JPS6378836A

JPS6378836A - 配電装置

Info

Publication number: JPS6378836A
Application number: JP61225232A
Authority: JP
Inventors: Yoshiaki Ueno; 植野　嘉章; Keiichi Mizuguchi; 水口　慶一
Original assignee: Matsushita Electric Works Ltd
Current assignee: Panasonic Electric Works Co Ltd
Priority date: 1986-09-24
Filing date: 1986-09-24
Publication date: 1988-04-08

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔技術分野〕この発明は、トロリダクトなどの移動体用電路およびこ
れに移動可能に装着される集電装置からなる配電装置に
関するもので、特に高周波信号を授受（分岐）を行う配
電装置に係る。

〔背景技術〕

従来の配電装置は、第４図ないし第６図に示すように、
トロリダクトＩと、これに移動可能に装着される集電装
置■とで構成されている。

トロリダクト■は、金属製のリップ溝形のダクトハウジ
ング１内に絶縁スペーサ２を固定し、絶縁スペーサ２に
よって平行配置した断面Ｉ形の複数の導体３をダクトハ
ウジング１と電気的に絶縁した状態で支持するようにな
っている。

集電装置■は、絶縁性を有する集電子保持体５の両側の
前後位置にローラ６を設けてあり、集電子保持体５によ
り集電子７をそれぞれ保持している。

そして、この集電装置■は、ダクトハウジング１のリッ
プ１ａにローラ６をのせた状態に集電子保持体５がダク
トハウジング１内に収容されて集電子７が導体３に弾接
している。そして、ローラ６が転動することにより集電
子保持体５がダクトハウジング１の長手方向に移動し、
このときに集電子７が導体３上を摺動することになる。

このような従来の配電装置は、トロリダクトＩの導体３
に集電装置■の集電子７を直接接触させた状態で集電装
置■を摺動させる構成であったため、高周波信号の伝送
に使用する場合、悪い雰囲気のもとての使用などによる
導体３の表面劣化によって高周波ロスが増大したり、ま
た接触摩耗粉によって極間インピーダンスの低下が生じ
たり、極間短絡が生じるおそれがあった。

また、導体３の突き合せ部分でギャップがあると、その
部分で集電子が跳ねて導体３から離れることがあり、ノ
イズが発生する等の問題があった。

〔発明の目的〕

この発明の目的は、高周波ロス、極間インピーダンスの
低下、極間短絡等を防止することができ、しかも導体の
突き合せ部分のギャップによるノイズ等の発生を防止す
ることができる配電装置を提供することである。

〔発明の開示〕

この発明の配電装置は、ダクトハウジングと。

このダクトハウジング内に収容された導体と、この導体
を被覆する絶縁性の保護被膜とからなるトロリダクトと
、絶縁性を有し前記ダクトハウジングに移動可能に取付け
られる集電子保持体と、この集電子保持体に取付られて
前記保護被膜に接触する集電子とからなる集電装置とを
備えている。

この発明の構成によれば、導体に絶縁性の保護被膜を設
けたため、導体が保護され、その表面劣化が生じず、高
周波ロスを低く抑えることができる。

また、集電子が導体と非接触の状態で集電装置が移動す
るため、導電性の摩耗粉は全く生じず、極間インピーダ
ンスが低下したり、極間短絡が生じるのを防止できる。

さらに、導体の突き合せ部分にギャップがあって集電子
が跳ねることがあっても、集電子はもとから導体と離れ
ているので、ノイズが発生することも防止できる。

なお、集電子を導体から離した状態でも、誘導現象によ
って導体と集電子の間で高周波信号の授受（分岐）は支
障なく行える。

実施例この発明の第１の実施例を第１図および第２図に基づい
て説明する。この配電装置は第１図および第２図に示す
ように、トロリダクト■と、これに移動可能に装着され
る集電装置■とで構成されている。

トロリダクト■は、金属製のリップ溝形のダクトハウジ
ング１１内に絶縁スペーサ１２を固定し、絶縁スペーサ
１２によって平行配置した断面■形の複数の導体１３を
ダクトハウジング１１と電気的に絶縁した状態で支持す
るようになっている。

この場合、絶縁スペーサ１２は、従来例のように部分的
に設けられるのではなく、導体１３の長手方向の全体に
わたって設けられており、断面Ｉ形の導体１３の上半分
を被覆している。また、導体１３の下半分は、絶縁性の
保護被膜１４で被覆している。この保護被膜１４も、導
体１３の長手方向の合体にわたって設けられている。

集電装置■は、絶縁性を有する集電子保持体１５の両側
の前後位置にローラ１６を設けてあり、集電子保持体１
５により集電子１７をそれぞれ保持している。

この場合、集電子１７は、絶縁性の保護被膜１８で被覆
されている。

そして、この集電装置■は、ダクトハウジング１１のリ
ップ１ａにローラ１６をのせた状態に集電子保持体１５
がダクトハウジング１１内に収容されて集電子１７が保
護被膜１８．１４を介して導体１３に弾接している。そ
して、ローラ１６が転動することにより集電子保持体１
５がダクトハウジング１１の長手方向に移動し、このと
きに集電子１７が導体３上を保護被膜１８．１４を介し
て摺動することになる。

この実施例の配電装置は、導体１３に絶縁性の保護被膜
１４を設けたため、導体１３が保護され、その表面劣化
が生じず、高周波ロスを低く抑えることができる。

また、集電子１７が導体１３と非接触の状態で集電装置
■が移動するため、導電性の摩耗粉は全く生じず、極間
インピーダンスが低下したり、極間短絡が生じるのを防
止できる。

さらに、導体１３の突き合せ部分にギャップがあって集
電子１７が跳ねることがあっても、集電子１７はもとか
ら導体１３と離れているので、ノイズが発生することも
防止でき、また信号のレベル変動も抑えることができる
。

なお、集電子１７を導体１３から離した状態でも、誘導
現象によって導体１３と集電子１７の間で高周波信号の
授受（分岐）は支障なく行える。

なお、上記実施例では、絶縁スペーサ１２は、導体１２
の長手方向の全体にわたって設けられていたが、部分的
に設けるだけでもよい。ただ、この場合、導体１３の上
半分が露出するので、上記実施例よりも多少効果は下が
る。

また、上記実施例では、集電子１７にも保護被膜１８を
設けていたが、これは省くこともできる。

この発明の第２の実施例を第３図に基づいて説明する。

この配電装置は、第１図および第２図のトロリダク）Ｉ
［Ｉに代えて、トロリダクト■を用いたものである。

このトロリダクト■は、第３図に示すように、導体１３
の全体を絶縁性の保護被膜１９で被覆し、これを−ダク
トハウジング１１の長手方向に部分的に設けた絶縁スペ
ーサ２０で保持するようにしたものである。

この実施例も第１の実施例と同様の効果がある。

なお、上記実施例における保護被膜１４，１８゜１９と
して、摩擦係数の小さい材質を選べば、集電子１７の横
振れを抑制できる。

〔発明の効果〕

この発明の配電装置によれば、導体に絶縁性の保護被膜
を設けたため、導体が保護され、その表面劣化が生じず
、高周波ロスを低く抑えることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の第１の実施例の断面図、第２図はそ
の要部の断面図、第３図はこの発明の第２の実施例の要
部断面図、第４図は従来の配電装置の断面図、第５図は
および第６図はそれぞれその要部斜視図である。 ■・・・トロリダクト、■・・・集電装置、１・・・ダ
クトハウジング、１３・・・導体、１４・・・保護被膜
、１５・・・集電子保持体、１７・・・集電子第１図

Claims

【特許請求の範囲】ダクトハウジングと、このダクトハウジング内に収容さ
れた導体と、この導体を被覆する絶縁性の保護被膜とか
らなるトロリダクトと、絶縁性を有し前記ダクトハウジングに移動可能に取付け
られる集電子保持体と、この集電子保持体に取付られて
前記保護被膜に接触する集電子とからなる集電装置とを
備えた配電装置。