JPS649058B2 - - Google Patents
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- JPS649058B2 JPS649058B2 JP7459785A JP7459785A JPS649058B2 JP S649058 B2 JPS649058 B2 JP S649058B2 JP 7459785 A JP7459785 A JP 7459785A JP 7459785 A JP7459785 A JP 7459785A JP S649058 B2 JPS649058 B2 JP S649058B2
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- Disintegrating Or Milling (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の目的〕
「産業上の利用分野」
本発明は流体エネルギー式微粉砕機(以下ジエ
ツトミルという)に関する。
ツトミルという)に関する。
「従来の技術」
フアインセラミツクスに関する技術はめざまし
い発展をみせているがこれに伴い、炭化硅素、ア
ルミナ等の金属酸化物の微粉砕機も多種類が出現
している。セラミツクスの原料となつている金属
酸化物は非常に高硬度(モース硬度≒9.5)で、
これらを微粉化するのは非常に困難な仕事であ
る。この要求に応じるための微粉砕機としてジエ
ツトミルが採用されており、該ジエツトミルの形
式も衝突式、旋回式、或いは衝突・旋回の複合式
が開発、実用化されている。更に、これらのジエ
ツトミルも、分級機構を備え、粗粒を再循環する
マクローズドシステムをとつているものがある。
い発展をみせているがこれに伴い、炭化硅素、ア
ルミナ等の金属酸化物の微粉砕機も多種類が出現
している。セラミツクスの原料となつている金属
酸化物は非常に高硬度(モース硬度≒9.5)で、
これらを微粉化するのは非常に困難な仕事であ
る。この要求に応じるための微粉砕機としてジエ
ツトミルが採用されており、該ジエツトミルの形
式も衝突式、旋回式、或いは衝突・旋回の複合式
が開発、実用化されている。更に、これらのジエ
ツトミルも、分級機構を備え、粗粒を再循環する
マクローズドシステムをとつているものがある。
「発明が解決しようとする問題点」
しかし、これらのジエツトミルにおける循環量
は、その機械の型式、大きさ、及び粉砕する原料
の種類が決まれば、再循環する粒子の大きさと量
は自動的に決まり、人意的にこれらを任意に変更
することはできないのが通常である。そのため得
たい粒度、粒度分布の粉体を一つの機械において
選択することができない。
は、その機械の型式、大きさ、及び粉砕する原料
の種類が決まれば、再循環する粒子の大きさと量
は自動的に決まり、人意的にこれらを任意に変更
することはできないのが通常である。そのため得
たい粒度、粒度分布の粉体を一つの機械において
選択することができない。
本発明は再循環路を設けたジエツトミルにおけ
る上記問題点を解消し、粉砕された砕料の再循環
量を調節可能とすることにより、得たい粉体の粒
度、粒度分布を選択できる流体エネルギー式微粉
砕機を提供することを目的とする。
る上記問題点を解消し、粉砕された砕料の再循環
量を調節可能とすることにより、得たい粉体の粒
度、粒度分布を選択できる流体エネルギー式微粉
砕機を提供することを目的とする。
「問題点を解決するための手段」
本発明は微粉体とするための原料の供給手段を
備え、該原料を混合して随伴加速させるため、高
速気流を送り込むノズルと固気混合室、加速管及
び加速管から出た固気を衝突させる衝突板を順に
一直線上に配列し、加速管出口回りに加速管を中
心として内部に向つて高速気流を吸込む旋回粉砕
用ノズルを周囲に有する旋回粉砕室を備え、加速
管の周りに旋回粉砕室と通ずる分級手段を備え、
分級手段より分級され粉砕された微粉となつた原
料を取り出す通路を設けると共に粉砕後の細粉と
なつた原料を流量調整弁を介して前記固気混合室
に導く通路を設けたことを特徴とする流体エネル
ギー式微粉砕機である。
備え、該原料を混合して随伴加速させるため、高
速気流を送り込むノズルと固気混合室、加速管及
び加速管から出た固気を衝突させる衝突板を順に
一直線上に配列し、加速管出口回りに加速管を中
心として内部に向つて高速気流を吸込む旋回粉砕
用ノズルを周囲に有する旋回粉砕室を備え、加速
管の周りに旋回粉砕室と通ずる分級手段を備え、
分級手段より分級され粉砕された微粉となつた原
料を取り出す通路を設けると共に粉砕後の細粉と
なつた原料を流量調整弁を介して前記固気混合室
に導く通路を設けたことを特徴とする流体エネル
ギー式微粉砕機である。
「作用」
粉砕された原料が循環路をとおる量が流量調整
弁により調整されるため、分級割合が変化する。
そのため再度粉砕手段に回流する破砕された原料
が増減し、分級前における破砕された原料の粒度
構成も変化する。
弁により調整されるため、分級割合が変化する。
そのため再度粉砕手段に回流する破砕された原料
が増減し、分級前における破砕された原料の粒度
構成も変化する。
「実施例」
以下、本発明の実施例を図面により説明する。
第1図は縦断面図である。胴体1にはヘツド本体
2が着脱可能に固定され、ヘツド本体2には砕料
(粉砕される原料を砕料という)の供給用ホツパ
3を備えた砕料供給ヘツド4が固定されている。
胴体1は図示断面図の中空回転体形状に形成され
ており、その中心線上にはホツパ3に隣接して砕
料供給ヘツド4にノズル5が固定されていて、ノ
ズル5の吹出口とホツパ3の出口端はノズル5と
同中心線上にあるヘツド本体2の中心に嵌入固定
された加速管6の上部に設けた固気混合室7に開
口しており、エジエクタを構成している。
第1図は縦断面図である。胴体1にはヘツド本体
2が着脱可能に固定され、ヘツド本体2には砕料
(粉砕される原料を砕料という)の供給用ホツパ
3を備えた砕料供給ヘツド4が固定されている。
胴体1は図示断面図の中空回転体形状に形成され
ており、その中心線上にはホツパ3に隣接して砕
料供給ヘツド4にノズル5が固定されていて、ノ
ズル5の吹出口とホツパ3の出口端はノズル5と
同中心線上にあるヘツド本体2の中心に嵌入固定
された加速管6の上部に設けた固気混合室7に開
口しており、エジエクタを構成している。
加速管6の回りには胴体1との間でヘツド本体
2側に分級室8が設けられ、分級室8につづいて
整流ゾーン9が設けてある。分級室8中には円錐
形状の分級室を一部小円錐状のより粒度の小さい
製品を導入する微粉室11と環状のより粒度の大
きい破砕粉を導く細粉室12に分割する分級部材
として環状の分級板13がヘツド本体2に一体に
設けてあり、分級板13はその入口部の小径端部
に胴体1と同芯の環状の分級チツプ14を有す
る。即ち、作用の説明で後述するように分級板1
3は加速管6の回りの旋回流と同心的である。こ
の分級チツプ14は例えば分級板13の内径端に
設けためねじに嵌合するおねじを備えており、脱
着できるようになつている。その形状は内径側が
第1図において斜め下方に中心に向つて鋭角で鋭
い刃先状となつている。分級板13は超鋼合金鋼
等の耐摩耗性材料が用いられる。
2側に分級室8が設けられ、分級室8につづいて
整流ゾーン9が設けてある。分級室8中には円錐
形状の分級室を一部小円錐状のより粒度の小さい
製品を導入する微粉室11と環状のより粒度の大
きい破砕粉を導く細粉室12に分割する分級部材
として環状の分級板13がヘツド本体2に一体に
設けてあり、分級板13はその入口部の小径端部
に胴体1と同芯の環状の分級チツプ14を有す
る。即ち、作用の説明で後述するように分級板1
3は加速管6の回りの旋回流と同心的である。こ
の分級チツプ14は例えば分級板13の内径端に
設けためねじに嵌合するおねじを備えており、脱
着できるようになつている。その形状は内径側が
第1図において斜め下方に中心に向つて鋭角で鋭
い刃先状となつている。分級板13は超鋼合金鋼
等の耐摩耗性材料が用いられる。
微粉室11はヘツド本体2に設けた2個所の排
出路15より不図示の補集機に通じている。細粉
室12はヘツド本体2に放射状に設けた複数の循
環路16を通じて、固気混合室7に連通してお
り、循環路16の途中にヘツド本体2の半径方向
にねじ込まれて進退自在のニードル弁17を備え
る流量調整弁18が構成されている。
出路15より不図示の補集機に通じている。細粉
室12はヘツド本体2に放射状に設けた複数の循
環路16を通じて、固気混合室7に連通してお
り、循環路16の途中にヘツド本体2の半径方向
にねじ込まれて進退自在のニードル弁17を備え
る流量調整弁18が構成されている。
以上のように胴体1で囲まれ、胴体1と同心の
加速管6が貫通する分級室8に分級チツプ14を
備えた分級板13を配し、分級板13両側により
粗い粉砕された砕料、即ち、破砕粉を集める循環
路に通じる細粉室12とより細かい破砕粉を集め
る排出路に通じる微粉室11とにより分級装置が
構成されている。
加速管6が貫通する分級室8に分級チツプ14を
備えた分級板13を配し、分級板13両側により
粗い粉砕された砕料、即ち、破砕粉を集める循環
路に通じる細粉室12とより細かい破砕粉を集め
る排出路に通じる微粉室11とにより分級装置が
構成されている。
ヘツド本体2が取付けられている胴体1の部分
と反対側には胴体1と一体の上壁19に環状の側
壁21が嵌入し、側壁21の外側に環状の空気溜
22が嵌入し、上壁19と反対側から側壁21に
底壁23が嵌入し、該上壁19に底壁23、側壁
21、空気溜22を共締め固定してある(固定方
法は図示されない)。上壁19、側壁21、底壁
23に囲まれて形成された旋回粉砕室24中に加
速管6のラツパ状になつた端部が突出しており、
加速管6の端部は底壁23に固定した固定壁たる
衝突板25と適当な間隔をおいて対向している。
衝突板25は砕料に対応して高い硬度をもつ材料
が選ばれる。例えば砕料がセラミツクスの材料の
アルミナであると衝突板25はセラミツクスであ
る。
と反対側には胴体1と一体の上壁19に環状の側
壁21が嵌入し、側壁21の外側に環状の空気溜
22が嵌入し、上壁19と反対側から側壁21に
底壁23が嵌入し、該上壁19に底壁23、側壁
21、空気溜22を共締め固定してある(固定方
法は図示されない)。上壁19、側壁21、底壁
23に囲まれて形成された旋回粉砕室24中に加
速管6のラツパ状になつた端部が突出しており、
加速管6の端部は底壁23に固定した固定壁たる
衝突板25と適当な間隔をおいて対向している。
衝突板25は砕料に対応して高い硬度をもつ材料
が選ばれる。例えば砕料がセラミツクスの材料の
アルミナであると衝突板25はセラミツクスであ
る。
側壁21には第1図のB−B断面図の第3図に
示すように、その取付部と旋回粉砕室24の中心
を結ぶ線に対して同じ回り勝手に一定の角αを有
する向きに複数の旋回粉砕用ノズル26が空気溜
22内から旋回粉砕室24に貫通している。
示すように、その取付部と旋回粉砕室24の中心
を結ぶ線に対して同じ回り勝手に一定の角αを有
する向きに複数の旋回粉砕用ノズル26が空気溜
22内から旋回粉砕室24に貫通している。
圧縮空気源27からは圧縮空気管28,29が
ノズル5、空気溜22に通じている。
ノズル5、空気溜22に通じている。
作動状態において圧縮空気源27から圧縮空気
管28を通じてノズル5に圧縮空気が供給されて
おり、同時に圧縮空気管29から空気溜22を介
して旋回粉砕用ノズル26に空気が供給されてい
る。ノズル5より吹き込まれた圧縮空気はノズル
端よりジエツト流として噴出し、固気混合室7で
はジエツト流回りに生ずる真空圧によりホツパ3
から投入された砕料が吸込まれると共に後述する
ように循環路16を通じて粉砕された砕料の一部
のものが吸込まれる。これらは固気混合室7のジ
エツト流に巻き込まれ、固気混合したジエツト流
は固気混合室7につづけてダイバージエントノズ
ルになつている加速管6で圧力を速度エネルギー
に変えられて高速度で噴出して衝突板25に激し
く衝突し砕料は細かく粉砕され放射状に飛び散
り、旋回粉砕室24中へ入る。
管28を通じてノズル5に圧縮空気が供給されて
おり、同時に圧縮空気管29から空気溜22を介
して旋回粉砕用ノズル26に空気が供給されてい
る。ノズル5より吹き込まれた圧縮空気はノズル
端よりジエツト流として噴出し、固気混合室7で
はジエツト流回りに生ずる真空圧によりホツパ3
から投入された砕料が吸込まれると共に後述する
ように循環路16を通じて粉砕された砕料の一部
のものが吸込まれる。これらは固気混合室7のジ
エツト流に巻き込まれ、固気混合したジエツト流
は固気混合室7につづけてダイバージエントノズ
ルになつている加速管6で圧力を速度エネルギー
に変えられて高速度で噴出して衝突板25に激し
く衝突し砕料は細かく粉砕され放射状に飛び散
り、旋回粉砕室24中へ入る。
空気溜22内に入つた圧縮空気が旋回粉砕用ノ
ズル26を通じて旋回粉砕室24にジエツト流を
吹き込んでおり、旋回粉砕室24では加速管6を
中心として一つの渦巻流が生じている。旋回粉砕
室24中の破砕粉は旋回粉砕用ノズル26のジエ
ツト流により直撃加速された破砕粉と他の破砕粉
が衝突し、衝突板25への衝突により破砕された
砕料を更に破砕するが旋回粉砕の特徴として砕料
の角を丸める作用、つまり磨砕作用が強く働く。
旋回粉砕室24での高速旋回によつて粉砕粉には
遠心力が働らき、大きい粒子は側壁21側で旋回
しながら、旋回粉砕用ノズル26によつてさらに
粉砕が繰り返され、微細化してゆく、旋回衝突作
用により微細化された破砕粉は遠心力を失つて、
ノズル5、加速管6をとおり旋回粉砕室24に入
つた空気及び旋回粉砕用ノズル26より旋回粉砕
室24に入つた空気を併せた空気の流動に随伴さ
れて、整流ゾーン9を旋回し乍ら進む。衝突粉砕
工程、旋回粉砕工程を経て細粉、微粉化された破
砕粉の各粒子は整流ゾーン9で遠心力を受け、質
量の大きい細粉は外側へ、質量の小さい微粉は内
側に遠心分級され分級室8に流入する。分級板1
3で細粉と微粉に分級され、細粉は循環路16を
経て固気混合室7に入り、ホツパ3から供給され
る砕料と混合され、加速管6で増速されて、噴出
して衝突板25に衝突粉砕される衝突粉砕工程、
衝突粉砕されて旋回粉砕室24で旋回粉砕される
工程、旋回粉砕されて整流ゾーン9で整流される
工程を経て分級室8に戻ることをくり返して次第
に微粉化が進む。微粉は微粉室11に進められ、
排出路15より不図示の捕集機で取り出される。
ズル26を通じて旋回粉砕室24にジエツト流を
吹き込んでおり、旋回粉砕室24では加速管6を
中心として一つの渦巻流が生じている。旋回粉砕
室24中の破砕粉は旋回粉砕用ノズル26のジエ
ツト流により直撃加速された破砕粉と他の破砕粉
が衝突し、衝突板25への衝突により破砕された
砕料を更に破砕するが旋回粉砕の特徴として砕料
の角を丸める作用、つまり磨砕作用が強く働く。
旋回粉砕室24での高速旋回によつて粉砕粉には
遠心力が働らき、大きい粒子は側壁21側で旋回
しながら、旋回粉砕用ノズル26によつてさらに
粉砕が繰り返され、微細化してゆく、旋回衝突作
用により微細化された破砕粉は遠心力を失つて、
ノズル5、加速管6をとおり旋回粉砕室24に入
つた空気及び旋回粉砕用ノズル26より旋回粉砕
室24に入つた空気を併せた空気の流動に随伴さ
れて、整流ゾーン9を旋回し乍ら進む。衝突粉砕
工程、旋回粉砕工程を経て細粉、微粉化された破
砕粉の各粒子は整流ゾーン9で遠心力を受け、質
量の大きい細粉は外側へ、質量の小さい微粉は内
側に遠心分級され分級室8に流入する。分級板1
3で細粉と微粉に分級され、細粉は循環路16を
経て固気混合室7に入り、ホツパ3から供給され
る砕料と混合され、加速管6で増速されて、噴出
して衝突板25に衝突粉砕される衝突粉砕工程、
衝突粉砕されて旋回粉砕室24で旋回粉砕される
工程、旋回粉砕されて整流ゾーン9で整流される
工程を経て分級室8に戻ることをくり返して次第
に微粉化が進む。微粉は微粉室11に進められ、
排出路15より不図示の捕集機で取り出される。
今、分級室8内に於ける分級チツプ14の内径
部の粒子の挙動を考えてみる。第4図は分級室の
平面図である。分級室8内部の流体の流動状態
は、破砕粉の粒子Mの円周方向速度Utが中心O
よりの半経rに逆比例する自由渦に近い準自由渦
が形成されている。更に、分級チツプ14の内径
付近から内側は、内向きの半径方向流れ(速度
Ur)と、その外側よりも強い上向きの軸方向流
れが生じている。
部の粒子の挙動を考えてみる。第4図は分級室の
平面図である。分級室8内部の流体の流動状態
は、破砕粉の粒子Mの円周方向速度Utが中心O
よりの半経rに逆比例する自由渦に近い準自由渦
が形成されている。更に、分級チツプ14の内径
付近から内側は、内向きの半径方向流れ(速度
Ur)と、その外側よりも強い上向きの軸方向流
れが生じている。
分級チツプ14内径r0の附近にある粒子は、旋
回速度によつて与えられる遠心力が、内向き流れ
によつて与えられる力よりも大きければ、外側の
細粒室12から循環路16、小さければ内側の微
粉室11から排出路15の側に分けられ流れる。
このときの分級される限界粒子径dpは dp=(18μrpUr/ρpUt 2)1/2 ただし、μ:空気の粘度 ρp:分級される粉体の密度 で表現できる。
回速度によつて与えられる遠心力が、内向き流れ
によつて与えられる力よりも大きければ、外側の
細粒室12から循環路16、小さければ内側の微
粉室11から排出路15の側に分けられ流れる。
このときの分級される限界粒子径dpは dp=(18μrpUr/ρpUt 2)1/2 ただし、μ:空気の粘度 ρp:分級される粉体の密度 で表現できる。
一方ut・rn=Const.但し0<n<1の式で示さ
れる準自由渦の速度分布の式とから、粒子の分級
径である限界粒子径は分級チツプ14の内径rpを
変えることで移動操作が可能である。
れる準自由渦の速度分布の式とから、粒子の分級
径である限界粒子径は分級チツプ14の内径rpを
変えることで移動操作が可能である。
従つて、ヘツド本体2を胴体1から取外し、ラ
ツパ状端部径が分級チツプ14の内径よりも大き
い加速管6をねじ戻して取外し、分級チツプ14
を交換することにより、製品化される粉体粒子の
粒度、粒度分布を所望の大きさにすることができ
る。
ツパ状端部径が分級チツプ14の内径よりも大き
い加速管6をねじ戻して取外し、分級チツプ14
を交換することにより、製品化される粉体粒子の
粒度、粒度分布を所望の大きさにすることができ
る。
流量調整弁18により環状弁口の幅Sをせまく
して循環路16の流量を減少させると細粉室12
の空気圧は昇圧し、循環路16から固気混合室7
へ入り再循環する粉砕された細粉は減少し、破砕
粉をくり返し破砕する平均回数が減少するので分
級室8では平均して破砕粉の粒子径が大きくな
る。一方分級室8における細粉室12側での渦流
は抑制され、微粉室11への軸方向流れが強くな
るので微粉室11へはより大粒子の破砕粉が流れ
るので排出路15から取出される粒子径は平均的
に大きくなり、粒度分布も分散する。
して循環路16の流量を減少させると細粉室12
の空気圧は昇圧し、循環路16から固気混合室7
へ入り再循環する粉砕された細粉は減少し、破砕
粉をくり返し破砕する平均回数が減少するので分
級室8では平均して破砕粉の粒子径が大きくな
る。一方分級室8における細粉室12側での渦流
は抑制され、微粉室11への軸方向流れが強くな
るので微粉室11へはより大粒子の破砕粉が流れ
るので排出路15から取出される粒子径は平均的
に大きくなり、粒度分布も分散する。
かくして分級チツプ14では基本的は分級限界
の変更が行われ、流量調整弁18により一つの分
級チツプ14で定められた分級限界を調整する機
能を有する。
の変更が行われ、流量調整弁18により一つの分
級チツプ14で定められた分級限界を調整する機
能を有する。
第5図は流量調整弁18の他の実施例の縦断面
図である。ヘツド本体2の半径方向の循環路16
の方向と同芯の孔に回転弁31が滑合している。
回転弁31は管状で半径方向に直径の異なる弁口
32が複数個あけられており、何れか一つの弁口
32が細粉室12と循環路16を連通させること
により、循環路16を流れる細粉の量を調節する
ものである。座金33を介してヘツド本体2にね
じ込まれた押ねじ34により回転弁31は固定さ
れており、回転弁31の外周に向つてヘツド本体
2にあけためねじにねじ込まれた栓35をあけ、
押ねじ34をゆるめて、栓35用の孔から針状の
部材で回転弁31を回転して他の弁口32を細粉
室12に通ずるように選択するものである。
図である。ヘツド本体2の半径方向の循環路16
の方向と同芯の孔に回転弁31が滑合している。
回転弁31は管状で半径方向に直径の異なる弁口
32が複数個あけられており、何れか一つの弁口
32が細粉室12と循環路16を連通させること
により、循環路16を流れる細粉の量を調節する
ものである。座金33を介してヘツド本体2にね
じ込まれた押ねじ34により回転弁31は固定さ
れており、回転弁31の外周に向つてヘツド本体
2にあけためねじにねじ込まれた栓35をあけ、
押ねじ34をゆるめて、栓35用の孔から針状の
部材で回転弁31を回転して他の弁口32を細粉
室12に通ずるように選択するものである。
実施例はヘツド本体と一体に分級板を備え分級
板端に備えるめねじに分級チツプをねじ込んだか
ら、所望の粒径以下の微粉を分級するに際しては
分級チツプを回すだけで交換できる。
板端に備えるめねじに分級チツプをねじ込んだか
ら、所望の粒径以下の微粉を分級するに際しては
分級チツプを回すだけで交換できる。
実施例では分級チツプを備えると共に衝突粉
砕、旋回粉砕して旋回ゾーンを通じて分級室に入
り、分級室で分級した比較的粗粒を再循環させる
循環路に流量調整弁を備えたから、破砕粉の粒
度、粒度分布を装置を分解することなく調節でき
る。
砕、旋回粉砕して旋回ゾーンを通じて分級室に入
り、分級室で分級した比較的粗粒を再循環させる
循環路に流量調整弁を備えたから、破砕粉の粒
度、粒度分布を装置を分解することなく調節でき
る。
実施例は流体エネルギー式粉砕手段としてジエ
ツト流に随伴する砕料を固定壁に衝突させる手段
(衝突粉砕手段)に更に旋回衝突を生じさせる粉
砕手段(旋回粉砕手段)を併用した複合型流体エ
ネルギー式微粉砕機で説明したが、衝突粉砕手段
又は旋回衝突手段何れか1つを備えるものにおい
ても有効であることはいうまでもない処である。
ツト流に随伴する砕料を固定壁に衝突させる手段
(衝突粉砕手段)に更に旋回衝突を生じさせる粉
砕手段(旋回粉砕手段)を併用した複合型流体エ
ネルギー式微粉砕機で説明したが、衝突粉砕手段
又は旋回衝突手段何れか1つを備えるものにおい
ても有効であることはいうまでもない処である。
第1実施例ではニードル弁を連続的に移動し
て、弁口を連続的に変化でき、ニードル弁はヘツ
ド本体に外部からねじ込んであるから、運転中に
おいても循環路の流量を調整できる。
て、弁口を連続的に変化でき、ニードル弁はヘツ
ド本体に外部からねじ込んであるから、運転中に
おいても循環路の流量を調整できる。
第2実施例は回転弁の弁口を砕料の種類、所望
粉体の粒度、粒度分布に応じた大きさとしておけ
ば回転弁を回動するだけで簡易に運転条件に適合
できる。
粉体の粒度、粒度分布に応じた大きさとしておけ
ば回転弁を回動するだけで簡易に運転条件に適合
できる。
本発明は微粉体とするための原料の供給手段を
備え、原料を混合して随伴加速させるため、高速
気流を送り込むノズルと固気混合室、加速管及び
加速管から出た固気を衝突させる衝突板を順に一
直線上に配列し、加速管出口回りに加速管を中心
として内部に向つて高速気流を吸込む旋回粉砕用
ノズルを周囲に有する旋回粉砕室を備え、加速管
の周りに旋回粉砕室と通ずる分級手段を備え、分
級手段より分級され粉砕された微粉となつた原料
を取り出す通路を設けると共に粉砕後の細粉とな
つた原料を流量調整弁を介して前記固気混合室に
導く通路を設けたことを特徴とする流体エネルギ
ー式微粉砕機としたから分級装置において再循環
させる比較して粗い破砕粉の量を調節できるの
で、流量調整弁の開度を大きくすれば破砕粉の循
環量が増加して砕料に加えられる破砕回数が増大
し、より粒度の小さい粉体を得ることができると
共に粒度の分散値も減少する。逆に流量調整弁の
開度を小さくすると破砕粉の循環量が少なくより
粒度が大きく且つ粒度分布は広くなり、これらを
用いて得ようとする粉体の性状を調節することが
できる。
備え、原料を混合して随伴加速させるため、高速
気流を送り込むノズルと固気混合室、加速管及び
加速管から出た固気を衝突させる衝突板を順に一
直線上に配列し、加速管出口回りに加速管を中心
として内部に向つて高速気流を吸込む旋回粉砕用
ノズルを周囲に有する旋回粉砕室を備え、加速管
の周りに旋回粉砕室と通ずる分級手段を備え、分
級手段より分級され粉砕された微粉となつた原料
を取り出す通路を設けると共に粉砕後の細粉とな
つた原料を流量調整弁を介して前記固気混合室に
導く通路を設けたことを特徴とする流体エネルギ
ー式微粉砕機としたから分級装置において再循環
させる比較して粗い破砕粉の量を調節できるの
で、流量調整弁の開度を大きくすれば破砕粉の循
環量が増加して砕料に加えられる破砕回数が増大
し、より粒度の小さい粉体を得ることができると
共に粒度の分散値も減少する。逆に流量調整弁の
開度を小さくすると破砕粉の循環量が少なくより
粒度が大きく且つ粒度分布は広くなり、これらを
用いて得ようとする粉体の性状を調節することが
できる。
第1図は本発明の実施例の縦断面図、第2図は
第1図のA−A断面図、第3図は第1図のB−B
断面図、第4図は第1図のC−C断面図、第5図
は流量調整弁の他の実施例の縦断面図である。 1……胴体、2……ヘツド本体、3……ホツ
パ、4……砕料供給ヘツド、5……ノズル、6…
…加速管、7……固気混合室、8……分級室、9
……整流ゾーン、11……微粉室、12……細粉
室、13……分級板、14……分級チツプ、15
……排出路、16……循環路、17……ニードル
弁、18……流量調整弁、19……上壁、21…
…側壁、22……空気溜、23……底壁、24…
…旋回粉砕室、25……衝突板、26……旋回粉
砕用ノズル、27……圧縮空気源、28,29…
…圧縮空気管、31……回転弁、32……弁口、
33……座金、34……押ねじ、35……栓。
第1図のA−A断面図、第3図は第1図のB−B
断面図、第4図は第1図のC−C断面図、第5図
は流量調整弁の他の実施例の縦断面図である。 1……胴体、2……ヘツド本体、3……ホツ
パ、4……砕料供給ヘツド、5……ノズル、6…
…加速管、7……固気混合室、8……分級室、9
……整流ゾーン、11……微粉室、12……細粉
室、13……分級板、14……分級チツプ、15
……排出路、16……循環路、17……ニードル
弁、18……流量調整弁、19……上壁、21…
…側壁、22……空気溜、23……底壁、24…
…旋回粉砕室、25……衝突板、26……旋回粉
砕用ノズル、27……圧縮空気源、28,29…
…圧縮空気管、31……回転弁、32……弁口、
33……座金、34……押ねじ、35……栓。
Claims (1)
- 1 微粉体とするための原料の供給手段を備え、
該原料を混合して随伴加速させるため、高速気流
を送り込むノズルと固気混合室、加速管及び加速
管から出た固気を衝突させる衝突板を順に一直線
上に配列し、加速管出口回りに加速管を中心とし
て内部に向つて高速気流を吸込む旋回粉砕用ノズ
ルを周囲に有する旋回粉砕室を備え、加速管の周
りに旋回粉砕室と通ずる分級手段を備え、分級手
段より分級され粉砕された微粉となつた原料を取
り出す通路を設けると共に粉砕後の細粉となつた
原料を流量調整弁を介して前記固気混合室に導く
通路を設けたことを特徴とする流体エネルギー式
微粉砕機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7459785A JPS61234957A (ja) | 1985-04-09 | 1985-04-09 | 流体エネルギ−式微粉砕機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7459785A JPS61234957A (ja) | 1985-04-09 | 1985-04-09 | 流体エネルギ−式微粉砕機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61234957A JPS61234957A (ja) | 1986-10-20 |
JPS649058B2 true JPS649058B2 (ja) | 1989-02-16 |
Family
ID=13551717
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7459785A Granted JPS61234957A (ja) | 1985-04-09 | 1985-04-09 | 流体エネルギ−式微粉砕機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61234957A (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5781844A (en) * | 1980-11-06 | 1982-05-22 | Hosokawa Micron Kk | Gas current type crusher |
JPS57190656A (en) * | 1981-05-20 | 1982-11-24 | Hosokawa Micron Kk | Air current type crushing classifying device |
JPS57135052A (en) * | 1981-02-14 | 1982-08-20 | Hosokawa Micron Kk | Air current type crushing classifying device |
-
1985
- 1985-04-09 JP JP7459785A patent/JPS61234957A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61234957A (ja) | 1986-10-20 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |