JPS644505Y2 - - Google Patents
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- JPS644505Y2 JPS644505Y2 JP1987043699U JP4369987U JPS644505Y2 JP S644505 Y2 JPS644505 Y2 JP S644505Y2 JP 1987043699 U JP1987043699 U JP 1987043699U JP 4369987 U JP4369987 U JP 4369987U JP S644505 Y2 JPS644505 Y2 JP S644505Y2
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- Japan
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- resin
- flow path
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- 229920005989 resin Polymers 0.000 claims description 71
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- 238000009434 installation Methods 0.000 claims 1
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- 239000000463 material Substances 0.000 description 3
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Landscapes
- Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
技術分野
本考案は、溶融樹脂を金型の型出口から吐出さ
せて所望の製品形状に成形する押出し成形機の改
良に関するものである。
せて所望の製品形状に成形する押出し成形機の改
良に関するものである。
背景技術
従来、この種の押出し成形機においては第1図
で示す如くスクリユーS(第3図参照)でアダプ
ターAの定流路1から金型Cに注入する溶融樹脂
を型出口2より専ら吐出するよう構成されてい
る。
で示す如くスクリユーS(第3図参照)でアダプ
ターAの定流路1から金型Cに注入する溶融樹脂
を型出口2より専ら吐出するよう構成されてい
る。
然し、この種の押出し成形機では生産途中で
屡々運転を一時停止することがあり、その際には
樹脂保温用ヒーターも一時開成するが帯熱で樹脂
の定流路1に滞溜する樹脂が炭化し或いは異物が
混入した如きブツブツ状態を呈するように劣化し
てしまう。この劣化樹脂は、再度運転を開始する
に伴つて製品の容積如何で相当長時間型出口2か
ら流出し、それが所望形状に成形できようとも廃
棄することを余儀なくされるから、生産能率の低
減を招く原因となつている。
屡々運転を一時停止することがあり、その際には
樹脂保温用ヒーターも一時開成するが帯熱で樹脂
の定流路1に滞溜する樹脂が炭化し或いは異物が
混入した如きブツブツ状態を呈するように劣化し
てしまう。この劣化樹脂は、再度運転を開始する
に伴つて製品の容積如何で相当長時間型出口2か
ら流出し、それが所望形状に成形できようとも廃
棄することを余儀なくされるから、生産能率の低
減を招く原因となつている。
また、第2図で示すモールデイングの如く、ス
テンレス製等の高価な金属芯材aに樹脂付属物b
を押出し成形する場合には、劣化樹脂の付着した
部分を長尺に亘つて廃棄しなければならないから
極めて材料の無駄が生ずる。その無駄を省くた
め、芯材aを送り出さずに劣化樹脂のみを一部分
に多く流出させるようにしても、芯材を挿通する
開孔路内に劣化樹脂が流入することになつて芯材
aの挿通送り出しが不可能になる。
テンレス製等の高価な金属芯材aに樹脂付属物b
を押出し成形する場合には、劣化樹脂の付着した
部分を長尺に亘つて廃棄しなければならないから
極めて材料の無駄が生ずる。その無駄を省くた
め、芯材aを送り出さずに劣化樹脂のみを一部分
に多く流出させるようにしても、芯材を挿通する
開孔路内に劣化樹脂が流入することになつて芯材
aの挿通送り出しが不可能になる。
なお、従来、芯金、口金を備えたクロスヘツド
とスクリユーを内蔵したシリンダーとの間にシリ
ンダー側からクロスヘツド側へのコンパウンドの
供給を遮断する停止弁を設け、この停止弁のシリ
ンダー側に開閉弁を有するコンパウンド排出路を
設けた押出機が知られている(特開昭57−15944
号)。
とスクリユーを内蔵したシリンダーとの間にシリ
ンダー側からクロスヘツド側へのコンパウンドの
供給を遮断する停止弁を設け、この停止弁のシリ
ンダー側に開閉弁を有するコンパウンド排出路を
設けた押出機が知られている(特開昭57−15944
号)。
この押出機では開閉弁で開閉するコンパウンド
排出路をスクリユーで樹脂を圧送する連通孔から
分岐させて設けるものであり、その開閉弁自体が
連通孔とコンパウンド排出路とを相互択一的に開
閉成するものではないから、この開閉弁以外にコ
ンパウンドがクロスヘツド側に移動するのを停止
する弁を連通孔の別位置に取付けなければならな
い。従つて、その押出機では少なくともコンパウ
ンド停止弁よりもコンパウンド排出路寄りでクロ
スヘツドの連通路に劣化樹脂が滞留することを避
け得ず、況してや金型本体内に滞留する樹脂が劣
化しても金型外に排出することができない。ま
た、この押出機ではコンパウンド停止弁並びにコ
ンパウンド排出路がクロスヘツドにスクリユーで
樹脂を圧送するシリンダー側に設けられている。
それはコンパウンド停止弁がクロスヘツド側への
樹脂供給を停止してもシリンダー側の運転を継続
できるようにするためであるが、これではコンパ
ウンド排出路が開放されるに伴つてシリンダー内
の一定に保たれていた背圧が減圧されてしまい、
その背圧低下がシリンダーの計量ゾーン、圧縮ゾ
ーンにまで及ぶから却つて樹脂をスクリユーで十
分に混練りできない事態が生ずることを免れ得な
い。この混練りの不十分な樹脂は製品の物理的強
度を低下させ、また、外表面に練られていない固
型の樹脂を露出させて外観を損なうことになるか
ら、これ亦不良な樹脂として廃棄せざるを得ない
ことになる。
排出路をスクリユーで樹脂を圧送する連通孔から
分岐させて設けるものであり、その開閉弁自体が
連通孔とコンパウンド排出路とを相互択一的に開
閉成するものではないから、この開閉弁以外にコ
ンパウンドがクロスヘツド側に移動するのを停止
する弁を連通孔の別位置に取付けなければならな
い。従つて、その押出機では少なくともコンパウ
ンド停止弁よりもコンパウンド排出路寄りでクロ
スヘツドの連通路に劣化樹脂が滞留することを避
け得ず、況してや金型本体内に滞留する樹脂が劣
化しても金型外に排出することができない。ま
た、この押出機ではコンパウンド停止弁並びにコ
ンパウンド排出路がクロスヘツドにスクリユーで
樹脂を圧送するシリンダー側に設けられている。
それはコンパウンド停止弁がクロスヘツド側への
樹脂供給を停止してもシリンダー側の運転を継続
できるようにするためであるが、これではコンパ
ウンド排出路が開放されるに伴つてシリンダー内
の一定に保たれていた背圧が減圧されてしまい、
その背圧低下がシリンダーの計量ゾーン、圧縮ゾ
ーンにまで及ぶから却つて樹脂をスクリユーで十
分に混練りできない事態が生ずることを免れ得な
い。この混練りの不十分な樹脂は製品の物理的強
度を低下させ、また、外表面に練られていない固
型の樹脂を露出させて外観を損なうことになるか
ら、これ亦不良な樹脂として廃棄せざるを得ない
ことになる。
考案の開示
本考案は、斯る劣化樹脂を正規の運転再開前に
定流路外に廃棄するよう構成する押出し成形機を
提供することを目的とする。
定流路外に廃棄するよう構成する押出し成形機を
提供することを目的とする。
即ち、本考案に係る押出し成形金型において樹
脂定流路の出口側で金型を保持するアダプターの
樹脂定流路で樹脂の入口側に位置するブレーカー
プレートの取付位置よりも金型寄りから分岐させ
て樹脂分流路を設け、その樹脂分流路の終端を樹
脂排出口にすると共に、樹脂定流路と分流路の分
岐点位置に各流路を相互択一的に開閉成する切換
弁を装着することにより構成されている。
脂定流路の出口側で金型を保持するアダプターの
樹脂定流路で樹脂の入口側に位置するブレーカー
プレートの取付位置よりも金型寄りから分岐させ
て樹脂分流路を設け、その樹脂分流路の終端を樹
脂排出口にすると共に、樹脂定流路と分流路の分
岐点位置に各流路を相互択一的に開閉成する切換
弁を装着することにより構成されている。
作 用
この押出し成形金機では、アダプターの樹脂定
流路でブレーカープレートの取付位置より金型寄
りに樹脂の型出口側と排出口側との各流路を相互
択一的に開閉成する切換弁、即ち、一つの弁で型
出口を開けるときには排出口を閉じ、逆に排出口
を開けるときには型出口を閉じることができる切
換弁を設けるものであり、しかもその切換弁を型
出口側と排出口側との分岐点に設けているから、
アダプター内に滞溜する劣化樹脂でもほとんど残
さず樹脂定流路の系外に排出することができ、ま
た、型出口と樹脂排出口との分岐点がブレーカー
プレートよりも金型本体側のアダプター内に設け
られているからスクリユーで樹脂を混練りするシ
リンダーの内部圧力を減圧することがないので充
分な背圧が得られ混練りの不十分な樹脂を生じさ
せずに劣化樹脂を排出することができるようにな
る。従つて、この押出し成形機では作業再開時に
不良製品が発生するとしても極めて少量に留める
ことができるようになる。
流路でブレーカープレートの取付位置より金型寄
りに樹脂の型出口側と排出口側との各流路を相互
択一的に開閉成する切換弁、即ち、一つの弁で型
出口を開けるときには排出口を閉じ、逆に排出口
を開けるときには型出口を閉じることができる切
換弁を設けるものであり、しかもその切換弁を型
出口側と排出口側との分岐点に設けているから、
アダプター内に滞溜する劣化樹脂でもほとんど残
さず樹脂定流路の系外に排出することができ、ま
た、型出口と樹脂排出口との分岐点がブレーカー
プレートよりも金型本体側のアダプター内に設け
られているからスクリユーで樹脂を混練りするシ
リンダーの内部圧力を減圧することがないので充
分な背圧が得られ混練りの不十分な樹脂を生じさ
せずに劣化樹脂を排出することができるようにな
る。従つて、この押出し成形機では作業再開時に
不良製品が発生するとしても極めて少量に留める
ことができるようになる。
実施例
以下、第3,4図を参照して説明すれば、次の
通りである。
通りである。
この押出し成形機は、アダプターAが上方に嵌
装したスクリユーSで押出す樹脂をブレーカープ
レートBを介して定流路1より金型Cに流入する
よう構成されている。金型Cは、アダプターAで
着脱自在に保持されており、その本体内に受入れ
た樹脂を金属芯材aの通過する開孔路に所望形状
の成形物bとして型出口2より吐出するものであ
る。また、この押出し成形機では、アダプターA
のブレーカープレートBより下方の金型寄りで樹
脂定流路1から分岐させて分流路3が設けられて
いる。この分流路3は、樹脂の流量を短時間に多
くできるようにするため、比較的広幅でしかも短
距離に形成するとよい。また、この分流路3の終
端はアダプターAの側面に開孔した樹脂の排出口
4として形成されており、この排出口4からは専
ら劣化樹脂が定流路1の系外に排出されるように
なつている。
装したスクリユーSで押出す樹脂をブレーカープ
レートBを介して定流路1より金型Cに流入する
よう構成されている。金型Cは、アダプターAで
着脱自在に保持されており、その本体内に受入れ
た樹脂を金属芯材aの通過する開孔路に所望形状
の成形物bとして型出口2より吐出するものであ
る。また、この押出し成形機では、アダプターA
のブレーカープレートBより下方の金型寄りで樹
脂定流路1から分岐させて分流路3が設けられて
いる。この分流路3は、樹脂の流量を短時間に多
くできるようにするため、比較的広幅でしかも短
距離に形成するとよい。また、この分流路3の終
端はアダプターAの側面に開孔した樹脂の排出口
4として形成されており、この排出口4からは専
ら劣化樹脂が定流路1の系外に排出されるように
なつている。
これら定流路1と分流路3の分岐点位置には、
定流路1と分流路3を相互択一的に開閉成する切
換弁5が装着されている。その切換弁5は、第3
図で示すようにアダプターAの図面前後方向に透
孔5aを形成し、その系内に回転操作軸5bを嵌
挿配置することにより構成されている。回転操作
軸5bは軸線上に切欠或いは透孔で形成する定流
路1、分流路3との連通孔5c,5dを持つてお
り、それら連通孔5c,5dをアダプターAの側
面より外方に突出した軸端側の回転操作で定流路
1、分流路3に整合させ得るよう装着されてい
る。また、連通孔5c,5dは定流路1に樹脂を
通過するときには分流路3への樹脂流れを遮断
し、一方分流路3に樹脂を通過させるときには定
流路1への樹脂流入を遮断するように相互択一的
に流路を開閉成可能に形成されている。この回転
操作軸5bによる以外に、第4図で示す如くアダ
プターAに第3図と同様に嵌装配置するスライド
操作軸6aによつても切換弁6を構成することが
できる。このスライド操作軸6aは、軸線に定流
路1、分流路3と各々整合可能な連通孔6b,6
cを別位置に持ち、その軸線をアダプターAに対
して摺動操作することにより交互に流路を開閉成
するよう取付けられている。また、操作軸6aの
軸線上端部側には夫々ストツパカラー6d,6e
が装着され、定流路1と連通孔6bとを或いは分
流路3と連通孔6cとを夫々操作軸6aの摺動操
作と共に整合位置決め可能に構成されている。
定流路1と分流路3を相互択一的に開閉成する切
換弁5が装着されている。その切換弁5は、第3
図で示すようにアダプターAの図面前後方向に透
孔5aを形成し、その系内に回転操作軸5bを嵌
挿配置することにより構成されている。回転操作
軸5bは軸線上に切欠或いは透孔で形成する定流
路1、分流路3との連通孔5c,5dを持つてお
り、それら連通孔5c,5dをアダプターAの側
面より外方に突出した軸端側の回転操作で定流路
1、分流路3に整合させ得るよう装着されてい
る。また、連通孔5c,5dは定流路1に樹脂を
通過するときには分流路3への樹脂流れを遮断
し、一方分流路3に樹脂を通過させるときには定
流路1への樹脂流入を遮断するように相互択一的
に流路を開閉成可能に形成されている。この回転
操作軸5bによる以外に、第4図で示す如くアダ
プターAに第3図と同様に嵌装配置するスライド
操作軸6aによつても切換弁6を構成することが
できる。このスライド操作軸6aは、軸線に定流
路1、分流路3と各々整合可能な連通孔6b,6
cを別位置に持ち、その軸線をアダプターAに対
して摺動操作することにより交互に流路を開閉成
するよう取付けられている。また、操作軸6aの
軸線上端部側には夫々ストツパカラー6d,6e
が装着され、定流路1と連通孔6bとを或いは分
流路3と連通孔6cとを夫々操作軸6aの摺動操
作と共に整合位置決め可能に構成されている。
このように構成する押出し成形機では、運転継
続中のときは切換弁5または6で定流路1を開成
すると共に分流路3を閉成した状態に保持し、ス
クリユーSの駆動で定流路1から金型Cに樹脂を
供給する。一方、押出し作業中に何らかの不都合
が生じて押出機の運転を停止するときは、アダプ
ターAは押出機のスクリユーS側に取付けままで
金型CをアダプターAから取り外すことにより分
解、清掃等を行つた後再びアダプターAに取付け
る。この分解、清掃などの作業中に押出機のスク
リユーが駆動を停止されるものの、アダプターA
がシリンダーに巻きつけられた(図示しない)ヒ
ーターは急速には冷却せず、特にアダプターA部
やブレーカープレートBに蓄熱された熱がアダプ
ター内に滞留した樹脂に伝わることによりアダプ
ターAやブレーカープレートB内の樹脂を過熱状
態におくため、性能が劣化すると共に著しい場合
には樹脂が分解して固型物状に炭化することがあ
る。その一時停止後運転を再開するときには切換
弁5または6の操作で分流路3を開成すると共に
定流路1を閉成するようにする。しかる後、スク
リユーSを駆動すると、樹脂流れが生じて、今ま
で切換弁5または6の上方でアダプターAやブレ
ーカープレートB内の定流路1に滞留して劣化ま
たは炭化した樹脂が金型C側には流れ込まず連通
孔5cまたは6cを経て金型寄りに設けた分流路
3に流れ込むようになる。従つて、アダプターA
に滞留するほとんどの劣化したり炭化した樹脂は
分流路3を通して排出口4から外に放出され、金
型Cに送り込まないようにできる。一定時間経過
後、劣化したり炭化した樹脂がすべて排出され、
正常に良く混練された樹脂が排出口4から出始め
たときを見はからつて切換弁5または6を元に戻
すと、良質の樹脂が金型Cに注入されるから正規
な樹脂の押出し成形を行い得るようになる。
続中のときは切換弁5または6で定流路1を開成
すると共に分流路3を閉成した状態に保持し、ス
クリユーSの駆動で定流路1から金型Cに樹脂を
供給する。一方、押出し作業中に何らかの不都合
が生じて押出機の運転を停止するときは、アダプ
ターAは押出機のスクリユーS側に取付けままで
金型CをアダプターAから取り外すことにより分
解、清掃等を行つた後再びアダプターAに取付け
る。この分解、清掃などの作業中に押出機のスク
リユーが駆動を停止されるものの、アダプターA
がシリンダーに巻きつけられた(図示しない)ヒ
ーターは急速には冷却せず、特にアダプターA部
やブレーカープレートBに蓄熱された熱がアダプ
ター内に滞留した樹脂に伝わることによりアダプ
ターAやブレーカープレートB内の樹脂を過熱状
態におくため、性能が劣化すると共に著しい場合
には樹脂が分解して固型物状に炭化することがあ
る。その一時停止後運転を再開するときには切換
弁5または6の操作で分流路3を開成すると共に
定流路1を閉成するようにする。しかる後、スク
リユーSを駆動すると、樹脂流れが生じて、今ま
で切換弁5または6の上方でアダプターAやブレ
ーカープレートB内の定流路1に滞留して劣化ま
たは炭化した樹脂が金型C側には流れ込まず連通
孔5cまたは6cを経て金型寄りに設けた分流路
3に流れ込むようになる。従つて、アダプターA
に滞留するほとんどの劣化したり炭化した樹脂は
分流路3を通して排出口4から外に放出され、金
型Cに送り込まないようにできる。一定時間経過
後、劣化したり炭化した樹脂がすべて排出され、
正常に良く混練された樹脂が排出口4から出始め
たときを見はからつて切換弁5または6を元に戻
すと、良質の樹脂が金型Cに注入されるから正規
な樹脂の押出し成形を行い得るようになる。
なお、この押出し成形機では切換弁5または6
をアダプター部AのブレーカープレートBより後
方、即ち金型C寄りに取付け配置するため、スク
リユーSで樹脂を圧送するシリンダー内の圧力を
減圧させずに一定に保てることにより混練り不十
分な樹脂を発生することがない。それに加えて、
アダプターAに分流路3、切換弁5または6を設
けるから樹脂流路が複雑に入り込んでいる金型に
適用するのに好適なものとなりしかも各種製品の
成形金型に交換適用することができる。また、上
述した実施例ではステンレス製の芯材aに樹脂成
形物bを付着する場合を示したが、これに限定さ
れることなく、例えば装飾フイルム、アルミスト
リツプ、金属線材の被覆などを同時に複合して押
出す金型に広く適用することができる。
をアダプター部AのブレーカープレートBより後
方、即ち金型C寄りに取付け配置するため、スク
リユーSで樹脂を圧送するシリンダー内の圧力を
減圧させずに一定に保てることにより混練り不十
分な樹脂を発生することがない。それに加えて、
アダプターAに分流路3、切換弁5または6を設
けるから樹脂流路が複雑に入り込んでいる金型に
適用するのに好適なものとなりしかも各種製品の
成形金型に交換適用することができる。また、上
述した実施例ではステンレス製の芯材aに樹脂成
形物bを付着する場合を示したが、これに限定さ
れることなく、例えば装飾フイルム、アルミスト
リツプ、金属線材の被覆などを同時に複合して押
出す金型に広く適用することができる。
考案の効果
以上の如く、本考案に係る押出し成形機に依れ
ば、切換弁の簡単な操作でアダプターからほとん
どの劣化樹脂を正規の流路外に放出することがで
きるため、劣化したり炭化した樹脂の固型状物が
金型の細い流路内に詰つたりせず、またスクリユ
ーで樹脂を混練りするシリンダー内の圧力をブレ
ーカープレートによつて一定に保てるから混練り
不十分な樹脂を発生せずしかも芯材等に樹脂成形
物を付着するものにおいては不良製品の発生を少
なくして芯材等の材料費の節減を図り得るもので
ある。
ば、切換弁の簡単な操作でアダプターからほとん
どの劣化樹脂を正規の流路外に放出することがで
きるため、劣化したり炭化した樹脂の固型状物が
金型の細い流路内に詰つたりせず、またスクリユ
ーで樹脂を混練りするシリンダー内の圧力をブレ
ーカープレートによつて一定に保てるから混練り
不十分な樹脂を発生せずしかも芯材等に樹脂成形
物を付着するものにおいては不良製品の発生を少
なくして芯材等の材料費の節減を図り得るもので
ある。
第1図は従来例に係る押出し成形機の側断面
図、第2図は同成形機で製造する製品の一例を示
す断端面図、第3図は本考案に係る押出し成形機
の側断面図、第4図は同成形機に装着可能な別の
切換弁を示す説明図である。 A:アダプター、1:定流路、3:分流路、
4:排出口、5または6:切換弁、5b:回転操
作軸、5c,5d:切欠または透孔、6a:スラ
イド操作軸、6b,6c:切欠または透孔。
図、第2図は同成形機で製造する製品の一例を示
す断端面図、第3図は本考案に係る押出し成形機
の側断面図、第4図は同成形機に装着可能な別の
切換弁を示す説明図である。 A:アダプター、1:定流路、3:分流路、
4:排出口、5または6:切換弁、5b:回転操
作軸、5c,5d:切欠または透孔、6a:スラ
イド操作軸、6b,6c:切欠または透孔。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 樹脂定流路の出口側で金型を保持するアダプ
ターの樹脂定流路で樹脂の入口側に位置するブ
レーカープレートの取付位置よりも金型寄りか
ら分岐させて樹脂分流路を設け、その樹脂分流
路の終端を樹脂排出口にすると共に、樹脂定流
路と分流路の分岐点位置に各流路を相互択一的
に開閉成する切換弁を装着したことを特徴とす
る押出し成形機。 (2) 上記切換弁が、各流路と連通する切欠または
透孔を持つた回転操作軸で構成されているとこ
ろの実用新案登録請求の範囲第1項記載の押出
し成形機。 (3) 上記切換弁が、各流路と連通する切欠または
透孔を軸線上の別位置に持つたスライド操作軸
で構成されているところの実用新案登録請求の
範囲第1項記載の押出し成形機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987043699U JPS644505Y2 (ja) | 1987-03-25 | 1987-03-25 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987043699U JPS644505Y2 (ja) | 1987-03-25 | 1987-03-25 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62164116U JPS62164116U (ja) | 1987-10-19 |
JPS644505Y2 true JPS644505Y2 (ja) | 1989-02-06 |
Family
ID=30860804
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987043699U Expired JPS644505Y2 (ja) | 1987-03-25 | 1987-03-25 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS644505Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5715944A (en) * | 1980-07-03 | 1982-01-27 | Hitachi Cable Ltd | Extruder |
-
1987
- 1987-03-25 JP JP1987043699U patent/JPS644505Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5715944A (en) * | 1980-07-03 | 1982-01-27 | Hitachi Cable Ltd | Extruder |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62164116U (ja) | 1987-10-19 |
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