JPS6384797A

JPS6384797A - ろ過装置

Info

Publication number: JPS6384797A
Application number: JP61229327A
Authority: JP
Inventors: Hajime Honda; 肇本田
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1986-09-26
Filing date: 1986-09-26
Publication date: 1988-04-15

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は豆腐製造工程に於て、煮ゴーを豆乳とおからに
分離し、或は果物、野菜等をジュースとケーキに分離し
たりする時に用いるろ過装置に関する。

〔従来の技術〕

従来、円筒面をろ退部とし、スクリューの溝を進行方向
に従って次第に浅（して、被ろ憑物をろ退部に押しつけ
乍らろ液とケーキに分離するろ過装置は無かった。

〔発明が解決しようとする問題点〕

ろ退部を円筒面にし、その内側におさめたスクリューの
溝を進行方向に従って次第に浅くする事により、被ろ憑
物を進行と共に内圧を高めてろ退部に押しつけてろ液を
押し出し、かつろ退部にケーキが堆積して口塞りするこ
とを防止し、且ケーキの排出條件を簡単に調節して内部
圧力を自由に調整し、ろ過條件を容易にコントロールで
きるろ過装置を得ること。

〔問題点を解決するための手段〕

被ろ憑物を給送するスクリューの外径を、仮想円筒面上
におきスクリューの溝の底の深さを、被ろ憑物の進行方
向に従って次第に浅くし、終端部に於て、スクリュー軸
に沿って排出されて出てくるケーキの出口の面積を、ス
クリュー軸にとりつけた調節リングとフィルターを保持
するリングとの間の隙間を調節することにより、ケーキ
の排出條件を調整する。

調節リングはフィルター保持リングに面する側の端面を
テーパー面に構成し、フィルター保持リングとの距離を
変更することによりケーキの排出孔面積を調節する。

〔作　用〕

平滑な薄板にケミカルエツチング等により多数の小孔を
あけ、それを同筒状に巻いてなるフィルターの内面は滑
らかで摩擦抵抗は少なく、フィルターを円筒面にするこ
とにより工作精度も強度も高める事が出来る。又フィル
ターに設ける多数の小孔を、内側から外側にゆくに従っ
て広くなる様に構成することにより、口塞りが起り難い
。

スクリュー溝の深さを進行方向に従って、次第に浅く構
成する事により被ろ憑物は次第にフィルター面に押しつ
けられ、フィルター内面をすべり乍らろ液を排出し、ケ
ーキは充分に圧縮され乍ら排出口に向う。

スクリューの最終端部に於て、溝の深さを極めて浅くす
れば、ケーキ内に残るろ液の景は僅かになる。

スクリュー軸の終端部に設けた調節リングを、フィルタ
ー支持リングに近く固定するほど、ケーキ排出口の面積
は小さくなり、ケーキの内圧は高まり充分に絞ることが
出来る。

〔発明の効果〕

スクリュー軸の溝の深さを進行方向に従って次第に浅く
構成することにより、被ろ憑物からろ液を充分に効率よ
り絞りとることが出来る。

又、スクリュー軸の後端部に嵌めた調節リングはスクリ
ュー軸と共に回転し、フィルター支持リングとの隙間を
適当に調整して固定することにより、ケーキの内圧を自
由に設定できるから、絞り加減を自由に調節できる。

又スクリュー軸の溝の深さの変化量を調整することによ
り絞る時の内圧の分布を変えることが出来る。

〔実施例〕

第１図は本発明の実施例の、断面図を示し、第２図は第
１図の（Ａ）　−（Ａ’）断面図、第３図はフィルター
の外観を示す。

給送スクリュー（１）はその両端を第１フランヂ（１２
）に設けた軸受け（２１）と、第３フランヂ（１８）に
取付けたビン（１７）に嵌る軸受け（１６）により保持
され、軸受け（１６）は給送スクリュー（１）の終端部
に嵌めこまれている。

給送スクリュー（１）の送りねぢを構成する山（２）は
外縁部を給送スクリュー（１）の軸芯に平行な仮想円筒
面上にあらしめ、溝底（４）は給送スクリュー（１）の
軸芯に平行な面であってもよいし又溝底（３）の様に進
行方向に向って次第に広がるテーパー面でもよい。

フィルター（７）は第３図に示す様に、多数の小孔（８
）を有する薄板をシリンダー状に構成し、両端を厚肉の
補強リング（５）　、　（５）で包んで固定し、補強リ
ング（５）　、　（５）は夫々回転どめのストッパーに
嵌る切欠き（９）　、　（９）を有する。補強リング（
５）　、　（５）は夫々第１フランヂ（１２）と一体に
構成したリング部（１１）、及び第２フランヂ（１３）
と一体に構成したリング部（１０）に嵌合する。本例の
場合は、第３フランヂ（１８）、第２フランヂ（１３）
及び第１フランヂ（１２）は何れも第２図に示す第２フ
ランヂ（１３）と外径が等しく、２本のロンドにより、
給送スクリュー（１）の軸芯（Ｘ）から等距離にあるロ
ンド貫通孔（１９）　、　（１９）により貫通固定され
る。第４図に示す様にフィルター（７）の小孔り８）は
軸芯側の孔面積が小さく外方に向って広く構成する。

又、フィルター（７）の補強リング（５）に設けた切欠
き（９）は第１図に示す様にビン（２２）に嵌り、回転
を防止する。給送スクリュー（１）の終端近くの部分の
外周に嵌る調節リング（１４）は、軸方向に移動可能に
し、固定ネヂ（１５）により固定する。

調節リング（１４）のスクリュー中心部に面した面を第
１図の様に斜面に構成すれば、調節リング（１４）を第
２フランヂ（１３）の方に押込むことにより、第２フラ
ンヂ（１３）の孔と調節リング（１４）の斜面部分との
間に生ずる隙間の面積は次第に狭くなり、被ろ過動より
生ずるケーキの排出孔面積は小さくなるから調節リング
（１４）の位置によってケーキ発生部の内圧を調整する
ことが出来るから、ろ過條件を節単に変更することが出
来る。

給送スクリュー（１）をギヤートモ−ター等により回転
させ乍ら、注入口（２０）から被ろ過動を注入すれば、
被ろ過動はスクリューの山（２）と溝底（３）　、　（
４）等により構成するねぢ溝に入って給送され、ねぢ溝
部の断面積は次第に狭まるからろ液はフィルター（７）
の小孔（８）から押し出され、ケーキと残留ろ液はフィ
ルター（７）の内面に沿ってすべり乍ら次第に送られて
ろ液をフィルター（７）の外周に絞り出し、ケーキは第
２フランヂ（１３）と調節リング（１４）の間から押し
出される。

調節リング（１４）は給送スクリュー（１）の軸部と共
に回転するために、ケーキは排出が極めて容易である。

第５図は、給送スクリュー（１）の、ねぢの溝底の位置
と、外周を包むフィルター（７）との間の空間部の状態
を示すもので、給送スクリュー（１）の始点（Ｒ）の位
置にある溝底部が、進行方向に従って直線的に（Ｑ）の
位置に進む場合は、溝底部の断面積が第６図の（Ｒ）　
、　（Ｑ）を結ぶ実線の様に２次曲線的に急激に増大し
、被ろ過動は終点部に近づくと急激に過大な圧力にさら
されるが、第５図に於て示す（Ｒ）　−（Ｐ）→（Ｑ）
の様に直線（Ｒ）　、　（Ｑ）よりも外側に（Ｐ）点、
或は複数の段数に、ふ（らんだ部分を設けると第６図の
（Ｒ）→（Ｐ）　−（Ｑ）の様に軸面積（Ｓ）は、スク
リュー長さくいに従って変化し、内圧はフィルター（７
）の内面にゆるやかに分布し、最終段階だけで急激に圧
力が増大することを防止できる。

第５図に於て給送スクリュー（１）の最終段階に於て（
Ｑ）　−（Ｓ）の部分を軸芯に平行にすれば、この部分
に於てケーキは、ケーキ排出孔と、注入口（２０）の方
向から押し出してくるケーキの状態によって決る内圧で
加圧され乍ら残存するろ液を絞り出し乍ら排出口の方に
進行する。

本発明は、比較的に小さいフィルターを用いる割にろ過
能力は大きく、小孔（８）の大きさが種々の値のフィル
ターを簡単に挿しかえて、ろ過を行うことが出来る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のろ過装置の側面図の断面図、第２図は
第１図のＡ−Ａ″切断面を示す、第３図は本発明のフィ
ルタ一部の外観図、第４図は本発明のフィルターに設け
た小孔の説明図、第５図は本発明の給送スクリューのね
ぢ部の溝底部の説明図、第６図はスクリューとフィルタ
ー間の面積と、スクリューの長さ方向の位置との関係を
示す説明図。（１）・・・・・・給送スクリュー、（２）・・・・・
・スクリューの山、（３）、（４）・・・・・・スクリ
ューのねぢ溝の溝底、（７）・・・・・・フィルター・
・・・・・・・・全体を通し同一部品は同一番号で示す
。

Claims

【特許請求の範囲】（１）給送スクリューの螺旋のみぞの深さを、被加工物
の進行方向に進むに従って次第に浅く構成し且該螺旋の
山の最外周縁が、ほゞ螺旋の軸芯に平行且軸芯を中心と
する仮想円筒面上にある様に構成し、該スクリューの外
周を、多数の微細な小孔を有する薄肉板よりなる円筒状
フィルターで覆った事を特徴とするろ過装置。（２）上記薄肉円筒状フィルターの小孔の断面積を、円
筒の外側にゆくに従って次第に増大する様に構成した特
許請求の範囲第（１）項に記載のろ過装置。（３）上記薄肉円筒状フィルターの小孔の形状が円形で
ある特許請求の範囲第（１）項記載のろ過装置。（４）上記薄肉円筒状フィルターの小孔の形状が多角形
状である特許請求の範囲第（１）項記載のろ過装置。（５）上記薄肉円筒状フィルターの端部を厚肉に構成し
た特許請求の範囲第（１）項に記載のろ過装置。（６）上記給送スクリューの螺旋みぞの深さがスクリュ
ーの終端に近づくに従って浅くなる様に構成した特許請
求の範囲第（１）項記載のろ過装置。（７）上記給送スクリューの終端部外周を適当な隙間を
介してかこむフィルター支持リング（１０）と、スクリュー軸の終端に、スクリューの軸方
向に移動可能にして固定しうる調節リングよりなる排出
ケーキ調節装置を有するろ過装置。（８）給送スクリューの螺旋みぞの深さが、進行方向に
従って次第に浅くなる部分（Ｒ→Ｑ）と、一定である部
分（Ｑ→Ｓ）よりなる特許請求の範囲第（１）項に記載
のろ過装置。