JPS639210B2 - - Google Patents

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JPS639210B2
JPS639210B2 JP55184977A JP18497780A JPS639210B2 JP S639210 B2 JPS639210 B2 JP S639210B2 JP 55184977 A JP55184977 A JP 55184977A JP 18497780 A JP18497780 A JP 18497780A JP S639210 B2 JPS639210 B2 JP S639210B2
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JP
Japan
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silver halide
dye
image
support
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JP55184977A
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English (en)
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JPS5699337A (en
Inventor
Uorutaa Fuorii Jeemusu
Rokateru Junia Ruizu
Merubin Zetsupu Chaaruzu
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Polaroid Corp
Original Assignee
Polaroid Corp
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Publication date
Application filed by Polaroid Corp filed Critical Polaroid Corp
Publication of JPS5699337A publication Critical patent/JPS5699337A/ja
Publication of JPS639210B2 publication Critical patent/JPS639210B2/ja
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C1/00Photosensitive materials
    • G03C1/76Photosensitive materials characterised by the base or auxiliary layers
    • G03C1/825Photosensitive materials characterised by the base or auxiliary layers characterised by antireflection means or visible-light filtering means, e.g. antihalation
    • G03C1/83Organic dyestuffs therefor
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09BORGANIC DYES OR CLOSELY-RELATED COMPOUNDS FOR PRODUCING DYES, e.g. PIGMENTS; MORDANTS; LAKES
    • C09B11/00Diaryl- or thriarylmethane dyes
    • C09B11/04Diaryl- or thriarylmethane dyes derived from triarylmethanes, i.e. central C-atom is substituted by amino, cyano, alkyl
    • C09B11/10Amino derivatives of triarylmethanes
    • C09B11/24Phthaleins containing amino groups ; Phthalanes; Fluoranes; Phthalides; Rhodamine dyes; Phthaleins having heterocyclic aryl rings; Lactone or lactame forms of triarylmethane dyes
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09BORGANIC DYES OR CLOSELY-RELATED COMPOUNDS FOR PRODUCING DYES, e.g. PIGMENTS; MORDANTS; LAKES
    • C09B11/00Diaryl- or thriarylmethane dyes
    • C09B11/28Pyronines ; Xanthon, thioxanthon, selenoxanthan, telluroxanthon dyes
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C8/00Diffusion transfer processes or agents therefor; Photosensitive materials for such processes
    • G03C8/42Structural details
    • G03C8/44Integral units, i.e. the image-forming section not being separated from the image-receiving section
    • G03C8/48Integral units, i.e. the image-forming section not being separated from the image-receiving section characterised by substances used for masking the image-forming section

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  • Organic Chemistry (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Architecture (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Silver Salt Photography Or Processing Solution Therefor (AREA)
  • Plural Heterocyclic Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は新規なキサンテン化合物を写真製品に
おける光スクリーニング染料として使用すること
に関する。 写真フイルム、及び特に多色フイルムは前のフ
イルムを“反復する”努力にもかかわらず、ロツ
トからロツトへ異なるかもしれず、かつ一般に異
なることは周知である。多色フイルム写真フイル
ムの製造業者は製造作業における避け難い変動
の、最終多色像に対する影響を最小にするため多
くの工程を開発した。これらの変動は個々の赤、
緑及び青露出のDlogE曲線の不適合に反映される
ようにカラーバランスにおける移行に主として反
映される。多色フイルムに塗被するために使用す
る装置は極めて精密であるが、ハロゲン化銀及び
染料像形成性材料の予期の適用範囲の間に変動が
生ずる。ハロゲン化銀の反復バツチはその写真応
答において変化するかもしれず、かつ通常には変
化する。個々の層は僅かに異なる程度に乾燥され
る。フイルムが“熟成”できるように塗被後フイ
ルムは一定期間貯蔵され、このため塗被に続くセ
ンシトメトリーの変化は販売前に一定値に達する
機会を有する。フイルムが写真仕上者により又は
暗室内で現像されるべく設計される場合には、露
出された多色フイルムの処理はフイルムからフイ
ルムへセンシトメトリー変動を最小にするため
に、ごく狭い範囲内で、代表的には指示された温
度の±0.5度内に調節される。この多色フイルム
がネガ型式のものある場合には、センシトメトリ
ーを調節する機会は所望の最終ポジ像をプリント
する際に生じ、この操作の間にプリント露光が適
当にカラーろ光できる。 前記のセンシトメトリー変動の基本的原因はフ
イルムが一度出荷されると、このセンシトメトリ
ー性が本質上固定される複雑さを更に伴つて、多
色拡散転写フイルムにも存在する。実際的にいう
と、暗室処理で与えられる調節の機会は自己現像
性フイルムの使用者には利用し難い。職業の及び
高級なアマチユアの写真家はカラーバランスを少
くとも一部“再バランスする”のに十分に熟練し
ているが、フイルムの通常の使用者はこの余分の
操作に困惑させられるだけである。 写真要素に光スクリーニング染料を使用するこ
とは周知である。この染料は感光性乳剤層(複
数)に又は一つ又はそれ以上の感光性乳剤層の上
に塗被された層に、又は二つの異なつて色増感さ
れた乳剤層の間にフイルター染料として配合され
て乳剤層の光記録を補正し又は下方の感光層に入
る光のスペクトル組成を調節し、又はこれは感光
層(複数)を保持する支持体の何れかの側に配置
された不感光層にハレーシヨン防止染料として配
合できる。 予期の用途のために必要なスペクトル吸収特性
を有する外に、これらの目的のために使用する染
料は光化学的に不活性であるべきで、即ちこれら
感光性乳剤層(複数)の性質に何ら悪い影響を有
すべきではなく、かつまた、これらは処理された
写真要素に汚れを残さないように写真プロセス処
理中脱色され又は除去されることができなければ
ならない。プロセス処理溶液に溶解されることに
よつてこの染料が除去される写真方法において
は、プロセス処理溶液の汚染を避けるため、そし
て処理された感光要素に残留染料からの汚れを阻
止するためこの染料がまた脱色されることが通常
には好ましい。 ハレーシヨン防止及び色補正フイルター層に使
用のため種々の種類の染料が提案されているが、
従来使用された染料は全く満足すべきものではな
かつた。この染料のあるものは感度を減じ、かぶ
りを生じ、又は感光性材料に悪い影響を及ぼす傾
向を示す。しかしながら、従来使用した染料の主
要な欠陥は不完全な脱色又は元の着色形へ脱色形
の若干の反転により汚れを引起こす傾向である。
例えば、ある種の染料は“ブリーチング”、即ち
脱色のため亜硫酸塩のような試薬の存在に依存し
そして、処理中又は処理後感光性材料からこの染
料が除去されなければ、そのカラーがやがて再出
現する。 従来使用した光スクリーニング染料の種類の中
にはトリアリールメタン及びキサンテンがある。
例えば米国特許第1879537号;第1994876;第
2350090号及び第3005711号はハレーシヨン防止層
にフクソン型染料の使用を開示しそして米国特許
第3406069号及び第3615548号はハレーシヨン防止
染料としてフクソン(fuchsone)染料の金属キ
レートに関する。これらの及び他の型式のトリア
リールメタン染料は前記の欠点の一つ又はそれ以
上に困らされ、そして特にこの種の従来の染料は
“ブリーチング”に続く処理中及び最終製品で通
常に出合うPH値で脱色されたままであることは困
難であつた。キサンテンは写真処理中除去される
ハレーシヨン防止層に使用されている。例えば、
米国特許第2182794号;第2203767号及び第
2203768号は特定の層の溶解度特性に応じて酸性
浴又は単純な水洗浴で処理中除去される特定のハ
レーシヨン防止層にローダミン染料の使用を開示
する。 1979年12月26日出願したジエイムス・ダブリ
ユ・フオリイ(James W.Foley)の米国特許出
願第106520号はそのトリアリール構造に4′−オキ
ソ−1′−ナフチリデン/フエニリデン部分、ナフ
チル/フエニル部分及び中心炭素原子に対してオ
ルト位置で、塩基と不可逆開裂反応を受けて中心
炭素原子に付加する部分を提供して無色である新
しい閉環化合物を形成する基で置換されたフエニ
ル部分を有する着色トリアリールメタン化合物に
関する。1979年12月26日にまた出願した米国特許
出願第106902号及び第106901号は塩基で不可逆開
裂によりまた脱色されるキサンテン染料を開示し
そして前記のトリアリールメタン化合物と同様
に、実質上不活性の無色生成物へ完全にかつ不可
逆的に脱色されるその性能の故に従来の光スクリ
ーニング染料に優る利点を供する。 本発明の別の種類のキサンテン染料に関する。
これらの染料は3及び6位置にインドリル置換基
を有しそしてまたこの目的のために従来使用され
た染料に関連した欠陥を含まない写真光スクリー
ンニグ染料として有用である。下記に詳細に定義
する本願の染料は400ないし700mmの可視領域の
予定された範囲内で輻射線の有効な吸収剤であ
り、ゼラチン又は他のプロセス処理組成物浸透性
コロイド状結合剤に配合でき、そしてアルカリ性
PHで脱色されて無色の生成物を生ずる。余分の試
薬、例えば“ブリーチング”反応のため亜硫酸塩
を必要とすることなく塩基で完全にかつ不可逆的
に脱色されるその性能の故に、そして不可逆開裂
で生じた新しい無色の生成物が約4.5ないし14の
PH範囲にわたつて水溶液中で無色のままであるの
で、この開裂生成物は通常にはやがてカラーが再
出現する可能性なしに写真感光性要素に留まるこ
とができる。非汚染性である外に、この化合物は
通常には感光性材料に関して実質上不活性であ
り、従つてハロゲン化銀乳剤層に隣接の層に配置
でき、又は乳剤の性質に何ら悪い影響を与えるこ
となく乳剤層の中に直接に配合できる。 1979年12月26日出願したルイス・ロカテル・ジ
ユニア(Louis Locatelle、Jr.)及びチヤール
ス・エム・ゼツプ(Charles M.Zepp)の米国特
許出願第106506号は3及び6位置での置換基がN
−インドリニル基である3,6−ジ置換キサンテ
ンを含む発色団系を有する染料現像剤のような像
染料供給材料及びその前駆体に関する。 (式中RはH又は−COCH3である)のキサンテ
ンはバイルシユタインのHaudbuch of
Orgduische Chemie、第27巻第534頁に開示され
る。165℃の温度でm−ジエチルアミノフエノー
ルをサツカリンと縮合させてRがHである化合物
を生じ、次にこの化合物を無水酢酸と共に沸騰ま
で加熱してN−アシル化誘導体を生ずることによ
りこれらの化合物を合成する。ここに報告するよ
うに、N−非置換化合物(R=H)の溶液とは異
なりN−アセチル化合物の溶液は沸騰により脱色
されず、そしてこのアセチル基は延長した沸騰後
のみアルコール性水酸化ナトリウムで分離する。
更にこのN−非置換化合物と異なり、この化合物
はアルカリ性PHで無色であり、中性でかすかに着
色であり、そしてPHがPH4に減ぜられるにつれて
更に強く着色されることが判明した。 それ故に本発明の主目的は新規なキサンテン化
合物を使用する写真製品を供することにある。 本発明の他の目的は一部明らかでありそして一
部下記に示されよう。 本発明により、3及び6位置の各々にN−イン
ドリニル基そして9位置に式 (式中Xは
【式】又は
【式】であり、R′はアルキ ルそしてYはニトロ;シアノ;−SO2CH3
【式】
【式】 COCH3;及び−SO2N(CH2Ph)2からなる群から
選ばれる電子吸引性基である)を有する置換され
たフエニル部分を有する新規なキサンテン化合物
を使用する写真製品が供される。別の具体例で
は、アルカリ性写真プロセス処理組成物と接触さ
せた時には新しい閉還化合物を形成することによ
つて不可逆的に脱色される前記のキサンテン化合
物を使用する写真製品が供される。 本発明の性質及び目的のより十分な理解のため
に添付図面に関して行なつた下記の詳細な説明を
参照すべきである。 特に本発明に従つて使用した化合物は式: (式中Xは
【式】又は
【式】であり、ここでR′は アルキルであり、Yはニトロ;シアノ:−
SO2CH3
【式】
【式】COCH3;及び−SO2N (CH2Ph)2からなる群から選ばれる電子吸引性
基でありそしてAは陰イオンである)により表わ
される。“電子吸引性基”とはハメツトの等式に
定義されるように正のシグマ値を有する基を意味
する。 本発明において使用されるキサンテン化合物中
の電子吸引性基であるニトロ;シアノ;−
SO2CH3
【式】
【式】COCH3;及び−SO2N (CH2Ph)2は写真製品中でおたがいに公知の均
等な写真的作用を有するものである。 本願のキサンテン化合物に関連した陰イオン、
即ち前記のにおけるAは簡単な陰イオンの何れ
でもよく、例えばトシレート、メタンスルホネー
ト、硫酸塩、硝酸塩、過塩素酸塩、酢酸塩、シユ
ウ酸塩又はハロゲン化物、例えば塩化物又は臭化
物である。 本発明の好適なキサンテン化合物は前記のXが
【式】である式の化合物 である。 本願の化合物の他の共鳴形は式に包含される
ものであることは勿論である。 前記のように、本願の化合物は最初に着色さ
れ、即ち可視輻射線を吸収することができ、そし
てアルカリ性PHでは塩基と不可逆開裂反応を受け
ることによつて無色の生成物へ変換される。形成
された無色の生成物は着色化合物とは異なりかつ
PHの変化により着色化合物へ不可逆性である。特
に、アルカリ性溶液で不可逆開裂反応を受け、こ
れが予定されたPHで予定された時間内に完了して
新しい無色の化合物、即ちXが
【式】でありかつAがBr である下記のものにより示されるように環状スル
ホンアミドを生ずるの、フエニル部分で置換され
たX基である。 X基の開裂の際に形成される副生物または無色
であることは認められよう。前記の開裂反応はよ
り高いPH値でより速い速度で進むので、本願の化
合物は対応する閉環化合物へ脱色のため少くとも
必要な時間の間約10以上にPHが保たれる写真方法
に使用のため特に適している。 本願のキサンテン染料は例えば (a) スルホンフルオレシインジクロリドをインド
リンと反応させて式: のジ(インドリニル)−置換化合物を生ずるこ
と; (b) 前記のジ(インドリニル)−置換化合物を五
塩化リン又は塩化チオニルと反応させて式: の対応するスルホニルクロリドを生ずること; (c) 前記スルホニルクロリドをアンモニアと反応
させて式: の対応する環状スルホンアミドを生ずること; (d) 前記の環状スルホンアミドをアルキル化剤と
反応させて式: の対応するN−R′スルホンアミドを生ずるこ
と; (e) 前記のN−R′スルホンアミドを還元剤と反
応させて式: の対応する還元生成物を生ずること; (f) 前記の還元生成物を適当なアシル化剤、例え
ばClCOCH3又はClCO2(CH22Yと反応させて
式: (式中Xは
【式】又は
【式】であり、R′はアルキ ルでありそしてYはニトロ;シアノ;−
SO2CH3
【式】
【式】COCH3;及び−SO2N (CH2Ph)2からなる群から選ばれる電子吸引性
基である)のロイコ染料前駆体を生ずること; そして (g) 酸化剤として好ましくはO−クロラニールを
使用して前記のロイコ染料前駆体を酸化し、続
いて酸でO−クロラニール複合体から染料生成
物を分離して染料生成物を生ずること、 により製造できる。選択的に、工程(a)の化合物は
また出発のスルホンフルオレシインジクロリドの
クロロ基の一つのみをインドリニル基で置換する
こと、そして次にこの中間体をインドリンと反応
させて残りのクロロ基を置換することによる段階
的方式で合成してもよい。 下記の実施例は本発明を例示するために与えら
れそしてその範囲を限定するつもりはない。 実施例 1 式: を有する化合物の製造。 (a) スルホンフルオレシインジクロリド(3,6
−ジクロロスルスホンフルオレシイン) の8.10g(0.02M)の溶液及びメタノール500
ml中のインドリン9.6g(0.08M)を3時間還
流で加熱した。この反応生成物を熱間ろ過し、
エタノールとエチルエーテルの各々2×100ml
部分で洗浄し、そして次に真空中で乾燥して化
合物 10.18gを生じた。スルホンフルオレシインジ
クロリド81gとメタノール3300ml中のインドリ
ン100gを使用して前記の工程を繰返してジ
(N−インドリニル)化合物107.4gを生じた。 (b) 化合物10.1g(17.8mM)とクロロホルム
200ml中の五塩化リン12.5gの混合物を4時間
蒸気浴で加熱し、次に夜通し室温でかきまぜる
ままにした。暗青色混合物を水(3×150ml)
で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥しそして溶
媒を除去すると化合物: を含む油状残査を残した。 (c) 工程(b)で得られた油状残査をジクロロメタン
約30mlに溶解し、そしてこの溶液をガス状アン
モニアで飽和させた氷冷ジクロロメタン溶液に
加えた。生成する混合物を5時間室温でかきま
ぜるままにし、次にろ過しそして溶媒を除去し
た。残留物質をエタノール100mlと共に粉砕し
そしてろ過して淡青色固体7.4gを生じた。こ
の固体を連続して約24時間メタノールで抽出し
て、真空中で乾燥後、化合物: 6.0gを生じた。 (d) 工程(c)の化合物1.0g(1.76mM)を2−メ
トキシエチルエーテルに懸濁させた。この懸濁
液にカリウムt−ブトキシド218mg(1.94mM)
を加え、そしてこの混合物を半時間室温でかき
まぜるままにし、その時間の間に出発物質は溶
解した。次にジメチルサルフエート0.189ml
(252mg;2.0mM)をすべて1度に加え、この
反応混合物を1時間半室温にかきまぜるままに
した。塩化ナトリウム10gを含有する水200ml
にこの混合物を注入した。約10分間加熱後、反
応混合物が沈殿した。この沈殿物をろ過により
回収し、洗浄しそして乾燥して化合物: 0.98gを淡青色固体として生じた。 (e) 工程(d)の化合物900mg(1.54mM)を窒素を
雰囲気下氷酢酸20mlに溶解した。次に亜鉛ダス
ト900mgを加えそしてこの混合物を4時間50℃
で油浴で加熱した。この混合物をろ過しそして
残査を氷酢酸で洗浄した。残査をエーテルで洗
浄し、真空中で乾燥し、クロロホルム約50mlに
溶解しそしてろ過して過剰の亜鉛と塩を除去し
た。溶媒をろ液から除去して化合物: 0.8gを残した。 (f) ピリジン10ml中の工程(e)の化合物0.79g
(1.35mM)の溶液を夜通し窒素の雰囲気下
ClCO2CH2CH2SO2CH3 504mg(2.7mM)で処
理した。次の朝反応混合物の試料のTLCは若
干の未反応キサンテン出発物質を示した。クロ
ロホルム540mgを別に反応混合物に加えそして
6時間窒素下室温でこの混合物をかきまぜるま
まにした。TLCは出発物質が存在しないこと
を示した。この混合物を水100mlに注入しそし
てクロロホルム(3×25ml)で抽出した。併合
した抽出物を1N HCl(3×25ml)で洗浄し、
硫酸ナトリウムで洗浄しそして真空下溶媒を除
去して暗緑色油を生じた。この油をクロロホル
ム約50mlに溶解し、1N HCl(3×35ml)で洗
浄しそして硫酸ナトリウムで乾燥してロイコ染
料前駆体: 0.74gを生じた。 (g) クロロホルム25ml中の工程(f)の化合物0.50g
(0.70mM)の溶液をO−クロラニール184.4mg
(0.75mM)で処理した。すぐシアン色に変わ
つたこの溶液を1時間室温でかきまぜた。
TLCは若干の染料前駆体がなお存在すること
を示した。別にO−クロラニール35mg(0.14m
M)を加えそして混合物を1時間還流で加熱し
た。TLCはごく少量の出発物質が存在するこ
とを示した。この混合物を水浴で冷却し、次に
臭化水素ガスで飽和させた。混合物を室温まで
温まるにまかせ、次にエチルエーテル250mlに
注入した。沈殿をろ過し、エーテルで洗浄しそ
して真空中で乾燥して表記の化合物515mgを生
じた。 実施例 2 式: の化合物の製造。 前記の実施例1の工程(a)ないし工程(e)に示した
ものと同一の工程により化合物: を作り、そして1.0g(1.7mM)を窒素の雰囲気
下ドライピリジン10mlに溶解した。塩化アセチル
0.250ml(267mg;3.4mM)をこのピリジン溶液
に加え、そして反応混合物を4時間室温でかきま
ぜた。TLCは若干の未反応キサンテン出発物質
がなお存在することを示した。別に塩化アセチル
0.25mlを加え、そして反応混合物を夜通しかきま
ぜた。次にこの混合物を水125mlに注入し、ろ過
しそして回収した固体を水で洗浄しかつ真空中で
乾燥してロイコ染料前駆体: 0.095gを生じた。クロロホルム12ml中のこの染
料前駆体247.1mg(0.040mM)の溶液をO−クロ
ラニール103.3mg(0.42mM)で処理した。この
反応混合物は1分以内に淡緑色から濃シアン色へ
変わつた。この混合物を約半時間室温でかきまぜ
るにまかせ、次に1時間還流で加熱した。この混
合物を氷浴で冷却し臭化水素ガスで飽和させ、室
温まで温まるにまかせ、そして次にエーテル200
mlに注入した。ろ過により表記の化合物を回収
し、エーテルで洗浄しそして次に真空中で乾燥し
た。 スルホンフルオレシインジクロリドを下記の通
り製造した:パドルかきまぜ機;還流冷却器及び
温度計を備えた53首丸底フラスコに酢酸エチ
ル1.5を入れ、これを次に氷浴を使用して0℃
に冷却した。スルホンフルオレシイン(250g)、
続いて塩化チオニル200mlを加えた。温度が僅か
に上昇した。温度が0℃へ降下するにまかせた。
N,N−ジメチルホルムアミド(DMF)750mlを
すべて1度に加えた。温度は約30℃に上昇した。
添加が完了した後に、混合物を1時間かきまぜ
た。氷浴を除去して反応混合物の温度が室温に上
昇するままにし、その後混合物を蒸気浴に配置し
そしてかきまぜながら還流で加熱した。加熱中混
合物は色が薄くなりかつ粘稠になつた。(カラー
は褐色であつた)。10ないし15分還流後反応混合
物は氷浴を入れそしてかきまぜを続けながら0℃
に冷却した。冷えた反応混合物をろ過しそして沈
殿物の色ができるだけ薄くなるまで冷却した15%
DMF/酢酸エチル溶液で洗浄し、次にエーテル
で洗浄した。ゴムダムの下で吸引後、スルホンフ
ルオレシンジクロリドを風乾した。収量184.3g
(68%);L、Cにより純度99.7%。 実施例1及び2で製造した染料に対してエタノ
ール中で測定したλmaxに関してスペクトル吸収
特性を下記の第表に記載する。 第 表 実施例1 λmax(mμ) 670 620 エプシロン 51900 32000 実施例2 λmax(mμ) 670 620 エプシロン 43400 28000 また、メタノール又はエタノール中の実施例1
及び2の化合物の溶液は水性1N NaOHで処理し
た時に脱色されることが観察された。 前記に論議したように、本願の化合物がアルカ
リ性水溶液で不可逆開裂を受ける時に形成される
新しい閉環開裂生成物は式: 化合物A を有する。X基のN原子上のアルキル置換基はPH
が減少されるにつれて無色のままである開裂生成
物を生ずるために必須ではないが、非開裂染料の
エプシロンを増加するように前記のN原子を置換
してより高度に着色した化合物を生ずることが望
ましい。 前記に示した開裂化合物のメタノール性溶液及
び下記の構造を有する化合物BないしGのメタノ
ール性溶液を、PHがアルカリ性数値以下に下がる
とこれらの化合物が着色される大体のPHを測定す
るために、4、5、6、及び7のPHを各々有する
一連の緩衝溶液に加えた。
【表】
【表】 本願の染料(化合物A)かつまた化合物BはPH
5で無色であり、PH4がごくかすかに着色されそ
して化合物C及びDを除いて、残りの化合物はPH
6又は7で着色されそしてより低いPH値で、特に
化合物Gではより強く着色されることは第表を
参照して容易に明らかである。 前記に示したデータから、N−フエニル基上に
電子吸引性置換基を有する3,6N−フエニル化
合物と同様に、3及び6位置にN−インドリニル
基を有する本願のキサンテン化合物の開裂生成物
は約PH4.5まで無色を保つことが判る。本願の化
合物のインドリニル基はまた電子吸引性置換基を
含有できるが、この置換基は低いPHレベルまで環
状スルホンアミド閉環を保つために不必要であ
る。この性質の外に、本願の化合物は開裂の前に
主として600ないし800nmの波長範囲で輻射線を
吸収し、これに対して化合物CないしGは主とし
て500ないし600nmの波長範囲で輻射線を吸収す
る。開裂生成物を生ずる、電子吸引性置換基で置
換された3,6N−フエニル基を有するキサンテ
ン化合物、例えば化合物C、及び写真製品及び方
法にこれらの使用はリチヤード・エル・クールノ
イヤー(Richatd L.Cournoyer)及びジエイム
ス・ダブリユ・フオリイ(James W.Foley)の
米国特許出願第106901号に開示されかつクレーム
される。 前記のように、本発明の染料は予定されたPHで
予定された時間内に不可逆開裂反応を受けること
によつて塩基で完全にかつ不可逆的に脱色して新
しい無色の化合物を生じ、これは“ブリーチン
グ”に続く処理中通常に出会うPH値で無色のまま
であり、このためこの新しい化合物はカラーがや
がて再出現する可能性なしに写真フイルムユニツ
ト、例えば感光性要素に保持される性能を有す
る。代返的には染料はハレーシヨン防止染料とし
て、例えば感光性ハロゲン化銀乳剤層と支持体の
中間に配置された不感光性層に使用のために選択
できる。また染料は露出中特定の波長範囲内の光
の吸収が適正なカラーバランスを得るために望ま
しい色補正フイルター染料として使用のため選択
できる。 本発明の染料がハレーシヨン防止染料として有
益に使用されるフイルムユニツトの例は例えば英
国特許第1482156号に記載される。これらのフイ
ルムユニツトは入射光が通過する順序で、加法多
色スクリーン、感光性ハロゲン化銀乳剤層、選択
された化合物が配置されるハレーシヨン防止層及
び好ましくは受像層を含む。ここに記載されるよ
うに、ハロゲン化銀層の露出は下方の感光性ハロ
ゲン化銀層へ入射輻射線の予定された部分、例え
ば赤色、緑色及び青色光を選択的に透過する光学
フイルター要素を有するスクリーンを通して行な
われる。水性アルカリプロセス処理組成物で写真
処理の際に、可溶性銀錯体は拡散により転写され
そして各フイルター要素後方のハロゲン化銀の露
出の程度の関数として積重ねられた受像層に沈積
される。このように形成された銀像は透明な支持
体を通して投映中に反対方向にフイルター要素を
通過する光の量を調節するために役立つ。 好適な具体例では、受像層は感光性ハロゲン化
銀乳剤層と加色法多色スクリーンの中間にありそ
して像の形の前に、間にそして後に一体フイルム
ユニツトの一部としてその位置に留まる。ハレー
シヨン防止層はスクリーンと反対の側で感光層に
隣接のプロセス処理組成物浸透性層に配置されそ
して感光層を通過した入射光の反射又は後方散乱
を阻止しするために役立ち、これによつて予期の
露光通路内のもの以外の感光層中のハロゲン化銀
粒子の露出を排除する。 前記のように、本発明の染料は青色、緑色及び
赤色増感性ハロゲン化銀層を使用する多層化、多
色感光性要素を含む写真フイルムユニツト、そし
て特にカラー転写像を保持する受像層が処理後現
像された感光層から分離されず、両方の成分が永
久積層物として共に保持される一体ネガ−ポジ拡
散転写フイルムユニツトに色補正フイルター染料
としても有用である。受像層と現像された感光層
(複数)の間に配置された光反射性物質、好まし
くは二酸化チタンの層は積層物の一部として含ま
れる。受像層と感光性成分を分離する光反射性層
は転写像のために白色背景を供しそして現像され
た感光層(複数)をマスクする。これらの層の外
に、この積層物は通常には寸法的に安定な外側層
又は支持体を含み、その少くとも一つは透明であ
り、このため生成する転写像は光反射性層により
供される背景に対して反射により見ることができ
る。 このフイルムユニツトを記載する特許の例はハ
ワード・ジー・ロジヤース(Howard G.
Rogers)に1961年3月9日特許された米国特許
第2983606号、エドウイン・エツチ・ランド
(Edwin H.Land)に1968年10月10日特許された
米国特許第3415644号、第3415645号及び第
3415646号、ハワード・ジー・ロジヤースに1971
年7月20日特許された米国特許第3594164号及び
第3594165号及びエドウイン・エツチ・ランドに
1972年3月7日特許された米国特許第3647437号
である。エドウイン・エツチ・ランドの米国特許
出願第537124号のC.I.P.として1980年3月21日出
願した米国特許出願第132424号は染料の層、好ま
しくは処理組成物により脱色可能な染料が露光が
そこを通して行なわれように配置され、これによ
つて前記の染料層が色補正フイルターとして有効
である多色拡散転写フイルムユニツトに関する。
便宜上、この出願の明細書を特にここに挿入す
る。 ハレーシヨン防止染料、色補正フイルター染料
又は他の従来の写真光スクリーニング適用の何れ
に使用しても、処理組成物浸透性層に配置された
時本発明の染料は新しい無色の閉環化合物へ着色
染料化合物へ変換するために必要な時間の間水性
アルカリ処理組成物と接触させることによつて完
全にかつ不可逆的に脱色される。脱色のため、即
ち前記の不可逆開裂反応を介して無色の生成物へ
着色化合物の変換のために必要な時間は任意の与
えられたアルカリ性PHで決定でき、そして選択さ
れた脱色時間に対して、着色フイルター染料と接
触しかつ接触したままであるプロセス処理組成物
のPHは選択された脱色時間を与えるように予定さ
れたものと少くとも同程度に高くなければならな
い。T1/2に関して、好適な化合物は約30秒又は
それ以下の約1NのNaOHでの半減期(T1/2)を
有する。T1/2とは前記の着色された染料の半分
が脱色するために測定された時間を意味する。 本発明の染料は当業者に公知の技術の何れかを
使用して写真フイルムユニツトの適当な層に配合
できる。例えば、選択された化合物を適当な溶媒
に溶解でき、次に所望に応じて吸湿剤の存在で、
親水性コロイド結合剤、例えばゼラチンを含有す
る被覆溶液に分散させ、そして生成する被覆溶液
を所望の量として適用し、例えば透明支持体の上
に被覆してハレーシヨン防止層を供し、又は多層
化、多色感光性要素の最外側の感光層の上に被覆
して露光がそこを通して行なわれる色補正フイル
ター層を供する。この層中の化合物の濃度はフイ
ルター層が使用されるべき製品に応じて異なりそ
して経験的に容易に決定でき、特定の用途のため
に必要な光学密度を供する。本発明の染料は互い
に組合わせて使用でき、かつまたハレーシヨン防
止、色補正及び他のフイルター層に従来使用され
た他の種類の染料と組合せて使用できる。 本発明の一具体例を示す添付図面の第1図は一
表面上に、順次に、実質上一つの平面に相並んだ
関係で幾何学的繰返し分布で配置された、複数の
赤原色フイルター要素、複数の緑原色フイルター
要素及び複数の青原色フイルター要素を含む加法
多色スクリーン3、銀沈殿性核を保持する感光層
5、ハロゲン化銀結晶を含有する感光層7及び本
発明の一つ又はそれ以上の光スクリーニング染料
を含有するハレーシヨン防止層9を保持する透明
なフイルムベース又は支持体1を含む一体拡散転
写フイルムユニツトの拡大断面図である。 前記の英国特許第1482156号に論議されるよう
に、このフイルムユニツトのハレーシヨン防止層
の光吸収は比較的広い範囲にわたつて異なるが、
通常にはハレーシヨン防止層は約0.4ないし1.4の
透過密度範囲を有する。好ましくは、この透過密
度は0.6以上を有し、このため複数のフイルムユ
ニツトが露光中積重ね関係で使用される場合には
ハレーシヨン防止層は十分な密度、即ち反射を実
質上阻止し、並びに下方のフイルムユニツトの露
出を阻止する光吸収性性能を有するであろう。 色補正目的のためシアン、マゼンタ及びイエロ
ーに対する適正な光吸収性能を測定する際に、カ
メラレンズの前面に通常に使用される“カラー補
償性“フイルターが供することが望ましいろ光の
型式と量を推定する好都合な方法として通常の方
式で使用できる。次に対応する密度で適当な色補
正染料(複数)を含有する層が露光がそこを通し
て行なわれる層として設けられる。 受像層及びハロゲン化銀乳剤の種々の配置を使
用して多色拡散転写像が得られる。かくして、こ
れらの層は露光後積重ねに導かれた共通の支持体
に保持される。特に有益なフイルム構造は米国特
許第3415644号に示され、そこでは露光の前と間
で必要な層が積重ね関係にあり、そして処理と像
形成の後にこれらの層は永久積層物として積重ね
関係に保たれる。このフイルムユニツトは代表的
にそこを通して露光が行なわれ、そして最終多色
像が見られる外側の透明な層又は支持体及び少く
とも感光層を保持する別の外側の層又は支持体を
含み、後者の支持体は不透明である。これらの支
持体又はシート状要素は例えば縁の周りの結合テ
ープにより積重ね関係に簡単に保持されるが、好
適な具体例では、これらの要素は露光の前に共に
積層される。この予備積層は製造中と露光に両方
で多くの利点を供する。露出に続いて、この要素
は流体プロセス処理組成物の分布により離層し、
これは固化の時に要素を共に結合して所望の永久
積層物を形成する。二つの要素が露出の前に一時
的に共に積層されるこの予備積層フイルムユニツ
トを形成する方法は例えば1972年3月28日に特許
されたバチエルダー(Albert J.Bachelder)及び
ビンダ(Frederick J.Binda)の米国特許第
3625231号、同日特許されたランド(Edwin H.
Land)の米国特許第3652282号及び1974年2月19
日に特許されたエドウイン・エツチランドの米国
特許第3793023号に記載される。 本発明のこの具体例について別の説明は添付図
面の第2図に関して容易に行なわれ、これは一体
ネガ−ポジ反射プリントを供するのに適しかつ像
染料として染料現像剤を使用する拡散転写フイル
ムユニツトを示す。 第2図は感光性要素又は成分2、破壊可能なコ
ンテナー30及び受像要素又は成分4からなる拡
散転写フイルムユニツトを示す。この感光性要素
2は順次に、シアン染料現像剤層12、赤色感光
性ハロゲン化銀乳剤層14、中間層16、マゼン
タ染料現像剤層18、緑色感光性ハロゲン化銀剤
層20、中間層22、イエロー染料現像剤層2
4、青色感光性ハロゲン化銀乳剤層26及び補助
層28を保持する不透明支持体10を含む。ポジ
又は受像要素4は順次に、重合体酸層42、タイ
ミング層44及びそこに色補正フイルター染料と
して本発明の脱色可能なキサンテン染料を分散さ
せた受像層46を保持する透明な支持体40を含
む。この二つの要素は例えば、結合テープ(図示
せず)により積重ねられた整合関係に保たれ、こ
のためハロゲン化銀乳剤層の露光は脱色可能な染
料を含む受像層46を通して行なわれる。破壊可
能なコンテナー30はプロセス処理組成物を含有
しそして破壊するとこの処理組成物が重ね合され
た要素2と4の間に分布されるように配置され
る。処理組成物に光反射性顔料好ましくは二酸化
チタンを含有させることによつて、受像層46に
形成された転写像がそこに対して見られる光反射
性層が供される。現像された感光層はこの光反射
性層によつて見ることからマスクされそして受像
層46と共に永久積層物の一部として留まる。破
壊可能なコンテナー30は米国特許第2543181号
に示される型式のものでありそしてフイルムユニ
ツトの前縁に隣接して配置される。 フイルムユニツトの処理において、フイルムユ
ニツトは一対の圧力適用部材の方へかつその間に
進められ、これは破壊可能なコンテナー30に圧
縮圧力を及ぼしてその液体内容物を感光性成分2
と受像成分4の間に放出し、そして次にシートの
間で復縁の方へ液体の塊まりを分布させて像面積
と少くとも同じ広がりで実質上均一な予定された
厚さの層を形成する。シートの間に必要な面積と
厚さの層を形成するのに十分なプロセス処理液体
を確保するために、過剰な液体がコンテナー30
に供されかつ過剰なプロセス処理液体オーバーラ
ンを回収しかつ保持するためにトラツピング装置
(図示せず)を設けることができる。このフイル
ムユニツト及び第1図のフイルムユニツトの種々
の層の詳細はここで引用した特許及び特許出願に
見られそしてここで再録する必要はない。 第2図に記載する型式のフイルムユニツトの処
理はこのフイルムユニツトの予定された層の間に
プロセス処理組成物を分布させることによつて開
始される。露出されかつ現像された区域では、染
料現像剤は現像の作用として不動化されよう。未
露出かつ未現像区域では、染料現像剤は未反応か
つ拡散性であり、そしてこれはハロゲン化銀層の
露出の点対点程度の作用として、プロセス処理組
成物で拡散可能な、未酸化染料現像剤の像状分布
を供する。所望の転写像は未酸化染料現像剤のこ
の像状分布の少くとも一部の受像層への拡散転写
により得られる。例示の具体例において、この写
真系のPHは前記の米国特許第3615644号の教示に
従つて、予定された間隔の後に、アルカリの中和
により調節されかつ減ぜられて未酸化染料現像剤
が実質上不溶性かつ非拡散性であるPHへそのアル
カリ度を下げる。容易に認められるように、この
方法の詳細は本発明の一部を形成しないが、周知
である;前記の米国特許がこの方法の更に特定の
論議のため挙げられる。 多色像は必要は数の差別的に露出可能なハロゲ
ン化銀乳剤を供することによつて得られ、そして
前記のハロゲン化銀乳剤は重ね合せの関係で被覆
された個々の層としてごく通常に供される。多色
像を供するより意図されるフイルムユニツトは二
つ又はそれ以上の選択的に増感されたハロゲン化
銀層を含み、各々が結合されたハロゲン化銀が露
出される光に実質上相補的なスペクトル吸収特性
を有する像染料を供する適当な像染料供給材料を
そこと組合せている。多色像を形成するための最
も通常に使用されるネガ成分は“トリパツク”構
造のものであり、そして同一の層又は隣接の層に
イエロー、マゼンタ及びシアン像染料提供材料を
各々それと組合せた青色、緑色及び赤色感光性ハ
ロゲン化銀層を含む。中間層又はスペーサ層は、
所望に応じて、各ハロゲン化銀層と結合した像染
料提供材料の間に、又は他の層の間に設けられ
る。この一般型式の一体多色感光性要素はエドウ
イン・エツチ・ランドとハワード・ジー・ロジヤ
ースに1967年10月3日特許された米国特許第
3345163号、並びに前記の米国特許、例えば前記
の米国特許第2983606号の第9図に開示される。 第2図に関連して記載した構造に対する多くの
変型は当業者に容易に示唆されよう。かくして、
例えば、多色多層ネガはエドウイン・エツチ・ラ
ンドに1971年1月17日特許された米国特許第
2968554号及び前記の米国特許第2983606号、特に
その第3図に関して例示されるようにスクリーン
型式ネガにより置換えられる。 この方法に使用できる像染料提供材料は一般に
(1)処理組成物に最初には可溶性又は拡散性である
が現像の作用として像状パターンで選択的に非拡
散性に変えられ;又は(2)処理組成物に最初には不
溶性又は不拡散性であるが現像の作用として像状
パターンで選択的に拡散性に変えられるか、又は
拡散性生成物を供することの何れかとして特徴づ
けられる。これらの材料は完全な染料又は染料中
間体、例えば発色剤でよい。移動度又は溶解度に
おける必要な差は例えばレドツクス反応又はカツ
プリング反応のような化学作用によつて得られ
る。 最初に可溶性又は拡散可能な材料及びカラー拡
散転写におけるその適用の例として米国特許第
2774668号;第2968554号;第2983606号;第
3087817号;第3185567号;第3230082号;第
3345163号及び第3443943号が挙げられる。最初に
非拡散性の材料及びカラー転写系におけるその適
用の例として米国特許第3185567号;第319489
号;第3443939号;第3443940号;第3227550号;
第3227552号及び第4076529号が挙げられる。これ
らと共に有用な多くの型式の像染料提供材料とフ
イルムユニツトは参照として挙げられる前記の米
国特許第3647437号に論議される。 また使用される特定の像染料提供材料及びポジ
又はネガのカラー転写像の何れが望まれるかどう
かに応じて、“直接ポジ”ハロゲン化銀乳剤を使
用できることは了解されるべきである。 カメラの外で処理を行なうよう処理組成物に含
まれるべき好適な不透明化系は前記の米国特許第
3647437号に記載されるものであり、そして無機
光反射性顔料の分散を含み、これはまた処理組成
物が適用される時に、感光性ハロゲン化銀に活性
の入射輻射線に関して約6.0密度単位より大きい
光学透過密度及び入射可視輻射線に関して約1.0
密度単位より小かい光学反射密度を示す層を供す
るのに有効な濃度で光学フイルター剤のpKa以上
のPHで、少くとも一つの光吸収性試剤、即ち光学
フイルター剤を含有する。 プロセス処理組成物中に光反射性顔料を有する
代りに、感光層をマスクしかつ受像層に形成され
たカラー転写像を見るための背景を供するため使
用される光反射性顔料はフイルムユニツトにプレ
フオームド層として最初に全体に又は一部に存在
してもよい。このプレフオームド層の例として、
エドウイン・エツチ・ランドの名で1971年10月26
日特許された米国特許第3615421号及び1971年11
月16日特許された米国特許第3620724号に開示さ
れたものが挙げられる。反射剤はエドウイン・エ
ツチ・ランドに1972年3月7日特許された米国特
許第3647434号及び第3647435号に開示されるよう
にその場で生じてもよい。 染料現像剤(又は他の像染料供給材料)は減色
カラー写真を実施するのに有用であるカラー、即
ち前記のシアン・マゼンタ及びイエローを提供す
るその性能に対して選択されるとよい。これは各
ハロゲン化銀乳剤に、又は好適具体例では、各ハ
ロゲン化銀乳剤の後方の別の層に配合できる。か
くして、染料現像剤は各ハロゲン化銀乳剤後方の
被覆又は層にあり、そしてこの染料現像剤の層
は、プロセス処理組成物によつて浸透されるのに
適したフイルム形成性天然の、又は合成の重合
体、例えばゼラチン、ポリビニルアルコール等の
中に、単位面積当り所望の適用範囲の染料現像剤
を生ずるように計算された濃度で、分布された各
染料現像剤を含有する被覆溶液の使用により適用
できる。 前記のような、染料現像剤は染料の発色団系か
つまたハロゲン化銀現像官能を含有する化合物で
ある。“ハロゲン化銀現像官能”とは露出された
ハロゲン化銀を現像するために適した基を意味す
る。好適なハロゲン化銀現像官能はヒドロキノリ
ル基である。他の好適な現像官能はオルト−ジヒ
ドロキシフエニル及びオルト及びパラアミノ置換
ヒドロキシフエニル基を含む。一般に、現像官能
はベンゼノイド現像官能、即ち酸化された時にキ
ノノイド又はキノン物質を形成する芳香族現像基
を含む。 受像層は当業者に公知の材料の一つ、例えばポ
リビニルコール、ゼラチン等を含む。これは転写
された像染料(複数)を媒染し又は別に定着する
ために適した試剤を含む。好適な材料は米国特許
第3148061号に開示されるようにポリ−4−ビニ
ルピリジンのような媒染剤を含有するポリビニル
アルコール又はゼラチン及び米国特許第3756814
号に開示されるように4−ビニルピリジンを含有
するグラフト共重合体を含む。 従来記載されかつ水性アルカリ処理液体を使用
する種々のカラー拡散転写系において、像安定性
を増加しそして/又は像染料が拡散性である第一
のPHから像染料が非拡散性である第二の(低い)
PHへPHを調節するため実質上の染料転写に続いて
環境のPHを下げるようフイルムユニツトの層に酸
反応性試剤を使用することは公知である。例えば
前記の米国特許第3415644号は染色可能な層に隣
接して重合体酸層を供することによつて所望のPH
減少が得られる系を開示する。これらの重合体酸
はアルカリ金属又は有機塩基と塩を形成できる酸
基、例えばカルボン酸及びスルホン酸基;又は潜
在的に酸を生成する基、例えば無水物又はラクト
ンを含有する重合体である。好ましくはこの酸重
合体は遊離のカルボキシル基を含む。別法とし
て、この酸反応性試剤はエドウイン・エツチ・ラ
ンドに1971年3月30日特許された米国特許第
3573043号に開示されるように、受像層から最も
離れたハロゲン化銀に隣接の層にあるとよい。酸
反応性試剤を供する別の系はエドウイン・エツ
チ・ランドに1971年4月27日特許された米国特許
第3576625号に開示される。 不活性中間層又はスペーサ層は現像処理が早過
ぎずかつそれを妨害しないようにPH減少を調節し
又は“タイムする”(時間調整)ために重合体酸
と染色可能な層の間に配置されることができ、そ
してそれが好ましい。この目的のため好適なスペ
ーサ又は“タイミング”層が特に米国特許第
3362819号;第3419389号;第3421893号;第
3455686号;及び第3575701号に記載される。 この酸層及び関連したスペーサ層は染色可能層
と感光層が別の支持体の上に含まれる系において
は好ましくはポジ成分中に、例えば受像層のため
の支持体と染色可能層の間に含まれるとよく;又
は一体フイルムユニツトでは、例えばネガ成分か
ら向い合つた染色可能層の側部上に染色可能層と
結合する一方、これらの所望に応じて、例えば米
国特許第3362821号及び第3573043号に開示される
ように感光層と組合せてもよい、前記の米国特許
第3594164号及び第3594165号に記載されるような
フイルムユニツトでは、これらはまたプロセス処
理流体の適用を容易にするために使用されるスプ
レツダ−シート上に含まれてもよい。 現在周知であり、そして例えば前記の引用した
特許に示されるように、多色拡散転写法を行なう
ために示される液体プロセス処理組成物はアルカ
リ性材料、例えば水酸化ナトリウム、水残化カリ
ウム等のそして好ましくは12以上のPHを有する少
くとも一つの水溶液を含み、そして最も好ましく
は組成物が展開されそして乾燥される時に、比較
的堅くかつ比較的安定なフイルムを形成する型式
のフイルム形成性材料を構成する粘度向上剤を含
む。好適なフイルム形成性材料は高分子量重合
体、例えばアルカリ性溶液に対して不活性である
重合体水溶性エーテル、例えばヒドロキシエチル
セルロース又はナトリウムカルボキシメチルセル
ロースを含む。他のフイルム形成性材料又は粘度
を増加する性能が長期間の間溶液で置かれた場合
でも実質上影響されない粘稠剤も利用することが
可能である。このフイルム形成性材料は好ましく
は約24℃の温度で100cps以上の、そして好ましく
はこの温度で100000ないし200000cpsのオーダー
の粘度を組成物に付与するような適当な量で処理
組成物に含有される。 特に有用な具体例では、この透明な重合体支持
体は少量の顔料、例えばカーボンブラツクを含有
して透明支持体内の内部反射によりそして写真層
を保持する支持体表面から、縁の上に入射の活性
光が続いて出ることにより光パイピングによるか
ぶり形成を阻止する;この要素はベルギー特許第
777407号に記載される。この透明な支持体は有益
には紫外線吸収剤を含有する。 本発明を例示する目的のために、実施例1と比
合物をグラフト共重合体の溶液と混合することそ
してこの混合物をタイミング層の上に被覆して受
像成分を完成することによつて前記の構造を構成
する受像成分の受像層の中に実施例1の化合物の
試料の溶液を配合した。 透明な4ミル(0.1mm)ポリエチレンテレクタ
レートフイルムベースに下記のものを連続して被
覆した: 1 重合体酸層として、約2500mg/ft2(26900
mg/m2)の適用範囲で被覆されたポリエチレン
の一部ブチルエステル/無水マレイン酸共重合
体約9部とポリビニルブチラール1部の混合
物; 2 500mg/ft2(5380mg/m2)の適用範囲で14:
1比のブチルアクリレート、ジアセトンアクリ
ルアミド、スチレン及びメタクリ酸の60−30−
4−6テトラ重合体とポリビニルアルコールを
含有するタイミング層; 3 受像層を供するように300mg/ft2(3228mg/
m2)の適用範囲で被覆される、各々2.2/1/
2.2の重量比でヒドロキシエチルセルロース上
でグラフトされる4−ビニルピリジンとビニル
ベンジルトリメチルアンモニウムクロリドのグ
ラト共重合体、そして11mg/ft2(118mg/m2
の適用範囲で選択された染料化合物を含有する
(染料粒子はコーテイングに存在した)。 染料化合物を含有する受像成分を一片のゼラチ
ン被覆マイラーの上に置き、そして赤(R)、緑
(G)及び青(B)に対する透過密度を透過濃度計で記録
した。次に数滴の水性1N KOHをこのゼラチン
シールに加え、そして受像成分をゼラチンシート
に軽く押しつけて染料化合物を“ブリーチ”し
た。約60秒後、この“サンドイツチ”の赤(R)、
緑(G)及び青(B)に対して透過密度を再び記録した。
結果を下記に示す。 透 過 密 度 ブリーチング前 ブリーチング後 0.19 0.06 0.05 0.02 0.00 0.02 光ビームの中で2片のゼラチン被覆マイラーで
R、G、Bに対してこの濃度計を0.00にセツトし
た。 これらの結果から、本願の染料は特定の波長範
囲内で輻射線を吸収することに有効でありそして
水性アルカリで処理した時に“ブリーチされ”即
ち脱色されることが判る。 種々の溶媒が写真製品の受像層又は他の適当な
層に染料を分散させるために使用できること、そ
して有用溶媒を一定の化合物に対して容易に選択
できることは認められよう。また陰イオンが多分
感光性材料に悪い効果を有する場合にはこの染料
はハロゲン化銀乳剤(複数)以外に配置され、そ
して一定の基算又は結合剤中の染料の移動度に応
じて、特に写真製品が使用前に高温高湿の条件を
受ける場合には、染料の移動を阻止するため、不
動化基又は基質に媒染する基を使用することが望
ましいことは了解されよう。 また本願の染料をカラーバランスを補正するた
めに使用すること、例えば感光性要素が多色階段
楔に露出されそして一定のプロセス処理組成物と
受像要素で拡散転写が処理される多色拡散転写フ
イルムユニツトに使用することは認められよう。
次に生成する多色転写像(試料像)の青、緑及び
赤DlogE曲線を作る。これらのDlogE曲線の試験
は個々のDlogE曲線が所望の曲線形状から離れる
方式と程度をカラー写真センシトメトリーで当業
者に示す。この試験から日常の分析と実験により
更に望ましいカラーバランスを得るためにどの波
長範囲についてどの位のろ光が必要かどうかを決
定できる。試料像を得る際に使用するものと同一
の感光性要素、受像要素及び処理組成物を有す
る、別のフイルムユニツトの感光性要素に、次に
試料像のDlogE曲線において所望の変化を得るた
めに必要であると推定されるカラーと密度の従来
の色補正フイルター(複数)を通して同一の露出
を与える。次に生成する試験多色転写像の青、緑
及び赤DlogE曲線を作りそして試料と比較する。
所望のDlogE曲線形状変化を生ずるのに最も有効
なカラーろ光を決定するため一つ以上の“試験”
を必要とする一方、この試験は迅速にかつ容易に
行なわれる。適正なカラーろ光を決定した時に
は、適当な波長範囲(複数)で光を吸収する単数
又は複数の色補正染料を含有する層を、必要な密
度を供するように計算された適用範囲で透明支持
体の上に被覆する。この“試験”色補正染料層を
露出通路に置きそして前の露出試験を繰返した。
生成する多色転写像のDlogE曲線の分析は拡散転
写フイルムユニツトへ対応する色補正染料層を配
合する前にスペクトル吸収範囲と密度において、
あるとしたら、どんな変化が行なわれるかを示
す。 本願の染料(複数)を含有する層を通して露光
は“ろ光する”、即ち前記の色補正染料(複数)
によつて吸収される光により露出可能なハロゲン
化銀層(複数)へ与えられる露出を減ずることに
有効であること、そして本発明の一つ又はそれ以
上の染料が所望のカラーバランスを得るため個々
の赤、緑及び青H及びD曲線の一つ、二つ又は全
部の三つで変化を行なう他のフイルター染料と共
に使用できることは認められよう。本願の染料は
染料層(複数)を通して露光に続いて処理中染料
(複数)を脱色することが望ましい拡散転写及び
他の写真フイルムユニツトにおいて特別の有用性
を見出すが、本願の染料はまた染料密度を転写又
は最終像に寄与させないように染料が配置される
拡散転写及び他のフイルムユニツトにも使用でき
る。露光がそこを通して行なわれたフイルター染
料層が転写部の一部ではない場合、又は最終像が
特定の一体ネガ−ポシ反射プリント構造における
ように見ることからマスクされる場合には、この
“脱色されない”フイルター染料は転写像を含有
する受像層に非拡散性でなければならない。この
必要な非拡散性の特性は適当な媒染剤の使用、長
鎖“バラスト”又は“アンカー”置換基及び/又
は他の当業者に公知の技術の使用により得られ
る。 前記の実施例に示したように、一体拡散転写フ
イルムユニツトでは、色補正染料(複数)は受像
層に配合できる。色補正染料(複数)の配置の選
択は主として製造工程のどの段階でこの色補正染
料を配合かを決定することに依存している。容易
に明らかなように、別の層に色補正染料(複数)
の供給は成分が十分に“熟成した”後に変更を許
す利点を有しかつまたポジ成分の同一のロツトの
一部の異なる変更を許す。 種々の層のための支持体は有用である当業者に
公知の型式の何れでもよい。一体ネガ−ポジ反射
プリントが得られる好適具体例では、この支持体
は寸法上安定でありそして前後参照した特許に記
載されるようにポリエチレンテレクタレート又は
他の重合体フイルムベースでよい。 第2図に示した型式のフイルムユニツトの露出
と処理に続いて形成された転写像が対象物の幾何
的反転像であることは認められよう。従つて、幾
何的非反転転写像に供するために、このフイルム
ユニツトの露出は像反転光学系を通して、例えば
ダクラズ・ビー・テイフアニー(Douglass B.
Tiffany)に1969年6月3日特許された米国特許
第3447437号に記載されるように、鏡光学を利用
する像反転光学系を有するカメラにおけるように
行なわれるべきである。 表現に“ポジ像”を使用した場合には、この表
現は厳密な意味で解釈されるべきではなく、その
理由はこれはポジ−ネガの意味では感光性乳剤層
中の像に関して反転されるように受像層に生じた
像を定義することで、主として例示の目的のため
に使用される。“ポジ像”に対する別の意味の例
として、感光性要素がネガ透明画を通して活性光
に露出されることを仮定せよ。この場合には、感
光性乳剤層中の潜像のポジでありそして受像層に
生じた染料像がネガである。この表現の“ポジ
像”は受像層に生じたこのような像、並びに写さ
れた対象物の“ポジ像”を供するように直接ポジ
ハロゲン化銀乳剤の使用により得られる転写像を
カバーするものである。 本願のキサンテン染料は転写像が永久積層物の
一部として現像された感光性要素と共に保持され
る一体拡散転写フイルムユニツトに適用されるも
のとして例示されたが、本発明のキサンテン染料
は銀又は染料の何れかで転写像が処理に続いて現
像感光層(複数)から分離される拡散転写フイル
ムユニツトにおいてハレーシヨン防止、色補正又
は他のろ光層(複数)を供するように使用できる
ことは了解されよう。像染料供給材料は好ましく
は染料現像剤であるが、染料転写像を供するため
他の型式の像染料及び染料中間体を使用できるこ
とは認められよう。 拡散転写写真製品及び方法におけるその有用性
の外に、本発明のキサンテン染料はまた従来の写
真材料のフイルター層に、例えば従来のネガでハ
レーシヨン防止又は色補正層に使用でき、そして
所望のろ光効果を与えるのに十分な量で適当な層
(複数)に配置できる。所望のろ光効果のためキ
サンテン染料の選択と配合は従来の技術を使用し
て公知の方式で行なわれそして当業者の技術内で
十分である。例えば色補正目的のためには選択さ
れた染料(複数)は特定の波長範囲内の光、例え
ば青、緑又は赤の光、又は幾つかの波長範囲の組
合わせ内の光を吸収でき、そして露光が行なわれ
る層に配置できる。実際に、一つのハロゲン化銀
乳剤が他のものより多くの露出ろ光を受けるよう
な比率で二つの異なる波長範囲の光をフイルター
することが一定の場合には望ましい。拡散転写フ
イルムユニツトにおけるように、色補正のため選
択された染料(複数)は有益には感光性要素が
“成熟”まで熟成した後に、即ち製造された感光
性要素のセンシトメトリーが時と共に著しくもは
や変化しない時に適用される。本願の染料をハレ
ーシヨン防止の目的のために使用する場合には、
これらは例えば感光層(複数)を保持する支持体
の片側又は両側の層に配合でき、そして光学フイ
ルター剤として使用する場合には、勿論、感光層
(複数)の像状露出又は最終像を見ることを妨害
することなく、周辺光中で処理の間後露出かぶり
を阻止するようにこれらは配置されよう。
【図面の簡単な説明】
第1図は脱色可能なハレーシヨン防止染料層と
して本発明のキサンテン化合物を配合する拡散転
写フイルムユニツトの略示、拡大断面図である。
第2図は受像層中の色補正フイルター染料として
本発明のキサンテン化合物を配合する別の拡散転
写フイルムユニツトの略示、拡大断面図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 支持体及びこの支持体上に保持された少くと
    も一つの感光性ハロゲン化銀乳剤層を含む複数の
    層を包含してなり、この層の少くとも一つが式: (式中、Xは【式】又は 【式】であり、ここでR′は アルキルであり;Yはニトロ;シアノ;−
    SO2CH3;【式】 【式】COCH3;及び−SO2N (CH2Ph)2からなる群から選ばれた電子吸引性
    基でありそしてAは陰イオンである)を有する着
    色キサンテン化合物を含有することを特徴とする
    写真製品。 2 前記の着色化合物が前記のハロゲン化銀乳剤
    層(複数)と前記の支持体の同一の側部上のプロ
    セス処理組成物浸透性層中に配置される特許請求
    の範囲第1項に定義した写真製品。 3 順次に、前記の支持体、前記の感光性ハロゲ
    ン化銀乳剤層及び前記の着色化合物を含有する前
    記の層を含む特許請求の範囲第2項に定義した写
    真製品。 4 前記の支持体又は第二の支持体の上に保持さ
    れ、そしてハロゲン化銀現像剤とハロゲン化銀溶
    媒を提供する水性アルカリプロセス処理組成物の
    適用の際に銀拡散転写像を受入れるように配置さ
    れた銀沈殿性層を含む特許請求の範囲第3項に定
    義した写真製品。 5 順次に、前記の支持体、加法多色スクリー
    ン、前記の銀沈殿性層、前記の感光性ハロゲン化
    銀乳剤層及び前記の着色化合物の前記の層を含
    み、前記の支持体が透明である特許請求の範囲第
    4項に定義した写真製品。 6 前記の支持体が透明でありそして前記の着色
    化合物が前記の支持体と前記のハロゲン化銀乳剤
    層(複数)の間の層に配置される特許請求の範囲
    第2項に定義した写真製品。 7 更に前記の支持体と反対の表面上で前記の支
    持体から最も外側の感光性ハロゲン化銀乳剤層上
    に被覆された前記の着色化合物の層を含む特許請
    求の範囲第2項に定義した写真製品。 8 前記のハロゲン化銀乳剤層が赤色感光性ハロ
    ゲン化銀乳剤、緑色感光性ハロゲン化銀乳剤及び
    青色感光性ハロゲン化銀乳剤であり、各前記の乳
    剤層がそこに像染料供給材料を結合させた特許請
    求の範囲第2項に定義した写真製品。 9 前記の着色化合物が式: (式中Aは陰イオンである)を有する特許請求の
    範囲第1項に定義した写真製品。 10 赤色感光性ハロゲン化銀乳剤層、緑色感光
    性ハロゲン化銀乳剤層及び青色感光性ハロゲン化
    銀乳剤層を保持する第一の支持体を含む第一のシ
    ート状要素、前記のハロゲン化銀乳剤層はそこに
    各各シアン像染料提供材料、マゼンタ像染料提供
    材料及びイエロー像染料提供材料を結合させ;第
    二の支持体を含む第二のシート状要素;前記の第
    一及び第二のシート状要素は最も外側である前記
    の支持体と共に、積重ね関係にあり、又は重合せ
    関係に導かれるのに適し;前記の支持体の少くと
    も一つはそこを通して前記のハロゲン化銀乳剤の
    露出を許すよう透明であり;水性アルカリ処理組
    成物を放出可能に保有する破壊可能なコンテナ
    ー、この破壊可能なコンテナーは前記の支持体に
    より保持される一対の予定された層の間に前記の
    処理組成物を放出することができるように配置さ
    れ;前記の支持体の一つにより保持される受像
    層;そして着色キサンテン化合物が前記の支持体
    の一つにより保持される処理組成物浸透性層に配
    置され、前記のキサンテン化合物が式: (式中Xは【式】又は 【式】であり、ここでR′は アルキルであり;Yはニトロ;シアノ;−
    SO2CH3;【式】 【式】COCH3;及び−SO2N (CH2Ph)2からなる群から選ばれた電子吸引性
    基でありそしてAは陰イオンである)を有するこ
    と;を含む多色拡散転写像を形成するための写真
    製品。 11 前記のハロゲン化銀乳剤層の露光がそこを
    通して行なわれるように前記の着色化合物が配置
    される特許請求の範囲第10項に定義した写真製
    品。 12 前記の第二の支持体が透明でありそして前
    記の受像層と前記の光スクリーニング染料が前記
    の第二のシート状要素の前記の透明な第二の支持
    体により保持される特許請求の範囲第11項に定
    義した写真製品。 13 前記の製品が前記の受像層と前記のハロゲ
    ン化銀乳剤の間に白色顔料の層を提供する手段を
    含む特許請求の範囲第10項に定義した写真製
    品。 14 白色顔料の層を供する前記の手段が前記の
    処理組成物に分散された白色顔料を含む特許請求
    の範囲第13項に定義した写真製品。 15 白色顔料の層を提供する前記の手段が白色
    顔料のプレフオームド層を含む特許請求の範囲第
    13項に定義した写真製品。 16 前記の着色化合物が前記の受像層に配置さ
    れる特許請求の範囲第12項に定義した写真製
    品。 17 前記の着色化合物が白色顔料の前記のプレ
    フオームド層に配置される特許請求の範囲第15
    項に定義した写真製品。 18 各前記の像染料提供材料が像染料及び像染
    料中間体から選択される像染料提供材料である特
    許請求の範囲第10項に定義した写真製品。 19 各前記の像染料提供材料が染料である特許
    請求の範囲第18項に定義した写真製品。 20 各前記の染料が染料現像剤である特許請求
    の範囲第19項に定義した写真製品。 21 前記の第一及び第二のシート状要素が重ね
    合せ関係にある特許請求の範囲第10項に定義し
    た写真製品。 22 前記の第二のシート状要素が前記の第一の
    シート状要素と重ね合せられるのに適している特
    許請求の範囲第10項に定義した写真製品。 23 前記の第一の支持体が不透明である特許請
    求の範囲第12項に定義した写真製品。 24 前記の第一及び第二の支持体が透明である
    特許請求の範囲第11項に定義した写真製品。 25 前記の着色化合物が式: (式中Aは陰イオンである)を有する特許請求の
    範囲第10項に定義した写真製品。
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