JPS645725Y2 - - Google Patents

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JPS645725Y2
JPS645725Y2 JP18737084U JP18737084U JPS645725Y2 JP S645725 Y2 JPS645725 Y2 JP S645725Y2 JP 18737084 U JP18737084 U JP 18737084U JP 18737084 U JP18737084 U JP 18737084U JP S645725 Y2 JPS645725 Y2 JP S645725Y2
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JP
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auger
ice
peeling blade
blade
spiral
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JP18737084U
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JPS61104166U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、オーガ式製氷機に関し、特にその製
氷筒の内面に氷結した氷を螺旋状の剥離刃で削り
取るオーガの改良に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、この種のオーガ式製氷機に用いるオーガ
には、種々のものがあるが、その代表的なものと
して、丸棒を切削して螺旋状の剥離刃を一体的に
形成したオーガがある。
この一体型オーガでは、剥離刃の外径より直径
の大きい丸棒を素材とし、この素材から剥離刃と
オーガ軸部とを切削加工するため、切削後のオー
ガの重量は素材の50〜55%となり、材料損失が非
常に大きく、また、加工工数も多い。従つて、切
削性のよい材料が選択されるため、オーガ軸部に
硬質のクロームメツキ処理等を施しているが、素
材自体の硬度が低いため、軸部処理後の硬度が期
待できない等の欠点がある。
上記一体型オーガに代わるものとして、第6図
及び第7図に示すものが提案されている。図中、
10はオーガ、11はオーガを形成している中空
円筒部材、11aはこの円筒部材11の外周面に
螺旋状に成形加工した突起部、12は該突起部1
1aの先端に固着した螺旋刃、13は上側オーガ
軸部、14は下側オーガ軸部である。
上記構造のオーガは中空円筒部材11を用いる
ので材料損失は少ないが、氷の剥離時、螺旋刃1
2の部分に非常に大きな力が加わるため、螺旋刃
12の取り付け母材である円筒部材11に厚肉の
材料が必要になり、螺旋状突起部11aの成形加
工が非常に困難となる。また、円筒部材11の径
の小さいものはこのような加工が実質的に不可能
に近い。
更に、オーガにはその真円度及び真直度につい
て高い加工精度が要求されるので、取り付け後の
強度、真円度及び真直度等を確保するには、前記
螺旋状突起11aの外周の仕上げ、螺旋刃12の
取り付け方法等に工夫を要し、加工工数が大幅に
増加する。
〔考案が解決しようとする問題点〕
以上のように、前述した従来の一体型オーガで
は材料損失が多く、また工数上の手間等の面で高
コストになる。一方、第6図及び第7図に示した
オーガ構造は、材料費は低減できるが、加工精度
と強度とが要求される場合、必要工数が増加し
て、材料費低減の利点が相殺されてしまうだけで
なく、小径オーガには適用できないなど、様々な
問題点がある。
本考案はかかる問題点を速やかに解決すること
を目的とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
この目的から、本考案のオーガ式製氷機におい
ては、オーガ本体の外周面に螺旋溝を形成し、該
螺旋溝内に、帯鋼を螺旋状に加工して形成した剥
離刃が嵌合固定されていることを特徴とするもの
である。
〔作用〕
丸棒を切削して剥離刃を形成するのではなく、
丸棒に螺旋溝を形成して、そこに剥離刃を嵌合さ
せるので、素材としての丸棒直径はほぼ剥離刃の
半径方向寸法の2倍だけ減少し、大幅な材料費の
低減が可能であると同時に、使用素材が丸棒であ
るから、機械的強度も確保でき、小径オーガにも
本考案を容易に実施できる。また、加工工数の低
減及び加工精度の確保も可能である。
〔実施例〕
次に、本考案の好適な実施例について添付図面
を参照して詳細に説明するが、図中、同一符号は
同一又は対応部分を示すものとする。
第1図及び第2図において、1は本考案を実施
したオーガ式製氷機、2は内面に薄氷を形成させ
る製氷筒、3は製氷筒2の内面に形成された薄氷
を剥離して上方に送る円柱形オーガ、4はオーガ
を駆動するモータ、5は通過する氷を押し固める
押圧頭、6は押圧頭5によつて圧縮された氷のカ
ツター、7は氷を図示しない貯水庫に案内する放
出筒である。
このオーガ3の本体3aの外周面には、螺旋状
に切削加工した剥離刃固定用溝3bが形成され、
該本体3aの両端部には軸部3c,3dが一体に
形成され、前記溝3b内には帯鋼を螺旋状に加工
してなる剥離刃3eが嵌合され、溶接にて固定さ
れている。この剥離刃3eを固定した後、仕上げ
のためその外周を切削することにより、剥離刃の
外径寸法が決定される。
剥離刃3eとして使用する帯鋼の材質は例えば
ステンレスばね鋼とするのが好ましい。また、剥
離刃3eの内径を本体3aの溝3bの谷径より小
さくしておけば、剥離刃3eが溝3bに嵌合した
際、剥離刃3eがオーガ本体3aを締め付ける状
態になるから、部分溶接で十分な強度が得られ
る。
上記のように構成されたオーガ式製氷機1にお
いて、オーガ3は、製氷筒2の内面に成長した氷
をその剥離刃3eで剥離すると共に、剥離した氷
を上方に向けて送る役目を同時に果たしている。
オーガ式製氷機1における製氷能力は、製氷筒2
の内面に成長した氷が薄いうちに剥離するほど高
いので、製氷筒2の内径と剥離刃3eの外径との
差(クリアランス)を小さくする必要があり、こ
のクリアランスを小さくするためには、高い加工
精度が要求される。また、オーガ3が大量の氷を
円滑に上方に運ぶためには、剥離刃3eの高さ、
即ち半径方向寸法をある程度以上に確保すること
が要求され、更に、固く氷結した氷を剥離して押
圧頭5で固い棒状氷とするために、オーガ3には
機械的強度が必要となる。
このような諸必要条件に対して前記構成のオー
ガ3は十分に満足しうるものである。即ち、オー
ガ3を本体3aとその外周に装着した螺旋状の剥
離刃3eとで構成したので、オーガ本体3a用に
ステンレス丸棒を、また、剥離刃3e用にステン
レスばね鋼をそれぞれ選択して使用することがで
き、更に、剥離刃固定用の溝3b、軸部3c及び
3dの形成並びに溶接後の剥離刃3eの外径仕上
げ等はすべて切削加工で行うことができるので、
精度確保は極めて容易である。特に、剥離刃3e
の材質に市販のステンレスばね鋼を使用できるの
で、十分な機械的強度を確保できる上、剥離刃3
eの高さも使用ステンレスばね鋼を適宜選択する
ことによつて調節自在であり、加工方法も容易で
工数的にも少なくて済み、要求される加工精度及
び強度を容易に得られるだけでなく、材料費も大
幅に節減できるなど、数々の利点がある。
第4図に示したものは、本考案の他の実施例で
あつて、オーガ本体3aの外周面に形成された剥
離刃固定用螺旋溝3bの一端が閉塞部3fとされ
ている。この構成によれば、剥離刃3eをオーガ
本体3aに固定するための溶接を、剥離刃の挿入
口部3gの部分のみに実施することで、十分な固
定強度が得られる。
第5図に示したものは、オーガ軸部8a及び8
bに耐摩耗性の周知材料が用いられ、これが本体
8に摩擦溶接されているもので、この構成によれ
ばオーガの品質は更に向上する。
〔考案の効果〕
以上のように、本考案によるオーガ式製氷機に
おいては、オーガ本体の外周面に螺旋溝が形成さ
れ、該螺旋溝内に、帯鋼を螺旋状に加工して形成
した剥離刃が嵌合固定されているので、一体型に
構成された従来のオーガに比べ、強度を損なうこ
となく、材料の大幅な削減(重量で約60%)が可
能である。しかも、製作工程の主体が切削加工の
仕上げであるから、オーガに要求される加工精度
が容易に得られ、加工工数も大幅に削減できる。
また、本考案によれば、剥離刃の高さやオーガ
の径は、加工方法に制限されることなく自由に設
定できる上、剥離刃の材質をステンレスばね鋼
に、軸部に耐摩耗性材料を自由に選択できるな
ど、オーガの品質向上に大きく寄与することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案によるオーガ式製氷機の一実施
例を示す一部切断側面図、第2図は第1図のオー
ガ式製氷機で用いるオーガの縦断面図、第3図は
剥離刃の嵌合部分の拡大断面図、第4図及び第5
図は本考案のそれぞれ別の実施例を示す側面図、
第6図は従来のオーガの縦断面図、第7図は第6
図のオーガの剥離刃部分拡大断面図である。 1……オーガ式製氷機、2……製氷筒、3……
オーガ、3a……オーガ本体、3b……螺旋溝、
3e……剥離刃、8……オーガ本体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 製氷筒の内部にオーガが回転自在に配設され、
    製氷筒内面に氷結した氷をオーガで剥離して製氷
    するオーガ式製氷機において、前記オーガの本体
    外周面に螺旋溝が形成され、該螺旋溝内に、帯鋼
    を螺旋状に加工して形成した剥離刃が嵌合固定さ
    れていることを特徴とするオーガ式製氷機。
JP18737084U 1984-12-12 1984-12-12 Expired JPS645725Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18737084U JPS645725Y2 (ja) 1984-12-12 1984-12-12

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18737084U JPS645725Y2 (ja) 1984-12-12 1984-12-12

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61104166U JPS61104166U (ja) 1986-07-02
JPS645725Y2 true JPS645725Y2 (ja) 1989-02-13

Family

ID=30744833

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JP18737084U Expired JPS645725Y2 (ja) 1984-12-12 1984-12-12

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4684481B2 (ja) * 2001-07-25 2011-05-18 株式会社ナカジョウ オーガ式製氷機

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JPS61104166U (ja) 1986-07-02

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