置であって、当該通信装置と、他の通信装置と、の間において前記ネットワークを介して設定される前記第1光通信方式による通信チャンネルを終端する第1終端部と、前記第2光通信方式による信号を終端する第2終端部と、当該通信装置と配下の端末装置との間の第2光通信方式による信号を該第2終端部で終端させるとともに、該第1終端部を通じ前記第1光通信方式による通信チャンネルを介して接続される他の通信装置に収容される端末装置との間の前記第2光通信方式による信号についても該第2終端部で終端させるべく信号経路を設定する第1信号経路設定、および当該通信装置と配下の端末装置との間の第2光通信方式による信号を該他の通信装置で終端させるべく、前記第1光通信方式による通信チャンネルを介して出力するとともに、該他の通信装置から該第1終端部を通じ前記第1光通信方式による通信チャンネルを介して入力された前記第2光通信方式による信号を、該第2終端部による終端処理をスキップして当該通信装置の配下に接続される端末装置に出力すべく信号経路を設定する第2信号経路設定、のいずれか一方に選択的に切り替える経路設定切り替え部と、をそなえたことを特徴としている。
(2)また、前記第1光通信方式は、ギガビットイーサネット(登録商標)受動光加入者網方式であり、前記第2光通信方式は、波長多重光通信方式であることとしてもよい。
(3)さらに、該第2終端部は、配下の端末装置との間に接続され受動光加入者網方式の信号インタフェース処理を行なう第1信号インタフェース部と、ギガビットイーサネット方式の信号インタフェース処理を行なう第2信号インタフェース部と、前記第2インタフェース部での信号インタフェース処理が行なわれた信号について、宛先に応じた方路切り替えを行なう方路スイッチをそなえて構成され、該経路設定切り替え部は、前記第1信号経路の設定として、前記配下の端末装置との間の信号経路を、該第1信号インタフェース部を介して該第2信号インタフェース部に接続される信号経路とするとともに、該第1終端部を通じ接続される前記他の通信装置に収容される端末装置との間の信号経路を、該第1終端部を介して該第2信号インタフェース部に接続される信号経路とし、かつ、前記第2信号経路の設定として、前記配下の端末装置との間の信号経路を、該第1信号インタフェース部を介して該第1終端部に接続する信号経路とするとともに、該第1終端部を通じ接続される他の通信装置に収容される端末装置との間の信号経路を、該第1終端部を介して該第1信号インタフェース部に接続される信号経路とすることもできる。
(3)さらに、該第2終端部は、配下の端末装置との間に接続され受動光加入者網方式の信号インタフェース処理を行なう第1信号インタフェース部と、ギガビットイーサネット方式の信号インタフェース処理を行なう第2信号インタフェース部と、前記第2インタフェース部での信号インタフェース処理が行なわれた信号について、宛先に応じた方路切り替えを行なう方路スイッチをそなえて構成され、該経路設定切り替え部は、前記第1信号経路の設定として、前記配下の端末装置との間の信号経路を、該第1信号インタフェース部を介して該第2信号インタフェース部に接続される信号経路とするとともに、該第1終端部を通じ接続される前記他の通信装置に収容される端末装置との間の信号経路を、該第1終端部を介して該第2信号インタフェース部に接続される信号経路とし、かつ、前記第2信号経路の設定として、前記配下の端末装置との間の信号経路を、該第1信号インタフェース部を介して該第1終端部に接続する信号経路とするとともに、該第1終端部を通じ接続される他の通信装置に収容される端末装置との間の信号経路を、該第1終端部を介して該第1信号インタフェース部に接続される信号経路とすることもできる。
(4)また、該第2終端部は、当該通信装置の配下に接続されている端末装置、および、該第1終端部を通じ前記第1光通信方式による通信チャンネルを介して接続される他の通信装置に収容される端末装置には、当該通信装置への信号の送信タイミングとして互いに異なるタイムスロットを割り当てるように構成される一方、該経路設定切り替え部において前記第1信号経路が設定されている場合において、当該通信装置の配下に接続されている端末装置、および、該第1終端部を通じ前記第1光通信方式による通信チャンネルを介して接続される他の通信装置に収容される端末装置から送信された信号について受信タイミングを調整するタイミング調整部が、該第2終端部の前段にそなえられることとしてもよい。
(5)さらに、第1光通信方式で光信号の伝送が行なわれるネットワークを構成する少なくとも2つの拠点装置にそれぞれ通信装置が接続され、かつ、それぞれの通信装置には第2光通信方式で光信号の送受信が行なわれる端末装置が接続された光通信システムであって、該通信装置は、当該通信装置と他の通信装置との間において前記を介した前記第1光通信方式による通信チャンネルにより信号を送受し終端しうる第1終端部とともに、前記第2光通信方式による信号を終端する第2終端部をそなえ、前記通信チャンネルが設定された複数の通信装置のうちの一の通信装置は、当該一の通信装置に接続される端末装置との間の第2光通信方式による信号を該第2終端部で終端してパケットとし前記パケット単位に宛先に応じた方路切り替えを行なうとともに、前記通信チャンネルが設定された複数の通信装置のうちの他の通信装置に接続される端末装置との間の第2光通信方式による信号についても、該第2終端部で終端してパケットとし前記パケット単位に宛先に応じた方路切り替えを行なう信号経路を設定する第1信号経路設定部をそなえるとともに、前記他の通信装置は、当該他の通信装置の配下の端末装置からの信号を前記設定された通信チャンネルを介して前記一の通信装置に出力するとともに、前記設定された通信チャンネルを介して接続される前記一の通信装置に収容される端末装置からの信号については、当該他の通信装置の配下の端末装置に出力すべく信号経路を設定する第2信号経路設定部をそなえたことを特徴としている。
(6)また、本発明の光通信方法は、第1光通信方式で光信号の伝送が行なわれるネットワークを構成する少なくとも2つの拠点装置にそれぞれ通信装置が接続され、かつ、それぞれの通信装置には第2光通信方式で光信号の送受信が行なわれる端末装置が接続された光通信システムにおける光通信方法であって、一の通信装置に接続された端末装置と、他の通信装置に接続された端末装置と、間で通信を行なう際に、前記通信装置間において、前記ネットワークを介した前記第1光通信方式による通信チャンネルを設定するとともに、前記一の通信装置は、当該一の通信装置に接続される端末装置との間の第2光通信方式による信号を終端してパケットとし前記パケット単位に宛先に応じた方路切り替えを行なうとともに、前記設定された通信チャンネルを介して接続される他の通信装置に収容される端末装置との間の第2光通信方式による信号についても、終端してパケットとし前記パケット単位に宛先に応じた方路切り替えを行なう一方、前記他の通信装置は、当該他の通信装置の配下の端末装置からの信号を前記設定された通信チャンネルを介して前記一の通信装置に出力するとともに、前記設定された通信チャンネルを介して接続される前記一の通信装置に収容される端末装置からの信号については、当該他の通信装置の配下の端末装置に出力することを特徴としている。
(7)この場合においては、前記通信を行なう一の通信装置に接続された端末装置は、当該端末装置に接続する通信装置に対して、通信相手となる端末装置に関する情報を通知し、前記通知を行なった端末装置に収容される通信装置は、前記通信相手となる端末装置を収容する通信装置との間での前記通信チャンネルの設定要求を、前記ネットワークにおける通信チャンネルの割り当てを管理する管理装置に対して出力することにより、前記管理装置は、前記設定要求に応じて通信チャンネルを割り当てることとしてもよい。
(8)また、前記他の通信装置に接続された端末装置は、当該端末装置に接続する通信装置に対して、通信相手となる端末装置に関する情報を通知し、前記通知を行なった端末装置に収容される通信装置は、前記通信相手となる端末装置を収容する通信装置との間での前記通信チャンネルの設定要求を、前記ネットワークにおける通信チャンネルの割り当てを管理する管理装置に対して出力することにより、前記管理装置は、前記設定要求に応じて通信チャンネルを割り当てることもできる。
(9)さらに、上述の(7)又は(8)において、前記通知を行なった端末装置に収容される通信装置は、該管理装置での前記通信チャンネルの割り当てが完了すると、対応する方路切り替えを行なうとともに、前記通信相手となる端末装置を収容する通信装置に対して、対応する方路切り替えを要求することとしてもよい。
このように、本発明によれば、他の通信装置との間においてネットワークを介して設定される第1光通信方式による通信チャンネルを終端する第1終端部とともに、経路設定切替部をそなえているので、ネットワーク内の異なる拠点装置に接続されている通信端末間の通信では、遅延、揺らぎを抑制し、ダイナミックかつシームレスに接続することにより、ホップ数を削減し、遅延を抑えた高品質なサービスを実現できる利点がある。
利点がある。
利点がある。
1 光通信システム
2,100 メトロリング
3−1〜3−7,101−1〜101−7 ノード装置
31 伝送/アクセスインタフェース部
32 L3/L2スイッチ
33 伝送系インタフェース部
4−1〜4−4,102−1〜102−4 PON
5′ OLT
5,105 通信装置
51,111a PONインタフェース部
52,111b PON/MAC制御部
53,111c イーサネットインタフェース部
54 L3/L2スイッチ
55 CWDM送受信部
56a,56b 第1,第2リレースイッチ(経路設定切り替え部)
57 タイミング調整部
58 DWDM送受信部
6,106 ONU
6a 通信端末
7 NMS
8,110 コアネットワーク
10,107 受動型光分配器
111 アクセス系インタフェース部
112,115 L3/L2スイッチ
113,114 伝送/アクセスインタフェース部
116 伝送系インタフェース部
2,100 メトロリング
3−1〜3−7,101−1〜101−7 ノード装置
31 伝送/アクセスインタフェース部
32 L3/L2スイッチ
33 伝送系インタフェース部
4−1〜4−4,102−1〜102−4 PON
5′ OLT
5,105 通信装置
51,111a PONインタフェース部
52,111b PON/MAC制御部
53,111c イーサネットインタフェース部
54 L3/L2スイッチ
55 CWDM送受信部
56a,56b 第1,第2リレースイッチ(経路設定切り替え部)
57 タイミング調整部
58 DWDM送受信部
6,106 ONU
6a 通信端末
7 NMS
8,110 コアネットワーク
10,107 受動型光分配器
111 アクセス系インタフェース部
112,115 L3/L2スイッチ
113,114 伝送/アクセスインタフェース部
116 伝送系インタフェース部
以下、図面を参照することにより、本発明の実施の形態を説明する。
〔a〕本発明の一実施形態の説明
図1,図3は本発明の一実施形態にかかる光通信システム1を示すブロック図であり、図2は本実施形態にかかる光通信システム1について特に通信装置5の機能に着目して示すブロック図である。図1,図3に示す光通信システム1においても、前述の図7に示すものと同様、メトロリング2をなすノード装置3ごとにPON4を収容したネットワークシステムを構成するものである。
〔a〕本発明の一実施形態の説明
図1,図3は本発明の一実施形態にかかる光通信システム1を示すブロック図であり、図2は本実施形態にかかる光通信システム1について特に通信装置5の機能に着目して示すブロック図である。図1,図3に示す光通信システム1においても、前述の図7に示すものと同様、メトロリング2をなすノード装置3ごとにPON4を収容したネットワークシステムを構成するものである。
そして、PON4は、例えば一つのOLT機能を有する通信装置5と複数のONU6とを受動型光分配器10を用いて連結することにより、ツリー構造の分散トポロジーを形成するようになっている。尚、8はノード装置3−4を通じてメトロリング2と接続されるコアネットワークであり、9は通信装置5とノード装置(拠点装置)3との間を接続する光伝送路である。又、各PON4の通信装置5は、図示しないL3/L2スイッチにより複数のOLT機能を束ねて構成することとしてもよい。又、各ONU6には、本実施形態の光通信システム1の構成により相互に通信を行ないうる通信端末6aが接続されている。
ここで、本実施形態にかかる光通信システム1は、前述の図7に示すものとは異なり、互いに異なるPON4における通信装置5間において、ダイレクトなメトロリング2の伝送チャンネル(ここではDWDMチャンネル)を設定し確保することができるようになっている。このために、各PON4におけるOLT機能部を有する通信装置5は、メトロリング2の管理用にノード装置3−7に接続されたNMS(Network Management System)7との間で(PON4間の通信設定のための)制御信号の送受を行なうようになっている。この通信装置5とNMS7との間での制御信号は、上述の光伝送路9及びメトロリング2を通じて送受することとしてもよいし、図示しない他の制御信号ラインを通じて送受することとしてもよい。
そして、NMS7においては、各PON4における通信装置5のOLT機能部においては、遅延・揺らぎが抑制された通信を要求する相手先PON4の通信装置5との間を、DWDMチャンネルでダイレクトに接続するようにメトロリング2のチャンネル設定を行なう。例えば、PON4−1のONU6がPON4−3のONU6との高速通信を要求する場合には、PON4−1の通信装置5はNMS7に対してその旨の要求を出力することにより、NMS7では当該PON4−1とPON4−3における通信装置5間をDWDMチャンネルで接続設定するようになっている。
これにより、メトロリング2内のノード装置3−1(図1中“B”参照)に接続されているPON4−1(グループ♯1、図中“A”参照)のONU6と、ノード装置3−5(図中“C”参照)に接続されているPON4−3(グループ♯3、図中“D”参照)のONU6と、の間を、DWDMチャンネルを通じて接続させることができる。
このとき、各PON4の通信装置5において、MAC制御やL3/L2スイッチ等のOLT機能についての動作状態/停止状態を切り替える構成をそなえることで、グループ♯1のONU6とグループ♯3のONU6とが通信を行なう際に、一方、例えばグループ♯1の通信装置5においてのみL3/L2スイッチ等のOLT機能を動作状態とし、他方、例えばグループ♯3の通信装置においてはOLT機能を停止状態とするようにしている。
このとき、各PON4の通信装置5において、MAC制御やL3/L2スイッチ等のOLT機能についての動作状態/停止状態を切り替える構成をそなえることで、グループ♯1のONU6とグループ♯3のONU6とが通信を行なう際に、一方、例えばグループ♯1の通信装置5においてのみL3/L2スイッチ等のOLT機能を動作状態とし、他方、例えばグループ♯3の通信装置においてはOLT機能を停止状態とするようにしている。
これにより、グループ♯1の通信装置5が、グループ♯3のONU6も実質的に束ね、グループ♯1、♯3を仮想的に1つのPONシステムとして動作させる。即ち、一のPON4−1における通信装置5が、自身のPON4−1のONU6とともに、他のPON4−3におけるONU6についても仮想的に収容することができるようにしている。
これにより、PON4−1,4−3間に介装される伝送路上のノード装置3−1,3−7,3−6,3−5やPON4−3における通信装置5でのレイヤ2/3スイッチ動作を省略することができるようになり、メトロリング2と複数のPON4とをダイナミック、かつ、シームレスに融合させることができるようになる。
これにより、PON4−1,4−3間に介装される伝送路上のノード装置3−1,3−7,3−6,3−5やPON4−3における通信装置5でのレイヤ2/3スイッチ動作を省略することができるようになり、メトロリング2と複数のPON4とをダイナミック、かつ、シームレスに融合させることができるようになる。
図2は、上述のごときPON4−1,4−3に収容されるONU6間での通信を実現する通信装置5の構成を示すものである。この図2に示すように、通信装置5は、OLT機能をなすPONインタフェース51,PON/MAC(Media Access Control)制御部52およびイーサネット(Ethernet:登録商標)インタフェース53と、L3/L2スイッチ54と、CWDM送受信部55と、をそなえるとともに、第1,第2リレースイッチ56a,56b,タイミング調整部57およびDWDM送受信部58をそなえている。
以下においては、PON4−1の通信装置5の構成に着目して説明するが、他のPON4−2〜4−4においても、同様の通信装置5をそなえている。
また、図3に示すように、本実施形態におけるPON4は、例えば一つのOLT機能を有する通信装置5と複数のONU6とを受動型光分配器10を用いて連結することにより、ツリー構造の分散トポロジーを形成するようになっている。
また、図3に示すように、本実施形態におけるPON4は、例えば一つのOLT機能を有する通信装置5と複数のONU6とを受動型光分配器10を用いて連結することにより、ツリー構造の分散トポロジーを形成するようになっている。
ここで、DWDM送受信部58は、上述のごとくNMS7で設定された他のPON(ここではPON4−3)の通信装置5との間のDWDMチャンネルの信号について終端するものであり、波長多重通信方式である第2光通信方式による信号を終端する第2終端部である。
また、PONインタフェース51は、ONU6からの第2光通信方式であるGE−PONによる光信号を電気信号に変換しPON/MACフレーム信号としてリレースイッチ56aに出力するとともに、リレースイッチ56aを通じて入力されるPON/MACフレーム信号についてPONインタフェース処理を行なって配下のONU6への光信号として出力するようになっている。従って、PONインタフェース51は、配下のONU6(通信端末6a)との間に接続され受動光加入者網方式の信号インタフェース処理を行なう第1信号インタフェース部としての機能を有している。
また、PONインタフェース51は、ONU6からの第2光通信方式であるGE−PONによる光信号を電気信号に変換しPON/MACフレーム信号としてリレースイッチ56aに出力するとともに、リレースイッチ56aを通じて入力されるPON/MACフレーム信号についてPONインタフェース処理を行なって配下のONU6への光信号として出力するようになっている。従って、PONインタフェース51は、配下のONU6(通信端末6a)との間に接続され受動光加入者網方式の信号インタフェース処理を行なう第1信号インタフェース部としての機能を有している。
さらに、PON/MAC制御部52は、リレースイッチ56aおよびタイミング調整部部57を通じて入力されるPON/MACフレーム信号についてインタフェース処理を行なってイーサネットフレーム信号としてイーサネットインタフェース53へ出力するとともに、イーサネットインタフェース53からのイーサネットフレーム信号についてインタフェース処理を行なって、PON/MACフレーム信号としてタイミング調整部57へ出力する。
また、イーサネットインタフェース53は、PON/MAC制御部52からのイーサネットフレーム信号についてインタフェース処理を行なって、パケット信号としてL3/L2スイッチ54に出力するとともに、L3/L2スイッチ54からのパケット信号についてインタフェース処理を行なって、イーサネットフレームを構成し、PON/MAC制御部52に出力する。
したがって、上述のPON/MAC制御部52およびイーサネットインタフェース53により、ギガビットイーサネット方式の信号インタフェース処理を行なう第2信号インタフェース部を構成する。
ここで、PON/MAC制御部52におけるインタフェース処理においては、イーサネット方式の仕様を活用して1対多の端末間の通信のため、文献(石田修,瀬戸康一郎,「改訂版 10ギガビットEthernet教科書」,p.225−232,インプレス)に記載されているように、マルチポイントMAC制御を規定し、一つのPON4に参加する複数端末間でのアクセス制御を実現している。
ここで、PON/MAC制御部52におけるインタフェース処理においては、イーサネット方式の仕様を活用して1対多の端末間の通信のため、文献(石田修,瀬戸康一郎,「改訂版 10ギガビットEthernet教科書」,p.225−232,インプレス)に記載されているように、マルチポイントMAC制御を規定し、一つのPON4に参加する複数端末間でのアクセス制御を実現している。
また、PON4においては、通常はOLTからONUへの信号(下り信号)は放送型であり、分配器10を経由したすべてのONUに届けられるが、ONUからOLTへの信号(上り信号)はN(Nは複数):1であり、複数のONUから送信された信号が、分配器10で束ねられるため、異なるONUから送信された信号に衝突が起こらないように送信タイミングが制御されるようになっている。
このようにPON4は物理的には共有型の接続形態を有するが、通信装置5とONU6との論理的な接続はPON/MAC制御部52とONU6のMAC機能とのPoint-to-Pointの構成である。このような通信装置5−ONU6間の論理的接続を他の通信装置5−ONU6間接続と識別するために、通信装置5のPON/MAC制御部52およびONU6のMAC機能において、通常のMACフレーム〔図4(1)参照〕と異なり、図4(2)に例示するように、プリアンブル部分にLLID(論理リンク識別子)を定義して、LLID単位にイーサネット(登録商標)のMACフレームの送受信制御を行なうようになっている。
LLIDは、上述したように通信装置5−ONU6間の論理的接続を他の通信装置5−ONU6間接続と識別するためのものであり、PON4の区間でやり取りされるイーサネット(登録商標)のMACフレームの先頭8バイトのプリアンブル部分に設定され、PON区間のみに使用されるようになっている。尚、図4(2)に示すPON区間でのイーサネット(登録商標)のMACフレームは、図4(1)に示すイーサネット(登録商標)のMACフレームと比較して、LLID以外の領域については同様である。
これにより、通信装置5からONU6への通信においては、OLT機能をなすPON/MAC制御部52から出力されるMACフレームはすべてのONUへ届くが、受け側のONU6では、自身宛てではないLLIDを有するフレームについては破棄し、自身宛てのLLIDを有するフレームを取り込むことができるようになる。
一方、ONU6から通信装置5への通信においては、PON/MAC制御部52を含む通信装置5のOLT機能部において割り当てられた時間のみMACフレームを送信することができる。ONU6では、送信バッファに蓄積されるフレーム量を計算して、必要な送信時間を通信装置5のPON/MAC制御部52に要求する。通信装置5のOLT機能部からフレーム送信の許可時刻と許可時間について割り当てを受けることで、その許可された時刻から許可された時間だけMACフレームを送信することができる。
一方、ONU6から通信装置5への通信においては、PON/MAC制御部52を含む通信装置5のOLT機能部において割り当てられた時間のみMACフレームを送信することができる。ONU6では、送信バッファに蓄積されるフレーム量を計算して、必要な送信時間を通信装置5のPON/MAC制御部52に要求する。通信装置5のOLT機能部からフレーム送信の許可時刻と許可時間について割り当てを受けることで、その許可された時刻から許可された時間だけMACフレームを送信することができる。
ところで、L3/L2スイッチ54は、前述のイーサネットインタフェース53からのパケット信号や、CWDM送受信部55からのパケット信号について、当該パケットの宛先に応じた方路スイッチングを行なう方路スイッチであり、例えばIPルータにより構成することができる。
また、第1,第2リレースイッチ56a,56bは、双方が協働することによって、当該通信装置5のOLTとしての機能を有効にする場合と無効にする場合とを切り替えるためのものであって、ともに例えば1×2のスイッチにより構成される。
また、第1,第2リレースイッチ56a,56bは、双方が協働することによって、当該通信装置5のOLTとしての機能を有効にする場合と無効にする場合とを切り替えるためのものであって、ともに例えば1×2のスイッチにより構成される。
たとえば、図1に示すPON4−1,4−3におけるONU6同士において、実質的に一のPONシステムを構築するに当たっては、それぞれの通信装置5における第1,第2リレースイッチ56a,56bの設定を通じて、PON4−1における通信装置5でのOLT機能を有効としPON4−3における通信装置5でのOLT機能を無効とすることができる。
具体的には、PON4−1における通信装置5の第1リレースイッチ56aにおいて、タイミング調整部57を介しながらPONインタフェース51とPON/MAC制御部52とを接続することにより、当該通信装置5において、配下のONU6との間の信号についてGE−PON方式での信号終端を行なうことができる。この場合においては、第2リレースイッチ56bにおいて、タイミング調整部57を介しながらDWDM送受信部58とPON/MAC制御部52とを接続することにより、通信相手先の(PON4−3の)通信装置5との間に設定されるDWDMチャンネルを通じてやり取りされるMACフレームについて、PON/MAC制御部52で、GE−PON方式での信号終端を行なうことができる。このようにして、PON4−1での通信装置5におけるOLTとしての機能を有効とすることができる。
また、PON4−3における通信装置5の第1,第2リレースイッチ56a,56bにおいて、DWDM送受信部58とPONインタフェース51との間を接続させる一方、PONインタフェース51と(OLT機能をなす)PON/MAC制御部52とは接続を断とするようにして、PON4−3での通信装置5におけるOLTとしての機能を無効とすることができる。
これにより、PON4−3におけるONU6は、PON4−1におけるONU6とともに、PON4−1における通信装置5のOLT機能部で管理させることができるので、一のPONとして組み込まれることができるようになる。換言すれば、異なるグループ(PON4−1,4−3)に属するONU6についても、PON4−1をなす通信装置5のPON/MAC制御部52でLLIDを共通に管理することができ、これにより、実質的に一のPONシステムとして相互の通信を行なうことができる。
そして、このように互いに異なるPON4−1,4−3におけるONU6同士で一のPONを構築することで、メトロリング2における拠点装置3やPON4−3での通信装置5で行なっていたL3/L2スイッチングに伴うストアアンドフォワード(Store and Forward)のための処理を省略できるので、通信の遅延や揺らぎを大幅に削減させることができるようになる。
なお、OLT機能を有効とする通信装置5としては逆、即ちPON4−3における通信装置5においてOLT機能を有効とし、PON4−1における通信装置5においてOLT機能を無効とすることもできる。
したがって、上述の第1,第2リレースイッチ56a,56bが協働することにより、当該通信装置(PON4−1の通信装置)5と配下のONU6との間のGE−PON方式による信号を第2終端部をなす第2信号インタフェース部であるPON/MAC制御部52およびイーサネットインタフェース53でインタフェース処理(終端)させるとともに、第1終端部をなすDWDM送受信部58を通じ波長多重光通信方式による通信チャンネルを介して接続される他の通信装置5に収容されるONU6との間のGE−PON方式による信号についてもPON/MAC制御部52およびイーサネットインタフェース53で終端させるべく信号経路を設定する第1信号経路設定、および、当該通信装置5と配下のONU6との間のGE−PON方式による信号を他の通信装置5で終端させるべく、波長多重光通信方式による通信チャンネルを介して出力するとともに、他の通信装置5からDWDM送受信部58を通じ波長多重光通信方式による通信チャンネルを介して入力されたGE−PON方式による信号を、PON/MAC制御部52およびイーサネットインタフェース53による終端処理をスキップして当該通信装置5の配下に接続されるONU6に出力すべく信号経路を設定する第2信号経路設定、のいずれか一方に選択的に切り替える経路設定切り替え部を構成する。
したがって、上述の第1,第2リレースイッチ56a,56bが協働することにより、当該通信装置(PON4−1の通信装置)5と配下のONU6との間のGE−PON方式による信号を第2終端部をなす第2信号インタフェース部であるPON/MAC制御部52およびイーサネットインタフェース53でインタフェース処理(終端)させるとともに、第1終端部をなすDWDM送受信部58を通じ波長多重光通信方式による通信チャンネルを介して接続される他の通信装置5に収容されるONU6との間のGE−PON方式による信号についてもPON/MAC制御部52およびイーサネットインタフェース53で終端させるべく信号経路を設定する第1信号経路設定、および、当該通信装置5と配下のONU6との間のGE−PON方式による信号を他の通信装置5で終端させるべく、波長多重光通信方式による通信チャンネルを介して出力するとともに、他の通信装置5からDWDM送受信部58を通じ波長多重光通信方式による通信チャンネルを介して入力されたGE−PON方式による信号を、PON/MAC制御部52およびイーサネットインタフェース53による終端処理をスキップして当該通信装置5の配下に接続されるONU6に出力すべく信号経路を設定する第2信号経路設定、のいずれか一方に選択的に切り替える経路設定切り替え部を構成する。
この場合においては、上述の第1信号経路設定とする場合においては、配下のONU6との間の信号経路を、PONインタフェース51を介してPON/MAC制御部52およびイーサネットインタフェース53に接続される信号経路とするとともに、DWDM送受信部58を通じ接続される他の通信装置5に収容されるONU6との間の信号経路を、DWDM送受信部58を介してPON/MAC制御部52およびイーサネットインタフェース53に接続される信号経路としている。
また、第2信号経路とする場合においては、配下のONU6との間の信号経路を、PONインタフェース51を介してDWDM送受信部58に接続する信号経路とするとともに、DWDM送受信部58を通じ接続される他の通信装置5に収容されるONU6との間の信号経路を、DWDM送受信部58を介してPONインタフェース51に接続される信号経路とする。
言い換えれば、PON/MAC制御部52でLLIDを管理し、L3/L2スイッチ54でスイッチングを行なう(OLT機能を有効とする)通信装置5の第1,第2ルートスイッチ56a,56bを、第1信号経路に設定し、それ以外の通信装置5についてはOLT機能を無効にするために第2信号経路に設定する。
この図2に示す場合のように、PON4−1の通信装置5のPON/MAC制御部52でLLIDを管理し、L3/L2スイッチ54でスイッチングを行なう場合においては、PON4−1の通信装置5の第1,第2ルートスイッチ56a,56bを、第1信号経路に設定する一方、PON4−3の通信装置5の第1,第2ルートスイッチ56a,56bを、第2信号経路に設定する。
この図2に示す場合のように、PON4−1の通信装置5のPON/MAC制御部52でLLIDを管理し、L3/L2スイッチ54でスイッチングを行なう場合においては、PON4−1の通信装置5の第1,第2ルートスイッチ56a,56bを、第1信号経路に設定する一方、PON4−3の通信装置5の第1,第2ルートスイッチ56a,56bを、第2信号経路に設定する。
また、タイミング調整部57は、特に上り方向、即ちONU6から通信装置5に向かう信号について、PON/MAC制御部52に入力されるタイミングを調整するためのものである。
OLT機能を有効とする通信装置5、ここではPON4−1の通信装置5におけるPON/MAC制御部52においては、仮想的に一のPONを構成するONU(当該PON4−1におけるONU6とともにPON4−3におけるONU6)からの信号送信タイミング(又はOLTでの受信タイミング)を割り当てるようになっている。
OLT機能を有効とする通信装置5、ここではPON4−1の通信装置5におけるPON/MAC制御部52においては、仮想的に一のPONを構成するONU(当該PON4−1におけるONU6とともにPON4−3におけるONU6)からの信号送信タイミング(又はOLTでの受信タイミング)を割り当てるようになっている。
しかしながら、DWDMチャンネルを通じて接続されているPON4−3のONU6においては、PON4−1におけるONU6と比べてメトロリング2が光ファイバ伝送路として介装されているので、前述したようなストアアンドフォワード(Store and Forward)がなくとも温度変動等により光ファイバの屈折率が変動する。特に遅延や揺らぎを防止する通信を実現するためには、このような上り信号の到着タイミングが変動することについても対策を講じる必要がある。
タイミング調整部57は、上述のごときDWDMチャンネルを通じて接続されるPON4−3におけるONU6からの上り信号について、信号のバッファリングにより、与えられた到着タイミングのずれを吸収させつつOLT機能部としてのPON/MAC制御部52に出力している。尚、自身のPON4−1におけるONU6からの上り信号に到着タイミングの変動要因があれば、そのタイミング変動分を同様に吸収させることもできる。
なお、CWDM送受信部(Rx/Tx)55は、L3/L2スイッチ54に接続されて、L3/L2スイッチ54で方路切り替えが行なわれて入力されたパケットについて、イーサネットフレーム化した上でCWDM光信号として伝送路9を通じてメトロリング2に出力するものである。このCWDM送受信部55から出力されるCWDM光信号は、前述のDWDM送受信部58におけるDWDMチャンネルとは異なり、中継段のノード装置3−1に入力されると、その都度イーサネットインタフェース処理等を通じてもとのパケット信号に変換されて、L3/L2スイッチングが行なわれるようになっている。
すなわち、メトロリング2をなす各ノード装置3は、図3に示すように、伝送/アクセスインタフェース(IF)部31,L3/L2スイッチ32および伝送系インタフェース(IF)部33をそなえている。
特に、PON4−1を収容するノード装置3−1に着目すると、伝送/アクセスインタフェース部31は、PON4−1の通信装置5から光伝送路9を通じて入力されたCWDM光信号について終端するとともに、イーサネットインタフェース処理を行なって、パケット信号に変換するものである。逆に、L3/L2スイッチ32からのパケット信号については、イーサネットインタフェース処理およびCWDM方式による終端処理を行ない、CWDM光信号として、光伝送路9を通じてPON4−1の通信装置5に送出する。
特に、PON4−1を収容するノード装置3−1に着目すると、伝送/アクセスインタフェース部31は、PON4−1の通信装置5から光伝送路9を通じて入力されたCWDM光信号について終端するとともに、イーサネットインタフェース処理を行なって、パケット信号に変換するものである。逆に、L3/L2スイッチ32からのパケット信号については、イーサネットインタフェース処理およびCWDM方式による終端処理を行ない、CWDM光信号として、光伝送路9を通じてPON4−1の通信装置5に送出する。
又、L3/L2スイッチ32は、前述の通信装置5のL3/L2スイッチ54と同様、入力されるパケット信号について宛先に応じた方路スイッチングを行なうものである。
さらに、伝送系インタフェース部33は、L3/L2スイッチ32において方路スイッチングの行なわれたパケット信号について、イーサネットインタフェース処理やDWDM方式による終端処理が行なわれて、DWDM光信号として宛先方路側のノード装置(図1の場合にはノード装置3−7)に送出されるようになっている。
さらに、伝送系インタフェース部33は、L3/L2スイッチ32において方路スイッチングの行なわれたパケット信号について、イーサネットインタフェース処理やDWDM方式による終端処理が行なわれて、DWDM光信号として宛先方路側のノード装置(図1の場合にはノード装置3−7)に送出されるようになっている。
このとき、通信装置5のDWDM送受信部58でDWDMチャンネルが設定されている場合においては、当該DWDM送受信部58からのDWDM光信号は、伝送/アクセスインタフェース(IF)部31およびL3/L2スイッチ32を経由せずに、ダイレクトに伝送系インタフェース部33に(電気信号等に変換されることなく光信号のまま)入力されて、設定されたチャンネルに応じて宛て先側の伝送装置3−7に出力されるようになっている。そして、他の中継段のノード装置3−7,3−6,3−5においても、同様に、電気信号等に変換されることなく光信号のままで、設定されたチャンネルに応じたクロスコネクト等の方路切り替えが行なわれながら宛先のPON4−3の通信装置5まで、PON4−1からのDWDM光信号が伝送されるのである。
上述のごとく構成された光通信システム1では、図1,図2に示すように、一のPON4−1における通信装置5に接続されたONU6と、他のPON4−3における通信装置5に接続されたONU6と、間で(遅延・揺らぎを抑制した比較的高品質な)通信を行なう際には、まず、これらのPON4−1,4−3における通信装置5間において、メトロリング2を介したDWDM方式による通信チャンネルを設定する。
たとえば、図5のフローチャートに示すように、PON4−1又はPON4−3におけるいずれか一方、ここではPON4−1におけるONU6(通信装置5の配下に接続されたONU6)は、上述の比較的高品質な通信を行なう動作モードへの切り替え要求とともに、通信相手となるONU6に関する情報を、当該PON4−1における通信装置5(当該ONU6に接続する通信装置5)に対して通知する。この通信相手のONU6に関する情報としては、ONU6自身に割り当てられたアドレス等の固有の識別情報のほか、収容先のPON4における通信装置5のアドレス等の識別情報についても含めることができる。
このような通信相手となるONU6に関する情報の通知を受け取った通信装置5は(ステップS1)、PON/MAC制御部52での制御を通じて、通信相手となる端末装置を収容する通信装置5との間でのDWDM方式による通信チャンネルの設定要求を、メトロリング2におけるおけるDWDMチャンネルの割り当てを管理するNMS7に対して送信する(ステップS2)。
NMS7においては、この設定要求を受信すると、その設定要求に従って、DWDM通信チャンネルを割り当てる処理を行なう。そして、割り当てた通信チャンネルについての使用許可を、設定要求を出力した通信装置5に対して返信する。
設定要求を送信した通信装置5で、このNMS7からのDWDM通信チャンネルについての使用許可を受信すると(ステップS3)、次に、接続相手先となる通信装置5におけるPON/MAC制御部52に対して、通常の通信品質モードであるCWDM送受信部55を通じた通信に代えて、高品質の通信モードであるDWDM送受信部58によるDWDMチャンネルを通じた通信モードにモードを切り替える旨を要求する(ステップS4)。
設定要求を送信した通信装置5で、このNMS7からのDWDM通信チャンネルについての使用許可を受信すると(ステップS3)、次に、接続相手先となる通信装置5におけるPON/MAC制御部52に対して、通常の通信品質モードであるCWDM送受信部55を通じた通信に代えて、高品質の通信モードであるDWDM送受信部58によるDWDMチャンネルを通じた通信モードにモードを切り替える旨を要求する(ステップS4)。
上述の切り替え要求を受けた通信装置5においては、当該モード切り替えが可能な動作状態であればそのモード切替要求を受け入れる。この場合には、モード切り替え許可信号を、切り替え要求を送信した通信装置5に返信する。そして、上述の切り替え要求を送信した通信装置5において、通信相手先となる通信装置5からモード切替許可信号を受信すると(ステップS5)、自身のグループに属するONU6に対して高品質モードによる接続許可信号を送信する(ステップS6)。
その後、図2に示すような、切り替え要求元、接続相手先となるPON4−1,4−3の通信装置5の第1,第2リレースイッチ56a,56bの動作状態が高品質モード用に切り替わり、これにより、PON4−1および4−3間において相互に遅延量の抑制された高品質な通信を行なうことができる(ステップS7)。例えば、接続要求元PON4−1の通信装置5における第1,第2リレースイッチ56a,56bが、上述の第1信号経路設定(図中“1”の接続設定)となるように、接続相手先PON403の通信装置5における第1,第2リレースイッチ56a,56bが、上述の第2信号経路設定(図中“2”の接続設定)となるように、それぞれ切り替わる。
具体的には、PON4−1の通信装置5では、当該通信装置5に接続されるONU6との間のGE−PON方式による信号を終端してパケットとし、L3/L2スイッチ54で、パケット単位に宛先に応じた方路切り替えを行なうとともに、DWDM送受信部58を通じて設定された通信チャンネルを介して接続されるPON4−3の通信装置5に収容されるONU6との間のGE−PON方式による信号についても、終端してパケットとし、L3/L2スイッチ54で、パケット単位に宛先に応じた方路切り替えを行なう。
また、PON4−3の通信装置5では、当該通信装置5の配下の端末装置6からの信号をDWDM送受信部58で設定された通信チャンネルを介してPON4−1の通信装置5に出力するとともに、DWDM送受信部58で設定された通信チャンネルを介して接続されるPON4−1の通信装置5に収容されるONU6からの信号については、当該PON4−3の通信装置5の配下のONU6に出力する。
これにより、高品質モードの通信対象のPON4−1,4−3間においては、それぞれの通信装置5を通じてDWDMチャンネルが設定されているので、例えば図6に示すように、PON4−1におけるONU6からの信号は、通信装置5のL3/L2スイッチ54で一旦宛て先に応じた方路切り替えが行なわれた後は(図6中“A”参照)、DWDM送受信部58を通じてDWDMチャンネルの光信号として光パス・スルーで(電気信号に変換されることなく)宛て先のPON4−3の通信装置5に送信される(図6中“D”参照)。
すなわち、中継段のノード装置3−1,3−5(図6中“B”,“C”参照)においても、前述の図8に示すようなL3/L2スイッチング等のようなストアアンドフォワード(Store and Forward)の処理をスキップすることができるので、前述の図8又は図9に示すような通信態様の場合に比して遅延・揺らぎを抑制し、通信品質を大幅に向上させることができる。
なお、図9は、図7に示すメトロリング100を用いたPON102−1,102−3のONU106間の通信を行なう際の信号処理の過程について図8と対応付けて説明するための図である。通信装置105はアクセス系IF(インタフェース)部111,L3/L2スイッチ112および伝送/アクセスIF部113をそなえ、ノード装置101は、伝送/アクセスIF部114,L3/L2スイッチ115および伝送系IF部116をそなえている(図9中においては特にノード101−1,101−5に着目して図示している)。なお、107は受動型光分配器である。
通信装置105のアクセス系IF部113は、それぞれ、図3に示すPONインタフェース51,PON/MAC制御部52およびイーサネットインタフェース53に相当する構成(符号111a〜111c)をそなえており、L3/L2スイッチ112は、同様の図3に示すL3/L2スイッチ54に相当するものである。又、伝送/アクセスIF部113は、収容先のノード装置101における伝送/アクセスIF部114との間で、メトロリング100で設定される通信チャンネルとは異なる(比較的低帯域の)CWDMチャンネルによる通信のインタフェース処理を行なうもので、図3に示すCWDM送受信部55に相当する。又、ノード装置101の伝送/アクセスIF部114は、配下の通信装置105との間でのCWDMによる通信チャンネルをインタフェースするものである。又、伝送系IF部116は、メトロリング100を伝送されるDWDM信号についてインタフェースするものである。又、L3/L2スイッチ115は、上述の伝送系IF部116および伝送/アクセスIF部114との間の信号について、L3/L2スイッチングを行なうためのものである。PON102−1の通信装置105からノード装置101−1,101−7〜101−5を経由してPON102−3の通信装置105に送信される信号に着目すると、PON102−1からのCWDM信号は、ノード装置101−1の伝送/アクセスIF部114での光スイッチング(図8の“B”におけるOpt-SW)を経由してCWDM光をイーサネットフレームをなす電気信号に変換され、更にパケット信号に変換される(図8の“B”におけるCWDM-OEからイーサネット)。そして、L3/L2スイッチ115で、伝送/アクセスIF部114からのパケット信号について宛て先に応じた方路切り替えが行なわれて(図8の“B”におけるIPルータ)、イーサネットフレーム(またはSONETフレーム)に変換され、DWDM信号として伝送されるようになっている(図8の“B”におけるイーサネット/SONET,DWDM−EO)。以降、ほぼ同様の処理が各ノード装置101−7〜101−5で繰り返されて、PON102−1の通信装置105からの信号がPON102−3の通信装置105に到達するようになる。
このように、本発明の一実施形態によれば、他の通信装置との間において前記リングネットワークを介して設定される第1光通信方式による通信チャンネルを終端する第1終端部としてのDWDM送受信部58とともに、経路設定切替部としての第1,第2ルートスイッチ56a,56bをそなえているので、メトロリング2内の異なるノード3に接続されているPON4間の通信では、遅延、揺らぎを抑制し、ダイナミックかつシームレスに接続することにより、ホップ数を削減し、遅延を抑えた高品質なサービスを実現できる利点がある。
なお、上述の場合においては、接続要求元PON4−1のONU6を収容する通信装置5が、PON/MAC制御を行なうようにするため、当該通信装置5の第1,第2リレースイッチ56a,56bでの設定を第1信号経路設定とし、接続相手先PON4−3のONU6を収容する通信装置5においては、第1,第2リレースイッチ56a,56bでの設定を第2信号経路設定としている。
これに対し、接続相手先PON4−3のONU6を収容する通信装置5が、PON/MAC制御を行なうようにするため、当該通信装置5の第1,第2リレースイッチ56a,56bでの設定を第1信号経路設定とし、接続要求元PON4−1のONU6を収容する通信装置5において、第1,第2リレースイッチ56a,56bでの設定を第2信号経路設定とすることもできる。
また、DWDM送受信部58によるDWDMチャンネルが設定されない通常の動作モードにおいては、第1リレースイッチ56aを、PONインタフェース51とタイミング調整部57とが接続される設定(図中“1”の接続設定)とする一方、第2リレースイッチ56bの状態を、リレースイッチ56a又はタイミング調整部57との接続を断状態となるようにしておくこともできる。
〔b〕その他
なお、上述した実施形態にかかわらず、本願請求項記載の発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々変形して実施することが可能である。
上述の本実施形態においては、特に2つのPON4−1,4−3に収容されるONU6間においての通信に着目して説明しているが、本発明によればこれに限定されず、3つ以上のPON4に収容されるONU6間においての通信において適用可能である。即ち、一つのPON(例えばPON4−1)における通信装置5と2つ以上の他のPON4の通信装置5とでそれぞれ第1光通信方式による通信チャンネルとしてのDWDMチャンネルを設定することを通じ、3つ以上のPON4に収容されるONU6間において、遅延、揺らぎを抑制し、ダイナミックかつシームレスに接続することにより、ホップ数を削減し、遅延を抑えた高品質なサービスを実現することができる。
なお、上述した実施形態にかかわらず、本願請求項記載の発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々変形して実施することが可能である。
上述の本実施形態においては、特に2つのPON4−1,4−3に収容されるONU6間においての通信に着目して説明しているが、本発明によればこれに限定されず、3つ以上のPON4に収容されるONU6間においての通信において適用可能である。即ち、一つのPON(例えばPON4−1)における通信装置5と2つ以上の他のPON4の通信装置5とでそれぞれ第1光通信方式による通信チャンネルとしてのDWDMチャンネルを設定することを通じ、3つ以上のPON4に収容されるONU6間において、遅延、揺らぎを抑制し、ダイナミックかつシームレスに接続することにより、ホップ数を削減し、遅延を抑えた高品質なサービスを実現することができる。
また、上述の実施形態においては、PON4を収容する拠点装置によって構成されるネットワークとして、メトロリングを例としているが、本発明によればこれに限定されず、他のネットワークにおいても同様に適用することが可能である。
また、上述した実施形態の開示により、本請求項記載の発明の装置を製造することは可能である。
また、上述した実施形態の開示により、本請求項記載の発明の装置を製造することは可能である。
Claims (9)
- 第1光通信方式で光信号の伝送が行なわれるネットワークを構成する少なくとも2つの拠点装置の配下にそれぞれ通信装置が接続され、かつ、それぞれの通信装置の配下には第2光通信方式で光信号の送受信が行なわれる端末装置が接続された光通信システムにおける通信装置であって、
当該通信装置と、他の通信装置と、の間において前記ネットワークを介して設定される前記第1光通信方式による通信チャンネルを終端する第1終端部と、
前記第2光通信方式による信号を終端する第2終端部と、
当該通信装置と配下の端末装置との間の第2光通信方式による信号を該第2終端部で終端させるとともに、該第1終端部を通じ前記第1光通信方式による通信チャンネルを介して接続される他の通信装置に収容される端末装置との間の前記第2光通信方式による信号についても該第2終端部で終端させるべく信号経路を設定する第1信号経路設定、および
当該通信装置と配下の端末装置との間の第2光通信方式による信号を該他の通信装置で終端させるべく、前記第1光通信方式による通信チャンネルを介して出力するとともに、該他の通信装置から該第1終端部を通じ前記第1光通信方式による通信チャンネルを介して入力された前記第2光通信方式による信号を、該第2終端部による終端処理をスキップして当該通信装置の配下に接続される端末装置に出力すべく信号経路を設定する第2信号経路設定、のいずれか一方に選択的に切り替える経路設定切り替え部と、をそなえたことを特徴とする、通信装置。 - 前記第1光通信方式は、ギガビットイーサネット(登録商標)受動光加入者網方式であり、前記第2光通信方式は、波長多重光通信方式であることを特徴とする、請求項1記載の通信装置。
- 該第2終端部は、配下の端末装置との間に接続され受動光加入者網方式の信号インタフェース処理を行なう第1信号インタフェース部と、ギガビットイーサネット方式の信号インタフェース処理を行なう第2信号インタフェース部と、前記第2インタフェース部での信号インタフェース処理が行なわれた信号について、宛先に応じた方路切り替えを行なう方路スイッチをそなえて構成され、
該経路設定切り替え部は、前記第1信号経路の設定として、前記配下の端末装置との間の信号経路を、該第1信号インタフェース部を介して該第2信号インタフェース部に接続される信号経路とするとともに、該第1終端部を通じ接続される前記他の通信装置に収容される端末装置との間の信号経路を、該第1終端部を介して該第2信号インタフェース部に接続される信号経路とし、
かつ、前記第2信号経路の設定として、前記配下の端末装置との間の信号経路を、該第1信号インタフェース部を介して該第1終端部に接続する信号経路とするとともに、該第1終端部を通じ接続される他の通信装置に収容される端末装置との間の信号経路を、該第1終端部を介して該第1信号インタフェース部に接続される信号経路とすることを特徴とする、請求項2記載の通信装置。 - 該第2終端部は、当該通信装置の配下に接続されている端末装置、および、該第1終端部を通じ前記第1光通信方式による通信チャンネルを介して接続される他の通信装置に収容される端末装置には、当該通信装置への信号の送信タイミングとして互いに異なるタイムスロットを割り当てるように構成される一方、
該経路設定切り替え部において前記第1信号経路が設定されている場合において、当該通信装置の配下に接続されている端末装置、および、該第1終端部を通じ前記第1光通信方式による通信チャンネルを介して接続される他の通信装置に収容される端末装置から送信された信号について受信タイミングを調整するタイミング調整部が、該第2終端部の前段にそなえられたことを特徴とする、請求項1記載の通信装置。 - 第1光通信方式で光信号の伝送が行なわれるネットワークを構成する少なくとも2つの拠点装置にそれぞれ通信装置が接続され、かつ、それぞれの通信装置には第2光通信方式で光信号の送受信が行なわれる端末装置が接続された光通信システムであって、
該通信装置は、当該通信装置と他の通信装置との間において前記ネットワークを介した前記第1光通信方式による通信チャンネルにより信号を送受し終端しうる第1終端部とともに、前記第2光通信方式による信号を終端する第2終端部をそなえ、
前記通信チャンネルが設定された複数の通信装置のうちの一の通信装置は、当該一の通信装置に接続される端末装置との間の第2光通信方式による信号を該第2終端部で終端してパケットとし前記パケット単位に宛先に応じた方路切り替えを行なうとともに、前記通信チャンネルが設定された複数の通信装置のうちの他の通信装置に接続される端末装置との間の第2光通信方式による信号についても、該第2終端部で終端してパケットとし前記パケット単位に宛先に応じた方路切り替えを行なう信号経路を設定する第1信号経路設定部をそなえるとともに、
前記他の通信装置は、当該他の通信装置の配下の端末装置からの信号を前記設定された通信チャンネルを介して前記一の通信装置に出力するとともに、前記設定された通信チャンネルを介して接続される前記一の通信装置に収容される端末装置からの信号については、当該他の通信装置の配下の端末装置に出力すべく信号経路を設定する第2信号経路設定部をそなえたことを特徴とする、光通信システム。 - 第1光通信方式で光信号の伝送が行なわれるネットワークを構成する少なくとも2つの拠点装置にそれぞれ通信装置が接続され、かつ、それぞれの通信装置には第2光通信方式で光信号の送受信が行なわれる端末装置が接続された光通信システムにおける光通信方法であって、
一の通信装置に接続された端末装置と、他の通信装置に接続された端末装置と、間で通信を行なう際に、
前記通信装置間において、前記ネットワークを介した前記第1光通信方式による通信チャンネルを設定するとともに、
前記一の通信装置は、当該一の通信装置に接続される端末装置との間の第2光通信方式による信号を終端してパケットとし前記パケット単位に宛先に応じた方路切り替えを行なうとともに、前記設定された通信チャンネルを介して接続される他の通信装置に収容される端末装置との間の第2光通信方式による信号についても、終端してパケットとし前記パケット単位に宛先に応じた方路切り替えを行なう一方、
前記他の通信装置は、当該他の通信装置の配下の端末装置からの信号を前記設定された通信チャンネルを介して前記一の通信装置に出力するとともに、前記設定された通信チャンネルを介して接続される前記一の通信装置に収容される端末装置からの信号については、当該他の通信装置の配下の端末装置に出力することを特徴とする、光通信方法。 - 前記通信を行なう一の通信装置に接続された端末装置は、当該端末装置に接続する通信装置に対して、通信相手となる端末装置に関する情報を通知し、
前記通知を行なった端末装置に収容される通信装置は、前記通信相手となる端末装置を収容する通信装置との間での前記通信チャンネルの設定要求を、前記ネットワークにおける通信チャンネルの割り当てを管理する管理装置に対して出力することにより、前記管理装置は、前記設定要求に応じて通信チャンネルを割り当てることを特徴とする、請求項6記載の光通信方法。 - 前記他の通信装置に接続された端末装置は、当該端末装置に接続する通信装置に対して、通信相手となる端末装置に関する情報を通知し、
前記通知を行なった端末装置に収容される通信装置は、前記通信相手となる端末装置を収容する通信装置との間での前記通信チャンネルの設定要求を、前記ネットワークにおける通信チャンネルの割り当てを管理する管理装置に対して出力することにより、前記管理装置は、前記設定要求に応じて通信チャンネルを割り当てることを特徴とする、請求項6記載の光通信方法。 - 前記通知を行なった端末装置に収容される通信装置は、該管理装置での前記通信チャンネルの割り当てが完了すると、対応する方路切り替えを行なうとともに、前記通信相手となる端末装置を収容する通信装置に対して、対応する方路切り替えを要求することを特徴とする、請求項7又は8記載の光通信方法。
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