JPWO2005112751A1 - 診断方法とその装置、診断用プログラム - Google Patents

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Abstract

患者の心電図データから、心臓の様々な環境への対応力不足やその結果起こりうる突発的異常事態を予見する方法を提供する。 心電図データ収集部1で長時間にわたって収集した心電図データから、各心拍に現れるピーク点の間隔(R−R間隔)の時系列データ(r0、r1…)をその検出部3で検出する。次に、一定の個数nを定め、検出した時系列データの先頭要素r0からn個、2番目の要素r1からn個…と順次1要素ずつずらしながらn要素からなる部分列B0、B1…をつくり、部分列Bjのn要素の平均値yjと、Bjの各要素からその先頭要素rjを差し引いた値の平均値xjとを部分列Bjの特徴値組として特徴値算出部5で算出する。さらに診断部7では、予め格子状に分割された二次元平面へ前記特徴値組をプロットしたとき、ある特徴値組が存在する格子内に他の特徴値組が1つも存在しないような特徴値組の個数を孤立数b、特徴値組の総数から孤立数bを差し引いた値を重複数a、及びもっとも多くの特徴値組が存在する格子内の特徴値組の個数を最大重複度cとして算出し、重複数a及び最大重複度cが大きいほど、また孤立数が小さいほど心状態がよくないと判定するようにする。

Description

本発明は、診断方法、診断用プログラム、および診断システムに係わり、特に心電図を用いた診断に好適な診断方法、診断用プログラム、および診断システムに関するものである。
心電図を分析して患者の症状を診断する技術は数多く開発されており、例えば個々の心電図波形の特徴点を正確に自動認識して診断を正確に行えるようにしたもの(特許文献1,特許文献2号等)、個々の心電図波形の解析により診断を行うもの(特許文献3、特許文献4、特許文献5等)、心電図波形からR−R間隔等の時系列データを取り出してその時系列データの解析により診断を行うもの(特許文献6、特許文献7等)などがある。これらの技術を用いれば、心電図の目視のみによる診断に比べれば、より効率的でかつ迅速な診断が可能となり、症状の見逃しも少なくできる。
特開平8−56914 特開平9−201344 特開平10−225443 USP5,609,158 USP5,560,368 USP5,755,671 特開平6−54815
上記に例示したような従来技術は、数分、あるいは長くても10数分程度の心電図波形の観察、解析を行うものであるが、このような短い時間では心状態の異常を示すデータが得られないことが多い。例えば、心筋梗塞が発生すると、その後の数時間内に心室頻拍による突然死の危険があり、心筋梗塞発生後の数日間に不整脈が発生する確率は90%にもなる。その後は不整脈発生率は減少するが、1年以内には患者の5〜10%は死亡する。従って、このような患者の診断には、長時間にわたる心電図データを連続して取得し、監視することが望まれる。しかし、従来はこの記録されたデータを、記録が終わってから医師が肉眼で見て診断を行ったり、あるいはその記録データから医師が異常と見なした短時間のデータを取り出して自動分析するなどの方法が用いられてきた。このために、計測から診断結果が得られるまでの時間遅れが大きく、症状の変化や切迫する危機を予知する点で不十分であった。また、医師の肉眼による判断が入るので見落としが生じ易いという問題もあった。
本発明の目的は、長時間にわたって患者の心電図データを取得し、異常の発生を迅速に予見できるようにした診断方法、診断用プログラム、および診断システムを提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明は、被検者の心電図データを所定の時間にわたってディジタル化して収集し、
収集した心電図データに現れるピーク点の間隔を検出することにより時系列データを生成し、
その各々が前記時系列データの要素数よりも少ない個数の連続した要素からなる部分列であって、その先頭要素を前記時系列データの先頭要素から順次1要素ずつずらして構成された部分列の系列を生成し、該部分列の各々について当該部分列の要素の平均値と各要素から当該部分列の先頭要素を差し引いた値の平均値との2値組からなる特徴値組を算出し、
あらかじめ格子状に分割された二次元平面へ前記特徴値組をプロットしたとき、ある特徴値組が存在する格子内に他の特徴値組が1つも存在しないような特徴値組の個数を孤立数として求め、さらに前記特徴値組の総個数から前記孤立数を差し引いた値を重複数として求め、前記孤立数と重複数を用いて診断を行うことを特徴とする診断方法を提供する。
また、本発明は、被検者の心電図データを所定の時間にわたってディジタル化して収集し、
収集した心電図データに現れるピーク点の間隔を検出することにより時系列データを生成し、
その各々が前記時系列データの要素数よりも少ない個数の連続した要素からなる部分列であって、その先頭要素を前記時系列データの先頭要素から順次1要素ずつずらして構成された部分列の系列を生成し、該部分列の各々について当該部分列の要素の平均値と各要素から当該部分列の先頭要素を差し引いた値の平均値との2値組からなる特徴値組を算出し、
あらかじめ格子状に分割された二次元平面へ前記特徴値組をプロットしたとき、ある特徴値組が存在する格子内に他の特徴値組が1つも存在しないような特徴値組の個数を孤立数として求め、前記特徴値組の総個数から前記孤立数を差し引いた値を重複数として求め、さらにもっとも多くの特徴値組が存在する格子の特徴値組の個数を最大重複度として求め、前記孤立数、重複数及び最大重複度を用いて診断を行うことを特徴とする診断方法を提供する。
また、本発明は、被検者の心電図データを所定の時間にわたってディジタル化して収集し、
収集した心電図データに現れるピーク点の間隔を検出することにより時系列データを生成し、
その各々が前記時系列データの要素数よりも少ない個数の連続した要素からなる部分列であって、その先頭要素を前記時系列データの先頭要素から順次1要素ずつずらして構成された部分列の系列を生成し、該部分列の各々について当該部分列の要素の平均値と各要素から当該部分列の先頭要素を差し引いた値の平均値との2値組からなる特徴値組を算出し、
あらかじめ格子状に分割された二次元平面へ前記特徴値組をプロットしたとき、ある特徴値組が存在する格子内に他の特徴値組が1つも存在しないような特徴値組の個数を孤立数として求め、前記特徴値組の総個数から前記孤立数を差し引いた値を重複数として求め、さらにもっとも多くの特徴値組が存在する格子の特徴値組の個数を最大重複度として求め、前記求めた孤立数、重複数、及び最大重複度から10*(孤立数)/(重複数)/(最大重複度)を心状態量として求め、この心状態量を用いて診断を行うことを特徴とする診断方法を提供する。
また、本発明は、センター装置と、このセンター装置にネットワークを介して接続された1または複数の計測端末装置とからなる診断システムであって、
計測端末装置の各々は、
心電計装置と、
この心電計装置により計測された心電図データを収集し送信用の心電図データを編集するためのデータ収集装置と、
このデータ収集装置により編集された心電図データをネットワークを介してセンター装置へ送信するための通信インタフェースとを備え、
センター装置は、
各計測端末装置から送信されてきた心電図データを受信するための通信インタフェースと、
この通信インタフェースにより受信された心電図データを格納するための記憶装置と、この記憶装置に格納された心電図データのピーク点の間隔をR−R間隔として検出し時系列データを生成するためのR−R間隔検出手段と、
その各々が前記時系列データの要素数よりも少ない個数の連続した要素からなる部分列であって、その先頭要素を前記時系列データの先頭要素から順次1要素ずつずらして構成された部分列の系列を生成し、該部分列の各々について当該部分列の要素の平均値と各要素から当該部分列の先頭要素を差し引いた値の平均値との2値組からなる特徴値組を算出するための特徴値算出手段と、
あらかじめ格子状に分割された二次元平面へ前記特徴値組をプロットしたとき、ある特徴値組が存在する格子内に他の特徴値組が1つも存在しないような特徴値組の個数を孤立数として求め、さらに前記特徴値組の総個数から前記孤立数を差し引いた値を重複数として求め、前記孤立数と重複数を用いて診断を行うための診断手段と、
を備えたことを特徴とする診断システムを提供する。
また、本発明は、センター装置と、このセンター装置にネットワークを介して接続された1または複数の計測端末装置とからなる診断システムであって、
計測端末装置の各々は、
心電計装置と、
この心電計装置により計測された心電図データを収集し送信用の心電図データを編集するためのデータ収集装置と、
このデータ収集装置により編集された心電図データをネットワークを介してセンター装置へ送信するための通信インタフェースとを備え、
センター装置は、
各計測端末装置から送信されてきた心電図データを受信するための通信インタフェースと、
この通信インタフェースにより受信された心電図データを格納するための記憶装置と、この記憶装置に格納された心電図データのピーク点の間隔をR−R間隔として検出し時系列データを生成するためのR−R間隔検出手段と、
その各々が前記時系列データの要素数よりも少ない個数の連続した要素からなる部分列であって、その先頭要素を前記時系列データの先頭要素から順次1要素ずつずらして構成された部分列の系列を生成し、該部分列の各々について当該部分列の要素の平均値と各要素から当該部分列の先頭要素を差し引いた値の平均値との2値組からなる特徴値組を算出するための特徴値算出手段と、
あらかじめ格子状に分割された二次元平面へ前記特徴値組をプロットしたとき、ある特徴値組が存在する格子内に他の特徴値組が1つも存在しないような特徴値組の個数を孤立数として求め、前記特徴値組の総個数から前記孤立数を差し引いた値を重複数として求め、さらにもっとも多くの特徴値組が存在する格子の特徴値組の個数を最大重複度として求め、前記孤立数、重複数及び前記最大重複度を用いて診断を行うための診断手段と、
を備えたことを特徴とする診断システムを提供する。
また、本発明は、センター装置と、このセンター装置にネットワークを介して接続された1または複数の計測端末装置とからなる診断システムであって、
計測端末装置の各々は、
心電計装置と、
この心電計装置により計測された心電図データを収集し送信用の心電図データを編集するためのデータ収集装置と、
このデータ収集装置により編集された心電図データをネットワークを介してセンター装置へ送信するための通信インタフェースとを備え、
センター装置は、
各計測端末装置から送信されてきた心電図データを受信するための通信インタフェースと、
この通信インタフェースにより受信された心電図データを格納するための記憶装置と、この記憶装置に格納された心電図データのピーク点の間隔をR−R間隔として検出し時系列データを生成するためのR−R間隔検出手段と、
その各々が前記時系列データの要素数よりも少ない個数の連続した要素からなる部分列であって、その先頭要素を前記時系列データの先頭要素から順次1要素ずつずらして構成された部分列の系列を生成し、該部分列の各々について当該部分列の要素の平均値と各要素から当該部分列の先頭要素を差し引いた値の平均値との2値組からなる特徴値組を算出するための特徴値算出手段と、
あらかじめ格子状に分割された二次元平面へ前記特徴値組をプロットしたとき、ある特徴値組が存在する格子内に他の特徴値組が1つも存在しないような特徴値組の個数を孤立数として求め、前記特徴値組の総個数から前記孤立数を差し引いた値を重複数として求め、さらにもっとも多くの特徴値組が存在する格子の特徴値組の個数を最大重複度として求め、前記孤立数、重複数及び前記最大重複度から10*(孤立数)/(重複数)/(最大重複度)を心状態量として求め、この心状態量を用いて診断を行うための診断手段と、
を備えたことを特徴とする診断システムを提供する。
また、本発明は、所定の時間にわたってディジタル化して収集された被検者の心電図データに現れるピーク点の間隔を検出することにより時系列データを生成する第1の手順と、
その各々が前記時系列データの要素数よりも少ない個数の連続した要素からなる部分列であって、その先頭要素を前記時系列データの先頭要素から順次1要素ずつずらして構成された部分列の系列を生成し、該部分列の各々について当該部分列の要素の平均値と各要素から当該部分列の先頭要素を差し引いた値の平均値との2値組からなる特徴値組を算出する第2の手順と、
あらかじめ格子状に分割された二次元平面へ前記特徴値組をプロットしたとき、ある特徴値組が存在する格子内に他の特徴値組が1つも存在しないような特徴値組の個数を孤立数として求め、前記特徴値組の総個数から前記孤立数を差し引いた値を重複数として求め、求めた孤立数及び重複数を診断用データとして出力する第3の手順と、
をコンピュータに実行させるための診断用プログラムを提供する。
また、本発明は、所定の時間にわたってディジタル化して収集された被検者の心電図データに現れるピーク点の間隔を検出することにより時系列データを生成する第1の手順と、
その各々が前記時系列データの要素数よりも少ない個数の連続した要素からなる部分列であって、その先頭要素を前記時系列データの先頭要素から順次1要素ずつずらして構成された部分列の系列を生成し、該部分列の各々について当該部分列の要素の平均値と各要素から当該部分列の先頭要素を差し引いた値の平均値との2値組からなる特徴値組を算出する第2の手順と、
あらかじめ格子状に分割された二次元平面へ前記特徴値組をプロットしたとき、ある特徴値組が存在する格子内に他の特徴値組が1つも存在しないような特徴値組の個数を孤立数として求め、前記特徴値組の総個数から前記孤立数を差し引いた値を重複数として求め、さらにもっとも多くの特徴値組が存在する格子の特徴値組の個数を最大重複度として求め、求めた孤立数、重複数及び最大重複度を診断用データとして出力する第3の手順と、
をコンピュータに実行させるための診断用プログラムを提供する。
さらに、本発明は、所定の時間にわたってディジタル化して収集された被検者の心電図データに現れるピーク点の間隔を検出することにより時系列データを生成する第1の手順と、
その各々が前記時系列データの要素数よりも少ない個数の連続した要素からなる部分列であって、その先頭要素を前記時系列データの先頭要素から順次1要素ずつずらして構成された部分列の系列を生成し、該部分列の各々について当該部分列の要素の平均値と各要素から当該部分列の先頭要素を差し引いた値の平均値との2値組からなる特徴値組を算出する第2の手順と、
あらかじめ格子状に分割された二次元平面へ前記特徴値組をプロットしたとき、ある特徴値組が存在する格子内に他の特徴値組が1つも存在しないような特徴値組の個数を孤立数として求め、前記特徴値組の総個数から前記孤立数を差し引いた値を重複数として求め、さらにもっとも多くの特徴値組が存在する格子の特徴値組の個数を最大重複度として求め、求めた孤立数、重複数及び最大重複度から10*(孤立数)/(重複数)/(最大重複度)を心状態量として求め、この心状態量を診断用データとして出力する第3の手順と、
をコンピュータに実行させるための診断用プログラムを提供する。
重複数や最大重複度が大きいほど、そして孤立数が小さいほど、心臓の脈動変化がより少なく、心臓の活動に影響するような刺激や環境変化に対する反応が鈍くなっていると考えられる。従って、重複数、最大重複度、及び孤立数から、突発的に短時間現れる心拍異常ではなく、長時間にわたる定常的な心状態の診断を行うことが出来る。しかもこれらのデータは長時間測定データから自動的に簡単な計算で算出でき、特別な熟練技術を必要とせず、また短時間観測時のような見逃しの問題も生じることはない。
以下、本発明の実施の形態を、詳細に説明する。心電図波形の特徴を表す代表的な特微量はR−R間隔(R:1心拍ごとに現れるピーク点)であり、これは1心拍に1個づつの値をとる時系列データである。この時系列データは被検者ごとに一般に異なった値をとり、健康な人で同じように平静にしている状態で測定しても、ある人は平均的に1秒(1分の心拍数60)であり、別の人は平均的に6/7秒(1分の心拍数70)…というように異なっており、しかも一拍ずつのR−R間隔は完全に一定ではなく、細かく変動している。そして、被検者が運動をした後や被検者の症状が変化したときには、R−R間隔の平均値もその細かい揺らぎも変化する。本発明ではこのようなR−R間隔の時系列データを解析して診断を行う。
図1は、本発明になる診断方法を実現する機能ブロック構成例で、心電図データ収集部1は、対象とする被検者の心電図データをディジタル化して長時間、例えば5時間にわたり収集する。本実施の形態ではこのデータを1ms間隔でサンプリングし、12bitsで符号化するものとするが、これは別の値であっても良い。1msサンプリング、12bits符号化であると、1秒あたりのデータ数(サンプリング数)は1000個、バイト(B)で表した情報量は12kbits=1.5kBであり、1時間あたりに換算するとデータ数は360万個、情報量は約5.4MB(メガバイト)になる。この収集したデータは心電図データ記録部2に格納される。
R−R間隔検出部3は、まず心電図データを解析してR点の検出を行い、R−R間隔の時系列データを算出する。心電図にほぼ周期的に現れるピーク点であるR点の検出は公知の技術を用いればよい。R点を示す時刻は、適当に定めた基準時刻、例えば最初のR点の時刻との時間差であらわせばよい。そして心電図データ収集部1により収集された心電図データからN+1個のR点{Rj;j=0〜N}が検出されたとすると、つぎに{Rj}の隣接要素間の差rjを
Figure 2005112751
により算出する。これはN個の要素からなるR−R間隔の時系列データ{rj;j=0〜N−1}である。算出されたR−R間隔の時系列データ{rj}はR−R間隔記録部4に格納される。このR−R間隔は1心拍ごとに1個ずつ現れるから、例えば平均心拍数を70とすると1時間で4,200個、データ量は1時間あたりで6.3kB(キロバイト)となる。
特徴値算出部5では、まずR−R間隔記録部4に格納された時系列データ{rj;j=0〜N−1}から、n+1個の連続した要素からなる部分列Bjを(数2)に従って取り出す。ただしnはNよりも十分小さい値とし、またMは(数3)である。
Figure 2005112751
Figure 2005112751
Figure 2005112751
次に(数2)の部分列Bjごとにその要素の平均値yjと、各要素から先頭の要素rjを差し引いた値の平均値xjとを、心電図波形の特徴値として(数4)(数5)に従って算出する。
Figure 2005112751
Figure 2005112751
(数5)から分かるように、特徴値xjは、部分列Bjの要素の平均値yjと最初の要素rjとの偏差に比例する量であり、特徴値yjが求まれば容易に算出できる。一方、特徴値yjは、
Figure 2005112751
とおいてPjの漸化式を(数4)から求めると
Figure 2005112751
となる。従ってP0のみはn回の加算を必要とするが、Pj、j≧1については加算1回、減算1回のみで算出可能であり、得られたPjをn+1で割れば平均値yj、j=0〜Mをすべて算出できる。こうして得られた特徴値の組{yj、xj;j=0〜M}のデータ量はR−R間隔rj、j=0〜N−1のデータ量と同じオーダーであり、これらは特徴値記録部6へ格納される。
診断部7では、まず特徴値記録部6に記録された特徴値の組{yj、xj;j=0〜M}の分布状態を示すいくつかのパラメータを求める。このため、(y、x)平面をy,x方向ともにqms×qmsの格子状に区切り、その平面上にすべての特徴値の組(yj、xj;j=0〜M)をプロットする。そして同一格子内に当該特徴値の組以外の他の特徴値の組が存在しないような特徴値の組の個数を求め、これを孤立数bとする。そうすると残りの特徴値の組の個数aは
Figure 2005112751
で与えられ、これらの特徴値の組は、どの1つをとってもそれが属する格子内に他の特徴値の組が必ず1個以上属している。このaを重複数として算出する。続いて診断部7では、1つの格子に属する特徴値の組の個数を重複度としたとき、全格子の内で最大の重複度をもつ格子を捜し出し、その重複度を最大重複度cとして求める。
以上のようにして求めた重複数、孤立数、及び最大重複度を観察すれば、心臓の状態を把握できるが、以下ではさらに上記3個のパラメータを1つにまとめ、心状態量μを(数9)により算出する。
Figure 2005112751
ここで係数の10は、心状態量μの数値を扱いやすくするために乗算したもので、これは他の値であっても良い。(数9)の心状態量μは、重複数a、最大重複度cが大きいほど小さい値となる。重複数a、最大重複度cが大きいほど心臓の脈動変化がより少ないことを意味するから、健常者の場合よりも心状態量μが大幅に小さいときは、心臓の活動に影響するような刺激や環境変化に対する反応が鈍くなっていると考えられる。
表示部8は、診断部7で算出された心状態量μを表示手段へ表示し、医師などの診断に供する。また、医師などが必要と認めたときは、心電図データ記録部2に格納された心電図データを表示して観察できるようにする。さらに、特徴値記録部6に格納された特徴値の組{yj、xj;j=0〜M}を、前述したq×qの格子単位で表示し、かつ各格子の色をその重複度に応じた色で表せば、心状態量μが小さいほど狭い範囲に大きな重複度を示す格子が集中しているのが見られ、心臓の活動の反応が鈍化している様子を視覚的に観察できる。
以下、実測例を説明する。図7は、心電図データの収集時間を変えたときの、(数9)によって算出された心状態量μの変化を2人の被検者ZA,ZBの場合を例として示したものである。この実測例では、心電図データのディジタル化は1msサンプリング、12bits量子化で行った。また部分列Bjの要素数nはすべて300、格子のサイズqは1msとして処理を行っている。図7の横軸は収集データの心拍数N+1を1000で割った値、縦軸はN+1=36,000の時の心状態量μ36により心状態量μを規準化した値である。横軸の値は、1分あたりの心拍数を60とすればN+1=3,600が1時間に相当し、N+1=36,000は10時間分のデータに相当する。従って、1分間の心拍数が異なれば同じ横軸の値でもその時間は異なる。図7から分かるように、およそN>20,000(1分心拍数60で約5時間半)以上になると、心状態量の値は安定する。この傾向は図示を省略した他の被検者でも同様であった。従ってn=300の場合は、収集データ量としてはN>20,000が望ましいことを示している。
表1は、N>20,000のデータを収集できた被検者の内の7名について、その処理結果を示したものである。心電図データのディジタル化におけるサンプリング周期と量子化ビット数、特徴値の算出精度、及び部分列の要素数nは図7の場合と同じである。
Figure 2005112751
表中で被検者Z1の実験回数12,N+1=全36,000というのは、N+1=36,000のデータを12回にわたって取得したことを示している。この場合は12個の心状態量μが得られ、その平均値、最大値、および最小値が同じ被検者の欄に示されている。被検者Z2〜Z5についても同様である。被検者Z6については、N+1=29,324のデータを1回取得し、そのデーから得られた心状態量μが3.79であったことを、被検者Z7については、N+1=23,156および22,618のデータを取得し、得られた心状態量μが17.2および36.3であったことを示している。なお、備考欄の「死亡」とあるのは、データ取得後数週間以内に亡くなったことを意味している。
この結果から、被検者Z1〜Z5のように多数回にわたってデータ取得を行うと、得られる心状態量μがかなりばらつくが、これはそのデータ取得時の被検者の状態を反映してのものと思われる。そしてそのようなばらつきがあるにもかかわらず、心状態量μの大きさがおよそ1以下になると、かなり危険な状態で、健康な被検者Z6,Z7のようにμが1より十分大きい場合と対照的な結果となっている。この傾向は掲載を省略した多くのデータからも得られており、心電図データから自動的に算出される心状態量μが心状態量を判定する有効なパラメータであることを示している。
以上に説明したように、図1に示した本発明の診断方法によれば、被検者の心電図に一時的に現れる脈動の乱れではなく、長い時間にわたっての心拍の定常的状態の特徴を監視して自動的に異常発生を早期に予見でき、病状変化への対応を早めることができる。さらに、心電図の解析では、波形分析が自動的に100%の正確さで行えるわけではなく、十分小さい頻度とはいえ個々の波形分析では誤判定が生じるものであるが、本発明の装置では、特徴量としてのR−R間隔に関する統計的平均を利用して診断を行っているから、発生頻度の少ない波形分析の誤判定があっても結果には影響することがなく、短時間の解析を用いる従来技術よりもずっと精度のよい診断が可能になる。
次に、本発明の診断システムについて述べる。心電計は被検者の体に常時装着して計測を行うものであり、一方、表示装置やその操作を行う操作装置は医師・看護婦・検査技師などが容易にアクセスできる場所に設置されている必要がある。また、R−R間隔検出部、特徴値算出部、診断部などの処理のために個々の被検者ごとに専用装置を用いるのは効率的ではなく、複数の被検者が共用できるパソコン等で実行するのが好ましい。
図2は、このような点を考慮したときのシステム構成例を示しており、被検者周辺に設けられる各計測端20,20…には心電計装置21、この装置で計測された心電図データを送信データとしてまとめるデータ収集装置22、通信インタフェース23が設けられており、ネットワーク40を介してデータをセンター側へ送信するように構成されている。被検者に常時装着して用いる心電計装置21とデータ収集装置22との間は無線回線で接続する。
ここで心電図データは、その処理、記憶、伝送などを考えるとなるべく早くディジタル化されているのが好ましいから、このディジタル化は心電計装置21の出力側またはデータ収集装置22の入力側で行われるものとする。このディジタル化が前述のように、1msサンプリング、12bits量子化とすると、1秒あたり1.5kB=12kbitsのデータ量になる。ネットワーク40としては、常時接続またはダイアルアップによるインターネットの利用、あるいは病院内等でのLANの利用、ダイアルアップによる固定電話網や携帯電話網の利用などを考えると、これらのデータ伝送速度はいずれも12kbits/secよりも十分大きく、その大きな伝送速度で連続して送信した方が効率がよいから、データ収集装置23は取り込んだ心電図データを一時記憶し、例えば数分ごとにバースト的にセンター側へ送信するようにするのが好ましい。
図2のセンター側30では、ネットワーク40を介して送信されてきたデータが通信インタフェース31を介して記憶装置33へ格納される。通信インタフェース31は、一般に複数の測定端からのデータを受信できる機能が必要で、例えばインターネットの場合はサーバ機能を持つものとする。演算処理装置32は、図1で説明したR−R間隔検出部、特徴値演算部および診断部の処理を行い、表示装置34へ結果を出力する。制御装置36は、操作装置35からの指示に基づき、演算処理装置32,表示装置34の動作制御を行う。なお、1つの測定端に複数の心電計装置が設けられて複数人の心電図データを採取するときは、データ収集装置はこれら複数の心電計装置からの心電図データ収集を行うものとする。
演算処理装置32には、R−R間隔検出処理37,特徴値算出処理38,および診断処理39が設けられている。R−R間隔検出処理37は、医師等が操作装置35を操作して指示した被検者の心電図データを記憶装置33から読み込み、心電図波形のR点の検出とその間隔の算出を行う。この処理は公知の技術を用いるものとして、その詳細は省略する。検出されたR−R間隔データは記憶装置33へ格納される。
図3は、特徴値算出処理38のフローチャートである。この処理では、まず操作装置35を介して指示された被検者のR−R間隔データを記憶装置33から読み込み、j=0に対してP0,y0,x0を(数7)(数6)(数5)に従って算出し(ステップ301,302,303)、次にj=1〜Mに対してPj,yj,xjをやはり(数7)(数6)(数5)に従って算出する(ステップ304〜309)。算出された特徴値は記憶装置33へ格納される。
図4は、診断処理39の概略フローチャートで、まず操作装置35を介して指示された被検者の特徴値データを記憶装置33から読み込み、特徴値の組(yj、xj、j=0〜M)の各々について、その特徴値の組が属している格子に自分も含めて何個の特徴値の組が属しているかを示す重複度H(j)を算出する(ステップ401)。次に重複度H(j),j=0〜Mを用いて前述の重複数a、孤立数b、最大重複度cを算出し(ステップ402)、これらを用いて(数9)の心状態量μを算出する(ステップ403)。この心状態量μは、即座に、あるいはいったん記憶装置33へ格納された後指示に従って表示装置33へ表示される。
図5は、図4のステップ401の詳細を示すフローチャートである。いま、(y,x)面を、y一定の直線群y=0,y=±q,y=±2q・・・とx一定の直線群x=0,x=±q,x=±2q・・・によって格子状に分割するものとする。このとき各格子の領域(y,x)は整数値の組(g,f)を用いて
Figure 2005112751
によって表すことができるから、(数10)によって示される領域をもつ格子を格子(g,f)と呼ぶことにする。また、こうして生成された格子に属している特徴値の組の個数を当該格子の重複度としたとき、そこに属している特徴値の組の各々も同じ重複度をもっていると言うことにする。そしてこの各特徴値の組の重複度をHで表す。例えばある1つの格子に3個の特徴値の組(y1,x1)(y5,x5)(y6,x6)が、かつこれらのみが属しているとき、これら3つの特徴値の組の重複度H(1),H(5),H(6)はすべて3である。この特徴値の組の定義から、つねにH(j)≧1であり、またH(j)=1である特徴値の組(yj,xj)の個数は孤立数bであり、H(j)≧2である特徴値の組(yj,xj)の個数は重複数aであり、H(j),j=0〜Mの内の最大値が最大重複度cである。
そこで図5の処理では、まず特徴値の組(yj、xj、j=0〜M)の重複度H(j)をすべて1に初期化する(ステップ501)。次にj=0〜Mの各々について
Figure 2005112751
によって特徴値の組(yj,xj)を整数値の組(gj,fj)に対応づけると(ステップ502)、特徴値の組(yj,xj)は格子(gj,fj)に属している。次に変数kを0とし、さらに変数jをk+1とする(ステップ503、504)。その後2つの特徴値の組(yk、xk)と(yj、xj)が属する格子(gk,fk)と(gj,fj)が等しいかを調べる(ステップ505)。
ステップ505で“Yes”のときは重複度H(j)、H(k)をともに1増やし(ステップ506)、“No”のときは何もしない。そしてjがM未満であれば(ステップ507で“No”)、jを+1し(ステップ509)、ステップ505へ戻る。またjがMになっていると(ステップ507で“Yes”)、kがM未満かを調べる(ステップ508)。そしてkがM未満である間はkをk+1し(ステップ510)、ステップ504へ戻り、kがMになると終了する。
図6は、図4のステップ402の詳細を示すフローチャートである。まず重複度H(j)が2またはそれ以上の特徴値の組の個数、すなわち重複数a、およびH(j)が1である特徴値の組の個数、すなわち孤立数bを0と初期化し、また最大重複度cをH(0)とする(ステップ601)。次にjを0とした後(ステップ602)、H(j)が1ならば孤立数bを+1し、1でなければ重複数aを+1する(ステップ603,604,605)。つぎにH(j)と最大重複度cを比べ、H(j)がcを超えていればcをH(j)とする(ステップ606,607)。以上のステップ603〜607をjがMになるまで繰り返す(ステップ608,609)。
なお、R−R間隔検出処理37,特徴値算出処理38,および診断処理39は、操作装置35からの指示によりそれぞれ呼び出されて処理を開始し、その結果を記憶装置33へ格納するものとして説明したが、1人の被検者についてこれらの処理を自動的に連続して実行するようにした方が実用的であることは言うまでもない。また、各処理37〜39の処理結果を格納する記憶装置は1つの記憶装置33を用いるものとしているが、これは物理的に分離された別のものを用いてもかまわない。さらに、表示装置34への表示情報は、心状態量μのみでなく、必要に応じて操作装置からの指示により当該被検者の心電図の表示、および特徴値データのx、y面への表示も行えるようにしておくものとする。
以上、本発明を心電図解析による人の診断を例として詳細に説明したが、本発明は、例えば機械的構造物やプラント内を移動する物体などで、複雑な揺らぎを伴うがほぼ周期的な振動を生じるような場合の診断にも適用可能である。
[図1]本発明の診断システムの機能ブロック構成例である。
[図2]本発明の診断システムの構成例である。
[図3]特徴値算出処理のフローチャートである。
[図4]診断処理の概略フローチャートである。
[図5]図4のステップ401の詳細フローチャートである。
[図6]図4のステップ402の詳細フローチャートである。
[図7]データ収集時間を変えたときの心状態量μの変化例である。
符号の説明
1 心電図データ収集部
3 R−R間隔検出部
5 特徴値算出部
7 診断部
8 表示部

Claims (9)

  1. 被検者の心電図データを所定の時間にわたってディジタル化して収集し、
    収集した心電図データに現れるピーク点の間隔を検出することにより時系列データを生成し、
    その各々が前記時系列データの要素数よりも少ない個数の連続した要素からなる部分列であって、その先頭要素を前記時系列データの先頭要素から順次1要素ずつずらして構成された部分列の系列を生成し、該部分列の各々について当該部分列の要素の平均値と各要素から当該部分列の先頭要素を差し引いた値の平均値との2値組からなる特徴値組を算出し、
    あらかじめ格子状に分割された二次元平面へ前記特徴値組をプロットしたとき、ある特徴値組が存在する格子内に他の特徴値組が1つも存在しないような特徴値組の個数を孤立数として求め、さらに前記特徴値組の総個数から前記孤立数を差し引いた値を重複数として求め、前記孤立数と重複数を用いて診断を行うことを特徴とする診断方法。
  2. 被検者の心電図データを所定の時間にわたってディジタル化して収集し、
    収集した心電図データに現れるピーク点の間隔を検出することにより時系列データを生成し、
    その各々が前記時系列データの要素数よりも少ない個数の連続した要素からなる部分列であって、その先頭要素を前記時系列データの先頭要素から順次1要素ずつずらして構成された部分列の系列を生成し、該部分列の各々について当該部分列の要素の平均値と各要素から当該部分列の先頭要素を差し引いた値の平均値との2値組からなる特徴値組を算出し、
    あらかじめ格子状に分割された二次元平面へ前記特徴値組をプロットしたとき、ある特徴値組が存在する格子内に他の特徴値組が1つも存在しないような特徴値組の個数を孤立数として求め、前記特徴値組の総個数から前記孤立数を差し引いた値を重複数として求め、さらにもっとも多くの特徴値組が存在する格子の特徴値組の個数を最大重複度として求め、前記孤立数、重複数及び最大重複度を用いて診断を行うことを特徴とする診断方法。
  3. 被検者の心電図データを所定の時間にわたってディジタル化して収集し、
    収集した心電図データに現れるピーク点の間隔を検出することにより時系列データを生成し、
    その各々が前記時系列データの要素数よりも少ない個数の連続した要素からなる部分列であって、その先頭要素を前記時系列データの先頭要素から順次1要素ずつずらして構成された部分列の系列を生成し、該部分列の各々について当該部分列の要素の平均値と各要素から当該部分列の先頭要素を差し引いた値の平均値との2値組からなる特徴値組を算出し、
    あらかじめ格子状に分割された二次元平面へ前記特徴値組をプロットしたとき、ある特徴値組が存在する格子内に他の特徴値組が1つも存在しないような特徴値組の個数を孤立数として求め、前記特徴値組の総個数から前記孤立数を差し引いた値を重複数として求め、さらにもっとも多くの特徴値組が存在する格子の特徴値組の個数を最大重複度として求め、前記求めた孤立数、重複数、及び最大重複度から10*(孤立数)/(重複数)/(最大重複度)を心状態量として求め、この心状態量を用いて診断を行うことを特徴とする診断方法。
  4. センター装置と、このセンター装置にネットワークを介して接続された1または複数の計測端末装置とからなる診断システムであって、
    計測端末装置の各々は、
    心電計装置と、
    この心電計装置により計測された心電図データを収集し送信用の心電図データを編集するためのデータ収集装置と、
    このデータ収集装置により編集された心電図データをネットワークを介してセンター装置へ送信するための通信インタフェースとを備え、
    センター装置は、
    各計測端末装置から送信されてきた心電図データを受信するための通信インタフェースと、
    この通信インタフェースにより受信された心電図データを格納するための記憶装置と、この記憶装置に格納された心電図データのピーク点の間隔をR−R間隔として検出し時系列データを生成するためのR−R間隔検出手段と、
    その各々が前記時系列データの要素数よりも少ない個数の連続した要素からなる部分列であって、その先頭要素を前記時系列データの先頭要素から順次1要素ずつずらして構成された部分列の系列を生成し、該部分列の各々について当該部分列の要素の平均値と各要素から当該部分列の先頭要素を差し引いた値の平均値との2値組からなる特徴値組を算出するための特徴値算出手段と、
    あらかじめ格子状に分割された二次元平面へ前記特徴値組をプロットしたとき、ある特徴値組が存在する格子内に他の特徴値組が1つも存在しないような特徴値組の個数を孤立数として求め、さらに前記特徴値組の総個数から前記孤立数を差し引いた値を重複数として求め、前記孤立数と重複数を用いて診断を行うための診断手段と、
    を備えたことを特徴とする診断システム。
  5. センター装置と、このセンター装置にネットワークを介して接続された1または複数の計測端末装置とからなる診断システムであって、
    計測端末装置の各々は、
    心電計装置と、
    この心電計装置により計測された心電図データを収集し送信用の心電図データを編集するためのデータ収集装置と、
    このデータ収集装置により編集された心電図データをネットワークを介してセンター装置へ送信するための通信インタフェースとを備え、
    センター装置は、
    各計測端末装置から送信されてきた心電図データを受信するための通信インタフェースと、
    この通信インタフェースにより受信された心電図データを格納するための記憶装置と、この記憶装置に格納された心電図データのピーク点の間隔をR−R間隔として検出し時系列データを生成するためのR−R間隔検出手段と、
    その各々が前記時系列データの要素数よりも少ない個数の連続した要素からなる部分列であって、その先頭要素を前記時系列データの先頭要素から順次1要素ずつずらして構成された部分列の系列を生成し、該部分列の各々について当該部分列の要素の平均値と各要素から当該部分列の先頭要素を差し引いた値の平均値との2値組からなる特徴値組を算出するための特徴値算出手段と、
    あらかじめ格子状に分割された二次元平面へ前記特徴値組をプロットしたとき、ある特徴値組が存在する格子内に他の特徴値組が1つも存在しないような特徴値組の個数を孤立数として求め、前記特徴値組の総個数から前記孤立数を差し引いた値を重複数として求め、さらにもっとも多くの特徴値組が存在する格子の特徴値組の個数を最大重複度として求め、前記孤立数、重複数及び前記最大重複度を用いて診断を行うための診断手段と、
    を備えたことを特徴とする診断システム。
  6. センター装置と、このセンター装置にネットワークを介して接続された1または複数の計測端末装置とからなる診断システムであって、
    計測端末装置の各々は、
    心電計装置と、
    この心電計装置により計測された心電図データを収集し送信用の心電図データを編集するためのデータ収集装置と、
    このデータ収集装置により編集された心電図データをネットワークを介してセンター装置へ送信するための通信インタフェースとを備え、
    センター装置は、
    各計測端末装置から送信されてきた心電図データを受信するための通信インタフェースと、
    この通信インタフェースにより受信された心電図データを格納するための記憶装置と、この記憶装置に格納された心電図データのピーク点の間隔をR−R間隔として検出し時系列データを生成するためのR−R間隔検出手段と、
    その各々が前記時系列データの要素数よりも少ない個数の連続した要素からなる部分列であって、その先頭要素を前記時系列データの先頭要素から順次1要素ずつずらして構成された部分列の系列を生成し、該部分列の各々について当該部分列の要素の平均値と各要素から当該部分列の先頭要素を差し引いた値の平均値との2値組からなる特徴値組を算出するための特徴値算出手段と、
    あらかじめ格子状に分割された二次元平面へ前記特徴値組をプロットしたとき、ある特徴値組が存在する格子内に他の特徴値組が1つも存在しないような特徴値組の個数を孤立数として求め、前記特徴値組の総個数から前記孤立数を差し引いた値を重複数として求め、さらにもっとも多くの特徴値組が存在する格子の特徴値組の個数を最大重複度として求め、前記孤立数、重複数及び前記最大重複度から10*(孤立数)/(重複数)/(最大重複度)を心状態量として求め、この心状態量を用いて診断を行うための診断手段と、
    を備えたことを特徴とする診断システム。
  7. 所定の時間にわたってディジタル化して収集された被検者の心電図データに現れるピーク点の間隔を検出することにより時系列データを生成する第1の手順と、
    その各々が前記時系列データの要素数よりも少ない個数の連続した要素からなる部分列であって、その先頭要素を前記時系列データの先頭要素から順次1要素ずつずらして構成された部分列の系列を生成し、該部分列の各々について当該部分列の要素の平均値と各要素から当該部分列の先頭要素を差し引いた値の平均値との2値組からなる特徴値組を算出する第2の手順と、
    あらかじめ格子状に分割された二次元平面へ前記特徴値組をプロットしたとき、ある特徴値組が存在する格子内に他の特徴値組が1つも存在しないような特徴値組の個数を孤立数として求め、前記特徴値組の総個数から前記孤立数を差し引いた値を重複数として求め、求めた孤立数及び重複数を診断用データとして出力する第3の手順と、
    をコンピュータに実行させるための診断用プログラム。
  8. 所定の時間にわたってディジタル化して収集された被検者の心電図データに現れるピーク点の間隔を検出することにより時系列データを生成する第1の手順と、
    その各々が前記時系列データの要素数よりも少ない個数の連続した要素からなる部分列であって、その先頭要素を前記時系列データの先頭要素から順次1要素ずつずらして構成された部分列の系列を生成し、該部分列の各々について当該部分列の要素の平均値と各要素から当該部分列の先頭要素を差し引いた値の平均値との2値組からなる特徴値組を算出する第2の手順と、
    あらかじめ格子状に分割された二次元平面へ前記特徴値組をプロットしたとき、ある特徴値組が存在する格子内に他の特徴値組が1つも存在しないような特徴値組の個数を孤立数として求め、前記特徴値組の総個数から前記孤立数を差し引いた値を重複数として求め、さらにもっとも多くの特徴値組が存在する格子の特徴値組の個数を最大重複度として求め、求めた孤立数、重複数及び最大重複度を診断用データとして出力する第3の手順と、
    をコンピュータに実行させるための診断用プログラム。
  9. 所定の時間にわたってディジタル化して収集された被検者の心電図データに現れるピーク点の間隔を検出することにより時系列データを生成する第1の手順と、
    その各々が前記時系列データの要素数よりも少ない個数の連続した要素からなる部分列であって、その先頭要素を前記時系列データの先頭要素から順次1要素ずつずらして構成された部分列の系列を生成し、該部分列の各々について当該部分列の要素の平均値と各要素から当該部分列の先頭要素を差し引いた値の平均値との2値組からなる特徴値組を算出する第2の手順と、
    あらかじめ格子状に分割された二次元平面へ前記特徴値組をプロットしたとき、ある特徴値組が存在する格子内に他の特徴値組が1つも存在しないような特徴値組の個数を孤立数として求め、前記特徴値組の総個数から前記孤立数を差し引いた値を重複数として求め、さらにもっとも多くの特徴値組が存在する格子の特徴値組の個数を最大重複度として求め、求めた孤立数、重複数及び最大重複度から10*(孤立数)/(重複数)/(最大重複度)を心状態量として求め、この心状態量を診断用データとして出力する第3の手順と、
    をコンピュータに実行させるための診断用プログラム。
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