JPS6399018A - 複合免疫原 - Google Patents

複合免疫原

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JPS6399018A
JPS6399018A JP62104175A JP10417587A JPS6399018A JP S6399018 A JPS6399018 A JP S6399018A JP 62104175 A JP62104175 A JP 62104175A JP 10417587 A JP10417587 A JP 10417587A JP S6399018 A JPS6399018 A JP S6399018A
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JP
Japan
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virus
peptide
chain
hepatitis
protein
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JP62104175A
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English (en)
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アレクサンダー ロバート ニューラス
ステファン ビー エイチ ケント
ネイサン ストリック
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California Institute of Technology CalTech
New York Blood Center Inc
Original Assignee
California Institute of Technology CalTech
New York Blood Center Inc
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Publication date
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    • C12NMICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
    • C12N7/00Viruses; Bacteriophages; Compositions thereof; Preparation or purification thereof
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07KPEPTIDES
    • C07K14/00Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof
    • C07K14/005Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from viruses
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K39/00Medicinal preparations containing antigens or antibodies
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12NMICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
    • C12N2730/00Reverse transcribing DNA viruses
    • C12N2730/00011Details
    • C12N2730/10011Hepadnaviridae
    • C12N2730/10111Orthohepadnavirus, e.g. hepatitis B virus
    • C12N2730/10122New viral proteins or individual genes, new structural or functional aspects of known viral proteins or genes

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は一以上の明確な合成ペプチドを有する複合免疫
原に関し、さらに詳しくは、B型肝炎ウィルス膜蛋白質
の複数の合成ペプチド類縁体を有するサポニン誘導体含
育核構造に関する。
ワクチンとして威力を発揮するためには、保護抗体を惹
起することの知られたウィルス蛋白質の合成ペプチド類
縁体は、かかる抗体に対する結合部(ゲを有するばかり
でなく、T細胞レセプタおよびIa抗原との反応を掌る
必要がある( J、Berzorsky、”Antig
enic 5tructural Requireme
nts for MllcmRestricted t
lelper T Ce1l Recognition
’、 M。
dern Approahes to Vaccine
s、 21−23. Edited byR,Chan
ock、 R,Lerrner & F、 Brown
、 Co1d Spring l1arber、 NY
: Co1d Spring Harbor Labo
ratory。
(1985); J、Berzorsky、 ”Int
rinsic and Extrinsic Fact
ors in Protein Antigenic 
5tructure”。
5cience、 229.932−940.(198
5); T 、Watts、 J、Gariepy、 
G、5choolnik、 H,McConnell、
 ’T−Cell Activation by Pe
ptide Antigen: Effect of 
Peptide  5equence and Met
hod or Antigen Presentati
on”、 Proceedings or the N
ational Academy ofScience
、  U、S、A、、  82. 5480−5484
.(1985))。
積極的な予防のための免疫原としての合成ペプチドの有
用性は、ペプチドに対する免疫応答性が蛋白質に対する
応答に比べて遺伝学的に狭く制約を受けているために非
常に限られている(A、R,Neurath、 S、B
、Il、Kent、 N、5trick、 D、5ta
rk and P、5proul、 ’Genetic
 Re5triction ofImmune Re5
ponsiveness to 5ynthetic 
Peptides Correspondingto 
5equences in Lhe Pre−3Re5
ion or the 1tepatiLis B V
irus (IIBV) Envelope Gene
 ”、 Journal of Medical Vi
rology、 17.119−125. (1985
))。
ヒトワクチンとして好適でない蛋白質支持体およびアジ
ュバント(完全および不完全フロインドアジュバント)
ら合成ペプチドの予防学的な有用性を確立するために敢
多くの実験において使用されてきた。
それ故、前述したような問題点を解消することは有用で
あろう。本発明の目的は、複数の明確な合成ペプチドの
多重コピーを有する高分子合成免疫原を調製することに
よりこれら問題点を解消することである。かかる高分子
はT細胞レセプタおよびIa抗原と反応する部位を保持
しやすい。複数の明確なペプチド類縁体を有する高分子
に対する免疫応答は個々のペプチドに対する応答よりも
遺伝学的に制約を受けにくいことも期待される。
さらに、多重免疫原は抗原補強性アジュバントに組み込
まれ、蛋白質支持体を必要としない(A、I?。
NeuraLh、 S、B、I!、KenL and 
N、5trick、 ”Location and C
hemical 5ynthesis ora Pre
−8Gene CodedImmunodominar
+t Epitope or l1epatitis 
B Virus。
5cience、 224.392−395. (19
84); A、R,Neurath。
S、B、Il、Kent and N、5trick、
 ”Antibodies to 1lcpatiti
s B 5urrace AnLigen (IIBs
Ag) Elicited byImmunizaLi
on  with  a  5ynthetic  I
’eptide  Covalently Linke
d Lo Liposomes”、 The Jour
nal orGeneral Virology、 6
5.1009−1014.(1984): A、R,N
curath、 S、B、Il、Kent and N
、5trick、 ”Immune Ra5ponsa
  Lo  1lepatiLis−B  Virus
  Determinants  Coded by 
the Pre−S Gene”、 Vaccines
 ’85.185−189゜Edited by R,
A、l、erncr、 R,M、Chanock & 
F、Brown。
Co1d Spring l1arbor、  NY 
 Co1d Spring l1arborLabor
aLory、  (1985))。
従来の研究により、リボゾームに合成ペプチドを組み込
むと、合成ペプチドに対する免疫応答が増大することが
知られている( A、R,NeuraLh、 S、B。
11、KenL and N、5Lrick、 ”An
tibodies to l1epatitis B 
5urracc  Antigen (IIBsAg)
 Elicited by I+nmunizaLio
n with a 5ynLhctic Peptid
e Covalen口y Linked to Lip
osomes”。Th、e Journal or G
eneral Virology、 65.1009−
1014; A、R,NcuraLh、 S、B。
11、Kent and N、5Lrick、1mmu
nc Re5ponse to 1lepatiLis
−BVirus Determinants Code
d by the Pre−3Genc”、 Vacc
ines ’85.185−189. edited 
by R。
A、Lerner、 I?、M、Chanock an
d F、Brown、 Co1d Spring I!
arbor、 NY: C0I(l Spring l
1arbor Laboratory)。またミセルに
合成ペプチドを組み込んでら合成ペプチドに対ずろ応答
が増大することら知られている(コ゛、P、1lopp
、 ”lrmunogenicity ora 5yn
thcLic llBsAg I’cpLidc: E
nbanccmcnt by Conjugation
to  a  FaLty  Ac1d  Carri
er”、  \tolccular  Immunol
ogy、 21.13−16. (1984))。そし
て、これらいずれにおいても蛋白質支持体の必要性がな
い。しかしながら、いずれの場合においても、良好な抗
体応答を得るために、フロイントのアジュバントが使用
されてきた。
サポニン誘導体キルA(スピコサイド)のマトリックス
上に多重形でウィルス膜蛋白質が存在する免疫刺激性複
合体(iscom)が最近報告されている( R,Mo
rein、 B、5undquist、 S、lIog
lund。
K、 Dalsgaard and A、0sterh
aus、“Iscom、 A Novel 5Lrut
ure f’or Aitigenic Presen
tation or Menbrane Protei
ns From Enveloped Virus”、
 Nature。
308、 457−460.  (1984);  A
、0sterhaus、  、冒eijer。
F、Uytdehaag、 0jarrett、 B、
 5undquisL and B。
Morein、  ”Induction  of  
Protective  Immune  Re5po
nse in Cats by Vaccinatio
n with Pe1ine Leukemia Vi
rus Iscom@、 The Journal o
r Immunology。
135、591−596(1985))。iscom中
に組み込まれたウィルス蛋白質はアジュバントが存在し
なくとも極めて免疫抗原性となった。これら2つの文献
は、洗剤により破壊されたウィルスに関するもので、合
成ペプチドに関するものではない。破壊されたウィルス
は、次いで、サポニン誘導体キルAを含有する容器に入
れられ、この容器は遠心分離に付される。しかる後、透
析を行う。
本発明は、サポニン誘導体と、有機化合物また、は炭素
原子数12〜24を有しかつ−COOHl−CH01−
N Htまたは−SHのいずれかの活性部位を有する疎
水性ペプチドからなる積構造に共有結合した一以上の明
確な合成ペプチドの多重コピーからなる複合免疫原に係
る。
合成ペプチドはB型肝炎ウィルス膜蛋白質の合成ペプチ
ド類縁体であってもよい。B型肝炎ウィルス膜蛋白質の
合成ペプチド類縁体は以下のB型肝炎ウィルス(1−I
 B V ”)膜蛋白質の明確な領域、すなわち、 (a)  プリーSl領域、 (b)  プリー82領域、および (c)  S領域 から誘導することができる。
寅j1 アミノ酸コード記号(第4図に示す) D  Asp  アスパラギン酸 N  Asn  アスパラギン T’l’hr  スレオニン S  Ser  セリン E  Glu  グルタミン酸 Q  Gin  グルタミン P  Pro  プロリン G  Gly  グリシン A  Ala  アラニン CCys  システィン V  Val  バリン MMet  メチオニン I Ne イソロイシン L  Leu  ロイシン Y  Tyr  チロシン F’P・he  フェニルアラニン WTrp)リプトファン KLys  リジン HHis  ヒスチジン RArg  アルギニン 合成ペプチド: 天然産でないペプチド本発明は、サポ
ニン誘導体と、有機化合物例えば脂肪族化合物または有
機化合物らしくはカルボキシル基、アルデヒド基、アル
キルアミン基および/またはチオール基の少なくとも一
以上の活性基を有する疎水性ペプチドとの複合体(積構
造)に係る。上記活性基を有しかつ水混和性有機溶媒例
えばジメチルスルホキシド、ジメチルホルムアミド、エ
タノール等に可溶性であれば、いかなる脂肪族化合物、
芳香族化合物または疎水性ペプチドも使用することがで
きる。この複合体は、次いで、ゲル濾過に付され、有機
溶媒および過剰のサポニン誘導体が除去される。その後
、−以上の明確な合成ペプチドがかかる複合体に共有結
合される。ペプチドは特に脂肪族化合物の活性基に共有
結合される。本発明において使用される好ましいサポニ
ン誘導体はキルAである。
サボ−1−7(C3d(540+e :  分子fR7
26,5)9は1− は、ンヤボン位、キラヤおよび特にモラエクセル′す(
プリヂッシュギアナ)の心材から誘導される植物性グル
コシドである。谷サポニンは、分子のアルグコン部位を
構成するサボゲニンと糖とからなる。サボゲニンはステ
ロイドであってもよく、またはトリテルペンであっても
よい。糖部分はグルコース、ガラクトース、ペントース
またはメチルペントースであってもよい。
脂肪族化合物は7〜24の炭素原子を有し、好ましくは
、12〜18の炭素原子を宵し、最も好ましくは、14
〜!8の炭素原子を有し、しかも、−COOI−I基、
−C110基、−N H、基および−S H基から選択
される活性部位の一以上を有する。
本発明において使用されろ脂肪酸(飽和および不飽和)
は特に限定されるものではなく、ステアリン酸、オレイ
ン酸、パルミチン酸およびミリスチン酸があり、これら
はカルボジイミド例えばN−エチル−N−(ジメチルア
ミノプロピル)カルボジイミドにより活性化することが
できる。好ましくは、脂肪族化合物はオクタデカンチオ
ールである。
ペプチドは脂肪族化合物の活性部位に結合する。
例えば、ペプチドの一端のNH,基(N末端)は複合体
の一〇 〇 〇 〇または一〇 〇 〇活性部位と結合
することができる。また、ペプチドの−COO1(端は
複合体の−N H1活性部位と結合することができる。
さらに、ペプチドのC−末端ホモセリンラクトン端は複
合体のアミン部位と結合することができる(T、Kem
pe、 S、B、H,Kent、 F、Chow、 S
、M。
Peterson、 W、1.5undquist a
nd J、J、L’1talien、 Gene、 3
9.239. (1985)) 、ペプチド中のスルフ
ヒドリル基(システィン)は複合体(例えばオクタデカ
ンチオールを含む)中のスルフヒドリル基と結合するこ
とができる。
本発明は、特に、それぞれB型肝炎ウィルス(HBV)
膜(env)蛋白質のブリーSl、プリーS2およびS
領域から誘導される3つの明確な合成ペプチドの多重コ
ピーを有する複合免疫原を意図するものである。本発明
者らは、本発明に従う刺激性複合体が、さらなるアジュ
バントを要することなく、固有のHBV e n v蛋
白質を認識する・抗体を兎中に惹起することを見いだし
た。
複数の明確なペプチド類縁体を有する本発明に従うン夏
合体は、 (1) 単一ペプチド免疫原に固有の重大な問題、すな
わち、免疫応答中の不十分なT−I3細胞協働および遺
伝的に狭く制約された免疫応答の解消、 (2) ウィルス中和および感染に対する保護における
鍵となるエピトープを含むワクチンの云ザイン、および (3) 遺伝学的に定められた動物中の明確なエピトー
プに対する免疫応答を制御し位置特異的な抗体応答に対
する個々のエピトープの相関を評価する研究、 を行う機会を与える。
本発明において使用される特に好ましいペプチドはブリ
ーS(+2O−145)である(A、R,Neurat
h、 S、B、Il、KenL、 K、Parker、
 A、M、Pr1nce、 N、5trick、  B
、BroLman  and  P、5prou!、 
 “八nLibodies  to a  5ynth
etic  Peptide  from  the 
 Pre−8(120−145)Region  of
  the  l1epatiLis  B  Vir
us  Envelope  are  Virus−
Neutralizing″、Vaccine、4.3
5−37.(1986) )。また好ましくは、ペプチ
ドはそれぞれI−IBVenv蛋白質のブリーSおよび
S連鎖から誘導されるプリーS(21−47)および5
(135−155)である。
複数のB型肝炎ウィルス(HBV)のゲノムのクローン
化および一連の単離により、ウィルスDNAの遺伝学的
な構造が解明された(P、Tiollais。
P、Charnay、 G、N、Vyas、 5cie
nce、 213.406. (1981))。
B型肝炎ウィルス(HB V )感・染の免疫学的標識
には、S蛋白質およびブリーS蛋白質を含む表面抗原、
核抗原(HB c A g )、“e゛抗原1−IBe
Ag)およびそれらの抗体が含まれる。I−I BsA
gのS蛋白質およびブリーS蛋白質に対する抗体はHB
 V感染に対して保護的である。
HB Vおよびそのサブウィルス(B型肝炎表面抗原;
HBsAg)のいくつかの抗原のサブ夕、rブは約22
nmの径の粒子であることが認められて゛いろ(G、L
e Bouvier、 A、Wiltiams、 Am
、J、  Med。
Sci、、 270.165. (1975))。これ
らのサブタイプ(例えばayw、adw、adw2.a
dwおよびadr)は総て共通の膜エピトープを共有し
ており(グループ特異的)、それに対する免疫応答は他
のなんらかのウイルスサ・ブタイブによる感染に対する
保護として十分であるようである( W、Sza+un
ess、 C,E、5tevens、 E、J、1Ia
rley、 E、A、Zang、 11.J、Alte
r、 P、E、Taylor、 A、DeVera、 
G、T、S、Chen、^、Keliner、 eL 
al、、 N、 Engl、 J、 Med、、 30
7.1481゜(1982))。
HB Vゲノムは、2つのDNA鎖、すなわち、長鎖(
L)および短鎖(S)か・らなる。L鎖転写体は4つの
オーブン′リーヂングフレーム領域を有する。これらは
(S+プリーS)、C,PおよびX領域と称される。
オープンリーヂングフレーム領域(S+プリーS)はt
t、 B V  D N Aの膜遺伝子(env)に相
当し、HBV膜にみられる蛋白質の科に対するコードと
なる。HBV  DNAの膜遺伝子の重要な翻訳生成物
の概略的表現を下記に示す。
プリS領域      S領域   400)−−一−
−−−−−−−−1)−−一−−−−11−−一−−−
−−−−−−−−−−−−−−−−1プリ5(1)プリ
S (12)  プリS (120)  プリS (1
74)トーーーーーーーーーーー−−−−−−qS  
(1)              5(226)17
5                4GO8領域のみ
:       )−−一−−−(S (226) トーーーーーーー@ プリS (120)  S (226)ト−−−−−−
−−−−+ プリS (12)     S (226)トーーーー
ーーーーーーーーーー+ ブリS (1)          S (226)°
上記概略図における数字はアミノ酸(AA)を表す。M
atlにおける翻訳開始部位はa d w tとadr
サブタイプに対してのみ存在する。その他のサブタイプ
に対する第1のアミノ酸は位置プリS12に相当する。
以後、プリS領域(e n v l = 175 )に
相当するアミノ酸鎖は接頭辞“プリS”で表し、S領域
(env175〜400)に相当するアミノ酸鎖は接頭
辞“S”で表す。env遺伝子生成物の表現において、
S領域はアミノ酸175〜400に及ぶ。一方、“S領
域のみ“におけろ表現はアミノ酸1〜226である。
上記概略図において、プリS領域はアミノ酸鎖部位ブリ
81〜アミノ酸鎖部位ブリS+74により定義される。
S領域は鎖部位Sl(オーブンリーヂングフレームのア
ミノ酸175でプリ5174に隣・接)〜鎖部位526
6 (オーブンリーヂングフレームのアミノ酸400)
により定義される。
S遺伝子生成物(S蛋白質)はかかる226アミノ酸鎖
からなる。
プリS2領域IこはプリS!〜プリ5119が含まれ、
プリS2領域にはプリ8120〜プリ5174が含まれ
る。
天然産のB型肝炎ウィルスには以下のものが含まれる。
(1)HBVのenv遺伝子の全長翻訳生成物、すなわ
ち、a d w *およびadrに対するプリ5(1−
174)+S (175−400)=400のアミノ酸
、ayw、adywおよびadwに対するプリS (1
2−174)+S (1−2°26)=389のアミノ
酸(env12−400);(2)プリ5(120−鳳
74)+5(175−400)=281アミノ酸(en
vl’2O−400)=プリS領域にお+iる末端の5
5アミノ酸十全S領域の226のアミノ酸(相当する蛋
白質は寸法(P33およびP36)h(33および36
kDであり、グリコジル化の程度が各異なろ;さらには
、 (3)S (1−226)=226アミノ酸、すなわし
、全S領域(env175−400);非グリコジル化
およびグリコジル化された形73 (S蛋白質)におけ
るII B V膜(P22およびP26)の約22およ
び26kD主要成分を表す。
前述したプリ5(21−47)、プリ5(120−14
5)およびS (135−155)以外に本発明に従う
好ましいペプチドには以下のものが含まれろ。
(1)鎖がサブタイプa d w tに対してMGTN
 L S V P N P L G F F P D 
I−I Q L D PであるプリS(+2−32)(
第4図参照) (2)鎖がサブタイプadw、に対してM Q WN 
S T A F HQ T L Q D P RV R
(1; L Y L P A GGであるプリS (1
20−145)(第4図参照)(3)鎖がサブタイプa
dwlに対してPAFGANSNNPDWDFNPVK
DDWPであるプリS (32−53)(第4図参照)
(4)鎖がサブタイプadwtに対してPQAMQWN
、5TAFHQTLQDPであるプリS (117−1
34)(第4図参照) (5)鎖がサブタイプadwtに対してPASTNRQ
SGRQPTPI 5PPLRDSHPであるプリS 
(94−117)(第4図参照)(6)!1がサブタイ
プadw2に対してPAPNIASI−1[5sIsA
RTGDPであるプリ5(153−171)(第4図参
照) (7)鎖がサブタイプadwlに対してMGGWSSK
PRKGMGTNLSVPNPであるプリ5(1−21
)(第4図参照) (8)鎖がサブタイプa d w tに対してQVGV
GAFGPItl、T P P [−1G G テある
プ1.I S C57−73)(第4図参照) (9)adwtに対して、鎖がMGGWSSKPRKG
であり(第4図参照)、adrに対して、鎖がMGGW
SSKPrtQGである(第4図参照)プリS (1−
11) 本発明に従うプリSおよびS遺伝子コードされた鎖の類
縁体は、HBVまたはB型肝炎表面抗原のブリS蛋白質
を認識する抗体を惹起するものであれば、いかなるもの
であれ使用することができる。すなわち、アミノ酸欠如
、アミノ酸置換例えば他のアミノ酸による置換、等配電
子体(蛋白質アミノ酸と類似の構造および空間的な類似
性を有する修飾アミノ酸)による置換、アミノ酸付加ま
たは等配電体付加を使用することができる。
天然資源から誘導されるペプチドの形成には、必要なア
ミノ酸鎖を含む蛋白質が選択的な蛋白質加水分解例えば
化学試薬または酵素による蛋白質の壊裂に付される。ペ
プチドの合成には必要とさ  。
れろアミノ酸鎖を化学的に合成する。
好ましくは、ペプチド残基はB型肝炎ウィルスのプリS
またはS遺伝子コードされた領域内の少なくとし6つの
連続したアミノ酸に相当し、B型肝炎ウィルスに対する
抗体によって認識されろ立体配置を有するのがよい。こ
のためには、所定のアミノ酸鎖をアミノ酸鎖の一部とし
てこれに結合させ、これらの一方または両方に一以上の
新たなアミノ酸を結合させる。これらの新たなアミノ酸
はアミノ酸鎖の安定性を増大させるための補助アミノ酸
として働き、B型肝炎ウィルスに対する抗体により容易
に認識される。これらの新たなアミノ酸は天然蛋白質に
おいて生ずるのと同じ連鎖の同じアミノ酸であってもよ
く、またそれ以外のアミノ酸を用いてもよい。
本発明の一態様においては、少なくとも6つのアミノ酸
の鎖長を有するペプチドがその端で新たなアミノ酸例え
ば残基の端の3つのアミノ酸に結合され、さらに長鎖の
アミノ酸が形成されろ。ア、ミノ酸の鎖はB型肝炎ウィ
ルスの表面抗原のプリS領域内に少なくとも6つの連続
したアミノ酸に相当する一以上のアミノ酸を有してもよ
い。
個々のアミノ酸鎖の長さは連鎖の製造方法に依存する。
連鎖が個々のアミノ酸を化学的手段により構成される場
合には、連鎖の長さは一般にアミノ酸50以上であるこ
とはなく、好ましくは、アミノ酸40以上ではない。合
成ペプチドがDNAルートで得られる場合には、鎖の長
さはさらに長くすることができ、例えば100以上とす
ることができる。しかし、通常はさらに麗く、天然のプ
リS蛋白質よりかなり短いのが最適である。それ故、ペ
プチドがS領域およびプリS領域のユニットを何する実
施態様においては、そのS領域に相当するペプチド部分
は天然の本蛋白質より短く、例えばアミノ酸100以下
、好ましくは、アミノ酸40以下であり、通常はアミノ
酸30以下である。このような場合には、プリS領域に
相当するペプチド部分は全プリS領域に相当する長さで
あって、一般に全プリS領域より短い。
しかし、アミノ酸連鎖が長鎖の一部例えば−以上のアミ
ノ酸である場合には、鎖は種々の部位の残基例えばポリ
アミノ酸またはポリサッカライドのセグメントを有する
ことができる。
本発明の免疫原は、B型肝炎ウィルスのプリS領域内の
少なくとも6つの連続したアミノ酸に相当するアミノ酸
の一以上の異なるかまたは同一の連鎖例えばB型肝炎ウ
ィルスのプリS領域内の種々のエピトープ(抗原決定因
子)に相当する一以上のアミノ酸連鎖を含有するに加え
て、本発明の免疫原は、B型肝炎ウィルスおよび一以上
のさらなる病気例えばはしか、インフルエンザ、天然痘
、ポリオ、ジフテリア等に対するワクチンに使用するこ
とかできるように、種々の抗原またはアレルゲンのエピ
トープを含有するアミノ酸を含有させることができる。
本発明によれば、B型肝炎ウィルスの天然産の膜蛋白質
が存在しないことを特徴とする免疫原が得られる。すな
わち、本発明の免疫原はB型肝炎ウィルス膜蛋白質の限
られた部分に相当する一以上のペプチド鎖からなる。本
発明の免疫原はピリオンにおいてみられるようなその他
の蛋白質を含まない。
ペプチドの化学合成は下記の刊行物に記載されている。
すなわち、S、B、H,KenL、 BioIIled
ical Polymers、 eds、、 E、P、
Goldberg and A、Nakajima、 
(^cademic Press、 New York
)、 213−242(1980); A、R。
MiLchell、 S、B、Il、Kent、 M、
Engelhard、 and R,B、Merrif
ield、 J、 Org、 Chen+、、 43.
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Letters、 4033−4036゜(1979)
; S、Mojsov、 A、R,Mitchell、
 and’R,B、Merrirield、J、Org
、Chew、、45,555−560.(1980);
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  R,B、Merrirield、TeL、Lett
ers、2851−2854.(1981);  an
d S、B、H,Kent、M、Riemen、M、L
eDoux  and  R,B、Merrifiel
d、Proceedings of the ff I
nternational Syl!lposiumo
n  Methods  or  r’rotein 
 5equence  Analysis、(Broo
khaven  I’ress、Brookhaven
、NY)、1981゜止1イ1【 いわゆる“メリフィールドの固層処理”において、適切
なし一アミノ酸連鎖はカルボキシ末端アミノ酸からアミ
ノ末端アミノ酸へと形成される。
クロロメチル基、ベンゾヒドリル基らしくは樹脂のその
他の反応性基に対する化学結合を介してポリスチレンま
たはその他の樹脂に結合した適当なカルボキシ末端アミ
ン酸を出発物質として、アミノ酸は以下の操作を用いて
ひとつずつ付加される。
ペプチド樹脂は、 (a)塩化メチレンで洗浄し、 (b)、塩化メチレン中5%(v/v)ジイソプロピル
アミン(またはその他の嵩高い塩基と室温で10分間混
合することにより中和し、(c)塩化メチレンで洗浄し
、 (d)成長ペプチドのモル数の6倍量に等しいアミノ酸
をその1/211のカルボジイミド例えばジシクロへキ
シルカルボジイミドまたはジイソプロピルカルボジイミ
ドと0℃で10分間合わせることにより活性化し、アミ
ノ酸の対称無水物を形成する。使用されるアミノ酸は、
本来、側鎖をベンジルエステル(例えばアスパラギン酸
またはグルタミン酸)、ベンジルエーテル(例えばセリ
ン、スレオニン、システィンまたはチロシン)、ベンジ
ルオキシカルボニル基(例えばりシン)またはその他の
一般にペプチド合成に使用される保護基で保護されたN
−α−tert−ブチルオキシカルボニル誘導体として
供されるべきである。
(e)活性化されたアミノ酸はペプチド−樹脂と室温で
2時間反応させ、成長ペプチド鎖の末端に新たなアミノ
酸が付加される。
(f)ベブヂドー樹晰は塩化メチレンで洗浄される。
(g)N−α−tert−ブチルオキシカルボニル基は
、塩化メチレン中30〜65%、好ましくは、50%(
V / V )のトリフルオロ酢酸と室温で10〜30
分間反応させることにより最も新しく添加したアミノ酸
から除去される。
(’h)ペプチド−樹脂は塩化メチレンで洗浄されろ。
(i)必要とされるペプチド鎖が形成されるまで工程(
a)〜(h)を繰り返す。
次いで、ペプチドは、!0%V / Vのアニソールま
たはその他の好適な(芳香族)スキャベンジャ−を含有
する無水フッ化水素酸と反応させろことにより樹脂から
除かれ、それと同時に側鎖の保護基も除かれる。しかる
後、ペプチドは、ゲル濾過、イオン交換、高圧液体クロ
マトグラフィにより精製される。
場合によっては、化学合成は固層樹脂なしでも実1i!
することができる。この場合、合成反応は完全に溶液中
で実施される。反応は同様で当業者にはよく知られてお
り、最終生成物は本質的に同じである。
天然資源からの単離 蛋白質抗原をそっくり十分な量利用できる場合には、所
望のアミノ酸連鎖を有する分子の一定部分は以下のいず
れかの処理により切り取ることができる。
(a)蛋白質加水分解酵素、特にその基質特異性により
所望のアミノ酸連鎖にすぐ隣接する蛋白質を環装する酵
素による蛋白質の消化;(b)化学的手段による蛋白質
の分解。
アミノ酸間の特定の結合は特異な試薬との反応により環
装することができる。例えば、メチオニンを含む結合は
シアノーゲンブロマイドにより環装され、アスパラギニ
ル−グリシン結合はヒドロキシルアミンにより環装され
る; (c)蛋白質加水分解酵素および化学的手段の組み合わ
せによる環装。
天然物もしくは合成操作により調製されるか、またはそ
れらの組み合わせにより調製される所望のアミノ連鎖を
コードするDNAの小部分をクロ、−ン化して、バクテ
リアまたはその他の細胞によりペプチドを生成ずろこと
もできる。
HI3sAg(S領域)の抗原決定因子に類似するペプ
チドには以下のようなものがある。
S(135)(^、R,Neurath、 S、B、H
,Kent andN、5Lrick、 ”5peci
ficity or Antibodies Elic
ited by a 5ynthetic Pepti
de Ilaving a 5equence in 
Common With a Fragment or
 a Virus Protein。
the 1lepatitis B 5urface 
Antigen”、 Proc、 Nat!、^cad
、 Sci、 USA、 79.7871−7875.
 Dec、 19g2)ペプチドl t、ys Thr Ser−Cys=Cys−Met−Thr+    1
37’12.i        IPro      
            ThrTyr       
           AlaMet−8er−Thr
−Gly−Glnペプチド2はさらに5つのアミノ酸残
基5er−Thr−Gly−Pro−Ser−Xをaす
る。(G、R,Dreesman、 Y、S’anch
ez、 1.Ionescu−MaLiu、J、T、S
parrow、11.R,six、D、L、Peter
son。
F、B、IIollinger an(i  J、L、
Melnick、  Antibody  t。
!1epatiLis  B 5urface Ant
igen Arter A SingleInocul
ation  of  Uncoupled  5yn
thetic  llBsAg  Peptides”
、 Nature、 295.158−160.19g
2;および(2)以下のペプチド: 旦    アミノ酸連鎖 48−81  Cys−Leu−Gly−Gln−As
n−Ser−Gln−Ser−Pro−Thr−3er
−Asn−11is−8er−Pro−Thr−Ser
−Cys−Pro−Pro−Thr−Cys−Pro−
Gly−Tyr−Arg−Trp−Met−Cys−L
eu−Arg−Arg−Phe−11e2−16  G
lu−Asn−11e−Thr−3er−Gly−Ph
e−Leu−Gly−Pro−Leu−Leu−Val
−Leu−GIn−Cys22−35  Leu−Th
r−Arg−11e−Leu−Thr−11e−Pro
−Gln−3er−Leu−^sp−8er−Trp−
Cys3g−525er−Leu−Asn−Phe−L
eu−Gly−Gly−Thr−Thr−Val−Cy
s−Leu−Gly−Gln−Asn47−52  M
al−Cys−Leu−Gly−Gln−Asn95−
109  Leu−Val−Leu−Leu−Asp−
Tyr−Gln−Gly−Met−Leu−Pro−V
al−Cys−Pro−Leu104−109Leu−
Pro−Val−Cys−Pro−Leu本発明の複合
体は、B型肝炎表面抗原の合成ペプチド類縁体以外に種
々のウィルス、バクテリア、アレルゲン、およびヒトお
よび動物の畜生蛋白質の保護抗体を惹起する合成ペプチ
ド類縁体を結合するために用いられる。そして、B型肝
炎表面抗原の新規な合成ペプチド類縁体はHBVのブリ
S遺伝子でコードされた領域のアミノ酸連鎖に相当す、
るアミノ酸連鎖を含有する。
したがって、本発明の複合体は以下のウィルスの合成ペ
プチド類縁体と結合させるために使用することができる
。すなわち、HTLV[[l/LAV。
インフルエンザ赤血球凝集素(A/メンフィス/102
/72鎖、 A/Eng1878/69鎖、 A/NT
/60/68/29c鎖、およびA/Qu/7/70鎖
、 Ao/PR8/34. At/CAM/46.およ
びA2/シンガポール/1157 ;タイプロインフル
エンザウィルス、例えばB/Lee)、鳥のペストウィ
ルス、赤血球凝集素、牛痘腫、ポリオ、風疹、サイトメ
ガロウィルス、天然痘、単純ヘルペスタイプ■および■
、黄熱病、感染性エフトロメリアウィルス、牛痘、感染
性牛鼻気管炎ウィルス、エキネリノ肺炎(エキネアボル
チオン)ウィルス、牛の悪性カタル、ネコの鼻気管炎ウ
ィルス、イヌのヘルペスウィルス、ニブシュタイン−バ
ーウィルス(感染性単球増加症およびプルキットリンパ
腫をともなう)、マーレフ病つィルス、羊の肺腺腫症(
ヤーグテーカイト)ウィルス、サイトメガロウィルス、
アデノウィルス群、ヒトパピローマウィルス、ネコ汎白
血球減少症、ミンクの腸炎ウィルス、アフリカ鳥居ウィ
ルス(9血清型)、ブルータングウィルス(12血清型
)、ますの感染性膵臓壊死ウィルス、鳥の肉腫ウィルス
(種々の鎖)、鳥類の白血病ウィルス(内臓、赤芽゛球
面病およびミニロブラスト)、大理石骨店ウィルス、ニ
ューキャッスル病ウィルス、パラインフルエンザウィル
ス11パラインフルエンザウイルス2、パラインフルエ
ンザウィルス3、パラインフルエンザ4、ムンプスウィ
ルス、トルコウイルス、カナダ158、イヌジステンパ
ーウィルス、はしかのウィルス、呼吸性シンシチウムウ
イルス例えばB型インフルエンザウィルス、例えば、B
/Lee/40:狂犬病ウィルス、イースタンエキニー
ネエンセファリチスウイルス;ベネズエラエキニーネエ
ンセファリチスウイルス;ウエスターンエキニーネエン
セファリチスウイルス:黄熱病ウィルス、デング熱タイ
プ!ウィルス(タイプ6)、デンジタイプ2ウイルス(
タイプ5);デンジタイプ3ウイルス;デングタイブ4
ウイルス、日本胸奥ウィルス、キャサヌーアフォーリス
トウイルス:ルーピングイルウィルス、マレーバレーエ
ンセファリチスウイルス、オムスクへモラジック熱ウィ
ルス(タイプ1および■);セントルイスエンセファリ
チスウイルス、ヒトリノウイルス、フットアンドマウス
病ウィルス;ポリオウィルスタイプlウィルス、エンテ
ロウィルスポリ第2、エンテロウィルスポリ第3、鳥類
感染性気管支炎ウィルス;豚の伝染性胃腸炎ウィルス;
リンパ球脈絡髄膜炎ウィルス、ラサウイルス;マクボウ
イルス、ピシンデウイルス;タカリベウイルス、パピロ
ーマウィルス;シンドビスウイルス等である。
本発明の複合体は、バクテリア例えばレプラ、結核、梅
毒および淋病の合成ペプチド類縁体を結合させろために
も使用される。
本発明の複合体は以下の寄生体の合成ペプチド類縁体を
結合させるためにも使用されろ。マラリア性微生物((
P、Falciparum、 P、0vace等)、住
血吸虫症、オンコセルカボルプラスおよびその池の交雑
寄生体、トリパノソーマ、リーシュマニア、チャガス病
、アメーバ、鉤虫等。
本発明の免疫原はワクチンの活性成分として使用するこ
とができ、生理学的に許容される希釈剤(溶媒)例えば
リン酸緩衝生理食塩水とともに使用することができる。
一般的にいえば、生理学的に許容される溶媒中の合成ペ
プチドの濃度は投与量当たり約1ミリグラム以下IOマ
イクログラム以上である。しかし、アジュバントの使用
は必ずしら必要としない。
ワクチンは、皮下、皮膚内または筋肉的注射により投与
、することができろ。好ましい投与方法は、ワクチンに
よって異なるが、一般的には、筋肉的注射が好適である
。投与の回数はワクチンによって異なる。しかし、一般
的にいえば、ワクチンは、約1ケ月おいて2回投与し、
初期免疫化から6ケ月〜1年後に効能促進剤を投与する
。その後のワクチンの投与または効能促進剤の投与は初
期免疫化による血液中の抗体の濃度に依存し、場合によ
っては、必要としない。
本発明に従うワクチンは免疫応答を改善し、ある種の公
知のB型肝炎ウィルスに対する応答性の欠如を解消する
(例えば、プリS領域内のアミノ酸連鎖に相当するペプ
チドを含有しない)。
以下、実施例に基づき、本発明をさらに詳細に説明する
が、かかる実施例はなんら本発明を限定するものではな
い。
実施例 オクタデカンチオール(gmg)にューヨーク州ホウパ
ーグ所在フルカ社製)および2−メルカプドール(ME
;20mg)をジメチルスルホキシド(DMSO) 2
 mlに20℃で溶解させた。30分後、スピコサイド
(スエーデン国、ルレア所在イソテックエーヒー社製)
を加え、この混合物を”セファデックスG−10”カラ
ムにュージャージ州ピス力タウエイ所在のファルマシア
社製)40mlの項部に載せた。このカラムは0.8%
酢酸ナトリウムで洗浄しptrs、7とし、次いで、ス
ピコサイド2 m g / m lを含む前記バッファ
ー2 m lを載什た。試料を載せた後、カラムはスピ
コザイド2μg / m Iを含む前記バッファーで溶
離させた。
カラムの排除体積に相当する蛋白光−分を集め、これを
HB V e n v蛋白質サブタイプadw2のプリ
S2連鎖から誘導され(A、R,NeuraLh et
 al。
5cience、 224.392−395(1984
)、 5upra; A、R,Neurath and
 S、B、Il、Kcnt、“^ntigenic 5
tructure orlluman l1epati
tis Viruses in Immunochem
istryo[Viruses; The Ba5is
 for 5erodianosis and Vac
cinas”、 325−366、 Eclited 
by M、Il、V、Van Reger++++or
tel &^、R,NauraLh、 Amsterd
am: Elsevier。
Cl985))、C末端にGly −Gly −Cys
スペーサを何する合成ペプチドプリS (120−14
5)と混合した。
ペプチドはME(100μg/ml)で還元され凍結乾
燥されていた。次いで、pHを6.7に保持しながら、
30℃で1時間以内に5×40μ!アリクオツドにナト
リウムフェリシアナイド(6mM)を加えた。その後、
混合物をp+−17,2の0. 14mNaCl 0.
01Mリン酸塩(PBS)に対して透析した。2,00
0r p mで遠心分離することによ 。
り過剰のPBSからi s c o m sを分離した
。これらを4℃でペレットし20℃でフロートした。
β−ガラクトシダーゼに結合したプリ5(120−14
5)を用いる酵素結合免疫分析法(EL I SA)に
おける合成ペプチドiscomの一連の希釈液を用いる
競合試験(A、R,Neurath、 S、B、Il、
Kent &N、5trick、“5pecifici
ty or Antibodies E!1cited
 by a 5ynthetic Peptide I
laving a 5equence in Comm
on with a Fragment of a V
irus Protein。
tbe 1lepatitis B 5urface 
Antigen”、 Proceedings ort
he National Academy of 5c
ience、 U、S、A。
、 79.7871−7875. (1932乃によれ
ばiscomsに対するペプチドの結合は完全であるこ
とが判明した。
II B V e n v蛋白質のブリStおよびS連
鎖から誘導されろ類縁体ブリS (21−47)および
5(135−155)を含有する複合体(Neurat
h et al、 1982.5upra; A、R,
Neurath、 S、B、H,Kent、 N、5L
rick、 P、Taylor、  &  C,E、5
tevens、  “tlepatitis  B  
Virus   C。
nLa1ns Pre−3Gene−Encoded 
Domains”、 Nature。
315、154−156. (1985); Neur
ath and Kent、 (1985)、 5up
ra)は、それぞれ、後者のペプチドの場合に、p H
8の0.1Mリン酸塩をモルキュラーエクスクルージョ
ンクロマトグラフィに対して使用し、ナトリウムフェリ
シアナイドを使用せず、is c o m sに対する
ペプチドの結合を16時間に延長する以外は同様にして
調製した。E’LISA競合試験によれば、2つのペプ
チドの個々に対する結合は完全であることが判明した。
。 3つの明確な複合体調製物をDMSOに再び溶解し集め
た(全体積= 4m1)。スピコサイド(4m1)を加
え、この混合物を、2μg / m 1のスピコサイド
を含有するPBSで予備洗浄した“セファデックスG−
10”カラム40m1に載せた。カラムの排除体積に相
当しかつ結合した3つの明確なペプチド全てを有するi
 s c o m sを含有する両分(第1図)を集め
、4匹の兎を免疫化するために使用した。各免疫化のた
めのiscom投与は各3つのペプチド!25μgに相
当し各週毎に行った。
第1図は、HBV e n v蛋白質のプリS+、ブリ
S2およびS領域に相当する合成ペプチドを含有するi
scoms(抗−ブリS (21−47)で凝集された
)の顕微鏡写真である( 250x位相コントラスト対
物レンズ: バーの長す=50μ)。1sco m s
の径は約1〜3μであった。
兎はiscomsに組み込まれた合成類縁体の全てに応
答し、したがって、完全なり型肝炎ウィルス表面抗原(
lIBsAg;プリーSl、プリー82およびS蛋白質
連鎖を含有(Neurath eL al、 Natu
re、 315.154−156. (1985)、 
5upra)内およびペプシン処理HBsAG(専らS
蛋白質含有、  Neurath etal、 Nat
ure、 315.154−156. C1985)、
 5upra)内に存在するHBVenvと反応する。
抗血清は、電子顕微鏡によって観察されろようにI(B
 V粒子を凝集した(データ図示せず)。2つの最も良
好な応答因子によって得られた結果を第2図に図示する
第2図は、I(BVenv蛋白質のサブタイプad w
 2 (Ncurath and Kent、(198
5)、 5upra)のブリS1、ブリS2、およびS
蛋白lPt鎖から誘導された合成ペプチドを含有するi
scomで初期免疫化してからlO週間後の2匹の兎(
トップ、ボットム)における抗体応答の結果を示す。抗
体は、第2の抗体として目5!標識抗兎1gGを使用し
てl I Aにより分析した( Neurath et
 al、 (1982)supra)。固層を被覆する
ために使用される抗原は挿入において示されている。予
備免疫血清に対応する放射活性のカウントは抗−複合体
血清に対応するカウントから差し引かれろ。ペプチドS
 (135−155)に対する抗体応答は、それらのS
蛋白質に対する応答との相関か小さいために第2図に図
示しなかった(NeuraLh et al、 (19
g2)、 5upra; Neurath et al
、 The Journal oCGeneral V
旨ology。
65.1009−1014.(1984))。
HBsAgを認識する抗体の濃度は免疫化の数とともに
増大し、このことは記憶細胞の発育を示唆する(第3図
)。
第3図は、第2a図に対して記載したように、免疫化さ
れた兎の1匹におけるI−I B V e n v蛋白
質に対する抗体応答の動力学を示す。ウェスターンプロ
ットおよび血清分析により測定されるように全ての膜蛋
白質を含有するH B s A gで被覆したビーズ(
Neurath et al、 Nature、 31
5.154−156、 (1985)、5upra)を
抗体検出のために使用した。
最終希釈度は、抗血清に相当するカウントを等希釈され
た予備免疫血清に相当するカウントで割った比が上2゜
1である最も高い希釈度を表す。S蛋白質に対する抗体
は非希釈の血清を使用しAUSAB試験(イリノイ州ノ
ースジカゴ所在のアボットラボラトリーズ社製)により
測定した。したがって、第3図の左および右座標の目盛
りは同じではない。
以上、実施例に基づき、本発明を具体的に詳述したが、
本発明はかかる実施例に限定されるしのではなく、種々
の変形変法が可能であることは容易に理解されよう。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に従う複合体の顕微鏡写真、第2a図お
よび第2b図は本発明に従う複合体で免疫化された兎に
おける抗体応答のグラフ、第3図は本発明に従う複合体
で免疫化された兎における抗体応答の経時変化を示すグ
ラフ、第4図はI−I BVDNA連鎖から推論したブ
リS遺伝子領域の翻訳生成物のアミノ酸連鎖を示す図で
ある。 なお第4図において、連鎖は不明細吉中において定義し
た!文字のアミノ酸コード記号で表す。 すなわち、5つの明確なHB Vサブタイプに対する連
鎖を示す。第6番目のボトムラインは5つの全てのサブ
タイプに共通なアミノ酸残基を示す。 出願人  ニューヨーク ブラッド センターFAG、
1 戦亘滴弗釈棗

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)核構造と、前記核構造に共有結合した一以上の明
    確な合成ペプチドの複数のコピーとからなり、前記核構
    造が、サポニン誘導体と、炭素原子数7〜24の有機化
    合物または−COOH、−CHO、−NH_2および−
    SHからなる群から選ばれる一以上の活性部位を有する
    疎水性ペプチドとからなる複合免疫原。
  2. (2)前記有機化合物が脂肪族化合物である特許請求の
    範囲第1項記載の複合免疫原。
  3. (3)前記脂肪族化合物がオクタデカンチオールである
    特許請求の範囲第2項記載の複合免疫原。
  4. (4)前記サポニン誘導体がキルAである特許請求の範
    囲第1項記載の複合免疫原。
  5. (5)前記合成ペプチドがB型肝炎ウィルス膜蛋白質の
    合成ペプチド類縁体である特許請求の範囲第1項記載の
    複合免疫原。
  6. (6)前記合成ペプチドが、 (a)B型肝炎ウィルス膜蛋白質のプリーS1領域から
    の少なくとも一の類縁体と、 (b)B型肝炎ウィルス膜蛋白質のプリーS2領域から
    の少なくとも一のペプチド類縁体と、(c)B型肝炎ウ
    ィルス膜蛋白質のS領域からの少なくとも一のペプチド
    類縁体と、 からなる特許請求の範囲第1項記載の複合免疫原。
  7. (7)合成ペプチド類縁体(b)がプリーS(120−
    145)である特許請求の範囲第6項記載の複合免疫原
  8. (8)合成ペプチド類縁体(a)がプリーS(21−4
    7)である特許請求の範囲第6項記載の複合免疫原。
  9. (9)合成ペプチド類縁体(c)がS(135−155
    )である特許請求の範囲第6項記載の複合免疫原。
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