JPS638802Y2 - - Google Patents
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- JPS638802Y2 JPS638802Y2 JP4092784U JP4092784U JPS638802Y2 JP S638802 Y2 JPS638802 Y2 JP S638802Y2 JP 4092784 U JP4092784 U JP 4092784U JP 4092784 U JP4092784 U JP 4092784U JP S638802 Y2 JPS638802 Y2 JP S638802Y2
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- pressure
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Landscapes
- Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は、エンジンのオイル過装置の改良に
関する。
関する。
(従来技術)
従来、エンジンのオイル過装置としては、第
1図に示す如く、オイルポンプ1とエンジン2と
の間の圧送通路3に、ダストや金属摩耗粉などを
過するフルフロー式フイルタ4が設けられ、圧
送通路3から分岐してオイルパン5に通じる分岐
通路6に、排気ガス還流によつてオイルに混入す
る微細なカーボン粉などを過するバイパス式フ
イルタ7が設けられたものは提案されている(実
開昭58−112414号公報参照)。
1図に示す如く、オイルポンプ1とエンジン2と
の間の圧送通路3に、ダストや金属摩耗粉などを
過するフルフロー式フイルタ4が設けられ、圧
送通路3から分岐してオイルパン5に通じる分岐
通路6に、排気ガス還流によつてオイルに混入す
る微細なカーボン粉などを過するバイパス式フ
イルタ7が設けられたものは提案されている(実
開昭58−112414号公報参照)。
そして、バイパス式フイルタ7の下流側の分岐
通路6には、バイパス式フイルタ7のオイルの通
過流量を制限する絞り(オリフイス)8が設けら
れている。
通路6には、バイパス式フイルタ7のオイルの通
過流量を制限する絞り(オリフイス)8が設けら
れている。
このバイパス式フイルタ7の下流側に絞り8を
設ける理由は、上流側では絞り8にダスト等が付
着して塞がれる恐れがあること、バイパス式フイ
ルタ7に流量が制限された後のオイルしか供給さ
れないので過性能を有効に利用できないことな
どからである。
設ける理由は、上流側では絞り8にダスト等が付
着して塞がれる恐れがあること、バイパス式フイ
ルタ7に流量が制限された後のオイルしか供給さ
れないので過性能を有効に利用できないことな
どからである。
ところで、寒冷時(オイル低温時)などでオイ
ルの粘度が高い場合にエンジンを高回転すると、
安全弁(レギユレータ弁、バイパス弁)では対応
し切れないほどの異常に高い油圧がバイパス式フ
イルタ7に作用する。このとき、バイパス式フイ
ルタ7に至る通路3,6が長いと、その間の圧力
損失により油圧が下げられるので問題は少ない
が、一つの装着用ブラケツトにフルフロー式フイ
ルタ4とバイパス式フイルタ7を一体に装着する
構成を採用した場合、通路3,6がきわめて短か
くなるので、異常に高い油圧がそのままバイパス
式フイルタ7に作用することになる。
ルの粘度が高い場合にエンジンを高回転すると、
安全弁(レギユレータ弁、バイパス弁)では対応
し切れないほどの異常に高い油圧がバイパス式フ
イルタ7に作用する。このとき、バイパス式フイ
ルタ7に至る通路3,6が長いと、その間の圧力
損失により油圧が下げられるので問題は少ない
が、一つの装着用ブラケツトにフルフロー式フイ
ルタ4とバイパス式フイルタ7を一体に装着する
構成を採用した場合、通路3,6がきわめて短か
くなるので、異常に高い油圧がそのままバイパス
式フイルタ7に作用することになる。
このため、ブラケツトとバイパス式フイルタ7
との装着部に介設されるシール部材がその油圧に
耐えられなくなり、装着部からオイルが漏れると
いう問題が生じる。
との装着部に介設されるシール部材がその油圧に
耐えられなくなり、装着部からオイルが漏れると
いう問題が生じる。
(考案の目的)
本考案は、ブラケツトにフルフロー式フイルタ
とバイパス式フイルタを一体に装着する構成を採
用した場合に生じる問題を解決するためになされ
たもので、ブラケツトとバイパス式フイルタとの
装着部からのオイル漏れを防止して、コンパクト
な一体装着構造を実現化することを基本的な目的
とするものである。
とバイパス式フイルタを一体に装着する構成を採
用した場合に生じる問題を解決するためになされ
たもので、ブラケツトとバイパス式フイルタとの
装着部からのオイル漏れを防止して、コンパクト
な一体装着構造を実現化することを基本的な目的
とするものである。
(考案の構成)
このため本考案は、加圧オイルを各潤滑部へ供
給する圧送通路と、該圧送通路が開口するフルフ
ロー式フイルタの装着部と、圧送通路から分岐し
てオイルパン側に通じる分岐通路と、該分岐通路
が開口するバイパス式フイルタの装着部とを形成
したブラケツトを設け、上記バイパス式フイルタ
の装着部より上流側の分岐通路に、バイパス式フ
イルタの下流側に設けられたオイルの通過流量を
制限する絞りの通路断面積より大きく、かつ、少
なくともオイル低温時に上記圧送通路の断面積よ
り小さい通路断面積を形成する絞りを設けて、該
ブラケツトに、シール部材を介して上記フルフロ
ー式フイルタとバイパス式フイルタとを装着して
構成したものである。
給する圧送通路と、該圧送通路が開口するフルフ
ロー式フイルタの装着部と、圧送通路から分岐し
てオイルパン側に通じる分岐通路と、該分岐通路
が開口するバイパス式フイルタの装着部とを形成
したブラケツトを設け、上記バイパス式フイルタ
の装着部より上流側の分岐通路に、バイパス式フ
イルタの下流側に設けられたオイルの通過流量を
制限する絞りの通路断面積より大きく、かつ、少
なくともオイル低温時に上記圧送通路の断面積よ
り小さい通路断面積を形成する絞りを設けて、該
ブラケツトに、シール部材を介して上記フルフロ
ー式フイルタとバイパス式フイルタとを装着して
構成したものである。
(考案の効果)
本考案によれば、バイパス式フイルタの上流側
にも、下流側の絞りよりも通路断面積が大きい絞
りを設けたものであるから、この大きい絞りは、
ダスト等が付着して塞がれる恐れが少なく、また
バイパス式フイルタの過性能を低下させるほど
に流量を制限しない範囲内で、異常に高い油圧が
バイパス式フイルタに作用するのを防止するの
で、ブラケツトとバイパス式フイルタとの装着部
からオイルが漏れることがなくなる。
にも、下流側の絞りよりも通路断面積が大きい絞
りを設けたものであるから、この大きい絞りは、
ダスト等が付着して塞がれる恐れが少なく、また
バイパス式フイルタの過性能を低下させるほど
に流量を制限しない範囲内で、異常に高い油圧が
バイパス式フイルタに作用するのを防止するの
で、ブラケツトとバイパス式フイルタとの装着部
からオイルが漏れることがなくなる。
これにより、ブラケツトにフルフロー式フイル
タとバイパス式フイルタを一体に装着する構成を
採用することが可能となるので、オイル過装置
全体のコンパクト化が図れるようになる。
タとバイパス式フイルタを一体に装着する構成を
採用することが可能となるので、オイル過装置
全体のコンパクト化が図れるようになる。
さらに、バイパス式フイルタの上流側の絞りが
大きいことから、このフイルタを取外す際に、フ
イルタ内部から流出するオイルが圧送通路へスム
ーズに逆流してフイルタ周辺にオイルが溢れ出な
くなり、周辺機器を汚すことがない。このことに
より、バイパス式フイルタのブラケツトへの装着
位置には自由度があり、より、オイル過装置全
体をコンパクトにできる。
大きいことから、このフイルタを取外す際に、フ
イルタ内部から流出するオイルが圧送通路へスム
ーズに逆流してフイルタ周辺にオイルが溢れ出な
くなり、周辺機器を汚すことがない。このことに
より、バイパス式フイルタのブラケツトへの装着
位置には自由度があり、より、オイル過装置全
体をコンパクトにできる。
実施例
第2図はオイル過装置の基本回路であり、オ
イルポンプ11とエンジン12との間の圧送通路
30,31に、フルフロー式フイルタ14が設け
られ、圧送通路30,31から分岐してオイルパ
ン15に通じる分岐通路32,33に、バイパス
式フイルタ17が設けられる一方、該分岐通路3
2,33のバイパス式フイルタ17の下流側に
は、従来と同様にオイルの通過流量を制限する小
さい絞り(オリフイス)18が設けられ、該バイ
パス式フイルタ17の上流側には、異常に高い油
圧を制限する大きい絞り(オリフイス)19が設
けられている。
イルポンプ11とエンジン12との間の圧送通路
30,31に、フルフロー式フイルタ14が設け
られ、圧送通路30,31から分岐してオイルパ
ン15に通じる分岐通路32,33に、バイパス
式フイルタ17が設けられる一方、該分岐通路3
2,33のバイパス式フイルタ17の下流側に
は、従来と同様にオイルの通過流量を制限する小
さい絞り(オリフイス)18が設けられ、該バイ
パス式フイルタ17の上流側には、異常に高い油
圧を制限する大きい絞り(オリフイス)19が設
けられている。
なお、20はレギユレータ弁、21はフルフロ
ー式フイルタ14のバイパス弁である。
ー式フイルタ14のバイパス弁である。
第3図はオイル過装置の具体的構造であり、
ブラケツト26の一側面には、エンジン12の側
面への取付部27が、ブラケツト26の下面に
は、フルフロー式フイルタ14の装着部28が、
ブラケツト26の上面には、バイパス式フイルタ
17の装着部29が、それぞれ形成されている。
ブラケツト26の一側面には、エンジン12の側
面への取付部27が、ブラケツト26の下面に
は、フルフロー式フイルタ14の装着部28が、
ブラケツト26の上面には、バイパス式フイルタ
17の装着部29が、それぞれ形成されている。
該ブラケツト26内の下段位置には、一端口3
0aが取付部27に開口し、他端口30bがフル
フロー式フイルタ14の装着部28の周囲凹部2
8aに開口して、エンジン12のオイルパン15
のオイルをオイルポンプ11でフルフロー式フイ
ルタ14に圧送する第1圧送通路30が形成され
ている。
0aが取付部27に開口し、他端口30bがフル
フロー式フイルタ14の装着部28の周囲凹部2
8aに開口して、エンジン12のオイルパン15
のオイルをオイルポンプ11でフルフロー式フイ
ルタ14に圧送する第1圧送通路30が形成され
ている。
また、ブラケツト26内の中段位置には、一端
口31aが取付部27に開口し、他端口31bが
フルフロー式フイルタ14の装着部28の中心凸
部28bに開口して、フルフロー式フイルタ14
で過されたオイルをエンジン12の各潤滑部に
圧送する第2圧送通路31が形成されている。
口31aが取付部27に開口し、他端口31bが
フルフロー式フイルタ14の装着部28の中心凸
部28bに開口して、フルフロー式フイルタ14
で過されたオイルをエンジン12の各潤滑部に
圧送する第2圧送通路31が形成されている。
さらに、ブラケツト26内の上段位置には、一
端口33aが取付部27に開口し、他端口33b
がバイパス式フイルタ17の装着部29の中心凸
部29bに開口して、バイパス式フイルタ17で
過されたオイルをオイルパン15に戻す第2分
岐通路33が形成されている。
端口33aが取付部27に開口し、他端口33b
がバイパス式フイルタ17の装着部29の中心凸
部29bに開口して、バイパス式フイルタ17で
過されたオイルをオイルパン15に戻す第2分
岐通路33が形成されている。
さらにまた、ブラケツト26内の上段位置に
は、一端口32aが第2圧送通路31に接続さ
れ、他端口32bがバイパス式フイルタ17の装
着部29の周囲凹部29aに開口して、第2圧送
通路31から分岐したオイルをバイパス式フイル
タ17に圧送する第1分岐通路32が形成されて
いる。
は、一端口32aが第2圧送通路31に接続さ
れ、他端口32bがバイパス式フイルタ17の装
着部29の周囲凹部29aに開口して、第2圧送
通路31から分岐したオイルをバイパス式フイル
タ17に圧送する第1分岐通路32が形成されて
いる。
上記ブラケツト26の第2分岐通路33には、
取付部27側からのキリ穴で形成される通路と、
装着部29側からのキリ穴で形成される通路とが
交わる部分に、装着部29からのキリ穴により小
さい絞り(オリフイス)18が一体に形成されて
いる。
取付部27側からのキリ穴で形成される通路と、
装着部29側からのキリ穴で形成される通路とが
交わる部分に、装着部29からのキリ穴により小
さい絞り(オリフイス)18が一体に形成されて
いる。
また、上記ブラケツト26の第1分岐通路32
には、装着部28側からのキリ穴で形成される通
路と、装着部29側からのキリ穴で形成される通
路とが交わる部分に、装着部29側からのキリ穴
により大きい絞り(オリフイス)19が一体に形
成されている。
には、装着部28側からのキリ穴で形成される通
路と、装着部29側からのキリ穴で形成される通
路とが交わる部分に、装着部29側からのキリ穴
により大きい絞り(オリフイス)19が一体に形
成されている。
この大きい絞り19は、小さい絞り18の通路
断面積より大きく、かつ、第2圧送通路31の断
面積より小さい通路断面積に設定されている。
断面積より大きく、かつ、第2圧送通路31の断
面積より小さい通路断面積に設定されている。
一方、上記フルフロー式フイルタ14は、押え
ばね34で位置決めした材(例えば、40〜60μ
のメツシユを有するもの)35が装填されたケー
ス36の装填用開口を蓋板37で閉塞してユニツ
ト化され、該蓋板37の中心には、上記装着部2
8の中心凸部28bに形成された雄ねじ28cに
螺合する雌ねじ37aが形成されるとともに、該
蓋板37の周囲には、上記装着部28の周囲凹部
28aに連通する連通孔37b,…,38bが形
成され、蓋板37の外面側周囲にはシール部材3
8が取付けられている。
ばね34で位置決めした材(例えば、40〜60μ
のメツシユを有するもの)35が装填されたケー
ス36の装填用開口を蓋板37で閉塞してユニツ
ト化され、該蓋板37の中心には、上記装着部2
8の中心凸部28bに形成された雄ねじ28cに
螺合する雌ねじ37aが形成されるとともに、該
蓋板37の周囲には、上記装着部28の周囲凹部
28aに連通する連通孔37b,…,38bが形
成され、蓋板37の外面側周囲にはシール部材3
8が取付けられている。
そして、フルフロー式フイルタ14は、ケース
36を手で回し、蓋板37の雌ねじ37aをブラ
ケツト26の装着部28の中心凸部28bの雄ね
じ28cに螺合することにより、シール部材38
を介してブラケツト26に装着され、第1圧送通
路30から圧送されてきたオイルは、装着部28
の周囲凹部28aから蓋板37の連通孔37bを
通つてケース36内に入り、材35の外周面側
から内周面側へ通過する途中で過されて、中心
凸部28bの他端口31bから第2圧送通路31
に入り、第2圧送通路31を通つてエンジン12
の各潤滑部に圧送されるようになる。
36を手で回し、蓋板37の雌ねじ37aをブラ
ケツト26の装着部28の中心凸部28bの雄ね
じ28cに螺合することにより、シール部材38
を介してブラケツト26に装着され、第1圧送通
路30から圧送されてきたオイルは、装着部28
の周囲凹部28aから蓋板37の連通孔37bを
通つてケース36内に入り、材35の外周面側
から内周面側へ通過する途中で過されて、中心
凸部28bの他端口31bから第2圧送通路31
に入り、第2圧送通路31を通つてエンジン12
の各潤滑部に圧送されるようになる。
なお、39は、ばね40により閉方向に付勢さ
れたチエツク弁で、材35が目詰まりする等し
てケース36内の油圧が異常に高まつたときにオ
イルを第2圧送通路31にバイパスさせる。
れたチエツク弁で、材35が目詰まりする等し
てケース36内の油圧が異常に高まつたときにオ
イルを第2圧送通路31にバイパスさせる。
上記バイパス式フイルタ17は、押えばね42
で位置決めした材(例えば、5μ程度のメツシ
ユを有する)43が装填されたケース44の装填
用開口を蓋板46で閉塞してユニツト化され、該
蓋板46の中心には、上記装着部29の中心凸部
29bに形成された雄ねじ29cに螺合する雌ね
じ46aが形成されるとともに、該蓋板46の周
囲には、上記装着部29の周囲凹部29aに連通
する連通孔46b,…,46bが形成され、蓋板
46の外面側周囲にはシール部材47が取付けら
れている。
で位置決めした材(例えば、5μ程度のメツシ
ユを有する)43が装填されたケース44の装填
用開口を蓋板46で閉塞してユニツト化され、該
蓋板46の中心には、上記装着部29の中心凸部
29bに形成された雄ねじ29cに螺合する雌ね
じ46aが形成されるとともに、該蓋板46の周
囲には、上記装着部29の周囲凹部29aに連通
する連通孔46b,…,46bが形成され、蓋板
46の外面側周囲にはシール部材47が取付けら
れている。
そして、バイパス式フイルタ17は、ケース4
4を手で回し、蓋板46の雌ねじ46aをブラケ
ツト26の装着部29の中心凸部29bの雄ねじ
29cに螺合することにより、シール部材47を
介してブラケツト26に装着され、第1分岐通路
32から大きい絞り19を介して圧送されてきた
オイルは、装着部29の周囲凹部29aから蓋板
46の連通孔46bを通つてケース44内に入
り、材43の外周面側から内周面側へ通過する
途中で過されて、中心凸部29bの他端口33
bから第2分岐通路33に入り、小さい絞り18
を介して第2分岐通路33を通りエンジン12の
オイルパン15に戻されるようになる。
4を手で回し、蓋板46の雌ねじ46aをブラケ
ツト26の装着部29の中心凸部29bの雄ねじ
29cに螺合することにより、シール部材47を
介してブラケツト26に装着され、第1分岐通路
32から大きい絞り19を介して圧送されてきた
オイルは、装着部29の周囲凹部29aから蓋板
46の連通孔46bを通つてケース44内に入
り、材43の外周面側から内周面側へ通過する
途中で過されて、中心凸部29bの他端口33
bから第2分岐通路33に入り、小さい絞り18
を介して第2分岐通路33を通りエンジン12の
オイルパン15に戻されるようになる。
上記のようにオイル過装置を構成すれば、オ
イルポンプ11の回転によりオイルパン15のオ
イルがブラケツト26の第1圧送通路30を通
り、フルフロー式フイルタ14に入つて過さ
れ、フルフロー式フイルタ14から第2圧送通路
31を通つてエンジン12の各潤滑部に圧送され
るとともに、フルフロー式フイルタ14で過済
のオイルの一部が第2圧送通路31から大きい絞
り19を介して第1分岐通路32を通り、バイパ
ス式フイルタ17に入つて過され、バイパス式
フイルタ17から小さい絞り18を介して第2分
岐通路33を通りオイルパン15に戻される。
イルポンプ11の回転によりオイルパン15のオ
イルがブラケツト26の第1圧送通路30を通
り、フルフロー式フイルタ14に入つて過さ
れ、フルフロー式フイルタ14から第2圧送通路
31を通つてエンジン12の各潤滑部に圧送され
るとともに、フルフロー式フイルタ14で過済
のオイルの一部が第2圧送通路31から大きい絞
り19を介して第1分岐通路32を通り、バイパ
ス式フイルタ17に入つて過され、バイパス式
フイルタ17から小さい絞り18を介して第2分
岐通路33を通りオイルパン15に戻される。
この場合、バイパス式フイルタ17の上流側に
位置する第1分岐通路32の絞り19は大きいた
め、ダスト等が付着して塞がる恐れが少なく、ま
た、バイパス式フイルタ17の過性能を低下さ
せるほどに流量を制限しないので、過性能が有
効に利用される。
位置する第1分岐通路32の絞り19は大きいた
め、ダスト等が付着して塞がる恐れが少なく、ま
た、バイパス式フイルタ17の過性能を低下さ
せるほどに流量を制限しないので、過性能が有
効に利用される。
そして、寒冷時(オイル低温時)などでオイル
の粘度が高い場合にエンジンを高回転すると、異
常に高い油圧が第1、第2圧送通路30,31に
加わり、通路長が短い第1分岐通路32からバイ
パス式フイルタ17に作用しようとするが、第1
分岐通路32の絞り19によりバイパス式フイル
タ17に作用する油圧の急上昇が制限されるの
で、ブラケツト26の装着部29に装着されたバ
イパス式フイルタ17のシール部材47がその油
圧に耐えることができ、装着部29からオイルが
漏れることがなくなる。
の粘度が高い場合にエンジンを高回転すると、異
常に高い油圧が第1、第2圧送通路30,31に
加わり、通路長が短い第1分岐通路32からバイ
パス式フイルタ17に作用しようとするが、第1
分岐通路32の絞り19によりバイパス式フイル
タ17に作用する油圧の急上昇が制限されるの
で、ブラケツト26の装着部29に装着されたバ
イパス式フイルタ17のシール部材47がその油
圧に耐えることができ、装着部29からオイルが
漏れることがなくなる。
また、バイパス式フイルタ17はコンパクト化
のため、ブラケツト26の上面の装着部29に装
着する構成であるから、フイルタ交換などのとき
に取外すと、内部のオイルが蓋板46の連通孔4
6b等から流れ出てエンジン12の周辺を汚す恐
れがあるが、流れ出たオイルをオイル受け皿とし
ても作用する装着部29の周囲凹部29aで受け
溜めると、第2分岐通路33の絞り19が大きい
ので、第2圧送通路31にスムースに逆流するよ
うになり、周囲凹部29aからも溢れ出ることが
なく、周辺機器を汚す恐れがなくなる。
のため、ブラケツト26の上面の装着部29に装
着する構成であるから、フイルタ交換などのとき
に取外すと、内部のオイルが蓋板46の連通孔4
6b等から流れ出てエンジン12の周辺を汚す恐
れがあるが、流れ出たオイルをオイル受け皿とし
ても作用する装着部29の周囲凹部29aで受け
溜めると、第2分岐通路33の絞り19が大きい
ので、第2圧送通路31にスムースに逆流するよ
うになり、周囲凹部29aからも溢れ出ることが
なく、周辺機器を汚す恐れがなくなる。
さらに、従来では、個々のブラケツトへのフル
フロー式フイルタ14やバイパス式フイルタ17
の装着は、ケース36,44と材35,43を
挿通するセンターボルトにより行なつていたの
で、特別な装着用工具を必要としたが、上記実施
例では、ブラケツト26へのフルフロー式フイル
タ14とバイパス式フイルタ17の装着は、ケー
ス36,44を手で回して蓋板37,46の雌ね
じ37a,46aを装着部28,29の雄ねじ2
8c,29cに螺合することにより行なえるの
で、特別な装着用工具が不要になる。
フロー式フイルタ14やバイパス式フイルタ17
の装着は、ケース36,44と材35,43を
挿通するセンターボルトにより行なつていたの
で、特別な装着用工具を必要としたが、上記実施
例では、ブラケツト26へのフルフロー式フイル
タ14とバイパス式フイルタ17の装着は、ケー
ス36,44を手で回して蓋板37,46の雌ね
じ37a,46aを装着部28,29の雄ねじ2
8c,29cに螺合することにより行なえるの
で、特別な装着用工具が不要になる。
このように、1個のブラケツト26に、第1、
第2圧送通路30,31、第1、第2分岐通路3
2,33、絞り18,19、取付部27、装着部
28,29等を一体に形成して、各装着部28,
29に、フルフロー式フイルタ14、バイパス式
フイルタ17をねじ28c,29c,37a,4
6aで締結して装着する構成であるから、過装
置全体がコンパクトになる。
第2圧送通路30,31、第1、第2分岐通路3
2,33、絞り18,19、取付部27、装着部
28,29等を一体に形成して、各装着部28,
29に、フルフロー式フイルタ14、バイパス式
フイルタ17をねじ28c,29c,37a,4
6aで締結して装着する構成であるから、過装
置全体がコンパクトになる。
上記実施例では、第1分岐通路32に大きい絞
り(オルフイス)19を一体に形成したものであ
るが、第4図に示すように、第1分岐通路32に
対して、ブラケツト26のガイド孔49により第
1分岐通路32内に出没可能なワツクス(感温部
材)50を設ける一方、該ワツクス50の先端を
プラグ51で固定するとともに、該ワツクス50
の後端とガイド孔49との間にばね52を縮装し
て構成し、第2圧送通路31側の小孔53からガ
イド孔49内に入つたオイルの温度が高い(例え
ば、80℃以上)ときは、ワツクス50の伸び作用
で第1分岐通路32を開き、寒冷時などでオイル
の温度の低い(例えば、80℃以下)ときは、ワツ
クス50の縮み作用で第1分岐通路32を絞るよ
うにしてもよい。
り(オルフイス)19を一体に形成したものであ
るが、第4図に示すように、第1分岐通路32に
対して、ブラケツト26のガイド孔49により第
1分岐通路32内に出没可能なワツクス(感温部
材)50を設ける一方、該ワツクス50の先端を
プラグ51で固定するとともに、該ワツクス50
の後端とガイド孔49との間にばね52を縮装し
て構成し、第2圧送通路31側の小孔53からガ
イド孔49内に入つたオイルの温度が高い(例え
ば、80℃以上)ときは、ワツクス50の伸び作用
で第1分岐通路32を開き、寒冷時などでオイル
の温度の低い(例えば、80℃以下)ときは、ワツ
クス50の縮み作用で第1分岐通路32を絞るよ
うにしてもよい。
第1図は従来のオイル過装置の回路図、第2
図は本考案に係るオイル過装置の回路図、第3
図は本考案に係るオイル過装置の断面図、第4
図は第3図の変形例を示す要部断面図である。 11……オイルポンプ、12……エンジン、1
4……フルフロー式フイルタ、15……オイルパ
ン、17……バイパス式フイルタ、18,19…
…絞り(オリフイス)、26……ブラケツト、2
7……取付部、28,29……装着部、30,3
1……圧送通路、32,33……分岐通路、3
8,47……シール部材、50……ワツクス。
図は本考案に係るオイル過装置の回路図、第3
図は本考案に係るオイル過装置の断面図、第4
図は第3図の変形例を示す要部断面図である。 11……オイルポンプ、12……エンジン、1
4……フルフロー式フイルタ、15……オイルパ
ン、17……バイパス式フイルタ、18,19…
…絞り(オリフイス)、26……ブラケツト、2
7……取付部、28,29……装着部、30,3
1……圧送通路、32,33……分岐通路、3
8,47……シール部材、50……ワツクス。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 加圧オイルを各潤滑部へ供給する圧送通路にフ
ルフロー式フイルタが配設され、上記圧送通路か
ら分岐してオイルパン側に通じる分岐通路にバイ
パス式フイルタが配設され、該バイパス式フイル
タの下流側にオイルの通過流量を制限する絞りが
設けられたエンジンのオイル過装置において、 上記圧送通路と、該圧送通路が開口するフルフ
ロー式フイルタの装着部と、上記分岐通路と、該
分岐通路が開口するバイパス式フイルタの装着部
とを形成したブラケツトを設け、上記バイパス式
フイルタの装着部より上流側の分岐通路に、上記
絞りの通路断面積より大きく、かつ、少なくとも
オイル低温時に上記圧送通路の断面積より小さい
通路断面積を形成する絞りを設けて、該ブラケツ
トに、シール部材を介して上記フルフロー式フイ
ルタとバイパス式フイルタとを装着して成ること
を特徴とするエンジンのオイル過装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4092784U JPS60152012U (ja) | 1984-03-21 | 1984-03-21 | エンジンのオイル濾過装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4092784U JPS60152012U (ja) | 1984-03-21 | 1984-03-21 | エンジンのオイル濾過装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60152012U JPS60152012U (ja) | 1985-10-09 |
JPS638802Y2 true JPS638802Y2 (ja) | 1988-03-16 |
Family
ID=30550278
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4092784U Granted JPS60152012U (ja) | 1984-03-21 | 1984-03-21 | エンジンのオイル濾過装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60152012U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4535434B2 (ja) * | 2004-09-15 | 2010-09-01 | ヤンマー株式会社 | エンジン |
-
1984
- 1984-03-21 JP JP4092784U patent/JPS60152012U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60152012U (ja) | 1985-10-09 |
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