JPWO2008035434A1 - 記録装置、移動処理プログラム、及びコンテンツ記録システム - Google Patents
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Abstract
【課題】コンテンツ分割等を行うことなく、ムーブ元及びムーブ先に同時に1分を超える長さのコンテンツが再生可能な状態とはならないようにする。【解決手段】第2記録装置200へのムーブ中において、第2記録装置200以外の他の記録装置100等からの問合せ信号が入力された場合、図4のステップS40でムーブ対象コンテンツの存在を隠匿化した態様で返答信号を生成して出力する。これにより、ムーブ動作中にはムーブ対象コンテンツの存在を第2記録装置200以外の他の記録装置は知ることができなくなる。したがって、第2記録装置200以外へ当該ムーブ対象コンテンツがムーブやコピーされるのを防止しつつ、さらに第1記録装置100で当該ムーブ対象コンテンツが再生されるのも防止できる。
Description
本発明は、コンテンツの移動を行える記録装置、この記録装置に用いられる移動処理プログラム、そのような記録装置を備えたコンテンツ記録システムに関する。
昨今、著作権保護に関する関心が高まり、権利を有するコンテンツにコピーコントロールフラグを付与することが一般的になりつつある。例えば、一回のみ記録可能なフラグを付与されたコンテンツは、所定のコンテンツをHDD等の記録メディアに蓄積した後に伝送媒体を通じて出力する際には、他の記録メディアに蓄積することができないモードのコンテンツとして出力しなければならない。このような例としては例えば日本国内におけるデジタル放送コンテンツの送出モードがある。すなわち、放送を受信した後一回記録メディアに蓄積したコンテンツは、原則として他の記録メディアに蓄積することはできなくなっている。
ここで、用途によっては、ある記録メディアに蓄積した後、編集等の目的により、別の記録メディアにコンテンツを移動させたいニーズがあり、上記のモード規定のままではこのような行為が認められないという不具合が生じる。そこで、この点を改善するため、一般にムーブ(移動)といわれる手法が提案されている。
ムーブとは、ある記録メディアから別の記録メディアにコンテンツを移動させる際、移動元に記録されていたコンテンツを削除することにより、一箇所にしかコンテンツが存在しないようにすることにより、違法なコピーが行われることを阻止する手法である。このムーブの詳細な運用則は適用例によって異なるが、例えば地上波デジタルテレビジョン放送運用規定の中では、蓄積後において再コピー禁止のコピー制御情報が含まれるコンテンツは、「ムーブ動作の途中において、ムーブ元及びムーブ先の双方に同時に1分を超える長さのコンテンツが再生可能な状態であってはならない。」と規定されている。
このような規定に対応するために、従来、例えば特許文献1に記載の手法が提唱されている。この従来技術では、放送番組を記録媒体(HDD)に記録する放送受信装置において、番組内容がその後のコピーが禁止されたものであるか否かを判定し、その番組内容がその後のコピーが禁止されていると判定された場合には、その番組内容を、画像データを等倍再生したときに45秒以上でかつ60秒以内となる程度に分割しながら複数のファイルに格納するようにしている。
特開2005−167768号公報
上記従来技術では、「ムーブ動作の途中において、ムーブ元及びムーブ先の双方に同時に1分を超える長さのコンテンツが再生可能な状態であってはならない。」との規定を遵守するために、ムーブ対象コンテンツを60秒以内に細切れにしてムーブを行うようにしている。このため、ムーブ前にムーブ元となる記録装置で上記コンテンツ分割作業が必要であり、またムーブ先となる記録装置では上記分割されて送られてきたムーブ対象コンテンツを再度元通りに合成しなおすという煩雑な制御が必要という問題がある。
本発明が解決しようとする課題には、上記した問題が一例として挙げられる。
上記課題を解決するために、請求項1記載の発明は、少なくとも1つのコンテンツを蓄積する移動元蓄積手段と、この移動元蓄積手段に蓄積されたコンテンツのうち、移動対象コンテンツを移動先記録装置へ出力する移動出力処理手段と、前記移動元蓄積手段に蓄積されたコンテンツに関する情報を問い合わせるための問合せ信号を入力する問合せ信号入力手段と、前記移動出力処理手段による前記移動先記録装置への前記移動対象コンテンツの出力中において、前記問合せ信号入力手段で前記移動先記録装置以外の他の記録装置からの問合せ信号が入力された場合、出力中の前記移動対象コンテンツの存在を隠匿化した態様で返答信号を生成して出力する隠匿化処理手段とを有する。
上記課題を解決するために、請求項7記載の発明は、少なくとも1つのコンテンツを蓄積する移動先蓄積手段と、蓄積されたコンテンツに関する情報を問い合わせるための問合せ信号を移動元記録装置に出力する問合せ信号出力手段と、この問合せ信号出力手段から出力した前記問合せ信号に対応して前記移動元記録装置から出力された前記移動対象コンテンツを入力し、前記移動先蓄積手段に記録する移動入力処理手段と、この移動入力処理手段による前記移動対象コンテンツの前記移動先蓄積手段への記録が完了したとき、前記移動元記録装置における前記移動対象コンテンツの削除を許可するための移動完了通知を出力する完了通知出力手段とを有する。
上記課題を解決するために、請求項8記載の発明は、移動元蓄積手段に蓄積されたコンテンツのうち、移動対象コンテンツを移動先へ出力することと、 前記移動元蓄積手段に蓄積されたコンテンツに関する情報を問い合わせるための問合せ信号を入力することと、前記移動先への前記移動対象コンテンツの出力中において、前記移動先以外からの前記問合せ信号が入力された場合、出力中の前記移動対象コンテンツの存在を隠匿化した態様で返答信号を生成して出力することを、記録装置に備えられた演算手段に実行させるための移動処理プログラムである。
上記課題を解決するために、請求項9記載の発明は、蓄積されたコンテンツに関する情報を問い合わせるための問合せ信号を移動元に出力することと、この出力した前記問合せ信号に対応して前記移動元から出力された前記移動対象コンテンツを入力し、移動先蓄積手段に記録することと、前記移動対象コンテンツの前記移動先蓄積手段への記録が完了したとき、前記移動元における前記移動対象コンテンツの削除を許可するための移動完了通知を出力することを、記録装置に備えられた演算手段に実行させるための移動処理プログラムである。
上記課題を解決するために、請求項10記載の発明は、移動対象コンテンツの移動元となる第1記録装置と移動先となる第2記録装置とを有するコンテンツ記録システムであって、前記第1記録装置は、前記移動対象コンテンツを蓄積する第1蓄積手段と、この第1蓄積手段に蓄積された前記移動対象コンテンツを前記第2記録装置へ出力する移動出力処理手段と、前記第1蓄積手段に蓄積されたコンテンツに関する情報を問い合わせるための問合せ信号を入力する問合せ信号入力手段と、前記移動出力処理手段による前記第2記録装置への前記移動対象コンテンツの出力中において、前記問合せ信号入力手段で前記第2記録装置以外の他の記録装置からの問合せ信号が入力された場合、出力中の前記移動対象コンテンツの存在を隠匿化した態様で返答信号を生成して出力する隠匿化処理手段とを有しており、前記第2記録装置は、少なくとも1つのコンテンツを蓄積する第2蓄積手段と、前記問合せ信号を前記第1記録装置に出力する問合せ信号出力手段と、この問合せ信号出力手段から出力した前記問合せ信号に対応して前記第1記録装置の前記移動出力処理手段から出力された前記移動対象コンテンツを入力し、前記第2蓄積手段に記録する移動入力処理手段と、この移動入力処理手段による前記移動対象コンテンツの前記第2蓄積手段への記録が完了したとき、前記第1記録装置における前記移動対象コンテンツの削除を許可するための移動完了通知を出力する完了通知出力手段とを有しており、前記第1記録装置は、少なくとも前記第2記録装置の前記完了通知出力手段より前記移動完了通知が入力されるまでは前記第1蓄積手段に当該移動対象コンテンツを保持するとともに、前記移動完了通知が入力された後の所定のタイミングにおいて当該第1蓄積手段に保持された移動対象コンテンツを消去処理する保持・消去処理手段を有する。
以下、本発明の一実施の形態を図面を参照しつつ説明する。図1は、本実施形態のコンテンツ記録システムSの全体概略構成を表す機能ブロック図である。
図1において、記録システムSは、この例ではムーブ(移動)対象コンテンツ(コンテンツC。詳細は後述)のムーブ元となる第1記録装置100と、ムーブ先となる第2記録装置200とを有している。これら2つの記録装置100,200以外にも、図示を省略する第3記録装置、第4記録装置、…等を設けていてもよい。
第1記録装置100は、記録メディアとしてのハードディスクに対し、例えば映像情報・音楽情報等のコンテンツ(番組)を書き込んで蓄積する公知のハードディスクドライブ110(移動元蓄積手段、第1蓄積手段)と、読み書き処理部120と、通信制御部130と、ネットワークインターフェース140と、アプリケーション処理部150とを有している。なお、読み書き処理部120、通信制御部130、及びアプリケーション処理部150は、例えばハード的には概ね中央演算装置(CPU。演算手段)として構成される。
ハードディスクドライブ(以下適宜、HDDと省略して表記)110は、例えば、電波供給源(放送局、中継局、基地局、又は衛星等)からのテレビジョン放送の放送波やケーブル等の有線を介し放送信号として受信された上記コンテンツ(あるいは他の記録装置からネットワークインターフェース140を介し入力されたものでもよい)をハードディスクに書き込むものである。なお、記録メディアは固体メモリ等で構成してもよい。
読み書き処理部120は、HDD110を介し上記ハードディスクからコンテンツ情報を読み出して適切なプロトコルに変換した後、適切なタイミングでネットワークインターフェース140に送り出すとともに、ネットワークインターフェース140から入力されたデータからコンテンツ情報を抽出してHDD110を介し上記ハードディスクに書き込む。
アプリケーション処理部150は、HDD110を介し上記ハードディスクへ書き込まれ又は読み出されるコンテンツに関する各種の処理(後述の問い合わせ信号生成、隠匿化処理、完了通知等)を行うためのアプリケーションの制御プログラム(移動処理プログラム)を格納しており、当該アプリケーションを用いてそれらの処理を実行する。
通信制御部130は、上記コンテンツ送受信のための情報交換、制御/被制御情報の通信、状態情報の交換等を含む情報のやり取りに関する通信制御を行う。
ネットワークインターフェースは、通信制御部130、読み書き処理部120、及びアプリケーション処理部150と接続され、それぞれからの情報を適切なプロトコルと適切なタイミングでネットワーク媒体(有線又は無線、局所ネットワーク又は広域ネットワーク)に送り出すものである。
第2記録装置200は、上記第1記録装置100とほぼ同様の構成であり、上記ハードディスクドライブ110と同等の公知のハードディスクドライブ210(移動先蓄積手段、第2蓄積手段)と、上記読み書き処理部120、通信制御部130、ネットワークインターフェース140、アプリケーション処理部150とそれぞれ同等の機能を備えた読み書き処理部220、通信制御部230、ネットワークインターフェース240、アプリケーション処理部250とを有している(なお、前述の第3記録装置、第4記録装置、…も同様の構成である)。
そして、第1記録装置100と第2記録装置200とは、ネットワークインターフェース140,240同士が互いに上記ネットワーク媒体を介し接続されており、これによって相互に情報のやり取りが可能(ムーブを含む)になっている(上記第3記録装置等も含む。以下同様)。第一記録装置をDMS(Digital Media Server)、第二記録装置をDMP(Digital Media Player)と読み替えると、このときの対応するネットワークプロトコルの一例として例えばDLNAプロトコルを用いることができる(但しこれに限られるものではない)。
図2は、このDLNAプロトコルによるプロトコルスタックの概要を表す図である。図2に示すように、第1記録装置100において上記ネットワークインターフェース140を介しHDD110、読み書き処理部120、通信制御部130、及びアプリケーション処理部150により実行される情報通信は、階層的に、「Network Connectivity」の層からなる下位層LLと、「Network Stack」「Media Transport」「Device Discovery,Control,and Media Management」「Media Formats」等の層からなる中位層MLと、「Application Layer」の層からなる上位層ULとで構成されている。
次に、第1記録装置100のハードディスクに蓄積されたコンテンツを第2記録装置200のハードディスクにムーブする場合を例にとり、このときに第1記録装置100及び第2記録装置200において実行される制御手順を図3及び図4を用いて説明する。
図3は、第2記録装置200の読み書き処理部220、通信制御部230、及びアプリケーション処理部250によって実行される(アプリケーション処理部250に格納された前述の制御プログラムに基づく)制御手順を表すフローチャートである。
まず、下準備として、第1記録装置100とネットワークを用いて前述の中位層MLのUPNPの層で通信を行い、相互に通信を行いたい機器であることを確認する。その後、ステップS110で、中位層MLのUPNP AVの層での情報のやり取りを介し、第1記録装置100のContents Directory Service(XML形式。以下CDSと略す)を要求する信号(問い合わせ信号)を出力する(問い合わせ信号出力手段)。
その後、ステップS120に移り、上記ステップS110で出力したCDS要求に応じて、第1記録装置100よりHDD110のハードディスクに蓄積されたコンテンツに係わるCDS情報が入力されたかどうかを判定する(移動入力処理手段)。当該CDS情報が入力されたら(判定が満たされて)これを閲覧することによりコンテンツリストを取得し、ステップS130へ移る。
ステップS130では、第2記録装置200に設けられた図示しない表示手段に表示信号を出力し、上記ステップS120で取得したコンテンツリストを表示する。
ここで、ユーザーインターフェースは任意に設計することができるが、この例では、第2記録装置2に設けた適宜の操作手段(図示せず)をユーザーが操作することにより、ムーブしたいコンテンツの選択とムーブ動作の指示を行う。したがって、上記ステップS130に続くステップS140では、上記表示手段に表示したコンテンツリストを見た操作者の、上記操作手段を介したコンテンツ選択指示及びムーブ動作の開始指示信号の入力を待つ。この入力があったら判定が満たされ、ステップS150へ移る。
ステップS150では、上記ステップS140におけるユーザーからの指示に沿い、第1記録装置100に対し、選択されたコンテンツ(移動対象コンテンツ)のムーブ動作開始情報を上記ネットワークを介して出力する。
その後、ステップS160において、上記ステップS150におけるムーブ動作開始情報の出力に応じ第1記録装置100からネットワークを介し送出されてきた(=ムーブ開始)当該ムーブ対象コンテンツを入力し、当該コンテンツを読み書き処理部220によってHDD210を介しハードディスクへ書き込み開始する(ムーブ開始)。
そして、ステップS170に移り、上記ムーブ対象コンテンツの書き込みがすべて完了したかどうかを判定する。まだムーブ途中の場合は判定が満たされず、ステップS160に戻って同様の手順を繰り返す。当該コンテンツのムーブが完了したら判定が満たされ、ステップS180に移る。
ステップS180では、ムーブ完了通知信号を生成して上記ネットワークを介して第1記録装置100へと出力し(完了通知出力手段)、このフローを終了する。
図4は、第1記録装置100の読み書き処理部120、通信制御部130、及びアプリケーション処理部150によって実行される(アプリケーション処理部150に格納された前述の制御プログラムに基づく)制御手順を表すフローチャートである。
図4において、まずステップS5で、第2記録装置200からの前述のムーブ開始情報が入力されたかどうかを表すフラグ(ムーブ開始フラグ)F=0に初期化する。
その後、ステップS10に移り、上記ムーブ動作開始情報がネットワークを介し第2記録装置200から入力されたかどうかを判定する。前述のような第2記録装置200の操作手段によるユーザのムーブ開始指示がありその後上記ムーブ動作開始情報が入力されるまで(上記ステップS150参照)はこの判定が満たされないので、ステップS20へ移る。
ステップS20では、前述のようにして第2記録装置200よりネットワークを介しCDS要求(問い合わせ信号、前述のステップS110)が入力されたかどうかを判定する(問い合わせ信号入力手段)。CDS要求がまだ入力されない間は判定が満たされず、ステップS45に移ってF=1かどうかを判定する。上記ステップS10でムーブ動作開始情報が入力されない間はF=0のままであるためステップS45の判定が満たされず、ステップS10に戻る。
以上のようにしてステップS10→ステップS20→ステップS45→ステップS10…と繰り返す間に、第2記録装置200より前述のCDS要求が入力されるとステップS20の判定が満たされ、ステップS25に移る。
ステップS25ではF=1であるかどうかを判定する。上述のようにこの時点ではF=0のままであるから判定が満たされず、ステップS35に移る。ステップS35では、上記CDS要求に対応し、HDD110のハードディスクに蓄積されている全コンテンツのリストを(特に一部を隠匿する等を行うことなく)すべて公開する情報を発行し、要求してきた第2記録装置200(その他の記録装置から要求されていれば当該記録装置)に対し出力する。
図5はこのときの全コンテンツリストの例を表す、CDS情報の論理構造図である。この例では、SongAからSongDまでの4曲からなるアルバムを表現したリストとなっている。
図4に戻り、上記ステップS35が終了した後、ステップS45に移り、この時点でF=0のままであるから判定が満たされず、ステップS10に戻る。
以上のようにしてステップS10→ステップS20→ステップS25→ステップS35→ステップS45→ステップS10…と繰り返す間に、第2記録装置200より、上記コンテンツリストに対応したユーザの選択操作に基づく前述のムーブ動作開始情報(ステップS150参照)が入力されるとステップS10の判定が満たされ、ステップS15に移る。
ステップS15では上記フラグF=1とした後ステップS20に移る。このとき、前述のように既にCDS要求は入力されており新たなCDS要求は入力されていないからステップS20の判定は満たされず、ステップS45に移る。
ステップS45では、上記フラグF=1かどうかを判定する。この時点において上記ステップS15でF=1とされているから判定が満たされ、ステップS50に移る。
ステップS50では、読み書き処理部120で、HDD110のハードディスクより対応するコンテンツ(移動対象コンテンツ)を読み出し、ムーブ先である第2記録装置200へ出力(ムーブ)を開始する(移動出力処理手段)。
その後、ステップS55に移り、上記ムーブの進展にしたがって第2記録装置200よりムーブ完了通知が入力されたか(ステップS180参照)どうかを判定する。第2記録装置200へのムーブ対象コンテンツのムーブが完了して上記ムーブ完了通知が入力されていれば判定が満たされ、後述のステップS70に移行する。まだムーブ中であれば判定は満たされず、ステップS60に移る。
ステップS60では、何らかの理由によりムーブ途中でムーブが完了せず失敗に終わり、その旨の失敗通知が第2記録装置より入力されたか(詳細は後述)どうかを判定する。そのような失敗通知が入力されず通常通りムーブが継続されている間は判定が満たされず、ステップS65へ移る。
ステップS65では、何らかの理由によりムーブ途中で第2記録装置と通信途絶となったか(所定期間応答がないか)どうかを判定する。通信途絶状態とはならず通常通りムーブが継続されている間は判定が満たされず、ステップS20へ戻る。
以上のようにしてステップS20→ステップS45→ステップS50→ステップS55→ステップS60→ステップS65→ステップS20…と繰り返す間(=ムーブ動作中)に、ある記録装置から新たなCDS要求が入力されるとステップS20の判定が満たされ、この時点でF=1であるからステップS25の判定も満たされて、ステップS30に移る。
ステップS30では、上記新たなCDS要求を出力したのがムーブ先である第2記録装置200であったかどうかを判定する。第2記録装置200であった場合は判定が満たされて上記ステップS35に移り、前述と同様、全コンテンツのリストを(特に一部を隠匿する等を行うことなく)すべて公開する情報を発行し、当該要求してきた第2記録装置200に対し出力する。一方、このムーブ中に新たなCDS要求を出力したのが第2記録装置200以外、すなわち第1記録装置100自らやあるいは第3記録装置、第4記録装置‥‥等であった場合はステップS30の判定が満たされず、ステップS40に移る。
ステップS40では、上記ステップS35と異なり、上記CDS要求に対応しHDD110のハードディスクに蓄積されている全コンテンツのリストのうち、ムーブ中であるコンテンツC(SongC)を隠匿する態様でそれ以外のものを公開する情報を発行し、要求してきた記録装置に対し出力する(隠匿化処理手段)。
図6はこのときのコンテンツリストの例を表すCDS情報の論理構造図であり、前述の図5に対応する図である。この例では、先の図5に示したSongAからSongDまでの4曲からなるアルバムを表現したリストから、現在ムーブ中のコンテンツ(SongC)の情報を削除した情報を発行する。
このときの情報発行は、前述の図2において示したような上位層UL、中位層ML、下位層LLの3層構造に概念的に区分されるプロトコルスタックにおいて、上位層ULで上記CDS要求が入力されこれを中位層MLに伝達し、さらに下位層LLに伝達され、下位層LLが対応する情報を生成して中位層MLに伝達し、さらに上位層ULに伝達される。したがって、上記のような隠匿処理(ムーブ中のコンテンツを削除した形での情報発行)は、上記下位層LL→中位層MLの伝達時に行ってもよいし、上記中位層ML→上位層ULの伝達時に行ってもよいし、あるいは中位層ML内における伝達時に行ってもよい。いずれにしても、最終的に上位層ULからネットワークへと送出されるときにムーブ対象コンテンツが削除されたリストになっていれば足りるものである。
このような処理の結果、図6に示すように、SongCのムーブ中は第2記録装置200以外の機器からは第1記録装置100のコンテンツリストに含まれないように(言い換えればSongCが第1記録装置100から削除されたように)見える。しかしながら実際にはこの時点ではSongCは第1記録装置100に保持されたままである(後述の保持・消去処理手段としての機能参照)。
なお、このとき、「第2記録装置200以外の機器」には記録装置1も含まれる。すなわち前述したように、第1記録装置100が自らCDS要求を発行する場合(問合せ信号生成手段)はこれが上位層UL→中位層M→下位層LLと伝達され、前述と同様に、発行された情報が下位層LL→中位層ML→上位層ULに伝達される流れの中で隠匿化処理がなされ、最終的に上位層ULからネットワークへと送出されるときにムーブ対象コンテンツが削除されている。この結果、第1記録装置100自身からもSongCは削除されたように見え、第1記録装置100が自らSongCを再生することもできない状態となる。
図4に戻り、上記ステップS40が終了したら、ステップS45に移り、以降は前述と同様である。すなわち、ステップS45→ステップS50→ステップS55→ステップS60→ステップS65からステップS20に戻り、新たなCDS要求が第2記録装置200から入力された場合はステップS35で全コンテンツを公開したリストを出力し、第2記録装置200以外から入力された場合はステップS40でムーブ対象コンテンツを隠匿化処理したリストを出力する。このような手順を繰り返し、上記ムーブ対象コンテンツのムーブが完了して上記ムーブ完了通知が入力されたらステップS55の判定が満たされ、ステップS70に移行する。
ステップS70では、上記ムーブ完了通知に対応して、読み書き処理部120によりHDD110のハードディスクよりムーブ対象コンテンツSongCを削除する(それまでは保持している。保持・消去処理手段)。
その後、ステップS75において、ネットワークを介し第2記録装置200にムーブが完了したムーブ対象コンテンツ(この例ではSongC)の再生許可を出力し、このフローを終了する。
一方、前述のようにしてムーブ動作を行っているとき、何らかの理由(一時的に通信品質が劣化してムーブが継続できない場合、記録装置200が他の動作との競合によりムーブが継続できなくなった場合等)によりムーブ途中でムーブが完了しなかった場合、上記継続できない要因が取り除かれて通信が回復した後で記録装置200から失敗通知が入力される。この場合は、前述のステップS60の判定が満たされ、ステップS20に戻って前述と同様の手順を繰り返し、ムーブ動作を継続する(ステップS60から戻ってステップS50でムーブ実行することが再試行処理手段に相当)。なお詳細には、一度記録装置200に記録された情報を削除してから再度最初からやり直すようにしてもよいし、既に第2記録装置に記録されたものの続き部分を継続するようにしてもよい。
また一方、前述のようにしてムーブ動作を行っているとき、何らかの理由(例えばネットワークが切断されたり、第2記録装置200が故障した等)によりムーブ途中で第2記録装置と通信途絶となった(所定期間応答がない)場合には、ステップS65の判定が満たされ、ムーブ動作を終了してステップS80へ移行する。
ステップS80では、ネットワークを介し第2記録装置200にここまでムーブを途中まで実行したムーブ対象コンテンツ(この例ではSongC)を削除するように削除指示を出力する。このステップS80が終了したら、ステップS5に戻ってフラグF=0に初期化し、同様の手順を繰り返す。なお、このようにフラグF=0とされることで、これ以降は、CDS要求が入力された場合には、ステップS20を経てステップS25の判定が満たされなくなり、ステップS35においてHDD110のハードディスクに蓄積されている全コンテンツのリストを(特に一部を隠匿する等を行うことなく)すべて公開する情報を発行し、出力することとなる(ステップS80からステップS5に戻ってステップS35でリスト公開することが顕在化処理手段に相当)。
以上説明したように、本実施形態における記録装置100は、少なくとも1つのコンテンツを蓄積する移動元蓄積手段(この例ではHDD110)と、この移動元蓄積手段110に蓄積されたコンテンツのうち、移動対象コンテンツ(この例ではSongC)を移動先記録装置へ(この例では第2記録装置200)出力する移動出力処理手段(この例では図4のステップS50)と、移動元蓄積手段110に蓄積されたコンテンツに関する情報を問い合わせるための問合せ信号を入力する問合せ信号入力手段(この例では図4のステップS20)と、移動出力処理手段S50による移動先記録装置200への移動対象コンテンツの出力中において、問合せ信号入力手段S20で移動先記録装置200以外の他の記録装置(この例では第1記録装置100等)からの問合せ信号が入力された場合、出力中の移動対象コンテンツの存在を隠匿化した態様で返答信号を生成して出力する隠匿化処理手段(この例では図4のステップS40)とを有することを特徴とする。
記録装置100では、移動先の記録装置200へ移動を行う際には、移動出力手段S50が移動元蓄積手段110から移動対象コンテンツを移動先記録装置200へ出力する。このとき、問合せ信号入力手段S20に対し移動元蓄積手段110に蓄積されたコンテンツに関する問合せ信号の入力があっても、その問合せ信号が移動先記録装置200以外の他の記録装置であったならば、隠匿化処理手段S40が、出力中の移動対象コンテンツの存在を隠匿化した態様で返答信号を生成して出力する。これにより、移動動作中には移動対象コンテンツの存在を移動先記録装置200以外の他の記録装置(移動元である自記録装置100も含む)は知ることができなくなる。したがって、移動先記録装置200以外へ当該移動対象コンテンツが移動若しくはコピーされるのを防止しつつ、さらに移動元の自記録装置100で当該移動対象コンテンツが再生されるのも防止できる。この結果、移動対象コンテンツを分割する等を行わなくても、移動元及び移動先の双方に同時に1分を超える長さのコンテンツが再生可能な状態とはならず、移動の規定に合致した動作とすることができる。
上記実施形態における記録装置100においては、問合せ信号を生成する問合せ信号生成手段を有し、隠匿化処理手段S40は、問合せ信号入力手段S20で問合せ信号生成手段からの問合せ信号が入力された場合、出力中の移動対象コンテンツの存在を隠匿化するような態様で返答信号を生成して出力することを特徴とする。
これにより、移動動作中には移動対象コンテンツの存在を移動元である自記録装置100も含み確実に知ることができなくなり、移動元の自記録装置100で当該移動対象コンテンツが再生されるのも確実に防止できる。
上記実施形態における記録装置100においては、隠匿化処理手段S40は、問合せ信号に応じて作成される移動元蓄積手段110に蓄積されたコンテンツのリストより移動対象コンテンツの情報を削除し、その削除後のリストを含む返答信号を出力することを特徴とする。
これにより、リストを参照して蓄積コンテンツを把握する、移動先記録装置200以外の他の記録装置(移動元である自記録装置100も含む)は、移動動作中には移動対象コンテンツの存在を把握することができなくなる。
上記実施形態における記録装置100においては、少なくとも移動先記録装置200より移動出力処理手段S50による移動対象コンテンツの移動完了通知が入力されるまでは移動元蓄積手段110に当該移動対象コンテンツを保持するとともに、移動完了通知が入力された後の所定のタイミングにおいて当該移動元蓄積手段110に保持された移動対象コンテンツを消去処理(なお物理的消去のみならず、読み出し不可能とする所定の処理を施すことも含む)する保持・消去処理手段(この例では図4のステップS70)を有することを特徴とする。
移動完了通知後に保持・消去処理手段S70で移動対象コンテンツを消去処理することにより、移動終了後に移動対象コンテンツが移動元(記録装置100)及び移動先(記録装置200)の双方に同時に残らないようにし、移動元100の移動対象コンテンツを再生不能化することができる。また、少なくとも移動完了通知が入力されるまでは保持・消去処理手段S70は移動対象コンテンツを保持していることにより、例えば何らかの異常が伝送系、移動先記録装置300、移動元記録装置100に発生し、移動先にコンテンツが正しく伝送されなかった場合(移動に失敗し回復ができなくなった場合)でも、コンテンツが失われるのを防止することができる。
上記実施形態における記録装置100においては、移動出力処理手段S50による移動対象コンテンツの出力開始後、移動先記録装置200から移動失敗通知が入力された場合、移動出力処理手段S50による移動対象コンテンツの出力の再試行を行う再試行処理手段(この例では図4のステップS60から戻ったステップS50)を有することを特徴とする。
これにより、移動途中で何らかの事由により移動が完了せず失敗に終わったときには、当該移動対象コンテンツの移動を再試行することができる。
上記実施形態における記録装置100においては、移動出力処理手段S50による移動対象コンテンツの出力開始後に移動先記録装置200と通信途絶状態となり(=所定期間応答無し)、他の記録装置からの問合せ信号が入力された場合には、移動対象コンテンツの存在を顕在化した態様で返答信号を生成して出力する顕在化処理手段(この例では図4のステップS35)を有することを特徴とする。
移動途中で通信途絶となり移動不可能となった場合には、顕在化処理手段S35がそれまでの隠匿化処理手段S40による隠匿化を解除し移動対象コンテンツの存在を顕在化することで、保持・消去処理手段S70で保持されていた移動対象コンテンツを移動元である自記録装置100にて再生可能となる。これにより、コンテンツが失われるのを確実に防止することができる。
また、上記実施形態における記録装置200においては、少なくとも1つのコンテンツを蓄積する移動先蓄積手段(この例ではHDD210)と、蓄積されたコンテンツに関する情報を問い合わせるための問合せ信号を移動元記録装置100に出力する問合せ信号出力手段(この例では図3のステップS110)と、この問合せ信号出力手段S110から出力した問合せ信号に対応して移動元記録装置100から出力された移動対象コンテンツを入力し、移動先蓄積手段に記録する移動入力処理手段(この例では図3のステップS160)と、この移動入力処理手段S160による移動対象コンテンツの移動先蓄積手段210への記録が完了したとき、移動元記録装置100における移動対象コンテンツの削除を許可するための移動完了通知を出力する完了通知出力手段(この例では図3のステップS180)とを有することを特徴とする。
記録装置200では、移動元の記録装置100から移動を行う際には、問合せ信号出力手段S110より、蓄積されたコンテンツに関する情報を問い合わせるための問合せ信号を移動元記録装置100に出力する。すると、これに対応して移動元記録装置100から移動対象コンテンツが出力されてくるので、これを移動入力手段S160で入力し、移動先蓄積手段210に記録する。そして、この移動入力処理手段S160による記録が完了して移動が終了したとき、完了通知出力手段S180で、移動完了通知を出力し、移動元記録装置100における移動対象コンテンツの削除を許可する。このように、少なくとも移動完了通知後に移動対象コンテンツを消去処理することにより、移動終了後に移動対象コンテンツが移動元100及び移動先200の双方に同時に残らないようにし、移動元100の移動対象コンテンツを再生不能化することができる。また、少なくとも移動完了通知が入力されるまでは移動元記録装置100で移動対象コンテンツを保持していることにより、万一移動に失敗し回復ができなくなった場合でも、コンテンツが失われるのを防止することができる。
また、上記実施形態における記録装置100の移動処理プログラムにおいては、移動元蓄積手段110に蓄積されたコンテンツのうち、移動対象コンテンツを移動先200へ出力すること(図4のステップS50)と、移動元蓄積手段110に蓄積されたコンテンツに関する情報を問い合わせるための問合せ信号を入力すること(図4のステップS20)と、移動先200への移動対象コンテンツの出力中において、移動先200以外からの問合せ信号が入力された場合、出力中の移動対象コンテンツの存在を隠匿化した態様で返答信号を生成して出力すること(図4のステップS40)を、記録装置100に備えられた演算手段に実行させる。
この移動処理プログラムでは、移動先200へ移動を行う際には、移動元蓄積手段110から移動対象コンテンツを移動先200へ出力し(S50)、移動元蓄積手段110に蓄積されたコンテンツに関する問合せ信号を入力する(S20)。このとき、その問合せ信号が移動先200以外から入力されていたならば、出力中の移動対象コンテンツの存在を隠匿化した態様で返答信号を生成し出力する(S40)。これにより、移動動作中には移動対象コンテンツの存在を移動先200以外の他の記録装置(移動元100も含む)は知ることができなくなる。したがって、移動先200以外へ当該移動対象コンテンツが移動若しくはコピーされるのを防止しつつ、さらに移動元の自記録装置100で当該移動対象コンテンツが再生されるのも防止できる。この結果、移動対象コンテンツを分割する等を行わなくても、移動元及び移動先の双方に同時に1分を超える長さのコンテンツが再生可能な状態とはならず、移動の規定に合致した動作とすることができる。
また、上記実施形態における記録装置200の移動処理プログラムにおいては、蓄積されたコンテンツに関する情報を問い合わせるための問合せ信号を移動元100に出力する(図3のステップS110)ことと、この出力した問合せ信号に対応して移動元100から出力された移動対象コンテンツを入力し、移動先蓄積手段210に記録すること(図3のステップS160)と、移動対象コンテンツの移動先蓄積手段210への記録が完了したとき、移動元100における移動対象コンテンツの削除を許可するための移動完了通知を出力すること(ステップS180)を、記録装置200に備えられた演算手段に実行させる。
この移動処理プログラムでは、移動元100から移動を行う際には、蓄積されたコンテンツに関する情報を問い合わせるための問合せ信号を移動元100へ出力する(S110)。すると、これに対応して移動元100から移動対象コンテンツが出力されてくるので、これを入力し、移動先蓄積手段210に記録する(S160)。そして、この記録が完了して移動が終了したとき、移動完了通知を出力し(S180)、移動元における移動対象コンテンツの削除を許可する。このように、少なくとも移動完了通知後に移動対象コンテンツを消去処理することにより、移動終了後に移動対象コンテンツが移動元100及び移動先200の双方に同時に残らないようにし、移動元100の移動対象コンテンツを再生不能化することができる。また、少なくとも移動完了通知が入力されるまでは移動元100で移動対象コンテンツを保持していることにより、万一移動に失敗し回復ができなくなった場合でも、コンテンツが失われるのを防止することができる。
また、上記実施形態におけるコンテンツ記録システムSにおいては、移動対象コンテンツの移動元となる第1記録装置100と移動先となる第2記録装置200とを有するコンテンツ記録システムSであって、第1記録装置100は、移動対象コンテンツを蓄積する第1蓄積手段(この例ではHDD110)と、この第1蓄積手段110に蓄積された移動対象コンテンツを第2記録装置200へ出力する移動出力処理手段S50と、第1蓄積手段110に蓄積されたコンテンツに関する情報を問い合わせるための問合せ信号を入力する問合せ信号入力手段S20と、移動出力処理手段S50による第2記録装置200への移動対象コンテンツの出力中において、問合せ信号入力手段S20で第2記録装置200以外の他の記録装置からの問合せ信号が入力された場合、出力中の移動対象コンテンツの存在を隠匿化した態様で返答信号を生成して出力する隠匿化処理手段S40とを有しており、第2記録装置200は、少なくとも1つのコンテンツを蓄積する第2蓄積手段(この例ではHDD210)と、問合せ信号を第1記録装置100に出力する問合せ信号出力手段S110と、この問合せ信号出力手段S110から出力した問合せ信号に対応して第1記録装置100の移動出力処理手段S50から出力された移動対象コンテンツを入力し、第2蓄積手段210に記録する移動入力処理手段S160と、この移動入力処理手段S160による移動対象コンテンツの第2蓄積手段210への記録が完了したとき、第1記録装置100における移動対象コンテンツの削除を許可するための移動完了通知を出力する完了通知出力手段S180とを有しており、記第1記録装置100は、少なくとも第2記録装置200の完了通知出力手段S180より移動完了通知が入力されるまでは第1蓄積手段110に当該移動対象コンテンツを保持するとともに、移動完了通知が入力された後の所定のタイミングにおいて第1蓄積手段110に保持された移動対象コンテンツを消去処理(物理的消去又は読み出し不可能な処理)する保持・消去処理手段S70を有することを特徴とする。
このコンテンツ記録システムSでは、移動元の第1記録装置100から移動先の第2記録装置200へ移動を行う際には、第2記録装置200の問合せ信号出力手段S110より、蓄積されたコンテンツに関する情報を問い合わせるための問合せ信号を第1記録装置100に出力する。すると、これに対応して第1記録装置100の移動出力手段S50が第1蓄積手段110から移動対象コンテンツを第2記録装置200へ出力するので、第2記録装置200の移動入力手段S160でこの移動対象コンテンツを入力し、第2蓄積手段210に記録する。
このとき、第1記録装置100の問合せ信号入力手段S20に対し第1蓄積手段110に蓄積されたコンテンツに関する問合せ信号の入力があっても、その問合せ信号が第2記録装置200以外の他の記録装置であったならば、第1記録装置100の隠匿化処理手段S40が、出力中の移動対象コンテンツの存在を隠匿化した態様で返答信号を生成して出力する。これにより、移動動作中には移動対象コンテンツの存在を第2記録装置200以外の他の記録装置(移動元である第1記録装置100も含む)は知ることができなくなる。したがって、第2記録装置200以外へ当該移動対象コンテンツが移動若しくはコピーされるのを防止しつつ、さらに移動元の第1記録装置100で当該移動対象コンテンツが再生されるのも防止できる。この結果、移動対象コンテンツを分割する等を行わなくても、移動元100及び移動先200の双方に同時に1分を超える長さのコンテンツが再生可能な状態とはならず、移動の規定に合致した動作とすることができる。
また、第2記録装置200の移動入力処理手段S160による記録が完了して移動が終了したとき、第2記録装置200の完了通知出力手段S180で移動完了通知を出力することで第1記録装置100における移動対象コンテンツの削除を許可し、これに対応して第1記録装置100の保持・消去処理手段S75が移動完了通知が入力された後の所定のタイミングにおいて第1蓄積手段110に保持された移動対象コンテンツを消去処理する。
このように、少なくとも移動完了通知後に第1記録装置100側の移動対象コンテンツを消去処理することにより、移動終了後に移動対象コンテンツが移動元100及び移動先200の双方に同時に残らないようにし、移動元である第1記録装置100の移動対象コンテンツを再生不能化することができる。また、第1記録装置100の保持・消去処理手段200は、少なくとも移動完了通知が入力されるまでは第1蓄積手段110に移動対象コンテンツを保持していることにより、万一移動に失敗し回復ができなくなった場合でも、コンテンツが失われるのを防止することができる。
なお、本実施形態は、上記に限られず、種々の変形が可能である。以下、そのような変形例を順を追って説明する。
(1)アドレス指定によるアクセスを拒否する場合
上記実施形態においては、第1記録装置100から第2記録装置200へのムーブが始まると当該ムーブ対象コンテンツに係わるCDS情報閲覧ができないようにすることにより、第1記録装置100及び第2記録装置200の双方に同時に1分を超える長さのコンテンツが再生可能な状態とはならないようにした。しかしながら、第1記録装置100に格納されたコンテンツは、ハードディスクのアドレスを指定することによっても検索が可能であり、こうした手法によってムーブ中のコンテンツを発見されると不正な動作のもととなる。従ってさらにこれに対応し、ムーブ中は、アドレス指定によって記録装置100からの再生、他の機器へのコピー、ムーブができないようにする(例えばアドレス指定のシーケンスを拒否する)ようにしてもよい。
上記実施形態においては、第1記録装置100から第2記録装置200へのムーブが始まると当該ムーブ対象コンテンツに係わるCDS情報閲覧ができないようにすることにより、第1記録装置100及び第2記録装置200の双方に同時に1分を超える長さのコンテンツが再生可能な状態とはならないようにした。しかしながら、第1記録装置100に格納されたコンテンツは、ハードディスクのアドレスを指定することによっても検索が可能であり、こうした手法によってムーブ中のコンテンツを発見されると不正な動作のもととなる。従ってさらにこれに対応し、ムーブ中は、アドレス指定によって記録装置100からの再生、他の機器へのコピー、ムーブができないようにする(例えばアドレス指定のシーケンスを拒否する)ようにしてもよい。
(2)暗号化の手法を用いる場合
以上においては、ムーブが完了するまでは第2記録装置200ではムーブ対象コンテンツ(SongC)の再生やコピー、ムーブができないことを前提とした。そして、ムーブ途中で通信途絶等によりムーブ中止した場合はステップS80において途中まで記録したムーブ対象コンテンツを削除することで、コピーや二重存在の可能性をなくすようにした。
以上においては、ムーブが完了するまでは第2記録装置200ではムーブ対象コンテンツ(SongC)の再生やコピー、ムーブができないことを前提とした。そして、ムーブ途中で通信途絶等によりムーブ中止した場合はステップS80において途中まで記録したムーブ対象コンテンツを削除することで、コピーや二重存在の可能性をなくすようにした。
しかしながら、ムーブ中においては、物理的には第1記録装置100と第2記録装置200の両方にSongCの一部が存在しているという事実は残る。そこで、ムーブが完全に完了するまでは記録装置200においてSongCの再生、コピー、ムーブをできなくすることを担保するために、第1記録装置100から第2記録装置200にムーブするときSongCを暗号化して転送し、ムーブが完了した時点で復号するためのキーを第1記録装置100から第2記録装置200へと送信して第2記録装置200において復号化するようにしても良い。
以上説明したように、上記実施形態における第1記録装置100は、少なくとも1つのコンテンツを蓄積するHDD110を有し、このHDD110に蓄積されたコンテンツのうち、ムーブ対象コンテンツ(SongC)を、図4のステップS50でムーブ先の第2記録装置200へ出力し、HDD110に蓄積されたコンテンツに関する情報を問い合わせるための問合せ信号を図4のステップS20で入力し、ステップS50における第2記録装置200へのムーブ対象コンテンツの出力中において、ステップS20において第2記録装置200以外の他の記録装置100等からの問合せ信号が入力された場合、図4のステップS40で、出力中のムーブ対象コンテンツの存在を隠匿化した態様で返答信号を生成して出力する。
これにより、ムーブ動作中にはムーブ対象コンテンツの存在を第2記録装置200以外の他の記録装置(第1記録装置100も含む)は知ることができなくなる。したがって、第2記録装置200以外へ当該ムーブ対象コンテンツがムーブ若しくはコピーされるのを防止しつつ、さらに第1記録装置100で当該ムーブ対象コンテンツが再生されるのも防止できる。この結果、ムーブ対象コンテンツを分割する等を行わなくても、ムーブ元及びムーブ先の双方に同時に1分を超える長さのコンテンツが再生可能な状態とはならず、ムーブの規定に合致した動作とすることができる。
上記実施形態における第2記録装置200は、少なくとも1つのコンテンツを蓄積するHDD210を有し、蓄積されたコンテンツに関する情報を問い合わせるための問合せ信号を図3のステップS110で第1記録装置100に出力し、この問合せ信号に対応して第1記録装置100から出力されたムーブ対象コンテンツを図3のステップS160において入力し、ムーブ対象コンテンツのHDD210への記録が完了したとき、図3のステップS180において、第1記録装置100におけるムーブ対象コンテンツの削除を許可するためのムーブ完了通知を出力する。
このように、少なくともムーブ完了通知後にムーブ対象コンテンツを消去処理することにより、ムーブ終了後にムーブ対象コンテンツが第1記録装置100及び第2記録装置の双方に同時に残らないようにし、第1記録装置100のムーブ対象コンテンツを再生不能化することができる。また、少なくともムーブ完了通知が入力されるまでは第1記録装置100でムーブ対象コンテンツを保持していることにより、万一ムーブに失敗し回復ができなくなった場合でも、コンテンツが失われるのを防止することができる。
また、上記実施形態における第1記録装置100のムーブ処理プログラムにおいては、HDD110に蓄積されたコンテンツのうち、ムーブ対象コンテンツを第2記録装置200へ出力すること(ステップS50)と、HDD110に蓄積されたコンテンツに関する情報を問い合わせるための問合せ信号を入力すること(ステップS20)と、第2記録装置200へのムーブ対象コンテンツの出力中において、第2記録装置200以外からの問合せ信号が入力された場合、出力中のムーブ対象コンテンツの存在を隠匿化した態様で返答信号を生成して出力すること(ステップS40)を、第1記録装置100に備えられた演算手段に実行させる。
これにより、ムーブ動作中にはムーブ対象コンテンツの存在を第2記録装置200以外の他の記録装置100等は知ることができなくなる。したがって、第2記録装置200以外へ当該ムーブ対象コンテンツがムーブ若しくはコピーされるのを防止しつつ、さらに第1記録装置100自身で当該ムーブ対象コンテンツが再生されるのも防止できる。この結果、ムーブ対象コンテンツを分割する等を行わなくても、ムーブ元及びムーブ先の双方に同時に1分を超える長さのコンテンツが再生可能な状態とはならず、ムーブの規定に合致した動作とすることができる。
また、上記実施形態における第2記録装置200のムーブ処理プログラムにおいては、蓄積されたコンテンツに関する情報を問い合わせるための問合せ信号を第1記録装置100に出力すること(ステップS110)と、この出力した問合せ信号に対応して第1記録装置100から出力されたムーブ対象コンテンツを入力し、HDD210に記録すること(ステップS160)と、ムーブ対象コンテンツのHDD210への記録が完了したとき、第1記録装置100におけるムーブ対象コンテンツの削除を許可するためのムーブ完了通知を出力すること(ステップS180)を、第2記録装置200に備えられた演算手段に実行させる。
少なくともムーブ完了通知後にムーブ対象コンテンツを消去処理することにより、ムーブ終了後にムーブ対象コンテンツが第1記録装置100及び第2記録装置200の双方に同時に残らないようにし、第1記録装置100のムーブ対象コンテンツを再生不能化することができる。また、少なくともムーブ完了通知が入力されるまでは第1記録装置100でムーブ対象コンテンツを保持していることにより、万一ムーブに失敗し回復ができなくなった場合でも、コンテンツが失われるのを防止することができる。
また、上記実施形態におけるコンテンツ記録システムSにおいては、ムーブ対象コンテンツのムーブ元となる第1記録装置100とムーブ先となる第2記録装置200とを有するコンテンツ記録システムSであって、第1記録装置100は、ムーブ対象コンテンツを蓄積するHDD110を備え、ステップS50においてHDD110に蓄積されたムーブ対象コンテンツを第2記録装置200へ出力し、ステップS20においてHDD110に蓄積されたコンテンツに関する情報を問い合わせるための問合せ信号を入力し、第2記録装置200へのムーブ対象コンテンツの出力中において、ステップS20において第2記録装置200以外の他の記録装置からの問合せ信号が入力された場合、ステップS40において出力中のムーブ対象コンテンツの存在を隠匿化した態様で返答信号を生成して出力し、第2記録装置200は、少なくとも1つのコンテンツを蓄積するHDD210を有し、ステップS110において問合せ信号を第1記録装置100に出力し、ステップS160において問合せ信号に対応して第1記録装置100から出力されたムーブ対象コンテンツを入力しHDD210に記録し、ステップS180において、ムーブ対象コンテンツのHDD210への記録が完了したとき第1記録装置100におけるムーブ対象コンテンツの削除を許可するためのムーブ完了通知を出力し、第1記録装置100は、少なくとも第2記録装置200よりムーブ完了通知が入力されるまではHDD110に当該ムーブ対象コンテンツを保持するとともに、ムーブ完了通知が入力された後の所定のタイミングにおいてステップS70においてHDD110に保持されたムーブ対象コンテンツを消去処理(物理的消去又は読み出し不可能な処理)する。
これにより、ムーブ動作中にはムーブ対象コンテンツの存在を第2記録装置200以外の他の記録装置(第1記録装置100も含む)は知ることができなくなる。したがって、第2記録装置200以外へ当該ムーブ対象コンテンツがムーブ若しくはコピーされるのを防止しつつ、さらにムーブ元の第1記録装置100で当該ムーブ対象コンテンツが再生されるのも防止できる。この結果、ムーブ対象コンテンツを分割する等を行わなくても、第1記録装置100及び第2記録装置200の双方に同時に1分を超える長さのコンテンツが再生可能な状態とはならず、ムーブの規定に合致した動作とすることができる。
また、第2記録装置200の記録が完了してムーブが終了したとき、ステップS180においてムーブ完了通知を出力することで第1記録装置100におけるムーブ対象コンテンツの削除を許可し、これに対応して第1記録装置100がステップS75においてムーブ完了通知が入力された後の所定のタイミングにおいてHDD110に保持されたムーブ対象コンテンツを消去処理する。
このように、少なくともムーブ完了通知後に第1記録装置100側のムーブ対象コンテンツを消去処理することにより、ムーブ終了後にムーブ対象コンテンツが第1記録装置100及び第2記録装置200の双方に同時に残らないようにし、第1記録装置100のムーブ対象コンテンツを再生不能化することができる。また、万一ムーブに失敗し回復ができなくなった場合でも、コンテンツが失われるのを防止することができる。
100 第1記録装置(移動元記録装置)
110 ハードディスクドライブ(第1蓄積手段、移動元蓄積手段)
200 第2記録装置(移動先記録装置)
210 ハードディスクドライブ(第2蓄積手段、移動先蓄積手段)
110 ハードディスクドライブ(第1蓄積手段、移動元蓄積手段)
200 第2記録装置(移動先記録装置)
210 ハードディスクドライブ(第2蓄積手段、移動先蓄積手段)
Claims (10)
- 少なくとも1つのコンテンツを蓄積する移動元蓄積手段と、
この移動元蓄積手段に蓄積されたコンテンツのうち、移動対象コンテンツを移動先記録装置へ出力する移動出力処理手段と、
前記移動元蓄積手段に蓄積されたコンテンツに関する情報を問い合わせるための問合せ信号を入力する問合せ信号入力手段と、
前記移動出力処理手段による前記移動先記録装置への前記移動対象コンテンツの出力中において、前記問合せ信号入力手段で前記移動先記録装置以外の他の記録装置からの問合せ信号が入力された場合、出力中の前記移動対象コンテンツの存在を隠匿化した態様で返答信号を生成して出力する隠匿化処理手段と
を有することを特徴とする記録装置。 - 請求項1記載の記録装置において、
前記問合せ信号を生成する問合せ信号生成手段を有し、
前記隠匿化処理手段は、
前記問合せ信号入力手段で前記問合せ信号生成手段からの問合せ信号が入力された場合、出力中の前記移動対象コンテンツの存在を隠匿化するような態様で返答信号を生成して出力する
ことを特徴とする記録装置。 - 請求項1又は2記載の記録装置において、
前記隠匿化処理手段は、
前記問合せ信号に応じて作成される前記移動元蓄積手段に蓄積されたコンテンツのリストより前記移動対象コンテンツの情報を削除し、その削除後のリストを含む前記返答信号を出力する
ことを特徴とする記録装置。 - 請求項1乃至3のいずれか1項記載の記録装置において、
少なくとも前記移動先記録装置より前記移動出力処理手段による前記移動対象コンテンツの移動完了通知が入力されるまでは前記移動元蓄積手段に当該移動対象コンテンツを保持するとともに、前記移動完了通知が入力された後の所定のタイミングにおいて当該移動元蓄積手段に保持された移動対象コンテンツを消去処理する保持・消去処理手段を有する
ことを特徴とする記録装置。 - 請求項4記載の記録装置において、
前記移動出力処理手段による前記移動対象コンテンツの出力開始後、前記移動先記録装置から移動失敗通知が入力された場合、前記移動出力処理手段による移動対象コンテンツの出力の再試行を行う再試行処理手段を有することを特徴とする記録装置。 - 請求項4又は5記載の記録装置において、
前記移動出力処理手段による前記移動対象コンテンツの出力開始後に前記移動先記録装置と通信途絶状態となり、前記他の記録装置からの問合せ信号が入力された場合には、前記移動対象コンテンツの存在を顕在化した態様で返答信号を生成して出力する顕在化処理手段
を有することを特徴とする記録装置。 - 少なくとも1つのコンテンツを蓄積する移動先蓄積手段と、
蓄積されたコンテンツに関する情報を問い合わせるための問合せ信号を移動元記録装置に出力する問合せ信号出力手段と、
この問合せ信号出力手段から出力した前記問合せ信号に対応して前記移動元記録装置から出力された前記移動対象コンテンツを入力し、前記移動先蓄積手段に記録する移動入力処理手段と、
この移動入力処理手段による前記移動対象コンテンツの前記移動先蓄積手段への記録が完了したとき、前記移動元記録装置における前記移動対象コンテンツの削除を許可するための移動完了通知を出力する完了通知出力手段と
を有することを特徴とする記録装置。 - 移動元蓄積手段に蓄積されたコンテンツのうち、移動対象コンテンツを移動先へ出力することと、
前記移動元蓄積手段に蓄積されたコンテンツに関する情報を問い合わせるための問合せ信号を入力することと、
前記移動先への前記移動対象コンテンツの出力中において、前記移動先以外からの前記問合せ信号が入力された場合、出力中の前記移動対象コンテンツの存在を隠匿化した態様で返答信号を生成して出力することを、
記録装置に備えられた演算手段に実行させるための移動処理プログラム。 - 蓄積されたコンテンツに関する情報を問い合わせるための問合せ信号を移動元に出力することと、
この出力した前記問合せ信号に対応して前記移動元から出力された前記移動対象コンテンツを入力し、移動先蓄積手段に記録することと、
前記移動対象コンテンツの前記移動先蓄積手段への記録が完了したとき、前記移動元における前記移動対象コンテンツの削除を許可するための移動完了通知を出力することを、
記録装置に備えられた演算手段に実行させるための移動処理プログラム。 - 移動対象コンテンツの移動元となる第1記録装置と移動先となる第2記録装置とを有するコンテンツ記録システムであって、
前記第1記録装置は、
前記移動対象コンテンツを蓄積する第1蓄積手段と、
この第1蓄積手段に蓄積された前記移動対象コンテンツを前記第2記録装置へ出力する移動出力処理手段と、
前記第1蓄積手段に蓄積されたコンテンツに関する情報を問い合わせるための問合せ信号を入力する問合せ信号入力手段と、
前記移動出力処理手段による前記第2記録装置への前記移動対象コンテンツの出力中において、前記問合せ信号入力手段で前記第2記録装置以外の他の記録装置からの問合せ信号が入力された場合、出力中の前記移動対象コンテンツの存在を隠匿化した態様で返答信号を生成して出力する隠匿化処理手段とを有しており、
前記第2記録装置は、
少なくとも1つのコンテンツを蓄積する第2蓄積手段と、
前記問合せ信号を前記第1記録装置に出力する問合せ信号出力手段と、
この問合せ信号出力手段から出力した前記問合せ信号に対応して前記第1記録装置の前記移動出力処理手段から出力された前記移動対象コンテンツを入力し、前記第2蓄積手段に記録する移動入力処理手段と、
この移動入力処理手段による前記移動対象コンテンツの前記第2蓄積手段への記録が完了したとき、前記第1記録装置における前記移動対象コンテンツの削除を許可するための移動完了通知を出力する完了通知出力手段とを有しており、
前記第1記録装置は、
少なくとも前記第2記録装置の前記完了通知出力手段より前記移動完了通知が入力されるまでは前記第1蓄積手段に当該移動対象コンテンツを保持するとともに、前記移動完了通知が入力された後の所定のタイミングにおいて当該第1蓄積手段に保持された移動対象コンテンツを消去処理する保持・消去処理手段を有する
ことを特徴とするコンテンツ記録システム。
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JP2001084177A (ja) * | 1999-09-09 | 2001-03-30 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | データムーブシステム |
JP2002203366A (ja) * | 2000-12-28 | 2002-07-19 | Yamaha Corp | ディジタルオーディオ信号録音装置 |
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