JPWO2006115276A1 - 炭化水素油改質剤及びその製造方法並びにそれを用いた炭化水素油改質方法 - Google Patents
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Abstract
Description
このような炭化水素油改質剤における従来の技術としては、(特許文献1)に「自然界から採取し培養した鉱物油分解微生物と、樹液の希アルコール化液等の植物性産物抽出液と、が混合されていることを特徴とする石油改質剤」が開示されている。
(特許文献2)には、「グラファイトシリカの還元物からなる還元金属酸化物の粉末からなる燃料改質剤」が開示されている。
(1)(特許文献1)に開示の技術は、自然界から採取した鉱物油分解微生物を培養して用いるので、品質の安定性に欠けるとともに、鉱物油分解微生物は生物なので保存性に欠けるという課題を有していた。
(2)自然界から採取した鉱物油分解微生物を培養するのが煩雑で生産性に欠けるという課題を有していた。
(3)(特許文献1)に開示の技術は鉱物油分解微生物を炭化水素油に分散させるものであり、(特許文献2)に開示の技術は還元金属酸化物の粉末を炭化水素油に分散させるものであり、鉱物油分解微生物や還元金属酸化物の粉末が分離したり沈降したりし易く、分散性に欠けるという課題を有していた。
また、ロット毎の品質のばらつきを少なくすることができ安定性に優れる炭化水素油改質剤の製造方法を提供することを目的とする。
また、誰でも簡単に作業を行うことができるとともに、炭化水素油を完全燃焼に近い状態で燃焼させて内燃機関や燃焼器等の出力を向上させるとともに燃費を向上させ、さらに排気ガス中のHC,CO,NOx,SOx等の環境汚染物質を削減するとともに、燃費を改善し炭化水素油の消費量の削減と二酸化炭素の発生量を削減することができ環境保全性に優れる炭化水素油改質方法を提供することを目的とする。
本発明の請求項1に記載の炭化水素油改質剤は、木材及び/又は竹材を乾留して生成された木酢液及び/又は竹酢液からなる乾留副生液と、硫黄と、を含有した構成を有している。
この構成により、以下のような作用が得られる。
(1)木酢液や竹酢液からなる乾留副生液にはアルコール類、有機酸類等200種類以上の化合物が溶け込んでおり、炭化水素油に添加することで、これらの多種多用な化合物と硫黄とが炭化水素油中の炭化水素に作用して、燃料の炭化水素油を完全燃焼に近い状態で燃焼させることができるので、排気ガス中のHC,CO,NOx等の環境汚染物質を削減することができる。
(2)燃料に添加することで燃費を改善できるので、炭化水素油の消費量の削減と、温暖化ガスである二酸化炭素の発生量を削減することができる。
乾留副生液は、精製した無色透明なものを、褐色乃至は黒色に変色するまで熟成したものを用いるのが好ましい。理由は不明であるが、熟成されていない無色透明な乾留副生液を用いて製造された炭化水素油改質剤と比較して、改質効果の高い炭化水素油改質剤を確実に製造できるからである。
硫黄は、塊状のものを用いることができるが、粉末にして表面積を増やしたものが好適に用いられる。
この構成により、請求項1で得られる作用に加え、以下のような作用が得られる。
(1)乾留副生液と硫黄とが化石燃料に混合されているので、炭化水素油に添加したときの分散性に優れ、炭化水素油の改質効果を高めることができる。
なお、化石燃料として灯油又は軽油を用いると、流動性がよく取扱性に優れるとともに引火点が高く安全性に優れるため好ましい。
この構成によって、請求項2で得られる作用に加え、以下のような作用が得られる。
(1)化石燃料100容量部に対し乾留副生液0.02〜1容量部が混合されているので、乾留副生液の有効成分や硫黄によって、炭化水素油改質剤が添加された炭化水素油を完全燃焼に近い状態で燃焼させることができる。
なお、乾留副生液と硫黄との混合割合は、請求項1で説明したので、ここでは説明を省略する。
この構成により、以下のような作用が得られる。
(1)混合液作成工程と固形分除去工程とを備えているので、化石燃料に乾留副生液と硫黄とを混合して混合液を得た後、混合液から硫黄の固形分を除去することで、液状の炭化水素油改質剤を得ることができ、保存性に優れるとともに炭化水素油に添加したときの分散性に優れる。
この構成により、請求項4で得られる作用に加え、以下のような作用が得られる。
(1)混合液を太陽光や紫外線に暴露することによって熟成が促進されるので、炭化水素油に添加したときの改質効果を高めることができる。
混合液を封入した容器を屋外に放置しておくことで、混合液を太陽光に暴露することができる。この場合の屋外への放置時間は、24〜336時間(1昼夜〜2週間)が好適に用いられる。放置時間が24時間より短くなると炭化水素油に添加したときの改質効果が乏しくなり、336時間より長くなると炭化水素油改質剤の生産性が低下するため、いずれも好ましくない。なお、太陽の高度が高く日照時間の長い夏季は、太陽の高度が低く日照時間の短い冬季より、屋外への容器の放置時間を短めにすることができる。
紫外線の暴露時間は、8〜84時間が好適に用いられる。暴露時間が8時間より短くなると炭化水素油に添加したときの改質効果が乏しくなり、84時間より長くなると炭化水素油改質剤の生産性が低下するとともに、これ以上長くしても改質性の向上効果に変化がみられないため、いずれも好ましくない。
この構成により、以下のような作用が得られる。
(1)炭化水素油に所定量の炭化水素油改質剤を添加して放置しておくだけで炭化水素油を改質させることができ簡単であり、また炭化水素油中に適量の乾留副生液と硫黄とが添加されるので、炭化水素油を完全燃焼に近い状態で燃焼させることができ、内燃機関や燃焼器等の出力を向上させるとともに燃費を向上させ、また燃焼時の騒音も少なくすることができ、さらに排気ガス中のHC,CO,NOx等の環境汚染物質を削減することができるとともに、炭化水素油の消費量の削減と温暖化ガスである二酸化炭素の発生量を削減することができる。
なお、原油の場合は、蒸留前の原油100容量部に対し炭化水素油改質剤が0.01〜0.3容量部の割合になるように添加することで、重質油の軽質油化が期待できるとともにガソリン等の採取量を増やすことが期待できる。
なお、炭化水素油改質剤の炭化水素油への添加量はごくわずかなので、炭化水素油改質剤の化石燃料の種類と、それを添加する炭化水素油の種類とは異なっていてもよいが、分散性よく均一に混合するために、炭化水素油と比重が同程度の化石燃料を用いて製造された炭化水素油改質剤を用いるのが好ましい。
この構成により、請求項6で得られる作用に加え、以下のような作用が得られる。
(1)炭化水素油熟成工程によって、炭化水素油改質剤が添加された炭化水素油の全体を改質させることができ均質化させることができる。
なお、炭化水素油熟成工程における熟成の操作は、炭化水素油を貯留するタンク等に炭化水素油を所定量添加して放置しておくだけでもよい。
請求項1に記載の発明によれば、
(1)木酢液や竹酢液からなる乾留副生液にはアルコール類、有機酸類等200種類以上の化合物が溶け込んでおり、炭化水素油に添加することで、これらの多種多用な化合物と硫黄とが炭化水素油中の炭化水素に作用して、燃料の炭化水素油を完全燃焼に近い状態で燃焼させることができるので、排気ガス中のHC,CO,NOx等の環境汚染物質を削減することができ環境保全性に優れるとともに、燃費の改善効果に優れた炭化水素油改質剤を提供することができる。
(2)燃料に添加することで燃費を改善できるので、炭化水素油の消費量の削減と、温暖化ガスである二酸化炭素の発生量を削減することができ環境保全性に優れた炭化水素油改質剤を提供することができる。
(1)乾留副生液と硫黄とが化石燃料に混合されているので、炭化水素油に添加したときの分散性に優れ、改質性に優れた炭化水素油改質剤を提供することができる。
(1)乾留副生液の有効成分や硫黄によって、炭化水素油を完全燃焼に近い状態で燃焼させることができ、排気ガス中の環境汚染物質を削減することができ環境保全性に優れた炭化水素油改質剤を提供することができる。
(1)化石燃料に乾留副生液と硫黄とを混合して混合液を得た後、混合液から硫黄の固形分を除去することで、液状の炭化水素油改質剤を得ることができ、保存性に優れるとともに炭化水素油に添加したときの分散性に優れた炭化水素油改質剤の製造方法を提供することができる。
(1)混合液を太陽光や紫外線に暴露することによって熟成が促進されるので、炭化水素油に添加したときの改質効果を高めることができる炭化水素油改質剤の製造方法を提供することができる。
(1)炭化水素油に所定量の炭化水素油改質剤を添加して放置しておくだけで炭化水素油が改質されるので、誰でも容易に作業を行うことができ作業性に優れ、また炭化水素油を完全燃焼に近い状態で燃焼させることができ、内燃機関や燃焼器等の出力を向上させるとともに燃費を向上させ燃費の改善効果に優れ、また騒音も少なくすることができ、さらに排気ガス中のHC,CO,NOx等の環境汚染物質を削減することができるとともに、炭化水素油の消費量の削減と温暖化ガスである二酸化炭素の発生量を削減することができる環境保全性に優れた炭化水素油改質方法を提供することができる。
(1)炭化水素油改質剤が添加された炭化水素油の全体を改質させることができ均質化させることができる炭化水素油改質方法を提供することができる。
(実施例1)
伐採した竹材を約3ヶ月間自然乾燥した後、略定尺に切り分割したものを乾留し、乾留時に発生した排煙口の温度が80〜150℃のガスを冷却して粗竹酢液を得た。この粗竹酢液を静置後デカンテーションによってタール分等の不純物を分離・除去し精製した。以下の工程では、精製した竹酢液からなる乾留副生液が褐色に変色するまで熟成したものを用いた。
紫外線透過性を有する合成樹脂製容器に入れた100容量部の化石燃料としての灯油に、褐色に変色した竹酢液からなる乾留副生液0.4容量部と、硫黄の粉末(関東化学製)1.5容量部と、を加えて混合液を作成し(以上、混合液作成工程)、該容器を密栓した後、振とうして、その後1週間、該容器を日中は太陽光が直接当たる屋外に静置した(以上、改質剤熟成工程)。なお、容器を屋外に放置した1週間は夏季であり、日中の最高気温が約30℃の好天が続いた。
1週間後、該容器の栓を開けたところ、混合液は灯油や竹酢液以外の弱い刺激性の臭気がした。混合液から硫黄華を分離することにより(以上、固形分除去工程)、実施例1の炭化水素油改質剤を得た。
次いで、ドラム缶に入れた100容量部の炭化水素油としてのレギュラーガソリンに、実施例1の炭化水素油改質剤0.1容量部を添加した後、3日間、ドラム缶を常温の倉庫に放置し炭化水素油を改質した(以上、炭化水素油熟成工程)。
実施例1で説明した竹酢液からなる乾留副生液と硫黄を、表1に示す割合で、化石燃料としての灯油100容量部に加えた以外は実施例1と同様にして、実施例2〜5の炭化水素油改質剤を得た。
次いで、ドラム缶に入れた100容量部の炭化水素油としてのレギュラーガソリンに、実施例2〜5の炭化水素油改質剤0.1容量部を各々添加した後、3日間、ドラム缶を常温の倉庫に放置し炭化水素油を改質した。
合成樹脂製容器に混合液を作成し、該容器を密栓した後、振とうして、その後1週間、該容器を日中も太陽光が当たらない屋外の日陰に静置した以外は、実施例1と同様にして、実施例6の炭化水素油改質剤を得た。なお、実施例6の混合液の刺激性の臭気は、実施例1と比較して弱かった。
次いで、ドラム缶に入れた100容量部の炭化水素油としてのレギュラーガソリンに、実施例6の炭化水素油改質剤0.1容量部を添加した後、3日間、ドラム缶を常温の倉庫に放置し炭化水素油を改質した。
熟成させていない透明の乾留副生液を用いた以外は実施例1と同様にして、実施例7の炭化水素油改質剤を得た。なお、実施例7の混合液の刺激性の臭気は、実施例1と比較して弱かった。
次いで、ドラム缶に入れた100容量部の炭化水素油としてのレギュラーガソリンに、実施例7の炭化水素油改質剤0.1容量部を添加した後、3日間、ドラム缶を常温の倉庫に放置し炭化水素油を改質した。
実施例1で説明した竹酢液からなる乾留副生液0.4容量部を、化石燃料としての灯油100容量部に加えた以外は実施例1と同様にして、比較例1の炭化水素油改質剤を得た。
比較例1の炭化水素油改質剤は、混合液に硫黄を混合していない点で、実施例1の炭化水素油改質剤と相違する。
次いで、実施例1と同様に、ドラム缶に入れた100容量部の炭化水素油としてのレギュラーガソリンに比較例1の炭化水素油改質剤0.1容量部を添加した後、3日間、ドラム缶を常温の倉庫に放置し炭化水素油を改質した。
乾留副生液は加えずに、硫黄だけを表1に示す割合で、化石燃料としての灯油100容量部に加えた以外は実施例1と同様にして、比較例2の炭化水素油改質剤を得た。
次いで、別々のドラム缶に入れた100容量部の炭化水素油としてのレギュラーガソリンに、比較例2の炭化水素油改質剤0.1容量部を添加した後、3日間、ドラム缶を常温の倉庫に放置し炭化水素油を改質した。
社団法人福岡県自動車商工組合北九州予備検査場において、燃料タンク内のレギュラーガソリンを抜き取った後、燃料タンク内に実施例1の炭化水素油改質剤を添加して改質したレギュラーガソリンを入れた自動車(トヨタ製、車種チェイサー、排気量2.5L、平成元年式、試験開始までの走行距離142000km)を試験装置に載せて実走行状態を再現し、そのときの排出ガスに含まれるCO,HC(炭化水素)と燃料消費量を測定した。
次に、燃料タンクに実施例2〜比較例2の炭化水素油改質剤を添加して改質したガソリンを1種類ずつ注入し、同様に実走行状態を再現し、そのときの排出ガスに含まれるCO(一酸化炭素),HC(炭化水素)と燃料消費量(燃費)を測定した。なお、ガソリンの種類を変えるときは、燃料タンク内のガソリンを抜き取り、燃料フィルタを交換した後に行った。
最後に、燃料タンク内のガソリンを抜き取り、燃料フィルタを交換した後、燃料タンクに通常のガソリン(炭化水素油改質剤を添加していない無添加のガソリン)を入れ、同様に実走行状態を再現し、そのときの排出ガスに含まれるCO,HCと燃料消費量を測定した。
表2は、実施例1〜6の炭化水素油改質剤を添加したガソリン、比較例1〜2の炭化水素油改質剤を添加したガソリン、通常のガソリン(改質剤無添加のガソリン)を入れて試験した自動車の排出ガスに含まれるCO,HCと燃料消費量を測定した結果をまとめて示した表である。
また、炭化水素油改質剤の添加により燃費も25%向上するという著しい効果も確認された。この結果、炭化水素油の消費量が少なくても同等の出力が得られるため、炭化水素油が燃焼して発生するCO2の発生量を少なくでき、燃費から換算して25%のCO2(二酸化炭素)を削減できることも確認された。
また、実施例1〜4は化石燃料100容量部に対し乾留副生液0.02〜1容量部、乾留副生液(容量)に対して3倍以上の硫黄を混合した場合であるが、乾留副生液と硫黄の混合割合がこの範囲内にない実施例5、比較例1〜2よりもCO及びHCの排出量を少なくできることが確認された。
また、実施例1と実施例6とを比較して、太陽光の当たる屋外に放置した実施例1は、日陰に放置した実施例6よりも、CO及びHCの排出量を少なくでき燃費も高められることが確認された。
なお、実施例7の炭化水素油改質剤が添加され改質された炭化水素油を使って実走行状態を再現したときは、実施例1の場合よりも燃費が低くなることが確認された。これにより、熟成させて褐色乃至は黒色に変色した乾留副生液を用いて製造された炭化水素油改質剤は、熟成されていない無色透明な乾留副生液から製造された炭化水素油改質剤と比較して、改質効果を高められることが確認された。
なお、実施例1において、改質炭化水素油改質剤を添加した直後の炭化水素油(炭化水素油改質剤を添加した炭化水素油をドラム缶の中で3日間放置しないもの)を用いて実走行状態を再現した実験では、表2に示したほどの改質効果は得られなかった。炭化水素油の全体が改質されておらず、均質化されていないものと推察された。
伐採したナラの木材を約3ヶ月間自然乾燥した後、略定尺に切り分割したものを乾留し、乾留時に発生した排煙口の温度が80〜150℃のガスを冷却して粗木酢液を得た。この粗木酢液を静置後デカンテーションによってタール分等の不純物を分離・除去し精製した。以下の工程では、精製した木酢液からなる乾留副生液が褐色に変色するまで熟成したものを用いた。
紫外線透過性を有する合成樹脂製容器に入れた100容量部の化石燃料としての軽油に、褐色に変色した木酢液からなる乾留副生液0.1容量部と、硫黄華の粉末0.3容量部と、を入れて混合液を作成し(以上、混合液作成工程)、該容器を密栓した後、振とうして、その後1週間、該容器を日中は太陽光が直接当たる屋外に静置した(以上、改質剤熟成工程)。なお、容器を屋外に放置した1週間は夏季でありに日中の最高気温が約30℃の好天が続いた。
1週間後、該容器の栓を開けたところ、混合液は軽油や木酢液以外の弱い刺激性の臭気がした。混合液から硫黄華を分離することにより(以上、固形分除去工程)、実施例7の炭化水素油改質剤を得た。
次いで、ドラム缶に入れた100容量部の軽油に実施例7の炭化水素油改質剤を0.05容量部添加した後、3日間、常温の倉庫に放置し炭化水素油を改質した(以上、炭化水素油熟成工程)。
実施例8の炭化水素油改質剤0.01容量部を、ドラム缶に入れた100容量部の炭化水素油としての軽油に添加した後、3日間、ドラム缶を常温の倉庫に放置し炭化水素油を改質した。
実施例8の炭化水素油改質剤0.3容量部を、ドラム缶に入れた100容量部の炭化水素油としての軽油に添加した後、3日間、ドラム缶を常温の倉庫に放置し炭化水素油を改質した。
実施例8の炭化水素油改質剤0.5容量部を、ドラム缶に入れた100容量部の炭化水素油としての軽油に添加した後、3日間、ドラム缶を常温の倉庫に放置し炭化水素油を改質した。
実施例8の炭化水素油改質剤0.005容量部を、ドラム缶に入れた100容量部の炭化水素油としての軽油に添加した後、3日間、ドラム缶を常温の倉庫に放置し炭化水素油を改質した。
9800kgの荷物を積載した排気量16.75L、車両重量10920kgのトラック(三菱製、平成6年式、走行距離254462km)の燃料タンクから軽油を抜き、空になった燃料タンク内に実施例8〜11,比較例3の改質した軽油を入れ、一般道路を走行した。なお、軽油の種類を変えるときは、燃料タンク内の軽油を抜き取った後に行った。
この結果、実施例8〜11の改質した軽油を使った場合は、炭化水素油改質剤を未添加の軽油を使用していたときと比較して、トラックからの排出ガスに含まれる黒煙が著しく減少しているのを目視で確認することができた。また、臭気も著しく減少した。
一方、比較例3の改質した軽油を使った場合は、炭化水素油改質剤を未添加の軽油を使用していたときと変わらなかった。
以上のことから、実施例8〜11は炭化水素油活性剤で改質したことにより、軽油(炭化水素油)が完全燃焼に近い状態で燃焼されたことが明らかになった。
伐採した竹材を約3ヶ月間自然乾燥した後、略定尺に切り分割したものを乾留し、乾留時に発生した排煙口の温度が80〜150℃のガスを冷却して粗竹酢液を得た。この粗竹酢液を静置後デカンテーションによってタール分等の不純物を分離・除去し精製した。以下の工程では、精製した竹酢液からなる乾留副生液が褐色に変色するまで熟成したものを用いた。
紫外線透過性を有する合成樹脂製容器に入れた100容量部の化石燃料としての灯油に、褐色に変色した竹酢液からなる乾留副生液0.05容量部と、湯の華の粉末0.5容量部と、を入れて混合液を作成し(以上、混合液作成工程)、該容器を密栓した後、振とうして、その後、紫外線ランプ(UVL−56、長波長365nm、強度は210mm離れた距離で750μW/cm2)を210mm離れたところから照らして、該容器を80時間紫外線に暴露した(以上、改質剤熟成工程)。なお、このときの容器の表面の温度は30℃であった。
容器を紫外線に暴露した後、竹酢液から湯の華を分離することにより、実施例12の炭化水素油改質剤を得た(以上、固形分除去工程)。
次いで、灯油缶に入れた100容量部の灯油に実施例11の炭化水素油改質剤を0.1容量部添加した後、常温の倉庫に3日間放置し炭化水素油(灯油)を改質した(以上、炭化水素油熟成工程)。
石油ストーブ(トヨトミ製)の灯油タンクから灯油を抜き、空になった灯油タンク内に実施例12の改質した灯油を所定量入れ、室内で燃焼させた。その結果、灯油タンクが空になるまで13時間燃焼させることができた。
翌日、空になった灯油タンク内に、炭化水素油改質剤を添加していない灯油を前日と同量入れ、同じ室内で燃焼させたところ、灯油タンクが空になるまで10時間しか燃焼させることができなかった。なお、室外の気温は、両日ともほぼ同じであった。
この結果、炭化水素油改質剤を用いて灯油を改質することによって、燃焼効率を向上させることができ、少量の灯油で同じ出力が得られることが明らかになった。よって、本実施例によれば、炭化水素油の消費量の削減と温暖化ガスである二酸化炭素の発生量を削減することができることが明らかになった。
エンジンポンプ(エンジン型式:空冷4サイクルガソリンエンジン ホンダGX25、総排気量:25cc、全揚程:32m、最大吐出量:115L/分)を使って、ポンプの揚水量、排ガス中の酸素濃度,二酸化炭素濃度,HC(炭化水素)濃度を測定した。
始めに、通常のレギュラーガソリン100ccを燃料タンクに注入してエンジンポンプを駆動したところ、揚水量は1199Lであり、排ガス中の酸素濃度は19.5%(このときの大気中の酸素濃度は21%)であり、排ガス中の二酸化炭素濃度は2%であり、排ガス中のHC(炭化水素)濃度は400ppmであった。
次に、実施例1の改質したレギュラーガソリン100ccを燃料タンクに注入してエンジンポンプを駆動したところ、揚水量は1405Lであり、排ガス中の酸素濃度は18%(このときの大気中の酸素濃度は21%)であり、排ガス中の二酸化炭素濃度は2%であり、排ガス中のHC(炭化水素)濃度は300ppmであった。
実施例1の改質したガソリンを用いた場合、通常のガソリンの場合と比較して、排ガス中の酸素濃度とHC(炭化水素)濃度が低く、揚水量が約1.2倍に向上していることから、空気中の酸素を効率よく使ってガソリン(炭化水素油)を完全燃焼に近い状態で燃焼させることができたものと推察される。
この結果、炭化水素油改質剤を用いてガソリンを改質することによって、燃焼効率を向上させることができ、少量のガソリンで同じ出力が得られることが明らかになった。よって、本実施例によれば、炭化水素油の消費量の削減と温暖化ガスである二酸化炭素の発生量を削減することができることが明らかになった。
100ccのビーカーを2つ用意し、各々のビーカーに実施例1の改質したレギュラーガソリンと通常のレギュラーガソリンを100cc入れて、日の当たらない常温の室内に90分間放置することによって、実施例1の改質したレギュラーガソリンと、通常のレギュラーガソリンの揮発性を比較した。
その結果、実施例1の改質したレギュラーガソリンは、通常のレギュラーガソリンと比較して揮発量が約15%多く、揮発性が向上していることがわかった。
この理由は明らかではないが、燃料を軽質油化できる可能性があるものと推察されるので、ナフサ、合成油、廃油、原油等の炭化水素油に炭化水素油改質剤を添加することによって、炭化水素油を軽質油化して、灯油、軽油、ガソリン等の留分の採取量を増やすことができる可能性があると推察される。
Claims (7)
- 木材及び/又は竹材を乾留して生成された木酢液及び/又は竹酢液からなる乾留副生液と、硫黄と、を含有していることを特徴とする炭化水素油改質剤。
- 前記乾留副生液と前記硫黄が、化石燃料に混合されていることを特徴とする請求項1に記載の炭化水素油改質剤。
- 前記乾留副生液が、前記化石燃料100容量部に対し0.02〜1容量部混合されていることを特徴とする請求項2に記載の炭化水素油改質剤。
- 木材及び/又は竹材を乾留して生成された木酢液及び/又は竹酢液からなる乾留副生液と硫黄とを化石燃料に混合して混合液を得る混合液作成工程と、前記混合液から前記硫黄の固形分を除去して炭化水素油改質剤を得る固形分除去工程と、を備えていることを特徴とする炭化水素油改質剤の製造方法。
- 前記混合液作成工程において得られた前記混合液を太陽光又は紫外線に暴露する改質剤熟成工程を備えていることを特徴とする請求項4に記載の炭化水素油改質剤の製造方法。
- 炭化水素油を改質する炭化水素油改質方法であって、
炭化水素油に請求項1乃至3の内いずれか1に記載の炭化水素油改質剤、又は、請求項4又は5に記載の炭化水素油改質剤の製造方法で製造された炭化水素油改質剤を、炭化水素油100容量部に対し0.01〜0.3容量部添加することを特徴とする炭化水素油改質方法。 - 前記炭化水素油改質剤が添加された前記炭化水素油を熟成させる炭化水素油熟成工程を備えていることを特徴とする請求項6に記載の炭化水素油改質方法。
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