JPS6410456B2 - - Google Patents
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- JPS6410456B2 JPS6410456B2 JP889684A JP889684A JPS6410456B2 JP S6410456 B2 JPS6410456 B2 JP S6410456B2 JP 889684 A JP889684 A JP 889684A JP 889684 A JP889684 A JP 889684A JP S6410456 B2 JPS6410456 B2 JP S6410456B2
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Landscapes
- Porous Artificial Stone Or Porous Ceramic Products (AREA)
- Preparation Of Clay, And Manufacture Of Mixtures Containing Clay Or Cement (AREA)
Description
本発明は軽量骨材製造方法の改良法に関する。
更に詳しくは、超軽量の骨材を製造する方法に
関するものである。 従来、頁岩を原料とする軽量骨材の製造方法と
しては、頁岩塊を粉砕して100メツシユオールパ
ス程度に粉砕したのち、これに水を加えて調湿後
造粒、乾燥、焼成する方法が実用されている。 しかしながら、この方法で得られた焼成ペレツ
トは、骨材として充分な圧壊強度(直径7mmで50
Kg以上)と耐吸水率(吸水率5〜7重量%)は得
られるが、見掛比重が1.25程度と比較的重いとい
う問題があつた。 近年建築材の軽量化と断熱性能の強化が要望さ
れており、又耐火性で強度がある比重の小さい骨
材の提供が待たれているのが現状である。 そこで上記の見掛比重(以下単に比重と略称す
る)を効率よく大幅に低下させたとする新規な軽
量骨材の製造方法(特開昭50−98923号公報)が
提案されている。 この方法は、頁岩又は石泥100部に対しパルプ
スラツジ10〜30部を添加混合して粒状化し、これ
を800〜1150℃にて焼成することにより、比重約
0.7の骨材を得たとするものである。 しかし、上記の方法で使用する添加剤は、製紙
工場で発生する水分含有率85重量%程度のパルプ
ヘドロ(特開昭50−105718号公報、実施例1参
照)を大型ドライヤーで膨大な水分を蒸発させ、
水分含有率10重量%程度まで乾燥して使用しなけ
ればならず、非実用的なコスト高となるだけでな
く、増量材としても全く寄与しない等の欠点があ
つた。 本発明の目的は、上記の欠点を解消し、得られ
る焼成物の比重を、更に小ならしめうる骨材の製
造方法を提供することにある。 この目的を達成するため、本願発明者等は種々
検討の結果、微粉状の頁岩に適当量の酸化第二鉄
と、炭化硅素もしくはポリビニールアルコール
(以下P.V.Aと略す)、カルボキシメチルセルロー
ス(以下C.M.Cと略す)、スチレンブタジエン系
ラテツクス(以下S.B.Rラテツクスと略す)のう
ち一つ以上を微粒子又は液状として添加、混合、
造粒後適切な温度及び雰囲気で焼成すると焼成物
の比重を著るしく小さくできることを見出し別途
に夫々出願した。 上記の方法は、原料である頁岩の粒度を平均で
15μm以下とし、これに平均粒度10μm以下の無機
質発泡剤又は有機質発泡剤を頁岩に対し内割りで
夫々0.1〜2.5重量%、2重量%以下と、同じく内
割りで2〜10重量%量で10μm以下の酸化第二鉄
とを添加し、以下公知の方法に従つて混合、調湿
後ペレタイザー等で造粒し1050〜1120℃で焼成す
るというものである。 この方法によれば従来法の約2分の1の比重の
軽量な骨材を製造することができる。 本発明の目的は、上記の軽量骨材の比重を更に
小ならしめうる超軽量骨材の製造方法を提供する
ことにある。 この目的を達成するため本願発明者等は、上記
の方法を更に改善するため鋭意研究の結果、原料
及び添加剤を夫々別途に予め微粉末としたものを
用いこれを配合する従来方法の代りに、頁岩をあ
る程度まで粉砕した粉末と各添加剤とを同時粉砕
し、得られた微粉末を調湿、造粒、焼成すること
によつて大幅に軽量化された骨材を得る方法に到
達したものである。 即ち本発明の方法は、まず頁岩を粉砕して60メ
ツシユ以下としたのち、該頁岩に対し、内割りで
2〜10重量%の20μm以下好ましくは10μm以下の
粒度の酸化鉄、好ましくは酸化第二鉄と、内割り
で0.1〜2.5重量%の同粒度の炭化硅素、又は内割
りで2重量%以下好ましくは0.1〜1.0重量%のリ
グニン、P.V.A、C.M.C、S.B.Rラテツクスのう
ち一つ以上とを夫々添加したのち、例えばチユー
ブミルを用いて15μm以下好ましくは10μm以下に
微粉砕しつゝ混合する。 次に、この混合物は以下公知の方法により、水
を加えて調湿したのち、例えばパン型ペレタイザ
ーで所望の粒径となるように造粒し、次いで充分
な乾燥を行なつたのち、焼成帯温度を好ましくは
1050〜1120℃、より好ましくは1100〜1115℃、同
酸素濃度8〜10容量%、原料のグリーンペレツト
装入口の温度630℃程度、同酸素濃度12〜13容量
%で焼成帯の滞留時間20〜30分程度で焼成すると
いうものである。 本発明法において、添加剤として使用するスチ
レンブタジエン系ラテツクス(S.B.Rラテツク
ス)としては、特定するものではないが、商品名
LX531B(日本ゼオン製)、クロスレン(武田薬品
工業製)、小野田SXB(日本ユニロン社製)、J.S.
R0670(日本合成ゴム製)等が好ましい。 本発明の方法において、頁岩をまず粗粉砕して
から添加剤を添加し、更に微粉砕するのは、微粉
砕する機器にもよるが、あまり粗い状態で例えば
チユーブミルに装入しても効率が悪く、却つて微
粉砕に長時間を要するためである。 頁岩を60メツシユ以下としたのち、平均粒径
20μm以下好ましくは10μm以下の酸化鉄、及び平
均粒径20μm以下の炭化硅素を内割りで夫々2〜
10重量%、0.1〜2.5重量%、又は同上同量の酸化
鉄と、リグニン、P.V.A、C.M.C、S.B.Rラテツ
クスのうち一つ以上を2重量%以下好ましくは
0.1〜1重量%を夫々添加する理由は、これ以下
の添加量では焼成帯の比重を低減させる効果が顕
著でなく、これ以上の量を添加しても上記の効果
は特に向上しないからである。 頁岩に添加剤の適量を添加ののち平均粒度
15μm以下好ましくは平均粒度10μm以下に微粉砕
するのは、ペレツトを焼成する際の反応性を良く
するためである。 本発明法による頁岩と添加剤の混合粉砕は、粉
砕機器により必ずしも一定ではないが、通常のミ
ルの場合30分ないし1時間で充分である。 但しこの粉砕の度合は、比重の軽い焼成体を得
る上で重要であり、細粒とするほど安定した低比
重の焼成体が得られるので、微粉の粒度を測定し
つゝ粉砕条件を設定する必要がある。上記の粒度
より粗いものを使用すると、他の諸条件を如何に
工夫しても本発明の目的は達せられない。 本発明法により得られる焼成体は、骨材として
の圧壊強度、耐吸水率等に悪影響を及ぼすことな
く、比重0.4台のものが確実に得られるので、断
熱材、耐火材ないしは、その増量材として好適な
ものということができる。 尚焼成体の比重を軽くする手段として、ペレツ
ト焼成帯の温度を、より高くするということも考
えられるが、本発明法で好適範囲とする1120℃を
超えると(酸素雰囲気によりこの温度は変動す
る)ペレツト表面まで溶融し、ロータリーキルン
中での焼成時にペレツト同志が融着するという現
象を示すので好ましくない。従つて高温ゾーンで
の滞留時間は20〜30分程度、好ましくはそれ以下
の時間とするのが好ましい。 本発明法により得られる焼成ペレツトの大きさ
は特に制約されないが、通常直径5〜20mmで、比
重が同じならば直径が大きいほど圧壊強度は大き
く、逆に吸水率は減少するが、平均粒径約7mmの
ほぼ球状のもので圧壊強度は約20Kg、吸水率は2
〜5重量%である。 以下実施例について説明する。 実施例 1 塊状の頁岩を、シングルトグルクラツシヤーで
粗砕したのちロータリーキルンタイプのドライヤ
ーで乾燥し、次いでインペラブレーカーにかけて
二次破砕し60メツシユ以下の粒度とした。 次に該頁岩粉末に粒径15μm以下、内割りで試
薬1級の3重量%の酸化第二鉄、及び粒径15μm
以下の所定量の炭化硅素を添加しつゝ、これをチ
ユーブミル(大塚鉄工製、直径2.5m、長さ5.6
m、ボールサイズ50〜75mm、回転数20rpm)に装
入し、該ミル滞留時間を30分に調整して混合粉砕
し70Kgの微粉末試料を採取した。 得られた微粉末試料の平均粒径は8.5μm(光透
過式粒度計)であつた。 該微粉末は、以下通常の手順により調湿、パン
型ペレタイザーで平均粒径約5mmとなるようにし
て造粒した。該グリーンペレツトは乾燥器で充分
な乾燥を行なつたのち、内径500mm、長さ4000mm、
傾斜度4.5%、回転数3rpm、加熱源はプロパンバ
ーナーのテストキルンで焼成帯温度1050〜1115
℃、同酸素濃度8〜9容量%、グリーンペレツト
装入口温度635℃、同酸素濃度12〜13容量%に保
持し、該ペレツトの焼成帯滞留時間を15分となる
ようにし、1分間に300g給鉱して各30分間該ペ
レツトの焼成を行なつた。焼成後のペレツトは放
冷したのち平均粒径を測定、その他の物性につい
てはJISA1135に従つて測定した。 尚圧壊強度は圧縮試験機によつて圧壊された時
の荷重値を試料100個について求め、その平均値
で示した。原料頁岩の組成は第1表のものを使用
した。その結果を第2表に示す。
関するものである。 従来、頁岩を原料とする軽量骨材の製造方法と
しては、頁岩塊を粉砕して100メツシユオールパ
ス程度に粉砕したのち、これに水を加えて調湿後
造粒、乾燥、焼成する方法が実用されている。 しかしながら、この方法で得られた焼成ペレツ
トは、骨材として充分な圧壊強度(直径7mmで50
Kg以上)と耐吸水率(吸水率5〜7重量%)は得
られるが、見掛比重が1.25程度と比較的重いとい
う問題があつた。 近年建築材の軽量化と断熱性能の強化が要望さ
れており、又耐火性で強度がある比重の小さい骨
材の提供が待たれているのが現状である。 そこで上記の見掛比重(以下単に比重と略称す
る)を効率よく大幅に低下させたとする新規な軽
量骨材の製造方法(特開昭50−98923号公報)が
提案されている。 この方法は、頁岩又は石泥100部に対しパルプ
スラツジ10〜30部を添加混合して粒状化し、これ
を800〜1150℃にて焼成することにより、比重約
0.7の骨材を得たとするものである。 しかし、上記の方法で使用する添加剤は、製紙
工場で発生する水分含有率85重量%程度のパルプ
ヘドロ(特開昭50−105718号公報、実施例1参
照)を大型ドライヤーで膨大な水分を蒸発させ、
水分含有率10重量%程度まで乾燥して使用しなけ
ればならず、非実用的なコスト高となるだけでな
く、増量材としても全く寄与しない等の欠点があ
つた。 本発明の目的は、上記の欠点を解消し、得られ
る焼成物の比重を、更に小ならしめうる骨材の製
造方法を提供することにある。 この目的を達成するため、本願発明者等は種々
検討の結果、微粉状の頁岩に適当量の酸化第二鉄
と、炭化硅素もしくはポリビニールアルコール
(以下P.V.Aと略す)、カルボキシメチルセルロー
ス(以下C.M.Cと略す)、スチレンブタジエン系
ラテツクス(以下S.B.Rラテツクスと略す)のう
ち一つ以上を微粒子又は液状として添加、混合、
造粒後適切な温度及び雰囲気で焼成すると焼成物
の比重を著るしく小さくできることを見出し別途
に夫々出願した。 上記の方法は、原料である頁岩の粒度を平均で
15μm以下とし、これに平均粒度10μm以下の無機
質発泡剤又は有機質発泡剤を頁岩に対し内割りで
夫々0.1〜2.5重量%、2重量%以下と、同じく内
割りで2〜10重量%量で10μm以下の酸化第二鉄
とを添加し、以下公知の方法に従つて混合、調湿
後ペレタイザー等で造粒し1050〜1120℃で焼成す
るというものである。 この方法によれば従来法の約2分の1の比重の
軽量な骨材を製造することができる。 本発明の目的は、上記の軽量骨材の比重を更に
小ならしめうる超軽量骨材の製造方法を提供する
ことにある。 この目的を達成するため本願発明者等は、上記
の方法を更に改善するため鋭意研究の結果、原料
及び添加剤を夫々別途に予め微粉末としたものを
用いこれを配合する従来方法の代りに、頁岩をあ
る程度まで粉砕した粉末と各添加剤とを同時粉砕
し、得られた微粉末を調湿、造粒、焼成すること
によつて大幅に軽量化された骨材を得る方法に到
達したものである。 即ち本発明の方法は、まず頁岩を粉砕して60メ
ツシユ以下としたのち、該頁岩に対し、内割りで
2〜10重量%の20μm以下好ましくは10μm以下の
粒度の酸化鉄、好ましくは酸化第二鉄と、内割り
で0.1〜2.5重量%の同粒度の炭化硅素、又は内割
りで2重量%以下好ましくは0.1〜1.0重量%のリ
グニン、P.V.A、C.M.C、S.B.Rラテツクスのう
ち一つ以上とを夫々添加したのち、例えばチユー
ブミルを用いて15μm以下好ましくは10μm以下に
微粉砕しつゝ混合する。 次に、この混合物は以下公知の方法により、水
を加えて調湿したのち、例えばパン型ペレタイザ
ーで所望の粒径となるように造粒し、次いで充分
な乾燥を行なつたのち、焼成帯温度を好ましくは
1050〜1120℃、より好ましくは1100〜1115℃、同
酸素濃度8〜10容量%、原料のグリーンペレツト
装入口の温度630℃程度、同酸素濃度12〜13容量
%で焼成帯の滞留時間20〜30分程度で焼成すると
いうものである。 本発明法において、添加剤として使用するスチ
レンブタジエン系ラテツクス(S.B.Rラテツク
ス)としては、特定するものではないが、商品名
LX531B(日本ゼオン製)、クロスレン(武田薬品
工業製)、小野田SXB(日本ユニロン社製)、J.S.
R0670(日本合成ゴム製)等が好ましい。 本発明の方法において、頁岩をまず粗粉砕して
から添加剤を添加し、更に微粉砕するのは、微粉
砕する機器にもよるが、あまり粗い状態で例えば
チユーブミルに装入しても効率が悪く、却つて微
粉砕に長時間を要するためである。 頁岩を60メツシユ以下としたのち、平均粒径
20μm以下好ましくは10μm以下の酸化鉄、及び平
均粒径20μm以下の炭化硅素を内割りで夫々2〜
10重量%、0.1〜2.5重量%、又は同上同量の酸化
鉄と、リグニン、P.V.A、C.M.C、S.B.Rラテツ
クスのうち一つ以上を2重量%以下好ましくは
0.1〜1重量%を夫々添加する理由は、これ以下
の添加量では焼成帯の比重を低減させる効果が顕
著でなく、これ以上の量を添加しても上記の効果
は特に向上しないからである。 頁岩に添加剤の適量を添加ののち平均粒度
15μm以下好ましくは平均粒度10μm以下に微粉砕
するのは、ペレツトを焼成する際の反応性を良く
するためである。 本発明法による頁岩と添加剤の混合粉砕は、粉
砕機器により必ずしも一定ではないが、通常のミ
ルの場合30分ないし1時間で充分である。 但しこの粉砕の度合は、比重の軽い焼成体を得
る上で重要であり、細粒とするほど安定した低比
重の焼成体が得られるので、微粉の粒度を測定し
つゝ粉砕条件を設定する必要がある。上記の粒度
より粗いものを使用すると、他の諸条件を如何に
工夫しても本発明の目的は達せられない。 本発明法により得られる焼成体は、骨材として
の圧壊強度、耐吸水率等に悪影響を及ぼすことな
く、比重0.4台のものが確実に得られるので、断
熱材、耐火材ないしは、その増量材として好適な
ものということができる。 尚焼成体の比重を軽くする手段として、ペレツ
ト焼成帯の温度を、より高くするということも考
えられるが、本発明法で好適範囲とする1120℃を
超えると(酸素雰囲気によりこの温度は変動す
る)ペレツト表面まで溶融し、ロータリーキルン
中での焼成時にペレツト同志が融着するという現
象を示すので好ましくない。従つて高温ゾーンで
の滞留時間は20〜30分程度、好ましくはそれ以下
の時間とするのが好ましい。 本発明法により得られる焼成ペレツトの大きさ
は特に制約されないが、通常直径5〜20mmで、比
重が同じならば直径が大きいほど圧壊強度は大き
く、逆に吸水率は減少するが、平均粒径約7mmの
ほぼ球状のもので圧壊強度は約20Kg、吸水率は2
〜5重量%である。 以下実施例について説明する。 実施例 1 塊状の頁岩を、シングルトグルクラツシヤーで
粗砕したのちロータリーキルンタイプのドライヤ
ーで乾燥し、次いでインペラブレーカーにかけて
二次破砕し60メツシユ以下の粒度とした。 次に該頁岩粉末に粒径15μm以下、内割りで試
薬1級の3重量%の酸化第二鉄、及び粒径15μm
以下の所定量の炭化硅素を添加しつゝ、これをチ
ユーブミル(大塚鉄工製、直径2.5m、長さ5.6
m、ボールサイズ50〜75mm、回転数20rpm)に装
入し、該ミル滞留時間を30分に調整して混合粉砕
し70Kgの微粉末試料を採取した。 得られた微粉末試料の平均粒径は8.5μm(光透
過式粒度計)であつた。 該微粉末は、以下通常の手順により調湿、パン
型ペレタイザーで平均粒径約5mmとなるようにし
て造粒した。該グリーンペレツトは乾燥器で充分
な乾燥を行なつたのち、内径500mm、長さ4000mm、
傾斜度4.5%、回転数3rpm、加熱源はプロパンバ
ーナーのテストキルンで焼成帯温度1050〜1115
℃、同酸素濃度8〜9容量%、グリーンペレツト
装入口温度635℃、同酸素濃度12〜13容量%に保
持し、該ペレツトの焼成帯滞留時間を15分となる
ようにし、1分間に300g給鉱して各30分間該ペ
レツトの焼成を行なつた。焼成後のペレツトは放
冷したのち平均粒径を測定、その他の物性につい
てはJISA1135に従つて測定した。 尚圧壊強度は圧縮試験機によつて圧壊された時
の荷重値を試料100個について求め、その平均値
で示した。原料頁岩の組成は第1表のものを使用
した。その結果を第2表に示す。
【表】
【表】
第2表より明らかなように比較的焼成温度の低
い実験No.3と炭化硅素添加量の少ない実験No.1以
外は何れも約0.6以下0.4台の比重を示し物性にお
いても満足すべきものであつた。 実施例 2 添加剤として有機発泡剤の所定量とヘマタイト
(Fe2O3、10μm以下)の所定量、何れも内割り重
量%を添加して、以下実施例1と同様にして混合
粉砕、造粒、焼成を行なつた。 その結果を第3表に示す。
い実験No.3と炭化硅素添加量の少ない実験No.1以
外は何れも約0.6以下0.4台の比重を示し物性にお
いても満足すべきものであつた。 実施例 2 添加剤として有機発泡剤の所定量とヘマタイト
(Fe2O3、10μm以下)の所定量、何れも内割り重
量%を添加して、以下実施例1と同様にして混合
粉砕、造粒、焼成を行なつた。 その結果を第3表に示す。
【表】
第3表を見て判るように、酸化第二鉄添加量の
少ない実験No.8及び焼成温度の低い実験No.9は比
較的比重が高いが、その他は0.4台の超低比重で
且つ物性も充分な程度のものが得られた。 実施例 3 グリーンペレツトの粒径を約7mmとしペレツト
焼成物の冷却を110℃(A)、200℃(B)までロータリー
キルン中で徐冷したのち、室内に取り出し、水の
スプレーで急冷した以外は実施例1と同様にして
ペレツトの焼成体を得た。 その結果を第4表に示す。
少ない実験No.8及び焼成温度の低い実験No.9は比
較的比重が高いが、その他は0.4台の超低比重で
且つ物性も充分な程度のものが得られた。 実施例 3 グリーンペレツトの粒径を約7mmとしペレツト
焼成物の冷却を110℃(A)、200℃(B)までロータリー
キルン中で徐冷したのち、室内に取り出し、水の
スプレーで急冷した以外は実施例1と同様にして
ペレツトの焼成体を得た。 その結果を第4表に示す。
【表】
第4表の結果は、第2表と比較して吸水率は大
きくなつたが、圧壊強度は充分に大きく満足すべ
きものであつた。 本発明法は原料は頁岩のみで説明したが、その
他、これに類する例えばパーライト、石泥、シラ
ス等にそのまゝ応用することが可能である。
きくなつたが、圧壊強度は充分に大きく満足すべ
きものであつた。 本発明法は原料は頁岩のみで説明したが、その
他、これに類する例えばパーライト、石泥、シラ
ス等にそのまゝ応用することが可能である。
Claims (1)
- 1 60メツシユ以下の頁岩に、平均粒度20μm以
下の酸化鉄及び炭化硅素を夫々内割りで2〜10重
量%、0.1〜2.5重量%、又は平均粒度20μm以下の
酸化鉄及びリグニン、ポリビニールアルコール、
カルボキシメチルセルロース、スチレンブタジエ
ン系ラテツクスのうち一つ以上とを夫々内割りで
2〜10重量%、2重量%以下添加したのち、平均
粒度15μm以下に微粉砕して調湿、造粒、焼成す
ることを特徴とする軽量骨材の製造方法。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP889684A JPS60155556A (ja) | 1984-01-20 | 1984-01-20 | 軽量骨材の製造方法 |
DK003985A DK161829C (da) | 1984-01-06 | 1985-01-03 | Fremgangsmaade til fremstilling af lette tilslagsmaterialer |
KR1019850000021A KR850005384A (ko) | 1984-01-06 | 1985-01-05 | 콘크리이트용 쇄석의 제조방법 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP889684A JPS60155556A (ja) | 1984-01-20 | 1984-01-20 | 軽量骨材の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60155556A JPS60155556A (ja) | 1985-08-15 |
JPS6410456B2 true JPS6410456B2 (ja) | 1989-02-21 |
Family
ID=11705441
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP889684A Granted JPS60155556A (ja) | 1984-01-06 | 1984-01-20 | 軽量骨材の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60155556A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE3781328T4 (de) * | 1986-06-06 | 1993-10-14 | Mitsubishi Chem Ind | Verfahren zur Herstellung eines faserartigen oder dünnen grünen Keramikkörpers. |
-
1984
- 1984-01-20 JP JP889684A patent/JPS60155556A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60155556A (ja) | 1985-08-15 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |