JPS6391545A - 導電率と酸導電率の測定方法およびその装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、ボイラ冷却水などの被測定液について導電率
と酸導電率を同時に測定する方法およびその装置に関す
る。

〈従来の技術〉 一般に、火力発電や原子力発電で使用されるタービンを
回転させるための水は、ｐＨ、導電率。

酸導電率、およびヒドラジン濃度等の各種パラメータを
測定しながら管理が行なわれている。特に、導電率と酸
導電率の測定は重要であり、従来、次のようにしてそれ
らの測定が行なわれていた。即ち、−旦、最初の導電率
計で被測定液の導電率を測定したのち、該被測定液をＨ
”Ｃ陽イオン交換樹脂筒に通し、訪問から溶出する被測
定液の幽導電率を二番目の導電率計で測定するようにし
ていた。また、被測定液を二系統に分流し、一方を最初
の導電率計に導びいて該被測定・液の導電率を測定する
と共に、他方をＨ４型陽イオン交換樹脂簡に通し、線部
から溶出する被測定液の―導電率を二番目の導電率計で
測定するようにしていた。尚、酸導電率とは、被測定液
をＨ″壓陽イオン交換樹脂筒に通し、被測定液中の陽イ
オンをＨ＋イオンとイオン交換してのち導電率計で測定
した導電率のことであって、カチオン導電率と呼ばれる
こともある。

〈発明が解決しようとする問題点〉 然し乍ら、上記従来例においては、酸導電率を測定する
のに上記Ｈ′″型陽イオン交換樹脂筒に被測定液を′ａ
統的に通過させる必要があった。このため、上記Ｈ゛型
陽イオン交換樹脂筒内のイオン交換樹脂がＨ゛型でなく
なるための期間が短かく、該イオン交換樹脂を再生させ
たり新品と交換したりする必要があるという欠点があっ
た。また、導電率計を２台必要とするため、装Ｈの製作
コストが高くなったりクロマトグラム表示装置が複雑化
したすする欠点もあった。

本発明はかかる従来例の欠点に鑑みてなされたものであ
り、その目的は、被測定液の必要量が極少量であると共
に上記Ｈ゛型陽イオン交換筒等の交換が不要であるうえ
、導電率計が１台で済み、且つ、被測定液の導電率と酸
導電率が同時に測定できる方法およびその装置を提供す
ることにある。

く問題点を解決するための手段〉 上述のような問題点を解決する本発明の特徴は、被測定
液の導電率および酸導電率を同時に測定する方法および
その装置において、被測定液の導電率を検出し、その後
、該被測定液中の陽イオンをＨ′″型陽イオン交換膜を
用いたイオン交換によってＨ゛イオン交換してのち、被
測定液を搬送する移動相の流路を切換え前記被測定液の
酸導電率を検出するようにしたことにある。

〈実施例〉 以下、本発明について図を用いて詳しく説明する。第１
図は本発明実施例の構成説明図であり、図中、１ａは例
えば純水でなる移動相が貯留されている槽、Ｉｂ、　Ｉ
ｃ、　ＩＣは廃液を貯留する槽、Ｉｄは例えば１５１１
１Ｍ　Ｆ１２ＳＯ４でなるスキャベンジャ液が貯留され
ている槽ｖ２ａ、２ｂはそれぞれ移動相とスキャベンジ
ャ液を送液するポンプ、３は例えば第１〜第６の接続口
３ａ〜３ｆと一定の内容積（例えば１００〜１０００μ
Ｑの中の一定容積）を有する計量管３ｇを有しその内部
流路が実線接続状態と破線接続状態に交互に切換えられ
る試料採取弁、４は例えば第１〜第６の接続口４ａ〜４
ｆを有しその内部流路が実線接続状態と破線接続状態に
交互に切換えられる流路切換弁、５は内部が陽イオン交
換膜チューブ５ａによって内室５ｂと外室５Ｃに区分け
され該外室に■゛イオン含む上記スキャベンジャ液が流
され内室５ｂに被測定液を含むことのある移動相が導び
かれるサプレッサ、６は導？１１率計、７は流路切換弁
４．サプレッサ５．および導電率計６を収納しこれらを
所定温度（例えば４５℃）に保つ恒温槽である。尚、移
動相の導電率は被測定液の導電率に比して通常１／１０
０程度となるように選択され、通常　ｙｔ、　＠ｈ坩）
−１，で蹄＊ｈイ伸田六台スー７のよらな構成からなる
本発明の実施例において、ポンプ２ａが駆動すると、１
ｌｉｌａ内の移動相は、例えば２−／ａｋｉｎ、　（望
ましくは０．５〜２．０　ｍｅ／ｗｉｎ、の中の一定流
量）の流量で、ポンプ２ａ→試料採取弁３の第１および
第２接続口３ａ、　３ｂ→流路切換弁４の第１および第
２接続口４ａ、　４ｂ→導電率計６→流路切換弁４の第
５および第６接続口４ｅ、　４ｆ→サプレツサ５の内室
５ｂ→流路切換弁４の第４および第３接続口４ｄ、　４
ｃを通り、槽１ｂに至る流路で流れる。またポンプ２ｂ
が駆動すると、槽Ｉｄ内のスキャベンジャ液は、例えば
２ｍｉ／ｍｉｎ、の流量で、ポンプ２ｂ→サプレツサ５
の外室５ｃ→槽１ｅに至る流路を流れる。更に、被測定
液が、試料採取弁３の接続口３ｅから注入され、接続ロ
３ｆ→計量管３ｇ＋接続ロ３ｃ→接続口３ｄ→槽１ｃの
経路で流れ、計量管３ｇ内を満たす。この状態で、試料
採取弁３がオンにされると、その内部流路が実線接続状
態から破線接続状態に切換えられる。このため、計量管
３ｇ内の被測定液は、移動相によって導電率計６に搬送
されその導電率が検出される。該導電率計６から流出し
た被測定液は移動相によってサプレッサ５の内室５ｂに
搬入され、陽イオン交換膜チューブ５Ｎを介して外室５
ｃ内のスキャベンジャ液と接液し、該被測定液中の陽イ
オンがＨ＋イオンと交換される。サプレッサ５の内室５
ｂから流出した被測定液は再び移動相によって搬送され
るが、ここで流路切換弁４をオンにしその内部流路を実
線接続状態から破Ｕ接続状態に切換えると、サプレッサ
５の内室５ｂからの流出液は導電率６に導びかれ該導電
率計によって皺導電率が検出されるようになる。

第２図は上述のようにして検出された導電率計６の検出
信号を図示しない記録計に導いて描かせたクロマトグラ
ムであり、図中、横軸は時間Ｔ（単位は分）を示し縦軸
は導電率′Ｕ（単位はμＳ／ｃｌｌ＋）を示している。

また、Ａは被測定液の導電率を示しており、Ｂは被測定
液の酸導電率を示している。尚、第２図は被測定液とし
て塩化ナトリウム（ＮａＣｆｆｉ）溶液０．２８ミリ当
量／ｌｌ！をｌｏｏμｊｌ注入して得られたクロマトグ
ラムである。第２図のクロマトグラムから明らかなよう
に、本発明実施例によれば、被測定液の導電率と酸導電
率がピークＡ、Ｈに基いて正確に測定できるようになる
。

〈発明の効果〉 以上詳しく説明したような本発明によれば、被測定液の
必要量が極めて少量であると共にＨ９壓陽イオンカラム
等の交換が不要であるうえ、導電率計が１台で済み、且
つ、被測定液の導電率と酸導電率が同時に測定できる方
法およびその装置が実現する。即ち、試料採取弁３の計
量管３ｇを満たすに十分なＪｉ（通常１００〜１０００
μＱ）の被測定液が必要なだけであるため、被測定液の
必要量が前記従来例の場合に比して極めて少ない。また
、サプレッサ５の外室５ｃにおいては常時スキャベンジ
ャ液が流れていて陽イオン交換膜チューブ５ａがＨ″型
に保たれているため、前記従来例のＨ′″壓陽イオン交
換樹脂筒のような再生操作や交換が不要である。更に、
流路切換弁４の切換えにより、同一の導電率計６を用い
て同一被測定液の導電率と際導電率を測定するため、被
測定液の導電率と置溝電率を同時に測定できる。尚、上
記導電率計６は、被測定液中の陰イオンや陽イオンを測
定するために使用される通常の導電率計で共用すること
も可能である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明実施例の構成説明図であり、第２図は本
発明実施例を用いて作成したクロマトグラムである。 Ｉａ〜１ｅ・・・樽、２ａ、　２ｂ・・・ポンプ、３・
・・試料採取弁、４・・・流路切換弁、６・・・導電率
計、５・・・サプレッサ、７・・・恒温槽。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）被測定液を一定量採取し該被測定液の導電率を検
   出し、その後、該被測定液中の陽イオンをＨ＾＋型陽イ
   オン交換膜を用いたイオン交換によってＨ＾＋イオンと
   交換してのち被測定液を搬送する移動相の流路を切換え
   前記被測定液の酸導電率を検出することにより、前記被
   測定液の導電率と酸導電率を同時に測定することを特徴
   とする導電率と酸導電率の測定方法。
2. （２）被測定液を一定量採取する試料採取弁と、導電率
   を測定する導電率計と、内部が陽イオン交換膜チューブ
   によって内室と外室に区分けされ該外室にＨ＾＋イオン
   を含むスキャベンジャ液が流されると共に内室に被測定
   液を含むことのある移動相が導びかれるサプレッサと、
   前記導電率計から流出した流体が前記サプレッサの内室
   に導びかれる第１状態と該内室から流出した流体が前記
   導電率計に導びかれる第２状態とが交互に切換えられる
   ように前記移動相の流路を切換える流路切換弁とを具備
   してなる導電率と酸導電率の測定装置。