JPS6390523A - 改質ポリプロピレン粒子の製造方法 - Google Patents

改質ポリプロピレン粒子の製造方法

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JPS6390523A
JPS6390523A JP23763986A JP23763986A JPS6390523A JP S6390523 A JPS6390523 A JP S6390523A JP 23763986 A JP23763986 A JP 23763986A JP 23763986 A JP23763986 A JP 23763986A JP S6390523 A JPS6390523 A JP S6390523A
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JP
Japan
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polypropylene particles
polymerization
reactor
particles
vinyl monomer
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JP23763986A
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Jun Masuda
増田 純
Takeshi Suzuki
武 鈴木
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JNC Corp
Original Assignee
Chisso Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、改質ポリプロピレン粒子の製造方法(二関す
る。更(二詳しくは、より簡略化されたプロセスにより
、剛性、接着性、印刷性等が改良された改質ポリプロピ
レン粒子を製造する方法に関す−る。
〔従来の技術〕
ポリプロピレンに重合性ビニル単量体をグラフト重合し
、ポリプロピレン(二はない接着性、印刷性等の性質を
付与させた改質ポリプロピレンは多くの分野で使用され
ている。
この改質重合技術としては・これまで種々の方法が公知
である。たとえば電離性放射線を照射して、ビニル単量
体をポリプロピレンにグラフト重合させる放射線グラフ
ト重合法やポリプロピレンとビニル単量体を同一溶媒中
C:溶解さ・せでグラフト重合を行なう溶液グラフト重
合法など炉゛ある。
〔発明が解決しようとする問題慈] 上述の放射線グラフト重合法では、特殊な設備が必要で
あるため経済性に問題があり、また溶液グラフト重合法
では、大量の溶剤を使用するため溶剤回収等の後処理工
程が複雑となるなど工業的不利を有していた。
また・一方・反応の制卸を容易とするためにポリプロピ
レン存在下にビニル単量体を水懸濁ると大量の水を用い
る為遠心分離機等(二より、水を分離する必要があり、
工程は簡略化されていない。この欠点を克服するために
、水の不存方法は攪拌翼によらない特殊な混合装置を必
要とするため、工業的規模で実施するC:は間嘔がある
従ってより簡略化された工業的規模で実施可能なポリプ
ロピレンの改質重合方法が望まれていた。
本発明2者等は改質ポリプロピレンの製造方法について
鋭意研究を続けた。その結果、特定の重合条件を採用す
ること(二より、簡略化されたプロセスで均質な改質ポ
リプロピレン粒子を得ることができる方法を見い出し本
発明を完成した。
以上の記述から明らかなように、本発明の目的は遠心分
離機等による特別な大量の水を分離する工程を不要とす
る改質ポリプロピレン粒子の製造方法を提供することで
ある。他の目的は、種々の応用分野を持つ特長ある均質
な改質ポリプロピレン粒子を提供する(−ある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は以下の構成を有する。
ポリプロピレン粒子に重合性ビニル単量体を含浸機、重
合させて改質ポリプロピレン粒子を製造する方法におい
て、該ビニル単量体の重合を攪拌機付き反応器を用いて
ラジカル重合開始剤の存在下、ポリプロピレン粒子10
0重量部(一対し・水が5〜30重量部存在する条件下
で行ない、かつ重合中、反応器の気相部の気体を連続的
≦二系外に一部抜き出し、冷却した後得られた凝縮液を
反応器C二次すことを特徴とする改質ポリプロピレン粒
子の製造方法。
本発明に使用するポリプロピレン粒子は、チーグラーナ
ツタ系触媒を用いて粒子形状を成す重合法(二よって得
られた造粒前のいわゆる粉末状のポリプロピレンである
また、本発明においてポリプロピレンとはプロピレンの
単独重合体の他1ニプロピレンと共重合し得る他のα−
オレフィン例えばエチレン。
ブテン−1,4−メチルペンテン−1,ヘキセン−1な
どの1以上とのランダム共重合体およびブロック共重合
体であって、プロピレン単位の含有量が50重量%以上
の共重合体をいう。
ポリプロピレンの粒子形状は特(二制限はないが、工業
的に効率の良いプロセスとするためには使用するポリプ
ロピレン粒子の形状は球形で平均粒径100〜1000
μ程度で粒度分布の幅も狭く、微粉ポリマーの含有量が
少ないものが好ましい。この様なポリプロピレン粒子を
使用することにより得られる改質ポリプロピレン粒子も
球形で粒度分布も狭くなり、その結果、取扱上粉塵爆発
の危険が少なく、また移送および貯蔵上でブリッジ現象
も起こりC<<、造粒に際しては造粒機へのかみ込みも
良く工業的C:有利である。
本発明で使用する重合性ビニル単量体としては、スチレ
ン、α−メチルスチレン、エチルスチレン、イソプロピ
ルスチレン、クロロスチレン、ビニルトルエン、ビニル
キンレン等の芳香族系単量体、アクリル酸メチル、アク
リル酸エチル、アクリル酸ブチル等のアクリル酸エステ
ル類、メチルメタクリレート、ブチルメタクリレート、
グリンジルメタクリレート、ラウリルメタクリレート等
のメタクリル酸エステル類、塩化ビニル、アクリロニト
リル、メタクリ口ニトリル、アクリルアミド、メタクリ
ルアミド。
無水マレイン酸等を例示することができる。更(−、ビ
ニルトリメトキンンラン、ビニルトリクロロンラン、メ
タクリロキレプロビルトリメトキンンラン1等のンラン
誘導体も用いることができる。また、これらの単量体は
単独もしくは混合して用いられる。
使用するビニル単量体の量はポリプロピレン粒子100
重量部f:対し、0.1〜200i糧部−好ましくは0
.5〜100重量部である。0.1重量部未満であると
改質効果が十分でなく 、200重量部を越えると改質
粒子の均質性が損なわれる。
本発明で使用するラジカル重合開始剤としては、水存在
下で行なうので油溶性のものが適している。たとえば、
ベンゾイルパーオキサイド。
ラウリルパーオキサイド、t−プチルバーオキンベンゾ
エート、ジクミルパーオキサイド、ジ−t−ブチルパー
オキサイド、2,5−ジメチル−2,5−ジーt−ブt
ルパーオキンヘキサン。
メチルエチルケトンパーオキサイド、ンクロヘキチノン
バーオキサイド等の有機過酸化物が用いられる。
ラジカル重合開始剤の使用前はポリプロピレン粒子10
0重量部C:対し、0.01〜5重量部である。0.0
1未満では重合が十分に進行せず15重量部を越えると
、ポリマー中に残存する開始剤が成形加工の際に悪影響
を与えるので好ましくない。
本発明は水存在下で行なわれるが、公知の水懸濁重合法
の様に大量の水は用いない。即ち、使用する水の量はポ
リプロピレン粒子100重量部に対し、5〜30重量部
で十分である。水の使用量が5重量部未満ではポリマー
が反応器壁に付着しやすく、また反応熱の除去にも不利
であり、30重項部を越えると水を分離する為の遠心分
離工程が必要となり、本発明の目的を達し得ない。
さらC:s使用する水の中C二はポリビニルアルコール
等の水溶性重合体や界面活性剤、リン酸カルシウム等の
無機物等を存在させてもよい。
以上のポリプロピレン粒子、ラジカル重合開始剤、ビニ
ル単量体および水を用いて攪拌下(こ加熱、含浸、重合
の各操作を実施する。この際、本発明の範囲内でヘキサ
ン、トルエン、キンレン等の溶剤を小量たとえばポリプ
ロピレン粒子(二対し50重電部程度まで添加すること
も可能である。特(二前述の重合性ビニル単量体の中で
も、芳香族系単量体以外の水溶性ビニル単量体を使用す
るときにはトルエン、キンレン等の共存は好ましい態様
である。またラジカル重合開始剤は、含浸操作終了後C
:系に加えてもよい。
含浸および重合(二相いる反応器は攪拌機付きの重合反
応器を用いる。重合反応を行なわせることのできる反応
器であればどの様な形態のものでも使用可能であるが、
底面が皿形もしくは半球形となっているジャケット、攪
拌機付反応器が望ましく、竪型、横型いずれの重合器で
あってもかまわない。攪拌翼については種々のも  ゛
のが用いられる。たとえばタービン型、ファウドラー型
、プロペラ型、いかり型等があげられる。また、反応器
内の攪拌効果の点から反応器壁と攪拌翼の先端との間隙
をできるだけせまくした攪拌翼付の反応器を用いること
が好ましい。
また、必要に応じ反応器内に邪魔板を設置してもよい。
含浸および重合の操作は、同一の反応器で実施してもよ
くまた・二つの反応器で実施してもよい。また、連続式
、回分式のいずれでも行なわれるが、連続式の場合は含
浸槽と重合槽の二種を用いる。
以下、本発明の一実施態様である回分式方法について説
明する。含浸操作は反応器中(;所定量のポリプロピレ
ン粒子・ラジカル重合開始剤、重合性ビニル単量体、お
よび水を加え用いたラジカル重合開始剤が分解してしま
わない程度の、温度すなわち、使用するラジカル重合開
始剤の種類によっても変動するが通常20〜100℃の
温度で攪拌しながら実施される。所要時間は30分〜6
時間で十分である。次に重合操作を実施するが、ラジカ
ル重合開始剤が分解し、かつポリプロピレン粒子が溶融
しない温度例えば50−1401:の温度で攪拌しなが
ら2〜8時間重合反応を行なう。重合圧力は常圧〜15
〜/cWt程度でよい。本発明の方法では、重合時C:
反応器の気相部の気体の一部を連続的4二重合系外に抜
き出し、冷却し凝縮させる。凝縮した水および未反応ビ
ニル単量体を反応器に戻すことにより重合熱を除去する
。また1凝縮した水だけを反応器C:戻してもよい。こ
の際、凝縮した水を反応器の気相部にスプレーすると除
熱効果が一層顕著となり、かつ反応器壁へのポリマー付
着防止にも効果がある。以上の様にして含浸および重合
を経て得られたポリマーは、遠心分離工程を経ることな
く、そのままいわゆる粉末状ポリプロピレンの乾燥(=
用いられる通常の流動乾燥装置(−送られる。そこで乾
燥されて目的とする改質ポリプロピレン粒子が得られる
〔発明の効果〕
本発明の製造方法では、従来技術に比べ遠心分離工程の
不必要な、崩略化されたプロセスで均質な改質ポリプロ
ピレン粒子が安定して製造できることである。また、有
用な成形材料としての改質ポリプロピレン粒子が得られ
ることである。たとえば重合性ビニル単量体としてスチ
レンを用いた場合(−は、得られた改質ポリプロ子を用
いた成形品に比べて剛性や成形時の収縮率等1:向上が
認められ一射出成形分野C:おいて特(二有用である。
また、アクリルアミド等を用いた場合6:は、接着性の
向上が認められる。このほか用いる単量体の種類C:よ
って他の樹脂との相溶性の向上や、塗装性、架橋性を持
った粒子が得られるので多くの分野で好適C:利用する
ことができる。
〔実施例〕
以下、実施例、比較例Cより本発明を説明する。
′   なお実施例、比較例にて使用するb種ポリプロ
ピレン粒子の製造はつぎの様に行った。
1) ポリプロピレン粒子(A)の製造■三塩化チタン
含有組成物の調製 容ff1501!の攪拌機付反応器(回転数7Orpm
 )の内部を窒素雰囲気に保ち、四塩化チタン40モル
を入れ加熱して35℃C二保持した。この四塩化チタン
(二、つぎの反応液即ち、n−へキサン6/、ジエチル
アルミニウムクロライド5モルおよびジイソアミルエー
テル1′20モルの混合物を25℃で1o分間反応させ
た反応生成物を3・5℃で1時間滴下しながら添加した
。この四塩化チタンの反応混合物はその後30分間35
℃に保ち、ついで)5℃C二昇温させて1時間反応させ
・固体の沈澱物を生じた。
該混合物を20℃まで冷却して静置し、沈澱物と上澄液
に分離し上澄液を除去した。
ついで上澄液除去後の沈澱物にn−へキサン3(Mを加
えて10分間攪拌混合後静置し、分離した上澄み液を除
く洗浄操作を4回繰り返した。かかる処理後の該沈澱物
を共存するn−へキチンを減圧蒸発乾固させて固体生成
物1.9−を得た。ついでこの固体生成物の全量を容量
5C1の攪拌機付反応器に入れ、n−ヘキサン30/を
加えて攪拌(回転数7 Orpm ) L、て懸濁させ
、20℃でジイソアミルエーテル1,6Kfと四塩化チ
タン3.5kを加えて65℃で1時間反応させた。反応
後反応液を室温まで冷却し、静置して沈澱物(以下第2
沈澱物という。)を分離し上澄液を除去した。ついで上
澄液除去後の第2沈澱物にn−へキサン301!を加え
て10分間攪拌混合後靜置し、分離した上澄液を除く洗
浄操作を4回繰り返した。ついでこの$2沈澱物を減圧
下で乾燥させ三塩化チタン含有組成物1.5麺を得た。
■予備活性化触媒の調製 容fi51の攪拌機付のオートクレーブ番−1液化イソ
ブタン1.0!!、ジエチルアルミニウムクロライド4
.0ミリモルおよび■で得た三塩化チタン組成物5.O
Fを入れ攪拌した。次に30℃の温度を保ちつつエチレ
ンガス10tを2時間かけて供給し、反応させて予備活
性化した触媒を調製した。
■プロピレンの重合 攪拌翼を有する横型重合器(L/D=+6・内容積10
1!、回転数4 Orpm ) ヲ用い、攪拌下C:ボ
リプロビレン粉体床の存在下、上記重合器の上流部に■
で調製した予備活性化した三塩化チタン組成物を0.1
3 f /hr%ジエテルアルミニクムクロライドを3
.9ミリモ、+1//hr、メtルメ9り9レ−)を0
.15 ミルモル/ hrの供給速度で連続的となる様
に水素を供給して・温度70℃、圧力20 F1/dG
の条件下で気相重合を行ない、重合器下流部よりポリプ
ロピレン粒子(A)をlK4/hrで抜き出した。
2)ポリプロピレン粒子(B)の製造 が1.5モルチとなる様C:エチレンを供給して・気相
ランダム共重合を行なった。重合器下流部よりエチレン
含量5重量%のポリプロピレン粒子(B)ヲ1.1 K
f/brで得た。
3)ポリプロピレン粒子(C)の製造 前記ポリプロピレン粒子(ト)の製造法C:準拠してま
ずプロピレン単独重合を行なった後、重合器の下流部か
ら抜き出した単独重合体を、引き続き、第2の攪拌翼を
有する横型重合器(内容積sr、L/D=6.回転数4
Orpm)(二供給し・更にプロピレンと濃度30モル
チになる様にエチレンと、濃度1モルチになる様(−水
素を供給し、温度70℃、圧力15Kt/dGの条件下
で気相2段重合を行なった。
第2の重合器下流部より、エチレン含量20重量%のポ
リプロピレン粒子(C)を1.6h/hrで得た。
4)剛性の測定 JI8に7203 C準拠して曲げ弾性率を測定(単位
二Kff/crIり。
5)塗装性 縦150mm、横15cl+z、厚み2111(7)平
板に、アクリル系ラッカー塗料をスプレーして塗布し、
50℃、30分間乾燥する。塗装面に1關角の基盤目を
縦・横各100個切り込み、セロハンテープ(商品名)
をはりつけ、瞬時l:剥離したのち、塗膜が剥離せず(
二密接している目の数を数えることC:より塗装性を塗
膜密着基盤目数/基盤目の数(100個)で評価した。
6)接着性 JISK6854に準拠してT型剥離試験を行なった(
単位:匂f/6n)。
実施例1 いかり型攪拌翼を有する攪拌機およびジャケット付の反
応器(内容積10c)/)内にポリプロピレン粒子(A
) 20 Klを入れた後、窒素置換を行なった。更に
t−プチルパーオキンベンゾエ−) 58.3 tを溶
解したスチレン8tおよび塩基性リン酸力ルンウム1.
52とドデンルベンゼンスルホン酸ソーダ0.5 fを
含む純水4kを窒素雰囲気下で加えた後反応器を密閉し
た。次(二反応器のジャケット【:水蒸気を通し攪拌し
ながら反応器内の温度を70℃に昇温し・2時間ステレ
ンのポリプロピレン粒子(5)への含浸を行なった。
引き続いて、攪拌を続けた状態で反応器内を95℃に昇
温し、この温度で6時間重合反応を行なった。重合反応
の間、反応器の気相部から水蒸気とスチレンの混合ガス
を5o Nl1分で抜き出し、外気温(28℃)まで冷
却した後得られた凝縮液を反応器l:戻した。この際、
凝縮液を油水分離し反応器C:戻T凝縮水C:ついては
反応器気相上部からスプレーした。
重合を終了した後は、遠心分離機C二かけることなく生
成物を反応器からとり出し、粉末状ポリプロピレンの乾
燥に用いられる流動乾燥器に入れた。次に60℃(−加
熱した窒素を通し、乾燥させて、スチレン改質ポリプロ
ピレン粒子27.511:fを得た。得られた改質ポリ
プロピレン粒子は融着、塊状化などの現象がなく、均質
な粒子であった。また、反応器壁および攪拌翼への付着
ポリマーは182であり1次のパッチの含浸および重合
操作(二悪影響を及ぼすことはなかった。
得られた改質ポリプロピレン粒子10Kpc2゜6−ジ
ーt−ブチル−p−クレゾールlotおよびカルンウム
ステアレート10tを添加し、ヘンセルミキサー(商品
名)で3分間攪拌混合したのち、該混合物を単軸押出機
により溶融混練温度250℃で溶融押出しペレットを得
た。
該ペレットを用いて射出成形法により樹脂温230t:
で曲げ弾性率測定用試験片を調製し、曲げ弾性率を測定
した。その結果は17500に4f/c1ftであった
。また、°未改質のポリプロピレン粒子(A)を用いて
上述の方法に準拠して試験片を調製し、曲げ弾性率を測
定した。その結果はx4ooobf/crIであツタ。
比較例1 塩基性リン酸カルンウム1.5fとドデンルベンゼンス
ルホン酸ソーダ0.52を含む純水4匂を用いない以外
は実施例1に準拠して含浸および重合を行なって、スチ
レン改質ポリプロピレン粒子25.74を得た。
この間重合反応が進むC:従い、気相部から抜き出すガ
ス量は少なくなり、重合温度が上昇傾向となったので、
ジャケット1:水を流し、冷却する必要があった。また
1重合終了後、反応器を開放すると反応器壁および攪拌
翼シ:はポリマーが1.IKt付着しており、これを除
去してからでないとこの反応器を次の含浸および重合操
作に使用することは不可能であった。
比較例2 ポリプロピレン粒子(A)を8.6 K4、t−プチル
パーオキンベンゾエート24.8 fを溶解したスチレ
ン3.4 K4、および塩基性リン酸カルンウ/15F
とドデンルベンゼンスルホン酸ソーダ4tを含む純水3
0に4を用いる以外は実施例1c:準拠して含浸および
重合反応を行なった。重合終了後スラリーを遠心分離機
にかけ、水を分離した。次(;流動乾燥器C入れ60℃
に加熱した窒素を通し、乾燥させてスチレン改質ポリプ
ロピレン粒子11.5 KFを得た。
従って1遠心分離工程が必要となったほか、回分重合1
回あたりで得られたスチレン改質ポリプロピレン粒子の
量も実施例1の27.5 K4から11.5 KFへと
少なくなり、生産効率が低下した。
実施例2 実施例I Cおいて・ポリプロピレン粒子(A)の代わ
りC:ポリプロピレン粒子(B)を20Kf用い、スチ
レン量を7.5−とし、更C:アクリロニトリルを0.
5−加えた以外は実施例1に準拠して、スチレン−アク
リロニトリル改質ポリプロピレン粒子27.4〜を得た
。得られた粒子に塊状物は見られず、均質な粒子であっ
た。また、反応器壁および攪拌翼への付着ポリマーは2
7fであり、次の含浸および重合操作1:悪影響を及ぼ
すことはなかった。得られた改質ポリプロビレ1501
m、横150rrxs厚み2朋の平板を調製し・塗装性
を評価した。その結果98個/100であった。また未
改質のポリプロピレン粒子(B)を用いて、実施例1≦
:準拠して、ペレット化・平板を調製し塗装性を評価し
た。その結果0/1oOであった。
実施例3 実施例2I=おいてポリプロピレン粒子(B)の代わり
(;ポリプロピレン粒子(C1を20Kg用い、また、
アクシロニトリルの代わりlニメチルメタクyレートを
0.2Kr加えた以外は実施例23二準拠して、スチレ
ン−メチルメタクリレート改質ポリプロピレン粒子27
.2 Ktを得た。得られた粒子に融着粒や塊状物は認
められなかった。又、反応器壁および攪拌翼への付着ポ
リマーは31tであり、次の含浸および重合操作C二悪
影響を及ぼさなかった。得られた改質ポリプロピレン粒
子を用いて実施例2に準拠して、ペレット化、平板を調
製し・塗装性を測定した。その結果は95/100であ
った。また、未改質のポリプロピレン粒子(C)を用い
て・実施例2に準拠してペレット化、平板を調製し、塗
装性を評価した。
その結果はo / l○○であった。
実施例4 実施例1(二おいてスチレンの代わりに酢酸ビニル5K
f%t−プチルバーオキンペンゾエートの代わりに過酸
化ベンゾイル4 B、4 fを用いて、重合温度を90
℃としたこと以外は実施例1に準拠して、酢酸ビニル改
質ポリプロピレン粒子24.5 Ktを得た。反応器壁
に付着したポリマーは21Pであり、次の含浸および重
合操作C:悪影響を与えることはなかった。得られた改
質ポリプロピレン粒子を用いて、Tダイ押出法で厚さ0
.5關のシートを作成し、ンアノアクリレート系接着剤
を用いて接着性を評価したところ剥離強度は0.5〜f
/mであった。また未改質のポリプロとレン粒子体)を
用いて作成したシートの剥離強度はO,1Kpf/cm
であり、接着性が大巾(二改善されていることが判明し
た。
実施例5 実施例2において、ビニル単量体として更にエテルメタ
クリレートを0.59加えた以外は実施例2に準拠して
スチレン−アクリロニトリル−エチルメタクリレート改
質ポリプロピレン粒子27.9 Kfを得た。得られた
粒子は均質であり、又反応器壁へのポリマー付着量も3
5fであり、次の含浸および重合操作f二悪影響を及ぼ
さなかった。得られた改質ポリプロピレンを用いて、実
施例2に準拠してペレット化、平板を調製し、塗装性を
測定した。その結果は100/l OOであった。また
未改質のポリプロピレン粒子(B)を用いて、実施例2
に準拠してペレット化、平板調製を行ない塗装性を測定
した。その結果は0/100であった。
実施例6 実施例1においてポリプロピレン粒子(A)の代わりに
ボリブロビレン粒子(C)を20Kf用いた以外は実施
例I C準拠してスチレン改質ポリプロピレン粒子27
.3Krを得た。この粒子は@着・塊状化等が見られず
均質なものであった。又反応器壁及び攪拌翼への付着ポ
リマーは22Fであり、次の含浸重合に悪影響を与えな
かった。
得られた改質ポリプロピレン粒子を用いて・実施例1≦
二準拠して、ペレット化・曲げ弾性率測定用試験片をA
IL、曲げ弾性率を測定した。
その結果は9200 Kpifidであった。
また、未改質ポリプロピレン粒子(qを用いて、実施例
1に準拠してペレット化、曲げ弾性率測定用試験片を調
製し、曲げ弾性率を測定した。
その結果は〕OOOKff/c71!であった。
実施例7 実施例4(;おいて・ビニル単量体として更≦二メチル
メタクリレ−)1.0Kfを加えた以外は実施例4f二
準拠して酢酸ビニル−メチルメタクリレート改質ポリプ
ロピレン粒子25.4に9を得た。
得られた粒子C二塊状物は認められず均質な粒子であっ
た。反応器壁および攪拌翼に付着したポリマーは26f
であり・次の含浸および重合操作に際し、特に間頌とな
らなかった。
また、得られた改質ポリプロピレン粒子を用いて、実施
例I に準拠してペレット化し、該ペレットを用いてT
ダイ押出法により厚さ0.1正のシートを作成し、ンア
ノアクリレート系接着剤を用いて接着性を評価したとこ
ろその剥離強度は2.61wf/cW1であった。また
、未改質のポリプロピレン粒子(A)を用いて作成した
ノートの剥離強度は0.I Kpf/cmであり、接着
性が大巾に改善されていることが確認された。
以上 特許出願人  チ ッ ソ 株式会 社代理人 弁理士
 佐々井 彌太部 同 上 野中克彦 手続補正書(自発) 1、事件の表示 昭和61年特許願第237639号 2、発明の名称 改質ポリプロピレン粒子の製造方法 8、補正をする者 事件との関係 特許出願人 大阪府大阪市北区中之島三丁目6番32号(〒530)
東京都新宿区新宿2丁目8番1号(〒160)5、補正
の対象 「発明の詳細な!1i!明」の欄 6、補正の内容 (1)8A細書第18頁1行目「縦、横各100個」を
「100個」K訂正する。
以上

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ポリプロピレン粒子に重合性ビニル単量体を含浸
    後、重合させて改質ポリプロピレン粒子を製造する方法
    において、該ビニル単量体の重合を攪拌機付き反応器を
    用いて、ラジカル重合開始剤の存在下、ポリプロピレン
    粒子 100重量部に対し、水が5〜30重量部存在する条件
    下で行ない、かつ重合中、反応器の気相部の気体を連続
    的に系外に一部抜き出し、冷却した後得られた凝縮液を
    反応器に戻すことを特徴とする改質ポリプロピレン粒子
    の製造方法。
  2. (2)反応器に戻す凝縮液のうち凝縮水を反応器内気相
    部にスプレーする特許請求の範囲第1項に記載の製造方
    法。
  3. (3)ラジカル重合開始剤が有機過酸化物である特許請
    求の範囲第1項に記載の製造方法。
  4. (4)ラジカル重合開始剤をポリプロピレン粒子100
    重量部に対し0.01〜5重量部使用する特許請求の範
    囲第1項に記載の製造方法。
  5. (5)重合性ビニル単量体をポリプロピレン粒子100
    重量部に対し、0.1〜200重量部使用する特許請求
    の範囲第1項に記載の製造方法。
  6. (6)含浸及び重合が、ポリプロピレン粒子の融点より
    低い温度で行なわれる特許請求の範囲第1項に記載の製
    造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0596654A1 (en) * 1992-10-30 1994-05-11 Tonen Corporation Modified Polyolefin
US5411994A (en) * 1989-12-21 1995-05-02 Himont Incorporated Graft copolymers of polyolefins and a method of producing same
EP0703251A1 (de) 1994-09-26 1996-03-27 PCD-Polymere Gesellschaft m.b.H. Verfahren zur Pfropfung von Polyolefinen

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EP0596654A1 (en) * 1992-10-30 1994-05-11 Tonen Corporation Modified Polyolefin
EP0703251A1 (de) 1994-09-26 1996-03-27 PCD-Polymere Gesellschaft m.b.H. Verfahren zur Pfropfung von Polyolefinen

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