JPWO2008029501A1 - コロイダルダンパ - Google Patents

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Abstract

コロイダルダンパのさらなる耐久性向上を果たすことを目的とする。シリンダ2と、このシリンダ2に往復動自在に案内支持され、シリンダ2と協働して密閉空間3を形成するピストン4と、多数の細孔を有し、密閉空間3に収容される多孔質体8と、多孔質体8とともに密閉空間3に収容され、加圧時に多孔質体8の細孔へ流入する一方、減圧時に多孔質体8の細孔から流出する液体7とを具備するコロイダルダンパ1であって、多孔質体8の外径よりも小さな径の細孔を多数有し、シリンダ2とピストン4との摺動部9から多孔質体8を隔離するフィルタ6を備える。

Description

本発明は、密閉空間にシリカゲル等の多孔質体と液体との混合物を封入し、多孔質体の細孔へ液体を流出入させることにより、外部から作用する機械的エネルギを散逸させるコロイダルダンパに関する。
コロイダルダンパは、密閉空間にシリカゲル等の多孔質体と液体との混合物を封入した装置であり、多孔質体の細孔へ液体を流出入させることにより、外部から作用する機械的エネルギを散逸させるものである(例えば、特許文献1,2参照。)。
ところで、この種のコロイダルダンパを実用化するためには、実用上十分な回数繰り返し使用しても、コロイダルダンパとしての性能を維持できるようにしなければならない。このようなコロイダルダンパの性能向上については、例えば、特許文献3〜5に提案されている。
国際公開第96/18040号パンフレット 国際公開第01/55616号パンフレット 特開2004−44732号公報 特開2005−121092号公報 特開2006−118571号公報
コロイダルダンパは、未だ開発段階であり、さらなる耐久性向上が望まれている。本発明者は鋭意研究を重ねた結果、従来のコロイダルダンパでは、10万作動サイクル程度の耐久性試験で密閉空間内から多孔質体および液体が漏れ出すことを見出した。
そこで、本発明においては、コロイダルダンパのさらなる耐久性向上を果たすことを目的とする。
本発明のコロイダルダンパは、シリンダと、このシリンダに往復動自在に案内支持され、シリンダと協働して密閉空間を形成するピストンと、多数の細孔を有し、密閉空間に収容される多孔質体と、多孔質体とともに密閉空間に収容され、加圧時に多孔質体の細孔へ流入する一方、減圧時に多孔質体の細孔から流出する液体とを具備するコロイダルダンパであって、多孔質体の外径よりも小さな径の細孔を多数有し、シリンダとピストンとの摺動部から多孔質体を隔離する隔壁を備えたものである。
本発明のコロイダルダンパでは、多孔質体は隔壁の細孔を通過せず、液体のみが通過するので、多孔質体がシリンダとピストンとの摺動部へ流入するのを防止することができる。液体は隔壁の細孔を通過するので、加圧時には多孔質体の細孔へ流入し、また、減圧時には多孔質体の細孔から流出することができ、コロイダルダンパとしての機能を発揮する。
ここで、本発明のコロイダルダンパは、シリンダの密閉空間に連通されてシリンダとともに密閉空間を形成する補助容器を備え、隔壁は、シリンダと補助容器との間に介在させた構成とすることができる。この構成によれば、多孔質体は補助容器内に留め置き、液体のみを隔壁の細孔を介してシリンダと補助容器との間を移動させて、コロイダルダンパとしての機能を発揮させることができる。
また、隔壁は、シリンダ内を二分するように設けられたものとすることができる。この構成によれば、補助容器を用いずに、シリンダ内で多孔質体を隔離し、シリンダとピストンとの摺動部へ多孔質体が流入するのを防止することができる。
あるいは、隔壁は、密閉空間内で多孔質体を包み込むことにより隔離するものとすることができる。この構成においても、多孔質体は隔壁内に留め置かれ、液体のみが隔壁の細孔を介して隔壁内に流出入するので、コロイダルダンパとしての機能を発揮させることができる。
また、本発明のコロイダルダンパは、ピストンの摺動面をシールする往復動用パッキンと、この往復動用パッキンを固定する固定具と、この固定具とシリンダとの接触面をシールするOリングと、このOリングの外周に配設されるメタル製リングとを備えた構成とすることが望ましい。この構成によれば、Oリングの外周に配設されるメタル製リングが、固定具とシリンダの外側との間でメタルタッチすることによって、このOリングの変形を制限してシールを保つので、多孔質体および液体がピストンの摺動面の往復動用パッキンから漏れても、これらが外部に漏れるのを防止することができる。
また、多孔質体は、シリンダとピストンとの摺動部の隙間よりも大きな外径を有するものであることが望ましい。この構成によれば、多孔質体が、シリンダとピストンとの摺動部の隙間に入るのを防止することができる。
また、本発明のコロイダルダンパは、シリンダと、このシリンダに往復動自在に案内支持され、シリンダと協働して密閉空間を形成するピストンと、多数の細孔を有し、密閉空間に収容される多孔質体と、多孔質体とともに密閉空間に収容され、加圧時に多孔質体の細孔へ流入する一方、減圧時に多孔質体の細孔から流出する液体とを具備するコロイダルダンパであって、多孔質体が、シリンダとピストンとの摺動部の隙間よりも大きな外径を有するものである。本発明によれば、多孔質体がシリンダとピストンとの摺動部へ流入するのを防止したコロイダルダンパが得られる。
(1)多孔質体の外径よりも小さな径の細孔を多数有し、シリンダとピストンとの摺動部から多孔質体を隔離する隔壁を備えたことにより、多孔質体がシリンダとピストンとの摺動部へ流入することが防止され、コロイダルダンパの耐久性を向上させることができる。
(2)シリンダの密閉空間に連通されてシリンダとともに密閉空間を形成する補助容器を備え、隔壁を、シリンダと補助容器との間に介在させた構成により、多孔質体は補助容器内に留め置き、液体のみを隔壁の細孔を介してシリンダと補助容器との間を移動させて、コロイダルダンパとしての機能を発揮させることができる。これにより、多孔質体がシリンダとピストンとの摺動部へ流入することが防止され、コロイダルダンパの耐久性を向上させることができる。
(3)隔壁が、シリンダ内を二分するように設けられたものであることにより、補助容器を用いずに、シリンダ内で多孔質体を隔離し、シリンダとピストンとの摺動部へ多孔質体が流入するのを防止することができる。これにより、補助容器を省略し、耐久性を向上させた小型かつ低コストのコロイダルダンパが得られる。
(4)隔壁が、密閉空間内で多孔質体を包み込むことにより隔離する構成により、多孔質体は隔壁内に留め置き、液体のみを隔壁の細孔を介して隔壁内に流出入させて、コロイダルダンパとしての機能を発揮させることができる。これにより、多孔質体がシリンダとピストンとの摺動部へ流入することが防止され、コロイダルダンパの耐久性を向上させることができる。
(5)ピストンの摺動面をシールする往復動用パッキンと、この往復動用パッキンを固定する固定具と、この固定具とシリンダとの接触面をシールするOリングと、このOリングの外周に配設されるメタル製リングとを備えた構成により、Oリングの外周に配設されるメタル製リングが、固定具とシリンダの外側との間でメタルタッチすることによって、このOリングの変形を制限してシールを保つので、多孔質体および液体がピストンの摺動面の往復動用パッキンから漏れても、これらが外部に漏れるのを防止することができ、さらに耐久性を向上させたコロイダルダンパが得られる。
(6)多孔質体が、シリンダとピストンとの摺動部の隙間よりも大きな外径を有するものであることにより、多孔質体が、シリンダとピストンとの摺動部の隙間に入るのを防止することができ、コロイダルダンパの耐久性を向上させることができる。
本発明の第1の実施形態におけるコロイダルダンパの断面図である。 フィルタ部分の断面図である。 多孔質体の断面図である。 本発明の第2の実施形態におけるコロイダルダンパの断面図である。 本発明の第3の実施形態におけるコロイダルダンパの断面図である。 図5の多孔質体ユニットの断面図である。 コロイダルダンパの試験装置の構成を示す断面図である。 図7の試験装置の付属ローディングシステムおよび測定装置の構成を示す図である。 実施例1について作動サイクル数を10回から10万回まで増やしたときのヒステリシスの変動を示す図である。 実施例2について作動サイクル数を10回から40万回まで増やしたときのヒステリシスの変動を示す図である。 実施例3について作動サイクル数を10回から700万600回まで増やしたときのヒステリシスの変動を示す図である。 比較例について作動サイクル数を10回から10万回まで増やしたときのヒステリシスの変動を示す図である。 散逸エネルギとコロイダルダンパの作動サイクル数との関係を示すグラフの図である。 散逸エネルギが初期散逸エネルギの半分になったときのフィルタの細孔径と多孔質体の粒子径との比率に関するコロイダルダンパの作動サイクル数の変動グラフを示す図である。
符号の説明
1,20,30 コロイダルダンパ
2,21 シリンダ
3,22,35 密閉空間
4 ピストン
5 補助容器
6,23 フィルタ
6a 銅製ガスケット
7 液体
8 多孔質体
8a 細孔
8b 中空部
8c 多孔質体の外面
8d 多孔質体の細孔の内面
8e 多孔質体の中空部の内面
9 摺動部
10 往復動用パッキン
11 バックアップリング
12 固定具
13 Oリング
14 メタル製リング
15 ダストシール
16 高圧力計
17 熱電対
18 低圧力シリンダ
19a ポンプ用上ソケット
19b ポンプ用下ソケット
19c 手動ポンプ
19d 電動ポンプ
31 多孔質体ユニット
32 チューブ
33 蓋
34 細孔
40 制御装置
41 ディジタル温度計
42 変位計
43 アンプ
44 ディスプレイ
A 外部への漏れ
d1 細孔の平均内径
d2 多孔質体の平均外径
p 圧力
S ストローク
(実施の形態1)
図1は本発明の第1の実施形態におけるコロイダルダンパの断面図である。
図1において、本発明の第1の実施形態におけるコロイダルダンパ1は、シリンダ2と、このシリンダ2に往復動自在に案内支持され、シリンダ2と協働して密閉空間3を形成するピストン4と、密閉空間3に連通されてシリンダ2とともに密閉空間3を形成する補助容器5と、シリンダ2と補助容器5との間に密閉空間3を二分するように設けられた隔壁としてのフィルタ6とを備える。
図2はフィルタ6部分の断面図である。フィルタ6は、2枚の銅製ガスケット6a間に接着剤により接合されている。2枚の銅製ガスケット6aは、フィルタ6を保持するフレームとして機能する。この構成のフィルタ6は、シリンダ2と補助容器5との間に挟み込まれて固定されることにより、銅製ガスケット6aが変形してシリンダ2と補助容器5とに密着し、シリンダ2内の密閉空間3と補助容器5内の密閉空間3とをシールする。
また、密閉空間3内には、液体7と、多数の細孔8aを有する多孔質体8とが収容されている。図3は多孔質体8の断面図である。多孔質体8は、シリカゲル、アエロゲル、セラミックス、多孔質ガラス、ゼオライト、多孔質PTFE、多孔質蝋、多孔質ポリスチレン、アルミナやカーボン(黒鉛、木炭、フラーレンおよびカーボンナノチューブを含む。)等からなる略球形粒状物であり、複数の細孔8aと、略中央に形成された中空部8bとを有する。細孔8aは、一端で中空部8bに開口し、他端で多孔質体8外に開口して、中空部8bから放射方向に伸びている。
多孔質体8のそれぞれの外面8c、細孔8aの内面8d、並びに中空部8bの内面8eは、液体7に対して疎液性物質であって分子鎖が線形な物質である、例えば、−Si−(BASE)2−(BODY)m−(HEAD)のような有機疎水物質で被覆されている。但し、m=0〜23であり、胴部(BODY)と頭部(HEAD)との組み合わせは、[(BODY),(HEAD)]=[CH2,CH3]、[CF2,CF3]、[OSi(CH32,OSi(CH33]、または[OSi(CF32,OSi(CF33]である。また、基部(BASE)は、−(BODY)m−(HEAD)よりも短い分子鎖長で、炭素数1〜3のアルキル基、またはフェニル基である。
液体7は、高い表面張力を有する液体が望まれており、代表的には水を挙げることができる。水以外の液体としては、水と不凍剤との混合液、例えばエタノール、エチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリン等から選ばれた少なくとも一種以上を、多くとも67容量%混入させた水を用いることができる。この場合、0℃以下の環境でもコロイダルダンパを利用することができるようになる。また、水と、水よりも蒸発しにくい物質、例えばジメチルフォルムアミド、フォルムアミド等との混合液を使用することができる。この場合、100℃以上の環境でもコロイダルダンパを利用することができるようになる。さらに、水と消泡剤との混合液、例えばシリコン系の消泡剤、非シリコン系の消泡剤、オイル系の消泡剤等から選ばれた少なくとも一種以上を、多くとも50ppm混入させた水を用いることができる。この場合、シールから空気が密閉空間3に流入してもコロイダルダンパを利用することができるようになる。細孔8aの平均内径d1は、液体分子の平均自由行程をLpとしたときのクヌーセン数Kn=Lp/(d1・1/2)が0.034よりも大きく、0.119(好ましくは0.097)よりも小さい範囲で決定される。また、多孔質体8の平均外径d2は、この細孔8aの平均内径d1の10倍以上であって10,000倍以下の範囲で決定される。
なお、多孔質体8は、フィルタ6よりも図1の上側すなわち補助容器5側の密閉空間3内にのみ収容されている。フィルタ6は、多孔質体8の平均外径d2よりも小さな径の細孔が多数形成されたものであり、多孔質体8を通過させず、液体7のみを通過させる。このフィルタ6の細孔によって、多孔質体8はシリンダ2とピストン4との摺動部9から隔離され、液体7のみがシリンダ2と補助容器5の密閉空間3を自由に移動することができるようになっている。
多孔質体8と液体7とは、多孔質体8の細孔8aの全容積をVPとし、液体7の体積をVLとすると、その比VP/VLが0.2以上であって2.5以下の範囲をもって収容されている。なお、本実施形態においては、比VP/VLが実質的に1となるように密閉空間3に収容されている。
また、本実施形態におけるコロイダルダンパ1は、ピストン4の摺動面をシールする往復動用パッキン10と、往復動用パッキン10の変形を制限するバックアップリング11と、往復動用パッキン10を固定する固定具12と、この固定具12とシリンダ2の外側との接触面をシールするOリング13と、このOリング13の外周に配設されるメタル製リング14と、固定具12の外側からピストン4の摺動面への塵埃の浸入を防止するためのダストシール15とを備える。
この構成のコロイダルダンパ1では、ピストン4に力Fが加えられると、この力Fがピストン4を介して液体7に加えられ、液体7が加圧される。この加圧により液体7は、補助容器5の密閉空間3内の多孔質体8の細孔8aからその表面張力に抗して流入する。これにより、ピストン4は、密閉空間3の容積を減少するように移動する。また、このコロイダルダンパ1では、力Fに関する振動や衝撃のエネルギが細孔8aへの液体7の流入により消費されるために、ピストン4を移動させる力Fを減衰させる。
一方、ピストン4へ付与された力Fがなくなると、表面張力に抗して細孔8aへ流入した液体7は、その表面張力により細孔8aから多孔質体8の外へ流出する。これにより、ピストン4は逆に密閉空間3の容積を増大するように移動し、初期位置へと復帰する。このとき、多孔質体8はフィルタ6の細孔を通過せずに補助容器5の密閉空間3に留め置かれ、液体7のみがフィルタ6の細孔を通過する。したがって、このコロイダルダンパ1では、多孔質体8がシリンダ2の密閉空間3内へ流入しないので、シリンダ2とピストン4との摺動部9への多孔質体8の流入が防止される。
また、このコロイダルダンパ1では、Oリング13の外周に配設されるメタル製リング14が、固定具12とシリンダ2の外側との間でメタルタッチすることによって、このOリング13の変形を制限してシールを保つので、多孔質体8および液体7がピストン4の摺動面の往復動用パッキン10から漏れた場合でも、これらの外部への漏れAが防止されている。
(実施の形態2)
図4は本発明の第2の実施形態におけるコロイダルダンパの断面図である。
図4において、本発明の第2の実施形態におけるコロイダルダンパ20は、シリンダ21の密閉空間22内を二分するように隔壁としてのフィルタ23を設けたものである。なお、補助容器5を備えていない点を除いて、その他の構成については、第1の実施形態におけるコロイダルダンパ1と同様である。
多孔質体8は、フィルタ23よりも図4の上側の密閉空間22内、すなわちシリンダ21とピストン4との摺動部9とは反対側の密閉空間22内にのみ収容されている。この構成によれば、補助容器5を用いずに、シリンダ21内で多孔質体8をシリンダ21とピストン4との摺動部9から隔離し、摺動部9への多孔質体8の流入が防止される。
(実施の形態3)
図5は本発明の第3の実施形態におけるコロイダルダンパの断面図、図6は図5の多孔質体ユニットの断面図である。
図5において、本発明の第3の実施形態におけるコロイダルダンパ30は、第2の実施形態におけるコロイダルダンパ20のフィルタ23に代えて、図6に示す多孔質体ユニット31を用いたものである。
図6に示すように、多孔質体ユニット31は、多孔質ガラス製のチューブ32内に多孔質体8を封入したものである。チューブ32の両端は、蓋33により閉塞されている。このチューブ32は、第2の実施の形態におけるフィルタ23の機能を果たすものであり、多孔質体8の平均外径よりも小さな径の細孔34が多数形成された多孔質ガラスからなる。この多孔質体ユニット31は、シリンダ21とピストン4により形成される密閉空間35内に配設される。
このコロイダルダンパ30では、チューブ32が多孔質体8を包み込むことにより、多孔質体8をシリンダ21とピストン4との摺動部9から隔離する隔壁として機能する。この構成においても、多孔質体8はチューブ32内に留め置かれ、液体7のみがチューブ32の細孔34を介してチューブ32内に流出入するので、摺動部9への多孔質体8の流入が防止される。
なお、チューブ32は、ガラス製以外のものとすることも可能であり、要するに多孔質体8の平均外径よりも小さな径の細孔34が多数形成された多孔質体であれば良い。
(実施の形態4)
本発明の第4の実施形態におけるコロイダルダンパは、第3の実施形態における多孔質体ユニット31に代えて、シリンダ21とピストン4との摺動部9の隙間よりも大きな外径を有する多孔質体8を用いることを特徴とする。多孔質体8が、シリンダ21とピストン4との摺動部9の隙間よりも大きな外径を有することで、多孔質体8自体がこの摺動部9へ流入しなくなり、コロイダルダンパの耐久性が向上する。
本発明の第1の実施形態におけるコロイダルダンパ1について耐久性試験を行った。図7はコロイダルダンパ1の試験装置の構成を、図8はその付属ローディングシステムおよび測定装置の構成をそれぞれ示している。
図7に示すように、この試験装置では、コロイダルダンパ1のシリンダ2に、密閉空間3内の圧力を測定するための高圧力計16と、温度を測定するための熱電対17とを追加している。また、この試験装置は、コロイダルダンパ1のピストン4に圧力を加えるための低圧力シリンダ18と、低圧力シリンダ18を動作させるために手動ポンプ19c(図8参照。)および電動ポンプ19d(図8参照。)を、切替弁(図示せず。)を介してそれぞれに並列に接続するポンプ用上ソケット19aおよびポンプ用下ソケット19bとを備える。
また、図8に示すように、この試験装置は、電動ポンプ19dを制御するための制御装置40と、熱電対17の信号を温度表示するディジタル温度計41と、コロイダルダンパ1のピストン4のストロークを測定する変位計42と、高圧力計16の出力を増幅するアンプ43と、変位計42および高圧力計16による測定結果を表示するディスプレイ44とを備える。
なお、このコロイダルダンパ1のピストン4の直径Dは20mm、密閉空間3内の最大許容圧力は120MPaである。また、低圧力シリンダ18は、手動ポンプ19cまたは電動ポンプ19dのポンプ圧力の油圧アンプである。低圧力シリンダ18の直径Dhaは80mmであるため、ポンプ圧力の倍率は(Dha/D)2=16となる。この試験装置では、手動ポンプ19cを使用して、ピストン4の低速度(10mm/s以下)で静的試験を行うことができる。また、電動ポンプ19dを使用して10Hzの周波数まで、つまり400mm/sの速度まで動的試験を行うことができる。これにより、乗り物の懸架装置用ダンパや耐震システム用ダンパ等といった具体的な適用例に従って周波数範囲を選択する。
また、本実施例では、ピストン4のデッドストロークを防ぐために、密閉空間3を初期的に加圧した後に、与えられた最大圧力の下での動的試験を行う。また、夏と冬との環境の温度変動を再現するために、インキュベータ内に試験装置を入れて、温度を−10〜50℃の範囲内に制御する。この試験装置では、高圧力計16で圧力pの変動、変位計42でピストン4のストロークS、熱電対17とディジタル温度計41で温度Tの変動を時間関数に記録する。圧力pとストロークSの時間関数より時間パラメータを除去すると、コロイダルダンパ1のヒステリシス、つまりp=p(S)の関数が得られる。
本実施例において用いた多孔質体8の平均外径d2は20μmであるため、フィルタ6としてその細孔の内径が20μmよりも小さい10μmのもの(実施例1)と5μm(実施例2)のものと2μm(実施例3)のものとを選択して試験を行った。また、比較例として、シリンダ2の密閉空間3内に液体7および多孔質体8を直接入れたものについて試験した。
図9は実施例1について作動サイクル数を10回から10万回まで増やしたときのヒステリシスの変動を示している。図10は実施例2について作動サイクル数を10回から40万回まで増やしたときのヒステリシスの変動を示している。図11は実施例3について作動サイクル数を10回から700万600回まで増やしたときのヒステリシスの変動を示している。図12は比較例について作動サイクル数を10回から10万回まで増やしたときのヒステリシスの変動を示している。
また、コロイダルダンパ1の寿命に関して、濾過の効果を評価するために10万作動サイクル時の散逸エネルギ(E100,000)と10作動サイクル時の散逸エネルギ(E10)との比率を表1に示した。さらに、実施例2については、40万作動サイクル時の散逸エネルギ(E400,000)と10作動サイクル時の散逸エネルギ(E10)との比率を示している。また、実施例3については、700万600作動サイクル時の散逸エネルギ(E7,000,600)と10作動サイクル時の散逸エネルギ(E10)との比率を示している。
Figure 2008029501
図9の実施例1と図12の比較例とを比較すると、多孔質体8の平均外径20μmに対して10μmの細孔を有するフィルタ6がコロイダルダンパ1の寿命に対して有効に機能していることが分かる。なお、比較例では、多孔質体8が、シリンダ21とピストン4との摺動部9の隙間(50〜100μm)よりも小さな外径であるため、多孔質体8自身がこの摺動部9へ流入し、コロイダルダンパの耐久性が低下している。
また、図9の実施例1と図10の実施例2とを比較すると、5μmの細孔を有するフィルタ6では、10万作動サイクルまで安定したヒステリシスが得られていることが分かる。つまり、10万作動サイクルまでコロイダルダンパ1のヒステリシスがほとんど減少しておらず、多孔質体8の平均外径20μmに対して内径1/4に相当する5μmの細孔を有するフィルタ6が非常に効果的であることが分かる。
なお、実施例1では実施例2ほどの効果はみられなかったが、その要因の一つとして試験のために高圧力を掛けており、この高圧下でのフィルタ6の変形によりフィルタ6の細孔が大きくなっていることが考えられる。その結果、10μmより大きな多孔質体8であっても、多少の多孔質体8がフィルタ6を通過したと考えられる。また、他の要因として、使用した多孔質体8の平均外径は20μmであったが、平均外径分布を測定すると、約5%の多孔質体8が10μmよりも小さかったため、フィルタ6の細孔を通過したと考えられる。
また、図9〜図11から分かるように、フィルタ6を使用しても、作動サイクル数が増加すると、コロイダルダンパ1のヒステリシスは小さくなる。主な理由として、多孔質体8の疲労破壊が起こり、多孔質体8の粒子半径が徐々に減少してしまった結果、多孔質体8の粒子がフィルタ6を通過し、最終的に密閉空間3から漏れたことが考えられる。そのため、多孔質体8の有効質量が減少し、散逸エネルギも比例的に減少してしまう。しかしながら、表1を参照すると、実施例2の40万作動サイクル時の散逸エネルギ(E400,000)と10作動サイクル時の散逸エネルギ(E10)との比率と、比較例の10万作動サイクル時の散逸エネルギ(E100,000)と10作動サイクル時の散逸エネルギ(E10)との比率から、実施例2では比較例の4倍、実施例3では比較例の70倍の寿命を実現できていることが分かる。
次に、散逸エネルギとコロイダルダンパ1の作動サイクル数との関係について検証した。例えば、実施例3では、図13に示すように、作動サイクル数が増加すると、100万サイクルまでコロイダルダンパ1の散逸エネルギがわずかに減少するが、その後、速やかに減少してしまう。そこで、次のような対策方法を提案できる。
(1)多孔質体8を消耗品とみなして、100万作動サイクル後、例えば車の車検時に、多孔質体8を交換する。
(2)フィルタ6の細孔直径を小さくする。例えば、細孔直径1μmのフィルタを選択すると、コロイダルダンパの寿命をさらに拡大できると考えられる。しかし、フィルタ6の細孔直径を小さくして、フィルタ6のコストが多孔質体8のコストより高くなった場合、上記(1)の方法を選択したほうが良い。
(3)多孔質体8の疲労破壊に対抗できるように多孔質体8の粒子の強度を増加する。
最後に、図14は、散逸エネルギが初期散逸エネルギの半分になったときのフィルタ6の細孔径と多孔質体8の粒子径との比率に関するコロイダルダンパ1の作動サイクル数の変動グラフを示している。図14のグラフより、コロイダルダンパ1を設計する段階で多孔質体8の粒子径および希望された寿命値に対する最適なフィルタ6(適当なフィルタ6の細孔径)を選択することができる。
本発明のコロイダルダンパは、自転車、自動車、バイク、トラック、ブルドーザや飛行機等の乗り物のサスペンション(懸架装置)用ダンパ、免震や制震等の耐震システム用ダンパ等として有用である。

Claims (10)

  1. シリンダと、
    このシリンダに往復動自在に案内支持され、シリンダと協働して密閉空間を形成するピストンと、
    多数の細孔を有し、前記密閉空間に収容される多孔質体と、
    前記多孔質体とともに前記密閉空間に収容され、加圧時に前記多孔質体の細孔へ流入する一方、減圧時に前記多孔質体の細孔から流出する液体と
    を具備するコロイダルダンパであって、
    前記多孔質体の外径よりも小さな径の細孔を多数有し、前記シリンダとピストンとの摺動部から前記多孔質体を隔離する隔壁を備えたコロイダルダンパ。
  2. 前記シリンダの密閉空間に連通されて前記シリンダとともに前記密閉空間を形成する補助容器を備え、
    前記隔壁は、前記シリンダと補助容器との間に介在させたものである請求項1記載のコロイダルダンパ。
  3. 前記隔壁は、前記シリンダ内を二分するように設けられたものである請求項1記載のコロイダルダンパ。
  4. 前記隔壁は、前記密閉空間内で前記多孔質体を包み込むことにより隔離するものである請求項1記載のコロイダルダンパ。
  5. 前記ピストンの摺動面をシールする往復動用パッキンと、
    この往復動用パッキンを固定する固定具と、
    この固定具と前記シリンダの外側との接触面をシールするOリングと、
    このOリングの外周に配設されるメタル製リングと
    を備えた請求項1記載のコロイダルダンパ。
  6. 前記ピストンの摺動面をシールする往復動用パッキンと、
    この往復動用パッキンを固定する固定具と、
    この固定具と前記シリンダの外側との接触面をシールするOリングと、
    このOリングの外周に配設されるメタル製リングと
    を備えた請求項2記載のコロイダルダンパ。
  7. 前記ピストンの摺動面をシールする往復動用パッキンと、
    この往復動用パッキンを固定する固定具と、
    この固定具と前記シリンダの外側との接触面をシールするOリングと、
    このOリングの外周に配設されるメタル製リングと
    を備えた請求項3記載のコロイダルダンパ。
  8. 前記ピストンの摺動面をシールする往復動用パッキンと、
    この往復動用パッキンを固定する固定具と、
    この固定具と前記シリンダの外側との接触面をシールするOリングと、
    このOリングの外周に配設されるメタル製リングと
    を備えた請求項4記載のコロイダルダンパ。
  9. 前記多孔質体は、前記シリンダとピストンとの摺動部の隙間よりも大きな外径を有するものである請求項1から8のいずれかに記載のコロイダルダンパ。
  10. シリンダと、
    このシリンダに往復動自在に案内支持され、シリンダと協働して密閉空間を形成するピストンと、
    多数の細孔を有し、前記密閉空間に収容される多孔質体と、
    前記多孔質体とともに前記密閉空間に収容され、加圧時に前記多孔質体の細孔へ流入する一方、減圧時に前記多孔質体の細孔から流出する液体と
    を具備するコロイダルダンパであって、
    前記多孔質体は、前記シリンダとピストンとの摺動部の隙間よりも大きな外径を有するものであるコロイダルダンパ。
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