JPS6377946A - プラスチツク材の帯電防止加工法 - Google Patents
プラスチツク材の帯電防止加工法Info
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- JPS6377946A JPS6377946A JP22324886A JP22324886A JPS6377946A JP S6377946 A JPS6377946 A JP S6377946A JP 22324886 A JP22324886 A JP 22324886A JP 22324886 A JP22324886 A JP 22324886A JP S6377946 A JPS6377946 A JP S6377946A
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Landscapes
- Treatments Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はプラスチック材の帯電防止加工法に関する。
プラスチック材料は電気の不良導体であるため、摩擦に
より帯電しやすく、加工を困難にしたり、はこりを吸い
つけたりするという不都合が生じやすい。このため、各
種の帯電防止剤が開発され、実用に供されている。本発
明者も、強力な帯電防止効果を有する物質を求めて研究
を重ね、ある種のアリールスルホン酸およびその塩が、
優れた帯電防止作用を有することを見い出だし、これを
特許出願した(特願昭58−21810(特開昭59−
147’073)および特願昭6O−257335)。
より帯電しやすく、加工を困難にしたり、はこりを吸い
つけたりするという不都合が生じやすい。このため、各
種の帯電防止剤が開発され、実用に供されている。本発
明者も、強力な帯電防止効果を有する物質を求めて研究
を重ね、ある種のアリールスルホン酸およびその塩が、
優れた帯電防止作用を有することを見い出だし、これを
特許出願した(特願昭58−21810(特開昭59−
147’073)および特願昭6O−257335)。
本発明は、これらの研究を更に発展させた結果完成され
たものである。
たものである。
即ち、本発明者は、電気絶縁性のプラスデック材料に、
帯電防止剤として上記アリールスルホン酸を混合するこ
とにより、誘電性のあるプラスチック材が得られる事実
に鑑み、アリール基を含有する化合物を構成成分とする
グラスチック材の表面を直接無水硫酸(SOW)で処理
してら同等の帯電防止効果が得られるのではないかとη
え、ガス状または液状の無水硫酸でプラスチック板を処
理した所、極めて誘電性の高いグラスチック板が得られ
ることを見い出だした。一方、アリール基を含有してい
ない化合物で構成されているプラスチック材の場合は、
アリール基を有する化合物で構成されている樹脂で表面
処理し、これに無水硫酸を作用さ仕れば同様の効果が得
られることがわかった。本発明はかかる知見に基き完成
されたものであって、少なくとも表面が、アリール基含
汀化合物を構成成分とする樹脂で((構成されているプ
ラスチック材の表面に無水硫酸を接触さけることからな
るプラスデック材の帯電防止加工法を提供するものであ
る。
帯電防止剤として上記アリールスルホン酸を混合するこ
とにより、誘電性のあるプラスチック材が得られる事実
に鑑み、アリール基を含有する化合物を構成成分とする
グラスチック材の表面を直接無水硫酸(SOW)で処理
してら同等の帯電防止効果が得られるのではないかとη
え、ガス状または液状の無水硫酸でプラスチック板を処
理した所、極めて誘電性の高いグラスチック板が得られ
ることを見い出だした。一方、アリール基を含有してい
ない化合物で構成されているプラスチック材の場合は、
アリール基を有する化合物で構成されている樹脂で表面
処理し、これに無水硫酸を作用さ仕れば同様の効果が得
られることがわかった。本発明はかかる知見に基き完成
されたものであって、少なくとも表面が、アリール基含
汀化合物を構成成分とする樹脂で((構成されているプ
ラスチック材の表面に無水硫酸を接触さけることからな
るプラスデック材の帯電防止加工法を提供するものであ
る。
本発明方法により、直接無水硫酸で処理し得るプラスチ
ック材としては、ポリスチレン樹脂、ポリスチレン樹脂
のもろさを補強したスチレン共重合体(例えばアクリロ
ニトリル、ブタジェンおよびスチレンの共重合体(AB
S樹III)、アクリロニトリルとスチレンの共重合体
(AS樹脂)、アクリロニトリル、塩化ビニルおよびス
チレンの共重合体(ACS樹脂)、アクリロニトリル、
スチレンおよびアクリル酸の共重合体(ASA樹脂)な
ど)、ポリカーボネート樹脂、ポリエステル樹脂、ポリ
フェニレンオキサイド(PPO)樹脂、ポリスルホン樹
脂、キシレン樹脂、アニリン樹脂、およびアルキルベン
ゼン樹脂などが挙げられる。
ック材としては、ポリスチレン樹脂、ポリスチレン樹脂
のもろさを補強したスチレン共重合体(例えばアクリロ
ニトリル、ブタジェンおよびスチレンの共重合体(AB
S樹III)、アクリロニトリルとスチレンの共重合体
(AS樹脂)、アクリロニトリル、塩化ビニルおよびス
チレンの共重合体(ACS樹脂)、アクリロニトリル、
スチレンおよびアクリル酸の共重合体(ASA樹脂)な
ど)、ポリカーボネート樹脂、ポリエステル樹脂、ポリ
フェニレンオキサイド(PPO)樹脂、ポリスルホン樹
脂、キシレン樹脂、アニリン樹脂、およびアルキルベン
ゼン樹脂などが挙げられる。
アリール基を含有しない化合物で構成されているプラス
チック材には特に制限はなく、いかなるものでも使用す
ることができる。ただしこの場合は、上記の、あるいは
それ以外のアリール基含有化合物で構成されるプラスチ
ック材料、例えば前記のAS樹脂を適当な溶媒に溶解し
て得た溶液をその表面に塗布した後、無水硫酸で処理す
る。
チック材には特に制限はなく、いかなるものでも使用す
ることができる。ただしこの場合は、上記の、あるいは
それ以外のアリール基含有化合物で構成されるプラスチ
ック材料、例えば前記のAS樹脂を適当な溶媒に溶解し
て得た溶液をその表面に塗布した後、無水硫酸で処理す
る。
無水硫酸は、ガス状のものであっても溶液状のものであ
ってもよい。ガス状の無水硫酸を使用する場合は、プラ
スデック材を適当な方法で少時無水硫酸ガスに晒らせば
よい。しかしながら、無水硫酸を適当な溶媒に吹き込ん
で得た溶液状の無水硫酸を用いるのが便利である。この
場合、プラスチック材を適当な時間、例えば1分〜20
分間、該溶液に浸漬するか、あるいは該溶液をプラスチ
ック材の表面に塗布すればよい。無水硫酸を吹き込む溶
媒として好ましいものは、aF&酸および無水硫酸に安
定な有機溶媒、例えばハロゲン化炭化水素、特にジクロ
ールエチレンであるがこれらに限定されない。一般に、
プラスチックを構成する化合物のアリール基に陽性基が
置換している場合は、無水硫酸の希溶液(例えば約3%
)で十分目的を達することができるが、アリール基に陰
性基が置換している場合(例えばポリエステル樹脂)、
あるいはアリール部分が少ない樹脂(例えばABS樹脂
、AS樹脂、ACS樹脂、ASA樹脂の如きスチレンの
共重合樹脂)の場合は、無水硫酸の高濃度溶液(例えば
10〜25%)を用いるのが好ましい。
ってもよい。ガス状の無水硫酸を使用する場合は、プラ
スデック材を適当な方法で少時無水硫酸ガスに晒らせば
よい。しかしながら、無水硫酸を適当な溶媒に吹き込ん
で得た溶液状の無水硫酸を用いるのが便利である。この
場合、プラスチック材を適当な時間、例えば1分〜20
分間、該溶液に浸漬するか、あるいは該溶液をプラスチ
ック材の表面に塗布すればよい。無水硫酸を吹き込む溶
媒として好ましいものは、aF&酸および無水硫酸に安
定な有機溶媒、例えばハロゲン化炭化水素、特にジクロ
ールエチレンであるがこれらに限定されない。一般に、
プラスチックを構成する化合物のアリール基に陽性基が
置換している場合は、無水硫酸の希溶液(例えば約3%
)で十分目的を達することができるが、アリール基に陰
性基が置換している場合(例えばポリエステル樹脂)、
あるいはアリール部分が少ない樹脂(例えばABS樹脂
、AS樹脂、ACS樹脂、ASA樹脂の如きスチレンの
共重合樹脂)の場合は、無水硫酸の高濃度溶液(例えば
10〜25%)を用いるのが好ましい。
無水硫酸による処理は通常、常温で短時間(例えば1〜
15分)行なう。
15分)行なう。
尚、アリール基に陽性基が置換している場合は、常温、
好ましくは高温(70〜80℃)の濃硫酸で処理するか
、あるいは五酸化燐のような脱水剤を加えた濃硫酸で処
理するだけでも本発明の目的を達成し得ることがわかっ
た。従って、本明細書に於いて「無水硫酸による処理」
とは、便宜上、かかる無水硫酸を含まない濃硫酸による
処理をも包含するものとする。
好ましくは高温(70〜80℃)の濃硫酸で処理するか
、あるいは五酸化燐のような脱水剤を加えた濃硫酸で処
理するだけでも本発明の目的を達成し得ることがわかっ
た。従って、本明細書に於いて「無水硫酸による処理」
とは、便宜上、かかる無水硫酸を含まない濃硫酸による
処理をも包含するものとする。
プラスチック材を無水硫酸で処理した後、水洗、乾燥す
れば、誘電性が著しく高められたプラスチック材が得ら
れる。ただし、プラスチック材表面の酸性度を弱化せし
める必要のある場合は、5〜15%アンモニア水で処理
した後乾燥する。この場合、帯電防止効果は若干低下す
るが、それでも従来の帯電防止剤による効果と比較する
とその効果は遥かに強い。
れば、誘電性が著しく高められたプラスチック材が得ら
れる。ただし、プラスチック材表面の酸性度を弱化せし
める必要のある場合は、5〜15%アンモニア水で処理
した後乾燥する。この場合、帯電防止効果は若干低下す
るが、それでも従来の帯電防止剤による効果と比較する
とその効果は遥かに強い。
一般にプラスチックは優れた絶縁材料であり、ポリスチ
レン、ポリエチレン、メタクリル酸メチル樹脂、ポリ四
ふっ化エチレンなどの体積抵抗率は1015〜1019
Ωcm程度であり、熱可塑性ポリエステルPRP、PP
O樹脂などは1Q15〜10′7Ωcm、それ以外のプ
ラスチック(例えばナイロン)では10”−10”9c
mである。これらの高絶縁性材料を、前記のアリールス
ルホン酸帯電防止剤で処理した場合は、抵抗率を107
〜108程度にまで低下させることができる。しかしな
がら、本発明方法で加工処理すればこの抵抗率を10’
〜10′′ΩC,wまで下げることができ、この効果は
画期的なものである。
レン、ポリエチレン、メタクリル酸メチル樹脂、ポリ四
ふっ化エチレンなどの体積抵抗率は1015〜1019
Ωcm程度であり、熱可塑性ポリエステルPRP、PP
O樹脂などは1Q15〜10′7Ωcm、それ以外のプ
ラスチック(例えばナイロン)では10”−10”9c
mである。これらの高絶縁性材料を、前記のアリールス
ルホン酸帯電防止剤で処理した場合は、抵抗率を107
〜108程度にまで低下させることができる。しかしな
がら、本発明方法で加工処理すればこの抵抗率を10’
〜10′′ΩC,wまで下げることができ、この効果は
画期的なものである。
以下に実施例を挙げて更に詳細に本発明を説明する。
実施例1
ポリスチレン板(lOX5X0.2cx)を、濃硫酸に
無水硫酸を3%濃度となる様に吹き込んで調製した溶液
に1分間浸漬し、十分量の水で洗浄した後乾燥した試料
、および無水硫酸で同様に処理し、アンモニア水に浸漬
した後乾燥した試料の電気抵抗を常法に従って測定した
。
無水硫酸を3%濃度となる様に吹き込んで調製した溶液
に1分間浸漬し、十分量の水で洗浄した後乾燥した試料
、および無水硫酸で同様に処理し、アンモニア水に浸漬
した後乾燥した試料の電気抵抗を常法に従って測定した
。
AS樹脂、ABS樹脂、ACS樹脂およびASA樹脂に
ついても上と同様の実験を行ない、電気抵抗、即ち無水
硫酸による処理の帯電防止効果を測定した。結果を以下
の表1に示す。
ついても上と同様の実験を行ない、電気抵抗、即ち無水
硫酸による処理の帯電防止効果を測定した。結果を以下
の表1に示す。
表から明らかな様に、本発明方法により加工処理したプ
ラスデック板は著しく誘電性(導電性)に優れており、
本発明方法がプラスチック材の優れた帯電防止加工法で
あることを示している。
ラスデック板は著しく誘電性(導電性)に優れており、
本発明方法がプラスチック材の優れた帯電防止加工法で
あることを示している。
Claims (1)
- 1、少なくとも表面が、アリール基含有化合物を構成成
分とする樹脂で構成されているプラスチック材の表面に
無水硫酸を接触させることからなるプラスチック材の帯
電防止加工法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22324886A JPS6377946A (ja) | 1986-09-19 | 1986-09-19 | プラスチツク材の帯電防止加工法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22324886A JPS6377946A (ja) | 1986-09-19 | 1986-09-19 | プラスチツク材の帯電防止加工法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6377946A true JPS6377946A (ja) | 1988-04-08 |
Family
ID=16795120
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22324886A Pending JPS6377946A (ja) | 1986-09-19 | 1986-09-19 | プラスチツク材の帯電防止加工法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6377946A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2445854A (en) * | 2007-01-16 | 2008-07-23 | Sulfo Technologies Llc | Hydrophilic polymer substrates |
DE112010002171T5 (de) | 2009-05-29 | 2013-03-21 | Dic Corp. | Oberflächenbehandeltes Substrat und Schutzfolie für die Lichtauffangseite von Solarzellen, welche diese verwenden, und Solarzellenmodul |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5469185A (en) * | 1977-11-15 | 1979-06-02 | Nippon Zeon Co Ltd | Prefparation of hydrophilic rigid plastic moldings for medical treatment |
-
1986
- 1986-09-19 JP JP22324886A patent/JPS6377946A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5469185A (en) * | 1977-11-15 | 1979-06-02 | Nippon Zeon Co Ltd | Prefparation of hydrophilic rigid plastic moldings for medical treatment |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2445854A (en) * | 2007-01-16 | 2008-07-23 | Sulfo Technologies Llc | Hydrophilic polymer substrates |
DE112010002171T5 (de) | 2009-05-29 | 2013-03-21 | Dic Corp. | Oberflächenbehandeltes Substrat und Schutzfolie für die Lichtauffangseite von Solarzellen, welche diese verwenden, und Solarzellenmodul |
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