JPS6391098A - ポリエーテル抗生物質を使用する細菌の鑑別用組成物並びに分析要素及び鑑別方法 - Google Patents

ポリエーテル抗生物質を使用する細菌の鑑別用組成物並びに分析要素及び鑑別方法

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JPS6391098A
JPS6391098A JP62236413A JP23641387A JPS6391098A JP S6391098 A JPS6391098 A JP S6391098A JP 62236413 A JP62236413 A JP 62236413A JP 23641387 A JP23641387 A JP 23641387A JP S6391098 A JPS6391098 A JP S6391098A
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ペギー ウッドラフ シカノウィツ
ロバート トロコニス ベリー
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Eastman Kodak Co
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    • C12Q1/02Measuring or testing processes involving enzymes, nucleic acids or microorganisms; Compositions therefor; Processes of preparing such compositions involving viable microorganisms
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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    • C12QMEASURING OR TESTING PROCESSES INVOLVING ENZYMES, NUCLEIC ACIDS OR MICROORGANISMS; COMPOSITIONS OR TEST PAPERS THEREFOR; PROCESSES OF PREPARING SUCH COMPOSITIONS; CONDITION-RESPONSIVE CONTROL IN MICROBIOLOGICAL OR ENZYMOLOGICAL PROCESSES
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は臨床化学に関し、更に詳しくは生存グラム陽性
菌及び生存グラム陰性菌を鑑別する組成物、要素及び方
法に関する。
以下余白 (従来の技術〕 すべての細菌は、グラム染色反応に基づいて1種又は2
種、グラム陽性菌又はグラム陰性菌のいずれかに分ける
ことができる。従って、グラム反応は、細菌の同定にお
ける重要な鍵となる試験法である。更に、グラム陽性菌
とグラム陰性菌とは、一般に構造上及び化学的に相違す
るので、一方の種類によって起こる感染を治療するには
、他の種類によって起こる感染を治療するため使用する
のとは異なるスペクトルの抗生物質を使用する。従って
、感染微生物のグラム反応を知っていることは、適切な
治療の決定に重要である。
一般に、グラム染色反応は、熱固定生物学的標本を含む
ガラススライド上で実施される4段階染色操作法である
。この操作は、時間を浪費し、労力を要する。グラム染
色が異なる結果を生じることがあり、正確なタイミング
及び注意深い技法に著しく依存することは周知である。
更に、操作を自動化するのは困難である。
米国特許第4.525.453号明細書には、アニオン
界面活性剤を使用する、改良された鑑別方法が記載され
ている。この文献によれば、アニオン界面活性剤はある
種の還元性化合物を還元するグラム陽性菌の能力を選択
的に抑制する。上記の文献に好ましいと教示されている
界面活性剤の一つは、ターギトール(TERGITOL
)  7という商標の下に市販されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、前記の文献に教示されているアニオン界
面活性剤は、広範な還元性化合物を用いて微生物を有効
に鑑別しないことが判った0例えば、ターギトール7は
、テトラゾリウム塩とともに有用であるが、ある種の還
元性分子内求核置換性化合物(本明細書では、RIND
化合物と記す)を用いる場合には有用ではない。換言す
れば、アニオン界面活性剤とRIND化合物との組み合
わせを用いては、明瞭なグラム分離は観察されなかった
迅速かつ簡単であるばかりでなく、広範囲の還元性物質
を用いる場合でも有用な鑑別方法が望ましい。
〔問題点を解決するための手段〕
公知の鑑別方法に伴う前記の問題点は、(a)還元抑制
物質の不存在下に生存グラム陽性及びグラム陰性菌の両
方によって還元されて検出可能な物質(species
)を生成しうる化合物、4たびに(b)グラム陽性閑に
よる還元性化合物の5元を選択的かつ実質的に抑制する
のに充分な量で存在するポリエーテル抗生物質 を含む生存グラム陽性菌及びグラム陰性菌の鑑別用組成
物によって回避される。
本発明は、更に、前記の組成物を含む生存グラム陽性菌
及びグラム陰性菌の鑑別用分析要素を提供する。
史に、/1存グラム陽性菌及びグラム陰性菌の鑑別方法
は、 Δ、生存ダラム陽性菌及びグラム陰性菌を含むと思われ
る液体を前記の組成物と混合し、そして、B、グラム陰
性菌の存在により生じる検出可能な物質を測定する 工程を含む。
〔実施態様〕
本発明の実施に有用な抗生物質は、ポリエーテル抗生物
質として従来知られているものである。
このような物質は、J、W、Westley編集、ポリ
エーテル抗生物質(hh旦厘Lし旦旦旦旦■、1巻(M
arceI Dekker、 Inc、、二s−ヨーク
、1982)、例えば6頁に詳述されている。ポリエー
テル抗生物質は、−mに、多数(2個もしくはそれ以上
)の環状エーテル基を有する抗生物質である。
前記のWestleyの文献によれば、ポリエーテル抗
生物質は、数種に区分されているが、そのすべてが本発
明の実施に有用である。本発明の実施にはこれらの分類
に限定されるものではないが、代表的抗生物質と共に、
下記の第1表に示す。
以下余白 第上表 1a: 1価    アルポリキシン(S 14750
 A)抗生物質X−206 グリソリキシン ライドロマイシン モネンシンA ニゲリシン(X−464、ボリエ ーテリンA1アザロマイシン M1デユアマイシン、K 178) サリノマイシン、 サリノマイシン5Y−4(5 一ヒドロキシ) ■b: 1価    抗生物質A204配本J9体  
 力リオマイシン(T−42082)エテロマイシン(
CP −38295、C20−12) セプタマイシン(A 28695A、 B 1−580α) 2a: 2価    イオノマイシン ラサロシドA (X−537A) ラサロシドB ラサロシドC ラサロシドD リソセリン(X −14537) 2b:2価配糖体  抗生物ff 60163: 2価
    抗生物質A 23187 (カリマイビロール
   シン又はカルシマイシン)エーテル   抗生物
質X−14547Aカリマイシン(抗生物質A2318
7としても公知)、モネンシン、イオノマイシン、抗生
物質A204、セブタマイシン(A28695 Aとし
ても公知)及びラサロシド抗生物質は、本発明の実施に
好適である。従来公知のように、カリマイシン、イオノ
マイシン及びセプタマイシンは、最適活性を得るためカ
ルシウムイオンと併用される。
本発明に有用な各抗生物質には、グラム陽性菌の還元能
を実質的に抑制し、鑑別するため最適濃度範囲(抗生物
質の純度及び力価に依存)並びに最適環境条件があるこ
とは当業者には理解されるであろう。更に、若干のグラ
ム陽性菌に対するポリエーテル抗生物質の選択的抑制作
用には若干の例外がありうる。しかし、一般に、ポリエ
ーテル抗生物質類は、本明細書に記載する選択的実質的
抑制を示す。
一般に、グラム陽性菌による還元性化合物(下記)の還
元を選択的かつ実質的に抑制するため必要な抗生物質の
量は、10’細胞/#+1のグラム陽性菌(例えば、黄
色ブドウ球菌、S、  aureus)、抗生物質(1
0−’モル濃度)及び還元性化合物(0,005モル)
をp)17.5で混合することによって容易に測定する
ことができる。還元性化合物が還元されて検出可能な変
化を生じる場合、検出可能な変化が観察されなくなるま
で、更に試験において抗生物質の量を増加する。
本発明の実施に有用な還元性化合物は、酸化された形で
、任意の還元抑制物質の不存在で生存グラム陽性菌及び
グラム陰性菌の両者によって還元されて検出可能な物質
を生じうる物質である。このような物質は、電位差滴定
又は放射能測定装置を含めて任意の適当な装置によって
検出することができる。下記のように、物質を放射能測
定装置によって検出するのが好ましい。
放射能測定装置によって直接検出されうる種々の検出可
能な種を一部分列挙すると、比色法で検出しうる物質、
例えば色原体、輻射線放出物質、例えば螢光助剤、化学
発光性物質、放射性同位元素、燐光性物質等が含まれる
検出可能な物質として色素又は色素前駆物質を使用する
のが好ましい。色素又は色素前駆物質の使用は、検出に
関して数種の可能性を示す= (1)着色した物質が無
色になるか又は吸収の移動を受ける、(2)無色の物質
、すなわち色素前駆物質が着色した物質を形成すること
ができるか又は(3)移動性の、検出可能な物質を含む
物質は移動性の検出可能な物質を放出する。本発明の実
施には、(3)が好ましい。
還元性化合物として使用しうる色素又は色素前駆物質は
、例えば、メチレンブルー、ジクロロインドフェノール
、レサズリン及び種々のテトラゾリウム化合物、例えば
3−(4,5−ジメチル−2−チアゾリル)−2,5−
ジフェニル−2H−テトラゾリウムプロミド、2,3.
5−)ジフェニル−2H−テトラゾリウムクロリド、テ
トラニトロブルー、テトラゾリウムクロリド及びニトロ
テトラゾリウムバイオレット及びその他、例えば米国特
許第4.525,453号明細書に記載されているもの
を包含する。
詳述すれば、本発明に有用な還元性化合物は、構造式: CAR→R1)7 〔式中CAR−は置換又は非置換芳香族又はキノン核を
表し、R1は本明細書に記載する移動性の、検出可能な
物質を含む基を含み、nは1又は2である〕を有する。
用語“移動性の、検出可能な物質”とは、還元性化合物
に結合しているときは第一のスペクトル吸収バンドを有
し、還元性化合物から放出されたときに第二の吸収バン
ドを有する色原体基、又は還元性化合物に結合されてい
るときは第一のスペクトル吸収及び放出バンドを有し、
放出されると、第二のスペクトル吸収及び放出バンドを
有する螢光助剤基と定義することができる。
このような核の例を以下に示す。更に、R1が■1であ
る場合には、CAR→10.は水中で測定した場合に少
なくとも+100+mV、アセトニトリル中で測定した
場合に少なくとも一650mVの還元電位(E、/りを
有する。このEl/□値は、還元及び生理学的pH(す
なわち、9またはそれ以下のpH)での化合物からの検
出可能な物質のその後の放出を容易にする。このような
測定は、示差パルスポーラログラフイー又はサイクリッ
ク・ボルタメトリイー(cyclic voltame
try)を使用して標準電気化学的技法により行う〔例
えば、5ahyer及びRoberts、Jr、 、F
、x erimental EIectrochqmi
s廊Lfor Chemists、、John Wil
ey &5ons、 ニューヨーク、1974年、参照
〕。El/2(1“αか、水中で測定して+100〜+
400mV、或いはアセトニトリル中で測定して−65
0〜−300mVであるのが好ましい。若干の還元性化
合物は水中で最も良く測定され、他のものはアセトニト
リル中で最も良く測定されるので、両方の範囲を示す。
E+zzの測定に関する更に詳細なことは下記の第■表
の前に記載する。所望のE1/2は、CAR−核上の適
切な電子吸引性基によって、又は核に結合した歪のある
縮合環及び両者の組み合わせによって達成される。
一実施態様においては、還元性化合物は還元されて、V
an de 5andeにより7em、 Int、 E
d。
展、22巻191〜209頁(1983)及び米国特許
第4,232.107号明細書に記載されているのと同
様に、キノンメチド形成により検出可能な種(所望のE
l/□特性を存する)を生成することができる。
別の実施態様では、有用な還元性化合物は、Van d
e 5and13の前掲文献の206頁に記載されてい
るものと同様であるが、所望のEl/□特性を有するス
ルフィルイミド及びスルフェニルスルホンアミF類を包
含する。
好ましい実施態様では、還元性化合物は、R1ND化合
物、すなわち、好ましくは生理学的pHで分子内求核置
換を受けて、求核基が化合物の少なくとも1電子還元に
よって生成する場合に1種又はそれ以上の検出可能な種
を放出しうる還元性化合物である。換言すれば、このよ
うな置換は、RIND化合物が必要な電子を提供する適
当な還元剤(以下に詳述する)によって還元される場合
に起こる。検出可能な種の放出は、好ましい化合物のほ
とんどに関して、少なくとも50%の検出可能な物質が
pH7で30分以内に生じる点で極めて効率良く行われ
る。
用語“分子内求核置換(intramolecular
 nucle−ophilic displaceme
nt)”とは、一つの分子の求核中心がその分子の求電
子中心である別の位置で反応して、求電子中心に結合し
ていた基又は原子を置換する反応である。−最に、本発
明に有用なRIND化合物は、求核基及び求電子基を分
子の三次元構造中に近接して併存し、それにより分子内
反応が起こり、4〜7個、好ましくは5又は6個の原子
を有する環が形成される。
特に有用なRIND化合物は、構造式:CAR−R’ 〔式中CAR−は を表し、R1は−+ R’−)−T N −Q −FR
AG(式中mはO又は1、好ましくは1である)を表す
〕で表される化合物である。R’Cよ、好ましくは骨格
の炭素原子数1又は2の、置換又番ま装置(桑アルキレ
ン基(例えばメチレン基、エチレン基又はアルコキシメ
チレン基)を表す。R5&よメチレン基であるのが最も
好ましい。Qはカルボニル又はチオカルボニル基であり
、カルボニルるのが好ましい。
R6は、好ましくは炭素原子数1〜40の置換若しくは
非置換アルキル基(例えばメチル塞、エチル基、n−プ
ロピル基、イソプロヒル基、t−ブチル基、ヘキシル基
、デシル基、ラウリル基、ベンジル基又はn−プロピル
−n−ブチルエーテル)、好ましくは炭素原子数4〜4
0の置換若しくは非置換シクロアルキル基(例えばシク
ロブチル基、シクロヘキシル基又は4−メチルシクロヘ
キシル基)、好ましくは原子数5〜40個(炭素原子及
びペテロ原子)の置換若しくは非置換へテロ環(例えば
ピリジル基)、又は好ましくは炭素原子数6〜40の置
換若しくは非置換アリール基(例えばフェニル基、キシ
リル基、ナフチル基、p−ニトロフェニル基、アントリ
ルLpーtーブトキシフェニル基又はp−カルボキシフ
ェニル基)である。R6は、前記のような置換若しくは
非置換アルキル基又は置換若しくは非置換了りール基で
あるのが好ましい。
FRAGは、前記の移動性の検出可能な物質である。
FRAGの特別な組成は、所望の検出可能な物質の種類
及び使用する特定の検出手段に応じて著しく変動する。
検出可能な物質は、適当な手段によって直接検出しうる
物質並びに他の物質、例えば被分析物、酵素又は他の試
薬と反応して検出可能な物質を生じうる物質であってよ
い。
特に有用な検出可能な物質は、色原体及び螢光助剤であ
る。色原体の有用なものは、例えばアゾ色素、アゾメチ
ン色素、ニトロフェノール色素、インドフェノール色素
、インドアニリン色素及びトリアリールメタン色素及び
その他、従来公知のものであり、アゾ色素が好ましい。
螢光助剤の有用なものは、例えばクマリン、ウンベリフ
ェロン、フェナレノン及びヘンシフエナレノン、4−オ
キソ−4 − H−ヘンシーCd,e)アントラセン、
フルオレセイン及びローダミン螢光色素及びその他、従
来公知のものである。フェナレノン色素が特に有用であ
る。
有用な燐光性物質は、2°.5°−ジブロモフルオレセ
イン及び4’,5’−ショートフルオレセインのような
燐光性物質である。有用な化″V°発光性物質はルシフ
ェリンである。
FRAGは、F R A Gの一部である2価の一原子
結合によって単結合によってQに結合する。1原子結合
は、FRAGが色原体である場合にはオキシ、チオ又は
セレノであり、FRAGが螢光助剤である場合にはオキ
シ又はチオである。結合がオキシであるのが最も好まし
い。
前記のキノン構造中のR2、R:l及びR4は、それぞ
れ独立に水素、炭素原子数1〜40の置換若しくは非置
換アルキル基(例えばメチル基、エチル基、ヒドロキシ
メチル基、メトキシメチル基又はヘンシル基)、置換若
しくは非置換アリール基(例えばフェニル基、ナフチル
基、メチルナフチル基、p−ニトロフェニル基、m−7
トキシフエニル基又はp−カルボキシフェニル基)又は
一般に正のハメットシグマ値を有し、好ましくは0、0
6より大きいシグマ値を有する電子吸引性基である。R
2、R”及びR4のうち少なくとも1個は電子吸引性基
である。ハメットシグマ値は、例えばSteric E
ffects in Or8anic Ct+e1st
rz、John Wiley & Sons, Inc
.、1956年、570〜5740及びPro res
s in Ph sical OrpanicChem
istry, 2巻、Interscience Pu
blishers 。
1964年、333〜339頁に記載されている標準的
方法によって計算される。正のハメットシグマ値を有す
る代表的電子吸引性基は、シアノ基、カルボキシ基、ニ
トロ基、ハロゲン(例えば弗素、臭素、塩素又は沃素)
、トリハロメチル基(例えば、トリフルオロメチル基又
はトリクロロメチルM)、l−リアルキルアンモニウム
基、カルボニル基、カルバモイル基、スルホニル基、ス
ルファモイル基2、エステル及び文献に公知の他のもの
、又はこれらの電子吸引性基の1個以上で置換されたア
ルキル基若しくはアリール基(前記のもの)を包含する
。好ましい電子吸引性基は、p−ニトロフェニル基、m
−ニトロフェニル基、p−シアノフェニル基及び2,5
−ジクロロフェニル基を包含する。メタ位にメトキシ基
又はアセトアミド基を有するアリール基も、有用である
R3は、R1であってもよく、これによって2:1のモ
ル比の螢光染料分子:元のRIND化合物分子を生成し
うる。
また、R3及R4は、−緒にキノン核に結合した歪のあ
る置換又は非置換の縮合炭素同素環を完成するのに必要
な炭素原子を表すことができる。
歪のある縮合環は、従来知られている(例えばR4ek
e ら著、Tetrahedron Letters 
%  50巻4381〜4384頁、1969年)。例
えば、このような環(単環又は双環式)は、骨格に4〜
8個の炭素原子を存していてよい。環は5員の単環又は
7員若しくは8員の双環式環であるのが好ましい。
特に有用な還元性化合物は、Muraらによって198
7年5月27日に出願された欧州特許出願第87304
686.6号明細書に記載されているものである。
代表的RIND化合物を下記の第1I表に下記の構造式
に関連して列挙する: 第■表におけるEl/□は、−CR2N−C−FRAG
の代わりに水素原子を有する構造のキノン核、すなわち
、 について測定したものである。Ill、、、2は(得ら
れた場合)、N、N−ジメチルホルムアミド、ノニオン
界面活性剤〔トリトン(TRITON) X−100)
及び燐酸ナトリウム緩衝液(p)I 7 )に溶解した
キノン化合物の水性エマルジョン中で測定した。標準と
しては、標゛準カロメル電極を使用した。若干のEl/
□値(*で示した)は、標準として飽和カロメル電極を
使用して、アセトニトリル中で測定した。El/□(直
が得られなかったときは、“NA”で示した。
(以下余白) RI N D化合物XXXVは、本発明の実施に好まし
い。
本発明の実施に作用なRIND化合物は、一連の個々に
公知の反応を用いて製造される。これらの化合物の製造
は、特開昭62−501648号号公報(1987年7
月2日公開)及び特願昭62−130031号明細書(
1987年5月28日出願)に更に詳細に記載されてい
る。
別の実施態様では、還元性化合物は、欧州特許出願第8
7110863.5号明細書(1987年7月28日に
出願された米国特許出願第890,051号明細書に記
載されているようなコバル)(III)fit体であっ
てよい。
一般に、本発明の組成物は、緩?Ji剤を9又は以下の
pHを維持するのに有効な計で含む。分散液中の緩衝剤
の濃度は、広範に変動しうるが、一般には、0.01〜
0.1モルン農度である。代表的緩衝剤は、燐酸塩及び
その他、Goodらによって旧oct+emlB↓阜−
15巻467亘(1966)及び、)−與すュRioc
hem、、104巻300頁(1980)にta告され
ているものを包含する。
本発明は、廃水、食料品、製造溶液及び生物学的流体を
含めて任意の流体試料中の生存グラム陽性及びグラム陰
性菌の鑑別に有用である。本発明は、ヒトの生物学的流
体、例えば尿、皿清、全面、痰、髄液及び当業者に公知
の他の流体中の細菌及び特にヒトの尿路に一般的に見ら
れる細菌の鑑別に特に有用である。
本発明による生存細菌の鑑別は、電子移動剤の存在で実
施するのが好ましい。電子移動剤を存在させると、色素
の放出が一層迅速になる。電子移動剤は、微生物と還元
性化合物との媒介物として作用する移動性化合物である
。電子移動剤は、−般に還元性化合物の濃度に依存する
濃度、好ましくはlXl0−”〜lXl0−’モル濃度
で存在する。
本発明の実施に有用な電子移動剤は、フェナジンメトス
ルフェート、フェナジンエトスルフェート及び当業者に
公知の類似化合物を包含ずろ。異なる化合物の組み合わ
せを必要に応じて使用することができる。
好適な化合物は、欧州特許出願公開第190740号公
報に記載されている。一般に、これらの化合物は置換ベ
ンゾキノン類及びナフトキノン類である。
このキノン類は、例えば、2,3−ジメチル−5−ヒド
ロキシメチル−1,4−ベンゾキノン、2゜5−ジメト
キシ−1,4−ベンゾキノン、2.3゜5−トリメチル
−1,4−ベンゾキノン、2.6−シメトキシー1.4
−ベンゾキノン、2.3=ジメトキシ−5−メチル−1
,4−ベンゾキノン、2−ヒドロキシメチル−1,4−
ナフトキノン及び2−(2−ヒドロキシエチル)−1,
4−ナフトキノンを包含する。更に、置換1.2−ベン
ゾキノン類、例えば4.5−ジメトキシ−1,2−ベン
ゾキノンは、本発明の実施に有用である。
生存細胞の鑑別は、しばしばそれらの生存細胞に対する
栄養素の存在で実施されるが、その存在は必須ではない
。有用な炭素源及び場合により窒素源を含む任意の栄養
培地を使用することができる。適切な成分及びpHを有
する適当な栄養培地は従来良く知られている。
本発明方法において、ポリエーテル抗生物質の濃度は使
用する抗生物質及び還元性化合物並びに鑑別する特定の
細菌に応じて広範に変動しうる。
しかし、これは、一般に少なくとも10−sモル濃度、
好ましくは10−4〜10−”モル濃度で存在する。任
意成分である物質は、当業者が通常の実験により容易に
決定しうる量で存在する。
本発明方法は、実験室用の標準的ガラス器具中で、例え
ば、試験管、微量滴定プレート又はスライドを用いて実
施するのが便利である。細菌を含むと思われる液体試料
を還元性化合物、ポリエーテル抗生物質及び必要に応じ
て他の物質と混合する。微生物の反応及びグラム陰性閑
による還元性化合物の還元のため適切な時間の後、還元
により生じる検出可能な種の量を適当な装置及び操作を
用いて測定する。
若干の場合には、還元性化合物と混合する前の前処理工
程で細菌を含む試験試料及び抗生物質を混合し、培養す
るのが望ましい。この工程は、抗生物質中の不純物の存
在により若干の分析で起こるバックグラウンド濃度の量
を減少させることができる。妨害物質を排除する別の前
処理が望ましいこともある。
本発明方法は、また、試験試料を含む多孔性吸収性物質
、例えば紙ストリップを還元性化合物及びポリエーテル
抗生物質の分散液と接触させることによって実施するこ
ともできる。試験試料中の細菌は分散液と混合し、鑑別
に必要な分析反応を開始する。
一つの実施態様では、溶液分析で針鼠した量の試薬を試
験溶液に運ぶのに便利な方法として試験ストリップ使用
することができる。試験ストリップを、既に測定すべき
被分析物を含む溶液中に置く。試薬は試験ストリップか
ら溶液中に溶解して反応溶液を形成する。本発明の試験
ストリップの好ましい実施態様では、試薬を水溶性結合
剤中に担持させる。試験ストリップを78液中に浸漬す
ると、結合剤は溶解して試薬を放出する。有用な水?容
1生ポリマーは、ポリ (N−ビニル−2−ピロリドン
)及びポリ (アクリルアミトーク−N−ビニル−2−
ピロリドン)(90:10重量比)を包含する。
また、本発明方法を乾式分析要素と共に実施することが
できる。このような要素は、還元性化合物及びポリエー
テル抗生物質又はその乾燥残渣を含む吸収性担体物質、
すなわち、自立性吸収性又は吸水性物質の薄いシート又
はストリップであってよい。このような要素は、試験ス
トリップ、診断要素、ディソプスティソク又は診断剤と
して従来知られている。
乾式分析要素に使用する場合、本明細書に記載する化合
物及び抗生物質を適当な吸収性担体物質中に吸収又は含
浸によって混入させるか、又は適当な吸収性物質上に塗
布することができる。有用な担体物質は不溶性であり、
水又は生理学的液体、例えば尿又は血清にさらされたと
きに、その構造上の一体性を維持するものである。有用
な担体物質は、紙、多孔性粒状構造体、セルロース、多
孔性ポリマーフィルム、ガラス繊維、織布及び不織布(
合成及び非合成)等から製造することができる。このよ
うな要素を作製するため有用な物質及び操作は、例えば
米国特許第3.092,465号、同第3.802,8
42号、同第3.915,647号、同第3,917,
453号、同第3,936,357号、同第4,248
,829号、同第4.255,384号及び同第4,2
70,920号明細書並びに英国特許第2.052.0
57号明細書によって周知である。
一つの実施態様において、分析要素は、吸収性担体物質
として少なくとも1個の多孔性拡散帯域をその上に有す
る非多孔性支持体を含む。還元性化合物又は抗生物質は
、拡散帯域又は異なる帯域(例えば試薬帯域、記録帯域
又は親水性帯域)に存在することができる。拡散帯域は
、任意の適当な繊維若しくは非繊維状物質又はその一方
若しくは両者の混合物から製造することができる。
拡散帯域は、米国特許第4,292,272号明細書に
記載されているような、適当な結合剤と混合したか又は
布に織った繊維状物質を使用して、米国特許第3,99
2,158号、同第4,258,001号及び同第4.
430,436号明細書及び特開昭57(1982) 
−101760号公報に記載されているようなポリマー
組成物又は粒状物!(結合接着剤を含むか又は含まない
)から製造することができる。
適当な支持体は、任意の適当な寸法安定性で、200〜
900nmの波長の電磁線を透過する、好ましくは透明
な(すなわち、輻射線透過性)フィルム又はシート物質
である。有用な支持体物質は、ポリスチレン、ポリエス
テル、ポリカーボぶ一ト、セルロースエステル及び他の
従来公知のものを包含する。
要素は、多数の帯域を有していてよく、帯域は、重ねら
れた層であるか又は同一層中の異なる領域であってもよ
い。還元性化合物、ポリエーテル抗生物質及び他の任意
の試薬は、要素内の同−又は異なる帯域に存在すること
ができる。要素の構造は、例えば前記の特許明細書に記
載されているように、従来良く知られている。
本発明により、異なる種々の要素を製造することができ
る。任意の所望の幅の長いテープ、シート、スライド又
はチップを含めて種々の形で要素を形成することができ
る。
要素を用いて実施する方法は、手操作で又は自動的にす
ることができる。一般に、要素を供給ロール、チップ包
装物又は他の供給源から採取し、試験すべき液体試料(
例えば200μl以下)と、試料が要素中の試薬と混合
するように接触させることによって鑑別を行う。このよ
うな接触は、任意の適当な方法で、例えば要素を試料中
に浸漬するか、又は好ましくは適当な分配手段を用いて
一滴以上の試料を手又は機械で要素に落とすことによっ
て達成される。
試料を施した後、要素をコンディショニング、例えばイ
ンキュベーション、加熱等、任意の試験結果を得るのを
促進又は容易にするのに望ましい処理に付す。生存グラ
ム陰性微生物の検出は、還元性化合物が還元されて、適
当な方法で検出されうる種を放出する場合に達成される
〔実施例〕
本発明方法を実施する際には、下記の操作を実施した: 細胞をBIII中で37℃で一夜培養して停止期にする
ことによって細菌懸?r:J?v、を製造した。緑膿菌
(P、  u皿計匹且)を振盪しながら培養した。
−夜培養した培養成約4Qmlを遠心分離し、デカント
し、0.05モル濃度燐酸カリウム緩衝液又は0.05
モルN−2−ヒドロキシエチルピペラジン−N’−2−
エタンスルホン酸(HEPES)緩衝液(pH7,8)
で−度洗浄し、緩衝液中に再懸濁した。
前記の第1表のRIND■をN、N−ジメチルホルムア
ミド中に、溶剤1 ml当たり化合物16mgの割合で
溶解させることによってRIND化合物を含む分散液を
製造した。得られた溶液の既知早(250μl)をトリ
トン(TR[TON)  X −100界面活性剤50
0μlに添加した。この混合物を次に0.05モルI−
(E P E S緩衝液25mfに攪拌しながら滴加し
た。水と相溶性のRI N D化合物xxxvを含む?
8液は、該化合物(16mg/me)を0.1%fJ 
M ?g液で酸性にしたN、N−ジメチルホルムアミド
に溶解することによって製造した。
例t:1tJ鋸 この例は、本発明方法を米国特許第4,525,453
号明細書に記載されている従来方法と比較するものであ
る。
ターギトール(TERGITOL) 7アニオン界面活
性剤を従来方法により生存細菌を鑑別するため使用した
。種々の濃度のターギトール7界面活性剤を10%グル
コースン容液(50μm)、メタノール中の3− (4
,5−ジメチル−2−チアゾリル)−2,5−ジフェニ
ル−2N−テトラゾリウムプロミド(5mg/mZで2
5.crl又はRIND■分散液(1,5mf)及びフ
ェナジンメトスルフェート(メタノールl ml当たり
3mgで25μm)とン昆合した。各試験溶液の容量を
fi酸カリウム緩衝液で3 mlにした。次に、細胞懸
濁液(約108細胞/meで100μIりを添加した。
溶液をグラム(−)菌である大腸菌(E、  coli
)又はグラム(+)閑である黄色ブドウ球菌(S、  
βureus)の存在で37℃で15分及び30分培養
した。形成した色素の量を肉眼で測定し、下記の等級で
評価した:Oは色素が形成しなかったことを示し、十/
−は僅かに色素が形成したことを示し、1+は少し色素
が形成したことを示し、2+は中程度の色素形成を示し
、3+は強い色素形成を示し、4+は極めて強い色素形
成を示す。
下記の第■表の結果は、ターギトール7界面活性剤は還
元性化合物としてテトラゾリウムプロミドを使用したと
きに適切な鑑別を与えるが、RIND■を還元性化合物
として使用すると鑑別できないことを示す。
(以下余白) 同様に、細菌の鑑別にRIND■と共にポリエーテル抗
生物質であるカリマイシンを使用した。
1M塩化カルシウム溶液25μlを各試験)8液に添加
し、炭素源としてグルコースの代わりに10%酵母抽出
液の存在で緑膿菌の応答を測定する以外は、前記のよう
に分析を実施した。各試験でカリマイシンの最終濃度は
10−3モル濃度であった。
塩化カルシウムだけを含む対照溶液を5元性化合物のぶ
元を抑制しなかった。
下記の第■表に示した結果は、カリマイシンが生存グラ
ム陽性菌による還元性化合物の5元を選択的に実質的に
抑制するが、生存グラム陰性菌の還元能を抑制しないこ
とを示す。
第■表 グラム(−)菌−↓」づ辷 1」−分 大腸菌(対照)         4→−4+大腸菌+
カリマイシン     3+  4→−肺炎桿菌(K、
 pneumoniae) (対照)  4 +   
4 +肺炎桿菌+カリマイシン    4F  4←プ
ロテウス・ブルガリス(P、 vulgaris)(対
照)              4+   4+プロ
テウス・ブルガリス+ カリマイシン         4+  4十緑膿菌(
対照)          3+   4+緑膿菌→カ
リマイシン     2+  4+グラム(+)71 
      11分 J度分黄色ブドウ球菌(対照) 
     4+   4+黄色ブドウ球菌十カリマイシ
ン OO ストレプトコッカス・フエカーリス (S、 faecalis) (対照)       
4+   4+ストレプトコツカス・フエカーリス +カリマイシン        +/−+/−化膿レン
サ球O3(S、 pyogenes)(対照)    
         4+   4+化化膿フン球菌十カ
リマイシン 00 これらの実施例は、2種のポリエーテル抗生物質、すな
わちモネンシン及びラサロシドを使用して溶液分析で生
存グラム陽性菌及びグラム陰性菌を鑑別することを示す
ものである。
これらの実施例には、下記の物質を使用した。
前記のようなRIND■のストック分散液、グルコース
(水中10%)、トリメチル−1,4−ベンゾキノン(
1,5mg/−メタノール)、メタノールl−当たり1
mg、5mg及びlomgの各抗生物質。
微生物細胞を前記のように培養した。概算の最終細胞濃
度は、大腸菌については1.4XlO’細胞/ ml、
黄色ブドウ球菌については2.4X107細胞/ ml
であった。
1、2IIIの緩衝液、50μlのグルコース溶液、1
.5 ynlのRIND■分散液、100μlの抗生物
質溶液、100μ2の細胞懸濁液及び25μlの電子移
動剤溶液を順次添加することによってム(験溶液を調製
した。細胞対照溶液は、抗生物質を除いてすべての試薬
を含んでいた。ハックグラウンド対照は、緩衝液対照及
び溶液対照とから成る。
緩衝液対照は、抗生物質及び細胞を除いてすべての試薬
を含んでいた。溶液対照は、細胞を除いてすべての試薬
を含んでいた。
すべての溶液について、培養0分及び37℃で30分培
養後に635nmで光学濃度(OD)を読み取り、変化
(ΔOD)を測定した。下記の第7表には、結果をRI
ND■の還元の補正抑制率として示す。補正抑制率は、
抗生物質を用いない対照試験から得たΔODと試験のΔ
ODとの間の差を抗生¥IA質を用いない対照のΔOD
で割ることによって算出した。適切なパックグラウンド
対照の読みを減算することによってすべての読みを補正
した。モネンシン及びラサロシドは、還元性化合物とし
てRIND■を使用してグラム陽性菌及びグラム陰性菌
を鑑別するのに有効であった。
第7表 炭1 ラサロシドン状 0.033mg/mR6,635,2 0、166mg/ml    10.5      5
0.90.333mg/mf    25.5    
  60.1±ユ 天才し2G乙1度 0.033mg/m!       5.1     
   34.40、166mtt、7m1     抑
制なし   43.00、333 mg/ ml   
  抑制なし   42.0この例は、水と相溶性の還
元性化合物及びポリエーテル抗生物質を使用して本発明
による細菌の鑑別を説明するものである。
100μAのRI N D  XXXV溶液(酸性ニシ
タN、N−ジメチルホルムアミドl ml当たり16m
g)、200μpのグルコース溶液(水中10%)、2
00μlのトリメチル−1,4−ペンヅキノンン容液(
メタノールl ml当たり1.5mg)及びt表ffi
 ?1″110m1から溶液を製造した。
50μlの緩衝液、50μlのポリエーテル抗生物質A
 23187 (遊離酸、メタノール90.01モル)
、10μβの塩化カルシウム溶液(1モル)(緩衝液及
び抗生物質の希釈列を作って種々の抗生物質/震度を得
た)、50μlの適切な細胞懸濁液(大腸菌、約10’
細胞/ ml及び黄色ブドウ球菌、約108細胞/ m
l )及び200μ/のRIND溶液から試験溶液を製
造した。例2及び例3に記載したように対照溶液を製造
した。
540nmの励起及び620nmの発光時で読み取るよ
うに変形した標阜分光光度計を使用して相対酌量光度を
測定した。若干のン届度水阜の抗生物質について37°
Cで30分後に相対螢光度の変化(Δ)を測定した。結
果を下記の第■表に示す。
これらの結果は、本発明の組成物がグラム(+)菌の還
元能を選択的に実質的に抑制するが、グラム(−)菌の
それを抑制しないことを示す。
(以下余白) 第■表 抗生物質   −別包う辷後pしY」プわnりしし度−
濃度   溶液   大腸菌  黄色ブドウ球−〇ソと
L−−」几q”  (ゲーム−) −1kC九友土)1
×10〜’17  2804    4092X10−
’24  2540    3624X10−’26 
 2338    2908X10−’26  241
1    345*細胞を含まない 例5: テトラゾリウム塩を部J[1117)J””1
113!1ごの例は、ポリエーテル抗生物質及び還元性
化合物としてテトラゾリウム塩を使用して本発明の詳細
な説明するものである。
3−(4,5−ジメチル−2−チアゾリル)−2,5−
ジフェニル−2II−テトラゾリウムプロミド(メタノ
ールl mlに対して5mgのもの200μ/)、20
0μ!のグルコース)容液(水中10%)、200μl
のトリメチル−1,4−ヘンゾキノン(メタノールl 
ml当たり1.5mg)及びI2m1の緩衝液(0,0
5モル濃度、pH7,8)を用いて還元性化合物溶液を
製造した。
50μlの緩衝液、50μlのポリエーテル抗生物質A
 23187 (f1離酸、メタノール中0.01モル
フ農度)、10μlの塩化カルシウム(1モル濃度)(
緩衝液及び抗生物質の希釈列を作って種々の抗生物質濃
度を得た)、50μlの適切な細胞懸濁液、大腸菌(約
108細胞/ ml )又は黄色ブドウ球菌(約108
細胞/m1)、及び2001!のブロミトメ容液を用い
て試験溶液を調製した。対照溶液は前記の例に記載した
ようにして調製した。
標阜分光光度計を使用して、540nmで光学濃度を測
定し、37℃で30分後に光学7農度の変化(ΔOD)
をθ、り定した。若干の濃度の抗生物質について得られ
た結果を下記の第■表に示す。このデータから、この例
の組成物が!ll菌の洛別に有用であることは明らかで
ある。
以下7i7白 第■表 30光災■A旦旦−一−−− 抗生物質              黄色ブト濃度 
   溶液   大腸菌   ウ球菌(モル)   対
照*  (グラム−)(ゲラムコつ−00,0650,
6430,505 IXIO−’0.055  0.503  0.089
2X10−’0.049  0.529  0.096
4xlO−’  0.079  0.512  0.0
658X10−’   **    0.413  0
.028*細胞を含まない **沈殿、見える着色はない 例6: 端むソ1皿−32Jl」社宣−別この例は、本
発明の乾式分析要素を用いて本発明の詳細な説明するも
のである。
市販の3 msのクロマトグラフィーペーパーのストリ
ップをアセトンで2回洗浄し、5 mlのメタノール、
l mlのRrND  XXXV?容液(AH生にした
N、N−ジメチルホルムアミドl ml %’lたり1
6鼾)、1mlの2.3−ジメトキシ−5−メチルー1
.4−ベンゾキノン(メタノール1−当たり1.82m
g) 、1 mlのグルコース溶液(水中10%)及び
l mlのポリエーテル抗生物質A 23187 (ジ
メチルスルホキシドl ml当たり25mg)を含む試
験溶液中に浸漬した。対照溶液は、抗生物質を省いた以
外は同様にして調製した。祇ストリップを同様に対照?
8液中に浸漬した。全部のストリップを暗所で25℃で
1時間乾燥した。
祇ストリップから標準紙パンチを使用して円形要素(直
径約0.6 cm )を裁断し、要素を微量滴定プレー
ト中に置いた。
大腸菌(約5X10’細胞/ ml)又は黄色ブドウ球
菌(約5X10I′細胞/m1)の細胞懸濁液の試料(
10μりを要素に施した。他の要素にはfftfJi液
(10μl)を施してバックグラウンドを測定した。ポ
リエーテル抗生物質A23187は活性を発揮するため
にカルシウムイオンを必要とするので、各細胞懸濁液又
は緩衝液のl mlに対して1M塩化カルシウム溶液2
5μlを、要素に施す前に添加した。
標準分光光度計を用いて相対酌量光度(励起540nm
、発光620nm)を測定し、37℃で30分後に相対
酌量光度の変化を測定した。下記の第〜1表には、結果
を前記の例2及び例3に記載したようにして算出したR
rNDXXXVの還元の補正抑制率として示す。本発明
の乾式要素が、細菌の鑑別に有用であることは明らかで
ある。
第4表 細1        −補f迎」町率ユ大腸菌(グラム
−)        11.5黄色ブドウ球菌(グラム
+)70 RIND化合物をN、N−ジメチルホルムアミドに?8
解する(濃硫酸0.1%で酸性にしたン容剤1m1当た
り16mg)ことによってR[ND]X化合物の分散液
を調製した。既知量(250μ7りの分散液をトリトン
X−100ノニオン界面活性剤500μρに添加した。
この混合物を撹拌しなから0.05Mffj衝液(pH
1?、 8 )  25 rrlに滴加した。
緩衝液(1,2d)、塩化カルシウム溶液(25μ!、
0.1モル)、グルコース?容?夜(50μl、水中1
0%)、RIND分散液(1,5m1) 、イオノマイ
シン(75μ11約1.7X10−’モルの最終濃度と
した)、100μlの細胞(約10’細胞/−の最終ン
震度)及びトリメチル−1,4−ベンゾキノン(25μ
11メタノール中0.01モル濃度)を順次添加して試
験溶液を調製した。前記の例に記載したようにして対照
溶液を製造した。
光学潤度を(i35nmで37°Cで読み取り、30分
後の4度の変化を測定した。下記の第■表には、結果を
RIND化合物の1=元の補正抑制率として示す。この
例は、抗生物質イオノマイシンを使用してグラム陽性菌
及びグラム陰性菌を鑑別しうろことを示す。
第■表 一一坦菌        」110亜且キユ大腸菌(グ
ラム−)       抑制なし黄色ブドウ球菌(グラ
ム+)    59.7以下金白 例8及び9 :  RrND XXXV  び′11 
Aこれらの例は、例7と同様であるが、2種の他のポリ
エーテル抗生物質、すなわち、抗生物質A204及びセ
ブタマイシンを使用した。両方の抗生物質は、グラム陽
性菌及びグラム陰性菌の鑑別に有用である。
RIND化合物溶液(酸性にしたN、N−ジメチルホル
ムアミド μl)及びトリトンX−100ノニオン界而活性剤(2
00,crtりの溶液を緩衝剤溶液(9.1ml)、グ
ルコース溶液(200μl、水中10%)及びトリメチ
ル−1.4−ベンゾキノン(メタノールl ml当たり
1.5mgの)8液2 0 0 p 1 ) ニ攪拌シ
i;がら添加することによってRTNDXXXν化合物
の分散液を調製した。
抗生物質を細胞と下記のように予備混合した:抗生物質
溶液(ジメチルスルボキシト用m1当たり10mgのン
容液50μnを] mlの細l包(i表街液1−当たり
細胞5X10’)に添加し、得られた混合物を約25℃
で5分間培養した。更に、塩化カルシウム溶?ff1(
10μl、1モル濃度)をセプタマイシンを含む溶液に
添加した。バックグラウンド対照溶液は、細胞の代わり
にl mlの緩衝液を含むものとした。
微量滴定ウェル中の試験溶液は、緩衝液(50μβ)、
抗生物質及び細胞溶液(50μl)及びRIND分散液
(200μl)を含む。細胞対照は抗生物質を含まない
ものとした。
グイナテソク(DYNATECI+)マイクロフルオル
リーダー(microfluor Reader)を使
用して540nmで励起の後、620nmの発光で相対
酌量光度を測定し、37°Cで30分後の螢光の変化(
Δ相対酌量光度)を2回の反復試験の平均値として測定
した。下記の第X表は、これらの試験の結果をmf記の
例に定義したような補正抑制率として示す。
(以下余白) 第X表 抗生春、、     m菌       補正抑市1率
A204  大腸菌(グラ1、−)       3.
6黄色ブドウ球菌(グラム+)35.8 セプタマイシン 大腸菌(グラム−)      52.3黄色ブドウ球
菌(グラム+)?4.9 (発明の効果〕 本発明は、生存細胞のグラム型を鑑別するため迅速、簡
単で、かつ比較的に安価な手段を提供する。本発明によ
れば、標準グラム染色技法の不所望に時間のかかる性質
が回避される。更に、広範な還元性化合物を使用するこ
とができ、これにより分析に著しい柔軟性が与えられる
。例えば、このような柔軟性により、感度が高く、細1
ηに対して毒性が低いか又は生物学的流体中に見られる
)替在的妨害物質によって影響されないスペクトル領域
で検出することができる色素を使用することが可能にな
る。
これらの利点は、1元抑制物質の不存在で細菌によって
還元されうる化合物と組み合わせてポリエーテル抗生物
質を使用することによって達成される。抗生物質は、グ
ラム陽性菌の還元能を選択的かつ実質的に抑制するが、
グラム陰性菌の能力は、実質的に影響されない。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、(a)還元抑制物質の不存在下に生存グラム陽性及
    びグラム陰性菌の両方によって還元されて検出可能な物
    質を生成しうる化合物、並びに(b)グラム陽性菌によ
    る還元性化合物の還元を選択的かつ実質的に抑制するの
    に充分な量で存在するポリエーテル抗生物質 を含む生存グラム陽性菌及びグラム陰性菌の鑑別用組成
    物。 2、(a)還元抑制物質の不存在下に生存グラム陽性及
    びグラム陰性菌の両方によって還元されて検出可能な物
    質を生成しうる化合物、並びに(b)グラム陽性菌によ
    る還元性化合物の還元を選択的かつ実質的に抑制するの
    に充分な量で存在するポリエーテル抗生物質 を含む生存グラム陽性菌及びグラム陰性菌の鑑別用分析
    要素。 3、A、生存グラム陽性菌及びグラム陰性菌を含むと思
    われる液体を(a)還元抑制物質の不存在下に生存グラ
    ム陽性及びグラム陰性菌の両方によって還元されて検出
    可能な物質を生成しうる化合物並びに(b)グラム陽性
    菌による還元性化合物の還元を選択的かつ実質的に抑制
    するのに充分な量で存在するポリエーテル抗生物質と混
    合し、そして B、グラム陰性菌の存在により生じる検出可能な物質を
    測定する 工程を含む生存グラム陽性菌及びグラム陰性菌の鑑別方
    法。
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