JPS63876Y2 - - Google Patents

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JPS63876Y2
JPS63876Y2 JP20355583U JP20355583U JPS63876Y2 JP S63876 Y2 JPS63876 Y2 JP S63876Y2 JP 20355583 U JP20355583 U JP 20355583U JP 20355583 U JP20355583 U JP 20355583U JP S63876 Y2 JPS63876 Y2 JP S63876Y2
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lid
drainage basin
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upward
water
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JP20355583U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、住宅等から排出される雑排水を含む
各種の排水の排水路における集合・分岐個所、転
向個所その他の個所に必要に応じて設置される排
水ますの蓋に関する。
周知のように排水ますはその上端部が地面とほ
ぼ面一になるように地中に埋設して設置され、そ
の上端部に蓋を装着することによつてその内部へ
雨水が単独で、または塵芥等を伴つて浸入するこ
とを防止している。これは、上記した排水路への
雨水の浸入によつて排水処理設備に導入される処
理水量が増大することによる処理効率の低下を防
止するに役立つている。
第1図に示したように、排水ますとしてはその
筒状壁100の上端部に内外一対の環状の上向き
突部101,102を備えたものが一般的に知ら
れており、これに対して従来の蓋Aとしてはその
外周部に環状の下向き突部A1を有するものが知
られていた。このような従来の蓋Aを排水ますに
装着した場合には、同図から明らかなように、環
状の下向き突部A1が一対の上向き突部101、
102の相互間に形成されている溝部103に嵌
入されると共に、蓋Aの裏面における上記下向き
突部A1の直内側部分が当り面A2として内側の支
持部101の端面に当接される。
上記のように蓋が装着された排水ますにあつて
も、第2図に示した排水ますにおける筒状壁10
0の上端部と蓋Aとの当接部分に生じる〓間、即
ち溝部103の壁面と下向き突部A1との間の〓
間S1a及び内側の上向き突部101の端面と当り
面A2との間の〓間S1bとによつて形成される浸水
経路S1を雨水が通過して排水ますの内部に浸入す
ることがある。これは、上記した従来の蓋Aを排
水ますに装着した場合、実質的な止水作用が内側
の上向き突部101の端面と当り面A2との当接
によつて上記浸水経路S1中の1個所でしかなされ
ず、雨水がその外側の上記〓間S1aを通過すると
きにU字状に迂回するとしても上記止水作用を確
実ならしめることに無理があるからである。特に
蓋Aがレンジコンクリートで製作されていると、
蓋A自体が軽量であるために上記した内側の上向
き突部101の端面と当り面A2との間の〓間S1b
が大きくなりやすく、上記止水作用の低下によつ
て一層浸水しやすい問題がある。
この問題を解決するためには、排水ますの上端
部の形状を変更して上記した浸水経路を長くする
ことも考えられるが、そのようにした場合には蓋
の形状を変更することが余儀なくされる上、既設
の排水ますへの浸水をなくするためにはその排水
ますを変換しなければならず、そのために多大な
時間、労力および費用が必要になり現実的でな
い。
本考案は以上の事情に鑑みてなされたもので、
従来の排水ますの上端部の形状を変更することな
く上記した浸水経路を長くでき、しかもその浸水
経路中の二つ以上の個所で実質的な止水作用を奏
し得る蓋を提供することによつて、排水ますへの
雨水の浸入を防ぎ、排水処理設備での処理効率の
低下を防止することを目的とする。
即ち本考案による排水ますの蓋は、筒状壁の上
端部に突設された内外一対の環状の上向き突部の
相互間に形成されている溝部に嵌入される環状の
第1下向き突部と、上記一対の上向き突部のうち
の外側の上向き突部に外嵌合される環状の第2下
向き突部とを有し、第1下向き突部の両端部およ
び第1下向き突部の端部のうちの少くとも二個所
に、これに対応する上記一対の上向き突部および
上記溝部の底面のうちの少くとも二個所に当接す
る当り面が設けられている点に特徴を有する。
以下、図示した実施例にしたがつて本考案を説
明する。
第3図に例示した蓋10において、環状の第1
下向き突部11は蓋10の裏面から突出した状態
で設けられており、また環状の第2下向き突部1
2は上記第1下向き突部11との間で溝部を形成
するように蓋10の外周部に設けられている。そ
して第1下向き突部11の内側には排水ますの内
側の上向き突部101の端面に当接される当り面
13が設けられる一方、該第1下向き突部11の
外側には排水ますの外側の上向き突部102の端
面に当接される当り面14が設けられている。
このような蓋を排水ますに装着した場合には、
同図のように、第1下向き突部11が一対の上向
き突部101,102の相互間に形成されている
溝部103に嵌入されると共に、第2下向き突部
12が外側の上向き突部102に外嵌合され、さ
らに一対の上向き突部101,102の各端面に
は当り面13,14がそれぞれ当接する。
第3図で説明した蓋10が装着された排水ます
の内部へ雨水が浸入するためには、雨水は第4図
に示した浸水経路S2を通過する必要がある。しか
しながらこの浸水経路S2は、地層Gと第2下向き
突部12との間の〓間S2a、外側の上向き突部1
02の外面と第2下向き突部12との間の〓間
S2b、外側の上向き突部102の端面と当り面1
4との間の〓間S2c、溝部103の壁面と第1下
向き突部11との間の〓間S2d並びに内側の上向
き突部101の端面と当り面13との間の〓間
S2eによつて形成され、そのうちの〓間S2dとS2e
とは第2図で説明した浸水経路S1を形成する〓間
S1aとS1bとにそれぞれ対応するから、上述の浸水
経路S2は上記した〓間S2a、S2b及びS2cに相応す
る長さだけ第2図の浸水経路S1よりも長くなる。
これに加えて浸水経路S2中には一対の上向き突部
101,102の各端面と二つの当り面13,1
4との各別の当接によつて実質的な止水作用を行
なう個所が二個所存在することになり、これら二
個所の当接部分の各外側には溝部103の壁面に
沿う雨水の迂回路と外側の上向き突部102の壁
面に沿う雨水の迂回路とがそれぞれ形成されてい
る。したがつて第3図で説明した蓋10が装着さ
れた排水ますにおいては、その蓋10が鋳鉄製の
重いものである場合はいうに及ばずレジンコンク
リート製の軽いものであつても、上述した構造上
の特徴、即ち浸水経路が第2図の場合より長いこ
と、実質的な止水作用を行なう個所が浸水経路S2
中に二個所あること、並びに二個所の止水個所の
外側にそれぞれ雨水の迂回路が形成されているこ
との相乗作用によつて第1図で説明したものより
も止水効果が向上したものとなる。実際上、上記
した蓋10を使用した場合、排水ますへの雨水の
浸入は完全に防止された。なお、溝部103、当
り面13または当り面14にパツキンを設けて止
水性を一層向上させることは自由である。
第3図では排水ますの上端部の外側の上向き突
部102が内側の上向き突部101よりも背高に
なつている場合を示しているが、外側の上向き突
部102が内側の上向き突部101と同一の高さ
になつている排水ますについても、上記した蓋1
0を装着した場合には上述した構造上の特徴によ
つて同様の止水効果が達成される。
なお第3図に示した蓋10は当り面13の直内
側に環状の突部15を一体に形成し、その突部1
5が蓋10の装着時に内側の支持部101に内嵌
合する形式となつている。このようにしておけ
ば、内側の上向き突部101と突部15との間に
形成される〓間Sf(第4図参照)によつて上述し
た浸水経路S2がさらに延長されることになり、止
水効果が一層向上する。
次に第5図は、実質的には第3図で説明したも
のと同一形状の蓋10を、筒状壁100の上端部
の形状が変更された排水ますに装着した場合を示
している。同図の排水ますにおいて、筒状壁10
0の上部に内外一対の環状の上向き突部101,
102が有せしめられている点は第3図に示した
排水ますと同様であるが、これら一対の上向き突
部101,102の外側にこれらと同心状の環状
の突出部104を有せしている点が第3図に示し
た排水ますと異なる。
このような排水ますに同図のように蓋10を装
着すると、第1下向き突部11が溝部103に嵌
入されると共に一対の上向き突部101,102
の各上端面が当り面13,14に当接するほか、
第2下向き突部12が外側の上向き突部102と
突出部104との間に形成されている溝部105
に嵌入される。この場合、突出部104の内面及
び溝部105の底面と第2下向き突部12との間
に形成される〓間は第4図で説明した〓間S2a
相応するものであるから、第5図の場合の浸水経
路も第4図で説明した浸水経路S2と同程度の長さ
となり、かつその他の構造上の特徴も同様である
ので上述したものと同様の止水効果が奏される。
なお第5図で説明した排水ますは、カーポート
に設置される場合のように、その周囲にコンクリ
ート面G1が施工されている場合に有利に使用で
きる。
上記した二つの実施例では浸水経路中の二箇所
で実質的な止水作用がなされるものを説明した
が、これに関し、排水ます側の上向き突部の数を
三以上に増加させ、これらの支持部の端面に各別
に当接される当り面を蓋の裏面に三以上の個所に
設けておけば、浸水経路中の二箇所以上の個所で
実質的な止水作用を行なわせることが可能とな
る。また、第1下向き突部の端部を排水ます側の
一対の上向き突部相互間の溝部底面に対する当り
面としてもよく、要するに第1下向き突部の両側
部および第1下向き突部の端面のうちの少くとも
二個所を当り面としておけばよい。なお、上述し
た止水作用についての説明は防臭作用についても
同様にあてはまることはもとよりである。
以上詳述したように本考案による排水ますの蓋
は、排水ますの筒状壁の上端部の形状を変更せず
に使用することがき、その場合においても従来の
ものより優れた止水作用を発揮する。そのため、
既設の排水ますへの雨水の浸入を防止するために
は蓋を交換するだけで足りるようになり、排水ま
すの取り替えが不要になる利点がある。この利点
は蓋が軽量である場合にも発揮される。また、防
臭作用についても同様の卓効がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は排水ますに従来の蓋を装着した場合の
部分断面図、第2図は第1図の一部を拡大して示
す断面図、第3図は排水ますに本考案の実施例に
よる蓋を装着した場合の部分断面図、第4図は第
3図の一部を拡大して示す断面図、第5図は同蓋
を異なる形状の排水ますに装着した場合の部分断
面図である。 10……蓋、11……第1下向き突部、12…
…第2下向き突部、13……当り面、14……当
り面、100……排水ますの筒状壁、101……
上向き突部、102……上向き突部、103……
溝部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 筒状壁の上端部に突設された内外一対の環状の
    上向き突部を備えた排水ますに装着される蓋であ
    つて、上記一対の上向き突部の相互間に形成され
    ている溝部に嵌入される環状の第1下向き突部
    と、上記一対の上向き突部のうちの外側の上向き
    突部に外嵌合される環状の第2下向き突部とを有
    し、上記第1下向き突部の両側部および第1下向
    き突部の端部のうちの少くとも二個所に、これに
    対応する上記一対の上向き突部および上記溝部の
    底面のうちの少くとも二個所に当接する当り面が
    設けられていることを特徴とする排水ますの蓋。
JP20355583U 1983-12-26 1983-12-26 排水ますの蓋 Granted JPS60107189U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20355583U JPS60107189U (ja) 1983-12-26 1983-12-26 排水ますの蓋

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JP20355583U JPS60107189U (ja) 1983-12-26 1983-12-26 排水ますの蓋

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60107189U JPS60107189U (ja) 1985-07-20
JPS63876Y2 true JPS63876Y2 (ja) 1988-01-11

Family

ID=30765960

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JP20355583U Granted JPS60107189U (ja) 1983-12-26 1983-12-26 排水ますの蓋

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