JPS6396113A

JPS6396113A - メイクアツプ化粧料

Info

Publication number: JPS6396113A
Application number: JP61241101A
Authority: JP
Inventors: Tomonari Nakagaki; 中垣　智成; Mamoru Ishii; 守石井; Haruo Ishibashi; 石橋　春雄
Original assignee: ASANUMA SOGYO KK
Current assignee: ASANUMA SOGYO KK
Priority date: 1986-10-09
Filing date: 1986-10-09
Publication date: 1988-04-27

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）木発用は、塗布時に滑らかな使用感とサラパリとした感
触を与え、塗布後、化粧もちがよく且つ製品の経時安定
性の高いメイクアップ化粧料に関するものである。

（従来技術）従来、押え性油分を配合してなるメイクアップ化粧料は
、時間の経過にしたがって揮発性油分が揮発減少し、そ
のため硬くなって塗布時に使用不能になったり、又痩せ
て容器から脱落したりするという問題があった。

又、この揮発減少を防ぐために化粧料の容器を複雑な形
状に加工しなければならないという欠点がある。

（発明が解決しようとする問題点）本発明は、揮発性油分としての環状シリコーンの経時に
よる揮発減少を抑制するために、製品中の揮発性油分を
保留する成分を見出し、この成分を化粧料組成に加える
ことによって、前記のような欠点を無くし、簡易な容器
でも経時安定性の高いメイクアップ化粧料を得ることを
目的として、鋭意、研究した結果なされたものである。

（問題点を解決するための手段）すなわち本発明のメイクアップ化粧料は、環状シリコー
ン４量体及び又は５量体と、モノステアリン酸ソルビタ
ン及びトリステアリン酸ソルビタンの必須成分一種類又
は二種類との混合物を配合することを特徴とするもので
ある。

更に詳しくは１本発明は上記混谷物に、これを固化する
ための成分として、カルナウバロウ、セレシン、サラシ
ミツロウ、マイクロクリスタリンワックス、ショ糖脂肪
酸エステル、固形パラフィン、ポリグリセリン脂肪酸エ
ステル及び飽和脂肪酸グリセリンからなる群から選ばれ
る成分の一種類又は二種類以上を配合することによりな
る０本発明は上記混合物を配合することにより、塗布時
に滑らかな使用感とサッ°パリとした感触を与え、塗布
後の化粧もちがよく、且つ経時安定性の高いメイクアッ
プ化粧料を得ることが可能である。

（発明の詳細な説明）化粧料用原料として使用できる揮発性油分としては、低
沸点炭化水素、低沸点イソパラフィン系炭化水素、低重
合度鎖状シリコーン、低重合度環状シリコーンが知られ
ている。しかしこれらのうち、前王者は、臭いや、ワッ
クス、油脂等との相溶性が悪いなどの理由により、揮発
性油分として適当ではない。

低重合度環状シリコーンのうち、４量体及び又は５量体
のもの（以下環状シリコーンと略記する）は、前王者に
比べ、優れた揮発性油分である。

本発明で使用する揮発性油分を保留する成分としては、
モノステアリン酸ソルビタン及びトリステアリン酸ソル
ビタンが掲げられる。これらは環状シリコーンと、他の
ワックスや油脂との相溶性を促進向上し、又、油相調整
並びに顔料、チタンマイカ等色材の濡れ、分散性等に優
れた効果を果している。

固形化成分として、カルナウバロウ、セレシン、サラシ
ミツロウ、マイクロクリスタリンワックス、ショ糖脂肪
酸エステル、固形パラフィン、ポリグリセリン脂肪酸エ
ステル、飽和脂肪酸グリセリンなどがあげられ、これら
は相互の相溶性も良く、経時安定性も高い成分である。

上記、環状シリコーン、保留成分、固形化成分を適量配
合して目的とする揮発性メイクアップ化粧料を得ること
ができるが、更にメイクアップ化粧料の種類や用途に応
じて、鉱物油。

植物油、エステル油、中高重合度シリコーン等、公知の
化粧料用成分を適宜配合することも可能である。又、従
来公知の化粧料組成物に、上記環状シリコーンと保留成
分の混合物を適当量配合して本発明のメイクアップ化粧
料を得ることもできる。

又、色材としては１通常化粧料に使用している有機及び
無機顔料、チタンマイカ、体質顔料、ナイロンパウダー
等を使用することができる。

以下、本発明で使用する各成分の配合量及びその限定理
由について説明する。

環状シリコーンの配合量は、化粧料の全組成量に対して
１０〜８０重量％（以下％は、重量％を表わす、）の範
囲で用いられるが、より具体的には得られた化粧料のタ
ッチ、使用感、揮発時間、強度等を総合すると２５〜７
０％が好ましい。

１０％よりも少なくするとタッチ、使用感が悪くなり、
又、塗４１物の揮発が早くなるため塗布後の修正時間が
短かく、化粧効果も満足させるに不十分であり、一方８
０％よりも多いと、よれ止め効果、強度等の面に難点が
生ずることから、上記範囲で使用される。

モノステアリン酸ソルビタン及びトリステアリン酸ツル
どタンは、夫々１〜４０％の範囲で配合される。１％よ
りも少ないと安定性の効果が弱まり、４０％よりも多い
とタッチ、使用感が悪くなる。より具体的には、タッチ
、使用感、安定性等を総合すると　１．５〜３０％の範
囲が好ましい。

カルナウバロウは、１％よりも少ないと強度が弱くなり
、折れ、かけ等が発生し、４０％よりも多いとタッチ、
使用感が悪くなることから、１〜４０％の範囲で配合さ
れ、１．５〜３５％の範囲が好ましい。

セレシン及び固形パラフィンは、１〜７０％の範囲で配
合される。１％よりも少ないと、強度か弱くなり、７０
％より多くなると、クリイーミーな感触が失なわれる。

好ましくは、　１．５〜５０％の範囲である。

マイクロクリスタリンワックスの配合量は、１〜７０％
の範囲で可能だが１．５〜５０％の範囲が好ましい、１
％よりも少ないと柔軟性を欠き、７０％よりも多いとタ
ッチ、使用感を悪くする。

サラシミッロウの配合量は、１〜７０％の範囲で可能で
、１％よりも少ないと強度が弱くなり、一方７０％より
も多いと、ター、チ、使用感が悪くなる。特に、１．５
〜５０％の範囲が好ましい、　ショ糖脂肪酸エステル及
びポリグリセリン脂肪酸エステルは、夫々１〜７０％の
範囲で配合される。１％よりも少ないと油相調整効果。

強度等が弱くなり、７０％よりも多くなると、タッチ、
使用感が悪くなる。好ましくは、　１．５〜５０％であ
る。

飽和脂肪酸グリセリンの配合量は、１〜７０％の範囲で
可能であり、　１．５〜６０％の範囲が好ましい、１％
よりも少ないと強度が弱くなり、７０％よりも多くなる
と、タッチ、使用感が悪くなる。

（実施例）以下に比較例及び本発明の実施例を示し、更に説明する
が、本発明はこれに限定されるものではない、なお、実
施例中のｒ部Ｊは、いずれも重量部を表わす。

比較例　アイシャドウ環状シリコーン５蚤体　　　　　　３３．Ｂ部セレシン
　　　　　　　　　　　　６．０１／固形パラフイン　
　　　　　　　　１４．０／／マイクロクリスタリンワ
ツクス　　１０．０／／シー１糖脂肪酸エステル　　　
　　　１３　、Ｑ　ｔｔエステル油　　　　　　　　　
　　１５．０／／グンジヨウ　　　　　　　　　　　７
．５　ｔｔ黄酸化鉄　　　　　　　　　　　　７　、５
　／／酸化防止剤　　　　　　　　　　　Ｑ　、　ｌ　
ｔｔ香　　料　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　Ｑ　、３　ｔｔ実施例１　アイシャドウ環状シリコーン５量体　　　　　　３３．８部モノステ
アリン酸ソルビタン　　　　６．　Ｑ　ｔｔカルナウバ
ロウ　　　　　　　　　　６．　Ｑ　／／固形パラフィ
ン　　　　　　　　　１４．０／／マイクロクリスタリ
ンワツクス　　１０．０／／エステル油　　　　　　　
　　　　１５．０／／グンジヨウ　　　　　　　　　　
　７　、５　／／黄酸化鉄　　　　　　　　　　　　７
　、５　ｔｔ酸化防止剤　　　　　　　　　　　ｏ、１
１／香　　料　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　Ｑ　、　３　ｔｔ実施例２　アイシャドウ環状シリコーン４量体　　　　　　４０．６部トリステ
アリン酸ソルビタン　　　　５　、　Ｑ　ｔｔセレシン
　　　　　　　　　　　　Ｑ　、　Ｑ　／／サラシミツ
ロウ　　　　　　　　　５　、　Ｑ　ｔｔポリグリセリ
ン脂肪酸エステル　　５．０部マイクロクリスタリンワ
ックス　　　７　、Ｑ　／／流動パラフィン　　　　　
　　　　９　、Ｑ　／／グンジョウ　　　　　　　　　
　　８．　Ｑ　／／黄酸化鉄　　　　　　　　　　　　
　５　、Ｑ　／／チタンマイカ　　　　　　　　　　　
７　、Ｑ　ｔｔ酸化防止剤　　　　　　　　　　　Ｑ　
、ｌ　ｔｔ香　　料　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　Ｑ　、　３　ｔｔ実施例３　アイライナー環状シリコーン５量体　　　　　　３５．９部モノステ
アリン酸ソルビタン　　　　６．　Ｑ　／／トリステア
リン酸ツルどタン　　　　８．Ｏ〃セレシン　　　　　
　　　　　　　７　、　Ｑ　ｔｔマイクロクリスタリン
ワックス　　　５　、　Ｑ　／／サラシミツロウ　　　
　　　　　　５．０〃エステル油　　　　　　　　　　
　１５　、０　／／黒酸化鉄　　　　　　　　　　　　
１Ｂ、０／／コンジブウ　　　　　　　　　　　２　、
　Ｏｔｔ酸化防止剤　　　　　　　　　　　０・１″実
施４　ファンデーション環状シリコーン４量体　　　　　　５．０部環状シリコ
ーン５量体　　　　　　３５．０部モノステアリン酸ソ
ルビタン　　　　ｉ　、　Ｑ　ｔｔトリステアリン酸ソ
ルビタン　　　　Ｑ　、Ｑ　ｔｒ飽和脂肪酸グリセリン
　　　　　　２５．０部エステル油　　　　　　　　　
　　５　、　Ｑ　ｔｔメチルフェニルポリシロキサン　
　　２．　Ｑ　ｔｔ酸化チタン　　　　　　　　　　　
　８．０１／酸化鉄　　　　　　　　　　　　　　Ｑ　
、　９　／／タルク　　　　　　　　　　　　　　４　
、　Ｑ　／／マイカ　　　　　　　　　　　　５　、　
Ｑ　ｔｔ酸化防止剤　　　　　　　　　　　Ｑ　、ｌ　
ｔｔ実施例５　口　紅環状シリコーン５量体　　　　　　４５．５部モノステ
アリン酸ソルビタン　　　　４　、Ｑ　ｔｔトリステア
リン酸ソルビタン　　　　（ｉ　、　Ｑ　ｔｔカルナウ
バロウ　　　　　　　　　３　、　Ｑ　ｔｔポリグリセ
リン脂肪酸エステル　　　７．０部マイクロクリスタリ
ンワックス　　　６．０１／エステル油　　　　　　　
　　　　１５　、　Ｏ／／赤色２０２号　　　　　　　
　　　　Ｑ　、　２　ｔｔ酸化チタン　　　　　　　　
　　　３　、　Ｑ　ｔｔチタンマイカ　　　　　　　　
　　　１０．０／／酸化防止剤　　　　　　　　　　　
Ｑ　、ｌ　／／香　　料　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　０．２〃前記比較例及び実施例１．２の
アイシャドウと市販品アイシャドウＡ、Ｈについて、４
０℃の恒温槽内に化粧料容器のキャップを除去した状態
で放置し、所定時間経過後の揮発油分の揮発量と使用テ
ストを行なった。その結果を第１図及び第１表に示す。

なお、比較例及び実施例１．２のアイシャドウは市販品
Ａ、Ｂと同一形状に成型し、同時にテストを行った。

第１表　使用テスト凡例　Ｏ・・・通常に使用回走 Δ・・・やや使用難 ×・・・使用不能（発明の効果）以上の説明から判るように本発明によって得られた、メ
イクアップ化粧料は、使用感、化粧持ちが良く且つ経時
での安定性が優れているため、簡易な容器でも対応でき
る。

【図面の簡単な説明】

：５１図は放置時間と揮発性成分の揮発量との関係を示
すグラフである。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）環状シリコーン４量体及び又は５量体１０〜８０
重量％と、モノステアリン酸ソルビタン１〜４０重量％
及びトリステアリン酸ソルビタン１〜４０重量％の一種
類又は二種類とを配合することを特徴とするメイクアッ
プ化粧料。
（２）固化するための成分としてカルナウバロウ１〜４
０重量％、セレシン１〜７０重量％、サラシミツロウ１
〜７０重量％、マイクロクリスタリンワックス１〜７０
重量％、ショ糖脂肪酸エステル１〜７０重量％、固形パ
ラフィン１〜７０重量％、ポリグリセリン脂肪酸エステ
ル１〜７０重量％及び飽和脂肪酸グリセリン１〜７０重
量％の群から選ばれる一種類又は二種類以上を配合する
ことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載のメイクア
ップ化粧料。
（３）環状シリコーン４量体及び５量体が下記の構造式
で表わされる化合物であることを特徴とする特許請求の
範囲第１項記載のメイクアップ化粧料。 ▲数式、化学式、表等があります▼ ４量体（ｎ＝４）オクタメチルシクロテトラシロキサン５量体（ｎ＝５）デカメチルシクロペンタシロキサン