JPS6378786A - 記録装置 - Google Patents

記録装置

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JPS6378786A
JPS6378786A JP6508086A JP6508086A JPS6378786A JP S6378786 A JPS6378786 A JP S6378786A JP 6508086 A JP6508086 A JP 6508086A JP 6508086 A JP6508086 A JP 6508086A JP S6378786 A JPS6378786 A JP S6378786A
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cam
head
erasing
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JP6508086A
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Tadashi Hanabusa
端 花房
Shunei Wada
俊英 和田
Hiroshi Hasegawa
宏 長谷川
Katsuhiro Watanabe
克宏 渡辺
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の産業上の利用分野〕 本発明は、出力装置例えば電子タイプライタ−、ファク
シミリ装置、パーソナルコンピュータ等の記録部に用い
られるプリンタ、あるいはワードプロセッサ等の、イン
クを有するインクシートを用いて、色情報に応じた色の
記録画像を得ることのできる記録装置に関するものであ
る。なお本発明には、前述色情報が異なる色を意味する
場合は勿論のこと、同じ色を意味する場合も含まれる。
〔従来の技術〕
従来、色情報に応じた色の記録画像を得ることのできる
記録装置では、幅方向に異なった色のインク層を塗布し
た幅の広いインクリボンを用いて、記録すべき色に応じ
てこのインクリボンを上下方向へ回動させることによて
、記録部へ所望の色のインク層を導びかねばならなかっ
た。
〔発明が解決しようとする問題点〕
そこで上記従来装置では、インクリボンを上下方向へ回
動させるための手段を必要とし、装置が大型化、複雑化
する問題点があった。
〔問題点を解決するための手段〕
そこで本件出願人は先に、特願昭59−260403号
をもって、次のような多色インクリボンの技術を明らか
にした。
即ち、被記録体上に鮮明な複数色の記録を行なうために
、支持体上に該支持体側から順に、互いに色調の異なる
第1インク層と第2インク層とを設け、前記支持体側か
ら熱エネルギーを印加した後、前記被記録体と支持体と
を剥離する際に、前記熱エネルギーを印加してから前記
両者を剥離するまでの時間を変化させることにより、被
記録体へ選択した色の記録像を形成するものである。
さらに本件出願人は、特願昭60−298831号で次
の様な技術を明らかにした。
即ち、支持体上に第1インク層と第2インク層との少く
とも2つのインク層を有し、該両インク層の間または第
1インク層と支持体との間の少くとも一方に接着層を有
している感熱転写記録媒体を被記録体に当接し、記録情
報に従って熱エネルギーを感熱転写記録媒体に印加した
後、該印加後から感熱転写記録媒体と被記録体とを剥離
するまでの剥離時間を制御することにより、所定のイン
ク層を被記録体に転写することにより、被記録体へ選択
した色の記録像を形成するものである。
本発明は、上記の技術をさらに発展させたものであり、
インクシートを用いて、被記録体に記録を行う記録装置
において、インクシートにおける同一記録位置において
、選択的に複数色の内の1つで記録可能な構成の多色用
インクシートと、該多色用インクシートを保持する保持
手段を有し、同一行内において上記複数色での記録が可
能な様に、記録色を行内において切換える切換え手段を
上記保持手段に設けたことを特徴とするものである。
〔作用〕
本発明は、装着部にインクシートを装着して記録を行な
うと、被記録体に色情報に応じた色の、鮮明な画像記録
を行なうことができる。
〔実施例〕
なお以下述べる実施例では単色インクリボンのみならず
、多色インクリボンをも装填できる両者共通の第1の装
填部と、修正用の修正イクリボンを装填できる第2の装
填部とを備えた例を示す。
すなわち以下述べる実施例は、多色印字リボンや、リフ
トオフ可能なリボン(コレクタブルリホン)の出現に対
応して、それらを使用可能にする為の機構を有した電子
タイプライタを例にあげて述べる。
第1図は本発明の一実施例を適用した出力装置であるタ
イプライタ−Tの外観斜視図である。
図において、1−1はプラテン、l−2は記録用紙、1
−3は外装、1−4は電源のオンオフを制御するパワー
スイッチ、1−5はキーボードである。
なお、キーボード1−5と本体側は別体であっても良い
。1−6はフード1−3aの開閉によって、オン、オフ
されるフートスイッチで、フード1−3aの開閉を感知
し、フード1−3aが開けられた時、後述のインクリボ
ンを所定の位置△、シフトさせる信号を発する装置信号
にてキーボードをロックさせている。M OK Yはモ
ードキー1で後述するリボンモード設定等各種モードを
設定するためのものである。
PRKYはプリント指令キーである。RVは、濃度設定
ボリューム九−で、後述する印字又は消去動作のパラメ
ータとしてのデータをセットするキーである。又、SK
Yは消去を指示するキーである。
また、本タイプライタ−Tには、印刷部、入力部、表示
部、制御部、及び外部入出力インターフェース部等が内
蔵されている。なお本実施例は、上記入力部及び表示部
が設けられていなくても又、別体であても良いこと勿論
である。又、本発明において、出力される情報は、文字
であっても、記号であっても、図形であってもイメージ
であってもあるいはそれらの組合せであっても良い。本
例ではそれらを代表して、文字と称することにする。
第2図は上記タイプライタ−Tのキャリッジの概略図で
ある。第3図はそのキャリッジの拡大図である。第1の
リボン10(単色インクリボンあるいは上述の多色イン
クリボン)のカセット11の11−a・11−b部は本
体側のリボンプレート12の12−a・12−b部と嵌
合し、結合部材12−cによりカセット11は取り外し
可能に弾性的にリボンプレート12に装填される。この
リボンプレート12上には、カセットll内に発生する
静電気を逃す為の金属プレート13が貼っである。また
リボンプレー1・12はボディ14(キャリッジ)にホ
ルダー15によて結合される。なおSはセンサーで、プ
レー)12上のカセット11の有無検知、あるいはプレ
ート12に装着されたインクリボンの種類等を検知する
ものである。16は第2のリボン(修正リボン)であり
、軸17・18に嵌合したプーリー19・20とリボン
ガイド21・22を介して巻取コア23に巻取られる。
なお、これらの第2リボン用の部品は不図示のプレート
に一体化して装着されるように構成されていてもよい。
アームガイド24はボディ14から出た軸25と嵌合し
、一端24aはカム26のカム面26a上に載り、一端
24bはリボンプレートと結合しているアーム27と遊
合している。
さてヘッドアーム28はサーマルヘッド29を支える部
材である。また30はプラテン1−1に押しあてられる
剥離部材(第2の部材)であり、ヘッドレバー28・サ
ーマルヘッド29・第2の部材30はともに、第1のリ
ボン10のカセット11のリボン引出口11cと収容口
lidの間にあり、また、第2のリボンの引出口21と
収容口22の間でもある。なお、この剥離部材30はた
いこ状であり、後述する機構によって、プラテン1−1
に対して接離可能である。すなわち、リボンカセット1
1は、リボン引出口11cと収容口lidを有して、リ
ボン10を一部露出した状態で内蔵している。そこでサ
ーマルヘッド29は、リボン10をこの露出した部分で
加熱する。また、リボンプレート12に装着されたリボ
ンカセット11の引き出し口11cと収容口lidの間
に、上記サーマルヘッド29と剥離部材30は位置する
ことになる。なお、この剥離部材30は、後述する通り
、サーマルヘッド29によるインクリボン10の加熱後
の、インクリボン10と記録紙1−2とが剥離するタイ
ミングを制御するものである。
また、バネ31はヘッド圧アーム45とへッドアーーム
28の間にあり、ヘッドアーム28に支えられるサーマ
ルヘッド29をプラテンへ押しつける為の圧力を発生さ
せる。
なお、バネ32は、ヘッドアーム28とヘッド圧アーム
45をイニシャル位置へもどす為のバネである。
なお、サーマルヘッドは他にレーザ等により印字を行う
レーザヘッド等でも良い。
次に第4図は、第1のリボン及び、第2のリボンの巻取
り機構とへラドアーム28の動作機構図である。
図において、40はカードホルダーで、ビス41でボデ
ィ14と結合される。
さらに、カム42の裏にはカサバギアが切ってあり、モ
ータ43により駆動される。カム42上面にはカム軌道
42aがあり、それに沿ってビン44と、それと結合し
ているヘッド圧レバー45がシフト軸46を中心に回転
運動する。また、シフト軸46と同軸にヘッドアーム2
8が遊合してあり、バネワッシャー47を介して止め輪
48で抜けるのを防止している。
さらに、カム26とカム42はボディ14より出た軸4
9と遊合していて、プレート50で上方から押えて抜け
るのを防止している。プレート50はビス51:52で
ボディ14と結合している。
またへラドアーム28上には、第2の部材30を支える
為のアーム51と、その回転中心軸52等があり、さら
にサーマルヘッド29と電気的な結合をするコネクタ5
3があり、フレキシブル基板54によって端子台56”
と電気的に結合される。ヘッドアーム28とサーマルヘ
ッド29は結合部材55で機械的に結合される。
また、ボディ14より出た軸80は、リボンプレート1
2の下面にあるプラテンl’71に直角方向に長穴へ遊
合し、左右の位置決めをする。さら+、L、リボンプレ
ー)12の下にはリボン巻取リユニットがあり、穴60
・61を介してリボンプレート台62の62a・62b
と結合される。リボンプレート12台上には、軸63・
64・65・66がある。ここで66はリボン巻取モー
タで、軸63に遊合するギア67とカサバギア71で噛
み合っているカサバギア71の上には、一方向のみ回転
力を伝えるワンウェイクラッチ68が設けられており、
その上には一定回転トルクを伝えるフリクションクラッ
チ69が設けられている。この先頭部70が、第1のリ
ボンカセット11の巻取りコア内に結合する。
さらに、カサバギア71の外周には平歯ギア72があり
、軸64と遊合しているホイル73と噛み合っている。
このホイル73の上部には、ワンウェイクラッチ68と
同一方向回転力を伝えるワンウェイクラッチ74があり
、その外周の平歯ギアは軸65に遊合しているギア75
と噛み合っている。さらにこのギア75の上には、ワン
ウェイクラッチ68と同様に一定回転トルクを伝えるフ
リクションクラッチ76があり、先頭部77は、第2の
リボン巻取リコア゛23内に結合する。
また、軸66に遊合してテンションプーリ78があり、
一方向には一定の逆回転トルクを発生しながら回転し、
もう一方向ははるかに低い回転トルクで回転する。先頭
部79は第2のリボン供給側コア31内に結合する。
したがって、本実施例では、モータ66の正転により第
1のリボンlOの巻き取りを行ない、モータ66の逆転
により第2のリボン16の巻き取りを行なう。
なおセンサー90は、キャリッジとフレームとの位置を
定める為のレフトリミッタである。
次に、第5図を用いてカムの働きについて説明する。
l)カムの働き 第5図において、ヘッド圧アーム45に結合されたピン
44は、シフト軸46を中心に軸49の中心を含む半径
Rの弧をえかく。ここでサーマルヘッド29を支えるヘ
ッドアーム28の動きは、カム軌道42aに依存する為
、電源投入時カム42外周の遮蔽板42bのエツジ42
cに対してセンサー33によって位置決めされる。この
とき、シフト軸46を中心に半径rの弧とカム軌道42
aの交点を0° としてθを図のようにとった場合の軸
49の中心から軌道42aまでの変位置Xの描くカーブ
は後述する第9図A)に示すようになる。また、θ=0
のときに、カム面26aのアームガイドの一端24aの
位置する線を00  とするとθ′ を図のようにとっ
た場合カム面26aの上下方向の変位量Yのカーブは第
9図B)に示すようになる。アームガイドの一端24a
の他の一端24bは、リボンプレート12と結合してい
るアーム27と遊合している。その、カム26の回転に
対してのカム面26aの上下方向の変位はアームガイド
24a・24bを介してアーム27に伝わり、リボンプ
レート12を上下動させる。また、カム26とカム42
は軸49に遊合している部分のキー100で結合されて
いる為、θ・θ′ の同じ角度に対する各X、  Yの
変位は同時に行なわれる。
2)第1リボン10による印字 (例えば多色インクリボン印字) カム42のイニシャル時、第9図A)・B)において、
θ=θ′=06なので、カム面26aは最も低い位置で
あり、リボンプレートは下がった状態つまり、第1リボ
ン10がサーマルヘッド29の前面にきている(第10
図(A))。このときピン44もカム軌道の最も低い位
置にある。この時、バネ31により、ヘッド圧アーム4
5の当接部45bにヘッドアーム28の当接部28aが
当接し、その時のサーマルヘッド29の位置がイニシャ
ル時の位置となる(以後、カム42の反時計回転を十と
する)。
i)待機位置 第5図の矢印方向にモータ43によってθ1回転させる
と、ピン44はカム軌道42aのrl地点に来る(第9
図θ=θl参照)。この時、ヘッド圧アーム45と、ヘ
ッド圧アーム45にバネ31で引っばられているヘッド
アーム28もシフト軸46を中心として回転する。この
時、ヘッド29はプラテン1−1上の印字用紙1−2の
直前で止まるようにrlを設定する。この位置を待機位
置と呼ぶ。この位置は、後述する印字位置から、サーマ
ルヘッド29を印字用紙1−2から離す時、この地点で
一定時間止め、その間に印字指令が入力された場合、こ
の位置から印字動作に入る。一定時間待って印字指令が
入力されなければ、モータ43の−θ1の回転によりサ
ーマルヘッド29はイニシャル位置へもどる。
よって、サーマルヘッド29がイニシャル位置にいる時
、印字指令が入力された時は、この位置には静止せず直
接印字位置まで回転(θl十θ2)する。
ji)第1投口字位置 印字を行う場合は第6図(D)に示す如く、さらに矢印
方向へ、モータ43によりイニシャル位置よリθ2だけ
回転させる(待機位置)。この時、サーマルヘッド29
はθX回転した時にプラテン1−1上の印字用紙1−2
と第1のリボン10を介してプラテンに対してθH(第
6図(C)参照)の角度で当接する(θ1くθXくθ2
)。ヘッドアーム28はサーマルヘッド29がプラテン
1−1と当接した時点で回転しなくなるが、ヘッド圧ア
ーム45のみカム軌道42aに沿って回転する。この時
、2部材間にかけられたバネ31により、サーマルヘッ
ド28に押圧力F(第6図(C))が加わる。
iii )第2段部字位置 第6図(D)のごと(さらに矢印方向ヘモータ43によ
りイニシャル位置よりθ3だけ回転させる(第9図θ3
位置参照)すると、ヘッド圧アーム45はさらに半径で
の差r3 =r2ができるまで回転し、バネ31はさら
に伸びてサーマルヘッド29のプラテン1−1を押す押
圧力F′を与える。さらにヘッド圧アーム45の曲げお
こし部(当接部)45aが第7図に示す如くアーム11
0を押す。このアーム110は軸52を中心に回転可能
に保持されており、曲げおこし部45aがアーム110
の一端を押すことによって巻きバネ112の一端が押さ
れ、一方の端112aは軸52に回転可能に保持された
アーム51の曲げ部51aを押す。すると、アーム51
上に結合している軸111はプラテン1−1方向へ回転
し、軸111の先端部に回転可能に保持された第2の部
材30(剥離部材)が第1のリボン10を介してプラテ
ン1−2と当接し、F′の力で押す。F′ は第1のリ
ボン10の収容力(リボンテンション)fよりも大きな
力である。
この動作により、リボンlOをプラテンl−1上の印字
用紙から剥離させるタイミングをlだけ遅らせることが
でき、例えば多色リボン等多種のリボンへの対応が可能
となる。そこで色情報に応じて上記モータ43を上述の
様に制御することにより、例えば黒色記録あるいは赤色
記録を得ることができる。例えば上述の多色リボンを用
いた場合には、剥離部材30を作用させて剥離を遅らせ
た際には黒色記録が通常の場合には赤色記録を得ること
ができる。
vi)印字終了後、今まで説明したことの逆の動作が行
なわれる。すなわちモータ43の回転によりカム42が
−(θ3−θ2)だけ回転すると、アーム110は曲げ
おこし、45a押しから解除される。そこで巻きバネの
復帰力によりアーム51の51bに当接するまで軸52
を中心に回転し、さらにバネ57によりアーム51はプ
ラテン1−1と逆方向へ軸52を中心に回転し、初期状
態へもどる。さらにモータ43によりカム42が−(θ
2−θ1)だけ回転すると、サーマルヘッドはプラテン
より離れ、ヘッドアームとヘッド圧アームはおたがいの
45bと28bが当接するまでバネ31の力により回転
し、サーマルヘッドは待機位置(第5図(B))となる
さらに−01回転するとイニシャル位置(第6図(A)
)へ復帰する。
この間カム42と一緒にカム26も回転するが、アーム
ガイド24の一端24aの接するカム面は、第9図(B
)のごと(θ′=θ3まで回転しても常に一定の高さh
oに保たれる為、リボンプレート12は動くことはない
3)第2リボン16による修正印字 (例えば修正リボンによる誤記録修正)第2リボン16
による印字の為には第10図(B)のごとく第1のリボ
ン10の代りに第2のリボン16をサーマルヘッド29
の正面まで上げなければならない。このためにモータ4
3によりカム42及び26をカムイニシャル位置より第
1リボン印字時とは逆回転で第9図07まで回転させる
。するとカム42のカム軌道は第8図(A)のごとく半
径rQのままなので、□ヘッド圧アーム45及びヘッド
アーム28とそれに支持される部材は動かない。しかし
ながら、カム26のカム面26aは、第9図(B)に示
す様にhoからhlまで上昇する。この動きがアームガ
イド24によりアーム27へ伝えられ、リボンプレート
12は軸58を中心に回転し、第2のリボン16がサー
マルヘッド29の正面まで上昇する。
それ以後は″第1リボン印字のシーケンスと同様で、カ
ム42の回転角度を次のように変換すればよい。
O→θ1eOθ7→θ6 θl→θ2 に) θ6→θ5 θ 2→θ 3 Q  θ 5→θ 4この時カム42
に結合したカム26もθ4まで回転するが、カム面26
aの高さはhlに保たれている為、リボン10が動(こ
とはない。したがって、上述シーケンスによってリボン
16による修正印字が行なわれる。
以上に述べた様に上述実施例では、モータ43の回転に
よって、リボンプレー)12に装着された第2のリボン
16のサーマルヘッド29の加熱を受ける位置と、該加
熱位置から退避する退避位置との間の移動と、サーマル
ヘッド29のインクリボン10あるいはインクリボン1
6に当接する当接位置と、該当接位置から退避する退避
位置との間の移動を行なっている。
また上述実施例では、剥離部材30の移動に連動して、
サーマルヘッド29のインクリボン10・16に対する
当接力を可変とすることも行なわれている。すなわち、
剥離部材30がインクリボン10に当接する際には、サ
ーマルヘッド29のリボン10に当接する当接力が通常
の場合と比較して強くなる。
上述した通り、本実施例は、多色印字あるいは修正印字
を選択的に行なうことができる。
〔構成ブロック図〕
次に、以上の構成の出力装置の動作について説明する。
第11図は本発明適用の出力装置の構成ブロック図であ
る。
CPUは各種制御を行うセントラルプロセツシングユニ
ットである。KBはキーボード、RA Mは各種演算処
理を行うメモリ、ROMは後述する制御のプログラムを
格納したメモリ、TRAMは、文書等の出力すべきテキ
スト情報を格納したメモリである。PTは、ポートでC
PUはポート、ドライバを介して前述のモータ43.第
2リボンを巻き取るモータ66の回転を制御している。
又サーマルヘッド29をDATA線及び或いは電圧制御
によって駆動を行っている。又、文字フォント用ROM
 (FROM)や、通信インターフェース、R3232
C,セントロニクスインターフェースを介して外部との
通信が可能となっている。又、RVは濃度設定ボリュー
ムで電流や電圧や時間を変えて後述する印字濃度、消去
の制御を行うためのパラメータとしてのデータをCPU
に与えるものである。
〔パワーオンシーケンス〕
第12図にパワーオンシーケンスのフローチャートにつ
いて説明する。Slで電源が投入されると、S2におい
て第5図において説明したセンサ33(リミットスイッ
チ)が、オンかオフかを判定する。ここでオンとは、セ
ンサ33がじゃへい板42bを検出していない時を言う
とする。S2でYesであれば、S3においてカム42
を第5図において右に回転する。そしてS4で、しゃへ
い板42bが、センサ33によって検出されると(OF
F)S5に進む。
又、S2においてセンサ33がOFFのとき、つまりし
ゃへい板42bをセンサ33が検出していた時(センサ
33の発光部、受光部間をしゃへい板42bがじゃへい
している時)はS6に進み、カム42を第5図において
左へ回転させ、センサがオンになったとき(S7)つま
り、ちょうど第5図の位置でカムを停止させる(S5)
。次に86に聴いてモータ140によりキャリッジをプ
ラテンに対して左方向(第2図参照)に移動させる。こ
れはS7においてセンサ90(リミットセンサ)がOF
Fすることによって、キャリッジの絶対ポジションを確
定するためである。そして、その位置にキャリッジを停
止させる(S8)。
次に89において第4図に示したモータ66を矢印A(
左方向)の方向に回転させ、第1リボン10を巻き、ク
ルミをとるようにする。次にモータ66を右回転させ、
第2のリボン16を巻き、クルミをとるようにする。以
上でパワーオンシーケンスを終了する。なお説明を簡単
にするため以後駆動源であるモータについては説明は省
略する。
〔キー人力シーケンス〕 次に、キー人力シーケンスについて説明する。Slにて
キーボードよりDATAを入力すると、S2に印字指令
か否かを判定する。NOであればS3に進み、入力デー
タは消去指令か否かを判定する。NOであればその他の
ファンクション処理に進むがここでは省略する。S3に
おいて入力データが消去指令であった場合、S4に進み
、S4では装着されている第1リボン10がコレクタプ
ルリボンであるか否かを判定し、NoであればSlに戻
る。又、S4でYesの場合はS5に進み、後述する消
去ルーチンに進む。
次に82において入力データが印字指令であった場合、
S6に進み°、装着されたリボンが、2色印字用のリボ
ンであって基本色(黒)の印字の指令かを判定する。Y
esであれば、2色、黒用のカムの回転角の設定を行い
、又Noであれば、そのまま後述するS8の印字ルーチ
ンに進む。
〔印字ルーチン(カム制御)〕
次に第14−1図、第14−2図により印字ルーチンに
ついて説明する。なお印字ルーチンは説明をし易(する
べ(、第14−1図でカム制御を、第25図にて全体制
御について説明する。
まずSlにおいて、次の印字位置の先頭より更に加速区
間骨だけ戻した位置にキャリッジを移動する。次に82
で入力文字に対するドツトイメージを文字フォントRO
M (FROM)より読み出し、ワークRAM (RA
M)へ格納する。次に83で、2色の印字が可能なリボ
ンが装着されていて、その内の基本色の(黒)の印字指
令か否かを判断する。Yesであれば、S5に進み第6
図(D)に示した、カム42の半径r3の位置(軸49
とピン44の距離)にピン44がくるまでカム42を第
6図の矢印の様に左へ回転する。又、S3でNOの場合
つまり、1色印字用のリボン又は、2色印字用のリボン
の補助色(ex赤)の印字の場合カム42のr2の位置
までピンがくる様に(第6図(C))カムを左に回転す
る。
次に36.S7で第1リボン10の巻き上げを開始し、
又、キャリッジの移動を開始し、S8でキャリッジの加
速終了後、低速走行を行う。S9において印字を行うべ
く、サーマルヘッド29にドツトイメージの電圧を印加
する。次にSIOで所定エネルギーの印加終了後(SI
O)、今印字した情報が、上記基本色の印字であったか
否かを判定し、(Sll)、YesであればS12に進
み、lだけオーバーランさせる。
SllでNoであれば、そのままS13に進み、キャリ
ッジを減速させ、S14において、キャリッジを停止さ
せ、第1リボン10の巻き上げを終了する。
次に315でピン44に対してカムをrlの位置まで右
回転(第6図(B))させ、印字待機位置までヘッドを
戻す。次に316で、キャリッジを次の印字位置を示す
位置まで戻す。そしてS17でタイマーをONL、S1
9で0.5sec経過するまでに次の入力データがあっ
たか否かを判定する(S18)。S18でYesの場合
、次の印字を行うべく81に進む。また、818でNo
、S19でYesとなり、印字後0.5sec間に次の
入力データがなかった場合、S20に進み、カム42を
第6図(A)に示すイニシャル位置まで右回転させて、
印字シーケンスを終了する。
第14−2図は、第14−1図で示した印字シーケンス
の各ステップに対応させた印字シーケンスのタイムチャ
ートである。横方向が時間で縦方向が制御信号0.  
lである本例では、low  activeである。
〔消去ルーチン〕
次に消去ルーチンについて説明する。第15−1図は、
消去ルーチンの制御フローチャートを示す図である。ま
ずSlでキャリッジを消去すべき印字文字の先頭位置よ
り加速区間骨だけ戻した位置にキャリッジを移動させる
。S2にてピン744に対してカム42を半径r2の位
置まで右回転(第8図(C))させる。S3.S4で第
2リボン(消去用リボン)16の巻き上げを開始し、又
、キャリッジの移動を開始する。S5でキャリッジを加
速し、その稙定速走行する。そしてS6で消去を実行す
べ(サーマルヘッド29の全ドツトをヒートさせ、S7
で1文字分キャリッジを移動させ、消去を実行した後ヒ
ートを終了する。次にキャリッジの減速を行い、S9で
キャリッジを停止させ第2リボンの巻き上げを行なう。
次にSIOにおいて、ピン44に対してカム42を1位
置まで左回転させ(第8図(B)、待機位置)る。そし
て、Sllでキャリッジを消去した文字位置を示す位置
まで戻す。次にS12.S13.S14で消去終了後0
.5sec間に、次の入力データがあるか否かを判定し
、無ければS15に進み、カムをイニシャル位置つまり
第8図(A)に示した位置までカムを左回転させ、消去
ルーチンを終了する。又S13で次の入力データがあっ
た場合はSlに戻る。
なお、第15−2図は、第15−1図に示した消去ルー
チンの各ステップに対応させたタイムチャートである。
なお横軸は時間、縦軸は制御信号0,1で本例ではlo
w  activeである。
〔消去・他の実施例〕
次に、前述した消去のシーケンスの応用例について説明
する。
消去リボンである第2リボンとして、ポリエステルフィ
ルム等のベースフィルムの、印字用紙側に感熱接着性材
料を塗布した消去リボンを用いる。
第16図にサーマルヘッド29によって記録用紙2上の
被消去像に抑圧、加熱された消去リボンと被消去像の接
着力及びその時の消去リボン温度の時間変化のグラフを
示す。このグラフの値は我々の実験及び計算によって求
められた一例を示すものであるので、使用されるベース
フィルムの厚さや、サーマルヘッド29のエネルギ記録
リボンの材料等により種々変化するので特定の値ではな
く、これに限定されるものではない。
第16図において、サーマルヘッド29によってサーマ
ルヘッド加熱時間203(第16図中では2 m s 
e c )だけ加熱された消去リボンは、カーブ201
に示す温度カーブを描き、更に時間204経過後はぼ室
温レベルに降下する。
それに伴ない、消去リボンと被消去像との接着力はカー
ブ202に示すカーブを描く。すなわち加熱される以前
は接着力ゼロ(つまりインクは紙と接着している。)で
あったものが、加熱により粘着性が生じ、加熱終了と共
にカーブ201の温度が下がるにつれ、接着力は増し、
消去リボン温度が室温に戻った時に接着力は最大となる
。このための時間は第16図を例にとれば加熱終了後的
6 m s e c経過した時である。この値は装置及
び使用リボン等の条件により異なるが、実験、計算等に
より予め定められる値である。
従って、良好なつまり印字用紙2側に被消去文字の消去
残りのない消去を行なうためには、第16図においてサ
ーマルヘッド29による加熱終了後時間204経過後に
消去リボンにより、被消去像を印字用紙2より剥す事が
必要である。しかし被消去文字の印字濃度が低いばあい
、つまり、紙と被消去文字との接着力が低いばあいは、
時間204以下でも消去は可能である。
そのためのフローチャートを第17図に示し、それに基
づき説明を行なう。
前述(主特許)消去ルーチン(第15−1図)と異なる
のは、30.5にて濃度設定ポリウムRvが設定値以上
かどうか調べてタイマーに時間T1あるいはT2を設定
する。22でたとえば濃度Rvが高い時71、低い時T
2 (TI>72)とする。S6において、ヒート終了
と同時に87でタイマーをONL、、S9においてキャ
リッジストップ後SIOでタイマーの値がセットされた
時間(第16図例では最高値は時間204は6 m s
 e c )経過しているかどうかを見て、経過してい
たら初めてリボンの巻上げを1文字分行なうという点で
ある。その時の消去リボンと被消去像の挙動を第18図
により説明する。
第18図(a)は、第17図85と86の間を示す。
第18図(b)は第17図89の状態を示し、消去リボ
ン16は未だ巻き上げられていないため、被消去像20
6に接着されたままである。この後第17図810に於
いてヒート終了後タイマーにセットされた時間(例えば
TI、  T2)以上経過していると判断されると第1
7図85lにおいて消去リボン16は矢印207側へ1
文字分巻き上げ−られ、第18図(c)の状態となり、
被消去像206は消去リボン16側へ接着されたまま、
印字用紙2より剥離される。
すなわち、消去リボン16が加熱された後タイマーにセ
ットされた時間の時間経過して、被消去像206との接
着力が最大になってから被消去像206の印字用紙2か
らの剥離が行われる。なお剥離までの時間Tl又はT2
は、第16図の時間204以上である必要は特になく、
剥離時点で接着力が被消去像206と印字用紙2との接
着力より勝っていれば時間204より短かくても良いこ
とはもちろんであって、なお第17図の312の後は第
15−1図に示したフローチャートSIO以降と全く同
じである。
次に消去を確実に行なう場合の更に他の実施例について
説明する。
つまり、ここでは消去を確実に行うため走行スピードを
通常の印字スピードとは遅くする場合について説明する
。第19図は、第15−1図に示した消去ルーチンの5
l−35を変更した場合であって、以下第19図を基に
して説明する。第20図は上記スピードを変更して消去
し易(した動作の説明図である。207はサーマルヘッ
ド29に設けられた発熱体、Lはサーマルヘッド29の
端面から発熱体207の端までの距離。■はキャリッジ
の走行スピード、即ちサーマルヘッド29の走行スピー
ドである。第20図から明らかな様に、消去リボン16
による被消去像206の印字用紙1−2からの剥離は発
熱体207によって消去リボン16が加熱され距離りを
スピードVで通過した後行われる。
即ち、消去リボン16は距離りをL(mm)、 スピー
ドをV (m m / s e c )とすれば加熱終
了後(L/V) xlooo (msec) =Tで剥
離が開始されるわけである。なおしはサーマルヘッド9
の特性上法められた値Lo (一定値)が決まる。従っ
てこのT(msec)が前記時間204(第16図)よ
り太き(なる様にスピードVを設定すれば(Lo/V=
To>204)消去リボン205は充分温度が下がって
から剥離が行なわれるために、第16図において説明し
た様に良好な消去が行なわれる。
ここで記録(印字)側について考えると、近年、記録ス
ピードは市場の要求より速くなる傾向にあり、それに伴
ないキャリッジ3の走行スピードV′も速くなる傾向に
ある。
現在の一般的な感熱転写プリンタのキャリッジスピード
は、おおむね50 m m / s e c N150
 m m /secである。
このスピードで第16図における時間204を安定して
確保するためには(例えば時間204を10 m s 
e cとすればL = 0 、5 m m以上)距離り
が大きくなり、逆に記録時の印字リボンの温度が下がり
すぎて良好な印字品位が得られなくなってしまう。
従って、印字品位に悪影響を与えずに、消去性能を上げ
るためには消去時のキャリッジ3の走行スピードを前述
した値Vとし、そのVの値は印字時のキャリッジ走行ス
ピードより遅くする必要がある(V<V−)。
これによって消去時の消去処理速度は遅くなるが、印字
に比し使用される率が少ないので無視できる。以上、説
明した様にキャリッジの走行スピードを可変速にして、
消去時の前述適正消去時間を走行スピードによって制御
することにより、極めて効率良(又、確実に消去を行な
うことができる。
なお剥離までの時間は第16図時間204以上である必
要は特になく、剥離時点で接着力が被消去像206と印
字用紙1−2との接着力より勝っていれば時間204よ
り短(でも良いことは勿論である。
第19図の30.5において濃度ボリウムの値が、ある
設定値より大きい場合はS4の定速走行速度を第1速度
にセットし、それ以上なら第2速度をセットする(第1
速度く第2速度)。以下、第15−1図86に続く。こ
れによって、濃度に応じて確実に消去を行うことができ
る。
又、第19図のSl、2又はSl、4においてヘッドの
ヒート電圧値をメモリ(ワークラムRAM)セットして
、ヒートの駆動電圧(エネルギー)を濃度に応じて制御
することができ確実に消去を行うことができる。
次に、消去を確実に行うための更に他の実施例について
説明する。
つまり、ここでは消去を確実に行うために消去リボン1
6の記録紙1−2からの剥離を前述の剥離部材30を用
いて行うものである。
そのためのフローチャートを第21図に示し、それに基
づき説明を行なう。
81.5において濃度ポリウムが設定値以上になってい
たらカム42をr3位置まで回転し、それ以下ならr2
位置まで回転させる。
S2において、カムをr3位置まで回転させるのは第2
の部材30が消去動作時にも使用されるということ(第
8図(D))で、更には、S8に於いて第2の部材30
までの距離lだけキャリッジをオーバーランさせ、消去
リボンの印字用紙1−2からの剥離を第2の部材30の
左方で確実に行なわせることができる。これにより、濃
度に応じて確実に消去を行うことができる。
その他は第15−1図に示した消去ルーチンと同様で、
Sll以降は第15−1図のSllと同じである。
その時のサーマルヘッド29近傍での消去の様子を第2
2図によって説明する。
第22図に於いて16は消去リボン、206は被消去像
、207はサーマルヘッド29に設けられた発熱体、V
υはキャリッジスピード、即ち、サーマルヘッド29の
矢印方向へのスピードを示している。
消去リボン16は第2の部材30によって、サーマルヘ
ッド29の発熱体207で加熱後、lだけ遅れて被消去
像206を印字用紙1−2上から剥離させることができ
る。
従って、第16図で述べた加熱された後、消去リボン1
6と被消去像206の接着力が最大になる時間204を
剥離までに経過させる事がキャリッジスピードVυにな
らず非常に簡単に実施することが可能となり、良好な消
去品位が得られる。
なお、剥離までの時間は第16図の時間204以上であ
る必要は特になく、剥離時点で接着力が被消去像206
と印字用紙1−2との接着力より勝っていれば時間20
4より短くても良いことはもちろんである。
なお、前述の剥離条件(時間、速度、レバー)はいずれ
か一つあるいは、それらの組合せによって適切な条件に
設定する様にしてもよい。
〔印字例〕
次に、実際の印字の様子について更に詳細に説明する。
第23図は記録紙に実際に記録された様子と、ヘッドの
発熱体の中心位置の動きを示している。Aは1文字分の
幅(ヘッド移動量)、Bは2色印字用のリボンによって
補助色(赤)が印字され°た場合の印字後のオーバーラ
ン量、lは2色印字用のリボンによって基本色(黒)が
印字された場合の印字後のオーバーラン量である。
第24図はテキストRAMからのテキスト情報(スペー
ス等を含む)に基づき、テキストには例えばコード・ド
ツト情報が格納されている。1行の記録を行った記録例
で、第24図の(1)は図から明らかな様に、1行内で
HIJKLwMを黒→赤→赤→黒→黒→−→赤という様
に自由に色を変えた様子を示している。
第24図(2)、  (3)は第24図(1)の1行の
印字に対応したヘッドの動きを示す図で、第24図(2
)は、メモリからデータを順次読み出し黒→赤の時だけ
ヘッドの逆方向の移動行程が入る。第24図(3)は1
character毎の移動を示したものである。つま
り1character毎にオーバーラン量l又はBを
戻している。実際には加速領域が必要であるため、それ
以上に戻す必要があるが説明を簡単にするために省略す
る。なお第24図(2)、  (3)における最後のB
だけ戻すのは次の印字のためのものである。
〔印字ルーチン(全体のシーケンス)〕次にヘッド(キ
ャリッジ、キャリアと同等)の動きを中心に印字ルーチ
ンについて説明する。
まず、Slにおいて、スペース指令が無い事を確認して
S2に進み、第23図の(1)に示した文字列を記録す
るのであればH(黒)の印字指令が有るので83に進み
、印字色は黒なので84においてモータを駆動させ、サ
ーマルヘッド29及び剥離ローラをダウンさせる。S5
において、キャリア駆動モータ140を正転させ、キャ
リアを印字方向に移動させ、S6で発熱体に通電させて
印字を行ない、1文字分の領域すなわち規定it [A
]を移動したところ(S7)で発熱体の通電は終了(S
8)する。なお、この規定i [A]は文字に応じて可
変であってもよい。
次に89において、次の文字■(赤)(第24図(1)
)の印字指令があるのでSIOに進み、印字指令なので
328に進む。ここで直前はスペースではないので(直
前はH) S32に進み、Hは黒印字なので333で、
次の印字色は赤なので334.S35でキャリア駆動モ
ータを正転させて、今の印字H(黒)が剥離ローラによ
り完全に剥離するまで移動させる。ここで、キャリアを
停止させ(S36)でサーマルヘッド及び剥離ローラを
アップさせる(S37)。そして、キャリア駆動モータ
を逆転させて、次の文字の印字開始位置まで移動させる
。すなわち規定量[zE移動させ(S38)、そこで、
キャリアを停止(S39)させる。そしてサーマルヘッ
ドをダウンさせて(S15) I (赤)の印字に移る
。そして前記H(黒)の印字と同様に、S5→s6→s
7・・・→s8→S9と進み、次の印字指令J(赤)よ
り5IO−+S28、さらに直前は、■の印字なので3
32に進み、■(赤)の印字は赤なのでS40に進み、
次の印字色はJ(赤)なので85に進み、前回同様s5
→s6→s7〜s8→59−3IO→S28 →532
−340と進み、次の印字色はK (黒)なのでS41
で剥離ローラをダウンさせ、S5に戻り再び印字を行い
、前回同様s5→s6→S7〜S8 →S9+5104
S28−+S32と進み、今の印字色はK(黒)なので
533に進み、次の印字色はL(黒)なので85に戻り
再び印字を行い、前回同様S5→S6→s7〜s8→s
9→s1oと進み、次はスペース指令なのでSllに進
み、−文字分キャリアを移動させる(S12)。そ゛し
てs9に戻りSIOまで進み、次の印字はM(赤)なの
でS28まで進む。
ここで、直前はスペースなのでS29に進み、スペース
の前の印字は黒(L)なので330に進み、次の印字色
は赤(M)なので331に進み、剥離ローラをアップさ
せ、S5に戻り、再び印字を行い、前回同様S5→S6
→S7〜S8→S9と進み、次の指令が無い場合、S9
から316に進み、さらにS17で、今の印字色は赤(
M)なので324に進み、赤色のオーバーラン量、すな
わち規定量[B]だけキャリアを移動させ、剥離を行い
、S25でキャリアの駆動モータを停止する。モしてS
26でサーマルヘッドをアップさせ、S27でキャリア
駆動モータを逆転させて規定量[B]移動させて、次の
印字位置にキャリアを停止する(S22)。そして、S
23に進み、1行終了したのでENDとなる。
なお、本発明における多色は同一の色が複数という場合
も含めているのは言うまでもない。
〔効果〕
以上、詳述した様に、本願発明によって記録文字の消去
動作を、特にサーマルヘッドを有した装置であっても、
確実に行うことが可能となった。
又、インクシートを加熱して、印字を行う装置であって
、同一位置において選択的に多色の印字が可能なインク
シートと、コレクタプルのインクシートを選択的に用い
ることができるという効果がある。
又、本発明により、インクシートを加熱して、印字を行
う装置であって、消去動作を確実に行うべく、被記録媒
体とインクシートとの剥離条件を例えば、印字後、イン
クシートの剥離のタイミング等の時間によて制御するに
際し、シートのたるみを例えば、モータによるシートの
巻きあげによって制御するか、又は加熱部のヘッドの移
動等の記録速度を制御するか、或いは剥離用のレバーの
移動を制御することによって行えることができます。
又、それらの組合せによって最適な条件に設定すること
ができる装置を提供することが可能となった。
又、本発明により、インクシートを加熱して、印字を行
う装置において、文字を印字するヘッドを文字を消去す
る場合にも用い、更に消去すべき文字の有する領域の全
ドツトに対して、消去用シートを加熱することによって
確実に消去を行うことが可能となった。
又、本発明により、インクシートを加熱して印字を行う
装置において、1行内において、多色記録の切換えを複
数回行うことができる。
又、本発明により、多色記録用のインクシートを用いて
記録を行う場合であって、色を切換える際に必要な動作
を記録動作例えばスペース動作等と関連させて行うこと
により効率良く記録を行うことができる。
又、本発明によ゛す、インクシートを加熱して印字を行
う装置において、1行内において、記録する色に応じ、
シートと加熱位置との相対移動量を可変にすることがで
きる。
又、本発明によりインクシートを加熱して多色の印字が
可能な装置において、第1色から第2色への色の切換え
或いは第2色から第1色への色の切換えをそれぞれに応
じて、最初の色による記録後のインクシートの剥離と次
の色による記録動作を制御でき、効率良く多色の記録を
行うことができる。
又、本発明により、インクシートを加熱して、印字を行
う装置において、インクシートへのヘッドの押圧力を、
多色印字を行う場合の色情報に応じて可変とすることに
より、適正な印字を行なうことができる。
又、消去の場合のヘッドの押圧力とコレクタプルシート
を介して印字を行う場合のヘッドの押圧力を可変にする
ことにより、適正な消去を行なうことができる。
又、印字濃度等の記録条件に応じて、消去の際のヘッド
の位置制御、又は、キャリッジの移動速度の制御、又は
、消去用シートの巻き上げタイミングの制御又は、剥離
レバーの制御又は、消去用のエネルギーを可変に制御す
ること、或いはそれらの組合せで制御を行うことにより
、極めて効率良く、又確実に消去を行うことが可能とな
った。
又、本発明により、色変換の指令に対して、リターン或
いはスペース、或いはスキップ時にはキャリッジ移動を
停止することなく色度えを行うことができる。
又、本発明により、インクシートを加熱して印字を行う
装置において、インクシートの剥離を行う部材をインク
シートの供給側と受は側の間に設け、スペース(空間)
を有効に利用できるという効果がある。
又本発明により、インクシートを加熱して印字を行う装
置において、コレクタプルのインクシートと多色印字用
のインクシートを選択的に用いることができ、多色印字
用のインクシートにおいて、基本色を印字する際に用い
られる剥離用レバーを、コレクタプルのインクシートに
よって印字された文字を消去する場合にも兼用して用い
ることが可能となった。
又、本発明により、インクシートを加熱して印字を行う
装置において、コレクタプルのインクシート或いは、同
一位置において選択的に多色印字が可能なインクシート
と、上記コレクタプルのインクシートを介して印字され
た文字を消去するため−の消去用シートの搭載が可能な
装置を提供することが可能となニた。
又、本発明により、コレクタプルのインクシートを用い
た印字動作成いは多色印字用のインクシートを用いた印
字動作と、上記コレクタプルのインクシートを介して印
字された文字を消去するための消去用リボンを用いた消
去動作の駆動を1つの制御部材で行うことが可能な装置
を提供することが可能となった。
又、本発明によりインクシートを加熱して、印字を行う
装置において、インクシートを剥離する部材を装置本体
側に設けることができ、種々の交換ができるものであっ
てもインクシート側の構造をシンプルにすることが可能
となった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を適用した出力装置の外観図、第2図〜
第4図はキャリッジの説明図、第5図はカムの説明図、
第6図は記録時のカムの動きの説明図、第7図は剥離部
材30の駆動機構の斜視図、第8図は消去時のカムの動
きの説明図、第9図はヘッドとプラテンとの距離を示す
図、第10図はプラテンとキャリッジ及びリボンの位置
関係を示す図、第11図は本発明の構成ブロック図、第
12図はパワーオンシーケンスを示す図、第13図はキ
ー人力ルーチンを示す図、第14−1図、第14−2図
は印字ルーチンの説明図、第15−1図、第15−2図
は消去ルーチンの説明図、第16図は消去リボンと被消
去像の接着力及びその時の消去リボン温度の時間変化を
示す図、第17図、第19図、第21図は確実な消去を
行なうための制御フローチャート、第18図、第20図
、第22図は消去リボン16による剥離の様子を示す図
、第23図は記録像と、ヘッド移動量の関係を示す図、
第24図(1)、  (2)、  (3)は1行の記録
像、及び1文字毎、或いはその前後と関連したヘッドの
移動を示す図、第25図は第24図(2)に示して、1
行の一連の文字の記録を制御するフローチャート。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 インクシートを用いて、被記録体に記録を行う記録装置
    において、 インクシートにおける同一記録位置において、選択的に
    複数色の内の1つで記録可能な構成の多色用インクシー
    トと、 該多色用インクシートを保持する保持手段を有し、 同一行内において上記複数色での記録が可能な様に、記
    録色を行内において切換える切換え手段を上記保持手段
    に設けたことを特徴とする記録装置。
JP6508086A 1986-02-03 1986-03-24 記録装置 Pending JPS6378786A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6508086A JPS6378786A (ja) 1986-03-24 1986-03-24 記録装置
PCT/JP1987/000071 WO1987004666A1 (en) 1986-02-03 1987-02-03 Image recording device and ink-sheet cassette applicable to said device
EP19870901119 EP0255841A4 (en) 1986-02-03 1987-02-03 IMAGE RECORDING DEVICE AND INK SHEET CASSETTE APPLICABLE TO SAID DEVICE.
US07/714,354 US5175563A (en) 1986-02-03 1991-06-12 Image recording apparatus and ink sheet cassette usable in the image recording apparatus

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