JPS638451Y2 - - Google Patents
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- JPS638451Y2 JPS638451Y2 JP1791283U JP1791283U JPS638451Y2 JP S638451 Y2 JPS638451 Y2 JP S638451Y2 JP 1791283 U JP1791283 U JP 1791283U JP 1791283 U JP1791283 U JP 1791283U JP S638451 Y2 JPS638451 Y2 JP S638451Y2
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- 238000002347 injection Methods 0.000 claims description 25
- 239000007924 injection Substances 0.000 claims description 25
- 239000000843 powder Substances 0.000 description 20
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 7
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 3
- 238000000576 coating method Methods 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- NJPPVKZQTLUDBO-UHFFFAOYSA-N novaluron Chemical compound C1=C(Cl)C(OC(F)(F)C(OC(F)(F)F)F)=CC=C1NC(=O)NC(=O)C1=C(F)C=CC=C1F NJPPVKZQTLUDBO-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Combined Means For Separation Of Solids (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は網体目詰り防止用の空気噴射装置を備
えた振動篩装置に関する。
えた振動篩装置に関する。
一般に粉体塗料などの粉体の粗細分級を行なう
ために用いられる振動篩装置は、筒状の本体内部
を網体により上室と下室に区画し、振動発生装置
により本体を振動させることにより、粉体を網体
を通過せず上室に残る粗粉と網体を通過して下室
に達する細粉とに分級するものである。
ために用いられる振動篩装置は、筒状の本体内部
を網体により上室と下室に区画し、振動発生装置
により本体を振動させることにより、粉体を網体
を通過せず上室に残る粗粉と網体を通過して下室
に達する細粉とに分級するものである。
しかして、この振動篩装置では網体の目詰りを
防止するために、本体の下室内に中空の回転軸お
よびこの回転軸に取付けられた噴射管を設け、回
転軸を回転させながら噴射用空気を回転軸内を通
して噴射管から網体に向けて噴射することにより
網体に詰つた粉体を除去する装置を設けたものが
ある。
防止するために、本体の下室内に中空の回転軸お
よびこの回転軸に取付けられた噴射管を設け、回
転軸を回転させながら噴射用空気を回転軸内を通
して噴射管から網体に向けて噴射することにより
網体に詰つた粉体を除去する装置を設けたものが
ある。
従来、この空気噴射装置において回転軸を回転
駆動させる機構として、回転軸を支持する支持体
の内部に回転軸に取付けた回転羽根を設け、空気
送入管から支持体内部に駆動用空気を送入して羽
根を回転させることにより回転軸を回転させるも
のがある。
駆動させる機構として、回転軸を支持する支持体
の内部に回転軸に取付けた回転羽根を設け、空気
送入管から支持体内部に駆動用空気を送入して羽
根を回転させることにより回転軸を回転させるも
のがある。
しかしながら、このような回転軸の回転駆動機
構では回転羽根の形状や構造から羽根周辺の空気
の漏洩、短絡等があるために、供給された空気の
力を正しく且つ効果的に回転力に変換しないので
装置全体が強い振動状態のもとにあることと相ま
つて回転軸を回転させるために多量または高圧の
空気を支持体内部に送入する必要があり、駆動効
率が悪く且つ回転軸の回転数を所期の回転数に調
節することが難しいという問題があつた。
構では回転羽根の形状や構造から羽根周辺の空気
の漏洩、短絡等があるために、供給された空気の
力を正しく且つ効果的に回転力に変換しないので
装置全体が強い振動状態のもとにあることと相ま
つて回転軸を回転させるために多量または高圧の
空気を支持体内部に送入する必要があり、駆動効
率が悪く且つ回転軸の回転数を所期の回転数に調
節することが難しいという問題があつた。
本考案は前記事情に鑑みてなされたもので、回
転軸によ噴射管を回転させながら噴射管から網体
に空気を噴射して網体の目詰り防止を行なう装置
を備えたものにおいて、少量且つ低圧の駆動用空
気で効率よく回転軸を回転して駆動効率を高め且
つ回転軸の回転数の制御が容易な振動篩装置を提
供するものである。
転軸によ噴射管を回転させながら噴射管から網体
に空気を噴射して網体の目詰り防止を行なう装置
を備えたものにおいて、少量且つ低圧の駆動用空
気で効率よく回転軸を回転して駆動効率を高め且
つ回転軸の回転数の制御が容易な振動篩装置を提
供するものである。
すなわち、本考案の振動篩装置では、空気噴射
装置に回転軸が挿通され且つ回転軸に対し偏心し
た翼室を設け、回転軸に取付けて翼室内に設けた
翼車に、翼室の内壁面に摺接する翼板を半径方向
移動自在に設け、翼室内に駆動用空気を送入して
翼車を回転させるものである。翼車の回転により
翼板が動いて翼板で仕切られる翼室と翼車の間の
体積が拡大し且つ空気圧が作用する翼板の面積が
拡大し更に翼板の前後の間の空気の漏洩をなくす
るために大きな回転力を得るものであり、供給空
気圧力と量を調節することにより回転数を制御で
きるものである。
装置に回転軸が挿通され且つ回転軸に対し偏心し
た翼室を設け、回転軸に取付けて翼室内に設けた
翼車に、翼室の内壁面に摺接する翼板を半径方向
移動自在に設け、翼室内に駆動用空気を送入して
翼車を回転させるものである。翼車の回転により
翼板が動いて翼板で仕切られる翼室と翼車の間の
体積が拡大し且つ空気圧が作用する翼板の面積が
拡大し更に翼板の前後の間の空気の漏洩をなくす
るために大きな回転力を得るものであり、供給空
気圧力と量を調節することにより回転数を制御で
きるものである。
以下本考案を図面で示す一実施例について説明
する。
する。
図面の第1図は本考案の振動篩装置の一実施例
を示す縦断面図、第2図は空気噴射装置の縦断面
図、第3図および第4図は同横断面図である。
を示す縦断面図、第2図は空気噴射装置の縦断面
図、第3図および第4図は同横断面図である。
図面において1は上部ケーシング2と下部ケー
シング3からなる筒状の本体ケーシングで、下部
ケーシング3がダンパばね4によりベース5上に
支持されている。図中6は上部ケーシング2上部
に設けた粉体供給口7を有する上蓋、8は下部ケ
ーシング3の底部に設けた底蓋、9は上部ケーシ
ング2の粉体送出口、10は下部ケーシング3の
粉体送出口、11は本体ケーシング1内部を上室
Aと下室Bに区画する網体、12は底蓋8の下部
に設けたンバランスウエイト13を有する振動モ
ータである。そして、振動モータ12の駆動によ
り本体ケーシング1が振動し、この振動により粉
体供給口7より上室A内に供給した粉体のうち粗
粉体は粉体送出口9から送出され、細粉体は網体
11を通過して下室B内に落下し粉体送出口10
から送出する。
シング3からなる筒状の本体ケーシングで、下部
ケーシング3がダンパばね4によりベース5上に
支持されている。図中6は上部ケーシング2上部
に設けた粉体供給口7を有する上蓋、8は下部ケ
ーシング3の底部に設けた底蓋、9は上部ケーシ
ング2の粉体送出口、10は下部ケーシング3の
粉体送出口、11は本体ケーシング1内部を上室
Aと下室Bに区画する網体、12は底蓋8の下部
に設けたンバランスウエイト13を有する振動モ
ータである。そして、振動モータ12の駆動によ
り本体ケーシング1が振動し、この振動により粉
体供給口7より上室A内に供給した粉体のうち粗
粉体は粉体送出口9から送出され、細粉体は網体
11を通過して下室B内に落下し粉体送出口10
から送出する。
空気噴射装置について述べる。底蓋8中央部の
台座14上には円筒状をなす支持体15が直立し
て載置固定され、この支持体15の内部中心には
中空の回転軸16が上下方向に設けてある。この
回転軸16は支持体15の上部に設けた軸受保持
具17に保持される軸受18、後述する翼室上蓋
30と翼室下蓋31に設けた軸受19,20に回
転自在に支承されている。なお、図中21は支持
体15上部に設けたカバー、22はカバー21に
保持された軸受18を押える軸受押え、23は回
転軸16に嵌合され軸受19を押えるカラー、2
4は支持体15下部に設けた座金20を押えるワ
ツシヤである。図中25は網体11の下側に水平
に位置して回転軸16の上端部に取付具26によ
り取付けた噴射管で、この噴射管25の上部には
多数の噴射口27が形成してある。図中28は下
室B内に設けた噴射用空気の供給管で、この空気
供給管28は中空の回転軸16の下端部に接続す
るとともに本体ケーシング1外部の図示しない空
気供給源に接続している。
台座14上には円筒状をなす支持体15が直立し
て載置固定され、この支持体15の内部中心には
中空の回転軸16が上下方向に設けてある。この
回転軸16は支持体15の上部に設けた軸受保持
具17に保持される軸受18、後述する翼室上蓋
30と翼室下蓋31に設けた軸受19,20に回
転自在に支承されている。なお、図中21は支持
体15上部に設けたカバー、22はカバー21に
保持された軸受18を押える軸受押え、23は回
転軸16に嵌合され軸受19を押えるカラー、2
4は支持体15下部に設けた座金20を押えるワ
ツシヤである。図中25は網体11の下側に水平
に位置して回転軸16の上端部に取付具26によ
り取付けた噴射管で、この噴射管25の上部には
多数の噴射口27が形成してある。図中28は下
室B内に設けた噴射用空気の供給管で、この空気
供給管28は中空の回転軸16の下端部に接続す
るとともに本体ケーシング1外部の図示しない空
気供給源に接続している。
また、支持体15の内部には円形リングをなす
翼室壁体29と、この翼室壁体29の上部を閉塞
する翼室上蓋30および翼室壁体29の下部を閉
塞する下蓋31が設けてあり、これらにより翼室
32が構成されている。この翼室32の内部には
翼室壁体29の軸方向すなわち上下方向に沿つて
回転軸16が挿通する。翼室壁体29は外形が支
持体15の内孔と同径の円形をなし、内部には支
持体15の中心軸線すなわち回転軸16の中心軸
線Oに対して所定距離lだけ偏心した中心軸線
O′を有する円形の内孔すなわち翼室32の内部
が形成されている。このため、翼室壁体29の周
壁29aは中心軸線O′から離れた部分が厚肉と
なり、近い部分が薄肉となる。翼室壁体29の周
壁29aの厚肉となつた部分の下部には第3図で
示すように駆動用空気の入口33が形成され、こ
の空気入口33は周壁29aの最大厚肉部から後
述する翼車回転方向前側によつた個所にて壁体2
9の内部に開口している。翼室壁体29の周壁2
9aの厚肉部分の上部には第4図で示すよう最大
厚肉部を中心とした両側に周方向に沿つて広い範
囲に駆動用空気の出口34が形成され、この空気
出口34は周壁29aの最大厚肉部より翼車回転
方向後側の個所に90度程度の角度で壁体29内部
に開口している。また、翼室壁体29すなわち翼
室32内部には回転軸16に取付けられた翼車3
5が回転自在に設けてあり、これは翼室壁体29
の内部より小径の円形をなすとともに両端部が翼
室上蓋30および下蓋31に接触している。ここ
で、回転軸16と翼室壁体29内部は互に偏心し
ているので、翼車35の直径の設定により翼車3
5の外周面が壁体29の周壁部29aの最大厚肉
部分の内壁面に常時接触している。このため、周
壁29aの最大厚肉部分から最小厚肉部分にかけ
て、壁体29の内周面と翼車35の外周面との間
での空間部は順次増大している。翼車35には例
えば円周方向に等間隔を存して4個所に夫々半径
方向に沿い翼板溝36が夫々形成してあり、これ
らは翼車35の両端間にわたり形成されている。
これら翼車35の翼板溝36にはこれと同じ長さ
の翼板37が夫々移動自在に挿入支持してあり、
これら翼板37の軸方向両端部は翼室上蓋30お
よび下蓋31に接触している。翼板37は翼車3
5が回転する時にその遠心力により外側へ移動し
て、先端部が翼室壁体29の内壁面に常時接触す
る。このため、翼板37は翼車35と翼室壁体2
9との間の空間部を円周方向に区画するととも
に、翼車35と壁体29との間隔の大きさに応じ
て外側への移動量が規制される。また、図中38
は翼室壁体29の空気入口33に接続して支持体
15に軸方向に沿つて形成された空気入口通路、
39は翼室壁体29の空気出口34に接続するよ
うに空気入口通路38の両側に位置して支持体1
5に軸方向に形成された一対の空気出口通路であ
る。図中40は駆動用空気の供給管で、この空気
供給管40は支持体15の下端部で空気入口通路
38に接続するとともに本体ケーシング1外部で
図示しない空気供給源に接続される。なお、図示
はしないが空気排出管が支持体15の下端部で空
気出口通路39に接続され、この空気排出管は本
体ケーシング1の下部で大気圧下の外気と連通
し、駆動用として使用された後の空気が排出され
る。
翼室壁体29と、この翼室壁体29の上部を閉塞
する翼室上蓋30および翼室壁体29の下部を閉
塞する下蓋31が設けてあり、これらにより翼室
32が構成されている。この翼室32の内部には
翼室壁体29の軸方向すなわち上下方向に沿つて
回転軸16が挿通する。翼室壁体29は外形が支
持体15の内孔と同径の円形をなし、内部には支
持体15の中心軸線すなわち回転軸16の中心軸
線Oに対して所定距離lだけ偏心した中心軸線
O′を有する円形の内孔すなわち翼室32の内部
が形成されている。このため、翼室壁体29の周
壁29aは中心軸線O′から離れた部分が厚肉と
なり、近い部分が薄肉となる。翼室壁体29の周
壁29aの厚肉となつた部分の下部には第3図で
示すように駆動用空気の入口33が形成され、こ
の空気入口33は周壁29aの最大厚肉部から後
述する翼車回転方向前側によつた個所にて壁体2
9の内部に開口している。翼室壁体29の周壁2
9aの厚肉部分の上部には第4図で示すよう最大
厚肉部を中心とした両側に周方向に沿つて広い範
囲に駆動用空気の出口34が形成され、この空気
出口34は周壁29aの最大厚肉部より翼車回転
方向後側の個所に90度程度の角度で壁体29内部
に開口している。また、翼室壁体29すなわち翼
室32内部には回転軸16に取付けられた翼車3
5が回転自在に設けてあり、これは翼室壁体29
の内部より小径の円形をなすとともに両端部が翼
室上蓋30および下蓋31に接触している。ここ
で、回転軸16と翼室壁体29内部は互に偏心し
ているので、翼車35の直径の設定により翼車3
5の外周面が壁体29の周壁部29aの最大厚肉
部分の内壁面に常時接触している。このため、周
壁29aの最大厚肉部分から最小厚肉部分にかけ
て、壁体29の内周面と翼車35の外周面との間
での空間部は順次増大している。翼車35には例
えば円周方向に等間隔を存して4個所に夫々半径
方向に沿い翼板溝36が夫々形成してあり、これ
らは翼車35の両端間にわたり形成されている。
これら翼車35の翼板溝36にはこれと同じ長さ
の翼板37が夫々移動自在に挿入支持してあり、
これら翼板37の軸方向両端部は翼室上蓋30お
よび下蓋31に接触している。翼板37は翼車3
5が回転する時にその遠心力により外側へ移動し
て、先端部が翼室壁体29の内壁面に常時接触す
る。このため、翼板37は翼車35と翼室壁体2
9との間の空間部を円周方向に区画するととも
に、翼車35と壁体29との間隔の大きさに応じ
て外側への移動量が規制される。また、図中38
は翼室壁体29の空気入口33に接続して支持体
15に軸方向に沿つて形成された空気入口通路、
39は翼室壁体29の空気出口34に接続するよ
うに空気入口通路38の両側に位置して支持体1
5に軸方向に形成された一対の空気出口通路であ
る。図中40は駆動用空気の供給管で、この空気
供給管40は支持体15の下端部で空気入口通路
38に接続するとともに本体ケーシング1外部で
図示しない空気供給源に接続される。なお、図示
はしないが空気排出管が支持体15の下端部で空
気出口通路39に接続され、この空気排出管は本
体ケーシング1の下部で大気圧下の外気と連通
し、駆動用として使用された後の空気が排出され
る。
このように構成した空気噴射装置の作動につい
て述べる。まず、空気供給管28から供給された
噴射用空気は回転軸16の内部を通つて噴射管2
5の内部に入り、噴射口27から網体11に向け
て噴射され網体11に付着している粉体を除去す
る。
て述べる。まず、空気供給管28から供給された
噴射用空気は回転軸16の内部を通つて噴射管2
5の内部に入り、噴射口27から網体11に向け
て噴射され網体11に付着している粉体を除去す
る。
次に回転軸16を回転駆動させる作動について
述べる。空気供給管40から供給された駆動用空
気は、支持体15の空気入口通路38を通り翼室
壁体29の空気入口33から壁体29内部に送入
される。空気は第3図のC位置とD位置で示すよ
うに一対の翼板37で仕切られた翼室壁体29と
翼車35との間の空間部に入る。C位置では翼車
35が翼室壁体29に接して翼板37が翼板溝3
6内に没入しているので、D位置にある翼板37
が空気の圧力を受け、その圧力により翼車35に
回転力が作用し翼車35が図示矢印方向すなわち
翼車35と翼室壁体29との間の間隔が大きくな
る方向に回転する。C位置とD位置にあつた一対
の翼板37は空気の圧力を受けながら翼車35の
回転によりD位置とE位置へ移動する。この時翼
板37は翼車35の遠心力により翼板溝36から
外側へ突出して翼室壁体29の内壁面に摺接しな
がら移動する。D位置とE位置に移動した一対の
翼板37で仕切られる翼車35と翼室壁体29と
の間の空間部は容積が増大するので、この空間部
内にある空気が膨張しその圧力は減少する。この
ため、E位置にある翼板37は空気の膨張する力
を受けて大きな回転力を翼車35に作用し、翼車
35はさらに図示矢印方向に回転する。そして、
翼板37は空気の圧力を受けながら翼車35の回
転とともに矢印方向に移動してE位置とF位置に
移動する。翼板37がE位置とF位置に移動して
くる過程で翼板37が第4図の図示のY点即ち翼
室壁体29の空気出口34の一方の開口端の位置
に移動してきた時に、翼車35と翼室壁体29と
翼板37とで仕切られた空間部は空気出口34に
連通を開始し、翼車35の回転に従つてこの連通
する部分は拡大し、翼板37が図示のZ点即ち空
気出口34の他方の開口端の位置に移動する迄の
間空気出口34に対向し、連通することとなる。
述べる。空気供給管40から供給された駆動用空
気は、支持体15の空気入口通路38を通り翼室
壁体29の空気入口33から壁体29内部に送入
される。空気は第3図のC位置とD位置で示すよ
うに一対の翼板37で仕切られた翼室壁体29と
翼車35との間の空間部に入る。C位置では翼車
35が翼室壁体29に接して翼板37が翼板溝3
6内に没入しているので、D位置にある翼板37
が空気の圧力を受け、その圧力により翼車35に
回転力が作用し翼車35が図示矢印方向すなわち
翼車35と翼室壁体29との間の間隔が大きくな
る方向に回転する。C位置とD位置にあつた一対
の翼板37は空気の圧力を受けながら翼車35の
回転によりD位置とE位置へ移動する。この時翼
板37は翼車35の遠心力により翼板溝36から
外側へ突出して翼室壁体29の内壁面に摺接しな
がら移動する。D位置とE位置に移動した一対の
翼板37で仕切られる翼車35と翼室壁体29と
の間の空間部は容積が増大するので、この空間部
内にある空気が膨張しその圧力は減少する。この
ため、E位置にある翼板37は空気の膨張する力
を受けて大きな回転力を翼車35に作用し、翼車
35はさらに図示矢印方向に回転する。そして、
翼板37は空気の圧力を受けながら翼車35の回
転とともに矢印方向に移動してE位置とF位置に
移動する。翼板37がE位置とF位置に移動して
くる過程で翼板37が第4図の図示のY点即ち翼
室壁体29の空気出口34の一方の開口端の位置
に移動してきた時に、翼車35と翼室壁体29と
翼板37とで仕切られた空間部は空気出口34に
連通を開始し、翼車35の回転に従つてこの連通
する部分は拡大し、翼板37が図示のZ点即ち空
気出口34の他方の開口端の位置に移動する迄の
間空気出口34に対向し、連通することとなる。
この空気出口34は翼室壁体29に穿孔された
空気出口39を通つて図示にない空気排出管によ
つて大気圧下に開放されているために、前記の翼
板37で仕切られた空間部の膨張した圧力空気は
翼車35の回転と共に大気圧に連通することによ
り装置の外に排出される。この場合、空気出口3
4は大きく形成してあるので、空気が空気出口3
4から排出される時に大きな抵抗圧力が生じな
い。このようにして翼室32内に供給された駆動
用空気の圧力により翼車35が回転されるので、
翼車35を取付けた回転軸16が一体に回転し、
さらに噴射管25が回転する。そして、駆動用空
気が順次連続して翼室32内に供給されるので、
回転軸16も連続して回転する。この場合、翼車
35の回転とともに翼板37で仕切られた翼車3
5と翼室壁体29との間の空間部が拡大して、こ
の空間部の空気の圧力は減少するが翼板37の前
後(表裏)の圧力差により翼板37へ回転方向の
力が加わり翼車35に回転力が附与されることと
なる。
空気出口39を通つて図示にない空気排出管によ
つて大気圧下に開放されているために、前記の翼
板37で仕切られた空間部の膨張した圧力空気は
翼車35の回転と共に大気圧に連通することによ
り装置の外に排出される。この場合、空気出口3
4は大きく形成してあるので、空気が空気出口3
4から排出される時に大きな抵抗圧力が生じな
い。このようにして翼室32内に供給された駆動
用空気の圧力により翼車35が回転されるので、
翼車35を取付けた回転軸16が一体に回転し、
さらに噴射管25が回転する。そして、駆動用空
気が順次連続して翼室32内に供給されるので、
回転軸16も連続して回転する。この場合、翼車
35の回転とともに翼板37で仕切られた翼車3
5と翼室壁体29との間の空間部が拡大して、こ
の空間部の空気の圧力は減少するが翼板37の前
後(表裏)の圧力差により翼板37へ回転方向の
力が加わり翼車35に回転力が附与されることと
なる。
一方翼板37は翼車35と共に回転するが回転
による遠心力が翼板37に作用して、翼板溝36
を摺動して壁体29の内周壁に翼板37の外周面
が密着するようになる。このため翼板37は外周
が壁体29の内周壁に密着した状態で回転するこ
ととなる。
による遠心力が翼板37に作用して、翼板溝36
を摺動して壁体29の内周壁に翼板37の外周面
が密着するようになる。このため翼板37は外周
が壁体29の内周壁に密着した状態で回転するこ
ととなる。
この密着して回転するために翼板37の前後
(表裏)の空間部の圧力の高い方から低い方へ空
気が翼板37の外周を通つて洩れない状態で翼車
35が翼板37と共に回転する。
(表裏)の空間部の圧力の高い方から低い方へ空
気が翼板37の外周を通つて洩れない状態で翼車
35が翼板37と共に回転する。
このことは供給された駆動用空気の圧力と空気
量が効率良く翼車35の回転に寄与することとな
り、つまり回転軸16が少量且つ低圧力の空気で
容易に回転できるもので、装置全体が苛酷な振動
力を受けていても、供給される空気の圧力と空気
量に比例して回転力が正しく大きくもなり、小さ
くもなる装置を具現するものである。
量が効率良く翼車35の回転に寄与することとな
り、つまり回転軸16が少量且つ低圧力の空気で
容易に回転できるもので、装置全体が苛酷な振動
力を受けていても、供給される空気の圧力と空気
量に比例して回転力が正しく大きくもなり、小さ
くもなる装置を具現するものである。
この回転軸16への回転力の大,小はそのまま
回転数に比例するので、つまり供給空気の圧力と
空気量を調節することによつて回転軸16の回転
数を正しく且つ容易に調節制御出来るようにな
る。
回転数に比例するので、つまり供給空気の圧力と
空気量を調節することによつて回転軸16の回転
数を正しく且つ容易に調節制御出来るようにな
る。
実施例として公知の空気制御装置を用いて、所
要の回転数を容易に得られ、且つ調節出来る装置
を提供した。
要の回転数を容易に得られ、且つ調節出来る装置
を提供した。
本考案の振動篩装置は以上説明したように、網
体目詰り防止用の空気噴射装置を備えたものにお
いて、空気噴射装置の回転軸を少量且つ低圧の空
気を用いて確実に回転させることができ、空気噴
射装置を効率良く駆動することができる。
体目詰り防止用の空気噴射装置を備えたものにお
いて、空気噴射装置の回転軸を少量且つ低圧の空
気を用いて確実に回転させることができ、空気噴
射装置を効率良く駆動することができる。
第1図は本考案の振動篩装置の一実施例を示す
縦断面図、第2図は空気噴射装置を拡大して示す
縦断面図、第3図は第2図−線に沿う断面
図、第4図は第2図−線に沿う断面図であ
る。 1……本体ケーシング、2……上部ケーシン
グ、3……下部ケーシング、11……網体、12
……振動モータ、15……支持体、16……回転
軸、25……噴射管、28……空気供給管、29
……翼室壁体、30……翼室上蓋、31……翼室
下蓋、32……翼室、33……空気入口、34…
…空気出口、35……翼車、36……翼板溝、3
7……翼板、38……空気入口通路、39……空
気出口通路、40……空気供給管。
縦断面図、第2図は空気噴射装置を拡大して示す
縦断面図、第3図は第2図−線に沿う断面
図、第4図は第2図−線に沿う断面図であ
る。 1……本体ケーシング、2……上部ケーシン
グ、3……下部ケーシング、11……網体、12
……振動モータ、15……支持体、16……回転
軸、25……噴射管、28……空気供給管、29
……翼室壁体、30……翼室上蓋、31……翼室
下蓋、32……翼室、33……空気入口、34…
…空気出口、35……翼車、36……翼板溝、3
7……翼板、38……空気入口通路、39……空
気出口通路、40……空気供給管。
Claims (1)
- 振動発生装置を備えた本体の内部を網体で上室
と下室に区画し、下室に噴射管を有する中空の回
転軸を設け、回転軸を回転しながら噴射用空気を
回転軸に通して噴射管から網体に向けて噴射させ
るものにおいて、前記回転軸が挿通され且つ回転
軸に対して偏心した中心軸線を有する円形の内部
空間をもつた翼室を設け、この翼室内部に前記回
転軸に取付けた翼車を回転自在に設けるととも
に、この翼車には前記翼室の内壁面に常時摺接す
る複数の翼板を半径方向移動自在に設け、且つ前
記翼室の周壁に翼室内部に連通する駆動用空気の
入口および出口を形成するとともに、この空気入
口および出口を空気供給源および空気排出源に接
続してなる振動篩装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1791283U JPS59123580U (ja) | 1983-02-09 | 1983-02-09 | 振動篩装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1791283U JPS59123580U (ja) | 1983-02-09 | 1983-02-09 | 振動篩装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59123580U JPS59123580U (ja) | 1984-08-20 |
JPS638451Y2 true JPS638451Y2 (ja) | 1988-03-14 |
Family
ID=30149134
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1791283U Granted JPS59123580U (ja) | 1983-02-09 | 1983-02-09 | 振動篩装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59123580U (ja) |
-
1983
- 1983-02-09 JP JP1791283U patent/JPS59123580U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59123580U (ja) | 1984-08-20 |
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