JPS6388921A - 船首部電気品の遠隔制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、船舶の船首部に配設した電気品の遠隔制御装
置に関するものである。

［従来の技術］ 一般に、タンカー或は貨物船等の各種船舶に於いては、
機関室及び船橋は船尾に位置するものが多い。

そのため、船首部に配設した照明機器や回転機等の電気
品を機関室や船橋から遠隔操作する場合、機関室の電源
装置と各電気品とを接続する電力線を敷設し、更に機関
室や船橋に設けたスイッチ等の遠隔操作装置と各電気品
とを接続する制御用電線を前記電力線とは全く別に敷設
して、各種操作を行っていた。

［発明が解決しようとする問題点コ しかしながら、上述の如く電力線及び制御用電線を夫々
別個に敷設する方法では、人件費削減のための省人力化
及び各種作業の高効率化を目的とする機械化・自動化を
推進することに伴い、各種電気品が増加し、更に該電気
品の集中制御の要求が高まるにつれて、制御用電線数も
増加する一方であり、特に機関室及び船橋が船尾に位置
する場合、該制御用電線の長さも長くなるため、制御用
電線敷設に要する材料費及び工事費が増加するという問
題を有していた。

［問題点を解決するための手段］ 本発明は、上述の従来の問題点を解決することを目的と
してなしたものであり、機関室内に設置した電源装置と
、船首部に設置した変圧器とを変圧器用一次側電力線に
て接続した船舶に於いて、電気品制御回路からの各制御
信号を多重伝送用信号に変換する制御信号送信器と、該
多重伝送用信号を電力波形上に重畳せしめる制御信号結
合器と、電力波形上に重畳せしめた多重伝送用信号を電
力波形より分離する制御信号分離器と、該制御信号分離
器からの多重伝送用信号を受信し判別して各電気品の制
御信号を発する制御信号受信器と、該制御信号により各
電気品を制御する電気品の分電・制御盤とを備えてなる
ことを特徴とするものである。

［作　　　用］ 電気品制御回路からの各制御信号を制御信号送信器にて
多重伝送用信号に変換し、該多重伝送用信号を制御信号
結合器にて電力波形上に重畳せしめ、該電力波形上に重
畳せしめた多重伝送用信号を制御信号分離器にて電力波
形より分離し、該電力波形より分離した多重伝送用信号
を制御信号受信器にて受信しつつ内容を判別し、分電・
制御盤に送ることにより、電気品の制御を行う。

［実　施　例］ 以下、図面を参照しつつ本発明の詳細な説明する。

第１図に示す如く、船体１の船尾側に機関室２を配設し
、該機関室２上に船橋３を設け、前記機関室２内に設置
した電源装置５と、前記船体ｌの船首部４に設置した変
圧器Ｂとを変圧器用一次側電力線７にて接続する。

前記船橋３内に設けたスイッチ等による遠隔操作装置の
電気品制御回路８に、該電気品制御回路８からの各制御
信号を多重伝送用信号に変換する制御信号送信器９を接
続し、該制御信号送信器９に前記多重伝送用信号を電力
波形上に重畳せしめる制御信号結合器１０を接続し、該
制御信号結合器１０を前記変圧器用一次側電力線７上の
電源装置５側に取付ける。

前記電力波形上に重畳せしめた多重伝送用信号を分離す
る制御信号分離器１１を、前記変圧器用一次側電力線７
上の変圧器Ｂ側に取付け、該制御信号分離器１１に前記
分離した多重伝送用信号を判別する制御信号受信器１２
を接続し、該制御信号受信器１２と、前記変圧器６に接
続せしめた分電・制御盤１３とを接続し、該分電・制御
盤１３に照明機器や回転機等の各種電気品１４を夫々接
続する。

尚、前記制御信号送信器９、制御信号結合器ＩＯ１制御
信号分離器１１．制御信号受信器１２の４器を一体形と
してもよい。

以下、本発明の実施例の作動について説明する。

スイッチ等による遠隔操作装置の電気品制御回路８から
の各制御信号を、制御信号送信器９にて多重伝送用信号
に変換し、該多重伝送用信号を制御信号結合器ｌＯにて
、電源装置５から変圧器６へ送られる電力波形上に重畳
せしめ、該電力波形上に重畳せしめた多重伝送用信号を
制御信号分離器１１にて電力波形より分離する。

この時、電力は変圧器６及び分電・制御盤１３を介して
電気品１４に送られる。

該電力波形より分離した多重伝送用信号を制御信号受信
器１２にて受信しつつ内容を判別し、分電・制御盤１３
に送ることにより、制御信号内容に該当する電気品１４
の制御を行う。

又、前記制御信号送信器９、制御信号結合器１０、制御
信号分離器１１、制御信号受信器１２の４器を変圧器用
一次側電力線７上の電源装置５側と変圧器６側とに夫々
取付ければ、上述した如く、機関室２に設けた電源装置
５側から船首部４に設けた変圧器６側への信号伝送を行
い得ると共に、該変圧器６側から電源装置５側への信号
伝送も可能となる。

又、前記した様に制御信号送信器９、制御信号結合器１
０、制御信号分離器１１、制御信号受信器１２の４器を
一体形としたものを変圧器用一次側電力線７上の電源装
置５側と変圧器６側とに夫々取付けても、電源装置５側
から変圧器Ｂ側への信号伝送及び変圧器６側から電源装
置５側への信号伝送が可能となる。

尚、本発明は上記実施例にのみ限定されるものではなく
、本発明の要旨を逸脱しない範囲内に於いて種々変更を
加え得ることは勿論である。

［発明の効果］ 以上述べた如く本発明によれば、各種電気品の遠隔制御
を電力線を利用して行い得るため、遠隔操作装置と各種
電気品との間の制御用電線が不要となり、該制御用電線
敷設に要していた材料費及び工事費を節約でき、又、新
たに電気品を追加装備し遠隔制御を行ったり、或は既設
電気品を新たに遠隔制御する場合にも、制御用電線を新
設する必要がなく、既設の電力線を利用し得る等、種々
の優れた効果を発揮する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例を示す説明図である。 ■は船体、２は機関室、３は船橋、４は船首部、５は電
源装置、Ｂは変圧器、７は変圧器用一次側電力線、８は
電気品制御回路、９は制御信号送信器、１０は制御信号
結合器、１１は制御信号分離器、１２は制御信号受信器
、１３は分電・制御盤、１４は電気品を示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １）機関室内に設置した電源装置と、船首部に設置した
   変圧器とを変圧器用一次側電力線にて接続した船舶に於
   いて、電気品制御回路からの各制御信号を多重伝送用信
   号に変換する制御信号送信器と、該多重伝送用信号を電
   力波形上に重畳せしめる制御信号結合器と、電力波形上
   に重畳せしめた多重伝送用信号を電力波形より分離する
   制御信号分離器と、該制御信号分離器からの多重伝送用
   信号を受信し判別して各電気品の制御信号を発する制御
   信号受信器と、該制御信号により各電気品を制御する電
   気品の分電・制御盤とを備えてなることを特徴とする船
   首部電気品の遠隔制御装置。