JPS639770A - 複列式無段変速装置 - Google Patents

複列式無段変速装置

Info

Publication number
JPS639770A
JPS639770A JP15431986A JP15431986A JPS639770A JP S639770 A JPS639770 A JP S639770A JP 15431986 A JP15431986 A JP 15431986A JP 15431986 A JP15431986 A JP 15431986A JP S639770 A JPS639770 A JP S639770A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
continuously variable
variable transmission
planetary gear
double
power transmission
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP15431986A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasunori Nakawaki
康則 中脇
Susumu Okawa
進 大川
Yasunobu Jiyufuku
寿福 康信
Takashi Hayashi
孝士 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP15431986A priority Critical patent/JPS639770A/ja
Publication of JPS639770A publication Critical patent/JPS639770A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野1 本発明は、複列式無段変速装置に係り、特に、いわゆる
ベルト式無段変速機構を入力側及び出力側の動力伝達系
の間に並列に少なくとも2列備えた複列式無段変速装置
の改良に関する。 【従来の技術】 車両用自動変速機構の一つとしてベルト駆動式無段変速
機構がある。この無段変速機構は、一般に、固定プーリ
及び可動プーリからなり油圧装置によって有効径が可変
とされたV型プーリ装置を入力側及び出力側の動力伝達
系上にそれぞれ有し、該V型プーリ装置間に掛け渡され
た伝動ベルトにより前記入力側の回転を出力側に無段階
に変速して伝達することができるようにしたものである
。 このような無段変速機構は、いわゆるトルクコンバータ
と遊星歯車装置群の組合せからなる自動変速機構に比べ
て、走行時の駆動力の急変が少なく、従って変速ショッ
クが小ざく、しかも15Yit効率が高いという利点を
有するが、耐久性との関係でベルトのトルク伝達容量が
比較的小さいものであった。このため、前記無段変速機
構は、従来、一般に小排気量の自動車用として採用され
ている場合が多い。しかしながら、上記のような変速シ
ョックが小さい点あるいは燃費効率が高い等の利点は、
むしろ大排気mの自動車に要求される利点である。この
ような利点を生かすべく、現在においては、大排気台の
自動車に搭載することが可能なよりトルク伝達量の大き
な無段変速装置の開発が社会的要求として高まりつつあ
る。 この要求に応える技術としては、ベルト自体の耐久性向
上に着目した技術の他に、入力軸及び出力軸の間に並列
に2列以上前記のような無段変速機構を配置することに
よって総伝達トルクを高めるようにした複列式無段変速
装置が考えられる。 この複列式無段変速装置を用いれば、入力側から出力側
への動力伝達経路に並列に設けられた伝動ベルトをそれ
ぞれ介して動力が伝達されるため、全体として大きな動
力伝達系上が得られる。
【発明が解決しようとする問題点1 しかしながら、前述のような複列式無段変速装置にあっ
ては、共通の入力軸から共通の出力軸へ直接的に動力が
伝達されるようにすると、入出力軸間に巻き掛けられた
複数の伝動ベルトの伸びや摩耗にばらつきが生じた場合
、複数の無段変速機構間の動力伝達にもばらつきが生じ
ることになる。 すると、このばらつきに起因して前記伝動ベルトにスリ
ップが発生したり、トルク配分が均等にならず、前記複
列式無段変速装置に充分な耐久性が必ずしも得られない
という問題が発生することになる。 このような問題点を解決するためには、前記複列式無段
変速装置の入力軸上の各V型プーリ装置の間に、該入力
軸を各V型プーリ装置を含む部分毎に分割すると共に、
前後のすべりを許容可能で且つ前後のトルク伝達特性の
予め既知な継手手段例えば流体継手を設置することが考
えられる(特願昭60−15777:未公知)。しかし
ながら、前記流体継手を前記各V型プーリ装置間に設置
すると、前記複列式無段変速装置の全体の寸法が増大す
ると共に重量も増加してしまう。又、前記流体継手でト
ルク伝達をするためには該流体継手の入力側、出力側間
に回転数の差、即ちすべりが必要であり、従って、トル
ク伝達効率の悪い状態で前記流体継手が使用されること
となる」更に、並列に設けられた各無段変速機構のトル
ク分担を均一にするためには、無段変速装置全体のti
制御が複雑で困難なものとならざるを得ない。これは、
前記流体継手の伝達容世が回転数及びすべり回転数に依
存しており、該すべり回転数を1Ii111illする
には並列の各ベルト式無段変速機構の速度比を制御する
ことが必要なためである。又、各ベルト式無段変速機構
の速度比に差を持たせるとそれらのトルク比が変化し、
各ベルト式無段変速機構のトルク分担を均一にするのが
困難となるためである。 又、前記継手手段として電磁粉体クラッチを用いること
が考えられる。しかしながら、電磁粉体クラッチを用い
た場合には、該電磁粉体クラッチが比較的大きな構成の
ため変速装置全体の寸法の増大や重量の増加を避けるこ
とができないという問題が生じる。 更に、前記継手手段としてかさ歯車による差動歯車装置
を用いることが考えられる(特w4昭60−22341
7 :未公知)。しかしながら、このようにかさ歯車に
よる差動歯車装置を用いた場合にも、変速装置全体の寸
法の増大や重量の増加を避けることができず、又、若干
のトルク伝達の効率の低下を招く恐れがあるという問題
が生じる。 【発明の目的】 本発明は、前記問題点に鑑みてなされたものであって、
各無段変速機構に伝達特性上のばらつきが存在したとし
ても、比較的軽層化、小形化の可能な遊星歯車i構で各
列のばらつきを吸収し、各無段変速機構にトルクを適正
に分配して確実に伝達することができ、従って、大容量
のトルク伝達を効率良く行うことができる複列式無段変
速装置を提供することを目的とする。 を問題点を解決するための手段】 本発明は、固定プーリ及び可動プーリからなり油圧装置
によって有効径が可変とされたV型プーリ装置を入力側
及び出力側の動力伝達系上にそれぞれ有し、該■型プー
リ装置間に掛け渡された伝動ベルトにより前記入力側の
回転を出力側に、無段階に変速して伝達することのでき
るベルト式無段変速i構を、該入力側及び出力側の動力
伝達系の間に並列に少なくとも2列備えた複列式無段変
速装置において、前記入力側及び出力側のうち少なくと
も一方の側の動力伝達系上に、該動力伝達系を前記各■
型プーリ装置を含む部分毎に分割すると共に、分割され
た部分の一つに連結されたサンギヤと、その他の部分に
連結されたリングギヤと、前記サンギヤ及びリングギヤ
に噛み合わされて外部との動力伝達に用いられるプラネ
タリギヤ及びキャリヤとを有する遊星歯車機構を設けた
ことにより、前記目的を達成したものである。
【作用】
本発明においては、複列式無段変速装置において、入力
側及び出力側のうち少なくとも一方の動力伝達系上に、
該動力伝達系を各V型プーリ装置を含む部分毎に分割す
ると共に、分割された部分の一つに連結されたサンギヤ
とその他の部分に連結されたリングギヤと前記サンギヤ
及びリングギヤに噛み合わされて外部との動力伝達に用
いられるプラネタリギヤ及びキャリヤとを有する遊星歯
車機構を設けたため、各無段変速m構に伝達特性上のば
らつきが存在あるいは生じたとしても、各ベルトがスリ
ップすることなく有効にトルク伝達機能を果すと共に、
各無段変速機構における伝達トルクをほぼ等しい量に配
分させ、大容量のトルク伝達が可能である。 好ましい実施態様は、前記無段変速機構のそれぞれの速
度比が略同一とされていることである。 これにより、伝動ベルトの摩耗を最小限に抑えることが
できる。 又、好ましくは、前記″1星歯車機構で分割される動力
伝達系が同心軸上に配役されていることである。これに
より、構成の小型化及び搭載性の向上を図ることができ
る。 更に好ましくは、前記プラネタリギヤがシングルプラネ
タリギヤ及びダブルビニオンプラネタリギヤのうちのい
ずれかとされていることである。 シングルプラネタリギヤとすれば、簡単な構成として経
費低減を図ることができる。又、ダブルビニオンプラネ
タリギヤとすれば、各ピニオンギヤのitを選ぶことに
より、サーンギャとリングギヤのトルク比を適宜に選ぶ
ことができる。
【実施例1 以下、本発明の実施例を詳細に説明する。 第1図に、本発明が適用された自動車用複列式無段変速
装置の第1実施例を示す。 この無段変3i!!装置は、エンジンのクランク軸から
の動力が伝達される入力軸1oと、入力された動力を変
速して伝達するための2列のベルト駆動式の無段変速部
A1Bと、該無段変速部A、Bで伝達された動力を出力
するための出力軸2、特許請求の範囲の「外部」に相当
)とを備える。前記無段変速部A、Bの出力側から出力
軸201C動力を伝達する爪上の各V型プーリ20OA
、200 B (7) HニG、t、該各V型7−IJ
II20OA、200Bを第1出力軸2OAと第2出カ
軸2OBを含む部分毎に分割yると共に、該第1出力@
112 OAにMlMされたリングギヤ41と前記第2
出カ軸20Bに連結されたサンギヤ42と前記リングギ
ヤ41及びサンギヤ42に噛み合わされて前記出力lN
120へ動力を伝達するためのプラネタリギヤ44及び
キャリア43とを有する遊星歯車i構4Oが設けられて
いる。前記キャリヤ43は、前記プラネタリギヤ44の
遊星運動を出力軸20の回転運動に変えるようにされて
いる。 前記ベルト式無段変速部Aは、入力軸1o及び第1出力
軸20A上にそれぞれ■型プーリ装置100A、20O
Aを備える。各V型プーリ装置100A、20OAは、
それぞれ固定プーリ11A121A1及び可動プーリ1
2A、22Aからなる。 そして、油圧シリンダ13A、23Aの油圧室14A、
24A内に油を注入して前記可動プーリ12A、22A
を入力軸10あるいは第1出力軸20Aの軸方向に沿っ
て摺動させることにより、前記固定プーリ11Aと21
A及び可動プーリ12A、22A間の間に形成されるV
溝の幅が変化して前記V型プーリ装@100A120O
Aの有効径が変えられるようになっている。又、これら
のV型プーリ装置100A、20OAの間には、伝導ベ
ルト30Aが掛け渡されており、両V型プーリ装置10
0A、20OAの間に有効径の変化に応じて、入力軸1
0から第1出力軸2OA側へ回転トルクが無段階の速度
比率で伝達できるようになっている。 一方、他の無段変速部Bも、基本的に上記無段変速部A
と全く同様な構成とされ、入力軸10及び第2出力軸2
0B上にそれぞれ固定プーリ11B、21B及び油圧シ
リンダ13A、23Aの油圧室14A、24A内に油を
注入して作動される可動プーリ12B、22Bからなる
V型プーリ装置100B、200Bを備え、両■型プー
リ装置100812008間に伝動ベルト30Bが掛け
渡されて無段変速が行われるようになっている。 前記第1出力軸2OAの内部には貫通した中空部が形成
されており、第2出力軸20Bが該中空部に貫通して設
置されている。このため両出力軸2OA120Bは軸方
向から見て同心円状の配置とされている。該第2出力軸
20Bには、V型プーリ装M2O0Aを挾んでV型プー
リ装置200Bの反対側の端部に前記サンギヤ42が連
結される。又、前記第1出力軸2OAの出力軸20方向
端部にリングギヤ41が連結される。前記サンギヤ42
とリングギヤ41及びそれらに噛み合うプラネタリギヤ
44のキャリヤ43を介して、前記出力軸2OA120
Bからの回転トルクが出力軸20を介して伝達されるよ
うなっている。 前記キャリヤ43に設置されるプラネタリギヤ44には
、シングルプラネタリギヤあるいはダブルビニオンプラ
ネタリギヤを用いることができる。 次に、上記複列式無段変速装置の油圧回路の要部を第2
図に示す。 図において、50が油圧ポンプ、60が該油圧ポンプ5
0の出力油圧をライン圧に調圧するためのリリーフ弁、
61A、61Bが入力側の油圧室14A、14Bへの油
流足を調整するための第1及び第2流母制御弁である。 図から明らかなように、リリーフ弁60によって調圧さ
れたライン圧は、両流琵制御弁61A、61Bを介して
別個独立に入力側の油圧W14A、14Bに供給され、
一方、出力側においては直接に油圧室24へ、24Bに
供給されるようになっている。 即ち、この実施例では、入力側のV型プーリ装置100
A、100Bを、各流坦制御弁61A161Bによって
目標速度比に相当する有効径に積極的1.: fIII
J tlOL、出力側(7)V17−1,18ffi2
0OA。 200Bを該υI御に追随させる構成としている。 次に、この第1実施例の作用を説明する。 この第1実施例における複列式無段変速装置においては
、エンジンからの動力は、まず、入力軸10を介して入
力側のV型プーリHffi100A。 100Bの回転力となる。そして、その回転力が伝動ベ
ルト30A、30Bで出力側の■型プーリ装置20OA
、200Bに伝達される。伝達された回転力は各■型プ
ーリ装置200A、200Bに固着されて回転する8第
1、第2出力軸2OA。 20Bを介して31!2星歯車tl構40の各ギヤを回
転させる。この際、第1出力軸2OAはリングギヤ41
を回転させ、第2出力軸20Bはサンギヤ42を回転さ
せる。このようにしてリングギヤ41とサンギヤ42が
回転することにより、プラネタリギヤ44及びキャリヤ
43を介して出力軸20が回転し、回転力を例えば車両
のトランスアクスルに伝達する。 ここで、前記入力軸10の回転数をNEとし、第1出力
軸2OA、第2出力軸20Bの回転数をそれぞれN^、
N日とし、各無段変速部A、Bの入力側と出力側の間の
各速度比(出力側の回転数/入力側の回転数)をe^、
eBとし、出力軸20の回転数をNoとし、遊星歯車t
l構40のサンギヤ42の歯数をZ s sリングギヤ
41の歯数をZ R%この歯数の比をρ(= Z s 
/ Z R)とすると、該サンギヤ42の回転数即ち第
2出力軸20Bの回転数Na、リングギヤ41の回転数
即ち第1出力軸2OAの回転数N^、キャリヤ43の回
転数即ち出力軸20の回転数Noは次式(1)〜(3)
で求めることができる。 N^−NExe^    ・・・・・・(1)Na−N
iXe   e             ””  (
2)(1+ρ)No−ρXN8+NA  ”(3)(1
)、(2)式を(3)に代入し整理すると、この実施例
に係る複列式無段変速機全体の速度比eを次式(4)で
求めることができる。 e=No/N ε −(e^+ρ×e日)/(1+ρ)・・・(4)なお、
前記(1)〜(4)式はキャリヤ43に設けられるプラ
ネタリギヤ44としてシングルプラネタリギヤを用いた
場合の回転数の関係であり、ダブルビニオンプラネタリ
ギヤが、用いられた場合は、全体の速度比eは次式(5
)で求めることができる。 e = (e A  aXe E+)/ <1−ρ)−
(5)前記各速度比e^、eeが等しくなるように、第
2図に示す流ffl tl制御弁61A、61Bを用い
て各無段変速部A、Bの■型プーリ装置によって形成さ
れる有効径を最適に制御すれば、前記全体速度比がe−
No/Nε=e^−e日となる。このようにして、遊星
歯車機構40を含んだ全体の速度比eを、各並列の無段
変速部A1Bの速度比e^、e日と容易に同じ値とする
ことができる。 なお、各無段変速部A、Bの速度比e^、eBに若干の
差Δe  (−e^−ea)が生じた場合、全体の速度
比eは次式(6)で表わされる。 e=No/Nε 一〇 八−(1/(1+ρ))×Δe −〇日+(ρ/(1−ρ))×Δe・・・(6)(6)
式から、前記若干の差Δeが生じた場合名無段変速部の
速度比e^、139と全体の速度比eとの間にはe9<
eve^の関係が成立し、前記全体の速度比eが若干低
下するのみで特に問題はない。 又、上記の無段変速装置の制御においては、各無段変速
部A、Bの速度比を等しくするようυ1wする場合につ
いて述べたが、トルク比は速度比の逆数であるため、該
トルク比を一定とするよう、各速度比e^、e日を制御
すれば、各無段変速部A、Bの回転数の差をなくすこと
ができる。 次に、第3図を用いて本発明の第2実施例について説明
する。 この第2実施例は、先に説明した第1実施例では遊星歯
車機構40を出力側に設けていたのに対し、入力側に該
遊星歯車機構40を設けたことを特徴とする。 即ち、エンジンからの入力軸10(特許請求の範囲の「
外部」に相当)が前記M星歯w1機構40のプラネタリ
ギヤ44及びキャリヤ43に連結され、該プラネタリギ
ヤ44が噛み合うリングギヤ41は、第1出力軸2OA
を介して入力側の1つの■型プーリ装置100Aに連結
され、又、前記プラネタリギヤ44に噛み合うサンギヤ
42は、第2出力軸20Bを介して入力側の他のV型プ
ーリ100Bに連結される。又、出力側の■型プーリ装
首20OA、200Bは、共通の出力軸20に設けられ
て、伝達ベルト30A、30Bにより一体的に駆動され
るようになっている。なお、その他の構成については第
1実施例と同様であるので詳細な説明は略す。 この第2実施例、においては、入力側のV型プーリ装買
100A、100Bを駆動する駆動軸1゜A、10Bが
分割さtLT、各フーリ装置100A。 100Bの回転数の差がM星歯車81構4oで吸収され
るようになっている。又、この遊星歯車機構40はエン
ジンによって直接駆動される。従って、先の第1実施例
のように無段変速装置が該遊星歯車機構40を駆動させ
るための駆動力を伝達する必要がないため、その分伝動
ベルト30A、30Bが摩托しにくくなり、該伝動ベル
ト30A、30Bの耐久性が更に向上する。 なお、前記第1及び第2実施例においては、出力側ある
いは入力側に遊星歯車機構を設け、無段変速8i横を該
遊星歯車機構で分割して駆動するのに、第1図及び第3
図に示すように、各出力軸20A120Bあるいは入力
軸10A、10Bが同軸状に設置された複列式無段変速
装置を例示した。 このように同軸状に出力軸あるいは入力軸を設置すると
、遊星歯車機構40の設置場所を各無段変速部A1Bに
対して外側とすることができるため、各V型プーリ装置
間に間隔をおく必要がなく、装置の全体構成を小型化で
きる。 又、遊星歯車機構4oを各無段変速部とエンジンあるい
は出力軸20の間に設置していたが、本発明の適用範囲
はこれに限定されず前記′M星歯車機構40を各無段変
速部に対してエンジンあるいは出力軸20と反対側即ち
図中左側に設けることもできる。このように前記遊星歯
車機構40を設ければ、該遊星歯車R構40の点検保守
が容易になり、保守性が向上する。 更に、前記第1、第2実施例においては、2つの無段変
速部を有する複列式無段変速装置に本発明を適用した場
合について説明したが、本発明が適用される複列式無段
変速装置の無段変速部の数はこれに限定されず、3以上
の無段変速部を有する複列式無段変速装置に本発明を適
用することもできる。 【発明の効果】 以上説明した通り、本発明によれば、入力軸及び出力軸
の間に無段変速機構を2列以上備えた複列式無段変速装
置において、各列のばらつきを遊星歯車ill構で吸収
し、且つ各列でほぼ周囲のトルク伝達を行わせることが
できるという優れた効果が得られる。 その結果、ばらつきの許容度が極めて小さな湿式の金E
ベルトによる無段変速機構を支障なく多列化することも
でき、その際、一部の無段変速機構のみに過大なトルク
伝達が要求されることがなくなり、装置全体の耐久性の
向上、及び油圧0貸エネルギーの低減化を実現させるこ
とができるようになる。又、遊星歯車機構は比較的簡単
な構造であるため、比較的安価且つ小型に上記効果が得
られる複列式無段変速装置を製造できるようにもなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に係る複列式無段変速装置の第1実施
例を示す断面図、第2図は、前記第1実施例における油
圧回路の要部を示す概略ブロック図、第3図は、本発明
の第2実施例を示V断面図である。 10、IOA、10B・・・入力軸、 20.2 OA 、 20 B ・・・出力軸、11A
、11B、21A、21B−・・固定プーリ、12A、
12B、22A、22B・・・可動プーリ、13A、1
3B、23A、23B・・・油圧シリンダ、14A、1
4B124A、24B・・・油圧至、30A、30B・
・・伝動ベルト、 40・・・遊星fI車Bi Ii4. 41・・・リングギヤ、 42・・・サンギヤ、 43・・・キャリヤ、 44・・・プラネタリギヤ、 50・・・油圧ポンプ、 60・・・リリーフ弁、 61A、61B・・・流量制御弁、 100A、100B、20OA120GB・・・V型プ
ーリ装置。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)固定プーリ及び可動プーリからなり油圧装置によ
    つて有効径が可変とされたV型プーリ装置を入力側及び
    出力側の動力伝達系上にそれぞれ有し、該V型プーリ装
    置間に掛け渡された伝動ベルトにより前記入力側の回転
    を出力側に無段階に変速して伝達することのできるベル
    ト式無段変速機構を、該入力側及び出力側の動力伝達系
    の間に並列に少なくとも2列備えた複列式無段変速装置
    において、 前記入力側及び出力側のうち少なくとも一方の側の動力
    伝達系上に、該動力伝達系を前記各V型プーリ装置を含
    む部分毎に分割すると共に、分割された部分の一つに連
    結されたサンギヤと、その他の部分に連結されたリング
    ギヤと、前記サンギヤ及びリングギヤに噛み合わされて
    外部との動力伝達に用いられるプラネタリギヤ及びキャ
    リヤとを有する遊星歯車機構を設けたことを特徴とする
    複列式無段変速装置。
  2. (2)前記ベルト式無段変速機構のそれぞれの速度比が
    、略同一とされている特許請求の範囲第1項に記載の複
    列式無段変速装置。
  3. (3)前記遊星歯車機構で分割される動力伝達系が、同
    心軸上に配設されている特許請求の範囲第1項及び第2
    項のうちのいずれかに記載の複列式無段変速装置。
  4. (4)前記プラネタリギヤが、シングルプラネタリギヤ
    及びダブルピニオンプラネタリギヤのうらのいずれかと
    された特許請求の範囲第1項乃至第3項のうちのいずれ
    かに記載の複列式無段変速装置。
JP15431986A 1986-07-01 1986-07-01 複列式無段変速装置 Pending JPS639770A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15431986A JPS639770A (ja) 1986-07-01 1986-07-01 複列式無段変速装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15431986A JPS639770A (ja) 1986-07-01 1986-07-01 複列式無段変速装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS639770A true JPS639770A (ja) 1988-01-16

Family

ID=15581529

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15431986A Pending JPS639770A (ja) 1986-07-01 1986-07-01 複列式無段変速装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS639770A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102008030508A1 (de) 2007-06-29 2009-01-08 Fuji Jukogyo K.K. Stufenlos einstellbares Getriebe
CN104964016A (zh) * 2015-06-25 2015-10-07 张秘来 变矩行星曲轴
CN109268450A (zh) * 2018-10-25 2019-01-25 张秘来 二级径齿差行星轮传动机构
CN109268451A (zh) * 2018-10-25 2019-01-25 张秘来 一种径齿差行星轮传动装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102008030508A1 (de) 2007-06-29 2009-01-08 Fuji Jukogyo K.K. Stufenlos einstellbares Getriebe
JP2009014015A (ja) * 2007-06-29 2009-01-22 Fuji Heavy Ind Ltd 無段変速装置
US7887452B2 (en) 2007-06-29 2011-02-15 Fuji Jukogyo Kabushiki Kaisha Continuously variable transmission
CN104964016A (zh) * 2015-06-25 2015-10-07 张秘来 变矩行星曲轴
CN109268450A (zh) * 2018-10-25 2019-01-25 张秘来 二级径齿差行星轮传动机构
CN109268451A (zh) * 2018-10-25 2019-01-25 张秘来 一种径齿差行星轮传动装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8617020B2 (en) Continuously variable transmission
EP1899625B1 (en) Ratio limiting arrangement
US5453061A (en) Continuously-variable ratio transmission of the toroidal race rolling traction type
US4864889A (en) Continuously variable transmission
US9222558B2 (en) Geared infinitely variable transmission
CN102317652A (zh) 动力传递装置
US5846152A (en) Continuously variable transmission
GB2418235A (en) CVT with a compact variator which transmits less than 100% of engine power
EP1378686A2 (en) A CVT transmission for motor vehicles, in particular for agricultural tractors.
JPS639770A (ja) 複列式無段変速装置
CN110857030B (zh) 车辆的动力传输系统
EP0497038A1 (en) Control strategies for a dual range infinitely variable transmission
CN106907434A (zh) 一种三轴式离合变速装置
US10309506B2 (en) Multiple-mode continuously variable transmission
US6921349B2 (en) Transmission arrangement
US10221927B2 (en) Continuously variable transmission with overdrive
CN102996748A (zh) 大功率输出无级变速器
CN106763572A (zh) 一种三轴式离合变速装置
JPS6338757A (ja) 複列式無段変速装置
JPS6334363A (ja) 複列式無段変速装置
US20170051815A1 (en) Infinitely Variable Transmission
RU2769436C2 (ru) Бесступенчатая раздаточная коробка
US6945897B2 (en) Branched power transmission having a continuously variable transmission ratio
JPS6319468A (ja) 複列式無段変速装置
KR100256590B1 (ko) 차량용 무단 변속장치