JPS6391996A - エレクトロルミネツセンス素子による表示装置 - Google Patents

エレクトロルミネツセンス素子による表示装置

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JPS6391996A
JPS6391996A JP61236576A JP23657686A JPS6391996A JP S6391996 A JPS6391996 A JP S6391996A JP 61236576 A JP61236576 A JP 61236576A JP 23657686 A JP23657686 A JP 23657686A JP S6391996 A JPS6391996 A JP S6391996A
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JP
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light
thin film
layer
voltage
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JP61236576A
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隆三 深尾
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Maxell Ltd
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Hitachi Maxell Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、卓上形や壁掛は形のデジタル式駕子時計、
音響機器その他の電気製品に付属するデジタル式時計や
操作パネルの如き視覚表示部などに利用される表示装置
、とくに二重絶縁形のエレクトロルミネッセンス素子に
よる表示装置に関する。
[従来の技術] 従来のデジタル式電子時計などの表示部には、一般的に
液晶、発光ダイオード(LED)、螢光表示管(VFD
)などを利用した表示装置が汎用されている。
ところが、液晶による表示装置は、低電圧駆動できる利
点があるが、受光形であるために夜間の暗闇では視認で
きず、かつ視野角が狭いことから表示品質が悪いという
欠点がある。また発光ダイオードや螢光表示管による表
示装置は、発光形であるが表示品質が不充分で見にくく
、かつ構造的に薄形化が困難であるという欠点がある。
これらに対し、エレクトロルミネッセンス(以下、EL
という)素子は、一般に透明基板上に設けた透明電極き
これに対向する背面電極との間に発光体層および絶縁層
が配設された構造を備え、上記両電極および両層が真空
蒸着などで薄膜状として積層形成できることから、表示
装置の薄形化に適しており、かつ発光形表示で鮮明な表
示が得られ、表示品質にすぐれるという利点がある(文
献不詳)。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、従来汎用のEL素子は、発光の実用輝度
(50Cd/m’以上)を得る駆動電圧が交流正弦波駆
動で通常150〜200Vと高いことから、これを用い
た表示装置では該EL素子を商用100V電源(関東5
0KHz、関西60 KHz)に直結した場合には発光
せず、したがって電圧を上記駆動電圧まで増大させる昇
圧回路などの付属機構を組み込む必要があり、これによ
って表示装置の複雑化および高コスト化を招くとともに
装置の小型化が困難になるという問題点があった。
この発明は、上記従来の問題点を解決するためになされ
たもので、商用100v電源に直結した場合でも充分な
実用輝度の発光が得られるE L素子を利用した表示装
置を提供するどとを目的としている。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明者は、上記目的を達成するために鋭意検討を重
ねた結果、二重絶縁形のE L素子における発光体層を
構成する発光体が硫化亜鉛の母材に発光付活剤としてマ
ンガンまたは/およびフッ化テルビクウムを含むもので
ある場合に、この発光体層の両側の絶縁層を特定の絶縁
膜にて構成したとき、発光開始電圧が著しく低くなり、
かつ輝度−電圧特性、の立ち上がりが急峻である、つま
り電圧増加に伴う発光輝度の上昇が非常に大きくなり、
低電圧駆動により高輝度が達成され、このEL素子を利
用した表示装置が商用100Vi源に該EL素子を直結
しても充分な発光輝度が得られることを知り、この発明
をなすに至った。
すなわち、この発明は、表示側の透明電極とこれに対向
する背面側の電極との間に、発光体層とこれを両側から
挾む第1および第2の絶縁層が配設されてなるEL素子
による表示装置において、表示側の第1の絶縁層がチタ
ン酸鉛薄膜にて構成され、背面側の第2の絶縁層が厚さ
2,000λ以下の窒化シリコン薄膜にて構成され、発
光体層が硫化亜鉛の母材に発光付活剤としてマンガンま
たは/およびフッ化テルビウムを含んでなる発光体より
形成され、かつ商用100vの電圧下で駆動可能である
ことを特徴とするEL素子による表示装置に係る。
〔発明の構成・作用] 第1図は、この発明の表示装置に使用されるEL素子の
構造例を示すものである。
同図において、1はガラスなどの透光性材料からなる基
板であり、この基板1上に順次、インジウム−スズ複合
酸化物(以下、ITOという)などの透明性導電材料か
らなる厚さ1,000〜3,000A程度の表示側の透
明電極2、チタン酸鉛薄膜からなる厚さ3,000〜6
.000Å程度の表示側の第1の絶縁層3、硫化亜鉛(
ZnS)の母材に発光付活剤としてマンガン(Mn)/
およびフッ化テリビウム(TbF3)を含む発光体から
なる厚さ3,000〜8.0OOA程度の発光体層4、
窒化シリコン薄膜からなる厚さ2,000λ以下の背面
側の第2の絶縁層5 、Al薄膜やITO膜からなる厚
さ500〜3.000Å程度の背面電極6、が積層形成
されている。
そして、背面電極6は表示パターンに応じた形状にパタ
ーン化されており、たとえばデジタル方式の電子時計な
どで数字標示を行う場合、上記パターンとして第2図で
示すように各数字表示単位10が7つのセグメン)10
aに分画された8字形パターンが一般的に採用される。
上記構成のEL素子では、透明電極2を共通電極として
これと所要のセグメンhloaに対応する背面電極6と
の間に、発光体層4にその発光開始しきい値電界を越え
る電界がかかりうる交流電圧を印加することにより、発
光体層4の上記セグメン)10aに対応する部分が発光
し、この発光が基板1を通して所定の表示パターンで視
認される。なお、この表示パターンは第2図の8字形の
数字表示単位10によればO〜9のすべての数字を表わ
すことができる。また、表示色は、発光体層4に用いら
れた発光体の固有発光色、つまり上記発光付活剤がマン
ガンの場合は黄橙色、フッ化テルビウムの場合は緑色で
ある。
そして、このようなEL素子は、上記構成から明らかな
ように二重絶縁形であることから、発光有 体層の片側のみに絶縁層を2する半絶縁形のものに比べ
て一般に発光効率がよいとともに絶縁破壊を生じにくく
安定性がよいとされるが、両側絶縁層がY2O3、Al
2O3,5in2などからなる従来汎用の二重絶縁形E
L素子に比較しても、たとえば後述する実施例1,2で
用いたEL素子の輝度−電圧特性を示す第3図の曲線A
、 、 A2と比較例1で用いたEL素子の同特性を示
す曲線B1との対比で示されるように、発光開始電圧が
大幅に低くかつ到達輝度が高く、加えて上記特性曲線の
立ち上がりが急峻であり、実用輝度(50Cd/m”以
上)を得る駆動電圧が著しく低下するという特徴を備え
る。
したがって、上記構成のEL素子を利用したこの発明の
表示装置は、EL素子を商用100V電源(関東5−O
KHz、関西60KHz)に直接に接続した形で充分な
実用輝度の発光表示がなされ、従来のEL素子による表
示装置の如き昇圧回路などの電圧増大機構の付設が不要
であり、この付設による構造複雑化を回避でき、小型化
に適している。
なお、この表示品質は液晶、発光ダイオード、螢光表示
管などを利用した表示装置に比べて格段にすぐれている
この発明で使用するE L素子が上述の如く非常に低い
駆動電圧で実用的な高い発光輝度を示す理由は、明確で
はないが、表示側の第1の絶縁層3を構成するチタン酸
鉛(PbTiOi)が誘電率約100の強誘電体である
ことから、これが駆動電圧の低下に大きく貢献する一方
、背面側の第2の絶縁層5を構成する窒化シリコン薄膜
が極めて緻密で絶縁性の高いものであって、2.000
Å以下の薄い厚みを有するために、電極2,6間の総厚
が減少して低い印加電圧でも発光体層に大きな電界がか
かることにあると推測される。
なお、上記の点からすれば低電圧駆動のために第1およ
び第2の絶縁層をともにチタン酸鉛薄膜で構成すること
が考えられるが、チタン酸鉛薄膜の形成には高周波スパ
ッタリング法などで基板部2度を600’C程度の高温
とする必要があることから、一般に基板側から順次各層
を形成するEL素子の製造においてチタン酸鉛薄膜から
なる第2の絶縁層を形成する際、その被着面となる先に
形成されている発光体層4が上記高温によって変質して
発光特性の劣化を招くことになる。
これに対して、この発明のように第2の絶縁層5を窒化
シリコン薄膜にて構成する場合、この薄膜形成に際して
基板温度をさほど高くする必要のないプラズマCVD法
や光CVD法を採用でき、しかも形成される薄膜が欠陥
の少ない極めて緻密なものとなることから、Y2O3、
AI!203、SiO2の如き従来の絶縁材料を使用す
る場合に必要とされる膜厚(最低3.000Å、通常は
4,000〜6,000A程度)よりも遥かに薄い2.
000Å以下の膜厚とでき、これによる前記の駆動電圧
の低下が可能になるという利点がある。
ここで、上記の窒化シリコン薄膜からなる第2の絶縁層
5の形成には、上述の如くプラズマCVD法や光CVD
法を採用できるが、とくにプラズマCVD法が好適であ
る。このプラズマCVD (Chemical  Va
por  Depositin;化学的気相成長)法と
は、複数のガス化成分をチャンバー内に導き、高周波放
電によって上記成分をプラズマ化し、このプラズマ相互
を基板上で反応させて膜成長を行わせるもので、窒化シ
リコン薄膜の場合にはソースガスとしてシラン(S I
H4)ガスとアンモニア(NH3)ガスが使用される。
そして、このプラズマCVD法では、とくに−方の反応
成分であるシランガスを水素ガスで希釈して用い、かつ
アンモニアガス/シランガスの流量比(容量)を5以七
とするのがよく、これらによって形成される窒化シリコ
ン薄膜が極めて緻密でかつ絶縁性にすぐれるものとなり
、第2の絶縁(至)5を前記2.000Å以下とするの
に好適である。
これは、シランガスが水素ガスで希釈されていることに
より、気相中におけるケイ素原子相互間の結合力が水素
によって封じられ、プラズマ化したケイ素成分が微視的
にも雰囲気中で偏在せずに理想的な均一分散状態で存在
することになり、これによって希釈ガスとしてアルゴン
ガスなどの不活性ガスを用いた場合よりも極めて緻密な
薄膜が形成されるとともに、シランに対するアンモニア
の濃度が高いことにより、膜組成が絶縁耐圧の大きいS
 i3 N4の理論組成比に近くなることによる、と推
測される。
上記プラズマCVD法において使用するシランガスの水
素ガスによる希釈量は、この希釈されたガス全13(S
iH4+H2)中のシランガス量が2〜20容量%、と
くに好ましくは5〜15容量%を占める範囲とするのが
よい。またアンモニアガス/シランガスの流量比(容積
)は、前記の如く5以上、好tしくは6〜8の範囲とす
るのがよい。この流量比が小さすぎると、窒化シリコン
薄膜中の窒素成分が不足してその絶縁性が不充分になる
なお、プラズマCVD法の各条件としては、チャンバー
内の雰囲気は真空度0.5〜1.5Torr程度、プラ
ズマ化を行う高周波電源の出力は25〜250W程度、
基板温度は200〜350°C1膜成長速度は20〜2
00A/′分程度がよい。
かくして形成される窒化シリコン薄膜からなる第2の絶
縁層5の厚さは、前記の如<2.000Å以下であるが
、とくに200〜1.000Åの範囲が好ましい。この
厚さが2.000Åより大きくなると、前記した駆動電
圧の低下を果たせなくなる。
また、チタン酸鉛薄膜からなる第1の絶縁@3は、既述
のように高周波スパッタリング法によって形成できる。
この高周波スパッタリング法の条件としては、真空度1
.5〜3X10  Torr程度、高周波電源の出力1
〜2 K’、V程度、基板温度600〜650°C1膜
成長速度50〜20OA/分程度とするのがよい。そし
て、この膜厚は前記の如く3.000〜6.000Å程
度であり、薄すぎるとEL素子の耐絶縁破壊特性が低下
して低寿命化を招き、逆に厚すぎると前記の駆動電圧の
低下効果が不充分となる。
一方、この発明では発光体層4を形成する発光体として
既述のように硫化亜鉛の母材にマンガンまたは/および
フッ化テルビウムからなる発光付活剤を含むものを使用
する。すなわち、このような発光体は発光開始しきい値
電圧が低くかつ到達輝度が高いという特徴を有するため
、これを用いた発光体層4と前記の第1および第2の絶
縁層とを組み合わせることにより、この発明の表示装置
においてEL素子を商用100V電源に直結して充分な
実用輝度の発光を得ることが可能になる。
これに対して、硫化亜鉛の母材に他の発光付活剤、たと
えばフッ化サマリウム(SmF3)、フッ化プラセオジ
ム(PrF3)、フッ化ツリウム(TmF3)、フッ化
ジスプロシウム(DyF3)などを含有させた発光体で
は、上記の実用輝度の発光が得られない。
なお、母材である硫化亜鉛に対するマンガンまたは/お
よびフッ化テルビウムからなる発光付活剤の添加量は、
母材100重量部に対して0.2〜1重量部程度である
このような発光体からなる発光体層4の形成手段として
は、電子ビーム蒸着法の如き真空蒸着法、各種スパッタ
リング法、イオンブレーティング法などの種々の薄膜形
成法を採用可能である。
この発明の表示装置は、上述の如き構成のEL素子を組
み込んで表示部を構成したものであり、既述のようにE
L素子を直接に商用100V電源に接続して駆動させる
ことにより、50Cd/m’以上の充分な実用輝度の発
光による鮮明で見やすい表示がなされるものである。こ
の表示パターンとしては、第2図で示す如きデジタル時
計用などの数字表示用8字形パターンに限らず、各種文
字、記号、模様など多種多様に設定できることは言うま
でもない。また、この発明を適用する表示装置としては
、卓上形や壁掛は形のデジタル式電子時計、音響機器そ
の他の電気製品に付属するデジタル式時計や操作パネル
の如き各種視覚表示部など、種々のものがある。
なお、この発明の表示装置にあっては、EL素子を直接
に商用100V電源に接続する以外に、結線間に可変抵
抗器を介在させて電圧の下方調整つまり表示輝度の低下
方向への調整を行いうる構成としてもよい。これにより
、たとえばデジタル式電子置時計などにおいて昼間用と
夜間用とに切換可能とし、就寝時に枕元に置いた際に暗
闇で識別できる程度に発光輝度を抑えて安眠の妨げにな
るのを防ぐことができる。
[発明の効果] この発明に係る表示装置は、EL素子によって鮮明で見
やすい高品質の表示が暗闇でも視認できる発光形で示さ
れ、しかも上記EL素子が特定の発光体層とこれを両側
から挾む特定構成の絶縁層とを備えた二重絶縁形のもの
であり、低電圧駆動によって高輝度を達成できることか
ら、このEL素子を商用100V電源に直結した状態で
実用輝度の発光表示を行うことができ、従来のEL素子
による表示装置の如く電圧をEL素子の駆動電圧まで増
大させるための昇圧回路などの付属機構が不要であり、
この付属機構による構造複雑化が回避され、装置全体の
小型化および低コスト化が可能になるというすぐれた利
点がある。
〔実施例] 以下、この発明を実施例に基ついて具体的に説明する。
実施例1 厚さ1.1 mの無アルカリガラスからなる基板の一面
にスパッタリング法によりITO膜からなる厚さ2.0
00Åの透明電極を形成したのち、この透明電極上に高
周波スパッタリング法によって厚さ5.000Åのチタ
ン酸鉛薄膜からなる第1の絶縁層を形成し、この上に電
子ビーム蒸着法によってZnS : Mn (重量比1
00:0.5)の発光体からなる厚さ5.000Åの発
光体層を形成し、さらにこの発光体層上にプラズマCV
D法によって厚さ500Aの窒化シリコン薄膜からなる
第2の絶縁層を形成し、最後に第2の絶縁層上に抵抗加
熱蒸着法により第2図で示す如き時分表示パターンに対
応するパターンを有する厚さ2.000ÅのAl薄膜か
らなる背面電極を形成して、第1図で示す構造のEL素
子A1を作製した。
なお、第1の絶縁層を形成する高周波スパッタリング法
は、真空度2X10  Torr、基板温度また第2の
絶縁層を形成するプラズマCVD法は、真空度ITor
r、基板温度250 ’C1高周波(13゜56MHz
)出力250Wにおいて、ソースガスとしてSiH4ガ
スをH2ガスで10容積%濃度に希釈したガスとNH3
ガスとをNH3ガス/SiH,ガスの流量比が7となる
割合で用い、その供給速度を総量で80m1!/分、膜
成長速度100A/分として行った。
つぎに、上記EL素子A1を通電プラグ直結形として電
子時計装置に組み込み、第2図で示すデジタル式時分表
示面を有する電子時計を製作した。
この電子時計を60 KHz (関西)の商用100V
電源に接続して駆動させたところ、輝度80Cd/rr
fの黄橙色発光による鮮明な時分表示が得られた。
実施例2 発光体層を電子ビーム蒸着法によって ZnS:TbF
3(重量比100:0.5)の発光体を用いて厚さ5.
OO,OAに形成した以外は、実施例1と同様にしてE
L素子A2を作製し、このEL素子を用いて実施例1と
同様構成の電子時計を製作した。
この電子時計を60KHz(関西)の商用100V電源
に接続して駆動させたところ、輝度60cd/靜の緑色
発光による鮮明な時分表示か得られた。
実施例3 実施例1で用いたものと同様のEL素子A1を、通電プ
ラグとの結線中に可変抵抗器を介在させて駆動電圧が7
0〜100Vの間で調整可能とした形で電子時計装置に
組み込み、第2図で示すデジタル式時分表示面を有する
昼夜切換型電子時計を製作した。
この電子時計を夜間用動作状聾(EL素子駆動電圧85
V)として60KHz(関西)の商用100V電源に接
続して駆動させたところ、輝度25cd/rn′の黄橙
色発光による明瞭な時分表示が得られた。
比較例1 第1および第2の絶縁層をともに電子ビーム蒸着法にて
形成した厚さ4,000λのY2O3膜とした以外は、
実施例1と同様にしてEL素子B1を作製し、このEL
素子を用いて実施例1と同様にして電子時計を製作した
この電子時計を60KHz(関西)の商用100 V電
源に接続したところ、全く発光せず、時分表示を行えな
かった。
比較例2 第2の絶縁層を電子ビーム蒸着法にて形成した厚さ4.
000ÅのY2O3膜とした以外は実施例1と同様にし
てEL素子B2を作製し、このEL素子を用いて実施例
1と同様にして電子時計を製作した。
この電子時計を60KHz(関西)の商用100V電源
に接続したところ、全く発光せず、時分表示を行えなか
った。
第3図に上記実施例1,2および比較例1,2で使用し
たEL素子A、 、 A2. B、 、 B2の5KH
zの交流パルス電圧による輝度−電圧特性を示す。なお
、図中の各曲線の符号は各EL素子の符号A1〜B2に
対応している。
この第3図の輝度−電圧特性から明らかなように、この
発明の表示装置に用いるEL素子A、、A2は、両側絶
縁層がともにY2O3からなる従来構成のEL素子B1
ならびに背面側の第2の絶縁層を窒化シリコンに代えて
Y2O3としたEL素子B2に比較して、発光開始電圧
が大幅に低く、しかも電圧増加に伴う輝度の上昇が大き
く到達輝度も高く、実用輝度(50cd/m’以上)を
得る駆動電圧を著しく低くでき、商用100Vの電圧下
で充分な発光表示が可能であることが判る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の表示装置に使用するエレクトロルミ
ネッセンス素子の構造例を示す断面図、第2図は上記表
示装置の表示面の構成例を示す平面図、第3図はこの発
明の実施例および比較例の表示装置に使用されたエレク
トロルミネッセンス素子の輝度−電圧特性図である。 2・・・透明電極、3・・・第1の絶縁層、4・・・発
光体層、5・・・第2の絶縁層、6・・・背面電極第1
図 第3m 電 圧  (V)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)表示側の透明電極とこれに対向する背面側の電極
    との間に、発光体層とこれを両側から挾む第1および第
    2の絶縁層が配設されてなるエレクトロルミネツセンス
    素子による表示装置において、表示側の第1の絶縁層が
    チタン酸鉛薄膜にて構成され、背面側の第2の絶縁層が
    厚さ2.000Å以下の窒化シリコン薄膜にて構成され
    、発光体層が硫化亜鉛の母材に発光付活剤としてマンガ
    ンまたは/およびフツ化テルビウムを含んでなる発光体
    より形成され、かつ商用100Vの電圧下で駆動可能で
    あることを特徴とするエレクトロルミネツセンス素子に
    よる表示装置。
JP61236576A 1986-10-03 1986-10-03 エレクトロルミネツセンス素子による表示装置 Pending JPS6391996A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03165493A (ja) * 1989-11-22 1991-07-17 Fuji Electric Co Ltd 2重絶縁薄膜エレクトロルミネセンス装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03165493A (ja) * 1989-11-22 1991-07-17 Fuji Electric Co Ltd 2重絶縁薄膜エレクトロルミネセンス装置

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