JP2003138278A - 燃料活性剤及びそれを用いた燃料活性方法 - Google Patents

燃料活性剤及びそれを用いた燃料活性方法

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JP2003138278A
JP2003138278A JP2001340788A JP2001340788A JP2003138278A JP 2003138278 A JP2003138278 A JP 2003138278A JP 2001340788 A JP2001340788 A JP 2001340788A JP 2001340788 A JP2001340788 A JP 2001340788A JP 2003138278 A JP2003138278 A JP 2003138278A
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volume
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vinegar
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Nobuo Mizoguchi
信夫 溝口
Kazunari Hashimoto
一成 橋本
Yoshiki Igawa
佳已 井川
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TEMPER CORP
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SUMIYOSHI KOGYO KK
TEMPER CORP
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、燃料に混合することで安定して内
燃機関や燃焼器等の出力を向上させるとともに燃費を向
上させ省エネルギー性に優れ、また排気ガス中の環境汚
染物質を削減することができ、さらに燃焼器等に付着し
たり生成するカーボン量を減少させて燃焼器等の内部を
清浄にすることができる燃料活性剤及びそれを用いた燃
料活性方法を提供することを目的とする。 【解決手段】 本発明の燃料活性剤は、木材及び/又は
竹材を乾留して生成される酢液を含有した構成を備えて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、燃料に添加して燃
料を活性化させる燃料活性剤及びそれを用いた燃料活性
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、大気の汚染や温暖化等の生活環境
への影響に鑑み、自動車エンジン等の内燃機関やボイラ
等の燃焼器等の燃焼効率の改善や、排気ガス中の環境汚
染物質を減少させるために種々の試みがなされている。
例えば、自動車エンジン等の内燃機関において、ガソリ
ンや軽油等に燃料添加剤を添加することにより燃焼を促
進して、排気ガス中の一酸化炭素(CO),ハイドロカ
ーボン(すす・HC),窒素酸化物(NOx)等の環境
汚染物質を低減させることが知られている。このような
燃料添加剤は、これまでに各種のものが開発されてい
る。また、燃料に添加するのではなく、エンジンの吸入
空気に添加して燃焼効率を改善する方法も開発されてい
る。
【0003】従来の技術としては、特開昭52−215
29号公報(以下、イ号公報という)に「ガソリン等を
燃料とするエンジンに吸入する吸入空気に木酢液の揮発
ガスを微少量混入させてエンジンの燃焼効率を増進させ
る方法」が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の技術においては、以下のような課題を有していた。 (1)木酢液を揮発させてその揮発ガスを吸入空気へ混
入させるので、吸入空気への揮発ガスの混入量は木酢液
の温度によって変動する揮発量に左右されるため、木酢
液の温度管理が重要であるが、エンジンの熱や夏冬の気
温差等によって温度が変化しないようにすることが困難
で、吸入空気への揮発ガスの混入量の制御が困難である
という課題を有していた。 (2)吸入空気に木酢液の揮発ガスを混入させて燃料と
は別の経路からエンジンへ供給するので、エンジンへの
燃料の噴射量と木酢液の供給量との比率を制御すること
が困難で、燃料と木酢液の混合比率が変化し最適な混合
比率が得難いため安定して燃焼効率を向上させることが
困難であるという課題を有していた。
【0005】本発明は上記従来の課題を解決するもの
で、燃料に混合することで安定して内燃機関や燃焼器等
の出力を向上させるとともに燃費を向上させ省エネルギ
ー性に優れ、また排気ガス中の環境汚染物質を削減する
ことができ、さらに燃焼器等に付着したり生成するカー
ボン量を減少させて燃焼器等の内部を清浄にすることが
できる燃料活性剤を提供することを目的とする。また、
本発明は、燃焼器等の出力を向上させるとともに燃費を
向上させ省エネルギー性に優れ、また排気ガス中の環境
汚染物質を削減することができ、さらに燃焼器内のクリ
ーニングを行うことができるとともに、自動車エンジン
等の内燃機関の場合には、エンジンオイルの汚れや劣化
を防止することができる。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記従来の課題を解決す
るために本発明の燃料活性剤及びそれを用いた燃料活性
方法は、以下の構成を有している。
【0007】本発明の請求項1に記載の燃料活性剤は、
木材及び/又は竹材を乾留して生成される酢液を含有し
た構成を有している。この構成により、以下のような作
用が得られる。 (1)酢液に含有される活性炭素粒子や200種以上の
微量成分のいずれかの成分が、燃料中の炭化水素に作用
して燃料を完全燃焼に近い状態で燃焼させることができ
るので、内燃機関や燃焼器等の出力を向上させるととも
に燃費を向上させ省エネルギー性に優れる。 (2)酢液を燃料に含有させることにより、酢液に含有
される活性炭素粒子の吸着性を利用し燃料の分散性を高
め炭化水素粒子を均一化することにより、燃料を完全燃
焼に近い状態で燃焼させることができるので、排気ガス
中のHC,CO,NOx,黒鉛,浮遊粒子状物質(SP
M)等の環境汚染物質を削減することができる。 (3)燃料を完全燃焼に近い状態で燃焼させることがで
きるので、燃焼室や燃焼器等に付着したり生成するカー
ボン量を減少させて燃焼器等の内部を清浄にすることが
できるとともに、自動車エンジン等の内燃機関の場合に
は、エンジンオイルの汚れや劣化を防止することができ
る。 (4)燃料中のロウ分の結晶が網目構造を形成して燃焼
器等の内部での流動を阻害するのに対し、酢液に含有さ
れる活性炭素粒子等が、成長しつつあるロウ結晶の初期
の段階に結晶表面に吸着しロウ結晶を微細化して網目構
造の形成を妨げ、燃料の流動性を維持することができ流
動点を降下させることができる。 (5)酢液に含有される活性炭素粒子や200種以上の
微量成分のいずれかが、燃料の酸化を防止してガム状物
質や酸性物質が生じるのを防止するので、ガム状物質等
やそれらが原因となって生成するデポジットが燃焼器や
吸気系統等に沈積するのを防止するとともに、既に沈積
しているデポジット等を活性炭素粒子等の吸着作用等の
清浄化作用によって除去することができ清浄性に優れ
る。
【0008】ここで、酢液としては、木材や竹材を乾留
した際に発生するガスを冷却して得られる木酢液や竹酢
液が用いられる。特に、比重の大きなタール分を静置
等、若しくは2段加熱等によって分離・除去した酢液が
好適に用いられる。タール分に含有される人体に有害な
ベンツピレン等を除去することができ、タール分が燃焼
器内に付着する等の問題の発生を抑制することができる
ためである。得られた酢液を、濾過や蒸留等を行って精
製して用いることもできる。これにより、酢液の品質の
安定化を図ることができる。また、コロナ放電を発生し
ている電極間に乾留ガスを通して炭素粒子に電荷を与
え、その炭素粒子が電界によって電極へと移動する現象
を利用して収集する方法を用いることもできる。これに
より、微細な炭素粒子も捕捉することができるとともに
一定の電気抵抗を有する炭素粒子を収集することができ
るので、純度が高く活性度の高い炭素粒子を含有した酢
液を製造することができる。
【0009】酢液を生成する際の乾留温度としては、2
00〜600℃好ましくは300〜500℃が好適に用
いられる。乾留温度が300℃より低くなるにつれ酢液
の生成量が少なくなる傾向がみられ、500℃より高く
なるにつれタールの発生量が増加する傾向がみられるた
め、いずれも好ましくない。特に、乾留温度が200℃
より低くなるか600℃より高くなると、木材や竹材の
種類にもよるがこれらの傾向が著しくなるためいずれも
好ましくない。
【0010】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の燃料活性剤であって、前記酢液10容量部に対し、分
散媒450〜4750容量部好ましくは500〜320
0容量部を含有した構成を有している。この構成によ
り、請求項1で得られる作用に加え、以下のような作用
が得られる。 (1)分散媒が含有されているので、酢液や燃料に含有
される水分を均一に燃料中に分散させて流動性を均一に
して噴霧性を向上させるとともに、酢液を微粒子状にし
て燃料中に均一に分散させ燃料の完全燃焼を図ることが
できる。 (2)分散媒が酢液や燃料に含有される水分を燃料中に
分散させて微粒子化させるので、燃料タンク等の金属部
にさびが発生したり気化器やフィルタ等が水分によって
凍結するのを防止することができる。 (3)酢液や燃料に含有される水分を均一に分散させる
ことにより燃料の引火点を上げることができ、自動車用
エンジン等のような火花点火機関に用いる燃料の場合に
は、オクタン価を向上させミスファイアを防止すること
ができる。
【0011】ここで、分散媒としては、エタノール,プ
ロパノール,ブタノール等のアルコール類、メチル−t
−ブチルエーテル等のエーテル類、アセトン等のケトン
類、アルデヒド類、グリコール類等の水溶解性が高く、
燃料への油溶性に優れた有機化合物等が用いられる。
【0012】分散媒の含有量としては、酢液10容量部
に対し、450〜4750容量部好ましくは500〜3
200容量部が好適に用いられる。分散媒の含有率が5
00容量部より少なくなるにつれ酢液等に含有される水
分の分散性が悪く噴霧性等が低下し燃焼効率が低下する
傾向がみられ、3200容量部より多くなるにつれ燃料
の引火点を降下させてミスファイアが発生し易くなる傾
向がみられるため、いずれも好ましくない。特に、45
0容量部より少なくなるか4750容量部より多くなる
と、これらの傾向が著しいためいずれも好ましくない。
【0013】請求項3に記載の発明は、請求項1又は2
に記載の燃料活性剤であって、前記酢液10容量部に対
し、界面活性剤20〜500容量部好ましくは22〜3
40容量部を含有した構成を有している。この構成によ
り、請求項1又は2で得られる作用に加え、以下のよう
な作用が得られる。 (1)界面活性剤が含有されているので、酢液や燃料に
含有される水分や分散媒を均一に燃料中に分散させて流
動性を均一にして噴霧性を向上させるとともに、酢液を
微粒子状にして燃料中に均一に分散させ燃料の完全燃焼
を図ることができる。 (2)界面活性剤が酢液や燃料に含有される水分を燃料
中に分散させて微粒子化させるので、燃料タンク等の金
属部にさびが発生したり気化器やフィルタ等が水分によ
って凍結するのを防止することができる。 (3)界面活性剤の種類によってはエマルジョン破壊剤
として機能し、燃料中の水分が原因で生成されるエマル
ジョンを破壊して水と燃料に分離させ、生成されたエマ
ルジョンによって燃料の流動性が低下したりフィルター
を詰まらせたりするのを防止することができる。 (4)酢液に含有される活性炭素粒子が有する吸着性が
界面活性剤の作用と相まって向上され、燃焼器や吸気系
統等にデポジットが沈積するのを防止し、あるいは既に
沈積しているものを除去するとともに、燃料タンク等の
金属部に発生したさび等も除去することができ清浄性に
優れる。
【0014】ここで、界面活性剤としては、クロム,コ
バルト,銅等のナフテン酸塩やスルホン酸塩を含有する
金属化合物、アルコールの硫酸エステル、ポリプロピレ
ングリコールと酸化エチレンの共重合体、ヒドロキシア
ミン重合物、アルキルナフタリンスルホン酸のアミン塩
等が用いられる。なお、ポリプロピレングリコールと酸
化エチレンの共重合体、ヒドロキシアミン重合物、アル
キルナフタリンスルホン酸のアミン塩等はエマルジョン
破壊剤として用いることができる。
【0015】界面活性剤の含有量としては、酢液10容
量部に対し、20〜500容量部好ましくは22〜34
0容量部が好適に用いられる。界面活性剤の含有率が2
2容量部より少なくなるにつれ酢液等に含有される水分
の分散性が悪く噴霧性等が低下し燃焼効率が低下する傾
向がみられ、340容量部より多くなるにつれ水分の分
散効果はほぼ一定のままだが、燃料の引火点が高くなり
燃焼し難くなる傾向がみられるため、いずれも好ましく
ない。特に、20容量部より少なくなるか500容量部
より多くなると、これらの傾向が著しいためいずれも好
ましくない。
【0016】本発明の請求項4に記載の発明は、請求項
1乃至3の内いずれか1に記載の燃料活性剤であって、
前記酢液10容量部に対し、水50〜2500容量部好
ましくは56〜1700容量部を含有した構成を有して
いる。この構成により、請求項1乃至3の内いずれか1
で得られる作用に加え、以下のような作用が得られる。 (1)水を含有しているので、燃料の引火点を上げ異常
燃焼するのを抑制してミスファイアを少なくするととも
に、燃焼器等の内部の温度が上がり過ぎるのを防止し一
定に保つことができ、NOxの発生量を減少させること
ができる。 (2)燃料の引火点を上げることができるので、自動車
用燃料に用いた場合は、オクタン価を高め異常燃焼を防
止することができる。
【0017】ここで、水としては、酢液に含まれる水分
以外の燃料活性剤に含まれる水分をいう。水の含有量と
しては、酢液10容量部に対し、50〜2500容量部
好ましくは56〜1700容量部が好適に用いられる。
水の含有率が56容量部より少なくなるにつれ酢液によ
って活性化された燃料が異常燃焼を起こし易くなる傾向
がみられ、1700容量部より多くなるにつれ燃料の引
火点が高くなり燃焼し難くなるとともに燃料の混濁,金
属腐食,スラッジ等が発生し易くなる傾向がみられるた
め、いずれも好ましくない。特に、50容量部より少な
くなるか2500容量部より多くなると、これらの傾向
が著しいためいずれも好ましくない。
【0018】本発明の請求項5に記載の発明は、請求項
1乃至4の内いずれか1に記載の燃料活性剤であって、
前記酢液10重量部に対し、金属腐食防止剤5〜100
容量部好ましくは8〜70容量部を含有した構成を有し
ている。この構成により、請求項1乃至4の内いずれか
1で得られる作用に加え、以下のような作用が得られ
る。 (1)金属腐食防止剤を含有しているので、燃料中に存
在する微量水分のために燃料に接触する金属にさびが発
生するのを防止するとともに、酢液に含有される活性炭
素粒子や微量成分が有する清浄作用と相まって、既に発
生しているさび等も除去することができる。
【0019】ここで、金属腐食防止剤としては、セチル
アミン等の脂肪酸アミン類、石油スルホン酸バリウム等
の石油又は合成スルホン酸の金属塩、フェニールステア
リン酸等のナフテン酸のエステル類、リン酸アルキルア
ミン等の有機リン化合物、スルホン酸アンモニウム等の
窒素化合物、金属石鹸等の極性基を有する有機化合物等
が用いられる。
【0020】金属腐食防止剤の含有量としては、酢液1
0容量部に対し、5〜100容量部好ましくは8〜70
容量部が好適に用いられる。金属腐食防止剤の含有率が
8容量部より少なくなるにつれ燃料中に存在する微量水
分のために燃料に接触する金属にさびが発生する傾向が
みられ、70容量部より多くなるにつれ燃料タンク等の
金属部の劣化が早くなるとともに金属が燃料に溶け込み
燃焼の妨げとなる傾向がみられるため、いずれも好まし
くない。特に、5容量部より少なくなるか100容量部
より多くなると、これらの傾向が著しいためいずれも好
ましくない。
【0021】本発明の請求項6に記載の燃料活性方法
は、炭化水素液体燃料の燃焼効率を高める燃料活性方法
であって、燃料に請求項1乃至5の内いずれか1に記載
の燃料活性剤を添加し、燃料100容量部に対し前記酢
液分を0.0001〜0.1容量部好ましくは0.00
03〜0.01容量部含有させる構成を有している。こ
の構成により、以下のような作用が得られる。 (1)燃料中に適量の酢液が添加されるので、酢液の作
用で燃料を完全燃焼に近い状態で燃焼させることがで
き、内燃機関や燃焼器等の出力を向上させるとともに燃
費を向上させ省エネルギー性に優れる。 (2)燃料を完全燃焼に近い状態で燃焼させることがで
きるので、排気ガス中のHC,CO,NOx,黒鉛,浮
遊粒子状物質(SPM)等の環境汚染物質を削減するこ
とができる。 (3)燃料を完全燃焼に近い状態で燃焼させることがで
きるので、内燃機関や燃焼器内のクリーニングを行うこ
とができるとともに、自動車エンジン等の内燃機関の場
合には、エンジンオイルの汚れや劣化を防止することが
できる。
【0022】ここで、燃料としては、自動車等の内燃機
関に使用されるガソリン、自動車や産業機械等の小型高
速ディーゼル機関に使用される軽油、小型の中速ディー
ゼル機関,船舶用の大型低速機関,工業炉用燃料等に使
用される重油、ストーブや給湯器等の小型燃焼器に使用
される灯油、ナフサ、合成油、廃油等の炭化水素液体燃
料が用いられる。
【0023】燃料に対する酢液の含有量としては、燃料
100容量部に対し、0.0001〜0.1容量部好ま
しくは0.0003〜0.01容量部が好適に用いられ
る。酢酸の含有率が0.0003容量部より少なくなる
につれ酢液に含有される活性炭素粒子や微量成分の量が
少なく燃料を完全燃焼に近い状態で燃焼できず出力の向
上等の効果が得られ難いとともに金属部のさびやフィル
ターの堆積物等の除去効果が低下する傾向がみられ、
0.01容量部より多くなるにつれ酢液中の水分も多く
含有されることになり燃料の流動性が低下するとともに
金属腐食が発生し易くなる傾向がみられるため、いずれ
も好ましくない。特に、0.0001容量部より少なく
なるか0.1容量部より多くなると、これらの傾向が著
しいためいずれも好ましくない。
【0024】
【実施例】以下、本発明を実施例により具体的に説明す
る。なお、本発明はこれらの実施例に限定されるもので
はない。 (実施例1)伐採した木材等を約3ヶ月間自然乾燥した
後、略定尺に切り分割し、200〜600℃の温度で乾
留し発生した乾留ガスを冷却して得た酢液0.5vol
%、分散媒としてのイソプロピルアルコール92.0v
ol%、金属腐食防止剤としての石油スルホン酸バリウ
ム1.5vol%、水6.0vol%を混合して実施例
1の燃料活性剤を製造した。 (実施例2)実施例1と同様にして得た酢液0.4vo
l%、分散媒としてのイソプロピルアルコール87.4
vol%、界面活性剤としての第2高級アルコール硫酸
エステル塩4.0vol%、金属腐食防止剤としての石
油スルホン酸バリウム1.2vol%、水7.0vol
%を混合して実施例2の燃料活性剤を製造した。 (実施例3)実施例1と同様にして得た酢液0.7vo
l%、分散媒としてのアセトン91.5vol%、金属
腐食防止剤としてのフェニールステアリン酸1.8vo
l%、水6.0vol%を混合して実施例3の燃料活性
剤を製造した。
【0025】(試験例1)11990kgの荷物を積載
した排気量16.75l、車両重量10920kgのト
ラック(三菱製、平成6年式、試験開始時までの走行距
離228379km)の燃料タンクを200lの軽油で
満タンにした後、通常に走行し、走行開始時及び走行終
了時における排気ガス中の環境汚染物質(CO,HC,
CO2,NOx,黒鉛)の量を測定した。この間の走行
距離は86.4kmであった。次に、同じトラックの燃
料を再び満タンにして燃料消費量を確認した。燃料消費
量は36.16lであった。次いで、実施例1の燃料活
性剤を0.4l注入した後、エンジンの回転数を200
0〜2500rpmで3〜5分間保った後に再び走行を
開始した。走行開始時及び走行終了時における環境汚染
物質の量を同様にして測定した。燃料活性剤を注入して
から走行終了時までの走行距離は86.3kmであっ
た。再び燃料を満タンにして確認した燃料消費量は2
9.45lであった。以上のようにして4回測定した排
気ガス中の環境汚染物質量の測定結果を(表1)に示
す。
【表1】 なお、黒鉛については、吐き出された排気ガスをサクシ
ョンポンプで吸引し排気ガス中の黒鉛をろ紙に付着させ
た後、黒鉛で汚染されたろ紙に一定の光を照射して得ら
れた反射光をセレン光電池で光電変換することにより得
られる汚染度(%)を、ディーゼルスモークメーター
(型式DSM−10N、販売元:株式会社バンザイ)を
用いて測定した。また、燃料消費量及び走行距離から算
出される燃費は、燃料活性剤注入前は2.39km/
l、燃料活性剤注入後は2.93km/lであり、燃料
活性剤の注入により燃費が約23%向上した。
【0026】(試験例2)7760kgの荷物を積載し
た排気量16.99l、車両重量10920kgのトラ
ック(日産ディーゼル製、平成3年式、試験開始時まで
の走行距離365524km)の燃料タンクを200l
の軽油で満タンにした後、通常に走行し、走行開始時及
び走行終了時における排気ガス中の環境汚染物質の量を
測定した。この間の走行距離は85.0kmであった。
次に、同じトラックの燃料を再び満タンにして燃料消費
量を確認した。燃料消費量は28.26lであった。次
いで、実施例2の燃料活性剤を0.4l注入した後、エ
ンジンの回転数を2000〜2500rpmで3〜5分
間保った後に再び走行を開始した。走行開始時及び走行
終了時における環境汚染物質の量を同様にして測定し
た。燃料活性剤を注入してから走行終了時までの走行距
離は85.0kmであった。再び燃料を満タンにして確
認した燃料消費量は25.75lであった。以上のよう
にして4回測定した排気ガス中の環境汚染物質量の測定
結果を(表2)に示す。黒鉛の測定方法は、試験例1で
説明したものと同様である。
【表2】 また、燃料消費量及び走行距離から算出される燃費は、
燃料活性剤注入前は3.00km/l、燃料活性剤注入
後は3.30km/lであり、燃料活性剤の注入により
燃費が約10%向上した。
【0027】(試験例1及び2における排気ガス中の環
境汚染物質の量及び燃費の評価)試験例1では、燃料活
性剤の添加により排気ガス中のHC以外の環境汚染物質
(CO,CO2,NOx,黒鉛)の量を減少させること
ができた。特に、燃料の燃焼状態の指標となるCO及び
CO2の量が減少していることは、燃料活性剤の添加に
より燃料が完全燃焼に近い状態で燃焼されたことを示し
ている。また、燃料活性剤の添加により、燃費が約23
%も増加するという著しい効果も確認された。なお、H
Cの量が増加しているのは、内部に沈積していたデポジ
ットが活性炭素粒子等によって除去され排出されたもの
であると思料される。試験例2では、燃料活性剤の添加
により排気ガス中の黒鉛以外の環境汚染物質(CO,H
C,CO2,NOx)の量を減少させることができた。
試験例1と同様に、CO及びCO2の量が減少している
ことは燃料が完全燃焼に近い状態で燃焼されたことを示
している。また、燃料活性剤の添加により、燃費が約1
0%も増加するという著しい効果も確認された。なお、
黒鉛の量が増加しているのは、内部に沈積していた黒鉛
が活性炭素粒子等によって除去され排出されたものであ
ると思料される。以上の試験例から、本発明の燃料活性
剤は、燃料を完全燃焼に近い状態で燃焼させることがで
きるので、内燃機関や燃焼器等の出力を向上させるとと
もに燃費を向上させ省エネルギー性に優れることが明ら
かになった。また、燃料を完全燃焼に近い状態で燃焼さ
せることができるので、排気ガス中のHC,CO,NO
x,黒鉛等の環境汚染物質を削減することができること
が明らかになった。さらに、燃焼器等の内部に堆積して
いたデポジット等の堆積物を除去し清浄化できることも
明らかになった。
【0028】(試験例3)排気量12lのテスト用エン
ジン(型式:E120−513784、いすず製)の燃
料タンク内に200lの軽油を充填した。エンジンを、
水温度:82℃、トルコン温度:70℃、エンジン回転
数:600rpm、トルコンストール状態(以下、この
状態を初期状態という)に保った後、低速から急加速状
態にして1乃至4の4段階における黒鉛による汚染度を
測定した。なお、黒鉛による汚染度の測定方法は、試験
例1で説明したものと同様である。また、試験を行った
時の外気温は26℃、天候は曇りであった。次に、燃料
タンクに実施例1の燃料活性剤を0.4l注入した後、
エンジンの回転数を2000〜2500rpmで3〜5
分間保った。次いで、エンジンを初期状態で0.4時間
保った後、低速から急加速状態にして1乃至4の4段階
における黒鉛の汚染度を測定した。次いで、エンジンを
初期状態に戻し初期状態で0.7時間保った後(燃料活
性剤添加後から換算すると1.1時間経過後)、低速か
ら急加速状態にして1乃至4の4段階における黒鉛の汚
染度を測定した。以上のようにして測定した黒鉛による
汚染度を(表3)にまとめて示した。
【表3】 (表3)から明らかなように、本発明の燃料活性剤を添
加した場合は、排気ガス中の黒鉛の濃度が著しく低下し
た。以上の結果から、本発明の燃料活性剤は、燃料を完
全燃焼に近い状態で燃焼させることができるので、排気
ガス中の黒鉛を削減できることが明らかになった。
【0029】(試験例4)実施例3の燃料活性剤をC重
油に1vol%、15vol%の割合になるように混合
したものについて、JISで規格されている方法に基づ
いて密度、引火点、動粘度、流動点等の各特性を測定し
た。比較のために、燃料活性剤を混合していないC重油
についても同様の測定を行った。その結果を(表4)に
示す。
【表4】 (表4)において、燃料活性剤の混合量が増加するにつ
れて総発熱量が増加するのは、酢液に含有される活性炭
素粒子や200種以上の微量成分のいずれかが、燃料中
の炭化水素に作用して燃料を完全燃焼に近い状態で燃焼
させることができるからであると思料される。これによ
り、燃焼器等の出力を向上させるとともに燃費を向上さ
せ省エネルギー性を向上させることができることが明ら
かになった。燃料活性剤の混合量が増加するにつれて流
動点が低下するのは、酢液に含有される活性炭素粒子等
が、成長しつつあるロウ結晶の初期の段階に結晶表面に
吸着しロウ結晶を微細化して網目構造の形成を妨げ、流
動性を維持するからであると思料される。残留炭素分が
低下していることから、燃料活性剤を混合することによ
り、加熱炉のバーナーノズルに付着するカーボン、内燃
機関の燃焼室内に生成するカーボン量を減少させ燃焼器
等の内部を清浄にすることができると思料される。密
度,引火点,動粘度が低下するのは、燃料活性剤の混合
量が増加することにより燃料中の分散媒の混合量が増加
するからであると思料される。さらに、燃料活性剤の混
合量が増加しても検出される水分の量はほぼ一定である
ことから、燃料活性剤を燃料に混合しても、燃料の混
濁、ろ過器の詰まり、金属腐食、スラッジ生成等のトラ
ブルの原因とはならず、内燃機関や燃焼器等の出力を向
上させるとともに燃費を向上させ、排気ガス中のHC,
CO,NOx,黒鉛,浮遊粒子状物質(SPM)等の環
境汚染物質を削減する等の優れた作用・効果を実現する
ことができると思料される。
【0030】
【発明の効果】以上のように、本発明の燃料活性剤及び
それを用いた燃料活性方法によれば、以下のような有利
な効果が得られる。請求項1に記載の発明によれば、 (1)酢液に含有される活性炭素粒子や200種以上の
微量成分のいずれかの成分が、燃料中の炭化水素に作用
して燃料を完全燃焼に近い状態で燃焼させることができ
るので、内燃機関や燃焼器等の出力を向上させるととも
に燃費を向上させ省エネルギー性に優れた燃料活性剤を
提供することができる。 (2)酢液を燃料に含有させることにより、酢液に含有
される活性炭素粒子の吸着性を利用し燃料の分散性を高
め炭化水素粒子を均一化することにより、燃料を完全燃
焼に近い状態で燃焼させることができるので、排気ガス
中のHC,CO,NOx,黒鉛,浮遊粒子状物質(SP
M)等の環境汚染物質を削減することができる燃料活性
剤を提供することができる。 (3)燃料を完全燃焼に近い状態で燃焼させることがで
きるので、燃焼室や燃焼器等に付着したり生成するカー
ボン量を減少させて燃焼器等の内部を清浄にすることが
できるとともに、自動車エンジン等の内燃機関の場合に
は、エンジンオイルの汚れや劣化を防止することができ
る燃料活性剤を提供することができる。 (4)燃料中のロウ分の結晶が網目構造を形成して燃焼
器等の内部での流動を阻害するのに対し、酢液に含有さ
れる活性炭素粒子等が、成長しつつあるロウ結晶の初期
の段階に結晶表面に吸着しロウ結晶を微細化して網目構
造の形成を妨げ、燃料の流動性を維持することができ流
動点を降下させることができる燃料活性剤を提供するこ
とができる。 (5)酢液に含有される活性炭素粒子や200種以上の
微量成分のいずれかが、燃料の酸化を防止してガム状物
質や酸性物質が生じるのを防止するので、ガム状物質等
やそれらが原因となって生成するデポジットが燃焼器や
吸気系統等に沈積するのを防止するとともに、既に沈積
しているデポジット等を活性炭素粒子等の吸着作用等の
清浄化作用によって除去することができ清浄性に優れた
燃料活性剤を提供することができる。
【0031】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
の効果に加え、 (1)分散媒が含有されているので、酢液や燃料に含有
される水分を均一に燃料中に分散させて流動性を均一に
して噴霧性を向上させるとともに、酢液を微粒子状にし
て燃料中に均一に分散させ燃料の完全燃焼を図ることが
できる燃料活性剤を提供することができる。 (2)分散媒が酢液や燃料に含有される水分を燃料中に
分散させて微粒子化させるので、燃料タンク等の金属部
にさびが発生したり気化器やフィルタ等が水分によって
凍結するのを防止することができる燃料活性剤を提供す
ることができる。 (3)酢液や燃料に含有される水分を均一に分散させる
ことにより燃料の引火点を上げることができ、自動車用
エンジン等のような火花点火機関に用いる燃料の場合に
は、オクタン価を向上させミスファイアを防止すること
ができる燃料活性剤を提供することができる。
【0032】請求項3に記載の発明によれば、請求項1
又は2の効果に加え、 (1)界面活性剤が含有されているので、酢液や燃料に
含有される水分や分散媒を均一に燃料中に分散させて流
動性を均一にして噴霧性を向上させるとともに、酢液を
微粒子状にして燃料中に均一に分散させ燃料の完全燃焼
を図ることができる燃料活性剤を提供することができ
る。 (2)界面活性剤が酢液や燃料に含有される水分を燃料
中に分散させて微粒子化させるので、燃料タンク等の金
属部にさびが発生したり気化器やフィルタ等が水分によ
って凍結するのを防止することができる燃料活性剤を提
供することができる。 (3)界面活性剤の種類によってはエマルジョン破壊剤
として機能し、燃料中の水分が原因で生成されるエマル
ジョンを破壊して水と燃料に分離させ、生成されたエマ
ルジョンによって燃料の流動性が低下したりフィルター
を詰まらせたりするのを防止することができる燃料活性
剤を提供することができる。 (4)酢液に含有される活性炭素粒子が有する吸着性が
界面活性剤の作用と相まって向上され、燃焼器や吸気系
統等にデポジットが沈積するのを防止し、あるいは既に
沈積しているものを除去するとともに、燃料タンク等の
金属部に発生したさび等も除去することができ清浄性に
優れた燃料活性剤を提供することができる。
【0033】請求項4に記載の発明によれば、請求項1
乃至3の内いずれか1の効果に加え、 (1)水を含有しているので、燃料の引火点を上げ異常
燃焼するのを抑制してミスファイアを少なくするととも
に、燃焼器等の内部の温度が上がり過ぎるのを防止し一
定に保つことができ、NOxの発生量を減少させること
ができる燃料活性剤を提供することができる。 (2)燃料の引火点を上げることができるので、自動車
用燃料に用いた場合は、オクタン価を高め異常燃焼を防
止することができる燃料活性剤を提供することができ
る。
【0034】請求項5に記載の発明によれば、請求項1
乃至4の内いずれか1の効果に加え、 (1)金属腐食防止剤を含有しているので、燃料中に存
在する微量水分のために燃料に接触する金属にさびが発
生するのを防止するとともに、酢液に含有される活性炭
素粒子や微量成分が有する清浄作用と相まって、既に発
生しているさび等も除去することができる燃料活性剤を
提供することができる。
【0035】請求項6に記載の発明によれば、 (1)燃料中に適量の酢液が添加されるので、酢液の作
用で燃料を完全燃焼に近い状態で燃焼させることがで
き、内燃機関や燃焼器等の出力を向上させるとともに燃
費を向上させ省エネルギー性に優れた燃料活性方法を提
供することができる。 (2)燃料を完全燃焼に近い状態で燃焼させることがで
きるので、排気ガス中のHC,CO,NOx,黒鉛,浮
遊粒子状物質(SPM)等の環境汚染物質を削減するこ
とができる燃料活性方法を提供することができる。 (3)燃料を完全燃焼に近い状態で燃焼させることがで
きるので、内燃機関や燃焼器内のクリーニングを行うこ
とができるとともに、自動車エンジン等の内燃機関の場
合には、エンジンオイルの汚れや劣化を防止することが
できる燃料活性方法を提供することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C10L 1/24 C10L 1/24 1/26 1/26 1/32 CRL 1/32 CRLD F02M 25/00 F02M 25/00 H K P (72)発明者 井川 佳已 山口県下関市丸山町4−6−6 Fターム(参考) 4H013 CD01 CD06 CE02 CG02 CG03

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 木材及び/又は竹材を乾留して生成され
    る酢液を含有していることを特徴とする燃料活性剤。
  2. 【請求項2】 前記酢液10容量部に対し、分散媒45
    0〜4750容量部好ましくは500〜3200容量部
    を含有していることを特徴とする請求項1に記載の燃料
    活性剤。
  3. 【請求項3】 前記酢液10容量部に対し、界面活性剤
    20〜500容量部好ましくは22〜340容量部を含
    有していることを特徴とする請求項1又は2に記載の燃
    料活性剤。
  4. 【請求項4】 前記酢液10容量部に対し、水50〜2
    500容量部好ましくは56〜1700容量部を含有し
    ていることを特徴とする請求項1乃至3の内いずれか1
    に記載の燃料活性剤。
  5. 【請求項5】 前記酢液10容量部に対し、金属腐食防
    止剤5〜100容量部好ましくは8〜70容量部を含有
    していることを特徴とする請求項1乃至4の内いずれか
    1に記載の燃料活性剤。
  6. 【請求項6】 炭化水素液体燃料の燃焼効率を高める燃
    料活性方法であって、燃料に請求項1乃至5の内いずれ
    か1に記載の燃料活性剤を添加し、燃料100容量部に
    対し前記酢液分を0.0001〜0.1容量部好ましく
    は0.0003〜0.01容量部含有させることを特徴
    とする燃料活性方法。
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