JPS638390Y2 - - Google Patents

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JPS638390Y2
JPS638390Y2 JP10334482U JP10334482U JPS638390Y2 JP S638390 Y2 JPS638390 Y2 JP S638390Y2 JP 10334482 U JP10334482 U JP 10334482U JP 10334482 U JP10334482 U JP 10334482U JP S638390 Y2 JPS638390 Y2 JP S638390Y2
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JP
Japan
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brake
pawl
brake lever
electromagnetic solenoid
force
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JP10334482U
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JPS597784U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本案は脱水槽軸に固定したブレーキドラム外周
に弾性力を以つてブレーキバンドを嵌着し、この
ブレーキバンドにブレーキレバーを係合させるこ
とにより脱水槽軸に制動力を掛けるようにした全
自動洗濯機の制動装置に関するものである。
先ず、本案制動装置の一実施例を第1図に従つ
て詳細に説明する。
1はモータにより回転される脱水槽軸であり、
該軸1は図面上省略してあるが中空の軸でその内
部にパルセータ軸が貫挿する。2は脱水槽軸1に
固定したブレーキドラム、3は内周にブレーキシ
ユ4を接着し、一端に外側への折り返しにより爪
5を形成したブレーキバンドで、ブレーキドラム
2の外周に弾性力を以つて嵌着する。6は洗濯機
の固定部に軸7を以つて回転自在に枢支されたブ
レーキレバーで、回転によりその先端をブレーキ
バンド3の爪5に係脱する。8は通電時にプラン
ジヤー9を吸引してブレーキレバー6を爪5との
係合を解除する方向(図面では反時計方向)に回
転させる電磁ソレノイド、10はブレーキレバー
6を常時爪5との係合方向(図面では時計方向)
に付勢するスプリングである。
O1はブレーキドラム2の回転中心、O2はブレ
ーキレバー6の回転中心、Aはブレーキバンド3
の爪5とブレーキレバー6との係合点、Bはブレ
ーキレバー6とプランジヤー9との連結点であ
り、回転中心O1と係合点Aとを結ぶ直線と回転
中心O2と係合点Aとを結ぶ直線とがなす角度α
を90度より小さく設定してある。
F1はブレーキ作動時に加わる回転方向(回転
中心O1と係合点Aとを結ぶ直線に対し直角方向)
の荷重、F2はブレーキレバー6の回転方向に加
わるF1の分力、F3は軸7に加わるF1の分力(回
転中心O2と係合点Aとの延長線上に加わる)、F4
はスプリング10の付勢力によつて係合点Aに働
いている力、F5は電磁ソレノイド8の吸引力を
示す。
上記の構成において、脱水運転時電磁ソレノイ
ド8は通電状態にあつて、ブレーキレバー6を爪
5との係合解除位置に保持しており、ブレーキバ
ンド3は脱水槽軸1とともに回転している。
この状態で、脱水を終了してモータ及び電磁ソ
レノイド8への通電を停止すると、ブレーキレバ
ー6は時計方向に回転して第1図示の如く爪5に
係合し、ブレーキバンド3の回転を阻止する。こ
れによりブレーキドラム2とブレーキバンド3と
の摩擦力により脱水槽軸1に制動力を掛け、回転
を急速に停止する。
この制動時において、F1は回転の慣性力であ
り、F5は零になる。而して、この時ブレーキレ
バー6にはF1の分力F2が時計方向即ち爪5との
係合を維持する方向に加わることになる為、理論
上F4が零であつても脱水槽軸1に制動力を掛け
ることが可能である。従つて、スプリング10は
上記の動作を確実に行なわせる程度の働きでよ
く、極小さなバネ圧のものを使用できる有利さが
ある。
次に、脱水始動時について考えてみる。今、モ
ータ及び電磁ソレノイド8に同時に通電すると、
F1はモータの回転力であり、その分力F2はブレ
ーキレバー6に時計方向の力として働くことにな
る。従つて、この時電磁ソレノイド8の吸引力
F5、即ち爪5とブレーキレバー6との係合を解
除するに必要な力は、 という大きな力が必要で、電磁ソレノイド8とし
て吸引力の大きな比較的大型のものが要求され
る。
然るに、本案では脱水工程におけるモータへの
通電開始時期を、電磁ソレノイド8への通電開始
時期より時間的に遅延させることにり、電磁ソレ
ノイド8への通電時にF1を零即ちF2を零にした
ものである。これにより になつて、しかもF4そのものも前述の如く極小
さい値である為、電磁ソレノイド8として吸引力
の小さな小型のものを使用することができる。
第2図は本案制動装置の電気回路図であり、8
は電磁ソレノイド、11はモータ、12は全自動
洗濯機のプログラムタイマー、13は反転スイツ
チ、14はモータ11への通電を制御するカムス
イツチで、洗濯及びすすぎ工程時に接点a側に
ON、脱水工程時に接点b側にONとなる。15
は電磁ソレノイド8への通電を制御するカムスイ
ツチである。而して、上記タイマー12は脱水工
程においてカムスイツチ15がONした後、一定
時間遅れてカムスイツチ14が接点b側にONす
るよう設定してある。
上記遅延時間は機能上及び実使用の面から1秒
以上で、60秒以下にすることが望ましい。尚、機
械式のタイマーの場合遅延時間を20秒程度まで短
かくすることができる。勿論、マイクロコンピユ
ーターを用いた電子制御回路内蔵の全自動洗濯機
にあつて実施すれば、任意の時間に設定すること
ができる。
以上の如く本案は構成されており、F4及びF5
を小さくすることができるので、電磁ソレノイド
8に吸引力の小さな小型のものを、スプリング1
0にバネ圧の極小さいものを夫々使用でき、実用
上極めて有利になる。
従来、この種の制動装置は角度αを90度より小
さく設定して脱水始動時にモータ及び電磁ソレノ
イドに同時に通電するように構成している為、前
述のように、吸引力の大きな大型の電磁ソレノイ
ドが要求されることになつていた。
又、従来では第3図示のように角度αを90度よ
り大きく設定して脱水始動時にモータ及び電磁ソ
レノイド8に同時に通電するように構成したもの
もあつたが、このものではF1の分力F2がブレー
キレバー6に反時計方向即ち爪5との係合を解除
する方向の力として働く為、電磁ソレノイド8は
吸引力の小さなものでよい、という有利さをもつ
反面、制動時に分力F2に打ち勝つ大きな力が要
求され、前者とは逆に、スプリング10に大きな
バネ圧のものが必要となり、この点において不利
を招くことになつていた。
さらに、角度αを90度に設定して分力F2をな
くすることも考えられていたが、このようにした
場合数多くの構成部品を有する制動装置において
各部品の寸法精度及び組立精度に非常に高い精度
が必要になり、設計、製作上多くの難点が生じ、
実用面で困難な状況にあつた。
然るに、本案によれば、角度αを90度より小さ
く設定したものにおいて、脱水工程におけるモー
タの通電開始時期を、電磁ソレノイドの通電開始
時期より時間的に遅延させたことにより、スプリ
ングに小さなバネ圧のものを使用できる上に、電
磁ソレノイドにも吸引力の小さな小型ものを使用
できることになり、しかも設計、製作上の難点も
なく、実用上極めて有利なものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本案装置の構成説明図、第2図は同上
電気回路図、第3図は従来装置の一例を示す構成
説明図である。 1……脱水槽軸、2……ブレーキドラム、3…
…ブレーキバンド、5……爪、6……ブレーキレ
バー、8……電磁ソレノイド、10……スプリン
グ、11……モータ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. モータにより回転する脱水槽軸と、該軸に固定
    したブレーキドラムと、該ドラムの外周に弾性力
    を以つて嵌着しかつ一端に外側への折り返しによ
    り爪を形成したブレーキバンドと、回転自在で該
    回転により上記爪に係合して脱水槽軸に制動力を
    掛けるブレーキレバーと、通電時にブレーキレバ
    ーを爪との係合を解除すべく回転させる電磁ソレ
    ノイドと、ブレーキレバーを常時爪との係合方向
    に付勢するスプリングとを具備し、上記ブレーキ
    レバーと上記爪との係合点Aとブレーキドラムの
    回転中心O1とを結ぶ直線と、上記係合点Aとブ
    レーキレバーの回転中心O2とを結ぶ直線とがな
    す角度αを90度より小さく設定したものにおい
    て、脱水工程における上記モータへの通電開始時
    期を、上記電磁ソレノイドへの通電開始時期より
    時間的に遅延させたことを特徴とする全自動洗濯
    機の制動装置。
JP10334482U 1982-07-07 1982-07-07 全自動洗濯機の制動装置 Granted JPS597784U (ja)

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JP10334482U JPS597784U (ja) 1982-07-07 1982-07-07 全自動洗濯機の制動装置

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JP10334482U JPS597784U (ja) 1982-07-07 1982-07-07 全自動洗濯機の制動装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS597784U JPS597784U (ja) 1984-01-19
JPS638390Y2 true JPS638390Y2 (ja) 1988-03-14

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ID=30243166

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