JPS638068Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は主に直管けい光ランプのソケツト装置
として適合するものである。

従来例の構成とその問題点 一般に直管けい光ランプのソケツト装置として
利用されているものは、ソケツトボデイを絶縁板
を介して取付金具に取付するものが多い。この場
合、絶縁板はソケツトボデイの内部に背面より装
着される回転子を抜け止めする作用を備えるとと
もと、ソケツトボデイの内部両側に設置された一
対の導電接触片と前記取付金具との間の絶縁距離
を適切に保つ作用を備えている。しかし、前記絶
縁板の使用はコスト高になるためこれを省略すれ
ば、かなりコスト低下が可能である。

考案の目的 本考案は上述した問題に留意し、前記絶縁板を
省略してコスト低下に寄与させるとともに、導電
接触片と前記取付金具との絶縁距離を適切に保つ
ことを目的とするものである。

考案の構成 前記目的をはたすため、本考案は取付金具に回
転子を抜け止めする凸部を形成し、しかも、この
凸部の幅を一対の導電接触片の間隔より小さく形
成したソケツト装置の構成としたものである。

実施例の説明 以下、本考案を実施例に基づいて説明する。

図面において、１は合成樹脂製のソケツトボデ
イで、その内部両側に一対の導電接触片２，２を
設置している。３は合成樹脂製の回転子であり、
ソケツトボデイ１の背面より装着されている。４
は取付金具であり、ソケツトボデイ１をたとえば
ハトメ５，５で取付するもので、回転子３の背面
を抜け止めするための凸部６が形成されている。
そして、この凸部６の幅は一対の導電接触片２，
２の間隔より小さく形成したある。なお、直管け
い光ランプは図示していないが、ソケツトボデイ
１の前面より装着するものであり、90゜の回転を
与えて一対の導電接触片２，２と導電されるよう
になる。そして、この回転子３とともになされる
ものである。また、一対の導電接触片２，２から
は外部へリード線が配出されるが図示していな
い。

考案の効果 以上のように構成された本考案のソケツト装置
は、従来の絶縁板を省略できるため、コスト低下
に寄与し、取付金具に形成した凸部が従来の絶縁
板に代わつて回転子の抜け止め作用を行い、しか
もこの凸部の幅が一対の導電接触片の間隔より小
さく形成してあるため、この凸部は一対の導電接
触片に近接しすぎるようなことはなく、一対の導
電接触片と取付金具との絶縁距離を適切に保つ作
用効果を奏しうるものである。

【図面の簡単な説明】

図面はいづれも本考案の一実施例に係り、第１
図は分解斜視図、第２図は組立縦断面図、第３図
は組立背面図である。 １……ソケツトボデイ、２，２……一対の導電
接触片、３……回転子、４……取付金具、６……
凸部。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. ソケツトボデイの内部両側に設置された一対の
   導電接触片と、前記ソケツトボデイの背面より装
   着される回転子と、前記ソケツトボデイが取付ら
   れ前記回転子の背面を抜け止めする凸部が形成さ
   れた取付金具とを備え、前記凸部の幅は前記一対
   の導電接触片の間隔より小さく形成されたことを
   特徴とするソケツト装置。