JPS638237Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本案は灰皿に関するものである。

「従来の技術」 従来の灰皿では煙草の吸殻を収容すると吸殻の
臭気が残留し同臭気を迅速に消すことは困難であ
り、そのため室内の清潔な雰囲気が阻害された。

「考案が解決しようとする問題点」 本案は煙草の吸殻による臭気を迅速に消去し室
内の雰囲気を清潔に保持することを目的とするも
のである。

「問題点を解決するための手段」 本案は上端に閉鎖室を設けた下端開口中空筒の
下部を、灰受の内面に突設した上端開口中空筒に
着脱自在に嵌合し、かつ上記閉鎖室に上記中空筒
の何れか一方の中空部と外部とを連通する透孔を
穿設し、かつ同中空部に上記開口部から脱臭又は
芳香剤収容可能に形成した灰皿によつて構成され
る。

「作用」 従つて上端を閉鎖しかつ透孔を穿設した下端開
口中空筒の下端開口部から脱臭剤又は芳香剤を同
筒の中空部に挿入し、同筒を上記上端開口中空筒
の内部に嵌合させる。又は上端開口中空筒内に脱
臭剤又は芳香剤を挿入し上記下端開口中空筒を上
端開口中空筒の外部に嵌合させても差支えない。
このようにすると収容脱臭又は芳香剤の香気が透
孔から外部に放出され灰受から発散する吸殻臭気
は消去される。上記脱臭又は芳香剤が消滅した場
合は上端閉鎖下端開口中空筒を上端開口中空筒か
ら分離し上記中空部に脱臭又は芳香剤を挿入し上
述同様に両筒を嵌合させて用いる。又上記上端閉
鎖部の上面は煙草の火を消す台として用いられ
る。

「実施例」 上端に中空閉鎖室１を設けた下端開口中空筒２
を一体に形成して同閉鎖室１と下端開口中空筒２
とを連通させる。上記閉鎖室１には内外を連通す
る複数（１個でも差支えない）の小透孔５を穿設
する。このようにした中空筒２を灰皿の灰受３の
内面に突設した上端開口中空筒４の内部（第２
図）又は外部に着脱自在に嵌合しこれを直立支持
するものである。上記中空筒２，４の何れか一方
即ち内側にある中空筒２の中空部には上記下端開
口部から脱臭又は芳香剤６を収容することができ
る。尚図中７で示すものは脱臭又は芳香剤６の収
容カートリツジ、８は同カートリツジ７に穿設し
た透孔、９は灰受３にたたえた火消水、１０は煙
草である。

「効果」 本案は上述のように構成したので煙草の火を閉
鎖室１の上面で消して吸殻となしこれを灰受３に
収容すると、上記透孔５から放出する脱臭気や芳
香によつて吸殻の臭気は直ちに消去され室内の雰
囲気を清潔に保持することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本案の灰皿を示す一部切欠斜視図、第
２図は第１図Ａ−Ａ線による縦断面図、第３図は
下端開口中空筒の斜視図、第４図は円形灰皿の斜
視図である。 １……閉鎖室、２……下端開口中空筒、３……
灰受、４……上端開口中空筒、５……透孔。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 上端に閉鎖室を設けた下端開口中空筒の下部
   を、灰受の内面に突設した上端開口中空筒に着脱
   自在に嵌合し、かつ上記閉鎖室に上記中空筒の何
   れか一方の中空部と外部とを連通する透孔を穿設
   し、かつ同中空部に上記開口部から脱臭又は芳香
   剤収容可能に形成した灰皿。