JPWO2007135902A1 - 衛星通信システム - Google Patents

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Abstract

本発明にかかる衛星通信システムは、たとえば、複数のサービスエリア(1,2,3)から複数のデータが特定のサービスエリアに送信されている状態で、新たなデータの送信要求が発生した場合に、フィーダリンク局4が、前記特定サービスエリアのダウンリンク周波数帯域内で当該新たなデータが割り当て可能かどうかを検索し、いずれかのデータ通信が完了した時刻に、当該データ通信で使用していたダウンリンク周波数帯を前記新たなデータのダウンリンク周波数帯として割り当てる中継制御を行い、中継衛星5が、フィーダリンク局4による中継制御にしたがって、前記新たなデータを、前記データ通信が完了した直後のダウンリンク周波数帯に配置する。

Description

本発明は、衛星通信システムに関し、特に、衛星からのダウンリンクの周波数帯域幅を圧縮して周波数利用効率の向上を実現する衛星通信システムに関する。
図7は、衛星通信システムの全体構成を示す図である。フィーダリンク局4は、衛星中継器5とサービスエリア1〜3に存在する各端末局(6,7)とを制御するための基地局である。なお、フィーダリンクを介して端末間の通信を行うダブルホップ型のシステムでは、フィーダリンク局4は、各端末からの通信チャネルも送受することになるが、ここでは、シングルホップ型システムと仮定している。
サービスエリア1〜3では、衛星通信のサービスを利用する端末局(小型衛星局,携帯端末,航空機,新幹線,船舶等)を収容している。各端末局は、一つのサービスエリアに複数存在する場合も考えられる。なお、近年ではマルチビーム化が進んでいるため、数十のサービスエリアも考えられるが、ここでは、説明を簡単化するため、サービスエリアを3つとしている。
フィーダリンク局4は、衛星中継器5を介した端末間の接続制御や、サービスエリア1〜3に存在する端末の送受信制御、を行うことで、衛星を中継したサービスエリア間通信やサービスエリア,フィーダリンク局間通信を実現する。
図7において、サービスエリア1〜3と衛星中継器5との間の通信路11〜13および71〜73をサービスリンクと呼び、フィーダリンク局4と衛星中継器5との間の通信路14および74をフィーダリンクと呼ぶ。また、サービスエリア1〜3内の各端末およびフィーダリンク局4から衛星中継器5に向かうサービスリンク11〜13とフィーダリンク14を、アップリンクビームと呼び、衛星中継器5からサービスエリア1〜3内の各端末およびフィーダリンク局4に向かうリンク、すなわち、サービスリンク71〜73とフィーダリンク74を、ダウンリンクビームと呼ぶ。
図8は、上記システムの具体的な通信シーケンスの一例として、サービスエリア1における端末局6がサービスエリア3に存在する端末局7と通信を行う場合のシーケンスを示す図である。
サービスエリア1の端末局6は、衛星中継器5を介して、フィーダリンク局4に送信要求信号を送信する(ステップS1)。送信要求信号には、通信要求情報とともに、使用したい帯域幅や、発信先(端末局7)および発信元(端末局6)に関する情報、も含まれる。
フィーダリンク局4は、システムに接続されている全ての端末、および各サービスエリアの周波数利用状況、を把握しており、端末局6からの送信要求信号を受信した場合、まず、発信先の端末局7がシステムに存在するか、について調査する(ステップS2)。
端末局7がシステムに存在する場合(ステップS2,Yes)、フィーダリンク局4は、端末局6からのリクエストに応じた周波数帯域の割り当てが、アップリンク(端末局6→衛星中継器5),ダウンリンク(衛星中継器5→端末局7)ともに可能か、について調査する(ステップS3,S4:周波数の空きを調査する)。なお、端末局7がシステムに存在しない場合は(ステップS2,No)、処理を終了する。
つぎに、周波数帯域の割り当てがアップリンク,ダウンリンクともに可能な場合(ステップS4,Yes)、フィーダリンク局4は、衛星中継器5を介して、サービスエリア3の端末局7へ送信要求信号を送信する(ステップS5)。この送信要求信号には、通信要求情報とともに、通信に使用する周波数帯や発信先(端末局7),発信元(端末局6)に関する情報、も含まれる。なお、周波数帯域の割り当てが不可能な場合(ステップS4,No)、フィーダリンク局4は、ステップS3およびS4の処理を繰り返し実行する。
つぎに、端末局7は、フィーダリンク局4からの送信要求信号を受信すると、その送信要求に応じる場合、通信承認信号を、衛星中継器5を介してフィーダリンク局4に送信する(ステップS6)。同時に、フィーダリンク局4からの送信要求信号に示された周波数帯で端末局6からの信号を待ち受ける(ステップS6)。
フィーダリンク局4は、端末局7からの通信承認信号を受信すると、衛星中継器5に対して、サービスエリア1の端末局6からの信号をサービスエリア3の端末局7へ伝送できるように、中継制御を行うための中継制御情報を送信する(ステップS7)。
その後、フィーダリンク局4は、端末局6に対して、通信許可信号を衛星中継器5経由で送信する(ステップS8)。この通信許可信号には、端末局6が通信に使用する周波数帯情報も含まれる。
そして、端末局6は、フィーダリンク局4からの通信許可信号を受信できた段階で、通信許可信号に示される周波数帯を用いて端末局7に対して通信を開始する(ステップS9)。
なお、上記シーケンスにおいて、フィーダリンク局4と各端末(6,7)との間の制御のための通信には、制御用に割り当てられた固定のチャネルが用いられる。
ところで、近年の衛星通信においては、音声から画像まで様々な帯域幅の信号を、端末局間(ダブルホップ型の場合は端末局−フィーダリンク局間でも)で周波数資源を有効に利用しながら送受することが望ましい。そのため、低速音声信号から高速データ通信までのトラフィック変動に柔軟に対応した、限られた周波数資源での通信の高効率化やシステム通信容量の増大、が期待されている。
上記周波数資源の有効利用を実現する従来技術としては、たとえば、下記非特許文献1に記載の技術がある。たとえば、スルーリピータ衛星を用いた衛星システムにおいて、あるサービスエリアにおけるダウンリンクビームの周波数帯域幅BWdは、
BWd=[各アップリンクビームの帯域幅BWu]×[サービスエリアの数]
であったが、下記非特許文献1では、クラスタ多重化により、従来と同じ通信容量をダウンリンクビームの周波数帯域幅を圧縮しながら実現する。
図9は、下記非特許文献1に基づくシステムの動作例を示す図である。2つのグラフの内、左のグラフは、各サービスエリアのアップリンクの動作例を示しており、また、下記非特許文献1記載の方法を用いない場合のダウンリンクの動作例を示している図でも有る。一方、右のグラフは、下記非特許文献1記載の方法を用いた場合のダウンリンクの動作例を示している。各グラフにおいて、縦軸はサービスエリア1へのダウンリンクビームの周波数を、横軸が時間を示している。
図9においては、長方形A〜Gはサービスエリア1〜3からサービスエリア1へ送られる全てのデータを、時間と周波数方向で示している。各長方形の縦軸がデータの送信に用いる周波数帯域幅を示している。データA,Bは、サービスエリア1からサービスエリア1への送信データ、データC,Dは、サービスエリア2からサービスエリア1への送信データ、データE〜Fは、サービスエリア3からサービスエリア1への送信データである。また、各グラフとも、時間軸下に記載の“↑”は、各データの送信要求が発生した時刻を示している。
図9の左のグラフでは、サービスエリア1のダウンリンクに必要な帯域幅BWdは「BWu×3」であった。一方、下記非特許文献1の方法では、各アップリンクからの信号を衛星中継器5で周波数交換して、周波数の隙間を無くして詰めるように周波数を再配置(周波数軸方向で圧縮)してから、サービスエリア1へ送信する。図9の右側のグラフが、周波数圧縮を行った場合のダウンリンクにおける各データの様子を表している。
衛星中継器5は、各アップリンクの信号から必要なデータのみを抽出し、周波数軸方向に信号を詰めることで、各サービスエリアからサービスエリア1へ割り当てられたダウンリンク周波数帯域幅を、BWuからBWcに圧縮する(BWu>BWc)。図9から明らかなように、サービスエリア1へのダウンリンク周波数帯域幅は、衛星中継器5において行なわれる周波数再配置により、各通信に支障をきたすことなく、BWdからBWd´(=BWc×3)へ削減されている。
このように、下記非特許文献1においては、衛星中継器5による周波数交換の際に、衛星からのダウンリンク周波数帯域幅を圧縮することにより、周波数利用効率の向上を実現している。
電子情報通信学会 信学技報SAT2003-113 「次世代移動衛星通信システムにおける搭載機器技術」
しかしながら、上記非特許文献1に記載のように周波数軸方向で圧縮する場合には、あるサービスエリアから別のあるサービスエリアへの通信トラフックが急増すると、周波数割り当てができず、通信の待ち時間(キュー)が増加する、という問題があった。
たとえば、上記非特許文献1に記載の衛星システムにおいて、図9の時刻tGにおいて、サービスエリア3からサービスエリア1へ新たにデータGの送信要求が発生した場合を想定する。この場合、上記非特許文献1では、各サービスエリアからサービスエリア1へのダウンリンクの帯域幅をBWuからBWcまで狭めてしまったため、データEあるいはデータFの通信が終了しない限り、データGをサービスエリア3から衛星中継器5を経由してサービスエリア1へ送信することができない。図9の右のグラフでは、データEの送信が完了してからデータGの送信が始まる様子が示されている。このように、従来のシステムでは、サービスエリア3から衛星中継器5までのアップリンク側の周波数は空いているが、衛星中継器5からサービスエリア1のダウンリンク側の周波数が空いていないため、データの送信待ち時間が生じ、これによりシステムスループットが低下する。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、データ中継における送信時間のさらなる短縮化を実現する衛星通信システムを得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかる衛星通信システムは、フィーダリンク局が、複数のサービスエリアのいずれかに存在する端末(送信元端末)から送られてくる送信要求に応じて、アップリンク(送信元端末→中継衛星)およびダウンリンク(中継衛星→送信先端末)の周波数割り当てを行い、さらに、中継衛星が、前記フィーダリンク局による中継制御にしたがって、各サービスエリアに割り当てられたダウンリンク周波数帯域幅を圧縮して、各サービスエリア間の通信を中継する衛星通信システムであって、たとえば、複数のサービスエリアから複数のデータが特定のサービスエリアに送信されている状態において、新たなデータの送信要求が発生した場合に、前記フィーダリンク局が、前記特定サービスエリアのダウンリンク周波数帯域内で当該新たなデータが割り当て可能かどうかを検索し、いずれかのデータ通信が完了した時刻において、当該データ通信で使用していたダウンリンク周波数帯を前記新たなデータのダウンリンク周波数帯として割り当てる中継制御を行い、前記中継衛星が、前記フィーダリンク局による中継制御にしたがって、前記新たなデータを、前記データ通信が完了した直後のダウンリンク周波数帯に配置することを特徴とする。
この発明によれば、送信にかかる時間を従来技術よりもさらに短縮することができるとともに、アップリンクの高効率化を図ることができるため、衛星システム全体の通信効率を限られた周波数資源の中でさらに向上させることができる、という効果を奏する。
図1は、本発明にかかる衛星通信システムの実施の形態1の構成例を示す図である。 図2は、衛星通信システムの具体的な通信シーケンスの一例を示す図である。 図3は、実施の形態1の動作例を示す図である。 図4は、実施の形態2の動作例を示す図である。 図5は、実施の形態2の動作例を示す図である。 図6は、本発明にかかる衛星通信システムの実施の形態4の構成例を示す図である。 図7は、衛星通信システムの全体構成を示す図である。 図8は、従来の衛星通信システムの通信シーケンスの一例を示す図である。 図9は、非特許文献1に基づくシステムの動作を示す図である。
符号の説明
1〜3 サービスエリア
4 フィーダリンク局
5 衛星中継器
11〜13,71〜73 サービスリンク
14,74 フィーダリンク
20,21 アンテナ
31〜33 受信部
40 フィルタバンク
51 バッファ
52 周波数時間交換部
61〜63 送信部
101 送信部
102 受信部
103 復調部
以下に、本発明にかかる衛星通信システムの実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。また、以下の各実施の形態において、衛星通信システムの全体構成については、前述した図7と同様である。また、本発明は、アップリンクやダウンリンクがマルチビームであれば、サービスリンクやフィーダリンクに限らず適用可能である。
実施の形態1.
図1は、本発明にかかる衛星通信システムの実施の形態1の構成例を示す図であり、サービスエリア1〜3、フィーダリンク局4、サービスリンク11〜13,71〜73、フィーダリンク14,74、衛星中継器5から構成されている。なお、サービスリンク11〜13,71〜73、フィーダリンク14,74のうち、サービスリンク11〜13とフィーダリンク14をアップリンクビームと呼び、サービスリンク71〜73とフィーダリンク74をダウンリンクビームと呼ぶ。
また、上記衛星中継器5は、アンテナ20,21,受信部31〜33,フィルタバンク40,バッファ51,周波数時間交換部52,送信部61〜63,送信部101,受信部102,復調部103、を備えている。
ここで、上記衛星中継器5の動作を説明する。まず、サービスエリア1〜3からアップリンクビーム11〜13を介して送信されたデータは、アンテナ20において受信され、受信データは、受信部31〜33にて搬送波周波数からベースバンドへとダウンコンバートされ、さらに、フィルタバンク40において複数の周波数帯域に分割される。分割されたデータは、各ダウンリンク71〜73に対応するように、周波数時間交換部52においてスイッチングされ(ダウンリンク周波数帯域幅を圧縮)、送信部61〜63にて各搬送波周波数へとアップコンバートされる。そして、アップコンバートされた各データは、アンテナ20からそれぞれ対応するダウンリンクビーム71〜73を用いてサービスエリア1〜3へ送信される。バッファ51は、ダウンリンクへの周波数割り当てができない場合に、アップリンクおよびフィーダリンクからのデータを一時的に退避させるためのものである。
また、サービスエリア1〜3から送信される送信要求信号については、受信部31〜33にてダウンコンバートされた後、送信部101においてフィーダリンク(ダウンリンクビーム)74の搬送波周波数にアップコンバートされ、アンテナ21からフィーダリンク74を介してフィーダリンク局4へと送信される。フィーダリンク局4では、衛星中継器5からの受信データに基づいて、送信要求信号や通信許可信号等の制御情報を生成し、フィーダリンク(アップリンクビーム)14を介して衛星中継器5へと送信する。
また、アンテナ21において受信したデータは、受信部102にてベースバンドにダウンコンバートされ、この内、中継制御情報については復調部103にて復調される。復調された中継制御情報は、周波数時間変換部52に入力され、周波数時間交換部52では、フィーダリンク局4からの中継制御情報に基づいてスイッチングする。また、フィーダリンク局4から各端末局への送信要求信号や通信許可信号は、復調部103から送信部61〜63へ入力され、送信部61〜63からアンテナ20,サービスリンク(ダウンリンクビーム)71〜73を介して各端末へ送信される。なお、各端末局への送信要求信号や通信許可信号は、衛星中継器5で復調する必要はない。
つづいて、上記衛星通信システムの具体的な通信シーケンスを、図2,図7を用いて説明する。図2は、上記衛星通信システムの具体的な通信シーケンスの一例として、サービスエリア1における端末局6がサービスエリア3に存在する端末局7と通信を行う場合のシーケンスを示す図である。
まず、サービスエリア1の端末局6は、衛星中継器5を介して、フィーダリンク局4に送信要求信号を送信する(ステップS11)。送信要求信号には、通信要求情報とともに、使用したい帯域幅,送信時間(または送信データ長),発信先(端末局7),発信元(端末局6)に関する情報、が含まれる。
フィーダリンク局4は、システムに接続されている全ての端末、各サービスエリアの周波数利用状況、各通信がいつからいつまで行なわれるか等のスケジュール、および衛星中継器5にバッファリングしているデータ容量、を把握しており、端末局6からの送信要求信号を受信した場合、まず、発信先の端末局7がシステムに存在するか、について調査する(ステップS12)。
端末局7がシステムに存在する場合(ステップS12,Yes)、フィーダリンク局4は、端末局6からの要求に応じた周波数割り当てが、アップリンク(端末局6→衛星中継器5)で可能か、について調査する(ステップS13,S14:アップリンク周波数の空きを調査する)。なお、端末局7がシステムに存在しない場合は(ステップS12,No)、処理を終了する。
つぎに、周波数帯域の割り当てについてアップリンクが可能な場合(ステップS14,Yes)、フィーダリンク局4では、ダウンリンク側の周波数に関しては、従来のようにサービスエリア1からサービスエリア3用の帯域(BWc)内の空き状況だけを確認するのではなく、サービスエリア3のダウンリンクの全帯域(本実施の形態では、BWd´=3BWc)内で割り当て可能か、を調査する(ステップS15)。なお、周波数帯域の割当てがアップリンクで不可能な場合(ステップS14,No)、フィーダリンク局4は、ステップS13およびステップS14の処理を繰り返し実行する。
そして、ステップS15の処理にて、サービスエリア3のダウンリンクの全帯域内で周波数割り当て可能な場合(ステップS15,Yes)、フィーダリンク局4では、衛星中継器5を介して、サービスエリア3の端末局7へ送信要求信号を送信する(ステップS16)。この送信要求信号には、通信要求情報とともに、通信に使用する周波数帯や発信先(端末局7),発信元(端末局6)に関する情報、が含まれる。なお、通信に使用する周波数帯を決める際には、送信要求が出てから送信開始までの時間が最短であることが、周波数と時間の効率を考えると望ましい。したがって、たとえば、図3においては、データAが最も早く送信終了となるため、新たに送信を開始するデータGをデータAの後ろに配置している。
つぎに、端末局7は、フィーダリンク局4からの送信要求信号を受信すると、その送信要求に応じる場合、通信承認信号を、衛星中継器5を介してフィーダリンク局4に送信する(ステップS17)。同時に、フィーダリンク局4からの送信要求信号に示された周波数帯で端末局6からの信号を待ち受ける(ステップS17)。
フィーダリンク局4は、端末局7からの通信承認信号を受信すると、衛星中継器5に対して、サービスエリア1の端末局6からの信号をサービスエリア3の端末局7へ伝送できるように、中継制御を行うための中継制御情報を送信する(ステップS18)。中継制御情報は、具体的には、衛星中継器5内の周波数時間交換部52に対して作用する。
その後、フィーダリンク局4は、端末局6に対して、通信許可信号を衛星中継器5経由で送信する(ステップS19)。この通信許可信号には、端末局6が通信に使用する周波数帯情報が含まれる。
そして、端末局6は、フィーダリンク局4からの通信許可信号を受信できた段階で、通信許可信号に示される周波数帯を用いて端末局7に対して通信を開始する(ステップS20)。
一方、ステップS15の処理において、サービスエリア3のダウンリンクの全帯域内で周波数割り当て不可能な場合(ステップS15,Yes)、フィーダリンク局4では、端末局6に対して、端末局6から衛星中継器5へのアップリンク送信だけ先に指示する。具体的には、まず、フィーダリンク局4は、端末局6からの送信要求情報から端末局6のデータ量を求め、そのデータ量がバッファ51の空き容量未満である場合、衛星中継器5を介して、サービスエリア1の端末局6へ通信許可信号を送信する(ステップS21)。この送信要求信号には、通信要求情報とともに、通信に使用する周波数帯や発信先(端末局7),発信元(端末局6)に関する情報、が含まれる。
端末局6は、フィーダリンク局4からの通信許可信号を受信すると、その通信許可信号に示されている周波数帯を用いて、衛星中継器5に対して通信を開始する(ステップS22)。
衛星中継器5は、端末局6からのデータを受信すると、そのデータをバッファ51に一時的に退避させる(ステップS23)。バッファ51への退避操作は、フィーダリンク局4からの中継制御情報によって行なわれる。
フィーダリンク局4は、サービスエリア3のダウンリンクの全帯域について検索し、端末局6からの信号の周波数割り当てが可能な時間となりしだい、その周波数帯を、端末局6→端末局7のダウンリンク用に割り当てると同時に、衛星中継器5を介して、サービスエリア3の端末局7へ送信要求信号を送信する(ステップS24)。この送信要求信号には、通信要求情報とともに、通信に使用する周波数帯や発信先(端末局7),発信元(端末局6)に関する情報、も含まれる。
端末局7は、フィーダリンク局4からの送信要求信号を受信すると、その送信要求に応じる場合は、衛星中継器5を介して通信承認信号をフィーダリンク局4に送信する(ステップS25)。同時に、フィーダリンク局4からの送信要求信号に示された周波数帯で、端末局6からの信号を待ち受ける。
フィーダリンク局4は、端末局7からの通信承認信号を受信すると、衛星中継器5のバッファ51に一時的に退避させていた端末局6からの信号を読み出す命令を衛星中継器5に対して与え、退避させていた信号を衛星中継器5からサービスエリア3の端末局7へ伝送できるように、周波数時間交換部52の周波数をリアルタイムで切り替える(ステップS26)。
最終的に、サービスエリア1の端末局6から送られてきた信号は、衛星中継器5内でバッファリングされ、多少遅延が付与された後、サービスエリア3の端末局7に転送される(ステップS27)。
このように、制御チャネルを用いて行なわれるサービスエリア3の端末局7への送信要求や、フィーダリンク局4への通信承認、ならびにアップリンク側の送信は、上記ステップS24によるダウンリンク周波数割り当てが可能になる前に行なわれるため、特にアップリンク側の通信効率の効率化が図れる。
図3は、上記通信シーケンスに基づいた実施の形態1の動作例を示す図である。ここでは、図9と同一の条件、かつ、データA〜Fがサービスエリア1に送られている状態において、データGの送信要求が時刻tGで発生した場合の例を示している。
この場合、時刻tGでは、ダウンリンク周波数BWd´が全て他の通信に使用されているため、データGをダウンリンク側において送信することはできないが、アップリンク側では、バッファ51が空いているため、データGのアップリンク送信が行われる。このようにダウンリンク側の通信ができない場合であっても、アップリンク側の通信が可能な場合は、アップリンク送信だけを先に開始することで、アップリンク側の通信の効率化を高めることができる。
また、データGは衛星中継器5内のバッファ51に一時的に退避することになるが、サービスエリア1内の端末局間で行われていたデータAの通信が完了した時刻tXの直後から、衛星中継器5では、バッファ51に退避していたデータGを読み出し、送信している。これにより、従来、データEの通信が終了(時刻tY)するまで送信できなかったデータGの待ち時間を、(tY−tX)だけ減らすことができる。また、データA〜Gまでの送信が終了する時間についても、(tZ−tW)だけ減らすことができる。
このように、本実施の形態においては、送信にかかる時間を従来技術よりもさらに短縮することができるとともに、アップリンクの高効率化を図ることができるため、衛星システム全体の通信効率を、限られた周波数資源の中でさらに向上させることができる。
なお、本実施の形態においては、上記に限らず、たとえば、バッファ51を設けない構成としてもよい。この場合、アップリンクの効率化は図れなくなるが、バッファ51を設けない場合には上記ステップS21〜S27が不要となるため、システム構築の簡単化を実現することができる。
また、本実施の形態の処理は、空いている周波数帯域を有効利用できる発明であり、たとえば、OFDMA等のようなマルチキャリア通信におけるサブキャリアの有効利用が可能となる。
実施の形態2.
つづいて、実施の形態2の動作について説明する。なお、衛星通信システムの構成例については、前述の実施の形態1と同様である。本実施の形態においては、前述の実施の形態1と異なる処理について説明する。
図4は、実施の形態2の動作例を示す図である。ここでは、前述の実施の形態1の図3と同様、図9と同一の条件、かつ、データA〜Fがサービスエリア1に送られている状態において、データGの送信要求が時刻tGで発生した場合の例を示している。
本実施の形態においては、通信中のデータが占有する周波数帯を、送信途中に変化させて空き周波数を無くすように詰め込み、リアルタイムな周波数交換処理を可能としている。たとえば、図4において、データA〜Gの再配置に際して、割り当てられた周波数帯に未使用区間が生じないように、通信中の各データに空き周波数を占有させることにより、データA〜Gのそれぞれの送信時間を減らす。これにより、データA〜Gの送信が終了する時間を、(tW−tV)だけ減らすことができる。このデータA〜Gは、たとえば、データの中にデータの量や送信レートなど通信に必要な情報が組み込まれている“パケット”を想定している。
つづいて、上記衛星通信システムの具体的な通信シーケンスを前述の図2を用いて説明する。なお、ここでは、図2に示す通信シーケンスと異なる部分についてのみ説明する。
まず、ステップS11〜ステップS14については、前述の実施の形態1と同様である。つぎに、周波数割り当てがアップリンク側で可能な場合(ステップS14,Yes)、かつ、サービスエリア3のダウンリンクの全帯域内で周波数割り当ても可能な場合(ステップS15,Yes)、フィーダリンク局4では、ダウンリンク側の周波数割り当てを行う際に、全周波数帯(BWd´)において可能な限り広い周波数帯を、端末局6→端末局7のダウンリンク用に割り当てるような制御を行う(図4参照)。これを実現するため、実施の形態2では、実施の形態1と異なり、通信許可信号や送信要求信号に、使用する周波数帯と使用する時間帯の2次元的な情報を含んでいる。なお、以降のステップS16〜S20の処理については、実施の形態1と同様である。
一方、周波数帯域の割り当てが、アップリンクでは可能であるが(ステップS14,Yes)、ダウンリンクでは全帯域内で周波数割り当て不可能な場合(ステップS15,No)、フィーダリンク局4では、実施の形態1と同様、アップリンク側のデータを一時バッファ51に退避し、ダウンリンク全帯域内で周波数割り当てが可能になった時点で、バッファ51内のデータをダウンリンク側に送信する制御を行うが、その際、全周波数帯(BWd´)において可能な限り広い周波数帯を、端末局6→端末局7のダウンリンク用に割り当てるような制御を行う(図4参照)。なお、以降のステップS21〜S27の処理については、実施の形態1と同様である。
その後、本実施の形態では、フィーダリンク局4が、通信要求に応じて、現在通信中の各端末局に対して、使用する周波数帯と時間帯の情報の変更を指示するための使用チャネル変更情報を定期的に通知する。
そして、通信中の各端末局は、フィーダリンク局4から上記使用チャネル変更情報を受信すると、その情報を用いて、使用している周波数帯と時間帯を変更する。
このように、本実施の形態においては、フィーダリンク局4が、各データの送信開始時刻から終了時刻、およびデータが占有する周波数帯が変わる時刻を、パケットとして把握し、衛星中継器5が、これらの情報に基づいて、ダウンリンクの周波数帯において可能な限り広い周波数帯を、ダウンリンク用として端末局に割り当てることとした。これにより、従来よりも早くデータA〜Gの送信を終了することができる。
なお、本実施の形態においては、端末局から緊急的に送信して欲しいという送信要求が発生した場合には、この緊急通信を優先的に割り当てることが可能である。図5にその様子を示す。たとえば、図5の左側に記載のデータFが緊急の送信要求とした場合、本実施の形態では、この緊急の送信要求Fに対してデータ送信待ち時間が生じないよう、かつ、早く送信が終了するように、図5の右側に示すように再配置する。これにより、従来のデータFにかかる送信時間(tU−tF)が(tU´−tF)に短縮可能となる。このように、データの配置に優先順位を持たせることにより、総送信時間を最短化しつつ緊急度の高いデータ(データF)を優先的に送信することができる。
ところで、以上のように、本実施の形態2では、ダウンリンク側の全周波数帯を有効的に利用する内容で記載したが、アップリンク側においても、同様に、各サービスエリアのアップリンク側の周波数帯(BWu)の中で、データが占有する周波数帯に空き周波数を無くすように詰め込む制御を、フィーダリンク局4が行うことで、アップリンク側の周波数利用効率を向上や、待ち時間短縮を実現することもできる。この場合、フィーダリンク局4が、あるサービスエリア内の各端末局からの送信要求信号に応じて、アップリンク周波数帯(BWu)の範囲内において可能な限り広い周波数帯を、各端末局に割り当てるような制御を行う。
実施の形態3.
実施の形態3では、データが非パケット信号の場合について説明する。なお、衛星通信システムの構成例については、前述の実施の形態1と同様である。本実施の形態においては、前述の実施の形態1または2と異なる処理について説明する。
たとえば、データが非パケット信号の場合、フィーダリンク局4では、非パケット信号の送信終了時刻が把握できない場合が考えられる。そこで、本実施の形態においては、図2の処理を下記のように変更する。なお、ここでは、端末局6と端末局6´(サービスエリア1内の端末局)からの送信信号が非パケット信号の場合について説明する。
たとえば、図4のデータEを非パケットとする。ここでは、この非パケットデータEを端末局6が送信中に、別の端末局6´が、端末局7に対してデータ(データF)の通信要求を行った場合を考える。
まず、端末局6´とフィーダリンク局4との間で、前述したステップS11〜S14の処理を行う。しかしながら、非パケットデータEが割り当て周波数帯(BWc(3→1))全部を占有しているため(図4の右側参照)、フィーダリンク局4は、周波数割り当て変更の要求を、衛星中継器5を介して端末局6に送信する。
端末局6では、周波数割り当て変更の要求を受信すると、送信周波数帯を狭める処理を行う。
そして、フィーダリンク局4では、端末局6が送信周波数帯を狭めたことを確認すると、端末局6´に対して送信開始指示を出す。また、フィーダリンク局4は、端末局7に対して、これまでデータEが占有していた帯域に、データEとデータFの2種類のデータが割り当てられていることを知らせる。
端末局6´は、フィーダリンク局4から送信開始指示を受信すると、送信を開始する。また、端末局6は、フィーダリンク局4から送信開始指示を受け取ると、データFの占有帯域分だけ狭い周波数帯にて、衛星中継器5を介して端末局7への送信を続ける。
フィーダリンク局4では、端末局6からのデータ送信終了を確認すると、端末局6´と端末局7に対して、端末局6´が全帯域を使って端末局7へ送信する旨を伝える。なお、データ送信終了の検出は、たとえば、バッファ51へ入力されるデータの有無で判断する等が考えられる。
最後に、端末局6´は、上記端末局6´が全帯域を使って端末局7へ送信する旨の情報を受信すると、全帯域を用いてデータFを衛星を介して端末局7へと送信する。
このように、本実施の形態においては、上記処理により、非パケット通信の場合であっても、前述の実施の形態2と同様に時間効率化を実現できる。
実施の形態4.
図6は、本発明にかかる衛星通信システムの実施の形態4の構成例を示す図であり、前述した実施の形態1〜3の構成にスケジューラ53が追加されている。実施の形態4は、前述の実施の形態3について、さらなる効率化を図ったものである。
たとえば、実施の形態3のような処理を行う場合、衛星中継器5を、図6のような構成とすることにより、さらなる時間の効率化が見込める。このような効果を、図4の右側を用いて説明する。
スケジューラ53は、フィーダリンク局4から、端末局からの送信要求信号および通信承認信号を随時受信している。この状態で、図4右側の非パケットデータEの送信終了を監視中に、時刻tFにて、フィーダリンク局4からデータFを送信したい旨を通知された場合、スケジューラ53は、非パケットデータEの送信終了を(たとえば、バッファ51からの情報で)確認した後、フィーダリンク局4からの制御信号を待たずに、直ちに空いた周波数帯(BWc)をデータFに割り当てる。そして、端末局6´と端末局7に対して同周波数帯を用いてデータを送受信するよう、命令信号を各送信部へ送る。
また、同時に、スケジューラ53は、上記割り当て内容をフィーダリンク局4に通知する。これにより、フィーダリンク局4は、スケジューラ53が独自に周波数を割り当てた場合でも、各チャネルの周波数割り当ての状態をリアルタイムで把握することができる。
以上の動作により、たとえば、実施の形態3では、送信周波数帯の変更にあたり、フィーダリンク局4と衛星中継器5との間で複数回にわたって通信を行なっていたが、本実施の形態4においては、上記スケジューラ53の処理により、衛星中継器5とフィーダリンク局4との間の通信の回数を削減できるため、さらに送信時間の短縮化を実現できる。
以上のように、本発明にかかる衛星通信システムは、フィーダリンク局の制御による衛星通信に有用であり、特に、衛星からのダウンリンクの周波数帯域幅を圧縮することにより周波数利用効率向上を図る場合の応用技術として適している。

Claims (8)

  1. フィーダリンク局が、複数のサービスエリアのいずれかに存在する端末(送信元端末)から送られてくる送信要求に応じて、アップリンク(送信元端末→中継衛星)およびダウンリンク(中継衛星→送信先端末)の周波数割り当てを行い、さらに、中継衛星が、前記フィーダリンク局による中継制御にしたがって、各サービスエリアに割り当てられたダウンリンク周波数帯域幅を圧縮して、各サービスエリア間の通信を中継する衛星通信システムであって、
    複数のサービスエリアから複数のデータが特定のサービスエリアに送信されている状態において、新たなデータの送信要求が発生した場合に、前記フィーダリンク局が、前記特定サービスエリアのダウンリンク周波数帯域内で当該新たなデータが割り当て可能かどうかを検索し、いずれかのデータ通信が完了した時刻において、当該データ通信で使用していたダウンリンク周波数帯を前記新たなデータのダウンリンク周波数帯として割り当てる中継制御を行い、
    前記中継衛星が、前記フィーダリンク局による中継制御にしたがって、前記新たなデータを、前記データ通信が完了した直後のダウンリンク周波数帯に配置することを特徴とする衛星通信システム。
  2. 前記フィーダリンク局は、送信要求があった新たなデータに対してダウンリンク周波数の割り当てができない場合、前記送信元端末に対して先行してアップリンクのデータ送信を行うように指示し、さらに、前記中継衛星に対して当該アップリンクデータを一時的に保持するように指示し、
    前記中継衛星は、前記フィーダリンク局による中継制御にしたがって、前記いずれかのデータ通信が完了した時点で前記保持された新たなデータを読み出し、読み出したデータを当該データ通信が完了した直後のダウンリンク周波数帯に配置することを特徴とする請求項1に記載の衛星通信システム。
  3. 前記フィーダリンク局は、さらに、複数のサービスエリアから複数のデータが特定のサービスエリアに送信されている状態において、各データが占有しているダウンリンク周波数帯に未使用区間が生じないように、通信中のデータが占有するダウンリンク周波数帯を変化させる中継制御を行うことを特徴とする請求項1または2に記載の衛星通信システム。
  4. さらに、前記ダウンリンク周波数帯を変化させる中継制御において、重要度に応じてダウンリンク周波数帯を再配置することを特徴とする請求項3に記載の衛星通信システム。
  5. 前記フィーダリンク局は、
    前記特定のサービスエリアに送信中のデータが非パケット信号の場合、送信中データの終端および未送信データの送信要求を検出し、
    未送信データの送信要求を検出した場合に、送信中のデータが占有するダウンリンク周波数帯を変化させ、前記未送信データにダウンリンク周波数を割り当てる中継制御を行い、
    さらに、送信中データの終端を検出した場合に、ダウンリンク周波数帯に未使用区間が生じないように、その他の送信中のデータが占有するダウンリンク周波数帯を変化させる中継制御を行うことを特徴とする請求項3に記載の衛星通信システム。
  6. 前記フィーダリンク局は、
    前記特定のサービスエリアに送信中のデータが非パケット信号の場合、送信中データの終端および未送信データの送信要求を検出し、
    未送信データの送信要求を検出した場合に、送信中のデータが占有するダウンリンク周波数帯を変化させ、前記未送信データにダウンリンク周波数を割り当てる中継制御を行い、
    さらに、送信中データの終端を検出した場合に、ダウンリンク周波数帯に未使用区間が生じないように、その他の送信中のデータが占有するダウンリンク周波数帯を変化させる中継制御を行うことを特徴とする請求項4に記載の衛星通信システム。
  7. 前記特定のサービスエリアに送信中のデータが非パケット信号の場合、
    前記中継衛星は、
    送信中データの終端および未送信データの送信要求を検出する機能と、ダウンリンク周波数のスケジューリング機能と、を有するスケジューラを備え、
    前記スケジューラは、送信要求を検出しかつ送信中データの終端を検出した場合、前記フィーダリンク局からの中継制御を待たずに、未送信データにダウンリンク周波数を割り当てることを特徴とする請求項5に記載の衛星通信システム。
  8. 前記特定のサービスエリアに送信中のデータが非パケット信号の場合、
    前記中継衛星は、
    送信中データの終端および未送信データの送信要求を検出する機能と、ダウンリンク周波数のスケジューリング機能と、を有するスケジューラを備え、
    前記スケジューラは、送信要求を検出しかつ送信中データの終端を検出した場合、前記フィーダリンク局からの中継制御を待たずに、未送信データにダウンリンク周波数を割り当てることを特徴とする請求項6に記載の衛星通信システム。
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