JPWO2003061220A1 - 移動体アドホックネットワークにおけるルーティング方法 - Google Patents
移動体アドホックネットワークにおけるルーティング方法Info
- Publication number
- JPWO2003061220A1 JPWO2003061220A1 JP2003561183A JP2003561183A JPWO2003061220A1 JP WO2003061220 A1 JPWO2003061220 A1 JP WO2003061220A1 JP 2003561183 A JP2003561183 A JP 2003561183A JP 2003561183 A JP2003561183 A JP 2003561183A JP WO2003061220 A1 JPWO2003061220 A1 JP WO2003061220A1
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- node
- route
- bandwidth
- communication
- information
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
- 238000000034 method Methods 0.000 title description 16
- 238000004891 communication Methods 0.000 claims abstract description 44
- 238000010187 selection method Methods 0.000 claims abstract 6
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 10
- 238000012790 confirmation Methods 0.000 claims description 6
- 238000011835 investigation Methods 0.000 description 4
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 235000008694 Humulus lupulus Nutrition 0.000 description 2
Images
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L47/00—Traffic control in data switching networks
- H04L47/70—Admission control; Resource allocation
- H04L47/82—Miscellaneous aspects
- H04L47/824—Applicable to portable or mobile terminals
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L45/00—Routing or path finding of packets in data switching networks
- H04L45/12—Shortest path evaluation
- H04L45/122—Shortest path evaluation by minimising distances, e.g. by selecting a route with minimum of number of hops
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L45/00—Routing or path finding of packets in data switching networks
- H04L45/20—Hop count for routing purposes, e.g. TTL
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L45/00—Routing or path finding of packets in data switching networks
- H04L45/30—Routing of multiclass traffic
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L45/00—Routing or path finding of packets in data switching networks
- H04L45/32—Flooding
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L47/00—Traffic control in data switching networks
- H04L47/70—Admission control; Resource allocation
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L47/00—Traffic control in data switching networks
- H04L47/70—Admission control; Resource allocation
- H04L47/72—Admission control; Resource allocation using reservation actions during connection setup
- H04L47/724—Admission control; Resource allocation using reservation actions during connection setup at intermediate nodes, e.g. resource reservation protocol [RSVP]
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L47/00—Traffic control in data switching networks
- H04L47/70—Admission control; Resource allocation
- H04L47/82—Miscellaneous aspects
- H04L47/822—Collecting or measuring resource availability data
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04W—WIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
- H04W28/00—Network traffic management; Network resource management
- H04W28/16—Central resource management; Negotiation of resources or communication parameters, e.g. negotiating bandwidth or QoS [Quality of Service]
- H04W28/26—Resource reservation
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04W—WIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
- H04W40/00—Communication routing or communication path finding
- H04W40/24—Connectivity information management, e.g. connectivity discovery or connectivity update
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04W—WIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
- H04W40/00—Communication routing or communication path finding
- H04W40/02—Communication route or path selection, e.g. power-based or shortest path routing
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04W—WIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
- H04W40/00—Communication routing or communication path finding
- H04W40/02—Communication route or path selection, e.g. power-based or shortest path routing
- H04W40/22—Communication route or path selection, e.g. power-based or shortest path routing using selective relaying for reaching a BTS [Base Transceiver Station] or an access point
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04W—WIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
- H04W40/00—Communication routing or communication path finding
- H04W40/24—Connectivity information management, e.g. connectivity discovery or connectivity update
- H04W40/248—Connectivity information update
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04W—WIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
- H04W40/00—Communication routing or communication path finding
- H04W40/24—Connectivity information management, e.g. connectivity discovery or connectivity update
- H04W40/28—Connectivity information management, e.g. connectivity discovery or connectivity update for reactive routing
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04W—WIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
- H04W84/00—Network topologies
- H04W84/18—Self-organising networks, e.g. ad-hoc networks or sensor networks
Abstract
移動体アドホックネットワークにおいて、アドホックオンデマンド距離ベクトル(AODV)アルゴリズムを用いてソースノードから中間ノードを経由して目的地ノードまでの通信経路を探索する、経路上の通信帯域を予約する第1のステップと、前記通信ルート上で互いに隣接する前記中間ノード同士を結ぶリンクルート上の通信帯域幅の情報を前記中間ノードに格納する第2のステップと、前記経路上の目的地ノードから前記ソースノードに向かってルート応答を行う際、前記経路の利用できる通信帯域幅の情報を収集して、前記ソースノードに伝達する第3のステップと、を具備することを特徴とするノード選択方法。
Description
技術分野
本発明はルーティング手法に係り、特に移動体アドホックネットワーク(Mobile Ad−hoc Network:MANET)において好適に使用可能なルーティングアルゴリズムとそれを用いたルーティング手法に関する。
背景技術
MANETは、複数の移動可能なノード(以下、単にノードという)で構成されており、任意のノード間で隣接するノードを介して通信が可能である。
今、MANET内のある特定のノード(以下ソースノードSという)から、他の特定のノード(以下目的地ノードDという)に対してパケットの伝送を行なおうとする場合、複数のノード間をリンクする通信ルートを確立する必要がある。
このような通信ルートの確立に用いられるプロトコルとして距離ベクトル(Distance Vector:DV)ルーティングプロトコルが知られている。
DV方式では、各ノードはまず最初に自分のアドレスをブロードキャストする。この結果、各ノードは自分に隣接するノードの情報(ノードの存在やそのノードまでの「距離」)を得ることが出来る。次にこの情報をまとめてブロードキャストすると、隣接ノードのさらに隣のノードまで情報が得られる。各ノードは得られた情報をもとに、自分と直接隣接していないノードまでの経路を計算して、自分の経路表に保存する。
このようにしてノードが次々と経路表に保存されている経路情報を隣接ノードに伝播していく。隣接ノードは新たに得られた情報をもとに自分の経路情報を更新する。
この方式は実装が容易という長所がある半面、情報伝播が遅いほか、ノードとリンクの状況が常に変動しているアドホックネットワークの状況のもとで各ノードの経路表を維持するためには、膨大な量のコントロールメッセージを必要とするなど問題が出てくるという欠点がある。
また、通信ルートを確立しようとするたびに、同一の手順を繰返す必要があり、ルート確立に時間がかかるという問題もあった。以上の問題解決するアルゴリズムとして、アドホックオンデマンド距離ベクトル(Ad−hoc On−demand Distance Vector:AODV)ルーティングプロトコルが知られている。
AODVもDVと同様なブロードキャストベースのルーティングアルゴリズムであるが、DVと比べて、最大の特徴は要求に応じて(on−demand)経路探索を行う。具体的に言うと、DVがデータパケットを伝送するまえに、あらかじめすべてのノードまでの経路を見つけ、保存しておく。それとは違い、AODVはデータパケットを目的地まで送る要求が来ないと、経路の探索を行わない。それによって、全部のノードまでの経路情報を維持、更新するために送信するコントロールメッセージを節約できるようになった。
また、AODVは、経路確立に際してDVのように毎回ブロードキャストを行う必要がなく、前回経路探索の時に中間ノードが収集し、記録している自身から目的地ノードまでのルート情報を活用して、目的地ノードの代理として返信を行うことにより、ネットワーク全体のブロードキャストを避けて、ブロードキャストの回数を削減し、通信帯域を無駄に消費することを防止している。
中間ノードはルーティングテーブルを具備しており、このルーティングテーブルには▲1▼自身のノードからルート形成可能な隣接ノードのアドレス、▲2▼その隣接ノードを経由して目的地ノードDに到達するまでの最短ホップ数が記憶されている。
図1はノード数が7で構成されるMANETを示す図で、(a)はルーティングテーブルのフォーマットを、(b)は各ノードにおけるルーティングテーブルの内容を示している。図1(a)に示されるルーティングテーブルは、中間ノード2でのルーティングテーブルの内容を示している。なお、図1のMANETにおいてはノード1がソースノードSに、ノード4が目的地ノードDになっている。
各ノードでのルーティングテーブルは、ソースノードSから最初に隣接中間ノード2,5,6に対してルート調査メッセージパケットのブロードキャストが行なわれ、目的地ノードDがこれを受信し、ソースノードSに対して返信することにより、作成される。図1に示す例では、ソースノードSは通信ルートとして、ソースノード1−ノード5−目的地ノードDが確立される。
次にほかのソースノード8が目的地ノード4に送信したい時には、ノード8は自分と隣接しているノード6に対して、ルート要求メッセージ(Route Request Message:RREQ)を発信する。RREQを受信したノード6がノード4までの経路情報を格納しているので、ノード4の代理として格納されたルート情報をルート返信メッセージ(Route Reply Message:RREP)としてソースノード8に返信する。RREPを受取ったソースノード8は、この経路情報を受取って、自分のルーティングテーブルを更新して、ノード6向けにノード4宛てにデータパケットを送信する。
このように、AODVでは、中間ノードがプロキシィノードとして以前のルート調査メッセージパケットのブロードキャストによって収集し、ルーティングテーブルに格納しているルート情報を利用するので、ほかのノードから同じ目的地ノードまでの通信ルート確立要求を受取るとき、再ブロードキャストする必要がない。
したがって経路再確立までの時間を短縮出来、しかも通信帯域を無駄に消費することもない。
このようにAODVアルゴリズムは、ソースノードSから目的地ノードDまでの最適ルートを選択するのには適しているが、最適ルートとして保証されるのは、ホップ数の最短のルートであるということだけである。MANETにおいて画像、データ、音声などのマルチメディア情報の通信を行おうとする場合、通信ルートの伝送サービス品質(Quality of Service:QOS)が問題となる。
即ち、伝送しようとするメディア情報によって、遅延(delay)や通信帯域幅(bandwidth)を考慮して通信ルートを選択しなくてはならない。
上述した従来のAODVアルゴリズムでは、ルート中のQOS情報を問合わせるメッセージはルート調査メッセージ中には含まれておらず、中間ノードが経路のQoS情報を収集する手法に関して論じておらず、中間ノードは経路情報としてQOS情報を収集し格納してはいなかった。
そこで新たにQoS要求がある経路を確立するとき、経路のQOSを問合わせるQOSルート調査メッセージ(QOS Route Search Message)をMANET中のすべてのノードに対して発信しなければならなかった。このとき、AODVの二つの特徴、(1)オンデマンド、(2)中間ノードが代理応答、は全部効かなくなった。毎回、ネットワーク中のノードに対してブロードキャストしなければならず、効率の悪いものとなっていた。
QOSを取入れたAODVアルゴリズムがPerkins等によって、文献「“Quality of Service for Ad hoc On−Demand Distance Vector Routing”,IETF draft,draft−ietf−manet−qos−00.txt,14 July 2000」に提案されている。
Perkins等は、QOSルーティングのためのいくつかのメッセージフォーマットを定義し、QOSパケットをルーティングするための一般的なアイディアを提案している。この提案でも、中間ノードは正確なQOS情報、特に帯域幅情報、を収集することは行わず、QOS情報はブロードキャスト(Broadcasting)により収集される。したがって上述した問題点を解決できないものである。
発明の開示
本発明は上述した課題を解決するためになされたもので、ルーティングのために必要とされるルート制御パケットの量を削減し、ルート調査(Route Search)の応答時間を短縮することの出来るルーティング方法を提供することを目的とする。
本発明の目的は、AODVの特徴1)オンデマンド、2)中間ノードの代理応答を保ち、サービス品質が保証できる経路制御手法まで拡張して、ネットワークのサイズが大きくなってもコントロールパケット量を妥当な範囲に制御することの出来るルーティングアルゴリズムを提供することにある。
本発明の経路制御手法は、移動体アドホックネットワークにおいてAODVアルゴリズムを用いてソースノードから中間ノードを経由して目的地ノードまでの経路を探索する、経路上の通信帯域資源を予約する第1のステップと、前記通信経路上で互いに隣接する前記中間ノード同士を結ぶリンク上の利用できる通信帯域幅の情報を前記中間ノードに格納する第2ステップと、前期経路上の前記目的地ノードから前期ソースノードに向かって経路応答を行う際、経路上の利用できる通信帯域幅の情報を収集、伝送する第3ステップを具備することを特徴とする。
また、本発明のルーティング手法は、前記ソースノードあるいはほかのソースノードから経路選択要求が帯域幅を指定して前記中間ノードに対して行なわれた際、前記通信経路の前記経路上の利用できる帯域幅が指定帯域幅より大きいときには、前記中間ノードは代理として前記ソースノードに対して前記指定帯域幅での伝送を許可する応答を行い、前記目的ノードに向う前記通信ルート上の前記中間ノードに対して前記指定帯域幅での伝送を保証した確認応答を行う第4のステップを具備することを特徴とする。
さらに、本発明の経路制御手法は、前記確認応答が前記目的地ノードに到達すると、前記通信ルート上の前記中間ノードは前記リンクルートの前記通信帯域幅を前記指定帯域幅だけ更新する第5のステップを具備することを特徴とする。
発明を実施するための最良の実施の形態
図2に示すMANETは、6個の移動体ノード1〜6で構成され、各ノード間には図に示すような8個のリンクルートLR1−2,LR2−3,LR3−4,LR4−5,LR5−6,LR1−6,LR2−5,LR3−5が形成されている。ここでノード1はソースノードS、ノード4は目的地ノードDである。
ソースノードSから目的地ノードDまでの通信ルートを設定すると共にプロキシィ(Proxy)ノードを設定するまでの手順は、前述したAODVを用いたルーティングプロトコルを用いて行なわれる。
この結果、プロキシィノードとしてノード2が設定され、通信ルートとして、LR1−2−LR2−3−LR3−4−LR3−4が設定されている。
本発明のアルゴリズムではソースノードSがルートのQOSとして通信帯域幅を指定してプロキシィノード2に問合わせを行う手順が後に予定されているので、各ノード1,2,3はリンクルートLR1−2,LR2−3,LR3−4の帯域幅をそれぞれのノードのルーティングテーブルに格納する。
仮にリンクルートLR1−2,LR2−3,LR3−4の帯域幅が図2(B)に示すようにそれぞれ15kbit/s,20kbit/s,10kbit/sであった場合、ノード1、ノード2、ノード3にはノード1からノード2まで、ノード2からノード3まで、ノード3からノード4までの帯域幅の情報BW1,BW2,BW3として「15」,「20」,「10」が格納される。なお目的地ノードDであるノード4にはノード4自身までの帯域幅の情報として「∞」が格納される。
次に、目的地ノードDからソースノードSに向ってルート応答(Route Reply)を行う際の手順について説明する。このルート応答は、設定されたルートLR1−2−LR2−3−LR3−4にどれだけの帯域幅を有するパケットをソースノードSから目的地ノードDに対して伝送出来るかのQOS情報を与えるものである。図2(B)に示す場合について説明する。ノード4からノード3への応答では、ノード4には帯域幅の情報として「∞」を格納されており、ルート応答として「∞」が伝送される。これを図中にReply3−4(∞)と表示している。
ノード3はその情報を受け取って、ルートLR3−4の帯域幅「10」であるから、小さい方が選択されて、ノード4までの経路帯域幅を「10」としてルーティングテーブルに格納する。次にノード3からノード2への応答では、ルーティングテーブルに格納されるノード4までの経路帯域幅は「10」であるから、ルート応答として「10」が伝送される。これを図中にReply2−3(10)と表示している。
つぎに、ノード2はその情報を受け取って、ルートLR2−3のリンク帯域幅の情報として「20」が与えられるが、ノード3からの経路帯域幅が「10」であるから、小さい方が選択されて、経路帯域幅としてルーティングテーブルに格納される。ノード2からノード1への応答では、前記格納されたノード4までの経路帯域幅「10」を応答として伝送される。これを図中にReply1−2(10)と表示している。
最後に、ノード1はその情報を受け取って、ルートLR1−2のリンク帯域幅の情報として「15」が与えられるが、ノード2から受け取ったノード4までの経路帯域幅が「10」であるから、小さい方が選択されて、経路帯域幅としてルーティングテーブルに格納される。
このようにして、すべてのリンクルートLR1−2,LR2−3,LR3−4を通過することの出来る最小帯域幅の情報がソースノードSに伝送される。
これにより、設定された通信ルートLR1−2−LR2−3−LR3−4でのQOS情報である帯域幅の情報がソースノードSに与えられることになる。したがってソースノードSは帯域幅10kbit/sまでのパケットを通信ルートを介して伝送出来る。
次に、新たにソースノードSが帯域幅5kbit/sのパケットを目的地ノードDに伝送する場合について説明する。
パケットの伝送要求はソースノードSからプロキシィノード2に対してルート選択要求として行なわれる。これを図2(A)にRequest(5)として表示している。このルート選択要求Request(5)は通信ルートの最小帯域幅「10」よりも小さいので、伝送は許可される。このときプロキシィノード2はソースノードSに対して伝送を許可する応答を行う。これを図2(A)にReply(5)として表示している。
ついで、プロキシィノード2は、ノード3に対して伝送を保証する確認応答を行う。この確認応答を受取ったノード3は目的地ノードDに対して確認応答を行う。これにより通信ルートLR1−2−LR2−3−LR3−4を介して指定された帯域幅「5」を持つパケットの伝送が可能となる。
上述した確認応答をConfirm(5)として図2(A)に表示している。確認応答が中間ノード2,3を通過するとき、次のパケットの伝送に備えて、各ノードは自分と隣接するノードの間のリンク帯域情報を更新する。各ノード1,2,3に格納していた利用できる通信帯域幅(Available Bandwidth)の情報「15」,「20」,「10」を「10」、「15」、「5」に更新する。
即ち、パケットの伝送で使用された帯域幅「5」だけ、格納されていた目的地までの経路帯域幅を減ずるような更新(Update)が行なわれる。
この更新は、目的地ノードDからソースノードSに向って通信経路上を前述した図2(B)に示すルート応答と同一の手順で行なわれる。
ノード3に対する更新をUpdate3、ノード2に対する更新をUpdate2、ノード1に対する更新をUpdate1として図2(C)に表示している。
更新するとき、前記目的地ノードDからソースノードSに向ってルート応答(Route Reply)を行う際の手順と同様に、目的地ノードDはノード自身までの帯域幅∞をUpdateメッセージに格納して、ノード3に送信する。ノード3では、Confirmパケットによって更新されたLR3−4とUpdateメッセージに含まれる経路帯域幅情報の小さい方がノード3から目的地ノードまでの経路帯域幅として選択されて、ルーティングテーブルに格納される。ノード1,2に格納されるノード4までの経路帯域幅情報も同じようにUpdateパケットによって更新される。
更新の結果、ノード1,2,3からノード4までの利用できる経路帯域幅は全部「5」に更新される。
以上説明したように本発明では、目的地ノードDからソースノードSへのルート応答時に、ルートの帯域幅の情報が同様に伝送されることを特徴としている。
またルートの帯域幅の情報は各中間ノードに格納され、逐次更新される。
本発明では、ルート応答時のパケットをルートの帯域幅を測定するために使用しているので、別途制御用のメッセージパケットを用意する必要はない。
またノードには帯域幅の情報を含むルート情報が格納されており、リンクルートの帯域幅の情報が変化したことを各ノードが検知するとそのルート情報を更新するようにしているので、設定された通信ルートを通過することの出来るパケットの正確な帯域幅を知ることが出来る。
したがって本発明では、各ノードが目的地ノードDに対して正確なルート情報を有していることを保証することが出来る。また各ノードに格納されているルート情報は逐次更新されるので、リンクルートの現在の状態を正確に反映している。
このようにして本発明では、ルーティングのために必要とされるルート制御パケットの量を削減し、ルート調査の応答時間を短縮している。
【図面の簡単な説明】
図1は、MANETの各ノードにおける従来のルーティングテーブルを説明する図、図2は、本発明のルーティング手法を説明する図である。
本発明はルーティング手法に係り、特に移動体アドホックネットワーク(Mobile Ad−hoc Network:MANET)において好適に使用可能なルーティングアルゴリズムとそれを用いたルーティング手法に関する。
背景技術
MANETは、複数の移動可能なノード(以下、単にノードという)で構成されており、任意のノード間で隣接するノードを介して通信が可能である。
今、MANET内のある特定のノード(以下ソースノードSという)から、他の特定のノード(以下目的地ノードDという)に対してパケットの伝送を行なおうとする場合、複数のノード間をリンクする通信ルートを確立する必要がある。
このような通信ルートの確立に用いられるプロトコルとして距離ベクトル(Distance Vector:DV)ルーティングプロトコルが知られている。
DV方式では、各ノードはまず最初に自分のアドレスをブロードキャストする。この結果、各ノードは自分に隣接するノードの情報(ノードの存在やそのノードまでの「距離」)を得ることが出来る。次にこの情報をまとめてブロードキャストすると、隣接ノードのさらに隣のノードまで情報が得られる。各ノードは得られた情報をもとに、自分と直接隣接していないノードまでの経路を計算して、自分の経路表に保存する。
このようにしてノードが次々と経路表に保存されている経路情報を隣接ノードに伝播していく。隣接ノードは新たに得られた情報をもとに自分の経路情報を更新する。
この方式は実装が容易という長所がある半面、情報伝播が遅いほか、ノードとリンクの状況が常に変動しているアドホックネットワークの状況のもとで各ノードの経路表を維持するためには、膨大な量のコントロールメッセージを必要とするなど問題が出てくるという欠点がある。
また、通信ルートを確立しようとするたびに、同一の手順を繰返す必要があり、ルート確立に時間がかかるという問題もあった。以上の問題解決するアルゴリズムとして、アドホックオンデマンド距離ベクトル(Ad−hoc On−demand Distance Vector:AODV)ルーティングプロトコルが知られている。
AODVもDVと同様なブロードキャストベースのルーティングアルゴリズムであるが、DVと比べて、最大の特徴は要求に応じて(on−demand)経路探索を行う。具体的に言うと、DVがデータパケットを伝送するまえに、あらかじめすべてのノードまでの経路を見つけ、保存しておく。それとは違い、AODVはデータパケットを目的地まで送る要求が来ないと、経路の探索を行わない。それによって、全部のノードまでの経路情報を維持、更新するために送信するコントロールメッセージを節約できるようになった。
また、AODVは、経路確立に際してDVのように毎回ブロードキャストを行う必要がなく、前回経路探索の時に中間ノードが収集し、記録している自身から目的地ノードまでのルート情報を活用して、目的地ノードの代理として返信を行うことにより、ネットワーク全体のブロードキャストを避けて、ブロードキャストの回数を削減し、通信帯域を無駄に消費することを防止している。
中間ノードはルーティングテーブルを具備しており、このルーティングテーブルには▲1▼自身のノードからルート形成可能な隣接ノードのアドレス、▲2▼その隣接ノードを経由して目的地ノードDに到達するまでの最短ホップ数が記憶されている。
図1はノード数が7で構成されるMANETを示す図で、(a)はルーティングテーブルのフォーマットを、(b)は各ノードにおけるルーティングテーブルの内容を示している。図1(a)に示されるルーティングテーブルは、中間ノード2でのルーティングテーブルの内容を示している。なお、図1のMANETにおいてはノード1がソースノードSに、ノード4が目的地ノードDになっている。
各ノードでのルーティングテーブルは、ソースノードSから最初に隣接中間ノード2,5,6に対してルート調査メッセージパケットのブロードキャストが行なわれ、目的地ノードDがこれを受信し、ソースノードSに対して返信することにより、作成される。図1に示す例では、ソースノードSは通信ルートとして、ソースノード1−ノード5−目的地ノードDが確立される。
次にほかのソースノード8が目的地ノード4に送信したい時には、ノード8は自分と隣接しているノード6に対して、ルート要求メッセージ(Route Request Message:RREQ)を発信する。RREQを受信したノード6がノード4までの経路情報を格納しているので、ノード4の代理として格納されたルート情報をルート返信メッセージ(Route Reply Message:RREP)としてソースノード8に返信する。RREPを受取ったソースノード8は、この経路情報を受取って、自分のルーティングテーブルを更新して、ノード6向けにノード4宛てにデータパケットを送信する。
このように、AODVでは、中間ノードがプロキシィノードとして以前のルート調査メッセージパケットのブロードキャストによって収集し、ルーティングテーブルに格納しているルート情報を利用するので、ほかのノードから同じ目的地ノードまでの通信ルート確立要求を受取るとき、再ブロードキャストする必要がない。
したがって経路再確立までの時間を短縮出来、しかも通信帯域を無駄に消費することもない。
このようにAODVアルゴリズムは、ソースノードSから目的地ノードDまでの最適ルートを選択するのには適しているが、最適ルートとして保証されるのは、ホップ数の最短のルートであるということだけである。MANETにおいて画像、データ、音声などのマルチメディア情報の通信を行おうとする場合、通信ルートの伝送サービス品質(Quality of Service:QOS)が問題となる。
即ち、伝送しようとするメディア情報によって、遅延(delay)や通信帯域幅(bandwidth)を考慮して通信ルートを選択しなくてはならない。
上述した従来のAODVアルゴリズムでは、ルート中のQOS情報を問合わせるメッセージはルート調査メッセージ中には含まれておらず、中間ノードが経路のQoS情報を収集する手法に関して論じておらず、中間ノードは経路情報としてQOS情報を収集し格納してはいなかった。
そこで新たにQoS要求がある経路を確立するとき、経路のQOSを問合わせるQOSルート調査メッセージ(QOS Route Search Message)をMANET中のすべてのノードに対して発信しなければならなかった。このとき、AODVの二つの特徴、(1)オンデマンド、(2)中間ノードが代理応答、は全部効かなくなった。毎回、ネットワーク中のノードに対してブロードキャストしなければならず、効率の悪いものとなっていた。
QOSを取入れたAODVアルゴリズムがPerkins等によって、文献「“Quality of Service for Ad hoc On−Demand Distance Vector Routing”,IETF draft,draft−ietf−manet−qos−00.txt,14 July 2000」に提案されている。
Perkins等は、QOSルーティングのためのいくつかのメッセージフォーマットを定義し、QOSパケットをルーティングするための一般的なアイディアを提案している。この提案でも、中間ノードは正確なQOS情報、特に帯域幅情報、を収集することは行わず、QOS情報はブロードキャスト(Broadcasting)により収集される。したがって上述した問題点を解決できないものである。
発明の開示
本発明は上述した課題を解決するためになされたもので、ルーティングのために必要とされるルート制御パケットの量を削減し、ルート調査(Route Search)の応答時間を短縮することの出来るルーティング方法を提供することを目的とする。
本発明の目的は、AODVの特徴1)オンデマンド、2)中間ノードの代理応答を保ち、サービス品質が保証できる経路制御手法まで拡張して、ネットワークのサイズが大きくなってもコントロールパケット量を妥当な範囲に制御することの出来るルーティングアルゴリズムを提供することにある。
本発明の経路制御手法は、移動体アドホックネットワークにおいてAODVアルゴリズムを用いてソースノードから中間ノードを経由して目的地ノードまでの経路を探索する、経路上の通信帯域資源を予約する第1のステップと、前記通信経路上で互いに隣接する前記中間ノード同士を結ぶリンク上の利用できる通信帯域幅の情報を前記中間ノードに格納する第2ステップと、前期経路上の前記目的地ノードから前期ソースノードに向かって経路応答を行う際、経路上の利用できる通信帯域幅の情報を収集、伝送する第3ステップを具備することを特徴とする。
また、本発明のルーティング手法は、前記ソースノードあるいはほかのソースノードから経路選択要求が帯域幅を指定して前記中間ノードに対して行なわれた際、前記通信経路の前記経路上の利用できる帯域幅が指定帯域幅より大きいときには、前記中間ノードは代理として前記ソースノードに対して前記指定帯域幅での伝送を許可する応答を行い、前記目的ノードに向う前記通信ルート上の前記中間ノードに対して前記指定帯域幅での伝送を保証した確認応答を行う第4のステップを具備することを特徴とする。
さらに、本発明の経路制御手法は、前記確認応答が前記目的地ノードに到達すると、前記通信ルート上の前記中間ノードは前記リンクルートの前記通信帯域幅を前記指定帯域幅だけ更新する第5のステップを具備することを特徴とする。
発明を実施するための最良の実施の形態
図2に示すMANETは、6個の移動体ノード1〜6で構成され、各ノード間には図に示すような8個のリンクルートLR1−2,LR2−3,LR3−4,LR4−5,LR5−6,LR1−6,LR2−5,LR3−5が形成されている。ここでノード1はソースノードS、ノード4は目的地ノードDである。
ソースノードSから目的地ノードDまでの通信ルートを設定すると共にプロキシィ(Proxy)ノードを設定するまでの手順は、前述したAODVを用いたルーティングプロトコルを用いて行なわれる。
この結果、プロキシィノードとしてノード2が設定され、通信ルートとして、LR1−2−LR2−3−LR3−4−LR3−4が設定されている。
本発明のアルゴリズムではソースノードSがルートのQOSとして通信帯域幅を指定してプロキシィノード2に問合わせを行う手順が後に予定されているので、各ノード1,2,3はリンクルートLR1−2,LR2−3,LR3−4の帯域幅をそれぞれのノードのルーティングテーブルに格納する。
仮にリンクルートLR1−2,LR2−3,LR3−4の帯域幅が図2(B)に示すようにそれぞれ15kbit/s,20kbit/s,10kbit/sであった場合、ノード1、ノード2、ノード3にはノード1からノード2まで、ノード2からノード3まで、ノード3からノード4までの帯域幅の情報BW1,BW2,BW3として「15」,「20」,「10」が格納される。なお目的地ノードDであるノード4にはノード4自身までの帯域幅の情報として「∞」が格納される。
次に、目的地ノードDからソースノードSに向ってルート応答(Route Reply)を行う際の手順について説明する。このルート応答は、設定されたルートLR1−2−LR2−3−LR3−4にどれだけの帯域幅を有するパケットをソースノードSから目的地ノードDに対して伝送出来るかのQOS情報を与えるものである。図2(B)に示す場合について説明する。ノード4からノード3への応答では、ノード4には帯域幅の情報として「∞」を格納されており、ルート応答として「∞」が伝送される。これを図中にReply3−4(∞)と表示している。
ノード3はその情報を受け取って、ルートLR3−4の帯域幅「10」であるから、小さい方が選択されて、ノード4までの経路帯域幅を「10」としてルーティングテーブルに格納する。次にノード3からノード2への応答では、ルーティングテーブルに格納されるノード4までの経路帯域幅は「10」であるから、ルート応答として「10」が伝送される。これを図中にReply2−3(10)と表示している。
つぎに、ノード2はその情報を受け取って、ルートLR2−3のリンク帯域幅の情報として「20」が与えられるが、ノード3からの経路帯域幅が「10」であるから、小さい方が選択されて、経路帯域幅としてルーティングテーブルに格納される。ノード2からノード1への応答では、前記格納されたノード4までの経路帯域幅「10」を応答として伝送される。これを図中にReply1−2(10)と表示している。
最後に、ノード1はその情報を受け取って、ルートLR1−2のリンク帯域幅の情報として「15」が与えられるが、ノード2から受け取ったノード4までの経路帯域幅が「10」であるから、小さい方が選択されて、経路帯域幅としてルーティングテーブルに格納される。
このようにして、すべてのリンクルートLR1−2,LR2−3,LR3−4を通過することの出来る最小帯域幅の情報がソースノードSに伝送される。
これにより、設定された通信ルートLR1−2−LR2−3−LR3−4でのQOS情報である帯域幅の情報がソースノードSに与えられることになる。したがってソースノードSは帯域幅10kbit/sまでのパケットを通信ルートを介して伝送出来る。
次に、新たにソースノードSが帯域幅5kbit/sのパケットを目的地ノードDに伝送する場合について説明する。
パケットの伝送要求はソースノードSからプロキシィノード2に対してルート選択要求として行なわれる。これを図2(A)にRequest(5)として表示している。このルート選択要求Request(5)は通信ルートの最小帯域幅「10」よりも小さいので、伝送は許可される。このときプロキシィノード2はソースノードSに対して伝送を許可する応答を行う。これを図2(A)にReply(5)として表示している。
ついで、プロキシィノード2は、ノード3に対して伝送を保証する確認応答を行う。この確認応答を受取ったノード3は目的地ノードDに対して確認応答を行う。これにより通信ルートLR1−2−LR2−3−LR3−4を介して指定された帯域幅「5」を持つパケットの伝送が可能となる。
上述した確認応答をConfirm(5)として図2(A)に表示している。確認応答が中間ノード2,3を通過するとき、次のパケットの伝送に備えて、各ノードは自分と隣接するノードの間のリンク帯域情報を更新する。各ノード1,2,3に格納していた利用できる通信帯域幅(Available Bandwidth)の情報「15」,「20」,「10」を「10」、「15」、「5」に更新する。
即ち、パケットの伝送で使用された帯域幅「5」だけ、格納されていた目的地までの経路帯域幅を減ずるような更新(Update)が行なわれる。
この更新は、目的地ノードDからソースノードSに向って通信経路上を前述した図2(B)に示すルート応答と同一の手順で行なわれる。
ノード3に対する更新をUpdate3、ノード2に対する更新をUpdate2、ノード1に対する更新をUpdate1として図2(C)に表示している。
更新するとき、前記目的地ノードDからソースノードSに向ってルート応答(Route Reply)を行う際の手順と同様に、目的地ノードDはノード自身までの帯域幅∞をUpdateメッセージに格納して、ノード3に送信する。ノード3では、Confirmパケットによって更新されたLR3−4とUpdateメッセージに含まれる経路帯域幅情報の小さい方がノード3から目的地ノードまでの経路帯域幅として選択されて、ルーティングテーブルに格納される。ノード1,2に格納されるノード4までの経路帯域幅情報も同じようにUpdateパケットによって更新される。
更新の結果、ノード1,2,3からノード4までの利用できる経路帯域幅は全部「5」に更新される。
以上説明したように本発明では、目的地ノードDからソースノードSへのルート応答時に、ルートの帯域幅の情報が同様に伝送されることを特徴としている。
またルートの帯域幅の情報は各中間ノードに格納され、逐次更新される。
本発明では、ルート応答時のパケットをルートの帯域幅を測定するために使用しているので、別途制御用のメッセージパケットを用意する必要はない。
またノードには帯域幅の情報を含むルート情報が格納されており、リンクルートの帯域幅の情報が変化したことを各ノードが検知するとそのルート情報を更新するようにしているので、設定された通信ルートを通過することの出来るパケットの正確な帯域幅を知ることが出来る。
したがって本発明では、各ノードが目的地ノードDに対して正確なルート情報を有していることを保証することが出来る。また各ノードに格納されているルート情報は逐次更新されるので、リンクルートの現在の状態を正確に反映している。
このようにして本発明では、ルーティングのために必要とされるルート制御パケットの量を削減し、ルート調査の応答時間を短縮している。
【図面の簡単な説明】
図1は、MANETの各ノードにおける従来のルーティングテーブルを説明する図、図2は、本発明のルーティング手法を説明する図である。
Claims (3)
- ・移動体アドホックネットワークにおいてAODVアルゴリズムを用いてソースノードから中間ノードを経由して目的地ノードまでの通信経路を探索する、経路上の通信帯域を予約する第1のステップと、
・前記通信ルート上で互いに隣接する前記中間ノード同士を結ぶリンクルート上の通信帯域幅の情報を前記中間ノードに格納する第2のステップと、
・前記経路上の目的地ノードから前記ソースノードに向ってルート応答を行う際、前記経路の利用できる通信帯域幅の情報を収集して、前記ソースノードに伝送する第3のステップと、
を具備することを特徴とするノード選択方法。 - 請求項1に記載のノード選択方法において、
前記ソースノード、または他のソースノードから経路選択要求が帯域幅を指定して前記中間ノードに対して行なわれた際、前記通信経路の前記経路上の利用できる通信帯域幅が指定帯域幅より大きいときには、前記中間ノードは代理として前記ソースノードに対して前記指定帯域幅での伝送を許可する応答を行い、
前記目的ノードに向う前記通信ルート上の前記中間ノードに対して前記指定帯域幅での伝送を保証した確認応答を行う第4のステップを具備することを特徴とするノード選択方法。 - 請求項2に記載のノード選択方法において、
前記確認応答が前記目的地ノードに到達すると、前記通信ルート上の前記中間ノードは前記リンクルートの前記通信帯域幅を前記指定帯域幅だけ更新する第5のステップを具備することを特徴とするノード選択方法。
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
PCT/JP2001/011650 WO2003061220A1 (fr) | 2001-12-28 | 2001-12-28 | Procede d'acheminement pour reseau ad-hoc mobile |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPWO2003061220A1 true JPWO2003061220A1 (ja) | 2005-05-19 |
Family
ID=11738101
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003561183A Withdrawn JPWO2003061220A1 (ja) | 2001-12-28 | 2001-12-28 | 移動体アドホックネットワークにおけるルーティング方法 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US20050129000A1 (ja) |
EP (1) | EP1467524A4 (ja) |
JP (1) | JPWO2003061220A1 (ja) |
AU (1) | AU2002225379A1 (ja) |
WO (1) | WO2003061220A1 (ja) |
Families Citing this family (45)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8578015B2 (en) * | 2002-04-29 | 2013-11-05 | Harris Corporation | Tracking traffic in a mobile ad hoc network |
JP3977157B2 (ja) * | 2002-06-17 | 2007-09-19 | Kddi株式会社 | 経路制御方法及び装置、並びにコンピュータプログラム |
KR100645428B1 (ko) * | 2003-05-05 | 2006-11-15 | 삼성전자주식회사 | 개인 통신무선 네트워크에서 라우팅 경로 설정 장치 및 방법 |
KR100611125B1 (ko) * | 2003-05-09 | 2006-08-10 | 삼성전자주식회사 | 애드 혹 네트워크에서 트리구조를 이용한 최적 라우팅경로 설정 장치 및 방법 |
JP4605427B2 (ja) * | 2003-08-08 | 2011-01-05 | ソニー株式会社 | 通信システム、通信方法、通信端末装置及びその制御方法並びにプログラム |
JP4605428B2 (ja) * | 2003-08-08 | 2011-01-05 | ソニー株式会社 | 通信システム、通信端末装置、通信方法及びプログラム |
BRPI0413316A (pt) | 2003-08-08 | 2006-10-10 | Sony Corp | sistema de comunicação, dispositivo de terminal de comunicação, método de controle para um dispositivo de terminal de comunicação, programa, e, método de comunicação para um dispositivo de terminal de comunicação |
US7415019B2 (en) * | 2003-08-22 | 2008-08-19 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Apparatus and method for collecting active route topology information in a mobile ad hoc network |
US7523220B2 (en) | 2003-09-17 | 2009-04-21 | Microsoft Corporation | Metaspace: communication middleware for partially connected mobile ad hoc networks |
US7948931B2 (en) * | 2004-03-01 | 2011-05-24 | The Charles Stark Draper Laboratory, Inc. | MANET routing based on best estimate of expected position |
US7715396B2 (en) | 2004-08-19 | 2010-05-11 | Microsoft Corporation | Network routing |
US8467297B2 (en) * | 2005-03-10 | 2013-06-18 | Thomson Licensing | Hybrid mesh routing protocol |
US20060218353A1 (en) * | 2005-03-11 | 2006-09-28 | Interdigital Technology Corporation | Method and apparatus for implementing path-based traffic stream admission control in a wireless mesh network |
FR2883440B1 (fr) * | 2005-03-16 | 2007-05-25 | Eastman Kodak Co | Procede et equipement pour la transmission de donnees par reseau ad hoc |
EP1708426A1 (en) * | 2005-04-01 | 2006-10-04 | BRITISH TELECOMMUNICATIONS public limited company | Resource reservation in network routing |
KR100737854B1 (ko) * | 2005-05-10 | 2007-07-12 | 삼성전자주식회사 | 무선 네트워크에서의 최적 경로 라우팅 방법 |
BRPI0520882B1 (pt) * | 2005-11-09 | 2018-11-27 | Thomson Licensing | sistema para descobrir uma rota entre um nó de origem e um nó de destino em uma rede sem fio |
CN101013967B (zh) * | 2005-12-23 | 2010-04-14 | 上海大学 | 无线自组网络拓扑结构可视化监测方法 |
CN100391204C (zh) * | 2005-12-23 | 2008-05-28 | 上海大学 | 轻量级自组网按需距离矢量路由的建立方法 |
WO2007092931A2 (en) * | 2006-02-08 | 2007-08-16 | Securaplane Technologies, Inc. | Wireless data bus |
DE102006018281B4 (de) * | 2006-04-20 | 2017-12-28 | Merten Gmbh | Verfahren zum Installieren eines Funksystems in einem Gebäude |
TWI462530B (zh) * | 2006-05-01 | 2014-11-21 | Koninkl Philips Electronics Nv | 在分散式無線通信網路發現至少具有一最小組可用資源的一經請求即直接連接的距離向量路由之方法 |
KR101210334B1 (ko) | 2006-09-04 | 2012-12-10 | 서강대학교산학협력단 | 멀티-홉 시스템에서 라우팅 테이블 관리를 위한 장치 및방법 |
CN101150841B (zh) * | 2006-09-20 | 2011-09-07 | 上海贝尔阿尔卡特股份有限公司 | 多跳中继网络中建立移动终端与基站间连接的方法和设备 |
US8744466B2 (en) * | 2006-10-10 | 2014-06-03 | Broadcom Corporation | Sensing RF environment to manage mobile network resources |
KR101210337B1 (ko) | 2006-11-30 | 2012-12-10 | 삼성전자주식회사 | 이종 인터페이스 환경에서의 다중 경로 설정 장치 및 방법 |
US8160096B1 (en) * | 2006-12-06 | 2012-04-17 | Tadaaki Chigusa | Method and system for reserving bandwidth in time-division multiplexed networks |
US20080159142A1 (en) * | 2006-12-29 | 2008-07-03 | Lucent Technologies Inc. | Link access delay aware routing over mobile ad hoc networks (manets) |
CN100461735C (zh) * | 2007-03-20 | 2009-02-11 | 哈尔滨工业大学 | 无线传感器网络中基于aomdv协议的路径选择方法 |
JP5108103B2 (ja) * | 2007-09-20 | 2012-12-26 | テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル) | 通信ネットワークにおけるポリシールーティング |
US8861398B2 (en) * | 2009-06-30 | 2014-10-14 | Mitsubishi Electric Research Laboratories, Inc. | Method for discovering multiple routes in sensor networks |
CN101990270B (zh) | 2009-08-06 | 2014-05-21 | 华为技术有限公司 | 建立按需路由的方法、设备及系统 |
CN101835099B (zh) * | 2010-04-23 | 2013-01-23 | 西安电子科技大学 | 基于分簇与rrep广播的大规模传感器网络路由方法 |
JP4951695B2 (ja) * | 2010-06-10 | 2012-06-13 | トムソン ライセンシング | 無線ネットワークにおける経路選択 |
US9923965B2 (en) | 2015-06-05 | 2018-03-20 | International Business Machines Corporation | Storage mirroring over wide area network circuits with dynamic on-demand capacity |
US9923784B2 (en) | 2015-11-25 | 2018-03-20 | International Business Machines Corporation | Data transfer using flexible dynamic elastic network service provider relationships |
US10057327B2 (en) | 2015-11-25 | 2018-08-21 | International Business Machines Corporation | Controlled transfer of data over an elastic network |
US10581680B2 (en) | 2015-11-25 | 2020-03-03 | International Business Machines Corporation | Dynamic configuration of network features |
US10216441B2 (en) | 2015-11-25 | 2019-02-26 | International Business Machines Corporation | Dynamic quality of service for storage I/O port allocation |
US9923839B2 (en) | 2015-11-25 | 2018-03-20 | International Business Machines Corporation | Configuring resources to exploit elastic network capability |
US10177993B2 (en) | 2015-11-25 | 2019-01-08 | International Business Machines Corporation | Event-based data transfer scheduling using elastic network optimization criteria |
JP6754200B2 (ja) * | 2016-03-09 | 2020-09-09 | 古河電気工業株式会社 | ネットワークシステム、通信装置、および、通信方法 |
CN108366017B (zh) * | 2018-01-23 | 2020-06-23 | 北京交通大学 | 一种针对分布式卫星网络的aodv路由方法 |
EP3831021A1 (en) | 2018-07-27 | 2021-06-09 | Gotenna Inc. | VINEtm ZERO-CONTROL ROUTING USING DATA PACKET INSPECTION FOR WIRELESS MESH NETWORKS |
CN113453304B (zh) * | 2021-06-29 | 2022-07-05 | 中南大学 | 基于虚拟分簇和路径预约的自适应同步mac协议 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CA2112756C (en) * | 1993-01-06 | 1999-12-14 | Chinatsu Ikeda | Burst band-width reservation method in asynchronous transfer mode (atm) network |
JP2000032048A (ja) * | 1998-07-14 | 2000-01-28 | Fujitsu Ltd | ネットワーク装置 |
US20020071416A1 (en) * | 2000-12-13 | 2002-06-13 | Greg Carlson | Ad hoc wide area network access method and system |
-
2001
- 2001-12-28 EP EP01995043A patent/EP1467524A4/en not_active Withdrawn
- 2001-12-28 WO PCT/JP2001/011650 patent/WO2003061220A1/ja active Application Filing
- 2001-12-28 AU AU2002225379A patent/AU2002225379A1/en not_active Abandoned
- 2001-12-28 US US10/500,403 patent/US20050129000A1/en not_active Abandoned
- 2001-12-28 JP JP2003561183A patent/JPWO2003061220A1/ja not_active Withdrawn
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
AU2002225379A1 (en) | 2003-07-30 |
EP1467524A1 (en) | 2004-10-13 |
EP1467524A4 (en) | 2005-03-30 |
WO2003061220A1 (fr) | 2003-07-24 |
US20050129000A1 (en) | 2005-06-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPWO2003061220A1 (ja) | 移動体アドホックネットワークにおけるルーティング方法 | |
JP4024246B2 (ja) | マルチチャネル移動体アドホックネットワーク | |
US8064416B2 (en) | Route selection in wireless networks | |
US20090161578A1 (en) | Data routing method and device thereof | |
AU2003234265A1 (en) | Quality of service routing for mobile ad hoc networks | |
JP4023681B2 (ja) | マルチホップ無線通信システムおよびその経路選択方法 | |
US20050041627A1 (en) | Apparatus and method for collecting active route topology information in a mobile AD HOC network | |
KR20070032717A (ko) | 무선 네트워크에서 주문형 라우팅 프로토콜의 성능을개선하기 위한 시스템 및 방법 | |
US20100061352A1 (en) | Method for routing traffic in a local mobile communication network | |
JP4072917B2 (ja) | パケット中継方法、通信経路設定方法及び通信経路設定システム | |
JP2006526937A (ja) | アドホック無線通信ネットワークにおける最適なルーティング | |
CN104735743B (zh) | 嵌入式无线自组织网络的路由优化方法 | |
CN106850436A (zh) | 基于虚拟势能场的矿井混合无线mesh网络路由协议 | |
KR100458207B1 (ko) | Ad―hoc 네트워크의 요구기반 경로 탐색 방법 | |
JP2009260720A (ja) | 経路制御方法、通信システムおよび通信装置 | |
EP1475926A2 (en) | Routing system for establishing optimal route in wireless personal area network (WPAN) and method thereof | |
JP4357321B2 (ja) | パケット伝送装置およびプログラム | |
EP2068500A2 (en) | Method and system for flooding and multicast routing in an ad-hoc network | |
Ahmed et al. | Alternate route for improving quality of service in mobile ad hoc networks | |
Gruber et al. | Ad hoc routing for cellular coverage extension | |
Ghannay et al. | Comparison of proposed path selection protocols for IEEE 802.11 s WLAN mesh networks | |
KR20050040915A (ko) | 다중채널 모바일 애드 혹 네트워크 | |
Ghannay et al. | Performance comparison of hop count and radio aware path selection protocols in IEEE 802.11 s WLAN mesh networks | |
Prakash et al. | A Comprehensive Review on Key Routing Protocols in Mobile Ad Hoc Networks | |
Toh et al. | The Cambridge Ad-Hoc Mobile Routing Protocol |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20050301 |