JPWO2005069284A1 - 情報記録媒体 - Google Patents

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俊彦 滝下
大島 清朗
清朗 大島
近藤 淳
淳 近藤
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Abstract

情報を記録するための第1記録層(107)と第2記録層(207)とを備えており、第1記録層及び第2記録層は、同一のトラックピッチからなり前記情報を記録するためのグルーブトラック(GT)を有し、各層に記録される前記情報の記録密度が相異なるように、記録時のクロックを生成するためのプリフォーマット(109、LPP)がなされている。

Description

本発明は、例えばCD、DVD等の情報記録媒体の技術分野に関する。
例えば、CD−ROM(Compact Disc−Read Only Memory)、CD−R(Compact Disc−Recordable)、DVD−ROMなどの光ディスク等の情報記録媒体では、特許文献1等に記載されているように、同一基板上に複数の記録層が積層されてなる多層型若しくはダブルレイヤ又はマルチプルレイヤ型の光ディスク等も開発されている。より具体的には、二層型の光ディスクは、一層目として、情報記録装置で記録される際のレーザ光の照射側から見て最も手前側(即ち、光ピックアップに近い側)に位置する第1記録層(本願では適宜「L0層」と称する)を有しており、更にその奥側(即ち、光ピックアップから遠い側)に位置する半透過反射膜を有する。二層目として、該半透過反射膜の奥側に接着層等の中間層を介して位置する第2記録層(本願では適宜「L1層」と称する)を有しており、更にその奥側に位置する反射膜を有する。そして、このような多層型の情報記録媒体を作成する際には、L0層とL1層とを別々に形成し、最後に夫々の層を貼り合わせることで、低コストに片面二層型の光ディスクを製造することができる。
そして、このような片面二層型の光ディスクに情報を記録する、CDレコーダ等の情報記録装置では、L0層に対して記録用のレーザ光を集光(或いは、照射)することで、L0層に対して情報を非可逆変化記録加熱などによる非可逆変化記録方式や書換え可能方式で記録し、L1層に対して該レーザ光を集光することで、L1層に対して情報を非可逆変化記録加熱などによる非可逆変化記録方式や書換え可能方式で記録することになる。
また、各記録層の記録密度を記録層に平行な基準面からの距離が離れるほど小さくなるように設定し、各層に記録された信号が正しく再生されるようにした再生専用の片面ニ層型光ディスクが、特許文献2に記載されており、更に、カバーシート側の記録層(L1層)のトラックピッチを基板側の記録層(L0層)のトラックピッチよりも広くし、偏心に対しても安定したトラッキングを得るようにした記録用の片面ニ層型光ディスクが特許文献3に記載されている。
特開2001−23237号公報 特開平11−16207号公報 特開2003−141775号公報
一般的な片面二層型の情報記録媒体(例えばDVD−ROM)においては、その規格上、L0層及びL1層の夫々の記録密度が相等しくなるように情報が記録される。このため、夫々の記録層において記録容量に余裕がある場合であっても、所定の記録密度を有するように情報が記録される。より具体的には、記録密度を増加させる余裕が各記録層にあったとしても、夫々の記録層の記録密度を等しくするために強制的に記録密度を下げている。或いは、レーザ光の集光等の関係で記録される情報のマージンに余裕がない場合であっても、夫々の記録層の記録密度を等しくするために、敢えて余裕のないマージンをとってデータが記録される。このように現状の情報記録媒体は、記録密度の観点からすると非効率的であり、また記録層毎に見ても、最適な状態で情報が記録されているとは限らないという技術的な問題点を有している。
この技術的問題点を解消するために、特許文献2や3はトラックピッチを広げるというアプローチを行っているが、トラッキングエラー信号の特性が各層で異なってしまうという問題が発生する。
本発明は、例えば上述した従来の問題点に鑑みなされた多層型の情報記録媒体を提供することをその課題とする。
上記課題を解決するために、本発明の情報記録媒体は、情報を記録するための第1記録層と第2記録層とを少なくとも備えており、前記第1記録層及び前記第2記録層は夫々、同一のトラックピッチからなり前記情報を記録するためのグルーブトラックを有し、且つ各記録層に記録される前記情報の記録密度が相異なるように、記録時のクロックを生成するためのプリフォーマットがなされている。
本発明の作用及び利得は次に説明する実施の形態から明らかにされる。
本発明の情報記録媒体の第1実施例に係る光ディスクの基本構造を示し、上側部分は複数の記録領域を有する光ディスクの概略平面図であり、これに対応付けられる下側部分は、その径方向における記録領域構造の図式的概念図である。 本発明の第1実施例に係る光ディスクの記録面における部分拡大斜視図である。 第1実施例に係る光ディスクのグルーブトラック上に記録される情報ピットを概念的に示す模式図である。 第2実施例に係る光ディスクの記録密度の分布を概念的に示す平面図である。 第2実施例に係る光ディスクの異なる2つの記録層のうち、レーザ光が照射される側から見て遠い側にある記録層へ情報を記録する態様を概念的に示す説明図である。 本発明の実施例に係る情報記録再生装置のブロック図である。
符号の説明
1 センターホール
100、100a、100b、100c 光ディスク
102 データゾーン
109 ウォブル
300 情報記録再生装置
306 データ入出力制御手段
307 操作制御手段
352 光ピックアップ
353 信号記録再生手段
354 プロセッサ(ドライブ制御手段)
GT グルーブトラック
LT ランドトラック
LB レーザ光
LPP ランドプリピット
本発明の情報記録媒体に係る実施形態は、情報を記録するための第1記録層と第2記録層とを少なくとも備えており、前記第1記録層及び前記第2記録層は夫々、同一のトラックピッチからなり前記情報を記録するためのグルーブトラックを有し、且つ各記録層に記録される前記情報の記録密度が相異なるように、記録時のクロックを生成するためのプリフォーマットがなされている。
本発明の情報記録媒体に係る実施形態によれば、第1記録層と第2記録層の夫々に情報を記録することができる。そして、各記録層は夫々、情報を記録するためのグループトラックを有しており、且つこれらのグループトラックの間隔であるトラックピッチは夫々の記録層において同一である。
本実施形態では特に、第1記録層における情報の記録密度と第2記録層における情報の記録密度とが相異なるようにプリフォーマットがなされている。各種情報は、このプリフォーマットに基づき生成される記録クロック(記録時のクロック)に基づいて、例えば後述の情報記録再生装置の動作により記録される。そして例えば、第1記録層の記録密度が第2記録層の記録密度よりも大きければ、第1記録層には、同一面積の第2記録層に記録可能な情報以上の容量を有する情報を記録することができる。他方、例えば、第1記録層の記録密度が第2記録層の記録密度よりも小さければ、第1記録層には、同一面積の第2記録層に記録可能な情報以上の容量を有する情報を記録することはできない。
仮に、第1記録層と第2記録層との夫々の記録密度が同一でなければならないとすると、夫々の記録層(即ち、第1記録層及び第2記録層)の最適な記録密度が同一である場合にはよいが、そうでない場合(即ち、夫々の記録層の最適記録密度が相異なる場合)には不都合が生ずる。この場合、一方の記録層の記録密度に他方の記録層の記録密度を強制的に合わせる必要があり、該他方の記録層では必ずしも最適な記録密度にて情報は記録されないという技術的な問題点を有している。
しかるに、本実施形態によれば、夫々の記録層の記録密度が相異なるように(即ち、夫々の記録層に異なる記録密度で情報を記録できるように)プリフォーマットがなされているため、上述の如き不都合を生ずることはない。即ち、一方の記録層と他方の記録層との記録密度を必ずしも一致させる必要がない。このため、他方の記録層の記録密度や状態等に係わらず、一方の記録層において好適な或いは最適な記録密度で情報を記録することができる。例えば第1記録層の記録密度に関係なく第2記録層の記録密度を決定することができるし、また、第2記録層の記録密度に関係なく第1記録層の記録密度を決定することができる。更には、強制的に記録密度を合わせる必要もなくなり、その結果、本来望ましくない状態で情報が記録されるという不都合を解消することができる。これにより、情報の記録特性の向上(例えば、安定した記録等)にもつながるという大きな利点を有する。
以上の結果、本発明の情報記録媒体に係る実施形態によれば、第1記録層及び第2記録層の夫々の記録密度が異なることで、各記録層においてより好適な記録密度で適切に情報の記録を行うことができる。
本発明の情報記録媒体に係る実施形態の一の態様は、前記第1記録層及び前記第2記録層は夫々、前記グルーブトラックが各記録層において相異なる周期で揺動することにより前記プリフォーマットがなされている。
この態様によれば、グルーブトラックは所定周期で揺動しているウォブル(或いは、うねり)を有している。このウォブルは、主として当該情報記録媒体に情報を記録する際に、その記録するタイミングを示す基準クロックを生成する一つのパラメータとして用いられる。そして、グルーブトラックの揺動(即ち、ウォブル)の周期が第1記録層及び第2記録層の夫々において相異なることで、夫々の記録層における情報の記録密度を異ならしめることができる。言い換えれば、記録密度が相異なる情報記録媒体であっても、この揺動の周期によって示される基準クロックを参照することで適切な記録動作を実現することができる。
本発明の情報記録媒体に係る実施形態の他の態様は、前記第1記録層及び第2記録層は夫々、更に前記グルーブトラック上の記録アドレス位置を示すランドプリピットが形成されており、各記録層における前記ランドプリピットは、各記録層に記録される前記情報の記録密度が相異なるように形成されている。
この態様によれば、ランドプリピット(例えば後述のLPP)により示されるグルーブトラック上の記録アドレス位置が第1記録層及び第2記録層の夫々において相異なることで、夫々の記録層における情報の記録密度を異ならしめることができる。言い換えれば、記録密度が相異なる情報記録媒体であっても、このランドプリピットを参照することで適切な記録動作を実現することができる。
本発明の情報記録媒体に係る実施形態の他の態様は、前記第1記録層及び前記第2記録層は夫々、各記録層に記録された前記情報の再生ジッタが最小となるように、前記プリフォーマットがなされている。
この態様によれば、第1記録層の記録密度は第1記録層に記録された情報の再生ジッタ値が最小となるような値として規定され、第2記録層の記録密度は第2記録層に記録された情報の再生ジッタ値が最小となるような値として規定される。従って、上述した各種利益に加えて、夫々の記録層においてより好適に情報の再生を行うことが可能という大きな利点を有する。
本実施形態のこのような作用及び他の利得は次に説明する実施例から更に明らかにされる。
以上説明したように、本発明の情報記録媒体に係る実施形態によれば、第1記録層及び第2記録層の夫々における記録密度が相異なるようにプリフォーマットがなされている。従って、各記録層においてより好適な記録密度で適切に情報の記録を行うことができる。
(情報記録媒体)
以下、本発明の情報記録媒体に係る実施例について、図面を参照して説明する。
(第1実施例)
まず、図1から図3を参照して、本発明の情報記録媒体の第1実施例に係る光ディスクについて詳細に説明する。
先ず図1を参照して、第1実施例に係る光ディスクの基本構造について説明する。ここに図1は、本発明の情報記録媒体の第1実施例に係る光ディスクの基本構造を示し、上側部分は複数の記録領域を有する光ディスクの概略平面図であり、これに対応付けられる下側部分は、その径方向における記録領域構造の図式的概念図である。
図1に示すように、光ディスク100は、例えば、DVDと同じく直径12cm程度のディスク本体上の記録面に、センターホール1を中心として内周側から外周側に向けて、本実施例に係るリードインエリア101、データゾーン102及びリードアウトエリア103が設けられている。そして、各記録領域には、例えば、センターホール1を中心にスパイラル状或いは同心円状に、例えば、グルーブトラック及びランドトラック等のトラック10が交互に設けられている。また、このトラック10上には、データがセクタ11という単位で分割されて記録される。セクタ11は、記録情報がエラー訂正可能なプリフォーマットアドレスによるデータ管理単位である。
尚、本発明は、このような三つのエリアを有する光ディスクには特に限定されない。例えば、リードインエリア101やリードアウトエリア103が存在せずとも、以下に説明するデータ構造等の構築は可能である。また、後述するように、リードインエリア101やリードアウトエリア103は更に細分化された構成であってもよい。
図2に示すように、第1実施例に係る光ディスク100では、複数のデータゾーン102等が例えば積層構造に形成される2層型の光ディスクとして構成されている。ここに、図2は、第1実施例の光ディスクの記録面における部分拡大斜視図である。
図2において、第1実施例では、光ディスク100は、ディスク状の透明基板106上に(図2では下側に)、情報記録面を構成する加熱などによる非可逆変化記録加熱などによる非可逆変化記録型の第1記録層107(即ち、L0層)が積層され、更にその上に(図2では下側)に、半透過反射膜108が積層されている。第1記録層107の表面からなる情報記録面には、グルーブトラックGT及びランドトラックLTが交互に形成されている。尚、光ディスク100の記録時及び再生時には、例えば図2に示したように、透明基板106を介してグルーブトラックGT上に、レーザ光LBが照射される。例えば、記録時には、記録レーザパワーでレーザ光LBが照射されることで、記録データに応じて、第1記録層107への加熱などによる非可逆変化記録が実施される。他方、再生時には、記録レーザパワーよりも弱い再生レーザパワーでレーザ光LBが照射されることで、第1記録層107へ書き込みされた記録データの読出しが実施される。
本実施例では、グルーブトラックGTは、一定の振幅及び空間周波数で揺動されている。即ち、グルーブトラックGTは、ウォブリングされており、そのウォブル109の周期は所定値に設定されている。ランドトラックLT上にはグルーブトラック上の記録アドレス位置(プリフォーマットアドレス情報)を示すランドプリピットLPPと呼ばれるアドレスピットが形成されている。この2つのアドレッシング(即ち、ウォブル109及びランドプリピットLPP)により記録中のディスク回転制御信号や記録クロックの生成、グルーブトラックGT上の記録アドレス等、データ記録に必要な情報を得ることができる。尚、グルーブトラックGTのウォブル109を周波数変調や位相変調など所定の変調方式により変調することによりプリフォーマットアドレス情報を予め記録するようにしてもよい。
また、本実施例では、半透過反射膜108上(図2では下側)に第2記録層207(即ち、L1層)が形成され、更にその上(図2では下側)に反射膜208が形成されている。そして、反射膜208は、第2記録層207上に形成されている。第2記録層207は、透明基板106、第1記録層107及び半透過反射膜108を介してレーザ光LBが照射されることで、第1記録層107と概ね同様に、加熱などによる非可逆変化記録型の記録及び再生が可能なように構成されている。このような第2記録層207及び反射膜208については、第1記録層107及び半透過反射膜108等が形成された透明基板106上に成膜形成してもよいし、別基板上に成膜形成した後に、これを透明基板106に貼り合わせるようにしてもよい。尚、半透過反射膜108と第2記録層207との間には、製造方法に応じて適宜、透明接着剤等からなる透明な中間層205が設けられる。
このような二層型の光ディスク100の記録再生時には、レーザ光LBの集光位置をいずれの記録層に合わせるかに応じて、第1記録層107における記録再生が行なわれるか又は第2記録層207における記録再生が行われる。
尚、第1実施例に係る光ディスク100は、図2に示した如き、2層片面、即ち、デュアルレイヤーに限定されるものではなく、3層以上の多層型の光ディスクであってもよい。3層以上の光ディスクであれば、反射膜208に代えて半透過反射膜を設け、更にその上(図2では下側)に、第3記録層、反射膜(又は、半透過反射膜)を順に形成すればよい。
続いて、光ディスク100の記録層に記録される情報ピットについて、図3を参照してより詳細に説明する。ここに、図3は、グルーブトラック上に記録される情報ピットを概念的に示す模式図である。
図3に示すように、映像情報や音声情報等を含んでなる記録データは、情報ピットとして第1記録層及び第2記録層に記録される。これらの情報ピットは、例えば符号化や圧縮化された本来の映像情報や音声情報等に対してエラー訂正符号たるECCを付加し、8/16変調を施すことで変調信号を作成する。その後、該変調信号に対応するピット長を有するようにグルーブトラックGT上に記録されている。
第1実施例では特に、図3中左側に示すL0層と図3中右側に示すL1層とで、グルーブトラックGTの揺動の周期が異なるように形成されている。その結果、この揺動の周期の大小によって規定される記録クロックに基づいて記録動作を行うことで、夫々の記録層に記録される情報ピットの単位長が相異なるものとなる。即ち、同一の記録データをL0層とL1層の夫々へ記録する際には、夫々異なる長さのピット長を有する情報ピットとして記録されている。具体的には、図3中左側の図に示すように、L0層において所定の情報ピットが記録されているとする。このとき、L0層に記録されている記録データと同一の記録データをL1層に記録する際には、図3中右側の図に示すように、L0層における情報ピットよりも短い情報ピットが記録される。即ち、鎖線にて対応を示す図3中左側の5つの情報ピットと図3中右側の5つの情報ピットとは、夫々同一の記録データを示している一方で、L0層とL1層の夫々の記録密度は相異なるものとなる。
このようにL0層及びL1層の情報ピットの単位長の長さ(即ち、記録密度)が変わるようにグルーブトラックGTの揺動の周期を変えることで、夫々の記録層の記録密度を相異なるものとすることができる。例えば図3では、L1層に記録される情報ピットの単位長がL0層に記録される情報ピットの単位長と比較して短いことから、L1層における記録密度は、L0層における記録密度と比較して大きい。このとき、例えば後述の情報記録再生装置のチャンネルビットレートが、L0層とL1層とで同一であるとすると、適切に記録データの記録を行うためには、L0層の線速度は相対的に速く、一方L1層の線速度は相対的に遅い必要がある。このとき、情報ピットの単位長の長さの変更に合わせて(或いは、記録密度の変化に合わせて)、ウォブル109の周期が変更されている。これにより、情報ピットの単位長の長さを変更したとしても、合わせて変更されたプリフォーマットアドレス情報を参照することで後述の情報記録再生装置をして適切に情報の記録を行うことが可能となる。言い換えれば、このようにプリフォーマットアドレス情報が変更された光ディスクであれば、例えば情報記録再生装置は、当該ウォブル109等を参照して、それに応じた情報ピットの長さにて記録データを記録することができる。
更に、図3に示すように、プリフォーマットアドレス情報を示すランドプリピットLPPの位置も変更されている。具体的には、L1層のウォブル109の周期がL0層のそれと比較してより小さいことに合わせて、L1層におけるランドプリピットLPPの間隔がL0層のそれと比較して小さくなっている。これによっても、例えば情報記録再生装置は、当該ランドプリピットLPPを参照して、それに応じた情報ピットの長さにて記録データを記録することができる。
そして、夫々の記録層における記録密度は、夫々の記録層毎に最適な記録密度であることが好ましい。より具体的には、例えば当該情報ピットを再生する際の再生ジッタ値が最小となるような記録密度であってもよい。即ち、L0層における記録密度は、L0層に記録された情報ピットを再生する際の再生ジッタ値が最小となるような記録密度であってもよいし、L1層における記録密度は、L1層に記録された情報ピットを再生する際の再生ジッタ値が最小となるような記録密度であってもよい。いずれにしても、L1層の記録密度に関係なくL0層の記録密度を定めることができるし、L0層の記録密度に関係なくL1層の記録密度を定める事ができる。また、再生エラーレートが最小となるような記録密度であってもよいし、情報ピットをトラッキングできる程度のマージン(間隔)が存在するような記録密度であってもよい。
以上の結果、第1実施例に係る光ディスク100によれば、夫々の記録層毎に最適な記録密度にて記録データの記録を行うことができる。更に、他の記録層の記録密度に合わせて、本来望ましくない状態にて記録データを記録する必要も無くなり、その結果、記録データの特性向上という利点を有している。
尚、第1実施例においては、プリフォーマットアドレス情報を記録するためにウォブル109及びランドプリピットLPPを用いているがこのような光ディスク(例えば、DVD−R/RW等)に限定されるものではない。例えば、光ディスクの一具体例としてのDVD+R/RW等であれば、ランドプリピットLPPを用いることなくウォブル109によりプリフォーマットアドレス情報を記録しているため、このウォブル109の周期を変えれば足りる。その他の各種光ディスクにおいても、各記録層においてデータの記録密度が異なるようにプリフォーマットアドレス情報を記録すれば、上述した各種利益を享受することができる。
(第2実施例)
続いて、図4及び図5を参照して本発明の情報記録媒体の第2実施例に係る光ディスクについて説明する。ここに、図4は、第2実施例に係る光ディスクの記録密度の分布を概念的に示す平面図であり、図5は、異なる2つの記録層のうち、レーザ光が照射される側から見て遠い側にある記録層へ情報を記録する態様を概念的に示す説明図である。
図4に示すように、第2実施例に係る光ディスク100bは、同一の記録層(例えば、L0層)内において、記録密度が異なる領域が複数存在する。具体的には、例えばL0層内において、S1にて示す相対的に内周側の記録領域における記録密度とS2にて示す相対的に外周側の記録領域における記録密度とは相異なる。このため、第1記録層107内の(或いは、第2記録層207内の)記録特性や線速度(或いは、光ディスクの回転速度)等を十分に考慮して、より好適な記録密度で情報を記録することが可能となる。
また、記録層内の位置によらず、例えば図5に示すように、L0層の状態に応じて、L1層内の記録密度を変化させるように構成してもよい。具体的には、図5(a)に示すように、情報が記録済であるL0層の記録領域に対応するL1層の記録領域における記録密度と、図5(b)に示すように、情報が未記録であるL0層の記録領域に対応するL1層の記録領域における記録密度とが相異なるように構成してもよい。より具体的には、概してL0層が記録済の場合、照射されるレーザ光LBが散乱等されやすくL1層の記録密度が相対的に小さくなるように(即ち、相対的に粗に)情報ピットが記録されることが好ましい。他方、L0層が未記録の場合、L1層の記録密度が相対的に大きくなるように(即ち、相対的に密に)情報ピットが記録されてもよい。
また、例えば後述の情報記録再生装置であれば、L1層へ情報を記録する際に、予めL0層の状態(即ち、情報が記録済か未記録であるか)を判定し、その判定結果に応じてL1層における記録密度を決定するように構成することが好ましい。
(情報記録再生装置)
次に図6を参照して、本発明に係る情報記録媒体を用いてデータの記録再生を行う情報記録再生装置に係る実施例の構成及び動作について説明する。
先ず、図6を参照して、本発明の実施例に係る情報記録再生装置300の構成について説明する。ここに、図6は、本発明の実施例に係る情報記録再生装置300のブロック図である。尚、情報記録再生装置300は、光ディスク100に記録データを記録する機能と、光ディスク100に記録された記録データを再生する機能とを備える。
図6を参照して情報記録再生装置300の内部構成を説明する。情報記録再生装置300は、プロセッサ354の制御下で、光ディスク100に情報を記録すると共に、光ディスク100に記録された情報を読み取る装置である。
情報記録再生装置300は、光ディスク100、スピンドルモータ351、光ピックアップ352、信号記録再生手段353、プロセッサ(ドライブ制御手段)354、メモリ355、データ入出力制御手段306、操作ボタン310、表示パネル311、及びバス357により構成されている。
スピンドルモータ351は光ディスク100を回転及び停止させるもので、光ディスクへのアクセス時に動作する。より詳細には、スピンドルモータ351は、図示しないサーボユニット等によりスピンドルサーボを受けつつ所定速度で光ディスク100を回転及び停止させるように構成されている。
本実施例では特に、光ディスク100上に予め形成されたウォブル109やランドプリピットLPP等のプリフォーマットアドレス情報により示されるクロック信号に従ってデータの記録動作が行なわれる。即ち、スピンドルモータ351は、プリフォーマットに基づいて光ディスク100の回転を制御する。
光ピックアップ352は光ディスク100への記録再生を行うもので、レーザ装置とレンズから構成される。より詳細には、光ピックアップ352は、光ディスク100に対してレーザービーム等の光ビームを、再生時には読み取り光として第1のパワーで照射し、記録時には書き込み光として第2のパワーで且つ変調させながら照射する。
信号記録再生手段353は、スピンドルモータ351と光ピックアップ352を制御することで光ディスク100に対して記録再生を行う。
メモリ355は、記録再生データのバッファ領域や、信号記録再生手段353で使用出来るデータに変換する時の中間バッファとして使用される領域などディスクドライブ300におけるデータ処理全般において使用される。また、メモリ355はこれらレコーダ機器としての動作を行うためのプログラムが格納されるROM領域と、映像データの圧縮伸張で用いるバッファやプログラム動作に必要な変数が格納されるRAM領域などから構成される。
CPU(ドライブ制御手段)354は、信号記録再生手段353、メモリ355と、バス357を介して接続され、各制御手段に指示を行うことで、情報記録再生装置300全体の制御を行う。通常、CPU354が動作するためのソフトウェアは、メモリ355に格納されている。
データ入出力制御手段306は、情報記録再生装置300に対する外部からデータ入出力を制御し、メモリ355上のデータバッファへの格納及び取り出しを行う。データの入出力が映像信号である場合には、データ入力時には外部から受け取ったデータをMPEGフォーマットに圧縮(エンコード)してからメモリ355へ出力し、データ出力時には、メモリ355から受け取ったMPEGフォーマットのデータを伸張(デコード)してから外部へ出力する。
操作制御手段307は情報記録再生装置300に対する動作指示受付と表示を行うもので、記録又は再生といった操作ボタン310による指示をCPU354に伝え、記録中や再生中といった情報記録再生装置300の動作状態を蛍光管などの表示パネル311に出力する。
このように、情報記録再生装置300の一例である、家庭用機器では映像を記録再生するレコーダ機器である。このレコーダ機器は放送受信チューナや外部接続端子からの映像信号をディスクに記録し、テレビなど外部表示機器にディスクから再生した映像信号を出力する機器である。メモリ355に格納されたプログラムをCPU354で実行させることでレコーダ機器としての動作を行っている。
本実施例では特に、情報記録再生装置300は、光ディスク100に対して、プリフォーマットアドレス情報を参照しながら、第1記録層と第2記録層の夫々の記録密度が相異なるように記録データを記録する。具体的にはプリフォーマットアドレス情報を示すウォブル109の周期やランドプリピットLPPを読み取ることで得られる記録クロックに基づいて、記録データを各記録層へ記録していく。このため、第1記録層107についての記録を、第1記録層107自体の記録密度に応じて、また第2記録層207についての記録を、第2記録層207自体の記録密度に応じて、光ピックアップ352により適度なパワーを有するレーザ光を用いて良好に実行できる。このため、夫々の記録層において、より好適な状態で記録データを記録することができる。
尚、上述した実施例では、2つの記録層を有する光ディスクを例に説明を進めたが、3つ以上の複数の記録層を有する光ディスクにおいても同様の構成を採ることができることはいうまでもない。そして、同様の構成を採れば、上述した各種利益を享受することができる。
本発明は、上述した実施例に限られるものではなく、請求の範囲及び明細書全体から読み取れる発明の要旨或いは思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴なう情報記録媒体及び情報記録再生装置等もまた本発明の技術的範囲に含まれるものである。
本発明に係る情報記録媒体は、例えば、民生用或いは業務用の、各種情報を高密度に記録可能な多層型の光ディスクに利用可能である。

Claims (4)

  1. 情報を記録するための第1記録層と第2記録層とを少なくとも備えており、
    前記第1記録層及び前記第2記録層は夫々、同一のトラックピッチからなる前記情報を記録するためのグルーブトラックを有し、且つ各記録層に記録される前記情報の記録密度が相異なるように、記録時のクロックを生成するためのプリフォーマットがなされていることを特徴とする情報記録媒体。
  2. 前記第1記録層及び前記第2記録層は夫々、前記グルーブトラックが各記録層において相異なる周期で揺動することにより前記プリフォーマットがなされていることを特徴とする請求の範囲第1項に記載の情報記録媒体。
  3. 前記第1記録層及び第2記録層は夫々、更に前記グルーブトラック上の記録アドレス位置を示すランドプリピットが形成されており、
    各記録層における前記ランドプリピットは、各記録層に記録される前記情報の記録密度が相異なるように形成されていることを特徴とする請求の範囲第2項に記載の情報記録媒体。
  4. 前記第1記録層及び前記第2記録層は夫々、各記録層に記録される前記情報の再生ジッタが最小となるように、前記プリフォーマットがなされていることを特徴とする請求の範囲第1項に記載の情報記録媒体。
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