JPS641346Y2 - - Google Patents

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JPS641346Y2
JPS641346Y2 JP1986151823U JP15182386U JPS641346Y2 JP S641346 Y2 JPS641346 Y2 JP S641346Y2 JP 1986151823 U JP1986151823 U JP 1986151823U JP 15182386 U JP15182386 U JP 15182386U JP S641346 Y2 JPS641346 Y2 JP S641346Y2
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JP
Japan
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drum
speed
drums
hawser
motor
Prior art date
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JP1986151823U
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JPS6259691U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 駆動特性の異なるドラムを装備せるウインチの
代表的な例として揚錨機がある。この揚錨機は、
低速でよいが高トルクを要する揚錨用チエーンド
ラムと、低トルクでよいが高速が要求される係船
用ホーサドラム(または係船用ワイヤドラム)を
同一駆動装置で選択的に駆動するようにしてい
る。従来のこの種揚錨機は一般に第1図に示す如
く、定速度モータ1に1段の減速歯車機構2を介
して連結した駆動軸3上にホーサドラム4とチエ
ーンドラム5を配列し、この両ドラム間に配設さ
れた各ドラム専属のクラツチ6,7をクラツチレ
バー8によりいずれか一方のドラムに嵌合させて
駆動する形式であつた。ところが、かかる構造で
は両ドラムの回転数が同じになるので、ホーサド
ラム4の周速をチエーンドラム5より大きくする
ためホーサドラムを大型化しており、このため船
首部配置となる揚錨機ではスペーサ上の制約を受
けるだけでなく、大型化したホーサドラムが操舵
手の視界を狭める結果となつていた。そこで、定
速度モータから1段減速でホーサドラムを駆動
し、さらにもう1段減速してチエーンドラムを駆
動するようにしてホーサドラムの小型化を図る形
式のものが提案された。しかしこのものは、ホー
サドラムとチエーンドラムを同一駆動軸に配置で
きないので、装置スペースが大となる欠点があ
る。
本考案は前記の実情に鑑みてなされたもので、
チエーンドラムとホーサドラムを同一駆動軸上に
配設し且つ両ドラムのドラム外径をその駆動特性
を損なうことなしに略等しくして装置スペースの
小さいコンパクトな構成とした揚錨機の提供を目
的としている。
以下本考案の実施例を図面について説明する。
第2図において、11は両端を軸受12,12で
支承された駆動軸で、一段減速歯車機構13を介
して2速度モータ14に連結されている。駆動軸
11上にはドラム外径が略等しいホーサドラム1
5とチエーンドラム16とが駆動軸11にスプラ
インで連結された一対のクラツチ17,18を挟
んで対設され、中間に支点19を有するクラツチ
レバー20によるクラツチ17,18との噛合で
駆動軸11に連結される。
前記クラツチレバー20の一側にはホーサドラ
ム15にクラツチ17を噛合させると、クラツチ
レバー20と当接して動作するスイツチ21を配
設している。このスイツチ21は、2速度モータ
14の速度変換用油路を切換える電磁切換弁(図
示せず)に接続されている。第3図に示す実施例
にはクラツチレバー20と機械的に連動する方向
切換弁21′を示す。この方向切換弁21′はモー
タ速度変換用油路、即ち、揚錨機制御弁22と2
速度モータ14とを結ぶ主管路23,24を連通
するバイパス路25に介装されたシヤツトル弁2
6及びタンク30を2速度モータ14の低圧用ポ
ート28と高速用ポート29に接続する通路で構
成されるモータ速度変換用油路に配設している。
クラツチレバー20でチエーンドラム16をクラ
ツチインするときは、方向切換弁21′は位置a
にあつて2速度モータ14の低速用ポート28を
分岐管路27を経てシヤツトル弁26に、高速用
ポート29をタンク30に連通し、クラツチレバ
ー20でホーサドラム15をクラツチインすると
方向切換弁21′は位置bに切換つて高速用ポー
ト29をシヤツトル弁26に、低速用ポート28
をタンク30に連通する。
本実施例の2速度モータ14の速度比はホーサ
ドラム15とチエーンドラム16の速度比1.7:
1に合せている。これにより両ドラムの駆動特性
を損なうことなしにチエーンドラム16よりも大
径化していた従来のホーサドラム15のドラム外
径をチエーンドラム16のドラム外径まで小さく
することができる。もつとも、これはホーサドラ
ムの大径化で操舵手の視界を狭める等の不都合を
軽減するためであるから、両ドラム外径を厳密に
等しくする必要はなく、不揃いの程度が気になら
ない程度であればよい。
第4図には、クラツチレバー20と連動する方
向切換弁21′により二つの油圧モータ32,3
3への供給油量を違えて油圧モータを高低2速に
切換える実施例を示す。即ち、方向切換弁21′
は、ホーサドラム15のクラツチインで位置bに
切換つてポンプからの吐出油を油圧モータ32に
供給すると共に油圧モータ33をアイドリングさ
せるので、ホーサドラム15は高速低トルクの駆
動することになり、チエーンドラム16のクラツ
チインでは位置aにあつてポンプからの吐出油を
油圧モータ32,32に等分に分配するので、チ
エーンドラム16は低速高トルクで駆動すること
になる。この実施例では油圧モータの速度比は
2:1となるから、ドラムの速度比が例えば
1.7:1では両ドラムの外径を略等しくすること
ができる。尚、この実施例では油圧モータ32と
揚錨機制御弁22とをつなぐ主流路に油圧モータ
33をつなぐ主流路がモータ速度変換用油路を兼
ねる。
なお図中、31はカウンタバランス弁である。
次に本実施例の作用につき説明する。クラツチ
レバー20及び揚錨機制御弁22が中立位置にあ
る状態の下でクラツチレバー20によりクラツチ
17をホーサドラム15に噛合させると、方向切
換弁21′は位置bに切換つて高速用ポート29
を分岐管路27に、低速用ポート28をタンク3
0に連通し、2速度モータ14は小容量側(低ト
ルク側)となる油路を形成する。ここにおいて、
揚錨機制御弁22を中立位置から位置AまたはB
に切換えると、2速度モータ14に圧油が供給さ
れると共に、モータ14の回転方向に関係なく油
圧がシヤツトル弁26から方向切換弁21′を経
て高速用ポート29に導かれ、2速度モータ14
は1段減速歯車機構13、駆動軸11、クラツチ
17を介してホーサドラム15を低トルク高速で
駆動する。次に、チエーンドラム16を高トルク
低速で駆動するには、クラツチレバー20を中立
位置に戻してからクラツチ18をチエーンドラム
16に噛合させる。この場合、方向切換弁21′
はクラツチレバー20の中立位置への切換えと共
に位置aに切換わつてその位置を保つので、2速
度モータ14の低速用ポート28は分岐管路27
に、高速用ポート29はタンク30に連通し、2
速度モータ14は大容量側(高トルク側)となる
油路を形成してチエーンドラム16を高トルク低
速で駆動する。
以上の説明より明らかな如く本考案によれば、
原動機に連結された同一駆動軸上にチエーンドラ
ムとホーサドラムとを配列し、これら両ドラムを
クラツチにより駆動軸に選択的に連結するように
した揚錨機において、方向切換弁によるモータ速
度変換用油路の切換えにより2段階の速度が得ら
れる油圧モータと、チエーンドラムは低速高トル
クでホーサドラムは高速低トルクで駆動するよう
に前記方向切換弁と前記クラツチとを連動せしめ
る手段を備えると共に、前記両ドラムの駆動特性
を損なうことなしに両ドラムのドラム外径が略等
しくなるように油圧モータの速度比を選定してい
るので、両ドラムの駆動特性が損われることなし
にホーサドラム外径をチエーンドラム外径まで小
径化できて揚錨機のコンパクト化が実現可能とな
る。従つて、スペース上の制約を受ける船首部へ
の配設が容易となるほか、操舵手は前方視界が拡
がるため操船が容易となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来装置の一部切欠き一部断面した平
面図、第2図は本考案の一実施例を示す一部切欠
き一部断面した平面図、第3図は同実施例の油圧
系統図、第4図はいま一つの油圧系統図である。 11……駆動軸、14……2速度モータ、15
……ホーサドラム、16……チエーンドラム、1
7,18……クラツチ、20……クラツチレバ
ー、21′……方向切換弁、28……低速用ポー
ト、29……高速用ポート、32,33……油圧
モータ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 原動機に連結された同一駆動軸上にチエーンド
    ラムとホーサドラムとを配列し、これら両ドラム
    をクラツチにより駆動軸に選択的に連結するよう
    にした揚錨機において、方向切換弁によるモータ
    速度変換用油路の切換えにより2段階の速度が得
    られる油圧モータと、チエーンドラムは低速高ト
    ルクでホーサドラムは高速低トルクで駆動するよ
    うに前記方向切換弁と前記クラツチとを連動せし
    める手段を備えると共に、前記両ドラムの駆動特
    性を損なうことなしに両ドラムのドラム外径が略
    等しくなるように前記油圧モータの速度比を選定
    したことを特徴とする揚錨機。
JP1986151823U 1986-10-02 1986-10-02 Expired JPS641346Y2 (ja)

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JP1986151823U JPS641346Y2 (ja) 1986-10-02 1986-10-02

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JP1986151823U JPS641346Y2 (ja) 1986-10-02 1986-10-02

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Publication Number Publication Date
JPS6259691U JPS6259691U (ja) 1987-04-13
JPS641346Y2 true JPS641346Y2 (ja) 1989-01-12

Family

ID=31069245

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JP1986151823U Expired JPS641346Y2 (ja) 1986-10-02 1986-10-02

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN109334865A (zh) * 2018-11-12 2019-02-15 张众 一种海洋泊船用锚链制链器

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