JPS6398773A - 畳込み演算処理装置 - Google Patents

畳込み演算処理装置

Info

Publication number
JPS6398773A
JPS6398773A JP24576886A JP24576886A JPS6398773A JP S6398773 A JPS6398773 A JP S6398773A JP 24576886 A JP24576886 A JP 24576886A JP 24576886 A JP24576886 A JP 24576886A JP S6398773 A JPS6398773 A JP S6398773A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
address
delay
signal
memory
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP24576886A
Other languages
English (en)
Inventor
Takahiro Maeno
前野 隆宏
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oki Electric Industry Co Ltd filed Critical Oki Electric Industry Co Ltd
Priority to JP24576886A priority Critical patent/JPS6398773A/ja
Publication of JPS6398773A publication Critical patent/JPS6398773A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Complex Calculations (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、ディジタルフィルタ、高速フーリエ変換(以
下、FFTという)等におけるディジタル信号の畳込み
演算処理装置に関するものである。
(従来の技術) 従来、このような分野の技術としては、■ブイ・エル・
ニス・アイ データ ブック(VLSIO^■^BOO
に) 、(1985)、ティ・アール・ダブリュエレク
トロニック コンポーネントス グループ(TRW E
lectronic Components Grou
p ) (米〉P、 I43〜■54、■日経エレクト
ロニクス[399](]昭61−7−14>日経マグロ
ウヒル社[浮動小数点演算チップを用いてアレイ・プロ
セッサを効率良く設計するJ P、171−178の記
載されるものがあった。以下、その構成を図を用いて説
明する。
第2図及び第3図は前記文献■に記載された従来の畳込
み演ntb理装置の構成ブロック図であり、これらは周
波数畳込み演算処理を用いるFIR(Finite I
mpulse Re5ponse )型ディジタルフィ
ルタで構成されている。
そのうち第2図のフィルタでは、入力端1及び出力端2
を有し、その入力端には入力された信号データX(に)
を単位時間z−1だけ遅延させる遅延素子31〜3oが
0段縦続に接続されている。各遅延段にはそれぞれ乗算
器4゜〜4oが接続されており、遅延段の段数分遅延さ
れた信号データがそれぞれ乗算器40〜4oに入力され
る。各乗算器4o〜4oは、遅延段の段数分遅延された
信号データと各遅延段に対応した係数データA。−A。
との乗算をそれぞれ行い、その結果を総和演算器(Σ)
5に入力する。総和演算器5は、各乗算器4o〜4nの
演算結果の総和をとり、出力端2に信号データY(に)
として出力する。
遅延処理は、入力された信号データX(K)のワード(
ビット数)に等しいか、あるいはそれ以上のデータワー
ドを有する固定長、あるいは可変長のシフトレジスタで
実現される。
第2図のFIR型ディジタルフィルタが有する伝達関数
は、 であり、この式は周波数畳込み演算を7領域で表現した
ものである。
このように畳込み演算処理は、遅延処理、および乗算と
加算の演算処理により構成されている。
第3図は第2図のFIR形ディジタルフィルタと等価な
、すなわち、(1)式に等しい伝達関数を有するFIR
形ディジタルフィルタの他の構成ブロック図である。
このフィルタは、入力端11及び出力端12を有し、そ
の入力端11には(n+1)個の乗算器130〜13n
が並列に接続されている。各乗算器13.〜13oは、
入力された信号データX(に)と各係数データA。〜A
oとの乗算をそれぞれ行い、その結果を積和演算器14
の各遅延段に入力する。積和演算器14は、入力を単位
時間z−1だけ遅延させるn段の遅延素子151〜15
oとn個の加算器161〜16.とで構成されており、
遅延段の段数弁の積分演粋結果を信号データY(K)と
して出力端12に出力する。
遅延処理は、入力された信号データX(に)のワードと
係数データA1〜Anのワード、及び遅延段数により定
まるワードを有する固定長あるいは可変長のシフトレジ
スタで実現される。
第4図は前記文献■に記載された従来の畳込み演韓処理
装置の構成ブロック図でおり、これは第2図のFIR形
ディジタルフィルタと等価な、すなわち(1)式に等し
い伝達関数を有するFIR形ディジタルフィルタを従来
の基本的なアレイプロセッサで構成した図である。
このアレイプロセッサは、ホストプロセッサバス20を
介して図示しないホストプロセッサに接続されるもので
、演算ユニット21、マイクロプログラムコントローラ
22、アドレス端子AI)[)R,書込み端子W「及び
データ入出力端子DATA Iloを有しデータを記憶
する随時書込み読出し可能なメモリ(以下、RAMとい
う)からなるデータメモリ23、アドレス端子ADDR
及びデータ出力端子DATA OUTを有しデータを記
憶するプログラム可能な読出し専用メモリ(以下、PR
ONという)からなるデータメモリ24、マイクロプロ
グラムメモリ25、そのメモリ25の内容をクロック信
号CLにに基づき記憶するレジスタ26、及びホストプ
ロセッサバス20に接続されたインタフェース制御論理
部27を備えている。
その他、2人力から1人力を選択するマルチプレフサ(
2:I HUX)28.29.30L/ジスタ31、遅
延型フリップフロップ(以下、D−FFという)32、
及び入出力用バッファ33が設けられている。
マルチプレクサ28はホストプロセッサバス20のデー
タとレジスタ26出力の一方を選択してマイクロプログ
ラムコントローラ22に与える回路、マルチプレクサ2
9はバス20のアドレスとレジスタ26出力の一方を選
択してデータメモリ23のアドレス端子へ〇ORに与え
る回路、マルチプレクサ30はインタフェース制御論理
部27の出力とレジスタ26出力の一方を選択してデー
タメモリ23の書込み端子W■に与える回路である。レ
ジスタ31はクロック信号CLKに基づき演算ユニット
21の出力を記憶し、その記憶結果をデータメモリ23
のデータ入出力端子DATA Ilo及び入出力用バッ
ファ33に与える回路である。D−FF32はデータ端
子Dルジスタ26の入力端子、リセット端子R及び出力
端子Qを有し、バス20の割り込みクリア信号によりリ
セットされ、レジスタ26出力により割り込み信号を出
力してバス20に与える回路である。また入出力用バッ
フ133は、バス20とデータメモリ23及びレジスタ
31との人、出力を制御する回路である。
データメモリ23.24のうち、一方のデータメモリ2
3には各遅延段に対応する信号データX(に)が任意の
アドレスX、を始点として順に格納され、他方のデータ
メモリ24には各遅延段に対応する係数データAo−A
oが任意のアドレスxbを始点として順に格納されてい
る。またマイクロプログラムメモリ25には、FIR形
ディジタルフィルタの信号処理アルゴリズムに従ってマ
イクロプログラムが格納されている。
演算ユニット21は、レジスタ21−1.21−4.2
人力から1人力を選択するマルチプレクサ(2:1HU
X)21−2.21−3、演算部21−5、及ヒL/シ
スタ21−6を有し、一方のデータメモリ23からのデ
ータDATAをレジスタ21−1及びマルチプレクサ2
1−2を通して受は取ると共に、他方のデータメモリ2
4からのデータO^TAをマルチプレクサ21−3及び
レジスタ21−4を通して受は取り、それら両データD
ATAを演算部21−5により浮動あるいは固定小数点
の加算、減算または乗算を行い、その結果をレジスタ2
1−6で一時記憶する回路である。
マイクロプログラムコントローラ22は、マイクロプロ
グラムメモリ25からレジスタ26及びマルチプレクサ
28を通してマイクロプログラムを受は取り、そのマイ
クロプログラムの内容に従って、演算ユニット21とそ
れに付随するデータメモリ23゜24及び各ブロック間
のデータDATAの流れを制御するための各種のコント
ロール信号を生成し、それをマイクロプログラムメモリ
25及びレジスタ26を通して出力する回路である。
インタフェース制御論理部27は、ホストプロセッサと
アレイプロセッサ間のデータ及び制御信号の入出力を制
御する回路である。図示しないホストプロセッサは、信
号データをマルチプレクサ28を通してマイクロプログ
ラムコントローラ22ヤ、人出力バッファ33を通して
データメモリ23及び演算ユニット21へ与え、演算結
果を信号データとしてレジスタ31及び人出力バッファ
33を通して得る。
以上のように構成されるアレイプロセッサの信号処理ア
ルゴリズムは、以下の手順に従って行われる。
最初に、ホストプロセッサより送られた新しい信号デー
タ、すなわちO段目の遅延段に対応する信号データがデ
ータメモリ23のX3番地に格納される。このとき、マ
イクロプログラムコントローラ22は、アレイプロセッ
サ内の各種コントロール信号やデータの流れを制御せず
にアイドル状態(動作可能状態下の処理動作をしていな
い遊びの状態)にある。ホストプロセッサからのデータ
を受信後、マイクロプログラムコントローラ22は、ア
レイプロセッサ内の制御をその管理下におき、2個のデ
ータメモリ23.24をX3番地とxb番地から順にそ
れぞれ同時にアクセスし、演算ユニット21に信号デー
タと係数データを送る。演算ユニット21は、信号デー
タと係数データに対してFIR形ディジタルフィルタの
伝達関数に従った積和演算を行い、演算結果をレジスタ
31に格納する。マイクロプログラムコントローラ22
は、その演算結果をデータメモリ23のY番地に格納す
る。
N個の各遅延段に対応する信号データは、遅延段の0段
からN段に対応してデータメモリ23のX 番地からx
a+n番地にそれぞれ格納されている。遅延処理は、現
在のアドレスにある内容を現在のアドレスに1を加えた
アドレスへ移動させる処理を、X8+(n−1)番地の
信号データを始点にしてXa番地の入力信号データ間で
繰り返すことにより行われる。
最後に、マイクロプログラムコントローラ22は、ホス
トプロセッサに対し、D−FF32を通して割りこみ信
号を発生し、データメモリ23のY番地に格納されてい
る演算結果を信号データとしてホストプロセッサに送る
以上のような動作において、1個の信号データがホスト
プロセッサからアレイプロセッサに送られ、その信号デ
ータに対応する演算結果が信号データとしてアレイプロ
セッサからホストプロセッサに送られるまでを信号処理
サイクルと呼ぶ。この信号処理サイクルを繰り返すこと
により、FIR型ディジタルフィルタの畳込み演算処理
が行われる。
第4図の構成においては、信号処理アルゴリズムをマイ
クロプログラムとして格納できるので、汎用性にとむ。
各遅延段の加算と乗算で用いる演算ユニット21を共用
することができ、回路規模の著しい増加を招くことなく
、ダイナミックレンジの拡大や、演算精度の向上がはか
れる。また各遅延段に対応する信号データ及び係数デー
タをデータメモリ23.24に格納するので、実装密度
を向上することができる。従って、大規模な畳込み演算
処理を実行することが容易となる。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、上記構成の装置では次のような問題点が
あった。
第2図及び第3図の構成においては、複雑な制御を必要
とせず、小規模な畳込み演算処理を実行するのに適して
いるが、シフトレジスタを多段接続して遅延処理を行っ
ているので、入力信号データと係数データのワードの増
加及び遅延段数の増加とともに、回路規模が増大し、高
速動作のための効率が低下する。また大規模な畳込み演
算処理を実行するとき、ダイナミックレンジの拡大や、
演算精度の保持のために浮動小数点演算を加算、乗算に
用いることは、加算器と乗算器を遅延段数に等しくもつ
ので、回路規模の著しい増加を招くことになり、実現す
ることが困難である。
また、第4図の構成においては、遅延処理のために、ア
ドレスの内容を入換えるアルゴリズムを格納する領域と
その処理時間を必要とし、遅延段数が大きくなるととも
にその処理時間が増大する。
本発明は前記従来技術が持っていた問題点のうち、(a
)シフトレジスタの多段接続による遅延処理と遅延段数
に等しい数の加算器と乗算器を有する畳込み演算処理装
置において、入力信号データと係数データのワードの増
加、及び遅延段数の増加とともに回路規模が著しく増大
する点と、(b)アレイプロセッサにおいて、アドレス
の内容を入換えるアルゴリズムによる遅延処理時間が遅
延段数の増加とともに増加する点について解決した畳込
み演算処理装置を提供するものである。
(問題点を解決するための手段) 本発明は前記問題点を解決するために、任意のn段の遅
延段をもつ畳込み演算処理装置において、この装置を少
なくとも、前記遅延段中にある信号データを格納するデ
ータメモリ、対応手段、格納手段、発生手段、前記各遅
延段に対応する信号データと係数データの積和演算を行
う演算ユニット、及び畳込み演算処理の結果を格納する
レジスタとで構成したものである。
ここで、対応手段は、ある信号処理ナイクルN=tのと
きn段目の遅延段を表す仮想アドレスに対応したデータ
メモリの実際のアドレスを表す物理アドレスを内容にも
つポインタPn(t)を、次の信号処理サイクルN=t
+1のときO段目の遅延段を表す仮想アドレスに対応し
た物理アドレスを内容に持つポインタP。(t+1)に
対応させるものである。格納手段は、信号処理サイクル
N=tのとき新しい信号データ0(1)をそれに対応す
るポインタP0(t)が示す物理アドレスの内容として
格納するものである。また発生手段は、データメモリに
格納された信号データをアクセスするために信号処理サ
イクルN=tのとき各遅延段を表す仮想アドレスm(0
≦m≦n)の(n+1)による剰余環における剰余類(
0,1,・・・、n)をその値としてもつポインタPm
(t)(0≦m≦n)を発生するものである。これら対
応手段、格納手段及び発生手段は、例えばマイクロプロ
グラムで制御されるループカウンタ等で構成したアドレ
ス発生器で実現できる。
(作 用) 本発明によれば、以上のように畳込み演算処理装置を構
成したので、対応手段はある信号処理サイクルtのとき
n段目の遅延段に対応した物理アドレスを、次の信号処
理サイクル(t+1)のとぎO段目の遅延段に対応させ
る。格納手段は新しい信号データを信号処理サイクルに
より変化するO段目の遅延段に対応する物理アドレスの
内容として格納する。また発生手段は任意の数(n+1
)を法として、あるいは法に設定してアドレスを発生す
る。
これにより、データメモリの内容を移動させずに、仮想
アドレスを用いた遅延処理が行える。従って前記問題点
を除去できるのである。
(実施例) 第1図は本発明の実施例を示す畳込み演算処理装置の基
本構成ブロック図であり、従来の第4図中の要素と同一
または共通の要素には同一の符号が付されている。
この構成ブロック図は、1回の畳込み演算処理を説明す
るためのもので、普込み演算を行うために用いる演算ユ
ニット21と、それに付随するマイクロプログラムコン
トローラ22、信号データ用のデータメモリ23、係数
データ用のデータメモリ24、演算ユニット出力保持用
のレジスタ31、アドレス発生器50、及びデルタバス
51とを備えている。
演算ユニット21はレジスタ21−1.21−4、マル
チプレクサ21−2.21−3、演算部21−5及びレ
ジスタ21−6を有し、その入力側のレジスタ21−1
がデータメモリ23のデータ入出力端子DATA Il
o、データバス51及びレジスタ31に接続され、同じ
く入力側のマルチプレクサ21−3が演算部21−5の
出力側及びデータメモリ24のデータ出力端子DATA
 OUTに接続されている。マイクロプログラムコント
ローラ22はデータの流れを制御するもので、その出力
がアドレス発生器50及びデータメモリ23の書込み端
子Wrに与えられる。
アドレス発生器50はマイクロプログラムコントローラ
22で制御され、各データメモリ23.24をそれぞれ
アクセスするためのアドレスを生成し、それを各データ
メモリ23.24のアドレス端子ADDRへ与える回路
である。データバス51は、データメモリ23のデータ
入出力端子DATA Iloとレジスタ31に接続され
ている。
第5図(1) 、 (2) 、 (3)は第1図におけ
る信号データ用のデータメモリ23のメモリマツプであ
り、同図(1)は信号処理サイクルを表す数N(N≧0
、整数)がnのとき、同図(2)はN=n+1のとき、
同図(3)はN=2nのときのメモリマツプをそれぞれ
表している。第5図の物理アドレスは、データメモリ2
3の実際のアドレスを表しており、仮想アドレスの番地
は各遅延段に対応でいる。データメモリ23に格納され
ている時刻tにおける信号データ0(1)を内容欄に示
しである。
以上の構成において、第5図に示すN=nの信号処理サ
イクルでn段目の遅延段に対応する信号データとして格
納されていた仮想アドレスのn番地の内容口(0)は、
N=n+1の信号処理サイクルにおいては不必要となっ
た信号データである。N=n+1における新しい信号デ
ータD(n+1)は、[)(0)が格納されでいたアド
レスに格納される。次に仮想アドレスを、D(n+1)
が格納されたアドレスをO番地として、N=n+1のメ
モリマツプで示すように再定義する。前述したように、
仮想アドレスの番地は各遅延段に対応しているので、以
上の処理は信号データに対して遅延処理を施したことと
等価である。
第1図の係数データ用データメモリ24には、物理アド
レスのxb番地からXb+n番地までに、遅延段Oから
nまでに対応する係数データが順に格納されている。そ
して、アドレス発生器50はコントローラ22の出力に
より、データメモリ24に対してXb番地からXb+n
番地までの物理アドレスを順に発生させ、信号データ用
データメモリ23に対して仮想アドレスのO番地からn
番地までに対応する物理アドレスを順に発生させてその
データメモリ23.24をアクセスする。演算ユニット
21は、1回のアクセスで得られる1個の係数データと
1gの信号データを用いて乗算と累算を1回行う。乗算
と累算を(n+1)回繰り返すことで、1回の畳込み演
算処理が終了して1個の畳込み演算処理データが得られ
、1回の信号処理ナイクルが終了する。
このように、各遅延段における乗算と加算を演算ユニッ
ト21で行い、データメモリ23の内容を移動させずに
、仮想アドレスを用いて遅延処理を行っているため、精
度が高く、大規模な畳込み演算処理においても回路規模
を大型化することなく高速処理が可能となる。
ここで、ある信号処理サイクルNにおいて仮想アドレス
のO番地と対応ざぜられる物理アドレスを得る方法を説
明する。ある信号処理サイクルNにおいて、仮想アドレ
スのO番地と対応させられる物理アドレスを示すものを
ポインタP。(N)とする。このポインタP。(N)は
、信号処理サイクルを表す数N(N≧O2整@)ののn
+1による剰余環における剰余類(0,1,・・・、n
)をその値としてとり、Xのyによる剰余を求める関数
1(00(X、V)を用いて P o (N) =HOO(N、 n+1)     
 ・−(2)で求められる。また、ある信号処理サイク
ルが終了して次の信号処理サイクルに移るとき、現在の
仮想アドレスn番地に対応する物理アドレスを次の信号
処理サイクルのポインタP。(N)として保持すること
でも同じ結果が得られる。
次に、ドレス発生器50により信号データ用のデータメ
モリ23をアクセスするために、ある信号処理サイクル
において仮想アドレスのO番地からn番地までに対応す
る物理アドレスを順に発生させる方法を説明する。ある
信号処理サイクルNにおいて、仮想アドレスのi番地と
対応させられる物理アドレスを示すものをポインタP1
(N)とする。
このポインタP、 (N)は、仮想アドレスを表す数i
とポインタP。(N)の和の(n+1)による剰余環に
おける剰余類(0,1,・・・、 n)をその値として
とり、Xのyによる剰余を求める関数N0D(x、 V
)を用いて Po(N) =)tO[)(i + Po(N) +n
+1 >−(3)で求められる。
また他の方法としては、例えば第6図のようなアドレス
発生器を用いても、仮想アドレスに対応する物理アドレ
スを発生させることが可能である。
第6図は、ある最大値nを設定できる(すなわち、法n
を設定できる)プログラマブル・ループカウンタを用い
たアドレス発生器の回路構成例を示すものである。この
アドレス発生器は、ループカラ、 ンタ51、比較器5
2.2人力のうち1人力を選択するマルチプレクサ(2
:I HUX)53 、修飾レジスタ54、及びデータ
バス55を備えている。ここで、ループカウンタ51、
マルチプレクサ53及び修飾用レジスタ54はプログラ
マブル・ループカウンタを構成している。
ループカウンタ51は、第1図のマイクロプログラムコ
ントローラ22から与えられるインクリメント信号S1
により内容のインクリメント(内容に1を加える処理)
を行い、比較器52からのリセット信号S2によりリセ
ットされ、出力であるアドレスを信号データ用のデータ
メモリ23へ供給するカウンタである。比較器52は、
データバス55から与えられるデータに基づき法nの設
定を行い、法nとループカウンタ51の出力とを比較し
、ループカウンタ51の出力が法nよりも大きいときに
リセット信号S2を出力してループカウンタ51をリセ
ットする。マルチプレクサ53はコントローラ22から
の制御信号S3に基づきデータバス55上のデータまた
はループカウンタ51の出力を選択して修飾用レジスタ
54に与える回路、ざらに修飾用レジスタ54はコント
ローラ22からの制御信@S4により、マルチプレクサ
53の出力を一時保持する回路である。これらのマルチ
プレクサ53及び修飾用レジスタ54により、ループカ
ウンタ51に対してアドレスの修飾が行われる。
以上の構成において、ある信号処理サイクルが終了して
次の信号処理サイクルに移るとき、比較器52及びルー
プカウンタ51により、現在の仮想アドレスn番地に対
応する物理アドレスを次の信号処理サイクルのポインタ
P。(N)として保持させ、第1図の演算ユニット21
で信号データと係数データの積和演算処理を行うときに
、インクリメント信号S1でループカウンタ51に対す
る内容のインクリメントを行わせれば、仮想アドレスに
対応する物理アドレスの発生が可能となる。
なお、ル−プカウンタ51、マルチプレクサ53及び修
飾用レジスタ54に代えて、最大値nをもつループカウ
ンタを用いてアドレス発生器を構成しても、第6図と同
様の結果が得られる。
以上説明したポインタを生成する手段であるアドレス発
生器50を従来のアレイプロセッサに組込んだ構成例が
、第7図で示されている。
なお、本発明は図示の実施例に限定されず、演算ユニッ
ト21、データメモリ23.24、あるいはアドレス発
生器50等を他の回路で構成することもできる。
(発明の効果) 以上詳細に説明したように、本発明によれば、信号デー
タを保持するためにデータメモリを用い、各遅延段にお
ける乗算と加算を1個の演算ユニットを共用して行い、
データメモリの内容を移動させるアルゴリズムによらず
に、仮想アドレスを用いて遅延処理を行い、仮想アドレ
スから物理アドレスを簡単に求めているので、精度が高
く、大規模な畳込み演算処理においても、回路規模の著
しい増加を招くことなく、効率の良い処理の高速化を実
現することができる。したがって、多くのタップをもつ
ディジタルフィルタや、多くのポイントをもつFFT処
理等に適用可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示す畳込み演算処理装置の基
本構成ブロック図、第2図及び第3図は従来のFIrl
型ディジタルフィルタの構成ブロック図、第4図は従来
の基本的なアレイプロセッサの構成ブロック図、第5図
(1) 、 (2) 、 (3)は第1図のデータメモ
リのメモリマツプ、第6図は第1図のアドレス発生器の
構成ブロック図、第7図は第1図を用いたアレイプロセ
ッサの構成例を示すブロック図である。 21・・・・・・演算ユニット、22・・・・・・マイ
クロプログラムコントローラ、23.24・・・・・・
データメモリ、31・・・・・・レジスタ、50・・・
・・・アドレス発生器。 出願人代理人  柿  本  恭  成第2図 第3図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 任意のn段の遅延段をもつ畳込み演算処理装置において
    、 前記遅延段中にある信号データを格納するデータメモリ
    と、 ある信号処理サイクルN=tのときn段目の遅延段を表
    す仮想アドレスに対応した前記データメモリの実際のア
    ドレスを表す物理アドレスを内容にもつポインタP_n
    (t)を、次の信号処理サイクルN=t+1のとき0段
    目の遅延段を表す仮想アドレスに対応した物理アドレス
    を内容にもつポインタP_0(t+1)に対応させる対
    応手段と、前記信号処理サイクルN=tのとき新しい信
    号データD(t)をそれに対応するポインタP_0(t
    )が示す物理アドレスの内容として格納する格納手段と
    、前記データメモリに格納された信号データをアクセス
    するために前記信号処理サイクルN=tをのとき前記各
    遅延段を表わす仮想アドレスm(0≦m≦n)の(n+
    1)による剰余環における剰余類(0、1、・・・、n
    )をその値としてもつポインタP_m(t)(0≦m≦
    n)を発生する発生手段と、前記各遅延段に対応する信
    号データと係数データの積和演算を行う演算ユニットと
    、 畳込み演算処理の結果を格納するレジスタとを、備えた
    ことを特徴とする畳込み演算処理装置。
JP24576886A 1986-10-16 1986-10-16 畳込み演算処理装置 Pending JPS6398773A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24576886A JPS6398773A (ja) 1986-10-16 1986-10-16 畳込み演算処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24576886A JPS6398773A (ja) 1986-10-16 1986-10-16 畳込み演算処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS6398773A true JPS6398773A (ja) 1988-04-30

Family

ID=17138520

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24576886A Pending JPS6398773A (ja) 1986-10-16 1986-10-16 畳込み演算処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6398773A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4633386A (en) Digital signal processor
US20070052557A1 (en) Shared memory and shared multiplier programmable digital-filter implementation
JP2975041B2 (ja) ディジタル信号処理プロセッサ
US6202074B1 (en) Multiplierless digital filtering
US4939684A (en) Simplified processor for digital filter applications
JPH0514936B2 (ja)
JPH082014B2 (ja) 多段デジタル・フィルタ
CN115728566A (zh) 一种信号发生装置、测控系统以及量子计算机
US4063082A (en) Device generating a digital filter and a discrete convolution function therefor
JPS6398773A (ja) 畳込み演算処理装置
US5293611A (en) Digital signal processor utilizing a multiply-and-add function for digital filter realization
CN114780057A (zh) 基于Saber密钥封装的多项式硬件乘法器及使用方法
Erdogan et al. High throughput FIR filter design for low power SoC applications
JPH0767063B2 (ja) デジタル信号処理回路
JP2856064B2 (ja) ディジタルフィルタ
KR100235537B1 (ko) 디지털 필터의 가변탭 구조 및 그의 곱셈회로
US6065127A (en) Multi-mode buffer for digital signal processor
US5898604A (en) Digital Signal Processor employing a random-access memory and method for performing multiplication
JP3097599B2 (ja) ディジタルフィルタ
CN117234462B (zh) 一种超高速伪随机数信号产生装置
JP2001160736A (ja) デジタルフィルタ回路
Yoon et al. An efficient variable-length tap FIR filter chip
Nun et al. A modular approach to the hardware implementation of digital filters
JPH01284009A (ja) デジタル保護リレー装置
JPS59186070A (ja) 高速信号処理装置