JPWO2008041343A1 - プラズマディスプレイパネルおよびその製造方法 - Google Patents
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Abstract
この発明は、プラズマディスプレイパネルに関する。プラズマディスプレイパネルの背面基板(2)には、アドレス電極(12)が設けられ、それを覆うように誘電体層(11)が設けられる。前記誘電体層の上には、縦方向の隔壁(25)が形成され、それらの間には、赤、緑及び青のそれぞれに発光する3種類の蛍光体(18、19、20)が塗布される。前記縦方向の隔壁の間の空間は、横方向の隔壁(24R、24G、24B)により複数の放電セルに分離される。前記横方向の隔壁の高さは、前記3種類の蛍光体のそれぞれが排出する不純ガスの量に応じて、互いに異なっている。例えば、青に発光する蛍光体(20)が他の蛍光体(18、19)より多量の不純ガスを排出する場合は、対応する横方向の隔壁(24B)が他の横方向の隔壁(24R、24G)より低くされて、より広い排気経路が形成されるようにする。
Description
本発明は、プラズマディスプレイパネルおよびその製造方法に関し、特に、隔壁により区画され、列ごとに色分けされた放電セルを有するプラズマディスプレイパネルおよびその製造方法に関する。
まず、プラズマディスプレイパネル(以下、PDPとも称する)の基本構造の一例として、交流駆動方式のPDP(AC型PDP)を説明する。
一般的なAC型PDPは、前面基板および背面基板を備え、前面基板上には、通常、ITO等による透明電極が形成され、さらにその上にバス電極が形成されている。これら透明電極およびバス電極は、透明誘電体層で覆われ、さらに、MgO等の保護膜で覆われるようになっている。
背面基板上には、前面基板上の透明電極およびバス電極と交差する方向に、アドレス電極が形成されている。アドレス電極は、誘電体で覆われ、さらにその上に隔壁(リブ)が形成されている。
隔壁は、ストライプ構造のような縦方向(列方向)の放電空間が分断されない開放的な構造と、放電セルの四方を囲むように格子状に配列されるボックス構造(ワッフル、格子構造ともいう)のような閉鎖的な構造に大別することができる。これら隔壁の間には、赤色(R),青色(B)および緑色(G)の蛍光体それぞれが塗布される。ここで、ボックス構造では、この蛍光体の塗布されている放電セルの真上に、前面基板の電極の放電ギャップが位置するようになっている。
背面基板には、パネルの表示領域の周囲にパネルを密封するためのシール部が設けられ、そのシール部内側端部とダミーリブ外側端部との隙間を利用して、また、隔壁と前面基板との隙間等を通して表示領域外に設けた通気穴からパネル内部の不純物ガスを排出しながら封着し、XeやNe等の放電を行なうための希ガスを封入するようになっている。
ところで、ボックス隔壁構造のPDPは、縦方向に隣接する放電セルの放電干渉を横方向(行方向)に平行に配列した隔壁によって防止することが可能であり、また、放電セルを囲む隔壁側面に蛍光体を塗布することにより発光面積を増大させることができるという長所がある。
しかしながら、ボックス隔壁構造のPDPは、放電セルの四方が隔壁に囲まれていると、排気経路となり得る隙間が狭く、ストライプ隔壁構造のPDPと比べて排気を容易に行うことができないという問題がある。
この問題を改良した隔壁構造として、放電セルの四方が隔壁で囲まれた隔壁構造を有し、隔壁の熱収縮特性により横方向の隔壁を縦方向よりも低く形成し、この横方向の隔壁の頂部と前面基板との隙間を排気経路として用いることで排気を改善している(特許文献1)。
これは熱収縮特性を有する材料で隔壁を形成することで、隔壁の厚さの違いにより高低差をつけることができ、工程数を増やさずにすむ。原理としては、隔壁の厚い部分(幅の広い隔壁)が、隔壁の薄い部分(幅の狭い隔壁)に比べ、幅方向の収縮が小さくて高さ方向の収縮が大きいことによる。
また、従来、リブの形成および排気処理の双方の生産性に優れ、明るく安定した表示が可能なプラズマディスプレイパネルを実現するものとして、横リブを高さ方向の熱収縮量が縦リブの高さ方向の熱収縮量よりも大きくなるように縦リブの幅の130%以上のパターン幅で形成し、縦リブと横リブの交差部を含めて部分的に低く形成して横リブの頂部を通る通気路を設けたものも提案されている(例えば、特許文献2参照)。
ところで、パネルの封着時に排出される不純ガスの量は、例えば、蛍光体の色ごとに異なっている。そのため、従来技術のように、蛍光体の色による不純ガスの量の差異を考慮せずに排気経路を検討しても、不純ガスの効果的な排気を行うことは難しかった。
特開2002−083545号公報
特開2005−101005号公報
一般的なAC型PDPは、前面基板および背面基板を備え、前面基板上には、通常、ITO等による透明電極が形成され、さらにその上にバス電極が形成されている。これら透明電極およびバス電極は、透明誘電体層で覆われ、さらに、MgO等の保護膜で覆われるようになっている。
背面基板上には、前面基板上の透明電極およびバス電極と交差する方向に、アドレス電極が形成されている。アドレス電極は、誘電体で覆われ、さらにその上に隔壁(リブ)が形成されている。
隔壁は、ストライプ構造のような縦方向(列方向)の放電空間が分断されない開放的な構造と、放電セルの四方を囲むように格子状に配列されるボックス構造(ワッフル、格子構造ともいう)のような閉鎖的な構造に大別することができる。これら隔壁の間には、赤色(R),青色(B)および緑色(G)の蛍光体それぞれが塗布される。ここで、ボックス構造では、この蛍光体の塗布されている放電セルの真上に、前面基板の電極の放電ギャップが位置するようになっている。
背面基板には、パネルの表示領域の周囲にパネルを密封するためのシール部が設けられ、そのシール部内側端部とダミーリブ外側端部との隙間を利用して、また、隔壁と前面基板との隙間等を通して表示領域外に設けた通気穴からパネル内部の不純物ガスを排出しながら封着し、XeやNe等の放電を行なうための希ガスを封入するようになっている。
ところで、ボックス隔壁構造のPDPは、縦方向に隣接する放電セルの放電干渉を横方向(行方向)に平行に配列した隔壁によって防止することが可能であり、また、放電セルを囲む隔壁側面に蛍光体を塗布することにより発光面積を増大させることができるという長所がある。
しかしながら、ボックス隔壁構造のPDPは、放電セルの四方が隔壁に囲まれていると、排気経路となり得る隙間が狭く、ストライプ隔壁構造のPDPと比べて排気を容易に行うことができないという問題がある。
この問題を改良した隔壁構造として、放電セルの四方が隔壁で囲まれた隔壁構造を有し、隔壁の熱収縮特性により横方向の隔壁を縦方向よりも低く形成し、この横方向の隔壁の頂部と前面基板との隙間を排気経路として用いることで排気を改善している(特許文献1)。
これは熱収縮特性を有する材料で隔壁を形成することで、隔壁の厚さの違いにより高低差をつけることができ、工程数を増やさずにすむ。原理としては、隔壁の厚い部分(幅の広い隔壁)が、隔壁の薄い部分(幅の狭い隔壁)に比べ、幅方向の収縮が小さくて高さ方向の収縮が大きいことによる。
また、従来、リブの形成および排気処理の双方の生産性に優れ、明るく安定した表示が可能なプラズマディスプレイパネルを実現するものとして、横リブを高さ方向の熱収縮量が縦リブの高さ方向の熱収縮量よりも大きくなるように縦リブの幅の130%以上のパターン幅で形成し、縦リブと横リブの交差部を含めて部分的に低く形成して横リブの頂部を通る通気路を設けたものも提案されている(例えば、特許文献2参照)。
ところで、パネルの封着時に排出される不純ガスの量は、例えば、蛍光体の色ごとに異なっている。そのため、従来技術のように、蛍光体の色による不純ガスの量の差異を考慮せずに排気経路を検討しても、不純ガスの効果的な排気を行うことは難しかった。
本発明は、上述した従来技術が有する課題に鑑みてなされたものであり、パネルの封着時に排出される蛍光体の色ごとの不純ガスの量の違いを考慮した隔壁構造とすることによって、ボックス隔壁等の閉鎖的な隔壁構造を持つPDPにおいても効果的な排気を行い、生産性と信頼性の高いPDPの提供を目的とする。
上記問題点を解決するために、本発明の第1の形態によれば、縦方向の隔壁により同一色に色分けされ、繰り返しパターンで形成された複数色の蛍光体層と、該縦方向の隔壁と横方向の隔壁により区画されたマトリクス状の放電セルと、を備えるプラズマディスプレイパネルであって、前記各色の蛍光体層における横方向の隔壁の高さを当該各色の蛍光体層の脱ガス特性に応じて設定することを特徴とするプラズマディスプレイパネルが提供される。
好ましくは、前記複数色の蛍光体層のうち最も脱ガス量の多い第1の色の蛍光体層における横方向の隔壁を、他の色の蛍光体層における横方向の隔壁よりも高さを低くするか、或いは、取り除くようにする。また、前記複数色の蛍光体層は、赤色,緑色および青色の蛍光体層であり、前記青色の蛍光体層における横方向の隔壁を、赤色および緑色の蛍光体層における横方向の隔壁よりも高さを低くするか、或いは、取り除くようにしてもよい。さらに、プラズマディスプレイパネルは、前記縦方向に隣接する放電セルの間に形成された横方向の排気経路を備えるように構成してもよい。
前記複数色の蛍光体層のうち最も脱ガス量の多い第1の色の蛍光体層における横方向の隔壁を、縦方向で1つ置きの放電セルごとに取り除き、該横方向の隔壁が取り除かれた放電セルと前記横方向の排気経路とを繋ぐこともできる。また、前記横方向の隔壁が取り除かれた放電セルと前記横方向の排気経路とを繋ぐ経路の近傍に部分横隔壁または部分縦隔壁を設けてもよい。さらに、前記横方向の排気経路に重なるように、前面基板に横方向の金属電極を設けることもできる。
本発明の第2の形態によれば、第1の基板および第2の基板と、該第1の基板および該第2の基板の間に放電セルを区画する隔壁と、縦方向に色分けされて前記隔壁の内側に形成された複数色の蛍光体層と、を備えるプラズマディスプレイパネルであって、前記第1の基板に形成された前記隔壁の縦方向に隣接する放電セル間の横隔壁と前記第2の基板とで形成される隙間の大きさが、少なくとも1色の蛍光体層において異なることを特徴とするプラズマディスプレイパネルが提供される。
好ましくは、プラズマディスプレイパネルは、さらに、前記縦方向に隣接する放電セルの間に形成された横方向の排気経路を備え、該横方向の排気経路の一部に前記放電セルの縦方向の隔壁よりも低い部分縦隔壁を形成する。さらに、好ましくは、前記第1の基板は、前記縦方向に隣接する放電セルの間に形成された横方向の排気経路を有し、前記第2の基板は、両側に放電ギャップを有する電極間に形成された金属電極を有し、該第2の基板の金属電極を前記第1の基板の横方向の排気経路に重ねて前記第1基板および前記第2の基板を張り合わせるようになっている。
本発明の第3の形態によれば、縦方向の隔壁により同一色に色分けされた複数色の蛍光体層を繰り返しパターンで形成し、該縦方向の隔壁と横方向の隔壁で放電セルをマトリクス状に区画するプラズマディスプレイパネルの製造方法であって、前記各色の蛍光体層における横方向の隔壁の高さを当該各色の蛍光体層の脱ガス特性に応じて設定することを特徴とするプラズマディスプレイパネルの製造方法が提供される。
好ましくは、前記複数色の蛍光体層のうち最も脱ガス量の多い第1の色の蛍光体層における横方向の隔壁を、他の色の蛍光体層における横方向の隔壁よりも高さを低くするか、或いは、取り除く。また、前記複数色の蛍光体層のうち最も脱ガス量の多い第1の色の蛍光体層における横方向の隔壁の高さを前記他の色の蛍光体層における横方向の隔壁よりも低くするために、当該第1の色の蛍光体層における横方向の隔壁の幅を前記他の色の蛍光体層における横方向の隔壁よりも広くするのが好ましい。
上記問題点を解決するために、本発明の第1の形態によれば、縦方向の隔壁により同一色に色分けされ、繰り返しパターンで形成された複数色の蛍光体層と、該縦方向の隔壁と横方向の隔壁により区画されたマトリクス状の放電セルと、を備えるプラズマディスプレイパネルであって、前記各色の蛍光体層における横方向の隔壁の高さを当該各色の蛍光体層の脱ガス特性に応じて設定することを特徴とするプラズマディスプレイパネルが提供される。
好ましくは、前記複数色の蛍光体層のうち最も脱ガス量の多い第1の色の蛍光体層における横方向の隔壁を、他の色の蛍光体層における横方向の隔壁よりも高さを低くするか、或いは、取り除くようにする。また、前記複数色の蛍光体層は、赤色,緑色および青色の蛍光体層であり、前記青色の蛍光体層における横方向の隔壁を、赤色および緑色の蛍光体層における横方向の隔壁よりも高さを低くするか、或いは、取り除くようにしてもよい。さらに、プラズマディスプレイパネルは、前記縦方向に隣接する放電セルの間に形成された横方向の排気経路を備えるように構成してもよい。
前記複数色の蛍光体層のうち最も脱ガス量の多い第1の色の蛍光体層における横方向の隔壁を、縦方向で1つ置きの放電セルごとに取り除き、該横方向の隔壁が取り除かれた放電セルと前記横方向の排気経路とを繋ぐこともできる。また、前記横方向の隔壁が取り除かれた放電セルと前記横方向の排気経路とを繋ぐ経路の近傍に部分横隔壁または部分縦隔壁を設けてもよい。さらに、前記横方向の排気経路に重なるように、前面基板に横方向の金属電極を設けることもできる。
本発明の第2の形態によれば、第1の基板および第2の基板と、該第1の基板および該第2の基板の間に放電セルを区画する隔壁と、縦方向に色分けされて前記隔壁の内側に形成された複数色の蛍光体層と、を備えるプラズマディスプレイパネルであって、前記第1の基板に形成された前記隔壁の縦方向に隣接する放電セル間の横隔壁と前記第2の基板とで形成される隙間の大きさが、少なくとも1色の蛍光体層において異なることを特徴とするプラズマディスプレイパネルが提供される。
好ましくは、プラズマディスプレイパネルは、さらに、前記縦方向に隣接する放電セルの間に形成された横方向の排気経路を備え、該横方向の排気経路の一部に前記放電セルの縦方向の隔壁よりも低い部分縦隔壁を形成する。さらに、好ましくは、前記第1の基板は、前記縦方向に隣接する放電セルの間に形成された横方向の排気経路を有し、前記第2の基板は、両側に放電ギャップを有する電極間に形成された金属電極を有し、該第2の基板の金属電極を前記第1の基板の横方向の排気経路に重ねて前記第1基板および前記第2の基板を張り合わせるようになっている。
本発明の第3の形態によれば、縦方向の隔壁により同一色に色分けされた複数色の蛍光体層を繰り返しパターンで形成し、該縦方向の隔壁と横方向の隔壁で放電セルをマトリクス状に区画するプラズマディスプレイパネルの製造方法であって、前記各色の蛍光体層における横方向の隔壁の高さを当該各色の蛍光体層の脱ガス特性に応じて設定することを特徴とするプラズマディスプレイパネルの製造方法が提供される。
好ましくは、前記複数色の蛍光体層のうち最も脱ガス量の多い第1の色の蛍光体層における横方向の隔壁を、他の色の蛍光体層における横方向の隔壁よりも高さを低くするか、或いは、取り除く。また、前記複数色の蛍光体層のうち最も脱ガス量の多い第1の色の蛍光体層における横方向の隔壁の高さを前記他の色の蛍光体層における横方向の隔壁よりも低くするために、当該第1の色の蛍光体層における横方向の隔壁の幅を前記他の色の蛍光体層における横方向の隔壁よりも広くするのが好ましい。
本発明を添付の図面を参照しながら以下に説明する。
図1は、本発明に係るプラズマディスプレイパネルの原理構成を模式的に示す図、
図2は、本発明に係るプラズマディスプレイパネルの第1実施例における放電セルの一部を模式的に示す斜視図、
図3は、本発明に係るプラズマディスプレイパネルの第1実施例における放電セルの構造を示す横断面図、
図4は、本発明に係るプラズマディスプレイパネルの第2実施例における放電セルを模式的に示す平面図、
図5は、本発明に係るプラズマディスプレイパネルの第3実施例における放電セルを模式的に示す平面図、
図6は、本発明に係るプラズマディスプレイパネルの第4実施例における放電セルを模式的に示す平面図、
図7は、本発明に係るプラズマディスプレイパネルの第5実施例における放電セルを模式的に示す平面図、
図8は、本発明に係るプラズマディスプレイパネルの第6実施例における放電セルを模式的に示す平面図、および、
図9は、本発明に係るプラズマディスプレイパネルの第7実施例における放電セルを模式的に示す平面図である。
図1は、本発明に係るプラズマディスプレイパネルの原理構成を模式的に示す図、
図2は、本発明に係るプラズマディスプレイパネルの第1実施例における放電セルの一部を模式的に示す斜視図、
図3は、本発明に係るプラズマディスプレイパネルの第1実施例における放電セルの構造を示す横断面図、
図4は、本発明に係るプラズマディスプレイパネルの第2実施例における放電セルを模式的に示す平面図、
図5は、本発明に係るプラズマディスプレイパネルの第3実施例における放電セルを模式的に示す平面図、
図6は、本発明に係るプラズマディスプレイパネルの第4実施例における放電セルを模式的に示す平面図、
図7は、本発明に係るプラズマディスプレイパネルの第5実施例における放電セルを模式的に示す平面図、
図8は、本発明に係るプラズマディスプレイパネルの第6実施例における放電セルを模式的に示す平面図、および、
図9は、本発明に係るプラズマディスプレイパネルの第7実施例における放電セルを模式的に示す平面図である。
まず、本発明に係るプラズマディスプレイパネルの実施例を詳述する前に、本発明の原理構成を説明する。
図1は、本発明に係るプラズマディスプレイパネルの原理構成を模式的に示す図である。図1において、参照符号1は前面基板、2は背面基板、3は通気穴、4は表示領域、5はシール部、13はシール部と表示領域の端部との間の隙間、そして、141〜143は表示セル内の排気経路を示している。ここで、例えば、参照符号141は赤色(R)用の蛍光体が塗布された放電セルの排気経路を示し、142は緑色(G)用の蛍光体が塗布された放電セルの排気経路を示し、そして、143は青色(B)用の蛍光体が塗布された放電セルの排気経路を示している。
図1に示されるように、本発明に係るPDPは、前面基板1と背面基板2に挟まれた空間に、画素を構成する放電セルを縦方向(列方向)および横方向(行方向)にマトリクス状に配列して表示領域4を形成している。
表示領域4の周囲には、シール部5が設けられ、また、シール部5の内側には、パネル内の排気を行うと共に、放電ガスを封入するための通気穴3が設けられている。表示領域4では、各放電セルを囲むように隔壁が構成され、例えば、縦方向に同一色の蛍光体が繰り返しパターンで塗布されている。
PDPは、前面基板1と背面基板2とを熱プロセスを介して気密接着させるが、この熱プロセスにより各色の蛍光体から発生される不純ガスは、各色用の放電セルの排気経路141〜143、並びに、シール部5と表示領域4の端部との間の隙間13を利用して通気穴3から排出する。なお、非表示領域の形状や通気穴3の位置や数等は図1に示すものに限定されず、様々なものがあり得る。
本発明に係るPDPは、隔壁の構造を改良して、色ごとに異なる蛍光体の脱ガス特性に応じて排気経路の大きさを変えることで、排気コンダクタンスを改善させるものである。
すなわち、図1に示されるように、赤色用の蛍光体(R用蛍光体)が塗布された放電セルの排気経路141の広さ、緑色用の蛍光体(G用蛍光体)が塗布された放電セルの排気経路142の広さ、並びに、青色用の蛍光体(B用蛍光体)が塗布された放電セルの排気経路143の広さを、パネルの封着時に排出される各色の蛍光体による不純ガスの量に応じて設定するようになっている。
具体的に、パネルの封着時に蛍光体から排出される不純ガスの量は、例えば、R用蛍光体が一番少なく、B用蛍光体が一番多く、そして、G用蛍光体が両者の間なので、それに応じて、R用蛍光体が塗布された放電セルの排気経路141は一番狭く、B用蛍光体が塗布された放電セルの排気経路143は一番広く、そして、G用蛍光体が塗布された放電セルの排気経路142は両者の間の広さとするようになっている。
以下、本発明に係るプラズマディスプレイパネルおよびその製造方法の実施例を、添付図面を参照して詳述する。
図1は、本発明に係るプラズマディスプレイパネルの原理構成を模式的に示す図である。図1において、参照符号1は前面基板、2は背面基板、3は通気穴、4は表示領域、5はシール部、13はシール部と表示領域の端部との間の隙間、そして、141〜143は表示セル内の排気経路を示している。ここで、例えば、参照符号141は赤色(R)用の蛍光体が塗布された放電セルの排気経路を示し、142は緑色(G)用の蛍光体が塗布された放電セルの排気経路を示し、そして、143は青色(B)用の蛍光体が塗布された放電セルの排気経路を示している。
図1に示されるように、本発明に係るPDPは、前面基板1と背面基板2に挟まれた空間に、画素を構成する放電セルを縦方向(列方向)および横方向(行方向)にマトリクス状に配列して表示領域4を形成している。
表示領域4の周囲には、シール部5が設けられ、また、シール部5の内側には、パネル内の排気を行うと共に、放電ガスを封入するための通気穴3が設けられている。表示領域4では、各放電セルを囲むように隔壁が構成され、例えば、縦方向に同一色の蛍光体が繰り返しパターンで塗布されている。
PDPは、前面基板1と背面基板2とを熱プロセスを介して気密接着させるが、この熱プロセスにより各色の蛍光体から発生される不純ガスは、各色用の放電セルの排気経路141〜143、並びに、シール部5と表示領域4の端部との間の隙間13を利用して通気穴3から排出する。なお、非表示領域の形状や通気穴3の位置や数等は図1に示すものに限定されず、様々なものがあり得る。
本発明に係るPDPは、隔壁の構造を改良して、色ごとに異なる蛍光体の脱ガス特性に応じて排気経路の大きさを変えることで、排気コンダクタンスを改善させるものである。
すなわち、図1に示されるように、赤色用の蛍光体(R用蛍光体)が塗布された放電セルの排気経路141の広さ、緑色用の蛍光体(G用蛍光体)が塗布された放電セルの排気経路142の広さ、並びに、青色用の蛍光体(B用蛍光体)が塗布された放電セルの排気経路143の広さを、パネルの封着時に排出される各色の蛍光体による不純ガスの量に応じて設定するようになっている。
具体的に、パネルの封着時に蛍光体から排出される不純ガスの量は、例えば、R用蛍光体が一番少なく、B用蛍光体が一番多く、そして、G用蛍光体が両者の間なので、それに応じて、R用蛍光体が塗布された放電セルの排気経路141は一番狭く、B用蛍光体が塗布された放電セルの排気経路143は一番広く、そして、G用蛍光体が塗布された放電セルの排気経路142は両者の間の広さとするようになっている。
以下、本発明に係るプラズマディスプレイパネルおよびその製造方法の実施例を、添付図面を参照して詳述する。
図2は、本発明に係るプラズマディスプレイパネルの第1実施例における放電セルの一部を模式的に示す斜視図であり、前述した図1における背面基板2の内部の部分斜視図である。
なお、以下の各実施例の説明では、AC型3電極面放電型プラズマディスプレイパネルの構造を例として使用しているが、本発明は、主としてPDPの放電セルを区画する隔壁構造に関するものであり、PDPのAC型やDC型といった放電方式や駆動方法に依存することなく、幅広く適用することができる。
図2に示されるように、背面基板2には、アドレス電極12が形成され、誘電体11がその上を覆い、さらに、その上に縦方向の隔壁25が形成されている。
ここで、隣接する縦方向の隔壁25の間には、順番にR用蛍光体18、B用蛍光体20およびG用蛍光体19が繰り返して塗布され、これらの蛍光体が塗布された放電セルの真上に前面基板(1)の電極の放電ギャップが来るように配置される。
ここで、図2に示されるように、本第1実施例のPDPにおいて、縦方向の放電セルを分離する横方向の隔壁24(24R,24G,24B)は、蛍光体の色によって高さが異なるようにして形成されている。
図3は、本発明に係るプラズマディスプレイパネルの第1実施例における放電セルの構造を示す横断面図であり、横方向の隔壁24に沿って切断したものである。
図3から明らかなように、横方向の隔壁24の高さは、塗布された蛍光体の色に応じて高さが異なるようになっている。すなわち、R用蛍光体18が塗布された領域の隔壁24Rの高さが一番高く、B用蛍光体20が塗布された領域の隔壁24Bの高さが一番低く、そして、G用蛍光体19が塗布された領域の隔壁24Gの高さが両者の中間の高さとなるようにされている。
これは、前述したように、例えば、パネルの封着時(熱プロセス時)に蛍光体から排出される不純ガスの量は、R用蛍光体18が一番少なく、B用蛍光体20が一番多く、そして、G用蛍光体19が両者の間であるからである。すなわち、R用蛍光体18からの不純ガスの量は、一番少ないために、R用蛍光体18が塗布された領域の隔壁24Rの高さを一番高くして前面基板1(前面基板1上に形成された保護膜)との間隙(排気経路)を狭くしても十分に排気できる場合でも、B用蛍光体20からの不純ガスの量は、一番多いために、B用蛍光体20が塗布された領域の隔壁24Bの高さを一番低くして前面基板1との間隙を広くしないと十分な排気を行えないためである。
なお、本明細書の説明では、パネルの封着時に蛍光体から排出される不純ガスの量を、R用蛍光体18が一番少なく、B用蛍光体20が一番多く、そして、G用蛍光体19が両者の間であるとして説明しているが、これは単なる例であり、最も不純ガスの量が多い蛍光体が塗布された領域の隔壁24の高さを一番低くし、排気経路を広くして十分な排気を行うように構成するのはいうまでもない。
このように、本第1実施例のPDPによれば、前面基板1と背面基板2との重ね合わせ後に排気経路となる隙間の大きさを、色ごとに異なる蛍光体が塗布された領域内で発生する不純ガスの量に対応させて設定することにより、PDP全体の排気コンダクタンスを向上させることができる。また、ボックス構造のような閉鎖系隔壁を有するパネルでは、隔壁24を不必要に低く設定しなくてもよいため、隔壁の放電干渉を抑制する効果も維持することができる。
なお、上述した塗布された蛍光体の色に応じて隔壁の高さを異ならせるという隔壁の構造は、例えば、ドット印刷法(例えば、インクジェット法)を用いることで実現可能である。また、熱収縮特性を有する材料を焼成して隔壁を形成する場合、焼成前の隔壁が同じ高さでも幅が異なると焼成後の高さが異なることを利用して、すなわち、厚い隔壁は薄い隔壁よりも幅方向の収縮は小さい反面、高さ方向の収縮が大きいという特性を使用して形成することもできる。この特性を利用することにより、工程数を増やすことなく、横隔壁24の高さを塗布された蛍光体の色に応じて形成することができる。
なお、以上の説明では、蛍光体の3色全てにおいて排気経路となる隙間の大きさが異なる例を示したが、例えば、B用蛍光体20が塗布された領域の隔壁24Bの高さだけをR用蛍光体18およびG用蛍光体19が塗布された領域の隔壁24Rおよび24Gよりも低くするといった1色のみ排気経路となる隙間の大きさを異ならせるようにしても良い。
なお、以下の各実施例の説明では、AC型3電極面放電型プラズマディスプレイパネルの構造を例として使用しているが、本発明は、主としてPDPの放電セルを区画する隔壁構造に関するものであり、PDPのAC型やDC型といった放電方式や駆動方法に依存することなく、幅広く適用することができる。
図2に示されるように、背面基板2には、アドレス電極12が形成され、誘電体11がその上を覆い、さらに、その上に縦方向の隔壁25が形成されている。
ここで、隣接する縦方向の隔壁25の間には、順番にR用蛍光体18、B用蛍光体20およびG用蛍光体19が繰り返して塗布され、これらの蛍光体が塗布された放電セルの真上に前面基板(1)の電極の放電ギャップが来るように配置される。
ここで、図2に示されるように、本第1実施例のPDPにおいて、縦方向の放電セルを分離する横方向の隔壁24(24R,24G,24B)は、蛍光体の色によって高さが異なるようにして形成されている。
図3は、本発明に係るプラズマディスプレイパネルの第1実施例における放電セルの構造を示す横断面図であり、横方向の隔壁24に沿って切断したものである。
図3から明らかなように、横方向の隔壁24の高さは、塗布された蛍光体の色に応じて高さが異なるようになっている。すなわち、R用蛍光体18が塗布された領域の隔壁24Rの高さが一番高く、B用蛍光体20が塗布された領域の隔壁24Bの高さが一番低く、そして、G用蛍光体19が塗布された領域の隔壁24Gの高さが両者の中間の高さとなるようにされている。
これは、前述したように、例えば、パネルの封着時(熱プロセス時)に蛍光体から排出される不純ガスの量は、R用蛍光体18が一番少なく、B用蛍光体20が一番多く、そして、G用蛍光体19が両者の間であるからである。すなわち、R用蛍光体18からの不純ガスの量は、一番少ないために、R用蛍光体18が塗布された領域の隔壁24Rの高さを一番高くして前面基板1(前面基板1上に形成された保護膜)との間隙(排気経路)を狭くしても十分に排気できる場合でも、B用蛍光体20からの不純ガスの量は、一番多いために、B用蛍光体20が塗布された領域の隔壁24Bの高さを一番低くして前面基板1との間隙を広くしないと十分な排気を行えないためである。
なお、本明細書の説明では、パネルの封着時に蛍光体から排出される不純ガスの量を、R用蛍光体18が一番少なく、B用蛍光体20が一番多く、そして、G用蛍光体19が両者の間であるとして説明しているが、これは単なる例であり、最も不純ガスの量が多い蛍光体が塗布された領域の隔壁24の高さを一番低くし、排気経路を広くして十分な排気を行うように構成するのはいうまでもない。
このように、本第1実施例のPDPによれば、前面基板1と背面基板2との重ね合わせ後に排気経路となる隙間の大きさを、色ごとに異なる蛍光体が塗布された領域内で発生する不純ガスの量に対応させて設定することにより、PDP全体の排気コンダクタンスを向上させることができる。また、ボックス構造のような閉鎖系隔壁を有するパネルでは、隔壁24を不必要に低く設定しなくてもよいため、隔壁の放電干渉を抑制する効果も維持することができる。
なお、上述した塗布された蛍光体の色に応じて隔壁の高さを異ならせるという隔壁の構造は、例えば、ドット印刷法(例えば、インクジェット法)を用いることで実現可能である。また、熱収縮特性を有する材料を焼成して隔壁を形成する場合、焼成前の隔壁が同じ高さでも幅が異なると焼成後の高さが異なることを利用して、すなわち、厚い隔壁は薄い隔壁よりも幅方向の収縮は小さい反面、高さ方向の収縮が大きいという特性を使用して形成することもできる。この特性を利用することにより、工程数を増やすことなく、横隔壁24の高さを塗布された蛍光体の色に応じて形成することができる。
なお、以上の説明では、蛍光体の3色全てにおいて排気経路となる隙間の大きさが異なる例を示したが、例えば、B用蛍光体20が塗布された領域の隔壁24Bの高さだけをR用蛍光体18およびG用蛍光体19が塗布された領域の隔壁24Rおよび24Gよりも低くするといった1色のみ排気経路となる隙間の大きさを異ならせるようにしても良い。
図4は、本発明に係るプラズマディスプレイパネルの第2実施例における放電セルを模式的に示す平面図である。
図4に示されるように、本第2実施例のPDPは、まず、上述したように、横方向の隔壁24の高さを、塗布された蛍光体の色に応じて異なるようにするために、隔壁の幅を異ならせるようになっている。
すなわち、前述した特許文献1に記載されているように、熱収縮特性を有する材料で形成した隔壁に関して、幅の広い隔壁は、幅の狭い隔壁に比べて幅方向の収縮が小さくて高さ方向の収縮が大きいために高さが低くなる。
そこで、R用蛍光体18が塗布された領域の隔壁24Rの幅W1を一番広く、B用蛍光体20が塗布された領域の隔壁24Bの幅W3を一番狭く、そして、G用蛍光体19が塗布された領域の隔壁24Gの幅W2を両者の中間としている。
さらに、本第2実施例のPDPは、縦方向に隣接する放電セル間の横方向の隔壁24の幅を広くして、その隔壁24に横方向の排気経路26を形成し、さらに、RGBの各色用の放電セルの縦方向の排気経路141〜143と連結してPDP全体の排気コンダクタンスをより一層向上させるようになっている。
このように、縦方向に隣接する放電セル間の横方向の隔壁24の幅を広くして排気経路26を形成することにより、例えば、ボックス構造のような閉鎖系の隔壁を持つパネルでは、放電干渉を抑制する効果も得ることができる。なお、上記の隔壁構造は、ドット印刷法を用いることで実現可能なのは前述した通りである。
以上において、本第2実施例のPDPは、横方向の隔壁24に排気経路26を形成するために隔壁24の幅が広くなるが、これは、隔壁24の幅を外方向に幅を広げることで放電セルの発光領域の面積を変えないようにすることが可能でなる。なお、最も外方向に幅を広げる隔壁を持つ放電セルは、隔壁の高さを最も低くして排気経路を広くする必要がある蛍光体、すなわち、焼成温度での不純ガスの量が最も多い蛍光体の放電セル(例えば、B用蛍光体20が塗布された放電セル)が適している。
図4に示されるように、本第2実施例のPDPは、まず、上述したように、横方向の隔壁24の高さを、塗布された蛍光体の色に応じて異なるようにするために、隔壁の幅を異ならせるようになっている。
すなわち、前述した特許文献1に記載されているように、熱収縮特性を有する材料で形成した隔壁に関して、幅の広い隔壁は、幅の狭い隔壁に比べて幅方向の収縮が小さくて高さ方向の収縮が大きいために高さが低くなる。
そこで、R用蛍光体18が塗布された領域の隔壁24Rの幅W1を一番広く、B用蛍光体20が塗布された領域の隔壁24Bの幅W3を一番狭く、そして、G用蛍光体19が塗布された領域の隔壁24Gの幅W2を両者の中間としている。
さらに、本第2実施例のPDPは、縦方向に隣接する放電セル間の横方向の隔壁24の幅を広くして、その隔壁24に横方向の排気経路26を形成し、さらに、RGBの各色用の放電セルの縦方向の排気経路141〜143と連結してPDP全体の排気コンダクタンスをより一層向上させるようになっている。
このように、縦方向に隣接する放電セル間の横方向の隔壁24の幅を広くして排気経路26を形成することにより、例えば、ボックス構造のような閉鎖系の隔壁を持つパネルでは、放電干渉を抑制する効果も得ることができる。なお、上記の隔壁構造は、ドット印刷法を用いることで実現可能なのは前述した通りである。
以上において、本第2実施例のPDPは、横方向の隔壁24に排気経路26を形成するために隔壁24の幅が広くなるが、これは、隔壁24の幅を外方向に幅を広げることで放電セルの発光領域の面積を変えないようにすることが可能でなる。なお、最も外方向に幅を広げる隔壁を持つ放電セルは、隔壁の高さを最も低くして排気経路を広くする必要がある蛍光体、すなわち、焼成温度での不純ガスの量が最も多い蛍光体の放電セル(例えば、B用蛍光体20が塗布された放電セル)が適している。
図5は、本発明に係るプラズマディスプレイパネルの第3実施例における放電セルを模式的に示す平面図である。
図5に示されるように、本第3実施例のPDPは、横方向に繰り返して配置されるRBGの放電セルにおいて、パネルの封着時(焼成温度)に排出される不純ガスの量が最も多いB用蛍光体20が塗布された領域の放電セルBの横方向の隔壁(24B)を1つ置きに取り除いたものである。この横方向の隔壁(24B)が取り除かれた1つ置きの放電セルBと横方向の排気経路26により、ジグザグ状の排気経路が形成されることになる。
なお、前述したように、横方向の隔壁を取り除く放電セルは、B用蛍光体20が塗布された領域の放電セルBに限定されるものではなく、例えば、G用蛍光体18が塗布された領域の放電セルGであってもよく、また、例えば、放電セルBおよび放電セルGの両方の横方向の隔壁24Bおよび24Gを取り除くこともできる。
このように、本第3実施例のPDPでは、蛍光体が塗布された放電セルは、四方が隔壁に囲まれたセル27と、縦方向の両側面のみ隔壁に挟まれたセル28の2種類が存在することになる。
この構造により、前述した縦方向の排気経路141〜143の他に、非発光領域に設けられた横方向の排気経路26と横方向の隔壁が設けられていない放電セルの発光領域内とを通るジグザグ状の排気経路も形成され、パネル面を均等にそしてより一層高いコンダクタンスで脱ガスの排気を行うことが可能になる。
なお、縦方向の両側面のみ隔壁に挟まれたセル28に塗布される蛍光体は、封着排気時の脱ガス量が他の蛍光体に比べて多いものが有効であり、例えば、青色(B)用蛍光体20が好ましいのは前述した通りである。
図5に示されるように、本第3実施例のPDPは、横方向に繰り返して配置されるRBGの放電セルにおいて、パネルの封着時(焼成温度)に排出される不純ガスの量が最も多いB用蛍光体20が塗布された領域の放電セルBの横方向の隔壁(24B)を1つ置きに取り除いたものである。この横方向の隔壁(24B)が取り除かれた1つ置きの放電セルBと横方向の排気経路26により、ジグザグ状の排気経路が形成されることになる。
なお、前述したように、横方向の隔壁を取り除く放電セルは、B用蛍光体20が塗布された領域の放電セルBに限定されるものではなく、例えば、G用蛍光体18が塗布された領域の放電セルGであってもよく、また、例えば、放電セルBおよび放電セルGの両方の横方向の隔壁24Bおよび24Gを取り除くこともできる。
このように、本第3実施例のPDPでは、蛍光体が塗布された放電セルは、四方が隔壁に囲まれたセル27と、縦方向の両側面のみ隔壁に挟まれたセル28の2種類が存在することになる。
この構造により、前述した縦方向の排気経路141〜143の他に、非発光領域に設けられた横方向の排気経路26と横方向の隔壁が設けられていない放電セルの発光領域内とを通るジグザグ状の排気経路も形成され、パネル面を均等にそしてより一層高いコンダクタンスで脱ガスの排気を行うことが可能になる。
なお、縦方向の両側面のみ隔壁に挟まれたセル28に塗布される蛍光体は、封着排気時の脱ガス量が他の蛍光体に比べて多いものが有効であり、例えば、青色(B)用蛍光体20が好ましいのは前述した通りである。
図6は、本発明に係るプラズマディスプレイパネルの第4実施例における放電セルを模式的に示す平面図である。
図6と上述した図5との比較から明らかなように、本第4実施例のPDPは、上述した第3実施例のPDPにおいて、横方向の隔壁(24B)を取り除いた1つ置きの放電セルB(28)に対して、この放電セルと横方向の排気経路26とを繋ぐ経路の一部(近傍)に部分横隔壁30を設けるようになっている。これにより、縦方向だけ隔壁に挟まれた放電セル28の蛍光体が横方向に連続した隙間などへ付着しないようにして、放電の干渉や表示画像の品質低下(例えば、表示むら)を防止することができる。
また、部分横隔壁30を形成する代わりに、縦方向の隔壁25の端部を部分横隔壁30に対応する内側方向へ太らせるようにしてもよい。
図6と上述した図5との比較から明らかなように、本第4実施例のPDPは、上述した第3実施例のPDPにおいて、横方向の隔壁(24B)を取り除いた1つ置きの放電セルB(28)に対して、この放電セルと横方向の排気経路26とを繋ぐ経路の一部(近傍)に部分横隔壁30を設けるようになっている。これにより、縦方向だけ隔壁に挟まれた放電セル28の蛍光体が横方向に連続した隙間などへ付着しないようにして、放電の干渉や表示画像の品質低下(例えば、表示むら)を防止することができる。
また、部分横隔壁30を形成する代わりに、縦方向の隔壁25の端部を部分横隔壁30に対応する内側方向へ太らせるようにしてもよい。
図7は、本発明に係るプラズマディスプレイパネルの第5実施例における放電セルを模式的に示す平面図である。
図7と上述した図6との比較から明らかなように、本第5実施例のPDPは、横方向の隔壁を取り除いた1つ置きの放電セルB(28)に対して部分横隔壁30を設ける代わりに、横方向の排気経路26において、縦方向だけ隔壁に挟まれた放電セル28に接する近傍に縦方向の隔壁25よりも高さの低い部分縦隔壁31を設け、放電セル28の蛍光体が横方向に連続した隙間などへ付着しないようにして、放電の干渉や表示画像の品質低下を防止するようになっている。
ここで、部分縦隔壁31の幅W5は、例えば、縦方向の隔壁25の幅W4よりも広くされており、これにより、部分縦隔壁31の高さを隔壁25の高さよりも低く形成するようになっている。
なお、本第5実施例は、図5に示す縦方向だけ隔壁に挟まれた放電セル28を有するPDPを例として説明したが、例えば、図4に示すような全ての放電セルがボックス構造のような閉鎖系の隔壁を持つPDPに対しても適用することが可能である。
図7と上述した図6との比較から明らかなように、本第5実施例のPDPは、横方向の隔壁を取り除いた1つ置きの放電セルB(28)に対して部分横隔壁30を設ける代わりに、横方向の排気経路26において、縦方向だけ隔壁に挟まれた放電セル28に接する近傍に縦方向の隔壁25よりも高さの低い部分縦隔壁31を設け、放電セル28の蛍光体が横方向に連続した隙間などへ付着しないようにして、放電の干渉や表示画像の品質低下を防止するようになっている。
ここで、部分縦隔壁31の幅W5は、例えば、縦方向の隔壁25の幅W4よりも広くされており、これにより、部分縦隔壁31の高さを隔壁25の高さよりも低く形成するようになっている。
なお、本第5実施例は、図5に示す縦方向だけ隔壁に挟まれた放電セル28を有するPDPを例として説明したが、例えば、図4に示すような全ての放電セルがボックス構造のような閉鎖系の隔壁を持つPDPに対しても適用することが可能である。
図8は、本発明に係るプラズマディスプレイパネルの第6実施例における放電セルを模式的に示す平面図である。図8において、参照符号32はX電極(バス電極)、32aはITO等より成るX電極のT字型突起部、33はY電極(バス電極)、33aはITO等より成るY電極のT字型突起部、そして、34は金属電極(遮光領域)を示している。ここで、X電極のT字型突起部32aとY電極のT字型突起部33aとの間に放電ギャップが形成される。
図8に示されるように、本第6実施例のPDPは、図5に示す第3実施例を一般的なAC型3電極面放電型PDPに適用したものにおいて、隣接するX電極32およびY電極33の間に設けた横方向の排気経路26上に金属電極34を形成するようになっている。そして、この金属電極34により、横方向の排気経路26に付着した蛍光体による不要な放電が生じても、その不要な放電を金属電極34により遮光してコントラストを向上させるようになっている。
ここで、金属電極34は、例えば、X電極32およびY電極33のバス電極と同じAgやCr−Cu−Crなどの金属膜で同時に形成することができ、この金属電極34自体を所定の電極として使用することも可能である。
また、図8では、金属電極34の両側に放電ギャップを有するX電極32およびY電極33が設けられているが、これは、金属電極34の一方側に放電ギャップを有する電極を設け、他方側に遮光層を設ける構造のパネルに対しても適用することができる。
図8に示されるように、本第6実施例のPDPは、図5に示す第3実施例を一般的なAC型3電極面放電型PDPに適用したものにおいて、隣接するX電極32およびY電極33の間に設けた横方向の排気経路26上に金属電極34を形成するようになっている。そして、この金属電極34により、横方向の排気経路26に付着した蛍光体による不要な放電が生じても、その不要な放電を金属電極34により遮光してコントラストを向上させるようになっている。
ここで、金属電極34は、例えば、X電極32およびY電極33のバス電極と同じAgやCr−Cu−Crなどの金属膜で同時に形成することができ、この金属電極34自体を所定の電極として使用することも可能である。
また、図8では、金属電極34の両側に放電ギャップを有するX電極32およびY電極33が設けられているが、これは、金属電極34の一方側に放電ギャップを有する電極を設け、他方側に遮光層を設ける構造のパネルに対しても適用することができる。
図9は、本発明に係るプラズマディスプレイパネルの第7実施例における放電セルを模式的に示す平面図である。図9において、参照符号35は表示電極(バス電極:遮光領域)、34aおよび34bはITO等より成る表示電極のT字型突起部、36は走査・表示電極(バス電極)、そして、35aおよび35bはITO等より成る走査・表示電極のT字型突起部を示している。
本第7実施例のPDPは、上述した第6実施例のPDPにおける横方向の排気経路26上に金属電極34を形成するのを、一般的なAC型3電極面放電型PDPではなく、1つのバス電極35,36を縦方向に隣接する放電セルで共有するALIS(Alternate Lighting of Surfaces)方式(e−ALIS(extended−ALIS)方式も含む)のPDPに適用したものである。
すなわち、図9に示されるように、本第7実施例のPDPは、横方向の排気経路26上にバス電極35および36を配置することにより、横方向の排気経路26に付着した蛍光体による不要な放電が生じても、その不要な放電をバス電極35,36で遮光してコントラストを向上させることができる。
以上、各実施例の説明において、隔壁24,25および非表示領域の形状、通気穴3の位置や数、或いは、透明電極の有無や駆動方式に基づく電極構造等は、上述したものに限定されず、様々なものに適用することが可能である。
(付記1) 縦方向の隔壁により同一色に色分けされ、繰り返しパターンで形成された複数色の蛍光体層と、該縦方向の隔壁と横方向の隔壁により区画されたマトリクス状の放電セルと、を備えるプラズマディスプレイパネルであって、
前記各色の蛍光体層における横方向の隔壁の高さを当該各色の蛍光体層の脱ガス特性に応じて設定することを特徴とするプラズマディスプレイパネル。
(付記2) 付記1に記載のプラズマディスプレイパネルにおいて、
前記複数色の蛍光体層のうち最も脱ガス量の多い第1の色の蛍光体層における横方向の隔壁を、他の色の蛍光体層における横方向の隔壁よりも高さを低くするか、或いは、取り除くことを特徴とするプラズマディスプレイパネル。
(付記3) 付記2に記載のプラズマディスプレイパネルにおいて、
前記複数色の蛍光体層は、赤色,緑色および青色の蛍光体層であり、
前記青色の蛍光体層における横方向の隔壁を、赤色および緑色の蛍光体層における横方向の隔壁よりも高さを低くするか、或いは、取り除くことを特徴とするプラズマディスプレイパネル。
(付記4) 付記2に記載のプラズマディスプレイパネルにおいて、
前記複数色の蛍光体層のうち最も脱ガス量の多い第1の色の蛍光体層における横方向の隔壁の高さを前記他の色の蛍光体層における横方向の隔壁よりも低くするために、当該第1の色の蛍光体層における横方向の隔壁の幅を前記他の色の蛍光体層における横方向の隔壁よりも広くすることを特徴とするプラズマディスプレイパネル。
(付記5) 付記1に記載のプラズマディスプレイパネルにおいて、さらに、
前記縦方向に隣接する放電セルの間に形成された横方向の排気経路を備えることを特徴とするプラズマディスプレイパネル。
(付記6) 付記5に記載のプラズマディスプレイパネルにおいて、
前記複数色の蛍光体層のうち最も脱ガス量の多い第1の色の蛍光体層における横方向の隔壁を、縦方向で1つ置きの放電セルごとに取り除き、該横方向の隔壁が取り除かれた放電セルと前記横方向の排気経路とを繋ぐことを特徴とするプラズマディスプレイパネル。
(付記7) 付記6に記載のプラズマディスプレイパネルにおいて、
前記横方向の隔壁が取り除かれた放電セルと前記横方向の排気経路とを繋ぐ経路の近傍に部分横隔壁または部分縦隔壁を設けることを特徴とするプラズマディスプレイパネル。
(付記8) 付記5に記載のプラズマディスプレイパネルにおいて、
前記横方向の排気経路に重なるように、前面基板に横方向の金属電極を設けることを特徴とするプラズマディスプレイパネル。
(付記9) 付記8に記載のプラズマディスプレイパネルにおいて、
前記横方向の金属電極は、前記前面基板に形成される電極と同様の電極であることを特徴とするプラズマディスプレイパネル。
(付記10) 付記9に記載のプラズマディスプレイパネルにおいて、
前記金属電極は、ALIS構造のパネルのバス電極として使用されることを特徴とするプラズマディスプレイパネル。
(付記11) 第1の基板および第2の基板と、該第1の基板および該第2の基板の間に放電セルを区画する隔壁と、縦方向に色分けされて前記隔壁の内側に形成された複数色の蛍光体層と、を備えるプラズマディスプレイパネルであって、
前記第1の基板に形成された前記隔壁の縦方向に隣接する放電セル間の横隔壁と前記第2の基板とで形成される隙間の大きさが、少なくとも1色の蛍光体層において異なることを特徴とするプラズマディスプレイパネル。
(付記12) 付記11に記載のプラズマディスプレイパネルにおいて、
前記横隔壁は、縦方向に隣接する放電セルを分離し、少なくとも1色の蛍光体層における前記横隔壁の高さが、他の色の蛍光体層における前記横隔壁の高さとは異なることを特徴とするプラズマディスプレイパネル。
(付記13) 付記12に記載のプラズマディスプレイパネルにおいて、前記少なくとも1色の蛍光体層における前記横隔壁の幅が、他の色の蛍光体層における前記横隔壁の高さとは異なることを特徴とするプラズマディスプレイパネル。
(付記14) 付記12に記載のプラズマディスプレイパネルにおいて、青色の蛍光体層における前記横隔壁の高さが最も低いことを特徴とするプラズマディスプレイパネル。
(付記15) 付記12に記載のプラズマディスプレイパネルにおいて、さらに、
縦方向に隣接する放電セルの間に横方向に連続する横方向の排気経路を備えることを特徴とするプラズマディスプレイパネル。
(付記16) 付記15に記載のプラズマディスプレイパネルにおいて、少なくとも1色の蛍光体層における前記横隔壁の幅が異なり、且つ、前記放電セルの発光領域の面積が略一定になっていることを特徴とするプラズマディスプレイパネル。
(付記17) 付記11に記載のプラズマディスプレイパネルにおいて、さらに、
横方向に連続する横方向の排気経路を備え、少なくとも1色の蛍光体層における放電セルを、該横方向の排気経路に繋ぐことを特徴とするプラズマディスプレイパネル。
(付記18) 付記17に記載のプラズマディスプレイパネルにおいて、
前記放電セルと前記横方向の排気経路とを繋ぐ一部に部分横隔壁を設けることを特徴とするプラズマディスプレイパネル。
(付記19) 付記11に記載のプラズマディスプレイパネルにおいて、さらに、
前記縦方向に隣接する放電セルの間に形成された横方向の排気経路を備え、該横方向の排気経路の一部に前記放電セルの縦方向の隔壁よりも低い部分縦隔壁を形成することを特徴とするプラズマディスプレイパネル。
(付記20) 付記11に記載のプラズマディスプレイパネルにおいて、
前記第1の基板は、前記縦方向に隣接する放電セルの間に形成された横方向の排気経路を有し、
前記第2の基板は、両側に放電ギャップを有する電極間に形成された金属電極を有し、該第2の基板の金属電極を前記第1の基板の横方向の排気経路に重ねて前記第1基板および前記第2の基板を張り合わせることを特徴とするプラズマディスプレイパネル。
(付記21) 付記11に記載のプラズマディスプレイパネルにおいて、
前記第1の基板は、前記縦方向に隣接する放電セルの間に形成された横方向の排気経路を有し、
前記第2の基板は、放電ギャップを有する電極と遮光層との間に形成された金属電極を有し、該第2の基板の金属電極を前記第1の基板の横方向の排気経路に重ねて前記第1基板および前記第2の基板を張り合わせることを特徴とするプラズマディスプレイパネル。
(付記22) 縦方向の隔壁により同一色に色分けされた複数色の蛍光体層を繰り返しパターンで形成し、該縦方向の隔壁と横方向の隔壁で放電セルをマトリクス状に区画するプラズマディスプレイパネルの製造方法であって、
前記各色の蛍光体層における横方向の隔壁の高さを当該各色の蛍光体層の脱ガス特性に応じて設定することを特徴とするプラズマディスプレイパネルの製造方法。
(付記23) 付記22に記載のプラズマディスプレイパネルの製造方法において、
前記複数色の蛍光体層のうち最も脱ガス量の多い第1の色の蛍光体層における横方向の隔壁を、他の色の蛍光体層における横方向の隔壁よりも高さを低くするか、或いは、取り除くことを特徴とするプラズマディスプレイパネルの製造方法。
(付記24) 付記23に記載のプラズマディスプレイパネルの製造方法において、
前記複数色の蛍光体層は、赤色,緑色および青色の蛍光体層であり、
前記青色の蛍光体層における横方向の隔壁を、赤色および緑色の蛍光体層における横方向の隔壁よりも高さを低くするか、或いは、取り除くことを特徴とするプラズマディスプレイパネルの製造方法。
(付記25) 付記23に記載のプラズマディスプレイパネルの製造方法において、
前記複数色の蛍光体層のうち最も脱ガス量の多い第1の色の蛍光体層における横方向の隔壁の高さを前記他の色の蛍光体層における横方向の隔壁よりも低くするために、当該第1の色の蛍光体層における横方向の隔壁の幅を前記他の色の蛍光体層における横方向の隔壁よりも広くすることを特徴とするプラズマディスプレイパネルの製造方法。
(付記26) 付記22に記載のプラズマディスプレイパネルの製造方法において、さらに、
前記縦方向に隣接する放電セルの間に横方向の排気経路を形成することを特徴とするプラズマディスプレイパネルの製造方法。
(付記27) 付記26に記載のプラズマディスプレイパネルの製造方法において、
前記複数色の蛍光体層のうち最も脱ガス量の多い第1の色の蛍光体層における横方向の隔壁を、縦方向で1つ置きの放電セルごとに取り除き、該横方向の隔壁が取り除かれた放電セルと前記横方向の排気経路とを繋ぐことを特徴とするプラズマディスプレイパネルの製造方法。
(付記28) 付記27に記載のプラズマディスプレイパネルの製造方法において、
前記横方向の隔壁が取り除かれた放電セルと前記横方向の排気経路とを繋ぐ経路の近傍に部分横隔壁または部分縦隔壁を設けることを特徴とするプラズマディスプレイパネルの製造方法。
(付記29) 付記26に記載のプラズマディスプレイパネルの製造方法において、
前記横方向の排気経路に重なるように、前面基板に横方向の金属電極を設けることを特徴とするプラズマディスプレイパネルの製造方法。
(付記30) 付記29に記載のプラズマディスプレイパネルの製造方法において、
前記横方向の金属電極は、前記前面基板に形成される電極と同時に形成されることを特徴とするプラズマディスプレイパネルの製造方法。
(付記31) 付記30に記載のプラズマディスプレイパネルの製造方法において、
前記金属電極は、ALIS構造のパネルのバス電極として使用されることを特徴とするプラズマディスプレイパネルの製造方法。
本第7実施例のPDPは、上述した第6実施例のPDPにおける横方向の排気経路26上に金属電極34を形成するのを、一般的なAC型3電極面放電型PDPではなく、1つのバス電極35,36を縦方向に隣接する放電セルで共有するALIS(Alternate Lighting of Surfaces)方式(e−ALIS(extended−ALIS)方式も含む)のPDPに適用したものである。
すなわち、図9に示されるように、本第7実施例のPDPは、横方向の排気経路26上にバス電極35および36を配置することにより、横方向の排気経路26に付着した蛍光体による不要な放電が生じても、その不要な放電をバス電極35,36で遮光してコントラストを向上させることができる。
以上、各実施例の説明において、隔壁24,25および非表示領域の形状、通気穴3の位置や数、或いは、透明電極の有無や駆動方式に基づく電極構造等は、上述したものに限定されず、様々なものに適用することが可能である。
(付記1) 縦方向の隔壁により同一色に色分けされ、繰り返しパターンで形成された複数色の蛍光体層と、該縦方向の隔壁と横方向の隔壁により区画されたマトリクス状の放電セルと、を備えるプラズマディスプレイパネルであって、
前記各色の蛍光体層における横方向の隔壁の高さを当該各色の蛍光体層の脱ガス特性に応じて設定することを特徴とするプラズマディスプレイパネル。
(付記2) 付記1に記載のプラズマディスプレイパネルにおいて、
前記複数色の蛍光体層のうち最も脱ガス量の多い第1の色の蛍光体層における横方向の隔壁を、他の色の蛍光体層における横方向の隔壁よりも高さを低くするか、或いは、取り除くことを特徴とするプラズマディスプレイパネル。
(付記3) 付記2に記載のプラズマディスプレイパネルにおいて、
前記複数色の蛍光体層は、赤色,緑色および青色の蛍光体層であり、
前記青色の蛍光体層における横方向の隔壁を、赤色および緑色の蛍光体層における横方向の隔壁よりも高さを低くするか、或いは、取り除くことを特徴とするプラズマディスプレイパネル。
(付記4) 付記2に記載のプラズマディスプレイパネルにおいて、
前記複数色の蛍光体層のうち最も脱ガス量の多い第1の色の蛍光体層における横方向の隔壁の高さを前記他の色の蛍光体層における横方向の隔壁よりも低くするために、当該第1の色の蛍光体層における横方向の隔壁の幅を前記他の色の蛍光体層における横方向の隔壁よりも広くすることを特徴とするプラズマディスプレイパネル。
(付記5) 付記1に記載のプラズマディスプレイパネルにおいて、さらに、
前記縦方向に隣接する放電セルの間に形成された横方向の排気経路を備えることを特徴とするプラズマディスプレイパネル。
(付記6) 付記5に記載のプラズマディスプレイパネルにおいて、
前記複数色の蛍光体層のうち最も脱ガス量の多い第1の色の蛍光体層における横方向の隔壁を、縦方向で1つ置きの放電セルごとに取り除き、該横方向の隔壁が取り除かれた放電セルと前記横方向の排気経路とを繋ぐことを特徴とするプラズマディスプレイパネル。
(付記7) 付記6に記載のプラズマディスプレイパネルにおいて、
前記横方向の隔壁が取り除かれた放電セルと前記横方向の排気経路とを繋ぐ経路の近傍に部分横隔壁または部分縦隔壁を設けることを特徴とするプラズマディスプレイパネル。
(付記8) 付記5に記載のプラズマディスプレイパネルにおいて、
前記横方向の排気経路に重なるように、前面基板に横方向の金属電極を設けることを特徴とするプラズマディスプレイパネル。
(付記9) 付記8に記載のプラズマディスプレイパネルにおいて、
前記横方向の金属電極は、前記前面基板に形成される電極と同様の電極であることを特徴とするプラズマディスプレイパネル。
(付記10) 付記9に記載のプラズマディスプレイパネルにおいて、
前記金属電極は、ALIS構造のパネルのバス電極として使用されることを特徴とするプラズマディスプレイパネル。
(付記11) 第1の基板および第2の基板と、該第1の基板および該第2の基板の間に放電セルを区画する隔壁と、縦方向に色分けされて前記隔壁の内側に形成された複数色の蛍光体層と、を備えるプラズマディスプレイパネルであって、
前記第1の基板に形成された前記隔壁の縦方向に隣接する放電セル間の横隔壁と前記第2の基板とで形成される隙間の大きさが、少なくとも1色の蛍光体層において異なることを特徴とするプラズマディスプレイパネル。
(付記12) 付記11に記載のプラズマディスプレイパネルにおいて、
前記横隔壁は、縦方向に隣接する放電セルを分離し、少なくとも1色の蛍光体層における前記横隔壁の高さが、他の色の蛍光体層における前記横隔壁の高さとは異なることを特徴とするプラズマディスプレイパネル。
(付記13) 付記12に記載のプラズマディスプレイパネルにおいて、前記少なくとも1色の蛍光体層における前記横隔壁の幅が、他の色の蛍光体層における前記横隔壁の高さとは異なることを特徴とするプラズマディスプレイパネル。
(付記14) 付記12に記載のプラズマディスプレイパネルにおいて、青色の蛍光体層における前記横隔壁の高さが最も低いことを特徴とするプラズマディスプレイパネル。
(付記15) 付記12に記載のプラズマディスプレイパネルにおいて、さらに、
縦方向に隣接する放電セルの間に横方向に連続する横方向の排気経路を備えることを特徴とするプラズマディスプレイパネル。
(付記16) 付記15に記載のプラズマディスプレイパネルにおいて、少なくとも1色の蛍光体層における前記横隔壁の幅が異なり、且つ、前記放電セルの発光領域の面積が略一定になっていることを特徴とするプラズマディスプレイパネル。
(付記17) 付記11に記載のプラズマディスプレイパネルにおいて、さらに、
横方向に連続する横方向の排気経路を備え、少なくとも1色の蛍光体層における放電セルを、該横方向の排気経路に繋ぐことを特徴とするプラズマディスプレイパネル。
(付記18) 付記17に記載のプラズマディスプレイパネルにおいて、
前記放電セルと前記横方向の排気経路とを繋ぐ一部に部分横隔壁を設けることを特徴とするプラズマディスプレイパネル。
(付記19) 付記11に記載のプラズマディスプレイパネルにおいて、さらに、
前記縦方向に隣接する放電セルの間に形成された横方向の排気経路を備え、該横方向の排気経路の一部に前記放電セルの縦方向の隔壁よりも低い部分縦隔壁を形成することを特徴とするプラズマディスプレイパネル。
(付記20) 付記11に記載のプラズマディスプレイパネルにおいて、
前記第1の基板は、前記縦方向に隣接する放電セルの間に形成された横方向の排気経路を有し、
前記第2の基板は、両側に放電ギャップを有する電極間に形成された金属電極を有し、該第2の基板の金属電極を前記第1の基板の横方向の排気経路に重ねて前記第1基板および前記第2の基板を張り合わせることを特徴とするプラズマディスプレイパネル。
(付記21) 付記11に記載のプラズマディスプレイパネルにおいて、
前記第1の基板は、前記縦方向に隣接する放電セルの間に形成された横方向の排気経路を有し、
前記第2の基板は、放電ギャップを有する電極と遮光層との間に形成された金属電極を有し、該第2の基板の金属電極を前記第1の基板の横方向の排気経路に重ねて前記第1基板および前記第2の基板を張り合わせることを特徴とするプラズマディスプレイパネル。
(付記22) 縦方向の隔壁により同一色に色分けされた複数色の蛍光体層を繰り返しパターンで形成し、該縦方向の隔壁と横方向の隔壁で放電セルをマトリクス状に区画するプラズマディスプレイパネルの製造方法であって、
前記各色の蛍光体層における横方向の隔壁の高さを当該各色の蛍光体層の脱ガス特性に応じて設定することを特徴とするプラズマディスプレイパネルの製造方法。
(付記23) 付記22に記載のプラズマディスプレイパネルの製造方法において、
前記複数色の蛍光体層のうち最も脱ガス量の多い第1の色の蛍光体層における横方向の隔壁を、他の色の蛍光体層における横方向の隔壁よりも高さを低くするか、或いは、取り除くことを特徴とするプラズマディスプレイパネルの製造方法。
(付記24) 付記23に記載のプラズマディスプレイパネルの製造方法において、
前記複数色の蛍光体層は、赤色,緑色および青色の蛍光体層であり、
前記青色の蛍光体層における横方向の隔壁を、赤色および緑色の蛍光体層における横方向の隔壁よりも高さを低くするか、或いは、取り除くことを特徴とするプラズマディスプレイパネルの製造方法。
(付記25) 付記23に記載のプラズマディスプレイパネルの製造方法において、
前記複数色の蛍光体層のうち最も脱ガス量の多い第1の色の蛍光体層における横方向の隔壁の高さを前記他の色の蛍光体層における横方向の隔壁よりも低くするために、当該第1の色の蛍光体層における横方向の隔壁の幅を前記他の色の蛍光体層における横方向の隔壁よりも広くすることを特徴とするプラズマディスプレイパネルの製造方法。
(付記26) 付記22に記載のプラズマディスプレイパネルの製造方法において、さらに、
前記縦方向に隣接する放電セルの間に横方向の排気経路を形成することを特徴とするプラズマディスプレイパネルの製造方法。
(付記27) 付記26に記載のプラズマディスプレイパネルの製造方法において、
前記複数色の蛍光体層のうち最も脱ガス量の多い第1の色の蛍光体層における横方向の隔壁を、縦方向で1つ置きの放電セルごとに取り除き、該横方向の隔壁が取り除かれた放電セルと前記横方向の排気経路とを繋ぐことを特徴とするプラズマディスプレイパネルの製造方法。
(付記28) 付記27に記載のプラズマディスプレイパネルの製造方法において、
前記横方向の隔壁が取り除かれた放電セルと前記横方向の排気経路とを繋ぐ経路の近傍に部分横隔壁または部分縦隔壁を設けることを特徴とするプラズマディスプレイパネルの製造方法。
(付記29) 付記26に記載のプラズマディスプレイパネルの製造方法において、
前記横方向の排気経路に重なるように、前面基板に横方向の金属電極を設けることを特徴とするプラズマディスプレイパネルの製造方法。
(付記30) 付記29に記載のプラズマディスプレイパネルの製造方法において、
前記横方向の金属電極は、前記前面基板に形成される電極と同時に形成されることを特徴とするプラズマディスプレイパネルの製造方法。
(付記31) 付記30に記載のプラズマディスプレイパネルの製造方法において、
前記金属電極は、ALIS構造のパネルのバス電極として使用されることを特徴とするプラズマディスプレイパネルの製造方法。
Claims (13)
- 縦方向の隔壁により同一色に色分けされ、繰り返しパターンで形成された複数色の蛍光体層と、該縦方向の隔壁と横方向の隔壁により区画されたマトリクス状の放電セルと、を備えるプラズマディスプレイパネルであって、
前記各色の蛍光体層における横方向の隔壁の高さを当該各色の蛍光体層の脱ガス特性に応じて設定することを特徴とするプラズマディスプレイパネル。 - 請求項1に記載のプラズマディスプレイパネルにおいて、
前記複数色の蛍光体層のうち最も脱ガス量の多い第1の色の蛍光体層における横方向の隔壁を、他の色の蛍光体層における横方向の隔壁よりも高さを低くするか、或いは、取り除くことを特徴とするプラズマディスプレイパネル。 - 請求項2に記載のプラズマディスプレイパネルにおいて、
前記複数色の蛍光体層は、赤色,緑色および青色の蛍光体層であり、
前記青色の蛍光体層における横方向の隔壁を、赤色および緑色の蛍光体層における横方向の隔壁よりも高さを低くするか、或いは、取り除くことを特徴とするプラズマディスプレイパネル。 - 請求項1に記載のプラズマディスプレイパネルにおいて、さらに、
前記縦方向に隣接する放電セルの間に形成された横方向の排気経路を備えることを特徴とするプラズマディスプレイパネル。 - 請求項4に記載のプラズマディスプレイパネルにおいて、
前記複数色の蛍光体層のうち最も脱ガス量の多い第1の色の蛍光体層における横方向の隔壁を、縦方向で1つ置きの放電セルごとに取り除き、該横方向の隔壁が取り除かれた放電セルと前記横方向の排気経路とを繋ぐことを特徴とするプラズマディスプレイパネル。 - 請求項5に記載のプラズマディスプレイパネルにおいて、
前記横方向の隔壁が取り除かれた放電セルと前記横方向の排気経路とを繋ぐ経路の近傍に部分横隔壁または部分縦隔壁を設けることを特徴とするプラズマディスプレイパネル。 - 請求項4に記載のプラズマディスプレイパネルにおいて、
前記横方向の排気経路に重なるように、前面基板に横方向の金属電極を設けることを特徴とするプラズマディスプレイパネル。 - 第1の基板および第2の基板と、該第1の基板および該第2の基板の間に放電セルを区画する隔壁と、縦方向に色分けされて前記隔壁の内側に形成された複数色の蛍光体層と、を備えるプラズマディスプレイパネルであって、
前記第1の基板に形成された前記隔壁の縦方向に隣接する放電セル間の横隔壁と前記第2の基板とで形成される隙間の大きさが、少なくとも1色の蛍光体層において異なることを特徴とするプラズマディスプレイパネル。 - 請求項8に記載のプラズマディスプレイパネルにおいて、さらに、
前記縦方向に隣接する放電セルの間に形成された横方向の排気経路を備え、該横方向の排気経路の一部に前記放電セルの縦方向の隔壁よりも低い部分縦隔壁を形成することを特徴とするプラズマディスプレイパネル。 - 請求項8に記載のプラズマディスプレイパネルにおいて、
前記第1の基板は、前記縦方向に隣接する放電セルの間に形成された横方向の排気経路を有し、
前記第2の基板は、両側に放電ギャップを有する電極間に形成された金属電極を有し、該第2の基板の金属電極を前記第1の基板の横方向の排気経路に重ねて前記第1基板および前記第2の基板を張り合わせることを特徴とするプラズマディスプレイパネル。 - 縦方向の隔壁により同一色に色分けされた複数色の蛍光体層を繰り返しパターンで形成し、該縦方向の隔壁と横方向の隔壁で放電セルをマトリクス状に区画するプラズマディスプレイパネルの製造方法であって、
前記各色の蛍光体層における横方向の隔壁の高さを当該各色の蛍光体層の脱ガス特性に応じて設定することを特徴とするプラズマディスプレイパネルの製造方法。 - 請求項11に記載のプラズマディスプレイパネルの製造方法において、
前記複数色の蛍光体層のうち最も脱ガス量の多い第1の色の蛍光体層における横方向の隔壁を、他の色の蛍光体層における横方向の隔壁よりも高さを低くするか、或いは、取り除くことを特徴とするプラズマディスプレイパネルの製造方法。 - 請求項12に記載のプラズマディスプレイパネルの製造方法において、
前記複数色の蛍光体層のうち最も脱ガス量の多い第1の色の蛍光体層における横方向の隔壁の高さを前記他の色の蛍光体層における横方向の隔壁よりも低くするために、当該第1の色の蛍光体層における横方向の隔壁の幅を前記他の色の蛍光体層における横方向の隔壁よりも広くすることを特徴とするプラズマディスプレイパネルの製造方法。
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